JP4385926B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のノード(無線局,無線端末)でネットワークを構成し、隣接したノード間で信号を無線中継する無線通信システムに関するものである。
現在、複数のノードでネットワークを構成し、隣接したノード間でパケットを転送することによって、直接電波の届かないノード同士間の通信を実現するマルチホップネットワーク方式が注目されている。
複数のノードが固定,半固定,移動のいずれの場合においても、電波の伝播する環境は刻々と変化するため、ノード間の1ホップリンクは、双方向に接続している状態から、片方向接続あるいは切断といった状態を遷移する。
そのため、複数の1ホップリンクを伝ってマルチホップさせることによってネットワークを構成するマルチホップネットワーク方式においては、1ホップリンクの接続状態の管理が必要であると同時に、1ホップリンクをどう辿ってマルチホップのエンドトゥエンドのコネクションを確保するかという管理も必要である。
そのような管理をしているマルチホップネットワーク方式に、AODVがある(例えば、非特許文献1参照)。このAODVでは、エンドトゥエンドのコネクションの設定時に、設定要求パケットをフラッディング(マルチホップによるブロードキャスト)させて最適な経路を発見および選択する。経路上の各ノードは、フラッディングの結果、経路表として、コネクション両端のノード宛のパケットを中継するために次はどのノードに送ればいいかという情報(次転送先情報)を持つ。
マルチホップによって確保されているコネクションの一部である1ホップリンクが切断した場合の処理については、以下のような処理が提案されている(図13,図14参照)。
例えば、図13において、マルチホップのノードAとノードBを終端とするコネクションがあり、そのコネクション上の1箇所でリンクが切れて、そのリンク切断箇所のノードA側であるノードCがそれを検出した場合、ノードCからコネクションを逆に辿ってノードAに通知するか、ノードBからのパケットがノードAに不達となってノードAでタイムアウトするなどして、ノードAから経路構築要求パケットを出して、再度経路構築処理をする(ほぼコネクションの初期値に準じる)。
また、次のような効率化の工夫も併せて提案されている。ノードCが切断した先のノードBに近い場合には(ノードBまでのホップ数をテーブルで管理しているので判る)、ノードCからノードBまでの経路構築要求パケットを出して経路構築処理をする(ノードCから経路構築要求パケットを出す)。さらには、ノードBまでの経路構築要求パケットを受信したノードDが、ノードBまでの有効なディスタンス・ベクトル・テーブルを保持している場合には、このノードDが、経路構築をしているノードCまで経路リプライRREPを返す(図14参照)。
図13,図14のように1本の経路(シングルパス)を構築するAODV方式の他に、経路表を持つノードを最短経路の周辺にあるノードにまで広げて、図15から図18までのように、複数の経路(マルチパス)をメッシュ状に構築する方式もある。図13,図14の経路は、双方向の次ノード指定から構成されているが、図15から図18までの経路は、双方向の次ノード指定と片方向の次ノード指定から構成されている。
上記メッシュ状の経路を構築することにより、マルチホップ中に、利用されるリンクが複数準備されるため、1ホップリンクの切断が、即座にエンドトゥエンドのコネクションの切断とはならなくなり、経路構築要求が頻繁には発生しなくなる。図16では、ノードEが電源のOFFなどによって消失しても、ノードA,B間のコネクションは維持されている。
しかし、さらにノードの伝播環境が変化するにつれ、経路設定時に準備された経路表でメッシュ状の経路が維持できなくなり、ついにはコネクションの切断に至る。
経路構築処理は、確かにオーバーヘッドではあるが、それによって経路表が更新されるという側面を伴っている。経路構築処理を抑制することで、経路表の更新が滞り、経路維持ができなくなる。特にコネクションのエンドにあるノードが周囲の他のノードに対して移動している場合、コネクションの経路表を持ったノードから離れていくため、問題が顕著である。図17では、ノードBが移動することにより、ノードBからノードD,H,Iへの次ノード指定が無効になり、ノードJ,K,LからノードBへの次ノード指定によりコネクションを維持する。また、図18では、ノードBが移動して、経路構築時の次ノード指定の全てのノードから届かない位置にくると、コネクションが切断する。
つまり、メッシュ状の経路を設定する方式では、経路構築要求動作でない通常のデータパケット転送時に、メッシュ状の経路を維持するための経路表更新処理が必要となる。
