JP4378119B2 - 空気清浄機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、たばこの煙の除去に適した空気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気清浄機において、喫煙時とそれ以外の時とでは浄化すべき空気量が顕著に異なる。喫煙時には、喫煙により発生する多量の煙を即時に効率よく空気清浄機で吸引して処理しなければならない。
しかしながら、たばこの煙のこのような特性にかなった空気清浄機は提案されていない。
【0003】
たばこの煙には、喫煙者の口から排出される紫煙と、たばこ自体から発生する副流煙の二種類がある。前者は喫煙者の意思により排出方向を調整することができるが、後者は空気の流れにより排出方向が決定されるので、排出方向の制御は困難である。そして、何れの煙も性質として、上に上昇し、急速に拡散する。
すなわち、喫煙時に発生するたばこの煙は、発生もとから即時に効率よく吸引して浄化処理しなければ、室内に広く拡散してしまい、完全に浄化処理することが極めて困難となる。そして、煙の拡散によりたばこの臭いが拡散し、室内や衣服に染み付くことになる。
したがって、空気清浄機は、喫煙時において煙の発生もとから直接多量の煙を吸引する機能が要求されるのみならず、喫煙終了後も拡散した煙を吸引するために、広範囲の空気を吸引する機能が要求される。
【0004】
従来の空気清浄機において、このような要求に応える構成としては、吸引口に開閉可能なフラップを設け、フラップの開閉角度を変更することにより吸引量を調整するようにしたものが提案されている(特開2000−146237号)。
しかしながら、上記発明はフラップを閉じた状態では吸引することができない。空気清浄機の運転中は常時フラップを開いておく必要がある。すなわち、空気清浄機のスイッチを入れるのみでは空気清浄機を機能させることができず、スイッチ操作に加えてフラップを開く操作が要求される。また運転中は常時フラップを開いておかなければならず、美感上も好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、喫煙時には多量の空気を吸引でき、非喫煙時には比較的少量の空気を吸引できるようにした空気清浄機において、フラップを閉じたままでも比較的少量の空気の吸引ができ、空気清浄機が機能するようにすることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、空気清浄機の筐体の吸引側に横軸に取り付けて縦方向に回動して開閉する複数のフラップを段状に設け、前記各フラップは前壁の両側に側壁を備え、上段フラップの下縁が下段フラップの上縁から突出し、上段フラップの前壁下縁と下段フラップの前壁上縁との間にフラップ閉鎖時において前記各フラップにより前記筐体の吸引口全面を覆いつつ吸引を可能とする下向きに開口した吸気部を設けて空気清浄機を構成するものである。
【0007】
前記フラップは、その両側に側壁を設けてあるので、フラップに向かった煙が側方へ逃げることがなく、効率よく煙を捕捉することができる。
【0008】
フラップの回動の大きさと吸引用のファンの回転数とは連動するようにしておくことが好ましい。すなわち、フラップが閉じているときには比較的少量の空気が吸引されればよいのでファンの回転数は低く、フラップが大きく回動したときには多量の空気が吸引されるようにファンの回転数が高くなるようにする。このフラップの回動量とファンの回転数の連動は、フラップ回動量を検知するリミットスイッチにより行うことができる。
【0009】
また、空気清浄機に空気中の二酸化炭素濃度などCOxを検出するセンサを取り付け、このセンサにファンのON-OFFスイッチを連動させることが好ましい。
そして、前記フラップにはこれを開閉するモーターを取り付け、前記センサの二酸化炭素濃度などの検出値の信号に基づきフラップの開度が自動的に調整されるようにすることが好ましい。
【0010】
