JP4378870B2 - マルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置及び方法 - Google Patents

マルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディアコンテンツを構成する個々の素材を編集するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像,音声,テキストといった複数種類の素材を組み合わせて作成されたマルチメディアコンテンツが、CD−ROMやDVDとして販売されたり、インターネット経由で配信されている。
【0003】
このマルチメディアコンテンツの作成過程は、次の3段階に大別される。
(1)外部から素材を収集する(例えばテレビジョンカメラで映像を収録したり、既存の映像ライブラリの中から適当な映像を探し出す)段階。
(2)収集した素材を個別に編集したり、新たに素材(コンピュータグラフィックスやテキストや音声)を作成して編集する段階。
(3)編集済みの各素材の再生タイミングを決定したり、映像やテキストのような可視的な素材の画面上での位置を決定するオーサリングの段階。
【0004】
図2は、これらの段階で従来から行われている処理を示す図である。テレビジョンカメラで収録した映像が、ビデオ編集用の編集端末22に付属した記録装置23に記録される((1)の段階)。編集端末22では、この記録装置23に記録された素材が編集される((2)の段階)。
【0005】
他方、CG(コンピュータグラフィックス)編集用の編集端末24では、CGが作成・編集されて付属の記録装置25に記録される((2)の段階)。音声編集用の編集端末26でも、音声が作成・編集されて付属の記録装置27に記録される((2)の段階)。テキスト編集用の編集端末28でも、テキストが作成・編集されて付属の記録装置29に記録される((2)の段階)。
【0006】
編集端末22,24,26,28での素材の編集が終了すると、記録装置23,25,27,29から編集済みの素材が再生されて、それらの素材がオーサリング用のフォーマットで記録装置30に記録し直される。オーサリング端末31では、オーサリングツールが実行されることにより、記録装置30に記録された素材がGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)画面上でオーサリングされる((3)の段階)。
【0007】
このように、従来は、素材の収集段階((1)の段階)や素材毎の編集段階((2)の段階)で、各素材をそれぞれ別々の編集端末に付属した記録装置に記録していた。
【0008】
また、素材毎の編集段階からオーサリング段階((3)の段階)に移行する際に、各編集端末に付属の記録装置から素材を再生して、それらの素材をオーサリング用のフォーマットで別の記録装置に記録し直していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、こうした従来の処理には、次の(a)や(b)のような不都合があった。
(a)マルチメディアコンテンツを構成する各素材は、互いに内容的に密接な関係を持っている。したがって、素材毎の編集段階では、他の素材の内容との関係で不備がないようにするために、個々の素材を編集する担当者が、他の素材を実際に参照しながら編集を行うことが望ましい(例えば、CGを編集する担当者は、外部から収集された映像を参照しながらCGを編集することが望ましい)。しかるに、従来の処理では、各素材がそれぞれ別々の編集端末に付属した記録装置に記録されるので、個々の素材を編集する担当者が他の素材を参照することが困難であった。
【0010】
(b)各編集端末に付属の記録装置から素材を再生するのには時間がかかる(一般に、完成したマルチメディアコンテンツの再生時にその素材を再生するのと同程度の時間がかかる)。その結果、素材毎の編集段階からオーサリング段階に移行する際の待ち時間が長くなるので、全体としてのマルチメディアコンテンツの作成時間が長くなってしまう。さらに、オーサリング段階で素材同士の関係に内容的な不備がみつかった場合には素材毎の編集段階に戻って編集をやり直さなければならないが、編集をやり直して再びオーサリング段階に移行する際にもやはり修正済みの素材を編集端末に付属の記録装置から再生しなければならないので、一層待ち時間が長くなってしまう。(特に、(a)として記載したように素材毎の編集段階で個々の素材を編集する担当者が他の素材を参照することが困難なので、オーサリング段階で素材同士の関係に内容的な不備がみつかることが少なくない。)
【0011】
本発明は、上述の点に鑑み、マルチメディアコンテンツを構成する個々の素材を編集する担当者が、他の素材を容易に参照しながら編集を行えるようにするとともに、マルチメディアコンテンツの作成時間を短縮することを課題としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本出願人は、マルチメディアコンテンツを構成する素材を所定のフォーマットで記録するための記録手段と、素材を表示可能であり、それぞれ素材を編集するための複数の編集手段と、この所定のフォーマットとこれらの編集手段で処理可能なフォーマットとの間でフォーマットの変換を行う変換手段とを備え、外部から供給される素材がこの記録手段で記録され、これらの変換手段を介してこの記録手段とこれらの編集手段との間で素材が授受されるようにしたマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置を提案する。
