JP4190350B2 - 装着機構、電子機器、外部装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータや画像処理装置などの電子機器にリムーバブル・ハードディスクユニットなどの外部装置を着脱自在に装着する装着機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の装着機構においては、アームを設けたホルダーにハードディスクを嵌め込み、このホルダーをカーナビゲーションシステムのケースに挿入することにより、上記ハードディスクがカーナビゲーションシステムに装着され、上記アームに設けた曲げ点が上記ケースに接触するように上記アームを操作することにより、てこの原理によって上記ホルダーが上記ケースから引き出され、上記ハードディスクがカーナビゲーションシステムから取り出されるものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−339941号公報(図1,図6等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の装着機構では、外部装置であるハードディスクを電子機器であるカーナビゲーションシステムに装着するための機構は設けられておらず、外部装置の装着は全て手作業によってされるので、装着時の不用意な取り扱いや過度な装着力の印加などにより、外部装置と電子機器を電気的に接続するためのコネクタなどが破損することがあるという課題があった。
【0005】
また、外部装置を電子機器から取り出すための機構であるアームが構造上および動作上占有するスペースが大きいという課題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、構成部品の破損を防止して外部装置を確実かつ容易に着脱でき、かつコンパクトな装着機構を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
電子機器に外部装置を着脱自在に装着する装着機構において、
上記電子機器に回動可能に設けられたレバーと、
上記レバーに設けられた係合ピンと、
上記電子機器に対する上記外部装置の着脱方向と平行な長い形状で上記外部装置に設けられた係合溝と、
上記係合溝の終端部に連なって設けられたカギ溝と
を備え、
上記外部装置の装着のときに、
上記係合溝は、上記外部装置が上記電子機器に挿入されるのに伴って上記係合ピンに係合して装着方向に移動し、
上記終端部に係合した上記係合ピンは、上記レバーが第1の向きに回動されることにより、上記第1の向きに円弧を描いて移動し、上記カギ溝に係合し、上記カギ溝の第1の端面を押圧して上記外部装置を上記装着方向に押し込み、上記電子機器に設けられたコネクタと上記外部装置に設けられたコネクタとを嵌合させ、
上記外部装置の取り出しのときに、
上記カギ溝に係合している上記係合ピンは、上記レバーが第2の向きに回動されることにより、上記第2の向きに円弧を描いて移動し、上記カギ溝の第2の端面を押圧して上記外部装置を取り出し方向に引き出し、上記両コネクタの嵌合を外し、上記終端部に係合し、
上記係合溝は、上記外部装置が上記電子機器から引き抜かれるのに伴って上記係合ピンに係合して上記取り出し方向に移動し、
上記カギ溝に係合しているときの上記係合ピンの可動範囲は、上記レバーの回動中心を通って上記着脱方向に垂直な方向と、上記回動中心および上記係合ピンの位置を通る方向とのなす角が、鋭角となる範囲である
ことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の装着機構の構成を示す斜視図である。この実施の形態1の装着機構は、電子機器1の本体部1aに設けられた装着部4に、外部装置2を着脱自在に装着するものである。
【0009】
電子機器1は、外部装置2を装着部4に装着した状態で使用可能である。外部装置2は、例えば大容量のリムーバブル・ハードディスクユニットである。また、外部装置2がリムーバブル・ハードディスクユニットである場合には、電子機器1は、例えばコンピュータや画像処理装置等の情報機器である。なお、電子機器1および外部装置2は、これらのものには限定されない。
【0010】
図2は外部装置2の構成例を示す斜視図であり、図3は外部装置2のトレー2aの構成例を示す斜視図である。また、図4は電子機器1の本体部1の内部に設けられた装着部4の構成例を示す斜視図である。
【0011】
