JP4379501B2 - オーディオアンプの遠隔監視装置および遠隔監視用プログラム - Google Patents

オーディオアンプの遠隔監視装置および遠隔監視用プログラム Download PDF

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Description

この発明は、ネットワークに接続されている複数のオーディオアンプの動作状態を監視する遠隔監視装置および遠隔監視用プログラムに関する。
従来、コンサートホールや劇場などの音響拡声装置(PA:Public Address)や音楽製作などに使用されるプロ用のオーディオシステムがある。このオーディオシステムにおいては多くのオーディオアンプが使用される場合が多くされており、オーディオシステム内の各オーディオアンプが正常に動作していることを確認するために、各オーディオアンプを監視装置で監視するようにしている。この場合、オーディオシステムをネットワーク化して監視対象であるオーディオアンプをネットワークに接続し、監視装置が、ネットワークを介して各オーディオアンプからオーディオアンプの動作状態を表す状態情報を吸い上げて表示装置に表示するようにしている。
従来の監視装置においては、ネットワークに存在しているすべてのオーディオアンプのリストを表示したり、オーディオアンプをツリー表示するようにされている。監視装置では、表示装置に表示されたオーディオアンプのリスト表示やツリー表示から、監視したいオーディオアンプを選択することにより、選択されたオーディオアンプの状態情報を表示装置に表示させることにより、当該オーディオアンプの動作状態を把握するようにしている。
しかしながら、表示装置にオーディオアンプのリストやツリーが表示される際に、デバイスを特定するデバイスID(Identification)の番号順にオーディオアンプが表示されるため、各オーディオアンプのコンサートホールや劇場内の配置場所や役割、および、当該オーディオアンプのオーディオ出力を放音しているスピーカの配置場所や役割がわかりにくく、監視したいオーディオアンプを表示手段に表示されたリストやツリーからみつけだすのに手間がかかるという問題点があった。特に、コンサートホールや劇場などのオーディオシステムにおいては、数十台から数百台のオーディオアンプを使用することもあることから、監視したいオーディオアンプを探し出すのは困難となる。
そこで、本発明は、監視したいオーディオアンプを容易に探し出すことのできる表示を行うことができるオーディオアンプの遠隔監視装置および遠隔監視用プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のオーディオアンプの遠隔監視装置は、各々のアンプが属するグループを表す情報であるグループナンバを各アンプから収集して、収集されたグループナンバに従ってネットワークに直接あるいは間接に接続されている複数のアンプのツリー表示を表示手段に表示させることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、各々のアンプが属するグループを表す情報であるグループナンバを各アンプから収集して、収集されたグループナンバに従ってネットワークに直接あるいは間接に接続されている複数のアンプのツリー表示を表示手段に表示させており、グループはアンプが積まれているラック、オーディオアンプに接続されているスピーカの配置場所別や役割別の観点の異なる複数のグループとすることができ、表示手段にいずれかのグループの観点に従うツリー表示がなされることから、容易に監視したいオーディオアンプを探し出すことができるようになる。
本発明の実施例にかかる遠隔監視装置を備えるオーディオシステム1Aの構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示すオーディオシステム1Aは、遠隔監視装置として機能するパーソナルコンピュータ(PC)1が接続されているネットワーク4を備えている。ネットワーク4は、一般的に用いられているイーサネットにより構築されている。PC1には本発明の実施例にかかる遠隔監視用プログラムがインストールされており、PC1において遠隔監視用プログラムを起動することにより、オーディオシステム1Aにおける全てのアンプを監視対象としてネットワーク4を介して監視することができるようにされている。この場合、オーディオシステム1Aには、オーディオアンプである新アンプ6a、6bと旧アンプ7a、7bとが設けられている。新アンプ6a、6bはネットワーク4に接続できるインタフェースを備え、ネットワーク4に直接接続されている。一方、旧アンプ7a、7bはネットワーク4に接続できるインタフェースを備えておらず、ネットワーク4に接続することができない。そこで、旧アンプ7a、7bとネットワーク4との間にACD5を接続して、旧アンプ7a、7bをネットワーク4に接続する仲介をACD5により行うようにしている。これにより、オーディオシステム1Aにおける全てのアンプである新アンプ6a、6bおよび旧アンプ7a、7bを、PC1がネットワーク4を介して監視することができるようになる。
以下に、PC1がネットワーク4を介してオーディオシステム1Aにおける全てのアンプを監視する詳細を説明する。
ネットワーク4は、コンピュータネットワークの規格の一つであって一般的に用いられているイーサネット (Ethernet) により構築されており、イーサネットはOSI参照モデルの下位二つの層である物理層およびデータリンク層で規定されている。なお、ネットワーク4を、イーサネットとTCP/IPプロトコルを組合せたLAN(Local Area Network)で構築することもできる。このネットワーク4には、マイク3a、3b、3c、・・・、3nからのオーディオ信号をミキシングして出力するミキサ(MIX)2と、ネットワーク4に接続するインタフェース(イーサネット端子)を備えていない旧アンプ7a、7bをネットワーク4に接続するためのデバイスであるACD(Amp Control Device)5と、ネットワーク4に接続できるイーサネット端子を備えている新アンプ6a、6bとがそれぞれイーサネットケーブルを介して接続されている。
