JP4382013B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

この発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、インク滴を吐出する記録ヘッドに連通するインク流路を開放又は閉止する弁を備えたインクジェット記録装置に関する。
記録信号に応じて記録ヘッドのノズル部から記録媒体に向けてインク滴を吐出するインクジェット記録装置は、ノズル部に連通した圧力室内のインクを繰り返して加圧または減圧する間欠駆動を行うことで、ノズル部からインク滴を吐出する。
ここで、一般的に、記録ヘッドはキャリッジに搭載され、インク滴の吐出動作はキャリッジを往復移動させながら行なわれる。往復移動のためのキャリッジの加速及び減速時には、記録ヘッドの内部におけるインクの圧力変動が生じる。そして、この圧力変動によってノズル部内のメニスカスが破壊され、ノズル部からインク漏れが発生する虞がある。このインク漏れを防ぐために、少なくとも吐出動作中の記録ヘッドの内部におけるインクの圧力は負圧にされている。
上述の負圧を発生させる方法として、従来から次の3つの方法が採用されている。第1の方法は、記録ヘッドに供給するインクを収納したインクタンクの高さを記録ヘッドより低くするという水頭差を用いる方法である。第2の方法は、スポンジなどの吸収体にインクを吸収させるという毛細管現象を用いる方法である。第3の方法は、柔軟な袋の中にインクを注入し、その袋の外部に負圧を与える方法である。
従来、これらの負圧発生方法を用いたインクタンクと記録ヘッドとをチューブやマニホールドのようなインク流路形成管を用いて直接接続することによって、常に一定の負圧が記録ヘッド内のインクに印加されていた。そして、記録ヘッドへのインクの充填および圧力室やノズル部内の気泡やゴミなどの除去を行なうメンテナンスとして、ノズル部のノズル面がキャップ部材によって密閉され、記録ヘッド内部のインクにかけられた負圧よりも大きい圧力で、記録ヘッド内部のインクがキャップ部材の内部から吸引されていた。
しかし、記録速度を高めるために記録ヘッドおよびノズル部の搭載数が多くなった場合は、各ノズル部への吸引力にバラツキが生じるため、安定したメンテナンスができないという問題が発生していた。また、インクタンクから記録ヘッドまでのインク流路が比較的長い場合はインク流路の流路抵抗の影響がより大きくなり、吸引によるインク充填やメンテナンス自体が困難になるとともに、吐出動作時のインクの供給が間に合わないという問題が発生していた。
特に、生産装置にインクジェット記録装置を適用した場合は、上述の両方の問題が発生することになり、メンテナンスの信頼性向上が要望されている。
そこで、記録ヘッドへのインク充填や記録ヘッド内部の気泡の除去などのメンテナンスを行う場合は、記録ヘッド内部のインクを加圧又は減圧するように切り換えることができる電磁弁を、記録ヘッドに連通するインク流路に備えるという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、記録ヘッド内部の気泡をインク自体が溶かし込むようにインクを脱気する機構を備えるとともに、脱気されたインクを循環させながら記録ヘッドに供給するための切り換え用の電磁弁を、記録ヘッドに連通するインク流路に備えるという技術も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、上述のような技術によって増大するインクの消費量の軽減を目的として、廃液インクの再利用を行う循環方式が提案されている。
インク流路の開閉又は切り換えのために使用される電磁弁としては、耐液性能の観点から次の2種類のバルブが一般的に使用されている。1つは、ピンチ部においてチューブをひしゃぐ方式のピンチバルブである。他の1つは、ダイアフラムを用いたダイアフラムバルブである。
