JP4376340B2 - 曲線スライダ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はユーザインターフェイス部品である曲線スライダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザインターフェイス部品であるスライダ装置は、例えばコンピュータの画面上に基準線を表示し、その基準線上を動く指示点によって構成され、基準線上の指示点の位置を数値に変換することにより、視覚的に分かりやすい操作を実現するものである。例えば、動画とスライダ装置を組み合わせて使用すると、基準線の一方の端が動画の開始位置に、もう一方の端が動画の終了位置に対応し、動画の再生に対応して指示点が基準線上を始点位置から終点位置へと移動する。また、ユーザがポインティングデバイス(例えば、マウス)の操作により、指示点を動かすと、指示点の位置及び動かす速度に基づき再生される。したがって、動かす速度が速ければ、動画は早送り再生となり、動かす速度が遅ければ、動画はスロー再生となる。
【0003】
図30は上記スライダ装置を説明する図であり、パーソナルコンピュータ等のディスプレイ1には、動画表示2とスライダ表示3が行われ、スライダ表示3は基準線4と指示点5で構成されている。尚、スライダ表示3はディスプレイ1の下部に作成されるグラフィカルな表示である。上述のように、基準線4の一端(例えば、左端)は動画表示2に表示される動画の開始位置に対応し、基準線4の他端(例えば、右端)は動画の終了位置に対応する。動画が再生されるのに対応して、指示点5が基準線4上を、基準線4の一端から他端に移動する。また、ユーザは、指示点5をマウス等を用いて、矢印方向にドラッグすることにより、指示点5を移動させることができる。したがって、指示点の位置及びドラッグする速度に連動して動画が再生される。
【0004】
このように従来のスライダ装置は、直線状の基準線4とその上を移動する指示点5を組み合わせることによってディスプレイ1上に表示させるものであり、動画表示2に表示される動画の情報全体との割合を視覚的に確認しながら希望の情報を得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のスライダ装置は、直線状の基準線4上を移動する指示点5の位置によって情報を確認するものである。したがって、動画等の表示される情報の変化が単純な直線と対応しない場合、希望の位置を選択しにくい。例えば、表示する情報を移動中のカメラから録画した映像であるとした場合、ディスプレイ1に表示される映像が全体の映像のうち、どのくらい進んだ位置であるのかを考えて指定する必要がある。すなわち、この場合時間より録画された位置が重要な場合である。従って上述のような場合、直線状の基準線4とその上を単に移動する指示点5の構成によるスライダ装置では対応できない。
【0006】
本発明は上記課題の解決を図り、曲線状の基準線を用い、直線状の基準線を使用するスライダ装置では指定し難い画像情報等を視覚的に分かり易く操作し、表示できるようにするスライダ装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明の第1の態様によれば、基準線と、該基準線上を移動する指示点とから成る曲線スライダを表示する座標表示手段と、前記基準線上の指示点の位置に対応する操作対象のオブジェクトを表示する操作対象表示手段と、前記座標表示手段に表示する基準線の座標位置と、前記操作対象表示手段に表示するオブジェクトに対応する対応データを記憶する変換テーブルと、該変換テーブルに基づいて、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御する制御手段と、を有し、前記操作対象表示手段に表示されるオブジェクトは任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、前記移動手段の相違によって、前記基準線の形状又は色彩を異ならせる、曲線スライダ装置を提供することで達成できる。
【0008】
本明細書において、「曲線」とは、なだらかな曲線の他、二以上の直線から構成される曲線、一以上の直線となだらかな曲線との組み合わせにより構成される曲線をいい、「基準線」はこれらの曲線から構成される。したがって、「曲線スライダ」には、これらの曲線から構成されるスライダが含まれる。また、本明細書において、「オブジェクト」は、動的オブジェクトと静的オブジェクトからなる。「動的オブジェクト」は動画を含み、「静的オブジェクト」は、グラフ、表、テキスト、写真、静止画を含む。
【0009】
ここで、座標表示手段は、例えば地図上に基準線と該基準線上を移動可能な指示点を設け、マウスやタブレット等のポインティングデバイスによって指示点の位置を指定する。制御手段は上記テーブルに記憶されたデータに従って、基準線上に指示された位置の座標データを読み出し、対応するオブジェクト(例えば、動画データ)を操作対象表示手段に表示する。また、操作対象表示手段に表示したオブジェクト(例えば、動画データ)に従って基準線上の指示点の位置の情報を上記テーブルから読み出し、指示点を当該位置に移動する。
【0010】
このように構成することにより、基準線上を移動する指示点の位置を自由に移動し、希望する位置(例えば、地図上の位置)のオブジェクトを操作対象表示手段に表示することができる。
【0011】
また、座標表示手段と操作対象表示手段を同じディスプレイ上に形成することにより、指示点の指示する基準線上の位置と動画を対比しながら見ることができ、より操作性がよく、また見易い曲線スライダ装置とすることができる。
また、上記課題は本発明の第2の態様によれば、前記基準線の色彩を異ならせ、また形状を変えることによって、録画作成中や移動手段の相違を表示する構成である。
【0012】
このように構成することにより、座標表示手段に表示される基準線を見るだけで、録画作成中の位置や、自動車、自転車、徒歩等のカメラ装置の移動手段を容易に知ることができる。
【0013】
また、上記基準線の色彩や形状を異ならせるだけでなく、指示点の色彩や形状を変えることによって、カメラの向きや撮影者の移動手段を示してもよい。このように構成することによっても、座標表示手段に表示される指示点を見るだけで、カメラの方向や撮影者の移動手段を容易に知ることができる。
【0014】
また、本発明は二次元画面に限らず、三次元画面に対しても適用することができ、また操作対象表示手段には動画等の動的オブジェクトに限らず、温度、湿度、音等をグラフで表した場合のグラフ、また表、テキスト、写真、静止画等の静的オブジェクトを表示する構成とすることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のシステムの全体の構成図である。本例は、コンピュータ10、ディスプレイ11、ポインティングデバイス12で構成され、ディスプレイ11はコンピュータ10の表示部である。コンピュータ11はデスクトップタイプやノートタイプのパーソナルコンピュータ、又は車に搭載されたカーナビゲーションシステム内のコンピュータである。コンピュータ10は、不図示のCPU、ROM、RAMで構成され、表示座標・操作値変換テーブル(以下、単に変換テーブルで示す)13を有する。この変換テーブル13は後述する曲線スライダ上の座標(表示座標)と、操作対象の入力となる数値(操作値)とを対応付けるテーブルである。
【0016】
また、ディスプレイ11は指定領域14と操作対象表示領域15で構成され、指定領域14には曲線スライダ17が表示され、操作対象表示領域15には動画や、温度、湿度等の変化を示すグラフィカルな画像等の操作対象が表示される。
