JP4378544B2 - 洗浄容易な多機能豆乳機 - Google Patents

Description

発明の詳細な説明

（技術分野）
本発明の洗浄容易な多機能豆乳機は台所用品に関し、詳しくは豆乳や重湯や果物野菜ジュースを作る装置に関する。

（背景技術）
従来の家庭用豆乳機は、モータと、ブレードと、ヘッドユニットと、筒体とを備え、そのヘッドユニット下蓋が筒体を覆設し、その粉砕製乳装置が一つのフィルターコップであり、その粉砕ブレードがフィルターコップ内に位置している。製乳用の素材はフィルターコップ内に入れられるため、洗浄時、フィルターコップは洗浄しにくく、特に煮乳時にフィルターコップも一緒に煮込むと、フィルターコップはさらに洗浄しにくくなる。

（発明の開示）
（発明が解決しようとする課題）
本発明は家庭用豆乳機の洗浄難の課題を解決するものであり、洗浄容易な多機能豆乳機の構造を開示する。

本発明の洗浄容易な多機能豆乳機は、モータと、ブレードと、ヘッドユニットと、筒体とを備え、ヘッドユニット下蓋が筒体を覆設する洗浄容易な多機能豆乳機であって、ヘッドユニット下蓋に、その下部が水中に入り込みかつその下口が開放している導流器が一つ固定設置され、電気モータ軸の前端に固定されたブレードは前記導流器の内部に位置しかつ水中に入り込み、前記導流器に導流孔が設置されていることを特徴とする。

本発明のもう一つの洗浄容易な多機能豆乳機は、モータと、ブレードと、ヘッドユニットと、筒体とを備え、ヘッドユニット下蓋が筒体を覆設する洗浄容易な多機能豆乳機であって、ヘッドユニット下蓋に、その下部が水中に入り込みかつその下口が開放している導流器が一つ固定設置され、電気モータ軸の前端に固定されたブレードは前記導流器の内部に位置しかつ水中に入り込み、前記ヘッドユニット下蓋に前記導流器の内腔と連通する導流槽が設置されていることを特徴とする。

本発明の洗浄容易な多機能豆乳機は、ヘッドユニット下蓋に導流器が設置され、従来の豆乳機のフィルターコップの設置と同様に、導流器の上端部をヘッドユニットの下蓋に螺着固定することができるし、また、反対方向に回して導流器をヘッドユニットの下蓋から外すこともできる。導流器の下口は開放しており、電気モータ軸の前端に固定されたブレードは導流器の内部位置し且つ水中に入り込み、導流器に導流孔を設置してもよく、ヘッドユニット下蓋に導流器の内腔に連通する導流槽を設置してもよい。そして、ヘッドユニット下蓋に導流器の内腔に連通する導流槽を設置すると同時に、導流器に導流孔を設置することもできる。

本発明の洗浄容易な多機能豆乳機を使用する際に、まず水と製乳用素材を筒体に入れ、そして導流器を設置しているヘッドユニット下蓋を筒体の上を覆設し、ブレードが水中に入り込んでいるのを確認し、電源を入れて製乳を行う運びである。製乳過程において、導流器の内部に位置しかつ水中に入り込んでいるブレードの回転の作用によって、筒体の底部の水と製乳用素材は導流器の中で上方へ上げられ、製乳用素材はブレードにより粉砕されて水と一緒に導流孔、又は導流槽、又は導流槽及び導流孔を経由して導流器内から吐出されて筒体の内部へ戻ってくる。このように、水と粉砕された製乳用素材とは筒体と導流器内との間で繰り返して循環され、製乳のプロセスを完成する。本発明の洗浄容易な多機能豆乳機を使用して豆乳を作る際に、普通、製乳プログラム又は製乳及び煮乳プログラムを完成すると、ちょっと静的沈殿してから豆乳を注ぎ出せばよい。その時、粕は筒体に残る。また、図に示されたように、従来技術のように、筒体の注ぎ出しノズルにストレーナーを設置して豆粕を濾過してもよく、さらに濾過装置を別に用意して乳入れの容器口に設置することにより、豆粕を濾過してもよい。ストレーナーや濾過装置は簡単に洗浄できる。本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の導流器の下口は開放されている。また、導流孔が設置されているが、従来技術のフィルターコップの構造と本質的に異なっており、導流器の内外壁の洗浄が簡単にできる。そして、従来技術においてフィルターコップの内部で粉砕製乳するとは異なって、製乳用素材は筒体と導流器内で水と共に広範囲内で循環され、粉砕され、製乳されるため、その粉砕製乳の効果はより良く、製乳用素材の栄養分がより十分に析出できる。製乳用素材は直接に筒体の中に入れられるため、豆乳機の取り付け、使用と洗浄はより便利であり、導流器の壁の厚さはより厚く、ブレードによって傷つけられ難い。本発明の洗浄容易な多機能豆乳機は豆乳を作るだけではなく、重湯や果物野菜ジュース等の食品と飲み物にも適している。

