JP4381156B2 - 文字入力システム、文字入力方法、文字入力プログラム、およびこの文字入力プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
また、キー入力操作に不慣れな初心者および中高年者では、所望する文字を入力するのに必要なキーの入力回数以上にキー入力操作を行ってしまう場合がある。具体的には、「に」を入力したい場合に、「な」行が設定されたキーを2回入力すればよいところを3回入力してしまったがために、「ぬ」が入力されてしまう場合がある。このような場合に、再度「に」を入力するためには、同じキーをさらに4回入力しなければならないなど、キー入力回数がさらに多くなるという問題がある。
このような問題から、キー数が少ない場合でも、操作が簡単で、文字入力を素早く行うことができる文字入力システムが熱望されていた。
さらに、第2入力操作は、1つのキーを所定時間以上で入力する操作であるので、特別な入力操作、例えば、別に設けられたキーを同時に入力する等の入力操作を必要としない。従って、簡単なキー入力操作で、素早く文字を入力することができる。
また、このような場合、各キーの1〜5番目に設定された文字を入力する場合では、1回の第2入力操作により、3回の第1入力操作に相当する文字を入力することとなる。従って、文字入力を覚えやすくするとともに、文字入力時のキー入力操作を簡素化することができる。
また、このような場合、各キーの1〜5番、6〜10番、11〜15番、…に設定された文字が、互いに5個おき関連付けて設定される場合では、最後に入力される第2入力操作の回数によって切り替えるように文字を入力することができる。従って、各キーに設定された文字の配列を意識しないで入力することができるとともに、キー入力操作性を向上することができる。
本発明によれば、10個のキーには、それぞれ清音の仮名文字が設定されるので、前述のように、キー入力処理手段に設けられた短縮入力手段により、第1入力操作および第2入力操作を行うことで、清音の仮名文字を素早く、かつ、簡単に入力することができる。
また、清音の仮名文字の入力を10個のキーの入力操作によって行うので、多くのキーが配列されたキーボード等を用いる必要がなく、文字入力システムとしての汎用性を向上することができる。また、10個のキーに清音の仮名文字が設定された電子機器の例としては、携帯電話機やPDA等が挙げられるが、このような電子機器にキー配列や機能を変更することなく導入することができ、このような面からも文字入力システムとしての汎用性の向上を図ることができる。
本発明によれば、入力された清音の仮名文字に対して濁点「゛」を付加するためのキーを清音の仮名文字が設定されたキーとは別に設ける必要がなく、かつ、濁音の仮名文字を入力する際に、このようなキーを入力する必要がない。従って、濁音の仮名文字の入力する際のキー入力操作を容易にすることができ、かつ、少ないキー数で濁音の仮名文字を入力することができる。
また、濁音の仮名文字は、対応する清音の仮名文字が1〜5番目の文字として設定されたキーの6〜10番目に設定されている。これによれば、濁音の仮名文字が設定されたキーを容易に把握することができる。従って、キー入力操作性を一層向上することができる。
本発明によれば、小文字「ぁ」行の仮名文字は、清音「あ」行の仮名文字が1〜5番目の文字として設定されたキーに、6〜10番目の文字として設定される。また、小文字「ゃ」行の仮名文字は、清音「や」行の仮名文字が1〜3番目の文字として設定されたキーに、6〜8番目の文字として設定される。これによれば、前述の濁音の仮名文字の場合と同様に、小文字の仮名文字は、対応する清音の仮名文字が設定されたキーに設定されるので、キーに設定された文字を一層容易に把握することができる。従って、キー入力操作性を向上することができる。また、小文字の仮名文字が各キーに6〜10番目または6〜8番目の文字として設定されているので、前述のように、簡単に、かつ、素早く入力することができる。
また、入力した清音の仮名文字を小文字に変換する機能を有するキーを、清音の仮名文字が設定された10個のキーの他に設ける必要がない。従って、10個のキーで清音および小文字の仮名文字を入力することができ、文字入力システムとしての汎用性を一層向上することができる。
本発明によれば、前述の濁音および小文字の仮名文字の場合と同様に、清音「ま」行の仮名文字が1〜5番目の文字として設定されたキーの6〜10番目の文字として、半濁音「ぱ」行の仮名文字が設定されているので、少ないキー入力回数で半濁音「ぱ」行の仮名文字を入力することができる。従って、キー入力回数が削減されることにより、迅速に、かつ、第1入力操作および第2入力操作により簡単に、半濁音の仮名文字を入力することができる。
また、前述の濁音の場合と同様に、入力した清音の仮名文字に対して半濁点「゜」を入力するキーを、別に設ける必要がないので、10個のキーで清音および半濁音の仮名文字を入力することができる。従って、文字入力システムとしての汎用性を向上できる。
本発明によれば、清音「は」行の仮名文字が1〜5番目に設定されたキーの11〜15番目に、半濁音の仮名文字が設定される。これによれば、清音「は」行の仮名文字と、半濁音「ぱ」行の仮名文字とが同じキーに設定されるので、半濁音の仮名文字が設定されたキーを把握しやすくすることができる。従って、使用者が、半濁音の仮名文字の入力を容易に行うことができる。
また、半濁音の仮名文字は、清音「は」行の仮名文字が1〜5番目に設定されたキーの11〜15番目の文字として設定されているので、6〜10番目の文字として、前述の濁音「ば」行の仮名文字を設定することができる。これによれば、1つのキーに、関連する清音「は」行、濁音「ば」行および半濁音「ぱ」行の仮名文字を設定することができ、使用者が、これら仮名文字が設定されたキーを把握することを一層容易にし、かつ、仮名文字入力時の入力操作性を一層向上することができる。
さらに、前述の濁音および半濁音の場合と同様に、入力した清音の仮名文字に対して半濁点「゜」を入力するキーを、別に設ける必要がないので、10個のキーで清音および半濁音の仮名文字を入力することができる。従って、文字入力システムとしての汎用性を一層向上することができる。
本発明によれば、清音「か」〜「ま」行および「ら」行の仮名文字が設定されたキーのそれぞれには、それぞれのキーに設定された清音の仮名文字に対応する清音のウ列およびオ列の拗長音が設定される。ここで、日本語の単語においては、「供給(きょうきゅう)」などのように、ウ列およびオ列の拗長音が含まれる単語が多く、これらウ列およびオ列の拗長音の入力におけるキー入力回数が多いと、日本語入力における全体のキー入力回数が多くなる。また、従来の文字入力では、仮名文字「ゅ」および「ょ」が、仮名文字「よ」の入力後、小文字変換キーの入力によって入力されるとした場合、これら清音のウ列およびオ列の拗長音は、それぞれ8回および9回のキー入力によって入力される。また同様に、仮名文字「ゅ」および「ょ」が、清音「や」行の仮名文字が設定されたキーに設定され、それぞれ5回および6回の入力操作によって入力されるとした場合、清音のウ列およびオ列の拗長音は、それぞれ10回および11回のキー入力によって入力される。一方、本発明では、これら清音のウ列およびオ列の拗長音の入力を、それぞれ3回のキー入力操作によって行うことができる。従って、これら拗長音の入力を迅速かつ簡単に行うことができ、ひいては、日本語の入力を素早く行うことができる。
本発明によれば、濁音のウ列およびオ列の拗長音を、それぞれ4回のキー入力操作によって入力することができる。従って、前述の清音の拗長音が設定された場合と同様に、従来の入力操作による場合に比べ、少ないキー入力回数で濁音のウ列およびオ列の拗長音を入力することができ、ひいては、日本語入力を素早く入力することができる。
また、濁音の拗長音が設定されたキーは、それぞれ対応する清音「か」〜「た」行および「は」行の仮名文字が設定されたキーであるので、濁音の拗長音が設定されたキーを把握しやすくすることができる。
さらに、濁音のウ列およびオ列の拗長音は、前述の清音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作の後に、第2入力操作を1回行うことにより行われる。これによれば、前述の1つのキーの1〜5番目に設定された清音の仮名文字の入力操作の後に、第2入力操作を1回行うことにより入力される濁音の仮名文字の入力操作を、濁音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作に当てはめることができる。従って、濁音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作が、濁音の仮名文字の入力操作と統一を図ることができるので、濁音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作を覚えやすくすることができる。従って、本発明の文字入力システムのキー入力操作性を向上することができる。
本発明によれば、半濁音のウ列およびオ列の拗長音を、それぞれ5回のキー入力操作によって入力することができるので、キー入力回数を削減して、半濁音のウ列およびオ列の入力を迅速に、かつ、容易に行うことができる。
また、前述の清音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作後に2回の第2入力操作を行うことにより、あるいは、前述の濁音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作後に1回の第2入力操作を行うことにより、半濁音のウ列およびオ列の拗長音を入力することができる。これによれば、前述の清音「は」行の仮名文字の入力操作後に2回の第2入力操作を行うことにより半濁音の仮名文字を入力する入力操作と統一がとれるので、半濁音のウ列およびオ列の拗長音のキー入力操作を覚えやすくすることができ、半濁音の拗長音の文字入力におけるキー入力操作性を向上することができる。
本発明によれば、各キーに設定された清音の拗音を、3回のキー入力操作によって入力することができる。ここで、従来の文字入力では、仮名文字「ゃ」、「ゅ」および「ょ」が、仮名文字「よ」の入力後、小文字変換キーの入力によって入力されるとした場合、これら清音のア列、ウ列およびオ列の拗音は、それぞれ4回、5回および6回のキー入力によって入力される。また同様に、仮名文字「ゃ」、「ゅ」および「ょ」が、清音「や」行の仮名文字が設定されたキーに設定され、それぞれ4回、5回および6回の入力操作によって入力されるとした場合、清音のア列、ウ列およびオ列の拗音は、それぞれ6回、7回および8回のキー入力によって入力される。一方、本発明では、これら清音のア列、ウ列およびオ列の拗長音の入力を、第1入力操作および第2入力操作を合わせて、それぞれ3回のキー入力操作によって行うことができる。従って、清音の拗音の入力において、キー入力回数を減らすことができ、素早く、かつ、簡単に清音の拗音を入力することができる。また、前述の清音の拗長音の場合と同様に、日本語の単語には、拗音が含まれている単語が多いので、キー入力回数の削減により、日本語入力を素早く行うことができる。
また、清音の拗音が設定されたキーは、それぞれ対応する清音の仮名文字が設定されたキーであるので、清音の拗音が設定されたキーを把握しやすくすることができ、キー入力操作性を向上することができる。
本発明によれば、それぞれの濁音の拗音を入力する際のキー入力回数は、第1入力操作および第2入力操作を合わせて、それぞれ4回で入力することができ、前述の清音の拗音の場合と同様に、従来の濁音の拗音の入力における入力操作に比べ、キー入力回数を削減することができる。従って、これら濁音の拗音を簡単に、かつ、素早く行うことができる。
また、濁音の拗音が設定されたキーに対して、前述の清音の拗音の入力操作後に第2入力操作を1回行うことによって、それぞれの濁音の拗音を入力するので、前述の濁音の仮名文字の入力操作と統一を図ることができ、キー入力操作性を向上することができる。
さらに、濁音の拗音は、それぞれ対応する清音の仮名文字が設定されたキーに設定されているので、濁音の拗音が設定されたキーを把握しやすくでき、キー入力操作性を向上することができる。
本発明によれば、半濁音のア列、ウ列およびオ列の拗音は、それぞれ第1入力操作および第2入力操作を合わせて5回のキー入力操作によって入力することができる。従って、半濁音の拗音を、従来のキー入力操作による場合に比べ、少ないキー入力回数で入力することができ、第1入力操作および第2入力操作を組み合わせることにより、簡単かつ迅速に半濁音のア列、ウ列およびオ列の拗音を入力することができる。
また、それぞれの半濁音の拗音は、清音「は」行の仮名文字が設定されたキーに設定されているので、半濁音の拗音が設定されたキーを把握しやすくすることができる。