【0017】
ポインティングデバイス12は、例えばマウスやタブレット等で構成され、上述の曲線スライダ17上の任意の位置を指定する。
図2は上述の指定領域14に表示される曲線スライダ17の一例を示す。曲線スライダ17は曲線状の基準線18と、この基準線18上の任意の位置を指示する指示点19で構成されている。また、曲線スライダ17にはその端部において、何れが基準線18の始点であり、終点であるかを示すマーク表示が設けられている。同図においては、基準線18の左端が始点であり、右端が終点であり、基準線18の左端には始点を示す黒丸が表示され、基準線18の右端には終点を示す矢印が表示されている。
【0018】
以下、具体的な実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
図3は本発明の第1の実施形態を説明するシステム構成図である。本例は、地図上に曲線スライダ17を作成し、指示点19と動画を連動させることによって、移動中の車から撮影した映像の再生位置を指定するシステムである。すなわち、本例は動的オブジェクトである動画を操作対象とする実施形態の説明である。
【0019】
本例においては、図3に示すようにディスプレイ11上の指定領域14は地図領域14aであり、操作対象表示領域15は動画領域15aである。また、地図領域14aに表示する曲線スライダ17は地図上におけるカメラの移動軌跡を示す。
【0020】
一方、コンピュータ10内の変換テーブル13は地図上の座標と動画の撮影時刻との変換テーブルである。図4は変換テーブル13の具体例を示す図である。本例の場合、地図領域14aは二次元画面であり、二次元の曲線スライダ17を表示する。尚、図3に示すように地図領域14aの水平方向をX方向(X座標)とし、上記水平方向に直交する方向をY方向(Y座標)とする。また、図5は地図領域14aを拡大して示す図であり、地図領域14aに表示する基準線18と、この基準線18上に位置する指示点19の構成を詳しく説明する図である。ここで、地図領域14a上の基準線18の始点位置は18aであり、終点位置は18dである。尚、指示点19の初期位置は基準線18の始点位置18aである。
【0021】
以下、本実施形態の処理を図6に示すフローチャートに従って説明する。
先ず、コンピュータ10内のCPUは変換テーブル13を作成する(ステップ(以下Sで示す)1)。この処理は地図領域14a内を自動車等の移動手段によってカメラを移動し、地図領域14a上の座標データと動画データの対応テーブルを作成するものである。
【0022】
図4の例では、変換テーブル13には動画データを記憶するのではなく、動画データに対応する動画時刻のデータを記憶している。尚、変換テーブル13は、スライダ上の座標データと動画データの位置を特定するデータを対応させるデータであれば足りる。したがって、動画データの位置を特定するデータとして、動画時刻の代わりに、動画データの位置を示すカウンタを用いることができる。また、図4の例では、スライダ上の座標データとして、X、Y座標を例示しているが、スライダ上の開始点からの距離を示す1次元の座標データであってもよい。この点は、他の実施形態における、変換テーブルの例であっても同様である。変換テーブル13を有する不図示のメモリがコンピュータ10内に設けられている。
【0023】
先ず、カメラを始点位置18aに移動し、動画の撮影を開始する。また、始点位置の地図上の座標(X座標とY座標)を測定し、動画の時刻を設定する。ここで、始点位置(18a)のX座標が“120”であり、Y座標が“70”であるとすれば、変換テーブル13の最初の記憶ライン(記憶領域)には上記X座標とY座標のデータが書き込まれる。また、録画スタート時、始点位置における動画時刻は“0”であり、動画時刻の記憶領域には“0”を書き込む。
【0024】
その後、カメラによる動画の撮影を継続し、例えば次に記憶する座標位置を図5に示す18bの位置であるとすれば、変換テーブル13の次の記憶ライン(記憶領域)には位置18bに対応する座標データが書き込まれる。上述の例ではX座標として、例えば“150”が書き込まれ、Y座標として“64”が書き込まれる。また、対応する動画時刻として、例えば“01:20”が書き込まれる。
【0025】
さらに、カメラによる撮影を継続し、次の座標位置を図5に示す18cとすれば、変換テーブル13の次の記憶ラインには位置18cに対応するX座標の座標データ、例えば“128”が書き込まれ、Y座標の座標データとして、例えば“145”が書き込まれる。また、対応する動画時刻として“04:25”が書き込まれる。そして、最後に撮影終了地点の座標データ(X座標“166”、Y座標“147”)が書き込まれ、対応する終了動画時刻として“08:54”が書き込まれる。また、上述の処理の間、不図示のメモリには動画時刻と動画データとの対応情報が記憶される。
【0026】
以上のようにして変換テーブル13の作成が完了すると、次に基準線の表示処理を行う(S2)。この基準線18の表示処理は、上記変換テーブル13に従って、地図領域14a上に基準線18を表示する処理である。具体的には、変換テーブル13のX座標及びY座標に書き込んだ座標データに従って地図領域14aに基準線18を表示する。図7はこの表示処理によって地図領域14a上に基準線18を表示した状態であり、画面上の座標位置18a〜18dを順番に接続して作成したものである。すなわち、始点位置18aと次の位置18bを接続し、位置18bと次の位置18cを接続し、更に位置18cと終点位置18dを接続して表示したものである。
【0027】
次に、指示点19を表示する(S3)。この指示点19の表示は、初期時始点位置18aに表示される。また、マウス等を操作して指示点19を指定した場合には、上述の変換テーブル13を用いて対応する位置に指示点19を表示する。その後、ユーザからのデータ入力待ちの状態で待機する(S4)。
【0028】
一方、図8は上述の入力待ちに入った後の処理を説明するフローチャートである。入力待ちの状態に入った後の処理では、ユーザがマウス等のポインティングデバイス12を用いて曲線スライダ17(基準線18)上の指示点19を指定する場合と、動画の動きに従って基準線18上の指示点19が移動する場合がある。
【0029】
先ず、ユーザがポインティングデバイス12を用いて基準線18上の指示点19を指定する場合について説明する。この場合、上述の入力待ち(S4)の状態からマウス等のポインティングデバイス12を操作して指示点19を移動する。例えば、上述の例において初期時、始点位置18aに位置する指示点19を図7に示す位置18eに移動する。このとき、CPUは指定された指示点19の座標データを取得(ポイント座標取得)し(S5)、変換テーブル13を検索する(S6)。
【0030】
例えば、この時指示点19の位置は前述の位置18bと18cの間であり、指示点19の座標データと、位置18bの座標データ及び位置18cの座標データから動画時刻のデータを取得する(S7)。例えば、位置18eの座標データが(“142”、“100”)であれば、位置18eは位置18bと位置18c間の4/9の位置を指定したことになる。したがって、動画時刻についても“04:25”から“01:20”を差し引いた時間の4/9の時刻を得る。この例の場合、動画時刻として“02:42”を得る。すなわち、本例の場合、例えば不図示のメモリから対応する動画データ(撮影データ)を読み出し、時刻“03:03”のデータを動画領域15aに表示する(S8)。また、指示点19を対応する基準線18上に表示する(S9)。
【0031】