図1は、従来のピンチバルブ1を示す構成図であり、(A)は開放状態のピンチバルブ1を示し、(B)は閉止状態のピンチバルブ1を示す。図1(A)に示すように、開放状態のピンチバルブ1では、ピンチ2と対向板3とによって挟まれているチューブ4はひしゃげておらず、インク入口5Aから流入したインクはチューブ4を通りインク出口5Bへ流通することができる。しかし、図1(B)に示すように、閉止状態のピンチバルブ1では、ピンチ2と対向板3とによって挟まれているチューブ4はひしゃげているため、インクはインク入口5Aからインク出口5Bへ流通することができない。
しかし、ピンチバルブ1を用いた場合、チューブ4がひしゃげる時にチューブ4の内壁同士が物理的に摺動することになり、チューブ4の内壁からダストが発生する。ダストが記録ヘッドに流入すると記録ヘッドのノズル部での目詰まりの原因になり、インクを吐出できない状態である不吐を引き起こす場合もある。
特に、インクジェット記録装置を生産装置に適用した場合は、電磁弁の開閉回数が多いためチューブ4の劣化が早く、チューブ4からのインクの漏れ等によって装置全体の信頼性が損なわれることがあった。
そこで、ダイアフラムを用いて開閉を行うダイアフラムバルブを用いることが提案される。ダイアフラムバルブは、ピンチバルブ1のようにチューブ4を用いないため、チューブ4からのダストの発生という問題を引き起こさない。
図2は、従来のダイアフラムバルブ1Aを示す構成図であり、(A)は開放状態のダイアフラムバルブ1Aを示し、(B)は閉止状態のダイアフラムバルブ1Aを示す。
ダイアフラム6の周縁部はバルブボディ7に取り付けられている。図2(A)に示すように、開放状態のダイアフラムバルブ1Aでは、ダイアフラム6の中央部は引き上げられて、弁室8Aを介してインク入口9Aとインク出口9Bとが連通する。したがって、インク入口9Aから流入したインクはインク出口9Bへ流通することができる。しかし、図2(B)に示すように、閉止状態のダイアフラムバルブ1Aでは、ダイアフラム6の中央部がインク出口9Bを塞ぐため、インクはインク入口9Aからインク出口9Bへ流通することができない。ここで、ダイアフラムバルブ1Aが開放状態であるとき、インク入口9Aとインク出口9Bとは、弁室8A及び弁室8Bを介して連通している。
特開2001−232816公報 特開2000−185395公報
しかし、実際には、インク入口9Aから流入したインクの多くは、インク入口9Aとインク出口9Bとを直線的に結ぶ弁室8Aを通ってインク出口9Bに流れるので、弁室8Bを通るインクの流れはほとんどない。
特に、インク流量が少なく流れが遅い場合、弁室8Bにはインクが流れずに滞留する。この場合、弁室8Bに滞留したインクが経時変化によって変性し、分離し、又は、凝固する。
上述の経時変化したインクは、弁の開閉動作に悪影響を及ぼす場合がある。例えば、凝固したインクがダイアフラム6に付着することによって、ダイアフラムバルブ1Aの開閉動作ができなくなるという問題が発生する場合がある。
また、ダイアフラムバルブ1Aのインク入口9A又はインク出口9Bは、記録ヘッドに連通しているので、経時変化したインクが外的要因(例えば、ダイアフラムバルブ1Aへの衝撃)等をきっかけとして記録ヘッドへ流入した場合、記録ヘッドの吐出性能が悪化する。特に、凝固したインクが記録ヘッドに流入した場合は、ノズル部で目詰まりし、不吐が発生する。
さらに、弁室8Bにはインクが出入りしにくいため、弁室8Bに気泡がたまりやすい。気泡が記録ヘッドに流入した場合は、不吐が発生するだけでなく、ノズル部のメニスカスが破壊される。また、通常、記録ヘッド内部は負圧に設定されるので、ダイアフラムバルブ1Aが開放状態にある場合、記録ヘッド内部への気泡の混入が際限なく進行することになり、記録ヘッド内部のインクがなくなってしまうといった事態が発生する。この場合は、不吐が発生するだけでなく、記録ヘッド内部のインクが乾燥することによってノズル部などの記録ヘッド内部の流路における目詰まりやゴミ詰まりが多発し、記録ヘッドが使用不能な状態になってしまうことがある。
この発明の目的は、インク流路に配置されるバルブ内でのインクの滞留を抑制することによって、記録ヘッドの目詰まりや不吐を防止できるインクジェット記録装置を提供することにある。
