JP4378132B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上の現像剤像を担持し搬送する中間転写体ユニットが着脱可能な画像形成装置に関するものである。
カラー複写機、カラープリンタ等の多色印字可能な画像形成装置は、例えば、特開昭63−271275号公報に記載の多重画像形成装置が挙げられる。最近は高速化が要求されることが多く、その意味からも同公報に記載される画像形成装置の形態がとられている。
従来の画像形成装置の基本構成は、図13に示すように、本体フレームをなす筐体を、2枚の直立する側板217,215の間にステー53や底板219で結合して形成する方法が一般的であった。この一体的に結合された筐体に、画像形成手段となる、像露光手段28、像担持体を含む画像形成手段26(以降プロセスカートリッジと呼称する)、中間転写体を含む中間転写体ユニット31等が配設されている。さらに前記像担持体や前記中間転写体を駆動する駆動ユニット213は独立したユニットであり、前記筐体に取り付けられている。
さて特に消耗品、例えばプロセスカートリッジ等の交換方法もユーザーが容易に且つ確実にできることが求められている。その観点から同様に中間転写体(ベルト)もユニット構成をとり、画像形成装置本体から着脱可能となっている。この中間転写体ユニット31のユニット構成を説明する。
中間転写体としての中間転写ベルト30は、図10に示すように、複数本の回動可能な懸架ローラにより張架されている。図10において、100はベルトを駆動する駆動ローラであり、27は中間転写ベルト30上のトナー像(現像剤像)を記録シート等の転写材に転写する転写ローラ(以後二次転写ローラという)であり、108はその対向ローラであり、102(102Y,102Bkのみ図示)は各像担持体26(26Y,26Bkのみ図示)上のトナー像を中間転写ベルト30上に転写する各色毎の転写ローラ(以後一次転写ローラという)であり、105はベルトを張架するためのテンションローラである。120は二次転写後のベルト表面に残った転写残トナーを掻き落とすブレードである。このブレード120で掻き落とされたトナーはオーガ121によって搬送される。このブレード120の中間転写ベルト30への当接圧を確保するために、ベルトを挟んだ対向面にバックアップローラ122がある。
プロセスカートリッジを画像形成装置本体より着脱する時、及び中間転写体ユニット31を画像形成装置本体より着脱する時は、上述の如く構成された中間転写体ユニット31を像担持体(感光体ドラム)26より離間させる。そのために中間転写体ユニット31を像担持体(感光体ドラム)26に対し当接、離間させる接離機構をもっている。この接離機構は、図11に示すように偏心カム210,216とカム軸209で構成されている。この偏心カムが180°ずつ回動することで、中間転写体ユニット31のプロセスカートリッジ26からの当接、離間が繰り返される。この偏心カムの回動は不図示の連動機構により行われる。離間時には図12(a)に示すように中間転写体ユニットに駆動を連結する駆動カップリング202は中間転写体ユニット側カップリング201から不図示の離接機構により離れる動作をする。
また、前述中間転写体ユニット31は画像形成装置本体から着脱可能となっている。中間転写体ユニット31の交換時は、図8の如く中間転写体ユニット31をプロセスカートリッジ26から離間させたのち、図9の如く画像形成装置本体に設けられた交換扉300を開けたのち矢印a方向に引き出せばよい。図13の如く画像形成装置本体フレーム(側板)217,215の内側に設けられたガイドレール300,301の溝形状に中間転写体ユニット31の凸部が略嵌合案内される。そのために中間転写体ユニット31の全幅は、画像形成装置本体の内幅に対し、わずかに小さい必要がある。そのため、画像形成中に中間転写体ユニットが幅方向に動くことによる転写位置ズレ(色ズレ)を生じる。この色ズレを防止するために従来例では中間転写体ユニット31を図12(a),図12(b)に示す当接バネ302で矢印b方向に付勢し、該中間転写体ユニットの突き当て基準面205bを画像形成装置本体の基準面301aに押圧している。この当接バネ302による付勢作用は、図12(a)に示すように中間転写体ユニット31がプロセスカートリッジ26から離間している状態であっても、図12(b)に示すように中間転写体ユニット31がプロセスカートリッジ26に当接している状態であっても作用しており、中間転写体ユニットの突き当て基準面205bを画像形成装置本体の基準面301aに押圧している。
特開昭63−271275号公報
しかしながら、上記従来例では、中間転写体ユニットの画像形成装置本体への着脱時に以下のような問題があった。
