JP4382062B2 - 仕切体 - Google Patents

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JP4382062B2
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Description

本発明は、物品の収納空間を複数に区画する仕切体に関する。
本出願人は先に、各仕切板が起立する使用状態から偏平状態に迅速に変形させることができる仕切体を提案した(特許文献1参照)。
この仕切体の各縦仕切板は、その上端縁から下方に直線状に延びる第1上スリットと、該縦仕切板の下端縁から上方に直線状に延びる第1下スリットとを所定間隔を存して交互に備えている。互いに隣合う縦仕切板のうち一方の縦仕切板の第1上スリット及び第1下スリットは、夫々他方の縦仕切板の第1下スリット及び第1上スリットに対向する位置に設けられている。また、各横仕切板は、その上端縁から下方に直線状に延びる第2上スリットと、該縦仕切板の下端縁から上方に直線状に延びる第2下スリットとを所定間隔を存して交互に備えている。互いに隣合う横仕切板のうち一方の横仕切板の第2上スリット及び第2下スリットは、他方の横仕切板の第2下スリット及び第2上スリットに対向する位置に設けられている。そして、前記縦仕切板と前記横仕切板とは、各第1上スリットと各第2下スリットとが互いに係合され、各第1下スリットと各第2上スリットとが互いに係合して組み立てられている。
前記縦仕切板と前記横仕切板とを上記のように組み立てたことにより、各仕切板の起立状態から偏平状態へ、或いは偏平状態から各仕切板の起立状態への変形を極めて容易に行なうことができる。即ち、先ず、各仕切板が起立状態で仕切体の対角線方向に畳み込み、各縦仕切板と各横仕切板とを積層状態に収束させる。次いで、積層状態の仕切体を、各縦仕切板び各横仕切板の夫々の面が上下方向となるように倒して、各縦仕切板及び各横仕切板を夫々の面に対して水平に広げる。こうすると、各縦仕切板と各横仕切板は、各スリットの係合部分を支点として回転し、各スリットの係合を維持して偏平となる。
しかし、このように組み立てられた状態で仕切体を不用意に落下させたり外部に比較的強く接触させた場合には、一部で縦仕切板と横仕切板との係合が外れることがあり、外れた部分を元に戻す作業が煩わしい不都合があった。また、該仕切体においては、縦仕切板と横仕切板との何れも3枚以上ずつ必要であり、それより少ない区画数である場合(例えば、縦仕切板と横仕切板とを何れも1枚〜2枚で構成する場合等)には、組み立て状態を確実に維持することができない不都合があった。
実開平5−94115号公報
かかる不都合を解消して、本発明は、各仕切板同士の外れを確実に防止して容易に偏平とすることができる仕切体を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、第1仕切板に形成されて一端が開放され他端が閉塞された所定の長さの直線スリットと第2仕切板に形成されて一端が開放され他端が閉塞された所定の長さの直線スリットとを互いに係合させることにより、第1仕切板と第2仕切板とが互いに交差して組み立てられた仕切体であって、前記第1仕切板は、該第1仕切板の直線スリットに交差して延びる鉤爪片を備え、前記第2仕切板は、該第2仕切板の直線スリットの延長線上に形成されて第1仕切板の鉤爪片が貫通する貫通孔と、該貫通孔の少なくとも一方側に連続し且つ直線スリットの閉塞端を中心として少なくとも90°の角度範囲にわたって円弧状に延びる円弧スリットとを備え、組み立てた状態の第1仕切板と第2仕切板とを直線スリットを軸に揺動させて互いに重合させた後に、第1仕切板の直線スリットの閉塞端と第2仕切板の直線スリットの閉塞端との突き当て部分を軸に第1仕切板と第2仕切板とを相対的に回転させたとき、前記円弧スリットは、前記鉤爪片が係止した状態を維持して該鉤爪片を円弧状に案内することを特徴とする。
