JP4911083B2 - アンプシステム - Google Patents
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Description
「NetworkAmp Manager V1.1.0E Plus for Win XP/2000 取扱説明書」,ヤマハ株式会社
図1に示すアンプシステム1は、LAN(Local Area Network)4のネットワークを備えており、このLAN4には、例えば3台のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)2−1,2−2,2−3と、5台のアンプ3−1,3−2,3−3,3−4,3−5とが接続されている。LAN4の通信制御方式は、例えば一般的に用いられているイーサネット(Ethernet)とされている。3台のPC2−1〜2−3にはそれぞれアンプマネージャソフトがインストールされており、PC2−1〜2−3のオペレーションシステム(以下、「OS」という)上で起動されたアンプマネージャにより、LAN4に接続されているアンプ3−1〜3−5の動作状態をLAN4を介してモニタしたり、複数のアンプ3−1〜3−5の動作をLAN4を介してリモート制御することができるようになる。この場合、アンプの制御権が得られたPCのみが当該アンプのアンプ制御装置となってリモート制御を行えるようになり、制御権を得られなかったPCではそのアンプのモニタを行うことができる。
図2に示すアンプ3において、CPU10はアンプ3の全体の動作を制御すると共に、アンプ制御用プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。ROM・RAM11は、CPU10が実行するアンプ制御用プログラム等の動作ソフトウェアが格納されているROM(Read Only Memory)と、CPU10のワークエリアや自機のデバイス情報および動作データや状態データを記憶する記憶エリアが設定されているRAM(Random Access Memory )とからなっている。このROMをフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。I/F12は、イーサネットの通信インタフェースでありネットワーク通信ケーブル(イーサネットケーブル)を介してLAN4に接続されている。このI/F12を介してLAN4に接続されているデバイスと論理的に接続される。ユーザインタフェース(UI)13には、レベルや出力電力を操作するアッテネータ等の操作子や、レベルメータや各種インジケータが含まれている。
図3に示すPC2において、CPU20はOSやアンプマネージャ等の動作ソフトウェアを実行している。ROM・RAM21は、CPU20が実行する動作ソフトウェアが格納されているROMと、CPU20のワークエリアやカレントプロジェクト等の各種データを記憶する記憶エリアが設定されているRAMとからなっている。このROMをフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。I/F22は、イーサネットの通信インタフェースでありネットワーク通信ケーブル(イーサネットケーブル)を介してLAN4に接続される。このI/F22を介してLAN4に接続されているデバイスと論理的に接続される。ユーザインタフェース(UI)23には、キーボードやマウス等の操作子や、アンプマネージャの各種画面等を表示する表示器が含まれている。HDD(Hard Disk Drive)24は、アンプマネージャソフト等のPC2にインストールされたアプリケーションプログラムやプロジェクトライブラリ等の各種データが記憶される大容量記憶装置である。CPU20ないしHDD24の各部はバス25に接続されている。なお、PC2の構成は一般的なパーソナルコンピュータと同様の構成とされている。
Tree View(Rack)36−1等においてタイプAの2チャンネルのアンプの一つが選択された際に表示される個別アンプのDetail View37−2の具体例を図9に示す。図9に示す個別アンプのDetail View37−2において、入力信号状態表示部(アナログ)37gには、Input Levelのレベルメータエレメントが2本表示され、当該アンプの2チャンネルの各入力信号(アナログ)の入力レベルが表示される。各レベルメータエレメントの上には、入力信号がクリップされた際に警告表示するClipエレメントが設けられている。さらに、オンされた際に当該チャンネルをミュートするMuteエレメントが各チャンネルに設けられている。
以上説明した個別アンプのDetail View37−2において、オン/オフスイッチとされるMuteエレメントおよびPowerエレメントでは、対応するオン/オフパラメータの値(0:オフ、1:オン)も表示され、操作される毎にオン/オフが交互に切り替わるトグル動作となる。Muteエレメントはオンされた際にオン表示(例えば、赤色)され、オフされた際にオフ表示(例えば、灰色)される。また、Powerエレメントはオンされた際にオン表示(例えば、青色)され、オフされた際にオフ表示(例えば、灰色)される。さらに、Clipエレメント、ProtectionエレメントおよびHighエレメントの警告表示は、例えば赤色とされ、警告無し表示は、例えば緑色とされる。なお、各レベルメータエレメントに表示されるレベル、インピーダンス、温度等は、アンプの状態を示す状態データ(パラメータ)である。フェーダエレメントで表示される出力音量レベル(デシベル値)、オン/オフエレメントで表示されるミュート(Mute)、電源(Power)等は、アンプの動作を制御する動作データ(パラメータ)である。また、各種エレメントで表示される警告表示は、後述するアラート事象の表示である。
