JP4385346B1 - シャープペンシル - Google Patents

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敬幸 五十嵐
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Abstract

【課題】芯替え時の操作が簡単で、かつ、手軽に使用することができるシャープペンシルを提供する。
【解決手段】外装体11の内部に芯ケース13および芯チャック14を進退可能に配設し、先端部にガイドパイプ12を進退可能に配設する。外装体11の内部には、また、ガイドパイプ12が外装体11の内側に収納される方向に移動するのに連動して、芯ケース13および芯チャック14を先端側に前進させる連動手段20と、芯ケース13および芯チャック14を先端側から後端側に復位させると共に、ガイドパイプ12を外装体11から突出する方向に復位させる復位手段30を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ノック操作により先端から芯が突出するノック式のシャープペンシルに関する。
従来より、シャープペンシルとしては、ノック操作により先端から芯を突出させるノック式のものが知られている。このシャープペンシルでは、例えば、ノック操作により芯チャックが芯を把持して先端側に前進し、一定距離前進したところで拡径して芯を開放し、後退することにより芯を繰り出すようになっている。また、先端部には芯をガイドし保護するためのガイドパイプが配設されており、ガイドパイプの後端側には芯が芯チャックから解放された時に芯の落下を防止すると共に、芯を安定して保持するための芯戻り止めが配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−166784号公報 実用新案登録第3142422号公報
しかしながら、このようなシャープペンシルでは、芯切れ等により芯を入れ替える際に、何回もノックしなければ芯が出てこないという問題があった。よって、操作に手間と時間がかかり、面倒であった。
また、このようなノック操作により芯を繰り出すのではなく、ガイドパイプを押圧して内縮させることにより芯を繰り出すようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、このシャープペンシルでは、芯を先端から突出させるためには、先端を数回押圧しなければならず、しかも、押圧にはそれなりの力が必要であるという問題があった。よって、ノック式に比べて手軽に使用するのが難しかった。
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、芯替え時の操作が簡単で、かつ、手軽に使用することができるシャープペンシルを提供することを目的とする。
本発明のシャープペンシルは、内部に空間を有する外装体と、この外装体の先端部に内側から外側に向かって突出するように配設され、内側に芯を通す内孔を有し、外装体の内側に収納される方向に往復移動可能なガイドパイプと、外装体の内部に収納され、内側に芯を収納する収納部を有し、先端側に向かって進退可能な芯ケースと、外装体の内部において芯ケースの先端側に配置され、芯ケースと共に先端側に進退可能であり、後端側では縮径して芯を把持し、先端側では拡径して芯を開放する芯チャックと、この芯チャックの周囲に配設され、芯チャックを締めつけて縮径するチャックリングと、ガイドパイプが外装体の内側に収納される方向に移動するのに連動して、芯ケースおよび芯チャックを先端側に前進させる連動手段と、芯ケースおよび芯チャックを先端側から後端側に復位させると共に、ガイドパイプを外装体から突出する方向に復位させる復位手段とを備え、連動手段は、芯ケースの外周に突出して形成された係止部と、この係止部の近傍において外装体と芯ケースとの間に後端部が配設され、先端部の一部がガイドパイプに固定された伝達部材と、この伝達部材の後端部に外側が当接され、かつ、中心側が係止部に当接され、外側と中心側との間に設けられた支持部を中心として回転可能であり、外側が伝達部材により後端側に押圧されるのに伴い、中心側により係止部を先端側に押圧する反転部材とを備え、復位手段は、係止部よりも先端側において芯ケースの周りに配設された固定部材と、この固定部材と係止部との間に配設された付勢部材とを備えたものである。