本発明の仕切体は、第1仕切板が前記鉤爪片を備え、第2仕切板が前記貫通孔を備えているので、第1仕切板と第2仕切板とを互いに交差して組み立てたときに、第2仕切板の貫通孔に第1仕切板の鉤爪片が貫通し、第1仕切板と第2仕切板とが強固に連結された状態となる。これにより、第1仕切板や第2仕切板の数にかかわらず、両者の強固な連結状態を維持して不用意な外れが防止され、組み立て状態を確実に維持することができる。
更に、第2仕切板は、貫通孔に連続する前記円弧スリットを備えている。これによって、組み立てた状態の第1仕切板と第2仕切板とを直線スリットを軸に揺動させて互いに重合させた状態から、第1仕切板の直線スリットの閉塞端と第2仕切板の直線スリットの閉塞端との突き当て部分を軸として、円弧スリットの延在方向に沿って両仕切板を相対的に90°回転させることができる。即ち、第2仕切板の円弧スリットは、貫通孔に連続して設けられていることによって、貫通孔に貫通された状態の鉤爪片の係止状態を維持して鉤爪片が円弧スリットに沿って案内される。これにより、第1仕切板と第2仕切板との連結状態が解除されることなく両仕切板を相対的に容易に回転させることができる。
従って、例えば、複数の第1仕切板を所定間隔を存して配設し、複数の第2仕切板を各第1仕切板に直交するように所定間隔を存して配設して、直線スリット同士の係合によって仕切体を格子状に組み立てた場合には、先ず、各第1仕切板と各第2仕切板とを夫々の直線スリットを軸として揺動させて束ねるようにして互いに重合させた状態とし、次いで、各第1仕切板と各第2仕切板とを水平方向に広げるだけで、各第1仕切板の直線スリットの閉塞端とそれに対応する各第2仕切板の直線スリットの閉塞端との突き当て部分を軸として両切板を相対的に回転し、扁平な状態で広げることができる。こうすることによって、組み立て状態(物品の収納空間を区画した状態)で占める平面視した面積と、扁平に広げられた際に占める面積とを同一とすることができ、区画する箱の底部に扁平な状態で収納しておくことができるので、輸送や保管の際の取り扱いが極めて容易となる。
更に本発明において、前記第2仕切板は、該第2仕切板の直線スリットに交差して延びる鉤爪片を備え、前記第1仕切板は、該第1仕切板の直線スリットの延長線上に形成されて第2仕切板の鉤爪片が貫通する貫通孔と、該貫通孔の少なくとも一方側に連続し且つ直線スリットの閉塞端を中心として少なくとも90°の角度範囲にわたって円弧状に延びる円弧スリットとを備え、組み立てた状態の第1仕切板と第2仕切板とを直線スリットを軸に揺動させて互いに重合させたときに、第1仕切板の鉤爪片及び円弧スリットと第2仕切板の鉤爪片及び円弧スリットとが、直線スリットに直交して該直線スリットの閉塞端を通る線を軸とする上下対称に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1仕切板が鉤爪片と貫通孔とを備えると共に、第2仕切板も鉤爪片と貫通孔と前記貫通孔を備えているので、第1仕切板と第2仕切板とを互いに交差して組み立てたときに、第1仕切板の貫通孔に第2仕切板の鉤爪片が貫通し、第2仕切板の貫通孔に第1仕切板の鉤爪片が貫通して、第1仕切板と第2仕切板とが相互に極めて強固に連結された状態となる。これにより、第1仕切板や第2仕切板の数にかかわらず、両者の強固な連結状態を維持して不用意な外れが防止され、組み立て状態を確実に維持することができる。しかも、第1仕切板と第2仕切板とを同一形状に形成し、仕切体を組み立てる際に何れか一方を反転させれば第1仕切板や第2仕切板になるので、各仕切板の製造が容易であり製造コストを低減した安価な仕切体を提供することができる。
更に、第1仕切板と第2仕切板とは、共に貫通孔に連続する円弧スリットを備えている。これによって、組み立てた状態の第1仕切板と第2仕切板とを直線スリットを軸に揺動させて互いに重合させた状態から、第1仕切板の直線スリットの閉塞端と第2仕切板の直線スリットの閉塞端との突き当て部分を軸として、円弧スリットの延在方向に沿って両仕切板を相対的に回転させることができる。このとき、第1仕切板の鉤爪片及び円弧スリットと第2仕切板の鉤爪片及び円弧スリットとは、組み立てた状態の第1仕切板と第2仕切板とを直線スリットを軸に揺動させて互いに重合させたときに、直線スリットに直交して該直線スリットの閉塞端を通る線を軸とする上下対称に形成されているので、重合状態の第1仕切板と第2仕切板とを互いに反対方向に円滑に回転させることができる。そして、各仕切板の円弧スリットは、貫通孔に連続して設けられているので、貫通孔に貫通された状態の鉤爪片の係止状態を維持して鉤爪片を円弧状に案内し、第1仕切板と第2仕切板との強固な連結状態を維持して両仕切板を回転させることができる。