旧アンプ7a、7bはイーサネット端子は備えていないものの、シリアルポートを備えていることから、旧アンプ7a,7bとACD5とは双方のシリアルポートに接続されたシリアルケーブルを介して通信を行うことができる。すなわち、ACD5はシリアル−イーサネット変換を行うことで、旧アンプ7a,7bをネットワーク4に接続している。この場合、ネットワーク4から見ると旧アンプ7a、7bが見かけ上ネットワーク4に接続されているように見える。なお、MIX2にはマイク3a〜3nがオーディオケーブルを介して接続されている。また、旧アンプ7aにはスピーカ(SP)8a、8bがオーディオケーブルを介して接続されており、旧アンプ7bにはスピーカ(SP)8c、8dがオーディオケーブルを介して接続されている。さらに、新アンプ6aにはスピーカ(SP)8e、8fがオーディオケーブルを介して接続されており、新アンプ6bにはスピーカ(SP)8g、8hがオーディオケーブルを介して接続されている。図1に示すオーディオシステム1Aにおいては各ブロックがデバイスとなり、これらのデバイスはコンサートホールや劇場内に分散して配置される。
オーディオシステム1Aにおけるデバイス間においては、オーディオケーブルを介してオーディオ信号が伝達されるようにされ、ネットワーク4を介して制御情報が伝達されるようにされている。すなわち、図示していないがMIX4と新アンプ6a、6bおよび旧アンプ7a、7bとはオーディオケーブルを介して接続されている。これらのオーディオケーブルを介してマイク3a〜3nからのオーディオ信号がMIX2に入力されてミキシングされ、ミキシング出力がそれぞれ新アンプ6a、6bおよび旧アンプ7a、7bにMIX2から供給される。そして、新アンプ6a、6bおよび旧アンプ7a、7bから出力されるオーディオ信号がスピーカ8a〜8hにオーディオケーブルを介して供給されて放音されるようになされている。
PC1,MIX2,ACD5および新アンプ6a、6bが接続されるネットワーク4はイーサネットのハブであり、PC1、MIX2、ACD5、新アンプ6a、新アンプ6bにはそれぞれ一意のIPアドレスがネットワーク4により設定されている。ネットワーク4では制御情報が伝達され、PC1とACD5および新アンプ6a、6bとの間で制御情報が授受される。授受される制御情報としては、イーサネット通信を行うに必要なACD5および新アンプ6a、6bのデバイスID(Identification)およびデバイス名の情報と、デバイスが属するグループのグループナンバの情報およびデバイスの動作状態を表す状態情報とされる。PC1には、遠隔監視用プログラムがインストールされており、PC1において遠隔監視用プログラムが起動されると、PC1はネットワーク4に接続されているデバイスであるACD5と新アンプ6a、6bからそれぞれデバイス情報を取得する要求をネットワーク4を介して行う。この要求に従ってネットワーク4を介して各デバイスから受け取ったデバイス情報に基づいて、PC1はプロジェクトファイルを作成する。この場合、ACD5のデバイス情報には、旧アンプ7a、7bとシリアル通信を行うことにより取得した旧アンプ7a、7bのデバイス情報が含まれている。プロジェクトファイルは、デバイス情報とグループ名とから構成される。グループは、観点を異ならせたアンプ群の複数のグループでありアンプの配置を観点としたグループやアンプの役割を観点としたグループ、および、グループの観点をユーザが定義するユーザ定義グループがある。アンプの配置を観点としたグループとしては、アンプが積まれているラックのラックグループがあり、アンプの役割を観点としたグループとしては、アンプに接続されているスピーカの役割別のフィードストラクチャグループがある。これらのグループのグループ名はPC1において設定することができる。
このように、いくつかの観点を異ならせたアンプ群の複数のグループとするのは、図1に示すオーディオシステム1Aでは合計4台のアンプしか備えていないが、実際のコンサートホールや演劇場などのオーディオシステムにおいては、数十台から数百台のオーディオアンプを使用することもあることから、観点を異ならせることで目的とするアンプに到達できるようにするためである。
そして、PC1において遠隔監視用プログラムが起動されてプロジェクトファイルが作成されると、ネットワーク4に存在する監視対象である全てのアンプがツリー表示されるようになるが、デフォルトのグループあるいは選択されたグループの観点でグループ化されたアンプ群がツリー表示される。表示される際には、監視対象である全てのアンプにおける選択されたグループのグループナンバがプロジェクトファイルからPC1により取り出されて、グループナンバに従って監視対象であるアンプ群がツリー表示されるようになる。以下に、グループの観点に従って表示されるツリー表示について詳細に説明する。
まず、PC1の構成を示すブロック図を図2に示す。
図2において、CPU(Central Processing Unit)10はPC1の全体の動作を制御すると共に、遠隔監視用プログラムや制御用プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。ROM(Read Only Memory)11には、CPU10が実行する遠隔監視用プログラムや制御用プログラム等の動作ソフトウェアが格納されており、RAM(Random Access Memory)12には、CPU10のワークエリアや各デバイスから取得した遠隔監視用のデバイス情報や状態情報および作成されたプロジェクトファイルを記憶する記憶エリアが設定されている。このROM11をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、遠隔監視用プログラムや動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。なお、図示されていないがハードディスク装置等の大容量記憶装置を備えており大容量記憶装置にオペレーションシステム等の基本ソフトウェアやアプリケーション等のソフトウェアが記憶されている。