1.中間転写体ユニット31はプロセスカートリッジ26から離間している状態であっても、画像形成装置本体内の基準面301aに押圧されているため、前述のように中間転写体ユニット31を画像形成装置本体に対して出し入れする際に負荷となり、その操作に大きな力を必要とし、操作性が悪いという問題があった。
2.中間転写体ユニット31が画像形成装置内の基準面301aに押圧された状態のまま、プロセスカートリッジ26に対する中間転写体ユニット31の接離動作を行うため、その接離動作の際も負荷となり、その時に必要とする接離駆動力が高くなってしまうという問題があった。
3.上記の状態のまま接離動作を行うため、中間転写体ユニット31と画像形成装置内の基準面301aは摺動することとなり、その当接面が摩耗してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、優れたユーザビリティーを実現しつつ安定した高画質のフルカラー画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の代表的な構成は、トナー像を担持する回動可能な像担持体と、回動可能な中間転写体を備えて装置本体に着脱可能である中間転写ユニットと、前記中間転写ユニットが装置本体に装着された場合に前記中間転写ユニットの装置本体に対する位置を決める接離機構と、画像形成時に前記中間転写ユニットが当接する装置本体基準面と、を有し、前記像担持体から前記中間転写体上に少なくとも一色以上のトナー像を転写した後、転写材にそのトナー像を一括転写する画像形成装置において、装置本体に装着された前記中間転写ユニットは、前記接離機構によって、前記中間転写体が前記像担持体に当接するように前記像担持体側に付勢され、その後、前記装置本体基準面に当接するように前記像担持体の軸方向に付勢されることを特徴とする。
また、トナー像を担持する回動可能な像担持体と、回動可能な転写材を担持搬送する転写材担持体を備えて装置本体に着脱可能である転写材担持体ユニットと、前記転写材担持体ユニットが装置本体に装着された場合に前記転写材担持体ユニットの装置本体に対する位置を決める接離機構と、画像形成時に前記転写材担持体ユニットが当接する装置本体基準面と、を有し、前記像担持体から前記転写材担持体が担持する転写材にトナー像を転写する画像形成装置において、装置本体に装着された前記転写材担持体ユニットは、前記接離機構によって、前記転写材担持体が前記像担持体に当接するように前記像担持体側に付勢され、その後、前記装置本体基準面に当接するように前記像担持体の軸方向に付勢されることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、画像形成手段の像担持体に対する中間転写体ユニットの接離機構に、前記画像形成手段の像担持体に対する中間転写体ユニットの当接時に該中間転写体ユニットを画像形成装置本体の基準面へ付勢する付勢手段を設けた構成としたことで、ユーザビリティーに優れ、安定した高画質のフルカラー画像形成装置を提供することができる。
更に具体的には、前記付勢手段の付勢作用は、前記接離機構の動作により前記中間転写体ユニットが前記像担持体に完全に当接した後に作用するので、当接動作時に付勢手段による付勢作用が負荷となることがなく、ユーザビリティーに優れ、安定した高画質のフルカラー画像形成装置を提供することができる。
また、前記付勢手段の付勢作用は、前記接離機構の動作により前記中間転写体ユニットが前記像担持体から離間する前に解除されるので、離間動作時に付勢手段による付勢作用が負荷となることがなく、かつ画像形成装置本体に対する中間転写体ユニットの着脱時にも負荷となることがなく、円滑に作業を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係る画像形成装置について詳しく説明する。まず画像形成装置の全体的な構成について簡単に説明し、次に中間転写体ユニット31とプロセスカートリッジとの接離機構等について説明する。
なお、以下の実施形態では、4つの画像形成手段を備えたフルカラー画像形成装置(プリンタ)を例示して説明する。また、前述した従来の画像形成装置と略同様の機能を有する部材には同一符号を付すことで、説明を省略する。
