JP4382127B2 - D/aコンバータ及びこれを備えた半導体集積回路 - Google Patents

D/aコンバータ及びこれを備えた半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータに関するものである。特に、D/Aコンバータの電流源マトリックス部の電流バラツキ低減と小面積化を可能にする技術に関するものである。
近年、CMOSの安価というメリットを活かすため、デジタル回路とアナログ回路と1チップに混載したシステムLSIが盛んに製造されている。
このようなLSIにおいては、LSI外部とのインタフェース部に、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータが使用されている。
そして、映像用途や通信用途等のLSIにおいては、高速動作が可能である電流駆動型のD/Aコンバータ(Current Steering D/A Converter)が必要不可欠となっている。
図13は、従来の電流駆動型D/Aコンバータ100の回路構成を示す。同図では、8ビットのデジタル信号をアナログ信号に変換する場合を例示している。
電流源IS1〜IS2、IS3−1〜IS3−63の第1のバイアス電圧印加端子VB1と、第2のバイアス電圧印加端子VB2とには、バイアス回路104で発生した電圧が印加されている。電流源IS1〜IS2、IS3−1〜IS3−63から出力される電流は、入力デジタル信号に制御された差動スイッチSW1〜SW2、SW3−1〜SW3−63により、アナログ出力端子OUT又はグランド電源VSSに流れ込む。アナログ出力端子OUTからは、デジタル入力信号に応じたアナログの電流出力を得ることができる。そのアナログ出力電流は、出力負荷抵抗101により、電圧に変換される。
電流源IS1は1LSB(Least Significant Bit)の電流源であり、IS2は2LSBの電流源である。更に、IS3−1〜IS3−63は、4LSBの電流源であり、全体で63個存在する。これらの電流源からの電流の組み合わせにより、2の8乗=256階調のアナログ出力を得ることができる。
バイアス回路104は、リファレンス電圧発生回路103から、リファレンス電圧入力端子VREFに入力された電圧と、リファレンス抵抗接続端子IREFに接続された外部抵抗102に応じた2つのバイアス電圧VB1、VB2を発生する回路である。
また、デコーダー回路105は、デジタル入力端子IN0〜IN7に入力された8ビットのデジタル信号をデコードして、差動スイッチ制御信号D1〜D2、D3−1〜D3−63を出力することができる。
このような従来の電流駆動型D/Aコンバータの電流源は、以下のような回路構成である。
図14は、従来の電流源の第1の回路構成例である。同図において、電流源111は、L(チャネル長)=L1、W(チャネル幅)=W1であるPチャンネル型トランジスタTr111のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L2、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr112のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr112のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout111に接続された回路であり、1LSBの電流値を出力することができる。
また、電流源112は、L=L1、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr113のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L2、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr114のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr114のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout112に接続されると共に、L=L1、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr115のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L2、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr116のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr116のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout112に接続された回路であり、2LSBの電流値を出力することができる。
更に、電流源113は、L=L1、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr117のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L2、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr118のソース端子に接続される。トランジスタTr118のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout113に接続されると共に、L=L1、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr119のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L2、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr120のソース端子に接続される。トランジスタTr120のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout113に接続されると共に、L=L1、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr121のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L2、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr122のソース端子に接続される。トランジスタTr122のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout113に接続されると共に、L=L1、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr123のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L2、W=W1であるPチャンネル型トランジスタTr124のソース端子に接続される。トランジスタTr124のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout113に接続される。この構成の電流源113は、4LSBの電流値を出力することができる。
図15は、図14の電流源111〜113のレイアウト図である。一般に、L=L1、W=W1であるトランジスタのドレイン端子の拡散層と、L=L2、W=W1であるトランジスタのソース端子の拡散層が共有する形で、実現される。
図16は、図14の電流源を有するD/Aコンバータの基本回路ブロック配置図を示す。回路ブロック114は、1LSB電流源111が1個、2LSB電流源112が1個、及び4LSB電流源113が63個で構成されるトランジスタマトリックス部である。一般に、製造上のバラツキを低減するために、電流源が完全なマトリックス状になるように、隙間をつくらないようにダミー電流源も含んだ形で、整然と配置される。
また、回路ブロック115は、スイッチブロックであり、図13におけるスイッチSW1、SW2、SW3−1〜SW3−63が配置される。
更に、回路ブロック116は、デコーダー等からなるロジック回路である。
図17は、従来の電流源の第2の回路構成例を示す。
先ず、電流源119は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型トランジスタTr129のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W3であるPチャンネル型トランジスタTr130のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr130のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout119に接続された回路であり、4LSBの電流値を出力することができる。
次に、電流源118は、L=L3×2、W=W3であるPチャンネル型トランジスタTr127のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4×2、W=W3であるPチャンネル型トランジスタTr128のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr128のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout118に接続された回路であり、電流源119の半分の電流、即ち、2LSBの電流値を出力することができる。
