JP4376205B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4376205B2
JP4376205B2 JP2005133337A JP2005133337A JP4376205B2 JP 4376205 B2 JP4376205 B2 JP 4376205B2 JP 2005133337 A JP2005133337 A JP 2005133337A JP 2005133337 A JP2005133337 A JP 2005133337A JP 4376205 B2 JP4376205 B2 JP 4376205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
temperature
correlation data
forming apparatus
color image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005133337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006308988A (ja
Inventor
教夫 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005133337A priority Critical patent/JP4376205B2/ja
Publication of JP2006308988A publication Critical patent/JP2006308988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4376205B2 publication Critical patent/JP4376205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、デジタルカラー複合機やカラーレーザープリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関するものであり、詳しくは、複数色の画像を形成し重ね合わせて、カラー画像を形成するカラー画像形成装置に関する。
この種のカラー画像形成装置では、複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成することから、色ずれという問題が発生する。例えば、各色の画像を形成するそれぞれの画像形成ステーションを並べた構成においては、各画像形成ステーションの像担持体にそれぞれの色の画像を形成して、これらの像担持体の画像を1つの転写ベルトに重ねて転写することから、この転写ベルト上の各色の画像間で画像形成位置がずれて、色ずれが発生し、カラー画像の品質が劣化する。
このため、各画像形成ステーションの像担持体に色ずれ測定用のそれぞれのテストパターンを形成し、各像担持体のテストパターンを転写ベルトに転写し、センサにより転写ベルト上の各テストパターンのずれを検出し、検出された各テストパターンのずれが解消される様に、各像担持体に対する書き込みタイミングを調整している。
また、この様な画像形成位置のずれは、カラー画像形成装置内の温度に応じて変化する。このため、書き込みタイミングの調整は、カラー画像形成装置の電源を投入したときにだけではなく、その後のカラー画像形成装置内の温度が変化したときにも行う必要ある。
ところが、この書き込みタイミングの調整は、テストパターンの形成、転写、及び検出を必要とするので、この調整に数分を費やす。このため、カラー画像形成装置内の温度が変化したときに書き込みタイミングの調整を行うと、カラー画像形成装置のユーザを待たせてしまうことがあった。
そこで、カラー画像形成装置内の温度に対する画像形成位置のずれ量を示す相関データを予め求めて記憶しておき、カラー画像形成装置内の温度を検出して、この温度に対応する画像形成位置のずれ量を相関データから読み出し、このずれ量が解消される様に、各像担持体に対する書き込みタイミングを調整するという方法が提案されている。この場合は、テストパターンの形成、転写、及び検出を逐一行う必要がないので、書き込みタイミングの調整を短時間で済ませることができる。
また、特許文献1では、転写ベルトの温度変化を検出し、この温度変化と転写ベルトの熱膨張率を用いて、転写ベルトの熱膨張量を求め、この転写ベルトの熱膨張量を画像形成位置のずれ量として設定し、この画像形成位置のずれ量を補正して解消している。この場合も、書き込みタイミングの調整を短時間で済ませることができる。
特開平9−171275号公報
しかしながら、本発明の発明者等の探求により、同一機種で全く同じ構造のカラー画像形成装置であっても、複数の装置間では、装置内の温度に対する画像形成位置のずれ量を示す相関特性が異なることが分かった。
このため、いずれの装置においても、同一の相関データを記憶して用いていたのでは、画像形成位置のずれ量を確実に解消することができなかった。
また、量産される多数の装置別に、相関データを測定し記憶してから、装置を出荷することは現実的ではなく、かつコストの大幅な上昇の原因となる。
また、特許文献1の様に転写ベルトのみの温度変化に基づいて画像形成位置のずれ量を補正する場合も、画像形成位置のずれ量を確実に解消することができなかった。これは、同一機種で全く同じ構造の装置であっても、複数の装置間では温度特性が異なるという事実からも明らかな様に、温度に対する画像形成位置のずれ量の変化の原因が、単純ではなく、多くの要素が絡み合っているためである。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、装置別に、書き込みタイミングの調整を短時間で済まして、画像形成位置のずれ量を確実に解消することができるカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のカラー画像形成装置は、複数色の画像を形成し重ね合わせた際の該各色画像間に生じた画像形成位置のずれを補正するカラー画像形成装置において、カラー画像形成装置内の温度を検出する温度検出手段と、前記画像形成位置のずれ量を検出するずれ量検出手段と、前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性を示す相関データを求める相関データ取得手段と、前記相関データ取得手段により求められた相関データを記憶する記憶手段と、ずれ調節手段とを備え、前記ずれ調節手段は、前記温度検出手段により検出されたカラー画像形成装置内の温度と前記記憶手段内の相関データに基づいて該画像形成位置のずれを補正している。
また、本発明においては、画像形成位置のずれ量と該カラー画像形成装置内の温度との標準相関データを予め設定しており、前記相関データは、前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性に基づいて前記標準相関データを補正することにより求められている。
更に、本発明においては、画像形成位置のずれ量と該カラー画像形成装置内の温度との標準相関データを予め設定しており、前記標準相関データは、前記相関データが求められるまで用いられている。
また、本発明においては、前記相関データは、前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量を補正するための画像形成位置のシフト量の特性を示している。
更に、本発明においては、前記相関データは、前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性を示す相関データを求める処理を複数回繰り返して、複数回繰り返し得られた相関データから求められた平均的な相関データである。
また、本発明においては、カラー画像形成装置の電源投入後の所定のタイミングで前記温度検出手段により該カラー画像形成装置内の温度を検出して基準温度とし、この基準温度からの前記温度検出手段により検出された温度の変化分を求めており、前記相関データは、この温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性を示している。
