JP4381100B2 - 厨芥処理具 - Google Patents

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Description

本発明は、厨芥処理具に関し、詳しくは、流し台等の排水口或いは排水トラップが一体となった排水口等に用いられるストレーナー、すなわち、家庭の流し台等において生ゴミ等をはじめとする各種ゴミを効率良く廃棄処分することが可能で、しかも、生ゴミ等の廃棄処分後、直ちに再使用の状態に供することができる厨芥処理具に関するものである。
従来、家庭の流し台等において、野菜くずのような生ゴミ等をはじめとする各種ゴミを廃棄処分する際には、生ゴミ等の収納用容器内に生ゴミ等がいっぱいになった段階で、例えば手作業で生ゴミ等をすくい取り、ビニール袋等に入れて廃棄するようにしていた。
この場合、生ゴミ等の収納用容器内壁に生ゴミ等が混在して付着したりしているため、生ゴミ等の廃棄時に、その収納用容器を再使用の状態に供するためにきれいにすることは極めて煩雑で面倒であった。これにより、その結果として、生ゴミ等の当該収納用容器を再使用の状態に供するために行なう野菜くずのような生ゴミ等をはじめとする各種ゴミを廃棄処分すること自体が極めて煩雑で面倒なものであったというのが従来の実情である。
また、例えば特開平7−16490号公報には、生ゴミ等に含まれる水分の脱水を自動的に行い効率良く廃棄処理するために、高圧の水流を利用して生ゴミ等を入れた水きりかごを回転させるように構成した厨芥脱水装置が提案されている。しかし、このような厨芥脱水装置の場合、水きりかごを回転させる構造が複雑となり、高価格なものになってしまうという問題があった。
特開平7−16490号公報
本発明は、上記従来の実情に鑑み開発されたものであり、簡略、安価な構造でありながら、生ゴミ等の収納用容器を構成する無底胴部の壁部に付着する生ゴミ等を無底胴部の上下反転操作のみ(収納用容器を構成する無底胴部を反転するだけ)できれいに除去でき、当該無底胴部の上下反転操作のみ(収納用容器を構成する無底胴部を反転するだけ)で収納用容器を直ちに再使用の状態に供することができる天地両用型という極めて斬新構造の厨芥処理具を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明の厨芥処理具は、内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、前記胴部両端から外脱しないように胴部内に配置され、且つ、胴部の内周壁にガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な環状板と、前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板の脱落防止用のストッパー部とを有することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明の厨芥処理具は、内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、前記胴部両端から外脱しないように胴部内に配置され、且つ、胴部の内周壁にガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板の脱落防止用のストッパー部とを有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明の厨芥処理具は、前記請求項1又は2記載の厨芥処理具において前記移動底板は、内部が空間で上下を開口した低い立体状で前記胴部の内周と相似形状の外周部と、この外周部内に固設されて水切り用の複数又は多数の穴を設けた板材とからなるものであることを特徴とする。
請求項4記載の発明の厨芥処理具は、内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な環状板と、前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板の脱落防止用のストッパー部とを有することを特徴とするものである。
請求項5記載の発明の厨芥処理具は、内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記把手付き環状板の脱落防止用のストッパー部とを有することを特徴とするものである。
請求項6記載の発明の厨芥処理具は、内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、外周部に歯車状歯形又は鋸歯状歯形が形成されるともに、前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を前記歯車状歯形又は鋸歯状歯形部分を胴部に接触させつつ胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記把手付き環状板の脱落防止用のストッパー部とを有することを特徴とするものである。