更に、電流源117は、L=L3×4、W=W3であるPチャンネル型トランジスタTr125のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4×4、W=W3であるPチャンネル型トランジスタTr126のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr126のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout117に接続された回路であり、電流源119の1/4の電流、即ち、1LSBの電流値を出力することができる。
図18は、図17の電流源117〜119のレイアウト図である。
図19は、従来の電流源の第3の回路構成例を示し、特許文献1に開示されている技術である。
先ず、電流源122は、L=L3、W=W3、M=1であるPチャンネル型トランジスタTr137のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4、M=1であるPチャンネル型トランジスタTr138のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr138のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子が電流出力端子Iout122に接続された回路であり、4LSBの電流値を出力することができる。
次に、電流源121は、L=L3、W=W3、M=1であるPチャンネル型トランジスタTr134のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4×2、W=W4、M=1であるPチャンネル型トランジスタTr135のソース端子、及びL=L4×2、W=W4、M=1であるPチャンネル型トランジスタTr136のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr135、Tr136のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、トランジスタTr135のドレイン端子が電流出力端子Iout121に接続され、トランジスタTr136のドレイン端子が、負荷のPチャンネル型トランジスタTr140のソース端子に接続され、トランジスタTr140のゲート端子とドレイン端子がグランド電源VSSに接続されたものである。トランジスタTr134には4LSBの電流が流れるが、そのうちの2LSBの電流はトランジスタTr136、Tr140を介して、グランド電源VSSに流れ込み、残りの2LSBの電流が電流出力端子Iout121から出力される。
更に、電流源120は、L=L3、W=W3、M=1であるPチャンネル型トランジスタTr131のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4×4、W=W4、M=1であるPチャンネル型トランジスタTr132のソース端子、及びL=L4×4、W=W4、M=3であるPチャンネル型トランジスタTr133のソース端子に接続されると共に、トランジスタTr132、Tr133のゲート端子が第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、トランジスタTr132のドレイン端子が電流出力端子Iout120に接続され、トランジスタTr133のドレイン端子が、負荷のPチャンネル型トランジスタTr139のソース端子に接続され、トランジスタTr139のゲート端子とドレイン端子がグランド電源VSSに接続されたものである。トランジスタTr131には4LSBの電流が流れるが、そのうちの3LSBの電流はトランジスタTr133、Tr139を介して、グランド電源VSSに流れ込み、残りの1LSBの電流が電流出力端子Iout120から出力される。
米国特許第6281825号明細書
しかしながら、前記第1の従来技術(図14)では、個数が63個と多い4LSBの電流源113が1個当り8個のトランジスタで構成されるために、電流源マトリックス部114の総トランジスタ数は、少なくとも{(1+2×1+4×63)×2}個=510個となって、電流源の総トランジスタ数が多く、このため、電流源の回路面積が大きくなると共に、コストアップになる欠点がある。しかも、それ等の多くのトランジスタが配置される大面積のマトリックス面内では、その電流源を構成する各トランジスタの電流特性が均一にならず、それ等トランジスタ間の電流特性の差が次第に大きくなる面内傾斜が強くなる(システマチックエラー)ため、各電流源相互間の均一性が低下して、D/Aコンバータの変換特性の直線性が劣化するという課題がある。
また、前記第2の従来技術(図17)では、1LSB電流源117、2LSB電流源118及び4LSB電流源119では、図18に示したように、トランジスタのサイズ(長さL)が前記3種の電流源相互間で異なるため、1LSB電流源117及び2LSB電流源118のトランジスタマトリックスを、前記63個の4LSB電流源119とは別に形成しなければならない。このため、電流源の回路面積が増大する。しかも、4LSB電流源119と、1LSB電流源117及び2LSB電流源118との相互間では、加工精度の相違や、電源配線での電圧降下の相違、更にはトランジスタの電流特性の面内傾斜等により、各電流源の電流値に期待値からのずれが生じ、D/Aコンバータの変換特性の直線性が劣化するという課題がある。
更に、前記第3の従来技術(図19)でも、前記第2の従来技術と同様に、3種の電流源120、121及び122では、これ等の3種の電流源相互間で内部構成やトランジスタのサイズ(長さL)が異なるために、1LSB電流源120及び2LSB電流源121のトランジスタマトリックスを、前記63個の4LSB電流源122とは別に形成する必要が生じ、電流源面積が増大する。しかも、4LSB電流源(トランジスタマトリックス)122と、1LSB電流源120及び2LSB電流源121との相互間では、加工精度の相違や、電源配線での電圧降下の相違、更にはトランジスタの電流特性の面内傾斜等により、各電流源の電流値に期待値からのずれが生じ、D/Aコンバータの変換特性の直線性が劣化するという課題がある。
本発明の目的は、電流駆動型D/Aコンバータにおいて、その内部に備える電流源全体の回路面積を有効に縮小しながら、トランジスタマトリックス面内でのトランジスタ全体の電流特性の均一化を図り、D/A変換特性の直線性を一層向上することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、出力電流値が1/2ずつに重み付けされるバイナリーコード電流源では、温度計コード電流源を構成するトランジスタを直列にカスコード接続し、ゲート端子を共通化する構成を採用し、これにより、全ての電流源を同一構成のトランジスタの組合せで構成できるようにして、全ての電流源のトランジスタをトランジスタマトリックスに形成できるようにする。
具体的に、請求項1記載の発明のD/Aコンバータは、デジタル信号をアナログ信号に変換し且つ複数の電流源を有するD/Aコンバータにおいて、前記複数の電流源には、第1の回路と第2の回路とが縦続接続された電流源が含まれ、前記第1の回路は、m個(mは2以上の整数)の第1のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、前記m個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第1のバイアス電圧が印加されており、前記第2の回路は、m個の第2のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、このm個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第2のバイアス電圧が印加されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のD/Aコンバータにおいて、前記第1のサイズの電界効果トランジスタ及び前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、MOSトランジスタで構成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項2記載のD/Aコンバータにおいて、前記MOSトランジスタは、Pチャンネル型MOSトランジスタであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項2記載のD/Aコンバータにおいて、前記MOSトランジスタは、Nチャンネル型MOSトランジスタであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1記載のD/Aコンバータにおいて、第1の回路と第2の回路が縦続接続された電流源は1個以上備えられ、前記電流源は、出力電流値が1/2ずつに重み付けされたバイナリーコード電流源であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項1記載のD/Aコンバータにおいて、前記第1のサイズの電界効果トランジスタは、第1のトランジスタマトリックスの内部に形成され、前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、第2のトランジスタマトリックスの内部に形成されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項6記載のD/Aコンバータにおいて、前記第1のトランジスタマトリックス及び前記第2のトランジスタマトリックスは、各々、その外周に配置されたダミートランジスタを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項6記載のD/Aコンバータにおいて、前記第1のトランジスタマトリックスの内部に形成された所定のトランジスタのゲート端子と、前記第2のトランジスタマトリックスの内部に形成された所定のトランジスタのドレイン端子とが接続され、この接続点に生成される電圧が前記第1のバイアス電圧となることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項6記載のD/Aコンバータにおいて、前記第1又は第2のトランジスタマトリックスには、所定の2つのPチャンネル型トランジスタのソース端子同士が拡散層を共有したパターンと、1つのPチャンネル型トランジスタのドレイン端子と他の1つのPチャンネル型トランジスタのソース端子とが拡散層を共有したパターンとが含まれることを特徴とする。
