JP4382022B2 - 伸縮自在シャフトおよび車両操舵用伸縮自在シャフト - Google Patents

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Description

本発明は伸縮自在シャフトおよびこれを用いた車両操舵用伸縮自在シャフトに関するものである。
上記の伸縮自在シャフトは、例えば自動車のステアリングシャフトとして用いられる。 また、伸縮自在シャフトは、例えば自動車のステアリングシャフトとラックアンドピニオン機構等の舵取り機構とを接続する中間軸(インターミディエイトシャフト)として用いられる。この場合、伸縮機能は、車両走行時のステアリングギヤとコラムの相対変位を吸収するための中間軸の長さ調整に用いられ、あるいは、組付時の中間軸の長さ調整に用いられる。
この種の伸縮自在シャフトにおいて、内軸および筒状の外軸の対応する軸方向溝間に複数の転動自在なボールを介在させて、両軸を嵌合させる伸縮自在シャフトが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2001−50293号公報
伸縮自在シャフトが伸長するときには、軸方向溝内でのボールの転動を伴って内軸と外軸が軸方向に相対移動する。このため、転動したボールが軸方向溝から脱落しないように、伸縮自在シャフトの伸長および収縮の双方に関してそれぞれボールの移動を規制するためのストッパが必要となる。このストッパを各軸に、ないしは双方の軸に取り付けてスナップリング等で位置決めする場合、構造が複雑となり、また、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で安価な伸縮自在シャフトおよび車両操舵用伸縮自在シャフトを提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明は、軸方向(X1)に相対移動自在に且つ互いにトルク伝達可能に嵌め合わされた内軸(12)および筒状の外軸(13)と、上記内軸(12)の外周面(12a)および外軸(13)の内周面(13a)にそれぞれ形成され互いに対向する軸方向溝(15;16)と、これら互いに対向する軸方向溝(15;16)の間に、軸方向(X1)に並ぶ列をなし且つ内軸(12)および外軸(13)の間にトルクを伝達可能な転動体(14)と、上記の転動体(14)に予圧を与えるために内軸(12)の軸方向溝(15)に軸方向(X1)に移動不能に保持された弾性部材(18)と、弾性部材(18)の端部に設けられた突起(40,41)とを備え、この突起(40,41)が、当該伸縮自在シャフトの伸長に伴って列の端の転動体(14)と当接することにより、上記列をなす転動体(14)の軸方向移動を規制するようにしてある伸縮自在シャフトを提供する。
本発明では、当該伸縮自在シャフトの伸長に伴って、列をなす転動体の列の端の転動体が弾性部材の端部の突起に当接することにより、転動体の軸方向移動を規制する。弾性部材に設けられた突起がストッパとして働くので、伸長するときのストッパを内軸の外周に取り付けて固定する従来の場合と比較して、構造を簡素化することができ、また組立工数を削減することができる。その結果、製造コストを安価にすることができる。
また、本発明において、上記弾性部材(18)は、樋形状をなす長尺の板部材からなる本体(19)を含み、上記突起(40,41)は上記本体(19)の端部(191)から折り曲げ状に延設された舌片(40)を含む場合がある。また、本発明において、上記弾性部材(18)は、樋形状をなす長尺の板部材からなる本体(19)と、本体(19)の端部(191)から本体(19)の長手方向に延びる延設部(20)とを含み、上記突起(40,41)は延設部(20)から折り曲げ状に延設された舌片(41)を含む場合がある。これらの場合、例えば板金により弾性部材に突起としての舌片を容易に形成することができ、製造コストをより安価にすることができる。
また、本発明において、上記列をなす転動体(14)を保持し上記列をなす転動体(14)と軸方向(X1)に同行移動可能な保持部材(17)と、この保持部材(17)の端部に設けられ、内軸(12)の端面(121)と対向する対向部(33)とを備え、この対向部(33)が当該伸縮自在シャフトの収縮に伴って内軸(12)の端面(121)又は内軸(12)の端面(121)に沿う部材(21)と当接することにより、上記列をなす転動体(14)の軸方向移動を規制するようにしてある場合がある。この場合、当該伸縮自在シャフトの収縮に伴って、上記保持部材の端部の対向部が内軸の端面等に当接することにより、保持部材の移動を規制し、これにより、転動体の軸方向移動を規制する。内軸の端面自体がストッパとして働くので、収縮のときのストッパを内軸の外周に取り付けて固定する従来の場合と比較して、構造を簡素化することができ、また組立工数を削減することができる。
