JP2011097458A - 経路制御方法、ノードおよび通信システム - Google Patents

経路制御方法、ノードおよび通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ノード間で送受信されるパケットを順方向と逆方向で同一の経路で転送することができる経路制御方法を得ること。
【解決手段】マルチホップ無線アドホックネットワークを構成するノードにおける経路制御方法であって、ルートノードからデータパケットを受信した場合に、前記データパケットの送信経路の逆経路を、経路キャッシュとして保持するステップ(S83)と、経路キャッシュの宛先ノード宛てのデータパケットを中継する場合、または経路キャッシュの宛先ノード宛てにデータパケットを送信する場合に、経路キャッシュに基づいてデータパケットを送信するステップ(S93)と、を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、マルチホップ無線アドホックネットワークにおける経路制御方法に関する。
センサー情報の収集や制御機器の遠隔操作のために、マルチホップ無線アドホックネットワークを用いる技術が注目されている。マルチホップ通信では、送信先との距離が長かったり見通しがなかったりなど直接通信ができない場合に、中間に存在する他のノードを中継して通信を行う。そのため、マルチホップ通信は、広いエリアをカバーすることができる。マルチホップ通信を採用する通信システムでは、無線通信技術やアドレス割当技術などの要素技術とともに、中継機能を実現するための経路制御技術が必要である。
中継機能を実現するための経路制御技術として検討される経路制御プロトコルの多くは、IETF(Internet Engineering Task Force)のMANET(Mobile Adhoc Network)ワーキンググループで考案、策定が進められている。MANETの経路制御プロトコルは、経路情報の生成タイミングの観点から、大きくプロアクティブ型とリアクティブ型に分類される。プロアクティブ型は周期的な制御メッセージの交換により各ノードが経路情報を常に保持する方式である。リアクティブ型は通信要求が生じた時だけに経路情報を取得する方式であり、オーバーヘッドが比較的少ない方式である。
従来の代表的な経路制御プロトコルとして、オンデマンド型ルーティングプロトコルがある(たとえば、非特許文献1参照)。オンデマンド型ルーティングプロトコルはリアクティブ型プロトコルであり、各ノードが経路テーブルを保持するホップバイホップ経路制御方式を採用している。
オンデマンド型ルーティングプロトコルでは、経路探索要求メッセージ(RREQ:Route Request)、経路探索応答メッセージ(RREP:Route Reply)などの経路探索メッセージを用いて経路制御を行う。
また、一般的に、経路制御では、経路探索手順により得られた経路の有効時間は短く設定され、連続したパケットのやり取りを除き、パケットのやり取りが発生するごとに経路探索手順を行う。このため、任意のノード間で順方向と逆方向の通信が行なわれる場合、各ノードが経路の情報を持たない状態で新たに経路探索手順が実施されるため、各経路探索手順では、経路検索結果として同一の経路が得られる。したがって、任意のノード間で送受信されるパケットは順方向と逆方向の両方向とも同一の経路を用いて通信が行われる。
しかしながら、上記従来のオンデマンド型ルーティングプロトコルでは、パケットの送信のたびに経路探索手順が行われる。そのため、経路探索手順に要するトラフィックが増大する、という問題があった。
一方、狭帯域な無線メディアを用いたマルチホップ通信などのように無線リソースに制約がある場合には、経路探索手順が行われる頻度を抑えるために、経路探索手順により求めた経路の有効時間を長く設定することが考えられる。ところが、経路の有効時間を長く設定すると経路の有効期限内に複数の探索先について経路探索手順を行う場合がある。このような場合、経路探索ごとに経路テーブルが更新されることになり、結果として同一のノード間で送受信されるパケットが順方向と逆方向で異なる非対称経路が用いられるケースが発生する。順方向と逆方向の経路が異なると、通信経路の把握が困難になり、ネットワーク管理や障害検出が困難になる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、経路探索手順に要するトラフィックを増大させることなく、ノード間で送受信されるパケットを順方向と逆方向で同一の経路(対称経路)で転送することができる経路制御方法、ノードおよび通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、マルチホップ無線アドホックネットワークを構成するノードにおける経路制御方法であって、他のノードからデータパケットを受信した場合に、そのデータパケットの送信元のノードを宛先ノードとする前記データパケットの送信経路の逆経路を、ノード経路情報として保持する経路保持ステップと、前記ノード経路情報の宛先ノード宛てのデータパケットを中継する場合、または前記ノード経路情報の宛先ノード宛てにデータパケットを送信する場合に、前記ノード経路情報に基づいてデータパケットを送信するデータパケット送信ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、各ノードは、データパケットを受信した場合に、そのデータパケットの送信経路の逆経路を保持し、データパケットの送信時または中継時に、そのデータパケットの宛先が保持している逆経路に対応する宛先のノードであった場合に、保持している逆経路を用いてそのデータパケットを送信するようにしたので、経路の有効時間を長く設定する場合に、ノード間で送受信されるパケットを順方向と逆方向で同一の経路(対称経路)で転送することができる、という効果を奏する。
