JP4378784B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は空気調和機の冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機の運転電流を制御する制御装置の温度保護に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は例えば特開平9−113003号公報に示された従来の空気調和機の制御装置を示す回路構成図で、主に室内ユニツト側の電気回路2Aと室外ユニツト側の電気回路3Aとから構成されている。図13において、61はこの室内ユニット側の制御装置に電源を供給するためのプラグ、62は電源スイッチ、63はパワーリレー、64はパワーリレー基板で、この基板にはパワーリレー65や温度ヒューズ66を備えている。
【0003】
67は電源基板、68はモータ電源、69はシリアル電源、70は制御回路電源、71は駆動回路、72はヒューズ、73はファンモータ、74はコントロール基板、75はシリアル回路、76は駆勤回路、77はマイクロコンピュータ(マイコン)、78はサービス用に使用されるサービスLED、79は運転切換スイッチ、80は駆動回路によって駆動されて上下フラップ(横に延びる上下方向への吹き出し方向を変える風向変更板)を駆動する上下フラッブモータである。81は表示基板で、表示LED82と、ワイヤレスリモコンからの信号を受けるための受信回路82とを備えている。
【0004】
84は室内空気温度を検知する室温センサー、85は室内熱交換器の温度を検知するための熱交フィン温サーミスタ86は室内ユニット側の3ピンの端子板、5A、5B、5Cはユニツト間ケーブルてある。87はコントロール基板、88はノイズフィルタ、89はシリアル回路、90はノイズフィルタ、91はヒューズ、92はヒューズ、93はノイズフィルタ、94はスイッチング電源、95はマイコンてある。96はダイオード、56AはHICに備えられているパワートランジスタで、このトランジスタを駆動するドライブ回路は図示しない。97ばパワートランジスタに取り付けられた感温素子で、検知した温度の信号をマイコン95に出力するもので、サーミスタを用いている。37Aはフアンモータ用のコンデンサてある。
【0005】
このコントロール基板の制御により、圧縮機への運転周波数を制御することにより運転電流を制御させることができるようになっている。従って、コントロール基板(制御装置)の制御により、圧縮機の運転能力を可変することはもとより、圧縮機の運転電流も可変されるようになっている。
【0006】
上記のような空気調和機の制御装置における具体的動作は、感温素子の検知する温度が80℃(所定値)になったら、圧縮機の運転電流の上限値を0.5A低下させ14.5Aにするように、運転周波数を制御する。このため、冷房能力の最大値(上限値)は小さくなるものの、いきなり冷房運転が停止するようなことは避けられる。
【0007】
そして、更に、検知温度が上昇して検知温度が81℃になったら、上限値を更に0.5A低下させ14.0Aにする。同様に温度か上昇し、82℃、83℃、84℃、85℃、86℃、87℃、88℃、89℃になったら夫ケ、上限値を13.5A、13.0A、12.5A、12.0A、11.5A、11.0A、10.5A、10.0Aにする。そして、更に温度が上昇し、100℃になったら、パワートランジスタの損傷を防止するために、空気調和機の運転を停止させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和機は以上のように構成されるが、空気調和機の制御装置において、例えば近年、商用電源を直流に変換するコンバータ部に直流電圧の可変等を目的とするコンバータ装置を使用しているが、コンバータ装置に使用される半導体の保護のため、外気温が高い場合や過負荷の場合に空気調和機の運転範囲を狭め、また、運転を停止させる等の問題があった。
この場合、制御装置の熱保護が過度にはたらき、空調環境が悪化するという問題点があった。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、過度な熱保護を防止し、運転モードに応じて安定した性能が得られる空気調和機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和機は、冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機の運転電流を制御する制御装置を備えた空気調和機において、冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機の運転電流を制御する制御装置を備え、複数の運転モードでの運転が可能な空気調和機において、圧縮機を制御する制御基板に設けられた半導体の温度を検出する手段と、制御基板の温度を検出する手段と、半導体の各運転モードでの保護温度と、制御基板の各運転モードでのそれぞれの保護温度とを記憶するメモリーとを有し、半導体の温度を検出する手段で検出された温度と、メモリーに記憶された半導体の現在の運転モードでの保護温度とを比較し、半導体の温度を検出する手段で検出された温度の方が高い場合、運転電流をより小さい値に設定し、制御基板の温度を検出する手段で検出された温度と、メモリーに記憶された制御基板の現在の運転モードでの保護温度とを比較し、制御基板の温度を検出する手段で検出された温度の方が高い場合、運転電流をより小さい値に設定する手段とを備えるものである。
