JP5136434B2 - 無線通信装置、及び無線通信システム - Google Patents

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Description

この発明は、アドホックネットワークを構築する無線通信装置、及び無線通信システムに関する。
アドホックネットワーク内の広告を行うときや、ルーティングプロトコルであるAODV(Ad hoc On-Demand Distance Vector)やOLSR(Optimized Link State Routing)での経路構築時には、メッセージのフラッディングが行われる。フラッディングが行われる際に、メッセージを再送する無線通信装置(以下「ノード」ともいう。)が必要以上に多いと帯域を無駄に消費することになる。
そこで、IETF(Internet Engineering Task Force)RFC3626において規定されているOLSRでは、MPR(Multipoint Relay)集合を用いて再送ノードを減らしている(非特許文献1参照)。
OLSRでは、各ノードが、隣接ノードのアドレスを含むHelloメッセージを定期的に送信する。これにより、各ノードは、隣接ノードと2ホップ隣接ノードとを知ることができる。MPR集合とは、あるノードvが送信したメッセージを、ノードvの2ホップ先のノードに届けるのに必要な中継ノードの集合である。
MPR集合の情報をHelloメッセージに含めて送信することで、フラッディング時に再送するノードを通知する。
Helloメッセージを受け取ったノードは、Helloパケットに含まれるMPR集合の情報をもとに、自ノードをMPRとして選択しているノードの集合(MPRセレクタ集合)の情報を作成する。
そして、ノードvが送信したフラッディングメッセージを受信したノードuは、そのメッセージを初めて受信し、かつノードvがMPRセレクタ集合に含まれているとき、メッセージを再送する。
ノードuが再送を行ったとき、ノードuが再送したメッセージを受信したノードが同じ動作を行うことにより、再送ノードを少なくしてフラッディングを実現している(例えば、非特許文献2参照)。
IETF MANET RFC3626,(October 2003) 小出俊夫、"P2Pとワイヤレスの交差点第6回OLSR(Optimized Link State Routing)プロトコル"、[online]、株式会社 インプレス、[2009年1月6日検索]、インターネット<URL:http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/wp2p/wp2p06.htm>
しかしながら、従来の技術では、特定のノードからのフラッディングの際に、必要のないノードもメッセージの再送を行う場合がある、という問題点があった。
例えば、図5に示すネットワークを用いて、従来の技術により、MPRを用いたフラッディングの際に、必要のないノードがメッセージの再送を行う場合を説明する。
図5において、実線は2つノードが隣接していることを示す。また、実線の矢印は、各ノードのMPR集合を示す。例えばノード0からノード1への矢印は、ノード0のMPR集合にノード1が含まれていることを示す。また、点線の矢印は、この例でのメッセージの流れの一部を示している。
ノード0からあるメッセージをフラッディングするとき、ノード0が送信したメッセージをノード0のMPR集合に含まれるノード1及びノード2が再送する。
ノード1がノード2より先に再送を行ったとき、ノード1からメッセージを受信したノード4は再送を行う。
しかし、ノード0からフラッディングを行う際は、ノード1の2ホップ先のノード2には既にメッセージが到達しているので、ノード4は再送を行う必要はない。
このように、あるノードからフラッディングを行う際、必要がないノードもメッセージの再送を行う場合がある。
また、従来の技術では、広告ノードへの上り及び下りの経路を作成する際、コントロールメッセージ(例えばTcメッセージ)などの制御パケットをネットワーク全体にフラッディングし、ネットワーク全体のトポロジーを各ノードに知らしめることにより、各ノードは通信経路を求める。このため、制御パケットに係るトラフィックが増加する、という問題点があった。
したがって、広告を行う特定のノードからのフラッディングの際、再送を行う無線通信装置を減らすことができる無線通信装置及び無線通信システムが望まれていた。
また、制御パケットによるトラフィックの増加を抑制することができる無線通信装置及び無線通信システムが望まれていた。