図10に示すDetail View37−2において、入力信号状態表示部(アナログ)37gには、Input Levelのレベルメータエレメントが2本表示され、グループの各アンプにおける2チャンネルの各入力信号(アナログ)の内から、設定表示エレメント41で設定された最大値あるいは最小値の入力レベルが検出されて表示される。図示する場合は、2チャンネルとも設定表示エレメント41で「Max」が設定されており、グループのアンプにおける当該チャンネルの内で入力信号レベルの最大値が各チャンネルのレベルメータエレメントに表示される。各チャンネルのレベルメータエレメントの上には、アナログ入力信号がクリップされた際に、警告表示するClipエレメントが設けられている。さらに、グループの各アンプにおける各チャンネルのミュート状態を設定・表示するMuteエレメントが各チャンネルに設けられている。
出力信号状態表示部(アナログ)+アッテネータ37hの下段には、Wattのレベルメータエレメントが2本表示され、グループの各アンプにおける各チャンネルの出力電力(アナログ)レベルの内から設定表示エレメント41で設定された最大値あるいは最小値の出力電力レベルが検出されてワットの単位で表示される。図示する場合は、2チャンネルとも設定表示エレメント41で「Max」が設定されており、グループのアンプにおける当該チャンネルの内で最大の出力電力レベルが各チャンネルのレベルメータエレメントに表示される。また、グループの各アンプにおける各チャンネルのミュート状態を設定・表示するMuteエレメントが各チャンネルに設けられている。また、出力電力がクリップされた際に、警告表示するClipエレメントが各チャンネルのレベルメータエレメントの上に設けられている。
図12に示すチャンネルグループのDetail View37−2は、タイプAのアンプにおける2チャンネルの内のRチャンネルのみが属するチャンネルグループが選択された際に表示されるDetail View37−2とされる。このDetail View37−2の各表示部37g〜37jにおいては、選択されたチャンネルグループに属していないLチャンネルの動作データを表示するエレメントは無効表示されている。すなわち、入力信号状態表示部(アナログ)37gに、設定表示エレメント41およびClipエレメントを備えるRチャンネル用のInput Levelのレベルメータエレメント、Rチャンネル用のMuteエレメントのみが表示されている。また、出力信号状態表示部(アナログ)+アッテネータ37hには、帯状エレメント40を備えるRチャンネル用のAttenuationのレベル操作子であるフェーダエレメント、設定表示エレメント41を備えるRチャンネル用のWattのレベルメータエレメント、Rチャンネル用のMuteエレメントのみが表示されている。
また、図15に示すDetail View37−3においては、選択されたチャンネルグループには、タイプBのアンプの第1チャンネルおよびタイプCのアンプの第3,4チャンネルが属しているが、タイプBのアンプの第2チャンネルも選択されたグループに属している場合は、表示部37a、37b、37dには第2チャンネル用のレベルメータエレメントが追加されて表示されると共に、アッテネータ37cには、第2チャンネル用のComp TLおよびレベル操作子のフェーダエレメントが追加されて表示される。さらに、動作状態表示部(温度・ファン等)37fには、第2チャンネル用のProtectionエレメントとTempのレベルメータエレメントが追加されて表示されるようになる。
PC側アプリとされるアンプマネージャソフトがPC2においてOS上で起動されるとPC側アプリの動作手順(大枠)処理がスタートされて、ステップS10にて各種初期化が行われてPC2の表示器に基本画面4が表示され、RAMにはワーキングエリアやカレントプロジェクトのエリアが設定される。次いで、操作イベントが入力されるまでステップS11にて待機される。この操作イベントは、ユーザがUI23に備えられている操作子を操作して、基本画面4上に表示された各種エレメントに対する操作を行ったことを示す操作イベントであり、例えばプロジェクトファイルをロードする操作イベント、オンラインボタン33を操作した操作イベント等が含まれている。ここで、操作イベントがあるとステップS12に進み操作イベントに応じた処理が行われる。ステップS12の処理が終了するとステップS13にて当該イベントがアンプマネージャソフトを終了させるイベントであるか否かが判断され、終了させるイベントでない場合は分岐してステップS11に戻り、ステップS11ないしステップS13の処理が繰り返し行われるようになる。そして、ステップS13にて終了させるイベントであると判断された際にはステップS14に進みアンプマネージャソフトの終了処理が行われて、PC側アプリの動作手順(大枠)処理は終了する。なお、ステップS11では、操作イベント以外のイベント、例えば、I/F22でデータの受信があったことを示す受信イベントや、図示しないタイマからの割込発生を示すタイマイベント等のイベントも検出されており、続くステップS12では、その検出されたイベントに応じた処理が行われる。