次転送先ノードは、リストの昇順などで優先度を決めることができ、自身が次転送ノードに指定されているときは、その優先度に従って、転送を実行するまでの待機時間を決定する。図19は、データ受信後、他の検出信号がなく、通常に動作した場合の転送までの待機時間例、図20は、データ受信後、他の検出信号によりビジーとなった場合に、検出信号がなくなってから転送までの待機時間例である。図19,図20のそれぞれには、優先度1のノードが受信した信号の転送を開始するタイミングと、優先度1のノードからの転送信号を優先度2のノードで検出できず、他の検出信号もなかった場合に、優先度2のノードが受信した信号の転送を開始するタイミングと、優先度1,2のいずれのノードからの転送信号も優先度3のノードで検出できず、他の検出信号もなかった場合に、優先度3のノードが受信した信号の転送を開始するタイミングとがそれぞれ描かれている。
小出俊夫、"P2Pとワイヤレスの交差点 第7回 AODV(Ad hoc On-Demand Distance Vector)プロトコル"、[online]、平成15年5月22日、[平成16年9月16日検索]、インターネット<URL:http://internet.watch.impress.co.jp//www/column/wp2p/wp2p07.htm>
上記AODV方式を用いてマルチホップネットワークを構築する従来のシステムでは、1ホップリンクが切断した場合、あるいはメッシュ状の経路が維持できなくなった場合には、経路構築要求パケットがフラッディングで発生するが、リアルタイム通信時などには、経路再設定分の遅れの影響は大きい。
また、早急な経路再設定が必要になるため、経路構築要求のフラッディングに余計に電波資源を消費させて処理を速める必要があり、それがオーバーヘッドとなってネットワークのスループットが低下するという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、フラッディングによる経路再構築をせずに、経路上にない新たなノードを加えてコネクションを更新できるようにすることを目的とする。
本発明の無線通信システムは、
複数のノードでネットワークを構成し、隣接したノード間で信号を無線中継する無線通信システムにおいて、
自身が次転送指定されていない転送信号を受信したノードであって、その転送信号の宛先ノードである第1のノードまでの次転送情報を保有している第2のノードは、次転送指定された他のノードによって上記転送信号が転送されたか否かを検出し、その転送を検出できないときに、上記転送信号の転送元ノードである第3のノードにノーティス信号を返信し、
上記ノーティス信号を受信した上記第3のノードは、上記第1のノードまでの次転送先情報に上記第2のノードを含める
ことを特徴とする。
本発明によれば、フラッディングによる経路再構築をせずに、経路上にない新たなノードを加えてコネクションを更新することにより、フラッディングと比較して、少ない電波資源の消費でコネクションの更新ができ、かつ更新に要する時間を短くでき、その結果として、ネットワークのスループットがより高くなり、平均遅延も小さくなるという効果がある。
実施の形態1
本発明の実施の形態1の無線通信システムでは、経路表を持つノードを最短経路の周辺にあるノードにまで広げて、経路をメッシュ状に設定し、経路構築要求動作でない通常のデータパケット転送時に、実際に中継処理をしないノード(次転送指定されていないノード)においても、転送中のパケット(転送信号)を受信および解析して経路表を更新する。しかし、これだけでは、メッシュ状の経路に新たにノードが加わることがない。
従って、上記処理に加えて、中継処理をするノードの経路表に、未知の新たに近接した中継ノードを追加する処理を定義する。この後者の処理によって、初めて伝播環境の変化に対応した経路構築を実現する。
図1から図4までは本発明の実施の形態1の無線通信システムにおいての無線中継動作を説明する図である。また、図5および図6は本発明の実施の形態1の無線通信システムにおいての無線中継動作のタイムチャートである。
この実施の形態1では、ノードA,B間でメッシュ状の経路を設定する。フラッディング等によってリンクを確認することにより、図1のようにノードA,B間にメッシュ状の経路が設定されたものとする。
各ノードは、1つの宛先ノードに対して複数の隣接ノードを次転送先ノードとして指定することができる。
また、次転送先ノードとして指定される隣接ノード数の上限を定数設定することができる。図1では、指定できる隣接ノード数の上限は3ノードである。
例えば、図1のノードAが保有する宛先ノードBに対する次転送先情報、ノードBが保有する宛先ノードに対する次転送先情報、ならびにノードCが保有する宛先ノードAおよびBに対する次転送先情報は、次の通りである。
ノードA 宛先:B 1:次転送先:C(残りホップ数2,更新時刻TAC)
2:次転送先:D(残りホップ数3,更新時刻TAD)
3:次転送先:F(残りホップ数3,更新時刻TAF)
ノードB 宛先:A 1:次転送先:C(残りホップ数2,更新時刻TBC)
2:次転送先:E(残りホップ数3,更新時刻TBE)
3:次転送先:G(残りホップ数3,更新時刻TBG)
ノードC 宛先:A 1:次転送先:A(残りホップ数1,更新時刻TCA)
2:次転送先:D(残りホップ数2,更新時刻TCD)
