JP4380705B2 - オーディオ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ装置に関し、さらに詳しくは、複数のオーディオファイルを内部のハードディスクに記憶するオーディオ装置に関する。
近年、ハードディスクやフラッシュメモリ等の大容量の記憶媒体を備えたオーディオ装置が登場している。このようなオーディオ装置(以下、HDDプレーヤともいう)は、CDやDVDといった複数の光ディスクからオーディオファイルを取得して記憶することができるが、このような光ディスクに録音されたオーディオファイルの録音レベルは統一されていない。そのため、HDDプレーヤに登録されたオーディオファイルの再生レベルがばらつくという問題が生じる。
この問題を解決するため、再生レベルを補正して再生レベルのばらつきを抑える方法(いわゆる、ノーマライズ機能)が提供されている。たとえば、特許文献1には、スピーカから出力される音量レベルを聴取者の所望のレベルで一定に保持することにより、全ての音量を所定範囲内に抑えることができる技術が開示されている。
しかしながら、これらのノーマライズ機能は、全てのオーディオファイルの音量レベルを所定の基準レベルに合わせて再生する。そのため、同じアルバムに属する複数のオーディオファイルの再生時の音量レベルも同じ基準レベルに基づいて補正され、音量レベル差がなくなる。アルバムの中には、アーティストが意図して各オーディオファイルに音量レベル差を設けている場合があるが、上述の技術によれば、再生レベルの補正にアーティストの意図が反映されない。
このような問題を解決する方法として、特許文献2では、アルバム単位で再生レベルを補正する方法が開示されている。この文献によれば、アルバム内の全オーディオファイル(以下、トラックともいう)のピークレベルのうち最大のピークレベルを検出し、検出されたピークレベルと予め設定された所定の基準レベルとの差分だけアルバム内のトラックの音量レベルを上昇または下降するようレベル変換し、変換されたトラックをHDDやDVDといった記憶媒体に記録するとしている。この場合、レベル変換されたトラックが記憶媒体に記憶されているため、同じアルバム内のトラック同士の音量差を維持しつつ、異なるアルバムのトラック同士の音量レベル差を抑えることができる。
しかしながら、特許文献2では、レベル変換されたトラックを記憶媒体に記録する。たとえば、基準レベルがアルバムのピークレベルよりも低い場合、トラックの音量レベルはオリジナルの音量レベルよりも低く変換され、記憶媒体に記憶される。このような場合、変換後のトラックの音質が劣化する。また、レベル変換されたトラックを作成する時間も必要となる。
特開平9−232892号公報 特開2003−157618号公報
本発明の目的は、音質の劣化を招くことなく、同じアルバム内の複数のオーディオファイルの音量差を維持しつつ、異なるアルバムのオーディオファイル同士の音量差を抑制できるオーディオ装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によるオーディオ装置は、記憶手段と、登録手段と、ピークレベル取得手段と、アルバムピークレベル登録手段と、アルバム特定手段と、アルバムピークレベル特定手段と、基準レベル特定手段と、補正量決定手段と、再生レベル調整手段と、削除手段とを備える。記憶手段は、複数のオーディオファイルを記憶する。登録手段は、複数のオーディオファイルを、オーディオファイルが属するアルバムと対応付けて記憶手段に登録する。ピークレベル取得手段は、同じアルバムに属する複数のオーディオファイルの音量レベルのうち、最大の音量レベルを取得する。アルバムピークレベル登録手段は、取得された最大の音量レベルをアルバムに対応付けて記憶手段に登録する。アルバム特定手段は、複数のオーディオファイルの中から選択されたオーディオファイルが属するアルバムを特定する。アルバムピークレベル特定手段は、特定されたアルバムに対応して登録された音量レベルを特定する。基準レベル特定手段は、記憶手段に記憶された各オーディオファイルのピーク音量レベルのうち、最大のものを基準レベルとして特定する。補正量決定手段は、基準レベルと、アルバムピークレベル特定手段により特定された音量レベルとに基づいて、選択されたオーディオファイルの再生時の音量レベルの補正量を決定する。再生レベル調整手段は、選択されたオーディオファイルの再生時に、決定された補正量に基づいて、選択されたオーディオファイルの音量レベルを補正する。削除手段は、記憶手段に記憶された複数のオーディオファイルのうち、選択されたオーディオファイルを削除する。アルバム特定手段はさらに、削除手段が選択されたオーディオファイルを削除するとき、選択されたオーディオファイルが属するアルバムを特定する。ピークレベル取得手段はさらに、特定されたアルバムに属する、選択されたオーディオファイルを除く他のオーディオファイルの音量レベルのうち、最大の音量レベルを取得する。アルバムピークレベル登録手段はさらに、特定されたアルバムに対応して登録された音量レベルを前記ピークレベル取得手段により取得された最大の音量レベルに更新する。ここで、アルバムとは、たとえば、複数のオーディオファイルで構成されるオーディオファイルの一群(グループ)であり、同じアーティストの複数のオーディオファイルを集めたものや、同じジャンルの複数のオーディオファイルを集めたもの等である。
