JP4381226B2 - 車々間通信システム、及び、車々間通信システムの異常検出方法 - Google Patents

車々間通信システム、及び、車々間通信システムの異常検出方法 Download PDF

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本発明は、無線通信装置の故障等の異常を検出するための技術に関する。
従来から、車両に無線通信装置を搭載し、車々間で通信を行う車々間通信システムが知られている。また、この種の車々間通信システムとしては、各車両が自車両の走行状況を示す車両情報(例えば速度情報や加速度情報、ブレーキ情報等)を後続車等の他車両に向けて送信することで、車両同士の衝突事故等を防止し安全な走行を可能にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記車々間通信システムにおいては、一般に、無線通信装置が受信に失敗した場合には、所定の通信プロトコルに基づいて相手の無線通信装置に対して再送要求を出すか、或いは、次回の受信タイミングでの受信を試みるように構成されている。そして、再送要求が所定回数に至った場合、或いは、所定時間の間、受信に失敗し続けた場合に、無線通信装置に故障等の異常が発生したと判断される。
特開平2003−258715号公報
しかしながら、従来の技術においては、無線通信装置の異常と判断されるまでに、比較的時間を要してしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、速やかに異常を検出することのできる無線通信装置、及び、無線通信装置の異常検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、アンテナと、前記アンテナを介して入力された電波を復調して受信データを出力する受信手段とを備えた無線通信装置を備え、前記無線通信装置を介して、所定時間ごとに、他の車両から車両情報を受信する車々間通信システムにおいて、前記無線通信装置を複数備え、複数の前記無線通信装置のうちのいずれかの前記無線通装置を介して前記車両情報を受信するとともに、前記電波に代えて診断用受信信号を前記受信手段に入力する診断信号発生手段と、前記電波を受信していない時間が前記所定時間を超えた場合に、前記診断信号発生手段を動作させて前記診断用受信信号を前記受信手段に入力させる診断制御手段と、前記診断用受信信号に対応した受信データを前記受信手段が出力する際に、前記受信手段内で生成される信号に基づいて前記受信手段の異常を判定する異常判定手段と、を備え、前記異常判定手段によって前記受信手段の異常が判定された場合、前記車両情報を受信する前記無線通信装置を、他の前記無線通信装置に切り替え、前記異常判定手段によって前記受信手段の異常が判定されなかった場合、前記車両情報を受信している前記無線装置によって継続して前記車両情報を受信することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記受信手段は、前記電波を電気信号に変換して第1受信信号を出力するRF部と、前記第1受信信号の周波数を中間周波数に変換して第2受信信号を出力するIF部とを備え、前記異常判定部は、前記第1受信信号及び前記第2受信信号の少なくともいずれか1つの信号の信号レベルに基づいて異常を判定することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、送信データを変調して前記アンテナに送信信号として出力する送信手段と、前記送信データとして診断用送信信号を前記送信部に入力する診断用送信信号入力手段とを更に備え、前記異常判定部は、前記診断用送信信号の入力に対して前記送信手段から前記アンテナに出力される送信信号の電力レベルに基づいて前記送信部の異常を判定することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記診断用送信信号は、前記送信手段から出力される送信信号が連続波となるように規定されていることを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記異常判定部による判定結果を外部装置に出力する出力部とを更に備