一方、指示点19を他の位置に指定する場合、上述と同様の計算を行い、対応する動画を動画領域15aに表示する。また、指示点19の指定位置が変換テーブル13に書き込まれた座標位置、例えば18b、18c、18dである場合、対応する動画時刻の撮影画像を表示する。
【0032】
上述のように処理することによって、地図上に形成された基準線18上の任意の位置に指示点19を移動するだけで、対応する位置の動画を動画領域15aに表示することができ、容易に地図上の位置と動画の対応を知ることができる。
【0033】
次に、動画の動きに従って基準線18上の指示点19を移動する場合について説明する。この場合、前述の入力待ち(S4)の状態から動画の進行に従って動画時刻を取得する(S10)。次に、取得した動画時刻のデータから変換テーブル13を検索し(S11)、動画位置に対応するポイントの座標を取得する(S12)。例えば、“01:20”の動画時刻を取得した場合、対応する座標はX座標が“150”、Y座標が“64”であり、“04:25”の動画時刻を取得した場合、対応する座標はX座標が“128”、Y座標が“145”であり、それぞれ対応するポイントの座標を変換テーブル13から取得する(S12)。
【0034】
そして、最後に基準線18上の対応する位置に指示点19を移動する(S13)。例えば、“01:20”の動画時刻である場合、指示点19を位置18bに移動して表示し、“04:25”の動画時刻である場合、指示点19を位置18cに移動して表示する。
【0035】
一方、上述の例は動画時刻が変換テーブル13にある場合について説明したが、動画時刻が変換テーブル13にない場合、以下のように処理する。例えば、動画時刻として変換テーブル13にない前述の“02:42”である場合、位置18bと位置18cの動画時刻の間の時刻であり、直線近似を行い、位置18bと位置18cの動画時刻(“01:20”と“04:25”)の差を求め、比例配分により座標データを得る。この場合、前述の例の逆の計算を行い、座標データ(“142”、“100”)を得、指示点19を対応する基準線18上の位置に表示する。
【0036】
このように処理することによって、前述とは逆に、表示される動画の地図上の位置を自動的に基準線18上に指示することができ、表示される動画の地図上の位置を容易に知ることができる。
【0037】
以上のように、本実施形態によれば地図上の位置や経路と動画の対応を容易に知ることができ、作業効率を向上させることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0038】
上述の第1の実施形態の操作対象は動的オブジェクトである動画であった。しかし、本実施形態及び次の第3の実施形態では、操作対象としてグラフ、表、テキスト、写真、静止画等の静的オブジェクトを対象とする。尚、本例では静的オブジェクトとして、特にグラフを操作対象とし、例えば音声や騒音等の音をグラフ化して表示するものである。
【0039】
すなわち、本例は静的オブジェクトとして音声や騒音等の音レベルの変化をグラフ化して、操作対象とするものである。尚、次の第3実施形態では、温度及び湿度の変化をグラフ化し、操作対象とするものである。以下、具体的に説明する。
【0040】
図9は第2の実施形態の表示画面を説明する図である。尚、本実施形態においても、図1のシステム構成図を使用し、コンピュータ10、ディスプレイ11、ポインティングデバイス12で構成され、ディスプレイ11は例えばコンピュータ10の表示部であり、図9に示す表示構成である。すなわち、ディスプレイ11は指定領域14と操作対象表示領域15で構成され、指定領域14は本例の場合地図領域14aである。また、指定領域14aに表示される曲線スライダ17は地図上の移動軌跡を示す。
【0041】
また、操作対象表示領域15には騒音のレベル表示15bが行われる。このレベル表示は指示点の位置の騒音レベルを示すものであり、レベルを例えばホーンで示す。
【0042】
一方、コンピュータ10の変換テーブル13は地図上の座標と対応する位置の騒音レベルを示す。図10は本例で使用する変換テーブル20の具体例を示す図である。また、本例の場合も、地図領域14aには二次元の曲線スライダ17を表示し、図9に示す地図領域14aの水平方向をX方向(X座標)とし、上記水平方向に直交する方向をY方向(Y座標)とする。
【0043】
また、地図領域14a上に表示する基準線18と、この基準線18上に位置する指示点19の構成は前述の第1の実施形態と同様であり、基準線18の始点は18aであり、基準線18の終点は18dである。
【0044】
以下、本実施形態例の処理を図11に示すフローチャートに従って説明する。
本実施形態においても、先ず変換テーブル20を作成する(ステップ(以下STで示す)1)。この変換テーブル20は、上述の図9に示す基準線18の位置情報と騒音のレベル表示15bの騒音レベルを対比させるテーブルの作成である。この変換テーブル20の作成は、例えば地図上の基準線18に沿って騒音測定器で予め騒音を測定し、記録するものである。
【0045】
具体的には、始点位置18aにおける騒音を測定し、その測定レベルを変換テーブル20に記録する。すなわち、始点位置18aのX座標を“120”とし、Y座標を“70”とすると、変換テーブル20の最初の記憶ライン(記憶領域)には上記X座標とY座標のデータ、及び上述の騒音の測定レベルが書き込まれる。尚、始点18aにおける騒音レベルが40ホーンであるとすれば、変換テーブル20の騒音レベルの領域に数値“40”を書き込む。
【0046】
次に、騒音レベルの測定を継続し、例えば図9に示す位置18bの時、X座標として“150”、Y座標として“64”を書き込み、騒音レベルとして例えば90ホーンを記録する。また、座標位置18cの時、X座標として“128”、Y座標として“145”を書き込み、騒音レベルとして例えば100ホーンを記録する。
【0047】
さらに、同様にして基準線18上の騒音レベルが座標位置のデータと共に書き込まれ、最後に終点位置18dの座標データとしてX座標が“166”、Y座標が“147”を書き込み、騒音レベル(例えば、60ホーン)を記録する。
【0048】
以上のようにして変換テーブル20が完了すると、次に基準線18の表示を行う(ST2)。この基準線の表示処理は、前述と同様上記作成の変換テーブル20に基づいて、地図領域14a上に基準線18を形成する。すなわち、変換テーブル20のX座標、Y座標に記録した座標データに従って地図領域14aに基準線18を形成する。
【0049】
次に、指示点19を表示する(ST3)。この指示点19の表示も前述と同様、初期時、始点位置18aに表示する。また、指示点を指定した場合、変換テーブル20を用いて対応する位置に指示点19を表示する。その後、ユーザからのデータ入力待ち状態とする(ST4)。
【0050】
以上のようにして変換テーブル20を作成した後、ユーザがマウス等を用いて曲線スライダ17(基準線18)上の指示点19を指定する。例えば、交差点における騒音レベルを知りたい場合、ユーザはマウスを操作し、位置18bに指示点19を移動する。この場合の処理は図12に示すフローチャートに従った処理となる。すなわち、先ず指定された指示点19の座標データを取得し(ST5)、変換テーブル20を検索し(ST6)、騒音レベル“90”のデータを読み出し(ST7)、騒音のレベル表示15bに表示する(ST8)。以上の処理により、例えば18bの位置(交差点)における騒音レベル(90ホーン)が騒音のレベル表示15bに表示される。
【0051】
また、他の交差点である位置18cの騒音レベルを知りたい場合には、マウスを操作して位置18cに指示点19を移動することで、変換テーブル20を検索し、騒音のレベル表示15bに騒音レベル“100”を表示する。
