JP4378572B2 - データ転送システム、データ転送方法、ホスト装置及び描画装置 - Google Patents

データ転送システム、データ転送方法、ホスト装置及び描画装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4378572B2
JP4378572B2 JP2007171242A JP2007171242A JP4378572B2 JP 4378572 B2 JP4378572 B2 JP 4378572B2 JP 2007171242 A JP2007171242 A JP 2007171242A JP 2007171242 A JP2007171242 A JP 2007171242A JP 4378572 B2 JP4378572 B2 JP 4378572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
context
command set
read
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007171242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009009423A (ja
Inventor
潤一 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC System Technologies Ltd
Original Assignee
NEC System Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC System Technologies Ltd filed Critical NEC System Technologies Ltd
Priority to JP2007171242A priority Critical patent/JP4378572B2/ja
Priority to US12/213,380 priority patent/US7882273B2/en
Priority to CA2635554A priority patent/CA2635554C/en
Priority to EP08158739A priority patent/EP2015175A3/en
Publication of JP2009009423A publication Critical patent/JP2009009423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378572B2 publication Critical patent/JP4378572B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/38Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead
    • G06F9/3877Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead using a slave processor, e.g. coprocessor
    • G06F9/3879Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead using a slave processor, e.g. coprocessor for non-native instruction execution, e.g. executing a command; for Java instruction set

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

本発明は、描画処理を制御するためのコマンドセットをホスト装置から描画装置に転送するシステム及び方法に関する。
従来より、パソコン等にバスを介して接続され、拡張した描画処理を実現する描画装置(例えば、グラフィックスカード等)はよく知られている。かかる描画装置は、パソコン等のCPU(ホストCPU)から描画処理に関するコマンド群(描画コマンドセット)の読取命令(転送サイズ及び格納先アドレスからなる)を受信すると、かかる読取命令の内容に従って、パソコン等の主記憶装置から当該描画コマンドセットを読み取る。そして、描画装置は、読み取った描画コマンドセットに従いコマンド処理(即ち、描画処理)を行う。
一般に、上記描画コマンドセットの各コマンド(描画コマンド)には、コンテキスト・コマンドと、オブジェクト・コマンドとが含まれる。コンテキスト(グラフィックス・コンテキストともいう)・コマンドとは、描画のために必要な動作モードの設定等に関するコマンドである。例えば、コンテキスト・コマンドには、各バッファ(描画結果を出力するためのバッファやフォント描画用のバッファ等)についてのメモリ上の先頭アドレス、ピクセルサイズやカラーフォーマット(RGB、YUV等)等、あるいは、色変換行列パラメータやLUT(ルックアップテーブル)値等が該当する。
オブジェクト・コマンドとは、描画対象を特定するための設定等に関するコマンドである。例えば、オブジェクト・コマンドには、座標データや拡大、縮小、回転等の処理を行うための座標変換行列パラメータ等が該当する。
ところで、上記描画装置によるパソコン等の主記憶装置からの描画コマンドセットの読み取り処理において、描画処理の特質性から、読み取った描画コマンドセットのコンテキスト・コマンド群(コンテキスト・コマンドセット)は、複数回連続して同一となるケースが多い。つまり、コンテキスト・コマンドセットは局所性を有するといえる。
従来、描画装置は、このような場合においてもコンテキスト・コマンドセットを含む描画コマンドセット全体を主記憶装置から逐次読み取っていた。したがって、一回の読み取りの際のデータ量(転送サイズ)が大きく、データ転送の効率性向上を阻害する要因となっていた。
例えば、描画コマンドセットの転送に関し、データ転送の際の負荷軽減を目的とした技術が、特許文献1に提案されている。
特開2003−50774号公報
しかしながら、上記特許文献1には、上述したコンテキスト・コマンドセットの局所性に基づいたデータ転送の効率性向上に関する技術については、開示も示唆もされていない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、描画装置を制御するためのコマンドセットをホスト装置から当該描画装置に効率的に転送することのできるデータ転送システム及びデータ転送方法を提供することを目的とする。
本発明のデータ転送システムは、
ホスト装置と、該ホスト装置にバスを介して接続される描画装置とを備えるデータ転送システムであって、
前記ホスト装置は、
記憶装置と、
前記描画装置による描画処理を制御するための複数の描画コマンドからなる描画コマンドセットを、前記描画処理におけるコンテキストに係る複数のコマンドからなるコンテキスト・コマンドセットと、前記描画処理におけるオブジェクトに係る複数のコマンドからなるオブジェクト・コマンドセットとに分割し、前記記憶装置に格納するコマンド分割格納手段と、
前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとを含むコマンド読取命令を前記描画装置に送信するコマンド読取命令送信手段と、を備え、
前記描画装置は、
前記コマンド読取命令を受信し、該コマンド読取命令の内容に従って、前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットを前記記憶装置から読み取るメモリアクセス制御手段と、を備え、
