JP4375109B2 - 蓋の開閉装置 - Google Patents
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Description
そして、これらの電池収容室、記録媒体収容室、接続端子などを覆うように筐体には蓋が開閉可能に設けられている。
この種の蓋の開閉装置として、例えば、特許文献1、特許文献2などが知られている。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、蓋を開けた開放状態で、これらの電池室、記録媒体収容室、接続端子などの前方に大きなスペースを確保でき、電池や記録媒体の挿脱操作やコネクタの接続操作などを簡単に行なえるようにし、また、蓋や記録媒体、コネクタなどを破損するおそれのない蓋の開閉装置を提供することにある。
以下、本発明の蓋の開閉装置をハードディスクドライブケースに適用した実施例について図面にしたがって説明する。
ハードディスクドライブケース12は、ボトムケース14とトップケース16とからなる上下半割の筐体18を備えている。
ボドムケース14の内部にはハードディスクドライブ(不図示)が収容され、トップケース16の内部にはハードディスクドライブを駆動する電子回路基板(不図示)、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードCが収容されるコンパクトフラッシュカード収容室20、メモリースティック(ソニー株式会社の登録商標)Mが収容されるメモリースティック収容室22が設けられている。
そして、筐体18の一方の端面の上半部に、コンパクトフラッシュカード収容室20とメモリースティック収容室22が開口されており、他方の端面の上半部に、USBケーブル用の接続端子などが設けられている。
本実施例の蓋の開閉装置30により一方の端面の上半部が開閉され、本実施例では筐体18の一方の端面の上半部が被開閉部1802に相当し、被開閉部1802は幅W1(図5参照)と、この幅W1よりも大きい寸法の長さL1(図5参照)を有している。
図3(A)は蓋を閉じた状態のハードディスクドライブケースの端面図、図3(B)は図3(A)のB矢視図、図4(A)は第2の蓋体が第2の揺動位置に位置し第1の蓋体が起立位置に位置した状態のハードディスクドライブケースの端面図、図4(B)は図4(A)のB矢視図、図5(A)は被開閉部が開放された状態のハードディスクドライブケースの端面図、図5(B)は図5(A)のB矢視図、図6はボドムケースに対する蓋体の取り付けの説明図、図7はボドムケースに対する蓋体の取り付けの要部拡大説明図を示す。
開閉装置30を構成する蓋32は、第1の蓋体34と第2の蓋体36とを備えている。
第2の蓋体36は被開閉部1802に第1の支軸40で結合され、第1の蓋体34と第2の蓋体36は第2の支軸42で結合されている。
第1の蓋体34は、第2の支軸42を支点として、図3、図4に示す起立位置(ハ)と、図5に示す開放位置(ニ)との間を揺動する。
そして、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)に位置し、第1の蓋体34が起立位置(ハ)に位置した状態で、図3に示す被開閉部1802を閉塞する閉塞状態(ホ)となる。
また、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に位置し、第1の蓋体34が開放位置(ニ)に位置した状態で、図5に示す被開閉部1802を開放する開放状態(ヘ)となる。
さらに、筐体18に、第2の蓋体36の第1の揺動位置(イ)と第2の揺動位置(ロ)においてそれぞれ第2の蓋体36に係止するクリック機構50が設けられ、第1の蓋体34の他端に、閉塞状態(ホ)で筐体18側に係止する係止部60が設けられ、第1の蓋体34を開放状態(ヘ)へ付勢する弾性部材70(図7参照)が設けられている。
図8は第1の蓋体34の説明図で、(A)は斜視図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図、(E)は(A)のE矢視図を示し、図9は第2の蓋体36の説明図で、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図、(E)は(A)のE矢視図を示す。
まず、図9を参照して第2の蓋体36から説明する。
