JP2001268033A - 放送支援装置 - Google Patents

放送支援装置

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JP2001268033A
JP2001268033A JP2000075590A JP2000075590A JP2001268033A JP 2001268033 A JP2001268033 A JP 2001268033A JP 2000075590 A JP2000075590 A JP 2000075590A JP 2000075590 A JP2000075590 A JP 2000075590A JP 2001268033 A JP2001268033 A JP 2001268033A
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Hiroyuki Tsuji
宏行 辻
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組収録もしくは番組送出を行うためのシス
テムを容易に、かつ短時間で構築可能とし、各システム
の設定や動作制御に関わる操作性を向上させる。 【解決手段】 コンピュータ55に表示された外観図1
20または系統図121を参照することにより、各シス
テムを構築すべく、機器をセンタ・ユニット50に接続
する。また、システムエクスプローラ122で、現時点
における各機器の接続状態を示す図面を表示させること
で実際のシステム構成を確認する。次に、系統図121
またはシステムエクスプローラ122による図面におい
て、所望の機器(シンボル)を選択し、該当機器に関す
る情報画面123で機器毎の各種情報の確認、設定画面
131で動作パラメータの設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送局などにおい
て番組収録もしくは番組送出に用いられる複数の機器の
動作監視システム、インカムシステム、タリーシステム
などの放送支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局あるいは番組などの映像音声メデ
ィアを制作するプロダクションなどにおいては、映像音
声の収録、再生、蓄積、編集などを行う映像音声機器が
多数(数台〜数十台)使用される場合が多い。このよう
に、映像音声機器が多数設置された場合、いずれかの機
器にエラーが発生してしまう確率もまた高くなる。そし
て、特に放送局などにおいては、番組の送出に関わる機
器にエラーが発生した場合、迅速な対応が必要となる。
そこで、放送局やプロダクションなどにおいては、上記
複数の映像音声機器の動作状態を統合的に監視するため
に、ISR(Interactive Status Report)システムが
用いられている。
【0003】また、上記放送局あるいはプロダクション
などにおいては、番組進行を円滑に行うために、番組収
録を行うスタジオ内などで、番組進行をチェック・指示
するオペレータ(フロアーディレクタ)、ビデオカメラ
を操作するオペレータなど、複数のオペレータ間で通話
を行うためのインカムシステムが用いられている。
【0004】さらに、映像音声の収録、放送に際して
は、映像音声機器(例えばVTR)からの再生映像・音
声、ビデオカメラで撮影した映像・音声、あるいは中継
からの映像・音声など複数の素材をさまざまに切り替え
て放送するわけであるが、このとき、現在、どの素材が
用いられているかを、その素材を扱っている機器側に通
知するタリーシステムが用いられている。
【0005】これらISRシステム、インカムシステム
およびタリーシステムは、通常、放送設備内で混在して
用いられる。以下、ISRシステム、インカムシステム
およびタリーシステムを総称して放送支援装置と呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した放
送支援装置では、ISRシステム、インカムシステムお
よびタリーシステム毎に、図面として作成された系統図
がユーザに提供されていた。ユーザは、系統図を見なが
ら、各システムを構築し、システム毎に設定や制御を行
うようになっている。また、映像音声機器の設定や動作
制御は、直接、機器に接続するか、機器を識別するため
のユニットアドレスを指定してアクセスすることにより
行われていた。ゆえに、従来の放送支援装置では、シス
テム構築に手間がかかるとともに、操作性が悪くなると
いう問題があった。
【0007】そこで本発明は、番組収録もしくは番組送
出を行うためのシステムを容易に、かつ短時間で構築す
ることができ、各システムの設定や動作制御に関わる操
作性を向上させることができる放送支援装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による放送支援装置は、放送局などで
番組収録もしくは番組送出に用いられる複数の機器の動
作状態を監視する放送支援装置において、前記複数の機
器を明示的なシンボルで表し、各機器間の接続関係を模
式的に描かれた系統図を表示する系統図表示手段と、前
記系統図に表示される機器を表すシンボルが指定される
と、指定された機器の動作状態を表示する機器状態表示
手段とを具備することを特徴とする。
【0009】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、請求項1記載の放送支援装置におい
て、前記複数の機器を明示的なシンボルで表し、各機器
間の実際の接続状態を模式的に描画された接続状態図を
表示する接続状態表示手段を具備するようにしてもよ
い。
【0010】また、好ましい態様として、例えば請求項
3記載のように、請求項1記載の放送支援装置におい
て、前記系統図に表示される機器を表すシンボルが指定
されると、指定された機器の関連情報を表示する関連情
報表示手段を具備するようにしてもよい。
【0011】また、好ましい態様として、例えば請求項
4記載のように、請求項1記載の放送支援装置におい
て、前記系統図に表示される機器を表すシンボルが指定
されると、指定された機器の動作条件を設定するための
設定画面を表示する設定画面表示手段を具備するように
してもよい。
【0012】また、上記目的達成のため、請求項5記載
の発明による放送支援装置は、放送局などで番組収録も
しくは番組送出に用いられる複数の機器の動作状態を監
視する放送支援装置において、前記複数の機器を明示的
なシンボルで表し、各機器間の実際の接続状態を模式的