更に、本発明においては、前記ずれ量検出手段は前記基準温度の設定のときに画像形成位置のずれ量を検出し、前記ずれ調節手段は、前記基準温度の設定のときに、前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量に基づいて画像形成位置を補正している。
また、本発明においては、複数日を含むそれぞれの期間を繰り返し計時する計時手段を備え、ずれの補正に用いられる相関データは前記期間別に求められている。
更に、本発明においては、前記計時手段により計時されている期間には、前記ずれ調節手段が該期間の相関データを用いている。
本発明によれば、まず、ずれ量検出手段により検出された画像形成位置のずれ量と温度検出手段により検出された温度との相関データを求めている。そして、画像形成位置のずれの補正に際しては、温度検出手段により検出された温度と相関データに基づいて該画像形成位置のずれを補正している。すなわち、画像形成位置のずれ量と温度との相関データとして、カラー画像形成装置に固有のものを作成しておき、画像形成位置のずれを補正するときには、検出した温度と該固有の相関データに基づいて画像形成位置のずれを補正している。このため、画像形成位置のずれを確実に補正することができる。また、カラー画像形成装置に固有の相関データを作成した後は、テストパターンの形成、転写、及び検出を行う必要がないので、書き込みタイミングの調整を短時間で済ませることができる。
例えば、複数のカラー画像形成装置に共通の標準相関データを予め設定しておき、検出されたずれ量と検出された温度とに基づいて標準相関データを補正することにより、カラー画像形成装置に固有の相関データを求めても良い。この場合は、カラー画像形成装置に固有の相関データが確定するまでは、標準相関データを用いて、書き込みタイミングの調整を短時間で済ませることが可能になる。
また、ずれ量検出手段により検出されたずれ量そのものではなく、このずれ量を補正するための画像形成位置のシフト量(ドット数)を求め、このシフト量と温度検出手段により検出された温度との相関データを求めても良い。この場合は、ずれ量からシフト量を求めるための演算を逐一行う必要がなく、シフト量を読み出して、書き込みタイミングの調整を直ちに行うことができる。
更に、温度の検出とずれ量の検出と相関データを求めるための処理とを複数回繰り返し、複数回繰り返して求められた相関データから平均的なより正確な相関データを求め、このより正確な相関データを用いれば、画像形成位置のずれをより確実に補正することができる。
また、カラー画像形成装置の電源投入後の所定のタイミングで、カラー画像形成装置内の温度を検出して、この検出した温度を基準温度とし、この基準温度からの温度の変化分を求め、画像形成位置のずれ量と温度の変化分との相関データを求め、この相関データを用いても良い。この場合は、一定時間が経過したタイミングで検出された温度が一定でなくても基準温度として設定することができ、相関データを用いて、画像形成位置のずれを補正することができる。また、基準温度の設定のときに、画像形成位置のずれ量を検出して、このずれ量に基づいて画像形成位置を補正しておくことが好ましい。
更に、複数日を含むそれぞれの期間を繰り返し計時し、期間毎に、画像形成位置のずれ量と検出された温度との相関データを求めても良い。いずれかの期間になったときには、この期間の相関データを用いる。例えば、春夏秋冬の季節をそれぞれの期間として設定し、季節毎に、相関データを求めておき、いずれかの季節になったときには、この季節の相関データを用いる。これにより、季節により画像形成位置のずれ量と検出された温度との相関データが変化しても、この変化の影響を回避することができる。例えば、季節毎に、カラー画像形成装置の設置環境の温度や湿度等が変化することから、その様な季節による相関データの変化が生じる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係わる電子写真方式のカラー画像形成装置の要部を示している。このカラー画像形成装置は、露光ユニット1、各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pd、転写ベルトユニット2、及び定着ユニット3等を備えている。
このカラー画像形成装置において、各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdは、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナー像をそれぞれ形成して、各色のトナー像を転写ベルトユニット2の転写ベルト11に転写する。これらの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdは、各現像ユニット21a〜21d、及び各感光体ドラム23a〜23d等を備えている。
各感光体ドラム23a〜23dは、転写ベルト11に押圧されており、矢印方向Bに回転移動する転写ベルト11と同一の周速度で、転写ベルト11と共に回転される。
露光ユニット1は、各色に対応するそれぞれのレーザーダイオード31a〜31d、各レーザーダイオード31a〜31のレーザー光をそれぞれの感光体ドラム23a〜23dに導く複数のハーフミラー32a〜32c、33a〜33dやポリゴンミラー34、及び非軸対称非球面レンズ(fθレンズ)35等を有している。ここでは、各レーザーダイオード31a〜31d別に、画像データに応じて各レーザーダイオード31a〜31dのレーザー光を変調している。各レーザーダイオード31a〜31dのレーザー光は、各ハーフミラー32a〜32cを介してポリゴンミラー34に導かれ、ポリゴンミラー34により主走査方向に繰り返し偏向されつつ、fθレンズ35及び各ハーフミラー33a〜33dを介してそれぞれの感光体ドラム23a〜23dに入射し、各感光体ドラム23a〜23d表面を主走査方向に繰り返し走査する。また、各レーザーダイオード31a〜31dのレーザー光は、各感光体ドラム23a〜23dの回転移動に伴い、該各各感光体ドラム23a〜23d表面を副走査方向にも走査する。これにより、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの静電潜像が形成される。
各現像ユニット21a〜21dは、黒、シアン、マゼンタ、イエローのトナーを収容しており、各感光体ドラム23a〜23d表面の静電潜像にそれぞれの色のトナーを付着させて、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの色のトナー像を形成する。
転写ベルトユニット2は、転写ベルト11、駆動ローラ41、従動ローラ42、及び転写ローラ12等を備えており、転写ベルト11を駆動ローラ41と従動ローラ42に掛け渡して回転移動可能に支持している。
各感光体ドラム23a〜23d表面に形成された各色のトナー像は、該各感光体ドラム23a〜23dと同一の周速度で回転している転写ベルト11に転写されて重ね合わせられる。
また、転写ローラ12は、駆動ローラ41との間に転写ベルト11を挟み込んで、ニップ域を形成する。駆動ローラ41は、転写ローラ12のバックアップローラとしての役目を果たしつつ回転駆動され、転写ベルト11を引っ張って矢印方向Bに回転移動させる。
一方、記録用紙Pは、その先端が転写ベルトユニット2の転写ベルト11上に形成されるトナー像の先端に重なるタイミングでニップ域へと搬送される。
転写ベルト11に転写され重ね合わせられた各色のトナー像は、該転写ベルト11の回転移動に伴い、駆動ローラ41と転写ローラ12間のニップ域へと搬送される。そして、転写ベルト11上の各色のトナー像の先端と記録用紙Pの先端が揃えられ、各色のトナー像と記録用紙が重ね合わせられて、各色のトナー像が転写ベルト11から記録用紙Pに転写される。
