JP4374663B2 - 測定セルの洗浄方法と測定セル洗浄装置ならびにそれを用いたインクの色測定装置と色合わせ装置 - Google Patents

測定セルの洗浄方法と測定セル洗浄装置ならびにそれを用いたインクの色測定装置と色合わせ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインキ等の測定対象液体に光を照射して光学特性を測定する光学測定用の装置に付随する測定用セルの洗浄方法と、それを用いるセル洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塗料、インキ、プラスチックなどの(広義の)着色液体の製造や、調整中または稼働中の印刷機等においては、製造時、調整時における着色液体の光学特性、または印刷機に供給される着色液体(インキ)の光学特性を正確に把握する必要がある。その方法の一つとして、上記着色液体に光を照射しその透過光または反射光を分光分析する方法があり、従来の方法では測定用セル(通常は立方体のセル)に試料を注入し上記のような分光分析器によって光学特性を測定していたが、上記のような濃色の着色液体では、数ミリ、薄膜のものでも数十ミクロンの測定用セルでは分光分析器の限界測定域を越えてしまうことが多かった。
【0003】
そこで、一つの方法として(特開平7−28085号公報)のような方法で薄膜を作り出し光学特性を測定していた。
【0004】
また、別の方法として(特開平8−94441号公報)のような方法で自動的に試料を注入して光学特性を測定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法(特開平7−28085号公報)では次々と試料の測定をしなければならない場合、測定セルの洗浄に多大な労力を費やしており、洗浄機自体を有していても、洗浄処理は人手によってなされていた。
【0006】
また、別の方法(特開平8−94441号公報)では同一の被測定液体を連続して測定する場合は、液体供給口や供給管路及び測定セル内部の洗浄は不要だが、異なる被測定液体の光学特性を順次測定する場合、既に測定した被測定液体が取り込み口等に付着して残るために異なる成分の液体を混合させないようにする必要があり、上記液体供給口や供給管路及び測定セル内部に残留している液体を完全に取り除かれなければならない。
例えば供給口と洗浄口を別回路とした場合、いずれか一方を使用する場合一方を閉鎖しなければならず、供給口を閉鎖した場合、供給口の口元の部分は完全に洗浄できず、異成分混合のままの測定になりかねない。
【0007】
本発明はこれら従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の課題は、これを解決液体の光学特性、例えば分光透過率あるいは分光反射率などを測定するための被測定液体を入れる測定セルにその被測定液体を供給、排出したり、あるいは洗浄したりすることを能率良く行うことができる測定セルの洗浄方法と、それに好適な洗浄装置を提供することにあり、また第2の課題は、それを好適に応用できるインクの色測定装置とインクの色測定装置を提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するために本発明は次の手段を提供する。すなわち、請求項1に示す発明は、測定セル内部にある被測定液体を測定する為の該測定セルにつき、上下に駆動するシリンダー(1)、洗浄プレート(2)、被測定液体供給口(3)、水平方向に駆動するシリンダー(4)、洗浄液噴出口(5)からなり、該測定セルへ被測定液体を送る供給口と洗浄液の供給口が一つの管路である測定セル洗浄装置を用いて、該測定セルを洗浄する方法であって、
位置(出)にある被測定液体供給口(3)から該測定セルに被測定液体を注入し、注入後、シリンダー(4)をスライドさせて位置(戻)で停止し、シリンダー(1)を降下させて密閉状態にして測定開始し、
測定終了後は、エアーによって圧力を加え更に圧空を混合した洗浄液を洗浄液噴出口(5)から流入させ、圧力と泡の力により洗浄効果の高まった洗浄液によって被洗浄液体を排出し、被洗浄液体供給口(3)から該測定セルに洗浄を施し洗浄液は廃液タンクに排出させ、
洗浄液による洗浄終了後エアーブローされ残留する液体は全て廃液タンクに排出し、シリンダー(1)を上昇させ位置(戻)にあるシリンダー(4)をスライドさせて位置(出)の原点に戻すこと、
以上を経ることを特徴とする測定セル洗浄方法である。