に描画された接続状態図を表示する接続状態表示手段
と、前記系統図に表示される機器を表すシンボルが指定
されると、指定された機器の動作状態を表示する機器状
態表示手段とを具備することを特徴とする。
【0013】また、好ましい態様として、例えば請求項
6記載のように、請求項5記載の放送支援装置におい
て、前記複数の機器を明示的なシンボルで表し、各機器
間の接続関係を模式的に描かれた系統図を表示する系統
図表示手段を具備するようにしてもよい。
【0014】また、好ましい態様として、例えば請求項
7記載のように、請求項5記載の放送支援装置におい
て、前記接続状態図に表示される機器を表すシンボルが
指定されると、指定された機器の関連情報を表示する関
連情報表示手段を具備するようにしてもよい。
【0015】また、好ましい態様として、例えば請求項
8記載のように、請求項5記載の放送支援装置におい
て、前記接続状態図に表示される機器を表すシンボルが
指定されると、指定された機器の動作条件を設定するた
めの設定画面を表示する設定画面表示手段を具備するよ
うにしてもよい。
【0016】この発明は、系統図表示手段により、放送
支援装置で用いられる複数の機器を明示的なシンボルで
表し、各機器間の接続関係を模式的に描かれた系統図、
もしくは接続状態表示手段により、各機器間の実際の接
続状態を模式的に描画された接続状態図を表示する。機
器状態表示手段は、前記系統図または前記接続状態図に
表示される機器を表すシンボルが指定されると、指定さ
れた機器の動作状態を表示する。したがって、番組収録
もしくは番組送出を行うためのシステムを容易に、かつ
短時間で構築することが可能となり、各システムの設定
や動作制御に関わる操作性を向上させることが可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。 A.放送支援装置の構成 A−1.ISRシステムの構成 図1は、本発明の実施形態によるISRシステムの構成
を示すブロック図である。図において、センタ・ユニッ
ト50は、USB(Universal Serial Bus)またはIE
EE1394に準拠する入出力ポート(双方向性ポー
ト)51を有しており、該入出力ポート51に接続され
た各種機器の設定・監視を行う。NTSC/HDVSス
イッチャ30a,30bは、4WRインターフェース5
2a,52bを介してセンタ・ユニット50の入出力ポ
ート51に接続されている。NTSC/HDVSスイッ
チャ30aには、切り替え操作用のスイッチャ・パネル
31が接続されている。NTSC/HDVSスイッチャ
30aは、スイッチャ・パネル31による操作に従っ
て、NTSCまたはHDVSのいずれかを選択するもの
である。
【0018】また、マトリックス・スイッチャ32およ
びパネル34a〜34cは、所定のバス(S−BUS)
33aに接続されており、4WSインターフェース53
aを介してセンタ・ユニット50の入出力ポート51に
接続されている。マトリックス・スイッチャ32は、複
数の映像音声機器を任意に選択するものである。同様
に、パネル34d〜34fおよびディスプレイ35a〜
35cが、所定のバス(S−BUS)33bに接続され
ており、4WSインターフェース53bを介してセンタ
・ユニット50の入出力ポート51に接続されている。
パネル34a〜34fは、マトリックス・スイッチャ3
2のクロスポイント(接続点)を制御するものであり、
ディスプレイ35a〜35cは、マトリックス・スイッ
チャ32の入力、出力などの名称等を表示するためのも
のである。
【0019】また、ビデオカメラ42は、CCU41に
接続されており、該CCU41は、4Wインターフェー
ス54を介してセンタ・ユニット50の入出力ポート5
1に接続されている。次に、VTR2a,2bは、各
々、4WRインターフェース52c,52dを介してU
SBハブ56に接続されている。該USBハブ52は、
複数のUSBポートを有し、センタ・ユニット50の入
出力ポート51に接続されている。コンピュータ55
は、入出力ポート51またはネットワーク(Ethernet
(登録商標))5を介してセンタ・ユニット50に接続
されている。
【0020】ここで、上記USBおよびIEEE139
4について簡単に説明する。USBは、シリアル・イン
ターフェースであり、1つのコントローラに最大127
個までの機器をデイジーチェーンにより接続可能で、セ
ンタ・ユニット側の電源を投入したままの状態で着脱で
きる活線挿抜が可能、複数のUSBポートを有するUS
Bハブによる容易なポート増設が可能という特徴を有す
る。データ転送速度には、12Mbpsのフルスピード
・モードと、1.5Mbpsのロースピード・モードと
があり、将来的には、さらに高速なモード(400Mb
ps)も提案されている。また、IEEE1394は、
IEEE(米電気電子学会)により制定された高速デジ
タル・シリアル・インターフェースであり、データ転送
速度は、最速400Mbpsと上記USBに比べて高速
である。該IEEE1394も、最大63台の機器をシ
リアル接続可能で、USBと同様に、電源を投入したま
まの状態で着脱できる活線挿抜が可能という特徴を有す
る。
【0021】また、上述したUSBおよびIEEE13
94は、同期転送モードや非同期転送モード、あるいは
両者の混在等、様々な転送方式を可能にし、パケット交
換によるデータ転送が可能であるという特徴を有する。
このように、本実施形態における入出力ポート51は、
上記USB、IEEE1394のように、少なくとも、
容易にポート増設ができ、かつ高速なデータ伝送によ
り、映像音声信号の伝送に加えて、映像音声機器の動作
を制御するための制御データの伝送を行うことができ、
さらに、活線挿抜が可能であればよい。このように、上
述したUSBおよびIEEE1394を用いることで、
1本のケーブルだけで、映像音声信号などのデータ伝送
に加えて、機器の動作を制御するための制御データを伝
送することができ、また、容易に拡張することができ
(映像音声機器の増設)、さらに、コストダウンを図る
ことができるようになる。
【0022】4WRインターフェース52a〜52d
は、USB(またはIEEE1394)−RS422A
変換機能を有するとともに、送話/受話用それぞれにA
/D変換器およびD/A変換器を有しており、送話/受
話それぞれ2本のライン(計4本)で送話/受話信号を
伝送する。また、4WSインターフェース53a,53
bは、USB(またはIEEE1394)−S−BUS
変換機能を有するとともに、送話/受話用それぞれにA