3:次転送先:F(残りホップ数2,更新時刻TCF)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TCB)
2:次転送先:E(残りホップ数2,更新時刻TCE)
3:次転送先:G(残りホップ数2,更新時刻TCG)
また、最短経路ではないが次ノード指定関係が双方向になっているノードKが保有する宛先ノードAおよびBに対する次転送先情報は、次の通りである。
ノードK 宛先:A 1:次転送先:B(残りホップ数3,更新時刻TKB)
2:次転送先:E(残りホップ数3,更新時刻TKE)
3:次転送先:J(残りホップ数3,更新時刻TKJ)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TKB)
2:次転送先:E(残りホップ数2,更新時刻TKE)
3:次転送先:M(残りホップ数2,更新時刻TKM)
また、最短経路ではないが、次ノード指定関係が片方向になっているノードM,Nが保有する宛先A,Bに対する次転送先情報は、次の通りである。
ノードM 宛先:A 1:次転送先:B(残りホップ数3,更新時刻TMB)
2:次転送先:K(残りホップ数4,更新時刻TMK)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TMB)
2:次転送先:N(残りホップ数2,更新時刻TMN)
ノードN 宛先:A 1:次転送先:B(残りホップ数3,更新時刻TNB)
2:次転送先:G(残りホップ数3,更新時刻TNG)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TNB)
2:次転送先:M(残りホップ数2,更新時刻TNM)
次ノード指定関係が片方向であるというのは、ノードBから宛先ノードAに対するメッシュ状の経路上にノードM,Nがないということであり、ノードM,N自体は、発信元ノードをノードAとするパケットを受信した時点で、宛先ノードAへの次転送先情報を獲得および更新している。逆に、宛先ノードBへの次転送先情報は、ノードM,N自体が次転送先として指定されていない信号を受信(傍受)することにより、獲得および更新されている。
また、効率を上げるために、宛先ノードまでの最短ホップ数(複数の次転送先ノードおよびその候補においての宛先ノードまでの残りホップ数の内、最も少ないホップ数)に依存したホップ数(上記最短ホップ数から所定の範囲内のホップ数)を、次転送先ノードとして次転送先情報に残すための残りホップ数の条件として設定することができる。図1では、残りホップ数が「最短ホップ数+2」以下の条件を満たす場合のみ、次転送先ノードとして残すとしている。
各ノードがパケットを転送するとき、宛先ノードと次転送先ノードの情報をパケットの属性情報として含める。そして、そのパケットを受信したノードは、上記属性情報によって、自身が宛先ノードないしは次転送先ノードであるか否かを判断する。
例えば、ノードKが、ノードAを発信元としてノードBを宛先とするパケットを、ノードEから受信後に、さらに転送する次転送先ノードは、その時点でノードKが保有する宛先ノードBまでの以下の次転送先情報に従って、ノードBとノードMである。
ノードK 宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TKB)
2:次転送先:E(残りホップ数2,更新時刻TKE)
3:次転送先:M(残りホップ数2,更新時刻TKM)
なお、ノードKが保有する宛先ノードBまでの転送先情報の内の優先度2の次転送先ノードEは、そのパケットを転送してきたノードなので、次転送先から除かれる。
その際に、ノードKは、上記属性情報の他に、その時点で保有する、上記パケットの発信元であるノードAまでの以下の次転送先情報を、上記転送するパケットにさらに付加する。
ノードK 宛先:A 1:次転送先:B(残りホップ数3,更新時刻TKB)
2:次転送先:E(残りホップ数3,更新時刻TKE)
3:次転送先:J(残りホップ数3,更新時刻TKJ)
これにより、このノードKから転送されたパケットを受信したノードは、ノードAまでの次転送先情報を更新することができる。
次転送先ノードは、リストの昇順などで優先度を決めることができ、自身が次転送先ノードに指定されているときは、その優先度に従って、転送を実行するまでの待機時間を決定する。図5は、データ受信後、他の検出信号がなく、通常に動作した場合の転送までの待機時間例、図6は、データ受信後、他の検出信号によりビジーとなった場合に、検出信号がなくなってから転送までの待機時間例である。
図5,図6のそれぞれには、優先度1のノードが受信した信号の転送を開始するタイミングと、優先度1のノードからの転送信号を優先度2のノードで検出できず、他の検出信号もなかった場合に、優先度2のノードが受信した信号の転送を開始するタイミングと、優先度1,2のいずれのノードからの転送信号も優先度3のノードで検出できず、他の検出信号もなかった場合に、優先度3のノードが受信した信号の転送を開始するタイミングとに加え、優先度1,2,3のいずれのノードからの転送信号も、次転送指定されていないノードで検出できず、他の検出信号もなかったときに、その次転送指定されていないノードであって、かつ宛先ノードまでの次転送情報を持っているノードが、ノーティス信号ntcを返信するタイミングがそれぞれ描かれている。