【0012】
請求項2に示す発明は、測定セル内部にある被測定液体を測定する為の該測定セルにつき、上下に駆動するシリンダー(1)、洗浄プレート(2)、被測定液体供給口(3)、水平方向に駆動するシリンダー(4)、洗浄液噴出口(5)からなり、該測定セルへ被測定液体を送る供給口と洗浄液の供給口が一つの管路である測定セル洗浄装置であって、
位置(出)にある被測定液体供給口(3)から該測定セルに被測定液体を注入し、注入後、シリンダー(4)をスライドさせて位置(戻)で停止し、シリンダー(1)を降下させて密閉状態にして測定開始し、
測定終了後は、エアーによって圧力を加え更に圧空を混合した洗浄液を洗浄液噴出口(5)から流入させ、圧力と泡の力により洗浄効果の高まった洗浄液によって被洗浄液体を排出し、被洗浄液体供給口(3)から該測定セルに洗浄を施し洗浄液は廃液タンクに排出させ、
洗浄液による洗浄終了後エアーブローされ残留する液体は全て廃液タンクに排出し、シリンダー(1)を上昇させ位置(戻)にあるシリンダー(4)をスライドさせて位置(出)の原点に戻すこと、
以上の機能を具備することを特徴とする測定セル洗浄装置である。
【0015】
請求項3に示す発明は、インクを厚さの薄い液体のインク膜として保持する測定セル、該測定セルを洗浄する請求項2に記載の測定セル洗浄装置、および分光透過率又は分光反射率の少なくともいずれかの測定を該インク膜に対して行なう投光部と受光部とを有する分光測定手段を備えること、
を特徴とするインクの色測定装置である。
【0016】
請求項3に示す発明は、請求項3のインクインクの色測定装置を用いて得られたインクの分光透過率又は分光反射率の少なくともいずれかの測定データを用いて、インクの色合わせを行なうこと、
を特徴とするインクの色合わせ装置である。
【0017】
請求項3に示すようなインクの色測定装置、又は4に示すような請求項3の色測定装置で得られた結果を利用するインクの色合わせ装置によると、次のような利点を得られる。
その背景から説明すると、印刷のインクの色合わせを行なう際の高精度で処理も早いCCM(いわゆるComputerColorMatchingの略称)によって対応する技法があるが、これにはインクの精度の高い色測定データが必要とされる。
ここで、色測定の技術として、例えば、インクを紙等にいったん印刷してこれを分光反射率を測定することにより色測定を行なう技法がしられているが、これによると印刷することが必須であり時間と手間を要するうえに、得られた色測定データは印刷の下地の影響を受けてしまうために高精度の測定は望めない。しかし、他の色測定の技法として、請求項3に示すように、印刷を必要としない為に時間と手間を大幅に省けるばかりか、分光反射率、分光透過率、あるいは分光反射率と分光透過率の両方を測定し得られたデータを使用することにより、下地の影響を受けない非常に精度の高い色測定をおこなうことが出来る。インクは色が濃厚である為に厚さが非常に薄い膜状にしなければ、特に分光透過率の測定は困難である。
【0018】
前記の請求項3又は4の発明によると、色測定に関してわざわざインクを印刷する必要が無い為に、印刷機を稼働させながら使用中のインクの色測定および色合わせを行なうことが可能となり、印刷品質の管理するうえで極めて有効な効果を発揮させることが出来るばかりか、色測定や色合わせの作業を省力化あるいは自動化する為の対策としても大変に有効となる。そうしたなかで、測定セルがもし(インク等による)汚れた場合には、高精度の測定性能を維持する為に測定セルの汚れを洗浄する必要があるが、請求項3又は4の発明はその際の洗浄手段も備えていることから、色測定や色合わせの作業だけでなく、洗浄についても、省力化あるいは自動化する為の対策としても大変に有効となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の液体測色装置(例;インクの色測定装置)における被測定液体供給及び洗浄ユニットの構成を示す説明図である(被測定液体の例;インク)。
【0020】
装置の構成として、上下に駆動するシリンダー(1)、洗浄プレート(2)、被測定液体供給口(3)、水平方向に駆動するシリンダー(4)、洗浄液噴出口(5)からなり、測定部へ被測定液体を送る供給口と洗浄液の供給口が一つの管路であるのことを特徴としている。
【0021】
また、供給口の裾は被測定液体を注入しやすくするため、また洗浄時に洗浄液が流れやすく残りにくくするために放射状に広げてあり、また洗浄液が流れやすくなるようにテフロンの表面処理が施されている。インキの供給にはスポイトを用いた。原点はシリンダー(1)が上昇端、シリンダー(4 )が出端である。
【0022】
図2は被測定液体の排出、洗浄液供給、エアーブローを行うエアーの電磁バルブの回路図と、簡単な構成を示す説明図である。
【0023】
構成として、測定部(6)、仕上げ洗浄液タンク(7)、仮洗い洗浄液タンク(8)、廃液タンク(9)、被測定液体供給及び洗浄ユニット(10)、被測定液体供給口(11)、仕上げ洗浄液タンク(7)を開放する洗浄バルブ(A)、仮洗い洗浄液タンク(8)を開放する洗浄バルブ(B)、廃液を廃液タンク(9)に排出するリターンバルブ(C)、既に洗浄を行った仕上げ洗浄液を仮洗い洗浄タンク(8)に排出するリターンバルブ(D)、仕上げ洗浄液が仮洗い洗浄液タンク(8)に排出されるとき、仮洗い洗浄液タンク(8)のエアーを抜くエアー抜きバルブ(E)、圧空を混合するためのエアーミキシングバルブ(F)、仮洗い洗浄液を送り出すために仮洗い洗浄液タンク(8)に圧力をかける加圧バルブ(G)、仕上げ洗浄液を送り出すために仕上げ洗浄液タンク(7)に圧力をかける加圧バルブ(H)、測定ユニットにエアーを供給する測定部用バルブ(I)、廃液の排出及びエアーブローのためのブローバルブ(J)、を備える。
【0024】
尚、本発明に関わる測定セルの洗浄方法あるいは測定セル洗浄装置を応用するのに好適な具体例であるインクの色測定装置やインクの色合わせ装置としては、例えば、特願平6−233732号、特願平9−331215号、特願平10−131075号、特願平11−44772号、特願平11−44773号、特願平11−44773号が挙げられる。これらに前記測定セル洗浄装置を付加させた場合は請求項8のインクの色測定装置、請求項9のインクの色合わせ装置となる。
また、本発明に関わる測定セルの洗浄方法あるいは測定セル洗浄装置を応用したインクの色測定装置やインクの色合わせ装置(請求項8、9)を特願平11−56820号のようなシステムに適用することは、印刷品質のより良い管理の為に好ましい。
【0025】
【実施例】
参考例1>
図1を参照して、被測定液体供給及び洗浄ユニットの構成図を用いて被測定液体供給から、測定、洗浄までを説明する。
【0026】
位置(出)にある被測定液体供給口(3)から被測定液体を注入し、注入後シリンダー(4)がスライドして位置(戻)で停止する。
シリンダー(1)が降下し密閉状態になり測定開始。
測定終了後、圧力のかけられたエアーによって被測定液体供給口(3 )から測定部までの被測定液体が廃液タンクに排出される。
【0027】
次いで、エアーによって十分に圧力が加えられ更に圧空を混合した洗浄液が洗浄液噴出口(5)から流入され、圧力と泡の力により洗浄効果の高まった洗浄液によって被洗浄液体供給口(3)から測定部に洗浄を施し洗浄液は廃液タンクに排出される。
洗浄液による洗浄終了後エアーブローされ残留する液体は全て廃液タンクに排出され、シリンダー(1 )が上昇し位置(戻)にあるシリンダー(4 )がスライドして位置(出)の原点に戻る。
【0028】
続いて、図2を用いて各動作との電磁バルブの開閉について説明する。
測定では測定用部用バルブ(I)を除くすべての電磁バルブを閉じ被測定液体を被測定液体供給口(11)から供給する。
【0029】
次いで、被測定液体排出ではブローバルブ(J)と、リターンバルブ(C)を開放し被測定液体供給口(11)から測定部(6 )までにある被測定液体を廃液タンク(9 )に排出する。
【0030】
次いで、仮洗い洗浄ではブローバルブ(J)を閉じて洗浄バルブ(B)と加圧バルブ(G)を開き、圧力のかかった仮洗い洗浄液タンク(8)から流れた仮洗い洗浄液に更にエアーミキシングバルブ(F)を開いて圧空を加えて混合した洗浄液で被測定液体供給口(11)から測定部(6)を洗浄し、その洗浄液を廃液タンク(9)に排出する。〔リターンバルブ(C)は開放のまま〕
【0031】
次いで、仕上げ洗浄では洗浄バルブ(B)と加圧バルブ(G)、リターンバルブ(C)を閉じ、洗浄バルブ(A)と加圧バルブ(H)、リターンバルブ(D)、エアー抜きバルブ(E)を開いて、圧力のかかった仕上げ洗浄液タンク(7 )から流れた仕上げ洗浄液に圧空を加えて混合した洗浄液で、被測定液体供給口(11)から測定部(6 )を洗浄し、その洗浄液を仮洗い洗浄液タンク(8 )に排出する。圧力のかかった仮洗い洗浄液タンク(8 )のエアーは廃液タンク(9 )に流れ、廃液タンク(9 )から大気に放出される。
〔エアーミキシングバルブ(F)は開放のまま〕
【0032】
次いで、エアーブローでは洗浄バルブ(A)とリターンバルブ(D)、エアー抜きバルブ(E)、エアーミキシングバルブ(F)、加圧バルブ(H)を閉じ、ブローバルブ(J)とリターンバルブ(C)を開いてエアーブローを行い、残留洗浄液は全て廃液タンク(9 )に排出される。
ブローバルブ(J)とリターンバルブ(C)を閉じて次の被測定液体を注入する。
【0033】
各基本的な動作における各電磁バルブの開閉状態を表1に示す。
【0034】
【表1】
Figure 0004374663
【0035】
<実施例
図1を参照して、被測定液体供給及び洗浄ユニットの構成図を用いて被測定液体供給から、測定、洗浄までを説明する。
【0036】
位置(出)にある被測定液体供給口(3 )から被測定液体を注入し、注入後シリンダー(4 )がスライドして位置(戻)で停止する。
【0037】
シリンダー(1)が降下し密閉状態になり測定開始。
測定終了後、エアーによって十分に圧力が加えられ更に圧空を混合した洗浄液が洗浄液噴出口(5)から流入され、圧力と泡の力により洗浄効果の高まった洗浄液によって被洗浄液体は排出され、被洗浄液体供給口(3)から測定部に洗浄を施し洗浄液は廃液タンクに排出される。
【0038】
洗浄液による洗浄終了後エアーブローされ残留する液体は全て廃液タンクに排出され、シリンダー(1)が上昇し位置(戻)にあるシリンダー(4)がスライドして位置(出)の原点に戻る。
【0039】
続いて、図2を用いて各動作との電磁バルブの開閉について説明する。
測定では測定部用バルブ(J)を除くすべての電磁バルブを閉じ被測定液体を被測定液体供給口(11)から供給する。
【0040】
次いで、仮洗い洗浄では洗浄バルブ(B)と加圧バルブ(G)、リターンバルブ(C)を開き、圧力のかかった仮洗い洗浄液タンク(8)から流れた仮洗い洗浄液に更にエアーミキシングバルブ(F)を開いて圧空を加えて混合した洗浄液で被測定液体供給口(11)から測定部(6)を洗浄し、その洗浄液を廃液タンク(9)に排出する。
【0041】
次いで、仕上げ洗浄では洗浄バルブ(B)と加圧バルブ(G)、リターンバルブ(C)を閉じ、洗浄バルブ(A)と加圧バルブ(H)、リターンバルブ(D)、エアー抜きバルブ(E)を開いて、圧力のかかった仕上げ洗浄液タンク(7)から流れた仕上げ洗浄液に圧空を加えて混合した洗浄液で、被測定液体供給口(11)から測定部(6)を洗浄し、その洗浄液を仮洗い洗浄液タンク(8)に排出する。圧力のかかった仮洗い洗浄液タンク(8)のエアーは廃液タンク(9)に流れ、廃液タンク(9)から大気に放出される。〔エアーミキシングバルブ(F)は開放のまま〕
【0042】
次いで、エアーブローでは洗浄バルブ(A)とリターンバルブ(D)、エアー抜きバルブ(E)、エアーミキシングバルブ(F)、加圧バルブ(H)を閉じ、ブローバルブ(J)とリターンバルブ(C)を開いてエアーブローを行い、残留洗浄液は全て廃液タンク(9)に排出される。
ブローバルブ(J)とリターンバルブ(C)を閉じて次の被測定液体を注入する。
【0043】
各基本的な動作における各電磁バルブの開閉状態を表2に示す。
【0044】
【表2】
Figure 0004374663
【0045】
本発明によって可能となったセル洗浄方法及び洗浄装置を用いた光学測定器における測定の結果を次に説明する。
【0046】
東洋インキ製造製のパッケージ印刷用グラビアインキ(アクワプラス11紅、アクワプラス39藍)を#3のザーンカップで17秒となるように粘度調整し、インキ膜厚6μmの分光透過率及び反射率を波長400〜700nmの範囲の10nm間隔で測定し、2 つの試料を交互に2 回ずつ測定した。その結果は表3に示す。
アクワプラス11紅のくり返し測定の色差はΔE=0.185となり、アクワプラス39藍の繰り返し測定の色差はΔE=0.069となった。これらの結果から異成分の微混入はなく、能率良く測定、洗浄が行えることが明らかになった。
【0047】
【表3】
Figure 0004374663
【0048】
【発明の効果】
本発明によって、液体の光学特性を測定するための液体を入れる測定セルにその液体を供給、排出したり、あるいは洗浄したりすることを能率良く行うことができるようになり、セル洗浄に手作業がなくなり、更に異成分の微混入も防げるようになったので、あらゆる被測色液体を交互に測定することが可能となった。
【0049】