また、本発明において、上記互いに対向する軸方向溝(15;16)が複数対設けられ、上記保持部材(17)は、各対の軸方向溝(15;16)にそれぞれ配置されて各対の軸方向溝(15;16)の転動体(14)をそれぞれ保持する複数の保持部(30)と、これらの保持部(30)の端部間を互いに接続する接続部(31)とを含む場合がある。この場合、複数の保持部を接続部で接続して一体的なユニットを提供できるので、部品点数をより削減することができ、且つより組み立て易くなる。
また、上記の伸縮自在シャフトを、操舵部材の操舵トルクを伝達する車両操舵用伸縮自在シャフトに適用すれば好ましい。
なお、上記において、括弧内の数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の伸縮自在シャフトが中間軸に適用された車両用操舵装置の概略構成図である。車両用操舵装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に自在継手4を介して連結される伸縮自在シャフトとしての中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されるピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン歯7aに噛み合うラック歯8aを有して自動車の幅方向に延びる転舵軸としてのラックバー8とを有している。ピニオン軸7およびラックバー8によりラックアンドピニオン機構によって操舵機構50が提供されている。
本実施の形態では、伸縮自在シャフトを中間軸5に適用した場合に則して説明するが、本発明の伸縮自在シャフトをステアリングシャフト3に適用し、ステアリングシャフト3にテレスコピック調整機能や衝撃吸収機能を果たさせるようにしてもよい。
ラックバー8は車体に固定されるハウジング9内に図示しない複数の軸受を介して直線往復動自在に支持されている。ラックバー8の両端部はハウジング9の両側へ突出し、各端部にはそれぞれタイロッド10Aが結合されている。各タイロッド10Aは対応するナックルアーム10Bを介して対応する操向輪11に連結されている。
中間軸5は、アッパーシャフトとしての内軸12と、ロワーシャフトとしての筒状の外軸13とを軸方向X1に沿って摺動自在に且つトルク伝達要素としてのボール14(転動体)を介してトルク伝達可能に嵌め合わせてなる。
次いで、中間軸5の断面図である図2、図2のIII −III 線の沿う断面図である図3、および中間軸5の概略分解斜視図である図4を参照して、中間軸5について詳細に説明する。
図2および図3に示すように、内軸12の外周12aおよび外軸13の内周13aには、軸方向X1に沿って延びる少なくとも一対の軸方向溝15,16が形成されている。本実施の形態では、図3に示すように、3対の軸方向溝15,16が形成されている場合に則して説明する。軸方向溝15は内軸12の周方向に等間隔に配置されているとともに、同様に軸方向溝16は外軸13の周方向に等間隔で配置されている。
互いに対をなす軸方向溝15および軸方向溝16は、両軸12,13の径方向に対向しており、互いに対をなす軸方向溝15および軸方向溝16の間には、上記トルク伝達要素としてのボール14がそれぞれ介在している。ボール14は図2に示すように、両軸12,13の軸方向に並ぶ列をなしており、列をなすボール14は保持部材17によって転動自在に且つ等間隔に保持されている。
内軸の軸方向溝15には、ボール14の軌道を形成するための長尺の薄板からなる弾性部材18が保持されている。一方、外軸13の軸方向溝16には、ボール14の軌道が直接形成されている。上記の弾性部材18は、ボール14を内軸12の径方向外方に向けて、すなわち外軸13の軸方向溝16側に向けて付勢しており、これにより、ボール14は内軸12と外軸13との間に弾性的に挟持されている。
図4に示すように、上記の弾性部材18は、内軸12の軸方向X1に沿って長く延びボール14の軌道を形成する樋形状の長尺の本体19と、この本体19の第1の端部としての前端191から前方へ延設された一対の延設部20と、これら一対の延設部20の先端からそれぞれ折り曲げられた一対の第1の係合突起21と、上記本体19の第2の端部としての後端192から後方へ延設された延設部22と、この延設部22の先端から互いに対向する方向に分岐する一対の第2の係合突起23とを備える。