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、アンテナと、前記アンテナを介して入力された電波を復調して受信データを出力する受信手段とを備えた無線通信装置を備え、前記無線通信装置を介して、所定時間ごとに、他の車両から車両情報を受信する車々間通信システムの異常検出方法において、前記無線通信装置を複数備え、複数の前記無線通信装置のうちのいずれかの前記無線通装置を介して前記他の車両の車両情報を受信するとともに、前記電波を受信していない時間が前記所定時間を超えた場合に、診断用受信信号を前記受信手段に入力する第1過程と、前記診断用受信信号に対応した受信データを前記受信手段が出力する際に、前記受信手段内で生成される信号に基づいて前記受信手段の異常を判定する第2過程と、前記受信手段の異常が判定された場合、前記車両情報を受信する前記無線通信装置を、他の前記無線通信装置に切り替え、前記異常判定手段によって前記受信手段の異常が判定されなかった場合、前記車両情報を受信している前記無線装置によって継続して前記車両情報を受信する第3過程と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、速やかに無線通信装置の異常を検出することのできる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、本発明が車々間通信システムに用いられる無線通信装置に適用された場合について例示する。
図1は本実施の形態に係る無線通信装置3を備えた車々間通信システムSの構成を模式的に示す図である。車々間通信システムSは、図1に示すように、移動体たる車両1の各々に搭載された無線通信装置3と車両コンピュータ2とを備えている。車両コンピュータ2は、車両1の各部を制御するものであり、ECUやRAM、ROM等を備えている。
本実施の形態では、車両コンピュータ2は、自車両1の走行に関する車両情報を検出可能に構成されている。この車両情報には、車両1の現在位置(走行方向を含んでも良い)を示す情報でありGPS(Global Positioning System)等の測位手段を有する図示せぬカーナビゲーションシステムにて検出される車両位置情報、車両1の現在速度を示す情報であり図示せぬ車速計にて検出される車両速度情報、車両1の現在の加速度を示す情報であり車両速度情報の時間変化に基づいて算出される車両加速度情報、及び、車両1の図示せぬブレーキペダルの操作状態を示すブレーキ情報等が含まれており、車両コンピュータ2は、かかる車両情報を逐次検出し、無線通信装置3に出力する。
無線通信装置3は、他の車両1との間で車両情報を無線通信により一定の時間間隔で間欠的に送受するものであり、他車両1の車両情報を受信した場合には、当該車両情報を車両コンピュータ2に出力する。これにより、車両コンピュータ2が周囲の車両1(特に前方を走行している車両1)の走行状態や前方車両1との車間距離等を取得可能となると共に、自車両1の走行状態を加味して、車両衝突といった事故の危険性を事前に察知し、運転者等に警告することが可能となり、更には、無人走行を実現することができる。
ここで、各車両1には、無線通信装置3の故障に備えて、複数の無線通信装置3(図示例では2台)が搭載されており、車両コンピュータ2が一方の無線通信装置3の故障を検出した場合には、車両情報の出力先を他方の無線通信装置3に切り替えることで、車両情報の送受を継続可能に構成されている。本実施の形態では、各無線通信装置3が自立的に自装置3の故障を診断し、故障と診断した場合には、その旨を速やかに車両コンピュータ2に出力する構成としている。
以下、かかる無線通信装置3の構成について詳細に説明する。
図2は本実施の形態に係る無線通信装置3の機能的構成を示すブロック図である。っ本実施の形態では、無線通信装置3が、受信電波の周波数を中間周波数に変換して復調を行うこととしており(いわゆるスパーへテロダイン方式)、図2に示すように、アンテナ4と、制御部10と、I/F部50と、RF部20(RF:Radio Frequency)、IF部30(IF:Intermediate Frequency)及びベースバンド部40とを有する送受信部60と、診断用信号発生部70とを備えている。