【0013】
この編集装置では、素材を所定のフォーマットで記録するための記録手段と、複数の編集手段との間で、この所定のフォーマットとこれらの編集手段で処理可能なフォーマットとの間でフォーマット変換を行う変換手段を介してそれぞれ素材が授受されるようになっている。
【0014】
したがって、外部から供給された素材が記録手段に記録されると(すなわち外部から素材が収集されると)、各編集手段を操作する担当者は、それぞれ記録手段から再生させたその素材を変換手段でフォーマット変換させてその編集手段で表示させることができる。これにより、外部から収集した素材を編集する担当者だけでなく、他の素材を編集する担当者も、外部から収集した素材を容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0015】
また、各編集手段を操作する担当者は、それぞれ編集済みの素材を変換手段でフォーマット変換させて記録手段に記録させることができる。したがって、各編集手段を操作する担当者は、必要に応じて、記録手段から再生させたそれらの素材を変換手段でフォーマット変換させてその編集手段で表示させることができる。これにより、個々の素材を編集する担当者が、他の編集済みの素材をも容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0016】
このように、この編集装置を用いれば、共通の記録手段に記録された素材を各編集手段で表示することにより、個々の素材を編集する担当者が、他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0017】
また、記録手段に記録される素材のフォーマットと編集手段で処理可能なフォーマットとの間でのフォーマット変換が変換手段によって行われるので、編集手段で処理可能なフォーマットの如何に係わらず、記録手段としてはオーサリング用のフォーマットで素材を記録するものを用いることができる。したがって、オーサリング段階では、この記録手段に記録された素材をそのままオーサリングすることができる。すなわち、素材毎の編集段階からオーサリング段階に移行する際に、この記録手段から素材を再生して別の記録手段に記録し直す必要がない。これにより、素材毎の編集段階から迅速にオーサリング段階に移行することができるので、マルチメディアコンテンツの作成時間が短縮される。
【0018】
しかも、前述のように、素材毎の編集段階で、個々の素材を編集する担当者が他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができる(したがって他の素材の内容との関係で不備がないように編集を行うことができる)ので、オーサリング段階で素材同士の関係に内容的な不備がみつかることも少なくなる。これにより、オーサリング段階から素材毎の編集段階に戻って編集をやり直すことも少なくなるので、この点からもマルチメディアコンテンツの作成時間が短縮される。
【0019】
なお、この編集装置において、変換手段は、ファイルフォーマットの変換を行う変換手段と、圧縮フォーマットの変換を行う変換手段とから成ることが好適である。それにより、編集手段としては、処理可能なファイルフォーマットが、記録手段で素材を記録する際のファイルフォーマットとは異なるだけでなく、処理可能な圧縮フォーマットも、記録手段に記録される素材の圧縮フォーマットとは異なるのもの(例えば編集用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたパーソナルコンピュータのようなごく一般的な編集端末)を用いれば足りるようになる。
【0020】
次に、本出願人は、マルチメディアコンテンツを構成する素材を所定のフォーマットで記録するための記録手段と、素材を表示可能であり、それぞれ素材を編集するための複数の編集手段と、この所定のフォーマットとこれらの編集手段で処理可能なフォーマットとの間でフォーマットの変換を行う変換手段とを備えた装置を用いたマルチメディアコンテンツ用の素材の編集方法において、外部から供給される素材をこの記録手段で記録する第1ステップと、この記録手段から再生させた素材を、これらの変換手段でフォーマット変換してこれらの編集手段で表示する第2ステップと、これらの編集手段で編集した素材を、これらの変換手段でフォーマット変換してこの記録手段で記録する第3ステップとを有するものを提案する。
【0021】
この編集方法では、外部から供給された素材を記録手段で記録した後、記録手段から再生させたその素材を変換手段でフォーマット変換して各編集手段で表示する。これにより、外部から収集した素材を編集する担当者だけでなく、他の素材を編集する担当者も、外部から収集した素材を容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0022】