（実施例１）
本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の一つの好ましい実施例としては、図1〜8に示すように、モータと、ブレードと、ヘッドユニットと、筒体10と、ヒータと、温度センサー13と、溢れ防止電極5と、回路制御装置とを備え、モータと回路制御装置はヘッドユニットの中に設置され、ヘッドユニット下蓋2は筒体10の上に覆設されている豆乳機であって、ヘッドユニット下蓋2に導流器8が一つ固定設置され、導流器8の下部は水中に入り込み、導流器8の下口が開放され、電気モータ軸７の前端に固定されたブレード11は導流器8の内部に位置して水中に入り込み、導流器8に導流孔9が設置されていることを特徴とする。筒体10の注ぎ出しノズル4にストレーナー3を設置してもよい。導流孔9の形状は円形、楕円形、矩形等の形状にすることができる。ヒータは図に示すような電熱管12であってもよく、また電熱盤や電磁加熱等の方式で加熱することもできる。温度センサーについて、図に示すようにヘッドユニット下蓋2に固定された温度センサー13は直接に水中に入り込ませることができ、また、筒体10の下部から水中に入り込ませるか、又は筒体の外壁で直接又は間接に水温を測定する方式を採用することもできる。導流器8の脱着を容易にするためには、図に示すように、導流器8の下端に導流器ハンドル14を固定設置するのが好ましい。作動過程において、導流器8は偶然にヘッドユニット下蓋2から脱落しても、導流器ハンドル14と筒体10の底部とは接触して導流器をサポートし、回転中のブレード11が導流器8に傷つくことを防止することができる。図7、8に示すように、ブレード11の付近の位置で、導流器8に粉砕リブ15を設置することで、製乳用素材の粉砕と循環効果はさらに良くなる。ブレード11については一字型、十字型、鋸歯型等のブレードを採用することができる。

図3に示すように、水中に置かれた導流器8の下縁から筒体10の底面までの距離H1は3mm以上であり、重湯や豆乳や果物野菜ジュース等を作るのに適している。導流器8の下縁から筒体10の底面までの距離H1は15〜25mmであれば、製乳効果が良くなる。

図3に示すように、電気モータ軸7の前端に固定されたブレード11は、導流器8の下縁までの距離H2が導流器8の総高さ（導流器ハンドル14の高さを含まず）の1/4〜1/3の範囲内である場合、製乳用素材に対する粉砕と循環の効果がより良くなる。

図5に示すように、導流器８に設置された導流孔９は、導流器８の上部において導流器８の上縁からの距離H3が総高さ（導流器ハンドル14の高さを含まず）の1/3の範囲内にある場合、製乳用素材に対する粉砕と循環の効果がより良くなる。

図9に示すように、導流器８の下部に、ブレード11に対応する水平位置にネック部16が設置されており、ブレード11の回転によって、製乳用素材の導流器内での上方への流動を促進し、粉砕の効果がよりよくなる。