引き続いて、記録用紙Pは、定着ユニット3へと搬送され、ここで加圧ローラ3aと加熱ローラ3b間に挟み込まれる。これにより、記録用紙P上の各色のトナーが加熱余裕されて混合され、各色のトナー像が記録用紙P上にカラー画像として定着される。
図2は、本実施形態のカラー画像形成装置の制御システムを示すブロック図である。
この制御システムは、露光ユニット1における各レーザーダイオード31a〜31d及びポリゴンミラー34と、各現像ユニット21a〜21dと、転写ベルトユニット2及び各感光体ドラム23a〜23d等の駆動部51と、定着ユニット3におけるヒータや温度センサ(図示せず)とを含んでいる。また、その他に、スキャナー(図示せず)により読み取られた原稿の画像を示す画像データや外部端末からの画像データを入力する画像入力部52と、記録用紙のサイズや画像の縮小拡大率等を入力するための操作表示部53と、カラー画像形成装置内の温度を検出する温度センサ54と、転写ベルト11上に形成されたテストパターンを検出するためのレジストセンサ55と、各種のデータを記憶する記憶部56と、この制御システムを統括的に制御する制御部57とを有している。
例えば、制御部57は、カラー画像データを画像入力部52を通じて入力すると、このカラー画像データに対して各種の画像処理を施して、各色の画像データを生成し、各色の画像データに応じた各レーザーダイオード31a〜31dの変調制御を行って、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの静電潜像を形成させる。そして、制御部57は、各現像ユニット21a〜21dを駆動制御し、各感光体ドラム23a〜23d表面の静電潜像にそれぞれの色のトナーを付着させて、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの色のトナー像を形成する。更に、制御部57は、駆動部51を制御して、転写ベルトユニット2や各感光体ドラム23a〜23dを駆動し、各感光体ドラム23a〜23d表面のトナー像を転写ベルト11に転写させて重ね合わせ、各色のトナー像を転写ベルト11から記録用紙Pに転写させる。更に、制御部57は、定着ユニット3を制御して、記録用紙P上のカラー画像を定着させる。
ところで、各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの感光体ドラム23a〜23dにそれぞれの色の画像を形成してから、各感光体ドラム23a〜23dの画像を転写ベルト11に順次重ねて転写するので、転写ベルト11上の各色の画像間で転写位置(画像形成位置)がずれて、色ずれが発生し、カラー画像の品質が劣化し易い。このため、カラー画像を形成する前に、各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdにより形成される各色の画像のずれを補正する必要がある。
そこで、本実施形態では、まず、カラー画像形成装置の電源を投入してから一定時間が経過したタイミングで、各色の画像のずれを補正している。すなわち、装置の初期状態で、各色の画像のずれを補正している。また、装置内の温度が変化したときにも、各色の画像のずれを補正を補正している。
装置の初期状態での画像のずれの補正は、図1に示す様に各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に形成し、レジストセンサ55により転写ベルト11上の各テストパターン58B、58Y、58M、58Cのずれ量を検出し、検出された各テストパターンのずれ量が解消される様に、露光ユニット1による各感光体ドラム23a〜23dへの書き込みタイミングを調整するというものである。
より詳しくは、副走査方向でのテストパターンのずれを検出して調整するために、例えば黒のテストパターン58Bの副走査方向位置を基準位置とした上で、他の各色のテストパターン58Y、58M、58C別に、この基準位置に対するテストパターンの規定位置を予め求めて設定しておく。他の各色のテストパターン58Y、58M、58Cがそれぞれの規定位置に形成された状態では、黒、シアン、マゼンタ、イエローの画像が正確に重なり合って、色ずれが生じないものとする。
そして、各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に順次形成してから、レジストセンサ55により各色のテストパターンの副走査方向位置を検出して、黒のテストパターン58Bの副走査方向位置を基準位置とした上で、他の各色のテストパターン58Y、58M、58C別に、この基準位置に対するテストパターンの規定位置からの副走査方向のずれ量を検出する。例えば、レジストセンサ55による各色のテストパターン先端の検出タイミングと転写ベルト11の移動速度に基づいて、黒のテストパターン58B先端と他の各色のテストパターン58Y、58M、58C先端とのそれぞれの離間距離を求め、これらの離間距離に基づいて、基準位置に対する各色のテストパターン58Y、58M、58Cの規定位置からのずれ量を求める。
そして、他の各色であるシアン、マゼンタ、イエロー別に、ずれ量を解消するための副走査方向のシフト量(ドット数)を求める。
この後、シアン、マゼンタ、イエロー別に、このドット数だけ画像形成位置をずらすための制御を行う。
画像形成位置を副走査方向にずらすための制御は、例えばシアン、マゼンタ、イエロー別に、画像先端の主走査ラインが感光体ドラム上で該シフト量のドット数だけ副走査方向にずれる様にレーザダイオード変調制御の開始タイミングをずらして、感光体ドラムへの画像先端の書き込みタイミングをずらし、以降同様に画像先端に引き続く画像部分の書き込みタイミングも順次ずらして行くというものである。
また、副走査方向のずれが解消されているか、このずれ量が分かっていれば、主走査方向でのテストパターンのずれ量を検出して調整することも可能である。例えば、各色別に、図3に示す様に主走査方向に対して斜めのテストパターンを転写ベルト11上に形成する。この主走査方向に対して斜めのテストパターンは、その位置が主走査方向にずれると、レジストセンサ55による検出位置が副走査方向にもずれる。既に、副走査方向のずれが解消されているか、このずれ量が分かっているので、レジストセンサ55により斜めのテストパターンの副走査方向のずれ量を検出すれば、この副走査方向のずれ量から主走査方向のずれ量を求めて調整することができる。
より具体的には、主走査方向に対して斜めの各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に順次形成してから、レジストセンサ55により各色のテストパターンの副走査方向位置を検出して、黒のテストパターン58Bの副走査方向位置を基準位置とし、他の各色のテストパターン58Y、58M、58C別に、この基準位置に対するテストパターンの規定位置からの副走査方向のずれ量を検出し、この副走査方向のずれ量から主走査方向のずれ量を求める。そして、他の各色であるシアン、マゼンタ、イエロー別に、ずれ量を解消するための主走査方向のシフト量(ドット数)を求め、このシフト量のドット数だけ画像形成位置をずらすための制御を行う。
画像形成位置を主走査方向にずらすための制御は、例えばシアン、マゼンタ、イエロー別に、主走査ラインの先頭が感光体ドラム上で該シフト量のドット数だけ主走査方向にずれる様に、主走査ライン毎に、レーザダイオード変調制御の開始タイミングをずらして、感光体ドラムへの主走査方向ラインの書き込みタイミングをずらすというものである。
この様にしてカラー画像形成装置の初期状態で画像のずれを解消することができる。ところが、転写ベルト11上の各色の画像のずれは、装置内の温度に応じて変化するので、この温度が変化したときには、各色の画像のずれを補正する必要がある。