まず図7を用いて4つの画像形成手段を備えたフルカラー画像形成装置について説明する。図7は本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。図7に示すように、画像形成装置1は、複数枚の転写材(以下、記録シート)Pを積載収納するカセット20が着脱自在に装着されており、給送ローラ21により給送される。給送された記録シートPは、リタードローラ対22により一枚ずつに分離され、搬送ローラ対23によってレジストローラ対24に搬送される。記録シートPが搬送された時には、レジストローラ対24は回転を停止しており、このニップに突き当てられることにより記録シートPは斜行を矯正される。像担持体を含む画像形成手段であるプロセスカートリッジ26Y,26M,26C,26Bkは、4ドラムフルカラー方式の場合、図の如くイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4つが並列配置されており、各々のプロセスカートリッジに対し、それぞれ像露光手段である光学走査系28Y,28M,28C,28Bkが設けられ、画像信号により、各色ごとの像担持体上にトナー像が形成された後、中間転写体としての中間転写ベルト30上に各トナーが転写(一次転写)される。なお、本実施形態では、プロセスカートリッジとして、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示している。前述の転写後、記録シートPは所定のタイミングで二次転写ローラ27に送り出され、中間転写ベルト30上のトナー像が記録シートP上へ転写(二次転写)され、定着器25で定着された後、排出ローラ対29a,29bにより排出、積載される。
次に図1〜図6を用いて、中間転写体ユニット31とプロセスカートリッジ26の接離機構等について説明する。なお、後述する接離機構を除く中間転写体ユニット自体の基本構成は従来例と同じである。
図1は第1実施形態に係る中間転写体ユニット離間状態の説明図、図2は第1実施形態に係る中間転写体ユニット当接状態の説明図である。図3(a)は図1中のb−bにおける断面図であり、第1実施形態に係る中間転写体ユニット離間状態の説明図である。図3(b)は図2中のb−bにおける断面図であり、第1実施形態に係る中間転写体ユニット当接状態の説明図である。図4(a)は第1実施形態に係る昇降カムの離間状態の斜視図、図4(b)は第1実施形態に係る昇降カムの当接状態の斜視図、図5は第1実施形態に係る中間転写体ユニットの下方斜視図、図6(a)〜図6(c)は第1実施形態に係る昇降カムのタイミング説明図である。
図1及び図2において、210,216は中間転写体ユニット31を各プロセスカートリッジ26の像担持体から接離させる接離機構を構成する昇降カムである。図3(a)及び図3(b)に示すように、中間転写ベルト30の搬送方向と直交する幅方向において、昇降カム210に対向する位置に同様の昇降カム211が配設されている。同様に昇降カム216の対向位置にも不図示の昇降カムが配設されている。中間転写体ユニット21は接離機構を構成するこれら4個の昇降カムによりプロセスカートリッジに対し接離動作を行っている。
図3(a)において、中間転写体ユニット31は画像形成装置本体の各側板217,215内壁に設けられたガイド300,301に略嵌合されている。この状態においては、両ガイド300,301間の寸法に対し、中間転写体ユニット31の全幅(搬送方向と直交する幅方向の長さ)はわずかに小さく、両ガイド300,301に対し間隙をもっている。したがって、この状態において中間転写体ユニット31を画像形成装置本体より着脱する場合、負荷となるものは無く、極めて円滑に着脱動作ができる。図1及び図3(a)に示す離間状態から当接動作をさせる場合、昇降カム210,216を図1中の矢印の如く時計回りに180°回動させることにより、図2及び図3(b)に示すように中間転写体ユニット31をプロセスカートリッジ26に当接した状態にすることができる。
前記接離機構を構成する昇降カム210には、プロセスカートリッジ26の像担持体に対する前記中間転写体ユニット31の当接時に該中間転写体ユニット31を画像形成装置本体基準面301aへ付勢する付勢手段としての突起部210aが設けれらている。なお、ここでは昇降カム210を例示しているが、他の昇降カムも同様に構成され、同様に機能するものである。この昇降カム210の回転動作中に、該昇降カム210の側壁に設けられた付勢手段としての突起部210aが中間転写体ユニット31側の突起部205aに当接し、さらに中間転写体ユニット31全体を搬送方向と直交する幅方向に移動させ、画像形成装置本体側の本体基準面301aに中間転写体ユニット31の突き当て基準面205bが当接するまで移動させ、かつ、ある程度の付勢力を中間転写体ユニット31に付与する。離間状態にする場合は前述とは逆に昇降カム210,216を反時計回りに回動させればよい。
図4(a)及び図4(b)は昇降カムの説明図であり、図4(a)が離間状態、図4(b)が当接状態の斜視図である。前述の如く、昇降カム210の側壁には付勢手段としての突起部210aが設けられている。なお、ここでは昇降カム210を例示して説明するが、他の昇降カムも同様に構成され、同様に機能するものである。図4(a)及び図4(b)に示すように、昇降カム210に設けられた突起部210aは、昇降カム側壁からの高さが同様な平面部210cに至るまでに該昇降カム側壁から徐々に傾斜した除変部210bを有している。従って、昇降カム回動動作中の中間転写体ユニットのプロセスカートリッジ方向への移動動作だけでなく、中間転写体ユニットの搬送方向と直交する幅方向への移動動作も円滑に行うことができる。また前記昇降カムの突起部210aと当接する中間転写体ユニット31側の突起部205aの形状は、図5に示すように、昇降カム210の突起部210aとの当接部(先端部)が半円筒先端形状をした板形状である。