本発明によるオーディオ装置は、選択されたオーディオファイルの音量レベルの補正量を、対応するアルバムの最大音量レベルに基づいて決定する。そして、選択されたオーディオファイルを再生するときに、決定された補正量に基づいて音量レベルを補正する。そのため、予め音量レベルが補正されたオーディオファイルを記憶手段に登録しておく必要はなく、オリジナルの音量レベルを有するオーディオファイルを記憶手段に登録していても、アルバム単位で音量レベルを補正できる。そのため、音質の劣化を招くことなく、同じアルバム内の複数のオーティオファイルの音量差を維持しつつ、異なるアルバムのオーディオファイル同士の音量差を抑制できる。また、音量レベルを変換されたオーディオファイルを作成して記憶手段に格納する必要もない。
さらに、最大の音量レベルを基準レベルとすれば、音量レベル補正時に、いずれのオーディオファイルも音質が劣化しない。一般的に、再生時の音量レベルを下げれば、音がこもる、音の豊かさが減少するといった音質の劣化が生じる。基準レベルを予め固定値で設定している場合、アルバム内の最大の音量レベルが固定値の基準レベルよりも高ければ、そのアルバム内のトラックの再生時の音量レベルは低く補正される。この場合、音質が劣化する。
本願発明では、記憶手段に登録されたオーディオファイルの音量レベルのうち、最大の音量レベルを基準レベルとするため、オリジナルの音量レベルは必ず基準レベル以下となる。そのため、音量レベル補正時に音量レベルが低下することはなく、音質の劣化は生じない。
さらに、オーディオファイルが削除されても、削除されたオーディオファイルが属するアルバムの最大の音量レベルを更新できる。
好ましくは、オーディオ装置はさらに、補正量記憶手段と、モード切替手段とを備える。補正量記憶手段は、補正量決定手段により決定された補正量を記憶する。モード切替手段は、音量レベル補正を有効状態又は無効状態にする。再生レベル調整手段は、モード切替手段が音量レベル補正を無効状態としたとき音量レベルの補正を停止し、モード切替手段が音量レベル補正を有効状態としたとき、補正量記憶手段に記憶された補正量に基づいて音量レベルを補正する。
この場合、オーディオ装置は、音量レベル補正が無効状態であるとき、オーディオファイルの再生時の音量レベルの補正を実行しない。この場合、ユーザは、記憶手段に登録されたオーディオファイルのオリジナルの音量レベルを聴くことができる。また、オーディオファイルの再生中に音量レベル補正が有効状態となったとき、オーディオ装置は補正量記憶手段に記憶された補正量に基づいて、速やかに音量レベルを補正できる。
好ましくは、オーディオ装置はさらに、基準レベル特定手段を備える。基準レベル特定手段は、アルバムと対応付けて登録された音量レベルのうち、最大の音量レベルを特定する。補正量決定手段は、基準レベル特定手段により特定された音量レベルと、アルバムピークレベル特定手段により特定された音量レベルとの差分値に基づいて、選択されたオーディオファイルの再生時の音量レベルの補正量を決定する。
この場合、記憶手段に登録されたオーディオファイルの音量レベルのうち最大の音量レベルを基準レベルとする。その結果、全てのオーディオファイルの補正された音量レベルはオリジナルの音量レベルと同等以上になる。このような音量レベルの補正をすれば、再生中に音量レベル補正が無効化されたとき、全てのオーディオファイルの音量レベルは現状の音量レベルの同等以下になり、再生中に音量レベル補正が有効化されれば、全てのオーディオファイルの音量レベルは現状の音量レベルの同等以上となる。
たとえば、音量レベル補正を有効化したとき、あるオーディオファイルの音量レベルが上昇し、他のオーディオファイルの音量レベルが下降するといったように、現状の音量レベルから上昇するか下降するかが不明であれば、モード切替手段の切替により、予想外の音量レベルが生じてユーザに不快感を与える可能性がある。本発明の場合、基準レベルを最大の音量レベルとするため、音量レベル補正を無効化したときは、全てのオーディオファイルの音量レベルは現状の音量レベルの同等以下となり、有効化したときは、現状の音量レベルの同等以上となることが予想できる。ユーザはモード切替手段の切替により音量レベルの変化をある程度予想できるため、ユーザに不快感を与えるのを防止できる。
好ましくは、オーディオ装置はさらに、選択されたオーディオファイルの再生指示を受け付ける受付手段を備える。基準レベル特定手段は、受付手段が選択されたオーディオファイルの再生指示を受けたとき、最大の音量レベルを特定する。
オーディオ装置は、新たなアルバムを構成する複数のオーディオファイルを随時記憶手段に登録できるため、基準レベルとなる最大の音量レベルが随時変更され得る。再生指示を受け付けたときに、基準レベルとなる最大の音量レベルを特定し、特定された音量レベルを用いて補正量を決定することにより、最新の情報に基づいて音量レベルを補正できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[全体構成]