【0011】
また、前記制御装置をセパレート型空気調和機の室外機に配置したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。図1は空気調和機の室外機の構成を示す透視平面図及び正面図、図2は室外機の搭載される電機部品箱を示す断面図、図3は電気品箱に収納される制御基板と半導体を冷却する放熱板を示す正面図である。図1において、1はセパレート型空気調和機の室外機、2は冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機、3は室外機1に設けられ、冷凍サイクルの室外側熱交換器に外気流を発生させて熱交換を促す室外ファン、4は圧縮機2の運転電流等を制御する制御装置が収納された電気品箱である。
【0013】
室外機1は室外ファン3により室外機1の後方から前方への空気の流れ、及び室外機1側面より吸い込み、電気品箱4を通過し室外機1の前方に吐き出される空気の流れを形成している。
図2において、電気品箱4はコンバータ部やインバータ部を備え、圧縮機2の駆動モータの駆動電流や周波数を制御する制御装置である制御基板5を収納し、この制御基板5にはコンバータ部とインバータ部に使用される半導体6が取り付けられ、さらに半導体6には半導体6の冷却用放熱板7が取り付けられている。
【0014】
図3において、制御基板5に取り付けられる半導体6は、インバータ部に使用される半導体6Aとコンバータ部に使用される半導体6Bとから構成される。8は半導体冷却用放熱板7、半導体6A、6Bの温度を計測する温度センサーであるフィン温サーミスタ、9は制御基板5上の温度を計測する温度センサーである基板温サーミスタ、10は図4にて詳述する制御回路部である。
【0015】
図4において、制御回路部10は、半導体6A、6B、フィン温サーミスタ8、基板温サーミスタ9及び室内機との通信線に信号接続され、空気調和機の室内機と室外機間でのシリアル信号による通信やコンバータ部、インバータ部の制御、各温度センサーからの信号を読込制御を行うマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)11と、コンバータ部に流入する電流の制御値や半導体6の保護温度を格納する電気的消去可能な記憶素子(以下、メモリーという)12とから構成されている。メモリー12としてはEEPROMが代表的である。
【0016】
図5は本実施の形態における制御フローチャートである。
図6はメモリー12に格納する値の記憶順序を示したタイムチャートである。
【0017】
以下、上記のように構成された空気調和機の動作を図5の制御フローチャートを元に説明する。
ステップ101にて室外機制御部である制御基板5に搭載されているマイコン11は室内機からのシリアル信号を受信し、ステップ102にて空気調和機の運転モードを判定する。冷房運転であればステップ103に進み、暖房運転であればステップ106に進む。
【0018】
冷房運転モードを選択された場合は、ステップ103にてメモリー12より冷房運転時に制御する電流値I1(図6に示す様にメモリーにデータが格納されている場合は、アドレス00h番地の値I1)を読み込む。次に、ステップ104にて、冷房運転時に動作可能なインバータ部に使用する半導体6Aとコンバータ部に使用する半導体6Bの温度データT1をメモリー12より読み込む。ステップ105にて、冷房制御電流値としてステップ103にて読み込まれたデータI1及び半導体の保護温度T1を設定する。同様に、暖房運転モードを選択された場合はステップ106から108にてデータを設定する。
【0019】
ステップ109にて、半導体6A、6Bが取り付けられた放熱板7の温度を検出しているフィン温サーミスタ8から温度データTH1を取り込む。ステップ110にて、ステップ105または108にて設定された半導体の保護温度T1とフィン温サーミスタ8の温度TH1と比較する。保護温度T1よりも温度センサーTH1の温度が低い場合には制御を継続しステップ116に進む。保護温度T1よりも高い場合はステップ111に進み、運転モードを判別する。
【0020】