/D変換器およびD/A変換器を有しており、送話/受
話それぞれ2本のライン(計4本)で送話/受話信号を
伝送する。また、4Wインターフェース54は、送話/
受話用それぞれにA/D変換器およびD/A変換器を有
しており、アナログ側が送話/受話それぞれ2本のライ
ン(計4本)で送話/受話信号を伝送する。コンピュー
タ55は、上記センタ・ユニット50の動作設定を行う
とともに、各機器からセンタ・ユニット50に通知され
た動作状態(特に、エラー発生)を収集して管理する。
【0023】A−2.インカムシステムの構成 図2は、本発明の実施形態によるインカムシステムの構
成を示すブロック図である。図において、センタ・ユニ
ット50は、前述したISRシステムと同様に、複数の
入出力ポート51を有しており、任意の入出力ポート同
士を接続させ、入出力ポートに入力される信号を、対応
する入出力ポートから出力するインカム・マトリックス
機能を有するものである。
【0024】複数のハンドセット13a〜13cは、各
々、4WHインターフェース60a〜60cを介してス
テーション・ユニット61に接続されており、該ステー
ション・ユニット61は、センタ・ユニット50の入出
力ポート51に接続されている。ステーション・ユニッ
ト61は、4WHインターフェース60a〜60cとセ
ンタ・ユニット50との間におけるUSBインターフェ
ースであり、4WHインターフェース60a〜60cか
らのデジタル音声信号をセンタ・ユニット50に供給す
る一方、センタ・ユニット50からのデジタル音声信号
を4WHインターフェース60a〜60cに供給する。
また、ステーション・ユニット61は、センタ・ユニッ
ト50の一部のクロスポイントを制御し、当該ユニット
に接続されている複数のヘッドセット13a〜13c間
での送話/受話(パーティライン)を可能とするもので
ある。ハンドセット13dは、4WHインターフェース
60dを介してセンタ・ユニット50の入出力ポート5
1に接続されている。
【0025】マイク16は、無線機17を介して4Wイ
ンターフェース62aに接続されており、該4Wインタ
ーフェース62aは、センタ・ユニット50の入出力ポ
ート51に接続されている。電話回線22は、2Wイン
ターフェース63を介して、センタ・ユニット50の入
出力ポート51に接続されている。
【0026】また、ビデオカメラ19aは、CCU20
aに接続されており、該CCU20aは、4Wインター
フェース62bを介してセンタ・ユニット50の入出力
ポート51に接続されている。上記CCU20aには、
ヘッドセット13eが直接接続されている。また、ビデ
オカメラ19aにも、ヘッドセット13fが直接接続さ
れている。次に、ヘッドセット13fが直接接続された
ビデオカメラ19bは、CCU70に接続されており、
該CCU70は、センタ・ユニット50の入出力ポート
51に接続されている。上記CCU70は、USBイン
ターフェースを有し、直接、センタ・ユニット50の入
出力ポート51に接続されている。また、スピーカ71
は、上記CCU70と同様に、USBインターフェース
を有し、直接、センタ・ユニット50の入出力ポート5
1に接続されている。また、コンピュータ55は、入出
力ポート51またはネットワーク5を介してセンタ・ユ
ニット50に接続されている。
【0027】4WHインターフェース60a〜60c
は、各々、送話/受話用それぞれにA/D変換器および
D/A変換器を有しており、ヘッドセット13a〜13
cからのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し
てステーション・ユニット61に供給する一方、ステー
ション・ユニット61からのデジタル音声信号をアナロ
グ音声信号に変換してヘッドセット13a〜13cに供
給する。該4WHインターフェース60a〜60cは、
各々、送話/受話それぞれ2本のライン(計4本)で送
話/受話信号を伝送するようになっている。また、4W
Hインターフェース60dは、直接、センタ・ユニット
50の入出力ポート51に接続されており、ヘッドセッ
ト13dからのアナログ音声信号をデジタル音声信号に
変換してセンタ・ユニット50に供給する一方、センタ
・ユニット50からのデジタル音声信号をアナログ音声
信号に変換してヘッドセット13dに供給する。
【0028】4Wインターフェース62aは、無線機1
7とセンタ・ユニット50との間におけるUSBインタ
ーフェースであり、送話/受話用それぞれにA/D変換
器およびD/A変換器を有している。該4Wインターフ
ェース62aは、送話/受話それぞれ2本のライン(計
4本)で、無線機17からのアナログ音声信号をデジタ
ル音声信号に変換してセンタ・ユニット50に供給する
一方、センタ・ユニット50からのデジタル音声信号を
アナログ音声信号に変換して無線機17に供給する。同
様に、4Wインターフェース62bは、CCU20aと
センタ・ユニット50との間におけるUSBインターフ
ェースであり、送話/受話用それぞれにA/D変換器お
よびD/A変換器を有している。該4Wインターフェー
ス62bは、送話/受話それぞれ2本のライン(計4
本)で、CCU20aからのアナログ音声信号をデジタ
ル音声信号に変換してセンタ・ユニット50に供給する
一方、センタ・ユニット50からのデジタル音声信号を
アナログ音声信号に変換してCCU20aに供給する。
2Wインターフェース63は、センタ・ユニット50と
の間におけるUSBインターフェースであり、送話/受
話用それぞれにA/D変換器およびD/A変換器を有し
ており、2本のラインで送話/受話信号を伝送する。
【0029】なお、上述した4WHインターフェース6
0a〜60d、ステーション・ユニット61、4Wイン
ターフェース62a,62bまたは2Wインターフェー
ス63、CCU20aは、センタ・ユニット50から入
出力ポート51を介して電源供給されるので、それぞれ
が電源を備える必要はない。
【0030】A−3.タリーシステムの構成 図3は、本発明の実施形態によるタリーシステムの構成
を示すブロック図である。なお、図1に対応する部分に
は同一の符号を付けて説明を省略する。図において、セ
ンタ・ユニット50は、前述したISRシステムおよび
インカムシステムと同様に、複数の入出力ポート51を
有している。NTSC/HDVSスイッチャ30a,3
0bは、4WRインターフェース52a,52bを介し
てセンタ・ユニット50の入出力ポート51に接続され
ている。NTSC/HDVSスイッチャ30aには、切