図1を参照して、オーディオ装置1は、マイコン11と、メモリ12と、ハードディスクドライブ(HDD)13と、通信部14と、光ディスクドライブ15と、D/Aコンバータ16と、再生レベル調整部17と、スピーカ18とを備える。D/Aコンバータ16及びスピーカ18を除く各要部はバス19で相互に接続されている。オーディオ装置1は、通信部14を介して図示しないコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ等)と接続可能であり、当該コンピュータ装置からMP3ファイル形式等の複数のオーディオファイルからなるアルバムを受信してHDD13に登録できる。以下、オーディオファイルをトラックと称する。
光ディスクドライブ15は、CDやDVD等の光ディスク20を挿入されたとき、挿入された光ディスク20内の複数のトラックを読み出す。
HDD13は、光ディスクドライブ15により読み出された複数のトラックを記憶する。また、通信部14と接続された図示しないコンピュータ装置から送信された複数のトラックを記憶する。HDD13はさらに、図2に示すトラックテーブルと、図3に示すアルバムテーブルとを記憶する。
図2を参照して、トラックテーブルには、トラックと、そのトラックが属するアルバムとが登録される。トラックテーブルはさらに、各トラックの最大の音量レベル(以下、トラックピークレベルという)が各トラックと対応付けて登録される。
具体的には、トラックテーブルは、トラックを特定するための識別子であるトラックIDを登録するためのフィールドと、トラックピークレベルを登録するためのフィールドと、アルバムを特定するための識別子であるアルバムIDを登録するためのフィールドとを有する。たとえば、トラックID=T1のトラック(以下、トラックT1と称する)は、アルバムID=A1のアルバム(以下、アルバムA1と称する)に属し、そのトラックピークレベルは、9000である。
図3を参照して、アルバムテーブルは、各アルバム内のピークレベルの最大値(以下、アルバムピークレベルという)が、アルバムに対応付けて登録される。アルバムピークレベルは、そのアルバムに属する複数のトラックのトラックピークレベルのうち、最大のトラックピークレベルである。トラックテーブル及びアルバムテーブルは、選択されたトラックの再生時の音量レベル(以下、再生レベルという)の補正に用いられる。
マイコン11は、リッピング処理により光ディスク20内のトラックをHDD13に登録したり、通信部14で受信された複数のトラックをHDD13に登録する。また、マイコン11は、HDD13内のトラックを再生する。具体的には、ユーザ操作により選択されたトラックをデコードしてD/Aコンバータ16に送り、スピーカ18を介して外部に出力する。
マイコン11はさらに、トラックを再生するとき、再生レベルを補正する。具体的には、再生レベルの補正量を決定し、決定された補正量に基づいて再生レベルを補正するよう再生レベル調整部17に指示する。
D/Aコンバータ16は、デコードされたトラックをデジタル信号からアナログ信号に変換して再生レベル調整部17に出力する。再生レベル調整部17は、マイコン11からの指示に応じてアナログ信号を増幅等することにより、再生レベルを補正する。スピーカ18は、再生レベル調整部17から出力されたアナログ信号を受け、音声として外部に出力する。
[動作概要]
オーディオ装置1は、HDD13に登録された複数のトラックうち、選択されたトラックの再生時の音量レベル(再生レベル)を各トラックのピークレベル(トラックピークレベル)に基づいて補正するのではなく、選択されたトラックが属するアルバムのピークレベル(アルバムピークレベル)に基づいて補正する。これにより、同じアルバムに属する各トラックの再生レベルの補正量(レベル補正量)は同じになる。そのため、同じアルバムに属する各トラックの再生レベル差を保持したまま、各トラックの再生レベルを補正できる。
また、オーディオ装置1は、外部(光ディスク20又は他のコンピュータ装置)から複数のトラックを受け取り、内部のHDD13に登録する場合、音量レベルを補正した後、再生レベルが補正されたトラックを登録するのではなく、オリジナルの再生レベルのまま、トラックを登録する。そのため、音質の劣化等は発生しない。
オーディオ装置1はさらに、再生レベルの補正を有効又は無効に切り替える機能を有する。ユーザの中には、再生レベルを補正することなく、オリジナルの再生レベルでトラックを聴きたい場合があるからである。したがって、オーディオ装置1は、トラックの再生途中でレベル補正機能を有効から無効に切り替えたり、無効から有効に切り替えたりすることができる。