その後、この編集方法では、各編集手段で編集した素材を、変換手段でフォーマット変換してこの記録手段で記録する。したがって、必要に応じて、記録手段から再生させたその素材を変換手段でフォーマット変換して各編集手段で表示することにより、個々の素材を編集する担当者が、他の編集済みの素材をも容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0023】
このように、共通の記録手段に記録された素材を各編集手段で表示することにより、個々の素材を編集する担当者が、他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0024】
また、記録手段に記録される素材のフォーマットと編集手段で処理可能なフォーマットとの間でのフォーマット変換が変換手段によって行われるので、編集手段で処理可能なフォーマットの如何に係わらず、記録手段としてはオーサリング用のフォーマットで素材を記録するものを用いることができる。したがって、オーサリング段階ではこの記録手段に記録された素材をそのままオーサリングすることができる。これにより、素材毎の編集段階から迅速にオーサリング段階に移行することができるので、マルチメディアコンテンツの作成時間が短縮される。
【0025】
しかも、前述のように、素材毎の編集段階で、個々の素材を編集する担当者が他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができるので、オーサリング段階で素材同士の関係に内容的な不備がみつかることも少なくなる。これにより、オーサリング段階から素材毎の編集段階に戻って編集をやり直すことも少なくなるので、この点からもマルチメディアコンテンツの作成時間が短縮される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係るマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置の構成例を示す。この編集装置1では、1台の記録装置2と、ビデオ編集用の編集端末3と、CG編集用の編集端末4と、音声編集用の編集端末5と、テキスト編集用の編集端末6と、コンバータ7と、インタフェース8とがLAN(ローカルエリアネットワーク)9で結ばれている。
【0027】
記録装置2は、HDD(ハードディスクドライブ)2aと、SMPTE(米国の映画・テレビ技術者協会)で標準化が行われているオーサリング用のフォーマットであるAAF(Advanced Authoring Format )でHDD2aに素材を記録させる制御部2bとを含んでいる。AAFは、エッセンス(素材)と、フォーマットを記述するメタデータとを含むファイルフォーマットである。
【0028】
編集端末3は、パーソナルコンピュータにビデオ編集用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたものである。編集端末4は、パーソナルコンピュータにCGの作成・編集用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたものである。編集端末5は、パーソナルコンピュータに音声の作成・編集用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたものである。編集端末6は、パーソナルコンピュータにテキストの作成・編集用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたものである。
【0029】
これらのパーソナルコンピュータは、パーソナルコンピュータ用の一般的なファイルフォーマットであるAVI(Audio Video Interleaving)に則ったデータを処理可能であるとともに、デジタルビデオカセットの圧縮フォーマットであるDV(Digital Video )で動画データを処理するアプリケーションソフトウェアがインストールされている。
【0030】
また、これらのパーソナルコンピュータには、入力されたデータのファイルフォーマットをAAFからAVIに変換し且つ出力するデータのファイルフォーマットをAVIからAAFに変換するブリッジソフトウェアもそれぞれインストールされている。ここでは、編集端末3,4,5,6における編集機能の部分をそれぞれエディタ3a,4a,5a,6aとして示すとともに、編集端末3,4,5,6におけるこのファイルフォーマットの変換機能の部分をそれぞれブリッジ3b,4b,5b,6bとして示すことにする。
【0031】
コンバータ7は、MPEG2で圧縮された動画データの圧縮フォーマットをDVに変換し、且つ、DVで圧縮された動画データの圧縮フォーマットをMPEG2に変換するものである。
【0032】
インタフェース8は、編集装置1の外部にあるテレビジョンカメラ10をLAN9に接続させるものである。テレビジョンカメラ10は、撮影した動画をMPEG2で圧縮してハードディスクに記録可能なものである。
【0033】