り替え操作用のスイッチャ・パネル31が接続されてい
る。
【0031】また、マトリックス・スイッチャ32およ
びパネル34a〜34cは、所定のバス(S−BUS)
33aに接続されており、4WSインターフェース53
aを介してセンタ・ユニット50の入出力ポート51に
接続されている。同様に、パネル34d〜34fおよび
ディスプレイ35a〜35cが、所定のバス(S−BU
S)33bに接続されており、4WSインターフェース
53bを介してセンタ・ユニット50の入出力ポート5
1に接続されている。
【0032】また、ビデオカメラ42は、CCU41に
接続されており、該CCU41は、4Wインターフェー
ス54を介してセンタ・ユニット50の入出力ポート5
1に接続されている。また、リモートパネル44は、U
SB/パラレル変換器80に接続されており、該USB
/パラレル変換器80は、センタ・ユニット50の入出
力ポート51に接続されている。また、コンピュータ5
5は、入出力ポート51またはネットワーク5を介して
センタ・ユニット50に接続されている。
【0033】センタ・ユニット50は、NTSC/HD
VSスイッチャ30a,30b、マトリックス・スイッ
チャ32から出力されるタリー信号の変化を検出するこ
とで、これらNTSC/HDVSスイッチャ30a,3
0b、マトリックス・スイッチャ32の操作状態を検出
し、その機器から出力されている映像信号が現在使用中
であることを通知するタリー機能を有する。
【0034】また、上記USB/パラレル変換器80
は、USB−パラレル信号の変換を行うようになってお
り、パラレル出力81として、センタ・ユニット50か
らのNTSC/HDVSスイッチャ30a,30bおよ
びマトリックス・スイッチャ32のクロスポイントの状
態を、接点情報などの形態で出力する一方、外部からの
パラレル信号をUSBポート51に供給する。
【0035】A−4.収録再生システム 次に、図4は、本発明の実施形態による収録再生システ
ムの構成を示すブロック図である。図において、センタ
・ユニット50は、前述したISRシステム、インカム
システムならびにタリーシステムと同様に、複数のIE
EE1394ポートまたは複数のUSBポートからなる
入出力ポート51を有し、任意の入出力ポートに入力さ
れる信号を、任意の入出力ポートから出力することが可
能なマトリックス機能を有するものである。図示の例で
は、高速転送が可能なIEEE1394ポートには、V
TR90a〜90cおよびビデオカメラ91aが接続さ
れており、USBポートには、ビデオカメラ91b、記
憶媒体(図示の例ではMD)92およびスピーカ93が
接続されている。なお、上記VTR90a〜90c、ビ
デオカメラ91a,91b、記憶媒体92およびスピー
カ93が、IEEE1394ポートまたはUSBポート
を備えている場合には、図示するように、センタ・ユニ
ット50の入出力ポート51に直接接続すればよい。こ
れに対して、上記機器がIEEE1394ポートまたは
USBポートを備えていない場合には、前述したISR
システム、インカムシステムならびにタリーシステムと
同様に、対応するインターフェースを介して接続すれば
よい。
【0036】A−4.統合システム 上述したISRシステム、インカムシステム、タリーシ
ステムおよび収録再生システムは、センタ・ユニット5
0およびコンピュータ55を共用することで1つの統合
システムとして構築することが可能である。すなわち、
コンピュータ55により、センタ・ユニット50の入出
力ポート51毎に、動作制御ならびにクロスポイントを
設定することで、ISRシステム、インカムシステム、
タリーシステムおよび収録再生システム全ての機能を実
現することが可能である。この場合、入出力ポート51
は、映像音声信号の伝送に加えて、映像音声機器の動作
を制御するための制御データの伝送を行うことができる
ので、1本のケーブルだけで、ISRシステム、インカ
ムシステム、タリーシステムおよび収録再生システム全
てに対応することができる。
【0037】また、本実施形態によるセンタ・ユニット
50の入出力ポート51は、電源を投入したままの状態
で着脱できる活線挿抜が可能であるので、接続する映像
音声機器を、入出力ポート51に対応するポートを有し
ない場合には、それぞれに対応するインターフェースを
介して、また、入出力ポート51に対応するポートを有
する場合には、直接、センタ・ユニット50の入出力ポ
ート51に接続すればよく、作業を簡便化することがで
きる。また、複数の機器を接続した場合であっても、従
来のRS232Cに比べて、個々の機器との間でパケッ
ト交換による高速なデータ転送を行うので、ISRシス
テム、インカムシステム、タリーシステムおよび収録再
生システム全てを統合しても伝送速度が低下することが
ない。
【0038】A−5.ソフトウェア(機能)構成 次に、上述した放送支援装置におけるコンピュータ55
による各システムの構築や、システム毎の設定や制御を
行うためのソフトウェア(機能)構成について説明す
る。なお、以下において、上述した各種映像音声機器、
スイッチャ、クロスポイント、センタ・ユニットなど
は、単に機器と表現する。ここで、図5は、コンピュー
タ55におけるソフトウェア(機能)構成を示す概念図
である。ソフトウェアは、大きく分けて、システムコン
トロール100、ユニットチェッカ101、ユニットコ
ントロール102の3つの部分からなる。システムコン
トロール100は、システム全体を制御、管理、監視す
るソフトウェアであり、系統図ソフトウェア100a、
設定・インフォメーション・ソフトウェア100b、ド
キュメントの閲覧ソフトウェア100cおよびシステム
監視ソフトウェア100dからなる。
【0039】系統図ソフトウェア100aは、各システ
ムにおける各機器の接続関係を示す系統図を作成し、表
示するソフトウェアである。設定・インフォメーション
・ソフトウェア100bは、各機器の製造元で用意され
た、機器毎のプラグイン110に基づいて機器の設定画
面を生成するソフトウェアである。プラグイン110
は、機器毎に製造元等から提供されるソフトウェアであ
り、各機器の設定環境や機器情報などを記述したもので
ある。ドキュメントの閲覧ソフトウェア100cは、取
扱説明書などを閲覧するためのソフトウェアである。シ
ステム監視ソフトウェア100dは、直接、ハードウェ
アとアクセスし、実際の各機器の接続状態や各機器の動
作を監視するためのソフトウェアである。
【0040】ユニットチェッカ101は、機器製造に関
して特化させたもので、各機器の設定画面に従って、製