該メモリアクセス制御手段は、
受信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、読み取った当該コンテキスト・コマンドセットとを保持するコマンド情報保持手段を有し、
前記コマンド読取命令を受信した際、該コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、前記コマンド情報保持手段に保持されている前回のコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスとを比較し、両者が異なる場合に、今回の受信に係る前記コンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスに従って、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットを読み取り、両者が一致する場合には、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りを行わず、前記コマンド情報保持手段に保持されているコンテキスト・コマンドセットを利用する、ことを特徴とする。
上記構成のデータ転送システムにおいて、前記ホスト装置は、前記コマンド分割格納手段と、前記コマンド読取命令送信手段とを有するドライバを備えるようにしてもよい。
また、上記の場合、前記ホスト装置は、前記ドライバを複数備え、前記描画装置の前記メモリアクセス制御手段は、前記複数のドライバそれぞれに対応する複数の前記コマンド情報保持手段を有する構成にしてもよい。
また、本発明のデータ転送方法は、
バスを介して接続されるホスト装置と描画装置との間のデータ転送を制御するためのデータ転送制御方法であって、
前記描画装置による描画処理を制御するための複数の描画コマンドからなる描画コマンドセットを、前記描画処理におけるコンテキストに係る複数のコマンドからなるコンテキスト・コマンドセットと、前記描画処理におけるオブジェクトに係る複数のコマンドからなるオブジェクト・コマンドセットとに分割し、前記ホスト装置が備える記憶装置に格納するコマンド分割格納ステップと、
前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとを含むコマンド読取命令を前記描画装置に送信するコマンド読取命令送信ステップと、
前記コマンド読取命令を受信し、該コマンド読取命令の内容に従って、前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットを前記記憶装置から読み取るメモリアクセス制御ステップと、
受信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、読み取った当該コンテキスト・コマンドセットとを、前記描画装置が備えるコマンド情報保持手段に保存するステップと、を有し、
前記メモリアクセス制御ステップでは、
前記コマンド読取命令を受信した際、該コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、前記コマンド情報保持手段に保存されている前回のコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスとが比較され、両者が異なる場合に、今回の受信に係る前記コンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスに従って、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットが読み取られ、両者が一致する場合には、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りは行われず、前記コマンド情報保持手段に保存されているコンテキスト・コマンドセットが利用される、ことを特徴とする。
また、本発明のホスト装置は、
記憶装置と、
バスを介して接続される描画装置による描画処理を制御するための複数の描画コマンドからなる描画コマンドセットを、前記描画処理におけるコンテキストに係る複数のコマンドからなるコンテキスト・コマンドセットと、前記描画処理におけるオブジェクトに係る複数のコマンドからなるオブジェクト・コマンドセットとに分割し、前記記憶装置に格納するコマンド分割格納手段と、
前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとを含むコマンド読取命令を前記描画装置に送信するコマンド読取命令送信手段と、を備え
該コマンド読取命令送信手段が送信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスが、前回送信したコマンド読取命令に係るコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと一致しない場合のみ、当該送信したコマンド読取命令に応答した前記描画装置によって、前記記憶装置に格納されている当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りが行われる、ことを特徴とする。
また、本発明の描画装置は、
バスを介して接続されるホスト装置からのコマンド読取命令を受信し、該コマンド読取命令の内容に従って、描画コマンドセットを構成するコンテキスト・コマンドセット及びオブジェクト・コマンドセットを前記ホスト装置が備える記憶装置から読み取るメモリアクセス制御手段を備え、
前記コマンド読取命令には、前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとが含まれ、
前記メモリアクセス制御手段は、
受信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、読み取った当該コンテキスト・コマンドセットとを保持するコマンド情報保持手段を有し、
前記コマンド読取命令を受信した際、該コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、前記コマンド情報保持手段に保持されている前回のコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスとを比較し、両者が異なる場合に、今回の受信に係る前記コンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスに従って、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットを読み取り、両者が一致する場合には、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りを行わず、前記コマンド情報保持手段に保持されているコンテキスト・コマンドセットを利用する、ことを特徴とする。
以上の如く、本発明によれば、描画装置を制御するためのコマンドセットをホスト装置から当該描画装置に効率的に転送することができる。
以下、本発明に係るデータ転送システムの実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ転送システムの全体構成図である。本実施形態のデータ転送システムは、パソコン(パーソナルコンピュータ)等のホスト装置1と、ホスト装置1に外部バス3を介して接続されるグラフィックスカード等の描画装置2とから構成される。
ホスト装置1は、ホストCPU10と、主記憶装置11とを備える。主記憶装置11は、内部バス12を介してホストCPU10に接続されている。描画装置2は、メモリアクセス制御部20と、コマンド処理部21とを備える。コマンド処理部21は、内部バス22を介してメモリアクセス制御部20に接続される。
