JPH1024899A - 船外機の冷却装置 - Google Patents

船外機の冷却装置

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JPH1024899A
JPH1024899A JP8180434A JP18043496A JPH1024899A JP H1024899 A JPH1024899 A JP H1024899A JP 8180434 A JP8180434 A JP 8180434A JP 18043496 A JP18043496 A JP 18043496A JP H1024899 A JPH1024899 A JP H1024899A
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JP
Japan
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cooling water
engine
fuel
passage
cylinder head
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JP8180434A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Iwata
良文 岩田
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機において燃料の気化促進を図って燃焼
安定性を高める。 【解決手段】 シリンダボディ20の冷却水通路とシリ
ンダヘッド21の冷却水通路とをこれらが互いに独立す
るように形成する。シリンダボディ20の冷却水通路の
下流側にシリンダヘッド21の冷却水通路を連通させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射装置によ
って燃料が供給されるエンジンを船外機外の水で冷却す
る船外機の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機は、水中から吸入した水を
エンジン冷却水として使用している。このエンジン冷却
水は、ウォーターポンプからエンジン内の冷却水通路に
供給されてシリンダボディやシリンダヘッドなどを冷却
し、サーモスタットが介在する排出通路を通して排気管
中に排出している。前記冷却水通路は、エンジン冷却水
をシリンダボディおよびシリンダヘッドの下部に供給
し、エンジン上部から前記排出通路へ排出するように構
成している。
【0003】また、この種の船外機で電子制御式燃料供
給装置を使用する場合には、船体の主燃料タンクから船
外機内のベーパーセパレータタンクに燃料を供給し、こ
こから気筒毎の吸気通路に臨む燃料噴射装置に燃料を圧
送している。前記燃料噴射装置に燃料を供給する高圧燃
料系は、各燃料噴射装置を共通の燃料レールに接続し、
この燃料レールに高圧燃料ポンプで前記ベーパーセパレ
ータタンクから燃料を圧送し、余剰燃料を燃料レールか
らベーパーセパレータタンクへ戻す構造を採っている。
【0004】前記電子制御式燃料供給装置は、前記高圧
燃料系における燃料レールの下流側にプレッシャーレギ
ュレータを介装し、このプレッシャーレギュレータによ
って、スロットル弁より下流側の吸気管内の負圧に応じ
て前記燃料レール内の燃料圧力(噴射圧力)を増減さ
せ、吸気管内の圧力と燃料圧力との差が一定になるよう
にしている。このプレッシャレギュレータは、ダイヤフ
ラム型のアクチュエータで弁体を駆動する圧力調整弁で
ある。このプレッシャレギュレータの構成を図9によっ
て説明する。
【0005】図9は従来のプレッシャレギュレータの構
成を示す断面図である。同図中に符号1で示すプレッシ
ャレギュレータは、ハウジング2内をダイヤフラム3に
よって液室4と気室5とに画成する構造を採っている。
前記液室4に高圧燃料系を連通させ、前記気室5に吸気
系を連通させている。6は燃料レールを示し、7は燃料
戻り通路を示し、8はスロットル弁下流側の吸気通路と
前記気室5とを連通するための圧力導入管を示す。ま
た、9は前記ダイヤフラム3に設けた弁体を示し、10
は前記弁体9を閉側へ付勢する圧縮コイルばねを示す。
【0006】このプレッシャレギュレータ1は、圧縮コ
イルばね10の弾発力と気室5の圧力(吸気負圧)とを
合わせた力(以下、この力を駆動圧力という)と、液室
4の圧力、言い換えれば燃料レール6側の燃料圧力との