このように、第1仕切板と第2仕切板との連結状態を解除させることなく両者を回転させることができるので、第1仕切板と第2仕切板とを夫々複数設けて格子状の仕切体を形成したときには、先ず、各第1仕切板と各第2仕切板とを夫々の直線スリットを軸として揺動させて束ねるようにして互いに重合させた状態とし、次いで、各第1仕切板と各第2仕切板とを水平方向に広げるだけで、各第1仕切板の直線スリットの閉塞端とそれに対応する各第2仕切板の直線スリットの閉塞端との突き当て部分を軸として両切板を相対的に回転し、扁平な状態で広げることができる。
また、前記円弧スリットは、直線スリットの延長線を軸とする左右対称に形成されて前記貫通孔の両側に連続することが好ましい。これによれば、円弧スリットは、直線スリットの延長線上に位置する貫通孔の両側に少なくとも90°ずつ延びるので、貫通孔を中央に介して少なくとも180°の角度範囲にわたり連続して設けられる。これによって、、第1仕切板と第2仕切板とを組み立てた状態で貫通孔に貫通された鉤爪片は、貫通孔の左右側の何れの方向にも円滑に案内される。そして、第1仕切板と第2仕切板とを重合させた後に、第1仕切板と第2仕切板とを何れの回転にも相対的に90°回転させることができ、仕切体を扁平にする作業を容易に行うことができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は第1の実施形態の仕切体を示す斜視図、図2は図1の仕切体を構成する仕切板の平面図、図3は図1の仕切体の折畳工程を示す説明図、図4は図1の仕切体の要部の作動説明図、図5は他の仕切板を示す平面図、図6乃至図12は他の仕切板の一部を示す説明図、図13は第2の実施形態における各仕切板を示す平面図、図14は図13の各仕切板を用いて組み立てた第2の実施形態の仕切体の斜視図、図15は図14の仕切体の扁平状態の平面図、図16は第3の実施形態の仕切体の側面図である。
第1の実施例の仕切体Aは、図1に示すように、縦方向を長手方向とした合成樹脂製の板材からなる2枚の第1仕切板1と、横方向を長手方向とした合成樹脂製の板材からなる3枚の第2仕切板2とが起立した状態で互いに交差して組み立てられている。なお、以下実施形態の説明においては、各仕切板1,2を起立させたときの高さ方向を各仕切板1,2の幅方向として説明する。また、本実施形態では、第1仕切板1を縦方向とし、第2仕切板2を横方向としたが、縦横方向については説明の便宜を図るものであり、各第1仕切板1に対して各第2仕切板2が交差する状態であれば縦横方向に限定されるものではない。
第1仕切板1は、図2(a)に示すように、上端縁から下方に直線状に延びる複数(本実施形態では3本)の直線スリット3が所定間隔を存して形成されている。第1仕切板1の直線スリット3の本数は第2仕切板2の枚数に対応する。各直線スリット3は全て長さ寸法が等しく、第1仕切板1の幅寸法の1/2とされている。
更に、第1仕切板1は、その直線スリット3に交差して延びる鉤爪片4を備えている。鉤爪片4は、直線スリット3をまたぐようにして第1仕切板1から遊離自在に切り抜かれており、直線スリット3を横断する延出部5と該延出部5の先端から鉤状に屈曲する係止部6とを備えている。