プロジェクトファイルをロードする操作イベントが検出されると、図17に示すロード処理がスタートされ、ステップS20にてプロジェクトファイルがオープンされてRAM上に設定されたカレントプロジェクトのエリアにプロジェクトファイルの各種情報がロードされる。次いで、ステップS21にてプロジェクトファイルに含まれるユーザ認証用の情報に基づいてユーザ認証が行われる。ユーザの入力したユーザIDとパスワードが該情報に整合していれば、そのユーザIDが示すユーザとしてプロジェクトファイルにログインされ、対応するユーザ権限が付与される。ここで付与される権限には、少なくとも、当該プロジェクトに登録されたアンプの状態を閲覧し制御できる制御権限と、閲覧のみができる閲覧権限の2通りがある。次いで、ステップ22にてプロジェクトファイルにおける各デバイスとLAN4に実際に接続されている実デバイスとを対応付ける確認(マッチング)が行われる。この確認では、実デバイスから装置識別情報(装置ID)や機種情報等を取得し、プロジェクトファイルに記憶されている各デバイスの装置IDや機種情報等と対比することで、実デバイスとプロジェクトファイルにおけるデバイスとの対応付けが行われる。次いで、ステップ23にて画面の初期化が行われて初期化されたTree View36とDetail View 37からなる基本画面4がPC2の表示器に表示され、ロード処理は終了する。
図36はHDD24に記憶されているプロジェクトライブラリのデータ構造を示し、プロジェクトライブラリと同じ階層にPC2の自機のコントローラIDが記憶されている。プロジェクトライブラリには、複数のプロジェクトファイルを保存可能とされ、それぞれのプロジェクトファイルは、複数のアンプを1つのアンプシステム1として制御するためのデータであり、プロジェクトID、プロジェクト名、複数のデバイス(アンプ)をグループ化する情報であって、各デバイスを収納するラックの観点で階層的にグループ化するツリー情報(RackTree)、出力先のスピーカの観点で階層的にグループ化するツリー情報(Feed Structure Tree)、ユーザの定める任意のグループにグループ化するツリー情報(User Defined Tree)、当該プロジェクトに登録された各デバイスの詳細情報とされる装置情報1,装置情報2,・・・、その他の情報が含まれている。各装置情報には、装置ID、機種情報、IP(Internet Protocol)アドレス、機器名、動作データ、その他の情報が含まれている。動作データは、デバイスの動作を制御する制御データである。また、装置情報におけるその他の情報には、各ユーザのユーザ認証や権限付与のための情報や、アンプの各タイプないし各グループのDetail Viewにおける各エレメントの表示設定の情報等が含まれている。
図39には、実デバイスであるアンプ3の記憶手段11に記憶されている情報のデータ構造が示されている。各アンプ3には、各アンプ3を特定することのできる機種情報、装置ID、IPアドレスや、自機の現在の動作を制御する動作データ、自機をリモート制御しているPC(自機に対する制御権のあるPC)の機器IDとされるコントローラID、同PCから供給されたアカウント情報(各ユーザの認証や権限の情報)を含むその他の情報が記憶されている。また、装置IDは、自機のI/F12のMAC(Media AccessControl)アドレスと、設定されたデバイスIDとから構成されている。CPU10は、アンプ内に記憶されている動作データに基づいてアンプの内部の各ブロック、すなわち、DSP14,AMP15,UI13等の動作を制御する。また、CPU10は、アンプの状態データとして、AMP15内部のレベル検出器が検出した信号のレベルやヒートシンクに付けられた温度センサが検出した温度等をD/A・A/D16を介して取得することができる。さらに、CPU10は、AMP15で発生した各種プロテクションやレベルオーバー等のアラート事象をAMP15から直接取得することができる。
オンラインボタン33を操作した操作イベントが検出されると、図19に示すオンライン処理がスタートされ、ステップS40にてLANに接続された実デバイスのうちの、当該プロジェクトの何れかのデバイスと対応付けがされた1台の実デバイスから、記憶されている装置IDとアカウント情報とコントローラIDをそれぞれ取得する。次いで、ステップS41にて、当該実デバイスのアカウント情報とPC2の当該プロジェクトへログインしているユーザ(ログインユーザ)のユーザIDとパスワードの整合性、ログインユーザの制御権限の有無、および、実デバイスのコントローラIDの有無が確認される。そして、その認証結果がステップS42にて判断され、ここでユーザIDおよびパスワードが該アカウント情報に含まれており(アカウント情報に整合)、かつ制御権限があり、かつコントローラIDがクリアされていると判断された場合(ステップS42の「OK」)は、図36に示されるPC2のコントローラIDが図39に示される当該実デバイス内のコントローラIDに上書きされる。実デバイス内にPC2のコントローラIDが記憶されている場合、そのPC2はその実デバイスの制御権を有しており、その実デバイスをリモート制御(閲覧+制御)することができる(オンライン状態)。続いて、ステップS43に進み当該実デバイスの動作データと当該プロジェクトの対応するデバイスの動作データとの整合性(完全一致か否か)がチェックされる。ここで動作データが整合しており、ステップS44にてOKと判断された場合は、ステップS46に進み次の装置があるか否かが判断される。
また、図示しないが基本画面4には、オフライン化を指示するオフラインボタンも備えられている。ステップS11でオフラインボタンを操作したことを示す操作イベントが検出されたとき、カレントプロジェクトの全てのデバイスをオフライン状態に設定するとともに、それまでオンライン状態にあった全てのデバイスに対応する実デバイスに対して、コントローラIDのクリアを指示する変更要求が送信され、その要求を受信した各実デバイスは、自身の記憶手段に記憶されたコントローラIDをクリアし、PC2からリモート制御されないフリーの状態になる。