差に応じて開閉するように構成している。すなわち、図
に示す全閉状態から吸気負圧が大きくなって前記駆動圧
力が小さくなると、弁体9は前記駆動圧力と液室4の圧
力とが釣合う位置まで図において上側へ移動する。この
とき、液室4内の燃料が燃料戻り通路7へ流れるので、
燃料レール6内の燃料の圧力が低下する。
【0007】このため、このプレッシャーレギュレータ
1を使用すると、前記吸気負圧が大きくなるにしたがっ
て燃料レール6内の圧力が低下し、燃料噴射装置が噴射
する燃料の圧力が低くなる。
【0008】すなわち、この電子制御式燃料供給装置を
使用すると、エンジン運転域が高負荷高速運転域にある
とき(スロットル弁開度が大きく、吸気負圧が小さいと
き)には、燃料噴射装置が噴射する燃料の圧力が相対的
に高くなり、エンジン運転域が低負荷低速運転域にある
とき(スロットル弁開度が小さく、吸気負圧が大きいと
き)には前記燃料の圧力が相対的に低くなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、電子制御式
燃料供給装置を備えた船外機は燃焼が安定しないことが
あった。これは、エンジン内の冷却水通路は常に新たな
エンジン冷却水(船外機の周囲の水)が供給されるた
め、シリンダヘッドやこれに接続した吸気管が過冷却の
状態になり易いからであると考えられる。
【0010】すなわち、シリンダヘッドや吸気管が過冷
却の状態になると、燃料噴射装置によって噴射された燃
料が気化するための熱が不足してしまうので、噴霧され
た燃料が充分に気化せずに燃焼室に供給されてしまい、
燃焼が不安定になる。この現象は、エンジン運転域が低
負荷低速域にあるとき(燃料噴射装置が噴射する燃料の
圧力が相対的に小さく、噴射された燃料の粒が相対的に
大きくなるとき)に顕著に現れる。
【0011】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、船外機において燃料の気化促進を図
って燃焼安定性を高めることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る船外機
の冷却装置は、シリンダボディの冷却水通路とシリンダ
ヘッドの冷却水通路とをそれぞれ独立させて形成し、シ
リンダボディの冷却水通路の下流側にシリンダヘッドの
冷却水通路を連通させたものである。本発明によれば、
シリンダボディを冷却して温度が上昇したエンジン冷却
水がシリンダヘッドの冷却水通路に流入するから、吸気
通路の壁面および吸気通路内がエンジン冷却水によって
加温される。
【0013】第2の発明に係る船外機の冷却装置は、第
1の発明に係る船外機の冷却装置において、シリンダヘ
ッドの冷却水通路を吸気ポート側通路と排気ポート側通
路とに画成し、前記排気ポート側通路の下流側に吸気ポ
ート側通路を連通させたものである。したがって、シリ
ンダヘッド内の吸気通路の壁面および吸気通路内は、シ
リンダボディとシリンダヘッド内の排気ポートを冷却し
て温度が上昇したエンジン冷却水で加温される。
【0014】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 以下、第1の発明に係る船外機の冷却装置の一実施の形
態を図1ないし図5によって詳細に説明する。図1は第
1の発明に係る冷却装置を採用した船外機の側面図、図
2はエンジンの側面図、図3はエンジンを船外機の後方
から見た状態を示す図、図4は電子制御式燃料供給装置
の概略構成を示す図、図5はエンジン冷却水の流れを説
明するためのブロック図である。
【0015】これらの図において、符号11はこの実施
の形態による船外機を示す。この船外機11は、4サイ
クル4気筒型エンジン12を上部に搭載するとともに、
前部にクランプ機構13を備えている。図1において符
号14はこの船外機11のアッパーケーシング、15は
ロアケーシング、16はガイドエキゾースト、17はカ
ウリングを示す。
【0016】前記エンジン12は、シリンダ18(図4
参照)を上下方向に並べてクランク軸19(図2参照)
をその軸線が上下方向を向くように支架した構造を採
り、図2に示すように、シリンダボディ20の船外機後
側にシリンダヘッド21を配設している。このシリンダ
ヘッド21は、船外機左側に吸気マニホールド22を接
続し、船外機右側に排気マニホールド23(図3参照)
を接続している。前記吸気マニホールド22は、上流端
にスロットル弁24を接続し、このスロットル弁24の