制御部10は、本無線通信装置3の各部を制御するものであり、CPUやRAM、ROM等を備えている。I/F部50は、外部装置との接続インターフェースとして機能するものであり、このI/F部50に車両コンピュータ2が接続される。車両コンピュータ2がI/F部50を介して車両情報を制御部10に出力することで、当該車両情報が送受信部60を介して送信される。
RF部20は、アンテナ4を介して電波を送受するものであり、受信時においては、電波をアナログの受信信号Rx1に変換してIF部30に出力し、送信時においては、IF部30から受け取ったアナログの送信信号Tx1をアンテナ4から電波として放出する。
IF部30は、受信時においては、受信信号Rx1の周波数を中間周波数にダウンコンバートして中間周波信号Rx2としてベースバンド部40に出力し、送信時においては、ベースバンド部40から受け取った送信信号Tx2の周波数を搬送波周波数にアップコンバートしてRF部20に出力する。
ベースバンド部40は、上記車両情報等の通信データの変復調を行うものであり、受信時においては、受信信号Rx2を復調し受信通信データRx3として制御部10に出力し、送信時においては、制御部10から受け取った送信通信データTx3を変調して送信信号Tx2としてIF部30に出力する。
ここで、本実施の形態では、擬似的な受信状態及び送信状態を作ることで、送受信部60において受信動作及び送信動作が正常に行われているかを検出することで、故障の診断を行うこととしている。具体的には、診断用受信信号を送受信部60に入力した際の送受信部60の受信動作を検出すると共に、診断用送信信号を送受信部60に入力した際の送受信部60の送信動作を検出し、これらの検出結果に基づいて故障診断が行われる。
本実施の形態では、診断用受信信号Ds1が診断用信号発生部70により生成されて送受信部60のRF部20に入力されると共に、診断用送信信号Ds2が制御部10により生成されて送受信部60のベースバンド部40に入力される構成としている。これら診断用受信信号Ds1及び診断用送信信号Ds2の入力により、送受信部60から受信動作状態を示す検出信号A1、A2と、送信状態を示す検出信号A3が制御部10に出力され、これらの検出信号A1〜A3に基づいて制御部10により故障診断がなされる。
検出信号A1〜A3について詳述すると、検出信号A1は診断用受信信号Ds1をRF部20に入力した際に、当該RF部20から出力される受信信号Rx1の状態を示す信号であり、本実施の形態では、この検出信号A1として受信電波の電力レベルを示すRF−RSSI信号(RSSI:Receive Signal Strength Indicator)を用いている。また、検出信号A2は診断用受信信号Ds1の入力に伴い、IF部30から出力される受信信号Rx2の状態を示す信号であり、本実施の形態では、この検出信号A2として、IF−RSSI信号を用いている。検出信号A3は診断用送信信号Ds2をベースバンド部40に入力した際にRF部20に出力される送信信号Tx1の状態を示す信号であり、本実施の形態では、検出信号A3として、この送信信号Tx1の電力レベルを示す送信電力レベルを用いている。
以下、これらの検出信号A1〜A3を得るための構成について図3及び図4を参照して詳述する。
図3はRF部20、IF部30及び診断用信号発生部70の構成を示すブロック図であり、図4はベースバンド部40の構成を示すブロック図である。図3に示すように、RF部20は、受信電波からノイズを除去する帯域通過フィルタ201と、受信系統21と送信系統22とを選択的にアンテナ4と接続する送受信切替スイッチ202とを備えている。また、このRF部20の受信系統21には、低雑音増幅器203と、可変利得増幅器204と、分配器205と、対数変換器206とが設けられており、アンテナ4から受信系統21に入力された受信信号は低雑音増幅器203でプリアンプされた後、可変利得増幅器204にて所定レベルになるまで増幅される。具体的には、可変利得増幅器204、分配器205及び対数変換器206によりフィードバック回路が構成されており、対数変換器206から出力されるRF−RSSI信号が可変利得増幅器204に入力されて、出力信号レベルが所定レベルとなるように当該可変利得増幅器204の増幅率が自動調整される(いわゆるAGC(Auto Gain Control))。そして、分配器205により分配されて受信信号Rx1としてIF部30に出力される。