プロジェクトファイルを保存する操作イベントが検出されると、図18に示すストア処理がスタートされ、ステップS30にてRAM上のカレントプロジェクトがプロジェクトファイルとしてHDD24等の記憶装置にストアされる。これにより、現在のアンプシステム1の動作状態を反映したプロジェクトファイルがPC2に保存されるようになる。ステップS30の処理が終了するとストア処理は終了する。
Detail View表示更新処理がスタートされると、ステップS60にて、カレントプロジェクト中の表示中のDetail View37にて表示対象となっているデバイスの動作データと、テンポラリ領域に記憶されている状態データとを、Detail View37の表示更新に用いるデータとして特定する。ここで特定されるカレントプロジェクト内の動作データは、後述する動作データ変更処理において逐次更新されるデータであり、テンポラリ領域の状態データは実デバイス(アンプ)からのデータで定期的に更新されるデータである。そして、ステップS61にて、最初の部品(エレメント)について、その特定されたデータ中の対応する動作データあるいは状態データの変化のチェックが行われ、ステップS62にてデータに変化があるか否かが判断される。ここで、データに変化があると判断された場合はステップS62に進み当該Detail View画面の当該エレメントに応じた表示更新処理が行われ、ステップS64に進む。この表示更新処理は、後述する表示更新*1処理ないし表示更新*6処理のいずれかとなり、これにより変化したデータに応じた表示で当該部品が表示される。また、ステップS62にてデータに変化がないと判断された場合は、ステップS63の表示更新処理はスキップされステップS64に分岐する。ステップS64では未処理の部品(エレメント)があるか否かが判断されて、次の部品があると判断された場合はステップS61へ戻りステップS61ないしステップS63の処理が繰り返し行われて、その部品のデータに変化があった場合はその変化したデータに応じた表示で当該部品が表示される。全ての部品についてステップS61ないしステップS63の処理が繰り返し行われると、ステップS64にて次の部品がないと判断されてDetail View 表示更新処理は終了する。
また、画面がグループのDetail View37とされて部品がレベルメータエレメントとされている場合にステップS63において実行される表示更新*2処理のフローチャートを図22(b)に示す。表示更新*2処理がスタートされると、ステップS71にて当該レベルメータエレメントに表示するグループ内の各アンプ/チャンネルのデータの内から最小値と最大値とを検出するMin&Max検出処理が実行される。次いで、ステップS72にて当該部品の表示設定に最小値が設定されているか最大値が設定されているかが判断される。ここで、表示設定が最大値と判断されると、ステップS73に進み、ステップS71において検出された最大値に応じたレベルがレベルメータエレメントに表示され表示更新*2処理は終了する。また、表示設定が最小値と判断されると、ステップS74に分岐し、ステップS71において検出された最小値に応じたレベルがレベルメータエレメントに表示され表示更新*2処理は終了する。
図42(a)(b)に示す例においては、Amp1,Amp2,Amp3のグループとされており、Amp1のFANパラメータが「20%」とされ、Amp2のFANパラメータが「32%」とされ、Amp3はタイプAとされてFANパラメータを有しておらずFANパラメータが「−:−」とされている。なお、FANパラメータは最大回転数が100%とされてその割合を示すパラメータ値とされている。ここで、表示設定が「Max」とされて最大値の表示設定とされている場合にDetail View 表示更新処理が実行されると、図42(a)に示すようにグループのDetail View37におけるFANパラメータは「32%」に表示変更される。また、表示設定が「Min」とされて最小値の表示設定とされている場合にDetail View 表示更新処理が実行されると、図42(b)に示すようにグループのDetail View37におけるFANパラメータは「20%」に表示変更される。
また、画面がグループのDetail View37とされて部品が値パラメータを表示する帯状エレメント40を備えるフェーダエレメントとされている場合にステップS63において実行される表示更新*4処理のフローチャートを図23(b)に示す。表示更新*4処理がスタートされると、ステップS81にてグループ内の各アンプ/チャンネルのデータの内から当該フェーダエレメントに表示する値パラメータの内から最小値と最大値とを検出するMin&Max検出処理が実行される。次いで、検出された最大値と最小値がステップS82にて帯状エレメント40に表示され表示更新*4処理は終了する。
PC2が制御権を有している個別アンプのDetail View37においてフェーダエレメントの摘み等が操作されるとPC2において動作データ変更処理(アンプ)がスタートされ、ステップS90にてカレントプロジェクトの動作データのうちの対応するアンプ(当該プロジェクトのデバイス)の当該フェーダエレメントに対応するパラメータ値(出力音量レベル)が操作に応じて更新される。次いで、ステップS91にて応答不要の変更要求を当該アンプに対応付けられたアンプ(実デバイス)に送信してアンプ(実デバイス)側の動作データのうちの該当するパラメータ値を変更させる(リモート制御)。さらに、ステップS92にて上記した表示更新*3処理が実行されてDetail View37において操作されたエレメントで操作に応じた現在値が表示されるようフェーダエレメントの摘みの位置が表示更新される。次いで、ステップS93にて当該パラメータのパラメータ番号PNで特定されるタイマレジスタ(PN)が初期化されて所定時間Δtが設定され、後述するタイマ割り込み処理が実行される。そして、動作データ変更処理(アンプ)が終了する。この場合、フェーダエレメントの摘み等が操作し続けられている際には、操作イベントが連続して発生して操作イベント毎に応答不要の変更要求がアンプに送信されるようになる。また、操作し続けられている際には、操作イベント毎にタイマ割り込み処理が初期化されてタイムアップしない。そして、操作が終了してタイマ割り込み処理が終了した際に応答要求をアンプに送り、アンプからの確認応答によりアンプ側において動作データが変更されたことがPC2において確認できるようにしている。これにより、ネットワーク上のトラフィック量を低減することができる。