表示制御回路14は、起動されたアプリケーションに応じたアプリケーション画面を液晶表示器(LCD)等の表示器13に表示させており、遠隔監視用プログラムが起動された際には監視用画面が表示器13に表示される。操作検出回路16は、PC1に設けられているキーボードやマウス等の操作子15を走査することによって操作子15のイベントを検出して、イベントのあった操作子15に対応するイベント出力を出力している。ネットワーク通信インターフェース(I/F)17は、イーサネットのインタフェースでありネットワーク通信ケーブル(イーサネットケーブル)を介してネットワーク4に接続され、ネットワーク4に存在するデバイスと通信を行うことにより、PC1はデバイスからデバイス情報や状態情報を授受することができる。このインタフェース17を介してPC1と各デバイスとが論理的に接続される。これらの各部はバス10aに接続されて、バス10aを介してデータの授受を行っている。
次に、新アンプ6の構成を示すブロック図を図3に示す。
図3において、CPU20は新アンプ6の全体の動作を制御すると共に、アンプ制御用プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。ROM21には、CPU20が実行するアンプ制御用プログラム等の動作ソフトウェアが格納されており、RAM22には、CPU20のワークエリアや自機のデバイス情報や状態情報等のデータを記憶する記憶エリアが設定されている。このROM21をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。表示制御回路24は、入力レベルおよび出力レベルやアンプ設定画面等を液晶表示器(LCD)等の表示器23に表示させている。操作検出回路26は、新アンプ6に設けられているアッテネータ等の操作子25を走査することによって操作子25のイベントを検出して、イベントのあった操作子25に対応するイベント出力を出力している。
ネットワーク通信I/F27は、イーサネットのインタフェースでありネットワーク通信ケーブル(イーサネットケーブル)を介してネットワーク4に接続される。このインタフェース27を介してPC1と論理的に接続される。オーディオ入力インタフェース(I/F)28aは、オーディオ信号を入力するインタフェースであり、オーディオ入力ケーブルを介してMIX2に接続されて、MIX2からオーディオ信号が入力されるようになる。オーディオ出力インタフェース(I/F)28bは、新アンプ6により増幅されたオーディオ信号をスピーカに出力するインタフェースであり、オーディオ出力ケーブルを介してスピーカに接続されて、スピーカからオーディオ信号が放音されるようになる。DSP(Digital Signal Processor)29は、CPU20の制御の基で入力されたオーディオ信号を増幅したり周波数帯域を分割する信号処理を行っている。また、スピーカのインピーダンス値をモニタしており、インピーダンス値によりスピーカの動作状況を確認することができる。これらの各部はバス20aに接続されて、バス20aを介してデータの授受を行っている。
次に、ACD5の構成を示すブロック図を図4に示す。
図4において、CPU30はACD5の全体の動作を制御すると共に、シリアル−イーサネット変換用プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。ROM31には、CPU30が実行する変換用プログラム等の動作ソフトウェアが格納されており、RAM32には、CPU30のワークエリアや旧アンプ7a、7bから取得したデバイス情報や状態情報等のデータを記憶する記憶エリアが設定されている。このROM31をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。表示制御回路34は、変換制御・設定画面を液晶表示器(LCD)等の表示器33に表示させている。操作検出回路36は、ACD5に設けられている操作子35を走査することによって操作子35のイベントを検出して、イベントのあった操作子35に対応するイベント出力を出力している。
ネットワーク通信I/F37は、イーサネットのインタフェースでありネットワーク通信ケーブル(イーサネットケーブル)を介してネットワーク4に接続される。このインタフェース37を介してPC1と論理的に接続される。デバイス通信インタフェース(I/F)38は、シリアル通信のインタフェースでありイーサネット端子を備えていない旧アンプ7a、7bとデバイス通信ケーブル(シリアルケーブル)を介して旧アンプ7a、7bに接続される。これらの各部はバス30aに接続されて、バス30aを介してデータの授受を行っている。
次に、遠隔監視用プログラムが起動された際にPC1において作成されるプロジェクトファイルのデータ構造を図5に示す。図5に示すプロジェクトファイルは1ネットワーク分のプロジェクトファイルとされる。
プロジェクトファイルは、図5に示すようにネットワーク4に接続されている新アンプ6a、6bとACD5とから取得したデバイス情報と、グループ名とから構成される。すなわち、図5に示すようにデバイス情報は「新AMP1(新アンプ6a)」「新AMP2(新アンプ6b)」および「ACD」からなり、グループ名は「rack」「feedst」「ud1」「ud2」とされている。グループ「rack」は観点をアンプが積まれているラックとしたグループであり、グループ「feedst」は観点をアンプに接続されているスピーカのエリア別・役割別とされるフィードストラクチャとしたグループである。また、グループ「ud1」「ud2」は観点をユーザが定義したグループである。この場合、監視対象とされるアンプが第3階層に位置するグループに属している場合は、グループ名は[第1階層の名前]と[第2階層の名前]と[第3階層の名前]とから構成される。