請求項10記載の発明のD/Aコンバータは、デジタル信号をアナログ信号に変換し且つ複数の電流源を有するD/Aコンバータにおいて、前記複数の電流源には、第1の回路と第2の回路とが縦続接続された電流源が含まれ、前記第1の回路は、m個(mは1以上の整数)の第1のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、前記m個の電界効果トランジスタのゲート端子に共通に第1のバイアス電圧が印加されており、前記第2の回路は、n(n≧2且つn≠m)個の第2のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、このn個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第2のバイアス電圧が印加されていることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項10記載のD/Aコンバータにおいて、前記第1のサイズの電界効果トランジスタは、第1のトランジスタマトリックスの内部に形成され、前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、第2のトランジスタマトリックスの内部に形成されることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、デジタル信号をアナログ信号に変換し且つ複数の電流源を有するD/Aコンバータにおいて、前記複数の電流源には、第1の回路と第2の回路とが縦続接続された電流源が含まれ、前記第1の回路は、m個(mは2以上の整数)の第1のサイズの電界効果トランジスタがドレイン端子を共有するように並列接続されて構成され、前記m個の電界効果トランジスタのゲート端子に共通に第1のバイアス電圧が印加されており、前記第2の回路は、n(n≧2)個の第2のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、このn個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第2のバイアス電圧が印加されていることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記請求項12記載のD/Aコンバータにおいて、前記第1のサイズの電界効果トランジスタは、第1のトランジスタマトリックスの内部に形成され、前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、第2のトランジスタマトリックスの内部に形成されることを特徴とする。
請求項14記載の発明の半導体集積回路は、前記請求項1〜13のうち何れか1項に記載のD/Aコンバータが備えられることを特徴とする。
以上により、請求項1〜14記載の発明では、下位側の電流源や上位側の電流源に拘わらず、全ての電流源が同一サイズのトランジスタを組合せて構成できるので、全ての電流源のトランジスタをトランジスタマトリックスに形成できる。従って、トランジスタマトリックスの外部に所定の電流源の構成トランジスタを形成する必要のある従来の場合のように、トランジスタマトリックスを構成した電流源とそのマトリックス外部に位置する電流源との間での加工精度の相違や電源配線での電圧降下の相違等がないので、各電流源の電流値が期待値からずれることが少なく、D/Aコンバータの変換特性の直線性が良好になる。
しかも、上位の電流源では電流値決定トランジスタを例えば1個用い、下位の電流源では同一サイズの電流値決定トランジスタを複数個直列にカスコード接続して、且つゲート電圧を共通にすることにより、1/2ずつ重み付けされたバイナリーコードの複数の電流源を構成できる。従って、温度計コードで設計される複数個の上位の電流源の全体を総数の少ないトランジスタで形成することができ、その結果、トランジスタマトリックスの面積を有効に縮小できるので、そのトランジスタマトリックス面内でのトランジスタ全体の電流特性の傾斜等の製造バラツキが効果的に抑制されて、D/Aコンバータの変換特性の直線性が一層に向上する。
以上説明したように、請求項1〜14記載の発明によれば、その内部に備える電流源全体の回路面積を有効に縮小しながら、トランジスタマトリックス面内でのトランジスタ全体の電流特性の均一化が図れて、D/A変換特性の直線性が一層向上できるD/Aコンバータ及びこれを備えた半導体集積回路を得ることができる。
以下、本発明の実施形態のD/Aコンバータについて、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1におけるD/Aコンバータに備える電流源の回路構成を示す。尚、D/Aコンバータ全体の回路構成は、図13に示され、その詳細な説明は既述したので、ここでは省略する。
電流源1は、1LSBの電流源であり、電流源2は2LSBの電流源であり、電流源3は4LSBの電流源である。前記2LSBの電流源2が流す電流値は、前記4LSBの電流源3が流す電流の1/2に重み付けされ、前記1LSBの電流源1が流す電流値は、前記2LSBの電流源2が流す電流の1/2に重み付けされていて、これ等電流源1と電流源2とは、電流値が1/2に重み付けされたバイナリーコード電流源である。
前記4LSBの電流源3は、1個(m=1)のPチャンネル型MOSトランジスタTr13からなる第1の回路A4と、他の1個(m=1)のPチャンネル型MOSトランジスタ(電界効果トランジスタ)Tr14からなる第2の回路B4とが縦続接続されて構成される。この電流源3において、L=L3、W=W3(第1のサイズ)であるPチャンネル型MOSトランジスタTr13のソース端子が電源VDDに、ゲート端子には第1のバイアス電圧印加端子第1のバイアス電圧印加端子VB1が与えられ、ドレイン端子は、L=L4、W=W4(第2のサイズ)であるPチャンネル型MOSトランジスタTr14のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr14のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout3に接続される。電流出力端子Iout3からは、4LSBの電流が出力される。
2LSBの電流源2は、カスコード接続された2個(m=2)のPチャンネル型MOSトランジスタTr9、Tr10からなる第1の回路A2と、カスコード接続された他の2個(m=2)のPチャンネル型MOSトランジスタTr11、Tr12からなる第2の回路B2とが縦続接続されて構成される。この電流源2において、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr9のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr10のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr10のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr11のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr11のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr12のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr12のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout2に接続される。電流出力端子Iout2からは、電流源3の半分の電流値、即ち、2LSBの電流が出力される。