また、順方向と逆方向で同一の経路で転送することにより、ネットワーク管理の容易化(例えば、各ノードの送受信パケット数などのネットワーク管理項目の簡易化、管理インターフェースにおける経路情報の表示、など)、ネットワーク内の障害検出の容易化、などを実現することができる。
図1は、実施の形態1の通信システムの経路制御手順の一例を示すメッセージフロー図である。 図2は、オンデマンド型ルーティングプロトコルを用いた経路制御手順を実施する場合のメッセージフロー図である。 図3は、経路の有効時間を長く設定した従来の経路探索手順の一例を示すメッセージフロー図である。 図4は、従来の経路制御手順が実施された後の各ノードの経路テーブルの一例を示す図である。 図5は、実施の形態1の各ノードの経路テーブルおよび経路キャッシュの一例を示す図である。 図6は、実施の形態1のノードが実施するデータ転送の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態2の通信システムの経路制御手順の一例を示すメッセージフロー図である。 図8は、実施の形態2の各ノードの経路テーブルの一例を示す図である。 図9は、実施の形態2のノードが実施するデータ転送の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる経路制御方法、ノードおよび通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の経路制御手順の一例を示すメッセージフロー図である。本実施の形態の通信システムは、無線アドホックネットワークを構成する複数のノードを備える。図1では、本実施の形態の通信システムを構成するノードとしてルートノードR,ノードA,ノードB,ノードC,ノードDの動作を示している。「R」は、ルートノードを示している。また、RREQは経路探索要求メッセージ、RREPは経路探索応答メッセージを意味する。
無線アドホックネットワークがセンサー情報のデータ収集システムや制御機器の遠隔操作システムとして用いられる場合、ルートノードRが、ネットワーク内のノードA〜Dと定期的にデータを送受信する。無線リソースに制約がある場合には、経路探索手順が行われる頻度を抑えるために、経路探索手順により求めた経路の有効時間を長く設定する。このようなシステムの場合、ルートノードRは各ノードA〜Dへの経路情報を保持し、各ノードA〜DはルートノードRへの経路情報を保持することになり、ルートノードRをルート(根)とするツリー(木)構造のネットワークが構築されることになる。本実施の形態では、このように経路の有効時間を長く設定することとする。
つぎに、図1を用いて本実施の形態の動作を説明する。ルートノードRは、ノードCへのデータ発生などを契機として、ノードCへ経路探索手順を開始し、まず、ノードCへの経路を探索するためのRREQ(経路探索要求メッセージ)をブロードキャストする(ステップS11)。RREQを受信したノードAは、自身が保持する経路テーブルに、そのRREQが送信された経路の逆経路であるルートノードRへの経路を格納する(ステップS12)。
なお、各ノードは、送信先と次ホップの情報を含む経路テーブルを保持することとし、その送信先ごとにその送信先へパケットを届けるために「次にどのノードに転送すれば良いか」(次ホップの情報)を保持していることとする。ステップS11では、具体的には、図1の経路テーブルA−1として示すように、経路テーブルに送信先のノードとしてルートノードR(図1ではルートノードRの識別子としてRと記載)を、次ホップ(図1では次と省略)としてルートノードRを格納する。なお、RREQには、そのRREQの宛先ノード、送信元ノードおよび転送元ノード(前ホップ)を識別する情報がそれぞれ含まれているとする。
ノードAは、つぎに、RREQをブロードキャストする(ステップS13)。RREQをノードAから受信したノードCは、自身が保持する経路テーブルにルートノードRへの経路を格納する(ステップS14)。具体的には、図1の経路テーブルC−1に示すように、に送信先をルートノードRとし、次ホップをノードAとするエントリを追加する。
ノードCは、受信したRREQが自局宛であることを識別し、RREP(経路探索応答メッセージ)を作成し、自身が保持する経路テーブル(経路テーブルC−1)を参照して、RREQの送信元であるルートノードRへの次ホップであるノードAに生成したRREPを送信する(ステップS15)。RREPを受信したノードAは、経路テーブルにノードCへの経路エントリを追加する(ステップS16)と共に、経路テーブルを参照して、ルートノードRにRREPを送信する(ステップS17)。ステップS16では、具体的には図1の経路テーブルA−2に示すように、送信先をノードCとし次ホップをノードCとするエントリを追加する。