【0052】
尚、交差点以外の位置の騒音レベルを知りたい場合にも、マウスを操作して希望する位置に指示点19を移動することで、騒音レベルを容易に表示することができる。この場合には、例えば移動経路に沿って一定距離間隔毎に騒音レベルを測定しておき、これを一連の騒音レベルデータとして座標データと共に格納しておくことで実現できる。
【0053】
また、騒音レベルの変化が多い箇所では、変換テーブルのデータを密に採取する必要がある。一方、騒音レベルの変化が少ない箇所では、変換テーブルのデータ数を少なくすることができる。この場合、変換テーブルにあるデータの間の騒音データは、変換テーブル内のデータから近似直線または近似曲線を作成し、当該近似直線等上の比例配分により求めることができる。
【0054】
一方、変換テーブル20を逆に使用し、騒音レベルの情報から当該騒音レベルの位置を知ることもできる。この場合、騒音レベルを指定することで、当該騒音レベルの位置に指示点19を移動し、対応する騒音レベルの位置を表示することができる。この場合、例えばグラフが一定間隔で切り替わることにより、スライダ上の指示点19が移動する。また、対象となる静的オブジェクトがグラフではない場合、即ち表やテキスト、写真、静止画等である場合、表やテキスト、写真、等が一定間隔で切り替わることにより、スライダ上の指示点19が移動することになる。
【0055】
尚、同じ騒音レベルの位置が複数ある場合には対応する複数の位置を指示点19によって指示する構成としてもよい。
以上のように、本実施形態によれば地図上の位置と当該位置(位置周辺)の騒音レベルの対応を容易に知ることができ、騒音公害の対策等を行う際の作業効率を向上させることもできる。
【0056】
また、上述の実施形態の説明では、地図座標と騒音レベルの対応を変換テーブル20に記録する構成としたが、前述の第1実施形態の如く地図座標と時刻を記録し、時刻情報から他のメモリに記憶した騒音レベルを読み出す構成としてもよい。この場合、変換テーブル20に騒音レベルと共に、対応する時刻を記録する構成としてもよい。
【0057】
また、上述の実施形態の説明では騒音レベルについて説明したが、騒音レベルと共に前述の動画を同時に操作対象とする構成としてもよい。その場合、騒音レベルを動画画面の端部に表示してもよい。
【0058】
また、音の対象は騒音レベルに限らず、音声や野鳥の鳴き声等を対象としてもよい。
また、騒音のレベル表示15bに表示する騒音レベルは、例えば図13に示すように連続する曲線で表示するように構成してもよい。このように表示することにより、基準線18の経路に沿った騒音レベルの変化を直感的に知ることができる。尚、この場合、指示点19に対応する曲線上の位置が騒音レベルとなる。
【0059】
さらに、上述の実施形態の説明では騒音レベルの変化をグラフ化し、グラフ(の変化)を操作対象としたが、表やテキスト、写真、静止画等を操作対象とする場合にも同様に実施できる。この場合、操作対象表示領域15には表やテキストが表示され、又は写真や静止画が表示される。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0060】
本例は上述の第2の実施形態に対し、操作対象が温度及び湿度である点が異なる。すなわち、操作対象が動画や騒音(音)ではなく温度及び湿度であり、基準線18上を移動する指示点19の位置の温度及び湿度レベルを表示する。
【0061】
したがって、本例もグラフを操作対象とする静的オブジェクトに対応する実施形態の説明である。以下、具体的に説明する。
図14は第3の実施形態を説明する図である。尚、本実施形態においても、図1に示したシステム構成図を使用し、コンピュータ10、ディスプレイ11、ポインティングデバイス12で構成され、ディスプレイ11は例えばコンピュータ10の表示部である。すなわち、ディスプレイ11は指定領域14と操作対象表示領域15で構成され、指定領域14は本例の場合、地図領域14aである。
【0062】
また、操作対象表示領域15は、本例の場合温度及び湿度レベル表示15cとなる。尚、このレベル表示は指示点の位置の温度及び湿度のレベルを示すものであり、温度は摂氏で示し、湿度は%で示す。
【0063】
一方、変換テーブル21は地図上の座標位置と、当該位置の温度及び湿度を示す。図15は変換テーブル21の具体例を示す図である。本実施形態の場合も、地図領域14aには二次元の曲線スライダを表示し、図14に示す地図領域14aの水平方向をX方向(X座標)とし、上記水平方向に直交する方向をY方向(Y座標)とする。
【0064】
以下、本実施形態の処理を図16に示すフローチャートに従って説明する。
本実施形態においても、先ず変換テーブル21を作成する(ステップ(以下Vで示す)1)。この処理は、上記図14に示す基準線18の位置情報と温度及び湿度レベル表示15cに表示するレベルを対比させるテーブルの作成であり、この変換テーブル21の作成も、例えば地図上の基準線18に沿って温度計と湿度計を使用して予め温度及び湿度を測定し、記録するものである。
【0065】
すなわち、始点位置18aにおける温度及び湿度を測定し、その測定結果を変換テーブル21に記録する。したがって、先ず初めに、始点位置18aのX座標(“120”)、Y座標(“70”)、測定結果である温度及び湿度のデータ(例えば、23.4℃、湿度63%)が記録される。以下、同様にして、位置18bにおけるX座標(“150”)、Y座標(“64”)、温度及び湿度のデータ(例えば、24.2℃、湿度50%)が記録され、位置18cにおけるX座標(“132”)、Y座標(“145”)、温度及び湿度のデータ(例えば、24.8℃、湿度48%)が記録され、最後に終点位置18dにおけるX座標(“166”)、Y座標(“147”)、温度及び湿度のデータ(例えば、22.5℃、湿度70%)が記録される。
【0066】
以上のようにして変換テーブル21が完成すると、次に基準線18の表示を行う(V2)。この基準線の表示処理は、前述と同様上記作成テーブルに基づいて、地図領域14a上に表示される。尚、上述の温度及び湿度の測定、及び記憶処理は基準線18上の他の位置で行ってもよく、また等間隔で温度及び湿度の測定、及び記憶処理を行ってもよい。
【0067】
次に、指示点19を表示する(V3)。この指示点19の表示も前述と同様、初期時始点位置18aに表示する。その後、ユーザからのデータ入力待ちの状態で待機する(V4)。
【0068】
以上のようにして変換テーブル21を作成した後、ユーザがポインティングデバイス12を用いて曲線スライダ17(基準線18)上の指示点19を指定する。例えば、位置18bにおける温度及び湿度を知りたい場合、ユーザはマウスを操作し、位置18bに指示点19を移動する。この場合、先ず指定された指示点19の座標データを取得し、変換テーブル21を検索し、対応する温度及び湿度のデータを読み出し、温度及び湿度表示領域15cに表示する。この処理により、温度及び湿度表示領域15cには温度が23.4℃であり、湿度は63%であるレベル表示が行われる。
【0069】
一方、他の位置(例えば、位置18c)の温度及び湿度を知りたい場合、マウスを操作して位置18cに指示点19を移動し、変換テーブル21を検索し、温度及び湿度表示領域15cに温度24.2℃、湿度50%のレベル表示を行う。
【0070】
尚、上記位置以外の温度及び湿度を知りたい場合にも、マウスを操作して希望する位置に指示点19を移動することで、希望する位置の温度及び湿度のレベルを容易に表示することができる。この場合には、例えば移動経路に沿って一定距離間隔毎に温度や湿度のデータを測定しておき、これを一連の温度及び湿度データとして座標データと共に格納しておくことで実現できる。