この発明のインクジェット記録装置は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(1) インクを加圧又は減圧する圧力室を有し、前記圧力室で前記インクを加圧することで前記インクを吐出する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドに連通するインク流路の中間に配置され、前記インク流路を開放する開放状態と前記インク流路を閉止する閉止状態とに変位するダイアフラムバルブと、を備え、前記ダイアフラムバルブは、インク入口及びインク出口が開口した所定面を有するバルブボディ、前記開放状態において前記所定面との間に前記インク入口及び前記インク出口が連通する弁室を形成するとともに前記閉止状態において前記所定面との間に間隙が形成されないようにして前記弁室の容積を略ゼロにするダイアフラムと、を備えたことを特徴とする。
この構成においては、閉止状態においてインク入口及びインク出口を除いてダイアフラムとバルブボディの所定面との間に間隙が形成されないように構成されるので、ダイアフラムバルブ内で滞留するインクの量が少なくなる。このため、インクが経時変化によって変性、分離若しくは凝固すること、及び、気泡の発生が抑制される。
(2)前記記録ヘッドに供給するインクを収納するインクタンクをさらに備え、前記ダイアフラムバルブは、前記インクタンクと前記記録ヘッドとの間のインク流路に配置されることを特徴とする。
この構成においては、インクの経時変化による変性、分離若しくは凝固が抑制され、変性、分離若しくは凝固したインクの記録ヘッドへの流入及び気泡の記録ヘッドへの流入が抑制される。
(3)前記記録ヘッドから回収したインクを貯留する回収タンクをさらに備え、
前記ダイアフラムバルブは、前記記録ヘッドと前記回収タンクとの間のインク流路に配置されることを特徴とする。
この構成においては、回収タンクに回収されたインクを循環させて再利用する場合に、経時変化によって変性、分離若しくは凝固したインク及び気泡が循環後に記録ヘッドへ流入することが抑制される。したがって、変性、分離若しくは凝固したインクの流入または気泡の流入による記録ヘッドの目詰まりや不吐を防止することができる。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ダイアフラムバルブの弁室の容積が小さく、ダイアフラムバルブ内で滞留するインクの量が少なくなるので、インクが経時変化によって変性、分離若しくは凝固することを抑制することができ、また、気泡の発生を抑制することができる。したがって、変性、分離若しくは凝固したインクの流入または気泡の流入による記録ヘッドの目詰まりや不吐を防止することができる。
(2)変性、分離若しくは凝固したインクの記録ヘッドへの流入及び気泡の記録ヘッドへの流入を抑制することで、記録ヘッドの目詰まりや不吐を防止することができる。
(3)回収タンクに回収されたインクを循環させて再利用する場合に、経時変化によって変性、分離若しくは凝固したインク及び気泡が循環後に記録ヘッドへ流入することによる記録ヘッドの目詰まりや不吐を防止することができる。
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図3は、この発明の実施形態に係るインクジェット記録装置100の概略の構成を示す説明図である。インクジェット記録装置100は、記録ヘッド20、インクタンク31、廃液タンク32、加圧源101、減圧源102、インク供給用電磁弁112、及び、ドレイン用電磁弁113などを備えている。この実施形態では、インク供給用電磁弁112及びドレイン用電磁弁113として、ダイアフラム電磁弁が用いられている。ダイアフラム電磁弁は、この発明のダイアフラムバルブに相当する。なお、インク供給用電磁弁112及びドレイン用電磁弁113の他に、タンク加圧用電磁弁110、タンク減圧用電磁弁111、及び、廃液用電磁弁114にも、ダイアフラム電磁弁を用いてもよい。
記録ヘッド20は、ノズル部21を有する。記録ヘッド20は、図示されていない記録媒体に対向するように配置される。記録ヘッド20は、可撓性を有するインク供給流路形成管によってインクタンク31と接続され、インクタンク31との間にインク供給流路22が形成されている。また、記録ヘッド20は、可撓性を有するインク排出流路形成管によって廃液タンク32と接続され、廃液タンク32との間にドレイン流路が形成されている。インク供給流路22にはインク供給用電磁弁112及びフィルタ24が配設され、ドレイン流路23にはドレイン用電磁弁113が配設されている。