なお、PC2がオフライン時にはステップS91の変更要求送信処理とステップS93のタイマレジスタCNT(PN)の初期化処理はスキップされる。
PC2が制御権を有しているグループのDetail View37においてフェーダエレメントの摘み等が操作されるとPC2において動作データ変更処理(グループ)がスタートされ、ステップS100にてカレントプロジェクトにおけるグループ内のデバイスの動作データのうちの該当するパラメータ値の更新が試行される。この試行では、デバイス間のパラメータ値が相互のパラメータ値の相対関係を保ったまま一括してソフト的に操作されて、グループ内のいずれかのデバイスにおけるパラメータ値が変化範囲の上限あるいは下限に達するか否かが試行される。そして、試行時にグループ内のいずれかのデバイスにおけるパラメータ値が上限あるいは下限に達した(LIMIT発生)か否かがステップS101にて判断され、達していないと判断された場合はステップS102に進み、カレントプロジェクトにおけるグループ内のデバイス間のパラメータ値の相互関係(出力音量レベルの場合はデシベル差)を保ったまま一括して試行内容で更新される。また、ステップS101にてパラメータ値が上限あるいは下限に達したと判断された場合はステップS104に分岐し、カレントプロジェクトにおけるグループ内のデバイス間のパラメータ値が相互のパラメータ値の相対関係を保ったまま一括してリミットした内容で更新される。なお、グループに関して「PC2が制御権を有する」というのは、PC2が、そのグループに属する全てのアンプ(実デバイス)の制御権を有している場合を示す。
なお、PC2がオフライン時にはステップS103の変更要求送信処理とステップS106のタイマレジスタCNT(PN)の初期化処理はスキップされる。
図40に示す例においては、Amp1,Amp2,Amp3のグループとされており、Amp1のアッテネータの現在のパラメータ値が「50」とされ、パラメータの変化範囲の下限が「0」,上限が「127」とされ、Amp2のアッテネータの現在のパラメータ値が「82」とされ、パラメータの変化範囲の下限が「0」,上限が「127」とされ、Amp3のアッテネータの現在のパラメータ値が「32」とされ、パラメータの変化範囲の下限が「0」,上限が「127」とされている。ここで、フェーダエレメントの摘みを操作して「+30」だけレベルを上昇させたとする。これにより、ステップS100にて更新が試行された際にAmp1のパラメータ値が「80」、Amp2のパラメータ値が「112」、Amp3のパラメータ値が「62」となる。この場合は、いずれのパラメータ値も下限から上限までの変化範囲内とされていることから、ステップS102にて試行内容でパラメータ値が更新されることになる。また、フェーダエレメントの摘みを操作して「+46」だけレベルを上昇させたとする。これにより、ステップS100にて更新が試行された際にAmp1のパラメータ値が「96」、Amp2のパラメータ値が「128」、Amp3のパラメータ値が「78」となる。この場合は、Amp2のパラメータ値が上限を超えていることから、ステップS104にて「+46」がAmp2のパラメータ値が上限となる「+45」にリミットされて、Amp1のパラメータ値が「95」、Amp2のパラメータ値が「127」、Amp3のパラメータ値が「77」にリミットされた内容でパラメータ値が更新されることになる。
図26に示すタイマ割り込み処理はTmsec、例えば1msec毎の周期で発生するタイマ割り込みによってスタートされ、スタートされるとステップS110にて複数のタイマレジスタCNT(PN)のうち、その値が「0」より大きいCNT(PN)が存在するか否かが判断される。ここで、あるパラメータ番号PNで特定されるタイマレジスタCNT(PN)が「0」より大きいと判断された場合は、ステップS111にて、そのタイマレジスタCNT(PN)がデクリメントされ、ステップS112にて、そのタイマレジスタCNT (PN)が「0」より大きいか否かが判断される。ここで、そのタイマレジスタCNT(PN)が「0」より大きいと判断された場合は、タイムアップされていないことからタイマ割り込み処理は終了する。また、ステップS112にてタイマレジスタCNT(PN)が「0」になったと判断された場合は、タイムアップしたということであるから、ステップS113にて対応する実デバイス(現在表示対象のアンプ、あるいは、現在表示対象のグループ内のアンプ)に対してそのパラメータ番号PNで特定されるパラメータの送信を要求し、このタイマ割り込み処理は終了する。この要求を受け取った各実デバイスは、その実デバイス内の動作データ中のそのパラメータ番号PNで特定されるパラメータをPC2に送信し、PC2は受信したパラメータをカレントプロジェクトの対応するデバイスの動作データ中のそのパラメータ番号で特定されるパラメータに上書きする。また、ステップS110にてタイマレジスタCNT(PN)が「0」と判断された場合は、既にタイムアップしていることから、そのままタイマ割り込み処理は終了する。このタイマ割り込み処理が所定の割り込み周期で繰り返し実行されることにより、フェーダ操作に係るリモート制御(ステップS91ないしステップS103における変更要求)により実デバイスで変更された動作データの最終的な値が、そのフェーダ操作が終了してから所定時間Δt後に、カレントプロジェクトの対応するデバイスの動作データの値に反映されるようになる。