請求項7記載の発明の厨芥処理具は、内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、外周部に歯車状歯形或いは鋸歯状歯形が形成されるともに、前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を前記歯車状歯形又は鋸歯状歯形部分を胴部に接触させつつ胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、内周部に歯車状歯形又は鋸歯状歯形が形成されるともに、胴部外周で前記歯車状歯形又は鋸歯状歯形部分を胴部外周に接触させつつこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記把手付き環状板の脱落防止用のストッパー部とを有することを特徴とするものである。
請求項8記載の発明の厨芥処理具は、請求項4乃至6記載の厨芥処理具において、前記胴部は筒状であることを特徴とするものである。
請求項1、2記載の発明によれば、流し台等の排水口等において、上下反転という簡略な操作だけで、生ゴミ等を極めて容易に外部に廃棄することができ、しかも、そのまま厨芥処理具として直ちに再使用の状態に供することができ、天地両用型の極めて斬新構造の厨芥処理具を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、移動底板を、内部が空間で上下を開口した低い立体状で前記胴部の内周と相似形状の外周部と、この外周部内に固設されて水切り用の複数又は多数の穴を設けた板材とからなる構成として前記請求項1又は2記載の各発明の効果を発揮できる天地両用型の斬新構造の厨芥処理具を提供することができる。
請求項4、5記載の発明によれば、流し台等の排水口等において、上下反転という簡略な操作だけで、生ゴミ等を極めて容易に外部に廃棄することができ、しかも、そのまま厨芥処理具として直ちに再使用の状態に供することができ、天地両用型の極めて斬新構造の厨芥処理具を提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項4又は5記載の発明の作用に加えて、胴部の内周壁に付着している生ゴミの残滓を掻き落とし、一層効果的に胴部の内周壁をきれいにすることができる天地両用型の斬新構造の厨芥処理具を提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6記載の発明の作用に加えて、胴部の外周壁をもきれいにすることができる天地両用型の斬新構造の厨芥処理具を提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、胴部を筒状に形成した厨芥処理具として前記請求項4乃至6記載の各発明の効果を発揮できる天地両用型の斬新構造の厨芥処理具を提供することができる。
流し台等の排水口等において、上下反転という簡略な操作だけで、生ゴミ等を極めて容易に外部に廃棄することができ、しかも、そのまま厨芥処理具として直ちに再使用の状態に供することができ、天地両用型の極めて斬新構造の厨芥処理具を実現するという本発明の目的を、次の基本構成により達成した。
すなわち、本発明の厨芥処理具は、内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、前記胴部両端から外脱しないように胴部内に配置され、且つ、胴部の内周壁にガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な環状板と、前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板の脱落防止用のストッパー部と、とを有することを特徴とするものである。
以下、本発明に係る厨芥処理具の実施例を詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例1に係る厨芥処理具1は、図1乃至図3に示すように、内部が空間で上下を開口した(すなわち無底の)例えば円筒状等の立体状の例えば金属製又は樹脂製の胴部2と、胴部2の内周壁にこの胴部2の長さ方向に沿って120度間隔で設けた例えば3個の丸棒状の移動用ガイド4と、3個の移動用ガイド4に対応して周囲部分に120度間隔で3個のガイド孔5aを有し、当該3個の移動用ガイド4に3個の各ガイド孔5aを夫々嵌合させることで、当該移動用ガイド4から外脱しないように外周部をガイドされつつ胴部2内をその長さ方向の双方向に移動可能であるとともに、水切り用の複数又は多数の穴6を設けた例えば金属製又は樹脂製で円板状の移動底板5と、前記胴部2の外周でこの胴部2の長さ方向の双方向に移動可能に構成した例えば金属製又は樹脂製で胴部2の外径より若干大きい内径を有する円環状の環状板7と、この環状板7の外周部に添設した半円弧状の把手8と、前記胴部2の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板7の胴部2からの脱落防止用の各ストッパー部2bとを有している。