本発明のシャープペンシルによれば、ガイドパイプを外装体の内側に収納される方向に往復運動可能とし、かつ、ガイドパイプが収納される方向に移動するのに連動して、芯ケースおよび芯チャックを先端側に前進させる連動手段を備えるようにしたので、ガイドパイプを押圧することにより芯チャックを拡径することができる。よって、例えば、ガイドパイプを下にして机などに押し当てることによりガイドパイプを押圧するようにすれば、芯ケースに収納されている芯は、自重により、拡径している芯チャックを通過してガイドパイプの先端まで落下することができる。従って、芯を入れ替える際にも、1回の動作で、芯をガイドパイプの先端まで移動させることができ、後は通常と同様に、1回のノック操作で芯を先端から突出させることができる。すなわち、簡単に芯替えをすることができ、芯替え時の手間と時間を削減することができると共に、通常のノック式のシャープペンシルと同様に手軽に使用することができる。
特に、連動手段が、芯ケースの外周に形成された係止部と、この係止部の近傍に後端部が配設され、先端部がガイドパイプに固定された伝達部材と、外側が伝達部材の後端部に当接され、中心側が係止部に当接され、外側と中心側との間に設けられた支持部を中心として回転可能な反転部材とを備えるようにすれば、ガイドパイプを押圧することにより、簡単に、芯を先端まで移動させることができる。
また、係止部の外側端部に、後端側に向かって突出する爪部を形成し、反転部材の外側端部および中心側端部に、先端側に向かって突出する爪部を形成するようにすれば、伝達部材と反転部材および反転部材と係止部とを確実に当接させることができ、安定して動作させることができる。
更に、反転部材の先端側に、伝達部材の後端部が当接する位置を案内する案内溝を形成するようにすれば、伝達部材により反転部材を押圧する動作をスムーズに行わせることができ、より安定して動作させることができる。
加えて、復位手段が、係止部よりも先端側に配設された固定部材と、この固定部材と係止部との間に配設された付勢部材とを備えるようにすれば、簡単に、芯チャックおよびガイドパイプを復位させることができる。
更にまた、ガイドパイプの先端側に芯戻り止めを設けるようにすれば、ノック操作により芯チャックを拡径した時に芯が落下してしまうことを防止することができ、かつ、ガイドパイプを押圧した時に芯をガイドパイプの先端まで移動させることができる。
本発明の一実施の形態に係るシャープペンシルの全体構成を表す部分断面図である。 図1に示したシャープペンシルの通常状態における先端側を拡大して表わす断面図である。 図1に示したシャープペンシルの芯替え時における先端側を拡大して表わす断面図である。 図3に続く芯繰り出し工程を表す図である。 図4に続く芯繰り出し工程を表す図である。 図5に続く芯繰り出し工程を表す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るシャープペンシルの全体構成を表わすものであり、図2は通常状態における先端側の断面構造を拡大して表わすものであり、図3は芯替え時における先端側の断面構造を拡大して表わすものである。このシャープペンシルは、内部に空間を有する外装体11と、外装体11の先端部に配設されたガイドパイプ12と、外装体11の内部に収納された芯ケース13および芯チャック14と、芯チャック14の周囲に配設されたチャックリング15と、外装体11の後端部に配設されたノックボタン16とを有している。
外装体11は、例えば、外筒11Aの先端側に口先部11Bが配設された構造を有している。口先部11Bは、例えば、先端側が細くなっており、先端部にはガイドパイプ12を配設するための貫通孔11Cが形成されている。