前記の本発明の洗浄容易な多機能豆乳機のより好ましい実施例の作動過程については、まず水と製乳用素材を筒体10に入れ、そして導流器8を設置しているヘッドユニット下蓋2を筒体10の上を覆設し、ブレード11が水中に入り込んでいるのを確認し、電源を入れる。そして、温度センサー13で測定した水の温度信号を回路制御装置に伝送し、この回路制御装置が予備加熱、製乳、煮乳を制御するプログラムに従い、豆乳機は自動的に予備加熱、製乳と煮乳の全過程を完成する。製乳過程において、導流器8の内部に位置しかつ水中に入り込んでいるブレード11の回転の作用によって、筒体10の底部の水と製乳用素材は導流器8の中で上方へ上げられ、製乳用素材はブレード11により粉砕されて水と一緒に導流孔9を経由して導流器8内から吐出されて筒体10内へ戻り、このように、水と粉砕された製乳用素材とは筒体10と導流器8の内部との間で繰り返して循環され、製乳のプロセスを完成する。豆乳を作る際に、普通、煮乳工程を完成すると、ちょっと静的沈殿してから、筒体10から豆乳を注ぎ出し、粕が筒体10に残る。また、図に示されたように、従来技術のように筒体10上の注ぎ出しノズル4にストレーナー3を設置して豆粕を濾過することもでき、さらに濾過装置を別に用意して乳入れの容器口に設置することにより、豆粕を濾過することもできる。ストレーナーや濾過装置は豆乳の中で加熱されていないため、簡単に洗浄できる。

(実施例２)
本発明の目的を実現する本発明の他の洗浄容易な多機能豆乳機の好ましい実施例としては、図1〜8に示すように、モータと、ブレードと、ヘッドユニットと、筒体10と、ヒータと、温度センサー13と、溢れ防止電極5と、回路制御装置とを備え、モータと回路制御装置はヘッドユニットの中に設置され、ヘッドユニット2は筒体10の上に覆設されている豆乳機であって、ヘッドユニット下蓋2に導流器8が一つ固定設置され、導流器8の下部は水中に入り込み、導流器8の下口が開放され、電気モータ軸７の前端に固定されたブレード11は導流器8の内部に位置して水中に入り込み、ヘッドユニット2に導流器8の内腔と連通する導流槽6が設置されていることを特徴とする。また図4に示したように、ヘッドユニット下蓋2に導流槽6を設置する一種の変形として、ヘッドユニット下蓋2の下端から導流孔9が設置された環状体を延出し、導流器8の上端はその環状体の下部に固定設置されるものも本特許の保護範囲に属すべきである。そして導流器8にも導流孔9を設置することができ、導流孔9の形状は円形、楕円形、矩形等の形状にすることができる。

実施例１において記載したように、筒体10の注ぎ出しノズル4にストレーナー3を設置することができ、ヒータは図に示すような電熱管12にすることができ、また電熱盤や電磁加熱等の方式で加熱することもできる。温度センサーについて、図に示すようにヘッドユニット下蓋2に固定された温度センサー13は直接に水中に入り込ませることができ、また、筒体10の下部から水中に入り込ませるか、又は筒体の外壁で直接又は間接に水温を測定する方式を採用することもできる。導流器8の脱着を容易にするためには、図に示すように、導流器8の下端に導流器ハンドル14を固定設置するのが好ましい。作動過程において、導流器8は偶然にヘッドユニット下蓋2から脱落しても、導流器ハンドル14と筒体10の底部とは接触して導流器をサポートし、回転中のブレード11が導流器8に傷つくことを防止することができる。図7、8に示すように、ブレード11の付近の位置で、導流器8に粉砕リブ15を設置することで、製乳用素材の粉砕と循環効果はさらに良くなる。

図3に示すように、水中に置かれた導流器8の下縁から筒体10の底面までの距離H1は3mm以上であり、重湯や豆乳や果物野菜ジュース等作成に適している。導流器8の下縁から筒体10の底面までの距離H1は15〜25mmであれば、製乳効果が良くなる。

図3に示すように、電気モータ軸7の前端に固定されたブレード11は、その導流器8の下縁までの距離H2が導流器8の総高さ（導流器ハンドル14の高さが含まず）の1/4〜1/3の範囲内である場合、製乳用素材に対する粉砕と循環の効果がより良くなる。ブレード11については、一字型、十字型、鋸歯型等のブレードを採用することができる。
図9に示すように、導流器８の下部に、ブレード11に対応する水平位置にネック部16が設置されており、その粉砕の効果は実施例1と同様であるため、その説明を省略する。