インクタンク31は、柔軟性を有するインク袋30を内部に有している。インクはインク袋30の中に注入される。インクタンク31は、加圧エア配管160を介して加圧源101に接続されているとともに、減圧エア配管161を介して減圧源102にも接続されており、内壁とインク袋30との間の空間を加圧又は減圧することができる密閉構造に形成されている。
加圧エア配管160の管路には、タンク加圧用レギュレータ103、タンク加圧用電空レギュレータ130及びタンク加圧用電磁弁110が配設されている。減圧エア配管161の管路には、タンク減圧用レギュレータ104及びタンク減圧用電磁弁111が配設されている。廃液タンク32は、廃液用減圧エア配管162を介して減圧源102に接続されている。廃液用減圧エア配管162の管路には、廃液用レギュレータ105及び廃液用電磁弁114が配設されている。
次に、インクジェット記録装置100の記録動作、記録ヘッド20の目詰まりを解消するためのプライム動作、及び、記録ヘッド20にインクを充填するためのインク充填動作について、順に説明する。
まず、記録動作について説明する。記録動作前の初期状態では、インク供給用電磁弁112、ドレイン用電磁弁113、タンク加圧用電磁弁110、タンク減圧用電磁弁111、及び、廃液用電磁弁114は、いずれも閉止状態となっており、記録ヘッド20に通じるインク供給流路22及びドレイン流路23は、完全に閉じられた状態となっている。
記録動作が開始されると、タンク減圧用電磁弁111が開放され、タンク減圧用レギュレータ104によって予め設定された−2.5kPaの負圧がインクタンク31にかけられる。ここで、インクタンク31内の圧力は、インクタンク31に設けられた圧力センサ121によってモニタされている。その後、インク供給用電磁弁112が開放され、記録ヘッド20内のインクに所定の負圧がかけられる。この状態において、所定の記録信号に基づいて記録ヘッド20がノズル部21からインクを吐出することによって、記録媒体にインクが吐出される。ここで、インク袋30内のインクの量は、インクタンク31に設けられたタンク液量センサ120によってモニタされており、そのインク量が一定液量以下になると警告が発せられる。
記録動作が終了すると、インク供給用電磁弁112が閉止され、その後、タンク減圧用電磁弁111が閉止されて、初期状態に戻る。
次に、記録ヘッド20のプライム動作について説明する。初期状態において、タンク加圧用レギュレータ103によって予め設定された50kPaの圧力は、タンク加圧用電空レギュレータ130によってプライム圧力として15kPaに調整される。その後、タンク加圧用電磁弁110が開放され、インクタンク31の内部に上述のプライム圧力が印加され、次いでインク供給用電磁弁112が開放される。このような動作によって、記録ヘッド20内部のインクに所定の圧力が印加され、ノズル部21からインクが排出されて、ノズル部21の目詰まりなどが解消される。
次に、記録ヘッド20へのインク充填動作について説明する。初期状態において、タンク加圧用レギュレータ103によって予め設定された50kPaの圧力は、タンク加圧用電空レギュレータ130によってプライム圧力として20kPaに調整される。また、廃液用レギュレータ105によって予め設定された−1kPaの負圧が、廃液用電磁弁114を開放することによって廃液タンク32にかけられる。その後、タンク加圧用電磁弁110が開放され、インクタンク31内部に上述のプライム圧力が印加され、次いでインク供給用電磁弁112が開放され、さらにドレイン用電磁弁113が開放される。
ここで、廃液タンク32には、廃液タンクフルセンサ122が設けられており、廃液タンク32が満タンになると警告が発せられる。
上述のプライム動作及びインク充填動作によって、インクタンク31から供給されたインクが記録ヘッド20に充填されるとともに、インク供給流路22におけるエア若しくは記録ヘッド20内部のインク流路におけるエアが廃液タンク32側に排出される。このため、記録ヘッド20内部へのエアの混入が防止され、記録ヘッド20にインクが充填される。
