JP4374478B2 - 受信装置、受信方法、プログラム、および、情報記録媒体 - Google Patents

受信装置、受信方法、プログラム、および、情報記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、スペクトラム拡散通信等において受信感度を向上させるのに好適な受信装置、受信方法、これらをコンピュータを用いて実現するプログラム、ならびに、当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体に関する。
近年、セルラー型のディジタル移動通信システムでは、限られた周波数資源を有効に活用して多くの利用者を収容することが望まれており、特に、広い周波数帯域の電波を多くの利用者で共有するスペクトラム拡散に注目が集まっている。このようなスペクトラム拡散通信技術については、以下の文献に開示がされている。
Andrew I.Viterbi, CDMA - Principle of Spread Spectrum Communications, Addison-Wesley Publishing Company, p.29-31, 1995年 特開2003−218834号公報 特開平06−164547号公報 特開平05−308344号公報
[非特許文献1]では、基本的なスペクトラム拡散通信技術として、CDMA通信が提案されている。
[特許文献1]では、希望波の帯域内に混入した高い電力の妨害波電力を下げて、逆拡散後の希望波/妨害波の比を改善し、受信感度の抑圧を軽減する技術が開示されている。本文献の受信感度抑圧軽減方法では、移動通信端末装置でスペクトラム拡散された受信波をA/D(Analog/Digital)変換した後に逆拡散を行って復調する際に、逆拡散前のA/D変換値における周波数ノイズに対して予め設定した設定値による補正処理を行う。
[特許文献2]では、送信データのビット系列をそのビット系列より伝送速度の速いチップ符号系列に置換するスペクトラム拡散通信のための変調器、受信機に関する技術が開示されている。本文献の技術では、二重変調をしてスペクトラム拡散を行う際に、二次変調に周波数シフトキーイングを用いるとともに、受信側では周波数検波出力に対して相関検出を行って、一次変調入力信号を再生する。
[特許文献3]では、狭帯域系の非希望波が帯域内に出現する場合に有効なスペクトラム拡散通信機に関する技術が開示されている。本文献の通信機では、受信波をA/D変換し、得られたディジタル信号をフーリエ変換し、さらに所定の演算処理を施して狭帯域系の非希望波を検出し、検出された値に基づいて、非希望波が通信品質の許容範囲の限界値を超えたか否かを判断する。
一方で、このような技術においては、従来、受信強度の強弱に適応的に対処して、受信感度を向上させることについては、ほとんど考慮されていなかった。
したがって、スペクトラム拡散通信等において、受信強度が強い場合と弱い場合とで、適応的に対処を行うことにより、受信感度を向上させ、サービスエリアを広くできるような技術が強く求められている。
スペクトラム拡散通信等において受信感度を向上させるのに好適な受信装置、受信方法、これらをコンピュータを用いて実現するプログラム、ならびに、当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示する。
本発明の第1の観点に係る発明は、受信部、第1復調部、第2復調部、選択部、復号部を備え、以下のように構成する。
すなわち、受信部は、伝送信号を多値化する際の多値化の段階数を通信環境によって変化させてから変調することにより送信装置から送信された無線信号を受信する。
一方、第1復調部は、受信された無線信号を、アナログ/ディジタル変換により2値以上のディジタル信号にしてから復調する。
さらに第2復調部は、受信された無線信号を、正負により2値のディジタル信号に変換してから復調する。
そして、選択部は、第1復調部により復調された信号と、第2復調部により復調された信号と、から、強度が大きい方を選択する。
さらに、復号部は、選択された信号から、伝送信号を復号する。
また、本発明の受信装置は、受信された無線信号に基づく通信環境のパラメータを送信装置に通知する通知部をさらに備え、第2復調部により出力された信号が選択部により選択される場合、送信装置は、通知部により通知された通信環境のパラメータにより、伝送信号を2値化してから変調して送信するように構成することができる。
また、本発明の受信装置において、第1復調部および第2復調部は、疑似雑音系列との相関をとることにより、スペクトラム拡散復調を行うように構成することができる。
また、本発明の受信装置において、第1復調部および第2復調部は、既知系列との相関をとることにより、OFDMの同期をとって復調するように構成することができる。
また、本発明の受信装置は、復号部にかえて、選択された信号をディジタル系列として記録する記録部を備えるように構成することができる。
本発明のその他の観点に係る受信方法は、受信工程、第1復調工程、第2復調工程、選択工程、復号工程を備え、以下のように構成する。
すなわち、受信工程では、伝送信号を多値化する際の多値化の段階数を通信環境によって変化させてから変調することにより送信装置から送信された無線信号を受信する。
一方、第1復調工程では、受信された無線信号を、アナログ/ディジタル変換により2値以上のディジタル信号にしてから復調する。
さらに、第2復調工程では、受信された無線信号を、正負により2値のディジタル信号に変換してから復調する。
そして、選択工程では、第1復調工程にて復調された信号と、第2復調工程にて復調された信号と、から、強度が大きい方を選択する。
一方、復号工程では、選択された信号から、伝送信号を復号する。