ホストCPU10は、ホスト装置1の制御を行うと共に、描画装置2を制御して描画処理を実行させる。ホストCPU10は、ドライバ100を備え、かかるドライバ100により描画装置2が制御される。ドライバ100は、コマンド分割格納部101と、コマンド読取命令送信部102とを有する。
コマンド分割格納部101は、描画装置2に特定の描画処理を実行させる際、当該描画処理に対応する描画コマンドセット110(図2参照)をコンテキスト・コマンドセット111と、オブジェクト・コマンドセット121とに分割する。そして、コマンド分割格納部101は、コンテキスト・コマンドセット111と、オブジェクト・コマンドセット121とを内部バス12を介して主記憶装置11のそれぞれ決められた領域に格納(配置)する。このようなコマンド分割格納部101による描画コマンドセットの分割処理及び分割後の各コマンドセット(コンテキスト・コマンドセット111及びオブジェクト・コマンドセット121)の主記憶装置11への格納処理を総称してコマンド分割格納処理という。
図2に示す描画コマンドセット110は、描画装置2に実行させたい描画処理に関する複数のコマンド(描画コマンド)をまとめたものである。描画コマンドは、コンテキスト・コマンドと、オブジェクト・コマンドとから構成される。コンテキスト・コマンドとは、描画のために必要な動作モードの設定等に関するコマンドである。例えば、コンテキスト・コマンドには、各バッファ(描画結果を出力するためのバッファやフォント描画用のバッファ等)についてのメモリ上の先頭アドレス、ピクセルサイズやカラーフォーマット(RGB、YUV等)等、あるいは、色変換行列パラメータやLUT(ルックアップテーブル)値等が該当する。オブジェクト・コマンドとは、描画対象を特定するための設定等に関するコマンドである。例えば、オブジェクト・コマンドには、座標データや拡大、縮小、回転等の処理を行うための座標変換行列パラメータ等が該当する。
コンテキスト・コマンドセット111は、複数のコンテキスト・コマンドをまとめたものであり、オブジェクト・コマンドセット121は、複数のオブジェクト・コマンドをまとめたものである。
コマンド分割格納部101によるコマンド分割格納処理について、図3及び図4を参照して詳細に説明する。例えば、描画装置2に実行させる初回の描画処理に対応する描画コマンドセットが、図3(a)に示す描画コマンドセット110Aであり、次に実行させる描画処理に対応する描画コマンドセットが、図3(b)に示す描画コマンドセット110Bである場合を例にして説明する。先ず、コマンド分割格納部101は、描画コマンドセット110Aをコンテキスト・コマンドセット111Aと、オブジェクト・コマンドセット121Aとに分割する。そして、コマンド分割格納部101は、それぞれを主記憶装置11のそれぞれ決められた領域(コンテキスト・コマンドセット格納領域、オブジェクト・コマンドセット格納領域)に格納する。
次に、コマンド分割格納部101は、描画コマンドセット110Bをコンテキスト・コマンドセット111Aと、オブジェクト・コマンドセット121Bとに分割する。ここで、コンテキスト・コマンドセット111Aは、既に主記憶装置11に格納されているため、コマンド分割格納部101は、オブジェクト・コマンドセット121Bのみを主記憶装置11に格納する。その結果、主記憶装置11には、図4に示すように、コンテキスト・コマンドセット111A、オブジェクト・コマンドセット121A及びオブジェクト・コマンドセット121Bが格納される。
このように、コマンド分割格納部101によるコマンド分割格納処理では、同一のコンテキスト・コマンドセット111を連続して再格納(再配置)するといった無用な処理を回避しているため、主記憶装置11へのコマンドセットの配置効率の向上が図れる。また、コンテキスト・コマンドセット111が重複格納されずに済むため、主記憶装置11の容量(メモリサイズ)の低減も図れる。
次に、コマンド読取命令送信部102によるコマンド読取命令送信処理について説明する。コマンド分割格納部101により主記憶装置11へのコマンドセットの配置が完了すると、図1に示すように、コマンド読取命令送信部102は、コマンド読取命令105を外部バス3を介して描画装置2に対して発行する。図5に示すように、コマンド読取命令105には、コンテキスト・コマンドセット転送サイズ130と、コンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131と、オブジェクト・コマンドセット転送サイズ132と、オブジェクト・コマンドセット先頭アドレス133とが含まれている。
コンテキスト・コマンドセット転送サイズ130は、主記憶装置11に格納されたコンテキスト・コマンドセット111のサイズ(バイト数)を示す。コンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131は、コンテキスト・コマンドセット111を格納する主記憶装置11のメモリ領域の先頭アドレスを示す。同様に、オブジェクト・コマンドセット転送サイズ132は、主記憶装置11に格納されたオブジェクト・コマンドセット121のサイズを示し、オブジェクト・コマンドセット先頭アドレス133は、オブジェクト・コマンドセット121を格納する主記憶装置11のメモリ領域の先頭アドレスを示す。
例えば、コマンドセットの主記憶装置11への配置が、図4に示すような場合、ドライバ100は、図6(a)に示すコマンド読取命令105Aと、図6(b)に示すコマンド読取命令105Bとを描画装置2に対して発行する。
続いて、図1に戻り、描画装置2のメモリアクセス制御部20が実行するメモリアクセス制御処理について説明する。主記憶装置11に格納されているコマンドセット(コンテキスト・コマンドセット111及びオブジェクト・コマンドセット121)の描画装置2への転送は、DMA(Direct Memory Access)方式にて行われる。即ち、メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令送信部102からのコマンド読取命令105を受信すると、かかるコマンド読取命令105の内容に従い、主記憶装置11に直接アクセスして、コンテキスト・コマンドセット111及びオブジェクト・コマンドセット121の読み取りを行う。読み取ったコンテキスト・コマンドセット111及びオブジェクト・コマンドセット121は、内部バス22を介して、コマンド処理部21に送られる。そして、コマンド処理部21にて、読み取ったコンテキスト・コマンドセット111及びオブジェクト・コマンドセット121に従ったコマンド処理(即ち、描画処理)が実行される。
また、メモリアクセス制御部20によるメモリアクセス制御処理は、受信したコマンド読取命令105に示された読み取るべきコンテキスト・コマンドセット111が、前回読み取ったコンテキスト・コマンドセット111と同一の場合、コンテキスト・コマンドセット111の読み取りを行わないという本発明特有の処理を行う。以下、かかる特有の処理について説明する。
メモリアクセス制御部20は、受信したコマンド読取命令105のコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131のアドレス値と、主記憶装置11から読み取ったコンテキスト・コマンドセット111とを保持するコマンド情報保持部200を備える。図7に示すように、コマンド情報保持部200は、アドレス保持部201と、コマンドセット保持部202とを備える。
アドレス保持部201は、受信したコマンド読取命令105のコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値を保持するためのレジスタである。コマンドセット保持部202は、主記憶装置11から読み取ったコンテキスト・コマンドセット111を保持するためのSRAM(Static RAM)等の高速な半導体メモリである。
メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令送信部102からのコマンド読取命令105を受信すると、先ず、当該コマンド読取命令105のコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(今回のアドレス値)を取得する。そして、メモリアクセス制御部20は、取得した今回のアドレス値と、アドレス保持部201が保持しているアドレス値(即ち、前回受信したコマンド読取命令105のコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値)との比較を行う。
その比較の結果、両者が不一致の場合は、メモリアクセス制御部20は、受信したコマンド読取命令105のコンテキスト・コマンドセット転送サイズ130が示す転送サイズ(バイト数)を取得する。そして、メモリアクセス制御部20は、主記憶装置11にアクセスし、今回のアドレス値から取得した転送サイズ分のデータを読み取ることで、コンテキスト・コマンドセット111を取得する。
一方、両者が一致する場合は、メモリアクセス制御部20は、コンテキスト・コマンドセット111の主記憶装置11からの読み取りは不要であると判断する。この場合、メモリアクセス制御部20は、コマンドセット保持部202に保持されているコンテキスト・コマンドセット111をコマンド処理部21に送出する。
メモリアクセス制御部20によるメモリアクセス制御処理について、さらに、具体例を挙げて説明する。例えば、コマンドセットの主記憶装置11への配置が、図4に示すような場合であり、コマンド読取命令送信部102から、初回のコマンド読取命令として、図6(a)に示すコマンド読取命令105Aが描画装置2に対して発行され、その次に、図6(b)に示すコマンド読取命令105Bが発行されたケースについて説明する。
先ず、メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令105Aについての処理を行う。メモリアクセス制御部20は、今回のアドレスとして、当該コマンド読取命令105Aのコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(即ち、コンテキスト・コマンドセット111Aの先頭アドレス)を取得する。そして、メモリアクセス制御部20は、取得した今回のアドレス値と、アドレス保持部201が保持しているアドレス値(前回のアドレス値)との比較を行う。この場合、コマンド読取命令105Aは、初回のコマンド読取命令であるため、両者は、不一致となる(前回のアドレス値は、“NULL”となっている。)。
したがって、メモリアクセス制御部20は、主記憶装置11にアクセスし、コンテキスト・コマンドセット111Aを読み取る。また、メモリアクセス制御部20は、読み取ったコンテキスト・コマンドセット111をコマンド情報保持部200のコマンドセット保持部202に保存し、アドレス保持部201に今回のアドレス値を保存する。次に、メモリアクセス制御部20は、主記憶装置11にアクセスし、オブジェクト・コマンドセット121Aを読み取る。メモリアクセス制御部20により主記憶装置11から読み取られたコンテキスト・コマンドセット111A及びオブジェクト・コマンドセット121Aは、コマンド処理部21に送出される。
次に、メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令105Bについての処理を行う。この場合も上記同様に、メモリアクセス制御部20は、今回のアドレスとして、当該コマンド読取命令105Bのコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(即ち、コンテキスト・コマンドセット111Aの先頭アドレス)を取得する。メモリアクセス制御部20は、取得した今回のアドレス値と、アドレス保持部201が保持している前回のアドレス値との比較を行う。この場合、両者は一致するため、メモリアクセス制御部20は、コンテキスト・コマンドセット111Aの読み取りは行わず、オブジェクト・コマンドセット121Bのみを主記憶装置11から読み取る。そして、メモリアクセス制御部20は、コマンドセット保持部202からコンテキスト・コマンドセット111Aを取得し、このコンテキスト・コマンドセット111Aと、主記憶装置11から読み取ったオブジェクト・コマンドセット121Bとをコマンド処理部21に送出する。
以上のように、メモリアクセス制御部20によるメモリアクセス制御処理では、同一のコンテキスト・コマンドセット111を連続して読み取る必要がないため、主記憶装置11からのコマンドセットの読み取り効率(即ち、データ転送効率)が向上する。
次に、本実施形態のデータ転送システムが実行するデータ転送制御処理(即ち、上述したコマンド分割格納処理、コマンド読取命令送信処理及びメモリアクセス制御処理からなる一連の処理)の手順を図8のフローチャートに沿って説明する。ホスト装置1の図示しない入力装置を介して、ユーザにより描画処理の条件(各種パラメータ)及び描画処理の開始指令が入力されると、ホストCPU10による描画装置2の制御が開始される。データ転送制御処理は、ホストCPU10による描画コマンドセットの生成後、開始される。
先ず、コマンド分割格納部101は、描画コマンドセットをコンテキスト・コマンドセット111と、オブジェクト・コマンドセット121とに分割する(ステップS101)。次に、コマンド分割格納部101は、コンテキスト・コマンドセット111と、オブジェクト・コマンドセット121とを内部バス12を介して主記憶装置11のそれぞれ決められた領域に格納(配置)する(ステップS102)。その際、コマンド分割格納部101は、配置しようとするコンテキスト・コマンドセット111が、既に主記憶装置11に配置されているか否かをチェックし、配置済みである場合には、コンテキスト・コマンドセット111の配置を行わず、オブジェクト・コマンドセット121のみを主記憶装置11に配置する。
コマンドセットの配置が完了すると、コマンド読取命令送信部102は、描画装置2に対して、コマンド読取命令105を発行する(ステップS103)。描画装置2のメモリアクセス制御部20は、かかるコマンド読取命令105を受信すると(ステップS104)、当該コマンド読取命令105のコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(今回のアドレス値)を取得する。また、メモリアクセス制御部20は、コマンド情報保持部200のアドレス保持部201にて保持されているアドレス値(前回のアドレス値)を取り出す。そして、メモリアクセス制御部20は、今回のアドレス値と前回のアドレス値との比較を行う(ステップS105)。
その結果、両者が不一致の場合(ステップS106でNo)、メモリアクセス制御部20は、受信したコマンド読取命令105のコンテキスト・コマンドセット転送サイズ130が示す転送サイズ(バイト数)と、今回のアドレス値とを使用して主記憶装置11からコンテキスト・コマンドセット111を読み取る(ステップS107)。メモリアクセス制御部20は、読み取ったコンテキスト・コマンドセット111をコマンド情報保持部200のコマンドセット保持部202に保存する(ステップS108)。また、メモリアクセス制御部20は、コマンド情報保持部200のアドレス保持部201に今回のアドレス値を保存する(ステップS109)。一方、両者が一致する場合(ステップS106でYes)、コンテキスト・コマンドセット111の読み取りは行われず、ステップS110の処理に移行する。