上述の各々の動作においては、記録ヘッド20に繋がるインク流路に設けられた電磁弁(インク供給用電磁弁112及びドレイン用電磁弁113)が開閉操作されている。この実施形態では、上述のようにインク供給用電磁弁112及びドレイン用電磁弁113としてダイアフラム電磁弁を用いることで、この開閉操作による記録ヘッド20の目詰まりや不吐への影響の軽減が図られている。
図4は、この発明のダイアフラムバルブの一つであるインク供給用電磁弁112の構成を示す断面図であり、(A)は開放状態のインク供給用電磁弁112の構成を示し、(B)は閉止状態のインク供給用電磁弁112の構成を示す。なお、ドレイン用電磁弁113は、インク供給用電磁弁112と同様に構成されている。
インク供給用電磁弁112は、操作部の一部を構成するダイアフラム41、バルブボディ42、インク入口43、インク出口44、及び、弁室45などを備えている。ダイアフラム41の下端の周縁部はバルブボディ42に取り付けられ、ダイアフラム41は弁室45と接する下端面が閉止状態において平面になるように形成されている。また、閉止状態においてダイアフラム41が接するインク出口44の端部には、パッキン46が設けられている。弁室45は、インク入口43からインク出口44へ通じる経路を構成し、インク入口43は、弁室45を経由してインク出口44に連通している。
そして、図4(A)に示すように、開放状態のインク供給用電磁弁112では、ダイアフラム41とインク出口44との間に弁室45となる間隙が形成され、インク入口43とインク出口44とが連通されるので、インク入口43から流入したインクは弁室45を経てインク出口44に流れる。しかし、図4(B)に示すように、閉止状態のインク供給用電磁弁112では、ダイアフラム41がインク出口44に圧接されるためにダイアフラム41とインク出口44との間には間隙がほとんど形成されず、インク出口44のパッキン10によってインクは流通することができなくなる。
ここで、開放状態における弁室45の容積を総容積といい、インク供給用電磁弁112を開放状態と閉止状態とに変位したときの弁室45の容積の変化量をポンピングボリュームといい、総容積からポンピングボリュームを差し引いた容積をデッドボリュームという。デッドボリュームは、閉止状態における弁室の容積に相当する。
インク供給用電磁弁112が開放状態から閉止状態に変位するとき、弁室45の容積はダイアフラム41の変形にともなって減少し、完全な閉止状態では弁室45の容積はほぼゼロとなる。すなわち、この実施形態では、インク供給用電磁弁112は、デッドボリュームが略ゼロとなるように形成されている。
一般的に、弁室45のうち閉止状態においてもインクが貯留する部分(デッドボリュームに相当する部分)がある場合、その部分にはインクの流れがほとんど発生しないが、インク供給用電磁弁112のデッドボリュームは略ゼロであるため、インク供給用電磁弁112の弁室45内においてインクの流れがほとんどない領域の容積を極小にまで抑えることが可能となる。
インク供給用電磁弁112は、デッドボリュームが記録ヘッド20の全ての圧力室65(図6参照)の総容積未満となるように構成されている。なお、インクジェット記録装置100において、インク供給用電磁弁112のデッドボリュームが記録ヘッド20の全ての圧力室65の総容積(20μl)未満となるようにする手段として、上述のようにインク供給用電磁弁112のデッドボリュームを小さく形成する手段の他に、ノズル部21及び圧力室65の数を増加させる等によって記録ヘッド20の全ての圧力室65の総容積を大きくする手段が考えられる。
ここで、上述のインク供給用電磁弁112と略同様の構造を有し、デッドボリュームの大きさが異なる以下の3種類の電磁弁について、電磁弁の開閉動作を10000回繰り返した後にインクの吐出を行ない、インクの不吐の発生頻度を各々10回ずつ調べる実験を行った。このときのインクの吐出の安定性についての結果を実施例1〜3として図5に示す。また、従来の電磁弁について同様に調べた結果を比較例として示す。