第2の蓋体36は合成樹脂製で、型により一体成形されている。
第2の蓋体36は、被開閉部1802の幅W1よりも小さい寸法の幅W3と、被開閉部1802の長さL1よりも小さい寸法の長さL3を有している。
図9(A)、(E)に示すように、第2の蓋体36は表面36Aと裏面36Bとを有し、被開閉部1802を閉塞する閉塞状態(ホ)で表面36Aは外方に臨む面であり、裏面36Bは内方に臨む面である。
第2の蓋体36の幅方向の両端には、その長さ方向の全長に延在する第1軸受け孔3602と第2軸受け孔3604とが互いに平行して設けられている。言い換えると、第2の蓋体36の幅方向の一端に第1軸受け孔3602が設けられ、幅方向の他端に第2軸受け孔3604が設けられている。
第2の蓋体36の裏面36Bで長さ方向の両端寄り箇所に第1軸受け孔3602を露出させるように切り欠き3606がそれぞれ設けられ、また、長さ方向の中央に第1軸受け孔3602および第2軸受け孔3604を露出させるように切り欠き3608が設けられ、また、第2の蓋体36の幅方向の一端で長さ方向の中央に、幅方向に突出する係合凸部3610が設けられている。
さらに、第2の蓋体36の裏面36Bで長さ方向の一方の端部に第2軸受け孔3604を露出させるように切り欠き3612が設けられている。
図3乃至図5に示すように、第2の蓋体36の第1軸受け孔3602に金属製の第1の支軸40が挿通される。したがって、第1の支軸40は第2の蓋体36の第1軸受け孔3602で支持されている。
図6、図7に示すように、第1の支軸40は、両側の切り欠き3606内において、薄い金属板からなる支持片44の先端のU字状に屈曲された部分4402で回転可能に支持されている。支持片44の基部はボトムケース14の取り付け座1402に載置され、支持片44の基部のねじ挿通孔4404に挿通されるねじでボドムケース14の取り付け座1402に固定されている。
第2の蓋体36は、その長さ方向の中央を被開閉部1802の長さ方向の中央に揃えて配設され、第2の蓋体36は、第1の支軸40を支点として図3に示す第1の揺動位置(イ)と、図4、図5に示す第2の揺動位置(ロ)との間を揺動する。
第1の蓋体34は合成樹脂製で、型により一体成形されている。
第1の蓋体34は、被開閉部1802は幅W1に対応した幅W2と、被開閉部1802の長さL1に対応した長さL2を有している。
図8(A)、(E)に示すように、第1の蓋体34は表面34Aと裏面34Bとを有し、被開閉部1802を閉塞する閉塞状態(ホ)で表面34Aは外方に臨む(位置する)面であり、裏面34Bは内方に臨む(位置する)面である。
第1の蓋体34の裏面34Bの幅方向の一端で長さ方向の両端寄りの箇所に軸受け部3402がそれぞれ膨出形成され、軸受け部3402には長さ方向に軸心を有する軸受け孔3404が形成されている。
また、第1の蓋体34の長さ方向の両端と幅方向の他端とにわたり表面34Aから裏面34B方向にリブ3406が突出形成され、幅方向の他端に位置するリブ3402の箇所で長さ方向の中央の箇所には、第1の蓋体34および第2の蓋体36により被開閉部1802を閉塞する閉塞状態(ホ)で、被開閉部1802の他端に設けられた被係止部1804(図3乃至図5参照)に係止する係止部60が設けられている。
また、第1の蓋体34をその幅方向に移動操作し易いように、表面34Aの中央に凹凸部3410が設けられている。
図6、図7に示すように、第2の蓋体36の長さ方向の両端の外側に、第1の蓋体34の軸受け部3402がそれぞれ配置される。そして、図3乃至図5に示すように、第2の蓋体36の第2軸受け孔3604と第1の蓋体34の軸受け孔3404とにわたり第2の支軸42が挿通される。これにより第1の蓋体34と第2の蓋体36はその長さ方向の中央を揃え、また、それらの長さ方向を平行させ、第1の蓋体34の幅方向の一端と第2の蓋体36の幅方向の他端が結合され、第1の蓋体34は、第2の支軸42を支点として、図3、図4に示す起立位置(ハ)と、図5に示す開放位置(ニ)との間を揺動する。
また、図7に示すように、第2の蓋体36の切り欠き3612内に露出する第2の支軸42部分に、第1の蓋体34を開放状態(ヘ)へ付勢する弾性部材70が設けられている。本実施例では、弾性部材70としてねじりスプリングが用いられ、そのコイル部が第2の支軸42に巻装され、その一端が第1の蓋体34に係止し、その他端が第2の蓋体に係止している。