このような再生レベルの補正を有効から無効に切り替えることができる場合、再生レベルの補正を有効又は無効に切り替えたときに、ユーザに不快感を与えない方が好ましい。仮に、再生途中で再生レベル補正を有効化したとき、あるオーディオファイルの音量レベルが上昇し、他のオーディオファイルの音量レベルが下降するといったように、再生中の音量レベルから上昇するのか下降するのかが不明であれば、モード切替手段の切替により、予想外の音量レベルが生じてユーザに不快感を与える可能性がある。そこで、オーディオ装置1は、HDD13内に格納されたトラックのピークレベルのうち、最大のピークレベルを補正基準とし、各アルバムのピークレベルをこの補正基準に揃えるように引き上げる。この場合、音量レベル補正を無効化したときは、全てのオーディオファイルの音量レベルは現状の音量レベルの同等以下となり、有効化したときは、現状の音量レベルの同等以上となることが予想できる。ユーザはモード切替手段の切替により音量レベルの変化をある程度予想できるため、ユーザに不快感を与えるのを防止できる。
また、一般に音量レベルが低下すれば、音がこもる、音の豊かさが減少するといった音質の劣化が生じる。予め設定された固定値を補正基準とする場合、アルバム内の最大の音量レベルが固定値よりも高ければ、そのアルバム内のトラックの再生時の音量レベルは低く補正され、音質が劣化する。これに対し、オーディオ装置1は、HDD13内に格納されたトラックの最大のピークレベルを補正基準とするため、音量レベル補正時に音量レベルが低く補正されることがない。したがって、音量レベル補正で音質が劣化しない。
上述の効果を奏するために、オーディオ装置1は、HDD13にトラックを登録するとき、ピークレベル取得処理を実行し、各トラックのトラックピークレベル及び各トラックが属するアルバムのアルバムピークレベルを登録する。そして、オーディオ装置1は、ユーザ操作に基づいて選択されたトラックの再生指示を受けたとき、レベル補正処理を実行し、再生しようとするトラックの再生レベルを補正し、補正された再生レベルでトラックの再生を開始する。また、トラックの再生中にレベル補正機能が無効化されたとき、又は、トラックの再生中にレベル補正機能が有効化されたとき、オーディオ装置1は、レベル補正切替処理を実行し、速やかに再生レベルの補正を実行又は再生レベルの補正を停止する。
また、オーディオ装置1は、再生レベルの補正にアルバムピークレベルを用いるが、アルバムを構成する複数のトラックのうち一部のトラックが削除された場合、アルバムピークレベルが変更される場合がある。具体的には、削除されたトラックがアルバム内で最大のピークレベルを有しているとき、そのトラックを削除後のアルバムピークレベルは変更される。そこで、トラックを削除するトラック削除処理にて、オーディオ装置1はアルバムピークレベルの更新を行う。
以下、これらの処理について詳細を説明する。
[動作詳細]
[ピークレベル取得処理]
オーディオ装置1は、複数のトラックで構成される1つのアルバムからなる光ディスク20を、光ディスクドライブ15に挿入し、リッピング処理によりこれらのトラックをHDD13に登録する。このとき、オーディオ装置1は、ピークレベル取得処理を実行し、HDD13に新たに登録されたトラックのトラックピークレベルと、アルバムピークレベルとを取得する。ピークレベル取得処理は、リッピング処理中に実行されてもよいし、リッピング処理後に実行されてもよい。
オーディオ装置1は、リッピング処理によりHDD13に格納されたトラックのトラックIDと、光ディスク20内の対応するトラックとを対応付けてメモリ12に記憶している。以降の説明では、説明を簡単にするため、HDD13内のトラックIDと光ディスク20内のトラックIDとが一致していると仮定して、トラックID=T1〜TmのトラックT1〜Tm(mは自然数)で構成されたアルバムAj(jは自然数)をHDD13に登録した場合のピークレベル取得処理を説明する。
図4を参照して、オーディオ装置1内のマイコン11はまず、アルバムAjを構成するトラックの総数mを特定する(S1)。総数mの特定は、光ディスク20を用いて行ってもよいし、HDD13に格納されたトラックT1〜Tmをカウントして求めてもよい。続いて、マイコン11は、メモリ12に格納されたカウント値n=1とし、メモリ12に格納されているアルバムピークレベルをデフォルト値の「0」とする(S2)。
続いて、マイコン11は、トラックID=TnのトラックTn(n=1)の音量レベルをサーチする(S3)。具体的には、マイコン11は光ディスクドライブ15を制御し、通常再生時の回転速度よりも速い回転速度で光ディスク20を回転させ、トラックT1のデータ全体のうち、所定データ位置(所定再生時間)ごとの音量レベルを順次取得する(S3)。つまり、トラックT1内の複数位置で音量レベルをサンプリングする。このとき、取得された音量レベルをメモリ12に順次格納する。トラックT1の最後までサーチを実行したとき(S4でYES)、メモリ12に格納された複数の音量レベルのうち、最大の音量レベル(トラックピークレベル)を決定する(S5)。決定されたトラックピークレベルは、トラックID(T1)及びトラックT1が属するアルバムID(Aj)とともにトラックテーブルに登録される(S6)。アルバムIDは、たとえば、1枚の光ディスク20に1つのアルバムが収録されているとして、1枚の光ディスク20をリッピングするごとに、HDD13に登録されたトラックT1〜Tmを1つのアルバムとして認識してオーディオ装置1がアルバムIDを付与してもよいし、光ディスク20内に予めアルバムを特定する情報が含まれており、その情報を利用してアルバムIDを付与してもよい。