このずれの補正のために、シアン、マゼンタ、イエロー別に、カラー画像形成装置内の温度変化分Δtとずれを補正するための画像形成位置のシフト量との相関関係を示す標準相関データを予め求めて、この標準相関データを示すテーブルを記憶部56に記憶しておき、この標準相関データテーブルを用いて、カラー画像形成装置内の温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量を求め、このシフト量だけ画像形成位置を移動させている。
標準相関データは、複数のカラー画像形成装置について温度とシフト量の相関データを求め、これらの相関データを平均したものである。
標準相関データは、例えば図4のグラフに示す様なものである。本実施形態では、装置の初期状態で基準温度Tが設定されて、画像のずれが一旦解消されることから、この基準温度Tからの温度変化分Δtが生じたときの画像のずれを解消するために、基準温度Tからの温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)の標準相関特性fを設定している。通常、装置の初期状態で基準温度Tが設定されてからは、装置内の温度が上昇するだけである。このため、温度変化分Δtが+側だけ示されている。
尚、基準温度Tの0℃は、氷点温度ではなく、温度変化分Δtに対するシフト量の相関特性における相対的な基準値である。
図4のグラフの標準相関特性fによれば、例えば温度変化分Δtが+5℃のときに、画像形成位置が+2ドットだけ移動され、また温度変化分Δtが+10℃のときに、画像形成位置が+4ドットだけ移動され、温度変化分Δtが+15℃のときに、画像形成位置が+6ドットだけ移動される。
また、本発明の発明者等の探求により、同一機種で全く同じ構造のカラー画像形成装置であっても、複数の装置間では、装置内の温度変化分Δtに対する画像形成位置のずれ量を示す相関特性が異なることが分かっている。これは、例えば露光ユニット1における各レーザーダイオード31a〜31、各ハーフミラー32a〜32c、33a〜33d、ポリゴンミラー34、非軸対称非球面レンズ(fθレンズ)35、該露光ユニット1の筐体、及び転写ベルト11等が有するそれぞれの温度特性が複雑に絡み合って、装置内の温度と画像形成位置のずれ量との相関特性が決まるためであると考えられる。
このため、標準相関データをそのまま用いても、画像のずれを正確に補正することができない。
そこで、本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロー別に、画像のずれを補正するための画像形成位置のシフト量を求め、このシフト量と装置内の温度変化分Δtとに基づいてカラー画像形成装置に固有の相関データを求め、この固有の相関データを示すテーブルを記憶部57に記憶している。そして、この固有の相関データテーブルが確定したときには、上記標準相関データテーブルの代わりに、この固有の相関データテーブルを用いて、画像のずれを補正している。これにより、装置毎に、画像のずれの調整をより正確に行うことができる。
カラー画像形成装置に固有の相関データは、例えば図5のグラフに示す様なものである。このグラフの固有の相関特性faは、画像形成位置のシフト量と装置内の温度変化分Δtとに基づいて求められたものである。
次に、図6乃至図11を更に参照しつつ、画像のずれを補正するための手順をより詳しく説明する。
図6は、本実施形態のカラー画像形成装置における各色の画像のずれを補正するための制御手順を概略的に示すフローチャートである。
まず、制御部57は、カラー画像形成装置の電源が投入されると、この装置の初期化処理及びウォーミングアップを開始する。また、制御部57は、ウォーミングアップ中の経過時間の計時を電源投入から開始し、このウォーミングアップ中の経過時間が予め設定された一定時間に達すると、温度センサ54の検出出力を取り込んで、この検出出力により示される装置内の温度を求め、この温度が基準温度Tとして適正であることを確認してから、この温度を基準温度Tとして設定する(ステップS101)。また、制御部57は、画像のずれを補正する(ステップS102)。従って、装置の初期状態で、基準温度Tが設定され、各色の画像のずれが補正される。
このときの画像のずれの補正の概略は、各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に形成し、黒のテストパターン58Bの副走査方向位置を基準位置とした上で、他の各色のテストパターン58Y、58M、58C別に、この基準位置に対するテストパターンの規定位置からの副走査方向のずれ量を検出し、このずれ量を解消するための副走査方向のシフト量(ドット数)を求め、このドット数だけ画像形成位置がずれる様なレーザダイオード変調制御の開始タイミングを設定するというものである。
この後、制御部57は、カラー画像形成装置の初期化処理及びウォーミングアップが終了すると、操作表示部53の入力操作による記録用紙の印刷指示を待機する(ステップS103で「No」)。
そして、記録用紙の印刷を行わない状態が一定時間継続すると(ステップS103で「No」)、カラー画像形成装置が待機状態となり、制御部57は、待機中処理を実行する(ステップS106)。
また、制御部57は、記録用紙の印刷指示があると(ステップS103で「Yes」)、基準温度Tからのカラー画像形成装置内の温度変化分Δtを求め、シアン、マゼンタ、イエロー別に、記憶部56内の相関データテーブルを参照して、この求めた温度変化分に対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求め、このドット数だけ画像形成位置がずれる様なレーザダイオード変調制御の開始タイミングを設定する(ステップS104)。
引き続いて、制御部57は、先の操作表示部53の入力操作による記録用紙の印刷指示に応答して、その設定されたそれぞれの変調制御の開始タイミングから各レーザーダイオード31b〜31dの変調制御を開始する。これにより、各感光体ドラム23b〜23cへの副走査方向の書き込みタイミングが調整されて、黒、シアン、マゼンタ、イエローの画像のずれが解消され、色ずれのないカラー画像が形成される(ステップS105)。
次に、図7のフローチャートを参照しつつ、図6のステップS102の処理を更に詳しく説明する。
制御部57は、調整用画像を示す調整用画像データを記憶部56から読み出し、この調整用画像データに応じて各レーザーダイオード31a〜31dを変調制御して、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの静電潜像を形成し、各現像ユニット21a〜21dにより各感光体ドラム23a〜23d表面の静電潜像を現像させて、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの色のテストパターンを形成し、各感光体ドラム23a〜23d表面の各色のテストパターンを転写ベルト11に転写させて、各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に形成する(ステップS201)。
そして、制御部57は、レジストセンサ55の検出出力を取り込んで、各色のテストパターンの副走査方向位置を求め(ステップS202)、黒のテストパターン58Bの副走査方向位置を基準位置とした上で、他の各色のテストパターン58Y、58M、58C別に、この基準位置に対するテストパターンの規定位置からの副走査方向のずれ量を求める(ステップS203)。
更に、制御部57は、他の各色であるシアン、マゼンタ、イエロー別に、ずれ量を解消するための副走査方向のシフト量(ドット数)を求め、このドット数だけ画像形成位置がずれる様なレーザダイオード変調制御の開始タイミングを求めて設定する(ステップS204)。
次に、図8のフローチャートを参照しつつ、図6のステップS104の処理を更に詳しく説明する。
制御部57は、温度センサ54の検出出力を取り込んで、この検出出力によって示される装置内の温度を求め(ステップS301)、この装置内の温度と図6のステップS101で求めた基準温度Tとの温度差、つまり基準温度Tからの温度変化分Δtを求める(ステップS302)。