【0071】
また、温度や湿度の変化が多い箇所では、変換テーブルのデータを密に採取する必要がある。一方、温度や湿度の変化が少ない箇所では、変換テーブルのデータ数を少なくすることができる。この場合、変換テーブルにあるデータの間の温度及び湿度データは、変換テーブル内のデータから近似直線または近似曲線を作成し、当該近似直線等上の比例配分により求めることができる。
【0072】
一方、本例においても、逆に温度及び湿度の情報から当該温度や湿度の位置を表示することもできる。この場合、知りたい温度や湿度レベルを指定することで、変換テーブル21を逆に検索し、対応する温度及び湿度の位置に指示点19を移動する。この場合、例えばグラフが一定間隔で切り替わることにより、スライダ上の指示点19が移動する。また、対象となる静的オブジェクトがグラフではない場合、即ち表やテキスト、写真、静止画等である場合、表やテキスト、写真、等が一定間隔で切り替わることにより、スライダ上の指示点19が移動することになる。
【0073】
以上のように、本実施形態によれば地図上の位置と当該位置の温度や湿度レベルの対応を容易に知ることができ、周囲環境の変化等の調査などにおいて作業効率を向上させることができる。
【0074】
尚、図14に示す例では地図上の極めて近い距離を表示するが、基準線18を県や地方単位の地図、又は複数の国を含むような地図上の基準線18に表示する場合、本実施形態はより有用なものとなる。
【0075】
さらに、上述の実施形態の説明では温度及び湿度の変化をグラフ化し、グラフ(の変化)を操作対象としたが、表やテキスト、写真、静止画等を操作対象とする場合にも同様に実施できる。この場合、操作対象表示領域15には前述と同様、表やテキストが表示され、又は写真や静止画が表示されることになる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
【0076】
本例は上述の第1実施形態乃至第3実施形態に使用する基準線に対し、座標を補完することによってより滑らかな基準線を表示するものである。尚、本実施形態においても、図1に示したシステム構成図を使用し、コンピュータ10、ディスプレイ11、ポインチングデバイス12で構成され、ディスプレイ11は例えばコンピュータ10の表示部である。
【0077】
以下、本実施形態の処理を図17に示すフローチャートに従って説明する。
本実施形態においては、先ず仮表示座標・操作値変換テーブル(以下、単に仮変換テーブルで示す)20を作成する(ステップ(以下STPで示す)1)。図18は上述の仮変換テーブル20の例である。同図の例は地図領域14aに示す基準線18の位置18c近傍を曲線補完する例であり、仮変換テーブル20には座標データと、動画時刻、及び曲線補完の有無の情報が記録される。
【0078】
図18に示す例は18cの位置に対する基準線18の曲線補完を行うものであり、曲線補完の有無の対応する記録エリアには「する」の設定が行われ、他の記録エリアには「しない」の設定が行われている。尚、ここで、上述の「する」の設定は、例えば対応する記憶エリアにフラグを立て、「しない」の設定には対応する記憶エリアにフラグを立てない処理によって設定することができる。また、上述の仮変換テーブル20の作成は、不図示のキーボード等を使用して行う。
【0079】
上述のようにして仮変換テーブル20の作成を行った後、補完済の変換テーブルの作成を行う(STP2)。この作成処理は上述の仮変換テーブル20に基づいて、例えばスプライン、Bスプライン、ベジェなどのアルゴリズムを使用して作成する。例えばスプライン関数を使用する場合、位置18cで折れ曲がった線を滑らかに形成する。また、ベジェ曲線を用いて滑らかな曲線に変換してもよい。
【0080】
図19は補完後の変換テーブルを示す。この補完後の変換テーブル21は、上述のようにスプライン関数等を使用して作成され、本実施形態の場合、位置18eから18cまでの範囲が補完処理され、X座標“85”、Y座標“132”、動画時刻“04:18”、X座標“87”、Y座標“142”、動画時刻“04:34”、X座標“94”、Y座標“148”、動画時刻“04:50”の3ヶ所のデータが補完される。
【0081】
以上のようにして変換テーブル20が完成すると、次に基準線18の表示を行う(STP3)。この基準線の表示処理は、前述と同様上記作成テーブルに基づいて、地図領域14a上に作成する。
【0082】
次に、指示点19を表示する(STP4)。この指示点19の表示も前述と同様、初期時始点位置18aに表示する。その後、ユーザからのデータ入力待ちの状態で待機する(STP5)。
【0083】
以上のようにして補完後の変換テーブル21が完成すると、ユーザはポインティングデバイスを用いて曲線スライダ17(基準線18)上の指示点19を指定する。例えば、位置18bにおける温度及び湿度を知りたい場合、ユーザはマウスを操作し、位置18bに指示点19を移動する。この場合、先ず指定された指示点19の座標データを取得し、上述の補完後の変換テーブル21を検索し、対応する温度及び湿度のデータを読み出し、温度及び湿度表示領域15cに表示する。また、対応する操作対象が動画データである場合、対応する位置の動画データを動画領域に表示することができる。
【0084】
以上の処理により、例えば図20に示すように、位置18c近傍の基準線18がより滑らかとなり、より詳細な各種情報を得ることができる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
【0085】
本実施形態は基準線18の形状又は色彩を変化させる構成であり、基準線の形状や色彩を操作対象の変化と連動させて変化させていくことによって、より多くの情報をユーザに知らせ、操作性を高める構成である。尚、本実施形態においても、図1に示したシステム構成図を使用し、コンピュータ10、ディスプレイ11、ポインティングデバイス12で構成され、ディスプレイ11は例えばコンピュータ10の表示部である。尚、本実施形態の説明では、更に以下の2例について分けて説明する。
《第1例》
図21は本実施形態を説明するフローチャートである。本例の場合、上述の第1実施形態乃至第3実施形態の如く予めコース(基準線)が決まっているわけではなく、例えばコース(基準線)の設定と同時に録画操作も行われる構成である。したがって、初期時、指示点19は始点位置18aの位置に在り、ユーザのデータ入力待ち状態で待機する(ステップ(以下Wで示す)1)。
【0086】
この状態において、録画が進行すると変換テーブルの更新が行われる(W2)。図22は上述の録画が更新した場合を説明する図である。先ず、同図(a)は画像の録画者が例えば「自動車」等に乗り、開始位置18aから録画を開始し、交差点である位置18bに達した状態を示す。この間、コースの録画が行われ、不図示のメモリに録画データが記憶される。また、録画開始からの動画時刻も計数され、この動画時刻は移動する経路の座標位置と共に変換テーブルに記録される。また、地図領域14aには図22(a)に示す表示となる(W3)。
【0087】
上述の録画処理はカメラが移動する毎に進行し、変換テーブルの更新が行われる。例えば、図22(b)の位置18eまで進行すれば、対応する変換テーブルの記憶エリアに動画時刻と座標データが書き込まれ、指示点19も当該位置に表示される(W3)。また、同図(c)の位置まで移動した場合にも同様に変換テーブルの更新処理、及び基準線18の再表示処理が行われる。
【0088】