また、図6に示すように、上記一対の延設部20の延設方向に沿う縁部20aから、それぞれ中間軸5の伸長のときのストッパとしての突起を提供する舌片40が折り曲げ状に延設されている。各舌片40は、図5に示すように、樋形状の本体19の長手方向からみて樋の内側の領域と重なるように折り曲げられている。すなわち、舌片40は、ボール14の移動軌跡上に配置されている。
図4および図5を参照して、本体19は断面逆Ω字形形状をなし、軸方向溝15の開口の一対の縁部15a,15bにそれぞれ係合する一対の鍔部19a,19bを有している。
図4に示すように、延設部22と一対の第2の係合突起23とでT字形形状をなしており、これらの部分は内軸12の外周12aに形成された凹部24に嵌め合わされている。また、一対の第1の係合突起21は内軸12の端面121に係合している。これにより、弾性部材18の内軸12に対する軸方向移動が規制されている。
また、図3に示すように、内軸12の外周12aには、内軸12の周方向に隣り合う軸方向溝15,15間においてスプライン歯25が形成され、外軸13の内周13aには、外軸13の周方向に隣り合う軸方向溝16,16間においてスプライン歯26が形成されている。両スプライン歯25,26によって、内軸12と外軸13とを伝達トルクが大きいときに剛的に連結可能な剛性連結要素が提供されている。
本中間軸5では、内軸12および外軸13間に伝達トルクが負荷されていないときや、所定値以下の伝達トルクが負荷されているときには、弾性部材18によって付勢されたボール14を介して内軸12および外軸13が互いに周方向に弾性的に連結される。このとき、剛性連結要素としての両スプライン歯25,26は内軸12および外軸13を周方向に連結しておらず、内軸12および外軸13の軸方向の相対移動の抵抗が少なくなるようにしてある。また、ボール14および弾性部材18を含む弾性連結要素のみを介して両軸12,13間にトルクが伝達される。
一方、内軸12および外軸13間の伝達トルクが所定値を超えると、弾性部材18の撓みを伴って内軸12および外軸13が微小量相対回転することにより内軸12のスプライン歯25と外軸13のスプライン歯26が互いに噛み合い、内軸12と外軸13とが周方向に関して剛的に連結される。このとき、ボール14および弾性部材18を含む弾性連結要素も両軸12,13間にトルクを伝達している。
上記の突起としての舌片40は、中間軸5の伸長に伴って各列のボール14の軸方向移動を規制する中間軸伸長ストッパとして機能し、図7に示すように、中間軸5の伸長のときにボール14が内軸12の軸方向溝15から脱落することを防止する。具体的には、舌片40は列の端にあるボール14と当接して、ボール14の軸方向移動を規制する。
再び、図2および図4を参照して、保持部材17は、軸方向に延びる複数の長尺の保持部30と、これらの保持部30の端部30aを互いに接続する接続部31とを備えている。各保持部30は、対応する対をなす軸方向溝15,16にそれぞれ配置されており、各保持部30には、対応する対をなす軸方向溝15,16のボール14をそれぞれ転動自在に保持するための保持孔32が、保持部30の長手方向に間隔を設けて配置されている。
接続部31としては、例えば円板、環状板等を示すことができるが、複数の保持部30の端部30aを互いに接続できれば、その形状はどのようなものでもよい。図2に示すように、接続部31は、内軸12の端面121に対向する対向部33を有している。この対向部33は、中間軸5の収縮に伴って、図8に示すように、内軸12の端面121に沿う部材である弾性部材18の第1の係合突起21に当接することにより、保持部材17の軸方向移動を規制する。その結果、保持部材17の対向部33が列をなすボール14の軸方向移動を規制するための中間軸収縮ストッパとして機能し、中間軸5の収縮のときにボール14が外軸13の軸方向溝16から脱落することを防止する。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、内軸12に軸方向移動を止められた弾性部材18の端部に突起としての舌片40を設け、伸縮自在シャフト1の伸長に伴って上記舌片40によってボール14の軸方向移動を規制することができる。弾性部材18自体をストッパとして利用するので、伸長のときのストッパを内軸の外周に取り付けて固定する従来の場合と比較して、構造を簡素化することができ、また組立工数を削減することができる。その結果、製造コストを安価にすることができる。
