JP4386397B2 - 船外機における内燃機関冷却用水調圧装置 - Google Patents

船外機における内燃機関冷却用水調圧装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、内燃機関に供給される冷却用水を調圧する調圧弁を備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記船外機における内燃機関冷却用水調圧装置には、従来、特開平10−24899号公報で示されるものがある。
【0003】
上記公報のものによれば、船外機における内燃機関冷却用水調圧装置は、船体に支持されるケースと、このケースの下端部に支承されるプロペラと、上記ケースの上端部に支持される上記プロペラ駆動用の内燃機関と、上記ケースに形成されこのケースの下部から上記内燃機関に向って冷却用の水を流動させる水供給通路と、上記ケースに形成され上記内燃機関を冷却した後の水を上記ケースの下部に向けて流動させる排水通路と、上記水供給通路における水の一部を上記排水通路に排水させて上記水供給通路における水圧を調整可能とする調圧弁とを備えている。
【0004】
また、上記構成において、調圧弁が、その外殻を構成する弁本体と、この弁本体に形成され上記水供給通路と排水通路とを互いに連通させる水通路と、上記弁本体の内部に収容され上記水供給通路における水圧に対抗するようばねの弾性力で付勢されて上記水通路を開閉自在に閉じる弁体とを備えたものがある。
【0005】
上記内燃機関を駆動させれば、この駆動に水中の上記プロペラが連動して、船が水面上を推進可能とされる。
【0006】
上記内燃機関の駆動中には、この内燃機関に形成された冷却水用の水ジャケットに上記水供給通路を通し冷却用の水が供給され、もって、上記内燃機関が高温になることが防止されて円滑な駆動状態が維持される。また、この場合、上記水供給通路における水圧が過大になることは上記調圧弁によって防止され、もって、水ジャケット内の水がこの水ジャケットのシール部から漏出するということが防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術において、上記ケースへの調圧弁の組み付け作業では、まず、上記ばねと弁体とを上記ケースに組み付け、次に、上記したばねと弁体とに外嵌するように上記弁本体を上記ケースに組み付けることが行われる。
【0008】
即ち、上記従来の技術では、ケースへの調圧弁の組み付け作業は、この調圧弁の構成部品を個別にケースに組み付けるというものであるが、これでは、上記調圧弁の各構成部品の管理が煩雑となり、よって、上記組み付け作業が煩雑となりがちである。
【0009】
しかも、上記ケースへの弁本体の取り付けには別途の締結具が用いられるようになっており、よって、上記調圧弁の部品点数が多いことから、その構成が複雑になると共に、上記組み付け作業がより煩雑となりがちである。
【0010】
また、上記従来の技術では、上記水供給通路における水圧を調整するため、上記水供給通路における水の一部を排水させているが、この水の一部はその後利用されることなく無駄に排水されている。
【0011】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、船体に支持されるケースと、このケースの上端部に支持される内燃機関と、上記内燃機関の冷却用水を調圧する調圧弁とを備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置において、上記ケースへの調圧弁の組み付け作業が容易にできるようにし、かつ、上記水調圧装置を簡単な構成にさせることを課題とする。
【0012】
また、上記内燃機関の冷却用水が有効に利用されるようにすることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の船外機における内燃機関冷却用水調圧装置は、次の如くである。
【0014】
請求項1の発明は、船体3に支持されるケース8と、このケース8の下端部に支承されるプロペラ9と、上記ケース8の上端部に支持される上記プロペラ9駆動用の内燃機関10と、上記ケース8に形成されこのケース8の下部から上記内燃機関10に向って冷却用の水17を流動させる水供給通路19と、上記ケース8に形成され上記内燃機関10を冷却した後の水17を上記ケース8の下部に向けて流動させる排水通路20と、上記水供給通路19における水17の一部17aを上記排水通路20に排水させて上記水供給通路19における水圧を調整可能とする調圧弁22とを備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置において、