続いて、マイコン11は、メモリ12内に格納されたアルバムピークレベルを読み出し、読み出されたアルバムピークレベルとステップS5で決定されたトラックピークレベルとを比較する(S7)。ここでは、アルバムピークレベルはデフォルト値(=0)であり、トラックT1のトラックピークレベルの方が高い(S7でYES)。そのため、マイコン11は、メモリ12内のアルバムピークレベルの値を、トラックT1のトラックピークレベルの値に更新する(S8)。トラックT1のサーチ処理を実行した後、トラックT1〜Tm全てのサーチ処理を完了していないため(S9でNO)、カウント値nをインクリメントしてn=2とし(S10)、トラックT2をサーチしてトラックピークレベルを決定する(S3以降)。ステップS7で、トラックT2のトラックピークレベルとメモリ12内のアルバムピークレベルとを比較し、トラックT2のトラックピークレベルの方が高ければ(S7でYES)、アルバムピークレベルの値をトラックT2のトラックピークレベルの値に更新する(S8)。
以上のステップを繰り返し、アルバム内の全てのトラックT1〜Tmのサーチ処理を完了したとき(S9でYES)、メモリ12内に格納されたアルバムピークレベルの値は、アルバム内で最大の音量レベルとなっている。そこで、マイコン11は、メモリ12内のアルバムピークレベルをアルバムID(=Aj)と対応付けてアルバムテーブルに登録する(S11)。
以上の動作により、1つのアルバムがHDD13に登録されるごとに、レベル取得処理が実施され、新たに登録されたトラックのトラックピークレベル及び新たに登録されたアルバムのアルバムピークレベルが登録される。
なお、上述のピークレベル取得処理では、光ディスク20を用いてトラックピークレベルを取得したが、HDD13に格納後の各トラックT1〜Tmに対して、所定再生時間おきのデータを読み出し、音量レベルを取得することにより、トラックピークレベル及びアルバムピークレベルを決定してもよい。登録時に各トラックIDとそれらのトラックが属するアルバムのアルバムIDとを対応付けて予めトラックテーブルに登録しておくことにより、図4中のステップS1におけるトラック総数の特定は可能であるため、ステップS2以降の動作も実行できる。図示しない他のコンピュータ装置から通信部14を介してHDD13に登録されたアルバムについては、この方法によりトラックピークレベル及びアルバムピークレベルを取得できる。
ピークレベル取得処理によりトラックピークレベル及びアルバムピークレベルを取得することで、次に示すレベル補正処理を実行できる。
[レベル補正処理]
オーディオ装置1は、HDD13に登録された複数のトラックのうち、ユーザ操作に応じて選択されたトラックTnの再生指示を受けたとき、レベル補正処理を実行し、再生時の音量レベル(再生レベル)を補正する。以下、レベル補正処理の詳細を説明する。
図5を参照して、マイコン11は、ユーザ操作に応じて選択されたトラックTnの再生指示を受けたとき(S21でYES)、トラックテーブルを参照して、トラックTnの属するアルバムIDを特定する(S22)。以下、ステップS22で特定されたアルバムIDを選択アルバムIDと称する。
続いて、マイコン11は、アルバムテーブルを参照して、HDD13内で最大のアルバムピークレベルを特定し、特定されたアルバムピークレベルに対応するアルバムIDを特定する(S23)。以下、ステップS23で特定されたアルバムIDを基準アルバムIDと称する。
マイコン11は、選択アルバムIDが基準アルバムIDと一致するか否か判断する(S24)。選択アルバムIDが基準アルバムIDと一致する場合(S24でYES)、再生レベルの補正は不要である。そのため、再生レベルを、予め設定された再生レベル(以下、設定再生レベルという)とし、ステップS31に進む。要するに、選択されたトラックTnは、レベル補正の基準値となる基準アルバムに属しているため、再生レベルを補正しなくてよい。なお、設定再生レベルとは、ユーザ操作により予め設定された再生レベル値である。設定再生レベルは、図示しないボリュームコントロール等により、ユーザにより調整される。
一方、ステップS24での判断の結果、選択アルバムIDが基準アルバムIDと一致しない場合(S24でNO)、再生レベルのレベル補正量を決定する(S25〜S28)。マイコン11はまず、アルバムテーブルを参照して、選択アルバムIDに対応するアルバムピークレベルPLsと、基準アルバムIDに対応するアルバムピークレベル(以下、基準レベルという)PLmaxとを読み出す(S25)。続いて、基準レベルPLmaxとアルバムピークレベルPLsとの差分値DIF(=PLmax−PLs)を求める(S26)。
以上の動作を実行後、マイコン11は、レベル補正量Vxを以下の式(1)により決定する(S27)。
Vx=(DIF×RA)/α (1)
ここで式(1)中のRAは、音量のdb(デシベル)設定範囲RAである。db設定範囲RAは、予め設定された値であり、メモリ12に登録されている。また、αは、所定の定数である。