1LSBの電流源1は、カスコード接続された4個(m=4)のPチャンネル型MOSトランジスタTr1〜Tr4からなる第1の回路A1と、カスコード接続された他の4個(m=4)のPチャンネル型MOSトランジスタTr5〜Tr8からなる第2の回路B1とが縦続接続されて構成される。この電流源1において、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr1のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr2のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr2のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr3のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr3のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr4のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr4のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr5のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr5のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr6のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr6のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr7のソース端子に接続され、MOSトランジスタTr7のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr8のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr8のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout1に接続される。電流出力端子Iout1からは、電流源3の1/4の電流値、即ち、1LSBの電流が出力される。
図2は、図1の電流源のレイアウト図である。図1に示した電流源1〜3を各々実現したものである。
更に、図3は、本実施形態におけるD/Aコンバータの基本回路ブロックの配置図である。図3において、回路ブロック4は、図1における第1の回路A1、A2及びA4を構成するMOSトランジスタ、即ち、L=L3、W=W3のサイズの多数のPチャンネル型MOSトランジスタが形成された第1のMOSトランジスタマトリックスである。この第1のMOSトランジスタマトリックス4に形成されるMOSトランジスタで構成される前記第1の回路A1、A2及びA4は、各々、自己の電流源1、2及び3が流す電流値を決定する。一方、回路ブロック5は、図1における第2の回路B1、B2及びB4を構成するMOSトランジスタ、即ち、L=L4、W=W4のサイズの多数のPチャンネル型MOSトランジスタからなる第2のMOSトランジスタマトリックスである。この第2のMOSトランジスタマトリックス5に形成されるMOSトランジスタで構成される前記第2の回路B1、B2及びB4は、各々、自己の電流源1、2及び3の出力インピーダンスを高く設定して、定電流特性を良好にする目的で配置される。
更に、図3において、回路ブロック6はスイッチブロックであり、図13におけるスイッチSW1、SW2、SW3−1〜SW3−63が配置される。更に、回路ブロック7は、デコーダー等のロジック回路である。
図1の電流源1〜3において、L=L3、W=W3のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタは、回路ブロック4の部分に配置され、L=L4、W=W4のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタは、回路ブロック5の部分に配置される。
回路ブロック4、5は、各々、隙間を作らないようにダミーMOSトランジスタを含んだ形で、完全なマトリックス状に整然と配置される。そのため、製造上の加工精度によるサイズバラツキが低減され、均一な特性のMOSトランジスタが形成できるという利点を有する。
また、本実施形態では、電流源として、L=L3、W=W3のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタ、及びL=L4、W=W4のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタ以外のMOSトランジスタを必要としない。しかも、63個備えられる4LSBの電流源3は2個のMOSトランジスタTr13、Tr14でのみ構成されるので、D/Aコンバータ内に備えられる65個の電流源を構成するトランジスタの総数は、{(4×1+2×1+1×63)×2}個=138個となって、図14に示した従来技術1での電流源の総トランジスタ数(=510)と比較して、1/3以下に少なくできる。従って、電流源全体の回路面積を有効に縮小できると共に、コストダウンが可能である。
しかも、トランジスタマトリックス4、5は、前記の通り小面積であるので、そのマトリックス内でのMOSトランジスタ全体の電流特性の面内傾斜を小さくできる。よって、各電流源相互間の均一性が向上して、D/Aコンバータの変換特性の良好な直線性が得られる。
更に、電流源からの出力電流値は、主に、L=L3、W=W3のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタにより決定されるが、本ブロック配置では、より小さな面積にL=L3、W=W3のサイズのMOSトランジスタが配置されるため、MOSトランジスタの電流特性の面内分布による電流源の不均一性が低減でき、D/Aコンバータのリニアリティ特性の向上が実現できるという利点もある。
以上のように、本実施形態では、製造バラツキが小さく、より均一で、面積の小さなトランジスタマトリックスを有する電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2におけるD/Aコンバータのブロック配置図である。
図4は、実施形態1におけるD/Aコンバータの更なるバラツキの低減を図ったものであり、図3における回路ブロック4の外周に、L=L3、W=W3のサイズのダミーMOSトランジスタ8を多数個配置し、同様に、図3における回路ブロック5の外周にL=L4、W=W4のサイズのダミーMOSトランジスタ9を多数個配置したものである。
回路ブロック(電流源マトリックス)4、5の製造時には、その外周部分において製造バラツキは大きくなるが、図4のように、外周にダミーMOSトランジスタを配置することにより、電流源マトリックス4、5の外周部分での通常MOSトランジスタの製造バラツキを低減することができ、電流源の均一性の更なる向上を図ることができる。
以上のように、本実施形態では、更に均一なトランジスタマトリックスを有する電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
(実施形態3)
図5は、本発明の実施形態3におけるD/Aコンバータに内蔵する電流源の回路構成を示す。本実施形態では、前記実施形態1で示した図1の電流源を、Nチャンネル型MOSトランジスタで構成したものである。
図5において、電流源12は、1LSBの電流源であり、電流源13は2LSBの電流源であり、電流源14は4LSBの電流源である。
4LSBの電流源14は、1個(m=1)のNチャンネル型MOSトランジスタTr28からなる第1の回路A4と、他の1個(m=1)のNチャンネル型MOSトランジスタTr27からなる第2の回路B4とが縦続接続されて構成される。この電流源14において、L=L3、W=W3であるNチャンネル型MOSトランジスタTr28のソース端子がグランド電源VSSに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるNチャンネル型MOSトランジスタTr27のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr27のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout14に接続される。電流出力端子Iout14からは、4LSBの電流が引き込まれる。
2LSBの電流源13は、カスコード接続された2個(m=2)のNチャンネル型MOSトランジスタTr26、Tr25からなる第1の回路A2と、カスコード接続された他の2個(m=2)のNチャンネル型MOSトランジスタTr24、Tr23からなる第2の回路B2とが縦続接続されて構成される。この電流源13において、L=L3、W=W3であるNチャンネル型MOSトランジスタTr26のソース端子がグランド電源VSSに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるNチャンネル型MOSトランジスタTr25のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr25のゲート端子は、第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるNチャンネル型MOSトランジスタTr24のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr24のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるNチャンネル型MOSトランジスタTr23のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr23のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout13に接続される。電流出力端子Iout13からは、電流源14の半分の電流値、即ち、2LSBの電流が引き込まれる。