図1に示すように、電子機器1の本体部1aは、開口3と装着部4とレバー5とを備えて構成されている。開口3は、外部装置2が挿入される本体部1aの面に設けられており、装着部4は、本体部1aの内部に設けられている。外部装置2は、開口3から本体部1aに挿入され、装着部4に装着される。
【0012】
図2に示すように、外部装置2は、外筐をなすトレー2aと、ハードディスクなどの収容機器2bと、電子機器1に電気的に接続するためのコネクタ2cと、収容機器2bおよびコネクタ2cの間を接続するケーブルなどによって構成されている。なお、外部装置2の実使用時においては、必要に応じてトレー2aの上面に蓋がさらに設けられる。
【0013】
トレー2aは、金属材料などによって形成されており、図3に示すように、側壁2dおよび2eと奥壁2fと前壁2gと底面とによって箱型をなして構成されている。外部装置2は、トレー2aの奥壁2fから電子器機器1に装着される。
【0014】
トレー2aの奥壁2fには、図2および図3に示すように、コネクタ2cが設けられている。このコネクタ2cは、外部装置2が電子機器1の装着部4に装着されたときに、装着部4に設けられたコネクタ4b(図4参照)と嵌合し、電子機器1と外部装置2を電気的に接続する。
【0015】
トレー2aの底面には、図2に示すように、支持ピンやダンパーなどを介して収容機器2bが取り付けられる。
【0016】
また、トレー2aの底面には、図3に示すように、係合溝2hが形成されている。この係合溝2hは、トレー2aの底面の側壁2dと2eのほぼ中間位置に、電子機器1に対する外部装置2の着脱方向に平行な(側壁2dおよび2eと平行な)長い形状で形成されている。ここで、上記着脱方向は、電子機器1に対する外部装置2の装着時に外部装置2を挿入する装着方向、および電子機器1に対する外部装置2の取り出し時に外部装置2を引き抜く取り出し方向(上記装着方向と真逆の方向)である。
【0017】
係合溝2hは、奥壁2fからトレー2aの手前方向に伸びているが、前壁2gには到達していない。係合溝2hの奥壁2f側の端部を始端部とし、係合溝2hの前壁2gの端部を終端部とすると、係合溝2hの始端部は、奥壁2fに達しているが、係合溝2hの終端部は、奥壁2fと前壁2gの途中に位置している。
【0018】
係合溝2hの始端部から終端部付近までは、トレー2aの底面をアーチ型に隆起させることによって形成されており、係合溝2hの終端部付近から終端部までは、トレー2aの底面の切削によって形成されている。
【0019】
また、係合溝2hは、始端部から終端部付近までは第1の幅で形成されているが、上記終端部付近においてその幅が狭くなり、そこから終端部までは、上記第1の幅よりも狭い第2の幅で形成さている。
【0020】
また、係合溝2hの終端部には、係合凹部2jが設けられている。この係合凹部2jは、半円の切欠きである。
【0021】
さらに、係合溝2hの終端部に連なって、この終端部とともに鍵型をなすように、カギ溝2iが形成されている。
【0022】
また、カギ溝2iが上記終端部に連なる位置には、ガイド部2kが形成されている。このガイド部2kは、上記鍵型の内角を面取りしたものである。
【0023】
これらの係合溝2h、カギ溝2i、係合凹部2j、およびガイド部2kは、実施の形態1の装着機構を構成している。
【0024】
図1および図4に示すように、電子機器1の本体部1a内部に設けられた装着部4は、外部装置2が装着されるケース4aと、外部装置2を電子機器1に電気的に接続するためコネクタ4bなどによって構成されている。また、レバー5は、ケース4aに回動可能に取り付けられている。
【0025】
ケース4aは、金属材料等により形成されており、図4に示すように、底面4cと側壁4dおよび4eと奥壁4fとによって構成されている。
【0026】
ケース4aの奥壁4fには、コネクタ4bが設けられている。このコネクタ4bは、外部装置2が装着部4に装着されたときに、外部装置2に設けられたコネクタ2c(図2および図3参照)と嵌合し、電子機器1と外部装置2を電気的に接続する。
【0027】
ケース4aの底面4cのほぼ中央位置には、レバー5を取り付けるための取り付け穴4gと、この取り付け穴4gを中心とした半円弧型でやや幅広の回動溝4hとが設けられている。
【0028】
レバー5は、金属材料などにより形成されており、円部およびテーパ部からなる略滴型をなしている。このレバー5には、図4に示すように、係合ピン5aと、ノブ5bと、ケース4aに取り付けるための取り付け穴5cとが設けられている。
【0029】