この実施の形態1では、初期設定時のような経路設定動作をしないで、既知でない新たなノードを経路に加えて経路を更新することで、コネクションの維持および更新を実現する。
[1]
図1には、電波干渉などにより優先度1のノードで受信を失敗して、優先度2,3のノードも中継を担っている状況での次転送先指定の経路を示している。このとき、メッシュ状の経路上にあるノードは、次転送情報を更新している。ここで、さらに、メッシュ状の経路上にないノードであって転送信号を受信したノードが、次転送先情報を更新する処理を追加する(図2参照)。
例えば、ノードOは、次ノード指定関係が片方向になっているノードM,Nから、送信元がノードAで宛先がノードBであるパケットを受信することがあるので、宛先Aに対する以下の次転送先情報を持っている。
ノードO 宛先:A 1:次転送先:M(残りホップ数4,更新時刻TOM)
2:次転送先:N(残りホップ数4,更新時刻TON)
なお、ノードOがノードM,Nから受信する信号は、発信元ノードAからのパケットだけであるため、ノードOでは宛先ノードBへの次転送情報は獲得されていない。
図2で追加した矢印は、片方向で、かつノードA,B間のコネクションに関して被次転送先指定関係がないので、このままでは、実際に使用されることはない。
[2]
図1,図2では、ノードH,I,K,M,Nが、次ノード指定関係に関して片方向になっている。つまり、例えば、ノードM,Nであれば、宛先ノードがAであるパケットの転送はしないが、宛先ノードAに対する次転送情報は持っている。
ここで、ノードBが移動した場合を考える(図3参照)。図3では、ノードBが移動し、ノードC,E,G,Kへのリンクが切れている。それにより、ノードBからノードAに向けたパケットの次転送先ノードはC,E,Gであったため、転送されなくなっている。
そこで、以下の動作を追加定義する(図5,図6参照)。図5,図6に示すように、自身が次転送指定されていない転送信号を受信したノードであって、かつその転送信号の宛先ノードまでの次転送情報を持っているノードにおいて、次転送指定された他のノード(優先度1,2,3いずれかのノード)によって上記転送信号が転送されたか否かを検出し、優先度1,2,3のいずれのノードからの転送信号も検出できず、他の検出信号もなかったときに、次転送指定されているいずれのノードが転送を開始するタイミングよりも遅いタイミングであって、かつランダムに設定される間隔を空けたタイミングで、その宛先ノードまでの次転送情報を持っている、次転送指定されていないノードから、その受信した転送信号の転送元ノード(図3では発信元でもあるノードB)に、ノーティス信号ntcを返信する。図3では、このノーティス信号ntcを返信する可能性があるのは、ノードM,N,Oである。
ここで、例えば、上記転送信号が、次転送指定された優先度1,2,3のノード(図3ではノードC,E,G)で受信され、その次転送指定されたノードからさらに転送されると、その次転送指定されたノードから転送元ノード(図3ではノードB)にリプライパケットが返信されるので、次転送指定されていないノード(図3ではノードM,N,O)は、そのリプライパケットを受信できたか否かにより、上記転送信号が転送されたか否かを検出できる。
上記ノーティス信号に含める情報は、自身の持つ宛先ノードまでの次転送先情報である。図3のノードM,N,Oが出すノーティス信号の場合は、ノードAまでの次転送先情報である。元の信号を転送して上記ノーティス信号を受信した転送元ノード(図3ではノードB)は、宛先ノードAへの次転送先情報を更新する。
次転送先情報の更新は、更新時刻が有効期間内であるノードの内、パラメータである宛先までの残りホップ数が最も少ないものと、更新時刻が最も新しいものとが、複数指定される次転送先に必ず残るように実施する。これにより、その時点で最短の経路上のリンクと、最新のリンクとの両者が選択される可能性を確保できる。
ノーティス信号が、例えばノードMから出されたとすると、ノードBの更新された次転送先情報には、優先度1,2,3のいずれかで、ノードMが含まれる。このとき、結果として、ノードMは、次ノード指定関係が双方向になっている。
あるいは、ノーティス信号が、例えばノードOから出されたとすると、ノードBの更新された次転送先情報には、優先度1,2,3のいずれかで、ノードOが含まれる。なぜならば、少なくともノードB,O間のリンクは、最新のリンクだからである。つまり、ノードOは、宛先ノードをAとするノードBからの次ノード転送先に含まれており、ノードAに向けた次ノード指定関係になっている。
例えば、ノードOがノーティス信号を出す以前に、ノードM,Nもノーティス信号を出していたとすると、ノードBの次転送先情報は、次のようになっている。
ノードB 宛先:A 1:次転送先:M(残りホップ数4,更新時刻TBM)