1LSBの電流源12は、カスコード接続された4個(m=4)のNチャンネル型MOSトランジスタTr22〜Tr19からなる第1の回路A1と、カスコード接続された他の4個(m=4)のNチャンネル型MOSトランジスタTr18〜Tr15からなる第2の回路B1とが縦続接続されて構成される。この電流源12において、L=L3、W=W3であるNチャンネル型MOSトランジスタTr22のソース端子がグランド電源VSSに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるNチャンネル型MOSトランジスタTr21のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr21のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるNチャンネル型MOSトランジスタTr20のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr20のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるNチャンネル型MOSトランジスタTr19のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr19のゲート端子は、第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるNチャンネル型MOSトランジスタTr18のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr18のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるNチャンネル型MOSトランジスタTr17のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr17のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるNチャンネル型MOSトランジスタTr16のソース端子に接続され、MOSトランジスタTr16のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるNチャンネル型MOSトランジスタTr15のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr15のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout12に接続される。電流出力端子Iout12からは、電流源14の1/4の電流値、即ち、1LSBの電流が引き込まれる。
本実施形態では、電流源が、完全なマトリックス状に整然と配置されるため、製造上の加工精度によるサイズバラツキが低減され、均一な特性のMOSトランジスタが形成できるという利点を有する。
また、電流源として、L=L3、W=W3、及びL=L4、W=W4のサイズのNチャンネル型MOSトランジスタ以外のMOSトランジスタを必要としないので、トランジスタマトリックスのサイズを小さく抑えられるという利点も有する。
更に、電流源電流は、主に、L=L3、W=W3のサイズのNチャンネル型MOSトランジスタにより決定されるが、本ブロック配置では、より小さな面積にL=L3、W=W3のサイズのMOSトランジスタが配置されるため、MOSトランジスタの電流特性の面内分布による電流源の不均一性が低減でき、D/Aコンバータのリニアリティ特性の向上が実現できるという利点もある。
以上のように、本実施形態では、製造バラツキが小さく、より均一で、面積の小さなトランジスタマトリックスを有する電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
(実施形態4)
図6は、本発明の実施形態4におけるD/Aコンバータの要部の回路構成を示す。本実施形態は、前記実施形態1の図1に示した3種の電流源1〜3に加えて、図13に示したバイアス回路104の内部構成を示している。
図6において、15は前記図13に示したバイアス回路104の一部を示している。このバイアス回路15は、第1のバイアス電圧を発生する回路であって、第1のトランジスタマトリックス16内に形成されたL=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタ(所定のトランジスタ)Tr29のソース端子が電源端子電源VDDに、ドレイン端子は、第2のトランジスタマトリックス17内に形成されたL=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr30のソース端子に接続される。このPチャンネル型MOSトランジスタTr30のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、そのドレイン端子は、前記第1のトランジスタマトリックス16内に形成されたPチャンネル型MOSトランジスタTr29のゲート端子に接続され、、電流出力端子Iout15に接続されたものである。その上で、電流出力端子Iout15を電流源に接続することにより、バイアス電圧VB1が発生する。バイアス回路15で発生したバイアス電圧VB1は、トランジスタマトリックス内の各電流源に供給され、各電流源の電流値が所定の値に設定される。
本実施形態では、バイアス回路がトランジスタマトリックス内に配置されるので、D/Aコンバータの出力電流のバラツキを抑え、高精度に実現できるという利点を有する。
以上のように、本実施形態では、出力電流精度が高く、製造バラツキと面積の小さな電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
(実施形態5)
図7は、本発明の実施形態5におけるD/Aコンバータに内蔵する電流源のレイアウト構成を示す図である。本実施形態では、拡散層を2個のMOSトランジスタで共用して、電流源マトリックスの少面積化を図るものである。
図7において、1LSBの電流源1では、MOSトランジスタTr2のドレイン端子とMOSトランジスタTr3のソース端子とは、拡散層を共有している。また、MOSトランジスタTr1のソース端子及びMOSトランジスタTr4のドレイン端子は、各々、ダミーのPチャンネル型MOSトランジスタTr96、Tr97と、拡散層を共有している。
また、2LSBの電流源2においては、MOSトランジスタTr9のソース端子、及びMOSトランジスタTr10のドレイン端子は、各々、ダミーのPチャンネル型MOSトランジスタTr98、Tr99と拡散層を共有している。
更に、18は4LSBの電流源であり、4LSBの電流源が2つ組み合わさったレイアウト構成を有する。L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr45のソース端子は電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr47のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr47のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout18に接続されて、電流出力端子Iout18からは4LSBの電流が出力される。同時に、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr46のソース端子は電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr48のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr48のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout19に接続されて、電流出力端子Iout19からは4LSBの電流が出力される。
電流源18においては、MOSトランジスタTr45ソース端子とMOSトランジスタTr46のソース端子とが、拡散層を共有している。
本実施形態では、電流源マトリックスを構成するMOSトランジスタが、ソース端子及びドレイン端子である拡散層を共有することにより、より小さな電流源マトリックスを実現できるという利点を有する。本実施形態では、第1のMOSトランジスタマトリックスを構成するMOSトランジスタのソース及びドレイン端子の拡散層の共有化について説明したが、特に、第1のMOSトランジスタマトリックスに限定されるものではない。
以上のように、本実施形態では、より面積の小さな電流源マトリックスを有する電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
(実施形態6)
図8は、本発明の実施形態6におけるD/Aコンバータに内蔵する電流源の回路構成図を示す。前記実施形態1を示す図1では、3個の電流源1〜3の各々について、第1の回路A1、A2、A4と、これに対応する第2の回路B1、B2、B4とでは、その構成するトランジスタの個数を同一個数としたが、本実施形態では、異なる個数としたものである。
図8において、電流源20は、1LSBの電流源であり、電流源21は2LSBの電流源であり、電流源22は4LSBの電流源である。
4LSBの電流源22は、ドレイン端子を共有するように並列接続された2個(m=2)のPチャンネル型MOSトランジスタTr58、Tr60からなる第1の回路C4と、1個(n≠m)のPチャンネル型MOSトランジスタTr59からなる第2の回路D4とが縦続接続されて構成される。この電流源22において、ソース端子が電源VDDに接続され、ゲート端子が共に第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続されたL=L3、W=W3である2つのPチャンネル型MOSトランジスタTr58、Tr60が、ドレイン端子を共有化した上で、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr59のソース端子に接続される。また、MOSトランジスタTr59のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout22に接続される。電流出力端子Iout22からは、4LSBの電流が出力される。