なお、このように第1の蓋体34と第2の蓋体36とが被開閉部1802に取り付けられた状態で、被開閉部1802の幅方向の一端に臨む筐体18の端面と、第2の蓋体36の長さ方向の両端の外側に位置する第1の蓋体34の部分との間に隙間が生じる。そこで、本実施例では、図7に示すように、両側の軸受け部3402の外側と長さ方向の両端のリブ3402との間の隙間を閉塞するように、筐体18の端面から凸片1812が突設され、また、筐体18の端面と軸受け部3402の先端との間の隙間を閉塞するように、筐体18の端面から凸片1814が突設されている。
また、第1の蓋体34は、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)位置した状態で、図4に示すように、被開閉部1802に臨む(対向する)起立位置(ハ)と、図5に示すように、被開閉部1802から該被開閉部1802の幅方向に離れた方向に倒れる開放位置(ニ)との間を第2の支軸42を支点として揺動できるように配設され、弾性部材70により常時開放位置(ニ)に倒れる方向に付勢されている。
さらに、図4から図3に示すように、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に位置しかつ第1の蓋体34が起立位置(ハ)に位置した状態で、第2の蓋体36を第1の揺動位置(イ)に揺動させると(あるいは第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に位置しかつ第1の蓋体34が起立位置(ハ)に位置した状態で、第1の蓋体34を係止部60の方向に移動させると第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)となり)、第1の蓋体34および第2の蓋体36により被開閉部1802を閉塞する閉塞状態(ホ)となるように構成され、この閉塞状態(ホ)で係止部60が被開閉部1802の被係止部1804に係止し、閉塞状態(ホ)が保持されるように構成されている。
また、図3から図4に示すように、閉塞状態(ホ)から第1の蓋体34を第2の蓋体36の方向に移動させると、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)ら第2の揺動位置(ロ)に揺動し、係止部60が被係止部1804から外れ、図5に示すように、第1の蓋体34は弾性部材70により開放位置(ニ)に揺動し、被開閉部1802を開放する開放状態(ヘ)となるように構成されている。
また、図3に示すように、被開閉部1802の閉塞状態(ホ)で、すなわち、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)に位置し、第1の蓋体34が起立位置(ハ)に位置した状態で、第1の蓋体34と第2の蓋体36とがなす角度θ2は、鈍角をなすように構成されている。また、図4に示すように、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に位置し、第1の蓋体34が起立位置(ハ)に位置した状態で、第1の蓋体34と第2の蓋体36とがなす角度θ2は、鋭角をなすように構成されている。また、図3、図4に示すように、第1の蓋体34が起立位置(ハ)に位置した状態で、第1の蓋体34は被開閉部1802の前方で被開閉部1802に平行して延在する。また、図5に示すように、第1の蓋体34は起立位置(ハ)から180度以上回転して開放位置(二)となる。
図10はクリック機構50を構成するばね板52の説明図で、(A)は正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(B)のD矢視から見た斜視図、(E)は(B)のE矢視から見た斜視図を示し、図11はクリック機構50を構成するブロック50の説明図で、(A)は正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図、(E)は(A)のE矢視から見た斜視図、(F)は(A)のF矢視から見た斜視図を示す。
クリック機構50は、図3乃至図5に示すように、第2の蓋体36の係合凸部3610と、ばね板52と、ブロック54とで構成されている。
中央部5202には、ブロック54との結合用の2つの嵌合孔5210と1つの切り欠き部5212が設けられ、また、筐体18(ボドムケース14)との結合用の嵌合孔5214が設けられている。