下流側にサージタンク22aを設けるとともに、このサ
ージタンク22aに気筒毎の分岐管22bを設けた構造
を採っている。前記排気マニホールド23は、各気筒の
排気通路を集合させてガイドエキゾースト16内の排気
通路(図示せず)に排出するように構成している。な
お、このガイドエキゾースト16内の排気通路は、アッ
パーケーシング14内に設けた排気管(図示せず)に排
気を排出する構造を採っている。
【0017】このエンジン12のクランク軸19は、図
1に示すように下端にドライブシャフト25を連結し、
このドライブシャフト25の下端に連結した前後進切替
機構26を介してプロペラ27を駆動する構造を採って
いる。また、前記ドライブシャフト25は、下部にウォ
ーターポンプ28を軸装し、エンジン運転時にはこのウ
ォーターポンプ28をも駆動するように構成している。
前記ウォーターポンプ28は、水中から吸入した水を冷
却水供給管29を介してエンジン12の後述する冷却系
に供給するように構成している。
【0018】エンジン12に燃料を供給するには、燃料
を燃料噴射装置30によって吸気通路中に噴射する電子
制御式燃料供給装置を用いている。この燃料供給装置
は、図4に示すように、船体の主燃料タンク31から船
外機内のベーパーセパレータタンク32に低圧燃料ポン
プ33によって燃料を送り、このベーパーセパレータタ
ンク32から気筒毎の燃料噴射装置30に燃料を圧送す
る構造を採っている。この燃料噴射装置30は、燃料が
吸気弁12aに吹付けられるように、燃料噴射口を吸気
通路に臨ませてシリンダヘッド21に取付けている。
【0019】燃料噴射装置30に燃料を供給する高圧燃
料系は、各燃料噴射装置30を1本の燃料レール34に
接続し、この燃料レール34の下端に前記ベーパーセパ
レータタンク32から高圧燃料ポンプ35によって燃料
を圧送するとともに、余剰燃料を燃料レール34の上端
からプレッシャレギュレータ36を介してベーパーセパ
レータタンク32へ戻す構造を採っている。プレッシャ
レギュレータ36は、前記図9で示した従来のものと同
じ構成のものを使用し、吸気マニホールド22のサージ
タンク22a内の吸気負圧が相対的に小さいときに燃料
レール34側の燃料圧力を増大させ、前記吸気負圧が相
対的に大きいときには前記燃料圧力を低下させるように
構成している。36aは吸気負圧をプレッシャレギュレ
ータ36に導くための負圧導入管を示す。
【0020】前記燃料噴射装置30は、図4中に符号3
7で示す制御装置に接続し、この制御装置37によって
燃料噴射時期および燃料噴射量が制御されるように構成
している。制御装置37は、従来のものと同等の制御を
行うように構成し、クランク軸19の回転を検出するク
ランク角センサ38と、シリンダボディ20内の冷却水
通路を流れるエンジン冷却水の温度を検出する水温セン
サ39と、サージタンク22a内の吸気負圧を検出する
吸気圧センサ40と、スロットル弁24の開度を検出す
るスロットル開度センサ41とを接続し、これらのセン
サを使用して検出したエンジン運転状態に応じて燃料噴
射時期および燃料噴射量を制御するように構成してい
る。
【0021】次に、エンジン12を冷却する冷却装置の
構成を図5によって説明する。この冷却装置は、船外機
下部の冷却水入口42(図1参照)から船外機外の水を
ウォーターポンプ28が吸入して冷却水供給管19によ
って排気マニホールド23に導き、この排気マニホール
ド23からPCV43を介してエンジン12側へ供給す
る構造を採っている。前記PCV43は、エンジン12
に供給されるエンジン冷却水が高回転時に過大になるの
を阻止するためのもので、ここに流入するエンジン冷却
水の圧力が予め定めた圧力より高いときに、エンジン冷
却水の一部をバイパス通路44を介して冷却水出口45
に排出するように構成している。この冷却水出口45
は、ガイドエキゾースト16内の排気通路に開口させて
いる。
【0022】エンジン12内の冷却水通路は、シリンダ
ボディ20とシリンダヘッド21とで互いに独立するよ
うに形成し、前記シリンダボディ20の冷却水通路に前
記PCV43を連通させている。すなわち、前記PCV
43からエンジン12側へ流れるエンジン冷却水は、最
初にシリンダボディ20を冷却する。シリンダボディ2
0の冷却水通路は、シリンダボディ下部の冷却水入口か
ら流入したエンジン冷却水が各気筒を冷却しながら上方
へ流れるように形成し、シリンダボディ上部に設けたサ
ーモスタット46を介してシリンダヘッド21の冷却水
通路に連通させている。