なお、この編集装置1は、オーサリング端末11ともLAN9で結ばれている。オーサリング端末11は、オーサリングツールを実行することにより、GUI画面上で、マルチメディアコンテンツを構成する各素材の再生タイミングを決定したり、映像やテキストのような可視的な素材の画面上での位置を決定するものである。
【0034】
次に、この編集装置1を用いた素材の編集処理例について説明する。
最初に、テレビジョンカメラ10で動画を収録し、収録した動画データ(MPEG2で圧縮された動画データ)を、インタフェース11を介して編集装置1の記録装置2に送る。記録装置2では、制御部2bが、この動画データをAAFのファイルフォーマットでHDD2aに記録する。これにより、外部から素材(動画)が収集される。
【0035】
続いて、ビデオ編集用の編集端末3を操作する担当者が、記録装置2からデータを再生させ、動画データの部分をコンバータ7を経由して編集端末3に送らせるとともに、メタデータの部分をそのまま編集端末3に送らせる。編集端末3では、コンバータ7でDVの圧縮フォーマットに変換された動画データとメタデータとがブリッジ3bでAVIのファイルフォーマットに変換されて、この動画が画面表示される。この担当者は、エディタ3aでこの動画を編集する。
【0036】
他方、CG編集用の編集端末4を操作する担当者も、記録装置2からデータを再生させ、動画データの部分をコンバータ7を経由して編集端末4に送らせるとともに、メタデータの部分をそのまま編集端末4に送らせる。編集端末4でも、コンバータ7でDVの圧縮フォーマットに変換された動画データとメタデータとがブリッジ4bでAVIのファイルフォーマットに変換されて、この動画が画面表示される。この担当者は、この動画を参照しながら、この動画と合成するのにふさわしいCGをエディタ4aで作成・編集する。
【0037】
また、音声編集用の編集端末5を操作する担当者も、記録装置2からデータを再生させ、動画データの部分をコンバータ7を経由して編集端末5に送らせるとともに、メタデータの部分をそのまま編集端末5に送らせる。編集端末5でも、コンバータ7でDVの圧縮フォーマットに変換された動画データとメタデータとがブリッジ5bでAVIのファイルフォーマットに変換されて、この動画が画面表示される。この担当者は、この動画を参照しながら、この動画にふさわしい音声をエディタ5aで作成・編集する。
【0038】
また、テキスト編集用の編集端末6を操作する担当者も、記録装置2からデータを再生させ、動画データの部分をコンバータ7を経由して編集端末6に送らせるとともに、メタデータの部分をそのまま編集端末6に送らせる。編集端末6でも、コンバータ7でDVの圧縮フォーマットに変換された動画データとメタデータとがブリッジ6bでAVIのファイルフォーマットに変換されて、この動画が画面表示される。この担当者は、この動画を参照しながら、この動画にふさわしいテキストをエディタ6aで作成・編集する。
【0039】
このように、外部から収集した動画を編集する担当者だけでなく、CGや音声やテキストを編集する担当者も、外部から収集した動画を容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0040】
ビデオ編集用の編集端末3を操作する担当者は、一通り編集を終了すると、編集済みの動画データをコンバータ7を経由して記録装置2に送る。その際、編集端末3からはブリッジ3bでAAFのファイルフォーマットに変換された動画データが出力される。そして、この編集済みの動画データが、コンバータ7でMPEG2の圧縮フォーマットに変換されて、記録装置2で記録される。
【0041】
他方、CG編集用の編集端末4を操作する担当者も、一通り編集を終了すると、編集済みのCGデータを記録装置2に送る(動画のCGデータはコンバータ7を経由して送る)。その際、編集端末4からはブリッジ4bでAAFのファイルフォーマットに変換されたCGデータが出力される。そして、この編集済みのCGデータが記録装置2で記録される(動画のCGデータはコンバータ7でMPEG2の圧縮フォーマットに変換されて記録される)。
【0042】
他方、音声編集用の編集端末5を操作する担当者も、一通り編集を終了すると、編集済みの音声データを記録装置2に送る。その際、編集端末5からはブリッジ5bでAAFのファイルフォーマットに変換された音声データが出力される。そして、この編集済みの音声データが記録装置2で記録される。
【0043】
他方、テキスト編集用の編集端末6を操作する担当者も、一通り編集を終了すると、編集済みのテキストデータを記録装置2に送る。その際、編集端末5からはブリッジ6bでAAFのファイルフォーマットに変換されたテキストデータが出力される。そして、この編集済みのテキストデータが記録装置2で記録される。
【0044】
その後、各編集端末3〜6を操作する担当者は、必要に応じて、記録装置2に記録された編集済みの素材をその編集端末に表示させたり、更に編集を行う。
【0045】
すなわち、例えばビデオ編集用の編集端末3を操作する担当者は、一通り編集した動画を、CG編集用の編集端末4で編集された動画のCGを組み合わせて編集するために、記録装置2から編集済みの動画データと動画のCGデータとを再生させて編集端末3に画面表示させて、編集を行う。