ブロック54は合成樹脂製で、図11に示すように、直方体状の本体部5402を備え、本体部5402の一方の面である裏面に、ブロック54の2つの嵌合孔5210と切り欠き部5212とにそれぞれ結合可能な2つの円柱部5410と1つの半円柱部5412とが突設されている。
また、本体部5402の他方の面である表面に、本体部5402の長手方向に延在する係合溝5420が互いに間隔をおき平行に延在形成されており、それら係合溝5420の間に凸部5422が係合溝5420に平行して延在している。
ばね板52の表面とブロック54の裏面とが合わされ、2つの嵌合孔5210にそれぞれ円柱部5410が嵌合固定され、切り欠き部5212に半円柱部5412が嵌合され、ばね板52とブロック54とが一体化される。
図7に示すように、ボドムケース14の端面における長さ方向の中央の上部に設けられた切り欠き内に、2つの係合溝5420を外方に臨ませてブロック54の本体部5402が配置され、切り欠きの両側の収容溝1410内にばね板52の両側の屈曲部5204が挿入され、これにより本体部5402は、図3乃至図5に示すように、被開閉部1802の長さ方向に延在する2つの係合溝5420を外方に臨ませ、かつ、両側の屈曲部5204により前方に突出した状態で配設される。
また、ボドムケース14の突起1420が嵌合孔5214に移動可能に挿入され、被開閉部1802の幅方向におけるばね板52およびブロック54の位置は変わらない。
そして、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)に位置した状態で、係合凸部3610がブロック54の一方の係合凹部5420に係合し、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)に留まるように保持し、また、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に位置した状態で、係合凸部3610がブロック54の他方の係合凹部5420に係合し、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に留まるように保持するように構成されている。
さらに、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)と第2の揺動位置(ロ)との間を揺動し係合凸部3610が凸部5422を乗り越える際に、ばね板52の両側の屈曲部5204が弾性変形し、ばね板52の中央部5202とブロック54とが筐体18の端面から離れる方向に移動し、係合凸部3610が係合凹部5420に係合すると、その弾性により元の位置に復帰し、ユーザーにクリック感が与えられるように構成されている。
まず、図3に示す、第1の蓋体34および第2の蓋体36により被開閉部1802を閉塞する閉塞状態(ホ)について説明する。
第2の蓋体36は、第2の蓋体36の幅方向の他端が被開閉部1802の幅方向の一端に臨む第1の揺動位置(イ)に位置している。
第1の蓋体34は、被開閉部1802に臨む起立位置(ハ)に位置している。第1の蓋体34は弾性部材70の弾性力により被開閉部1802から離れる方向に倒れるように付勢されているが、第1の蓋体34の係止部60が筐体18の被係止部1804に係止し、第1の蓋体34の外方への倒れが阻止されている。
第2の蓋体36の係合凸部3610がブロック54の一方の係合凹部5420に係合し、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)に留まるように保持されている。
ユーザーが第1の蓋体34の表面34Aの凹凸部3410に指を押し当て、第1の蓋体34を第2の蓋体36方向に押し下げる。
これにより、第2の蓋体36は、第1の支軸40を支点として第2の蓋体36の幅方向の他端が被開閉部1802の幅方向の一端に臨む第1の揺動位置(イ)から、図4に示すように、幅方向の他端が被開閉部1802の一端から被開閉部1802の幅方向に離れた第2の揺動位置(ロ)に揺動し、第1の蓋体34の係止部60が筐体18の被係止部1804から外れる。
この揺動に伴い、第2の蓋体36の係合凸部3610が一方の係合凹部5420から凸部5422を乗り越えて他方の係合凹部5420に係合し、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に留まるように保持される。この係合凸部3610の動きによりユーザーにクリック感が与えられ、第2の蓋体36が第2の揺動位置(ロ)に揺動し、第1の蓋体34が押し下げられたことが分かる。