この実験では、電磁弁開閉後の不吐が発生しなかった場合と、不吐が数回(1〜3回)程度発生した場合と、不吐が多数回(4回以上)発生した場合との3段階で評価した。但し、この実験では、不吐が数回(1〜3回)程度発生したという場合がなかったため、電磁弁開閉後の不吐が発生しなかった場合を○印で示し、不吐が多数回(4回以上)発生した場合を×印で示している。
図6は、記録ヘッド20の構成を示す断面図である。この実施形態では、記録ヘッド20として、有効ノズル数が300chである圧電方式のインクジェットヘッドを用いた。記録ヘッド20は、複数のノズル部21、ノズル部21のそれぞれに対応して設けられる複数の圧力室65、1個の共通インク室67、規制流路66などを備えている。ノズル部21は、インクの吐出口となる。圧力室65は、ノズル部21に連通しており、インクを収納保持するとともに内部のインクを加圧又は減圧することができる。共通インク室67は、各圧力室65に連通している。規制流路66は、共通インク室67から圧力室65へ流入するインクの量を規制する。
また、圧力室65の一部を構成する隔壁面は振動板63で形成されている。振動板63には、記録信号に応じて拡張変形または収縮変形する圧電素子64が装着されている。そして、圧電素子64の変形に応じて振動板61が変形することによって、圧力室65に正又は負の圧力が印加される。
図5に示すように、実施例1〜3では電磁弁開閉後の不吐が発生しなかったが、比較例1では、不吐が多数回(4回以上)発生した
インクジェット記録装置100によれば、インク供給用電磁弁112及びドレイン用電磁弁113として用いられたダイアフラム電磁弁の弁室45の容積が小さく、ダイアフラム電磁弁内で滞留するインクの量が少なくなるので、インクが経時変化によって変性、分離若しくは凝固することを抑制することができ、また、気泡の発生を抑制することができる。したがって、変性、分離若しくは凝固したインクの流入または気泡の流入による記録ヘッド20の目詰まりや不吐を防止することができる。
なお、上述のインクジェット記録装置100でインク供給用電磁弁112等として用いられたダイアフラム電磁弁は、例えば図7に示すインクジェット記録装置100Aに用いられた場合にも、変性、分離若しくは凝固したインクの流入または気泡の流入による記録ヘッド20の目詰まりや不吐を防止するという効果を奏することができる。
図7は、他の実施形態に係るインクジェット記録装置100Aの概略の構成を示す説明図である。なお、インクジェット記録装置100と同様の構成については説明の便宜上、インクジェット記録装置100と同じ符号を使用して説明する。
インクジェット記録装置100Aは、記録ヘッド20、インクタンク31、補充タンク33、加圧源101、減圧源102、インク供給用電磁弁112、及び、ドレイン用電磁弁113などを備えている。この実施形態では、インク供給用電磁弁112としてダイアフラム電磁弁が用いられている。なお、インク供給用電磁弁112及びドレイン用電磁弁113の他に、タンク加圧用電磁弁110、タンク減圧用電磁弁111、補充タンク用電磁弁、タンク間電磁弁116にも、ダイアフラム電磁弁を用いてもよい。
記録ヘッド20は、ノズル部21を有する。記録ヘッド20は、図示されていない記録媒体に対向するように配置される。記録ヘッド20は、可撓性を有するインク供給流路形成管によってインクタンク31と接続され、インクタンク31との間にインク供給流路22が形成されている。インク供給流路22には、インク供給用電磁弁112及びフィルタ24が配設されている。
インクタンク31は、柔軟性を有するインク袋30を内部に有している。インクはインク袋30の中に注入されている。インクタンク31は、加圧エア配管160を介して加圧源101に接続されているとともに、減圧エア配管161を介して減圧源102にも接続されており、内壁とインク袋30との間の空間を加圧又は減圧することができる密閉構造に形成されている。
加圧エア配管160の管路には、タンク加圧用レギュレータ103、タンク加圧用電空レギュレータ130及びタンク加圧用電磁弁110が配設されている。減圧エア配管161の管路には、タンク減圧用レギュレータ104、タンク減圧用電空レギュレータ131及びタンク減圧用電磁弁111が配設されている。
また、インクタンク31は、タンク間流路25を介して補充タンク33に接続されている。タンク間流路25には、タンク間電磁弁116が配設されている。