ノードAからRREPを受信したルートノードRは、自身が保持する経路テーブルにノードCへのエントリを格納する(ステップS18)。具体的には、図1の経路テーブルR−1に示すように、送信先をノードCとし次ホップをノードAとするエントリを格納する。
その後、ルートノードRは、ノードDへのデータ発生などを契機として、ノードDへ経路探索手順を開始し、まず、ノードDへの経路を検索するためのRREQをブロードキャストする(ステップS19)。RREQを受信したノードBは、自身が保持する経路テーブルに受信したRREQの逆経路であるルートノードRへの経路を格納し(ステップS20)、RREQをブロードキャストする(ステップS21)。具体的には、図1の経路テーブルB−1に示すように、送信先をルートノードRとし次ホップをルートノードRとするエントリを格納する。
ノードBからRREQを受信したノードCは、自身が保持する経路テーブルに、受信したRREQの逆経路であるルートノードRへの経路を格納するとともに(ステップS22)、RREQをブロードキャストする(ステップS23)。なお、ステップS22で経路を格納するまでは、経路テーブルC−1に示すようにルートノードRに対応する次ホップはノードAと格納されている。この場合、ステップS22では、図1の経路テーブルC−2に示すように、ルートノードRを送信先とするエントリの次ホップをノードBに書き換える。このように、各ノードは、自身が保持する経路テーブルに送信先が同一のエントリが既にある場合には、あらたに受信したRREQ等の経路に基づいて次ホップを更新する。
ノードCからRREQを受信したノードDは、RREQの受信経路に基づいて経路テーブルにルートノードRへの経路を格納する(ステップS24)。具体的には、図1の経路テーブルD−1に示すように送信先をルートノードRとし次ホップをノードCとするエントリを格納する。
ノードDは受信したRREQが自局宛であることを識別し、RREPを作成し、自身が保持する経路テーブル(経路テーブルD−1)を参照して、RREQの送信元のルートノードRへの次ホップであるノードCにRREPを送信する(ステップS25)。RREPを受信したノードCは、自身が保持する経路テーブルにノードDへのエントリを格納し(ステップS26)、経路テーブルを参照して宛先ルートノードRへの次ホップであるノードBへRREPを送信する(ステップS27)。ステップS26では、具体的には、図1の経路テーブルC−3に示すように、ノードDを送信先とし次ホップをノードDとするエントリを追加する。
ノードCからRREPを受信したノードBは、自身が保持する経路テーブルにノードDへの経路を追加し(ステップS28)、経路テーブルを参照して宛先ルートノードRへの次ホップであるルートノードRへRREPを送信する(ステップS29)。ステップS28では、具体的には、図1の経路テーブルB−2に示すように、ノードDを送信先とし次ホップをノードCとするエントリを追加する。
RREPを受信したルートノードRは、自身が保持する経路テーブルにノードDへの経路を追加する(ステップS30)。具体的には、図1の経路テーブルR−2に示すように、ノードDを送信先とし次ホップをノードBとするエントリを追加する。
以上のステップS30までを行った状態で、ルートノードRでノードCへの送信データ(Data)が発生したとする(ステップS31)。ルートノードRは、自身が保持する経路テーブル(経路テーブルR−2の状態)に基づいて送信先をノードCとする場合の次ホップであるノードAを求め、ノードAへ向けてDataを送信する(ステップS32)。なお、Dataには、宛先のノードと送信元のノードとおよび経緯したノードに関する情報が含まれているとする。
ルートノードRからDataを受信したノードAは、Dataに基づいて送信元がルートノードであるルートノードRであることを認識し、経路キャッシュとしてDataの送信経路の逆経路を格納する(ステップS33)。経路キャッシュには送信元と送信先(宛先)と次ホップを含むこととする。具体的には、ステップS33では、図1の経路キャッシュAt−1に示すように、送信先をルートノードRとし、送信元をノードCとし、次ホップをルートノードRとするエントリを格納する。
ノードAは、つぎに、保持している経路テーブル(経路テーブルA−2の状態)を参照し、ノードCへの次ホップであるノードCにDataを送信する(ステップS34)。ノードAからDataを受信したノードCは、Dataに含まれる送信元ノード、送信先ノードおよび前ホップのノードの情報に基づいて、経路キャッシュにDataの送信経路の逆経路を格納する(ステップS35)。具体的には、図1の経路キャッシュCt−1に示すように、送信先をルートノードRとし、送信元をノードCとし、次ホップをノードAとするエントリを格納する。
Dataを受信したノードCでは、アプリケーションが、受信したDataに対応してルートノードRへの送信データ(Data)が発生する動作が想定される。この時点では、ノードCでは、ルートノードRへの経路として経路テーブル(経路テーブルC−3の状態)では次ホップはノードBと設定されており、経路キャッシュ(経路キャッシュCt−1の状態)では、次ホップはノードAと設定されている。このように経路テーブルと経路キャッシュに同一の送信先のデータが存在する場合には、経路キャッシュの経路を優先して参照とすることとする。したがって、ノードCは、ルートノードRへのDataを、自身が保持する経路キャッシュを参照して、次ホップであるノードAへ送信する(ステップS36)。保持している経路キャッシュを用いたデータ送信を終了すると、ノードCは、図1の経路キャッシュCt−2に示すように経路キャッシュの情報をクリアする(ステップS37)。