ステップS106でYesの場合、あるいは、ステップS109の処理後、メモリアクセス制御部20は、受信したコマンド読取命令105からオブジェクト・コマンドセット転送サイズ132が示す転送サイズ(バイト数)と、オブジェクト・コマンドセット先頭アドレス133が示すアドレス値を取得する。そして、メモリアクセス制御部20は、取得した転送サイズと、アドレス値とを使用して主記憶装置11からオブジェクト・コマンドセット121を読み取る(ステップS110)。
以上のデータ転送制御処理により、メモリアクセス制御部20が取得したコンテキスト・コマンドセット111及びオブジェクト・コマンドセット121は、コマンド処理部21に送出される。そして、コマンド処理部21にて、取得したコンテキスト・コマンドセット111及びオブジェクト・コマンドセット121に従ったコマンド処理(即ち、描画処理)が実行される。
以上説明したように、本実施形態のデータ転送システムによれば、描画装置2を制御するためのコマンドセット(コンテキスト・コマンドセット111、オブジェクト・コマンドセット121)をホスト装置1から描画装置2に効率的に転送することができる。
なお、上記フローチャートにおける各処理は、その順序に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に順序を変更することができる。
[第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係るデータ転送システムの全体構成図である。本実施形態のデータ転送システムは、第1の実施形態のデータ転送システム(図1参照)と同様、ホスト装置1と、描画装置2とから構成される。本実施形態のデータ転送システムでは、ホスト装置1のホストCPU10が、2つのドライバ(100A、100B)を備え、また、描画装置2のメモリアクセス制御部20が、これらのドライバそれぞれに対応したコマンド情報保持部(200A、200B)を備えている。
ドライバ100A、ドライバ100Bは、第1の実施形態のドライバ100と同様、コマンド分割格納部101と、コマンド読取命令送信部102とを有する。ドライバ100A、ドライバ100Bは、互いに独立してコマンド分割格納処理及びコマンド読取命令送信処理を実行し、描画装置2の制御を行う。
メモリアクセス制御部20が備えるコマンド情報保持部200A、コマンド情報保持部200Bは、第1の実施形態のコマンド情報保持部200と同様、アドレス保持部201と、コマンドセット保持部202とを備える。コマンド情報保持部200Aは、ドライバ100Aからのコマンド読取命令105に基づいたデータ(即ち、コンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131のアドレス値及び主記憶装置11から読み取ったコンテキスト・コマンドセット111)を保持する。コマンド情報保持部200Bは、ドライバ100Bからのコマンド読取命令105に基づいたデータを保持する。
図10は、本実施形態のメモリアクセス制御部20が実行するメモリアクセス制御処理の処理状態の変遷を具体例を挙げて説明するためのタイミングチャートである。図10において、ドライバ100A及びドライバ100Bそれぞれのコマンド分割格納部101は、T301の時点からコマンドセットの主記憶装置11への配置を開始し、T302の時点で配置を完了する。
図11に、本具体例でのコマンドセットの配置完了時点(T302)における主記憶装置11のコマンドセット配置状況を示す。図11に示すように、ドライバ100Aのコマンド分割格納部101により、コンテキスト・コマンドセット111A、オブジェクト・コマンドセット121A及びオブジェクト・コマンドセット121Bが、主記憶装置11のドライバ100A用のコマンドセット配置領域に配置されている。また、ドライバ100Bのコマンド分割格納部101により、コンテキスト・コマンドセット111B、オブジェクト・コマンドセット121C及びオブジェクト・コマンドセット121Dが、主記憶装置11のドライバ100B用のコマンドセット配置領域に配置されている。
ドライバ100A及びドライバ100Bそれぞれのコマンド読取命令送信部102は、T302の時点から描画装置2に対して、コマンド読取命令105の発行を開始する。図11に示す配置状況においては、ドライバ100Aのコマンド読取命令送信部102により、図12(a)に示すコマンド読取命令105Aが、描画装置2に対して発行され、次に、図12(b)に示すコマンド読取命令105Bが発行される。また、これと略同時に、ドライバ100Bのコマンド読取命令送信部102により、図12(c)に示すコマンド読取命令105Cが発行され、次に、図12(d)に示すコマンド読取命令105Dが発行される。
上記の如く、ドライバ100A及びドライバ100Bそれぞれのコマンド読取命令送信部102により略同時に発行された各コマンド読取命令105(A〜D)は、メモリアクセス制御部20に、例えば、図13に示すような順番で到達する。図13に示すように、本例では、先ず、コマンド読取命令105Aが到達し、続いて、コマンド読取命令105C、コマンド読取命令105B、コマンド読取命令105Dが、順次、描画装置2のメモリアクセス制御部20に到達する。
メモリアクセス制御部20は、T303の時点において、コマンド読取命令105Aについての処理を開始する。メモリアクセス制御部20は、先ず、今回のアドレス値として、コマンド読取命令105Aのコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(即ち、コンテキスト・コマンドセット111Aの先頭アドレス)を取得する。そして、メモリアクセス制御部20は、ドライバ100Aに対応するコマンド情報保持部200Aのアドレス保持部201にて保持されているアドレス値(前回のアドレス値)を取り出し、今回のアドレス値と比較する。
メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令105に含まれる図示しない情報(ドライバ判別フラグ)を使用して、送信元のドライバの種別を判別する。例えば、ドライバ判別フラグが、“0”の場合にドライバ100Aを示し、“1”の場合にドライバ100Bを示す。
上記比較において、コマンド読取命令105Aは、ドライバ100Aが発行する初回のコマンド読取命令であるため、両者は、不一致となる。したがって、メモリアクセス制御部20は、主記憶装置11にアクセスし、コンテキスト・コマンドセット111Aを読み取る。また、メモリアクセス制御部20は、読み取ったコンテキスト・コマンドセット111Aをコマンド情報保持部200Aのコマンドセット保持部202に保存し、アドレス保持部201に今回のアドレス値を保存する。コンテキスト・コマンドセット111Aの読み取りが完了すると(T304の時点)、メモリアクセス制御部20は、主記憶装置11にアクセスし、オブジェクト・コマンドセット121Aの読み取りを行う。
コマンド読取命令105Aについての処理が完了すると(T305の時点)、メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令105Cについての処理を開始する。メモリアクセス制御部20は、先ず、今回のアドレス値として、コマンド読取命令105Cのコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(即ち、コンテキスト・コマンドセット111Bの先頭アドレス)を取得する。そして、メモリアクセス制御部20は、ドライバ100Bに対応するコマンド情報保持部200Bのアドレス保持部201にて保持されているアドレス値(前回のアドレス値)を取り出し、今回のアドレス値と比較する。