また、第1仕切板1は、その直線スリット3の閉塞端3aを中心として180°の角度範囲にわたって円弧状に形成された円弧スリット7を備えている。円弧スリット7は、鉤爪片4の延出部5に対応する幅寸法で切欠き孔状に開放されており、円弧スリット7の中央部(即ち、直線スリット3の延長線と交わる部分)は、仕切体Aを組み立てたとき(図1参照)に、鉤爪片4が貫通する貫通孔8として機能する。貫通孔8と円弧スリット7とは同一の幅寸法で連続するため、図2(a)に示すように、貫通孔8と円弧スリット7とは境界がなく連続する形状となる。従って、円弧スリット7は、貫通孔8の両側に貫通孔8に連続して90°ずつ延設したもので、直線スリット3の延長線を軸に左右対称となっている。
なお、円弧スリット7は直線スリット3の閉塞端3aを中心として180°の角度範囲に設けられるが、円弧スリット7に挿通する鉤爪片4との厚み干渉を考慮して180°よりも僅かに大きく形成されている。また、図2(a)においては第1仕切板1を1枚のみ示しているが、図1の仕切体Aに用いられている2枚の第1仕切板1は同一形状である。
第2仕切板2は、図2(b)に示すように、下端縁から上方に直線状に延びる複数(本実施形態では2本)の直線スリット3が所定間隔を存して形成されている。第2仕切板2の直線スリット3の本数は第1仕切板1の枚数に対応する。各直線スリット3は全て長さ寸法が等しく、第2仕切板2の幅寸法の1/2とされている。
更に、第2仕切板2は、第1仕切板1と同じ幅寸法に形成されており、第1仕切板1と同じ鉤爪片4と円弧スリット7とを備えて構成されている。即ち、鉤爪片4は、直線スリット3をまたぐようにして第2仕切板2から遊離自在に切り抜かれており、直線スリット3を横断する延出部5と該延出部5の先端から鉤状に屈曲する係止部6とにより構成されている。また、円弧スリット7は、直線スリット3の閉塞端3aを中心として180°の角度範囲にわたって円弧状に形成され、円弧スリット7の中央部(即ち、直線スリット3の延長線と交わる部分)は、仕切体Aを組み立てたとき(図1参照)に、鉤爪片4が貫通する貫通孔8として機能する。なお、図2(b)においては第2仕切板2を1枚のみ示しているが、図1の仕切体Aに用いられている3枚の第1仕切板1は同一形状である。
図1に示すように、仕切体Aは、第1仕切板1と第2仕切板2とが直交するように組み付けられて格子状に形成される。このとき、第1仕切板1の鉤爪片4の延出部5が第2仕切板2の貫通孔8(円弧スリット7の中央部分)を貫通し、第1仕切板1の鉤爪片4の係止部6が第2仕切板2の貫通孔8の縁に係止される。同様にして、第2仕切板2の鉤爪片4の延出部5が第1仕切板1の貫通孔8を貫通し、第2仕切板2の鉤爪片4の係止部6が第1仕切板1の貫通孔8の縁に係止される。これによって、第1仕切板1と第2仕切板2とは互いに極めて強固に連結され、仕切体Aの組み立て状態が確実に維持される。
以上のように構成された仕切体Aを、第1仕切板1と第2仕切板2との組み付け状態を維持して偏平状態とする場合には、先ず、図3(a)に示すように、何れか一方向に対向する角隅部9を互いに接近させて、各第1仕切板1と各第2仕切板2とを互いに密着する方向に収束させる。このとき、図4(a)に一部を示すように、各第1仕切板1と各第2仕切板2とが直線スリット3を軸xとして揺動する。これにより、図3(b)に示すように、各第1仕切板1と各第2仕切板2とは、夫々平行のまま互いに収束方向に畳み込まれて積層状態となる。
続いて、積層状態の仕切体Aを、各第1仕切板1及び各第2仕切板2の夫々の面が上下方向となるように倒して、各第1仕切板1及び各第2仕切板2を夫々の面に対して水平に広げる。このとき、図4(b)に一部を示すように、鉤爪片4の係止部6が円弧スリット7の縁に係止した状態で、延出部5が円弧スリット7に案内され、両直線スリット3の閉塞端3aの突き当て部分を軸yとして各第1仕切板1と各第2仕切板2とが相対的に回転する。これにより、図3(c)に示すように、各第1仕切板1と各第2仕切板2との強固な連結状態を維持したまま偏平とすることができる。そして、このような偏平状態の仕切体Aは、図1に示す組み立て状態で占める平面視した面積と同一の面積で平坦となり、仕切体Aにより内部を区画する箱の底部に扁平な状態で収納しておくことができるので、輸送や保管の際の取り扱いが極めて容易となる。また、扁平とした仕切体Aは複数を安定して上下に重ねることもでき、嵩張りを防止して搬送や保管を容易に行うことができる。