前記各移動用ガイド4は、図3に示すように、例えばステンレス製等の丸棒の両端4a、4bを90度折曲して形成され、両端4a、4bを各々前記胴部2の内周壁に溶接等で固着してこの胴部2の長さ方向に沿って配置している。各移動用ガイド4の夫々の上下両端4a、4bをもって移動底板5のストッパーとしている。
前記ストッパー部2bは、図1、図3に示すように、胴部2の両端外周部に各々円形の鍔部を形成することにより構成している。この両端に各々設けたストッパー部2bにより、前記円環状の環状板7の胴部2の両端から外方への脱落を防止するようになっている。
環状板7の外周部に添設した半円弧状の把手8は、その両端の折曲係合部8a、8bを、環状板7に設けた受部7a、7bに嵌合させることで、折曲係合部8a、8bを支点として図3に示すように水平位置と垂直位置とに亙って回動可能となっている。
図示する実施例1では、各移動用ガイド4に対応してこれに嵌合する各ガイド孔5aを移動底板5の周囲部分に設けて、当該移動底板5を胴部2内の長さ方向の双方向に移動可能な構成としているが、本発明においては、その部分の構成を図示するものに限定するものではない。
すなわち、移動底板5と移動用ガイド4との構成は、図示するものではないが、例えば、3個の移動用ガイド4に対応して移動底板5の外周部に3個のガイド受溝状部を形成して、各移動用ガイド4に各ガイド受溝状部を各々係合させることで、外周部をガイドされつつ移動底板5を胴部2内の長さ方向の双方向に移動可能に構成しても良い。
この場合、前記胴部2の上限両端の内周部に、前記移動底板5の胴部2からの脱落防止用の例えば小突起状の内側ストッパー部を形成する必要がある。これにより、胴部2内を移動する移動底板5は、内側ストッパー部の各小突起に当接して位置規制される。
次に、上記構成に係る厨芥処理具1の作用を、図4、図5をも参照して説明する。
厨芥処理具1は、流し台等の排水口或いは排水トラップが一体となった排水口等に用いられるストレーナーである。
すなわち、厨芥処理具1は初期状態(厨芥処理具1が流し台等の排水口等に入った状態)では、図3に示すように、移動底板5が胴部2の一端(下端)近傍に位置し、この状態で野菜屑等の生ゴミ10等が胴部2内の移動底板5上に入れられていっぱいになったとする。この状態では、生ゴミ10等に含まれる水分は前記移動底板5の穴6から下方に漏出し水切りが行われる。
厨芥処理具1は初期状態、すなわち、厨芥処理具1が流し台等の排水口等に入った状態においては、図3に示すように、前記環状板7が胴部2の上端に位置して溝状である排水口の周辺に当接、載置されるような状態になっている。
そして、生ゴミ10等でいっぱいになった厨芥処理具1から該生ゴミ10等を例えばビニール袋等に廃棄する場合には、図4に示すように、胴部2の上端に位置する環状板7に設けた把手8をもって厨芥処理具1を排水口から出し、厨芥処理具1を上下反転させる。
このとき、胴部2内の移動底板5は、厨芥処理具1の上下反転に伴い図4に示すように前記移動用ガイド4によりガイドされつつ自重により反転させた下方に落下し、これにより、胴部2内の生ゴミ10等は、図5に示すように、移動底板5により下方に押し出されるようにして図示しないビニール袋内へ廃棄される。
上記の如く反転させて下方に落下した移動底板5は、前記各移動用ガイド4の夫々の上下における両端4a、4bに当接して位置規制される。
このようにして、厨芥処理具1の上下反転という簡略な操作だけで、厨芥処理具1から生ゴミ10等を極めて容易に外部に廃棄することができ、更に、廃棄処理後においては、胴部2内の移動底板5が図5に示すように下端位置に治まっているので、このまま厨芥処理具1として直ちに再利用の状態に供することができる。生ゴミ10等の廃棄状態を示す図5の状態において、把手8付きの環状板7は、操作者が手を離すと、図1に示すような下端位置となる。
なお、把手8付きの環状板7は、前述した厨芥処理具1の初期状態、すなわち、厨芥処理具1が流し台等の排水口等に入った状態となり、前記環状板7が胴部2の上端に位置して溝状である排水口の周辺に当接、載置されるような状態になる。
図6は前記移動底板5の変形例である移動底板15を示すものである。