補充タンク33は、補充タンク加圧エア配管163を介して加圧源101に接続されている。補充タンク加圧エア配管163の管路には、補充タンク加圧用レギュレータ107及び補充タンク用電磁弁115が配設されている。
次に、インクジェット記録装置100Aの記録動作、記録ヘッド20へのインク充填動作、及び、インクタンク31へのインク充填動作について、順に説明する。
まず、記録動作について説明する。初期状態では、インク供給用電磁弁112、タンク加圧用電磁弁110、タンク減圧用電磁弁111、補充タンク用電磁弁115、及び、タンク間電磁弁116は、いずれも閉止状態となっており、記録ヘッド20に通じるインク供給流路22は完全に閉じられた状態となっている。
記録動作が開始されると、タンク減圧用レギュレータ104によって予め設定された−20kPaの負圧が、タンク減圧用電空レギュレータ131によって−2.5kPaに調整される。そして、タンク減圧用電磁弁111が開放され、インクタンク31に所定の負圧が印加される。ここで、インクタンク31内の圧力は、インクタンク31に設けられた圧力センサ121によってモニタされており、図示されていない圧力制御部にフィードバックされて、タンク減圧用電空レギュレータ131によって負圧が一定に保たれるように制御されている。
その後、インク供給用電磁弁112が開放され、記録ヘッド20内のインクに所定の負圧が印加される。この状態において、所定の記録信号に基づいて記録ヘッド20がノズル部21からインクを吐出することによって、記録媒体にインクが吐出される。ここで、インク袋30内のインクの量は、インクタンク31に設けられたタンク液量センサ120によってモニタされており、そのインク量が一定液量以下になると警告が発せられる。
記録動作が終了すると、インク供給用電磁弁112が閉止され、その後、タンク減圧用電磁弁111が閉止されて、初期状態に戻る。
次に、記録ヘッド20へのインク充填動作について説明する。記録ヘッド20へのインク充填動作が開始されると、タンク加圧用レギュレータ103によって予め設定された50kPaの圧力は、タンク加圧用電空レギュレータ130によってプライム圧力として20kPaに調整される。その後、タンク加圧用電磁弁110が開放され、インクタンク31とインク袋30との間の空間に上述のプライム圧力が印加され、次いでインク供給用電磁弁112が開放される。上述のような動作によって、インクタンク31内に収納されたインクが記録ヘッド20に充填される。
なお、インク供給流路22におけるエア及び記録ヘッド20内部のインク流路におけるエアを完全に排出するために、脱気インクの使用、記録ヘッド20内部のインク流路の形状としてエアの溜まりにくい構造の採用、及び、インク流路中におけるエアトラップの配置などの工夫を行うことが望ましい。
つぎに、インクタンク31へのインク充填動作について説明する。インク袋30内のインクの量は、インクタンク31に設けられたタンク液量センサ120によってモニタされており、インク袋30内のインクの量が所定液量以下になると、補充タンク33からインクタンク31へインクを充填するインク充填動作が行なわれる。
初期状態において、補充タンク用電磁弁115が開放され、補充タンク加圧用レギュレータ107によって予め設定された5kPaの圧力が補充タンク33に印加される。その後、タンク間電磁弁116が開放され、補充タンク33内のインクがインク袋30に充填される。
ここで、補充タンク33には補充タンクエンプティセンサ123が設けられており、補充タンク33内のインクが空になると警告が発せられる。また、インク袋30内のインクが所定液量以上になったことがタンク液量センサ120によって検出されると、タンク間電磁弁116が閉止され、インクタンク31へのインク充填動作が終了する。
インクジェット記録装置100Aによれば、インク供給用電磁弁112として用いられたダイアフラム電磁弁の弁室45の容積が小さく、ダイアフラム電磁弁内で滞留するインクの量が少なくなるので、インクが経時変化によって変性、分離若しくは凝固することを抑制することができ、また、気泡の発生を抑制することができる。したがって、変性、分離若しくは凝固したインクの流入または気泡(エア)の流入による記録ヘッド20の目詰まりや不吐を防止することができる。