ここで、ユーザーが第1の蓋体34の表面34Aから指を離すと、弾性部材70の弾性力により、第1の蓋体34は、被開閉部1802に臨む起立位置(ハ)から、被開閉部1802から該被開閉部1802の幅方向に離れた方向に倒れる開放位置(ニ)に揺動し、図5に示す被開閉部1802を開放する開放状態(ヘ)となる。
ユーザーが第1の蓋体34を被開閉部1802方向に揺動させて開放位置(ニ)から起立位置(ハ)とし、第1の蓋体34の表面34Aの凹凸部3410に指を押し当て、第1の蓋体34を押し上げる。
この第1の蓋体34の押し上げにより、第2の蓋体36は第1の支軸40を支点として第2の揺動位置(ロ)から第1の揺動位置(イ)に揺動し、第1の蓋体34が被係止部1804方向に移動し、第1の蓋体34の係止部60が筐体18の被係止部1804に係止する。
あるいは、ユーザーが第1の蓋体34を被開閉部1802方向に揺動させて開放位置(ニ)から起立位置(ハ)とし、第2の蓋体36と第1の蓋体34との境の部分に指を押し当て、第2の蓋体36を押し上げる。
この第2の蓋体36の押し上げにより、第2の蓋体36は第1の支軸40を支点として第2の揺動位置(ロ)から第1の揺動位置(イ)に揺動し、第1の蓋体34が被係止部1804方向に移動し、第1の蓋体34の係止部60が筐体18の被係止部1804に係止する。
いずれの場合も、第2の蓋体36の揺動に伴い、第2の蓋体36の係合凸部3610が他方の係合凹部5420から凸部5422を乗り越えて一方の係合凹部5420に係合し、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)に留まるように保持される。この係合凸部3610の動きによりユーザーにクリック感が与えられ、第2の蓋体36が第1の揺動位置(イ)に揺動し、第1の蓋体34が押し上げられ、被開閉部1802が閉塞状態(ホ)となったことが分かる。
また、被開閉部1802の開放状態で被開閉部1802の前方に大きなスペースを確保できるので、挿脱時に、コンパクトフラッシュカードCやメモリースティックMが筐体18の箇所に衝突しそれらコンパクトフラッシュカードCやメモリースティックMあるいは第1の蓋体34などの破損、損傷を防止する上で有利となる。
また、実施例では、第1の支軸40と第2の支軸42がそれぞれ単一の軸から構成されている場合について説明したが、これら支軸40,42は、軸方向に分割された複数の軸で構成されていてもよい。
また、実施例では、第2の蓋体36が単一体の場合について説明したが、その長さ方向に分割された複数の分割体で構成されていてもよい。
また、クリック機構50や係止部60として従来公知の様々な構成が採用可能であり、実施例の構造に限定されない。
また、被開閉部1802は、実施例のように、筐体18の端面であってもよく、あるいは、電池収容室の開口であってもよく、開閉すべき箇所の用途などに応じて変わるものである。
また、本発明の蓋の開閉装置は、デジタルカメラやビデオカメラ、あるいは、ノート型パソコン、ハードディスクドライブケースなどの電子機器に限定されず、電子機器以外の他の製品にも広く適用される。
Claims (10)
- 筐体の被開閉部を開閉する蓋の開閉装置であって、
前記蓋は第1の蓋体と第2の蓋体とを備え、
前記第1の蓋体は幅と、この幅に直交する長さを有し、
前記第2の蓋体は前記第1の蓋体の幅よりも小さい寸法の幅を有し、
前記被開閉部の幅方向の一端における前記筐体の箇所に、前記第2の蓋体の幅方向の一端が第1の支軸により結合されると共に、前記第2の蓋体の幅方向の他端に、前記被開閉部の長さ方向に前記第1の蓋体の長さ方向を平行させて前記第1の蓋体の幅方向の一端が第2の支軸により結合され、
前記第2の蓋体は、前記第1の支軸を支点として前記第2の蓋体の幅方向の他端が前記被開閉部の幅方向の一端に位置する第1の揺動位置と、前記幅方向の他端が前記被開閉部の一端から前記被開閉部の幅方向に離れた第2の揺動位置との間で揺動できるように配設され、
前記第1の蓋体は、前記第2の支軸を支点として前記被開閉部に対向する起立位置と、前記被開閉部から前記被開閉部の幅方向に離れた方向に倒れ前記被開閉部を開放する開放位置との間を揺動できるように配設され、