本発明に係る無線通信装置は、アドホックネットワークを構築する無線通信装置であって、当該無線通信装置に隣接する他の無線通信装置である隣接ノードと隣接し、当該無線通信装置には隣接しない他の無線通信装置である2ホップ隣接ノードにおける、広告ノードからの最短ホップ数を求める隣接情報処理部と、少なくとも前記2ホップ隣接ノードの広告ノードからの最短ホップ数に基づき、前記隣接ノードのうち、当該無線通信装置が送信したフラッディングパケットを中継させる1又は複数の隣接ノードを求める中継ノード計算部とを備え、前記中継ノード計算部は、前記2ホップ隣接ノードのうち、広告ノードからの最短ホップ数が、当該無線通信装置における広告ノードからの最短ホップ数に2ホップ加算した値である2ホップ隣接ノードを選択し、前記隣接ノードのうち、選択した前記2ホップ隣接ノードと隣接する隣接ノードの中から、当該無線通信装置が送信したフラッディングパケットを中継させる1又は複数の隣接ノードを求めるものである。
また、本発明に係る無線通信システムは、上記の無線通信装置を複数備え、アドホックネットワークを構築するものである。
本発明は、2ホップ隣接ノードの広告ノードからの最短ホップ数に基づき、隣接ノードのうち、当該無線通信装置が送信したフラッディングパケットを中継させる隣接ノードを求めるので、広告ノードからのフラッディングの際、再送を行う無線通信装置を減らすことができる。
実施の形態1に係る無線通信装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係るMPR集合の計算を説明する図である。 実施の形態1に係る下り経路の作成を説明する図である。 実施の形態1に係る下り経路表を示す図である。 従来技術におけるMPRを用いたフラッディングの例を示す図である。
実施の形態1.
本実施の形態における無線通信システムは、複数の無線通信装置(以下「ノード」ともいう。)を備え、アドホックネットワークを構築する。
このアドホックネットワークにおいては、各ノードは、プロアクティブ(Proactive)なルーティングプロトコルを使用してマルチホップ通信を行う。
本実施の形態においては、ルーティングプロトコルとしてIETF RFC3626において規定されているOLSRを用いる場合について説明する。
図1は実施の形態1に係る無線通信装置の構成を示す図である。
図1に示すように、無線通信装置は、送受信手段200、Helloメッセージ処理部201、記憶手段210、ホップ数計算部204、MPR計算部205、Tcメッセージ処理部208、及び上り次ホップ決定部207を有する。
また、記憶手段210には、隣接ノード・ホップ数リスト202、2ホップ隣接ノード・ホップ数リスト203、MPRセレクタリスト206、及び下り経路表209が記憶される。
なお、Helloメッセージ処理部201は、本発明における隣接情報処理部に相当する。
また、MPR計算部205は、本発明における中継ノード計算部に相当する。
また、Tcメッセージ処理部208は、本発明における経路情報処理部に相当する。
送受信手段200は、当該無線通信装置(以下「自ノード」ともいう。)に隣接する他の無線通信装置(以下「隣接ノード」という。)と、パケットを送受信する。
なお、ノードに隣接するとは、ノード間で直接通信が可能であることをいう。
Helloメッセージ処理部201は、送受信手段200を介して、隣接ノードとの間でHelloメッセージを授受する。
また、Helloメッセージ処理部201は、取得したHelloメッセージを処理し、Helloパケットをもとに、隣接ノード・ホップ数リスト202、及び2ホップ隣接ノード・ホップ数リスト203を作成して、記憶手段210に記憶させる。
この隣接ノード・ホップ数リスト202は、各隣接ノードのアドレス及び広告ノードからの最短ホップ数の情報を有する。
また、2ホップ隣接ノード・ホップ数リスト203は、各2ホップ隣接ノードのアドレス及び広告ノードからの最短ホップ数の情報を有する。
2ホップ隣接ノードとは、隣接ノードと隣接し、自ノードには隣接しない他のノードである。
広告ノードとは、ネットワーク内にフラッディングを行う特定のノードである。
さらに、Helloメッセージ処理部201は、Helloパケットに含まれるMPR集合から、MPRセレクタリスト206を作成して、記憶手段210に記憶させる。
ホップ数計算部204は、隣接ノード・ホップ数リスト202に基づいて、自ノードの広告ノードからの最短ホップ数(以下、単に「ホップ数」という。)を得る。