次に、プロジェクトファイルにおける「新AMP1(新アンプ6a)」「新AMP2(新アンプ6b)」のデバイス情報のデータ構造を図6に示す。新AMP1と新AMP2のデバイス情報のデータ構造は同一とされていることから、新アンプ6a、6bを新アンプ6と表記し図6に新アンプ6の1台分のデバイス情報を示すものとする。なお、このデバイス情報は新アンプ6a、6bにも記録されている。
新アンプ6のデバイス情報には、図6に示すようにデバイス毎に割り当てられるユニークな固定の識別番号であるMACアドレスと、IP(Internet Protocol)プロトコルで使用するための32ビットのアドレス情報であるIPアドレスが含まれている。データの授受を行う際に、MACアドレスとIPアドレスにより送り先のデバイスを指定することができる。また、デバイス情報には、新アンプ6が有している固定とされる出力ch数と新アンプ6の機種を示すデバイスID、デバイス名、新アンプ6が属しているエリアのエリアID、そのエリアのエリア名およびグループナンバが含まれている。新アンプ6が2chを備えている場合のグループナンバの例が図6に示されており、グループナンバは、グループ「rack」、グループ「feedst(ch1)」、グループ「feedst(ch2)」、グループ「ud1(ch1)」、グループ「ud1(ch2)」、グループ「ud2(ch1)」、グループ「ud2(ch2)」のそれぞれのグループナンバから構成されている。この場合、新アンプ6が第3階層に位置するグループに属している場合のグループナンバは、[第1階層の番号]と[第2階層の番号]と[第3階層の番号]とから構成される。
次に、ACD5に記録されているデバイス情報のデータ構造を図7に示す。図7に示すデバイス情報は1台のACD5のデバイス情報とされる。
ACD5のデバイス情報には、図7に示すようにMACアドレス、IPアドレス、デバイスID、デバイス名、エリアID、エリア名およびACD5に接続されている旧アンプ7のデバイス情報から構成されている。この場合、図1に示すオーディオシステム1Aの構成とされている場合は、デバイス情報は「旧AMP1(旧アンプ7a)」と「旧AMP2(旧アンプ7b)」のデバイス情報とされる。旧AMP1と旧AMP2のデバイス情報のデータ構造は同一とされており、旧AMP1のデバイス情報のデータ構造が図7に示されている。
旧AMP1のデバイス情報は、旧アンプ7aが有している固定とされる出力ch数と旧アンプ7aの機種を示すデバイスID、デバイス名、旧アンプ7aが属しているエリアのエリアID、そのエリアのエリア名およびグループナンバが含まれている。旧アンプ7aが2chを備えている場合のグループナンバの例が図7に示されており、グループナンバは、グループ「rack」、グループ「feedst(ch1)」、グループ「feedst(ch2)」、グループ「ud1(ch1)」、グループ「ud1(ch2)」、グループ「ud2(ch1)」、グループ「ud2(ch2)」のそれぞれのグループナンバから構成されている。この場合、旧アンプ7aがグループにおいて第3階層に位置している場合のグループナンバは、[第1階層の番号]と[第2階層の番号]と[第3階層の番号]とから構成される。
次に、PC1が実行するラックツリー表示処理のフローチャートを図8に示す。
ラックツリー表示処理は、PC1の表示器13に表示された監視用画面においてアンプの配置を観点とするグループ「rack」でツリー表示を行うラックツリー表示が選択された際に起動され、ステップS10にてプロジェクトファイルからラックツリーの表示を行うデータが読み出される。すなわち、プロジェクトファイルにおけるデバイス情報の内の「新AMP1(新アンプ6a)」「新AMP2(新アンプ6b)」のデバイス情報から「デバイスID」、「デバイス名」、「エリアID」、「エリア名」、「グループナンバ」の情報を取り出す。ただし、グループナンバはグループ「rack」のグループナンバが取り出され、取り出されたグループナンバは当該アンプがどのラックに属しているかを示している。また、デバイス情報の内の「ACD」のデバイス情報から「デバイスID」、「デバイス名」、「エリアID」、「エリア名」、「デバイス情報」の情報を取り出す。このデバイス情報は「旧AMP1(旧アンプ7a)」と「旧AMP2(旧アンプ7b)」のデバイス情報とされ、「旧AMP1(旧アンプ7a)」と「旧AMP2(旧アンプ7b)」のデバイス情報から「デバイスID」、「デバイス名」、「グループナンバ」の情報を取り出す。ただし、グループナンバはグループ「rack」のグループナンバが取り出され、取り出されたグループナンバから当該アンプがどのラックに属しているかが分かる。
次いで、ステップS11にてラックツリーが作成される。このステップでは、ステップS10において取り出された情報からエリアIDを参照して、同じエリアIDを有している同じエリアに属するアンプ群にまとめ、各エリアに属しているアンプ各々のグループナンバを参照し、第1階層のグループ毎のアンプ群にまとめ、さらに次の階層のグループのアンプ群にまとめることを最終の階層であるラックのグループまで行い、各ラック毎に属するアンプをデバイス名順で並べることによりラックツリーが作成される。そして、ステップS12にて表示器13に作成されたラックツリーが表示されてラックツリー表示処理は終了する。ラックツリーを表示する際には、取り出した「グループナンバ」をプロジェクトファイルから読み出したグループナンバに対応するグループ名に変換して各階層のグループ名を表示する。
ラックツリー表示処理が行われることにより表示器13に表示されたラックツリーの表示例を図9に示す。