取り付け穴5cは、レバー5の中心位置に設けられている。レバー5は、ケース4aの取り付け穴4gと取り付け穴5cとをカシメピンなどによって組み付けることによって、ケース4aの底面4cの裏面側に回動可能に取り付けられる。上記カシメピンおよび取り付け穴5cは、レバー5が回動するときの回動支軸をなす。
【0030】
係合ピン5aは、金属材料や樹脂材料などによって形成されており、レバー5の円部の円周付近に自転自在に設けられている。この係合ピン5aは、レバー5がケース4aに取り付けられたとき、ケース4aの回動溝4hに挿嵌されてケース4aの底面4cを裏面側から表面側に貫通し、底面4cの表面から突出し、回動溝4h内を円弧を描いて移動可能である。回動溝4hは、係合ピン5aが如何なる障害もなく回動溝4h内を移動できるように形成されている。
【0031】
ノブ5bは、樹脂材料などによって形成されており、レバー5のテーパ部の先端に設けられており、図1に示すように電子機器1の本体部1a前面から突出している。このノブ5bが右方向または左方向に操作させることによって、レバー5は右回りまたは左回りに回動し、このレバー5の回動に伴って係合ピン5aが回動溝4h内を円弧を描いて移動する。従って、レバー5の回動可能範囲は、回動溝4hに応じたものとなる。
【0032】
これら、回動可能にケース4aに取り付けられたレバー5、ケース4aに設けられた回動溝4h、レバー5に設けられて回動溝4hに挿嵌された係合ピン5aは、実施の形態1の装着機構を構成している。
【0033】
図5,図6,図7は本発明の実施の形態1の装着機構の動作を説明する平面図図であって、図5は外部装置2が装着部4に挿入されたあとにレバー5の操作によって装着部4に完全に装着される前の状態を示す図、図6は外部装置2がレバー5の操作によって装着部4に完全に装着される過程においてのカギ溝2iと係合ピン5aの係合の様子を示す図、図7は外部装置2がレバー5の操作によって装着部4に完全に装着されたあとの状態を示す図である。
【0034】
この実施の形態1の装着機構によって外部装置2が電子機器1に装着される動作(装着動作)および外部装置2が電子機器1から取り出される動作(取り出し動作)について、図5〜図7を用いて以下に説明する。
【0035】
装着動作は、外部装置2を装着部4に挿入する手順(挿入手順)と、そのあとにレバー5の操作によって外部装置2をさらに押し込んで装着部4に完全に装着する手順(押し込み手順)とによってなされる。また、取り出し動作は、レバー5の操作によって外部装置2を完全な装着位置から引き出す手順(引き出し手順)と、そのあとに外部装置2を装着部4から引き抜く手順(引き抜き手順)とによってなされる。
【0036】
まず、外部装置2が装着部4に挿入されると、外部装置2のトレー2aに設けられた係合溝2hの始端部が、レバー5に設けられてケース4の底面4cから突出した係合ピン5aに係合する。
【0037】
次に、外部装置2が挿入されるのに伴って、係合溝2hは係合ピン5aに係合して装着方向に移動する(係合ピン5aは係合溝2h内を始端部から終端部に達するまで通過する)。
【0038】
そして、図5に示すように、係合ピン5aが、係合溝2hの終端部に達し、この終端部に設けた係合凹部2jに突き当たってこれに係止および保持されることにより、外部装置2はその位置で停止してその位置に保持される。
【0039】
係合ピン5aが係合溝2hの終端部に係合し、これによって外部装置2が停止して保持されたこの時点では、トレー2aのコネクタ2cは、ケース4aのコネクタ4bの直前に位置し、コネクタ4bには接触していない。係合凹部2jは、外部装置2の挿入に伴って係合溝2iの終端部に達した係合ピン5aを確実に係止および保持して、トレー2aの挿入時の慣性力によって係合ピン5aがレバー5を操作せずともカギ溝2iに押し出され、コネクタ2cがコネクタ4bに突き当たることを防止する役目をする。
【0040】
このように、挿入手順では、外部装置2が装着部4に挿入されるのに伴って、レバー5の係合ピン5aが外部装置2の係合溝2hに係合しながらこの係合溝2h内を通過し、係合ピン5aが係合溝2hの終端部に達して係合凹部2jに係止および保持されることにより、外部装置2はコネクタ2cがケース4aのコネクタ4bに嵌合する直前の位置で停止してその位置に保持される。
【0041】
外部装置2のコネクタ2cをケース4aのコネクタ4bに嵌合させて、外部装置2を装着部4に完全に装着するためには、レバー5のノブ5bを右方向に操作して、外部装置2を装着方向にさらに押し込む必要がある。
【0042】