【0046】
この編集の途中で、動画のCGの長さが不足していると判断した場合には、この担当者は、CG編集用の編集端末4を操作する担当者にその旨を伝える。編集端末4を操作する担当者は、動画のCGの編集をやり直して、そのCGデータを記録装置2に記録させる。編集端末3を操作する担当者は、そのCGデータを記録装置2から再生させて編集端末3に画面表示させて、改めて編集を行う。そして、編集を終了すると、編集済みの動画データを記録装置2に記録させる。
【0047】
あるいはまた、例えばテキスト編集用の編集端末6を操作する担当者が、予めテキストの内容を決定し、編集端末3〜5を操作する担当者にその内容を伝えておいた場合には、編集端末6を操作する担当者は、そのテキストの内容にふさわしい動画やCGや音声が編集されたかを確認するために、記録装置2から編集済みの動画データとCGデータと音声データを再生させて編集端末6に画面表示させてる。
【0048】
そして、動画,CG,音声のうちのいずれかの素材がテキストの内容にふさわしくないと判断した場合には、この担当者は、その素材の編集端末を操作する担当者にその旨を伝える。その編集端末を操作する担当者は、その素材の編集をやり直して、編集済みの素材を記録装置2に記録させる。編集端末6を操作する担当者は、その編集済みの素材を記録装置2から再生させて編集端末6に画面表示させて、改めて確認を行う。
【0049】
こうして、個々の素材を編集する担当者が、他の編集済みの素材をも容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0050】
このように、この編集装置1を用いれば、共通の記録装置2に記録された素材を各編集端末3〜6で表示することにより、個々の素材を編集する担当者が、他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができる。
【0051】
この編集装置1での編集処理が完了すると、オーサリング端末11でオーサリング(各素材の再生タイミングや可視的な素材の画面上での位置の決定)が行われる。この際、記録装置2にはオーサリング用のファイルフォーマットであるAAFで素材が記録されているので、オーサリング端末11では、記録装置2に記録された素材をそのままオーサリングすることができる。すなわち、素材毎の編集段階からオーサリング段階に移行する際に、この記録装置2から素材を再生して別の記録装置に記録し直す必要がない。
【0052】
このように、この編集装置1を用いれば、素材毎の編集段階から迅速にオーサリング段階に移行することができるので、マルチメディアコンテンツの作成時間が短縮される。
【0053】
しかも、前述のように、素材毎の編集段階で、個々の素材を編集する担当者が他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができる(したがって他の素材との関係で不備のないように素材を編集することができる)ので、オーサリング段階で素材同士の関係に内容的な不備がみつかることも少なくなる。これにより、オーサリング段階から素材毎の編集段階に戻って編集をやり直すことも少なくなるので、この点からもマルチメディアコンテンツの作成時間が短縮される。
【0054】
なお、以上の例では、AAFで素材を記録する記録装置2と、AVIに則った素材を処理する編集端末3〜6と、AAFとAVIとの間でファイルフォーマッを変換するブリッジ3b〜6bとを設けている。しかし、これに限らず、AAF以外の適宜のファイルフォーマットで素材を記録する記録装置と、AVI以外の適宜のファイルフォーマットに則った素材を処理する編集端末(パーソナルコンピュータには限らない)と、それらのファイルフォーマットの間でのフォーマット変換を行うブリッジ(パーソナルコンピュータで実行されるソフトウェアには限らない)とを設けてもよい。
【0055】
また、以上の例では、記録装置2ではMPEG2で圧縮された動画データを記録し、編集端末3〜6ではDVで動画データを処理し、MPEG2とDVとの間で圧縮フォーマットを変換するコンバータ7を設けている。しかし、これに限らず、MPEG2以外の圧縮フォーマットで圧縮された動画データを記録装置2で記録したり(例えばMPEG2以外の圧縮フォーマットで圧縮された動画データを編集装置1の外部からインタフェース11を介して記録装置2に送ったり)、編集端末3〜6でDV以外の圧縮フォーマットで動画データを処理し、それらの圧縮フォーマットの間でのフォーマット変換を行うコンバータを設けてもよい。あるいはまた、記録装置2で記録する動画データの圧縮フォーマットと編集端末3〜6で処理可能な動画データの圧縮フォーマットとが同じである場合(例えばDVで圧縮された動画データを編集装置1の外部からインタフェース11を介して記録装置2に送る場合)には、圧縮フォーマットを変換するコンバータを設けなくてもよい。
【0056】