MPR計算部205は、隣接ノード・ホップ数リスト202と、2ホップ隣接ノード・ホップ数リスト203と、自ノードのホップ数とから、自ノードのMPR集合を求める。
自ノードのMPR集合とは、自ノードからのフラッディングパケットを中継させる1又は複数の隣接ノードの集合である。
上り次ホップ決定部207は、隣接ノード・ホップ数リスト202と、自ノードのホップ数とから、広告ノードへの上り経路における次ホップノードを決定する。
Tcメッセージ処理部208は、広告ノードへのTcメッセージを処理し、Tcメッセージをもとに、下り経路表209を作成して、記憶手段210に記憶させる。
Helloメッセージ処理部201、ホップ数計算部204、MPR計算部205、Tcメッセージ処理部208、上り次ホップ決定部207は、これらの機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアで実現することもできるし、マイコンやCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
記憶手段210は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置で構成することができる。
次に、本実施の形態における無線通信装置の動作について説明する。
[リスト作成]
まず、記憶手段210に記憶される、各リストの作成動作について説明する。
Helloメッセージ処理部201は、定期的に、隣接ノードとの間でHelloメッセージを授受する。
このHelloメッセージは、自ノード(送信ノード)のアドレス、隣接ノードのアドレス、及び自ノードのMPR集合の情報などが含まれる。
さらに、RFC3626において規定されたHelloメッセージを拡張して、後述する自ノードのホップ数の情報と、受信したHelloメッセージに含まれる隣接ノードのアドレスにその隣接ノードの広告ノードからのホップ数の情報とをHelloメッセージに付与する。
Helloメッセージ処理部201は、隣接ノードから取得したHelloメッセージをもとに、隣接ノードのアドレス及びホップ数と、2ホップ隣接ノードのアドレス及びホップ数とを求める。
そして、Helloメッセージ処理部201は、隣接ノード・ホップ数リスト202、及び2ホップ隣接ノード・ホップ数リスト203を作成する。
無線通信システムを構成する各ノードが、上記Helloメッセージを定期的に授受することにより、各ノードは、それぞれ隣接ノード及び2ホップ隣接ノードのアドレスとホップ数の情報を取得することができる。
[自ノードのホップ数算出]
次に、自ノードのホップ数算出動作について説明する。
ホップ数計算部204は、自ノードが広告ノードである場合、自ノードのホップ数を0とする。
また、ホップ数計算部204は、自ノードが広告ノードでない場合、隣接ノード・ホップ数リスト202に基づき、各隣接ノードのホップ数うち、最小の値に1ホップ加算した値を、自ノードのホップ数として求める。
そして、Helloメッセージ処理部201は、上述した動作により、自ノードのホップ数の情報を含むHelloメッセージを送信する。
このようなHelloメッセージの授受を各ノードにおいて行うことにより、各ノードは、自ノードにおける広告ノードからの最短ホップ数を得ることができる。
[MPR集合の計算]
次に、自ノードが送信したフラッディングパケットを中継させるMPR集合の計算動作について説明する。
図2は実施の形態1に係るMPR集合の計算を説明する図である。
図2においては、各ノードを円で示し、各ノードのホップ数を円の中に示している。
以下、図2を用いて、広告ノードからのホップ数がd(dは非負の整数)であるノード401におけるMPR集合の計算動作を説明する。
なお、図2において、ノード401に隣接する隣接ノードの集合を、隣接ノード集合42という。また、ノード401における2ホップ隣接ノードの集合を、2ホップ隣接ノード集合43という。
即ち、隣接ノード集合42内のノードのホップ数は、d−1〜d+1である。
また、2ホップ隣接ノード集合43内のノードのホップ数は、d−2〜d+2である。
なお、図2においては、各ホップ数ごとにそれぞれ1つのノードを示しているが、隣接ノード集合42内、及び2ホップ隣接ノード集合43内には、同じホップ数となるノードが複数存在する場合もある。
まず、MPR計算部205は、2ホップ隣接ノード・ホップ数リスト203を参照し、2ホップ隣接ノードのうち、広告ノードからの最短ホップ数が最大となるノードを選択する。即ち、2ホップ隣接ノードのホップ数が、自ノードのホップ数に2ホップ加算した値である2ホップ隣接ノードを選択する。