また、本発明の受信方法は、受信された無線信号に基づく通信環境のパラメータを送信装置に通知する通知工程をさらに備え、第2復調工程にて出力された信号が選択工程にて選択される場合、送信装置は、通知工程にて通知された通信環境のパラメータにより、伝送信号を2値化してから変調して送信するように構成することができる。
また、本発明の受信方法において、第1復調工程および第2復調工程では、疑似雑音系列との相関をとることにより、スペクトラム拡散復調を行うように構成することができる。
また、本発明の受信方法において、第1復調工程および第2復調工程では、既知系列との相関をとることにより、OFDMの同期をとって復調するように構成することができる。
また、本発明の受信方法は、復号工程にかえて、選択された信号をディジタル系列として記録する記録工程を備えるように構成することができる。
本発明の他の観点に係るプログラムは、コンピュータを、上記受信装置の各部として機能させるように構成する。
本発明の他の観点に係るコンピュータ読取可能な情報記録媒体は、上記のプログラムを記録するように構成する。たとえば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
通信装置がコンピュータ、たとえば、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いてソフトウェアラジオの技術を用いて構成される場合に、上記プログラムを実行することによって、本発明の受信装置が実現されるが、当該プログラムは、当該通信装置とは、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、通信装置とは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、スペクトラム拡散通信等において受信感度を向上させるのに好適な受信装置、受信方法、これらをコンピュータを用いて実現するプログラム、ならびに、当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供することができる。
基本的なスペクトラム拡散通信システムの概要構成図である。 本発明の実施形態に係る受信装置の概要構成を示す模式図である。 A/D変換器の性能を示すグラフである。 送信装置において「+」の送信信号を発したときの、A/D変換器の入力レベルと相関器の出力レベルとの対応関係を示すグラフである。 送信装置において「+」の送信信号を発したときの、ゼロレベル検出器の入力レベルと相関器の出力レベルとの対応関係を示すグラフである。 周波数変換器の出力レベル(絶対値)と、スイッチの出力レベル(絶対値)との関係を示すグラフである。 本実施形態において無線基地局を中心として期待される伝送容量のエリア図である。 スペクトラム拡散を用いた移動通信の伝搬路遅延特性を測定する遅延プロファイル測定装置に本発明を適用した実施例の概要構成を示す模式図である。
符号の説明
100 送信装置
101 符号器
102 疑似雑音発生器
103 相関器
104 周波数変換器
105 電力増幅器
106 アンテナ
200 受信装置
201 アンテナ
202 低雑音増幅器
203 周波数変換器
204 A/D変換器
205 疑似雑音発生器
206 相関器
207 ゼロレベル検出器
208 相関器
209 絶対値検出器
210 絶対値検出器
211 比較器
212 スイッチ
213 復号器
250 受信装置
260 軌跡
261 軌跡
262 拡散利得
263 入力レベル最小限界
270 無線基地局
271 高速通信エリア
272 中速通信エリア
273 基本実施形態の低速通信エリア
274 本実施形態の低速通信エリア
300 チャネルサウンダ
400 電波状態記録装置
401 半導体メモリ
以下に本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。
特に、以下の実施例では、スペクトラム拡散通信を例としてあげて説明するが、本発明の原理は、OFDMに多重アクセス法を付加した移動通信システム等、種々の通信技術にも適用可能であり、そのような実施形態についても本発明の範囲に含まれる。
上記のように、本実施例はスペクトラム拡散通信に係るものであるが、理解を容易にするため、まず基本的なスペクトラム拡散通信システムの概要構成を説明し、ついで、本発明を適用した場合について説明するものとする。
図1は、基本的なスペクトラム拡散通信システムの概要構成図である。以下、本図を参照して説明する。
本図に示す基本的なスペクトラム拡散通信システム11は、送信装置100と受信装置250とから構成される。なお、実際には、一つの通信装置の内部に、送信装置100と受信装置250とが構成されるのが一般的である。
送信装置100は、符号器101、疑似雑音発生器102、相関器103、周波数変換器104、電力増幅器105、アンテナ106を有する。
符号器101は、伝送すべき入力信号を符号化する。この際に、通信路における誤りを低減するための誤り訂正符号化や、伝搬状態が良い場合により多くの情報を同時に伝送するための多値化などを行う。
なお、本図で図示してはいないが、伝搬状況のフィードバックは、受信装置250から送信装置100に対して適宜行われ、典型的には、受信波の電力や遅延プロファイルなどのパラメータが通知される。送信装置100では、これらのパラメータを参照して、多値化の段階数などを変化させるのである。一方、疑似雑音発生器102は、乱数を生成することにより疑似雑音(「擬似雑音」ともいう。)を発生させる。疑似雑音の生成手法としては、M系列を用いるのが最も一般的であるが、その他種々の乱数生成技術を適用することができる。