図9に示すように監視用画面40はツリー表示部42と状態表示部43との表示部と、ツリー表示部42に表示するツリータイプを選択する複数のタブ41とから構成される。図9においては、ツリータイプとして「Rack」のタブ41が選択されて上述したラックツリー表示処理が実行され、ツリー表示部42にラックツリーが表示されている。ツリー表示部42には、エリア名「Area−1」のエリアに属するアンプ群がツリー表示されており、ツリー表示における第1階層の2グループのグループ名が「001 FOH」および「Monitor」とされている。また、グループ「001 FOH」を展開した第2階層の3グループのグループ名が「Stage L」「Stage R」「Operator」とされている。ここで、「FOH」とはFront Of Houseの略であり舞台等の前に位置するオペレータ室を意味していると共に、「Stage L」「Stage R」は舞台の左と右を意味しており、グループが配置別のグループとされていることが分かる。
さらに、グループ「Stage L」を展開した第3階層の2グループのグループ名が「001 Rack #1」「002 Rack #2」とされている。そして、グループ「001 Rack #1」が展開されてグループ「001 Rack #1」に「001:001 Tx6n」「001:002 Tx6n」の2台のアンプが属していることが表示されている。すなわち、「001 Rack #1」「002 Rack #2」はラック名であり、ラック「001 Rack #1」に「001:001 Tx6n」「001:002 Tx6n」の2台のアンプが積まれていることが分かる。なお、「001:001 Tx6n」における先頭の「001」が当該アンプのデバイスIDであり、「001 Tx6n」がデバイス名である。また、ラックツリー表示では、アンプが有するチャンネル毎の表示は行われない。このように、ラックツリー表示では各アンプを属するラックの配置別毎のグループで表示することができることから、上位の階層のグループから下位の階層のグループをたどっていくことにより、容易に目的とする監視対象のアンプを探し出すことができる。探し出したアンプを図9に示すように選択(白抜きで表示)すると選択された「001:001 Tx6n」のアンプの状態表示が状態表示部43に表示されるようになる。状態表示部43に表示される項目としては、選択したアンプのパワースイッチ、入力レベルおよび出力レベル、ヒートシンクの温度等とされる。これらの項目をモニタリングすることにより当該アンプの動作状態を確認することができる。なお、アンプが複数チャンネルを有しているときは、表示される項目において平均値、最大値あるいは最小値が表示される。なお、図9に示すラックツリー表示において、「□」の中に「+」が記入されている記号の上でクリックすると、その下の階層に展開されてツリー表示されるようになる。
ここで、グループナンバの具体例について図9に示すラックツリー表示を参照して説明すると、ツリー表示における第1階層のグループ「001 FOH」のグループナンバは例えば「1」、グループ「Monitor」のグループナンバは「2」とされる。そして、グループ「001 FOH」を展開した第2階層のグループ「Stage L」のグループナンバは「1−1」、グループ「Stage R」のグループナンバは「1−2」、グループ「Operator」のグループナンバは「1−3」とされる。さらに、グループ「Stage L」を展開した第3階層のグループ「001 Rack #1」のグループナンバは「1−1−1」、グループ「002 Rack #2」のグループナンバは「1−1−2」とされる。ツリー表示部42に表示される際には、プロジェクトファイルにおけるグループ名のリストを参照して各グループナンバが上記グループ名に変換されて表示されるようになる。
ところで、ラックツリー表示に限らず、監視用画面40のツリー表示部42にツリー表示されたアンプのいずれかを選択すると、上記したように選択されたアンプの状態表示が状態表示部43に表示されるようになる。この場合、PC1は選択されたアンプに状態情報を要求し、アンプから状態情報を取得して状態表示部43に表示するようにしている。この処理を行う際にPC1で実行される状態情報の表示処理のフローチャートを図10に示す。また、選択されたアンプが新アンプ6aあるいは新アンプ6bの場合に選択された新アンプで実行される状態情報の送信処理のフローチャートを図11に示し、選択されたアンプが旧アンプ7aあるいは旧アンプ7bの場合にACD5で実行される状態情報の送信処理のフローチャートを図12に示す。
まず、図11に示す状態情報の送信処理を説明するが、この状態情報の送信処理は、PC1から新アンプ6aあるいは新アンプ6bに状態情報が要求された際に要求された新アンプ6aあるいは新アンプ6bで起動される。起動されると、ステップS30にて自機に記録されている状態情報をPC1に送信し、状態情報の送信処理は終了する。
また、図12に示す状態情報の送信処理は、PC1から旧アンプ7aあるいは旧アンプ7bに状態情報が要求された際にACD5で起動される。起動されると、ステップS40にて要求された旧アンプ7aあるいは旧アンプ7bから記録されている状態情報を取得する。次いで、ステップS41にて取得した要求されたアンプの状態情報をPC1に送信し、状態情報の送信処理は終了する。
図10に示す状態情報の表示処理は、監視用画面40のツリー表示部42にツリー表示されたアンプのいずれかが選択された際に起動され、ステップS20にて選択されたアンプに状態情報の送信を要求する。これにより、図11あるいは図12に示す上述した状態情報の送信処理が実行されて、PC1は選択されたアンプの状態情報を受信する。次いで、受信した状態情報を監視用画面40の状態表示部43に表示し、状態情報の表示処理は終了する。