冷房運転モードが選択された場合はステップ112に進み、メモリー12より冷房運転モード時に通常運転電流よりも低い電流値に設定されている冷房保護電流(A)I3を読み込む。ステップ113にて冷房保護電流(A)I3を冷房制御電流として設定する。同様に、暖房運転モードではステップ114、115にて設定を行う。
【0021】
次に、ステップ116にて運転モードを判別する。冷房運転モードが選択された場合はステップ117に進み、メモリー12より冷房運転時に制御基板周囲の動作可能温度T3を読み込む。ステップ118にて保護温度を保護温度T3に設定する。同様に、暖房運転モードではステップ119、120にて設定を行う。
次に、ステップ121にて制御基板5の周囲温度を検出する基板温サーミスタ9より温度データTH2を取り込む。ステップ122にてステップ117または119にて設定された制御基板5の保護温度T3と基板温サーミスタ9の温度TH2と比較する。保護温度T3よりも高い場合はステップ123に進み、ステップ111から115と同様の処理を行う。
【0022】
以上の動作により、空気調和機に搭載されるコンバータ部やインバータ部の半導体に対して、また、制御回路部に対して、各運転モード毎に外気温の影響、外風による熱交換率の悪化、埃等による風路の悪化等からの熱保護が可能となり、信頼度の高い空気調和機を提供できるものである。
【0023】
具体的には、例えば冷房運転モードと暖房運転モードとを比較した場合、一般に室内、室外温度共暖房運転モード時の方が冷房運転モード運転時より低いので半導体6や制御基板5の温度が高くても気温によって冷却されやすい環境にある。そこで図6のT1とT2、T3とT4、T5とT6、T7とT8の関係をT1<T2、T3<T4、T5<T6、T7<T8のように、気温によって冷却されやすい暖房運転モード時の保護温度を冷房運転モード時の保護温度よりも若干高く設定しても制御装置に支障なく安定した運転が可能になり、暖房運転時に過度に熱保護がはたらいて圧縮機の能力を下げるようなことを防止できる。
【0024】
逆にインバータ等の圧縮機能力可変型の空気調和機の場合、一般に暖房運転モード時の方が冷房運転モード時より最大周波数が高い。そのため、半導体6や制御基板5の温度が高くなりやすい。そこで図6のT1とT2、T3とT4、T5とT6、T7とT8の関係をT1>T2、T3>T4、T5>T6、T7>T8のように、発熱部品が圧縮機の高能力運転により発熱しやすい暖房運転モード時の保護温度を冷房運転モード時の保護温度よりも若干低く設定すれば運転モードの特性に応じて安定した運転が可能になり、冷房運転時に過度に熱保護がはたらいて圧縮機の能力を下げるようなことを防止できる。
【0025】
また、上述したように一般に暖房運転モードと冷房運転モード、更には除湿運転モードで圧縮機の周波数範囲が異なり、特に上限周波数は暖房、冷房、除湿の順に高い。従って、I1とI2の関係はI1<I2である。
冷房運転モードと暖房運転モードとを比較した場合、室内、室外温度共暖房運転モード時の方が冷房運転モード運転時より低いので半導体6や制御基板5の温度が高くても気温によって冷却されやすい環境にある。従って、I3とI4、I5とI6の関係をI3<I4、I5<I6のように、気温によって冷却されやすい暖房運転モード時の保護電流値を冷房運転モード時の保護電流値よりも若干大きく設定しても制御装置に支障なく安定した運転が可能になり、暖房運転時に過度に熱保護がはたらいて圧縮機の能力を下げるようなことを防止できる。
【0026】
さらにまた、制御装置をセパレート型空気調和機の室外機に配置した場合、暖房運転モード時の室外の気温は冷房運転時に比べて充分低く、また、室外熱交換器を通して熱交換された冷風が室外機周辺に吹き出されるので、暖房運転モードと冷房運転モードとでの気温による冷却効果はより暖房運転時の方が大きいので、上記のような運転モードに基づいた上限設定の効果が顕著である。
【0027】
上記のような構成、制御により、過度の熱保護を低減し、運転モードに応じた快適な空気調和が行える。図6における電流Iと温度Tの関係は上述の具体例を組み合わせて実施することも可能であるし、電流I又は温度Tの何れか一方については運転モードに基づく上限値の違いを設けなくても他方の上限値を運転モードに基づいて分けることで快適な空気調和を行うことが可能になる。
【0028】
また、上記実施の形態ではI3、I4に移行する判断基準となるT1、T2がそれぞれ一つであったが、例えばT1、T2のところをそれぞれT1−1、T1−2、・・・、T2−1、T2−2、・・・のように複数のしきい値を設け、その結果に応じてI1からI3又はI5、I2からI4又はI6等へ移行するようにしてもよい。この場合、T1−1、T1−2、・・・、T2−1、T2−2、・・・は発熱度合いに応じて上限の制限値を変化させたり、発熱温度の変化が急激な場合により電流の上限を厳しく制限したりといった制御が行える。
【0029】
実施の形態2.