Tree View36においていずれかのアンプやグループの上でクリック操作されたりその他の操作が行われると、treeエディット処理がスタートされてステップS120にてTree View36におけるアンプやグループの上でクリック操作されたノード・リーフ指定指示が否かが判断される。ここで、ノード・リーフ指定指示と判断された場合は、ステップS121にて図20で説明した Detail View初期化処理が実行され、クリックされたアンプやグループに応じたDetail View定義情報が、図38に示すライブラリの内から選択され、選択されたDetail View定義情報に従うDetail View37が表示されて、treeエディット処理は終了する。また、ステップS120においてノード・リーフ指定指示でないと判断されると、ステップS122に分岐してツリーの編集を行うその他の処理が行われてtreeエディット処理は終了する。
Min&Max検出処理がスタートすると、ステップS130にて最大値がレジスタtMaxに設定されると共に最小値がレジスタtMinに設定される。レジスタtMaxおよびレジスタtMinに初期値が設定される場合は、当該パラメータの変化範囲の上限が最小値の初期値となり、下限が最大値の初期値となる。次いで、RAM上のバッファからグループ内の最初のデバイスにおける該当するデータVAL(DEV#ID,DN)が取得されてレジスタtVに設定される。DEV#IDは装置IDであり、DNはパラメータ番号であり(PNと同じ)、カレントプロジェクト中の動作データ内の複数の値パラメータおよびテンポラリ領域の状態データ内の複数のレベル(パラメータ)のうちの何れか1つを特定する。次いで、ステップS131にて取得したデータがヌル値(Null)、すなわち該当するパラメータを当該デバイスが有していないか否かがステップS132にて判断される。ここで、ヌル値ではないと判断されるとステップS133に進み、レジスタtVの値とレジスタtMaxおよびレジスタtMinの値とが比較されて、レジスタtVの値が最大値か最小値かが判断される。ここで、レジスタtMaxの値をレジスタtVの値が超えており最大値と判断されると、ステップS134に進みレジスタtVの値がレジスタtMaxに格納され、ステップS136に進む。なお、先に述べたように、テンポラリ領域にはオフライン状態のデバイス用の領域は設けられていないので、パラメータ番号DNがオフライン状態のデバイスの状態データ内のパラメータを示している場合は、データVAL(DEV#ID,DN)はヌル値(Null)となる。つまり、オフライン状態のデバイスのレベルはレベルメータエレメントで表示されない。
制御権がある個別アンプのDetail View37においてスイッチエレメントが操作されるとPC2においてオンオフパラメータエディット処理(アンプ)がスタートされ、ステップS150にて当該スイッチエレメントの現在状態がオンかオフかが判断される。ここで、スイッチエレメントの現在状態がオンと判断されるとステップS151に進み、当該スイッチエレメントをオフ状態に変更する。次いで、ステップS153にて上記した表示更新*5処理が実行されて当該スイッチエレメントが灰色に更新表示される。また、スイッチエレメントの現在状態がオフと判断されるとステップS152に分岐して、当該スイッチエレメントをオン状態に変更する。次いで、ステップS153にて上記した表示更新*5処理が実行されて当該スイッチエレメントが赤色(ただし、Powerエレメントの場合は青色)に更新表示される。ステップS153の処理が終了すると、ステップS154にて対応する実デバイス(アンプ)に応答要の変更要求を送信する。アンプ側では変更要求を受けて、当該スイッチエレメントのオン/オフパラメータ値を変更し、変更した旨のレスポンスをPC2に返す。このレスポンスを確認すると、オンオフパラメータエディット処理(アンプ)は終了する。
制御権があるグループのDetail View37においてグループ内のデバイスにおけるスイッチエレメントが操作されるとPC2においてオンオフパラメータエディット処理(グループ)がスタートされ、ステップS155にてグループ内のデバイスの当該スイッチエレメントの現在状態が全てオンか否かが判断される。ここで、当該スイッチエレメントの現在状態が全てオンと判断されるとステップS156に進み、当該スイッチエレメントの全てをオフ状態に変更する。次いで、ステップS158にて上記した表示更新*6処理が実行されて当該スイッチエレメントが灰色に更新表示される。また、当該スイッチエレメントの全てがオフあるいは一部がオフと判断されるとステップS157に分岐して、当該スイッチエレメントの全てをオン状態に変更する。次いで、ステップS158にて上記した表示更新*5処理が実行されて当該スイッチエレメントの全てが赤色に更新表示される。
ステップS158の処理が終了すると、ステップS159にてスイッチエレメントの状態が変化したデバイスに対応する実デバイスに応答要の変更要求を送信する。変更要求を受けたアンプ側では、当該スイッチエレメントのオン/オフパラメータ値を変更し、変更した旨のレスポンスをPC2に返す。このレスポンスを確認すると、オンオフパラメータエディット処理(グループ)は終了する。
なお、グループがチャンネルグループとされている場合に、当該スイッチエレメントがPowerエレメントの場合は、他のチャンネルグループのチャンネルについても影響を与えるため、ステップS155においてそのことが検出されて、オンオフパラメータエディット処理(グループ)は終了するようにされている。
