JP4375247B2 - 放電ランプ - Google Patents

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Description

この発明は、放電ランプに関するものである。特に、大電流用の放電ランプに適した封止構造に関する。
放電ランプのうち、高圧水銀ランプは、これより放射される紫外線を利用する分野、例えば半導体デバイスの製造分野、光化学産業分野、照明分野、その他の分野で広く用いられている。
例えば大電流用の高圧水銀ランプにおいては、発光ガスの主成分である水銀の封入量が大きくて点灯時における封体内の水銀蒸気圧が非常に高く、しかも発熱量が大きく、従って気密封止部においては高い耐熱性および耐圧性を有することが必要とされる。このような理由から、従来の高圧水銀ランプにおいては、ランプの封体を形成するガラスを給電用のリード棒に直接溶着することにより封体の気密封止部を形成するいわゆるロッドシール構造ではなく、封着用の金属箔を用いたいわゆる箔シール構造を採用することが一般的である。
図5は、従来の放電ランプの断面図を示す。図6は、図5に示す放電ランプの一部拡大図である。
放電ランプ50は、球状の発光管部51および該発光管部51に繋がる側管部52からなる封体53を備えている。封体53内には、電極マウント60が配置されている。電極マウント60は、陽極61或いは陰極62、内部リード棒63、前方側保持部材64、導電部材65、ガラス部材66、金属箔67、導電板68、外部リード棒69、後方側保持部材70を備えて構成される。
ガラス部材66は、発光空間へ向かうに従い縮径する構造を有する縮径部661と、これに続く柱状の胴部662とからなる。縮径部661の発光空間側の端面663には導電部材65が配置されている。内部リード棒63は、導電部材65に隣接する前方側保持部材64の中央に設けられた貫通穴に挿通され、一端が導電部材65に固定され、他端には陽極61が設けられている。ガラス部材66の周方向に互いに離間して、軸方向に伸びるように帯状の金属箔67が、例えば6枚配置されている。
各々の金属箔67は、ガラス部材66の胴部662に当接する部分の幅が長手方向にて概ね同一であり、ガラス部材66の縮径部661に当接する部分が、陽極61側に向かうにつれて幅が狭くなるテーパー形状となっている。金属箔67は、ガラス部材66の縮径部661における角部665に沿うように折り曲げられるとともに、縮径部661の端面663に当接して配置された導電部材65に沿って概ね90°折り曲げられ、内部リード63の形状に沿うように凹部が形成された一端を内部リード63に当接させた状態で導電部材65に接続される。金属箔67の他端側は、ガラス部材66の後端面664に隣接して配置された導電板68に、例えばスポット溶接によって接続されている。
実用新案登録第2583317号
しかしながら、上記構造を有する放電ランプ50は、輸送後に金属箔67における折り曲げ部分にて金属箔67が切断していたり、或いは、輸送後の段階では金属箔67が切断してはいないものの、放電ランプ点灯中に金属箔67における折曲げ部分にて金属箔67が溶断したりする不具合が生じ、その結果、陽極61若しくは陰極62への給電が遮断することにより放電ランプを点灯できない、という問題が生じることが判明した。特に、このような問題は、陽極が500g以上の重量を有する場合において顕著に発生した。
その理由は、以下のように考えられる。
すなわち、金属箔67は、導電部材65との溶接代を確保するために、導電部材65に沿って折り曲げられることにより皺が生じる。そして、かかる皺によって側管部52にクラックが生じることを防止すべく、図6に示すように、導電部材65の外径は前方側保持部材64およびガラス部材66よりも小さくなるよう構成されている。ところが、このような構成とすると輸送時に振動が生じ易くなるため、金属箔67は、折り曲げ部分において折り曲げおよび折り返しが繰り返されることに起因して、金属疲労によって切断したり、或いは切断しない場合であっても、放電ランプ点灯中に切断しかかっている箇所に電流が集中することにより溶断することになる。
特に、陽極の重量が500gを超える場合は、金属箔67における折り曲げ部にかかるモーメントが大きくなることにより折り曲げおよび折り返しの力が強くなるため、金属箔の切断・溶断が顕著に生じることになる。