この場合、コマンド読取命令105Cは、ドライバ100Bが発行する初回のコマンド読取命令であるため、両者は、不一致となる。したがって、メモリアクセス制御部20は、主記憶装置11にアクセスし、コンテキスト・コマンドセット111Bを読み取る。また、メモリアクセス制御部20は、読み取ったコンテキスト・コマンドセット111Bをコマンド情報保持部200Bのコマンドセット保持部202に保存し、アドレス保持部201に今回のアドレス値を保存する。コンテキスト・コマンドセット111Bの読み取りが完了すると(T306の時点)、メモリアクセス制御部20は、主記憶装置11にアクセスし、オブジェクト・コマンドセット121Cの読み取りを行う。
コマンド読取命令105Cについての処理が完了すると(T307の時点)、メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令105Bについての処理を開始する。ここで、コマンド読取命令105Bのコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(コンテキスト・コマンドセット111Aの先頭アドレス)は、コマンド読取命令105Aについての処理で読み取ったコンテキスト・コマンドセット111Aの格納先アドレスと一致する。したがって、かかる処理では、メモリアクセス制御部20は、コンテキスト・コマンドセット111Aの読み取りを行わず、オブジェクト・コマンドセット121Bのみを主記憶装置11から読み取る。
コマンド読取命令105Bについての処理が完了すると(T308の時点)、メモリアクセス制御部20は、コマンド読取命令105Dについての処理を開始する。ここで、コマンド読取命令105Dのコンテキスト・コマンドセット先頭アドレス131が示すアドレス値(コンテキスト・コマンドセット111Bの先頭アドレス)は、コマンド読取命令105Cについての処理で読み取ったコンテキスト・コマンドセット111Bの格納先アドレスと一致する。したがって、メモリアクセス制御部20は、コンテキスト・コマンドセット111Bの読み取りを行わず、オブジェクト・コマンドセット121Dのみを主記憶装置11から読み取る。
以上の具体例で理解できるように、複数のドライバ(100A、100B)を備える本実施形態のデータ転送システムにおいても、描画装置2を制御するためのコマンドセット(コンテキスト・コマンドセット111、オブジェクト・コマンドセット121)をホスト装置1から描画装置2に効率的に転送することができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、メモリアクセス制御部20によるコマンド読取命令105についての処理は、メモリアクセス制御部20に到達した順に実行されるのみならず、所定の優先度に従って実行されるようにしてもよい。この場合、コマンド読取命令105に処理の優先度を示す情報(優先度情報)を付加し、メモリアクセス制御部20は、かかる優先度情報に従って、コマンドセットの読取処理を行うようにすればよい。
本発明の第1の実施形態に係るデータ転送システムの全体構成を示す図である。 描画コマンドセットの構成を示す図である。 第1の実施形態において、描画コマンドセットの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態において、主記憶装置へのコマンドセットの配置状況の一例を示す図である。 コマンド読取命令の構成を示す図である。 第1の実施形態において、コマンド読取命令の構成の一例を示す図である。 コマンド情報保持部の構成を示す図である。 データ転送制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るデータ転送システムの全体構成を示す図である。 第2の実施形態におけるメモリアクセス制御処理の処理状態の変遷を説明するためのタイミングチャートである。 第2の実施形態において、主記憶装置へのコマンドセットの配置状況の一例を示す図である。 第2の実施形態において、コマンド読取命令の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態において、コマンド読取命令のメモリアクセス制御部への到達順番を示す図である。
符号の説明
1 ホスト装置
2 描画装置
3 外部バス
10 ホストCPU
11 主記憶装置
12、22 内部バス
20 メモリアクセス制御部
21 コマンド処理部
100 ドライバ
101 コマンド分割格納部
102 コマンド読取命令送信部
105 コマンド読取命令
110 描画コマンドセット
111 コンテキスト・コマンドセット
121 オブジェクト・コマンドセット
130 コンテキスト・コマンドセット転送サイズ
131 コンテキスト・コマンドセット先頭アドレス
132 オブジェクト・コマンドセット転送サイズ
133 オブジェクト・コマンドセット先頭アドレス
200 コマンド情報保持部
201 アドレス保持部
202 コマンドセット保持部

Claims (6)

  1. ホスト装置と、該ホスト装置にバスを介して接続される描画装置とを備えるデータ転送システムであって、
    前記ホスト装置は、
    記憶装置と、
    前記描画装置による描画処理を制御するための複数の描画コマンドからなる描画コマンドセットを、前記描画処理におけるコンテキストに係る複数のコマンドからなるコンテキスト・コマンドセットと、前記描画処理におけるオブジェクトに係る複数のコマンドからなるオブジェクト・コマンドセットとに分割し、前記記憶装置に格納するコマンド分割格納手段と、
    前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとを含むコマンド読取命令を前記描画装置に送信するコマンド読取命令送信手段と、を備え、
    前記描画装置は、
    前記コマンド読取命令を受信し、該コマンド読取命令の内容に従って、前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットを前記記憶装置から読み取るメモリアクセス制御手段を備え、
    該メモリアクセス制御手段は、
    受信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、読み取った当該コンテキスト・コマンドセットとを保持するコマンド情報保持手段を有し、
    前記コマンド読取命令を受信した際、該コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、前記コマンド情報保持手段に保持されている前回のコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスとを比較し、両者が異なる場合に、今回の受信に係る前記コンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスに従って、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットを読み取り、両者が一致する場合には、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りを行わず、前記コマンド情報保持手段に保持されているコンテキスト・コマンドセットを利用する、
    ことを特徴とするデータ転送システム。
  2. 前記ホスト装置は、前記コマンド分割格納手段と、前記コマンド読取命令送信手段とを有するドライバを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ転送システム。
  3. 前記ホスト装置は、前記ドライバを複数備え、
    前記描画装置の前記メモリアクセス制御手段は、前記複数のドライバそれぞれに対応する複数の前記コマンド情報保持手段を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ転送システム。