一方、RF部20の送信系統22には、診断時終端用切替スイッチ206が介挿されている。この診断時終端用切替スイッチ206は、上述した診断用送信信号Ds2をベースバンド部40に入力して、送受信部60を送信動作させている場合には、IF部30から出力された送信信号Tx1を終端し、当該診断用送信信号Ds2がアンテナ4から出力されるのを防止するためのものである。
IF部30は、RF部20から出力された受信信号Rx1の周波数を中間周波数にダウンコンバートすると共に、ベースバンド部40から出力された送信信号Tx2をアップコンバートするアップダウンコンバータ301を備えている。このアップダウンコンバータ301は、温度補償水晶発振器(TCXO)302、及び、緩衝増幅器303を介して接続された第1局部発振器(VCO)304からの出力周波数を用いて安定した周波数の信号を出力するPLLシンセサイザ305(PLL:Phase Lock Loop)と、このPLLシンセサイザ305の出力と受信信号Rx1とを合成して、受信信号Rx1の周波数を中間周波数に変換するミキサ306と、PLLシンセサイザ305の出力と送信信号Tx2とを合成して、送信信号の周波数を搬送波の高周波に変換するミキサ307と、PLLシンセサイザ305の出力先をミキサ306及び307の間で切り替える切替スイッチ308とを備えている。
ミキサ306にて中間周波数に変換された受信信号Rx1は、中間周波数増幅器309にて増幅された後、帯域通過フィルタ310にてノイズが除去され受信信号Rx2としてベースバンド部40に出力される。また、アップダウンコンバータ301に入力される送信信号Tx2は、中間周波数増幅器311及び帯域通過フィルタ312により予め増幅及びノイズ除去が行われ、また、アップダウンコンバータ301の出力は帯域通過フィルタ313及び2段の増幅器314、315を経てノイズ除去及び増幅が行われ、送信信号Tx1としてRF部20に出力される。
ベースバンド部40は、図4に示すように、送受信信号を変復調するデジタル信号処理部401と、中間周波直交変復調器402とを備えている。中間周波直交変復調器402は受信信号Rx2を受信ベースバンド信号Ir、Qrに直交復調し、A/D変換器403を介してデジタル信号処理部401に出力すると共に、当該デジタル信号処理部401から送信信号として帯域通過フィルタ404、405を介して入力される送信ベースバンド信号Itと、送信ベースバンド信号Qtとを直交変調して送信信号Tx3としてIF部30に出力するものである。
中間周波直交変復調器402の構成について詳述すると、この中間周波直交変復調器402は、温度補償水晶発振器(TCXO)302及び第2局部発振器(VCO)406の出力周波数に基づいて90度の位相差を有する2系統の信号を出力するPLLシンセサイザ407と、この2系統の信号に基づいて受信信号Rx2を直交復調し、受信ベースバンド信号Ir、Qrを生成する2つのミキサ408、409とを備え、これらのミキサ408、409から出力された受信ベースバンド信号Ir、Qrは、帯域通過フィルタ410、411を経て上記A/D変換器403に出力される。また、ミキサ408、409に入力される受信信号Rx2は、IF−RSSI信号(後述)に基づいて増幅率が可変される可変利得増幅器412により、その信号レベルが予め調整される。
また、中間周波直交変復調器401は、PLLシンセサイザ407が出力する2系統の信号に基づいて送信ベースバンド信号It、Qtを直交変調するミキサ413、414と、これらのミキサ413、414の出力を合成する加算器415とを備え、加算器415からの出力信号は、送信電力レベル(後述)に基づいて増幅率が可変される可変利得増幅器416により、その信号レベルが調整され、送信信号Tx2としてIF部30に出力される。
上記デジタル信号処理部401は、DSP(Digital Signal Processor)等の演算回路を備え、A/D変換器403を介して受信ベースバンド信号Ir、Qrが入力されると、これらの受信ベースバンド信号Ir、Qrを復調して受信通信データRx3として制御部10及びD/A変換器417へ出力する。D/A変換器417からは、IF部30が出力している受信信号Rx2の強度を示すIF−RSSI信号が出力され上記可変利得増幅器412に出力される。これにより、受信通信データRx3の信号レベルが所定レベルとなるように、可変利得増幅器412によって受信信号Rx2の信号レベルの調整が行われる(いわゆる、AGC)。