次に、この発明の第二の実施の形態について説明する。図8は第二の実施の形態の動作を示す制御フローチャート図である。その他の構成については図1〜図4、図5に示す実施の形態1と同様である。
以下、図8に沿って説明する。ステップ201にて室外機制御部に搭載されているマイコン11は室内機からのシリアル信号を受信し、ステップ202にて空気調和機の運転モードを判定する。冷房運転であればステップ203に進み、暖房運転であればステップ206に進む。
【0030】
冷房運転モードが選択された場合は、ステップ203にてメモリー12より冷房運転時に制御する電流値I1を読み込む。ステップ205にて、冷房制御電流値としてステップ103にて読み込まれたデータI1を設定する。同様に、暖房運転モードを選択された場合はステップ206から208にてデータを設定する。ステップ209にてシリアル信号より室内機室温が高い場合に送信される過負荷ビットのON/OFFを判別する。過負荷ビットがOFFの場合は冷房制御電流で示される通常電流にて制御される。
【0031】
過負荷ビットがONの場合はステップ210に進む。ステップ210にて運転モードを判別し、冷房運転モードであればステップ211に進み、メモリー12より冷房運転モード時に通常運転電流よりも低い電流値に設定されている冷房保護電流(A)I3を読み込む。ステップ212にて冷房保護電流(A)I3を冷房制御電流として設定する。同様に、暖房運転モードではステップ213,214にて暖房保護電流(A)I4を読み込み、設定を行う。
以上の動作により、実施の形態1よりも保護協調のレベルは低いが、部品等を増やすことなく、信頼度の高い空気調和機を提供できるものである。
【0032】
実施の形態3.
次に、この発明の第三の実施の形態について説明する。図9は第三の実施の形態の動作を示す制御フローチャート図である。
以下、図9に沿って説明する。ステップ301から315までは実施の形態1のステップ101から115に対応し、同様の制御であるので、その説明を省略する。ステップ321にて再度放熱板7の温度をフィン温サーミスタ8よりTH5として取り込む。
【0033】
ステップ322にて再度取り込まれた温度と保護温度T1とを比較する。保護温度T1よりも温度センサーTH5の温度が低い場合には制御を次の制御に進む。保護温度T1よりも高い場合はステップ323に進み、運転モードを判別する。冷房運転モードが選択された場合はステップ324に進み、メモリー12より冷房運転モード時に冷房保護電流(A)I3よりも低い電流値に設定されている冷房保護電流(A)I5を読み込む。ステップ325にて冷房保護電流(A)I5を冷房制御電流として設定する。同様に、暖房運転モードではステップ326、327にて設定を行う。
【0034】
以上の動作により、実施の形態1に対して、各運転モード毎に外気温の影響、外風による熱交換率の悪化、埃等による風路の悪化等からの熱保護が更なる効果が期待でき、信頼度の高い空気調和機を提供できるものである。
【0035】
実施の形態4.
次に、この発明の第四の実施の形態について説明する。図10は第四の実施の形態の動作を示す制御フローチャート図である。
以下、図10に沿って説明する。ステップ401より415までは実施の形態1ステップ101から115に対応し、同様の制御であるので、その説明を省略する。ステップ416にて再度放熱板7の温度をフィン温サーミスタ8よりTH6として取り込む。
【0036】
ステップ418にて再度取り込まれた温度と保護温度T1とを比較する。保護温度T1よりも温度センサーTH6の温度が低い場合には制御を次の制御に進む。保護温度T1よりも高い場合はステップ418に進み、運転モードを判別する。冷房運転モードが選択された場合はステップ419に進み、メモリー12より電流変化量I7を読み込む。ステップ420にて冷房制御電流より電流変化量I7を減算した値を冷房制御電流として設定する。同様に、暖房運転モードではステップ421、422にて設定を行う。
【0037】
以上の動作により、実施の形態3に対して、メモリー12に保存するデータを減らした構成にて同様の効果が得られる空気調和機を提供できるのものである。
【0038】
実施の形態5.
次に、この発明の第五の実施の形態について説明する。図11は第五の実施の形態の動作を示す制御フローチャート図である。
以下、図11に沿って説明する。ステップ501は実施の形態1で示すステップ101から127を示す。ステップ502にて再度放熱板7の温度をフィン温サーミスタ8よりTH7として取り込む。ステップ503にて再度取り込まれた温度と保護温度T1とを比較する。
【0039】
保護温度T1よりも温度センサーTH7の温度が高い場合には制御を次の制御に進む。保護温度T1よりも低い場合はステップ504に進み、運転モードを判別する。冷房運転モードが選択された場合はステップ505に進み、冷房制御電流を初期の状態である冷房通常電流(A)I1に設定する。同様に、暖房運転モードではステップ506にて設定を行う。
【0040】
以上の動作により、外気温度が低下した等の外部状態が通常状態に復帰した場合には、自動的に本来動作が可能な電流値に戻し最大性能を発揮する空気調和機を提供できるものである。
【0041】
実施の形態6.