【0023】シリンダヘッド21の冷却水通路は、シリ
ンダヘッド上部の冷却水入口から流入したエンジン冷却
水が吸気ポートおよび排気ポートを冷却してシリンダヘ
ッド下部からシリンダヘッド外へ流出するように形成
し、前記冷却水出口45に連通させている。すなわち、
この冷却装置は、シリンダボディ20の冷却水通路とシ
リンダヘッド21の冷却水通路とをこれらが互いに独立
するように形成し、シリンダボディ20の冷却水通路の
下流側にシリンダヘッド21の冷却水通路を連通させて
いる。
【0024】このように構成した冷却装置によれば、エ
ンジン12が始動してウォーターポンプ28がエンジン
冷却水を冷却水供給管29に吐出すると、このエンジン
冷却水は冷却水供給管29から排気マニホールド23→
PCV43→シリンダボディ20という冷却系を流れ
る。そして、サーモスタット46が開く温度までエンジ
ン12内のエンジン冷却水温度が上昇すると、このエン
ジン冷却水はサーモスタット46からシリンダヘッド2
1の冷却水通路に流入し、シリンダヘッド21を冷却し
てから冷却水出口45を通ってガイドエキゾースト6内
の排気通路中に排出される。
【0025】したがって、この冷却装置によれば、シリ
ンダボディ20を冷却して温度が上昇したエンジン冷却
水がシリンダヘッド21の冷却水通路に流入するから、
燃料噴射装置30から燃料が噴射される吸気ポート(吸
気通路の壁面および吸気通路内、吸気弁12aなど)が
エンジン冷却水によって加温される。このため、燃料噴
射装置30によって噴射された燃料が気化し易い。しか
も、噴射された燃料の粒が相対的に大きくてもこれが確
実に気化するから、低負荷低速運転域を含むエンジン運
転域の全域において予め定めた濃度の混合気が生成され
る。
【0026】第2の実施の形態 第2の発明に係る船外機の冷却装置を図6ないし図8に
よって詳細に説明する。図6は第2の発明に係る冷却装
置を採用した船外機用エンジンの構成図、図7はシリン
ダヘッドの冷却水通路を示す図、図8はエンジン冷却水
の流れを説明するためのブロック図である。これらの図
において前記図1ないし図5で説明したものと同一もし
くは同等部材については、同一符号を付し詳細な説明は
省略する。
【0027】図6ないし図8に示すシリンダヘッド21
は、冷却水通路が排気ポート側と吸気ポート側とに画成
されるように形成している。これらの図において、排気
ポート側冷却水通路を符号51で示し、吸気ポート側冷
却水通路を52で示す。また、符号53は排気ポートを
示し、54は吸気ポートを示し、55は前記両冷却水通
路51,52どうしを画成する隔壁を示し、56は前記
隔壁55と一体の筒部(図示せず)に装着した点火プラ
グを示す。なお、図7に示した前記冷却水通路51,5
2は、シリンダヘッドカバー57を図6に示すようにシ
リンダヘッド21に取付けることによって、図示してい
る開口部分が閉塞される構造を採っている。また、図7
は吸気弁12aや排気弁12bの弁軸が貫通する部分を
省略した状態で描いてある。
【0028】前記排気ポート側冷却水通路51は、シリ
ンダボディ20の冷却水通路20a(図6参照)に連通
路58を介して連通させ、シリンダボディ20を冷却し
たエンジン冷却水の全量がここに流入するように構成し
ている。また、この排気ポート側冷却水通路51は、サ
ーモスタット46が介在する連通路59を介して上端を
吸気ポート側冷却水通路52の下端に連通させている。
【0029】吸気ポート側冷却水通路52は、下端に流
入したエンジン冷却水が上方へ流れることにより各気筒
の吸気ポート54を冷却するように構成し、エンジン冷
却水を冷却水出口45に導くための冷却水排出通路60
を上端に連通させている。
【0030】冷却装置をこのように構成すると、シリン
ダボディ20を冷却したエンジン冷却水は図8に示すよ
うに、シリンダヘッド21の前記排気ポート側冷却水通
路51→サーモスタット46→吸気ポート側冷却水通路
52という冷却系を通って冷却水出口45から排気通路
に排出される。
【0031】したがって、この冷却装置によれば、シリ
ンダボディ20およびシリンダヘッド21内の排気ポー
ト53を冷却して温度が上昇したエンジン冷却水が吸気
ポート側冷却水通路52に流入するから、燃料噴射装置
30から燃料が噴射される吸気ポート54(吸気通路の
壁面および吸気通路内、吸気弁12aなど)がエンジン
冷却水によって加温される。
【0032】このため、燃料噴射装置30によって噴射