この移動底板15は、前記移動底板5と基本的には同様な形状であるが、外周部15aを歯車状歯形又は鋸歯状歯形としたことが特徴である。
このような移動底板15を用いて厨芥処理具1を構成すれば、歯車状歯形又は鋸歯状歯形の外周部15aが、移動底板15による生ゴミ10等の押し出し動作の際に前記胴部2の内周壁に付着している生ゴミ10等の残滓を掻き落とすようになるため、一層効果的に胴部2の内周壁をきれいにすることができる。
図7は前記環状板7の変形例である環状板17を示すものである。
この環状板17は、前記環状板7のと基本的には同様な形状であるが、内周部17aを歯車状歯形又は鋸歯状歯形としたことが特徴である。
このような環状板17を用いて厨芥処理具1を構成すれば、歯車状歯形又は鋸歯状歯形の内周部17aが、この環状板17の胴部2の外周に沿っての移動の際に前記胴部2の外周壁に付着している生ゴミ10等の残滓を掻き落とすようになるため、一層効果的に胴部2の外周壁をきれいにすることができる。
更に、前記移動底板15、環状板17の双方を用いて厨芥処理具1を構成すれば、前記胴部2の内周壁、外周壁双方に付着している生ゴミ10等の残滓を掻き落とすことができ、一層効果的に胴部2の内外周壁をきれいにすることができる。
本発明は、上述した実施例1に限定されるものではない。例えば、厨芥処理具1の全体形状は、上述した円筒状の他、楕円筒状、四角筒状、六角筒状等の角筒状等として実施可能である。また、本発明の各部の構成材はその材質を限定するものではなく、更に、厨芥処理具のサイズを限定するものではない。
(実施例2)
図8、図9は、本発明の実施例2に係る厨芥処理具1Aを示すものであり、前記実施例1に係る厨芥処理具1の変形例である。以下、前記実施例1に係る厨芥処理具1と同じ構成部については同じ符号を付して説明する。
実施例2に係る厨芥処理具1Aは、移動底板25に改良を加えたことが特徴である。
すなわち、この厨芥処理具1Aは、図8、図9に示すように、内部が空間で上下を開口した(すなわち無底の)例えば円筒状等の立体状の例えば金属製又は樹脂製の胴部2と、この胴部2の内周面に接合又は摺動或いは胴部2の内周面と僅かな隙間を有しながら胴部2内から外脱しないように外周部26をガイドされつつ胴部2内をその長さ方向の双方向に移動可能であるとともに、水切り用の複数又は多数の穴6を設けた例えば金属製又は樹脂製で形成された円板状の移動底板25と、前記胴部2の外周でこの胴部2の長さ方向の双方向に移動可能に構成した例えば金属製又は樹脂製で胴部2の外径より若干大きい内径を有する円環状の環状板7と、この環状板7の外周部に添設した半円弧状の把手8と、前記胴部2の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板7の胴部2からの脱落防止用の各ストッパー部2bとを有している。
前記移動底板25は、内部が空間で上下を開口(すなわち無底)し、且つ、前記胴部2の内周と相似形状で比較的背を低く形成した外周部26内に、水切り用の複数又は多数の穴6を設けた板材27を固設した構成となっている。なお、図8中の符号28は、胴部2の上下端の内周面に例えば3ケ所設けられた移動底板25のストッパー部である。各ストッパー部28により、移動底板25の胴部2の両端から外方への脱落を防止するようになっている。
前記ストッパー部2bは、図8に示すように、胴部2の両端外周部に各々円形の鍔部を形成することにより構成している。この両端に各々設けたストッパー部2bにより、前記円環状の環状板7の胴部2の両端から外方への脱落を防止するようになっている。
環状板7の外周部に添設した半円弧状の把手8は、その両端の折曲係合部8a、8bを、環状板7に設けた受部7a、7bに嵌合させることで、折曲係合部8a、8bを支点として図3に示すように水平位置と垂直位置とに亙って回動可能となっている。
次に、上記構成に係る厨芥処理具1Aの作用を説明する。
厨芥処理具1Aは、流し台等の排水口或いは排水トラップが一体となった排水口等に用いられるストレーナーである。
すなわち、厨芥処理具1Aは初期状態(厨芥処理具1Aが流し台等の排水口等に入った状態)では、図8に示すように、移動底板25が胴部2の一端(下端)近傍に位置し、この状態で野菜屑等の生ゴミ10等が胴部2内の移動底板25上に入れられていっぱいになったとする。この状態では、生ゴミ10等に含まれる水分は前記移動底板25の穴6から下方に漏出し水切りが行われる。
厨芥処理具1Aは初期状態、すなわち、厨芥処理具1Aが流し台等の排水口等に入った状態においては、図8に示すように、前記環状板7が胴部2の上端に位置して溝状である排水口の周辺に当接、載置されるような状態になっている。