前記第2の蓋体が前記第1の揺動位置に位置し、前記第1の蓋体が前記起立位置に位置した状態で前記第1の蓋体および前記第2の蓋体により前記被開閉部を閉塞する閉塞状態が構成され、かつ、前記第2の蓋体が前記第2の揺動位置に位置し、前記第1の蓋体が前記開放位置に位置した状態で前記被開閉部を開放する開放状態が構成され、
前記筐体に、前記第2の蓋体の第1の揺動位置と第2の揺動位置においてそれぞれ前記第2の蓋体に係止するクリック機構が設けられ、
前記第1の蓋体の幅方向の他端に、前記閉塞状態で前記筐体に係止する係止部が設けられている、
ことを特徴とする蓋の開閉装置。 - 前記第2の蓋体は、前記被開閉部の長さ方向に前記第2の蓋体の長さ方向を平行させて前記第1の支軸を介して前記被開閉部の幅方向の一端における前記筐体箇所に結合されていることを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記第1の支軸と前記第2の支軸はそれらの軸心が前記被開閉部の長手方向と平行する方向に延在していることを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記第2の蓋体の長さは前記第1の蓋体の長さよりも短く、前記第1の蓋体と前記第2の蓋体はその長さ方向の中央を揃えて結合されていることを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記第1の支軸と前記第2の支軸は、前記第2の蓋体の長さ方向に延在し前記第2の蓋体により支持されていることを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記第1の支軸と前記第2の支軸は、前記第2の蓋体の長さ方向に延在し前記第2の蓋体により支持され、前記第1の支軸の両端寄り箇所に位置する前記第2の蓋体箇所に切り欠きがそれぞれ設けられ、この切り欠きを介して前記第1の支軸の両端寄り箇所が前記筐体で揺動可能に支持され、前記第2の支軸は前記第2の蓋体の長さ方向の両端からそれぞれ突出し、それら突出した部分が前記第1の蓋体に結合されていることを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記第2の蓋体が前記第1の揺動位置に位置した状態で、前記第2の蓋体は前記被開閉部に対して鋭角をなして前記被開閉部の前方に延在し、前記第2の蓋体が前記第2の揺動位置に位置した状態で、前記第2の蓋体は前記被開閉部に対して鈍角をなして前記被開閉部の前方に延在することを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記第2の蓋体が前記第1の揺動位置に位置し、前記第1の蓋体が起立位置に位置した状態で、前記第2の蓋体は前記被開閉部に対して鋭角をなして前記被開閉部の前方に延在し、前記第1の蓋体は前記被開閉部の前方で前記第2の蓋体に対して鈍角をなして延在し、前記第2の蓋体が前記第2の揺動位置に位置し、前記第1の蓋体が起立位置に位置した状態で、前記第2の蓋体は前記被開閉部に対して鈍角をなして前記被開閉部の前方に延在し、前記第1の蓋体は前記被開閉部の前方で前記第2の蓋体に対して鋭角をなして延在することを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記第2の蓋体が前記第1の揺動位置に位置し、前記第1の蓋体が起立位置に位置した状態で、前記第2の蓋体は前記被開閉部に対して鋭角をなして前記被開閉部の前方に延在し、前記第1の蓋体は前記第2の蓋体に対して鈍角をなし前記被開閉部の前方で前記被開閉部と平行して延在し、前記第2の蓋体が前記第2の揺動位置に位置し、前記第1の蓋体が起立位置に位置した状態で、前記第2の蓋体は前記被開閉部に対して鈍角をなして前記被開閉部の前方に延在し、前記第1の蓋体は前記第2の蓋体に対して鋭角をなし前記被開閉部の前方で前記被開閉部と平行して延在することを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
- 前記閉塞状態から前記第1の蓋体を前記第1の蓋体の幅方向の一端方向に移動させると、前記第2の蓋体が前記第1の揺動位置から第2の揺動位置に揺動することを特徴とする請求項1記載の蓋の開閉装置。
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