また、デジタル信号処理部401は、送信通信データTx3が入力された場合には、当該送信通信データTx3を変調して送信ベースバンド信号It、Qtを生成し、中間周波直交変復調器401へ出力する。この結果、中間周波直交変復調器402から送信信号Tx2がIF部30へ出力され、そして、このIF部30から送信信号Tx1としてRF部20へ出力される。この送信信号Tx1の信号レベルは、図3に示すように、IF部30の送信信号出力端に設けられた非接触型センサであるカブラ418により検出され、対数変換器419を経て送信電力レベルとして上記可変利得増幅器416に入力される。これにより、IF部30から出力される送信信号Tx1の信号レベルが所定レベルとなるように、上記可変利得増幅器416により送信信号Tx2の信号レベルが調整され、送信電力制御が行われる。
診断用信号発生部70は、図3に示すように、診断用受信信号Ds1を出力する診断用局部発信器(VCO)701と、この診断用局部発信器701の出力周波数を、温度補償水晶発振器302の出力信号を用いて補正するPLLシンセサイザ702と、RF部20の受信系統21の入力端(いわゆる、RFフロントエンド)に設けられ、診断用受信信号Ds1を非接触に入力するカプラ703とを備えている。診断用局部発信機701及びPLLシンセサイザ702は、本無線通信装置3の故障診断時に制御電源Eが供給されて動作し、診断用受信信号Ds1がカプラ703からRF部20の受信系統21に入力されることとなる。本実施の形態では、この診断用受信信号Ds1に、搬送波の中心周波数から所定周波数(例えば1Mz)だけずれた周波数を中心周波数に持ち、比較的強い強度を有し、通信データを含まない(すなわち無変調)の信号を用いている。
かかる診断用受信信号Ds1をRF部20の受信系統21に入力することで、擬似的な受信状態を形成し、RF部20、IF部30及びベースバンド部40の各部が受信時の動作を実行する。この結果、上述したように、RF部20においては、RF−RSSI信号に基づいて可変利得増幅器204が受信信号Rx1の信号レベルを調整すると共に、ベースバンド部40におていは、IF−RSSI信号に基づいて可変利得増幅器412が受信信号Rx2の信号レベルを調整する。そして、このときのRF−RSSI信号が検出信号A1、IF−RSSI信号が検出信号A3として制御部10に出力される。
一方、診断用送信信号Ds2を制御部10からベースバンド部40に入力することで、擬似的な送信状態を形成し、RF部20、IF部30及びベースバンド部40の各部が送信時の動作を実行する。この結果、ベースバンド部40にあっては、送信電力レベルに基づいて可変利得増幅器416が送信信号Tx2の信号レベルを調整し、このときの送信電力レベルが検出信号A3として制御部10に出力される。本実施の形態では、この診断用送信信号Ds2に、IF部30から出力される送信信号Tx1が連続波となるようなデータパターンの信号が用いられており、IF−RSSI信号レベルの時間変動を極力小さなものとしている。これにより、送信信号Tx1にパケット信号を用いた場合には、検出タイミングによっては送信電力レベルが微弱となるものの、連続波信号を用いることで、検出タイミングによらず、検出される送信電力レベルを略一定とすることができる。
次いで、本実施の形態の動作について図5を参照して説明する。
図5は、無線通信装置3の制御部10により実行される故障診断処理のフローチャートである。まず、制御部10は、電波の受信が継続して行われていない時間(以下、アイドル時間という)を監視すべく、現在時間をタイムスタンプとしてRAM等に格納し(ステップS1)、次いで、受信が開始されたか否かを判断する(ステップS2)。受信が開始されている場合には(ステップS2:YES)、アイドル時間を再度監視すべく、制御部10はタイムスタンプを現在時間に変更して(ステップS3)、処理手順をステップS2に戻す。
一方、受信が開始されていない場合には(ステップS2:No)、制御部10は、現在時間とタイムスタンプとの差に基づいてアイドル時間を算出し、当該アイドル時間が規定時間以上であるか否かを判断する(ステップS4)。詳述すると、本車々間通信システムSにおていは、各無線通信装置3が所定の規定時間ごとに、自車両1の車両情報を送信することとしており、何ら異常がなければ、この規定時間内で受信が開始されるはずである。