ガイドパイプ12は、芯Mをガイドすると共に保護するためのものであり、外装体11の内側から外側に向かって突出するように貫通孔11Cに配設されている。ガイドパイプ12は、貫通孔11Cに固定されておらず、外装体11の内側に収納される方向、例えば外装体11の前後方向に往復移動できるようになっている。ガイドパイプ12の内側には、芯Mを通すための内孔12Aが形成されており、先端側には芯Mの落下を防ぐ芯戻り止め12Bが設けられていることが好ましい。芯Mを安定して繰り出すことができるからである。芯戻り止め12Bは、例えば、弾性変位可能なゴムや軟質の合成樹脂により構成されていることが好ましく、所定の押圧力以下では芯Mが挿通しないようになっている。なお、芯戻り止め12Bは、図2に示したように、ガイドパイプ12の内側に設けるようにしてもよいが、例えば、ガイドパイプ12の先端全体を芯戻り止め12Bで構成するようにしてもよい。
芯ケース13は、内側に芯Mを収納する収納部13Aを有し、先端側に向かって進退可能に、すなわち外装体11の前後方向に往復移動可能に配設されている。芯チャック14は、例えば、芯ケース13の先端側に芯ケース13に接続して配設されており、芯ケース13と共に先端側に向かって進退可能とされている。芯チャック14の内側には、芯Mを通すための内孔14Aが形成されている。芯チャック14の外周には、例えば、二つ割または三つ割のスリット14Bが形成されており、内孔14Aを拡径または縮径することができるように構成されている。芯チャック14の先端側には、後端側よりも外径が大きい大径部14Cが形成されている。これにより、芯チャック14が後端側に後退している時には、大径部14Cがチャックリング15により締めつけられて縮径して芯Mを把持し、先端側に前進している時には、大径部14Cがチャックリング15から解放されて拡径して芯Mを開放するようになっている。
チャックリング15は、例えば、外装体11に固定された支持部材17により支持されている。支持部材17の中央部には、チャックリング15を配設するための配設孔17Aが設けられている。チャックリング15の外周面には、例えば、径方向に円板状に突出した鍔15Aが形成されており、配設孔17Aの内周面に形成された溝17Bに鍔15Aが係止されている。溝17Bの幅は、例えば、チャックリング15が一部において芯チャック14と共に進退できるように、鍔15Aの幅よりも広く形成されている。なお、支持部材17は、例えば、配設孔17Aを通る前後方向に延長された面で2以上に分割されていてもよい。組み合わせることにより配設孔17Aにチャックリング15を容易に配設することができるからである。
このシャープペンシルは、また、ガイドパイプ12が外装体11の内側に収納される方向に移動するのに連動して、芯ケース13および芯チャック14を先端側に前進させる連動手段20と、芯ケース13および芯チャック14を先端側から後端側に復位させると共に、ガイドパイプ12を外装体11から突出する方向に復位させる復位手段30とを備えている。
連動手段20は、例えば、芯ケース13の外周に突出して形成された係止部21と、係止部21の近傍に後端部が配設され、先端部の一部がガイドパイプ12に固定された伝達部材22と、外側が伝達部材22の後端部に当接され、中心側が係止部21に当接された反転部材23とを有している。係止部21の外側端部には、例えば、後端側に向かって突出するように爪部21Aが形成されていることが好ましい。係止部21と反転部材23とを確実に当接させることができ、安定して動作させることができるからである。係止部21は、例えば、円板状に形成されていてもよいが、反転部材23に合わせて一部に形成されていてもよい。
伝達部材22は、例えば、板状部材22Aに2本以上の棒状部材22Bが接合された構造を有している。板状部材22Aは、先端部としてガイドパイプ12に接合されており、中央部には芯Mを通すための貫通孔22Cが形成されている。板状部材22Aとガイドパイプ12との接合部には、例えば、ガイドパイプ12の後端側を取り囲んで接合部を補強する補強部22Dが形成されていることが好ましい。接合強度を高めるためである。棒状部材22Bは、例えば、前後方向に伸長されており、後端部は外装体11と芯ケース13との間において係止部21の近傍に位置している。なお、棒状部材22Bの配設位置に合わせて、支持部材17には、例えば、棒状部材22Bを貫通させるための貫通孔17Cが設けられている。