さらに、それぞれの半濁音の拗音は、前述のそれぞれの清音の拗音の入力操作後に、同じキーに対して2回の第2入力操作を行うことによって入力されるので、前述の清音「は」行の仮名文字が設定されたキーの11〜15番目に設定された半濁音の仮名文字の入力操作、すなわち、清音「は」行の仮名文字の入力操作後に2回の第2入力操作を行うというキー入力操作と対応して、キー入力操作を覚えやすくすることができる。
本発明によれば、それぞれのキーの1〜3番目または1〜4番目には大文字の英字が設定され、6〜8番目または6〜9番目には小文字の英字が設定されるので、英字入力時に、大文字の英字入力と小文字の英字入力との切替キーや変換キー等を入力する必要がない。従って、英字入力における煩雑さを抑えることができる。また、このような切替キーおよび変換キーを別途設ける必要がないので、より少ないキー数で英字を入力することができ、文字入力システムの利用範囲を拡張することができる。
また、前述の仮名文字入力の場合のように、第1入力操作および第2入力操作を組み合わせることにより、大文字および小文字の英字入力の際のキー入力回数の削減を図ることができる。また、これら大文字の英字の入力操作の後に第2入力操作が1回行われた場合に、大文字の英字に対応する小文字の英字が入力される。これによれば、各キーに設定された英字を容易に把握することができるとともに、入力された大文字の英字を小文字の英字に変換するようなキー操作により、小文字の英字を入力することができる。従って、これら英字が設定されたキー入力操作性を一層向上することができる。
さらに、各キーに前述の仮名文字が設定されている場合は、英字を設定することにより、
入力できる文字の範囲が広がり、文字入力システムとしての汎用性を拡張することができ
る。
本発明によれば、時間調整手段により、使用者の好み、習熟度および個人差等に応じて時間を調整することにより、文字入力時のキー入力操作性を向上することができる。すなわち、初心者や中高年者等のキー入力操作に不慣れな使用者が入力する場合には、時間を長く設定すれば、キーを確認しながら入力することができるので、キー入力時の入力誤りがあった場合でも素早く入力誤りを見つけて修正することができ、また、短く設定すれば、文字入力を素早く行うことができる。
また、記録媒体として、磁気テープ、FD、CD−ROM、DVD、ハードディスク装置、半導体メモリ等を用いることができ、これらにより各パソコン等にインストールする等して、プログラムを実行することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)構成
図1には、第1実施形態に係る文字入力システムとしての携帯電話機1が示されている。また図2には、携帯電話機1の操作部3が示されている。
本実施形態では、文字入力システムは、携帯電話機1に利用されている。この携帯電話機1には、図1に示すように、液晶ディスプレイ等によって構成される表示部2が設けられているとともに、複数のキー311〜315,321〜323,331〜342が配置された操作部3が設けられている。
操作部3には、図2にも示すように、上部に各種操作を行うための機能キーエリア31が設けられ、この機能キーエリア31の下部には、上下5段左右3列の計15個のキーが配置されている。これらキーのうち、最上段に配置された3個のキー321〜323により、電話機能キーエリア32が構成され、この電話機能キーエリア32の下部に配置されたキー331〜342により、メインキーエリア33が構成されている。
機能キーエリア31は、キー311と、このキー311を中心に図2中左右対称に設けられた4つのキー312〜315によって構成され、これらのキー311〜315を入力することで、各キーに設定された所定の操作を行う。
カーソル移動キー311は、表示部2に表示されたカーソル(文字入力位置)の移動に用いられるキーであり、このようなカーソル移動のほかに、スペースの入力、また仮名入力では漢字変換の候補選択等にも用いられる。
確定キー312は、仮名文字入力の際に、入力した文字を確定する場合や、漢字変換時に選択した漢字を決定する場合など、入力または選択された文字および項目等を確定するためのキーである。
メニューキー313は、携帯電話機1の各種設定を行うメニュー画面を表示するためのキーである。このメニューキー313は、これら機能のほかに、文字入力時に全角半角変換を行ったり、また既に入力された文字を携帯電話機1内部に設けられた図示しないメモリに一時記憶させる等の機能を選択させるメニュー画面を表示させる場合等に用いられる。
モード切替キー314は、仮名文字入力モード、数字入力モードおよび英字入力モード等の文字入力モードを切り換えるキーである。このモード切替キー314が入力されると、前述の各モードが順次切り換えられるように設定されている。
電話帳表示キー315は、名前および電話番号等が記録された電話帳を表示部2に表示させるためのキーである。
電話機能キーエリア32は、各種電話機能を行うためのキー321〜323が配置されている。
通話キー321は、メインキーエリア33に配置されたキー331〜342を用いて電話番号が入力された後に入力される等して、通話を開始するためのキーである。
クリアキー322は、キー331〜342を用いて電話番号を入力する際に、入力間違いを修正するためのキーである。このクリアキー322が入力されると、直前に入力された数字が消去される。また、このクリアキー322は、文字入力の際にも用いられる。例えば、前述のカーソル移動キー311によって選択された文字を消去する場合や、仮名文字を漢字変換する際に候補を変更する場合等に用いられる。
終話キー323は、通話キーによって開始された通話を終了するためのキーである。この機能のほかに、終話キー323は、電源をON/OFFする機能、および、前述のメニューキー313の入力によって表示されるメニューを選択することにより実行される各種機能を終了する機能等を備えている。
メインキーエリア33は、文字入力する際に使用するメインキー331〜342が配置されており、それぞれのメインキー331〜342には、仮名文字、数字、英字および記号等が設定されている。
また、これらのメインキー331〜342のキートップには、それぞれの該メインキーに設定された文字および仮名文字の行が表記されている。すなわち、各メインキー331〜342のキートップの左側には、該メインキーに設定された数字または記号が表記されている。また、仮名文字が設定されている場合には、各メインキーのキートップの右側上段に、当該メインキーに設定された仮名文字の行を示す文字が表記されており、英字が設定されている場合には、各メインキーの右側下段に、当該メインキーに設定された大文字の英字が表記されている。
また、これらメインキー331〜340には、濁音、半濁音、小文字の仮名文字も設定されており、これらのキー331〜340を入力することにより、入力可能に設定されている。なお、これらキー331〜340への清音、濁音、半濁音、小文字の仮名文字の設定、およびこれら文字の入力に関しては、後に詳述する。
図3には、携帯電話機1の文字入力制御を説明するブロック図が示されている。
携帯電話機1内部には、携帯電話機1の全体的な制御を行う図示しない制御部が設けられており、この制御部は、操作部3に配置された各キーの入力による文字入力を制御する文字入力制御部4を含んで構成されている。
文字入力制御部4は、図3に示すように、キー設定部41と、キー入力検出部42と、キー入力処理部43と、表示制御部44と、モード切替部45と、時間調整部46とを含んで構成されている。
キー設定部41は、キー331〜342に数字、仮名文字、英字および記号を設定するキー設定手段として機能する。このキー設定部41には、数字を設定する数字設定部411と、仮名文字を設定する仮名文字設定部412と、英字を設定する英字設定部413と、記号を設定する記号設定部414とを備えている。
具体的には、清音設定部412Aは、図4(A)に示すように、キー335に、1〜5番目の文字として「な」行の仮名文字である「な」、「に」、「ぬ」、「ね」、「の」を設定し、キー339には、1〜5番目の文字として「ら」行の仮名文字である「ら」、「り」、「る」、「れ」、「ろ」を設定する。
なお、清音設定部412Aは、キー340に「わ」行の仮名文字を設定するが、このキー340には、1〜6番目の文字として設定順に「わ」、「を」、撥音「ん」、長音「ー」、促音「っ」、小文字「ゎ」を設定する。
具体的には、濁音設定部412Bは、清音「か」行の仮名文字が設定されたキー332、清音「さ」行の仮名文字が設定されたキー333、清音「た」行の仮名文字が設定されたキー334、および、清音「は」行の仮名文字が設定されたキー336に、濁音の仮名文字を設定する。例えば、「か」行の仮名文字が設定されたキー332には、濁音の仮名文字「が」〜「ご」が、清音の仮名文字「か」〜「こ」に続いて、6〜10番目に設定される。すなわち、キー332の1〜10番目には、設定順に仮名文字「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」、「が」、「ぎ」、「ぐ」、「げ」、「ご」が設定される。
具体的に、小文字設定部412Dにより小文字の仮名文字が設定されるのは、清音「あ」行の仮名文字が設定されたキー331と、清音「や」行の仮名文字が設定されたキー338である。この小文字設定部412Dにより、キー331には、6〜10番目に、小文字「ぁ」行の仮名文字が設定され、キー338には、6〜8番目に、小文字「ゃ」行の仮名文字が設定される。すなわち、キー331には、清音設定部412Aにより設定された清音「あ」行の仮名文字と合わせて、1〜10番目に、設定順に仮名文字「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」が設定され、キー338の1〜3番目および6〜8番目に、設定順に仮名文字「や」、「ゆ」、「よ」、「ゃ」、「ゅ」、「ょ」が設定される。
例えば、英字設定部413により、キー334には、1〜6番目の文字として設定順に英字「G」、「H」、「I」、「g」、「h」、「i」が設定される。また、キー337には、1〜8番目の文字として設定順に、英字「P」、「Q」、「R」、「S」、「p」、「q」、「r」、「s」が設定される。
以上のように、メインキーエリア33に配置されたキー331〜342には、1〜10番目の文字として、清音、濁音、半濁音および小文字の仮名文字と、数字および記号と、英字とが、それぞれ設定される。
キー入力検出部42は、文字入力の際に、操作部3に配置されたキー311〜315,321〜323,331〜342のうち、どのキーがどのように入力されたかを検出する。ここで、入力とは、キー入力操作に関する場合、対象が物理キーである場合は、キーを押してから離すまでの動作のことを示し、対象が仮想キーである場合は、キーに触れてから離すまでの動作のことを示す。
このキー入力検出部42には、図3に示すように、入力されたキーを判別するキー検出部421と、当該キーがどのように入力されたかを判定する入力判定部422とを含んで構成されている。
モード切替部45では、キー検出部421から入力されたキー情報から、仮名文字入力が可能な仮名文字入力モード451、数字入力が可能な数字入力モード452、および英字入力が可能な英字入力モード453を順次切り替える。すなわち、モード切替部45は、モード切替キー314のキー情報が入力された場合、入力モードを切り替えた情報、例えば、モード切替キー314の入力により変更した入力モードを示すモード情報を、キー入力処理部43に出力する。なお、記号入力に関しては、仮名文字入力モード451および英字入力モード453のどちらにおいても行うことができる。
なお、このような入力モードは、さらに細分化して構成してもよい。例えば、仮名文字入力モード451において、清音の仮名文字を入力するモードや、濁音、小文字および半濁音の仮名文字を入力するモード等を設けてもよく、これらの入力モードをモード切替部45が切替自在に構成してもよい。
ここで、第1入力操作とは、1つのキーに対する1回の入力操作において、入力開始から入力終了までの時間が所定時間未満である入力操作を示し、第2入力操作とは、入力開始から入力終了までの時間が所定時間以上である入力操作を示す。
キー入力処理部43は、キー入力検出部42から入力されるキー情報と、第1入力情報および第2入力情報と、モード切替部45からのモード情報とを基にして、入力が検出されたキーに設定された文字を入力する。
このキー入力処理部43は、実行情報に応じて機能する順次入力部431および短縮入力部432とを備え、これら順次入力部431および短縮入力部432は、使用者のキー入力操作に対応する文字を入力し、入力した文字を表示するための表示情報を表示制御部44に出力する。
表示制御部44では、キー入力処理部43から出力された表示情報により、入力された文字を表示部2に出力・表示する。
図5には、仮名文字の入力例が示されている。この図5の短縮入力欄に示す「・」は、第1入力操作1回を示し、「−」は、第2入力操作1回を示す。