ノードCからDataを受信したノードAは、経路キャッシュ(経路キャッシュAt−1の状態)を優先的に参照し、Dataの送信先のルートノードRへの次ホップであるルートノードRへDataを送信する(ステップS38)、送信を完了すると、図1の経路キャッシュA−2に示すように、経路キャッシュの情報をクリアする(ステップS39)。
このように、本実施の形態では、ルートノードRからのDataの転送の際に、転送経路上の各ノードでは、そのDataの送信経路の逆経路を経路キャッシュとして保持する。その経路キャッシュを用いた送信を終了すると経路キャッシュをクリアしている。また、経路キャッシュと経路テーブルの両方に送信先のノードが存在する場合には、経路キャッシュを優先して参照するようにしている。すなわち、各ノードは、経路キャッシュを保持する経路保持手段と、経路キャッシュを優先して参照してデータパケットを送信する送信手段と、を備えている。
ここで、従来の無線アドホックネットワークでの経路制御手順について説明する。図2は、本実施の形態の通信システムと同様の構成の通信システムにおいて従来のオンデマンド型ルーティングプロトコルを用いた経路制御手順を実施する場合のメッセージフロー図である。
まず、ルートノードRは、ノードCへのデータが発生した場合(S41)、図1で説明した本実施の形態と同様のステップS11〜ステップS18を実施し、ノードCへの経路探索を実施する。そして、発生したデータ(Data)を保持している経路テーブル(経路テーブルR−1の状態)に基づいて、ノードAへ送信する(ステップS42)。ノードAは、自身が保持する経路テーブル(経路テーブルA−2の状態)に基づいて、DataをノードCへ転送する(ステップS43)。
ノードCは、ノードAからDataを受信すると、ルートノードR宛てのDataを生成し、生成したDataを保持している経路テーブル(経路テーブルC−1の状態)に基づいてノードAへ送信する(ステップS44)。ノードAは、ノードCから受信したDataを、経路テーブル(経路テーブルA−2の状態)に基づいてルートノードRへ送信する(ステップS45)。
同様に、ルートノードRで、ノードDへのデータが発生したとする(ステップS46)。オンデマンド型ルーティングプロトコルを用いる場合は、経路探索手順により確立された各経路の有効時間は短く、ここでは、ノードDへのデータが発生した時点でステップS11〜ステップS18により各ノードが格納したルートノードRとノードC間の経路に関するエントリはクリアされているとする。
ルートノードRは、ノードDへの経路を探索するための経路探索手順を開始し、まず、RREQをブロードキャストする(ステップS47)。ブロードキャストによりルートノードRが送信したRREQは、ノードAおよびノードBが受信する。各ノードでの中継処理は、中継対象のメッセージ等を受信してからランダムな時間後に中継処理が完了し、中継先に転送されるとする。2つの経路がある場合には、先に中継処理が終了したノードから送信された中継経路が有効となる。ここでは、ノードBの中継処理が先に処理され、ノードBの処理が有効になる場合を想定する。
RREQを受信したノードBは、自身が保持する経路テーブルにRREQの送信経路の逆経路を格納し(ステップS48)、RREQをブロードキャストする(ステップS49)。具体的には、図2の経路テーブルB−1に示すように、ルートノードRを送信先とし次ホップをルートノードRとするエントリを格納する。
ノードBからRREQを受信したノードCは、自身が保持する経路テーブルにRREQの送信経路の逆経路を格納し(ステップS50)、RREQをブロードキャストする(ステップS51)。具体的には、図2の経路テーブルC−2に示すように、ルートノードRを送信先とし次ホップをノードBとするエントリを格納する。
ノードCからRREQを受信したノードDは、自身が保持する経路テーブルにRREQの送信経路の逆経路を格納する(ステップS52)。具体的には、図2の経路テーブルD−1に示すように、ルートノードRを送信先とし次ホップをノードCとするエントリを格納する。
また、ノードDは、受信したRREQが自局宛であることを識別し、RREPを作成し、自身が保持する経路テーブル(図2の経路テーブルD−1の状態)を参照して、RREPの宛先であるルートノードRへの次ホップであるノードCにRREPを送信する(ステップS53)。ノードDからRREPを受信したノードCは、経路テーブルにRREPの送信経路の逆経路を格納し(ステップS54)、経路テーブルを参照してRREPをノードBへ送信する(ステップS55)。ステップS54では、具体的には、図2の経路テーブルC−3に示すように、ノードDを送信先とし次ホップをノードDとするエントリを格納する。