従って、アイドル時間が規定時間以内であれば(ステップS4:No)、異常はないため、制御部10は処理手順をステップS2に戻す一方で、アイドル時間が規定時間以上である場合には(ステップS4:Yes)、無線通信装置3の故障等の異常が発生している恐れがあるため、制御部10はステップS5〜S13に示す処理を実行し、自己診断を行う。
すなわち、制御部10は、診断用信号発生部70を動作させて診断用受信信号Ds1をRF部20に入力すべく、自己診断制御電源を投入する(ステップS5)。この結果、送受信部60が受信動作を行い、RF部20からRF−RSSI信号が検出信号A1として制御部10に出力されると共に、ベースバンド部40からIF−RSSI信号が検出信号A2として制御部10に出力される。
制御部10は、RF−RSSI信号の信号レベルを示す検出信号A1が入力された場合、この検出信号A1の信号レベルが正常であるか否かを判断する(ステップS6)。具体的には、制御部10のROM等には、診断用受信信号Ds1をRF部20に入力した際に得られる検出信号A1の正常な信号レベルの範囲が予め記憶されており、制御部10は、今回の検出信号A1の信号レベルが、この範囲に含まれていない場合には、RF部20が正常に受信信号Rx1を出力しておらず、異常が発生していると判断する。すなわち、制御部10は、検出信号A1の信号レベルが正常でないと判断した場合には(ステップS6:No)、RF部20に異常が発生したと判定する(ステップS7)。
また、制御部10は、IF−RSSI信号の信号レベルを示す検出信号A2が入力された場合、この検出信号A2の信号レベルが正常であるか否かを判断する(ステップS8)。具体的には、検出信号A1と同様に、制御部10のROM等には、診断用受信信号Ds1をRF部20に入力した際に得られる検出信号A2の正常な信号レベルの範囲が予め記憶されており、制御部10は、今回の検出信号A2の信号レベルが、この範囲に含まれていない場合には、IF部30が正常に受信信号Rx2を出力しておらず、このIF部30に異常が発生していると判断する。すなわち、制御部10は、検出信号A2の信号レベルが正常でないと判断した場合には(ステップS8:No)、IF部30に異常が発生したと判定する(ステップS9)。
このようにして、検出信号A1及びA2の信号レベルの異常を判断した後、制御部10は、送受信部60の送信動作時の診断を行うべく、自己診断制御電源を遮断して、診断用受信信号Ds1のRF部20への入力を停止すると共に、診断時の送信信号がアンテナ4から出力されてしまうのを防止すべく、診断時終端用切替スイッチ206を切り替えて、IF部30の出力端を終端する。そして、制御部10は、診断用送信信号Ds2をベースバンド部40に入力する。この結果、送受信部60が送信動作を行い、送信信号Tx1の信号レベルを示す送信電力レベルが検出信号A3として制御部10に出力される。
制御部10は、かかる検出信号A3が入力された場合、この検出信号A3の信号レベルが正常であるか否かを判断する(ステップS10)。具体的には、制御部10のROM等には、診断用送信信号Ds2をベースバンド部40に入力した際に得られる検出信号A3の正常な信号レベルの範囲が予め記憶されており、制御部10は、今回の検出信号A3の信号レベルが、この範囲に含まれていない場合には、IF部30が正常に送信信号Tx1を出力しておらず、送受信部60の送信系統に異常が発生していると判断する。すなわち、制御部10は、検出信号A3の信号レベルが正常でないと判断した場合には(ステップS10:No)、送受信部60の送信系統に異常が発生したと判定する(ステップS11)。
次いで、制御部10は、検出信号A1〜A3のいずれにも異常がなかった場合には(ステップS12:Yes)、「自装置3には異常なし」の旨を自己診断判定結果としてI/F部50に出力し(ステップS13)、処理手順をステップS2に戻す。この場合には、電波障害等に一時的に受信ができない状態であるか、或いは、他車両1の無線通信装置3側に故障等が生じていると考えられる。
一方、検出信号A1〜A3の少なくともいずれか1つにでも異常があった場合には(ステップS12:Yes)、「自装置3に異常あり」の旨を自己診断判定結果としてI/F部50に出力し(ステップS14)、本処理を終了する。