たとえば、DIF=3000、RA=114(db)、α=65535である場合、レベル補正量Vx=5.21(db)となる。オーディオ装置1が通常再生時の音量を1db単位で設定可能である場合、レベル補正量Vxの小数点以下は四捨五入してもよいし、切り捨ててもよい。決定されたレベル補正量Vxはメモリ12に格納される(S28)。
続いて、マイコン11は、レベル補正機能が有効か否かを判断する(S29)。メモリ12には、レベル補正機能が有効か無効かを示す補正フラグが格納されている。補正フラグがオン(たとえば「1」)である場合、レベル補正機能は有効である。一方、補正フラグがオフ(たとえば「0」)の場合、レベル補正機能は無効である。補正フラグのオンオフは、ユーザ操作に応じてオーディオ装置1に入力される補正フラグ切替コマンドにより切り替えられる。
マイコン11は、補正フラグがオン(つまり「1」)であると判断したとき(S29でYES)、レベル補正量Vxに基づいて、選択トラックTnの再生レベルを補正する(S30)。具体的には、再生レベルを以下の式(2)により決定する。
再生レベル=設定再生レベル+レベル補正量Vx (2)
ステップS30で再生レベルを補正後、オーディオ装置1は式(2)で求めた再生レベルに基づいて再生を開始する(S31)。これにより、トラックTnごとにユーザ操作により再生レベルを調整しなくても、オーディオ装置1は、適切な再生レベルに補正して、選択トラックTnを再生できる。
一方、ステップS29で判断の結果、補正フラグがオフの場合(S30でNO)、再生レベルの補正は行わず、設定再生レベルに基づいて(S32)、トラックTnの再生を開始する。
以上のとおり、オーディオ装置1は、選択されたトラックTnの再生レベルをそのトラックTnが属するアルバムのアルバムピークレベルに応じて補正する。そのため、同一アルバム内の各トラックTnの音量レベル差を保ちつつ、他のアルバムのトラックTnの音量レベル差を抑えることができる。
また、オーディオ装置1は、HDD13内に格納されたトラックのピークレベルのうち、最大のピークレベルを基準レベルとし、各アルバムのピークレベルをこの補正基準に揃えるように引き上げて補正する。この場合、レベル補正機能を無効化したときは、全てのオーディオファイルの音量レベルが現状の音量レベルの同等以下となり、有効化したときは、全てのオーディオファイルの音量レベルが現状の音量レベルの同等以上となることが予想できる。ユーザはモード切替手段の切替により音量レベルの変化をある程度予想できるため、切り替え時にユーザに不快感を与えるのを抑制できる。
また、オーディオ装置1は、新たなアルバムを構成する複数のオーディオファイルを随時HDD13に登録できるため、基準レベルPLmaxが随時変更され得る。そこで、オーディオ装置1は、選択されたトラックTnの再生指示を受けたときに、基準レベルPLmaxを特定し、特定された基準レベルPLmaxに基づいてレベル補正量Vxを決定する。要するに、トラックを再生するごとに、基準レベルPLmaxを特定し、レベル補正量Vxを決定する。そのため、最新の基準レベルPLmaxに基づいて音量レベルを補正できる。
さらに、オーディオ装置1は、選択トラックTnの再生指示を受けたとき、レベル補正機能が有効か否かにかかわらず、上述のレベル補正処理を実行し、レベル補正量Vxを決定してメモリ12に格納する(S28)。そして、レベル補正量Vxをメモリ12に格納した後、レベル補正機能が有効であるか否かを判断する(S29)。レベル補正量Vxをメモリ12に格納した後、再生レベル補正機能を確認するのは、再生途中でレベル補正機能が無効から有効に切り替わったときに、マイコン11に負荷を掛けることなく再生レベルの補正を速やかに実行できるようにするためである。以下、再生途中でレベル補正機能が無効から有効に切り替えられた場合のレベル補正処理について説明する。
[再生中における再生レベル補正処理]
図6を参照して、選択トラックTnを再生している間、マイコン11は、補正フラグを監視する(S41)。補正フラグが切り替わったとき(S41でYES)、マイコン11は、補正フラグがオンになっているか否かを判断する(S42)。補正フラグがオンになっている場合(S42でYES)、マイコン11は、図4中のステップS28でメモリ12に格納されたレベル補正量Vxを読み出し(S43)、式(2)に基づいて再生レベルを決定し(S45)、決定された再生レベルに補正するよう再生レベル調整部17に指示する(S46)。再生レベル調整部17は、D/Aコンバータ16から出力された信号を、指示された再生レベルに補正して、スピーカ18に出力する。
このように、オーディオ装置1は、再生レベル補正機能の有効無効を問わず、再生開始時に予めレベル補正量Vxを決定し、メモリ12に格納する。そのため、再生途中でレベル補正機能が無効から有効に切り替わったとき、マイコン11はレベル補正量Vxを計算する必要はなく、メモリ12内の補正量Vxを用いて速やかに再生レベルを補正できる。したがって、再生動作とともにレベル補正量Vxの算出処理を実行する必要はなく、再生動作中のマイコン11の負担を抑えることができる。