【0015】
上記水供給通路19と排水通路20の各一部分19a,20aを、互いに上下に配設すると共に上記ケース8の上面近傍に配設し、上記水供給通路19と排水通路20の各一部分19a,20aを互いに連通させるよう形成されると共に上記ケース8の上面から上方に向って開口する連通孔24を設け、この連通孔24に上記ケース8の上方から上記調圧弁22を嵌脱自在に嵌入して上記ケース8に取り付けたものである。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記調圧弁22が、その外殻を構成する弁本体27と、この弁本体27に形成され上記水供給通路19と排水通路20の各一部分19a,20aを互いに連通させる水通路28と、上記弁本体27の内部に収容され上記水供給通路19における水圧に対抗するようばね33の弾性力で付勢されて上記水通路28を開閉自在に閉じる弁体34とを備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置において、
【0017】
上記連通孔24の内周面に雌ねじ40を形成する一方、上記弁本体27の外周面に雄ねじ41を形成し、上記雌ねじ40への雄ねじ41の螺合で、上記調圧弁22を上記ケース8に着脱自在に取り付けたものである。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記排水通路20の他部分20bを上記ケース8内に設けられた高温部47の近傍に配設し、上記調圧弁22により上記水供給通路19から排水された水17の一部17aを、上記排水通路20の他部分20bに排水させるようようにしたものである。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1から3のうちいずれか1つの発明に加えて、上記弁本体27を樹脂製としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0021】
図において、符号1は船で、この船1は水面2上に浮く船体3と、この船体3の後端部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット4と、このクランプブラケット4を介して上記船体3の後端部に支持される船外機5とを備えている。また、図中矢印Frは、上記船体3の前方を示している。
【0022】
上記船外機5はこの船外機5の下部を構成するケース8を備えている。このケース8は上下方向に長く延びて、その上部が上記クランプブラケット4に枢支手段7により支持され、つまり、上記ケース8は、上記クランプブラケット4と枢支手段7を介し上記船体3の後端部に支持されている。一方、上記ケース8の下部は、上記水面2下に没入させられている。
【0023】
また、上記船外機5は、上記水面2下で軸心が前後方向に延びて上記ケース8の下端部にその軸心回りに回転自在に支承されるプロペラ9と、上記ケース8の上面に載置されてこのケース8の上端部に支持される上記プロペラ9駆動用の内燃機関10と、上記ケース8の内部に収容され上記内燃機関10に上記プロペラ9を連動連結させる動力伝達手段11と、上記内燃機関10にその上方から嵌脱自在に外嵌して、この内燃機関10を全体的に覆い、かつ、上記ケース8の上端部に着脱自在に取り付けられる樹脂製のカウリング12とを備えている。
【0024】
上記ケース8に形成され上記内燃機関10からの排気13を上記内燃機関10から水面2下のケース8の外部にまで流動可能とさせる排気通路14が設けられている。
【0025】
上記船外機5は、上記内燃機関10を水面2下の水17により冷却させる水冷却装置18を備えている。
【0026】
上記水冷却装置18は、上記ケース8に形成され水面2下のケース8の下部から上記内燃機関10に向って冷却用の水17を流動可能とさせる水供給通路19と、上記内燃機関10に形成され上記水供給通路19を通し供給された水17を流動させて内燃機関10を冷却可能とさせる不図示の冷却水ジャケットと、上記ケース8に形成され上記冷却水ジャケットを流動して上記内燃機関10を冷却した後の水17を上記ケース8の上部からこのケース8の下部外方の水面2下に排出させるよう流動可能とさせる排水通路20と、上記内燃機関10に動力伝達手段11を介し連動して上記水供給通路19の下端部に水17を送り込む水ポンプ21と、上記水供給通路19における水17の一部17aを上記排水通路20に排水させ上記水供給通路19における水圧を調整可能とする調圧弁22とを備えている。
【0027】