本実施例の洗浄容易な多機能豆乳機の動作過程は実施例１のと同じであるが、製乳過程において、導流器8の内部に位置しかつ水中に入り込んでいるブレード11の回転の作用によって、筒体10の底部の水と製乳用素材は導流器8の中で上方へ上げられ、製乳用素材はブレード11により粉砕されて水と一緒に導流槽6、又は導流槽6及び導流孔9を経由して導流器8内から吐出されて筒体10の内部へ戻り、このように、水と粉砕された製乳用素材とは筒体10と導流器8の内部との間で繰り返して循環され、製乳のプロセスを完成する。

尚、生豆乳を作る豆乳機又は製乳と煮乳を分離して作動する豆乳機については、本発明の構造は製乳プロセスの需要に十分に満足できる。水と製乳用素材を筒体10の中に入れ、そして導流器8を設置しているヘッドユニット下蓋2を筒体10の上を覆設し、ブレード11が水中に入り込んでいるのを確認し、電源を入れ、豆乳機はプログラムに従い自動的に製乳過程を完成する。ちょっと静的沈殿してから豆乳を筒体10から注ぎ出せばよい。その時、粕は筒体10に残る。また、図に示されたように、従来技術のように、筒体10の注ぎ出しノズル4にストレーナー3を設置して豆粕を濾過することもできる。さらに濾過装置を別に用意して乳入れの容器口に設置することにより、豆粕を濾過することもできる。ストレーナー又は濾過装置の洗浄は簡単である。注ぎ出された豆乳はまた別途加熱して煮込む。当業者にとって、前記実施例を参考にして、製乳部分において本発明の構造を実現できるので、図を省略する。

本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の好ましい実施例の構造を示す図である。 図１におけるP部を拡大した図である。 本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の好ましい実施例の構造を示す図である。 本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の他の好ましい実施例の構造を示す図である。 本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の導流器実施例の展開構造を示す図である。 本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の導流器実施例の構造を示す図である。 本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の導流器実施例の構造を示す図である。 図7のC-C断面を示す図である。 本発明の洗浄容易な多機能豆乳機の導流器ネック部の構造を示す図である。

符号の説明

１ ヘッドユニット上蓋
２ ヘッドユニット下蓋
３ ストレーナー
４ 注ぎ出しノズル
５ 溢れ防止電極
６ 導流槽
７ 電気モータ軸
８ 導流器
９ 導流孔
１０ 筒体
１１ ブレード
１２ 電熱管
１３ 温度センサー
１４ 導流器ハンドル
１５ 粉砕リブ
１６ ネック部
Ｈ１ 導流器8の下縁から筒体10の底面までの距離
Ｈ２ ブレード11から導流器8の下縁までの距離
Ｈ３ 導流孔9から導流器8の上縁までの距離

Claims (6)

1. モータと、ブレードと、ヘッドユニットと、筒体とを備え、ヘッドユニット下蓋が筒体を覆設する洗浄容易な多機能豆乳機であって、
   ヘッドユニット下蓋(2)に、その下部が水中に入り込みかつその下口が開放している導流器(8)が一つ固定設置され、電気モータ軸（7）の前端に固定されたブレード（11）が前記導流器（8）の内部に位置しかつ水中に入り込み、前記導流器（8）に製乳用素材が当該導流器（8）内から吐出されるための導流孔が設置されていることを特徴とする洗浄容易な多機能豆乳機。
2. 水中に置かれた前記導流器（8）の下縁から筒体（10）の底面までの距離H1が3mm以上であることを特徴とする請求項１に記載の洗浄容易な多機能豆乳機。
3. 水中に置かれた前記導流器（8）の下縁から筒体(10)の底面までの距離H1が15〜25mmであることを特徴とする請求項１に記載の洗浄容易な多機能豆乳機。
4. 前記電気モータ軸(7)の前端に固定されたブレード(11)は、前記導流器(8)の下縁までの距離H2が前記導流器(8)の総高さの1/4〜1/3の範囲内であることを特徴とする請求項１に記載の洗浄容易な多機能豆乳機。
5. 前記導流器(８)に設置された前記導流孔(９)は、前記導流器(８)の上部において導流器(８)の上縁までの距離H3が前記導流器(8)の総高さの1/3の範囲内に分布していることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれかに記載の洗浄容易な多機能豆乳機。
6. 前記導流器（８）の下部に、前記ブレード（11）に対応する水平位置にネック部（16）を設置していることを特徴とする請求項５に記載の洗浄容易な多機能豆乳機。

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