そして、制御部57は、シアン、マゼンタ、イエロー別に、記憶部56内の相関データテーブルを参照して、先に求めた温度差に対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求め(ステップS303)、このドット数だけ画像形成位置がずれる様なレーザダイオード変調制御の開始タイミングを設定する(ステップS304)。
ここで、カラー画像形成装置に固有の相関データテーブルが記憶部56に記憶されていれば、この固有の相関データテーブルが用いられる。また、固有の相関データテーブルが記憶されていなければ、記憶部56に予め記憶されている標準相関データテーブルが用いられる。
固有の相関データテーブルは、ユーザによりカラー画像形成装置の使用が開始されてから作成され記憶部56に記憶されるので、必ず用いることができるとは限らない。この固有の相関データテーブルの作成は、後で述べる待機中処理で行われる。
標準相関データテーブルは、カラー画像形成装置の工場出荷時に記憶部56に予め記憶されるので、必ず用いることができる。
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、図6のステップS101の処理を更に詳しく説明する。
制御部57は、電源投入より一定時間が経過すると、温度センサ54の検出出力を取り込んで、この検出出力により示される装置内の温度を求め(ステップS401)、この電源投入より一定時間後に検出した温度が予め設定した閾値温度Aよりも高いか否かを判定する(ステップS402)。
そして、制御部57は、検出した温度が閾値温度Aよりも高くなければ(ステップS402で「No」)、この検出した温度が基準温度Tとして適正であるとみなして、この検出した温度を基準温度Tとして設定し、記憶部56内の既存の基準温度Tを更新する(ステップS403)。また、検出した温度が閾値温度Aよりも高ければ(ステップS402で「Yes」)、この検出した温度が適正でないとみなして、この検出した温度の代わりに、1回前の電源投入のときに設定した記憶部56内の既存の基準温度Tを用いる(ステップS404)。
これば、仮に基準温度Tが高い温度に設定されたならば、基準温度Tからの装置内の温度の上昇分が殆ど無く、記憶部56内の相関データテーブルを用いても、温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量を適確に求めることできないからである。このため、今回の電源投入のときの装置内の環境が1回前の電源投入のときの装置内の環境に略等しいと予測して、以前の基準温度Tを用いている。
次に、図10のフローチャートを参照しつつ、図6のステップS106の待機中処理を更に詳しく説明する。
尚、図10のフローチャートの処理は、図6のフローチャートの処理と並行してなされるので、図6と同様の作用を果たすステップには同じ符号を付す。
まず、制御部57は、電源投入より一定時間が経過すると、温度センサ54の検出出力を取り込んで、この検出出力により示される装置内の温度を求め、この温度が基準温度Tとして適正であることを確認してから、この温度を基準温度Tとして設定する(ステップS101)。
また、制御部57は、各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に形成し、黒のテストパターン58Bの副走査方向位置を基準位置とした上で、他の各色のテストパターン58Y、58M、58C別に、この基準位置に対するテストパターンの規定位置からの副走査方向のずれ量を検出し、このずれ量を解消するための副走査方向のシフト量(ドット数)を求め、このドット数だけ画像形成位置がずれる様なレーザダイオード変調制御の開始タイミングを設定する(ステップS102)。
この後、制御部57は、操作表示部53の入力操作による記録用紙の印刷指示を待機し(ステップS103)、記録用紙の印刷指示があると(ステップS103で「Yes」)、ステップS104、S105の処理に移る。
また、制御部57は、記録用紙の印刷を行わない状態が一定時間継続して(ステップS103で「No」)、カラー画像形成装置が待機状態になると、待機中処理を実行する。
この待機中処理において、まず、制御部57は、該制御部57に内蔵のタイマー(図示せず)を参照して、タイマーにより計時されている年月日がカラー画像形成装置に固有の相関データテーブルを作成するための規定期間であるか否かを判定する(ステップS501)。そして、計時されている年月日が規定期間でなければ(ステップS501で「No」)、次の処理に移ることなく、図6のステップS103に戻る。
尚、ステップS501においては、年月日が規定期間であるか否かの判定だけではなく、後で述べる様にカラー画像形成装置に固有の相関データテーブルを求めるための処理も行われる。
計時されている年月日が規定期間であれば(ステップS501で「Yes」)、制御部57は、温度センサ54の検出出力を取り込んで、この検出出力により示される装置内の温度を求め、基準温度Tからの温度変化分Δtを求める(ステップS502)。
そして、制御部57は、調整用画像データを記憶部56から読み出し、この調整用画像データに応じて各レーザーダイオード31a〜31dを変調制御して、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの静電潜像を形成し、各現像ユニット21a〜21dにより各感光体ドラム23a〜23d表面の静電潜像を現像させて、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの色のテストパターンを形成し、各感光体ドラム23a〜23d表面の各色のテストパターンを転写ベルト11に転写させて、各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に形成する(ステップS503)。
ただし、ステップS503においては、図6のステップS102における各色の画像のずれが補正されたときと同じ条件で、つまり各レーザダイオード変調制御の開始タイミングを変更せずに、各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に形成する。これは、ステップS102における基準温度Tでの画像形成位置を基準にして、基準温度Tからの温度変化分Δtがあったときの各色の画像のずれ量を検出するためである。
次に、制御部57は、レジストセンサ55の検出出力を取り込んで、各色のテストパターンの副走査方向位置を求め(ステップS504)、黒のテストパターン58Bの副走査方向位置を基準位置とした上で、他の各色のテストパターン58Y、58M、58C別に、この基準位置に対するテストパターンの規定位置からの副走査方向のずれ量を求め、更に該ずれ量を解消するための副走査方向のシフト量(ドット数)を求める(ステップS505)。
そして、制御部57は、他の各色であるシアン、マゼンタ、イエロー別に、ステップS502で求めた温度変化分ΔtとステップS505で求めたシフト量とを記憶部56に記憶する(ステップS506)。
この後、制御部57は、測定回数Nxに1を加算して、測定回数Nxを更新する(ステップS507)。この測定回数Nxは、装置の電源投入直後の初期化処理のときに「0」に設定されている。従って、この測定回数Nxは、装置の電源投入からの測定回数を示すことになる。
こうしてステップS501〜S507の処理が終了すると、ステップS103に一旦戻り、カラー画像形成装置が待機状態に再びなると、ステップS501からの処理が繰り返される。
次に、図11のフローチャートを参照しつつ、図10のフローチャートのステップS501の処理を更に詳しく説明する。
制御部57は、該制御部57に内蔵のタイマー(図示せず)を参照して、カラー画像形成装置が設置されてから一年以内であるか否かを判定する(ステップS601)。この判定のために、カラー画像形成装置を設置した日に、この設置年月日を記憶部56に記憶しておく必要がある。制御部57は、タイマーにより計時されている年月日と記憶部56内の設置年月日を比較して、カラー画像形成装置の設置年月日より一年以内であるか否かを判定する。