上記ケース8の上端部には、上記水供給通路19と排水通路20の各一部分19a,20aが互いに上下に接近して配設され、かつ、これら一部分19a,20aは上記ケース8の上面近傍に配設されている。上記各一部分19a,20aを互いに連通させるよう形成されると共に上記ケース8の上面から上方に向って開口する連通孔24が形成され、この連通孔24は断面が円形で、その軸心25はほぼ鉛直方向に延びている。
【0028】
図1中一点鎖線で示すように、上記調圧弁22は、上記連通孔24に上記ケース8の上方から嵌脱自在とされており、図1中実線で示すように、上記調圧弁22は、上記連通孔24に嵌入されて上記ケース8に着脱自在に取り付けられている。
【0029】
このため、上記ケース8への調圧弁22の組み付け作業では、完成品としての調圧弁22をケース8に組み付ければよいことから、従来の技術のように、調圧弁22の構成部品を個別にケース8に組み付けていたことに比べて、上記ケース8への調圧弁22の組み付け作業は容易にできる。
【0030】
また、上記したように、水供給通路19と排水通路20の各一部分19a,20aを互いに上下に配設すると共に上記ケース8の上面近傍に配設したため、上記各一部分19a,20aを互いに連通させるための上記連通孔24の軸方向の長さは短くて足り、これに伴い、上記調圧弁22の上下方向の長さも短くて足りる。
【0031】
よって、上記調圧弁22はコンパクトな形状となることから、作業空間が狭い船外機5にあっても、上記ケース8への上記調圧弁22の組み付け作業は容易にできる。
【0032】
上記調圧弁22は、その外殻を構成し上記軸心25上に位置して全体として円柱形状をなすナイロン樹脂製の弁本体27と、この弁本体27に形成され上記水供給通路19と排水通路20の各一部分19a,20aを互いに連通させる水通路28とを備えている。この水通路28の一端部29は上記軸心25上に位置して上記弁本体27の下端部から上記水供給通路19の一部分19aに向って開口し、上記一端部29にはゴム製で弾性の円筒体30が内嵌されている。上記水通路28の他端部31は上記弁本体27の側面から上記排水通路20の一部分20aに向って開口している。
【0033】
上記調圧弁22は、上記弁本体27の内部の水通路28に収容され上記水供給通路19における水圧に対抗するようばね33の弾性力で付勢されて上記水通路28の一端部29を開閉自在に閉じるナイロン樹脂製の弁体34を備えている。この弁体34は、上記水通路28の一端部29の円筒体30に弁本体27の内部側から上記軸心25に沿って摺動自在に嵌入させられている。
【0034】
上記弁本体27は、互いに別体である上、下部材36,37を備え、これら36,37が互いに圧接するよう嵌合させられて、弁本体27が成形されている。この場合、上記上、下部材36,37の嵌合前にこれらの間に弁体34が介設され、この状態で上記上、下部材36,37が嵌合させられることによって、上記弁体34が上記弁本体27内に取り出し不能に収容されている。
【0035】
上記ケース8に上記調圧弁22を着脱自在に取り付ける固着手段39が設けられている。この固着手段39は、上記軸心25周りで上記連通孔24の内周面に形成される雌ねじ40と、上記弁本体27の外周面に形成される雄ねじ41と、上記弁本体27の上端部に形成され上記ケース8の上面の外方で捻回工具と係合可能とされる6角頭形状の係合部42とを備え、上記工具により上記雌ねじ40に対し上記雄ねじ41を螺合させれば、上記調圧弁22が上記ケース8に着脱自在に取り付けられる。
【0036】
このため、上記ケース8に対する調圧弁22の取り付けは、上記ケース8に形成された雌ねじ40と、上記水ポンプ21に形成された雄ねじ41とで達成されることから、従来の技術のように別途の締結具は不要であり、よって、上記調圧弁22の構成が簡単になると共に、別途の締結具への操作をしないで済む分、上記ケース8への調圧弁22の組み付け作業はより容易となる。
【0037】
上記弁本体27のうち、ほぼ上記係合部42のみが上記ケース8の上面から外方に突出させられている。よって、上記係合部42の突出により、上記弁本体27の係合部42への工具の係合が容易にできる一方、上記調圧弁22が上記ケース8の上面から無用に大きく突出することが防止されている。
【0038】
上記連通孔24の上端内周面と弁本体27の外周面とが互いに対向する間にはOリングであるシール体44が介設されている。また、上記水通路28の一端部29と他端部31との間における水通路28の部分の内周面と上記弁本体27の外周面とが互いに対向する間にはOリングである他のシール体44が介設されている。
【0039】