反転部材23は、例えば、外装体11に固定された支持棒23Aに対して支持部23Bにより回転可能に配設されている。支持部23Bは、外側と中心側との間に形成されており、外側が伝達部材22により後端側に押圧されると、支持部23Bを中心として回転し、中心側により係止部21を先端側に押圧するようになっている。反転部材23の外側端部および中心側端部には、例えば、先端側に向かって突出するように爪部23Cが形成されていることが好ましい。伝達部材22と反転部材23および係止部21と反転部材23とを確実に当接させることができ、安定して動作させることができるからである。また、反転部材23の先端側には、図示しないが、例えば、伝達部材22の後端部が当接する位置を案内する案内溝が形成されていることが好ましい。伝達部材22により反転部材23を押圧する動作をスムーズに行わせることができ、より安定して動作させることができるからである。
復位手段30は、例えば、係止部21よりも先端側において芯ケース13の周りに配設された固定部材31と、固定部材31と係止部21との間に配設されたばね等の付勢部材32とを有している。固定部材31は、外装体11に対して固定して配設されている。固定部材31の中央部には、芯ケース13を通す貫通孔31Aが形成されており、その外側には、例えば、棒状部材22Bの配設位置に合わせて、棒状部材22Bを貫通させるための貫通孔31Bが設けられている。
このシャープペンシルは、例えば、次のようにして組み立てられる。
まず、例えば、チャックリング15の中に芯チャック14を通し、係止部21を形成した芯ケース13の先端に接合する。次いで、例えば、係止部21の先端側に付勢部材32を配設し、固定部材31を形成した外筒11Aの中に、後端側から芯チャック14の方を先端側に向けて、付勢部材32が固定部材31に当接するまで挿入する。続いて、外筒11Aの先端側に支持部材17を配設し、支持部材17によりチャックリング15を支持する。
その後、ガイドパイプ12に伝達部材22を接合し、外筒11Aの先端側から貫通孔17C,31Bの中に棒状部材22Bを挿入する。次いで、口先部11Bの貫通孔11Cにガイドパイプを12を挿入し、外筒11Aの先端部に口先部11Bを配設する。続いて、外筒11Aの後端側から反転部材23を挿入して配設する。その後、外筒11Aの後端部にノックボタン16を配設する。これによりシャープペンシルが完成する。
このシャープペンシルでは、次のようにして芯Mを入れ替える。図4〜6は、芯Mの入れ替え工程を順に表わすものである。
まず、芯ケース13の中に芯Mを挿入する。次いで、例えば図3に示したように、ガイドパイプ12を下にして机などの堅固な平面に押し当ててガイドパイプ12を押圧する。ガイドパイプ12は外装体11の内側に収納される方向に移動し、伝達部材22が後端側に移動して反転部材23の外側を後端側に押圧する。反転部材23は、支持部23Bを中心として回転し、中心側で係止部21を押圧する。係止部21は先端側に押圧され、芯ケース13および芯チャック14は先端側に移動する。その際、チャックリング15は、鍔15Aが支持部材17の溝17Bの中を移動できる範囲内で、芯チャック14と共に先端側に移動する。鍔15Aが溝17Bの先端側側壁に当接すると、チャックリング15は移動を停止し、更に芯チャック14が先端側に移動すると、芯チャック14の大径部14Cがチャックリング15から解放されて拡径する。これにより、芯ケース13に収納されている芯Mは、自重により、拡径している芯チャック14を通過してガイドパイプ12の先端まで落下する。
続いて、例えば、図4に示したように、ガイドパイプ12を机から離し、ガイドパイプ12への押圧をやめると、付勢部材32により係止部21が後端側に付勢され、芯ケース13および芯チャック14が後端側に移動する。その際、芯チャック14の大径部14Cがチャックリング15に当接すると、チャックリング15は芯チャック14を締め付けずに、鍔15Aが支持部材17の溝17Bの中を移動できる範囲内で、芯チャック14と共に後端側に移動する。鍔15Aが溝17Bの後端側側壁に当接すると、チャックリング15は移動を停止し、更に芯チャック14が後端側に移動すると、芯チャック14の大径部14Cがチャックリング15により締めつけられて縮径する。これにより、芯Mは、芯チャック14により把持され、芯チャック14および芯ケース13が復位する。