以上の処理により、I/F部50には、無線通信装置3に異常があるか否かが出力され、そして、このI/F部50に接続された車両コンピュータ2に入力される。車両コンピュータ2は、無線通信装置3の異常が入力された場合には、無線通信を継続すべく、通信に使用する無線通信装置を他方の無線通信装置3に切り替える。これにより、無線通信装置3に故障等の異常が発生した場合に、速やかに他方の無線通信装置3への切り替えが行われることとなる。
なお、本実施の形態のように、無線通信装置3の異常に伴い、無線通信装置3が切り替わる構成である場合には、自己診断判定結果として「異常あり」の旨を車両コンピュータ2に出力する代わりに、他方の無線通信装置3への切り替え要求を出力する構成としても良い。
また、上述の処理においては、自己診断判定結果として、異常の有無のみをI/F部50に出力することとしたが、これに限らず、異常があった場合には、ステップS7、S9及びS11の判定に基づいてRF部20、IF部30及び送信系統のどこが異常であったかをI/F部50に出力しても良い。これにより、無線通信装置3における異常部位を速やかに特定することが可能となる。特に、異常部位が特定可能となることで、より具体的な異常個所を推定することも可能となる。例えば、RF部20が異常判定された場合には第1局部発振器304の故障を推定でき、また、IF部30が異常判定された場合には中間周波直交変復調器402や第2局部発振器406の故障を推定できる。また、送信系統が異常の場合には、送信信号Tx1〜Tx3の増幅のための各増幅器や第1局部発振器304、第2局部発振器406の故障が推定できる。
また、本実施の形態では、無線通信装置3の自己診断判定結果をI/F部50に出力する構成としたが、これに限らず、異常の有無や異常部位をLED等で報知する構成としても良い。
また、上述の処理においては、検出信号A1〜A3に基づき各部の異常を全て判定した後に自己診断判定結果を出力する構成としたが、これに限らず、検出信号A1〜A3に基づく判定を順次行い、異常が判定された時点で「異常あり」の旨の自己診断判定結果を出力する構成としても良い。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電波を受信していない時間が規定時間を超えた場合に、診断用信号発生部70を動作させて診断用受信信号Ds1を送受信部60(具体的にはRF部20)に入力し、この診断用受信信号Ds1に対応した受信データを前記送受信部60が出力する際に、当該送受信部60内で生成される信号に基づいて異常を判定するようにしたため、電波が受信されていないときに、速やかに、無線通信装置3に異常が生じているか否かを検出することができる。
また、RF部20の出力信号レベルを示すRF−RSSI信号、IF部30の出力信号レベルを示すIF−RSSI信号、及び、送信信号Tx1の電力レベルを示す送信電力レベルを検出信号A1〜A3として検出し、これらの検出信号A1〜A3に基づいて異常を判定するようにしたため、RF部20、IF部30及び送信系統のどの部位に異常が発生したかを特定することができる。
また、車両1に上記の無線通信装置3を複数搭載し、無線通信装置3に異常が発生した場合には、速やかに他の無線通信装置3に切り替える構成としたため、無線通信が中断され続けてしまうのを防止することができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様であり、本発明の範囲内で任意に変形可能である。例えば、上述した実施の形態では、車々間通信システムSに用いられる無線通信装置3に本発明が適用された場合について説明したが、これに限らず、携帯電話機等の任意の無線通信装置に本発明を適用することが可能である。
本発明の実施の形態にかかる車々間通信システムの構成を模式的に示す図である。 無線通信装置の機能的構成を示すブロック図である。 RF部、IF部及び診断用発生部の構成を示すブロック図である。 ベースバンド部の構成を示すブロック図である。 無線通信装置の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
S 車々間通信システム
Rx1〜Rx3 受信信号