ノードCからRREPを受信したノードBは、経路テーブルにRREPの送信経路の逆経路を格納し(ステップS56)、経路テーブルを参照してRREPをルートノードRへ送信する(ステップS57)。ステップS56では、具体的には、図2の経路テーブルB−2に示すように、ノードDを送信先とし次ホップをノードCとするエントリを格納する。
ノードBからRREPを受信したルートノードRは、経路テーブルにRREPの送信経路の逆経路を格納する(ステップS58)。具体的には、図2の経路テーブルR−2に示すように、ノードDを送信先とし次ホップをノードBとするエントリを格納する。
このようにして、ノードDへの経路の探索を終了したルートノードRは、経路テーブルを参照し、Dataの宛先であるノードDへの次ホップであるノードBへ、Dataを送信する(ステップS59)。Dataを受信したノードBは、自身が保持する経路テーブルを参照し、ノードCへDataを送信し(ステップS60)、Dataを受信したノードCは、自身が保持する経路テーブルを参照し、ノードDへDataを送信する(ステップS61)。
Dataを受信したノードDでは、アプリケーション等がそのDataに対応して、ルートノードRを宛先とするDataを生成する。そして、ノードDは、生成したDataを、保持する経路テーブルを参照してノードCへ送信する(ステップS62)。Dataを受信したノードCは、自身が保持する経路テーブルを参照して、DataをノードBへ送信する(ステップS63)。Dataを受信したノードBは、自身が保持する経路テーブルを参照して、DataをルートノードRへ送信する(ステップS64)。
以上のように、オンデマンド型ルーティングプロトコルでは、経路の有効時間を短くし、送信データが発生するごとに経路探索手順を行うため、ノード間で送受信されるパケットは順方向と逆方向の両方向とも同一の経路を用いて通信が行われる。しかし、パケットの送信のたびに経路探索手順が行われるため、経路探索手順に要するトラフィックが増大する。
これに対し、トラフィックの増大を防ぐために経路の有効時間を長く設定した従来技術もある。図3は、経路の有効時間を長く設定した従来の経路探索手順の一例を示すメッセージフロー図である。図3を用いて、経路の有効時間を長く設定した従来の経路探索手順を説明する。ルートノード1が上述のルートノードRに対応し、ノード2−1,2−2,2−3,2−4が、それぞれノードA,B,C,Dに対応している。
ステップS11〜ステップS31は、図1で説明した本実施の形態の動作と同様である。ステップS31で、送信先Cの送信データ(Data)が発生すルートノードRは、保持している経路情報(図3の経路情報R−2の状態)に基づいて、ノードAへDataを送信する(ステップS71)。Dataを受信したノードAは、保持している経路テーブル(図3の経路テーブルA−2の状態)に基づいてノードCへDataを送信する(ステップS72)。
ノードCは、Dataを受信すると、アプリケーション等がルートノードRへのDataを生成し、生成したDataを保持している経路テーブル(図3の経路テーブルC−3の状態)に基づいて、ノードBへ送信する(ステップ73)。Dataを受信したノードBは、保持している経路テーブル(経路テーブルB−2の状態)に基づいてDataをルートノードRへ送信する(ステップS74)。
以上のように、経路の有効期限内に複数の探索先について経路探索手順を行うと、同一送信先の情報については経路探索ごとに経路テーブルが更新され、ノード間で送受信されるパケットが順方向と逆方向で異なる非対称経路が用いられるケースが発生する。
図3の例について、補足して説明する。図4は、従来の経路制御手順が実施された後の各ノードの経路テーブルの一例を示す図である。図中のR,A,B,C,DはそれぞれルートノードR,ノードA,ノードB,ノードC,ノードDを示している。図4では、図3のステップS71〜ステップS74が実施される時点(ステップS30までが実施されている)での、経路テーブルを示している。
この状態で、ルートノードRがノードCへDataを送信する場合、各ノードは、自身が経路テーブルに基づいてデータの送信を行い、ノードAを経由した経路で送信される(ステップS71,72)。これに対し、ノードCでルートノードRへの送信データが発生した場合、各ノードは、自身が経路テーブルに基づいてデータの送信を行い、ノードBを経由した経路で送信される。したがって、ルートノードRとノードC間のデータ送受信が、順方向と逆方向で異なる経路、すなわち非対称な経路で行われることになる。これに対し、本実施の形態では、図1で説明したとおり、経路キャッシュを用いることにより順方向と逆方向で同一の経路を用いることができる。
つぎに、本実施の形態の経路制御について、補足して説明する。図5は、本実施の形態の各ノードの経路テーブルおよび経路キャッシュの一例を示す図である。図中のR,A,B,C,DはそれぞれルートノードR,ノードA,ノードB,ノードC,ノードDを示している。図5は、図1で示したステップS34までが実施された後の各ノードの経路テーブルおよび経路キャッシュの状態を示している。
この状態で、ノードCでルートノードRへのDataが発生した場合、ノードCは経路キャッシュ(図5の経路キャッシュCt−1)を優先的に参照し、ノードAにDataを送信する(ステップS36)。Dataを受信したノードAは、経路キャッシュ(図5の経路キャッシュA−1)を参照しルートノードRに、Dataを送信する(ステップS38)。このように、本実施の形態では、ルートノードRからノードCへの経路と、ノードCからルートノードRへの経路は、同一の経路(対称経路)となる。