以上のように処理することにより、基準線18の形状は録画の進行と共に延長され、形状が変わることによって録画の進行状態を知ることができる。すなわち、カメラの移動と共に基準線18は延長され、基準線18の終点位置が現在のカメラ位置となり、現在のカメラ位置及び、ここまでの移動経路を容易に知ることができる。
【0089】
一方、現在までの移動経路(基準線18)に対して任意の位置の動画を表示する場合には前述の実施形態と同様に処理すればよい。すなわち、この場合ユーザがポインティングデバイス12を用いて基準線18上の希望する位置を指定すると、指定された座標データを取得し(W4)、今までに作成した変換テーブルを検索し(W5)、座標データから動画時刻のデータを取得する(W6)。そして、動画データ(撮影データ)を読み出し、動画データを更新し(W7)、指示点19を対応する基準線18上に表示する(W8)。
【0090】
また、ポインティングデバイス12を操作するのではなく、逆に動画を進行させることによっても作成後の基準線と動画の確認を行うことができる。この場合、前述の入力待ち状態(W1)から、動画の進行に従って動画時刻を取得し(W9)、取得した動画時刻のデータから変換テーブルを逆に検索し(W10)、動画位置に対応するポイントの座標を取得する(W11)。そして、最後に地図領域14a上に指示点19を表示する(W12)。
【0091】
したがって、本実施形態によれば、録画の終了を待たずに動画の再生処理を行うことができ、作業効率を向上することができる。また、前述のように基準線の形状は録画の進行と共に延長され、基準線の形状が変わることによって録画の進行状態を知ることができる。
【0092】
尚、録画前に既に経路が決まっている場合には、録画開始時に終点位置まで基準線を延長しておき、録画進行に従って基準線の色を変えていく構成としてもよい。
《第2例》
図23は本実施形態を説明する変換テーブル24の例を示す。本例の処理は、前述の図6等の処理と同様であり、変換テーブル24の作成処理、基準線18の表示処理、指示点19の表示処理を順次行う。ここで、変換テーブル24の作成処理は、以下のようにして行う。
【0093】
先ず、始点位置18aのX座標とY座標を読み出し、動画の時刻を設定する。ここで、始点位置18aのX座標を“120”とし、Y座標を“70”とすると、変換テーブル24の最初の記憶ライン(記憶領域)には上記X座標、Y座標のデータが書き込まれる。また、始点位置18aからの移動手段として「自動車」を使用する場合には対応する情報を予め設定した、例えばコード番号で入力する。尚、ここで入力した「自動車」の情報は、次の位置18bまで指定が継続される。
【0094】
次に、基準線18上の次の座標位置を18bとすれば、X座標として“150”が書き込まれ、Y座標として“64”が書き込まれ、対応する動画時刻として“01:20”が書き込まれる。また、移動手段が同じ「自動車」である場合、上述と同じコード番号を入力する。また、上述と同様、ここで入力した「自動車」の情報は、次の位置18cまで指定が継続される。
【0095】
さらに、基準線18上の次の座標位置を18cとすれば、変換テーブル21のX座標には“130”が書き込まれ、Y座標には“145”が書き込まれ、動画時刻として“04:25”が書き込まれる。一方、移動手段が上述とは異なる「徒歩」である場合、対応する情報を予め設定したコード番号で入力する。
【0096】
そして、最後に終点位置18dの座標データをX座標“166”、Y座標“147”として書き込み、対応する終了動画時刻として“08:54”を書き込み、位置18は終点位置であるので移動手段の記憶エリアにはコード番号を入力しない。また、上述と同様、ここで入力した「徒歩」の情報は、最終位置18dまで指定が継続される。
【0097】
以上のようにして変換テーブル24の作成が完了すると、次に基準線18の表示を行う。この基準線表示処理は、上記作成の変換テーブル24に従って、地図領域14a上に基準線18を形成する処理であり、例えば変換テーブル24の移動手段の記憶エリアのコード番号を判断して基準線18の形状又は色を変える。本例では、開始位置18aから途中の位置18cまでは移動手段が「自動車」であるので、例えば実線で形成し、位置18cから終点位置18dまでの移動手段は「徒歩」であるので、例えば点線で形成する。図24は上述の処理によって作成した基準線を表示する例である。
【0098】
以上のように基準線18を表示することにより、ユーザは以後基準線18を表示して動画を見る場合、例えば「自動車」で移動した範囲を見たい場合や、「徒歩」で移動した範囲を見たい場合、当該範囲を指定してすばやく目的の動画を再生することができる。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
【0099】
前述の第5実施形態は基準線の形状又は色彩を変化させる構成であったが、本実施形態は指示点19の形状又は色彩を変化させる構成であり、指示点19の形状や色彩を操作対象の変化と連動させて変化させていくことによって、カメラの方向や移動手段の種類を明確にし、より多くの情報をユーザに知らせるものである。尚、本実施形態においても、図1に示したシステム構成図を使用し、コンピュータ10、ディスプレイ11、ポインティングデバイス12で構成され、ディスプレイ11は例えばコンピュータ10の表示部である。以下、具体的に説明する。
【0100】
図25は本実施形態を説明する変換テーブル25の例を示す。本例の処理も、前述の各実施形態の処理と同様であり、変換テーブル25の作成処理、基準線の表示処理、指示点の表示処理を順次行う。ここで、変換テーブル25の作成処理は、以下のようにして行う。
【0101】
先ず、始点位置18aのX座標とY座標を読み出し、動画の時刻を設定する。また、動画撮影の際、カメラの向きの情報も取り込み、変換テーブル25にカメラの向きの情報も書き込む。例えば、同図の例では始点位置18aにおけるX座標は“120”であり、Y座標は“70”であり、動画時刻を“00:00”として書き込み、更にカメラの向きの情報(例えば、「15°」)を書き込む。
【0102】
次に、基準線18上の次の座標位置を18bとすれば、X座標として“150”を書き込み、Y座標として“64”を書き込み、対応する動画時刻として“01:20”を書き込む。また、カメラの向きの情報として、例えば「252°」のデータを書き込む。
【0103】
さらに、基準線18上の次の座標位置を18cとすれば、変換テーブル25のX座標には“128”を書き込み、Y座標には“145”を書き込み、動画時刻として“04:25”を書き込む。また、カメラの向きの情報として、例えば「0°」のデータを書き込む。そして、最後に終点位置18dの座標データをX座標“166”、Y座標“147”として書き込み、対応する終了動画時刻として“08:54”を書き込み、カメラの向きの情報として、例えば「0°」のデータを書き込む。
【0104】
尚、上述の座標データと動画時刻、及びカメラの向きの情報は、上記箇所以外でも記録する構成としてもよく、また等間隔で記録するように構成してもよい。
以上のようにして変換テーブル25の作成を終了すると、次に基準線18及び指示点19の表示を行う。基準線18の表示処理は前述と同様、座標データを繋ぎ合わせて行うが、指示点19の作成は指示点19にカメラ方向の情報を含めて行う。図26に示す例では、初期時のカメラの方向を「0°」とした場合、「90°」の方向であることを示している。また、動画領域15dには当該カメラ方向における動画画像が表示される。
【0105】