一方、ステップS42での判断の結果、補正フラグがオフとなっている場合(S42でNO)、再生途中でレベル補正機能が有効から無効に切り替わったため、マイコン11は、再生レベル=設定再生レベルとするよう再生レベル調整部17に指示する(S44)。つまり、レベル補正機能を停止する。
以上のように、オーディオ装置1は、再生途中でレベル補正機能を切り替えることができ、切替に応じてマイコン11に負荷を掛けることなく再生レベルを調整できる。
[トラック削除処理]
アルバムを構成する複数のトラックのうち所定のトラックが削除された場合、アルバムピークレベルが変化し得る。そこで、オーディオ装置1は、トラックが削除された場合、トラック削除処理にてアルバムピークレベルを更新する。
図7を参照して、オーディオ装置1内のマイコン11は、ユーザ操作により選択されたトラックTnの削除指示を受けたとき(S61でYES)、トラックテーブルを参照して、トラックTnが属するアルバムAnを特定する(S62)。続いて、選択されたトラックTnを削除する(S63)。このとき、トラックTnのオーディオファイルだけでなく、トラックテーブル上のトラックTnのレコードも削除する。
続いて、マイコン11は、ステップS62で特定されたアルバムAnのアルバムピークレベルを更新する(S64〜S66)。まず、マイコン11は、トラックテーブルを参照して、ステップS62で特定されたアルバムAnに属する複数のトラックを特定する。つまり、このとき、アルバムAnに属する複数のトラックのうち、削除されたトラックTnを除く他の複数のトラックが特定される(S64)。続いて、特定された複数のトラックのトラックピークレベルのうち、最大のトラックピークレベルを特定する(S65)。ステップS65で特定されたトラックピークレベルは、そのアルバムAn内で最大のピークレベルである。そのため、マイコン11は、アルバムテーブル内のアルバムAnのアルバムピークレベル値をステップS64で特定されたトラックピークレベル値に更新する(S66)。
以上の動作により、ユーザ操作により選択されたトラックを削除した場合、アルバムピークレベルを速やかに更新する。そのため、トラックが削除された場合であっても、最新のアルバムピークレベルに基づいて再生レベルを補正できる。
以上、本実施の形態では、アルバムを特定するための情報をアルバムIDとしたが、他の情報に基づいてアルバムを特定してもよい。たとえば、アルバムを特定するための情報として、アルバム名、アーティスト名及び登録日時をトラックテーブルに登録し、図4中のステップS24の判断を、これらの情報が全て一致するか否かで判断してもよい。
また、トラック削除処理では、トラックを削除したのち、アルバムピークレベルを更新するとしたが、たとえば、削除対象のトラックのトラックピークレベルがアルバムピークレベルと同じか否かを判断し、同じである場合のみ、ステップS64〜S66の処理を実行してもよい。削除対象のトラックのトラックピークレベルがアルバムピークレベルと異なるのであれば、削除対象のトラックを削除した後もアルバムピークレベルは変更されないからである。
また、本実施の形態では、トラックピークレベルをトラックテーブルに登録したが、トラックピークレベルをトラックテーブルに登録しなくてもよい。この場合、トラックが削除されたとき、削除されたトラックに属するアルバムを特定し、特定されたアルバムに属する他のトラックに対してサーチ処理を実行してトラックピークレベルを取得し、取得されたトラックピークレベルのうち最大のトラックピークレベルをアルバムピークレベルとしてアルバムテーブルを更新する。
本実施の形態では、再生するごとにレベル補正量を決定したが、HDD内のトラック数が変動するごとに、各トラックのレベル補正量を決定し、決定されたレベル補正量を各トラックに対応付けてHDD13内に登録しておいてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態によるオーディオ装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1中のハードディスクドライブに記録されるトラックテーブルのデータ構造を示す図である。 図1中のハードディスクドライブに記録されるアルバムテーブルのデータ構造を示す図である。 図1に示したオーディオ装置の処理のうち、ピークレベル取得処理の詳細を示すフロー図である。 図1に示したオーディオ装置の処理のうち、レベル補正処理の詳細を示す図である。 図1に示したオーディオ装置の処理のうち、再生中レベル補正処理の詳細を示すフロー図である。 図1に示したオーディオ装置の処理のうち、トラック削除処理の詳細を示すフロー図である。
符号の説明
1 オーディオ装置
11 マイコン
12 メモリ
13 HDD
14 通信部
15 光ディスクドライブ
17 再生レベル調整部
20 光ディスク
Vx レベル補正量

Claims (5)

  1. 複数のオーディオファイルを記憶するための記憶手段と、
    複数のオーディオファイルを、前記オーディオファイルが属するアルバムと対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、