また、芯ケース13が後端側に移動すると、係止部21により反転部材23の中心側が後端側に押圧され、反転部材23は支持部23Bを中心として回転し、外側で伝達部材22の後端部を先端側に押圧する。伝達部材22は先端側に押圧され、伝達部材22およびガイドパイプ12は先端側に移動し復位する。
そののち、例えば、図5に示したように、ノックボタン16を押圧すると、芯ケース13および芯チャック14は先端側に移動し、チャックリング15は、鍔15Aが支持部材17の溝17Bの中を移動できる範囲内で、芯チャック14と共に先端側に移動する。これにより、芯Mは芯チャック14に把持されたまま先端側に移動し、芯Mの先端がガイドパイプ12の先端から突出する。次いで、鍔15Aが溝17Bの先端側側壁に当接すると、チャックリング15は移動を停止し、更に芯チャック14が先端側に移動すると、芯チャック14の大径部14Cがチャックリング15から解放されて拡径する。これにより、芯Mは芯チャック14から解放され、移動を停止する。
そののち、ノックボタン16を押圧するのを止めると、例えば図6に示したように、付勢部材32により係止部21が後端側に付勢され、芯ケース13および芯チャック14が後端側に移動する。その際、芯チャック14の大径部14Cがチャックリング15に当接すると、チャックリング15は芯チャック14を締め付けずに、鍔15Aが支持部材17の溝17Bの中を移動できる範囲内で、芯チャック14と共に後端側に移動する。鍔15Aが溝17Bの後端側側壁に当接すると、チャックリング15は移動を停止し、更に芯チャック14が後端側に移動すると、芯チャック14の大径部14Cがチャックリング15により締めつけられて縮径する。これにより、芯Mは、芯チャック14により把持され、芯チャック14および芯ケース13が復位し、筆記できるようになる。
このように本実施の形態によれば、ガイドパイプ12を外装体11の内側に収納される方向に往復運動可能とし、かつ、ガイドパイプ12が収納される方向に移動するのに連動して、芯ケース13および芯チャック14を先端側に前進させる連動手段20を備えるようにしたので、ガイドパイプ12を押圧することにより芯チャック14を拡径することができる。よって、例えば、ガイドパイプ12を下にして机などに押し当てることによりガイドパイプ12を押圧するようにすれば、芯ケース13に収納されている芯Mは、自重により、拡径している芯チャック14を通過してガイドパイプ12の先端まで落下することができる。従って、芯Mを入れ替える際にも、1回の動作で、芯Mをガイドパイプ12の先端まで移動させることができ、後は通常と同様に、1回のノック操作で芯Mを先端から突出させることができる。すなわち、簡単に芯替えをすることができ、芯替え時の手間と時間を削減することができると共に、通常のノック式のシャープペンシルと同様に手軽に使用することができる。
特に、連動手段20が、芯ケース13の外周に形成された係止部21と、この係止部21の近傍に後端部が配設され、先端部がガイドパイプ12に固定された伝達部材22と、外側が伝達部材22の後端部に当接され、中心側が係止部21に当接され、外側と中心側との間に設けられた支持部23Bを中心として回転可能な反転部材23とを備えるようにすれば、ガイドパイプ12を押圧することにより、簡単に、芯Mを先端まで移動させることができる。
また、係止部21の外側端部に、後端側に向かって突出する爪部21Aを形成し、反転部材23の外側端部および中心側端部に、先端側に向かって突出する爪部23Cを形成するようにすれば、伝達部材22と反転部材23および反転部材23と係止部21とを確実に当接させることができ、安定して動作させることができる。
更に、反転部材23の先端側に、伝達部材22の後端部が当接する位置を案内する案内溝を形成するようにすれば、伝達部材22により反転部材23を押圧する動作をスムーズに行わせることができ、より安定して動作させることができる。