ノブ5bを右方向に操作してレバー5を右回りに回動させると、それに伴って、レバー5の係合ピン5aは、図6に示すように、ケース4aの回動溝4h内を右回りに円弧を描いて移動し、係合溝2hの終端部に設けられた係合凹部2jから離れてカギ溝2iに係合し、カギ溝2iの押し込み面(装着側の端面)に当たり、この押し込み面を押圧して、トレー2aを装着方向にさらに押し込む動作をする。このとき、ガイド部2kは、係合ピン5aをカギ溝2iにスムーズかつ確実に誘導する役目をする。
【0043】
係合ピン5aがトレー2aを装着方向に押し込むことにより、外部装置2のコネクタ2cが装着部4のコネクタ4bに嵌合する。係合ピン5aは、自在に自転できる構造でレバー5に設けられているので、外部装置2のカギ溝2iとの係合時の摩擦抵抗を低減できる。
【0044】
そして、図7に示すように、半円弧型の回動溝4hの終端部(装着側の端部)に係合ピン5aが突き当たることにより、レバー5の回動は物理的に阻止される。このとき、コネクタ2cはコネクタ4bに完全に嵌合し、電子機器1と外部装置2が電気的に接続され、外部装置2の装着を完了する。
【0045】
このように、押し込み手順では、レバー5が右回りに回動操作されることにより、係合ピン5aがカギ溝2iに係合してトレー2aを装着方向に押し込み、コネクタ2cがコネクタ4bに嵌合し、外部装置2が装着部4に完全に装着される。
【0046】
一方、外部装置2を装着部4から取り出すためには、まず、装着完了時に右端に位置しているノブ5bを左方向に操作して、外部装置2を取り出し方向に引き出す必要がある。
【0047】
ノブ5bを左方向に操作してレバー5を左回りに回動させると、それに伴って、レバー5の係合ピン5aは、ケース4aの回動溝4h内を左回りに円弧を描いて移動し、カギ溝2iの引き出し面(取り出し側の端面)に当たり、この引き出し面を押圧して、トレー2aを取り出し方向に引き出す動作をし、そのあとカギ溝2iから離れて係合溝2hの終端部に設けられた係合凹部2jに再び係合する。
【0048】
係合ピン5aがトレー2aを取り出し方向に引き出して係合溝2hの終端部に係合した時点で、コネクタ2cとコネクタ4bの嵌合は完全に外れ、外部装置2を装着部4から容易に引き抜くことができるようになる。
【0049】
次に、外部装置2が引き抜かれると、それに伴って、係合溝2hは係合ピン5aに係合して引き出し方向に移動する(係合ピン5aは係合溝2h内を終端部から始端部に達するまで通過する)。
【0050】
そして、係合ピン5aが係合溝2hの始端部に達すると、係合ピン5aと係合溝2hの係合が外れ、外部装置2は装着部4から完全に取り出される。
【0051】
このように、引き抜き手順では、外部装置2が装着部4から引き抜かれるのに伴って、レバー5の係合ピン5aが外部装置2の係合溝2hに係合しながらこの係合溝2h内を通過し、係合ピン5aが係合溝2hの始端部に達した後に、係合ピン5aと係合溝2hの係合が外れる。
【0052】
この実施の形態1では、外部装置2を装着するときに、係合ピン5aと係合溝2hの係合構造によって、挿入される外部装置2をコネクタ2cがコネクタ4bに接触する直前の位置で係止し、レバー5を操作することにより、その操作に連動して動作する係合ピン5aとカギ溝2iの係合構造によって、外部装置2を上記係止位置から押し込んで、コネクタ2cとコネクタ4bを嵌合させるので、挿入される外部装置2のコネクタ2cが装着部4のコネクタ4bに過大な衝撃を与えることを防止し、コネクタの破損を防止することができる。
【0053】
また、外部装置2を取り出すときにも、レバー5を操作することにより、その操作に連動して動作する係合ピン5aとカギ溝2iの係合構造によって、外部装置2を装着位置から引き出して、コネクタ2cとコネクタ4bの嵌合を外すので、コネクタが固く嵌合している場合にも、コネクタを破損させることなくコネクタの嵌合を容易に外すことができ、外部装置2を容易に取り出すことができる。
【0054】
さらに、レバー5は所定の回動範囲内を回動するのみであり、レバー5の構造をコンパクトにでき、レバー5の動作においても大きなスペースを必要としないので、ノブ5bを含めたレバー5の意匠性を確保しやすくなり、装着機構をコンパクトにできる。
【0055】
図8は本発明の実施の形態1の装着機構の動作を模式的に説明する平面図であって、外部装置2がレバー5の操作によって装着部4に完全に装着される過程においての係合ピン5の移動の様子を示す図である。
【0056】
図8において、点Oはレバー5の回動中心、点Aはノブ5bが可動範囲の左端に位置するときの係合ピン5aの位置、点Bはノブ5bが可動範囲の右端に位置するときの係合ピン5aの位置を、それぞれ示している。