造元、メンテナンス時に各システムや各機器の動作など
を確認するためのシステムコントロールのサブセットあ
る。該ユニットチェッカ101は、設定・インフォメー
ション・ソフトウェア101a、信号生成機能ソフトウ
ェア101b、測定・判定機能ソフトウェア101cお
よびバッチ処理ソフトウェア101dからなる。
【0041】設定・インフォメーション・ソフトウェア
101aは、上記システムコントロール100のものと
同じものであり、各機器の製造元で用意された、機器毎
のプラグイン110に基づいて、上記ユニットチェッカ
101で用いられる機器の設定画面を生成する。信号生
成機能ソフトウェア101bは、動作確認のための信号
を生成するものである。測定・判定機能ソフトウェア1
01cは、上記信号に基づいて、各機器の出力信号など
を測定し、正常動作であるか否かを判断するものであ
る。バッチ処理ソフトウェア101dは、上記信号生成
機能ソフトウェア101bおよび測定・判定機能ソフト
ウェア101cにより一連のチェック動作を行うための
ものである。
【0042】ユニットコントロール102は、各機器の
設定画面に従って、各機器単独で操作、設定するための
最低限の機能を有するソフトウェアである。設定・イン
フォメーション・ソフトウェア102aは、上記システ
ムコントロール100のものと同じものであり、各機器
の製造元で用意された、機器毎のプラグイン110に基
づいて、上記ユニットコントロール102で用いられる
機器の設定画面を生成する。
【0043】A−6.GUI画面 次に、上述した放送支援装置におけるコンピュータ55
でのGUI画面について説明する。ここで、図6は、コ
ンピュータ55におけるGUI画面の一例を示す模式図
である。コンピュータ55の画面上には、図6に示すよ
うに、第1画面として外観図120または系統図121
が表示される。外観図120は、システム全体(または
一部)の機器のラック、テーブルなどへの実装状態を模
式的に描画した図面である。また、系統図121は、シ
ステムを構成する各機器を明示的なシンボルで表し、各
機器間の接続関係が系統図ソフトウェア100aにより
模式的に描画された図面である。なお、系統図121の
場合、1画面上にシステム全体を描画すると接続関係が
複雑になるので、それぞれのシステム毎に、すなわちI
SRシステム、インカムシステム、タリーシステムおよ
び収録再生システム毎に選択可能に表示するようにして
もよい。また、システムエクスプローラ122には、当
該コンピュータ55をトップとし、実際の各機器の接続
状態をシステム監視ソフトウェア100dにより模式的
に描画された図面が表示される。外観図120および系
統図121、あるいはシステムエクスプローラ122に
おいて、表示されている機器から所望の機器(シンボ
ル)を選択(マウスによるダブりクリックなど)するこ
とで、選択された機器に対して、図6に示す情報画面1
23が表示される。
【0044】情報画面123は、選択された機器に関す
る各種情報/ファイルへアクセスしたり、機器の動作パ
ラメータなどを設定したりするためのものである。該情
報画面123には、機器情報選択肢124、インフォメ
ーション選択肢125、ドキュメント選択肢126、メ
モ選択肢127、ログ選択肢128および設定画面選択
肢129が、オペレータにより選択可能に表示されてい
る。機器情報選択肢124は、メーカ名、機器名(型
番)、シリアル番号など、機器を特定するための情報を
見るための画面を開くためのものである。インフォメー
ション選択肢125は、正常/異常、アワーメータ、動
作状態、デバイス情報(テープ、CDなど)など、現在
の機器状態に関する情報を見るための画面を開くための
ものである。ドキュメント選択肢126は、取扱説明
書、メンテナンスマニュアル、サービスマニュアルな
ど、機器に関する書類を閲覧するために、設定・インフ
ォメーション・ソフトウェア100bにより描画される
閲覧画面130を開くためのものである。メモ選択肢1
27は、使用履歴、設定内容、注意事項など、機器に関
して残しておきたい、オペレータにより入力可能な情報
を見るための画面を開くためのものである。ログ選択肢
128は、機器が持っている過去の動作状況などの履歴
(ログ)情報を見るための画面を開くためのものであ
る。設定画面選択肢129は、機器の動作パラメータな
どを設定するために、設定・インフォメーション・ソフ
トウェア100bにより描画される設定画面131を開
くためのものである。該設定画面131は、後述するよ
うに、オペレータの管理レベル等に応じて設けられた複
数の設定画面から選択可能になっている。
【0045】A−7.各機器の設定環境 コンピュータ55においては、放送支援装置における各
機器の設定、テスト等、従来、各機器の操作パネル等で
設定・操作可能であったものについて全て可能である。
このとき、設定・操作における混乱を防止するために、
上記管理レベルとして、2つ以上のレベル(例えば、ユ
ーザレベル、メンテナンスレベル、設計レベル等)を設
定することが好ましい。すなわち、オペレータの管理レ
ベルに応じて、設定内容に制限を設け、誤設定などが発
生しないように考慮する。管理レベルは、例えば、コン
ピュータ55へアクセスする際に、ユーザIDやパスワ
ードを入力させることで識別可能となっている。各機器
の設定環境は、上述したプラグイン110で提供する。
なお、プラグイン110は、HTML(Hyper TextMark
up Language)やXML(eXtensible Markup Languag
e)で記述し、汎用性を持たせることが好ましい。
【0046】A−8.設定データの一括管理 コンピュータ55では、設定画面131において設定さ
れた、接続されている機器全ての設定内容を1つのファ
イルとして読み込んだり、書き出したりできるようにな
っている。また、その中の特定のファイルにアクセス可
能とする。これにより、中継車等のようにシステム構成
が頻繁に変わるような場合であっても、その時々の機器
全ての情報、すなわち設定内容を1つのファイルとして
保存しておくことで、2回目以降の設定に要する時間を
短縮することが可能となる。また、一部修正にも迅速に
対応することが可能となる。
【0047】A−9.各システムの設定 上述した本実施形態による放送支援装置では、まず、コ
ンピュータ55において、画面上に仮想マトリックスを
表示し、該仮想マトリックス上で機器を配置して接続関
係を設定することで系統図121を作成する。あるいは
予め別の場所で作成された系統図のファイルを読み込む