前記センサにファンのON−OFFスイッチを連動させる場合、ON信号となるセンサの二酸化炭素濃度などの検出値は高く設定し、OFF信号となるセンサの二酸化炭素濃度などの検出値は低く設定すると、喫煙後における室内に拡散した煙の吸収が可能となる。またON信号となるセンサの検出値をOFF信号となるセンサの検出値を同じにしても、スイッチ回路にタイマーを介在させてOFF信号となる検出値以下に達した後も室内に拡散した煙が除去されるまでの時間(例えば30分)ファンの回転が継続するようにすると、室内に拡散した煙を吸収することができる。
前記タイマーによるファンの回転時間は、空気浄化機における浄化時間と室内の空気量とから算定する。
【0011】
前記のように構成された空気清浄機は、回転する台座の上に載置することにより、喫煙者の方向に吸引部を向けることができ、効率よく煙を吸引することができる。
【0012】
【作用】
この発明において、フラップ閉鎖時に上段フラップの前壁下縁と下段フラップの前壁上縁との間に吸気部を設けてあるので、スイッチを入れるとフラップを閉じたままで吸引が可能であり、非喫煙時における空気清浄を担うことができる。そして、フラップを回動させることにより、多量の空気を吸引することができ、喫煙時に発生する煙を可及的速やかに吸引し、煙の室内への拡散が防止される。
そして、フラップが閉じた後もタイマー制御により吸引は継続されるので、喫煙により拡散した煙は、フラップが閉じた後に透孔を介した空気の流れによって筐体内に吸引される。したがって、室内に拡散した煙も完全に除去されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
空気清浄機の筐体1内に、吸引ファン2,フィルタ3が配設してあり、吸引口4にはメッシュが取り付けてある。前記吸引口4は前記筐体1の前面側に上中下3段に分けてそれぞれ独立した、合計3枚のフラップ5が横軸6を介して回動可能に取り付けてある。
各フラップ5は前壁5a両側に側壁5bを設けた側面視台形状で、上段のフラップの下部は下段のフラップの上部から突出し、上段フラップの前壁5aの下縁と下段のフラップ5の前壁の上縁との間に吸気部として空気流入用のスリット7が形成され、フラップ5を閉じた状態でスリット7から室内の空気が筐体1内に流入し得るようになっている。
【0014】
前記横軸6はフラップ開閉用のモーター8に連動させてあり、モーター8は筐体1に取り付けたセンサ9の信号により回転し、フラップが開閉されるようにしてある。
前記センサ9の信号は、ファン2のスイッチにも連動させてある。
すなわち、センサ9で所定濃度以上の二酸化炭素濃度が検出されたとき、その信号が前記フラップ開閉用のモーター8と吸引ファン2のスイッチに送られ、フラップ5が開くと共に、吸引ファン2が回転する。
【0015】
前記センサ9は検出した二酸化炭素濃度に対応して複数レベルの信号を前記フラップ開閉用のモーター8及び吸引ファン2のスイッチに送るようにしてある。
二酸化炭素濃度が所定量以下のときには0レベル信号であって、モーターもファンも回転しない。所定量を超えたとき、その中での低レベル信号、中レベル信号、高レベル信号を発し、その信号に対応してフラップ開閉用のモーター7が回転してフラップの開度変化し(高レベル信号でフラップは全開する)、吸引ファン2の回転数が変化する(高レベル信号で高速回転となる)ようにしてある。
【0016】
前記吸引ファン2の駆動回路にはタイマ−(図示しない)が介在させてある。このタイマ−は、喫煙の終了により二酸化炭素濃度が低下し前記センサ9からの信号が0レベルになったときにカウントが開始され、0レベルになった後所定時間(室内に拡散した煙が完全に除去されるまでの時間。この設定時間は空気清浄機の時間あたりの処理能力と室内の空気量とから割り出して設定する。室内の広さを入力できるようにして自動演算できるようにすることもできる。)吸引ファン2が回転を継続させるためのものである。
センサ9からの信号が0レベルになると、フラップ5は閉じるが吸引ファン2は回転を継続する。このとき、空気はフラップ5の下部スリット7から吸引される。
【0017】
図中符号10は回転する台座であり、この台座10に空気清浄機を回転自在に載置してある。
【0018】