【0057】
係合ピン5aが、点Oを通って外部装置2の装着方向と平行なライン上に到達したとしたときの位置を、点Pとする。また、点Bは、線分OPと直角をなすライン上にあるとする。
【0058】
仮想点Qが、点Oを中心点とした点Pから点Bまでの円弧上を点Pから点Bに到達するとき、線分OPと線分OQとがなす角度を角Vとすると、点Pと点Qの外部装置2の装着方向に対する移動距離Yは、角Vに対して指数関数的に増加する。
【0059】
また、上記点Qの移動とともに係合ピン5aが移動し、係合ピン5aがトレー2aのカギ溝2iを外部装置2の装着方向に押し込む動作に要する力を考え、点Qにおいて上記円弧の接線方向に働く力Fを一定とし、力Fの外部装置2の装着方向と直角をなす方向に働く力を力Fxとすると、力Fxは、点Pから点Bに移動するに従って、指数関数的に小さくなる。ただし、摩擦力などを無視するものとする。
【0060】
このように、点Pの近傍では、点Bの近傍と比較して、角Vの増加に伴う移動距離Yの値はかなり小さく、外部装置2の装着に関係しない力Fxの値はかなり大きいので、点Pの近傍の係合ピン5aの移動領域では、外部装置2を装着するための効率が低いと言える。
【0061】
また、外部装置2を取り出すためにノブ5bを可動範囲の右端から左端に動作させる場合にも、摩擦力などを無視するものとすると、ノブ5bを可動範囲の左端から右端に動作させる場合とは外部装置2が移動する方向および力のかかる方向が逆転するだけであり、ノブ5bの操作に対して同様の効果を得られる。
【0062】
従って、装着効率が低い点P近傍の係合ピン5aの移動領域を係合ピン5aの可動範囲から除外することにより、レバー5の操作による外部装置2の着脱効率(レバー5の回動角度に対する外部装置2の着脱方向の移動距離および着脱力の効率)を高くすることができ、これによってレバー5の回動範囲を狭くできるので、ノブ5bを含めたレバー5の意匠性をさらに確保しやすくなり、装着機構をさらにコンパクトにできる。
【0063】
例えば、係合ピン5aの可動範囲の端部を図8の点Qとしたとき、線分OBと線分OQとがなす角が鋭角となるように、係合ピン5aの可動範囲を設定することにより、レバー5の操作による外部装置2の着脱効率を高くすることができる。
【0064】
以上にように実施の形態1によれば、レバー5が回動操作に連動して動作する係合ピン5aとカギ溝2iの係合構造によって、外部装置2を装着方向に押し込みおよび取り出し方向に引き出しことにより、コネクタなどの構成部品の破損を防止して外部装置2を確実かつ容易に着脱できる。また、レバー5の構造をコンパクトにでき、レバー5の動作においても大きなスペースを必要としないので、ノブ5bを含めたレバー5の意匠性を確保しやすくなり、従来よりもコンパクトな装着機構を実現できる。
【0065】
また、上記カギ溝2iに係合しているときの係合ピン5aの可動範囲を、レバー5の回動中心を通って着脱方向に垂直な方向(図8の線分OBの方向)と上記回動中心および係合ピン5aの位置を通る方向(図8の線分OQの方向)とのなす角が鋭角となる範囲とすることにより、レバー5の操作による外部装置2の着脱効率を高くすることができ、これによってレバー5の回動範囲を狭くできるので、ノブ5bを含めたレバー5の意匠性をさらに確保しやすくなり、装着機構をさらにコンパクトにできる。
【0066】
また、係合溝2hの終端部に係合凹部2jを設けたことにより、過度な力で外部装置2が挿入された場合にも、外部装置2の挿入に伴って係合溝2iの終端部に達した係合ピン5aを確実に係止および保持することができるので、外部装置2を所定の位置で確実に停止および保持することができ、コネクタ2cがコネクタ4bに突き当たってコネクタが破損するのを防止できる。また、コネクタの嵌合が外部装置2の挿入時に印加される力に影響されないので、レバー5の操作によるトレー2aの移動寸法および両コネクタの寸法の設定が容易になり、コネクタの接続をより確実なものにできる。
【0067】
また、カギ溝2iが係合溝2hの終端部に連なる位置に、ガイド部2kを設けたことにより、外部装置2が挿入手順において所定の位置に保持されたときに多少の位置ズレが発生しても、係合ピン5aを容易かつ確実にカギ溝2iに誘導して係合させることができるので、装着時の動作の安定が図れる。
【0068】
係合ピン5をレバー5に自転自在に設けたことにより、係合ピン5がカギ溝2に係合しているときの双方の接触部の擦れを、係合ピン5の自転によって防止できるので、係合ピン5およびカギ溝2の摩耗を低減できる。
【0069】
実施の形態2.