    同じアルバムに属する複数のオーディオファイルの音量レベルのうち、最大の音量レベルを取得するピークレベル取得手段と、
    前記取得された最大の音量レベルを前記アルバムに対応付けて前記記憶手段に登録するアルバムピークレベル登録手段と、
    前記複数のオーディオファイルの中から選択されたオーディオファイルが属するアルバムを特定するアルバム特定手段と、
    前記特定されたアルバムに対応して登録された音量レベルを特定するアルバムピークレベル特定手段と、
    前記記憶手段に記憶された各オーディオファイルのピーク音量レベルのうち、最大のものを基準レベルとして特定する基準レベル特定手段と、
    前記基準レベルと、前記アルバムピークレベル特定手段により特定された音量レベルとに基づいて、前記選択されたオーディオファイルの再生時の音量レベルの補正量を決定する補正量決定手段と、
    前記選択されたオーディオファイルの再生時に、前記決定された補正量に基づいて、前記選択されたオーディオファイルの音量レベルを補正する再生レベル調整手段と
    前記記憶手段に記憶された複数のオーディオファイルのうち、選択されたオーディオファイルを削除する削除手段とを備え、
    前記アルバム特定手段はさらに、前記削除手段が前記選択されたオーディオファイルを削除するとき、前記選択されたオーディオファイルが属するアルバムを特定し、
    前記ピークレベル取得手段はさらに、前記特定されたアルバムに属する、前記選択されたオーディオファイルを除く他のオーディオファイルの音量レベルのうち、最大の音量レベルを取得し、
    前記アルバムピークレベル登録手段はさらに、前記特定されたアルバムに対応して登録された音量レベルを前記ピークレベル取得手段により取得された最大の音量レベルに更新することを特徴とするオーディオ装置。
  2. 請求項1に記載のオーディオ装置であってさらに、
    前記補正量決定手段により決定された補正量を記憶する補正量記憶手段と、
    音量レベル補正を有効状態又は無効状態にするモード切替手段とを備え、
    前記再生レベル調整手段は、前記モード切替手段が前記音量レベル補正を無効状態としたとき前記音量レベルの補正を停止し、前記モード切替手段が前記音量レベル補正を有効状態としたとき、前記補正量記憶手段に記憶された補正量に基づいて前記音量レベルを補正することを特徴とするオーディオ装置。
  3. 請求項2に記載のオーディオ装置であって、
    前記補正量決定手段は、前記基準レベル特定手段により特定された音量レベルと、前記アルバムピークレベル特定手段により特定された音量レベルとの差分値に基づいて、前記選択されたオーディオファイルの再生時の音量レベルの補正量を決定することを特徴とするオーディオ装置。
  4. 請求項3に記載のオーディオ装置であってさらに、
    前記選択されたオーディオファイルの再生指示を受け付ける受付手段を備え、
    前記基準レベル特定手段は、前記受付手段が前記選択されたオーディオファイルの再生指示を受けたとき、前記基準レベルを特定することを特徴とするオーディオ装置。
  5. 複数のオーディオファイルを、前記オーディオファイルが属するアルバムと対応付けて記憶手段に登録するステップと、
    同じアルバムに属する複数のオーディオファイルの音量レベルのうち、最大の音量レベルを取得するステップと、
    前記取得された最大の音量レベルを前記アルバムに対応付けて前記記憶手段に登録するステップと、
    前記複数のオーディオファイルの中から選択されたオーディオファイルが属するアルバムを特定するステップと、
    前記特定されたアルバムに対応して登録された音量レベルを特定するアルバムピークレベル特定ステップと、
    前記記憶手段に登録された各オーディオフィルのピーク音量レベルのうち、最大のものを基準レベルとして特定するステップと、
    前記基準レベルと、前記アルバムピークレベル特定ステップで特定された音量レベルとに基づいて、前記選択されたオーディオファイルの再生時の音量レベルの補正量を決定するステップと、
    前記選択されたオーディオファイルの再生時に、前記決定された補正量に基づいて、前記選択されたオーディオファイルの音量レベルを補正するステップと
    前記記憶手段に記憶された複数のオーディオファイルのうち、選択されたオーディオファイルを削除するステップとをコンピュータに実行させ、
    前記アルバムを特定するステップではさらに、前記選択されたオーディオファイルが削除されるとき、前記選択されたオーディオファイルが属するアルバムを特定し、
    前記最大の音量レベルを取得するステップではさらに、前記特定されたアルバムに属する、前記選択されたオーディオファイルを除く他のオーディオファイルの音量レベルのうち、最大の音量レベルを取得し、
    前記取得された最大の音量レベルを登録するステップではさらに、前記特定されたアルバムに対応して登録された音量レベルを、前記取得された最大の音量レベルに更新することを特徴とするプログラム。
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