状態表示部43に表示される項目としては、選択したアンプのパワースイッチ、入力レベルおよび出力レベル、ヒートシンクの温度等に加えて過大入力によるリミッタ動作、出力保護回路の動作や出力負荷(アンプに接続されているスピーカのインピーダンス値)の項目を表示することもできる。これらの項目をモニタリングすることによりアンプの動作状態を確認することができる。また、状態表示部43においてパワースイッチのオン/オフ操作、アッテネータの設定操作やミュートのオン/オフの操作を行うことができる。
次に、PC1が実行するフィードストラクチャツリー表示処理のフローチャートを図13に示す。
フィードストラクチャツリー表示処理は、PC1の表示器13に表示された監視用画面40において「FeedSt.」のタブ41が選択されてアンプの役割を観点とするグループ「feedst」でツリー表示を行う際に起動され、ステップS50にてプロジェクトファイルからフィードストラクチャツリーの表示を行うデータが読み出される。すなわち、プロジェクトファイルにおけるデバイス情報の内の「新AMP1(新アンプ6a)」「新AMP2(新アンプ6b)」のデバイス情報から「デバイスID」ないし「グループナンバ」の情報を取り出す。ただし、グループナンバはグループ「feedst」のグループナンバがチャンネル毎に取り出され、取り出されたグループナンバから当該アンプにどのスピーカが接続されているかが分かる。また、デバイス情報の内の「ACD」のデバイス情報から「デバイスID」ないし「デバイス情報」の情報を取り出す。このデバイス情報は「旧AMP1(旧アンプ7a)」と「旧AMP2(旧アンプ7b)」のデバイス情報とされ、「旧AMP1(旧アンプ7a)」と「旧AMP2(旧アンプ7b)」のデバイス情報から「デバイスID」ないし「グループナンバ」の情報を取り出す。ただし、グループナンバはグループ「feedst」のグループナンバがチャンネル毎に取り出され、取り出されたグループナンバから当該アンプにどのスピーカが接続されているかが分かる。
次いで、ステップS51にてフィードストラクチャツリーが作成される。このステップでは、ステップS50において取り出された情報からエリアIDを参照して、同じエリアIDを有している同じエリアに属するアンプ群にまとめ、各エリアに属しているアンプ各々のグループナンバを参照し、第1階層のグループ毎のアンプ群にまとめ、さらに次の階層のグループのアンプ群にまとめることを最終の階層まで行い、各最終の階層毎に属するアンプをデバイス名およびチャンネルナンバ順で並べることにより、各スピーカに対応するアンプのチャンネルが表示されるフィードストラクチャツリーが作成される。そして、ステップS52にて表示器13に作成されたフィードストラクチャツリーが表示されてフィードストラクチャツリー表示処理は終了する。フィードストラクチャツリーを表示する際には、取り出した「グループナンバ」をプロジェクトファイルから読み出したグループナンバに対応するグループ名に変換して各階層のグループを表示する。
次に、フィードストラクチャツリー表示処理が行われることにより表示器13に表示されたフィードストラクチャツリーの表示例を図14に示す。
図14に示す監視用画面40において、ツリータイプとして「FeedSt.」のタブ41が選択されて上述したフィードストラクチャツリー表示処理が実行され、ツリー表示部42にフィードストラクチャツリーが表示されている。ツリー表示部42には、エリア名「Area−1」のエリアに属するアンプ群がツリー表示されており、ツリー表示における第1階層の3グループのグループ名が「001 FOH Left」「002 FOH Right」および「003 Delay Left」とされている。そして、グループ「001 FOH Left」を展開した第2階層の3グループのグループ名がツィータ用の「001 High」、スコーカ用の「001 Mid」、ウーファ用の「001 Low」とされている。このように、グループがアンプの役割別のグループとされていることが分かる。
さらに、グループ「001 High」を展開した第3階層の2グループのグループ名が「001:1/2」「002:3/4」とされている。そして、グループ「001:1/2」が展開されてグループ「001:1/2」に「001:001 Tx6n CH1」「001:002 Tx6n CH2」の2チャンネルが属していることが表示されている。すなわち、「001:1/2」「002:3/4」はそれぞれ2チャンネルを有するグループ名であり、アンプ「001:1/2」のチャンネル「001:001 Tx6n CH1」がHigh用スピーカ(ツィータ)に接続されていると共に、チャンネル「001:002 Tx6n CH2」もHigh用スピーカ(ツィータ)に接続されていることが分かる。なお、「001:001 Tx6n CH1」における先頭の「001」が当該アンプのデバイスIDであり、「001 Tx6n」がデバイス名であり、「CH1」がチャンネルナンバである。
このように、フィードストラクチャツリー表示では、スピーカに対応するチャンネル毎のツリー表示が行われる。フィードストラクチャツリー表示ではスピーカに対応するチャンネルでアンプを表示することができることから、上位の階層のグループから下位の階層のグループをたどっていくことにより、容易に目的とする監視対象のアンプを探し出すことができる。探し出したアンプを図14に示すように選択(白抜きで表示)すると選択された「001:001 Tx6n CH1」のチャンネルの状態表示が状態表示部43に表示されるようになる。状態表示部43に表示される項目としては、選択したアンプのチャンネルのパワースイッチ、入力レベルおよび出力レベル、ヒートシンクの温度等とされる。これらの項目をモニタリングすることによりアンプのチャンネル毎の動作状態を確認することができる。また、図14に示すフィードストラクチャツリー表示において、「□」の中に「+」が記入されている記号の上でクリックすると、その下の階層に展開されてツリー表示されるようになる。