次に昇降カム201による中間転写体ユニット31の上昇タイミングと水平方向(搬送方向と直交する幅方向)への付勢タイミングについて図6を用いて説明する。図6(a)は中間転写体ユニットがプロセスカートリッジから離間している状態の図であり、図6(b)は図6(a)の状態から昇降カム210がA°回転した状態を示している。図6(c)は図6(a)の状態から180°回転した状態、つまり中間転写体ユニットがプロセスカートリッジに当接している状態を示している。
図6(a)の時の昇降カム210の軸中心から中間転写体ユニットとの当接部(外周部)までの高さはR1であり、図6(b)の時の昇降カム210の軸中心から中間転写体ユニットとの当接部(外周部)までの高さは前記R1より大きいR2である。昇降カム210の高さR2は図6(c)に示す高さR2と同じであり、つまり当接状態であり、図6(b)の状態からさらに中間転写体ユニット31を持ち上げる力は不要である。さらに中間転写体ユニット31を水平方向(搬送方向と直交する幅方向)へ付勢する昇降カム210の突起部201a(除変部201b)に中間転写体ユニット側の突起部205aが接触しない状態であり、図6(a)から図6(b)に至る間では本体基準面301aに対し中間転写体ユニット31が間隙をもって昇降動作されるので、昇降カム210を回動させる力は従来よりも小さくすることができる。さらに図6(b)の状態から図6(c)の状態に至る間で昇降カム210の突起部210aは除変部210bから平面部210cへ移行し中間転写体ユニット31の突き当て基準面205bを画像形成装置本体側の本体基準面301aに付勢する動作をするので、従来、中間転写体ユニット31とプロセスカートリッジ26との当接時に、本体基準面301aと中間転写体ユニット31の突き当て基準面205bが摺動摩耗していたのを完全になくすことができる。これにより常に高い耐久性と安定した位置保証を実現できる。
前述した付勢手段としての突起部210aを設けた昇降カム210は、耐久性と弾性を備えた材料で形成されており、第1実施形態では昇降カムは耐久性と弾性を備えたポリアセタール樹脂で作られている。この弾性(例えば昇降カム自体の弾性変形)を利用して当接状態における付勢力を作用させ、中間転写体ユニット31を確実に固定している。なお、本発明に係る付勢手段を備えた昇降カムを形成する材料は、前述したポリアセタール樹脂に限定されるものではなく、耐久性と弾性を備えた材料であって、弾性を利用して当接状態における付勢力を作用させ、中間転写体ユニット31を確実に固定できるものであればその他の材料であっても良い。
上述したように、本実施形態によれば、各プロセスカートリッジ26の像担持体に対する中間転写体ユニット31の昇降カム210に、プロセスカートリッジ26の像担持体に対する中間転写体ユニット31の当接時に該中間転写体ユニット31を画像形成装置本体基準面301aへ付勢する突起部210aを設けた構成としたことで、ユーザビリティーに優れ、安定した高画質のフルカラー画像形成装置を提供することができる。
更に具体的には、前記突起部210aの付勢作用は、昇降カム210の回動動作により中間転写体ユニット31が像担持体に完全に当接した後に作用するので、当接動作時に突起部210aによる付勢は作用しておらず負荷となることがなく、本体基準面301aに対し中間転写体ユニット31が間隙をもって当接動作されるので、昇降カム210を回動させる力は従来よりも小さくすることができる。また当接動作時に本体基準面301aに対し中間転写体ユニット31が間隙をもっているため、前記両部材の当接面が摺動して摩耗することがなく、当接動作を円滑に行うことができる。
また、前記突起部210aの付勢作用は、昇降カム210の回動動作により中間転写体ユニット31が像担持体から離間する前に解除されるので、離間動作時に突起部210aによる付勢は作用しておらず負荷となることがなく、本体基準面301aに対し中間転写体ユニット31が間隙をもって離間動作されるので、昇降カム210を回動させる力は従来よりも小さくすることができる。また離間動作時に本体基準面301aに対し中間転写体ユニット31が間隙をもっているため、前記両部材の当接面が摺動して摩耗することがなく、離間動作を円滑に行うことができる。