以下に、携帯電話機1における文字入力処理について図3および図5を用いて説明する。
文字入力時において、キー331〜342が入力されると、キー入力検出部42は、当該キーの入力を検出する。このキー入力検出部42では、前述のように、キー検出部421が入力されたキーのキー情報を取得し、入力判定部422が当該キーの入力状態を判定する。ここで、入力判定部422は、当該キーの入力状態、すなわち、当該キーの1回の入力操作におけるキー入力開始からキー入力終了までの時間を判定し、その時間が所定時間、本実施形態では1秒未満であるか否かを判定する。この入力時間が1秒未満であれば、第1入力操作が行われたと判定して、第1入力情報をキー入力処理部43に出力し、また1秒以上であれば、第2入力操作が行われたと判定して、第2入力情報をキー入力処理部43に出力する。
図5の順次入力欄において示すように、キー入力処理部43は、仮名文字入力モードにおいて、清音「か」行の仮名文字が設定されたキー332(図1および図2)に対して第1入力操作が1回行われた場合に、仮名文字「か」を入力し、さらにキー332に対して第1入力操作が1回行われた場合、仮名文字「き」を入力する。ここで、キー332には、清音「か」行の仮名文字だけでなく、濁音「が」行の仮名文字も設定されているので、キー332に対して第1入力操作が行われるごとに、仮名文字「か」〜「ご」を設定順序に従って順々に入力する。なお、仮名文字「ご」まで入力された後、さらにキー332に対して第1入力操作が行われた場合は、再び仮名文字「か」を入力する。
すなわち、本実施形態では、1回のキー入力として、キーに対して第2入力操作が行われた場合には、3回の順次入力が行われた場合に順次入力部431によって入力される文字を入力し、1回目に順次入力が1回された後、さらに同じキーが1回短縮入力された場合には、この短縮入力が4回の順次入力に相当するとして、5番目に設定された文字を入力する。
具体的には、図5の短縮入力欄の「く」において示すように、仮名文字入力モードにおいて、清音「か」行の仮名文字が設定されたキー332に対して、1回目に第2入力操作が1回行われた場合では、短縮入力部432は、第1入力操作3回を行った場合に入力される仮名文字「く」を入力する。また、図5の短縮入力欄の「こ」において示すように、1回目にキー332に対して第1入力操作が1回行われた後、同じキー332に対して第2入力操作が1回行われた場合には、短縮入力部432は、この第2入力操作1回を第1入力操作4回に相当すると判断して、1回目の第1入力操作と合わせて、仮名文字「こ」を入力する。
具体的には、図5に示すように、キー入力処理部43は、清音「か」行の仮名文字が設定されたキー332に対して第2入力操作が2回行われた場合、第1入力操作が6回行われた場合に入力される、6番目に設定された濁音の仮名文字「が」を入力する。同様に、キー入力処理部43は、キー332に対して、2回の第2入力操作と1回の第1入力操作とが行われた場合には、第1入力操作が7回行われた場合に入力される、キー332の7番目に設定された仮名文字「ぎ」を入力し、キー332に対して第2入力操作が3回された場合では、第1入力操作が9回行われた場合に入力される、キー332の9番目に設定された仮名文字「げ」を入力する。
以上のように、キー入力処理部43は、短縮入力処理において、1つのキーに対して1回目に第1入力操作が行われた後、さらに同じキーに対して第2入力操作が行われた場合以外は、第1入力操作3回が行われた場合に入力される文字を入力する。
また、入力した文字の修正を行う場合は、クリアキー322を入力することによって入力された文字を消去する。クリアキー322が入力された場合、カーソルと同じ位置にある文字が消去され、カーソルと同じ位置に文字が入力されていない場合は、カーソルが左隣に移動するとともに、カーソルの移動位置に入力されていた文字が消去される。
具体的には、キー入力処理部43は、英字入力においては、図4(B)に示すように、キー334に対して第1入力操作が行われた場合、第1入力操作1回ごとに順次入力処理を実行して、英字「G」、「H」、「I」、「g」、「h」、「i」を順々に入力する。
また、キー334に対して、第2入力操作が1回行われた場合、第1入力操作が3回行われた場合に相当するとして、短縮入力処理を実行して、キー334の3番目に設定された英字「I」を入力する。この状態で、さらに、キー334に対して第2入力操作が行われた場合では、キー334の6番目に設定された英字「i」を入力する。また、キー334に対して、1回目の入力操作として第1入力操作が1回行われた後、2回目の入力操作として第2入力操作が行われた場合では、この第2入力操作は、第1入力操作4回に相当するとして、キー入力処理部43は、キー334の5番目に設定された文字である英字「h」を入力する。
また、このような入力処理は、記号入力においても同様である。
図6(A)および図6(B)には、仮名文字の入力例が示されている。これら図6(A)および図6(B)において、上段に示した[1]には、第1入力操作のみから実行される順次入力処理による入力例を示し、下段に示した[2]には、第1および第2入力操作を組み合わせて実行される短縮入力処理による入力例を示している。
図6(A)に示すように、使用者が、清音の仮名文字のみから構成される「おはよう」という単語を入力する場合、従来から利用されている順次入力処理では、清音「あ」行の仮名文字が設定されたキー331に対して第1入力操作を5回行い、清音「は」行の仮名文字が設定されたキー336に対して第1入力操作を1回行い、清音「や」行の仮名文字が設定されたキー338に対して第1入力操作を3回行い、さらにキー331に対して第1入力操作を3回行う。すなわち、「おはよう」という単語は、それぞれのキーを合計12回入力することによって、キー入力処理手段43により入力される。
一方、短縮入力処理では、キー331に対して第1入力操作を1回行った後、同じキー331に対して第2入力操作を1回行い、キー336に対して第1入力操作を1回行い、キー338に対して第2入力操作を1回行った後、さらにキー331に対して第2入力操作を1回行う。すなわち、「おはよう」という単語を、短縮入力処理によって入力する場合は、5回のキー入力操作で入力することができる。
このような第1実施形態によれば、次のような効果がある。
(6-1)文字入力制御部4に設けられたキー設定部41は、各キー331〜340に、清音、濁音、半濁音および小文字の仮名文字と、大文字および小文字の英字と、数字とを設定し、キー入力検出部42は、入力されたキーのキー情報を検出するとともに、入力状態を判定し、キー入力処理部43は、キー入力検出部42から出力された情報を基に、各キーに設定された文字のうち、キー入力操作に対応する文字を入力する。ここで、キー入力処理部43は、キー331〜342のうちの1つのキーに対して、1回目の入力操作として第1入力操作が1回行われた場合では、各入力モードに対する1番目に設定された文字を入力し、1回目の入力操作として第1入力操作が2回行われた場合では、2番目に設定された文字を入力し、また、1回目の入力操作として第2入力操作が1回行われた場合では、3番目に設定された文字を入力する。これによれば、1つのキーの1〜3番目に設定された文字を入力する場合に、従来の文字入力においては1〜3回の入力操作を要するが、本実施形態の携帯電話機1では、1〜2回の入力操作で済ますことができる。従って、これら文字入力時のキー入力回数を減らすことができ、文字入力を素早く行うことができる。
また、濁音、小文字および半濁音の仮名文字入力に際して、このようなシフトキー等を設け、清音の仮名文字の入力操作の後、または同時に、シフトキー等を入力するという入力操作が必要がないので、仮名文字の入力操作を一層簡便化することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る携帯電話機について説明する。第2実施形態の携帯電話機は、第1実施形態で示した携帯電話機と略同じ構成を備えているが、各キー331〜342に設定された文字の入力操作の点において第1実施形態と相違点を有する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、順次入力モードでは、所望のキーに対して第1入力操作を行うことにより、図7に示される設定順に文字が入力される。この場合において、小文字「ゃ」行の仮名文字は、キー338の6〜8番目に設定されているが、順次入力モードにおいては、仮名文字「や」、「ゆ」、「よ」、「ゃ」、「ゅ」、「ょ」の順に入力される。
具体的には、キー設定部41により各キー331〜340の1〜5番目に設定された清音のア〜オ列の仮名文字は、第1入力操作および第2入力操作を行うことによって、キー入力処理部43によって入力される。すなわち、キー入力処理部43により、各キー331〜340に対して、第1入力操作が1回行われた場合には、入力されたキーの1番目に設定された清音のア列の仮名文字が入力され、第1入力操作が2回続けて行われた場合には、2番目に設定された清音のイ列の仮名文字が入力され、第2入力操作が1回行われた場合には、3番目に設定された清音のウ列の仮名文字が入力され、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合には、4番目に設定された清音のエ列の仮名文字が入力され、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が続けて2回行われた場合には、5番目に設定された清音のオ列の仮名文字が入力される。
具体的には、キー入力処理部43により、各キー331〜334,336,338に対して、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、6番目に設定された仮名文字が入力され、第1入力操作が2回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、7番目に設定された仮名文字が入力され、第2入力操作が2回続けて行われた場合には、8番目に設定された仮名文字が入力され、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合には、9番目に設定された仮名文字が入力され、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が続けて2回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合には、10番目に設定された仮名文字が入力される。
なお、清音「や」行の仮名文字が設定されたキー338においては、1〜3番目に仮名文字「や」、「ゆ」、「よ」が設定されているので、小文字の仮名文字「ゃ」、「ゅ」、「ょ」は、6〜8番目に設定された文字の入力操作によって入力される。
具体的には、キー336に対して、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が続けて2回行われた場合に、11番目に設定された仮名文字「ぱ」が入力され、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が続けて2回入力された場合に、12番目に設定された仮名文字「ぴ」が入力され、第2入力操作が続けて3回行われた場合に、13番目に設定された仮名文字「ぷ」が入力され、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が続けて2回入力された場合には、14番目に設定された仮名文字「ぺ」が入力され、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合には、15番目に設定された仮名文字「ぽ」が入力される。
具体的には、清音「か」行の仮名文字が設定されたキー332には、清音の拗長音「きゅう」、「きょう」が設定され、清音「さ」行の仮名文字が設定されたキー333には、清音の拗長音「しゅう」、「しょう」が設定され、清音「た」行の仮名文字が設定されたキー334には、清音の拗長音「ちゅう」、「ちょう」が設定され、清音「な」行の仮名文字が設定されたキー335には、清音の拗長音「にゅう」、「にょう」が設定され、清音「は」行の仮名文字が設定されたキー336には、清音の拗長音「ひゅう」、「ひょう」が設定され、清音「ま」行の仮名文字が設定されたキー337には、清音の拗長音「みゅう」、「みょう」が設定され、清音「や」行の仮名文字が設定されたキー338には、清音の拗長音「ゆう」、「よう」が設定され、清音「ら」行の仮名文字が設定されたキー339には、清音の拗長音「りゅう」、「りょう」が設定されている。