図9および図10は本発明の実施の形態2の装着機構の構成および動作を示す平面図である。なお、図9および図10において、上記実施の形態1と同様のものには同じ符号を付してある。
【0070】
この実施の形態2の装着機構は、上記実施の形態1の装着機構において、外部装置2のトレー2aの係合溝2hに係合凸部2mを設け、さらに電子装置1の本体部1aにコイルバネ6を設けたものである。
【0071】
係合凸部2mは、係合溝2hの長手方向(外部装置2の着脱方向)の中央付近であって、トレー2aの底面と同じ面内に、台形型の突起をなして設けられている。
【0072】
この係合凸部2mの手前側(外部装置2の取り出し側)は、外部装置2の着脱方向に対して直角であり、奥側(外部装置2の装着側)は、上記着脱方向に対して傾斜している。
【0073】
また、ケース4aにはコイルバネ6の一端を固定する屈曲部4iが設けられており、レバー5にはコイルバネ6の他端を固定する屈曲部が設けられている。
【0074】
コイルバネ6は、ケース4aの屈曲部4iおよびレバー5の屈曲部にそれぞれの端部を固定されており、レバー5が操作されないときには、レバー5をその回動範囲の左端に引き寄せて保持している。これによって、レバー5の係合ピン5aは、係合溝2hの係合凸部2mが設けられた左側の端面に沿って係合溝2h内を移動する。
【0075】
上記図9は外部装置2を装着部4から引き出す過程において係合ピン5aが係合凸部2mで係止される様子およびその係止が外される様子を示す図である。また、図10は外部装置2を装着部4に挿入する過程において係合ピン5aが係合凸部mを通過する様子を示す図である。
【0076】
この実施の形態2の装着機構によって外部装置2が電子機器1に装着される動作(装着動作)および外部装置2が電子機器1から取り出される動作(取り出し動作)について、図9および図10を用いて以下に説明する。なお、装着動作においての押し込み手順および取り出し動作においての引き出し手順は、上記実施の形態1と同じであるので、これらの手順の説明は省略し、取り出し動作においての引き抜き手順および装着動作においての挿入手順について説明する。
【0077】
装着部4に完全装着された外部装置2を取り出すためにレバー5のノブ5bが左方向に操作されると、レバー5の係合ピン5aがトレー2aのカギ溝2iを離れて係合溝2hの終端部の係合凹部2jに到達する。
【0078】
次に、外部装置2が装着部4から引き抜かれるのに伴って、係合溝2hも外部装置2の取り出し方向に移動し、コイルバネ6によって所定の位置(回動範囲の左端)に保持されたレバー5の係合ピン5aが係合溝2h内を左側の端面に沿って通過し、外部装置2が手前に出てくるが、図9に示すように、係合ピン5aが係合溝2hの長手方向の中央付近に位置する係合凸部2mの直角面に突き当たると、係合凸部2mが係合ピン5aを係止し、外部装置2はその位置に停止および保持されてそれ以上引く抜くことができなくなる。
【0079】
ここで、レバー5のノブ5bを右方向に操作しながら外部装置2を引く出すことにより、外部装置2の取り出し動作を継続できる。ノブ5bが右方向に操作されることにより、図9に示すように、レバー5が右回りに回動し、それに伴って、係合ピン5aは、ケース4aの回動溝4h内を右回りに円弧を描いて移動して、係合凸部2mの直角面から頂面に到達し、係合凸部2mとの係合が外れる。これよって、外部装置2をさらに引き出すことが可能となる。
【0080】
このように、係合凸部2mは、取り出し動作の引き抜き手順においてストッパーの役割を果たす。これは、外部装置2にハードディスクなどの収容機器2b(図2参照)が複数収容されていて外部装置2の質量が大きい場合などに、取り出し動作の途中でその動作を強制的に一旦停止させて外部装置2を保持し、両手で外部装置2を掴み直すことを促して、安全に外部装置2を取り出せるようにすることを目的としている。
【0081】
また、外部装置2が装着部4に挿入されるのに伴って、係合溝2hも外部装置2の装着方向に移動し、コイルバネ6によって所定の位置(回動範囲の左端)に保持されたレバー5の係合ピン5aは、係合溝2h内を左側の端面に沿って通過し、やがて係合溝2hの長手方向の中央付近に位置する係合凸部2mに到達する。
【0082】
ここで、図10に示すように、係合凸部2mの奥側は外部装置2の装着方向に対して傾斜しているので、係合ピン5aは、レバー5を操作しなくとも、外部装置2の挿入とともに、係合凸部2mの傾斜面に沿って右方向に移動し、係合凸部2mの頂面の到達する。
【0083】
また、係合ピン5aは、コイルバネ6によって係合凸部2mが設けられている左方向に引き寄せられているので、係合凸部2mの直角面を通過すると、もとの係合溝2hの左側の位置に誘導される。
【0084】
このように、装着動作の挿入手順においては、係合凸部2mの奥側を傾斜面としているので、係合ピン5aは、係合凸部2mに係止されることなく係合凸部2mをスムーズに通過することができるので、外部装置2を押し込み手順がなされる所定の位置までスムーズに挿入することができる。
【0085】
以上のように実施の形態2によれば、係合溝2hの途中に係合凸部2mを設け、特に質量のある外部装置2を引き出し手順において所定の位置で一旦停止および保持させることにより、不用意に外部装置2を落下させることがない。また、レバー5を操作するだけで係止を解除でき、外部装置2の引き抜きるを継続できので、容易に外部装置2を取り出すことができる。