なお、図9に示すラックツリー表示および図14に示すフィードストラクチャツリー表示では、各階層のグループのグループ名に前置して二重とされた矩形のアイコンが表示されているが、このアイコンの表示色を階層毎に異ならせてそのグループがどの階層に属しているかを容易に把握できるようにしても良い。また、ラックツリー表示およびフィードストラクチャツリー表示では、ACD5は表示されないため見やすい表示とすることができる。
上記したように、本発明にかかる遠隔監視装置であるPC1においては、アンプの配置(ラック)を観点としたラックツリー表示と、アンプの役割を観点としたフィードストラクチャツリー表示とが用意されて、ユーザが選択したツリー表示が行われる。このため、利用目的に応じた最適なツリー表示を行うことができ、監視したいアンプを容易に表示されたツリーから見つけ出すことができるようになる。従って、監視したいアンプの選択を簡易に行うことができて、アンプの監視に手間がかからなくなる。この場合、アンプが積まれているラックを観点としたラックツリー表示によりアンプの配置を簡単に確認できるようになり、例えば問題の発生したアンプの配置を簡単に見つけ出すことができるようになる。また、フィードストラクチャツリー表示により、希望のスピーカが接続されているアンプおよびそのチャンネルを容易に見つけ出して監視することができるようになる。
次に、PC1が実行するデバイスツリー表示処理のフローチャートを図15に示す。
デバイスツリー表示処理は、PC1の表示器13に表示された監視用画面40において「Device」のタブ41が選択された際に起動され、ステップS60にてプロジェクトファイルからデバイスツリーの表示を行うデータが読み出される。すなわち、プロジェクトファイルにおけるデバイス情報の内の「新AMP1(新アンプ6a)」「新AMP2(新アンプ6b)」のデバイス情報から「デバイスID」ないし「エリア名」の情報を取り出す。また、デバイス情報の内の「ACD」のデバイス情報から「デバイスID」ないし「デバイス情報」の情報を取り出す。このデバイス情報は「旧AMP1(旧アンプ7a)」と「旧AMP2(旧アンプ7b)」のデバイス情報とされ、「旧AMP1(旧アンプ7a)」と「旧AMP2(旧アンプ7b)」のデバイス情報から「デバイスID」ないし「デバイス名」の情報を取り出す。このように、デバイスツリー表示処理ではデバイス情報からグループナンバは取り出さない。
次いで、ステップS61にてデバイスツリーが作成される。このステップでは、ステップS60において取り出された情報からエリアIDを参照して、同じエリアIDを有している同じエリアに属するアンプ群にまとめ、各エリア毎に属するアンプを並べることによりデバイスツリーが作成される。そして、ステップS62にて表示器13に作成されたデバイスツリーが表示されてデバイスツリー表示処理は終了する。デバイスツリーを表示する際には、取り出した「エリア名」および「デバイス名」が表示される。
次に、デバイスツリー表示処理が行われることにより表示器13に表示されたデバイスツリーの表示例を図16に示す。
図16に示す監視用画面40において、ツリータイプとして「Device」のタブ41が選択されて上述したデバイスツリー表示処理が実行され、ツリー表示部42にデバイスツリーが表示されている。ツリー表示部42には、エリア名「Area−1」のエリアに属するアンプと、エリア名「Area−2」のエリアに属するアンプとがツリー表示されている。このツリー表示では、「Area−1」のエリアにアンプ「Tx6n」「Tx4n」「Tx6n」の3台のアンプが属していると共に、「ACD1」が属していることが表示されている。この「ACD1」には、アンプ「Tx6n」「Tx6n」の2台のアンプが属していることが表示されている。また、「Area−2」のエリアにアンプ「Tx6n」「Tx6n」「Tx6n」の3台のアンプが属していることが表示されている。このように、デバイスツリー表示ではACD5が表示されると共にアンプがエリア別に表示される。デバイスツリー表示においてアンプのいずれかを図16に示すように選択(白抜きで表示)すると選択された「Area−1」のエリアに属するアンプ「Tx6n」の状態表示が状態表示部43に表示されるようになる。状態表示部43に表示される項目としては、選択したアンプのチャンネルのパワースイッチ、入力レベルおよび出力レベル、ヒートシンクの温度等とされる。これらの項目をモニタリングすることによりアンプのチャンネル毎の動作状態を確認することができる。
次に、PC1においてプロジェクトファイルを作成するプロジェクトファイルの作成処理のフローチャートを図17に示す。プロジェクトファイルを作成する際には、PC1はネットワーク4に接続されている各デバイスにデバイス情報を要求し、各デバイスからデバイス情報を取得してプロジェクトファイルを作成するようにしている。この処理を行う際に新アンプ6aおよび新アンプ6bで実行されるデバイス情報の送信処理のフローチャートを図18に示し、ACD5で実行されるデバイス情報の送信処理のフローチャートを図19に示す。
まず、図18に示すデバイス情報の送信処理を説明するが、このデバイス情報の送信処理は、PC1から新アンプ6aおよび新アンプ6bにデバイス情報を要求された際に要求された新アンプ6aおよび新アンプ6bで起動される。起動されると、ステップS80にて自機に記録されている図6に示すデバイス情報の全てをPC1に送信し、デバイス情報の送信処理は終了する。
また、図19に示すデバイス情報の送信処理は、PC1からACD5にデバイス情報を要求された際にACD5で起動される。起動されると、ステップS90にて旧アンプ7aおよび旧アンプ7bから記録されているデバイス情報を取得する。次いで、ステップS91にて取得した旧アンプ7aおよび旧アンプ7bのデバイス情報を含む図7に示すデバイス情報の全てをPC1に送信し、デバイス情報の送信処理は終了する。