そして、カラー画像形成装置の設置年月日より一年以内でなければ(ステップS601で「No」)、次の処理に移ることなく、図6のステップS103に戻る。
また、カラー画像形成装置の設置年月日より一年以内であれば(ステップS601で「Yes」)、制御部57は、タイマーにより計時されている年月日が一年目における予め設定された第1測定月間乃至第4測定月間のいずれに入るかを判定する(ステップS602、S603、S604、S605)。
すなわち、ステップS602においては、タイマーにより計時されている年月日が設置年月日より30日までの第1測定期間に入るか否かを判定し、ステップS603においては、タイマーにより計時されている年月日が設置年月日より90日〜120日の第2測定期間に入るか否かを判定し、ステップS604においては、タイマーにより計時されている年月日が設置年月日より180日〜210日の第3測定月間に入るか否かを判定し、ステップS605においては、タイマーにより計時されている年月日が設置年月日より270日〜300日の第4測定期間に入るか否かを判定する。
第1測定月間乃至第4測定月間は、カラー画像形成装置の設置年月日より一年目のそれぞれの季節に含まれ、季節毎に、カラー画像形成装置に固有の相関データテーブルを求めるために設定されている。
タイマーにより計時されている年月日が第1測定月間に入るならば(ステップS602で「Yes」)、制御部57は、図12のフローチャートの処理に移って、第1測定月間における固有の相関データテーブルを求める(ステップS606)。また、タイマーにより計時されている年月日が第1測定月間に入らず(ステップS602で「No」)、第2測定月間に入るならば(ステップS603で「Yes」)、図12のフローチャートの処理に移って、第2測定月間における固有の相関データテーブルを求める(ステップS607)。同様に、タイマーにより計時されている年月日が第2測定月間に入らず(ステップS603で「No」)、第3測定月間に入るならば(ステップS604で「Yes」)、図12のフローチャートの処理に移って、第3測定月間における固有の相関データテーブルを求め(ステップS608)、タイマーにより計時されている年月日が第3測定月間に入らず(ステップS604で「No」)、第4測定月間に入るならば(ステップS605で「Yes」)、図12のフローチャートの処理に移って、第4測定月間における固有の相関データテーブルを求める(ステップS609)。
尚、タイマーにより計時されている年月日が第1測定月間乃至第4測定月間のいずれにも入らねければ、図12のフローチャートの処理に移ることなく、図6のステップS103に戻る。
次に、図12のフローチャートを参照しつつ、図11のフローチャートのステップS606〜609の処理、すなわち第1乃至第4測定月間における固有の相関データテーブルを求めるための処理を詳しく説明する。
制御部57は、カラー画像形成装置に固有の相関データテーブルを求めるための測定タイミングの条件が満たされているか否かを判定する(ステップS701)。
この測定タイミングの条件とは、図6のステップS101、S102が終了しており、かつ図6のステップS104、S105で一定枚数以上の記憶用紙の連続プリントが行なわれており、かつ電源投入より30分以上が経過しているという条件である。この条件がみたされたときにだけ、固有の相関データテーブルを求めることが可能になる。
仮に、図6のステップS101、S102が終了していなければ、装置内の温度変化分Δtが分からず、テストパターンを形成することもできない。また、ステップS104、S105の処理に一度も移っていなかったり、電源投入より30分以上が経過していなければ、温度変化が十分ではなく、温度変化分Δtに対する画像形成位置のずれを求めることができない。
制御部57は、この測定タイミングの条件が満たされていなければ(ステップS701で「No」)、次の処理に移ることなく、図6のステップS103に戻る。
また、制御部57は、この測定タイミングの条件が満たされていれば(ステップS701で「Yes」)、ステップS507で歩進している測定回数Nxが規定回数に達しているか否かを判定する(ステップS702)。
そして、制御部57は、測定回数Nxが規定回数に達していなければ(ステップS702で「No」)、図10のステップS502に移る。
また、制御部57は、測定回数Nxが規定回数に達していれば(ステップS702で「Yes」)、温度変化分Δtとテストパターンの副走査方向のシフト量(ドット数)とが記憶部56に該規定回数分記憶されているので、他の各色であるシアン、マゼンタ、イエロー別に、記憶部56内の規定回数分の温度変化分Δtと副走査方向のシフト量(ドット数)とを参照して、温度変化分Δtと副走査方向のシフト量(ドット数)との相関データテーブルを作成し、この装置に固有の相関データテーブルを記憶部56に記憶する(ステップS703)。この固有の相関データテーブルは、例えば規定回数分記憶された温度変化分Δtと副走査方向のシフト量(ドット数)とを用いて、最小二乗法により求められる。
あるいは、図10のステップS506において、ステップS503で求めた温度変化分Δtに対応するシフト量と標準相関データテーブルの該温度変化分Δtに対応するシフト量との比率α(図5に示す)を求め、この比率αを記憶部56に記憶しておき、ステップS703において、記憶部56内の規定回数分の比率αの平均を求め、この平均の比率を装置に固有の相関データテーブルの代わりに記憶部56に記憶しても良い。この場合は、温度変化分Δtに対するシフト量を標準相関データテーブルから読み出し、このシフト量に平均の比率を掛け合わせて、カラー画像形成装置に固有のシフト量を逆算して求めることになる。
こうして第1乃至第4測定月間のいずれについても、シアン、マゼンタ、イエロー別に、装置に固有の相関データテーブルが求められて記憶部56に記憶される。従って、装置に固有の相関データテーブルは、合計で12個のものが求められて記憶部56に記憶される。
この様な固有の相関データテーブルは、図6のステップS104(詳しくは図8のステップS303)において温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求め、このドット数だけ画像形成位置がずれる様なレーザダイオード変調制御の開始タイミングを設定するために用いられる。ただし、シアン、マゼンタ、イエロー別に、第1乃至第4測定月間の固有の相関データテーブルを選択的に用いる必要がある。
次に、図13のフローチャートを参照しつつ、図8のステップS303において第1乃至第4測定月間の固有の相関データテーブルを選択的に用いるための手順を述べる。
制御部57は、該制御部57に内蔵のタイマー(図示せず)を参照して、カラー画像形成装置が設置されてからの経過年月日を求め、この装置設置からの経過年月日と記憶部56内のカラー画像形成装置の設置年月日とを参照する(ステップS801)。そして、制御部57は、経過年月日が、設置年月日を起点とするY(整数)年目における所定の4つの期間のいずれに入るかを判定する(ステップS802、S803、S804)。
すなわち、ステップS802においては、経過年月日がY年目の0日〜90日の期間に入るか否かを判定し、ステップS803においては、経過年月日がY年目の91日〜180日の期間に入るか否かを判定し、ステップS804においては、経過年月日が設置年月日よりY年目の181日〜270日の期間に入るか否かを判定し、更に経過年月日が設置年月日よりY年目の181日〜270日の期間に入らなければ、経過年月日がY年目の271日以降の期間に入るものとみなす。
これらの期間は、一年を通しての季節を見ると、第1測定月間乃至第4測定月間を含むそれぞれの季節に相当するものであり、季節毎に、カラー画像形成装置に固有の相関データテーブルを選択するために設定されている。