2:次転送先:N(残りホップ数4,更新時刻TBN)
3:次転送先:O(残りホップ数5,更新時刻TBO)
また、ノードOは、ノードBを発信元とするパケットを受信できるエリアに位置していることから、ノードBの発信信号を受信すると、宛先ノードBに対する次転送先情報を獲得して、次転送先情報を次のように更新する。
ノードO 宛先:A 1:次転送先:M(残りホップ数4,更新時刻TOM)
2:次転送先:N(残りホップ数4,更新時刻TON)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TOB)
[3]
ノードBが図3の位置まで移動したときに、ノードBからノードAに向かうコネクションの次ノード指定関係によるメッシュ状の経路にノードM,N,Oが含まれるまでの手順は上記[2]の通りであるが、図2,図3では、ノードAからノードBに向かうコネクションの次ノード指定関係によるメッシュ状の経路に、ノードM,Nは含まれているが、ノードOは含まれていない。
図3の時点では、ノードAからノードBに向かうコネクションは、ノードM,Nを経由することによって確保できるので、メッシュ状の経路に新たなノードの追加は、必ずしも起こらない。もっとも、電波の干渉や衝突等によって上記新たなノードの追加が起こる可能性はある。
ノードBが図3の位置からさらに移動して、図4の位置まで動いたとき、ノードAからノードBに向かうコネクションは、ノードM,B間のリンクおよびノードN,B間のリンクが切れることで、確保できなくなる。
つまり、例えば、ノードMが宛先ノードBのパケットを転送するとき、パケットの属性情報に含める宛先ノードと次転送先ノードの情報は、以下のようになる。
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TMB)
2:次転送先:N(残りホップ数2,更新時刻TMN)
しかし、この時点で、信号はノードMからノードBには届かないので、ノードNが優先度2のタイミングでさらに転送を実行することになる。このノードNが宛先ノードBのパケットを転送するとき、パケットの属性情報に含める宛先ノードと次転送先ノードの情報は、以下のようになる。
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TNB)
しかし、信号はノードNからも、ノードBには届かない。なお、ノードNの転送先情報の内の優先度2の次転送先ノードMは、優先度1のタイミングで転送して宛先ノードBに届かなかったノードなので、次転送先から除かれる。
一方、例えばノードOは、上記[2]の通り、図3の時点で、次転送先情報を以下のように更新しており、宛先ノードBへの次転送先情報を持っている。
ノードO 宛先:A 1:次転送先:M(残りホップ数4,更新時刻TOM)
2:次転送先:N(残りホップ数4,更新時刻TON)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TOB)
このため、ノードOは、上記[2]で説明したノーティス信号を出すことができる。また他にも、ノードQ,Rなどが上記ノーティス信号を出すことができる。ただし、図4の時点では、ノードRのノードBへのリンクは無効である。
ノードOがノーティス信号を出すことで、ノードM,Nは、ノードOを次転送先情報に加えることができる。その結果、例えば、ノードM,Nの次転送先情報は、次のように更新される。
ノードM 宛先:A 1:次転送先:K(残りホップ数4,更新時刻TMK)
2:次転送先:N(残りホップ数4,更新時刻TMN)
3:次転送先:O(残りホップ数5,更新時刻TMO)
宛先:B 1:次転送先:O(残りホップ数2,更新時刻TMO)
2:次転送先:N(残りホップ数2,更新時刻TMN)
ノードN 宛先:A 1:次転送先:G(残りホップ数3,更新時刻TNG)
2:次転送先:M(残りホップ数4,更新時刻TNM)
3:次転送先:O(残りホップ数5,更新時刻TNO)
宛先:B 1:次転送先:O(残りホップ数2,更新時刻TNO)
2:次転送先:M(残りホップ数2,更新時刻TNM)
これらノードM,Nの次転送先情報の更新により、宛先ノードBのパケットはノードOが転送を開始し、コネクションが確保される。
フラッディングによる経路設定動作では、既知でない新たなノードを発見できるので、経路は更新でき、コネクションが確保されるが、この経路構築のフラッディングが余計に電波資源を消費することになり、それがオーバーヘッドとなってネットワークのスループットが低下する。
しかし、上記フラッディングによる経路構築を抑制して、既知でない新たなノードが経を経路に加えることができなければ、ノードが移動していくと、遅かれ早かれ経路は確保できなくなる。
そこで、この実施の形態1では、ノードの移動などでリンクが切れた場合に、即座に初期設定時のようなフラッディングによる経路再構築をするのではなく、既知でない(経路上にない)新たなノードを経路に加えることにより、経路を更新してコネクションを確保し、通信を続ける。