上記各シール体44は調圧弁22の一部を構成するもので、上記弁本体27に取り付けられており、この弁本体27と一体的に、上記連通孔24に嵌脱自在とされる。
【0040】
図1中一点鎖線で示すように、上記内燃機関10の高速時など、この内燃機関10に動力伝達手段11を介し水ポンプ21が駆動させられて、上記水供給通路19の水圧が高くなると、この水圧により、上記弁本体27が上記ばね33の弾性力に抗して上記水通路28の内部側に向って押動される。すると、上記水通路28の一端部29が開かれて、上記水供給通路19の水17の一部17aが、上記水供給通路19よりも水圧が低い上記排水通路20に排水され、もって、上記水供給通路19の水圧が調整可能とされている。
【0041】
上記ケース8には、上記内燃機関10のための潤滑油を溜めるオイルパン46が形成されている。上記排気通路14やオイルパン46は、内燃機関10の駆動に伴い高温とされる高温部47であり、この高温部47の近傍に上記排水通路20の他部分20bが配設されている。
【0042】
上記調圧弁22により上記水供給通路19の一部分19aから排水された水17の一部17aは、上記排水通路20の一部分20aと、上記ケース8に形成された連通路48を通り、上記排水通路20の他部分20bに排水させられる。
【0043】
このため、上記水17の一部17aは無用に排水されるのではなく、上記高温部47の冷却に利用される。しかも、上記水17の一部17aは、内燃機関10を冷却する以前のものであるため、上記高温部47の冷却が効果的となり、よって、水17の一部17aは十分に有効利用される。
【0044】
また、船外機5は海水に曝されることが多いが、前記したように弁本体27と弁体34とは共に樹脂製とされており、このため、上記弁本体27と弁体34とに発錆が防止され、よって、上記調圧弁22は円滑に作動して、上記水供給通路19の水圧の調整が精度よく行われる。
【0045】
図1,3,5において、上記弁本体27の係合部42に係脱自在に係合して上記ケース8の上面に締結具50により着脱自在に締結される回り止め具51が設けられている。
【0046】
図1中一点鎖線で示すように、上記締結具50を弛めて、上記係合部42への回り止め具51の係合を解除させれば、捻回工具による上記係合部42への捻回操作が可能となる。
【0047】
なお、以上は図示の例によるが、上記水供給通路19と排水通路20の各一部分19a,20aの上下関係は逆であってもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0049】
請求項1の発明は、船体に支持されるケースと、このケースの下端部に支承されるプロペラと、上記ケースの上端部に支持される上記プロペラ駆動用の内燃機関と、上記ケースに形成されこのケースの下部から上記内燃機関に向って冷却用の水を流動させる水供給通路と、上記ケースに形成され上記内燃機関を冷却した後の水を上記ケースの下部に向けて流動させる排水通路と、上記水供給通路における水の一部を上記排水通路に排水させて上記水供給通路における水圧を調整可能とする調圧弁とを備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置において、
【0050】
上記水供給通路と排水通路の各一部分を、互いに上下に配設すると共に上記ケースの上面近傍に配設し、上記水供給通路と排水通路の各一部分を互いに連通させるよう形成されると共に上記ケースの上面から上方に向って開口する連通孔を設け、この連通孔に上記ケースの上方から上記調圧弁を嵌脱自在に嵌入して上記ケースに取り付けてある。
【0051】
このため、上記ケースへの調圧弁の組み付け作業では、完成品としての調圧弁をケースに組み付ければよいことから、従来の技術のように、この調圧弁の構成部品を個別にケースに組み付けていたことに比べて、上記ケースへの調圧弁の組み付け作業は容易にできる。
【0052】
また、上記したように、水供給通路と排水通路の各一部分を互いに上下に配設すると共に上記ケースの上面近傍に配設したため、上記各一部分を互いに連通させるための上記連通孔の軸方向の長さは短くて足り、これに伴い、上記調圧弁の上下方向の長さも短くて足りる。
【0053】
よって、上記調圧弁はコンパクトな形状となることから、作業空間が狭い船外機5にあっても、上記ケースへの上記調圧弁の組み付け作業は容易にできる。
【0054】
請求項2の発明は、上記調圧弁が、その外殻を構成する弁本体と、この弁本体に形成され上記水供給通路と排水通路の各一部分を互いに連通させる水通路と、上記弁本体の内部に収容され上記水供給通路における水圧に対抗するようばねの弾性力で付勢されて上記水通路を開閉自在に閉じる弁体とを備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置において、