ここで、たとえば、ルートノードRからノードDへのデータ伝送に対する応答ではなく、ノードDで、新たにルートノードR宛のDataが発生した場合の動作を説明する。ノードDは、自身が保持する経路テーブル(図5の経路テーブルD−1)を参照し、ノードCにDataを送信する(ステップS75)。Dataを受信したノードCは、自身が保持する経路キャッシュ(経路キャッシュC−1)を優先的に参照するが、送信元がノードDで送信先がルートノードRの経路のエントリは格納されていない。そこで、ノードCは、経路テーブル(経路テーブルC−3)を参照し、ルートノードRの送信先に対応する次ホップであるノードBにDataを送信する(ステップS76)。Dataを受信したノードBは、経路テーブル(図5の経路テーブルB−2)を参照し、ルートノードRへDataを送信する(ステップS77)。
以上のように、経路キャッシュは、送信元と送信先の対をキーとして格納しており、経路キャッシュに格納されている送信元および送信先のデータについては、各ノードが保持している経路テーブルを用いた従来通りの動作を行うことができる。これにより、従来の経路制御プロトコルに備わる多様な機能を生かしながら、対称経路による通信を実現できる。
また、データパケットの送信元がルートノードである場合についてのみ、受信したデータの送信経路の逆経路を経路キャッシュに格納するようにすると、一般のノードからの送信されたデータパケットによる影響を除くことができ、通信システム全体を管理する役割を担う、ルートノードからの順方向の経路に対して逆方向の経路を一致させることができる。
つぎに、本実施の形態の各ノードの動作を説明する。図6は、本実施の形態のノードが実施するデータ転送の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、ノードは、データパケットを受信する(ステップS81)と、受信したデータパケットの送信元がルートノードであるかどうかを判別する(ステップS82)。送信元がルートノードである場合(ステップS82 Yes)、経路キャッシュにそのデータパケットの送信経路の逆経路を登録(格納)する(ステップS83)。ここで、経路キャッシュは、前述のように送信元、送信先、次ホップの情報を含む。
ステップS83の後、受信したデータパケットの送信先が自局かどうかを判別し(ステップS84)、送信先が自局である場合(ステップS84 Yes)は処理終了し、アプリケーションにデータパケットを渡す。
また、ステップS82で送信元がルートノードでないと判別した場合(ステップS82 No)は、ステップS84に進む。
送信先が自局でない場合(ステップS84 No)、および自身がデータパケットを送信する場合(ステップS91)は、経路キャッシュを優先的に参照し、経路キャッシュに受信したデータパケットまたは送信するデータパケットの送信先および送信元に対応するエントリが登録されているかを判断する(ステップS92)。経路キャッシュに登録がある場合(ステップS92 Yes)は、経路キャッシュに格納された次ホップのノードへデータパケットを送信する(ステップS93)。ステップS93の送信が完了したら、経路キャッシュの該当エントリを削除し(ステップS94)、処理を終了する。
ステップS92で経路キャッシュに登録がないと判断した場合(ステップS92 No)は、経路テーブルを参照し、経路テーブルに受信したデータパケットまたは送信するデータパケットの送信先に該当するエントリがあるか否かを判断する(ステップS95)。経路テーブルに該当するエントリが無い場合(ステップS95 No)、従来通りのその送信先への経路を探索するための経路探索手順を実行し(ステップS96)、ステップS97へ進む。
経路テーブルに該当するエントリが有る場合(ステップS95 Yes)、経路テーブルに格納された次ホップのノードへデータパケットを送信し(ステップS97)、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態では、経路の有効時間を長く設定し、各ノードは従来と同様の経路テーブルを保持するとともに、ルートノードからのデータパケットを受信した場合に、そのデータパケットの送信経路の逆経路の送信元ノードと送信先ノードと次ホップノードとを経路キャッシュとして保持する。そして、各ノードは経路テーブルと経路キャッシュの両方に対応するエントリがある場合、経路キャッシュの経路を優先して用いるようにした。そのため、経路探索手順に要するトラフィックを増大させることなく、経路探索のためのトラフィックルートノードから各ノードへの経路と、ノードからルートノードへの経路を対称経路とすることができる。
また、経路キャッシュに該当しないデータパケットについては、経路テーブルを用いた従来通りの動作を行うことができ、従来の経路制御プロトコルに備わる多様な機能を生かしながら、対称経路による通信を実現できる。また、経路キャッシュを用いてノードからルートノードへのデータ伝送が完了する時点で経路キャッシュをクリアしている。これにより、タイマを用いて経路キャッシュをクリアする必要がなく、一時的な経路として対称経路による通信を実現できる。
実施の形態2.