【0086】
また、係合凸部2mの奥側を傾斜面としたことにより、外部装置2を挿入するときに、係合ピン5aが係合凸部2mに係止されることなく係合凸部2mをスムーズに通過できるので、外部装置2をスムーズに挿入できる。
【0087】
また、レバー5を所定に位置に保持するコイルバネ6を設けたことにより、より確実に、外部装置2の引き出し時に外部装置2を一旦停止および保持する動作、ならびに外部装置2をスムーズに挿入する動作ができる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、構成部品の破損を防止して外部装置を確実かつ容易に着脱でき、かつコンパクトな装着機構を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の装着機構を構成を示す斜視図である。
【図2】 図1の外部装置の構成例を示す斜視図である。
【図3】 図1の外部装置のトレーの構成例を示す斜視図である。
【図4】 図1の電子機器の本体部に設けられた装着部の構成例を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態1の装着機構の動作を説明する平面図であって、外部装置が装着部に挿入されたあとにレバーの操作によって装着部に完全に装着される前の状態を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態1の装着機構の動作を説明する平面図であって、外部装置がレバーの操作によって装着部に完全に装着される過程においてのカギ溝と係合ピン5の係合の様子を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態1の装着機構の動作を説明する平面図であって、外部装置がレバーの操作によって装着部に完全に装着されたあとの状態を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態1の装着機構の動作を模式的に説明する平面図であって、外部装置2がレバー5の操作によって装着部4に完全に装着される過程においての係合ピン5の移動の様子を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態2の装着機構を構成および動作を示す平面図であって、外部装置を装着部から引き出す過程において係合ピンが係合凸部で係止される様子およびその係止が外される様子を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2の装着機構を構成および動作を示す平面図であって、外部装置を装着部に挿入する過程において係合ピンが係合凸部を通過する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 電子機器、 1a 電子機器本体部、 2 外部装置、 2a トレー、2b 収容機器、 2c 外部装置側コネクタ、 2d トレー側壁、 2eトレー側壁、 2f トレー奥壁、 2g トレー前壁、 2h 係合溝、 2i カギ溝、 2j 係合凹部、 2k ガイド部、 2m 係合凸部、 3開口部、 4 装着部、 4a ケース、 4b 装着部側コネクタ、 4cケース底面、 4d ケース側壁、 4e ケース側壁、 4f ケース奥壁、 4g ケース側取り付け穴、 4h 回動溝、 4i 屈曲部、 5 レバー、 5a 係合ピン、 5b ノブ、 5c レバー側取り付け穴、 6 コイルバネ。
Claims (16)
- 電子機器に外部装置を着脱自在に装着する装着機構において、
上記電子機器に回動可能に設けられたレバーと、
上記レバーに設けられた係合ピンと、
上記電子機器に対する上記外部装置の着脱方向と平行な長い形状で上記外部装置に設けられた係合溝と、
上記係合溝の終端部に連なって設けられたカギ溝と
を備え、
上記外部装置の装着のときに、
上記係合溝は、上記外部装置が上記電子機器に挿入されるのに伴って上記係合ピンに係合して装着方向に移動し、
上記終端部に係合した上記係合ピンは、上記レバーが第1の向きに回動されることにより、上記第1の向きに円弧を描いて移動し、上記カギ溝に係合し、上記カギ溝の第1の端面を押圧して上記外部装置を上記装着方向に押し込み、上記電子機器に設けられたコネクタと上記外部装置に設けられたコネクタとを嵌合させ、
上記外部装置の取り出しのときに、
上記カギ溝に係合している上記係合ピンは、上記レバーが第2の向きに回動されることにより、上記第2の向きに円弧を描いて移動し、上記カギ溝の第2の端面を押圧して上記外部装置を取り出し方向に引き出し、上記両コネクタの嵌合を外し、上記終端部に係合し、
上記係合溝は、上記外部装置が上記電子機器から引き抜かれるのに伴って上記係合ピンに係合して上記取り出し方向に移動し、
上記カギ溝に係合しているときの上記係合ピンの可動範囲は、上記レバーの回動中心を通って上記着脱方向に垂直な方向と、上記回動中心および上記係合ピンの位置を通る方向とのなす角が、鋭角となる範囲である
ことを特徴とする装着機構。 - 上記終端部に、上記外部装置の挿入に伴って上記終端部に達した上記係合ピンを係止するための係合凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の装着機構。