【0055】
上記連通孔の内周面に雌ねじを形成する一方、上記弁本体の外周面に雄ねじを形成し、上記雌ねじへの雄ねじの螺合で、上記調圧弁を上記ケースに着脱自在に取り付けてある。
【0056】
このため、上記ケースに対する調圧弁の取り付けは、上記ケースに形成された雌ねじと、上記水ポンプに形成された雄ねじとで達成されることから、従来の技術のように別途の締結具は不要であり、よって、上記調圧弁の構成が簡単になると共に、別途の締結具への操作をしないで済む分、上記ケースへの調圧弁の組み付け作業はより容易となる。
【0057】
請求項3の発明は、上記排水通路の他部分を上記ケース内に設けられた高温部の近傍に配設し、上記調圧弁により上記水供給通路から排水された水の一部を、上記排水通路の他部分に排水させるようようにしてある。
【0058】
このため、上記水の一部は無用に排水されるのではなく、上記高温部の冷却に利用される。しかも、上記水の一部は、内燃機関を冷却する以前のものであるため、上記高温部の冷却が効果的となり、よって、水の一部は十分に有効利用される。
【0059】
請求項4の発明は、上記弁本体を樹脂製としてある。
【0060】
このため、船外機は海水に曝されることが多いが、上記弁本体に発錆が防止され、よって、上記調圧弁は円滑に作動して、上記水供給通路の水圧の調整が精度よく行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の部分拡大断面図である。
【図2】船外機の全体側面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】図3の4‐4線矢視図である。
【図5】図1で示したものの平面図である。
【符号の説明】
1 船
2 水面
3 船体
5 船外機
8 ケース
9 プロペラ
10 内燃機関
11 動力伝達手段
17 水
17a 一部
18 水冷却装置
19 水供給通路
19a 一部分
20 排水通路
20a 一部分
20b 他部分
21 水ポンプ
22 調圧弁
24 連通孔
25 軸心
27 弁本体
28 水通路
29 一端部
31 他端部
33 ばね
34 弁体
39 固着手段
40 雌ねじ
41 雄ねじ
42 係合部
47 高温部

Claims (4)

  1. 船体に支持されるケースと、このケースの下端部に支承されるプロペラと、上記ケースの上端部に支持される上記プロペラ駆動用の内燃機関と、上記ケースに形成されこのケースの下部から上記内燃機関に向って冷却用の水を流動させる水供給通路と、上記ケースに形成され上記内燃機関を冷却した後の水を上記ケースの下部に向けて流動させる排水通路と、上記水供給通路における水の一部を上記排水通路に排水させて上記水供給通路における水圧を調整可能とする調圧弁とを備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置において、
    上記水供給通路と排水通路の各一部分を、互いに上下に配設すると共に上記ケースの上面近傍に配設し、上記水供給通路と排水通路の各一部分を互いに連通させるよう形成されると共に上記ケースの上面から上方に向って開口する連通孔を設け、この連通孔に上記ケースの上方から上記調圧弁を嵌脱自在に嵌入して上記ケースに取り付けた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置。
  2. 上記調圧弁が、その外殻を構成する弁本体と、この弁本体に形成され上記水供給通路と排水通路の各一部分を互いに連通させる水通路と、上記弁本体の内部に収容され上記水供給通路における水圧に対抗するようばねの弾性力で付勢されて上記水通路を開閉自在に閉じる弁体とを備えた船外機における内燃機関冷却用水調圧装置において、
    上記連通孔の内周面に雌ねじを形成する一方、上記弁本体の外周面に雄ねじを形成し、上記雌ねじへの雄ねじの螺合で、上記調圧弁を上記ケースに着脱自在に取り付けた請求項1に記載の船外機における内燃機関冷却用水調圧装置。
  3. 上記排水通路の他部分を上記ケース内に設けられた高温部の近傍に配設し、上記調圧弁により上記水供給通路から排水された水の一部を、上記排水通路の他部分に排水させるようようにした請求項1、もしくは2に記載の船外機における内燃機関冷却用水調圧装置。
  4. 上記弁本体を樹脂製とした請求項1から3のうちいずれか1つに記載の船外機における内燃機関冷却用水調圧装置。
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