ようにしてもよい。次に、コンピュータ55に表示され
た外観図120または系統図121を参照することによ
り、ISRシステム、インカムシステム、タリーシステ
ムまたは収録再生システム、あるいは統合システム全体
を構築すべく、機器をセンタ・ユニット50に接続す
る。実際のシステム構成が系統図121通りに行われて
いるかは、システムエクスプローラ122を起動するこ
とで、コンピュータ55をトップとした、現時点におけ
る各機器の実装状態を示す図面を表示させることで確認
することができる。次に、系統図121またはシステム
エクスプローラ122による図面において、表示されて
いる機器から所望の機器(シンボル)を選択すること
で、該当機器に関する情報画面123を開き、さらに、
機器情報選択肢124から機器毎の各種情報を確認した
り、設定画面選択肢129から設定画面131を開き、
動作パラメータを設定したりする。以下、システム毎
に、より詳細に説明する。
【0048】(1)ISRシステムの設定 まず、コンピュータ55に表示された外観図120また
は系統図121を参照してISRシステムを構築する。
このとき、上記系統図121およびシステムエクスプロ
ーラ122による図面を比較することで各機器が正しく
接続されているかを確認する。図1に示す例では、NT
SC/HDVSスイッチャ30a,30b、マトリック
ス・スイッチャ32、パネル34a〜34f、ディスプ
レイ35a〜35c、ビデオカメラ42、VTR2a,
2bなど、動作状況を監視する機器を、入出力ポート5
1に接続するための4WRインターフェース52a〜5
2d、4WSインターフェース53a,53bまたは4
Wインターフェース54を介して、センタ・ユニット5
0に接続する。
【0049】次に、系統図121またはシステムエクス
プローラ122による図面において、表示されている所
望の機器を選択することで、該当機器に関する情報画面
123を表示させ、機器毎の各種情報を確認するととも
に、動作パラメータを設定する。特に、センタ・ユニッ
ト50に対しては、入出力ポート51に接続されている
機器の種類や、監視動作(監視インターバルなど)とし
て、各機器から通知された動作状態(特に、エラー発
生)を収集し、コンピュータ55に通知するように設定
する。その後、センタ・ユニット50により監視動作を
実行する。
【0050】監視動作において、センタ・ユニット50
からは、入出力ポート51によって接続された、NTS
C/HDVSスイッチャ30a,30b、マトリックス
・スイッチャ32、パネル34a〜34f、ディスプレ
イ35a〜35c、ビデオカメラ42、VTR2a,2
bなどの監視対象となる機器に対して常時定期的に動作
状態通知要求が送出される。すなわち、接続された機器
に対して巡回的に動作状態通知要求が送出され、この動
作状態通知要求を送られた各機器からは、動作状態とし
て、例えばこの前に送られたコマンドから現時点までに
発生したエラーがあれば、そのエラーを示すエラーコー
ドがセンタ・ユニット50に返される。センタ・ユニッ
ト50では、エラーコードを含む動作状態に関する情報
を受信すると、該動作状態に関する情報を入出力ポート
51またはネットワーク5で接続されたコンピュータ5
5に通知する。コンピュータ55では、上記エラーコー
ドを含む動作状態に関する情報に従って、上記機器毎に
エラー発生などの動作状態が管理される。
【0051】(2)インカムシステムの設定 まず、コンピュータ55に表示された外観図120また
は系統図121を参照してインカムシステムを構築す
る。このとき、上記系統図121およびシステムエクス
プローラ122による図面を比較することで各機器が正
しく接続されているかを確認する。図2に示す例では、
ヘッドセット13a〜13hや、マイクロフォン16、
ビデオカメラ19a,19b、スピーカ71などを、そ
れぞれマスタ・ステーション61、4WHインターフェ
ース60a〜60d、4Wインターフェース62a,6
2b、2Wインターフェース63を介してセンタ・ユニ
ット50の入出力ポート51に接続する。このとき、コ
ンピュータ55のマイクロフォンとスピーカとによる簡
易ヘッドセットを用いて、マトリックスを設定しなが
ら、各端末の接続が正しく行われているか確認すること
ができる。
【0052】次に、系統図121またはシステムエクス
プローラ122による図面において、所望の機器を選択
することで、該当機器に関する情報画面123を表示さ
せ、機器毎の各種情報を確認するとともに、動作パラメ
ータを設定する。特に、センタ・ユニット50の入出力
ポート51に接続されている機器を考慮しながら、セン
タ・ユニット50におけるクロスポイントを設定する。
【0053】上記インカムシステムでは、まず、次に、
コンピュータ55により、ヘッドセット13a〜13h
を用いた会話は、センタ・ユニット50を介して、それ
ぞれのインターフェースでデジタル/アナログまたはア
ナログ/デジタル変換されて、複数のオペレータ間で行
われる。また、コンピュータ55のマイクロフォンとス
ピーカとによる簡易ヘッドセットは、各端末と割り込み
でプライベートラインを形成することができる。
【0054】(3)タリーシステムの設定 まず、コンピュータ55に表示された外観図120また
は系統図121を参照して構築する。このとき、上記系
統図121およびシステムエクスプローラ122による
図面を比較することで各機器が正しく接続されているか
を確認する。図3に示す例では、まず、NTSC/HD
VSスイッチャ30a,30b、マトリックス・スイッ
チャ32および複数のパネル34a〜34cが接続され
た所定のバス(S−BUS)33a、複数のパネル34
d〜34fおよび複数のディスプレイ35a〜35cが
接続された所定のバス(S−BUS)33b、ビデオカ
メラ42が接続されているCCU41、ならびにUSB
/パラレル変換器80を、それぞれ4WRインターフェ
ース52a,52b、4WSインターフェース53a,
53b、4Wインターフェース54を介して、センタ・
ユニット50の入出力ポート51に接続する。
【0055】次に、コンピュータ55において、系統図
121またはシステムエクスプローラ122による図面
において、表示されている機器から所望の機器を選択す
ることで、該当機器に関する情報画面123を表示さ
せ、機器毎の各種情報を確認したり、動作パラメータを
設定したりする。特に、センタ・ユニット50に対して
は、入出力ポート51に接続されている機器を考慮しな
がら、タリー信号の制御動作を設定する。