Tx1〜Tx3 送信信号
A1〜A3 検出信号
1 車両
2 車両コンピュータ
3 無線通信装置
4 アンテナ
10 制御部
20 RF部
30 IF部
40 ベースバンド部
50 I/F部
60 送受信部
70 診断用信号発生部

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、アンテナと、前記アンテナを介して入力された電波を復調して受信データを出力する受信手段とを備えた無線通信装置を備え、前記無線通信装置を介して、所定時間ごとに、他の車両から車両情報を受信する車々間通信システムにおいて、
    前記無線通信装置を複数備え、複数の前記無線通信装置のうちのいずれかの前記無線通装置を介して前記車両情報を受信するとともに、
    前記電波に代えて診断用受信信号を前記受信手段に入力する診断信号発生手段と、
    前記電波を受信していない時間が前記所定時間を超えた場合に、前記診断信号発生手段を動作させて前記診断用受信信号を前記受信手段に入力させる診断制御手段と、
    前記診断用受信信号に対応した受信データを前記受信手段が出力する際に、前記受信手段内で生成される信号に基づいて前記受信手段の異常を判定する異常判定手段と、を備え、
    前記異常判定手段によって前記受信手段の異常が判定された場合、前記車両情報を受信する前記無線通信装置を、他の前記無線通信装置に切り替え、
    前記異常判定手段によって前記受信手段の異常が判定されなかった場合、前記車両情報を受信している前記無線装置によって継続して前記車両情報を受信することを特徴とする車々間通信システム
  2. 前記受信手段は、
    前記電波を電気信号に変換して第1受信信号を出力するRF部と、
    前記第1受信信号の周波数を中間周波数に変換して第2受信信号を出力するIF部とを備え、
    前記異常判定部は、前記第1受信信号及び前記第2受信信号の少なくともいずれか1つの信号の信号レベルに基づいて異常を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車々間通信システム
  3. 送信データを変調して前記アンテナに送信信号として出力する送信手段と
    前記送信データとして診断用送信信号を前記送信部に入力する診断用送信信号入力手段とを更に備え、
    前記異常判定部は、前記診断用送信信号の入力に対して前記送信手段から前記アンテナに出力される送信信号の電力レベルに基づいて前記送信部の異常を判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車々間通信システム
  4. 前記診断用送信信号は、前記送信手段から出力される送信信号が連続波となるように規定されていることを特徴とする請求項3に記載の車々間通信システム
  5. 前記異常判定部による判定結果を外部装置に出力する出力部とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車々間通信システム
  6. 車両に搭載され、アンテナと、前記アンテナを介して入力された電波を復調して受信データを出力する受信手段とを備えた無線通信装置を備え、前記無線通信装置を介して、所定時間ごとに、他の車両から車両情報を受信する車々間通信システムの異常検出方法において、
    前記無線通信装置を複数備え、複数の前記無線通信装置のうちのいずれかの前記無線通装置を介して前記他の車両の車両情報を受信するとともに、
    前記電波を受信していない時間が前記所定時間を超えた場合に、診断用受信信号を前記受信手段に入力する第1過程と、
    前記診断用受信信号に対応した受信データを前記受信手段が出力する際に、前記受信手段内で生成される信号に基づいて前記受信手段の異常を判定する第2過程と、
    前記受信手段の異常が判定された場合、前記車両情報を受信する前記無線通信装置を、他の前記無線通信装置に切り替え、前記異常判定手段によって前記受信手段の異常が判定されなかった場合、前記車両情報を受信している前記無線装置によって継続して前記車両情報を受信する第3過程と、
    を具備することを特徴とする車々間通信システムの異常検出方法。
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