また、第1仕切板1に備える鉤爪片4と円弧スリット7とは、直線スリット3の延設方向(上下方向)に対応して設けることができる。即ち、図5(a)に示すように、第1仕切板1の直線スリット3の何れか(図示では中央の直線スリット3)が下端縁から上方に直線状に延びて形成され、当該直線スリット3に応じた鉤爪片4と円弧スリット7とが設けられている場合には、図1に示す仕切体Aと同様に形成するときに、中央の第2仕切板2のみを図2(b)に示す状態から上下反転させて用いればよい。
また、図5(a)に示す第1仕切板1を一方に用い、図5(a)に示す状態から上下反転させた第1仕切板1を一方に用いる場合には、図5(b)に示す第2仕切板2を図示の状態或いは上下反転させて両第1仕切板1に組み付けることができる。このように、鉤爪片4と円弧スリット7とが各直線スリット3による相互の係止位置に設けられていることにより、図2(a)示の第1仕切板1と図5(a)示の第1仕切板1とを適宜選択して用い、それに対応するように、図2(b)示の第2仕切板2と図5(b)示の第2仕切板2とを適宜選択して用いることができ、前述した図1示の仕切体Aと同様の効果を得ることができる。
また、図1においては、2枚の第1仕切板1と3枚の第2仕切板2とを組み付けてなる仕切体Aを示したが、区画数や箱の形状に応じて第1仕切板1及び第2仕切板2の枚数を増減させることができる。このとき、第1仕切板1と第2仕切板2とが交差する部分の数に対応して直線スリット3、鉤爪片4及び円弧スリット7が設けられることは言うまでもない。更に例えば、図示しないが、図2(a)示の第1仕切板1と同一形状のものを上下反転させて第2仕切板2として、第1仕切板1と第2仕切板2とを3枚ずつ交差させて組み付けることで区画数の異なる仕切体を形成することもできる。
また、第1仕切板1及び第2仕切板2は上記以外の形態として、図6(a)に示すように、第1仕切板1には、直線スリット3に交差して延びる鉤爪片4を設けけおき、図6(b)に示すように、第2仕切板2に、円弧スリット7を設けておくことができる。円弧スリット7は、直線スリット3の閉塞端3aを中心として180°の角度範囲にわたって形成されており、その中央部が貫通孔8として機能することは前述のものと同様である。
また、図7(a)に示すように、第1仕切板1の円弧スリット7を貫通孔8に連続する切れ目によって形成してもよく、図7(b)に示すように、第2仕切板2の円弧スリット7も貫通孔8に連続する切れ目によって形成してもよい。
また、図8(a)に示すように、第1仕切板1には、直線スリット3に交差して延びる鉤爪片4を設けけおき、図8(b)に示すように、第2仕切板2の円弧スリット7を貫通孔8に連続する切れ目によって形成してもよい。
また、図9(a)に示すように、第1仕切板1に、直線スリット3に交差して延びる鉤爪片4と、貫通孔8の一方側に連続して直線スリット3の閉塞端を中心として90°の角度範囲にわたって円弧状に延びる円弧スリット7とを設け、図9(b)に示すように、第2仕切板2にも、直線スリット3に交差して延びる鉤爪片4と、貫通孔8の一方側に連続して直線スリット3の閉塞端を中心として90°の角度範囲にわたって円弧状に延びる円弧スリット7とを設けてもよい。この場合には、図9(c)に示すように、組み立てた状態の第1仕切板1と第2仕切板2とを直線スリット3を軸xとして揺動させて互いに重合させたとき、第1仕切板1の鉤爪片4及び円弧スリット7と、第2仕切板2の鉤爪片4及び円弧スリット7とが、直線スリット3に直交して該直線スリット3の閉塞端3aを通る線zを軸とする上下対称に形成される。これにより、第1仕切板1の鉤爪片4は第2仕切板2の円弧スリット7に案内され、第2仕切板2の鉤爪片4は第1仕切板1の円弧スリット7に案内されるので、例えば、直線スリット3の閉塞端3aを軸yとして第2仕切板2を第1仕切板1に対して90°回転させることができ、前述した通りに第1仕切板1と第2仕切板2との連結状態を強固に維持して容易に扁平状態にすることができる。なお、実際には、円弧スリット7は鉤爪片4との厚み干渉を考慮して、図示するように90°よりも僅かに大きく形成されている。