また、伸縮自在シャフトとしての中間軸5の収縮に伴って、保持部材17の対向部33が内軸12の端面121に沿う部材である、弾性部材18の第1の係合突起21に当接することにより、ボール14の軸方向移動を規制することができる。内軸12の端面121自体をストッパとして利用するので、収縮のときのストッパを内軸の外周に取り付けて固定する従来の場合と比較して、構造を簡素化することができ、また組立工数を削減することができる。
また、保持部材17が、各対の軸方向溝15,16にそれぞれ配置された複数の保持部30と、これらの保持部30の端部間を互いに接続する接続部31とを含む一体的なユニットになっているので、部品点数をより削減することができ、且つ中間軸5をより組み立て易くなる。
なお、上記の実施の形態においては、弾性部材18の延設部20から折り曲げ状の舌片40を設けて中間軸5の伸長のときのストッパとしたが、これに代えて(あるいは、これに加えて)、図9および図10に示すように、本体19の前端191の縁部から折り曲げ状に舌片41を延設し、この舌片41を中間軸5の伸長のときのストッパとして用いてもよい。
また、本発明の伸縮自在シャフトをステアリングシャフト3に適用することができ、その場合、ステアリングシャフト3にテレスコピック調整機能や衝撃吸収機能を果たさせるときに好ましい。
本発明の一実施の形態の伸縮自在シャフトが中間軸に適用された車両用操舵装置の概略構成図である。 中間軸の断面図である。 図2のIII −III 線の沿う断面図である。 中間軸の概略分解斜視図である。 図3の要部の拡大図である。 弾性部材の要部の拡大斜視図である。 中間軸の要部の断面図であり、中間軸が最も伸長された状態を示している。 中間軸の断面図であり、中間軸が最も収縮された状態を示している。 本発明の別の実施の形態の中間軸の要部の断面図である。 図9の中間軸に用いる弾性部材の要部の拡大斜視図である。
符号の説明
1…車両用操舵装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、5…中間軸(伸縮自在シャフト)、12…内軸、12a…内軸の外周面、121…端面(内軸の端面)、13…外軸、13a…外軸の内周面、14…ボール(転動体)、15,16…軸方向溝、17…保持部材、18…弾性部材、本体…19、191…前端(本体の端部)、20…延設部、21…第1の係合突起(内軸の端面に沿う部材)、25,26…スプライン歯、30…保持部、31…接続部、33…対向部、40,41…舌片(突起)

Claims (6)

  1. 軸方向に相対移動自在に且つ互いにトルク伝達可能に嵌め合わされた内軸および筒状の外軸と、
    上記内軸の外周面および外軸の内周面にそれぞれ形成され互いに対向する軸方向溝と、 これら互いに対向する軸方向溝の間に、軸方向に並ぶ列をなし且つ内軸および外軸の間にトルクを伝達可能な転動体と、
    上記の転動体に予圧を与えるために内軸の軸方向溝に軸方向に移動不能に保持された弾性部材と、
    弾性部材の端部に設けられた突起とを備え、
    この突起が、当該伸縮自在シャフトの伸長に伴って列の端の転動体と当接することにより、上記列をなす転動体の軸方向移動を規制するようにしてあることを特徴とする伸縮自在シャフト。
  2. 請求項1において、上記弾性部材は、樋形状をなす長尺の板部材からなる本体を含み、上記突起は上記本体の端部から折り曲げ状に延設された舌片を含む伸縮自在シャフト。
  3. 請求項1において、上記弾性部材は、樋形状をなす長尺の板部材からなる本体と、本体の端部から本体の長手方向に延びる延設部とを含み、上記突起は延設部から折り曲げ状に延設された舌片を含む伸縮自在シャフト。
  4. 請求項1又は2において、上記列をなす転動体を保持し上記列をなす転動体と軸方向に同行移動可能な保持部材と、
    この保持部材の端部に設けられ、内軸の端面と対向する対向部とを備え、
    この対向部が当該伸縮自在シャフトの収縮に伴って内軸の端面又は内軸の端面に沿う部材と当接することにより、上記列をなす転動体の軸方向移動を規制するようにしてある伸縮自在シャフト。
  5. 請求項3において、上記互いに対向する軸方向溝が複数対設けられ、上記保持部材は、各対の軸方向溝にそれぞれ配置されて各対の軸方向溝の転動体をそれぞれ保持する複数の保持部と、これらの保持部の端部間を互いに接続する接続部とを含む伸縮自在シャフト。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載の伸縮自在シャフトを用いて操舵部材の操舵トルクを伝達することを特徴とする車両操舵用伸縮自在シャフト。
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