加えて、復位手段30が、係止部21よりも先端側に配設された固定部材31と、この固定部材31と係止部21との間に配設された付勢部材32とを備えるようにすれば、簡単に、芯チャック14およびガイドパイプ12を復位させることができる。
更にまた、ガイドパイプ12の先端側に芯戻り止め12Bを設けるようにすれば、ノック操作により芯チャック14を拡径した時に芯Mが落下してしまうことを防止することができ、かつ、ガイドパイプ12を押圧した時に芯Mをガイドパイプ12の先端まで移動させることができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、各構成要素について具体的に構造を説明したが、他の構造を有するように構成してもよい。
シャープペンシルに用いることができる。
11…外装体、11A…外筒、11B…口先部、11C…貫通孔、12…ガイドパイプ、12A…内孔、12B…芯戻り止め、13…芯ケース、13A…収納部、14…芯チャック、14A…内孔、14B…スリット、14C…大径部、15…チャックリング、15A…鍔、16…ノックボタン、17…支持部材、17A…配設孔、17B…溝、17C…貫通孔、20…連動手段、21…係止部、21A…爪部、22…伝達部材、22A…板状部材、22B…棒状部材、22C…貫通孔、22D…補強部、23…反転部材、23A…支持棒、23B…支持部、23C…爪部、30…復位手段、31…固定部材、31A,31B…貫通孔、32…付勢部材、M…芯

Claims (4)

  1. 内部に空間を有する外装体と、
    この外装体の先端部に内側から外側に向かって突出するように配設され、内側に芯を通す内孔を有し、前記外装体の内側に収納される方向に往復移動可能なガイドパイプと、
    前記外装体の内部に収納され、内側に芯を収納する収納部を有し、先端側に向かって進退可能な芯ケースと、
    前記外装体の内部において前記芯ケースの先端側に配置され、前記芯ケースと共に先端側に進退可能であり、後端側では縮径して芯を把持し、先端側では拡径して芯を開放する芯チャックと、
    この芯チャックの周囲に配設され、前記芯チャックを締めつけて縮径するチャックリングと、
    前記ガイドパイプが前記外装体の内側に収納される方向に移動するのに連動して、前記芯ケースおよび前記芯チャックを先端側に前進させる連動手段と、
    前記芯ケースおよび前記芯チャックを先端側から後端側に復位させると共に、前記ガイドパイプを前記外装体から突出する方向に復位させる復位手段とを備え
    前記連動手段は、
    前記芯ケースの外周に突出して形成された係止部と、
    この係止部の近傍において前記外装体と前記芯ケースとの間に後端部が配設され、先端部の一部が前記ガイドパイプに固定された伝達部材と、
    この伝達部材の後端部に外側が当接され、かつ、中心側が前記係止部に当接され、外側と中心側との間に設けられた支持部を中心として回転可能であり、外側が前記伝達部材により後端側に押圧されるのに伴い、中心側により前記係止部を先端側に押圧する反転部材とを備え、
    前記復位手段は、
    前記係止部よりも先端側において前記芯ケースの周りに配設された固定部材と、
    この固定部材と前記係止部との間に配設された付勢部材とを備えた
    ことを特徴とするシャープペンシル。
  2. 前記係止部は、外側端部に、後端側に向かって突出して形成された爪部を有し、
    前記反転部材は、外側端部および中心側端部に、先端側に向かって突出して形成された爪部を有する
    ことを特徴とする請求項記載のシャープペンシル。
  3. 前記反転部材は、先端側に、前記伝達部材の後端部が当接する位置を案内する案内溝を有することを特徴とする請求項または請求項記載のシャープペンシル。
  4. 前記ガイドパイプの先端側に、芯の落下を防ぐ芯戻り止めを設けたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1に記載のシャープペンシル。
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