  4. バスを介して接続されるホスト装置と描画装置との間のデータ転送を制御するためのデータ転送方法であって、
    前記描画装置による描画処理を制御するための複数の描画コマンドからなる描画コマンドセットを、前記描画処理におけるコンテキストに係る複数のコマンドからなるコンテキスト・コマンドセットと、前記描画処理におけるオブジェクトに係る複数のコマンドからなるオブジェクト・コマンドセットとに分割し、前記ホスト装置が備える記憶装置に格納するコマンド分割格納ステップと、
    前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとを含むコマンド読取命令を前記描画装置に送信するコマンド読取命令送信ステップと、
    前記コマンド読取命令を受信し、該コマンド読取命令の内容に従って、前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットを前記記憶装置から読み取るメモリアクセス制御ステップと、
    受信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、読み取った当該コンテキスト・コマンドセットとを、前記描画装置が備えるコマンド情報保持手段に保存するステップと、を有し、
    前記メモリアクセス制御ステップでは、
    前記コマンド読取命令を受信した際、該コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、前記コマンド情報保持手段に保存されている前回のコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスとが比較され、両者が異なる場合に、今回の受信に係る前記コンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスに従って、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットが読み取られ、両者が一致する場合には、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りは行われず、前記コマンド情報保持手段に保存されているコンテキスト・コマンドセットが利用される、
    ことを特徴とするデータ転送方法。
  5. 記憶装置と、
    バスを介して接続される描画装置による描画処理を制御するための複数の描画コマンドからなる描画コマンドセットを、前記描画処理におけるコンテキストに係る複数のコマンドからなるコンテキスト・コマンドセットと、前記描画処理におけるオブジェクトに係る複数のコマンドからなるオブジェクト・コマンドセットとに分割し、前記記憶装置に格納するコマンド分割格納手段と、
    前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとを含むコマンド読取命令を前記描画装置に送信するコマンド読取命令送信手段と、を備え
    該コマンド読取命令送信手段が送信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスが、前回送信したコマンド読取命令に係るコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと一致しない場合のみ、当該送信したコマンド読取命令に応答した前記描画装置によって、前記記憶装置に格納されている当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りが行われる、
    ことを特徴とするホスト装置。
  6. バスを介して接続されるホスト装置からのコマンド読取命令を受信し、該コマンド読取命令の内容に従って、描画コマンドセットを構成するコンテキスト・コマンドセット及びオブジェクト・コマンドセットを前記ホスト装置が備える記憶装置から読み取るメモリアクセス制御手段を備え、
    前記コマンド読取命令には、前記コンテキスト・コマンドセット及び前記オブジェクト・コマンドセットそれぞれについて、その転送サイズと、前記記憶装置における格納先アドレスとが含まれ、
    前記メモリアクセス制御手段は、
    受信した前記コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、読み取った当該コンテキスト・コマンドセットとを保持するコマンド情報保持手段を有し、
    前記コマンド読取命令を受信した際、該コマンド読取命令に含まれるコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスと、前記コマンド情報保持手段に保持されている前回のコンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスとを比較し、両者が異なる場合に、今回の受信に係る前記コンテキスト・コマンドセットの格納先アドレスに従って、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットを読み取り、両者が一致する場合には、前記記憶装置から当該コンテキスト・コマンドセットの読み取りを行わず、前記コマンド情報保持手段に保持されているコンテキスト・コマンドセットを利用する、
    ことを特徴とする描画装置。
JP2007171242A 2007-06-28 2007-06-28 データ転送システム、データ転送方法、ホスト装置及び描画装置 Expired - Fee Related JP4378572B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171242A JP4378572B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 データ転送システム、データ転送方法、ホスト装置及び描画装置
US12/213,380 US7882273B2 (en) 2007-06-28 2008-06-18 Data transfer system, data transfer method, host apparatus and image forming apparatus
CA2635554A CA2635554C (en) 2007-06-28 2008-06-20 Data transfer system, data transfer method, host apparatus and image forming apparatus
EP08158739A EP2015175A3 (en) 2007-06-28 2008-06-23 Data transfer system, data transfer method, host apparatus and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171242A JP4378572B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 データ転送システム、データ転送方法、ホスト装置及び描画装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009009423A JP2009009423A (ja) 2009-01-15