更に、画像形成装置本体に対する中間転写体ユニットの着脱時には、前述したように前記突起部210aによる付勢作用は解除されており、本体基準面301aに対し中間転写体ユニット31が間隙をもっているので、前記両部材の当接面が摺動して摩耗することがなく、中間転写体ユニット31を画像形成装置本体に対して出し入れする作業を円滑に行うことができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、画像形成手段を4つ備えている画像形成装置を例示しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施形態では、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ(画像形成手段)として、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示したが、これに限定されるものではなく、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
更に前述した実施形態では、感光体ドラムを含む画像形成手段が画像形成装置本体に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能な画像形成装置であっても本発明を適用することで同様の効果が得られる。
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
更に前述した実施形態では、ベルト状或いはドラム状の中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写(一次転写)し、該中間転写体に担持されたトナー像を転写材に一括して転写(二次転写)する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成手段にて形成された像担持体上の各色現像剤像を転写材担持体に担持された転写材に順次重ねて転写する画像形成装置であって、ベルト状或いはドラム状の前記転写材担持体を有する転写材担持体ユニットを像担持体に対し当接・離間させる接離機構を有し、前記転写材担持体ユニットが着脱可能な画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に本発明を適用することにより、すなわち前記画像形成装置の接離機構が、前記転写材担持体ユニットの像担持体への当接時に該転写材担持体ユニットを画像形成装置本体基準面へ付勢する付勢手段を有する構成とすることにより前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る中間転写体ユニット離間状態の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写体ユニット当接状態の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写体ユニットの状態説明図であり、(a)中間転写体ユニット離間状態の断面図、(b)中間転写体ユニット当接状態の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る昇降カムの状態斜視図であり、(a)は昇降カムの離間状態の斜視図、(b)は昇降カムの当接状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写体ユニットの下方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る昇降カムのタイミング説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の従来例の画像形成装置の断面図である。 本発明の従来例の画像形成装置の断面図である。 従来例の中間転写体ユニットの構成説明図である。 従来例の中間転写体ユニット離間状態の説明図である。 従来例の中間転写体ユニットの状態説明図であり、(a)は中間転写体ユニット離間状態の断面図、(b)は中間転写体ユニット当接状態の断面図である。 従来例の画像形成装置の構成説明図である。
符号の説明
P …記録シート
1 …画像形成装置
20 …カセット
21 …給送ローラ
22 …リタードローラ対
23 …搬送ローラ対
24 …レジストローラ対
25 …定着器
26Y,26M,26C,26Bk …プロセスカートリッジ
27 …二次転写ローラ
28Y,28M,28C,28Bk …光学走査系
29a,29b …排出ローラ対
30 …中間転写ベルト
31 …中間転写体ユニット
53Y,53M,53C,53Bk …ステー
100 …駆動ローラ
102 …一次転写ローラ
105 …テンションローラ
108 …対向ローラ
201 …中間転写体ユニット側カップリング
202 …駆動カップリング
205 …中間転写体ユニットフレーム
205a …突起部
205b …突き当て基準面
209 …カム軸
210,216 …昇降カム
210a …突起部
213 …駆動ユニット