図2の例では、MPR計算部205は、ホップ数がd+2である2ホップ隣接ノード431を選択する。
なお、2ホップ隣接ノード集合43内に、ホップ数がd+2であるノードが複数存在する場合は、当該ノードを全て選択する。
次に、MPR計算部205は、隣接ノード・ホップ数リスト202を参照し、選択した2ホップ隣接ノード431と隣接する隣接ノードの中から、MPRを求める。
図2の例では、MPR計算部205は、2ホップ隣接ノード431と隣接する隣接ノード421をMPRとして求める。
なお、ホップ数がd+2である2ホップ隣接ノード431と隣接する隣接ノード421が複数存在する場合には、少なくとも1つをMPRとして選択するようにしても良い。
なお、2ホップ隣接ノード431を複数選択した場合には、各2ホップ隣接ノード431について隣接する隣接ノード421の中からMPRを求める。
なお、上記説明では、自ノード、隣接ノード、及び2ホップ隣接ノードのホップ数に基づきMPRを求めたが、本発明はこれに限らず、少なくとも2ホップ隣接ノードの広告ノードからの最短ホップ数に基づき、隣接ノード集合42内からMPRを求めるようにしても良い。
次に、Helloメッセージ処理部201は、MPR計算部205により求められたMPR集合の情報をHelloパケットに含め、隣接ノードとの間で授受する。
そして、Helloメッセージ処理部201は、隣接ノードから取得したHelloメッセージに含まれるMPR集合の情報から、自ノードをMPRとして選択している、隣接ノードのアドレス情報からなるMPRセレクタリスト206を作成する。
以降、各ノードは、MPRセレクタリスト206に登録された隣接ノードからのフラッディングパケットを受信したとき、当該フラッディングパケットを再送信することとなる。
これにより、ホップ数がdであるノード401からのフラッディングパケットは、ホップ数がd+1である隣接ノード421により再送信され、ホップ数がd、d+1、d+2である2ホップ隣接ノードに届くこととなる。
即ち、ホップ数dからのフラッディングを行う必要がないノードである、ホップ数がd−1、d−2の2ホップ隣接ノードには、フラッディングパケットが届かないことになる。
[上り経路の作成]
各ノードから広告ノードへの上り経路の作成について説明する。
上り次ホップ決定部207は、隣接ノード・ホップ数リスト202を参照し、隣接ノードのうち、ホップ数が自ノードのホップ数より小さい隣接ノードの中から、任意の隣接ノードを選択する。例えば、隣接ノードのうち、ホップ数が最小となる隣接ノードを選択する。
そして、選択した隣接ノードを、広告ノード宛の上り経路における送信先の隣接ノード(以下「上り次ホップノード」という。)とする。
以降、各ノードは、広告ノード宛のメッセージ(パケット)を送信する際、当該広告ノード宛のメッセージに、上り次ホップ決定部207で選択した隣接ノードのアドレスを、上り次ホップノードアドレスとして含める。
そして、広告ノード宛のメッセージを受信したノードは、上り次ホップノードが自ノードのアドレスである場合、当該広告ノード宛のメッセージにおける上り次ホップノードを、自ノードの上り次ホップ決定部207で選択した隣接ノードのアドレスに変更し、再送する。
[下り経路の作成]
次に、広告ノードから各ノードへの下り経路の作成について説明する。
Tcメッセージ処理部208は、隣接ノードから広告ノード宛の経路制御情報であるTcメッセージを取得したとき、Tcメッセージを上り次ホップノードに送信し、取得したTcメッセージを送信した隣接ノード及び送信元のノードのアドレスに基づき、広告ノードからの下り経路における送信先の隣接ノード(以下「下り次ホップノード」という。)を求める。
このような動作の詳細を、図3及び図4を用いて次に説明する。
図3は実施の形態1に係る下り経路の作成を説明する図である。
図4は実施の形態1に係る下り経路表を示す図である。
図3においては、各ノードを円で示し、各ノードのアドレスを円の中に示している。
また、実線は2つノードが隣接していることを示す。
また、実線の矢印は、上り経路を示している。
また、アドレス「0」のノードは、広告ノードである。
また、図3においては、Tcメッセージに付与されるアドレスを、括弧書きで、(送信ノード、上り次ホップノード、オリジネータ)の順に示している。詳細は後述する。
また、図3において、511、512、513は、下り経路表に追加されるアドレスを示している。詳細は後述する。