図17に示すプロジェクトファイルの作成処理は、PC1において遠隔監視用プログラムが起動された際に起動され、ステップS70にてネットワーク4に接続されている各デバイスに状態情報の送信を要求する。これにより、図18あるいは図19に示す上述したデバイス情報の送信処理が実行されて、PC1はネットワーク4に接続されている各デバイスのデバイス情報を受信する。次いで、受信したデバイス情報に基づいて図5に示すプロジェクトファイルが作成されて、プロジェクトファイルの作成処理は終了する。
以上説明した本発明において、ACDは1台設けるようにしたが複数台のACDを設けるようにしても良い。この場合、ACDは例えば8台までの旧アンプを接続できる。また、ネットワークには制御情報を流すようにしたが、オーディオ信号と制御情報をネットワークに流すようにしても良い。さらに、ネットワークはイーサネットとしたがLANにより構築するようにしても良い。
本発明の実施例にかかる遠隔監視装置を備えるオーディオシステムの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる遠隔監視装置であるPCの構成を示すブロック図である。 本発明にかかるオーディオシステムにおける新アンプの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる遠隔監視装置におけるACDの構成を示すブロック図である。 本発明にかかるオーディオシステムにおけるプロジェクトファイルのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるオーディオシステムにおける新アンプのデバイス情報のデータ構造を示す図である。 本発明にかかるオーディオシステムにおけるACDのデバイス情報のデータ構造を示す図である。 本発明にかかる遠隔監視装置で実行されるラックツリーの表示処理のフローチャートである。 本発明にかかる遠隔監視装置に表示されるラックツリーの表示例を示す図である。 本発明にかかる遠隔監視装置で実行される状態情報の表示処理のフローチャートである。 本発明にかかるオーディオシステムにおける新アンプで実行される状態情報の送信処理のフローチャートである。 本発明にかかるオーディオシステムにおけるACDで実行される状態情報の送信処理のフローチャートである。 本発明にかかる遠隔監視装置で実行されるフィードストラクチャツリーの表示処理のフローチャートである。 本発明にかかる遠隔監視装置に表示されるフィードストラクチャツリーの表示例を示す図である。 本発明にかかる遠隔監視装置で実行されるデバイスツリーの表示処理のフローチャートである。 本発明にかかる遠隔監視装置に表示されるデバイスツリーの表示例を示す図である。 本発明にかかる遠隔監視装置で実行されるプロジェクトファイルの作成処理のフローチャートである。 本発明にかかるオーディオシステムにおける新アンプで実行されるデバイス情報の送信処理のフローチャートである。 本発明にかかるオーディオシステムにおけるACDで実行されるデバイス情報の送信処理のフローチャートである。
符号の説明
1A オーディオシステム、1 PC、2 MIX、3a〜3n マイク、4 ネットワーク、5 ACD、6a 新アンプ、6b 新アンプ、7 旧アンプ、7a 旧アンプ、7b 旧アンプ、8a〜8h スピーカ、10 CPU、10a バス、11 ROM、12 RAM、13 表示器、14 表示制御回路、15 操作子、16 操作検出回路、17 ネットワーク通信I/F、20 CPU、20a バス、21 ROM、22 RAM、23 表示器、24 表示制御回路、25 操作子、26 操作検出回路、27 ネットワーク通信I/F、28a オーディオ入力I/F、29 DSP、30 CPU、30a バス、31 ROM、32 RAM、33 表示器、34 表示制御回路、35 操作子、36 操作検出回路、37 ネットワーク通信I/F、38 デバイス通信I/F、40 監視用画面、41 タブ、42 ツリー表示部、43 状態表示部

Claims (3)

  1. ネットワークに直接あるいは間接に接続されている複数のアンプの遠隔監視装置であって、
    前記複数のアンプには、複数の観点の異なるグループ毎に、各グループ内における当該アンプの配置を表すグループナンバが定められており、該複数のグループに対応する複数のグループナンバを各アンプから収集する収集手段と、
    前記複数のグループのうちツリー表示を行う1のグループを選択するツリー選択手段と、
    前記収集手段により収集されたグループナンバの内の前記ツリー選択手段により選択された1のグループに対応するグループナンバに従って前記複数のアンプのツリー表示を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするオーディオアンプの遠隔監視装置。
  2. 前記表示手段に表示されたツリー表示において、いずれかの前記アンプが選択された際に、選択された前記アンプの動作状態を示す状態情報を前記収集手段が取得し、取得した状態情報に従って選択された前記アンプの動作状態を前記表示手段に表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載のオーディオアンプの遠隔監視装置。
  3. コンピュータを、
    ネットワークに直接あるいは間接に接続されている複数のアンプにおける、複数の観点の異なるグループ毎に定められた各グループ内における当該アンプの配置を表すグループナンバであって、該複数のグループに対応する複数のグループナンバを収集する収集手段、
    前記複数のグループのうちツリー表示を行う1のグループを選択するツリー選択手段、
    前記収集手段により収集されたグループナンバの内の前記ツリー選択手段により選択された1のグループに対応するグループナンバに従って前記複数のアンプのツリー表示を表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させるようにしたことを特徴とするオーディオアンプの遠隔監視用プログラム。
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