図7は、本発明にかかる通信システムの実施の形態2の経路制御手順の一例を示すメッセージフロー図である。本実施の形態の通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。図7では、実施の形態1と同様に、本実施の形態の通信システムを構成するノードとしてルートノードR,ノードA,ノードB,ノードC,ノードDの動作を示している。ルートノードRは、ルートノードを示している。
実施の形態1では、各ノードが経路テーブルとは別に経路キャッシュを備えたが、本実施の形態では、経路テーブルと経路キャッシュを区別せず、ルートノードからのデータパケットを受信した場合に、経路テーブルを更新する。
図7を用いて本実施の形態の動作を説明する。ステップS11〜ステップS32は、実施の形態1の図1で説明した動作と同様である。ステップS32の後、ルートノードRからDataを受信したノードAは、Dataの送信元がルートノードであるルートノードRであることを判別し、ルートノードRへの逆経路を経路テーブルへ格納するが、この場合、経路テーブル(図7の経路テーブルA−2の状態)にはすでにこの経路は格納済みであるため変更はない。ノードAは、経路テーブルを参照し、次ホップであるノードCにDataを送信する(ステップS101)。
Dataを受信したノードCは、Dataの送信元がルートノードであるルートノードRであることを判別し、ルートノードRへの逆経路を経路テーブルへ格納する(ステップS102)。具体的には、図7の経路テーブルC−4に示すように、ルートノードRを送信先とし次ホップをノードAとするエントリを格納する。ここで、ステップS102の実施前には、ルートノードRへの次ホップは、図7の経路テーブルC−3に示すようにノードBであったが、ステップS102の実施により、経路テーブルC−4ではルートノードRへの次ホップはノードAに更新される。
Dataを受信したノードCでは、アプリケーションが、ルートノードRへのデータ(Data)を生成するとする。ノードCは、自身が保持する経路テーブル(図7の経路テーブルC−4の状態)を参照し、生成したDataをノードAへ送信する(ステップS103)。Dataを受信したノードAは、自身が保持する経路テーブル(図7の経路テーブルA−2の状態)を参照し、ルートノードRへDataを送信する(ステップS104)。
以上のように、ルートノードであるルートノードRからのデータパケットの受信または転送時に、ルートノードRへの経路を経路テーブルに格納し、データパケットの送信および転送時に該経路テーブルを参照しているので、ルートノードRからノードA〜Dへの経路と、ノードA〜DからルートノードRへの経路が同一(対称経路)となる。
つぎに、本実施の形態のデータ転送経路について、補足説明する。図8は、本実施の形態の各ノードの経路テーブルの一例を示す図である。図8は、図7に示したステップS102を実施した時点で各ノードが保持する経路テーブルを示している。
この状態で、ノードCでルートノードRへのデータが発生すると、ノードCは、自身が保持する経路テーブル(経路テーブルC−4の状態)を参照し、データの送信先であるルートノードRに対応するノードAにDataを送信する(ステップS103)。Dataを受信したノードAは、自身が保持する経路テーブル(経路テーブルA−2の状態)を参照し、ルートノードRに、Dataを送信する(ステップS104)。このように、ルートノードであるルートノードRからノードCへの経路と、ノードCからルートノードRへの経路は、同一の経路(対称経路)となる。
また、この状態で、たとえば、ルートノードRからノードDへのデータ伝送に対する応答ではなく、ノードDで、新たにルートノードR宛のDataが発生した場合の動作を説明する。この場合、ノードDは、自身が保持する経路テーブル(図8の経路テーブルD−1の状態)を参照し、生成したDataをノードCに送信する(ステップS105)。Dataを受信したノードCは、自身が保持する経路テーブル(図8の経路テーブルC−4の状態)を参照し、送信先のルートノードRに対応する次ホップであるノードAにDataを送信する(ステップS106)。Dataを受信したノードAは、自身が保持する経路テーブル(経路テーブルA−2の状態)を参照し、ルートノードRへDataを送信する(ステップS107)。
以上のように、本実施の形態では、ルートノードからのデータパケットの受信または転送時に、ルートノードへの経路を経路テーブルに格納するので、経路キャッシュを別途備えることなく、ルートノードRからノードA〜Dへの経路と、ノードA〜DからルートノードRへの経路が同一となる。ただし、該当ノード以外のノード(たとえば、図8の場合のルートD)に関する経路が、通常の経路探索手順による経路と異なる場合があることに注意が必要である。
つぎに、本実施の形態の各ノードの動作を説明する。図9は、本実施の形態のノードが実施するデータ転送の処理手順の一例を示すフローチャートである。ステップS81,ステップS82は実施の形態1と同様である。ステップS82で受信したデータパケットの送信元がルートノードである場合(ステップS82 Yes)、自身が保持する経路テーブルのルートノードへの経路のエントリを受信したデータパケットの送信経路の逆経路に更新する(ステップS83a)。なお、ステップS83aでは、経路テーブルにルートノードへの経路のエントリがない場合には、ルートノードへの経路のエントリを格納する。