この追加されるノードは、コネクションの経路に隣接して、コネクションを流れる転送信号を受信できるノードであって、信号の転送が不調のときに、転送元のノードにノーティス信号を返し、経路の更新を促すノードである。
以上にように実施の形態1によれば、フラッディングによる経路再構築をせずに、経路上にない新たなノードを加えてコネクションを更新することにより、従来の技術と比較すると、フラッディングをより多く回避できるので、少ない電波資源の消費でコネクションの更新ができ、かつ更新に要する時間を短くでき、その結果として、ネットワークのスループットがより高くなり、平均遅延も小さくなる。
実施の形態2
図7から図12までは本発明の実施の形態2の無線通信システムにおいての無線中継動作を説明する図である。なお、この実施の形態2の無線通信システムにおいての無線中継動作のタイムチャートは、上記実施の形態1のタイムチャート(図5,図6)の受信信号,優先度1,次指定なしと同様である。
この実施の形態2では、ノードA,B間で1本の経路を設定する。この1本の経路は、例えば以下の手順で設定される。片方のノードAからフラッディングでノードBを探索する。その探索の過程で、探索フラッディングパケットを受信したノードは、宛先ノードAへの次転送先情報を生成および更新する。上記探索フラッディングパケットがノードBに到達したら、ノードBは宛先ノードAへの最適な1つの次転送先を選択して、リプライパケットを返す。
図7は、例として、ノードAへの次転送先指定関係だけを示したものである。AODVのように1本の経路に絞るには、リプライパケットが通った経路だけを次転送先として残す処理をする。これにより、ノードBへの次転送先指定関係は、例えば、図7では、ノードA→ノードC→ノードBだけになる。
各ノードの次転送先情報は、次の通りである。
ノードA 宛先:B 1:次転送先:C(残りホップ数2,更新時刻TAC)
ノードB 宛先:A 1:次転送先:C(残りホップ数2,更新時刻TBC)
ノードC 宛先:A 1:次転送先:A(残りホップ数1,更新時刻TCA)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TCB)
実質的なコネクションは、図8に示したものになる。また、転送するタイミングは、図5,図6の優先度1のタイミングになるが、CSMA/CAで決定されるタイミングとすることも可能である。
この実施の形態2では、コネクションに利用されているノード間のリンクが、ノードの移動などで切れたり、干渉や輻輳などで不安定になったりした際に、既知でない新たなノードを次転送先として経路に加えて冗長な経路を追加することで、コネクションの維持および更新を実現する。
[1]
図8においてのコネクションのノードA,C間およびノードC,B間の各リンクが安定に維持されているときに、さらに、経路上にないノード(次転送指定されていないノード)であって転送信号を受信したノードが、次転送先情報を更新する処理を追加する(図9参照)。
例えば、経路上にないノードGの次転送先情報は、以下の通りになる。
ノードG 宛先:A 1:次転送先:C(残りホップ数2,更新時刻TGC)
2:次転送先:B(残りホップ数3,更新時刻TGB)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TGB)
2:次転送先:C(残りホップ数2,更新時刻TGC)
ノードBが、図10に示す位置まで移動したとき、ノードC,B間のリンクが切れる。これにより、ノードAからノードBに宛てたパケットも、ノードBからノードAに宛てたパケットも届かなくなる。
[2]
そこで、以下の動作を追加定義する。経路上にないノード(次転送指定されていないノード)であって転送信号を受信したノードが、宛先ノードまでの次転送先情報を持っている場合の動作である。図10では、例えばノードCから宛先ノードBへの転送信号を受信したノードGが、このノードに相当する。
図5,図6の優先度1の転送信号を、次転送指定されていないノードで検出できず、他の検出信号もなかったときに、自身が次転送指定されていない転送信号を受信したノードであって、かつその転送信号の宛先ノードまでの次転送情報を持っているノード(図10では、ノードCから次転送先ノードとして指定されておらず、かつ宛先ノードBまで次転送情報を持っているノードG)において、次転送指定された他のノード(図10では宛先でもあるノードB)によって上記転送信号が転送されたか否か(次転送指定されたノードが宛先ノードである場合には、上記転送信号が受信されたか否か)を検出し、次転送指定されているノードが転送を開始するタイミング(次転送指定されたノードが宛先ノードである場合には、中継ノードであるならば転送を開始するタイミング)よりも遅いタイミングであって、かつランダムに設定される間隔を空けたタイミングで、その宛先ノードまでの次転送情報を持っている、次転送指定されていないノードから、その受信した転送信号の転送元ノード(図10ではノードC)に、図5,図6のノーティス信号ntcを返信する。