された燃料が気化し易い。特に、排気ポート53は、燃
焼室で生じた排気ガスが最初に流れてきわめて高温にな
るから、これを冷却したエンジン冷却水で加温される吸
気ポート54は第1の実施の形態を採る場合より温度が
高くなる。このため、この実施の形態で示したように冷
却装置を構成すると、燃料噴射装置30から噴射された
燃料が確実に吸気ポート54で気化するようになる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る船
外機の冷却装置によれば、シリンダボディを冷却して温
度が上昇したエンジン冷却水によって吸気通路の壁面お
よび吸気通路内が加温され、また、第2の発明に係る船
外機の冷却装置によれば、シリンダヘッド内の吸気通路
の壁面および吸気通路内は、シリンダボディとシリンダ
ヘッド内の排気ポートを冷却して温度が上昇したエンジ
ン冷却水で加温されるから、燃料噴射装置によって噴射
された燃料が気化し易い。
【0034】したがって、本発明によれば、低速低負荷
運転域を含むエンジン運転域の全域にわたって予め定め
た濃度の混合気が生成されるから、燃焼が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明に係る冷却装置を採用した船外機
の側面図である。
【図2】 エンジンの側面図である。
【図3】 エンジンを船外機の後方から見た状態を示す
図である。
【図4】 電子制御式燃料供給装置の概略構成を示す図
である。
【図5】 エンジン冷却水の流れを説明するためのブロ
ック図である。
【図6】 第2の発明に係る冷却装置を採用した船外機
用エンジンの構成図である。
【図7】 シリンダヘッドの冷却水通路を示す図であ
る。
【図8】 エンジン冷却水の流れを説明するためのブロ
ック図である。
【図9】 従来のプレッシャレギュレータの構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
11…船外機、12…エンジン、20…シリンダボデ
ィ、21…シリンダヘッド、28…ウォーターポンプ、
30…燃料噴射装置、51…排気ポート側冷却水通路、
52…吸気ポート側冷却水通路、55…隔壁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射装置によって燃料が供給される
    エンジンのシリンダボディおよびシリンダヘッドの冷却
    水通路に船外機外の水を供給する船外機の冷却装置にお
    いて、前記シリンダボディの冷却水通路とシリンダヘッ
    ドの冷却水通路とをそれぞれ独立させて形成し、シリン
    ダボディの冷却水通路の下流側にシリンダヘッドの冷却
    水通路を連通させたことを特徴とする船外機の冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の船外機の冷却装置におい
    て、シリンダヘッドの冷却水通路を吸気ポート側通路と
    排気ポート側通路とに画成し、前記排気ポート側通路の
    下流側に吸気ポート側通路を連通させたことを特徴とす
    る船外機の冷却装置。
JP8180434A 1996-07-10 1996-07-10 船外機の冷却装置 Pending JPH1024899A (ja)

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JP8180434A JPH1024899A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 船外機の冷却装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6561140B2 (en) 2000-09-13 2003-05-13 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Water cooling system for engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6561140B2 (en) 2000-09-13 2003-05-13 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Water cooling system for engine

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