特に、この実施形態では、記録ヘッド20にドレイン流路23が接続されていないので、記録ヘッド20にドレイン流路23が接続されている場合に比較して記録ヘッド20内にエアが混入しやすいが、この発明のダイアフラム電磁弁をインク供給用電磁弁112として用いることで、記録ヘッド20内へのエアの混入を防ぎ、記録ヘッド20の目詰まりや不吐を防止することができる。
なお、上述の実施形態では、記録ヘッド20の駆動方式として圧電方式を用いたが、サーマル方式、静電方式など、あらゆる方式の記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置にこの発明を適用した場合にも、記録ヘッドの目詰まりや不吐を防止できるというこの発明の効果は発揮される。この発明において問題にした吐出安定性の要因が、電磁弁の弁室及び記録ヘッド20の圧力室の容積であるため、駆動方式による吐出安定性に与える影響の差異はないからである。
また、上述の実施形態では、記録動作、プライム動作、インク充填動作について説明したが、電磁弁の開閉を行う動作であればこれらの動作以外の動作においても、この発明の効果は発揮される。
従来のピンチバルブを示す構成図であり、(A)は開放状態のピンチバルブを示し、(B)は閉止状態のピンチバルブを示す。 従来のダイアフラムバルブを示す構成図であり、(A)は開放状態のダイアフラムバルブを示し、(B)は閉止状態のダイアフラムバルブを示す。 この発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の概略の構成を示す説明図である。 前記インクジェット記録装置に用いられるダイアフラム電磁弁の構成を示す断面図であり、(A)は開放状態のダイアフラム電磁弁の構成を示し、(B)は閉止状態のダイアフラム電磁弁の構成を示す。 デッドボリュームの大きさが異なる3種類の電磁弁に対してインクの吐出安定性について調べた実験結果を示す説明図である。 記録ヘッドの構成を示す断面図である。 他の実施形態に係るインクジェット記録装置の概略の構成を示す説明図である。
符号の説明
20 記録ヘッド
21 ノズル部
22 インク供給流路(インク流路)
23 ドレイン流路(インク流路)
31 インクタンク
41 ダイアフラム
43 インク入口
44 インク出口
45 弁室
65 圧力室
100,100A インクジェット記録装置
112インク供給用電磁弁(ダイアフラムバルブ)
113 ドレイン用電磁弁(ダイアフラムバルブ)

Claims (3)

  1. インクを加圧又は減圧する圧力室を有し、前記圧力室で前記インクを加圧することで前記インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに連通するインク流路の中間に配置され、前記インク流路を開放する開放状態と前記インク流路を閉止する閉止状態とに変位するダイアフラムバルブと、を備え、
    前記ダイアフラムバルブは、インク入口及びインク出口が開口した所定面を有するバルブボディ、前記開放状態において前記所定面との間に前記インク入口及び前記インク出口が連通する弁室を形成するとともに前記閉止状態において前記所定面との間に間隙が形成されないようにして前記弁室の容積を略ゼロにするダイアフラムと、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録ヘッドに供給するインクを収納するインクタンクをさらに備え、
    前記ダイアフラムバルブは、前記インクタンクと前記記録ヘッドとの間のインク流路に配置されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録ヘッドから回収したインクを貯留する回収タンクをさらに備え、
    前記ダイアフラムバルブは、前記記録ヘッドと前記回収タンクとの間のインク流路に配置されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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