ここで、例えば、上記転送信号が、次転送指定された宛先ノード(図10ではノードB)で受信されると、その宛先ノードから転送元ノード(図10ではノードC)にリプライパケットが返信されるので、次転送指定されていないノード(図10ではノードG)は、そのリプライパケットを受信できたか否かにより、上記転送信号が転送されたか否かを検出できる。
なお、図5,図6のようなタイミングではなく、CSMA/CAのタイミングで動いているときは、次転送指定されていないノードにおいて、通常転送されるであろう十分な時間以上に経過しても、いかなる転送信号も検出できなかったときに、ノーティス信号をそれよりも遅いタイミングで返信することも可能である。
上記ノーティス信号に含める情報は、自身の持つ宛先ノードまでの次転送先情報である。図10のノードGが出すノーティス信号の場合は、ノードBまでの次転送先情報である。元の信号を転送して上記ノーティス信号を受信した転送元ノード(図10ではノードC)は、宛先ノードBへの次転送先情報を更新して、次転送先にノードGを冗長に含める。
例えば、ノードCの次転送先情報は、以下の通りになる。
ノードC 宛先:A 1:次転送先:A(残りホップ数1,更新時刻TCA)
宛先:B 1:次転送先:B(残りホップ数1,更新時刻TCB)
2:次転送先:G(残りホップ数2,更新時刻TCG)
これにより、次にノードCがノードBに転送信号を出す際には、冗長な経路で、ノードGも次転送先に指定される。ノードC,B間のリンクは実際には切られており、ノードCが宛先ノードをBとして転送する信号は、ノードBには届かないので、ノードGが優先度2のノードとして転送をすることになる。また、ノードC,B間のリンクは実際には切られているので、ノードCの宛先ノードBへの次転送先としての優先度1のノードBのリンク更新はされず、しばらく時間が経過してタイムアウトすると消去されて、ノードGへのリンクが次転送先の優先度1に繰り上がり、ノードCの次転送先情報は、以下の通りになる。
ノードC 宛先:A 1:次転送先:A(残りホップ数1,更新時刻TCA)
宛先:B 1:次転送先:G(残りホップ数2,更新時刻TCG)
ノードBへの次転送指定関係は、例えば、図11のように、ノードA→ノードC→ノードG→ノードBとなる。
逆に、図10の場合、ノードBが宛先ノードAに向けて出した信号も、ノードCには届かない。従って、ノードGがノードBにノーティス信号を返信し、ノードBは次転送先情報を更新して、ノードGを宛先ノードAへの次転送先ノードに冗長に含め、ノードBの次転送先情報は、以下の通りになる。
ノードB 宛先:A 1:次転送先:C(残りホップ数2,更新時刻TBC)
2:次転送先:G(残りホップ数3,更新時刻TBG)
ノードBが宛先ノードをAとして出す信号は、ノードCには届かないので、ノードGが優先度2のノードとして転送をすることになり、図11のようにコネクションは更新される。
[3]
ノードBがさらに移動して、例えば図12のように、ノードB,G間のリンクが切れた場合、ノードRが、上記のノードGと同様に、ノーティス信号をノードBやノードGに返すことにより、ノードB,Gの次転送先にノードRが冗長に追加されて、コネクションが更新される。ノードRは、図11の時点で、ノードB,Gが出す転送信号を受信することにより、宛先ノードA,Bに対する次転送先情報を獲得している。
このように、実施の形態2では、従来のAODVと同程度の初期設定時の経路設定動作により開始されたコネクションにおいて、ノードの移動などでリンクが切れた場合に、即座に初期設定時のようなフラッディングによる経路再構築をするのではなく、既知でない(経路上にない)新たなノードを経路に冗長に加えることにより、経路を更新してコネクションを確保し、通信を続ける。
この冗長に追加されるノードは、コネクションの経路に隣接して、コネクションを流れる転送信号を受信できるノードであって、信号の転送が不調のときに、転送元のノードにノーティス信号を返し、冗長な経路の更新を促すノードである。
以上のように実施の形態2によれば、フラッディングによる経路再構築をせずに、経路上にない新たなノードを冗長に加えてコネクションを更新することにより、従来の技術と比較すると、フラッディングをより多く回避できるので、少ない電波資源の消費でコネクションの更新ができ、かつ更新に要する時間を短くでき、その結果として、ネットワークのスループットがより高くなり、平均遅延も小さくなる。