2LSBの電流源21は、1個のPチャンネル型MOSトランジスタTr55からなる第1の回路C2と、カスコード接続された2個(n=2)のPチャンネル型MOSトランジスタTr56、Tr57からなる第2の回路D2とが縦続接続されて構成される。この電流源21において、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr55のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr56のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr56のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr57のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr57のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout21に接続される。電流出力端子Iout21からは、電流源22の半分の電流値、すなわち、2LSBの電流が出力される。
1LSBの電流源20は、カスコード接続された2個のPチャンネル型MOSトランジスタTr49、Tr50からなる第1の回路C1と、4個(n≠m=2)のPチャンネル型MOSトランジスタTr51〜Tr54からなる第2の回路D1とが縦続接続されて構成される。この電流源20において、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr49のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr50のソース端子に接続される。MOSトランジスタTr50のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr51のソース端子に接続されると共に、MOSトランジスタTr51のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr52のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr52のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr53のソース端子に接続されると共に、このMOSトランジスタTr53のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr54のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr54のゲート端子は。第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout20に接続される。電流出力端子Iout20からは、電流源22の1/4の電流値、即ち、1LSBの電流が出力される。
その上で、L=L3、W=W3サイズのMOSトランジスタは、第1のMOSトランジスタマトリックスを形成し、L=L4、W=W4サイズのMOSトランジスタは、第2のMOSトランジスタマトリックスを形成する。
本実施形態では、電流源が、完全なマトリックス状に整然と配置されるので、製造上の加工精度によるサイズバラツキが低減され、均一な特性のMOSトランジスタが形成できるという利点を有する。
更に、電流源電流は、主に、L=L3、W=W3のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタにより決定されるが、本ブロック配置では、より小さな面積にL=L3、W=W3のサイズのMOSトランジスタが配置されるので、MOSトランジスタの電流特性の面内分布による電流源の不均一性が低減でき、D/Aコンバータのリニアリティ特性の向上が実現できるという利点もある。
以上のように、本実施形態では、製造バラツキが小さく、より均一で、面積の小さなトランジスタマトリックスを有する電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
(実施形態6の変形例)
図9は本発明の実施形態6の変形例を示す。
前記実施形態6では、図8に示すように、2LSBの電流源21の第1の回路C2を1個のMOSトランジスタTr55で構成したが、電流源の出力インピーダンスを高く設定する第2の回路を1個のMOSトランジスタで構成するようにしたものである。
即ち、図9では、4LSBの電流源22’は、L=L3、W=W3のサイズの1個のPチャンネル型MOSトランジスタTr58により第1の回路C4が構成されると共に、L=L4、W=W4のサイズの2個のPチャンネル型MOSトランジスタTr59、Tr60がソース端子及びドレイン端子を共有するように並列接続されて第2の回路D4が構成されている。また、2LSBの電流源21’は、L=L3、W=W3のサイズの2個のPチャンネル型MOSトランジスタTr55、Tr56がカスコード接続されて第1の回路C2が構成されると共に、L=L4、W=W4のサイズの1個のPチャンネル型MOSトランジスタTr57により第2の回路D2が構成されている。更に、1LSBの電流源20’は、L=L3、W=W3のサイズの4個のPチャンネル型MOSトランジスタTr49〜Tr52がカスコード接続されて第1の回路C1が構成されると共に、L=L4、W=W4のサイズの2個のPチャンネル型MOSトランジスタTr53、Tr54がカスコード接続されて第2の回路D1が構成されている。
従って、本変形例においても、実施形態6と同様の作用効果が得られる。
(実施形態7)
図10は、本発明の実施形態7におけるD/Aコンバータに内蔵する電流源の回路構成を示す。前記実施形態6では、図8に示したように、2LSBの電流源21の第1の回路C2を1個のMOSトランジスタTr55で構成したが、本実施形態では、1LSBの電流源23の第1の回路C1を1個のMOSトランジスタTr61で構成したものである。
即ち、図10において、電流源23は、1LSBの電流源であり、電流源24は2LSBの電流源であり、電流源25は4LSBの電流源である。
前記4LSBの電流源25は、4個(m=4)のPチャンネル型MOSトランジスタTr70、Tr72〜Tr74からなる第1の回路C4と、1個(n=1)のPチャンネル型MOSトランジスタTr71からなる第2の回路D4とが縦続接続されて構成される。この電流源25において、ソース端子が電源VDDに接続され、ゲート端子が共に第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続されたL=L3、W=W3である4つのPチャンネル型MOSトランジスタTr70、Tr72、Tr73、Tr74が、ドレイン端子を共有化した上で、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr71のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr71のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は電流出力端子Iout25に接続される。電流出力端子Iout25からは、4LSBの電流が出力される。
2LSBの電流源24は、ドレイン端子を共有するように並列接続された2個(m=2)のPチャンネル型MOSトランジスタTr66、Tr69からなる第1の回路C2と、カスコード接続された2個(n=2)のPチャンネル型MOSトランジスタTr67、Tr68からなる第2の回路D2とが縦続接続されて構成される。この電流源24において、ソース端子が電源VDDに接続され、ゲート端子が共に第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続されたL=L3、W=W3である2つのPチャンネル型MOSトランジスタTr66、Tr69が、ドレイン端子を共有化した上で、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr67のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr67のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr68のソース端子に接続され、このMOSトランジスタTr68のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout24に接続される。電流出力端子Iout24からは、電流源25の半分の電流値、即ち、2LSBの電流が出力される。