各キー332〜339に設定された清音のウ列の拗長音「〜ゅう」は、所望の清音のウ列の拗長音「〜ゅう」が設定されたキーに対して、第1入力操作が3回行われた場合に入力される。例えば、清音「ま」行の仮名文字が設定されたキー337に対して、第1入力操作が3回行われた場合には、清音の拗長音「みゅう」が入力される。
また、清音のオ列の拗長音「〜ょう」は、所望の清音のオ列の拗長音「〜ょう」が設定されたキーに対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、清音「さ」行の仮名文字が設定されたキー333に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合には、清音の拗長音「しょう」が入力される。
具体的には、キー332には、濁音の拗長音「ぎゅう」、「ぎょう」が設定され、キー333には、濁音の拗長音「じゅう」、「じょう」が設定され、キー334には、濁音の拗長音「ぢゅう」、「ぢょう」が設定され、キー336には、濁音の拗長音「びゅう」、「びょう」が設定されている。
各キー332〜334,336に設定された濁音のウ列の拗長音「〜ゅう」は、所望の濁音のウ列の拗長音「〜ゅう」が設定されたキーに対して、第1入力操作が3回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー332に対して、第1入力操作が3回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、濁音の拗長音「ぎゅう」が入力される。
また、濁音のオ列の拗長音「〜ょう」は、所望の濁音のオ列の拗長音「〜ょう」が設定されたキーに対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー334に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合には、濁音の拗長音「ぢょう」が入力される。
これら半濁音の拗長音「ぴゅう」、「ぴょう」のうち、半濁音のウ列の拗長音「ぴゅう」は、キー336に対して、第1入力操作が3回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合に入力される。また、半濁音のオ列の拗長音「ぴょう」は、キー336に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合に入力される。
また、この濁音、小文字および半濁音の仮名文字の入力操作は、拗長音の仮名文字入力に対しても当てはまり、清音の拗長音の入力操作後に、その入力操作と同じキーに対して第2入力操作が1回ないし2回行われた場合に、該当する清音の拗長音に対応する濁音の拗長音または半濁音の拗長音が入力される。
詳述すると、第2実施形態における英字入力処理は、前述の仮名文字入力処理と略同様であり、各キー332〜339には、大文字および小文字の英字が設定され、大文字の英字を入力する際のキー入力操作の後に、同じキーに対して第2入力操作が1回行われた場合に、該当する大文字の英字に対する小文字の英字が入力される。また、記号入力処理においても略同様とし、数字入力処理においては、順次入力モードによりキー入力が検出され数字を入力するように設定されている。
また、キー341および342に設定された記号においても、同様である。
図10に示すように、「中小企業(ちゅうしょうきぎょう)」という単語を入力する場合、第2実施形態の順次入力モードでは、使用者が入力するキーの入力回数は39回に達する。ここで、第1実施形態で示した短縮入力処理では、キー入力回数は23回と大幅に減少し、第2実施形態の短縮入力モードでは、さらなる削減が図られ、キー入力回数は、12回に減少する。
(7-1)第2実施形態の携帯電話機1では、1つのキーに対して、第1入力操作および第2入力操作を単独で、または組み合わせて行う短縮入力モードでキー331〜340を入力することにより、各キー331〜340に仮名文字入力モード451において1〜5番目に設定された清音の仮名文字を、1〜3回のキー入力により入力することができる。ここで、前述のように、従来の順次入力モードでは、それぞれのキーに1〜5番目に設定された文字を入力する場合は、1〜5回のキー入力を要し、平均するとキー入力回数は3回に達するが、短縮入力モードでのキー入力では、1〜3回のキー入力で、平均1.8回のキー入力回数で入力することができる。従って、文字入力時のキー入力回数を削減でき、これにより、簡単にかつ素早く文字を入力することができる。また、これについては、記号入力、および、英字入力モード453に切り替えられた場合の英字入力においても、略同様のことが言える。
また、このような拗長音の文字入力においても、第1入力操作と、第2入力操作とを組み合わせたキー入力操作により行われるので、キー入力操作を簡素化し、キー入力操作性の向上を図ることができる。
また、この濁音および半濁音の拗長音についても、清音の拗長音の入力操作後に、第2入力操作が1回ないし2回行われることによって入力されるので、文字入力時のキー入力操作の統一がとれ、使用者がキー入力操作を把握しやすくでき、キー入力操作性を向上することができるだけでなく、キー入力回数を一層削減することができる。
さらに、清音、濁音および半濁音の拗長音は、前述の濁音、小文字および半濁音の仮名文字の場合と同様に、対応する清音の仮名文字が設定されたキーに設定されているので、それぞれの拗長音が設定されたキーを把握しやすくなり、この点においても、キー入力操作性を向上することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る携帯電話機について説明する。第3実施形態の携帯電話機は、第1および第2実施形態で示した携帯電話機と略同じ構成を備えているが、各キー331〜342に設定された文字の入力操作において第1実施形態と、また、拗長音の仮名文字の代わりに、拗音の仮名文字が設定されている点において第1および第2実施形態と相違点を有する。
第3実施形態の携帯電話機1では、第2実施形態で示した携帯電話機1とは異なり、拗長音の仮名文字が設定される代わりに、拗音のア列、ウ列およびオ列の仮名文字が設定されている。これら拗音の仮名文字は、清音「か」〜「ま」行および「ら」行が設定されたキー332〜337,339に設定されている。
具体的には、キー設定部41により、清音「か」行の仮名文字が設定されたキー332には、清音の拗音「きゃ」、「きゅ」、「きょ」が設定され、清音「さ」行の仮名文字が設定されたキー333には、清音の拗音「しゃ」、「しゅ」、「しょ」が設定され、清音「た」行の仮名文字が設定されたキー334には、清音の拗音「ちゃ」、「ちゅ」、「ちょ」が設定され、清音「な」行の仮名文字が設定されたキー335には、清音の拗音「にゃ」、「にゅ」、「にょ」が設定され、清音「は」行の仮名文字が設定されたキー336には、清音の拗音「ひゃ」、「ひゅ」、「ひょ」が設定され、清音「ま」行の仮名文字が設定されたキー337には、清音の拗音「みゃ」、「みゅ」、「みょ」が設定され、清音「ら」行の仮名文字が設定されたキー339には、清音の拗音「りゃ」、「りゅ」、「りょ」が設定される。
各キー332〜337,339に設定された清音のア列の拗音「〜ゃ」は、所望の清音のア列の拗音「〜ゃ」が設定されたキーに対して、第1入力操作が3回行われた場合に入力される。例えば、キー335に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音の拗音「にゃ」が入力される。
清音のウ列の拗音「〜ゅ」は、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー337に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音の拗音「みゅ」が入力される。
清音のオ列の拗音「〜ょ」は、第2入力操作が続けて2回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー339に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音の拗音「りょ」が入力される。
具体的には、キー332には、濁音の拗音「ぎゃ」、「ぎゅ」、「ぎょ」が設定され、キー333には、濁音の拗音「じゃ」、「じゅ」、「じょ」が設定され、キー334には、濁音の拗音「ぢゃ」、「ぢゅ」、「ぢょ」が設定され、キー336には、濁音の拗音「びゃ」、「びゅ」、「びょ」が設定されている。
各キー332〜334,336に設定された濁音のア列の拗音「〜ゃ」は、所望の濁音のア列の拗音「〜ゃ」が設定されたキーに対して、第1入力操作が3回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー332に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音の拗音「ぎゃ」が入力される。
濁音のウ列の拗音「〜ゅ」は、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー333に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音の拗音「じゅ」が入力される。
濁音のオ列の拗音「〜ょ」は、第2入力操作が続けて2回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー334に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音の拗音「ぢょ」が入力される。
これら半濁音の拗音のうち、半濁音のア列の拗音「ぴゃ」は、キー336に対して、第1入力操作が続けて3回行われた後、第2入力操作が続けて2回行われた場合に入力され、半濁音のウ列の拗音「ぴゅ」は、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が続けて2回行われた場合に入力され、半濁音のオ列の拗音「ぴょ」は、第2入力操作が続けて2回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が続けて2回行われた場合に入力される。
(8-1)第3実施形態の携帯電話機1では、キー設定部41により、各キー332〜337,339に清音の拗音が設定され、各キー332〜334,336に濁音の拗音が設定され、キー336に半濁音の拗音が設定される。また、これら清音、濁音および半濁音の拗音は、第2実施形態での場合と同様に、拗音が設定されたキーに対して、第1入力操作および第2入力操作を組み合わせた入力操作が行われることによって入力される。これによれば、前述の第2実施形態での場合と同様に、日本語の拗音が含まれる単語を、順次入力モードのみからなる従来の文字入力システムに比べて、少ないキー入力回数で入力することができる。従って、文字入力におけるキー操作性を向上し、不慣れな使用者でも簡単に、かつ、迅速に文字入力を行うことができる。
また、濁音および半濁音のア列、ウ列およびオ列の拗音においても、対応する清音のア列、ウ列およびオ列の拗音の入力操作の後に、第2入力操作が1回ないし2回行われることによって入力されるので、清音の仮名文字と、濁音、小文字および半濁音の仮名文字との入力操作の対応関係と一致させることができ、入力操作の統一を図り、これら拗音の入力操作を把握しやすくすることができる。
さらに、清音、濁音および半濁音の拗音は、前述の濁音、小文字および半濁音の仮名文字の場合と同様に、対応する清音の仮名文字が設定されたキーに設定されているので、それぞれの拗音が設定されたキーを把握しやすくなり、この点においても、キー入力操作性を向上することができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る携帯電話機について説明する。第4実施形態の携帯電話機は、第3実施形態で示した携帯電話機と略同じ構成を備えているが、拗長音の仮名文字が設定されている点において、また、英字入力時のキー入力操作において、第3実施形態と相違点を有する。
第4実施形態の携帯電話機1の構成は、前述の第3実施形態の携帯電話機1の構成と略同じであり、各キー331〜340には、第3実施形態で示した携帯電話機1と同様に、清音、濁音、小文字、半濁音の仮名文字および清音、濁音、半濁音の拗音の仮名文字が設定されている。これら仮名文字は、前述の短縮入力モードにおいては、第3実施形態で示したキー入力操作が行われた場合に入力されるように設定されている。
また、図12に示すように、第4実施形態の携帯電話機1では、キー設定部41により、各キー332〜339には、清音のウ列およびオ列の拗長音の仮名文字が設定され、各キー332〜334,336には、濁音のウ列およびオ列の拗長音の仮名文字が設定され、キー336には、半濁音のウ列およびオ列の拗長音が設定されている。
また、濁音のウ列およびオ列の拗長音に関しては、キー332に「ぎゅう」、「ぎょう」が設定され、キー333に「じゅう」、「じょう」が設定され、キー334に「ぢゅう」、「ぢょう」が設定され、キー336に「びゅう」、「びょう」が設定される。