以上から、本発明は、放電ランプ輸送時における金属箔の切断、および放電ランプ点灯中における金属箔の溶断を確実に防止することが可能であり、しかも側管部が容易に破損せず、信頼性の高い放電ランプを提供することを目的とする。
本発明に係る放電ランプは、内部に発光空間を有する発光管部、および該発光管部の両端に繋がる側管部と、この側管部の内部に埋設され、発光空間側の先端側に縮径部を有するガラス部材と、側管部から発光空間内へ向けて伸びる内部リード棒と、この内部リード棒の発光空間側の先端に設けられ、発光空間内で互いに対向して配置された一対の電極と、内部リード棒を支持する前方側保持部材と、この前方側保持部材とガラス部材との間に配置されるとともに内部リード棒に電気的に接続された導電部材と、ガラス部材の外周に沿って配置され、一端が導電部材に電気的に接続された金属箔を備えてなり、前記導電部材は、放電ランプの中心軸を含む断面において、その稜線の傾きが前記ガラス部材の縮径部における稜線の傾きと略同一となる斜面部を有し、前記金属箔の一端が前記導電部材に沿って折り曲げられることなく前記導電部材の斜面部のみに接続されていることを特徴とする。
本発明の放電ランプによれば、導電部材が放電ランプの中心軸を含む断面において斜面部を有することにより、厚みが薄くても十分な溶接代を確保でき、その側周面に対し金属箔を折り曲げることなく溶接することができるため、金属箔に皺が生じることが防止される。これにより、導電部材の外径を前方側保持部材およびガラス部材の縮径部における外径よりも小さくする必要がないことにより、導電部材の周囲に存在する空間を最小限に抑えることができる。従って、放電ランプ輸送時の振動により金属箔の折り曲げおよび折り返しが繰り返されることに起因して、輸送時に金属箔が切断したり、或いは、放電ランプ点灯時に金属箔が溶断する、という不具合の発生を良好に防止することができる。
しかも、本発明の放電ランプは、前記導電部材の斜面部における稜線の傾きがガラス部材の縮径部における稜線の傾きと略同一であることにより、以下の作用効果を奏する。
すなわち、発光空間側へ向かうに従い縮径する形状の縮径部を備えたガラス部材と併せて使用することにより、前方側保持部材に対応する側管部において急峻な段差を生じることなく、陽極の最大径よりも小径の縮径部を形成することができる。
これにより、前方側保持部材に対応する側管部において急峻な段差が存在すると、応力集中が生じ易いことにより放電ランプの輸送時における振動などによって側管部が容易に破損するところ、本発明に係る放電ランプの側管部においては、このような急峻な段差を有しないことにより側管部が容易に破損する心配がない。従って、大電流対応仕様とすべく大径の陽極を用いた場合にも、側管部と前方側保持部材との溶着部分における耐圧性を十分に確保することができるため、放電ランプ内への封入水銀量を増すことにより、大出力の放電ランプを作製することが可能となる。
以下において、「前方」とは発光空間の中央側を意味し、「後方」とは外部リード棒側であって発光空間から離れる側を意味する。また、本発明は陽極側に適用することが好ましいことから、以下では陽極側への適用例についてのみ説明するが、陰極側にも当然に適用することができる。
図1は、本発明の放電ランプを説明するための中心軸を含む断面図である。放電ランプ1は、内部に発光空間を有する略球状の発光管部3と、該発光管部3の両端に繋がる側管部4とを有する、石英ガラスからなる封体2を備えている。封体2内には、陽極側の電極マウント10が配置されている。電極マウント10は、陽極11、内部リード棒12、前方側保持部材13、導電部材14、ガラス部材15、金属箔16、導電板17、外部リード棒18、後方側保持部材19を備えて構成される。
ガラス部材15は、発光空間へ向かうに従い縮径する構造を有する縮径部151と、これに続く柱状の胴部152とから構成され、胴部152には外部リード棒を嵌入するための有底孔153が設けられている。
ガラス部材15の縮径部151の前方端面154には、例えばモリブデンからなる導電部材14が隣接配置されている。導電部材14における前方端面に隣接して配置された前方側保持部材13は、例えば石英ガラスからなり、その中心には内部リード棒12を挿入保持するための貫通孔131が設けられている。