また、本発明は、以上の例に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとりうることはもちろんである。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、共通の記録手段に記録された素材を各編集手段で表示することにより、マルチメディアコンテンツを構成する個々の素材を編集する担当者が、他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができるという効果が得られる。
【0058】
また、編集手段で処理可能なフォーマットの如何に係わらず、記録手段としてはオーサリング用のフォーマットで素材を記録するものを用いることができるので、オーサリング段階では、この記録手段に記録された素材をそのままオーサリングすることができる。このように、素材毎の編集段階からオーサリング段階に移行する際にこの記録手段から素材を再生して別の記録手段に記録し直す必要がなく、素材毎の編集段階から迅速にオーサリング段階に移行することができるので、マルチメディアコンテンツの作成時間を短縮できるという効果が得られる。
【0059】
しかも、前述のように、素材毎の編集段階で、個々の素材を編集する担当者が他の素材を容易に参照しながら編集を行うことができる(したがって他の素材の内容との関係で不備がないように編集を行うことができる)ので、オーサリング段階で素材同士の関係に内容的な不備がみつかることも少なくなる。したがって、この点からもマルチメディアコンテンツの作成時間を短縮できるという効果が得られる。
【0060】
なお、変換手段が、ファイルフォーマットの変換を行う変換手段と、圧縮フォーマットの変換を行う変換手段とから成る場合には、編集手段として、処理可能なファイルフォーマットが、記録手段で素材を記録する際のファイルフォーマットとは異なるだけでなく、処理可能な圧縮フォーマットが、記録手段に記録される素材の圧縮フォーマットとは異なるのもの(例えば編集用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたパーソナルコンピュータのようなごく一般的な編集端末)を用いれば足りるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置の構成例を示す図である。
【図2】マルチメディアコンテンツの作成過程で従来から行われている処理を示す図である。
【符号の説明】
1 編集装置、 2 記録装置、 2a HDD、 2b 制御部、 3 ビデオ編集用の編集端末、 4 CG編集用の編集端末、 5 音声編集用の編集端末、 6 テキスト編集用の編集端末、 3a,4a,5a,6a エディタ、 3b,4b,5b,6b ブリッジ、 7 コンバータ、 8 インタフェース、 9 LAN、 10 テレビジョンカメラ、 11 オーサリング端末

Claims (4)

  1. マルチメディアコンテンツを構成する素材を所定のフォーマットで記録するための記録手段と、
    前記素材を表示可能であり、それぞれ前記素材を編集するための複数の編集手段と、
    前記所定のフォーマットと前記編集手段で処理可能なフォーマットとの間でフォーマットの変換を行う変換手段と
    を備え、外部から供給される前記素材が前記記録手段で記録され、前記変換手段を介して前記記録手段と前記編集手段との間で前記素材が授受されることを特徴とするマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置。
  2. 請求項1に記載のマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置において、
    前記記録手段は、オーサリング用のフォーマットで前記素材を記録することを特徴とするマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置。
  3. 請求項1または2に記載のマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置において、
    前記変換手段は、ファイルフォーマットの変換を行う変換手段と、圧縮フォーマットの変換を行う変換手段とから成ることを特徴とするマルチメディアコンテンツ用の素材の編集装置。
  4. マルチメディアコンテンツを構成する素材を所定のフォーマットで記録するための記録手段と、
    前記素材を表示可能であり、それぞれ前記素材を編集するための複数の編集手段と、
    前記所定のフォーマットと前記編集手段で処理可能なフォーマットとの間でフォーマットの変換を行う変換手段と
    を備えた装置を用いたマルチメディアコンテンツ用の素材の編集方法において、
    外部から供給される素材を前記記録手段で記録する第1ステップと、
    前記記録手段から再生させた素材を、前記変換手段でフォーマット変換して前記編集手段で表示する第2ステップと、
    前記編集手段で編集した前記素材を、前記変換手段でフォーマット変換して前記記録手段で記録する第3ステップと
    を有することを特徴とするマルチメディアコンテンツ用の素材の編集方法。
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