さらに、半濁音のウ列およびオ列の拗長音に関しては、キー336に「ぴゅう」、「ぴょう」が設定される。
清音のウ列の拗長音は、所望の清音のウ列の拗長音が設定されたキーに対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合に入力される。例えば、キー339に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音のウ列の拗長音「りゅう」が入力される。
また、清音のオ列の拗長音は、所望の清音のオ列の拗長音が設定されたキーに対して、第2入力操作が2回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合に入力される。例えば、キー337に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音のオ列の拗長音「みょう」が入力される。
要するに、キー設定部41は、清音「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、「ら」行の仮名文字が設定されたキー332〜337,339のそれぞれに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する清音のウ列およびオ列の拗長音を設定し、キー入力処理部43は、清音の拗長音が設定されたキーに対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合、または、第2入力操作が2回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された清音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された清音のオ列の拗長音を入力する。
これによれば、多くの日本語の単語に含まれる清音のウ列およびオ列の拗長音を、従来の入力操作に比べて少ないキー入力回数で入力することができる。従って、清音のウ列およびオ列の拗長音を迅速かつ簡単に入力することができ、ひいては、日本語の入力を迅速に行うことができる。
具体的には、濁音のウ列の拗長音は、所望の濁音のウ列の拗長音が設定されたキーに対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー332に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音のウ列の拗長音「ぎゅう」が入力される。
また、濁音のオ列の拗長音は、所望の濁音のオ列の拗長音が設定されたキーに対して、第2入力操作が2回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー333に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音のオ列の拗長音「じゅう」が入力される。
要するに、キー設定部41は、清音「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行の仮名文字が設定されたキー332〜334,336のそれぞれに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する濁音のウ列およびオ列の拗長音を設定し、キー入力処理部43は、濁音の拗長音が設定されたキーに対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合、または、第2入力操作が2回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された濁音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された濁音のオ列の拗長音を入力する。
これによれば、前述の清音のウ列およびオ列の拗長音と同様に、これら濁音のウ列およびオ列の拗長音を、簡単に素早く入力でき、ひいては日本語入力を迅速に行うことができる。また、これら濁音の拗長音は、対応する清音の拗長音が設定されたキーに設定されるので、濁音の拗長音が設定されたキーを把握しやすくすることができる。さらに、濁音のウ列およびオ列の拗長音は、清音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作の後に、第2入力操作が1回行われることにより入力されるので、清音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作を覚えることにより、これら濁音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作を容易に覚えることができる。
具体的には、半濁音のウ列の拗長音「ぴゅう」は、キー336に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合に入力される。
また、半濁音のオ列の拗長音「ぴょう」は、キー336に対して、第2入力操作が2回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合に入力される。
要するに、第4実施形態の携帯電話機1では、キー設定部41は、清音「は」行の仮名文字が設定されたキー336に、半濁音「ぱ」行のウ列およびオ列の拗長音を設定し、キー入力処理部43は、半濁音の拗長音が設定されたキー336に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合、または、第2入力操作が2回行われ、第1入力操作が2回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された半濁音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された半濁音のオ列の拗長音を入力する。
これによれば、前述の濁音の拗長音の場合と同様に、これら半濁音の拗長音を簡単に、かつ、迅速に入力することができるとともに、設定されたキーを把握しやすくすることができる。また、これら半濁音のウ列およびオ列の拗長音は、清音のウ列およびオ列の拗長音の入力操作の後に、第2入力操作が2回行われた場合に入力されるので、これら半濁音の拗長音の入力操作を一層覚えやすくすることができる。
第4実施形態の携帯電話機1では、前述の仮名文字だけでなく、数字、英字、記号が設定されている。このうち、英字は、図13に示すようにキー332〜339に設定されている。詳述すると、大文字の英字は、各キー332〜339の1〜3番目または1〜4番目に、また、小文字の英字は、6〜8番目または6〜9番目に、それぞれアルファベット順に設定され、英字入力モード453において入力可能とされている。
すなわち、英字が設定されたキー332〜339のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が1回行われた場合には、入力されたキーの1番目に設定された大文字の英字が入力され、第1入力操作が2回行われた場合には、2番目に設定された大文字の英字が入力され、第2入力操作が1回行われた場合には、3番目に設定された大文字の英字が入力され、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合には、4番目に設定された大文字の英字が入力される。
例えば、キー332に対して、第1入力操作が1回行われた場合には、大文字の英字「A」が入力され、キー333に対して、第1入力操作が2回行われた場合には、大文字の英字「E」が入力され、キー334に対して、第2入力操作が1回行われた場合には、大文字の英字「I」が入力され、キー337に対して、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合には、大文字の英字「S」が入力される。
すなわち、英字が設定されたキー332〜339のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、入力されたキーの6番目に設定された小文字の英字が入力され、第1入力操作が2回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、7番目に設定された小文字の英字が入力され、第2入力操作が2回行われた場合には、8番目に設定された小文字の英字が入力され、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、9番目に設定された小文字の英字が入力される。
例えば、キー335に対して、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、小文字の英字「j」が入力され、キー336に対して、第1入力操作が2回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、小文字の英字「n」が入力され、キー338に対して、第2入力操作が2回行われた場合には、小文字の英字「v」が入力され、キー339に対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合には、小文字の英字「z」が入力される。
これによれば、前述の仮名文字の場合と同様に、それぞれの英字を従来の入力操作より少ないキー入力回数で入力することができる。また、仮名文字とともに英字が設定されているので、文字入力システムとしての携帯電話機1の汎用性を向上することができる。
これによれば、前述の仮名文字の場合と同様に、各キー332〜339の1〜3番目または1〜4番目に大文字の英字が設定されている場合、大文字の英字に対応する小文字の英字が同じキーに設定されるので、小文字の英字が設定されたキーを把握しやすくすることができる。
これによれば、対応する大文字の英字の入力操作を覚えることにより、小文字の英字の入力操作を一層覚えやすくすることができるとともに、小文字が設定されたキーを把握しやすくできる。
また、このような仮名文字および英字の短縮入力を可能とする短縮入力モードと、従来の順次入力モードとを並存させ、モード切替キー314の入力によって、これらモードを切り替えるように構成してもよい。さらに、前述のような拗音および拗長音の仮名文字の短縮入力を許容する拗音・拗長音短縮入力モードを分けてもよく、英字入力においては、半角文字および全角文字の入力を切り替える入力モードを設けてもよい。このようにすれば、キー入力操作に不慣れな使用者に、無用な混乱を生じさせることを防ぐことができる。
図14に示すように、「掌握(しょうあく)」という単語を入力する場合、第1実施形態にて示した入力操作では、仮名文字「し」、「ょ」、「う」、「あ」、「く」と、また、第3実施形態で示した入力操作では、仮名文字「しょ」、「う」、「あ」、「く」と順に入力する必要がある。ここで、仮名文字「う」、「あ」は、同じキー331に設定されているため、これら仮名文字「う」、「あ」の入力操作の間には、確定キー312等を入力する必要がある。このため、「掌握」という単語を入力するのに、第1実施形態では合計8回のキー入力操作を必要とし、第3実施形態では合計7回のキー入力操作を必要とする。これに対し、第4実施形態では、仮名文字「しょう」、「あ」、「く」と順に入力するが、拗長音「しょう」はキー333に設定され、仮名文字「あ」はキー331に設定されているので、拗長音「しょう」を入力した後に確定キー312等を入力する必要がない。このため、合計6回のキー入力操作で「掌握」の文字を入力することができ、このような文字の入力操作を一層簡単に、かつ、素早く行うことができる。
(9-1)第4実施形態の携帯電話機1では、第3実施形態で示した清音、濁音、小文字、半濁音の仮名文字および清音、濁音、半濁音の拗音の仮名文字の他に、清音、濁音、半濁音のウ列およびオ列の拗長音が設定されている。これによれば、従来の第1入力操作のみによって行われる順次入力処理や、短縮入力処理も併せた第1実施形態で示した入力操作より、仮名文字を簡単に、かつ、素早く入力することができる。また、前述の「掌握」のような単語を入力する場合のように、拗長音の仮名文字の入力操作の後に、確定キー312を入力せずに、清音「あ」行の仮名文字および小文字「ぁ」行の仮名文字を入力することができるので、第3実施形態で示した入力操作より、キー入力回数を少なくすることができる。従って、第2実施形態では設定されていない拗音の仮名文字が設定されていることと併せて、文字入力の際のキー入力操作を一層簡単に、かつ、迅速に行うことができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る携帯電話機について説明する。第5実施形態の携帯電話機は、第4実施形態で示した携帯電話機と略同じ構成を備えているが、各キーに設定された文字の入力操作において、第4実施形態と相違点を有する。