上記実施形態の空気清浄機は、喫煙により二酸化炭素濃度が高くなるとセンサ9で検出され、吸引ファン2が回転すると共に、フラップ5が開く。そして、二酸化炭素濃度が高くなるとそれに対応して吸引ファン2の回転速度、すなわち吸引力が高くなり、併せてフラップ5の開き度合いが大きくなる。したがって、喫煙時には多量の煙を吸引することができる。
このとき、空気清浄機が回転する台座10に載置されているので、吸引部を喫煙者の方向に向けることにより、効率よく吸引することができる。
また、フラップ5は前壁5a、側壁5bを有しているので、前壁5aに当たった煙はフラップ5内に囲い込まれ、煙がフラップの外に逃げることを可及的に防止できるので、フラップにより煙は捕捉され、極めて高い吸引効率を得ることができる。
【0019】
喫煙が終了して二酸化炭素濃度が低下すると、センサ9が出力する信号が次第に低レベルとなり、所定濃度以下になると0レベルとなる。
センサの信号レベルの低下に対応して、吸引ファン2の回転数は低下し、フラップ5の開度も低下する。そしてセンサの信号が0レベルとなると、フラップ5は閉鎖するが、タイマーが始動し、所定時間吸引ファン2は比較的低速で回転を継続する。
このとき、室内に大きな空気の流れが発生し、吸引された空気はフラップ5の下部スリット7から吸引される。
この喫煙終了後における吸引により、室内の煙は完全に吸引され、清浄されることとなる。
【0020】
上記実施形態においては、センサ9によってフラップの開閉、吸引ファンの制御を行っているが、フラップの開閉を人力で行い、このフラップの開閉操作により吸引ファンを制御するようにすることもできる。
すなわち、フラップ5の回動によりリミットスイッチが作動し、吸引ファンの回転数が増減するようにする。このような構成により、フラップの回動に伴う吸引部の面積の増大と吸引ファンの回転数の増大により、吸引空気量は増大する。
【0021】
【発明の効果】
この発明によれば、横軸に取り付けて縦方向に回動して空気清浄機の吸気量を調整するフラップを複数段状に設け、上段フラップの前壁下縁と下段フラップの前壁上縁との間にフラップ閉鎖時において各フラップによって筐体の吸引口全面を覆いつつ吸引を可能とする下向きに開口した吸気部を設けたので、非喫煙時はフラップを閉じたままで使用することができる。したがって、スイッチを操作するのみで空気清浄機能を得ることができ、かつデザイン的に最も美しいフラップを閉じた状態で、通常時は使用することができる。
そして、フラップは開閉可能であるから、吸気量の増大が必要な喫煙時には、フラップを開くことにより吸気量は増大し、煙草の煙が拡散することなく空気清浄機に吸引される。
更に、多量のヤニが付着するおそれのある喫煙時にはフラップが開いているので、フラップの前面にヤニが付着することがなく、フラップを閉じた状態においてはヤニが目立たない。
また、請求項2の発明によれば、タイマー機能により喫煙後も吸引が継続するので、室内に拡散した煙を完全に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明実施形態の斜視図
【図2】 同じくフラップの斜視図
【図3】 この発明実施形態の断面図
【図4】 喫煙時の吸引状態を示す側面図
【符号の説明】
1 筐体
2 吸引ファン
3 フィルタ
4 吸引口
5 フラップ
6 横軸
7 スリット
8 フラップ開閉用モーター
9 センサ
10 台座
Claims (2)
- 空気清浄機の筐体の吸引側に横軸に取り付けて縦方向に回動して開閉する複数のフラップを段状に設け、
前記各フラップは前壁の両側に側壁を備え、上段フラップの下縁が下段フラップの上縁から突出し、上段フラップの前壁下縁と下段フラップの前壁上縁との間にフラップ閉鎖時において前記各フラップにより前記筐体の吸引口全面を覆いつつ吸引を可能とする下向きに開口した吸気部を設けたことを特徴とする、
空気清浄機。 - 空気清浄機の吸引ファンは、タイマーにより制御され、前記フラップの閉鎖後所定時間吸引ファンが駆動するようにした、請求項1記載の空気清浄機。
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