経過年月日がY年目の0日〜90日の期間に入るならば(ステップS802で「Yes」)、制御部57は、シアン、マゼンタ、イエロー別に、第1測定月間の装置に固有の相関データテーブルを記憶部56から読み出し、固有の相関データテーブルを参照して、温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求める(ステップS805)。
同様に、経過年月日がY年目の91日〜180日の期間に入るならば(ステップS802で「No」、ステップS803で「Yes」)、制御部57は、シアン、マゼンタ、イエロー別に、第2測定月間の装置に固有の相関データテーブルを記憶部56から読み出して参照し、温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求める(ステップS806)。また、経過年月日がY年目の181日〜270日の期間に入るならば(ステップS803で「No」、ステップS804で「Yes」)、シアン、マゼンタ、イエロー別に、第3測定月間の装置に固有の相関データテーブルを記憶部56から読み出して参照し、温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求め(ステップS807)、更に経過年月日がY年目の181日〜270日の期間に入らなければ(ステップS804で「No」)、シアン、マゼンタ、イエロー別に、第4測定月間の装置に固有の相関データテーブルを記憶部56から読み出して参照し、温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求める(ステップS808)。
この後、図8のステップS304に移って、シアン、マゼンタ、イエロー別に、求めたドット数だけ画像形成位置がずれる様なレーザダイオード変調制御の開始タイミングを設定する。
これにより、季節毎に、各感光体ドラム23b〜23cへの副走査方向の書き込みタイミングの調整が適確に行われて、黒、シアン、マゼンタ、イエローの画像のずれがより確実に解消され、色ずれのないカラー画像が形成される。
尚、図13のステップS805〜S808において、第1乃至第4測定月間の装置に固有の相関データテーブルが記憶部56に記憶されていなければ、装置に固有の相関データテーブルの代わりに、標準相関データテーブルを用いて、温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求める。
この様に本実施形態では、装置に固有の相関データテーブルを作成して記憶しておき、この装置に固有の相関データテーブルを用いて、温度変化分Δtに対する画像形成位置のシフト量(ドット数)を求めているので、画像のずれを確実にかつ速やかに補正することができる。
また、標準相関データテーブルを予め記憶しているので、装置に固有の相関データテーブルが確定するまでは、この標準相関データテーブルを用いて、画像のずれを速やかに補正することができる。
更に、季節毎に、装置に固有の相関データテーブルを作成して記憶しておき、現季節の装置に固有の相関データテーブルを用いているので、季節の影響を受けずに、画像のずれを補正することができる。
尚、図6乃至図13を参照しての説明では、副走査方向のずれのみを検出して補正しているが、主走査方向のずれをも検出して補正しても構わない。
また、上記実施形態では、基準温度Tからの温度変化分Δtを求め、この温度変化分Δtに対するシフト量を求めて設定しているが、基準温度Tを設定せず、通常の温度(例えば氷点の0℃を含む−10℃〜60℃)の範囲内で温度変化に対するシフト量を求めて設定しても良い。
更に、レジストセンサ55により求められた画像形成位置のずれを温度変化に対応させて記憶部56に記憶しておき、画像形成位置のずれを記憶部56から読み出して、このずれからシフト量を逐一求めても良い。
また、画像形成位置のずれを検出するために、黒のテストパターンの位置を基準位置とし、この基準位置に対する他の各色のテストパターンのずれを求めているが、全ての色のテストパターン毎に、基準位置を設定して、この基準位置に対するテストパターンのずれを求めても良い。例えば、転写ベルト11上に、全ての色別に、消えることがない基準位置のマークを印しておき、この基準位置のマークに対するテストパターンのずれを求める。
更に、標準相関データテーブルを省略しても構わない。この場合は、装置に固有の相関データテーブルが確定するまでは、装置内の温度が上昇したときなどに、図6のステップS102と同様の手順で画像のずれを補正する。この場合も、図10のステップS503においては、図6のステップS102で設定された各レーザダイオード変調制御の開始タイミングを変更せずに、各色のテストパターン58B、58Y、58M、58Cを転写ベルト11上に形成して、画像のずれを検出する。
本発明の実施形態1に係わる電子写真方式のカラー画像形成装置の要部を示す側面図である。 本実施形態のカラー画像形成装置の制御システムを示すブロック図である。 本実施形態のカラー画像形成装置で用いられるテストパターンの一例を示す図である。 画像のずれの補正のために用いられる標準相関データの一例を示すグラフである。 画像のずれの補正のために用いられる装置固有の相関データの一例を示すグラフである。 本実施形態のカラー画像形成装置における各色の画像のずれを補正するための制御を概略的に示すフローチャートである。 図6のステップS102の処理を更に詳しく示すフローチャートである。 図6のステップS104の処理を更に詳しく示すフローチャートである。 図6のステップS104の処理を更に詳しく示すフローチャートである。 図7のステップS106の待機中処理を更に詳しく示すフローチャートである。 図10のフローチャートのステップS501の処理を更に詳しく示すフローチャートである。 図11のステップS606〜S609の処理を更に詳しく示すフローチャートである。 図8のステップS303において複数の固有の相関データテーブルを選択的に用いるための手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 露光ユニット
2 転写ベルトユニット
3 定着ユニット
11 転写ベルト
12 転写ローラ
21a〜21d 現像ユニット
23a〜23d 感光体ドラム
31a〜31d レーザーダイオード
32a〜32c、33a〜33d ハーフミラー
34 ポリゴンミラー
51 駆動部
35 非軸対称非球面レンズ(fθレンズ)
41 駆動ローラ
42 従動ローラ
52 画像入力部
53 操作表示部
54 温度センサ
55 レジストセンサ
56 記憶部
57 制御部
Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成ステーション

Claims (9)

  1. 複数色の画像を形成し重ね合わせた際の該各色画像間に生じた画像形成位置のずれを補正するカラー画像形成装置において、
    カラー画像形成装置内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記画像形成位置のずれ量を検出するずれ量検出手段と、
    前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性を示す相関データを求める相関データ取得手段と、
    前記相関データ取得手段により求められた相関データを記憶する記憶手段と、
    ずれ調節手段とを備え、
    前記ずれ調節手段は、前記温度検出手段により検出されたカラー画像形成装置内の温度と前記記憶手段内の相関データに基づいて該画像形成位置のずれを補正することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 画像形成位置のずれ量と該カラー画像形成装置内の温度との標準相関データを予め設定しており、
    前記相関データは、前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性に基づいて前記標準相関データを補正することにより求められることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 画像形成位置のずれ量と該カラー画像形成装置内の温度との標準相関データを予め設定しており、