第5実施形態の携帯電話機1では、前述の第1〜第4実施形態と同様に、仮名文字、英字、数字、記号がキー331〜342に設定されている。このうち、各キー331〜340に対する清音、濁音、小文字、半濁音の仮名文字と、清音、濁音、半濁音の拗音の仮名文字と、清音、濁音、半濁音の拗長音の仮名文字との設定の対応は、図15〜17に示すように、第4実施形態の携帯電話機1の各キー331〜340に対する設定の対応と同じである。しかしながら、第4実施形態の携帯電話機1とは、短縮入力モードにおいて、これら仮名文字をキー入力処理部43が入力する際にキー入力検出部42が検出するキー入力操作が異なる。
すなわち、図15に示すように、キー331〜340のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が1回行われた場合に、入力されたキーの1番目に設定された清音のア列の仮名文字が入力され、第2入力操作が1回行われた場合に、2番目に設定された清音のイ列の仮名文字が入力され、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合に、3番目に設定された清音のウ列の仮名文字が入力され、第2入力操作が2回行われた場合に、4番目に設定された清音のエ列の仮名文字が入力され、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が2回行われた場合に、5番目に設定された清音のオ列の仮名文字が入力される。
例えば、キー339に対して、第1入力操作が1回行われた場合には、仮名文字「ら」が入力され、キー335に対して、第2入力操作が1回行われた場合には、仮名文字「に」が入力され、キー331に対して、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、仮名文字「う」が入力され、キー337に対して、第2入力操作が2回行われた場合には、仮名文字「め」が入力され、キー334に対して、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合には、仮名文字「と」が入力される。
また、キー340の1〜5番目には、第1〜第4実施形態と同様に、仮名文字「わ」、「を」、撥音「ん」、長音「ー」、促音「っ」が設定されており、前述の1〜5番目に設定された仮名文字の入力操作によって、これら文字が入力される。このキー340の6番目には、小文字の仮名文字「ゎ」が設定されており、後述する6番目の文字の入力操作によって、仮名文字「ゎ」が入力される。
なお、ここでいう所定時間は、第1〜第4実施形態と同様に略1秒とされ、この時間は時間調整部46によって調整可能である。
これによれば、前述の第1〜第4実施形態と同様に、各キー331〜342の1〜3番目に設定された文字を、1〜2回のキー入力操作で入力することができる。従って、1〜3回のキー入力操作を要する従来の入力操作に比べ、より少ないキー入力回数で、これら1〜3番目に設定された文字を入力することができる。
要するに、キー設定部41は、キー331〜342のうちの少なくとも1つのキーに5個以上の文字を所定の順序で設定し、キー入力処理部43は、5個以上の文字が設定されたキーに対して、第2入力操作が2回行われた場合、または、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が2回行われた場合のいずれか一方の操作が行われたときは、当該キーの4番目に設定された文字を入力し、他方の操作が行われたときは、当該キーの5番目に設定されて文字を入力する。
これによれば、前述の1〜3番目に設定された文字の入力操作と併せて、1〜5番目に設定された文字を1〜3回で平均1.8回の入力操作で入力することができる。従って、1〜5回で平均3回の入力操作を要する従来の入力操作に比べ、より少ないキー入力回数で1〜5番目に設定された文字を入力することができる。
これによれば、前述のように、従来の入力操作より少ないキー入力回数で清音の仮名文字を入力することができる。従って、清音の仮名文字の入力を迅速に、かつ、簡単に行うことができる。
例えば、キー331に対して、第1入力操作が2回行われた場合に、小文字の仮名文字「ぁ」が入力され、キー332に対して、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に、濁音の仮名文字「ぎ」が入力され、キー333に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に、濁音の仮名文字「ず」が入力され、キー334に対して、第2入力操作が2回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に、濁音の仮名文字「で」が入力され、キー336に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が2回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に、濁音の仮名文字「ぼ」が入力される。
これによれば、各キー331〜342の6〜10番目に設定された文字を2〜4回のキー入力操作で入力することができる。ここで、6〜10番目に設定された文字は、従来の入力操作では6〜10回で平均8回の入力操作を要するが、平均2.8回の入力操作で入力することができる。従って、キー入力回数を大幅に減らすことができ、これらの文字を素早く入力することができる。
これによれば、1〜5番目に設定された文字を1回以上の第1入力操作により変換するようにして、6〜10番目、11〜15番目、…に設定された文字を入力することができる。従って、各キーに設定された文字の入力操作を容易に把握することができる。
これによれば、前述のように、濁音の仮名文字を少ないキー入力操作で入力することができるだけでなく、清音のア〜オ列の仮名文字を変換するようにして、濁音のア〜オ列の仮名文字を入力することができる。従って、キー入力操作性を向上することができる。また、濁点「゛」を入力するキーを設ける必要がないため、より少ないキー数で濁音の仮名文字を入力できる文字入力システムとしての携帯電話機1を構成することができる。さらに、清音の仮名文字に対応する濁音の仮名文字が同じキーに設定されているので、濁音の仮名文字が設定されたキーを把握しやすくすることができる。
これによれば、前述の濁音の仮名文字の場合と同様に、小文字の仮名文字を簡単に、かつ、迅速に入力することができ、これら小文字の仮名文字が設定されたキーを把握しやすくすることができる。また、小文字に変換するようなキーを新たに設ける必要がなく、少ないキー数で、これらの仮名文字を入力する携帯電話機1を構成できる。
具体的には、キー336に対して、第1入力操作が3回行われた場合に、仮名文字「ぱ」が入力され、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が2回行われた場合に、仮名文字「ぴ」が入力され、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が2回行われた場合に、仮名文字「ぷ」が入力され、第2入力操作が2回行われた後に第1入力操作が2回行われた場合に、仮名文字「ぺ」が入力され、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が2回行われた後に第1入力操作が2回行われた場合に、仮名文字「ぽ」が入力される。
これによれば、前述の濁音の仮名文字の場合と同様に、清音「は」行の仮名文字に対応する半濁音「ぱ」行の仮名文字が同じキーに設定される。また、半濁音「ぱ」行の仮名文字は、清音「は」行の仮名文字の入力操作の後に、第1入力操作が2回行われた場合に入力されるので、半濁音「ぱ」行の仮名文字が設定されたキーを把握しやすくでき、また、キー入力操作性を向上することができる。さらに、半濁点「゜」を付加するキーを設ける必要がないので、少ないキー数で、これらの仮名文字を入力できる携帯電話機1を構成できる。
すなわち、清音のア列の拗音は、キー332〜337,339のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が2回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー337に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音のア列の拗音「みゃ」が入力される。
清音のウ列の拗音は、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー335に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音のウ列の拗音「にゅ」が入力される。
清音のオ列の拗音は、第2入力操作が3回連続して行われた場合に入力される。例えば、キー339に対して、このような入力操作が行われた場合には、清音のオ列の拗音「りょ」が入力される。
これによれば、清音の拗音を3回のキー入力操作で入力することができる。従って、これら清音の拗音、ひいては、日本語の入力を素早く行うことができる。
すなわち、濁音のア列の拗音は、キー332〜334,336のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が2回行われ、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー334に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音のア列の拗音「ぢゃ」が入力される。
濁音のウ列の拗音は、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー333に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音のウ列の拗音「じゅ」が入力される。
濁音のオ列の拗音は、第2入力操作が3回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー332に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音のオ列の拗音「ぎょ」が入力される。
これによれば、清音の拗音に対して濁音の拗音を、第1入力操作1回により対応付けて入力することができる。従って、従来の入力操作より少ないキー入力回数で入力できることと併せて、濁音の拗音の入力におけるキー入力操作性を向上することができる。
すなわち、半濁音のア列の拗音「ぴゃ」は、キー336に対して、第1入力操作が2回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合に入力される。
半濁音のウ列の拗音「ぴゅ」は、キー336に対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合に入力される。
半濁音のオ列の拗音「ぴょ」は、キー336に対して、第2入力操作が3回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合に入力される。
これによれば、清音「は」行、濁音「ば」行および半濁音「ぱ」行の拗音が1つのキーに設定されているので、これらの拗音が設定されたキーを容易に把握できる。また、半濁音の拗音は、入力された清音の拗音を2回の第1入力操作により切り替えるように入力されるので、前述の濁音の拗音と同様に、キー入力操作性を向上することができる。
清音のウ列の拗長音は、キー332〜339のうちの1つのキーに対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が2回行われた場合に入力される。例えば、キー335に対して、このような入力操作が行われた場合には、拗長音「にゅう」が入力される。
清音のオ列の拗長音は、第2入力操作が連続して4回行われた場合に入力される。例えば、キー339に対して、このような入力操作が行われた場合には、拗長音「りょう」が入力される。
要するに、キー設定部41は、清音「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、「ら」行の仮名文字が設定されたキー332〜337,339のそれぞれに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する清音のウ列およびオ列の拗長音を設定し、キー入力処理部43は、清音の拗長音が設定されたキーに対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われた後に、第2入力操作が2回行われた場合、または、第2入力操作が4回続けて行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された清音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された清音のオ列の拗長音を入力する。