そして、生ゴミ10等でいっぱいになった厨芥処理具1Aから該生ゴミ10等を例えばビニール袋等に廃棄する場合には、前記実施例1の図4に示すように、胴部2の上端に位置する環状板7に設けた把手8をもって厨芥処理具1Aを排水口から出し、厨芥処理具1Aを上下反転させる。このとき、胴部2内の移動底板25は、厨芥処理具1Aの上下反転に伴って自重により反転させた下方に落下し、これにより、胴部2内の生ゴミ10等は、前記実施例1の図5に示すように、移動底板25により下方に押し出されるようにして図示しないビニール袋内へ廃棄される。
上記の如く反転させて下方に落下した移動底板25は、ストッパー部28に当接して位置規制される。
このようにして、厨芥処理具1Aの上下反転という簡略な操作だけで、厨芥処理具1Aから生ゴミ10等を極めて容易に外部に廃棄することができ、更に廃棄処理後においては、胴部2内の移動底板25が下端位置に治まっているので、このまま厨芥処理具1Aとして直ちに再利用の状態に供することができる。生ゴミ10等の廃棄状態において、把手8付きの環状板7は、操作者が手を離すと、前記実施例1の図1に示すような下端位置となる。
なお、把手8付きの環状板7は、前述した厨芥処理具1Aの初期状態、すなわち、厨芥処理具1Aが流し台等の排水口等に入った状態となり、前記環状板7が胴部2の上端に位置して溝状である排水口の周辺に当接、載置されるような状態になる。
(実施例3)
図10は、本発明の実施例3に係る厨芥処理具1Bを示すものであり、前記実施例1又は2に係る厨芥処理具1又は1Aの変形例である。
以下、前記実施例1又は2に係る厨芥処理具1又は1Aと同じ構成部については同じ符号を付して説明する。
実施例3に係る厨芥処理具1Bは、胴部2に改良を加え、胴部2を、内部が空間で上下を開口した(すなわち無底の)例えば円筒状等の立体状で、壁面に水切り用の複数又は多数の穴(例えばパンチング加工)3を設けた例えば金属製又は樹脂製としたことが特徴である。これ以外の部分については、前記実施例1又は2に係る厨芥処理具1又は1Aと同じ構成であるので省略する。
このような構成の厨芥処理具1Bによれば、前記実施例1又は2に係る厨芥処理具1又は1Aと同様の作用を発揮し、加えて、生ゴミ10等に含まれる水分が胴部2の穴3からも下方に漏出して水切りが行なわれる。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではない。例えば、厨芥処理具1Aの全体形状は、前記実施例1で述べたように、上述した円筒状の他、楕円筒状、四角筒状、六角筒状等の角筒状等として実施可能であり、また、本発明の各部の構成材はその材質を限定するものではなく、更に、厨芥処理具のサイズを限定するものではない。
本発明は、家庭用、業務用を問わず、天地両用型の極めて斬新構造の厨芥処理具として幅広く適用可能である。
本発明の実施例1に係る厨芥処理具の斜視図である。 本発明の実施例1に係る厨芥処理具の平面図である。 本発明の実施例1に係る厨芥処理具の概略断面図である。 本発明の実施例1に係る厨芥処理具の上下反転状態を示す概略断面図である。 本発明の実施例1に係る厨芥処理具の生ゴミ廃棄時の状態を示す概略断面図である。 本発明の実施例1に係る移動底板の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る環状板の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係る厨芥処理具1Aの概略断面図である。 本発明の実施例2に係る厨芥処理具1Aの移動底板25の斜視図である。 本発明の実施例3に係る厨芥処理具1Bの斜視図である。
1 厨芥処理具
1A 厨芥処理具
1B 厨芥処理具
2 胴部
2b 環状板のストッパー部
3 穴
4 移動用ガイド
4a、4b 移動用ガイドの上下の両端
5 移動底板
5a ガイド孔
6 穴
7 環状板
7a、7b 受部
8 把手
8a、8b 折曲係合部
10 生ゴミ
15 移動底板
15a 外周部
17 環状板
17a 内周部
25 移動底板
26 外周部
27 板材
28 移動底板25のストッパー部

Claims (8)

  1. 内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、
    前記胴部両端から外脱しないように胴部内に配置され、且つ、胴部の内周壁にガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、
    前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な環状板と、
    前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板の脱落防止用のストッパー部と、
    を有することを特徴とする厨芥処理具。