まず、各ノードのTcメッセージ処理部208は、下り経路作成のために、それぞれTcメッセージを作成し、上述した上り経路を用いてTcメッセージを広告ノード宛に送る。
Tcメッセージには、当該Tcメッセージを最初に送信した送信元のノード(以下「オリジネータ」という。)と、当該メッセージを中継したノード(以下「送信ノード」という。)と、当該Tcメッセージを次に中継すべき上り次ホップノードのアドレスを含んでいる。
図3において、アドレス「7」のノードが送信するTcメッセージ501は、送信ノード「7」、上り次ホップノード「3」、オリジネータ「7」が付与される。
なお、次ホップノードは、上述したように、上り次ホップ決定部207により選択されるものである。ここではノード「3」であるものとする。
Tcメッセージ501を受信したノードは、上り次ホップノードのアドレスが、自ノードアドレスの場合、このパケットを再送する。
図3の例では、ノード「3」は、Tcメッセージ501を受信して、Tcメッセージ502として再送する。
Tcメッセージ501を受信したノード「3」のTcメッセージ処理部208は、下り経路表209に、[Tcメッセージのオリジネータ「7」、送信者アドレス「7」]というエントリ511がなければ追加する。
次に、Tcメッセージ501を受信したノード「3」のTcメッセージ処理部208は、Tcメッセージ501の送信ノードと上り次ホップノードの情報を変更し、送信ノード「3」、上り次ホップノード「1」、オリジネータ「7」を付与したTcメッセージ502を送信する。
そして、Tcメッセージ502を受信したノード「1」のTcメッセージ処理部208は、同様に、下り経路表209に、[Tcメッセージのオリジネータ「7」、送信者アドレス「3」]というエントリ512がなければ追加する。
このような動作を各ノードで行うことにより、図4に示すように、Tcメッセージのオリジネータのアドレスを、広告ノードからの下り経路における宛先ノードのアドレスとし、Tcメッセージの送信者アドレスを、宛先アドレスに対する広告ノードからの下り経路における下り次ホップアドレスからなる下り経路表209を作成することができる。
図3の例では、ノード「7」からのTcメッセージを広告ノード「0」まで送ることで、Tcメッセージのオリジネータであるノード「7」への下り経路上に存在する、ノード「0」、「1」、「3」の各下り経路表209に、ノード「7」への下り経路のエントリ513、512、511が追加される。
以上のように本実施の形態においては、2ホップ隣接ノードの広告ノードからの最短ホップ数に基づき、隣接ノードからMPRを求めるので、広告ノードからのフラッディングの際、再送を行うノードを減らすことができる。
より詳しくは、自ノードのホップ数がdであるとき、ホップ数がd+2である2ホップ隣接ノード431を選択し、選択した2ホップ隣接ノード431と隣接する隣接ノードの中からMPRを求める。
このため、ホップ数dからのフラッディングを行う必要がないノードである、ホップ数がd−1、d−2の2ホップ隣接ノードには、フラッディングパケットが届かないことになり、広告ノードからのフラッディングの際に、必要のないノードがメッセージの再送を行う場合を削減することができる。
また、隣接ノードのホップ数をもとに、広告ノード宛の上り経路における上り次ホップノードを求める。そして、この上り経路を用いて、Tcメッセージを各ノードから広告ノードに転送して、下り経路表209を作成する。
このため、コントロールメッセージ(例えばTcメッセージ)などの制御パケットをネットワーク全体にフラッディングすることなく、広告ノードへの上り経路、及び下り経路を作成することができる。
これにより、制御パケットに係るトラフィックの増加を抑制することができる。
なお、上記説明において、広告ノードからの最短ホップ数を求める動作について説明したが、広告ノードが複数存在する場合には、各広告ノードごとに、自ノード、隣接ノード、及び2ホップ隣接ノードのホップ数を求めるようにしても良い。
42 隣接ノード集合、43 ホップ隣接ノード集合、200 送受信手段、201 Helloメッセージ処理部、202 隣接ノード・ホップ数リスト、203 2ホップ隣接ノード・ホップ数リスト、204 ホップ数計算部、205 MPR計算部、206 MPRセレクタリスト、207 上り次ホップ決定部、208 Tcメッセージ処理部、209 下り経路表、210 記憶手段、401 ノード、421 隣接ノード、431 2ホップ隣接ノード、501 Tcメッセージ、502 Tcメッセージ、511 エントリ、512 エントリ、513 エントリ。