【0056】上記タリーシステムにおいては、上記セン
タ・ユニット50が、NTSC/HDVSスイッチャ3
0a,30b、マトリックス・スイッチャ32から出力
されるタリー信号の変化を検出することで、NTSC/
HDVSスイッチャ30a,30b、マトリックス・ス
イッチャ32の操作状態を検出し、センタ・ユニット5
0の入出力ポート51に接続されているCCU41を介
して接続されているビデオカメラ42などの各機器に送
出し、その機器から出力されている映像信号が現在使用
中であることを知らせる。ビデオカメラ42では、上記
タリー信号が受信されると、カメラ本体等に備えられた
ランプを点灯する。
【0057】(4)収録再生システムの設定 まず、コンピュータ55に表示された外観図120また
は系統図121を参照して構築する。このとき、上記系
統図121およびシステムエクスプローラ122による
図面を比較することで各機器が正しく接続されているか
を確認する。図4に示す例では、VTR90a〜90c
や、ビデオカメラ91a,91b、記憶媒体92、スピ
ーカ93などを、それぞれセンタ・ユニット50の入出
力ポート51に接続する。
【0058】次に、コンピュータ55において、系統図
121またはシステムエクスプローラ122による図面
に従って、表示されている機器から所望の機器を選択す
ることで、該当機器に関する情報画面123を表示さ
せ、機器毎の各種情報を確認したり、動作パラメータを
設定したりする。特に、センタ・ユニット50の入出力
ポート51に接続されている機器を考慮しながら、セン
タ・ユニット50における動作やクロスポイントを設定
する。例えば、ビデオカメラ90aで撮影された映像を
VTR91aに記録するように設定したり、VTR90
bの再生映像をVTR90cに記録するように設定した
りする。また、上記VTR90aの再生映像を同時に記
憶媒体92に記録するようにクロスポイントを設定する
ことも可能である。このように、コンピュータ55によ
りセンタ・ユニット50を設定することで、上記映像音
声機器の動作を制御するとともに、ダビングや記録、再
生などを連動させて動作させることができる。
【0059】(5)上位との接続 また、ネットワーク5や電話回線22等を用いて上位コ
ンピュータにリモートアクセスすることを可能とする。
これにより、システムの状態の監視や、トラブル時の確
認などに利用することができ、トラブルの防止、早期解
決を図ることができる。
【0060】なお、上述した実施形態では、コンピュー
タ55上で動作するソフトウェアは、放送局などで番組
収録もしくは番組送出に用いられる複数の機器の動作状
態を監視する放送支援装置に対して適用された例につい
て説明したが、これに限らず、コンピュータ55に接続
され、通信を行うあらゆる機器を操作・制御対象として
もよいことは言うまでもない。例えば、ネットワーク5
を介して他のセンタ・ユニットを制御したり、同じくネ
ットワーク5を介して、直接、スイッチャやVTRを制
御したりするような場合に、システムを容易に、かつ短
時間で構築することが可能となり、各機器の設定や動作
制御に関わる操作性を向上させることが可能となる。ま
た、近年、家庭内において、いわゆる家電をLANなど
のネットワーク(有線、無線を含む)で接続し、情報通
信を行うことで使い勝手を向上させる技術が提案されて
いるが、このような技術においても、上述した本発明の
実施形態を適用することが可能であり、システムを容易
に、かつ短時間で構築することが可能となり、各機器の
設定や動作制御に関わる操作性を向上させることが可能
となる。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、系統図表
示手段により、放送支援装置で用いられる複数の機器を
明示的なシンボルで表し、各機器間の接続関係を模式的
に描かれた系統図を表示し、前記系統図に表示される機
器を表すシンボルが指定されると、機器状態表示手段に
より、指定された機器の動作状態を表示するようにした
ので、番組収録もしくは番組送出を行うためのシステム
を容易に、かつ短時間で構築することができ、各システ
ムの設定や動作制御に関わる操作性を向上させることが
できるという利点が得られる。
【0062】また、請求項2記載の発明によれば、接続
状態表示手段により、前記複数の機器を明示的なシンボ
ルで表し、各機器間の実際の接続状態を模式的に描画さ
れた接続状態図を表示するようにしたので、番組収録も
しくは番組送出を行うためのシステムを容易に、かつ短
時間で構築することができ、各システムの設定や動作制
御に関わる操作性を向上させることができるという利点
が得られる。
【0063】また、請求項3記載の発明によれば、前記
系統図に表示される機器を表すシンボルが指定される
と、関連情報表示手段により、指定された機器の関連情
報を表示するようにしたので、番組収録もしくは番組送
出を行うためのシステムを容易に、かつ短時間で構築す
ることができ、各システムの設定や動作制御に関わる操
作性を向上させることができるという利点が得られる。
【0064】また、請求項4記載の発明によれば、前記
系統図に表示される機器を表すシンボルが指定される
と、設定画面表示手段により、指定された機器の動作条
件を設定するための設定画面を表示するようにしたの
で、番組収録もしくは番組送出を行うためのシステムを
容易に、かつ短時間で構築することができ、各システム
の設定や動作制御に関わる操作性を向上させることがで
きるという利点が得られる。
【0065】また、請求項5記載の発明によれば、接続
状態表示手段により、放送支援装置で用いられる複数の
機器を明示的なシンボルで表し、各機器間の実際の接続
状態を模式的に描画された接続状態図を表示し、前記接
続状態図に表示される機器を表すシンボルが指定される
と、機器状態表示手段により、指定された機器の動作状
態を表示するようにしたので、番組収録もしくは番組送
出を行うためのシステムを容易に、かつ短時間で構築す
ることができ、各システムの設定や動作制御に関わる操
作性を向上させることができるという利点が得られる。
【0066】また、請求項6記載の発明によれば、系統
図表示手段により、前記複数の機器を明示的なシンボル
で表し、各機器間の接続関係を模式的に描かれた系統図
を表示するようにしたので、番組収録もしくは番組送出
を行うためのシステムを容易に、かつ短時間で構築する
ことができ、各システムの設定や動作制御に関わる操作
性を向上させることができるという利点が得られる。
【0067】また、請求項7記載の発明によれば、前記