また、オンオフパラメータエディット処理(アンプ)およびオンオフパラメータエディット処理(グループ)において、タイマ割り込み処理を行わないのはオン/オフパラメータは値パラメータのように連続して操作されるものでないことから、操作される毎に応答要の変更要求を送信してもトラフィック量の増加をまねくことがないからである。
図41(a)に示す例においては、Amp1,Amp2,Amp3のグループとされており、Amp1のオン/オフパラメータが「ON」とされ、Amp2のオン/オフパラメータが「OFF」とされ、Amp3のオン/オフパラメータが「OFF」とされている。ここで、当該オン/オフパラメータのスイッチエレメントをクリックすると、グループにおいてはオンとオフとが混在していることから、Amp1,Amp2,Amp3のオン/オフパラメータは全て「ON」とされる。すなわち、音を出さない方向で設定されることからMuteエレメントはオンとされる。ただし、Powerエレメントの場合は、逆にAmp1,Amp2,Amp3のオン/オフパラメータは全て「OFF」とされる。
さらに、図41(c)においては、Amp1,Amp2,Amp3のグループのオン/オフパラメータが全て「OFF」とされている。ここで、当該オン/オフパラメータのスイッチエレメントをクリックすると、Amp1,Amp2,Amp3のオン/オフパラメータは全て「ON」とされる。
このように、グループのオン/オフパラメータが全て同じ状態とされている場合は、スイッチエレメントをクリックする毎にトグル動作となり、オンとオフが混在している場合は音が出ない方向に設定されるようになる。
アンプ3の電源が投入されるとアンプ側の動作手順(大枠)処理がスタートされ、ステップS160にてアンプ3の各部の初期化が行われる。この初期化において、LAN4からなるネットワークに自機が接続された旨をブロードキャストして、IPアドレス等を取得するようにしても良い。次いで、ステップS161にてリモート制御しているPC2から受信コマンドがあるか否かが判断され、ここで、受信コマンドがあると判断された場合はステップS162にて受信コマンドに応じた処理が行われる。また、受信コマンドがないと判断された場合は、ステップS162の処理はスキップされる。次いで、ステップS163にてパネルに設けられている操作子を操作するパネル操作が行われたか否かが判断され、ここで、パネル操作があると判断された場合は電源オフの操作の場合を除いてステップS164にてパネル操作に応じた処理が行われる。また、パネル操作がないと判断された場合は、ステップS164の処理はスキップされる。そして、ステップS165にてパネル操作が電源オフか否かが判断され、ここで、電源オフの操作でないと判断された場合は、ステップS161ないしステップS165の処理が電源がオフされるまで繰り返し行われる。そして、ステップS165にて電源がオフされたと判断されると、アンプ側の動作手順(大枠)処理は終了する。
コマンド受信処理がスタートされると、ステップS170にて制御権のあるPC2からの受信コマンドか否かが判断される。ここで、制御権のあるPC2から送信された受信コマンドと判断されると、ステップS171にてアンプ3が記憶している動作データのうちの受信コマンドで指示されたパラメータが指示された内容で変更され、コマンド受信処理は終了する。また、ステップS170にて制御権のないPC2から送信された受信コマンドと判断されると、そのままコマンド受信処理は終了する。
実行タイミングに到達してタイマ*1処理がスタートされると、ステップS180にてパラメータ変更状態が検出される。このパラメータ変更状態が検出されるパラメータには、アンプ3が記憶している動作データ中の各種パラメータだけでなく、各種プロテクションやレベルオーバー、レベルアンダー等のアラート事象イベントのパラメータも含まれている。なお、動作データ中のパラメータ値については、上述したステップS171の処理で変更されるだけでなく、パネル操作に応じてステップS164でも変更される場合がある。そして、ステップS181にて最初のパラメータに変更があるか否かが判断される。ステップS181にてパラメータが変更されていると判断された場合は、ステップS183にてLAN4に接続されているPC2のうち、カレントプロジェクトの対応するデバイスがオンライン状態ないしモニタ状態にあるPC2に対して変更されたパラメータの情報を送信する。送信される事象イベントには、イベントID、イベント時刻、アンプID、イベント種類、イベントパラメータの情報が含まれている。また、ステップS181にてパラメータが変更されていないと判断された場合はステップS183の処理はスキップされて、ステップS182にて未処理のパラメータがあるか否かが判断される。ここで、次のパラメータがあり未処理のパラメータがあると判断された場合は、ステップS181に戻りステップS181ないしステップS183の処理が繰り返し、未処理の各パラメータに対して実行される。そして、全てのパラメータに対してステップS181ないしステップS183の処理が実行されると、ステップS182にて未処理のパラメータがないと判断されてタイマ*1処理は終了する。
実行タイミングに到達してタイマ*2処理がスタートされると、ステップS184にて通知先が検出される。この通知先は、LAN4に接続されているPC2のうち、カレントプロジェクトの対応するデバイスがオンライン状態ないしモニタ状態にあるPC2とされる。次いで、ステップS185にて未処理の通知先があるか否かが判断されて、ここで、未処理の通知先があると判断された場合はステップS186にて音響信号波形のレベル値等の時々刻々と変化する各パラメータを通知先に送信する。ステップS185およびステップS186の処理は未処理の通知先がないと判断されるまで繰り返し実行され、これにより、全ての通知先に順次各パラメータが送信され、レベルメータエレメントに時々刻々と変化するパラメータ値が表示されるようになる。そして、全ての通知先に各パラメータが送信されると、ステップS185にて未処理の通知先がないと判断されてタイマ*2処理は終了する。