例えばタングステンからなる内部リード棒12は、前方側保持部材13における貫通孔131に挿入されて支持されるとともに導電部材14に電気的に接続され、その後方端がガラス部材15の前方端面154に設けられた有底孔155に嵌入され、その前方端には、例えばタングステンからなる柱状の陽極11を備えている。
ガラス部材15には、周方向に互いに離間して軸方向に伸びるように帯状の金属箔16が、例えば6枚配置されている。各々の金属箔16は、ガラス部材15の胴部152に当接する部分の幅が長手方向にて概ね同一であり、ガラス部材15における縮径部151に当接する部分が、陽極11側に向かうにつれて幅が狭くなるテーパー形状となっている。金属箔16は、ガラス部材15の縮径部151における角部156に沿うように折り曲げられるとともに、その一端161が導電部材14の斜面部141において溶接されることにより電気的に接続されている。従って、金属箔16は、図5および図6に示す従来構造の放電ランプと異なり、導電部材14に斜面部141でのみ接続され、導電部材14に沿って折り曲げられていない。
ガラス部材15の胴部152における後方端面157に隣接して配置された導電板17には、金属箔16の他端162が電気的に接続されている。導電板17は、例えばモリブデンからなり、その中心に外部リード棒を挿入するための貫通孔が設けられている。
外部リード棒18は、例えばタングステンからなり、後方側保持部材19および導電板17における貫通孔に挿入されるとともに、その前方端がガラス部材15における有底孔153の底部158に突き当てられて保持されている。
導電部材14は、その全体が発光空間側へ向かうに従い縮径する円錐台形状を有し、その後方端面の径が縮径部151の前方端面154の径と略同一であり、その前方端面の径が前方側保持部材13の径と略同一である(図1では、便宜上、金属箔16の厚みを誇張して表現しているため、導電部材14の端面の径と前方側保持部材13の径が相違している。)。
斜面部141は、放電ランプの中心軸Yを含む断面において、その稜線Rの傾きがガラス部材15の縮径部151における稜線Sの傾きと略同一である。本発明の放電ランプは、導電部材14の斜面部141でのみ金属箔16が、例えば溶接等によって電気的に接続された点が最大の特徴であり、各々の金属箔16の一端が導電部材14に沿って折り曲げられていない。
本発明の放電ランプの作製方法を示すと以下のとおりである。
上記電極マウント10を、陽極11が発光空間に配置されるよう封体2における側管部4内に挿入配置する。この状態で、封体2を回転させながら側管部4の外周から加熱を行うことによって、側管部4の内周とガラス部材15の外周とを金属箔16を介して気密に溶着させる。ガラス部材15における胴部152は、陽極11の外径と等しいか或いは陽極11の外径よりも大径であることにより、溶着作業の際に側管部4を過剰に加熱収縮させる必要がないため、ガラス部材15の中心を側管部4内の中心と確実に一致させることができる。そして、側管部4における前方側保持部材13と対向する部分の石英ガラスを加熱押圧するか、或いは側管部4内を負圧状態として、側管部4と前方側保持部材13とを溶着させることにより、陽極11の最大径よりも径の小さい縮径部41を形成する。さらに、側管部4における後方側保持部材19と対向する部分の石英ガラスを加熱することにより、後方側保持部材19と溶着させる。以上により、気密シール構造を有する放電ランプが構成される。
上記放電ランプ1の数値例を挙げると以下のとおりである。
封体2は、全長が150mm、発光管部3の最大外径が120mm、側管部4の最大外径が35mm、側管部4における縮径部41の外径が26mmである。発光管部3内における封入水銀密度は、20mg/cm〜50mg/cmの範囲であって、例えば40mg/cmである。発光管部3内には、不活性ガスとしてキセノンガスが50kPa〜300kPa封入されている。
さらに、前方側保持部材13の全長が25mm〜35mmの範囲であって、例えば30mmであり、外径が20mm〜35mmの範囲であって、例えば30mmである。導電部材14は、肉厚が1mm〜4mmの範囲内であって、例えば2mmである。ガラス部材15は、全長が40mm〜80mmの範囲であって、例えば60mmであり、縮径部151の全長が5mm〜15mmの範囲であって、例えば10mmであり、縮径部151の最小外径が20.5mm、胴部152の外径が20mm〜50mmの範囲であって、例えば23.5mmである。陽極11は、全長が50mm、最大外径が30mmであって、重量が例えば650gである。