1LSBの電流源23は、1個のPチャンネル型MOSトランジスタTr61からなる第1の回路C1と、カスコード接続された4個(n=4)のPチャンネル型MOSトランジスタTr62〜Tr65からなる第2の回路D1とが縦続接続されて構成される。この電流源24において、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr61のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr62のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr62のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr63のソース端子に接続されると共に、このMOSトランジスタTr63のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr64のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr64のゲート端子は、第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、L=L4、W=W4であるPチャンネル型MOSトランジスタTr65のソース端子に接続され、このMOSトランジスタTr65のゲート端子は第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout23に接続される。電流出力端子Iout23からは、電流源25の1/4の電流値、即ち、1LSBの電流が出力される。
その上で、L=L3、W=W3サイズのMOSトランジスタは、第1のMOSトランジスタマトリックスを形成し、L=L4、W=W4サイズのMOSトランジスタは、第2のMOSトランジスタマトリックスを形成する。
本実施形態では、電流源が、完全なマトリックス状に整然と配置されるので、製造上の加工精度によるサイズバラツキが低減され、均一な特性のMOSトランジスタが形成できるという利点を有する。
更に、電流源電流は、主に、L=L3、W=W3のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタにより決定されるが、本ブロック配置では、より小さな面積にL=L3、W=W3のサイズのMOSトランジスタが配置されるので、MOSトランジスタの電流特性の面内分布による電流源の不均一性が低減でき、D/Aコンバータのリニアリティ特性の向上が実現できるという利点もある。
以上のように、本実施形態では、製造バラツキが小さく、より均一で、面積の小さなトランジスタマトリックスを有する電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
(実施形態7の変形例)
図11は本発明の実施形態7の変形例を示す。
前記実施形態7では、図10に示したように、1LSBの電流源23の第1の回路C1を1個のMOSトランジスタTr61で構成したが、本実施形態では、第2の回路D1を1個のMOSトランジスタで構成するようにしたものである。
即ち、図11では、4LSBの電流源25’は、L=L3、W=W3のサイズの1個のPチャンネル型MOSトランジスタTr70と、第1のバイアス電圧印加端子VB1とにより、第1の回路C4が構成されると共に、L=L4、W=W4のサイズの4個のPチャンネル型MOSトランジスタTr71〜Tr74がソース端子及びドレイン端子を共有するように並列接続され、ゲート端子が共に第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続されて、第2の回路D4が構成されている。また、2LSBの電流源24’は、L=L3、W=W3のサイズの2個のPチャンネル型MOSトランジスタTr66、Tr67がカスコード接続され、ゲート端子が共に第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続されて、第1の回路C2が構成されると共に、L=L4、W=W4のサイズの2個のPチャンネル型MOSトランジスタTr68、Tr69がソース端子及びドレイン端子を共有するように並列接続され、ゲート端子が共に第2のバイアス電圧印加端子VB2に接続されて、第2の回路D2が構成されている。更に、1LSBの電流源23’は、L=L3、W=W3のサイズの4個のPチャンネル型MOSトランジスタTr61〜Tr64がカスコード接続され、ゲート端子が共に第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続されて、第1の回路C1が構成されると共に、L=L4、W=W4のサイズの1個のPチャンネル型MOSトランジスタTr65と、第2のバイアス電圧印加端子VB2とにより、第2の回路D1が構成されている。
従って、本変形例においても、実施形態6と同様の作用効果が得られる。
(実施形態8)
図12は、本発明の実施形態8におけるD/Aコンバータの電流源の回路構成図である。本実施形態は、概述すると、各電流源が備える第2の回路、即ち、定電流源の出力インピーダンスを高く設定するための回路を配置しない構成を採用したものである。
即ち、図12において、電流源29は1LSBの電流源であり、電流源30は2LSBの電流源であり、電流源31は4LSBの電流源である。
電流源31は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr95のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout31に接続される。電流出力端子Iout31からは、4LSBの電流が出力される。
電流源30は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr93のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr94のソース端子に接続され、このMOSトランジスタTr94のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout30に接続される。電流出力端子Iout30からは、電流源31の半分の電流値、即ち、2LSBの電流が出力される。
電流源29は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr89のソース端子が電源VDDに、ゲート端子が第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr90のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr90のゲート端子は、第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr91のソース端子に接続され、このMOSトランジスタTr91のゲート端子は第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、L=L3、W=W3であるPチャンネル型MOSトランジスタTr92のソース端子に接続される。このMOSトランジスタTr92のゲート端子は、第1のバイアス電圧印加端子VB1に接続され、ドレイン端子は、電流出力端子Iout29に接続される。電流出力端子Iout29からは、電流源31の1/4の電流値、即ち、1LSBの電流が出力される。
本実施形態では、電流源として、L=L3、W=W3のサイズのPチャンネル型MOSトランジスタ以外のMOSトランジスタを必要としないので、電流源マトリックスのサイズを小さく抑えられるという利点を有する。
また、電流源が、完全なマトリックス状に整然と配置されるので、製造上の加工精度によるサイズバラツキが低減され、均一な特性のMOSトランジスタが形成できるという利点も有する。
以上のように、本実施形態では、製造バラツキが小さく、より均一で、面積の小さな電流源マトリックスを有する電流駆動型D/Aコンバータを実現することができる。
尚、本実施形態では、8ビットのD/Aコンバータを用いて説明したが、ビット数には特に制限されない。
また、本実施形態では、上位が温度計コード、下位がバイナリーコードで設計された電流源を用いて説明したが、本発明は、上位が温度計コード、中位も温度計コード、下位がバイナリーコードの場合にも適用可能であり、電流源構成についても特に制限されない。
また、以上の説明では、D/Aコンバータのみについて説明したが、本発明はこのD/Aコンバータに限定されず、このD/Aコンバータを含む半導体集積回路にも同様に適用できるのは勿論である。
以上説明したように、本発明は、内部に備える電流源全体の回路面積を有効に縮小しながら、電流源マトリックス面内でのMOSトランジスタ全体の電流特性の均一化が図れて、D/A変換特性の直線性が一層向上できるので、D/Aコンバータ及びこれを備えた半導体集積回路として、有用である。
本発明の実施形態1のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。 同電流源のレイアウト構成を示す図である。 同D/Aコンバータのブロック配置を示す図である。 本発明の実施形態2のD/Aコンバータのブロック配置を示す図である。 本発明の実施形態3のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。 本発明の実施形態4のD/Aコンバータの要部を示す回路図である。 本発明の実施形態5のD/Aコンバータに内蔵する電流源のレイアウト構成を示す図である。 本発明の実施形態6のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。 同電流源の変形例を示す図である。 本発明の実施形態7のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。 同電流源の変形例を示す図である。 本発明の実施形態8のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。 従来のD/Aコンバータの全体構成を示す図である。 従来技術1のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。 同電流源のレイアウト構成を示す図である。 同D/Aコンバータのブロック配置を示す図である。 従来技術2のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。 同電流源のレイアウト構成を示す図である。 従来技術3のD/Aコンバータに内蔵する電流源を示す回路図である。