    前記標準相関データは、前記相関データが求められるまで用いられることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記相関データは、前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量を補正するための画像形成位置のシフト量の特性を示すことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記相関データは、前記温度検出手段により複数回検出された温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性を示す相関データを求める処理を複数回繰り返して、複数回繰り返し得られた相関データから求められた平均的な相関データであることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  6. カラー画像形成装置の電源投入後の所定のタイミングで前記温度検出手段により該カラー画像形成装置内の温度を検出して基準温度とし、この基準温度からの前記温度検出手段により検出された温度の変化分を求めており、
    前記相関データは、この温度の変化分に対する前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量の特性を示すことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記ずれ量検出手段は前記基準温度の設定のときに画像形成位置のずれ量を検出し、
    前記ずれ調節手段は、前記基準温度の設定のときに、前記ずれ量検出手段により検出されたずれ量に基づいて画像形成位置を補正することを特徴とする請求項6に記載のカラー画像形成装置。
  8. 複数日を含むそれぞれの期間を繰り返し計時する計時手段を備え、
    ずれの補正に用いられる相関データは前記期間別に求められることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  9. 前記計時手段により計時されている期間には、前記ずれ調節手段が該期間の相関データを用いることを特徴とする請求項8に記載のカラー画像形成装置。
JP2005133337A 2005-04-28 2005-04-28 カラー画像形成装置 Active JP4376205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005133337A JP4376205B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005133337A JP4376205B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 カラー画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006308988A JP2006308988A (ja) 2006-11-09
JP4376205B2 true JP4376205B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=37475929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005133337A Active JP4376205B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4376205B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108073055A (zh) * 2016-11-18 2018-05-25 佳能株式会社 图像形成装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6436609B2 (ja) * 2012-09-06 2018-12-12 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108073055A (zh) * 2016-11-18 2018-05-25 佳能株式会社 图像形成装置
CN108073055B (zh) * 2016-11-18 2021-01-22 佳能株式会社 图像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006308988A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869692B2 (ja) 画像形成装置、色ずれ補正方法および色ずれ補正プログラム
JP4865283B2 (ja) 画像形成装置及び複数の像担持体の位相合わせ方法
JP4622206B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2004199069A (ja) 画像対画像および用紙対画像のレジストレーションを維持する方法
US8305637B2 (en) Image forming apparatus, positional deviation correction method, and recording medium storing positional deviation correction program
US8879969B2 (en) Image forming apparatus including image forming calibration
JP5143192B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2006171352A (ja) カラー画像形成装置
JP2018155854A (ja) 画像形成装置
EP1806629B1 (en) Color image forming apparatus
KR101639808B1 (ko) 화상형성장치 및 화상형성장치의 자동색상정렬방법
JP4376205B2 (ja) カラー画像形成装置
US9360786B2 (en) Image forming apparatus for adjusting write start timing of multicolor image
JP6447137B2 (ja) 画像形成装置
JP6705229B2 (ja) 画像形成装置、位置ずれ補正方法およびプログラム
JP3785805B2 (ja) 画像形成装置
JP5107009B2 (ja) カラー画像形成装置およびプログラム
JP2004054144A (ja) カラー画像形成装置
US9442407B2 (en) Apparatus, controller, and method of forming multicolor toner image
JP4488205B2 (ja) 画像形成装置
JP2005173253A (ja) 画像形成装置
JP4774992B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2004098558A (ja) カラー画像形成装置および画像形成方法
JP2006323187A (ja) カラー画像形成装置
JP6127478B2 (ja) 画像形成装置及び搬送制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090603

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4376205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4