以上のような本発明の放電ランプ1によれば、導電部材14が、放電ランプ1の中心軸を含む断面において斜面部141を有することにより、厚みが薄くても十分な溶接代を確保でき、その斜面部141に対し金属箔16を折り曲げることなく溶接することができるため、金属箔16に皺が生じることが防止される。これにより、側管部4にクラックが生じることを防止すべく、導電部材14の外径を前方側保持部材13およびガラス部材15の縮径部151における外径よりも小さくする必要がないことにより、導電部材14の周囲に存在する空間を最小限とすることができる。従って、放電ランプ輸送時の振動により、金属箔16の折り曲げおよび折り返しが繰り返されることに起因して、輸送時に金属箔16が切断したり、或いは、放電ランプ1の点灯時に金属箔16が溶断したりする、という不具合の発生を良好に防止することができる、という作用効果を奏する。特に、本発明は、500gを超えるような重量の大きい陽極11を用いる場合に、金属箔16の切断或いは溶断を防止する効果が絶大である。
しかも、本発明の放電ランプ1は、前記導電部材14の斜面部141における稜線Rの傾きがガラス部材15の縮径部151における稜線Sの傾きと略同一であることにより、以下の作用効果を奏する。
すなわち、発光空間側へ向かうに従い縮径する形状の縮径部151を備えたガラス部材15と併せて使用することにより、前方側保持部材13に対応する側管部4において急峻な段差を生じることなく、陽極11の最大径よりも小径の縮径部41を形成することができる。
これにより、前方側保持部材13に対応する側管部4において急峻な段差が存在すると、応力集中が生じ易いことにより放電ランプ1の輸送時における振動などによって側管部4が容易に破損するところ、本発明に係る放電ランプ1の側管部4においては、このような急峻な段差を有しないことにより側管部4が容易に破損する心配がない。従って、大電流対応仕様とすべく大径の陽極11を用いた場合にも、側管部4と前方側保持部材13との溶着部分における耐圧性を十分に確保することができるため、放電ランプ1内への封入水銀量を増すことにより、大出力の放電ランプ1を作製することが可能となる。
図2は、本発明に係る放電ランプの他の実施形態を示す要部拡大断面図である。図1と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。
図2に示す形態における導電部材30は、放電ランプの中心軸を含む断面において、その稜線Rの傾きがガラス部材35の縮径部36における稜線Sの傾きと略同一となる斜面部31と、該斜面部31に続く底面部32とを有し、全体が皿形状である。
ガラス部材35は、柱状の胴部37に続き、前方側に向かうに従い縮径する形状を有する縮径部36を備えて構成されている。縮径部36は、導電部材30における斜面部31および底面部32と適合する形状となるよう形成された突出部38を備えている。
図2に示す形態において、図1に示す形態と異なる箇所について数値例を示す。導電部材30は、底面部32の肉厚が0.5mmであり、斜面部31の先端から底面部32の前方端面までの間隔Tが2〜3mmである。
図2に示す形態によれば、図1に示す形態が有する作用効果に加え、図1に示す導電部材に比して、さらに肉薄の導電部材30を用いていることにより、前方側保持部材13とガラス部材15の間隔を小さくすることが可能となるため、放電ランプ点灯時の応力集中を回避することによって放電ランプの耐圧性をさらに向上させることができる。
図3は、本発明に係る放電ランプの他の実施形態を示す断面図である。図1と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。
図3に示す形態における導電部材40は、放電ランプの中心軸を含む断面において、その稜線Rの傾きがガラス部材45の縮径部46における稜線Sの傾きと略同一となる斜面部41と、斜面部41に続き曲線を形成する曲線部42と、曲線部42に続く直線部43とを備えて構成される。
ガラス部材45は、柱状の胴部47に続き、前方側に向かうに従い縮径する形状の縮径部46を備えて構成される。縮径部46は、導電部材40における曲線部42および直線部43に適合する形状となるよう形成された凹部48を備えている。