  2. 内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、
    前記胴部両端から外脱しないように胴部内に配置され、且つ、胴部の内周壁にガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、
    前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、
    前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板の脱落防止用のストッパー部と、
    を有することを特徴とする厨芥処理具。
  3. 前記移動底板は、内部が空間で上下を開口した低い立体状で前記胴部の内周と相似形状の外周部と、この外周部内に固設されて水切り用の複数又は多数の穴を設けた板材とからなるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の厨芥処理具。
  4. 内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、
    前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、
    前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、
    前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な環状板と、
    前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記環状板の脱落防止用のストッパー部と、
    を有することを特徴とする厨芥処理具。
  5. 内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、
    前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、
    前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、
    前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、
    前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記把手付き環状板の脱落防止用のストッパー部と、
    を有することを特徴とする厨芥処理具。
  6. 内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、
    前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、
    外周部に歯車状歯形又は鋸歯状歯形が形成されるともに、前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を前記歯車状歯形又は鋸歯状歯形部分を胴部に接触させつつ胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、
    前記胴部外周でこの胴部の長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、
    前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記把手付き環状板の脱落防止用のストッパー部と、
    を有することを特徴とする厨芥処理具。
  7. 内部が空間で上下を開口した立体状の胴部と、
    前記胴部の内周壁に胴部の長さ方向に沿って設けた複数の移動用ガイドと、
    外周部に歯車状歯形又は鋸歯状歯形が形成されるともに、前記移動用ガイドから外脱しないように該移動用ガイドにガイドされて胴部内を前記歯車状歯形又は鋸歯状歯形部分を胴部に接触させつつ胴部内を長さ方向の双方向に移動可能で複数又は多数の穴を設けた移動底板と、
    内周部に歯車状歯形又は鋸歯状歯形が形成されるともに、胴部外周で前記歯車状歯形又は鋸歯状歯形部分を胴部外周に接触させつつ胴部内を長さ方向の双方向に移動可能な把手付き環状板と、
    前記胴部の上下両端の外周部に各々設けた前記把手付き環状板の脱落防止用のストッパー部と、
    を有することを特徴とする厨芥処理具。
  8. 前記胴部は、筒状であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の厨芥処理具。
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