接続状態図に表示される機器を表すシンボルが指定され
ると、関連情報表示手段により、指定された機器の関連
情報を表示するようにしたので、番組収録もしくは番組
送出を行うためのシステムを容易に、かつ短時間で構築
することができ、各システムの設定や動作制御に関わる
操作性を向上させることができるという利点が得られ
る。
【0068】また、請求項8記載の発明によれば、前記
接続状態図に表示される機器を表すシンボルが指定され
ると、設定画面表示手段により、指定された機器の動作
条件を設定するための設定画面を表示するようにしたの
で、番組収録もしくは番組送出を行うためのシステムを
容易に、かつ短時間で構築することができ、各システム
の設定や動作制御に関わる操作性を向上させることがで
きるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ISRシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】インカムシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】タリーシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】収録再生システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】コンピュータ55におけるソフトウェア(機
能)構成を示す概念図である。
【図6】コンピュータ55におけるGUI画面の一例を
示す模式図である。
【符号の説明】
2a,2b……VTR(複数の機器)、13a〜13h
……ヘッドセット(複数の機器)、16……マイクロフ
ォン(複数の機器)、17……無線機、30a、30b
……NTSC/HDVSスイッチャ(複数の機器)、3
1……スイッチャ・パネル(複数の機器)、32……マ
トリックス・スイッチャ(複数の機器)、33a,33
b……S−BUS、34a〜34f……パネル(複数の
機器)、35a〜35c……ディスプレイ(複数の機
器)、20a,41,70……CCU、19a,19
b,42……ビデオカメラ(複数の機器)、50……セ
ンタ・ユニット(複数の機器)、51……入出力ポー
ト、52a〜52d……4WRインターフェース、53
a,53b……4WSインターフェース、54……4W
インターフェース、55……コンピュータ、56……U
SBハブ、60a〜60d……4WHインターフェー
ス、62a,62b……4Wインターフェース、63…
…2Wインターフェース、71、93……スピーカ(複
数の機器)、90a〜90c……VTR(複数の機
器)、91b……ビデオカメラ(複数の機器)、92…
…記憶媒体、100……システムコントロール、100
a……系統図ソフトウェア(系統図表示手段)、100
b……設定・インフォメーション・ソフトウェア(関連
情報表示手段、設定画面表示手段)、100c……ドキ
ュメント閲覧ソフトウェア(関連情報表示手段)、10
0d……システム監視ソフトウェア(機器状態表示手
段、接続状態表示手段)、120……外観図、121…
…系統図、122……システムエクスプローラ、123
……情報画面、130……閲覧画面、131……設定画

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局などで番組収録もしくは番組送出
    に用いられる複数の機器の動作状態を監視する放送支援
    装置において、 前記複数の機器を明示的なシンボルで表し、各機器間の
    接続関係を模式的に描かれた系統図を表示する系統図表
    示手段と、 前記系統図に表示される機器を表すシンボルが指定され
    ると、指定された機器の動作状態を表示する機器状態表
    示手段とを具備することを特徴とする放送支援装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の機器を明示的なシンボルで表
    し、各機器間の実際の接続状態を模式的に描画された接
    続状態図を表示する接続状態表示手段を具備することを
    特徴とする請求項1記載の放送支援装置。
  3. 【請求項3】 前記系統図に表示される機器を表すシン
    ボルが指定されると、指定された機器の関連情報を表示
    する関連情報表示手段を具備することを特徴とする請求
    項1記載の放送支援装置。
  4. 【請求項4】 前記系統図に表示される機器を表すシン
    ボルが指定されると、指定された機器の動作条件を設定
    するための設定画面を表示する設定画面表示手段を具備
    することを特徴とする請求項1記載の放送支援装置。
  5. 【請求項5】 放送局などで番組収録もしくは番組送出
    に用いられる複数の機器の動作状態を監視する放送支援
    装置において、 前記複数の機器を明示的なシンボルで表し、各機器間の
    実際の接続状態を模式的に描画された接続状態図を表示
    する接続状態表示手段と、 前記系統図に表示される機器を表すシンボルが指定され
    ると、指定された機器の動作状態を表示する機器状態表
    示手段とを具備することを特徴とする放送支援装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の機器を明示的なシンボルで表
    し、各機器間の接続関係を模式的に描かれた系統図を表
    示する系統図表示手段を具備することを特徴とする請求
    項5記載の放送支援装置。
  7. 【請求項7】 前記接続状態図に表示される機器を表す
    シンボルが指定されると、指定された機器の関連情報を
    表示する関連情報表示手段を具備することを特徴とする
    請求項5記載の放送支援装置。
  8. 【請求項8】 前記接続状態図に表示される機器を表す
    シンボルが指定されると、指定された機器の動作条件を
    設定するための設定画面を表示する設定画面表示手段を
    具備することを特徴とする請求項5記載の放送支援装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293734A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Nec Infrontia Corp 接点情報入力装置及び警備端末

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