また、図9(a)及び図9(b)に示す第1仕切板1及び第2仕切板2以外の形態として、図10(b)に示すように、第1仕切板1には、直線スリット3に交差して延びる鉤爪片4を設けけおき、図10(b)に示すように、第2仕切板2に、直線スリット3の閉塞端3aを中心として90°の角度範囲にわたって形成された円弧スリット7を設けておくことができる。
また、図11(a)に示すように、第1仕切板1の90°の角度範囲の円弧スリット7を貫通孔8に連続する切れ目によって形成してもよく、図11(b)に示すように、第2仕切板2の90°の角度範囲の円弧スリット7も貫通孔8に連続する切れ目によって形成してもよい。
また、図12(a)に示すように、第1仕切板1には、直線スリット3に交差して延びる鉤爪片4を設けけおき、図12(b)に示すように、第2仕切板2の90°の角度範囲の円弧スリット7を貫通孔8に連続する切れ目によって形成してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について図13乃至図15を参照して説明する。第2の実施形態において前述の第1の実施形態と同じ構成のものは、図13乃至図15において同じ符号を付して詳しい説明は省略する。第2の実施形態においては、図13(a)に示すように、上端縁から下方に直線状に延びる2本の直線スリット3と、その間に下端縁から上方に直線状に延びる1本の直線スリット3とを備える第1仕切板11を2枚用い、図13(b)に示すように、下端縁から上方に直線状に延びる2本の直線スリット3と、その間に上端縁から下方に直線状に延びる1本の直線スリット3とを備える第2仕切板12を2枚用いて、図14に示すような仕切体Bが形成されている。
第1仕切板11は、図13(a)に示すように、両端側に位置する一対の直線スリット3の夫々にのみ、鉤爪片4と貫通孔8及び円弧スリット7とが設けられている。同様に、第2仕切板12は、図13(b)に示すように、両端側に位置する一対の直線スリット3の夫々にのみ、鉤爪片4と貫通孔8及び円弧スリット7とが設けられている。
第2の実施形態の仕切体Bは、更に、図13(c)に示すように、下端縁から上方に直線状に延びる2本の直線スリット3と、その間に上端縁から下方に直線状に延びる1本の直線スリット3とを備える第3仕切板13が、両第1仕切板11の間に用いられ、図13(d)に示すように、上端縁から下方に直線状に延びる2本の直線スリット3と、その間に下端縁から上方に直線状に延びる1本の直線スリット3とを備える第4仕切板14が、両第2仕切板12の間に用いられる。
そして、第2の実施形態の仕切体Bは、図14に示すように、一対の第1仕切板11と一対の第2仕切板12とにより枠組みが形成され、その枠組みに互い違いに各直線スリット3を係合させるようにして第3仕切板13と第4仕切板14とが組み付けられている。一対の第1仕切板11と一対の第2仕切板12とは、前述した第1の実施形態と同様に、鉤爪片4が貫通孔8に貫通され、係止部6が貫通孔8の縁に係止して強固に連結された枠組みを形成しているので、仕切体Aの組み立て状態が確実に維持される。そして、貫通孔8に連続する円弧スリット7により鉤爪片4が円滑に案内されるので、図15に示すように、極めて容易に扁平状態とすることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について図16を参照して説明する。第2の実施形態において前述の第1の実施形態と同じ構成のものは、図16において同じ符号を付して詳しい説明は省略する。第3の実施形態の仕切体Cは、図16(a)及び図16(b)に側面視して示すように、上下一対で3列に配設された計6枚の第1仕切板21と、3枚の第2仕切板22とによって形成されている。
図6(a)に示すように、下側の第1仕切板21は、前述した第1の実施形態における図2(a)示の第1仕切板1と同じものであり、上側の第1仕切板21は、下側の第1仕切板21の上下を反転させたものとである。また、各第1仕切板21は、夫々直線スリット3、鉤爪片4、及び円弧スリット7を備えている。円弧スリット7の中央部(直線スリット3の延長線上)は、円弧スリット7に連続する貫通孔8とされている。