JP4378572B2 true JP4378572B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=40020190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007171242A Expired - Fee Related JP4378572B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 データ転送システム、データ転送方法、ホスト装置及び描画装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7882273B2 (ja)
EP (1) EP2015175A3 (ja)
JP (1) JP4378572B2 (ja)
CA (1) CA2635554C (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5155822A (en) * 1987-08-13 1992-10-13 Digital Equipment Corporation High performance graphics workstation
US5303334A (en) * 1992-03-05 1994-04-12 Adobe Systems Incorporated System for generating a rasterized graphic image
US6348919B1 (en) * 1995-12-18 2002-02-19 3Dlabs Inc, Ltd. Graphics system with optimized use of unified local and frame buffers
JP3739888B2 (ja) 1997-03-27 2006-01-25 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 情報処理装置および方法
US5999200A (en) * 1998-01-23 1999-12-07 Cirrus Logic, Inc. Method and apparatus for automatically controlling the destination of a graphics command in a register file
US6339427B1 (en) * 1998-12-15 2002-01-15 Ati International Srl Graphics display list handler and method
US6587635B1 (en) * 1999-03-29 2003-07-01 Sony Corporation Subpicture master control
US6505017B2 (en) * 2000-02-02 2003-01-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, control method thereof, image forming method, and storage medium
US7196710B1 (en) * 2000-08-23 2007-03-27 Nintendo Co., Ltd. Method and apparatus for buffering graphics data in a graphics system
JP2003050774A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ処理装置およびデータ転送方法
US7233335B2 (en) * 2003-04-21 2007-06-19 Nividia Corporation System and method for reserving and managing memory spaces in a memory resource
JP4039386B2 (ja) * 2004-04-21 2008-01-30 コニカミノルタオプト株式会社 撮像センサ及び撮像装置
JP2007171242A (ja) 2005-12-19 2007-07-05 Konica Minolta Holdings Inc 電子写真用トナーおよび画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2635554A1 (en) 2008-12-28
EP2015175A3 (en) 2009-01-21
JP2009009423A (ja) 2009-01-15
US7882273B2 (en) 2011-02-01
EP2015175A2 (en) 2009-01-14
CA2635554C (en) 2015-02-03
US20090019189A1 (en) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7869072B2 (en) Printer device
JP2000158724A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体
CN114785748A (zh) 用于图像传输的dma控制系统与方法
US8558840B2 (en) Integrated circuit device and electronic device
JP4378572B2 (ja) データ転送システム、データ転送方法、ホスト装置及び描画装置
US20120320423A1 (en) Printing apparatus provided with plural processing systems for generating print data, printing method and recording medium
US7558901B2 (en) Apparatus and method for connecting processor to bus
EP0898264B1 (en) Display memory control apparatus
US9463692B2 (en) Display control device to display image data
JP5223492B2 (ja) 印刷制御装置及び印刷制御プログラム
JP3797371B2 (ja) 描画命令のフックを利用した画像の転送
JP5908416B2 (ja) インターフェース制御装置、データ記憶装置及びインターフェース制御方法
JP5744206B2 (ja) 描画制御装置
JPH06282515A (ja) データ処理装置
US6633928B2 (en) Fast process context switching buffer
JP2001010124A (ja) 描画装置及び描画方法、記憶媒体
JP5560990B2 (ja) ビットマップデータ処理装置、端末装置、ビットマップデータ取得方法及びプログラム
JP2006330124A (ja) データ処理装置
JP3216556B2 (ja) ウィンドウ情報転送方式およびウィンドウ情報転送方法
JP6119997B2 (ja) データ処理装置、データ処理装置の制御方法
JP2000172609A (ja) 情報端末装置
JP2012032702A (ja) 制御装置、その制御方法、及び制御プログラム、並びに記録媒体
JP2000231473A (ja) 表示制御装置および表示装置へのデータ転送方法
JPH11301046A (ja) 印刷用描画システム
JPH10207447A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090901

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4378572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees