JP4374800B2 - 状況通知装置およびプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療機関から出される処方箋の発行状況と、その処方箋に基づいて調剤を行う薬局における処方箋の受付状況に基づいて薬局での混雑状況を患者等に通知する状況通知装置および汎用コンピュータにインストールされて当該コンピュータを当該状況通知装置として機能させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医薬分業の普及により、患者は病院等の医療機関で発行された処方箋をもって、病院等の外にある薬局に赴き、その薬局で調剤してもらうケースが主流になっている。このような場合、患者にとっては、薬局まで移動しなければならないので煩わしい上に、その薬局に行ってみると多くの人が調剤を待っており、そのため現地で長時間待たされてしまうことが多々あった。このような現地での長い待ち時間という弊害に対処する技術として、従来、例えば特開平8−180113号公報において提案されているものがある。この公報に開示されている技術は、センターに設けられたホストコンピュータと、複数のレストランそれぞれに設けられた端末装置とをネットワークを介して接続し、センターのホストコンピュータが各レストランの端末装置からの着席情報等に基づいて各レストランの現在の混雑状況を表示するものである。
【0003】
この技術を、病院と薬局に適用し、薬局での調剤待ち患者数を示すことにより現在の混雑状況を表示するようにすれば、患者は、病院に居ながら薬局の現在の混雑状況や待ち時間を確認することが可能であるといえるので、それに合わせた移動計画を立てることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在の混雑状況を表示する方法では、薬局が既に受け付けた処方箋を処理するのに要する時間が表示されるにすぎず、患者が病院で処方箋を受け取り、薬局に赴くまでの間に、薬局が更に受け付ける他の患者の処方箋に基づく調剤時間までは加味されていない。そのため、実際に薬局に行ってみると、その間に新規に受け付けられた処方箋によって予想もしなかった時間待たされてしまう場合があり、患者にとって必ずしも適切な待ち時間表示とならない。なお、診察終了後から調剤薬局の到着までの患者の行動は一様でなく、例えば、すぐに調剤薬局に向かう患者がいる一方で、買い物などをしてから向かう患者もおり、現在あまり混んでいないことを確認して薬局へ向かっても、その移動中に、他の多くの患者の処方箋が受け付けられたため、薬局に到着してみるとそれら患者の後になって長時間待たされてしまう場合があり、そのため一様に待ち時間を補正して表示しても、実際の待ち時間との相関性はないといえる。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、患者が薬局におけるこれからの混雑状況をもある程度推定することを可能にする状況通知装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明の状況通知装置は、医療機関において患者に対して処方箋を発行したことを示すとともに、処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された薬剤の種類もしくは薬剤の量に関する薬剤情報とを含む処方箋発行信号と、薬局において前記処方箋を患者から受け付けたことを示すとともに、当該処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された前記薬剤情報とを含む処方箋受付信号とを受信する受信手段と、前記受信手段における前記処方箋発行信号と前記処方箋受付信号それぞれの受信履歴から、前記医療機関が発行した処方箋の内、まだ前記薬局で受け付けられていない処方箋を前記各識別情報に基づいて識別するとともに、前記各薬剤情報に基づいて、識別した処方箋に記載された薬剤の調剤に要する時間を累積し、累積された時間を前記薬局における今後の予想待ち時間とした状況情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成手段が生成した前記状況情報の内容を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のプログラムは、医療機関において患者に対して処方箋を発行したことを示すとともに、処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された薬剤の種類もしくは薬剤の量に関する薬剤情報とを含む処方箋発行信号と、薬局において前記処方箋を患者から受け付けたことを示すとともに、当該処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された前記薬剤情報とを含む処方箋受付信号とを受信する受信処理と、前記受信処理における前記処方箋発行信号と前記処方箋受付信号それぞれの受信履歴から、前記医療機関が発行した処方箋の内、まだ前記薬局で受け付けられていない処方箋を前記各識別情報に基づいて識別するとともに、前記各薬剤情報に基づいて、識別した処方箋に記載された薬剤の調剤に要する時間を累積し、累積された時間を前記薬局における今後の予想待ち時間とした状況情報を生成する情報生成処理と、前記情報生成処理によって生成された前記状況情報の内容を出力する出力処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る状況通知装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態における状況通知装置としての端末装置2を含む医療支援システムの概略の構成を示す図である。
【0012】
同図に示すように、この医療支援システムは、病院1の待合室12に設置されている端末装置2が、病院1外にある薬局5に設置されている端末装置6にWAN(Wide Area Netwark)4を介して接続される共に、病院1の事務室11に設置されている端末装置3とLAN41を介して接続されてなり、互いに通信によりデータをやり取りすることができるようになっている。
【0013】
病院1の事務室11の端末装置3は、ディスプレイなどの表示手段およびキーボード、マウスなどの入力手段を備えるパーソナルコンピュータ(PC)31にICカードリーダ・ライタ(R/W)32が接続されて構成されている。
この病院1では、各患者に対し、ICメモリを内蔵した公知のカード型記憶媒体からなるICカード7を交付しており、事務室11の職員は、端末装置3を用いて、当該ICカード7に、医師による診療内容や医師による処方箋の内容などの情報(以下、「個人医療情報」という。)を書き込んだり、読みだしたりする。
【0014】
図2は、ICカード7に記憶されている個人医療情報の内容を示す図である。同図に示すように、ICカード7には、個人医療情報として、基本情報、救急情報、成人情報および医科情報が記憶されている。
ここで、「ICカード番号」は、各ICカード(すなわち、患者)を識別するための番号であり、「処方箋の内容」には、薬剤の種類(名前)、服用時期、一回に飲む量を示す服用量、何日分の薬剤を処方したかを示す全体量の情報が処方箋情報として含まれている。
【0015】
各情報の記憶領域には、所定のアドレスが割り当てられており、このアドレスを指定することで、希望する情報を読み出し、もしくは新たな内容を書き込むことができる。なお、本医療支援システムでは、このICカード7が処方箋を兼ねるようになっている。
図1に戻って、待合室12の端末装置2は、患者や付き添い人が自由に操作できる装置であり、表示部21、制御部22、ICカードR/W23およびプリンタ部24を備える。ここで、表示部21は、CRTディスプレイにタッチパネルが配されてなり、当該タッチパネルにおいて患者等からの入力を受け付けることができるようになっている。
【0016】
患者等は、端末装置2を利用して、ICカード7に記憶されている処方箋の内容などの個人医療情報を表示部21のCRTディスプレイに表示させたり、プリンタ部24から印刷させることができる。更に、端末装置2は、薬局5の混雑状況を表示させるサービスも提供する。
一方、薬局5の端末装置6は、ディスプレイなどの表示手段およびキーボード、マウスなどの入力手段を備えるPC61に、ICカードR/W62とプリンタ63とが接続されてなる装置である。
【0017】
薬局5では、患者等からICカード7を預かり、端末装置6を用いて、そのICカード7に記憶されている個人医療情報の内から処方箋の内容を読み出し、その内容を記載した処方箋シートを出力させて、そのシートを見ながら調剤を開始する。そして、調剤が終了すると、薬剤の服用時期、薬剤の外観写真などを記載した服薬指導書を出力させて、ICカード7と、調剤した薬剤と、その服薬指導書を患者に手渡しする。なお、本実施の形態では、病院1において処方箋を受けた患者は、そのほとんどが病院1にほど近い薬局5に行って調剤してもらうものとする。
【0018】
また、このWAN4には、薬剤DB8および病院DB9が接続されている。薬剤DB8は、薬剤の外観画像や成分、効能、副作用などのデータを格納したデータベースであり、病院DB9は、病院1の診療科目や診察時間などのデータを格納したデータベースである。病院1や薬局5の各端末装置は、WAN4を介してこれらのデータベースにアクセスすることができる。なお、これらデータベースは、病院1側に設置されてもよいし、薬局5側に設置されてもよく、また病院1もしくは薬局5に分散して配置することもできる。
【0019】
図3は、病院1の端末装置2、3と薬局5の端末装置6の制御ブロック図である。
同図に示すように、端末装置2の制御部22は、表示制御部231、インターフェース(I/F)部232、R/W制御部233、計時部234、プリンタ制御部235、および記憶部236を備える。
【0020】
I/F部232は、端末装置3、端末装置6と接続するためのインターフェースである。
R/W制御部233は、ICカードR/W23を制御して、ICカードR/W23に挿入されたICカード7に記憶されている個人医療情報を読み出させ、もしくはICカード7に必要な情報を書き込ませる。
【0021】
計時部234は、時計ICを備え、現在時刻を示す情報を表示制御部231に提供する。
記憶部236は、不揮発性メモリとして、ここではフラッシュメモリを備えており、ここには処方箋データ管理テーブル、処方箋受付情報管理テーブル、時間帯別発行量管理テーブルおよび時間帯別受付量管理テーブル(図7〜図10参照)が設けられている。
【0022】
表示制御部231は、表示部21を制御して、CRTディスプレイに患者等に対する操作画面(図12の画面91〜93参照)を表示させる表示処理を行う。また、操作画面に表示されている入力キーが押下されると、押下されたキーに応じてICカード7から必要な情報を読み出す指示をR/W制御部233に出し、その情報を取得してCRTディスプレイに表示させたり、もしくは、印刷するための指示をプリンタ制御部235に対して行う。
【0023】
また、後述の処方箋発行信号および処方箋受付信号をI/F部232介して受信すると、その受信信号に基づいて、上記処方箋データ管理テーブルなどの各テーブルの内容を書き換えるデータ更新処理を行う。表示制御部231による表示処理およびデータ更新処理の内容については、後述する。
プリンタ制御部235は、表示制御部231の指示に基づく印刷動作をプリンタ部24に実行させる。
【0024】
一方、端末装置3のPC31は、業務管理部311、I/F部312、R/W制御部313、計時部314および記憶部315を備える。
I/F部312は、端末装置2と接続するためのインターフェースである。
R/W制御部313は、ICカードR/W32を制御して、ICカードR/W32に挿入されたICカード7に記憶されている個人医療情報を読み出させ、もしくはICカード7に必要な情報を書き込ませる。
【0025】
計時部314は、時計ICを備え、現在時刻を示す情報を業務管理部311に提供する。
記憶部315は、ハードディスクからなり、各患者の個人医療情報などが格納されている。
業務管理部311は、個人医療情報をICカード7に書き込む処理(個人医療情報登録処理)を実行する。PC31のディスプレイには、当該処理を含む種々の処理の選択メニュー画面が表示されるようになっており、事務室11の職員により個人医療情報登録処理が選択されると当該処理が実行される。なお、当該処理を行うには、ICカード7が予めICカードR/W32に挿入されていることが必要となる。
【0026】
図4は、個人医療情報登録処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、業務管理部311は、個人医療情報のデータ入力を受け付けるための入力画面を表示させる(ステップS11)。当該職員は、その入力画面において、キーボードもしくはマウスを用いて、個人医療情報の各情報の入力を行うことができる。その入力画面内には、入力終了を受け付けるための「終了キー」(不図示)も表示されており、業務管理部311は、当該職員によりそのキーが選択されると入力完了と判断し(ステップS12で「Y」)、入力されたデータをICカード7に書き込ませるための指示をR/W制御部313に対して行う(ステップS13)。
【0027】
そして、記録させたデータ(すなわち、操作により入力された情報)の中に、「処方箋の内容」を示すデータが含まれていた場合には(ステップS14で「Y」)、処方箋のデータをICカード7に書き込んだことを示す処方箋発行信号をI/F部312を介して端末装置2に送信して(ステップS15)、当該処理を終了する。この処方箋発行信号には、そのICカード7のICカード番号、そのICカード7の所有者を示す患者氏名、処方箋の内容を書き込んだ時刻を示す発行時刻、および処方箋の内容を示すデータが含まれている。ここで発行時刻としては、当該処方箋発行信号を端末装置2に送信するときの時刻であってもよい。
【0028】
なお、一人の患者が複数の診療科を受診し、各診療科から別々の処方箋が出された場合、ここでは、各処方箋それぞれについて、それに対応する処方箋発行信号が個別に順次送信されるものとする。
一方、「処方箋の内容」を示すデータが含まれていなかった場合、すなわち「処方箋の内容」以外の、成人情報など他の情報が書き込まれた場合には(ステップS14で「N」)、処方箋発行信号を送信することなく、当該処理を終了する。
【0029】
なお、この病院1の事務室11では、診療前に患者からICカード7を預かり、診療後に当該処理を行ってそのICカード7に処方箋の内容などを書き込んだ後、ICカード7をその患者に返却するようにしている。
図3に戻って、次に薬局5に設置された端末装置6のPC61の構成について説明する。
【0030】
PC61は、業務管理部611、R/W制御部612、I/F部613、顧客DB614、計時部615およびプリンタ制御部616を備えている。
I/F部613は、端末装置2と接続するためのインターフェースである。
計時部615は、時計ICを備え、現在時刻を示す情報を業務管理部611に提供する。
【0031】
顧客DB614は、PC61が有するハードディスク内に設けられており、ここには患者(顧客)の個人医療情報やその他顧客管理に必要な情報が格納されている。
R/W制御部612は、ICカードR/W62を制御して、ICカードR/W62に挿入されたICカード7に記憶されている個人医療情報を読み出させ、または必要な情報を書き込ませ、もしくは消去させる。
【0032】
業務管理部611は、個人医療情報をICカード7から読み取る処理(個人医療情報読み取り処理)を実行する。PC61のディスプレイには、当該処理を含む種々の処理の選択メニュー画面が表示されるようになっており、個人医療情報読み取り処理が選択されると当該処理が実行される。薬局5では患者が持参したICカード7を受け取ると、そのICカード7から処方箋の内容を読み取るべく、当該処理を実行する。なお、当該処理を行うには、ICカード7が予めICカードR/W62に挿入されていることが必要となる。
【0033】
図5は、個人医療情報読み取り処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、業務管理部611は、ICカード7に記憶されている個人医療情報の読み取りをR/W制御部612に指示する(ステップS21)。そして、読み取られた個人医療情報を受信すると、その情報を顧客DB614内の、その患者に対して設けられた記憶領域に記憶させる(ステップS22)。なお、その患者が初めて薬局5に来た場合には、当該患者用としての記憶領域を新たに割り当てる。
【0034】
次に、受信した個人医療情報の中に「処方箋の内容」を示す処方箋データが含まれていた場合には(ステップS23で「Y」)、処方箋を当該薬局5にて受け付けたことを示す処方箋受付信号をI/F部613を介して病院1の端末装置2に送信する(ステップS24)。この処方箋受付信号には、そのICカード7のICカード番号、そのICカード7の所有者を示す患者氏名、処方箋の内容を読み取った時刻を示す受付時刻、および処方箋の内容を示すデータが含まれている。
【0035】
なお、一人の患者について複数の処方箋のデータが格納されている場合、ここでは、各処方箋それぞれについて、それに対応する処方箋受付信号が個別に順次送信されるものとする。
処方箋受付信号の送信処理が終了すると、R/W制御部612に対し、当該ICカード7の「処方箋の内容」欄に記録されている処方箋データを、「投薬履歴」の内の一のレコードとして書き加えさせた後、記録されている処方箋データを消去させる指示を行い(ステップS25)、当該処理を終了する。これにより、処方箋データは、病院1の事務室11でICカード7の「処方箋の内容」欄に書き込まれて、薬局5で読み出されるとその欄から消去されることになる。
【0036】
一方、処方箋データが含まれていなかった場合、すなわち「処方箋の内容」以外の他の情報を受信した場合には(ステップS23で「N」)、処方箋受付信号を送信することなく、当該処理を終了する。
図3に戻って、業務管理部611は、上記選択メニュー画面において患者の服薬指導書等の出力処理が選択されると、その患者に対する服薬指導書等の印刷指示をプリンタ制御部616に対して行う。
【0037】
プリンタ制御部616は、業務管理部611の指示に基づく印刷動作をプリンタ63に実行させる。
次に、端末装置2の表示制御部231が実行するデータ更新処理および表示処理の内容を説明する。
図6は、表示制御部231が実行するデータ更新処理の内容を示すフローチャートである。
【0038】
同図に示すように、まず表示制御部231は、端末装置3からの処方箋発行信号を受信したか否かを判断する(ステップS31)。受信したことを判断すると(ステップS31で「Y」)、その信号に含まれるICカード番号、患者氏名、発行時刻、および処方箋の内容としての薬の名前、服用時期、服用量および全体量を示す情報を、一の処方箋に対する発行情報として、処方箋データ管理テーブルに追加し(ステップS32)、その後、時間帯別発行量管理テーブルの内容を更新して(ステップS33)、ステップS34に移る。
【0039】
ここで、処方箋データ管理テーブルと時間帯別発行量管理テーブルの内容について説明する。
図7は、処方箋データ管理テーブル251の内容を示す図である。
同図に示すように、当該テーブル251には、上記発行情報に含まれる、ICカード番号、患者氏名、発行時刻、および処方箋の内容を示す情報を格納するための領域が設けられており、表示制御部231は、処方箋発行信号を受ける毎に、その情報を1通の処方箋のデータ(以下、これを「1件のレコード」という場合もある。)として当該テーブル251に追加していく。したがって、ここに記録されているレコードの件数が処方箋の発行量(発行数)ということになる。
【0040】
なお、表示制御部231は、処方箋データ管理テーブル251の内容を、毎日、所定の時刻、例えば診療開始と同時刻にリセット(消去)するようにしている。したがって、この処方箋データ管理テーブル251には、診療を受けた患者の内、処方箋が出された患者に対する一日分の処方箋の内容が記録されることになり、これを参照すれば、病院1の全診療科において、本日、これまでに、どの患者に、どのような内容の処方箋が、何時に出されたかを知ることができる。表示制御部231は、このテーブルの内容をリセットする処理を、これから説明する他の処方箋受付情報管理テーブル、時間帯別発行量管理テーブルおよび時間帯別受付量管理テーブルに対しても同様に行う。
【0041】
図8は、時間帯別発行量管理テーブル252の内容を示す図である。
同図に示すように、時間帯別発行量管理テーブル252は、8〜9時、9〜10時など1時間単位で区切った各時間帯に何通の処方箋(一人の患者に複数の処方箋が出される場合があるため、ここでは処方箋の数を示している。)が出されたか、すなわち各時間帯における処方箋の発行量(発行数)を示すテーブルである。
【0042】
表示制御部231は、今回の処方箋発行信号の受信により、処方箋データ管理テーブル251に追加したデータの「発行時刻」を参照し、その発行時刻が上記各時間帯のどの時間帯に属するかを判断し、判断した時間帯に対応する発行量に「1」をインクリメントすることで、当該テーブルの内容を更新する。具体的には、例えば、今回の処方箋発行信号の受信により、図7に示す患者Bの処方箋に対する発行情報が追加された場合には、「発行時刻」が11時20分であるため、「11〜12」時欄の現在の数値「15」を「16」に書き換えるものである。
【0043】
図6に戻って、ステップS31において、処方箋発行信号を受信していないことを判断すると(ステップS31で「N」)、ステップS34に移る。
ステップS34では、薬局5の端末装置6からの処方箋受付信号を受信したか否かを判断する。受信したことを判断すると(ステップS34で「Y」)、その信号に含まれるICカード番号、患者氏名、受付時刻、および処方箋の内容を示す情報を、1通の処方箋の受付情報として、処方箋受付情報管理テーブルに追加し(ステップS35)、その後、時間帯別受付量管理テーブル254の内容を更新して(ステップS36)、ステップS31にリターンする。
【0044】
ここで、処方箋受付情報管理テーブルと時間帯別受付量管理テーブルの内容について説明する。
図9は、処方箋受付情報管理テーブル253の内容を示す図である。
同図に示すように、当該テーブル253には、受付情報に含まれる、ICカード番号、患者氏名、受付時刻、および処方箋の内容を関連付けて格納するための領域が設けられており、表示制御部231は、処方箋受付信号を受ける毎に、その情報を1通の処方箋のデータとして当該テーブル253に追加していく。したがって、この処方箋受付情報管理テーブル253に記録されているレコードの件数が、薬局5が受け付けた処方箋の数を示し、これを参照すれば、薬局5において、本日、これまでに、何通の処方箋が受け付けられて、それに基づく調剤が行われたかを知ることができる。
【0045】
図10は、時間帯別受付量管理テーブル254の内容を示す図である。
同図に示すように、時間帯別受付量管理テーブル254は、1時間単位で区切った各時間帯に薬局5において何通の処方箋が受け付されたか、すなわち当該各時間帯における処方箋の受付量(受付数)を示すテーブルである。
表示制御部231は、今回の処方箋受付信号の受信により、処方箋受付情報管理テーブル253に追加したデータの「受付時刻」を参照し、その受付時刻が上記各時間帯のどの時間帯に属するかを判断し、判断した時間帯に対応する受付量に「1」をインクリメントすることで、当該テーブルの内容を更新する。具体的には、例えば、今回の処方箋受付信号の受信により、図9に示す患者Gの処方箋に対する受付情報が追加された場合には、「受付時刻」が10時45分であるため、「10〜11」時欄の現在の数値「4」を「5」に書き換えるものである。
【0046】
続いて、表示制御部231が実行する表示処理の内容を説明する。
図11は、表示処理の内容を示すフローチャートであり、図12は、当該処理により表示部21のLCDディスプレイに表示される画面の例を示す図である。以下、図11、12を見ながら当該処理の内容を説明していく。
図11に示すように、表示制御部231は、表示部21を制御して、まずLCDディスプレイに待機画面(図12の画面91)を表示させる(ステップS41)。
【0047】
そして、ICカードR/W23にICカード7が挿入されたか否かをR/W制御部233を介して判断する(ステップS42)。ここで、挿入されていないと判断すると(ステップS42で「N」)、そのまま待機画面91を表示させる。
ICカード7が挿入されたと判断すると(ステップS42で「Y」)、メニュー画面(図12の画面92)を表示させる(ステップS43)。
【0048】
図12に示すように、このメニュー画面92は、希望するサービスを選択するための画面であり、ここでは、「診療内容」ボタン921、「薬局状況」ボタン922および「投薬履歴」ボタン923が表示され、希望するボタンの表示部分に触れると、そのボタンに基づく表示処理が実行されるようになっている。
図11に戻って、画面92の「薬局状況」ボタン922が患者等により押されたことを判断すると(ステップS44で「Y」)、時間帯別発行量管理テーブル252と時間帯別受付量管理テーブル254の内容を参照し(ステップS45)、現在までの病院1における処方箋の発行量と薬局5における処方箋の受付量とを時間帯別にグラフ化した画面(図12の画面93)を薬局5の今後の混雑状況を示す画面として表示させる(ステップS46)。以下、ステップS45、S46の処理内容の詳細を図13を見ながら説明する。
【0049】
図13は、薬局5の混雑状況表示画面93のグラフ部931のみを拡大して示した図であり、ここでは、当該処理が午前11時30分に実行されたときの4種類の表示画面の例を図13(a)〜(d)において示している。
まず、図13(a)の画面について説明する。同図に示す「8〜9」「9〜10」・・・は、時間帯を示しており、「病院の処方箋発行量」は、時間帯別発行量管理テーブル252の「発行量」に相当し、「薬局の処方箋受付量」は、時間帯別受付量管理テーブル254の「受付量」にそれぞれ相当するものである。
【0050】
表示制御部231は、時間帯別発行量管理テーブル252を参照し、各時間帯における「発行量」(処方箋の数)を、棒グラフに変えて表示させる。すなわち、例えば「病院の処方箋発行量」欄の「8〜9」時の時間帯には「4通」に相当する長さの棒71を、「11時から現在(11時30分)」までの11時台には「15通」に相当する長さの棒74を表示させる。他の時間帯についても同様である。
【0051】
「薬局の処方箋受付量」についても同様である。すなわち、時間帯別受付量管理テーブル254を参照し、各時間帯における「受付量」(処方箋の数)を棒グラフに変えて表示させる。例えば「8〜9」時の時間帯には、「2通」に相当する長さの棒75を、「11時台」には、「5通」に相当する長さの棒76を表示させるものである。
【0052】
この画面を見ると、処方箋発行量は、8時台から現在にかけて段々多くなってきているが、それに対し、処方箋受付量は、8時台から現在にかけて全体的に処方箋発行量よりも少なく、そして増える傾向にもなっていないことが解る。このことは、病院1で発行された処方箋の内、まだ薬局5にて受け付けられていないものが多いことを示しており、これは一人の患者に対し1通の処方箋が発行されることがほとんどであることを考慮すると、診療が終わったのにまだ薬局に行ってない患者、例えば何らかの用事でどこかに寄り道をしていたり、待合室にて休憩をしていたりする患者が多数いることと同じと解することができる。上記したように、本実施の形態では、病院1で処方箋を出された患者のほとんどが薬局5で調剤してもらうようになっているので、病院1にて一日に出される処方箋の発行量と薬局5における処方箋の受付量は、ほぼ同じになる(ただし、発行量≧受付量)。
【0053】
したがって、図13(a)に示すような画面が表示された場合、患者等は、現在までの処方箋発行量に対する処方箋受付量の少なさから、薬局5は現在それほど混んでいないが、受付されていない処方箋が多く残っているため、今後混み合うであろうこと(例えば、10時台と11時台に出された処方箋(棒73と74の部分)が、破線の矢印で示すように、薬局5にて11時台(棒76の部分)と12時台(破線で示す棒77の部分)に受け付けされ、特に12時台には処方箋受付量が棒77のように大きく増加してくるであろうこと)を予測でき、なるべく早く薬局5に行くべきであることを判断できるようになる。なお、同図に示す破線の矢印および棒77は、説明を解りやすくするために、病院1から出された処方箋が、薬局5ではどの時間帯に受け付られるであろうかを推定して示したものであり、LCDディスプレイには表示されない。このことは、図13(b)〜(d)についても同様である。
【0054】
一方、図13(b)に示す画面では、現在までの処方箋発行量の総量と処方箋受付量の総量がほぼ同じであることが解る。処方箋をもらった患者のほとんどが薬局5で調剤してもらうことを考慮すると、処方箋発行量と処方箋受付量がほぼ同じであるということは、患者のほとんどがすでに薬局5に行っており、薬局5での処方箋の受付が終わっていることを意味している。したがって、患者等は、この画面を見れば、受付されていない処方箋が少ないこと、および11時台の処方箋発行量(棒78の部分)も少ないことから、薬局5が現在もこれからもそれほど混み合うことがないであろうことを予測でき、いつ行っても同じであると判断することができる。
【0055】
また、図13(c)に示す画面では、処方箋発行量が8時台から10時台まで段々増加しており、処方箋受付量は1時間遅れて処方箋発行量とほぼ同じ割合で増加していることが解る。すなわち、大略、例えば病院1にて9時台に出された処方箋(棒79の部分)は、薬局5で10時台に受け付けられ(棒80の部分)、10時台に出された処方箋(棒81の部分)は、11時台に受け付けられている(棒82の部分)と考えられる。このことから、薬局5での12時台の処方箋受付量(破線で示す棒83)は、11時台に出された処方箋の数(棒84)とほぼ同じ長さになり、11時台よりは少なくなると推定できる。
【0056】
したがって、患者等は、薬局5は現在大変混んでいるが、今後、例えば1時間程度すれば空いて来るであろうことを予測でき、今薬局5に行くよりは、例えば午後0時30分から1時頃にかけて行った方が待ち時間が少なくなると判断できる。
一方、図13(d)に示す画面は、図13(c)とほぼ同じであるが、処方箋受付量が11時台になっても少なくならず、多いままの状態になっている点が異なっている。図13(c)の画面では、今後空いて来ると予測できたが、図13(d)の場合、患者等はこれからも薬局5は混雑したままの状態が続く(例えば、12時台には、処方箋受付量が破線で示す棒85のように多くなる)であろうことを予測でき、待ち時間が長くなっても今薬局5に行くか、ある程度待って遅い時刻に行くかなどを判断することができる。
【0057】
図11に戻って、ステップS47では、混雑状況表示画面に表示されている終了ボタン932(図12参照)が押された否かを判断し、押されていないと判断すると、ステップS46に戻る。
終了ボタン932が押されたと判断すると、ステップS48に移って、ICカード7がICカードR/W23から引き抜かれたか否かを判断し、まだ引き抜かれていないと判断すると(ステップS48で「N」)、ステップS43に戻る。
【0058】
一方、ステップS44において薬局状況ボタン922以外のボタンが押されたことを判断すると、ステップS49に移って、選択されたボタンに基づく処理、例えば投薬履歴ボタン923が押された場合には、ICカード7に記憶されている投薬履歴情報を読み出して、これをLCDディスプレイに表示させるサービスを行った後、ステップS48に移る。
【0059】
ステップS48において、ICカード7が引き抜かれたと判断した場合には(ステップS48で「Y」)、ステップS41に戻って待機画面91を表示させる。
以上、説明したように、本実施の形態の端末装置2は、薬局5の今後の混雑状況として、病院1から発行された処方箋の数(処方箋発行量)と、薬局5において受け付けた処方箋の数(処方箋受付量)とを時間帯別に画面表示させる。したがって、この端末装置2を操作する患者等は、病院1において発行された処方箋の数に対し、現在までに薬局5はどれだけの処方箋を受け付けたか、すなわち、処方箋の発行量と受付量の差分がどの程度であるかを確認することにより、今後の薬局5の混雑状況を推定することが可能となり、従来のように現在の待ち時間だけを表示するだけの場合に比べて、これからの混み具合を推定できる分、患者にとって、今から薬局に行った方がよいのか、少し遅らせて行った方がよいのかを判断するための指標が増え、より適正な判断を行えるようになる。さらに、処方箋発行量と処方箋受付量が時間帯別に表示されるので、患者等は、処方箋の発行量と受付量の経時的な増減傾向から、混み具合をより精度よく推定することができるという効果を奏する。
【0060】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、病院1からの処方箋発行量と薬局5における処方箋受付量とを表示させるようにしたが、第2の実施の形態では、薬局5での現在の待ち時間と、今後推定される待ち時間(推定待ち時間)を表示させるようにしている。以下、第1の実施の形態と異なる点について説明し、同じ部分については、その説明を省略するものとする。
【0061】
まず、薬局5の端末装置6の処理内容について説明する。第2の実施の形態では、端末装置6は、第1の実施の形態における個人医療情報読み取り処理(図5)に加えて、調剤終了信号送信処理を実行する。
図14は、調剤終了信号送信処理の内容を示すフローチャートであり、この処理は、端末装置6の業務管理部611により行われるものである。
【0062】
同図に示すように、業務管理部611は、ある患者に対する服薬指導書の出力処理が選択されたか否かを判断する(ステップS51)。服薬指導書は、処方箋に記載された薬剤の調剤が終了する毎に出力されるため、逆にいえば、これの出力処理が選択されたということは、その処方箋の調剤が終了したことを意味することになる。これより、業務管理部611は、服薬指導書の出力処理が選択されたことを判断すると(ステップS51で「Y」)、その処方箋について調剤が終了したと判断し、その患者のICカード番号と、その患者氏名とを示す情報を含んだ調剤終了信号を病院1の端末装置2に送信して(ステップS52)、ステップS51に戻る。なお、一人の患者に対して複数の処方箋が発行されている場合には、ここでは1通の処方箋の調剤が終了する毎に、その処方箋に対する服薬指導書が出力されるので、調剤終了信号も、各処方箋について調剤が終了する毎に順次送信されることになる。
【0063】
続いて、病院1の端末装置2の処理内容について説明する。端末装置2では、データ更新処理と表示処理の内容、および記憶部236内の管理テーブルの構成が第1の実施の形態と異なっている。
データ更新処理および表示処理の内容を説明する前に、記憶部236の管理テーブルの構成について説明する。
【0064】
本実施の形態の記憶部236には、3つの管理テーブルが設けられている。すなわち、第1の実施の形態と同じ処方箋データ管理テーブル251、図15に示す処方箋受付情報管理テーブル261、図16に示す調剤時間管理テーブル262である(時間帯別発行量管理テーブル252と時間帯別受付量管理テーブル254は設けられていない。)。
【0065】
処方箋受付情報管理テーブル261は、図15に示すように、上記処方箋受付情報管理テーブル253に、薬局5において調剤行為が終了しているか否かを判断するための調剤終了欄2661が追加されたものである。この欄へのデータの書き込みは、データ更新処理において行われる。
一方、図16に示す調剤時間管理テーブル262は、現時点でまだ薬局にて受け付けられていない処方箋(以下、「未受信処方箋」という。)の数(未受信処方箋数)と、その処方箋に記載された薬剤の薬局5での調剤に要する時間(未処方調剤時間)とを処方箋の発行時間帯別に分けて示したテーブルであり、このテーブルのデータの更新は、表示処理において行われる。
【0066】
続いて、データ更新処理および表示処理の内容について説明する。
図17は、本実施の形態における表示制御部231によるデータ更新処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、表示制御部231は、ステップS61〜S64において、図6のS31、S33、S34、S35と同じ内容の処理を行う。すなわち、端末装置3からの処方箋発行信号を受信すると、その信号に含まれる発行情報を処方箋データ管理テーブル251に追加する(ステップS61、S62)。そして、端末装置6からの処方箋受付信号を受信すると、その信号に含まれる受付情報を処方箋受付情報管理テーブル261に追加するものである(ステップS63、S64)。
【0067】
そして、ステップS65では、薬局5からの調剤終了信号を受信したか否かを判断する。ここで、受信したと判断すると(ステップS65で「Y」)、処方箋受付情報管理テーブル261の内容を更新する処理、すなわち調剤終了信号に含まれるICカード番号を示す情報に基づいて、現在、処方箋受付情報管理テーブル261に記録されているレコードの内、そのICカード番号が一致するレコードの「調剤終了」欄に、調剤が終了したことを示すマーク、ここでは「*」を書き込む処理を行って(ステップS66)、ステップS61にリターンする。これより、処方箋受付情報管理テーブル261の「調剤終了」欄を参照すれば、薬局5にて受け付けられた処方箋の内、現在、どの処方箋に対する調剤が終了しており、まだ終了していない、すなわち調剤待ちとなっている処方箋はどれであるかを特定することができる。図15に示す例では、患者DとFの処方箋が調剤待ちの状態になっていることになる。
【0068】
図18は、第2の実施の形態における表示制御部231による表示処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、表示制御部231は、ステップS71〜S74において、図11のS41〜S44と同じ内容の処理を行う。すなわち、待機画面(図12の画面91)を表示させ、ICカードR/W23にICカード7が挿入されたことを判断すると、メニュー画面(図12の画面92)を表示させる(ステップS71〜S73)。
【0069】
そして「薬局状況」が患者等により選択されたことを判断すると(ステップS74で「Y」)、処方箋データ管理テーブル251と処方箋受付情報管理テーブル261の内容を参照して、上記未受信処方箋を抽出する(ステップS75)。未受信処方箋は、現時点でまだ薬局5にて受け付けられていない処方箋のことであるから、処方箋データ管理テーブル251と処方箋受付情報管理テーブル261のICカード番号欄を参照し、処方箋データ管理テーブル251に記録されているが、処方箋受付情報管理テーブル261には記録されていない番号を求めれば、それが未受信処方箋のICカード番号を示すものとなる。なお、処方箋データ管理テーブル251に記録されている処方箋の内、どれが未受信処方箋であるかを識別するための識別情報として、ここではICカード番号を用いたが、例えば患者氏名を用いるようにしてもよい。
【0070】
続いて、薬剤DB8に基づいて、未受信処方箋それぞれに対し、未処方調剤時間を求める(ステップS76)。ここでは、各薬剤について、薬局5における実際に調剤に必要な時間を示すデータが、薬剤の種類および/もしくは薬剤の量に関連付けられて薬剤DB8に予め格納されており、表示制御部231は、そのデータを用いることにより、各未受信処方箋それぞれについて調剤に要する時間を求める。その際、1通の処方箋に複数の薬剤が記載されている場合には、各薬剤の調剤に要する時間を加算して、その処方箋に対する未処方調剤時間とする。
【0071】
そして、求めた未処方調剤時間に基づいて、図16に示す調剤時間管理テーブル262の内容を更新する(ステップS77)。ここでは、未受信処方箋となっている処方箋の処方箋発行時刻を参照して、どの処方箋が当該テーブル262に示す各時間帯のいつの時間帯に発行されたかを判断し、各時間帯ごとにその数を計数して、その時間帯毎の数を「未受信処方箋数」欄に書き込む。
【0072】
そして、各時間帯について、同一時間帯に属する未受信処方箋の未処方調剤時間を累積して求めた時間を、その時間帯に処方箋が発行された全ての未受信処方箋に対する調剤に必要となる時間として「未処方調剤時間」欄に書き込むことで、当該テーブル262の内容を更新するものである。例えば、10時台では、10時台に発行された処方箋の内、現時点で8通がまだ薬局5で受け付けられておらず、その8通の処方箋に基づいて調剤を行う場合、その処理に30分かかるものであることを示している。
【0073】
図18に戻って、表示制御部231は、ステップS78において、薬剤DB8に基づいて、現在の薬局5での待ち時間を求める。ここでは、処方箋受付情報管理テーブル261(図15)の調剤終了欄2661を参照し、調剤終了を示すマーク(*)が付されていない処方箋(例えば、図15では、患者DとFに出された処方箋)、すなわち上記したように薬局5で受け付けられたがまだ調剤が終わっていない処方箋を特定し、特定した各処方箋の内容から調剤に要する時間を薬剤DB8を参照することで求め、これを現在の待ち時間として求めるものである。
【0074】
そして、ステップS79において混雑状況表示画面を表示させる。
図19は、本実施の形態での混雑状況表示画面の主要部のみを拡大して示した図であり、ここでは、当該処理が午前11時30分に実行されたときの2種類の表示画面の例を(a)(b)で示している。
まず、図19(a)の画面について説明する。同図に示す「未処方調剤時間」は、調剤時間管理テーブル262の「未処方調剤時間」を示すものである。
【0075】
表示制御部231は、調剤時間管理テーブル262を参照し、各時間帯における「未処方調剤時間」を、棒グラフに変えて表示させる。すなわち、例えば「8〜9」時の時間帯には「5」分に相当する長さの棒51を表示させ、「11時から現在(11時30分)」までの11時台には、「50」分に相当する長さの棒52を表示させる。他の時間帯についても同様である。
【0076】
そして、「薬局待ち時間」として、現在の待ち時間を示す棒53と、これからの推定待ち時間を示す棒54を表示させる。ここで、棒53は、上記ステップS78で求めた現在の待ち時間に相当する長さで表示されるものである一方、棒54は、調剤時間管理テーブル262の各時間帯の未処方調剤時間(8〜9時台で「5」分、9〜10時台で「5分」、・・11時台で「50」分)を累積した時間(ここでは、90分になる。)に相当する長さで表示される。すなわち、推定待ち時間は、現在、未受信処方箋となっている処方箋(ここでは、23通)が同時に薬局5にて受け付けられたと仮定した場合の待ち時間を示したものということになる。
【0077】
図19(a)に示す画面の場合、現在の待ち時間がそれほど長くないのに対して、推定待ち時間は大変長くなっており、これより、患者等は、遅れて薬局5に行くよりも、できるだけ早く薬局5に行った方が待ち時間を短く済ませられると予測することができる。
また、図19(b)に示す画面の場合、現在の待ち時間(棒55)は比較的長いが、推定待ち時間(棒56)は短くなっており、これより、患者等は今薬局5に行くよりは、少し遅れて行った方が待ち時間が短く済むと予測できる。
【0078】
以上、説明したように、第2の実施の形態では、今後の推定待ち時間を表示させるようにしているので、患者等は、現在の待ち時間との関係から、薬局5に今すぐ行った方がよいのか、ある程度遅れて行った方がよいのかの判断をより適確に行うことができるようになるという効果がある。また、今後の推定待ち時間だけを表示させる構成であっても、患者は今後の混雑状況を予測できるので、同様の効果を得ることができる。
【0079】
なお、上記では、本発明を端末装置に適用した場合の例を説明したが、本発明は、これに限られず、コンピュータに上記のような処理を実行させるためのプログラムであるとしてもよい。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
【0080】
(1)上記第1の実施の形態では、図13の混雑状況表示画面において「病院の処方箋発行量」と「薬局の処方箋受付量」として処方箋の数を表示させるようにしたが、これに代えて「調剤に要する時間」で表示させることもできる。この場合、「病院の処方箋発行量」の代わりに「病院が発行した各処方箋に記載された各薬剤の調剤に要する時間を足し合わせた(累積した)時間(以下、「第1の累積時間)という。」を、「薬局の処方箋受付量」の代わりに「薬局が受け付けた処方箋に記載された各薬剤の調剤に要する時間を累積した時間(以下、「第2の累積時間」という。)を各時間帯に分けて求めてグラフ表示させればよい。具体的には、例えば、第1の累積時間の場合、図7の処方箋データ管理テーブル251を参照して、まず「8時〜9時」の間に発行された処方箋がどれであるのかを発行時刻から判断し、各処方箋(一の場合には、その処方箋)に記載されている各薬剤(一の場合には、その薬剤)の調剤に要する時間を薬剤のDB8を参照して求め、それらを累積して(足し合わせて)、8時台における第1の累積時間として、その時間に対応する長さの棒を図13に示す棒71に代えて表示させる。同様に、他の時間帯(9時台〜11時台)についても、それぞれその時間帯における調剤に要する時間を第1の累積時間として求めて表示させればよい。
【0081】
また、第2の累積時間の場合も、同じであり、図9の処方箋受付情報管理テーブル253を参照して、まず「8時〜9時」の間に薬局で受け付けられた処方箋がどれであるのかを受付時刻から判断し、各処方箋(一の場合には、その処方箋)に記載されている各薬剤(一の場合には、その薬剤)の調剤に要する時間を薬剤のDB8を参照して求め、それらを累積して、8時台における第2の累積時間として、その時間に対応する長さの棒を図13に示す棒75に代えて表示させるようにすればよい。他の時間帯(9時台〜11時台)についても、それぞれ同様にその時間帯における調剤に要する時間を第2の累積時間として求めて表示させればよい。
【0082】
薬剤の種類や服用量が処方箋毎に異なっている場合には、処方箋の数を表示させるよりも、各時間帯について、発行された処方箋と受け付けられた処方箋に対する、実際の調剤に要する時間を確認することができ、薬局5におけるこれからの混雑状況をより適確に推定することが可能となる。この場合、薬剤の種類もしくはその量のいずれかから各薬剤の調剤に要する時間を求めるようにすることもできる。
【0083】
また、「病院の処方箋発行量」と「薬局の処方箋受付量」に代えて、「病院が処方箋を発行した患者数」と「薬局で処方箋を受付けた患者数」を表示させるようにしてもよい。この場合は、病院で一人の患者に対して処方箋が発行されると、処方箋の数に関らず処方箋発行信号が1回送信され、薬局で一人の患者の処方箋を受け付けされると処方箋の数に関らず処方箋受付信号が1回送信される構成にすればよい。
【0084】
なお、第1の実施の形態では、処方箋発行信号および処方箋受付信号に、処方箋の内容を示すデータが含まれていたが、「病院の処方箋発行量」と「薬局の処方箋受付量」を表示させるだけであれば、そのデータは必要なく、端末装置2は、各信号の受信履歴だけを記憶しておけばよいことになる。
(2)上記実施の形態では、混雑状況を棒グラフを用いて表わしたが、これに限られず、他の図表、例えば円グラフを用いて表わすようにすることもできる。また、グラフを用いずに数字表示にしてもよい。
【0085】
(3)上記実施の形態では、混雑状況表示画面に処方箋発行量や推定待ち時間などを表示させるようにしたが、これに加えて、例えば「早く行った方がよい」などのメッセージを表示させるようにすることもできる。例えば、図13に示す「病院の処方箋発行量」と「薬局の処方箋受付量」の大小関係およびその増減傾向がどのようなパターンになれば薬局5の現在および今後の混雑の程度はどのようになるかを実験などから予め求めておくと共に、そのパターンに応じたメッセージを記憶しておき、実際に画面表示されたパターンがどのパターンに一致する、もしくは類似しているかを判断することにより実現できる。
【0086】
このパターンとしては、例えば図13(a)〜(d)の4つのパターンに分類することができ、この場合、(a)のパターンでは「早くいったほうがよい。」、(b)では「今でも少し遅れて行ってもよい。」、(c)では「今混んでいるので少し遅れて行った方がよい。」、(d)では「今も少し遅れていっても混んでいる。」といったメッセージが考えられる。
【0087】
(4)上記実施の形態では、患者等に薬局5の混雑状況を通知する方法として、混雑状況表示画面を端末装置2のLCDディスプレイに表示させるようにしたが、これに限られず、例えば音声により知らせる方法もある。この場合、「病院の処方箋発行量」と「薬局の処方箋受付量」を示す数値を時間帯別に順次音声化して発するようにすることが考えられる。また、上記変形例(3)におけるメッセージを音声にしてもよい。
【0088】
(5)上記実施の形態では、「病院の処方箋発行量」などを8〜9時、9〜10時など1時間単位で表示したが、時間単位はこれに限られず、例えば30分単位や2時間単位などで表示するようにしてもよい。この単位が短くなれば、患者等は、それだけ「病院の処方箋発行量」などの増減傾向の近況を知ることができる。また逆に、単位が長くなれば、「病院の処方箋発行量」などの増減傾向をより大局的に知ることができる。また、患者等が、表示させたい単位を、例えば1時間から30分単位に変更できる構成にすれば、薬局の混雑状況をより詳しく知りたい患者等にとって親切となる。
【0089】
また、第1の実施の形態の「病院の処方箋発行量」と「薬局の処方箋受付量」を時間帯別に分けず、現在までの総量(総発行量と総受付量)で表示するようにしてもよい。図8の例の場合には、総発行量として「35」が、図10の例の場合には、総受付量として「15」が表示されることになる。処方箋発行量と処方箋受付量の経時的な増減傾向を知ることはできなくなるが、患者等は、その差分から薬局の混雑状況を推定することはできる。このことは、第2の実施の形態についても同様である。この場合、各時間帯の「未処方調剤時間」が足し合わされることになるので、現在までの総未処方調剤時間は、実質的に推定待ち時間を示すことになる。また、上記変形例(1)で説明した「調剤時間に要する時間」で表示させる場合にも、現在までのトータルの時間で表示させるようにしてもよい。この場合は、例えば「第1の累積時間」としては、病院がこれまでに発行した各処方箋に記載された全ての薬剤の調剤に要する時間を累積した時間ということになる。
【0090】
(6)上記実施の形態では、病院1に対し一の薬局5の構成を説明したが、両者が複数ある構成であっても本発明を適用することができる。この場合、各薬局では、上記処方箋受付信号に自身の薬局名を示す情報を含めた上でその信号を各病院に送信し、一方で、各病院では、事務室において各患者に行き付けの薬局など調剤してもらう薬局を選択してもらい、上記処方箋発行信号に、選択された薬局名を示す情報を含めた上でその信号を各薬局に送信すると共に他の病院にも送信するようにしておく。
【0091】
このような構成において、各病院の端末装置2は、各薬局からの処方箋受付信号に基づいて、どの患者がいつ、どこの薬局に行ったか、すなわちどこの薬局がいつ、どの患者の処方箋を受け付けたかを判断し、各薬局ごとに処方箋受付情報管理テーブル253および時間帯別受付量管理テーブル254を生成する。また、自身の病院の事務室および他の病院からの処方箋発行信号に基づいて、どの患者に何時どのような処方箋が出されたかおよびその患者によりどの薬局が選択されたかを判断し、各薬局ごとに処方箋データ管理テーブル251および時間帯別発行量管理テーブル252を生成する。そして、これら時間帯別発行量管理テーブル252と時間帯別受付量管理テーブル254の内容に基づいて各薬局における混雑状況を表示させるようにすれば実現できる。
【0092】
(7)上記実施の形態では、ICカードに処方箋の内容を記録することにより、そのICカードを処方箋として利用するようにしたが、紙の処方箋が発行される構成であっても、本発明は適用できる。この場合、病院1の事務室11では、処方箋が医師により発行されると、端末装置3を用いて患者氏名や処方箋の内容等、処方箋発行信号に含まれる情報を入力した後、その患者に対する処方箋発行信号を端末装置2に送信させるようにし、薬局5では、患者から紙の処方箋を受け付けると、端末装置6を用いて、その患者の氏名等、処方箋受付信号に含まれる情報を入力した後、その患者に対する処方箋受付信号を端末装置2に送信させるように構成すればよい。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、医療機関からの処方箋発行信号と、薬局からの処方箋受付信号それぞれの受信履歴に基づいて、薬局の今後の混雑状況を示す状況情報を生成し、その内容を出力するので、患者等は今後の薬局の混雑状況を予測することができ、現時点での混雑状況しか求めることができない従来の構成に比べて患者等にとってより適切な混雑状況の表示が可能となる。
【0094】
また、前記状況情報を、前記医療機関が発行した処方箋の発行量と前記薬局が受け付けた処方箋の受付量を示す情報とすれば、患者等は、その発行量と受付量の差分を確認し、その差分から今後の混雑状況を推定することが可能となる。
さらに、前記状況情報を、前記医療機関が発行した各処方箋に記載された全ての薬剤の調剤に要する時間を累積した第1の累積時間と、前記薬局が受け付けた各処方箋に記載された全ての薬剤の調剤に要する時間を累積した第2の累積時間とを示す構成にすれば、患者等は、発行された処方箋と受け付けられた処方箋それぞれに対する、実際の調剤に要する時間を確認することができ、例えば処方されるべき薬剤の量が患者毎に大きく異なるような場合には、その第1と第2の累積時間の差分を確認することにより、今後の混雑状況をより正確に推定することが可能となる。
【0095】
また、前記状況情報を、薬局における今後の予想待ち時間を示す情報とすれば、患者等は、その予想待ち時間を確認すれば今後の混雑状況を推定することが可能となる。
そして、前記予想待ち時間を、医療機関が発行した処方箋の内、まだ薬局で受け付けられていない処方箋に記載された薬剤の調剤に要する時間を累積した時間とすれば、患者等は、薬剤師が実際に調剤するときに要する時間を予想待ち時間として確認することができ、より正確に混雑状況を推定することが可能となる。
【0096】
また、出力手段を表示手段とすれば、患者等は、混雑状況を一目で確認することができる。
さらに、出力手段を音声発生手段とすれば、例えば視力が弱い患者等にとっても便利となる。
また、前記状況情報を、所定の時間帯に分けて示した情報として出力する構成にすれば、例えば医療機関が発行した処方箋の数と薬局が受け付けた処方箋の数が所定の時間帯に分けられた状態で出力されることになり、患者等は、その数の経時的な増減傾向から、混雑状況をより精度よく推定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における待ち状況通知装置としての端末装置2を含む医療支援システムの概略の構成を示す図である。
【図2】ICカード7に記憶されている個人医療情報の内容を示す模式図である。
【図3】病院1の端末装置2、3と薬局5の端末装置6の制御ブロック図である。
【図4】個人医療情報登録処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】個人医療情報読み取り処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】表示制御部231が実行するデータ更新処理の内容を示すフローチャートである。
【図7】処方箋データ管理テーブル251の内容を示す図である。
【図8】時間帯別発行量管理テーブル252の内容を示す図である。
【図9】 処方箋受付情報管理テーブル253の内容を示す図である。
【図10】時間帯別受付量管理テーブル254の内容を示す図である。
【図11】表示制御部231が実行する表示処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】上記表示処理により表示部21のLCDディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
【図13】(a)〜(d)は、薬局5の混雑状況表示画面93に表示される画面の例を拡大して示した図である。
【図14】第2の実施の形態における調剤終了信号送信処理の内容を示すフローチャートである。
【図15】第2の実施の形態における処方箋受付情報管理テーブル261の内容を示す図である。
【図16】第2の実施の形態における調剤時間管理テーブル262の内容を示す図である。
【図17】第2の実施の形態における表示制御部231によるデータ更新処理の内容を示すフローチャートである。
【図18】上記表示制御部231による表示処理の内容を示すフローチャートである。
【図19】(a)、(b)は、第2の実施の形態における、薬局5の混雑状況表示画面93に表示される画面の例を拡大して示した図である。
【符号の説明】
1 病院
2、3、6 端末装置
5 薬局
7 ICカード
8 薬剤DB
9 病院DB
11 事務室
12 待合室
21 表示部
22 制御部
23、32、62 ICカードR/W
24、74 プリンタ部
31、61 PC
93 混雑状況表示画面
251 処方箋データ管理テーブル
252 時間帯別発行量管理テーブル
253 処方箋受付情報管理テーブル
254 時間帯別受付量管理テーブル
261 処方箋受付情報管理テーブル
262 調剤時間管理テーブル

Claims (5)

  1. 医療機関において患者に対して処方箋を発行したことを示すとともに、処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された薬剤の種類もしくは薬剤の量に関する薬剤情報とを含む処方箋発行信号と、薬局において前記処方箋を患者から受け付けたことを示すとともに、当該処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された前記薬剤情報とを含む処方箋受付信号とを受信する受信手段と、
    前記受信手段における前記処方箋発行信号と前記処方箋受付信号それぞれの受信履歴から、前記医療機関が発行した処方箋の内、まだ前記薬局で受け付けられていない処方箋を前記各識別情報に基づいて識別するとともに、前記各薬剤情報に基づいて、識別した処方箋に記載された薬剤の調剤に要する時間を累積し、累積された時間を前記薬局における今後の予想待ち時間とした状況情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段が生成した前記状況情報の内容を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする状況通知装置。
  2. 前記出力手段は、生成された前記状況情報の内容を表示する表示手段であることを特徴とする請求項1に記載の状況通知装置。
  3. 前記出力手段は、生成された前記状況情報の内容を音声に変えて出力する音声発生手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の状況通知装置。
  4. 前記情報生成手段は、前記状況情報を、所定の時間帯に分けて示した情報として生成することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の状況通知装置。
  5. 医療機関において患者に対して処方箋を発行したことを示すとともに、当該処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された薬剤の種類もしくは薬剤の量に関する薬剤情報とを含む処方箋発行信号と、薬局において前記処方箋を患者から受け付けたことを示すとともに、当該処方箋を識別するための識別情報と、当該処方箋に記載された前記薬剤情報とを含む処方箋受付信号とを受信する受信処理と、
    前記受信処理における前記処方箋発行信号と前記処方箋受付信号それぞれの受信履歴から、前記医療機関が発行した処方箋の内、まだ前記薬局で受け付けられていない処方箋を前記各識別情報に基づいて識別するとともに、前記各薬剤情報に基づいて、識別した処方箋に記載された薬剤の調剤に要する時間を累積し、累積された時間を前記薬局における今後の予想待ち時間とした状況情報を生成する情報生成処理と、
    前記情報生成処理によって生成された前記状況情報の内容を出力する出力処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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