符号の説明
100 D/Aコンバータ
101 出力負荷抵抗
102 外部抵抗
103 リファレンス電圧発生回路
104 バイアス回路
105 デコーダー回路
VB1 第1のバイアス電圧印加端子
VB2 第2のバイアス電圧印加端子
IS1、IS2、
IS3−1〜IS3−63 電流源
IN0〜IN7 デジタル入力端子
SW1、SW2、SW3−1〜63 差動スイッチ
D1、D2、D3−1〜63 差動スイッチ制御信号
OUT アナログ出力端子
VSS グランド電源
1、12、20、20’、23、
23’、29、111、
117、120 1LSBの電流源
2、13、21、21’、24、
24’、30、112、
118、121 2LSBの電流源
3、14、18、22、22’、
25、25’、31、
113、119、122 4LSBの電流源
A1、A2、A4
C1、C2、C4 第1の回路
B1、B2、B4
D1、D2、D4 第2の回路
4、16 第1のMOSトランジスタマトリックス
5、17 第2のMOSトランジスタマトリックス
6、115 スイッチ回路
7、116 ロジック回路
114 トランジスタマトリックス
8、9 ダミーMOSトランジスタ
15 バイアス回路
Iout1〜Iout3、
Iout12〜Iout14、
Iout15、Iout18、
Iout19、Iout20〜Iout22、
Iout23〜Iout25、
Iout29〜31、Iout111〜Iout113、
Iout117〜Iout119、
Iout120〜Iout122 電流出力端子

Claims (14)

  1. デジタル信号をアナログ信号に変換し且つ複数の電流源を有するD/Aコンバータにおいて、
    前記複数の電流源には、第1の回路と第2の回路とが縦続接続された電流源が含まれ、
    前記第1の回路は、m個(mは2以上の整数)の第1のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、前記m個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第1のバイアス電圧が印加されており、
    前記第2の回路は、m個の第2のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、このm個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第2のバイアス電圧が印加されている
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  2. 前記請求項1記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記第1のサイズの電界効果トランジスタ及び前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、MOSトランジスタで構成される
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  3. 前記請求項2記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記MOSトランジスタは、Pチャンネル型MOSトランジスタである
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  4. 前記請求項2記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記MOSトランジスタは、Nチャンネル型MOSトランジスタである
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  5. 前記請求項1記載のD/Aコンバータにおいて、
    第1の回路と第2の回路が縦続接続された電流源は1個以上備えられ、
    前記電流源は、出力電流値が1/2ずつに重み付けされたバイナリーコード電流源である
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  6. 前記請求項1記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記第1のサイズの電界効果トランジスタは、第1のトランジスタマトリックスの内部に形成され、
    前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、第2のトランジスタマトリックスの内部に形成される
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  7. 前記請求項6記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記第1のトランジスタマトリックス及び前記第2のトランジスタマトリックスは、各々、その外周に配置されたダミートランジスタを有する
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  8. 前記請求項6記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記第1のトランジスタマトリックスの内部に形成された所定のトランジスタのゲート端子と、前記第2のトランジスタマトリックスの内部に形成された所定のトランジスタのドレイン端子とが接続され、この接続点に生成される電圧が前記第1のバイアス電圧となる
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  9. 前記請求項6記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記第1又は第2のトランジスタマトリックスには、
    所定の2つのPチャンネル型トランジスタのソース端子同士が拡散層を共有したパターンと、
    1つのPチャンネル型トランジスタのドレイン端子と他の1つのPチャンネル型トランジスタのソース端子とが拡散層を共有したパターンとが含まれる
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  10. デジタル信号をアナログ信号に変換し且つ複数の電流源を有するD/Aコンバータにおいて、
    前記複数の電流源には、第1の回路と第2の回路とが縦続接続された電流源が含まれ、
    前記第1の回路は、m個(mは1以上の整数)の第1のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、前記m個の電界効果トランジスタのゲート端子に共通に第1のバイアス電圧が印加されており、
    前記第2の回路は、n(n≧2且つn≠m)個の第2のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、このn個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第2のバイアス電圧が印加されている
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  11. 前記請求項10記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記第1のサイズの電界効果トランジスタは、第1のトランジスタマトリックスの内部に形成され、
    前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、第2のトランジスタマトリックスの内部に形成される
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  12. デジタル信号をアナログ信号に変換し且つ複数の電流源を有するD/Aコンバータにおいて、
    前記複数の電流源には、第1の回路と第2の回路とが縦続接続された電流源が含まれ、
    前記第1の回路は、m個(mは2以上の整数)の第1のサイズの電界効果トランジスタがドレイン端子を共有するように並列接続されて構成され、前記m個の電界効果トランジスタのゲート端子に共通に第1のバイアス電圧が印加されており、
    前記第2の回路は、n(n≧2)個の第2のサイズの電界効果トランジスタがカスコード接続されて構成され、このn個の電界効果トランジスタの各ゲート端子に共通に第2のバイアス電圧が印加されている
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  13. 前記請求項12記載のD/Aコンバータにおいて、
    前記第1のサイズの電界効果トランジスタは、第1のトランジスタマトリックスの内部に形成され、
    前記第2のサイズの電界効果トランジスタは、第2のトランジスタマトリックスの内部に形成される
    ことを特徴とするD/Aコンバータ。
  14. 前記請求項1〜13のうち何れか1項に記載のD/Aコンバータが備えられる
    ことを特徴とする半導体集積回路。
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