以上のようにカメラの方向を矢印で示し、指示点19に当該矢印を設けて表示することによって、動画領域15dに表示される動画が指示点19のどの方向から撮影されたものであるか容易に分かり、操作性を向上し、動画の意味内容をより明確にすることができる。
【0106】
尚、上述の説明ではカメラの方向によって指示点19に矢印を付加する構成としたが、移動手段に従って指示点19に異なる色彩を使用するように構成してもよい。例えば、移動手段が「自動車」である場合青色で指示点19を表示し、移動手段が「自転車」である場合緑色で表示し、移動手段が「徒歩」である場合赤色で表示する等であり、移動手段が直感的に理解できる構成となる。
【0107】
また、上述の実施形態の説明では、指示点の表示をカメラの向きによって変えたが、音を対象とする場合、指示点の表示を集音マイクの方向によって変えてもよい。
<第7の実施形態>
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
【0108】
上述の第1実施形態乃至第6実施形態は二次元画面表示の地図領域に対して基準線を形成する構成としたが、本実施形態は三次元画面表示の地図領域に対して基準線を形成し、当該基準線上で指示点19を移動することによって、より広い空間に対する動画表示を行う構成である。以下、具体的に説明する。
【0109】
図27は本実施形態を説明する変換テーブル26の例を示す。本例は上述のように、三次元画面表示の地図領域に対して基準線を形成し、当該基準線上で指示点19を移動する構成であり、変換テーブル26の座標エリアはX座標、Y座標、Z座標で構成され、それぞれの座標エリアに位置データが書き込まれる。また、それぞれの位置における動画時刻のデータも対応するエリアに書き込まれる。
【0110】
すなわち、変換テーブル26の作成処理は、以下のようにして行う。先ず、始点位置28aのX座標、Y座標、及びZ座標を読み出し、動画時刻“00:00”を書き込む。この場合、変換テーブル26の座標エリアには、例えばX座標“140”、Y座標“98”、Z座標“50”が書き込まれ、更に上述の動画時刻“00:00”が書き込まれる。
【0111】
次に、基準線28上の次の座標位置を28bとすれば、X座標“277”、Y座標“100”、Z座標“70”が書き込まれ、更に動画時刻“01:01”が書き込まれる。さらに、基準線28上の次の座標位置を28cとすれば、X座標“224”、Y座標“176”、Z座標“97”が書き込まれ、更に動画時刻“02:14”が書き込まれる。
【0112】
そして、最後に基準線28上の最終位置を28dとすれば、X座標“347”、Y座標“190”、Z座標“128”が書き込まれ、更に動画時刻“03:37”が書き込まれる。
【0113】
以上のようにして変換テーブル26の作成処理を終了した後、次に基準線28の表示処理を行う。この基準線28の表示処理は、変換テーブル26から座標データを読み出し、それぞれのポイントを接続するものであり、図28の地図領域30aに示すように基準線28を形成する。また、動画領域15eには対応する三次元位置から見た場合の動画が表示される。また、指示点29を更新することによって、三次元領域を移動する物体からの撮影画像を表示することができる。例えば、三次元領域を移動する航空機やヘリコプター等から撮影した画像を表示することによって、航空地図の作成等において地図上の位置と画像位置が一致し、効率よい作業を行うことができる。
【0114】
この例では、操作対象は、動的オブジェクトである撮像画像として説明したが、静的オブジェクトとすることができ、また、静的オブジェクトと動的オブジェクトの組み合わせとすることもできる。静的オブジェクトとして表示されるデータとしては、その地点の気象情報(例えば、気圧、風向、温度、湿度等)や、各地点から見た特定の対象(例えば、地上の建造物)の写真、静止画が例示される。
【0115】
また、本実施形態においても、第5の実施形態で説明したように、基準線18の形状又は色彩を変化させることができ、第6の実施形態で説明したように、指示点19の形状又は色彩を変化させることができる。
【0116】
尚、上述の実施形態の説明において、変換テーブルの作成には多くの表示座標データと操作対象データの入力が必要である。したがって、表示座標データと操作対象データを自動的に取得する方法があれば有利であり、例えば地図と動画を連動させる場合、変換テーブルの作成のためには動画の撮影中に位置データをGPS(Global Positioning System )によって知り、自動的に記録するようにしてもよい。また、各種地図情報システムと組み合わせることにより、座標補正等を行う構成としてもよい。
【0117】
一方、図29はフロッピーディスクやCD−ROM等の可搬性の記録媒体やハードディスク等の外部記憶装置などのメモリに本例のデータアクセス処理のプログラムを記憶し、該記憶媒体をコンピュータのドライブに挿入することにより本実施形態の処理を実現するシステムである。また、インターネットやLAN、WAN等の通信回線を介して本実施形態のプログラムをプログラム提供者からコンピュータにダウンロードして本実施形態の処理を実現する構成としてもよい。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば基準線上を移動する指示点の位置を希望する位置に移動し、動画を操作対象表示手段に表示することができ、基準線上の指示点と動画の対応が明確になり、操作性にも優れた曲線スライダ装置とすることができる。
【0119】
また、カメラの方向や移動手段によって基準線の形状や色彩を変え、又は指示点の形状や色彩を変えることによって、カメラの方向と動画の対比、又は移動手段と動画の対比等を容易に知ることができ、更に操作性を向上することができる。
【0120】
また、動画に限らず、温度や湿度を地図上の座標位置の変化に従って表示し、また騒音や音声などを地図上の座標位置の変化に従って表示することで、周囲環境との対比も容易に行うことができ、極めて有用なものとなる。
【0121】
さらに、二次元画面表示に限らず、三次元画面表示に基準線を表示することによって、より広い領域上の任意の位置と動画を対比させることができ、更に操作性の優れた曲線スライダ装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの全体構成図である。
【図2】指定領域に表示される曲線スライダの一例を示す図である。
【図3】第1実施形態を説明するシステム構成図である。
【図4】第1実施形態の変換テーブルのメモリ構成図である。
【図5】地図領域に表示される基準線と指示点を説明する図である。
【図6】第1実施形態のデータ入力処理を説明するフローチャートである。
【図7】第1実施形態におけるディスプレイの表示状態を示す図である。
【図8】第1実施形態の入力待ち状態後の処理を説明するフローチャートである。
【図9】第2実施形態を説明する図である。
【図10】第2実施形態の変換テーブルのメモリ構成図である。
【図11】第2実施形態のデータ入力処理を説明するフローチャートである。
【図12】第2実施形態の入力待ち状態後の処理を説明するフローチャートである。
【図13】第2実施形態の変形例を説明する図である。
【図14】第3実施形態を説明する図である。
【図15】第3実施形態の変換テーブルのメモリ構成図である。
【図16】第3実施形態のデータ入力処理を説明するフローチャートである。
【図17】第4実施形態のデータ入力処理を説明するフローチャートである。
【図18】第4実施形態の仮変換テーブルのメモリ構成図である。
【図19】第4実施形態の変換テーブルのメモリ構成図である。
【図20】第4実施形態でのディスプレイの表示状態を示す図である。