つまるところ、本発明によると、液体の光学特性、例えば分光透過率あるいは分光反射率などを測定するための被測定液体を入れる測定セルにその被測定液体を供給、排出したり、あるいは洗浄したりすることを能率良く行うことができる測定セルの洗浄方法と、それに好適な洗浄装置を提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の光学測定器における被測定液体供給及び洗浄ユニットの構成図である。
【図2】本発明の実施例の光学測定器における被測定溶液供給及び洗浄ユニットの電磁バルブの回路図である。
【図3】アクワプラス11紅とアクワプラス39藍との各分光透過率のデータを示すグラフ。
【符号の説明】
1 ・・・シリンダー(上下方向)
2 ・・・洗浄プレート
3 ・・・被測定液体供給口
4 ・・・シリンダー(水平方向)
5 ・・・洗浄液噴出口
6 ・・・測定部
7 ・・・仕上げ洗浄液タンク
8 ・・・仮洗い洗浄液タンク
9 ・・・廃液タンク
10・・・被測定液体供給及び洗浄ユニット
11・・・被測定液体供給口
A ・・・仕上げ用洗浄バルブ
B ・・・仮洗い用洗浄バルブ
C ・・・廃液用リターンバルブ
D ・・・仮洗い用リターンバルブ
E ・・・エアー抜きバルブ
F ・・・ブローバルブ
G ・・・仮洗い用加圧バルブ
H ・・・仕上げ用加圧バルブ
I ・・・測定部用バルブ
J ・・・エアーミキシングバルブ

Claims (4)

  1. 測定セル内部にある被測定液体を測定する為の該測定セルにつき、上下に駆動するシリンダー(1)、洗浄プレート(2)、被測定液体供給口(3)、水平方向に駆動するシリンダー(4)、洗浄液噴出口(5)からなり、該測定セルへ被測定液体を送る供給口と洗浄液の供給口が一つの管路である測定セル洗浄装置を用いて、該測定セルを洗浄する方法であって、
    位置(出)にある被測定液体供給口(3)から該測定セルに被測定液体を注入し、注入後、シリンダー(4)をスライドさせて位置(戻)で停止し、シリンダー(1)を降下させて密閉状態にして測定開始し、
    測定終了後は、エアーによって圧力を加え更に圧空を混合した洗浄液を洗浄液噴出口(5)から流入させ、圧力と泡の力により洗浄効果の高まった洗浄液によって被洗浄液体を排出し、被洗浄液体供給口(3)から該測定セルに洗浄を施し洗浄液は廃液タンクに排出させ、
    洗浄液による洗浄終了後エアーブローされ残留する液体は全て廃液タンクに排出し、シリンダー(1)を上昇させ位置(戻)にあるシリンダー(4)をスライドさせて位置(出)の原点に戻すこと、
    以上を経ることを特徴とする測定セル洗浄方法。
  2. 測定セル内部にある被測定液体を測定する為の該測定セルにつき、上下に駆動するシリンダー(1)、洗浄プレート(2)、被測定液体供給口(3)、水平方向に駆動するシリンダー(4)、洗浄液噴出口(5)からなり、該測定セルへ被測定液体を送る供給口と洗浄液の供給口が一つの管路である測定セル洗浄装置であって、
    位置(出)にある被測定液体供給口(3)から該測定セルに被測定液体を注入し、注入後、シリンダー(4)をスライドさせて位置(戻)で停止し、シリンダー(1)を降下させて密閉状態にして測定開始し、
    測定終了後は、エアーによって圧力を加え更に圧空を混合した洗浄液を洗浄液噴出口(5)から流入させ、圧力と泡の力により洗浄効果の高まった洗浄液によって被洗浄液体を排出し、被洗浄液体供給口(3)から該測定セルに洗浄を施し洗浄液は廃液タンクに排出させ、
    洗浄液による洗浄終了後エアーブローされ残留する液体は全て廃液タンクに排出し、シリンダー(1)を上昇させ位置(戻)にあるシリンダー(4)をスライドさせて位置(出)の原点に戻すこと、
    以上の機能を具備することを特徴とする測定セル洗浄装置。
  3. インクを厚さの薄い液体のインク膜として保持する測定セル、該測定セルを洗浄する請求項2に記載の測定セル洗浄装置、および分光透過率又は分光反射率の少なくともいずれかの測定を該インク膜に対して行なう投光部と受光部とを有する分光測定手段を備えること、
    を特徴とするインクの色測定装置。
  4. 請求項3のインクインクの色測定装置を用いて得られたインクの分光透過率又は分光反射率の少なくともいずれかの測定データを用いて、インクの色合わせを行なうこと、
    を特徴とするインクの色合わせ装置。
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