これによれば、少ないキー入力回数で清音のウ列およびオ列の拗長音を入力することができる。従って、これら清音の拗長音を素早く入力することができる。
すなわち、濁音のウ列の拗長音は、キー332〜334,336のうちの1つのキーに対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が2回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー332に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音のウ列の拗長音「ぎゅう」が入力される。
また、濁音のオ列の拗長音は、第2入力操作が4回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合に入力される。例えば、キー333に対して、このような入力操作が行われた場合には、濁音のオ列の拗長音「じょう」が入力される。
要するに、キー設定部41は、清音「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行の仮名文字が設定されたキー332〜334,336のそれぞれに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する濁音のウ列およびオ列の拗長音を設定し、キー入力処理部43は、濁音の拗長音が設定されたキーに対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が2回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合、または、第2入力操作が4回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された濁音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された濁音のオ列の拗長音を入力する。
これによれば、濁音の拗長音は、対応する清音の拗長音の入力操作の後に第1入力操作が1回行われた場合に入力されるので、これら清音の拗長音を変換するように濁音の拗長音を、簡単に、かつ、素早く入力できる。
すなわち、半濁音のウ列の拗長音「ぴゅう」は、キー336に対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が2回行われた後に第1入力操作が2回行われた場合に入力される。
また、半濁音のオ列の拗長音「ぴょう」は、キー336に対して、第2入力操作が4回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合に入力される。
要するに、キー設定部41は、清音「は」行の仮名文字が設定されたキー336に、半濁音「ぱ」行のウ列およびオ列の拗長音を設定し、キー入力処理部43は、半濁音の拗長音が設定されたキー336に対して、第2入力操作が1回行われ、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が2回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合、または、第2入力操作が4回行われた後に、第1入力操作が2回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された半濁音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された半濁音のオ列の拗長音を入力する。
これによれば、半濁音の拗長音を、対応する清音の拗長音の入力操作の後に第1入力操作が2回行われた場合に入力されるので、濁音の拗長音の場合と同様に、清音の拗長音を変換するようにして半濁音の拗長音を簡単に、かつ、素早く入力することができ、キー入力操作性を向上することができる。
キー332〜339には、前述の第4実施形態と同様に、英字入力モード453で入力される大文字の英字が1〜3番目または1〜4番目に設定され、小文字の英字が6〜8番目または6〜9番目に設定される。これら大文字および小文字の英字は、前述の仮名文字の入力操作と略同様の入力操作により入力される。
すなわち、キー332〜339のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が1回行われた場合には、入力されたキーの1番目に設定された大文字の英字が入力され、第2入力操作が1回行われた場合には、2番目に設定された大文字の英字が入力され、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、3番目に設定された大文字の英字が入力され、第2入力操作が2回行われた場合には、4番目に設定された大文字の英字が入力される。
例えば、キー332に対して、第1入力操作が1回行われた場合には、大文字の英字「A」が入力され、キー333に対して、第2入力操作が1回行われた場合には、大文字の英字「E」が入力され、キー334に対して、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、大文字の英字「I」が入力され、キー337に対して、第2入力操作が2回行われた場合には、大文字の英字「S」が入力される。
これによれば、前述の仮名文字と同様に、少ないキー入力回数で英字を入力することができる。
すなわち、キー332〜339のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が2回行われた場合には、入力されたキーの6番目に設定された小文字の英字が入力され、第2入力操作が1回入力された後に第1入力操作が1回行われた場合には、7番目に設定された小文字の英字が入力され、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合には、8番目に設定された小文字の英字が入力され、第2入力操作が2回入力された後に第1入力操作が1回行われた場合には、9番目に設定された小文字の英字が入力される。
例えば、キー335に対して、第1入力操作が2回行われた場合には、小文字の英字「j」が入力され、キー336に対して、第2入力操作が1回行われた後に第1入力操作が1回行われた場合には、小文字の英字「n」が入力され、キー338に対して、第1入力操作が1回行われ、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合には、小文字の英字「v」が入力され、キー339に対して、第2入力操作が2回行われた後に、第1入力操作が1回行われた場合には、小文字の英字「z」が入力される。
これによれば、前述の第4実施形態と同様に、大文字の英字に対応する小文字の英字が設定されたキーを把握しやすくすることができる。
これによれば、対応する大文字の英字の入力操作を覚えることにより、小文字の英字の入力操作を一層覚えやすくすることができる。
また、前記第2〜第4実施形態で示したように、それぞれの文字の短縮入力を可能とする短縮入力モードと、従来の順次入力モードとを、モード切替キー314の入力によって、切り替えるように構成してもよく、さらに、前述のような拗音および拗長音の仮名文字の短縮入力を許容する拗音・拗長音短縮入力モードを分けてもよい。
これによれば、使用者の好み、習熟度および個人差等に応じて時間を調整することにより、文字入力時のキー入力操作性を向上することができる。
(10-1)第5実施形態の携帯電話機1では、キー設定部41により文字が設定された各キー331〜342のうちの1つのキーに対して、第1入力操作が1回行われた場合に、そのキー入力操作をキー入力検出部42が検出し、その入力が検出されたキーの1番目に設定された文字がキー入力処理部43により入力される。同様に、1つのキーに対して、第2入力操作が1回行われた場合には、入力されたキーの2番目に設定された文字が入力され、第1入力操作が1回行われた後に第2入力操作が1回行われた場合には、3番目に設定された文字が入力される。これによれば、1〜3番目に設定された文字を、1〜2回のキー入力操作により入力することができる。従って、文字入力時のキー入力回数を減らすことができ、文字入力を簡単に行うことができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記第1実施形態では、第1入力操作が1回行われた後、第2入力操作が1回行われた場合では、5番目に設定された文字が入力されるとしたが、本発明はこれに限らず、第2入力操作は、常に第1入力操作3回に相当するとしてもよい。例えば、各キー331〜342の5番目に設定された文字は、第2入力操作が1回行われた後に、第1入力操作が続けて2回行われた場合に入力されるようにしてもよい。このような場合、初心者および中高年者等のキー入力操作に不慣れな使用者には、操作の統一が取れるため、キー入力操作を覚えやすくすることができる。
図19に示す具体例では、機能キーモードにおいて第2入力操作により実行される機能として、キー331には、入力文字の全角と半角とを切り替える全角/半角切替機能が、キー332には、カーソルの上方移動機能が、キー333には、カーソル位置の1文字前の文字を削除する「BS(バックスペース)」機能が設定されている。また、キー334には、カーソルの左方移動機能が、キー335には、改行および選択項目の確定を行う「Enter」機能が、キー336には、カーソルの右方移動機能が設定されている。また、キー337には、英字入力の際の大文字入力と小文字入力とを切り替える「Caps Lock」機能が、キー338には、カーソルの下方移動機能が、キー339には、機能の終了等を行う「Esc」機能が設定されている。また、キー340には、空白文字の入力や仮名文字入力時の漢字変換を行う「Space(スペース)」機能が、キー341には、他のキーと同時に入力したり、あるいは、キー341を入力した後に他のキーを入力することにより、所定の機能を実行する「Shift(シフト)」機能が、キー342には、所定の機能を実行する「Fn(ファンクション)」機能が設定されている。
これにより、機能キーモードにおいては、これら各キー331〜342のいずれかに対して、第1入力操作が行われた場合には、仮名文字、英字、数字の各入力モードの該キーに設定された文字を設定順に入力し、第2入力操作が行われた場合には、該キーに設定された機能を実行する。
なお、このような機能キーモードで各キー331〜342に設定される機能は、図19において示した機能に限らない。また、各キー331〜342と各機能との対応関係も、図19において示した場合に限らない。すなわち、キー331〜342に前述とは異なる機能を設定してもよい。
要するに、文字入力が必要な各種の機器に適用でき、特に日本語のかな文字入力においてキー数が10個程度で入力できるので、小型の各種情報機器の入力装置に好適である。
41…キー設定部(キー設定手段、キー設定ステップ、キー設定機能)
42…キー入力検出部(キー入力検出手段、キー入力検出ステップ、キー入力検出機能)
43…キー入力処理部(キー入力処理手段、キー入力処理ステップ、キー入力処理機能)
46…時間調整部(時間調整手段)
331〜342…キー
422…入力判定部(入力判定手段)
432…短縮入力部(短縮入力手段)
Claims (17)
- 複数のキーと、
前記各キーに、3個以上の文字を所定の順序でそれぞれ設定するキー設定手段と、
前記各キーの入力を検出するキー入力検出手段と、
前記キー入力検出手段で入力が検出された前記キーに設定された文字を入力するキー入力処理手段とを備え、
前記キー設定手段は、前記各キーのうちの少なくとも1つのキーに6個以上の文字を所定の順序で設定し、
前記キー入力検出手段は、前記キーの1回の入力が所定時間未満の場合は、第1入力操作が行われ、前記キーの1回の入力が前記所定時間以上の場合は、第2入力操作が行われたと判定する入力判定手段を備え、
前記キー入力処理手段は、前記キーに対して、前記第1入力操作が1回行われた場合には、当該キーの1番目に設定された文字を入力し、前記第1入力操作が続けて2回行われた場合には、当該キーの2番目に設定された文字を入力し、前記第2入力操作が1回行われた場合には、当該キーの3番目に設定された文字を入力し、
前記6個以上の文字が設定されたキーに対して、前記第2入力操作が1回行われた後に前記第1入力操作が1回行われた場合には、当該キーの4番目に設定された文字を入力し、前記第2入力操作が1回行われた後に前記第1入力操作が2回行われた場合には、当該キーの5番目に設定された文字を入力し、当該キーに設定された1〜5番目の文字を入力するキー入力のうち、いずれかが行われた後に、前記第2入力操作が1回行われるごとに、当該キー入力で入力される文字の設定順位に5を加算した順位の文字を入力する短縮入力手段を備えること