つぎに、受信したデータパケットが自局宛てであるか否かを判断し(ステップS84a)、自局宛てである場合(ステップS84a Yes)、処理を終了し、アプリケーションにデータパケットを渡す。送信先が自局でない場合(ステップ84a No)、およびデータパケットを送信する場合(ステップS91)には、実施の形態1と同様のステップS95を実施する。またステップS96,97は実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態では、各ノードが、ルートノードからの受信したデータパケットの転送時に、ルートノードへの経路を経路テーブルに格納し、データパケットの送信および転送時に経路テーブルを参照する。そのため、ルートノードからノードへの経路と、ノードからルートノードへの経路が同一(対称経路)となる。また、実施の形態1では、各ノードが経路キャッシュを用いたが、本実施の形態では経路キャッシュを用いる必要がない。
以上のように、本発明にかかる経路制御方法、ノードおよび通信システムは、マルチホップ無線アドホックネットワークに有用であり、特に、無線リソースに制約のある通信システムに適している。
1 ルートノード
2−1〜2−4 ノード

Claims (8)

  1. マルチホップ無線アドホックネットワークを構成するノードにおける経路制御方法であって、
    他のノードからデータパケットを受信した場合に、そのデータパケットの送信元のノードを宛先ノードとする前記データパケットの送信経路の逆経路を、ノード経路情報として保持する経路保持ステップと、
    前記ノード経路情報の宛先ノード宛てのデータパケットを中継する場合、または前記ノード経路情報の宛先ノード宛てにデータパケットを送信する場合に、前記ノード経路情報に基づいてデータパケットを送信するデータパケット送信ステップと、
    を含むことを特徴とする経路制御方法。
  2. 他のノードからデータパケットを受信した場合に、前記データパケットに基づいてそのデータパケットの送信元がルートノードであるか否かを判断するルートノード判断ステップ、
    をさらに含み、
    前記経路保持ステップでは、前記データパケットの送信元がルートノードであった場合に、そのデータパケットの送信経路の逆経路を前記ノード経路情報として保持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路制御方法。
  3. 所定の経路検索メッセージを用いてパケットの宛先ノードへの経路を取得し、取得した経路を探索経路情報として保持する経路検索ステップ、
    をさらに含み、
    前記経路保持ステップでは、前記ノード経路情報を前記探索経路情報と独立に保持し、
    前記データパケット送信ステップでは、前記ノード経路情報と前記探索経路情報に同一の宛先ノードに関する経路情報がある場合、前記ノード経路情報を用いてデータパケットを送信する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の経路制御方法。
  4. 前記ノード経路情報として送信元ノードと宛先ノードとを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の経路制御方法。
  5. 前記データパケット送信ステップを実施後、前記データパケット送信ステップで用いた前記ノード経路情報を消去する経路消去ステップ、
    をさらに含むことを特徴とする請求項3または4に記載の経路制御方法。
  6. 所定の経路検索メッセージを用いてパケットの宛先ノードへの経路を取得し、取得した経路を探索経路情報として保持する経路検索ステップ、
    をさらに含み、
    前記経路保持ステップでは、前記ノード経路情報を前記探索経路情報の一部として保持することとし、前記探索経路情報に前記ノード経路情報の宛先ノードと同一の宛先ノードに関する経理情報が含まれる場合に、その経路情報を前記ノード経路情報の経路に書き換える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の経路制御方法。
  7. マルチホップ無線アドホックネットワークを構成するノードであって、
    他のノードからデータパケットを受信した場合に、そのデータパケットの送信元のノードを宛先ノードとする前記データパケットの送信経路の逆経路を、ノード経路情報として保持する経路保持手段と、
    前記ノード経路情報の宛先ノード宛てのデータパケットを中継する場合、または前記ノード経路情報の宛先ノード宛てにデータパケットを送信する場合に、前記ノード経路情報に基づいてデータパケットを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするノード。
  8. 請求項7に記載のノードを備えることを特徴とする通信システム。
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