図4に示す形態において、図1に示す形態と異なる箇所について数値例を示す。導電部材40は、最大肉厚Tが3mmである。
図3に示す形態によれば、図1に示す形態が有する作用効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、導電部材における斜面部の後端部等に鋭利な部分が形成されていると、放電ランプ点灯時に当該部分に応力集中が生じ易くなるところ、図3に示す形態の如く、導電部材40における斜面部41に続いて丸みを有する曲面部42を備えることにより、放電ランプ点灯時における応力集中を良好に防止することができる。
ここで、図1乃至図3に示す実施形態によれば、ガラス部材の胴部の径が保持用筒体の径よりも大きい構造が示されているが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、以下の図4に示すような形態も採用することができる。
図4は、本発明に係る放電ランプの他の実施形態を示す断面図である。図1と同一部分或いは対応する部分は同一符号で示す。
前方側保持部材13は、後方側に向かうに従い縮径する構造の縮径部132と、縮径部132の前方側に続き、ガラス部材15の胴部152よりも径の大きい胴部133とを備える。導電部材14は、前方側に向かうに従い縮径する構造を有し、その前方端面が縮径部132の後方端面に当接するとともに、その後方端面が縮径部151の前方端面に当接して配置されている。縮径部132の後方端面の径は、導電部材14の前方端面の径と概ね同一である。複数の帯状の金属箔16は、ガラス部材15の周方向に互いに離間して軸方向に伸びるように配置され、その一端161が導電部材14の斜面部141に溶接されることにより、導電部材14に電気的に接続されている。
図4に示す形態によれば、図1に示す形態が有する作用効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、前方側保持部材13の胴部133の径を、ガラス部材15の胴部152の径よりも大きい構成とすることにより、大電流対応仕様とすべく大径で重量の大きい陽極を使用した場合であっても、その先端に陽極11を備えた内部リード棒12を確実に保持することができるとともに、前方側保持部材13が破損することもない。
本発明の放電ランプを示す断面図である。 本発明に係る放電ランプの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る放電ランプの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る放電ランプの他の実施形態を示す断面図である。 従来の放電ランプを示す断面図である。 図5に示す放電ランプの一部拡大図である。
符号の説明
1 放電ランプ
2 封体
3 発光管部
4 側管部
10 電極マウント
11 陽極
12 内部リード棒
13 前方側保持部材
14 導電部材
15 ガラス部材
16 金属箔
17 導電板
18 外部リード棒
19 後方側保持部材
30 導電部材
40 導電部材



Claims (1)

  1. 内部に発光空間を有する発光管部、および該発光管部の両端に繋がる側管部と、
    この側管部の内部に埋設され、発光空間側の先端側に縮径部を有するガラス部材と、
    側管部から発光空間内へ向けて伸びる内部リード棒と、
    この内部リード棒の発光空間側の先端に設けられ、発光空間内で互いに対向して配置された一対の電極と、
    内部リード棒を支持する前方側保持部材と、
    この前方側保持部材とガラス部材との間に配置されるとともに内部リード棒に電気的に接続された導電部材と、
    ガラス部材の外周に沿って配置され、一端が導電部材に電気的に接続された金属箔を備えた放電ランプであって、
    前記導電部材は、放電ランプの中心軸を含む断面において、その稜線の傾きが前記ガラ
    ス部材の縮径部における稜線の傾きと略同一となる斜面部を有し、
    前記金属箔の一端が前記導電部材に沿って折り曲げられることなく前記導電部材の斜面部のみに接続されていることを特徴とする放電ランプ。
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