Claims (6)

  1. アドホックネットワークを構築する無線通信装置であって、
    当該無線通信装置に隣接する他の無線通信装置である隣接ノードと隣接し、当該無線通信装置には隣接しない他の無線通信装置である2ホップ隣接ノードにおける、広告ノードからの最短ホップ数を求める隣接情報処理部と、
    少なくとも前記2ホップ隣接ノードの広告ノードからの最短ホップ数に基づき、前記隣接ノードのうち、当該無線通信装置が送信したフラッディングパケットを中継させる1又は複数の隣接ノードを求める中継ノード計算部と
    を備え
    前記中継ノード計算部は、
    前記2ホップ隣接ノードのうち、広告ノードからの最短ホップ数が、当該無線通信装置における広告ノードからの最短ホップ数に2ホップ加算した値である2ホップ隣接ノードを選択し、
    前記隣接ノードのうち、選択した前記2ホップ隣接ノードと隣接する隣接ノードの中から、当該無線通信装置が送信したフラッディングパケットを中継させる1又は複数の隣接ノードを求める
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 当該無線通信装置における広告ノードからの最短ホップ数を求めるホップ数計算部を備え、
    前記隣接情報処理部は、
    前記隣接ノードにおける広告ノードからの最短ホップ数を更に求め、
    前記中継ノード計算部は、
    当該無線通信装置における広告ノードからの最短ホップ数と、
    前記隣接ノードにおける広告ノードからの最短ホップ数と、
    前記2ホップ隣接ノードにおける広告ノードからの最短ホップ数とに基づき、
    前記隣接ノードのうち、当該無線通信装置が送信したフラッディングパケットを中継させる1又は複数の隣接ノードを求める
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記ホップ数計算部は、
    前記隣接ノードの広告ノードからの最短ホップ数のうち、最小の値に1ホップ加算した値を、当該無線通信装置における広告ノードからの最短ホップ数として求め、
    前記隣接情報処理部は、
    当該無線通信装置のアドレス及び広告ノードからの最短ホップ数の情報と、
    前記隣接ノードのアドレス及び広告ノードからの最短ホップ数の情報とを前記隣接ノードとの間で授受し、
    前記2ホップ隣接ノードのアドレス及び広告ノードからの最短ホップ数を求める
    ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記隣接ノードの広告ノードからの最短ホップ数に基づき、前記広告ノード宛の上り経路における送信先の隣接ノードを選択する上り次ホップ決定部と、
    前記隣接ノードから広告ノード宛の経路制御情報を取得したとき、該経路制御情報を前記上り経路における送信先の隣接ノードに送信し、
    取得した前記経路制御情報を送信した隣接ノード及び送信元の無線通信装置のアドレスに基づき、前記広告ノードからの下り経路における送信先の隣接ノードを求める経路情報処理部と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の無線通信装置。
  5. 前記上り次ホップ決定部は、
    前記隣接ノードのうち、広告ノードからの最短ホップ数が、当該無線通信装置の広告ノードからの最短ホップ数より小さい隣接ノードの中から、前記広告ノード宛の上り経路における送信先の隣接ノードを選択し、
    前記経路情報処理部は、
    前記隣接ノードから広告ノード宛の経路制御情報を取得したとき、当該経路制御情報の送信元の無線通信装置のアドレスの情報と、当該無線通信装置のアドレスの情報とを前記経路制御情報に含めて、前記上り経路における送信先の隣接ノードに送信し、
    取得した前記経路制御情報の送信元の無線通信装置のアドレスを、前記広告ノードからの下り経路における宛先アドレスとし、取得した前記経路制御情報を送信した隣接ノードを、前記宛先アドレスに対する前記広告ノードからの下り経路における送信先の隣接ノードとする
    ことを特徴とする請求項記載の無線通信装置。
  6. 請求項1〜の何れかに記載の無線通信装置を複数備え、アドホックネットワークを構築することを特徴とする無線通信システム。
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