を特徴とする文字入力システム。 - 請求項1に記載の文字入力システムにおいて、
少なくとも10個のキーを備え、
前記キー設定手段は、前記10個のキーのそれぞれに、清音「あ」行、「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、「や」行、「ら」行、「わ」行の仮名文字を、1〜5番目の文字として「あいうえお」順に設定することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2に記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行の仮名文字が設定されたキーのそれぞれに、濁音「が」行、「ざ」行、「だ」行、「ば」行の仮名文字を、6〜10番目の文字として「あいうえお」順に設定することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2または請求項3に記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「あ」行の仮名文字が設定されたキーに、小文字の仮名文字「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」を、6〜10番目の文字として、また、前記清音「や」行の仮名文字が設定されたキーに、小文字の仮名文字「ゃ」、「ゅ」、「ょ」を、6〜8番目の文字として、「あいうえお」順に設定することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項4のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「ま」行の仮名文字が設定されたキーに、半濁音の仮名文字「ぱ」、「ぴ」、「ぷ」、「ぺ」、「ぽ」を、6〜10番目の文字として「あいうえお」順に設定することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項4のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「は」行の仮名文字が設定されたキーに、半濁音の仮名文字「ぱ」、「ぴ」、「ぷ」、「ぺ」、「ぽ」を、11〜15番目の文字として「あいうえお」順に設定することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項6のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、「ら」行の仮名文字が設定されたキーのそれぞれに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する清音のウ列およびオ列の拗長音を設定し、
前記キー入力処理手段は、前記清音の拗長音が設定されたキーに対して、前記第1入力操作が3回行われた場合、または、前記第1入力操作が1回行われ、前記第2入力操作が1回行われた後に、前記第1入力操作が1回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された清音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された清音のオ列の拗長音を入力することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項7のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行の仮名文字が設定されたキーのそれぞれに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する濁音のウ列およびオ列の拗長音を設定し、
前記キー入力処理手段は、前記濁音の拗長音が設定されたキーに対して、前記第1入力操作が3回行われた後に前記第2入力操作が1回行われた場合、または、前記第1入力操作が1回行われ、前記第2入力操作が1回行われ、前記第1入力操作が1回行われた後に、前記第2入力操作が1回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された濁音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された濁音のオ列の拗長音を入力することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項8のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「は」行の仮名文字が設定されたキーに、半濁音「ぱ」行のウ列およびオ列の拗長音を設定し、
前記キー入力処理手段は、前記半濁音の拗長音が設定されたキーに対して、前記第1入力操作が3回行われた後に前記第2入力操作が2回行われた場合、または、前記第1入力操作が1回行われ、前記第2入力操作が1回行われ、前記第1入力操作が1回行われた後に、前記第2入力操作が2回行われた場合には、一方のキー入力操作で当該キーに設定された半濁音のウ列の拗長音を入力し、他方のキー入力操作で当該キーに設定された半濁音のオ列の拗長音を入力することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項6のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、「ら」行の仮名文字が設定されたキーに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する清音のア列、ウ列およびオ列の拗音を設定し、
前記キー入力処理手段は、前記清音の拗音が設定されたキーに対して、前記第1入力操作が3回行われた場合、前記第1入力操作が1回行われ、前記第2入力操作が1回行われた後に、前記第1入力操作が1回行われた場合、または、前記第2入力操作が2回行われた後に前記第1入力操作が1回行われた場合には、当該キーに設定された清音のア列、ウ列およびオ列の拗音をそれぞれ入力することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項6、請求項10のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行の仮名文字が設定されたキーに、当該キーに設定された清音の仮名文字の行に対する濁音のア列、ウ列およびオ列の拗音を設定し、
前記キー入力処理手段は、前記濁音の拗音が設定されたキーに対して、前記第1入力操作が3回行われた後に前記第2入力操作が1回行われた場合、前記第1入力操作が1回行われ、前記第2入力操作が1回行われ、前記第1入力操作が1回行われた後に、前記第2入力操作が1回行われた場合、または、前記第2入力操作が2回行われ、前記第1入力操作が1回行われた後に、前記第2入力操作が1回行われた場合には、当該キーに設定された濁音のア列、ウ列およびオ列の拗音をそれぞれ入力することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項2から請求項6、請求項10、請求項11のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記キー設定手段は、前記清音「は」行の仮名文字が設定されたキーに、半濁音「ぱ」行のア列、ウ列およびオ列の拗音を設定し、
前記キー入力処理手段は、前記半濁音の拗音が設定されたキーに対して、前記第1入力操作が3回行われた後に、前記第2入力操作が2回行われた場合、前記第1入力操作が1回行われ、前記第2入力操作が1回行われ、前記第1入力操作が1回行われた後に、前記第2入力操作が2回行われた場合、または、前記第2入力操作が2回行われ、前記第1入力操作が1回行われた後に、前記第2入力操作が2回行われた場合には、当該キーに設定された半濁音のア列、ウ列およびオ列の拗音をそれぞれ入力することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項1に記載の文字入力システムにおいて、
少なくとも8個のキーを備え、
前記キー設定手段は、前記8個のキーのうちの6個のキーに、大文字の英字「A、B、C」、「D、E、F」、「G、H、I」、「J、K、L」、「M、N、O」、「T、U、V」を、1〜3番目の文字として、小文字の英字「a、b、c」、「d、e、f」、「g、h、i」、「j、k、l」、「m、n、o」、「t、u、v」を、6〜8番目の文字として、アルファベット順にそれぞれ設定し、前記6個のキーを除いた他の2個のキーに、大文字の英字「P、Q、R、S」、「W、X、Y、Z」を、1〜4番目の文字として、小文字の英字「p、q、r、s」、「w、x、y、z」を、6〜9番目の文字として、アルファベット順にそれぞれ設定することを特徴とする文字入力システム。 - 請求項1から請求項13のいずれかに記載の文字入力システムにおいて、
前記所定時間を短縮および/または延長する時間調整手段を備えることを特徴とする文字入力システム。 - 複数のキーを用いて文字を入力する文字入力方法であって、
前記各キーに、3個以上の文字を所定の順序でそれぞれ設定し、前記各キーのうちの少なくとも1つのキーに6個以上の文字を所定の順序で設定するキー設定ステップと、
前記各キーの入力を検出し、前記キーの入力が、所定時間未満の場合は第1入力操作が行われ、前記キーの入力が、前記所定時間以上の場合は第2入力操作が行われたと判定する入力判定ステップを有するキー入力検出ステップと、
前記キー入力検出ステップで検出された前記キーに対する入力操作が、1回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの1番目に設定された文字を入力し、2回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの2番目に設定された文字を入力し、1回の前記第2入力操作である場合には、当該キーの3番目に設定された文字を入力し、
前記6個以上の文字が設定されたキーに対する入力操作が、1回の前記第2入力操作の後に1回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの4番目に設定された文字を入力し、1回の前記第2入力操作の後に2回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの5番目に設定された文字を入力し、当該キーに設定された1〜5番目の文字を入力するキー入力操作の後に1回の前記第2入力操作である場合には、当該キー入力で入力される文字の設定順位に5を加算した順位の文字を入力する短縮入力ステップを有するキー入力処理ステップとを有する文字入力方法。 - コンピュータに、
複数のキーに、3個以上の文字を所定の順序でそれぞれ設定し、前記各キーのうちの少なくとも1つのキーに6個以上の文字を所定の順序で設定するキー設定機能と、
前記各キーの入力を検出し、前記キーの入力が、所定時間未満の場合は第1入力操作が行われ、前記キーの入力が、前記所定時間以上の場合は第2入力操作が行われたと判定する入力判定機能を有するキー入力検出機能と、
前記キー入力検出機能で検出された前記キーに対する入力操作が、1回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの1番目に設定された文字を入力し、2回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの2番目に設定された文字を入力し、1回の前記第2入力操作である場合には、当該キーの3番目に設定された文字を入力し、
前記6個以上の文字が設定されたキーに対する入力操作が、1回の前記第2入力操作の後に1回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの4番目に設定された文字を入力し、1回の前記第2入力操作の後に2回の前記第1入力操作である場合には、当該キーの5番目に設定された文字を入力し、当該キーに設定された1〜5番目の文字を入力するキー入力操作の後に1回の前記第2入力操作である場合には、当該キー入力で入力される文字の設定順位に5を加算した順位の文字を入力する短縮入力機能を有するキー入力処理機能と、を実現させるための文字入力プログラム。 - 請求項16に記載の文字入力プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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