217,215 …側板
219 …底板
300 …交換扉
301a …本体基準面

Claims (10)

  1. トナー像を担持する回動可能な像担持体と、
    回動可能な中間転写体を備えて装置本体に着脱可能である中間転写ユニットと、
    前記中間転写ユニットが装置本体に装着された場合に前記中間転写ユニットの装置本体に対する位置を決める接離機構と、
    画像形成時に前記中間転写ユニットが当接する装置本体基準面と、を有し、
    前記像担持体から前記中間転写体上に少なくとも一色以上のトナー像を転写した後、転写材にそのトナー像を一括転写する画像形成装置において、
    装置本体に装着された前記中間転写ユニットは、前記接離機構によって、前記中間転写体が前記像担持体に当接するように前記像担持体側に付勢され、その後、前記装置本体基準面に当接するように前記像担持体の軸方向に付勢されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 装置本体に装着された前記中間転写ユニットは、前記接離機構によって、前記中間転写体が前記像担持体に当接した後に、前記装置本体基準面に向かって付勢が開始されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記接離機構は前記中間転写ユニットと対向する面に第1の突起部を有するカムであり、前記中間転写ユニットは前記第1の突起部と接触する第2の突起部を有し、
    装置本体に装着された前記中間転写ユニットは、前記カムの回動によって前記中間転写体が前記像担持体に当接するように前記像担持体側に付勢され、その後、前記第1の突起部前記第2の突起部が接触することで前記装置本体基準面に当接するように前記像担持体の軸方向に付勢されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 装置本体に装着された前記中間転写ユニットは、前記カムの回動によって前記中間転写体が前記像担持体に当接した後に、前記第1の突起部前記第2の突起部が接触することで前記装置本体基準面に向かって付勢が開始されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体は、中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写体は、中間転写ドラムであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. トナー像を担持する回動可能な像担持体と、
    回動可能な転写材を担持搬送する転写材担持体を備えて装置本体に着脱可能である転写材担持体ユニットと、
    前記転写材担持体ユニットが装置本体に装着された場合に前記転写材担持体ユニットの装置本体に対する位置を決める接離機構と、
    画像形成時に前記転写材担持体ユニットが当接する装置本体基準面と、を有し、
    前記像担持体から前記転写材担持体が担持する転写材にトナー像を転写する画像形成装置において、
    装置本体に装着された前記転写材担持体ユニットは、前記接離機構によって、前記転写材担持体が前記像担持体に当接するように前記像担持体側に付勢され、その後、前記装置本体基準面に当接するように前記像担持体の軸方向に付勢されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 装置本体に装着された前記転写材担持体ユニットは、前記接離機構によって、前記転写材担持体が前記像担持体に当接した後に、前記装置本体基準面に向かって付勢が開始されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記接離機構は前記転写材担持体ユニットと対向する面に第1の突起部を有するカムであり、前記転写材担持体ユニットは前記第1の突起部と接触する第2の突起部を有し、
    装置本体に装着された前記転写材担持体ユニットは、前記カムの回動によって前記転写材担持体が前記像担持体に当接するように前記像担持体側に付勢され、その後、前記第1の突起部前記第2の突起部が接触することで前記装置本体基準面に当接するように前記像担持体の軸方向に付勢されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 装置本体に装着された前記転写材担持体ユニットは、前記カムの回動によって前記転写材担持体が前記像担持体に当接した後に、前記第1の突起部前記第2の突起部が接触することで前記装置本体基準面に向かって付勢が開始されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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