次に、この発明の第六の実施の形態について説明する。図12は第六の実施の形態の動作を示す制御フローチャート図である。
以下、図12に沿って説明する。ステップ601は第三の実施例で示すステップ301より327を示す。ステップ602にて再度放熱板7の温度をフィン温サーミスタ8よりTH8として取り込む。
【0042】
ステップ603にて再度取り込まれた温度と保護温度T1とを比較する。保護温度T1よりも温度センサーTH8の温度が高い場合には制御を次の制御に進む。保護温度T1よりも低い場合はステップ604に進み、運転モードを判別する。冷房運転モードが選択された場合はステップ605に進み、冷房制御電流を冷房保護電流(A)I3に設定する。同様に、暖房運転モードではステップ606にて設定を行う。次にステップ607にて再度放熱板7の温度をフィン温サーミスタ8よりTH9として取り込む。
【0043】
ステップ608にて再度取り込まれた温度と保護温度T1とを比較する。保護温度T1よりも温度センサーTH8の温度が高い場合には制御を次の制御に進む。保護温度T1よりも低い場合はステップ609に進み、運転モードを判別する。冷房運転モードが選択された場合はステップ610に進み、冷房制御電流を初期の状態である冷房通常電流(A)I1に設定する。同様に、暖房運転モードではステップ611にて設定を行う。
【0044】
以上の動作により、外気温度が低下した等の外部状態が通常状態に復帰した場合には、段階的に本来動作な可能な電流値に戻し最大性能を発揮する空気調和機を提供できるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機の運転電流を制御する制御装置を備えた空気調和機において、冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機の運転電流を制御する制御装置を備え、複数の運転モードでの運転が可能な空気調和機において、圧縮機を制御する制御基板に設けられた半導体の温度を検出する手段と、制御基板の温度を検出する手段と、半導体の各運転モードでの保護温度と、制御基板の各運転モードでのそれぞれの保護温度とを記憶するメモリーとを有し、半導体の温度を検出する手段で検出された温度と、メモリーに記憶された半導体の現在の運転モードでの保護温度とを比較し、半導体の温度を検出する手段で検出された温度の方が高い場合、運転電流をより小さい値に設定し、制御基板の温度を検出する手段で検出された温度と、メモリーに記憶された制御基板の現在の運転モードでの保護温度とを比較し、制御基板の温度を検出する手段で検出された温度の方が高い場合、運転電流をより小さい値に設定する手段とを備えるので、外的環境の異なる各運転モード毎に熱保護が可能となり、快適で信頼度の高い空気調和機を提供できる効果が得られる。
【0046】
また、前記制御装置がセパレート型空気調和機の室外機に配置されているので、過度の熱保護を低減し、快適で信頼度の高い空気調和機を提供できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における空気調和機の室外機を示す透視平面図及び正面である。
【図2】 この発明の実施の形態における空気調和機の室外機に搭載される電気品箱を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態における空気調和機の電気品箱に収納される制御基板と放熱板を示す正面図である。
【図4】 この発明の実施の形態における制御装置の動作関係を説明するブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における動作を説明するフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態における動作を説明するメモリーデータ表である。
【図7】 この発明の実施の形態における動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2における動作を説明するフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3における動作を説明するフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態4における動作を説明するフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5における動作を説明するフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態6における動作を説明するフローチャートである。
【図13】 従来の空気調和機の制御装置を示す回路構成図である。
【符号の説明】
1 室外機、 2 圧縮機、 3 室外ファン、 4 電気品箱、 5 制御基板、 6 半導体、 6A インバータ部半導体、 6B コンバータ部半導体、 7 放熱板、 8 フィン温サーミスタ、 9 基板温サーミスタ、 10 制御回路部、 11 マイクロコンピュータ、 12 メモリー。

Claims (2)

  1. 冷凍サイクルに組み込まれる圧縮機の運転電流を制御する制御装置を備え、複数の運転モードでの運転が可能な空気調和機において、
    前記圧縮機を制御する制御基板に設けられた半導体の温度を検出する手段と、
    前記制御基板の温度を検出する手段と、
    前記半導体の各運転モードでの保護温度と、前記制御基板の各運転モードでのそれぞれの保護温度とを記憶するメモリーとを有し、
    前記半導体の温度を検出する手段で検出された温度と、前記メモリーに記憶された前記半導体の現在の運転モードでの保護温度とを比較し、前記半導体の温度を検出する手段で検出された温度の方が高い場合、前記運転電流をより小さい値に設定し、前記制御基板の温度を検出する手段で検出された温度と、前記メモリーに記憶された前記制御基板の現在の運転モードでの保護温度とを比較し、前記制御基板の温度を検出する手段で検出された温度の方が高い場合、前記運転電流をより小さい値に設定する手段とを備える空気調和機。
  2. 前記制御装置がセパレート型空気調和機の室外機に配置されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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