また、本発明においてはグループのDetail View37における表示設定において最大値(Max)あるいは最小値(Min)のいずれかを設定するようにしたが、平均値(Ave)も設定できるようにしても良い。
さらに、グループのDetail View37でレベル操作子を操作すると、各アンプの対応するレベル操作子の設定値を、アンプ相互間の相対関係(デシベル差分)を保ったままで変更するようにしたが、個別のアンプのDetail View37でレベル操作子を操作した場合は、変化範囲の最大値から最小値までの範囲内で自由に設定することができる。この場合、レベル操作子を操作した個別アンプが、あるグループに属している場合は、操作後のレベル操作子のパラメータ値が当該グループの最小値になると共に、表示設定が「Min」とされている場合は、そのパラメータ値が当該グループのDetail View37が開かれた際に表示されるようになる。また、操作後のレベル操作子のパラメータ値が当該グループの最大値になると共に、表示設定が「Max」とされている場合は、そのパラメータ値が当該グループのDetail View37が開かれた際に表示されるようになる。
次いで、グループ「Rack-1B/1」をクリックすると「Amp3」と「Amp4」のグループのDetail View37が表示されるようになる。この場合、「Amp1」と「Amp2」から100msec毎にPC2に送信しているレベル値等の時々刻々と変化するパラメータの送信は不要となり、これに替えて「Amp3」と「Amp4」から100msec毎にPC2にレベル値等の時々刻々と変化するパラメータの送信が必要となる。そこで、PC2は「Amp1」と「Amp2」に当該パラメータの送信は不要である旨を通知すると共に、「Amp3」と「Amp4」に当該パラメータの送信が必要である旨を通知する。あるいは、PC2はすべてのアンプに対して当該パラメータの送信は不要である旨を通知し、続いて「Amp3」と「Amp4」に対して当該パラメータの送信が必要である旨を通知する。
Claims (3)
- 複数の2チャンネルアンプとアンプ制御装置とがネットワークで接続されているアンプシステムであって、
前記各2チャンネルアンプは、
2チャンネルの音響信号が入力される信号入力部と、
該信号入力部に入力された2チャンネルの音響信号をそれぞれ増幅処理する処理部と、
該処理部において増幅処理された2チャンネルの音響信号を出力する出力部と、
前記処理部における増幅処理を制御する動作データあるいは増幅処理に関するレベルを示すレベルデータであって、各チャンネルのデータからなる動作データあるいは状態データを記憶するデータ記憶部と、
前記アンプ制御装置とデータの送受信を行う通信部とを備え、
前記アンプ制御装置は、
表示器と、
ユーザの操作を受け付ける操作入力部と、
複数の2チャンネルアンプの各々とデータの送受信を行う通信部と、
グループ化操作に応じて、前記複数のアンプの各チャンネルを複数のグループにグループ分けするグループ分け部と、
アンプ選択操作に応じて前記複数のアンプの内から何れか1のアンプが選択された際に、2チャンネルに対応する2エレメントを備えたアンプ詳細画面を前記表示器に表示すると共に、該アンプ詳細画面の第1チャンネルと第2チャンネルの各エレメント毎に、該アンプの対応するチャンネルの対応する動作データあるいはレベルデータを前記通信部を介して前記アンプから取得して表示する第1表示制御部と、
チャンネル選択操作に応じて、前記複数のアンプの内の何れか1のアンプにおける何れか1のチャンネルが選択された際に、前記アンプ詳細画面の他方のチャンネルの各エレメントを無効表示したチャンネル詳細画面を前記表示器に表示すると共に、該チャンネル詳細画面の該チャンネルの各エレメント毎に、該アンプの該チャンネルに対応する動作データあるいはレベルデータを前記通信部を介して前記アンプから取得して表示する第2表示制御部と、
グループ選択選択に応じて前記複数のグループの内から何れか1のグループが選択された際に、選択されたグループに両方のチャンネルが含まれている場合は、前記アンプ詳細画面と同じ構成のグループ詳細画面を前記表示器に表示すると共に、該グループ詳細画面の各チャンネルの各エレメント毎に、該グループに属するアンプにおける該チャンネルの動作データあるいはレベルデータを前記通信部を介して前記アンプから取得し、取得されたデータを合成して表示し、選択されたグループに何れか一方のチャンネルが含まれ他方のチャンネルが含まれていない場合は、前記アンプ詳細画面の他方のチャンネルの各エレメントを無効表示したチャンネル詳細画面を前記表示器に表示するとともに、該チャンネル詳細画面の該チャンネルの各エレメント毎に、該グループに属するアンプの該チャンネルの動作データあるいはレベルデータを前記通信部を介して前記アンプから取得し、取得されたデータを合成して表示する第3表示制御部と、
を備えていることを特徴とするアンプシステム。 - 前記第3表示制御部における前記データの合成は、取得された複数の動作データの最大値及び最小値の検出による合成であること特徴とする請求項1記載のアンプシステム。
- 前記第3表示制御部における前記データの合成は、取得された複数のレベルデータの最大値あるいは最小値の検出による合成であること特徴とする請求項1記載のアンプシステム。
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