- 上記カギ溝が上記終端部に連なる位置に、上記係合ピンを上記終端部から上記カギ溝に誘導するためのガイド部を設けたことを特徴とする請求項1記載の装着機構。
- 上記ガイド部は、上記終端部に係合した上記係合ピンが、上記レバーの上記第1の向きの回動により上記第1の向きに円弧を描いて移動して当接する部分であり、
上記係合ピンが上記ガイド部に当接するときの上記係合ピンの回動軌跡の接線と、上記ガイド部の上記係合ピンとの当接箇所から上記カギ溝方向の面の接線とのなす角が、鈍角であることを特徴とする請求項3に記載の装着装置。 - 上記係合ピンが上記レバーに自転自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の装着機構。
- 上記係合溝の途中の一方の側面に係合凸部を設け、
上記係合凸部は、上記外部装置の取り出しのときに、上記係合ピンを係止し、上記レバーが上記第1の向きに回動されて上記係合ピンが上記第1の向きに移動することにより、上記係止を解除される
ことを特徴とする請求項1記載の装着機構。 - 上記係合凸部は、
上記始端部の側が上記着脱方向に対して傾斜して形成されており、
上記外部装置の装着のときに、上記係合ピンを上記傾斜に沿って通過させて上記終端部に誘導する
ことを特徴とする請求項6記載の装着機構。 - 上記レバーを所定の位置に保持するバネを上記電子機器に設け、
上記バネは、上記外部装置の装着および取り出しのときに、上記係合ピンを上記係合溝の上記係合凸部が設けられた側の側面に沿って通過させる
ことを特徴とする請求項7記載の装着機構。 - 外部装置が着脱自在に装着される電子機器において、
上記外部装置と電気的に接続するためのコネクタと、
回動可能に設けられたレバーと、
上記レバーに設けられた係合ピンと
を備え、
上記外部装置の装着のときに、上記係合ピンは、上記レバーが第1の向きに回動されることにより、上記第1の向きに円弧を描いて移動し、上記外部装置に設けられたカギ溝に係合し、上記カギ溝の第1の端面を押圧して上記外部装置を装着方向に押し込み、上記コネクタに上記外部装置に設けられたコネクタを嵌合させ、
上記外部装置の取り出しのときに、上記カギ溝に係合している上記係合ピンは、上記レバーが第2の向きに回動されることにより、上記第2の向きに円弧を描いて移動し、上記カギ溝の第2の端面を押圧して上記外部装置を取り出し方向に引き出し、上記両コネクタの嵌合を外し、
上記カギ溝に係合しているときの上記係合ピンの移動範囲は、上記レバーの回動中心を通り上記着脱方向に垂直な方向と、上記回動中心および上記係合ピンの位置を通る方向とのなす角が、鋭角となる範囲であること
ことを特徴とする電子機器。 - 上記係合ピンが上記レバーに自転自在に設けられていることを特徴とする請求項9記載の電子機器。
- 上記レバーを所定の位置に保持するバネをさらに備えたことを特徴とする請求項9記載の電子機器。
- 電子機器に着脱自在に装着される外部装置において、
上記電子機器と電気的に接続するためのコネクタと、
上記電子機器に対する着脱方向と平行な長い形状で設けられた係合溝と、
上記係合溝の終端部に連なって設けられたカギ溝と
を備え、
自装置の装着のときに、
上記係合溝は、自装置が上記電子機器に挿入されるのに伴って、上記電子機器に回動可能に設けられたレバーに設けられた係合ピンに係合して装着方向に移動し、
上記カギ溝は、上記レバーが第1の向きに回動されることにより上記第1の向きに円弧を描いて移動してこのカギ溝に係合する上記係合ピンによって、その第1の端面が押圧されて自装置を上記装着方向に押し込み、上記コネクタを上記電子機器に設けられたコネクタに嵌合させ、
自装置の取り出しのときに、
上記カギ溝は、上記レバーが第2の向きに回動されることにより上記第2の向きに円弧を描いて移動する上記係合ピンによって、その第2の端面を押圧されて自装置を取り出し方向に押し出し、上記両コネクタの嵌合を外し、
上記係合溝は、自装置が上記電子機器から引き抜かれるのに伴って上記係合ピンに係合して上記取り出し方向に移動し、
上記終端部に、上記外部装置の挿入に伴って上記終端部に達した上記係合ピンを係止するための係合凹部を設けた
ことを特徴とする外部装置。 - 上記カギ溝が上記終端部に連なる位置に、上記係合ピンを上記終端部から上記カギ溝に誘導するためのガイド部を設けたことを特徴とする請求項12記載の外部装置。
- 上記ガイド部は、上記終端部に係合した上記係合ピンが、上記レバーの上記第1の向きの回動により上記第1の向きに円弧を描いて移動して当接する部分であり、
上記係合ピンが上記ガイド部に当接するときの上記係合ピンの回動軌跡の接線と、上記ガイド部の上記係合ピンとの当接箇所から上記カギ溝方向の面の接線とのなす角が、鈍角であることを特徴とする請求項13に記載の装着装置。 - 上記係合溝の途中の一方の側面に係合凸部を設け、
上記係合凸部は、自装置の取り出しのときに、上記係合ピンによって係止され、上記レバーが上記第1の向きに回動されて上記係合ピンが上記第1の向きに移動することにより、上記係止を解除される
ことを特徴とする請求項12記載の外部装置。 - 上記係合凸部は、
上記始端部の側が上記着脱方向に対して傾斜して形成されており、
自装置の装着のときに、上記係合ピンを上記傾斜に沿って通過させて上記終端部に誘導する
ことを特徴とする請求項15記載の外部装置。
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