第2仕切板22は、図6(b)に示すように、第1仕切板21より幅寸法が大とされている。第2仕切板22の上部側には、直線スリット3、鉤爪片4、及び円弧スリット7が3箇所に形成されており、上下対称となるように、その下部側には、直線スリット3、鉤爪片4、及び円弧スリット7が3箇所に形成されている。
本発明の第3の実施形態においては、図16(a)及び図16(b)に示すように、第1仕切板21より幅寸法が大とされた第2仕切板22を用いることにより、高さ寸法の高い仕切体Cを形成することができ、底の深い箱等に用いて高さの高い物品の収納空間を区画することができる。
そして、第1仕切板21と第2仕切板22との交差位置においては、各鉤爪片4が各貫通孔8を貫通して強固に連結され、また、各鉤爪片4が各貫通孔8に連続する円弧スリット7に案内されて円滑に扁平状態(図示せず)とすることができる。
本発明の第1の実施形態の仕切体を示す斜視図。 図1の仕切体を構成する仕切板の平面図。 図1の仕切体の折畳工程を示す説明図。 図1の仕切体の要部の作動説明図。 他の仕切板を示す平面図。 他の仕切板の一部を示す説明図。 他の仕切板の一部を示す説明図。 他の仕切板の一部を示す説明図。 他の仕切板の一部を示す説明図。 他の仕切板の一部を示す説明図。 他の仕切板の一部を示す説明図。 他の仕切板の一部を示す説明図。 本発明の第2の実施形態における各仕切板を示す平面図。 図13の各仕切板を用いて組み立てた第2の実施形態の仕切体を示す斜視図。 図14の仕切体の扁平状態の平面図。 本発明の第3の実施形態の仕切体の側面図。
符号の説明
A,B,C…仕切体、1,11,21…第1仕切板、2,12,22…第2仕切板、3…直線スリット、3a…閉塞端、4…鉤爪片、7…円弧スリット、8…貫通孔。

Claims (3)

  1. 第1仕切板に形成されて一端が開放され他端が閉塞された所定の長さの直線スリットと第2仕切板に形成されて一端が開放され他端が閉塞された所定の長さの直線スリットとを互いに係合させることにより、第1仕切板と第2仕切板とが互いに交差して組み立てられた仕切体であって、
    前記第1仕切板は、該第1仕切板の直線スリットに交差して延びる鉤爪片を備え、
    前記第2仕切板は、該第2仕切板の直線スリットの延長線上に形成されて第1仕切板の鉤爪片が貫通する貫通孔と、該貫通孔の少なくとも一方側に連続し且つ直線スリットの閉塞端を中心として少なくとも90°の角度範囲にわたって円弧状に延びる円弧スリットとを備え、
    組み立てた状態の第1仕切板と第2仕切板とを直線スリットを軸に揺動させて互いに重合させた後に、第1仕切板の直線スリットの閉塞端と第2仕切板の直線スリットの閉塞端との突き当て部分を軸に第1仕切板と第2仕切板とを相対的に回転させたとき、前記円弧スリットは、前記鉤爪片が係止した状態を維持して該鉤爪片を円弧状に案内することを特徴とする仕切体。
  2. 前記第2仕切板は、該第2仕切板の直線スリットに交差して延びる鉤爪片を備え、
    前記第1仕切板は、該第1仕切板の直線スリットの延長線上に形成されて第2仕切板の鉤爪片が貫通する貫通孔と、該貫通孔の少なくとも一方側に連続し且つ直線スリットの閉塞端を中心として少なくとも90°の角度範囲にわたって円弧状に延びる円弧スリットとを備え、
    組み立てた状態の第1仕切板と第2仕切板とを直線スリットを軸に揺動させて互いに重合させたときに、第1仕切板の鉤爪片及び円弧スリットと第2仕切板の鉤爪片及び円弧スリットとが、直線スリットに直交して該直線スリットの閉塞端を通る線を軸とする上下対称に形成されていることを特徴とする請求項1記載の仕切体。
  3. 前記円弧スリットは、直線スリットの延長線を軸とする左右対称に形成されて前記貫通孔の両側に連続することを特徴とする請求項1又は2記載の仕切体。
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