本発明の実施の形態1の無線中継動作を説明する図である(その1)。 本発明の実施の形態1の無線中継動作を説明する図である(その2)。 本発明の実施の形態1の無線中継動作を説明する図である(その3)。 本発明の実施の形態1の無線中継動作を説明する図である(その4)。 本発明の実施の形態1の無線中継動作のタイムチャートである(その1)。 本発明の実施の形態1の無線中継動作のタイムチャートである(その2)。 本発明の実施の形態2の無線中継動作を説明する図である(その1)。 本発明の実施の形態2の無線中継動作を説明する図である(その2)。 本発明の実施の形態2の無線中継動作を説明する図である(その3)。 本発明の実施の形態2の無線中継動作を説明する図である(その4)。 本発明の実施の形態2の無線中継動作を説明する図である(その5)。 本発明の実施の形態2の無線中継動作を説明する図である(その6)。 従来のシングルパス無線中継動作を説明する図である(その1)。 従来のシングルパス無線中継動作を説明する図である(その2)。 従来のマルチパス無線中継動作を説明する図である(その1)。 従来のマルチパス無線中継動作を説明する図である(その2)。 従来のマルチパス無線中継動作を説明する図である(その3)。 従来のマルチパス無線中継動作を説明する図である(その4)。 従来のマルチパス無線中継動作のタイムチャートである(その1)。 従来のマルチパス無線中継動作のタイムチャートである(その2)。
符号の説明
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,L,M,N,O,P,Q,R ノード(無線局,無線端末)

Claims (10)

  1. 複数のノードでネットワークを構成し、隣接したノード間で信号を無線中継する無線通信システムにおいて、
    自身が次転送指定されていない転送信号を受信したノードであって、その転送信号の宛先ノードである第1のノードまでの次転送情報を保有している第2のノードは、次転送指定された他のノードによって上記転送信号が転送されたか否かを検出し、その転送を検出できないときに、上記転送信号の転送元ノードである第3のノードにノーティス信号を返信し、
    上記ノーティス信号を受信した上記第3のノードは、上記第1のノードまでの次転送先情報に上記第2のノードを含める
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記転送元ノードは、発信元ノードであることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    上記第2のノードは、上記次転送指定された他のノードが上記宛先ノードである場合には、上記次転送指定された他のノードによって上記転送信号が受信されたか否かを検出し、その受信を検出できないときに、上記ノーティス信号の返信を実行することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記第2のノードは、上記第1のノードを発信元ノードとして自身が次転送指定されている他の転送信号を受信することによって、上記第1のノードまでの次転送情報を獲得することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記第2のノードは、上記第1のノードを発信元ノードとして自身が次転送指定されていない他の転送信号を受信することによって、上記第1のノードまでの次転送情報を獲得することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記第1から第3までのノードのそれぞれは、宛先ノードまでのホップ数がその最短ホップ数から所定の範囲内にある1つまたは複数の次転送先ノードによって構成した上記宛先ノードまでの次転送情報を保有することを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記転送信号では、優先度が付された複数のノードが次転送先ノードとして指定されており、
    上記第2のノードは、上記いずれの優先度の次転送先ノードからも上記転送信号の転送を検出できない場合に、上記いずれの優先度の次転送先ノードの転送開始タイミングよりも遅いタイミングで、上記ノーティス信号を返信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記転送信号では、1つのノードが次転送先ノードとして指定されており、
    上記第2のノードは、上記次転送先ノードから上記転送信号の転送を検出できないときに、上記次転送先ノードの転送開始タイミングよりも遅いタイミングで、上記ノーティス信号を返信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記第3のノードは、
    上記第1のノードまでの次転送先情報として、複数の次転送先ノードを保有しており、
    上記ノーティス信号を受信したときに、宛先ノードまでのホップ数が最も少ない次転送先ノードと、更新時刻が最新の次転送先ノードとが必ず残るように、上記次転送先情報を更新する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    上記第3のノードは、
    上記第1のノードまでの次転送先情報として、1つの次転送先ノードを保有しており、
    上記ノーティス信号を受信したときに、上記第2のノードを冗長に追加して上記次転送先情報を更新する
    ことを特徴とする無線通信システム。
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