【図21】第5実施形態を説明するフローチャートである。
【図22】(a)、(b)、(c)は、第5実施形態でのディスプレイの表示変化の状態を示す図である。
【図23】第5実施形態でのディスプレイの表示状態を示す図である。
【図24】第5実施形態での変換テーブルのメモリ構成例である。
【図25】第6実施形態での変換テーブルのメモリ構成例である。
【図26】第6実施形態でのディスプレイの表示状態を示す図である。
【図27】第7実施形態での変換テーブルのメモリ構成例である。
【図28】第7実施形態でのディスプレイの表示状態を示す図である。
【図29】記録媒体を使用するシステム構成図である。
【図30】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ
11 ディスプレイ
12 ポインティングデバイス
13、20、23、24、25、26 変換テーブル
14 指定領域
15 操作対象表示領域
17 曲線スライダ
18、28 基準線
18a、28a 初期位置
18b、18c、28b、28c 位置
18d、28d 終了位置
19、29 指示点

Claims (8)

  1. 基準線と、該基準線上を移動する指示点とから成る曲線スライダを表示する座標表示手段と、
    前記基準線上の指示点の位置に対応する操作対象のオブジェクトを表示する操作対象表示手段と、
    前記座標表示手段に表示する基準線の座標位置と、前記操作対象表示手段に表示するオブジェクトに対応する対応データを記憶する変換テーブルと、
    該変換テーブルに基づいて、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御する制御手段と、を有し、
    前記操作対象表示手段に表示されるオブジェクトは任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、前記移動手段の相違によって、前記基準線の形状又は色彩を異ならせる、
    ことを特徴とする曲線スライダ装置。
  2. 地図領域に表示され、基準線と該基準線上を移動する指示点とから成る曲線スライダの座標表示手段と、
    前記基準線上の指示点の位置に対応するオブジェクトを表示する操作対象表示手段と、
    前記座標表示手段の座標位置と、前記操作対象表示手段に表示するオブジェクトに対応する対応データを記憶する変換テーブルと、
    該変換テーブルに記憶した座標位置に基づいて、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御する制御手段と、を有し、
    前記操作対象表示手段に表示されるオブジェクトは任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、前記移動手段の相違によって、前記基準線の形状又は色彩を異ならせる、
    ことを特徴とする曲線スライダ装置。
  3. 前記制御手段は、前記変換テーブル内のデータの間を補完して求めたデータに基づき、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御することを特徴とする請求項1、又は2記載の曲線スライダ装置。
  4. 前記操作対象表示手段に表示されるオブジェクトは、任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、当該オブジェクトを得た方向に基づき、前記指示点の形状又は色彩を変えることを特徴とする請求項1、又は2記載の曲線スライダ装置。
  5. 基準線と、該基準線上を移動する指示点とから成る曲線スライダを表示する座標表示処理と、
    前記基準線上の指示点の位置に対応する操作対象のオブジェクトを表示する操作対象表示処理と、
    前記座標表示処理によって表示する基準線の座標位置と、前記操作対象表示処理によって表示するオブジェクトに対応する対応データを記憶する変換テーブルの作成処理と、
    該変換テーブルに基づいて、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御する制御処理と、を行い、
    前記操作対象表示処理によって表示されるオブジェクトは任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、前記移動手段の相違によって、前記基準線の形状又は色彩を異ならせる、
    ことを特徴とする曲線スライダ制御方法。
  6. 地図領域に表示され、基準線と該基準線上を移動する指示点とから成る曲線スライダの座標表示処理と、
    前記基準線上の指示点の位置に対応するオブジェクトを表示する操作対象表示処理と、
    前記座標表示処理によって表示される座標位置と、前記操作対象表示処理によって表示されるオブジェクトに対応する対応データを記憶する変換テーブルの作成処理と、
    該変換テーブルに記憶した座標位置に基づいて、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御する制御処理と、を行い、
    前記操作対象表示処理によって表示されるオブジェクトは任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、前記移動手段の相違によって、前記基準線の形状又は色彩を異ならせる、
    ことを特徴とする曲線スライダ制御方法。
  7. 基準線と、該基準線上を移動する指示点とから成る曲線スライダを表示する座標表示処理と、
    前記基準線上の指示点の位置に対応する操作対象のオブジェクトを表示する操作対象表示処理と、
    前記座標表示処理によって表示する基準線の座標位置と、前記操作対象表示処理によって表示するオブジェクトに対応する対応データを記憶する変換テーブルの作成処理と、
    該変換テーブルに基づいて、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御する制御処理と、を行い、
    前記操作対象表示処理によって表示されるオブジェクトは任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、前記移動手段の相違によって、前記基準線の形状又は色彩を異ならせる、
    曲線スライダ制御処理をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  8. 地図領域に表示され、基準線と該基準線上を移動する指示点とから成る曲線スライダの座標表示処理と、
    前記基準線上の指示点の位置に対応するオブジェクトを表示する操作対象表示処理と、
    前記座標表示処理によって表示される座標位置と、前記操作対象表示処理によって表示されるオブジェクトに対応する対応データを記憶する変換テーブルの作成処理と、
    該変換テーブルに記憶した座標位置に基づいて、前記基準線上の指示点の移動と、当該指示点位置に対応するオブジェクトの再生とを連動させて表示するように制御する制御処理と、を行い、
    前記操作対象表示処理によって表示されるオブジェクトは任意の移動手段の移動経路に沿って得られたオブジェクトであり、前記基準線は該移動経路にほぼ対応した曲線であり、前記移動手段の相違によって、前記基準線の形状又は色彩を異ならせる、
    曲線スライダ制御処理をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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