さて、相関器103は、符号器101の出力と疑似雑音発生器102の出力との相関演算を行って、スペクトラム拡散を行う。
そして、周波数変換器104がその出力を高周波信号に変換し、電力増幅器105がこれを通信に必要な電力に増幅して、アンテナ106から受信装置250に向け無線送信するのである。
一方、受信装置250は、アンテナ201、低雑音増幅器202、周波数変換器203、A/D変換器204、疑似雑音発生器205、相関器206、復号器213を備える。
送信装置100から送信された無線信号は、アンテナ201で受信されて高周波電気信号に変換され、これを、低雑音増幅器202が以降の処理に必要な電力まで増幅する。
増幅された後は、周波数変換器203がベースバンド信号にこれを変換し、A/D変換器204がディジタル信号にさらに変換する。
さて、受信装置250における疑似雑音発生器205は、送信装置100における疑似雑音発生器102と同期しながら同一の疑似雑音を発生させる。
そして、相関器206が、ディジタル信号と疑似雑音との相関演算を行い、スペクトラム逆拡散を行って、送信装置100における符号器101の出力が再現されるのである。
この結果に対して復号器213が符号器101の逆演算を行うことによって、伝送された信号が得られるのである。
このような移動通信システムにおいて、受信感度を向上させ、サービスエリアを広げるためには、送信装置100から送信される電波の電力が微弱になった場合にも対処できるようにする必要がある。
これには、低雑音増幅器202や周波数変換器203に起因するひずみや熱雑音を低減したり、A/D変換器204のビット数を増やしたり、送信側と受信側の疑似雑音発生器102、205で用いる疑似雑音系列として採用する個数を増やす、などの手法が考えられる。
ここで、低雑音増幅器202や周波数変換器203に起因するひずみや熱雑音を低減するには、筐体を冷やして温度を下げたり、デバイスそのものの構造を改善するなどの必要があり、軽量小型化には適さない場合も多い。
一方、A/D変換器204に内在する浮遊容量が品質劣化の原因となり、信号帯域幅とビット数の間にはトレードオフの関係がある。したがって、A/D変換器204のビット数を増やして、より微弱な電波を相関器206で処理しようとしても、特にスペクトラム拡散では、広帯域信号をディジタル化する必要があるので、ビット数を大幅に増やすことができない場合も多い。
さらに、疑似雑音系列の個数を増やせば受信感度は向上するが、通信速度は低下してしまう。
このように、受信感度の向上には、デバイスそのものの性能改善の必要がある。
さて、電波強度が高いときには、受信装置250にてより多くの受信レベル値が再現できる。一方、電波強度が低いときには、再現できる受信レベル値の個数は少なくなる。
一方で、データ通信を主な用途とする移動通信システムでは、受信装置250における電波強度に応じて伝送速度を適応的に変化させても良い場合が多い。
したがって、電波強度の情報を送信装置100と受信装置250で共有し、これに応じて、符号器101と復号器213における変調の多値数を適応的に変化させることとすれば、電波強度が高いときには、変調の多値数を増やして伝送速度をあげ、電波強度が低いときには、変調の多値数を減らして伝送速度をさげる、という手法を採用することができる。
しかしながら、電波強度がA/D変換器204の最小ビット値未満になると、通信を行うことができない。
したがって、本図に示す基本的なスペクトラム拡散通信システムにおいて適応変調を行う場合であっても、受信感度の向上には、デバイスそのものの性能改善の必要がある。
そこで、本実施形態では、この基本的なスペクトラム拡散通信システムにおける受信装置250を基礎とした構成に係る受信装置を採用する。
図2は、本発明の実施形態に係る受信装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
本実施形態の受信装置200の各要素は、基本的な受信装置250の要素とかなりの部分が共通するが、ゼロレベル検出器207、相関器208からなる経路を用意した点と、絶対値検出器209、210、比較器211、スイッチ212を新たに用意した点が異なる。
以下、理解を容易にするため、共通する部分は適宜説明を省略し、相異点を中心に説明する。
スイッチ212は、2つの信号処理経路のいずれを選択するかを決めるものであり、本図上段の経路が選択された場合は、信号は、アンテナ201、低雑音増幅器202、周波数変換器203、A/D変換器204、相関器206、復号器213の順に処理されるため、図1に示す基本的な構成とまったく同じように動作することになる。すなわち、疑似雑音発生器205の出力が相関器206に与えられてスペクトラム逆拡散が行われる。
一方、本図下段の経路が選択された場合は、アンテナ201、低雑音増幅器202、周波数変換器203、ゼロレベル検出器207、相関器208、復号器213の順に処理される。この場合は、疑似雑音発生器205の出力が相関器208に与えられてスペクトラム逆拡散が行われる。
ゼロレベル検出器207は、A/D変換器204の最小ビット値に相当する受信電力よりも小さな電力の信号であっても、コンパレータを用いて検出して、2値化を行うものである。
A/D変換器204は、入力レベル信号と出力ディジタル信号との間に線型性が求められるのに対し、ゼロレベル検出器207は入力信号の正負のみを判定する。したがって、ゼロレベル検出器207は、A/D変換器204よりももっと小さい信号レベル、たとえば、A/D変換器204の分解能の10分の1以下の信号であっても、これを検出できるのである。
なお、ディジタル信号への対応付けは、
(a)「正」→「1」、「負」→「0」、あるいは、
(b)「閾値以上」→「1」、「閾値未満」→「0」
などのように行う。
コンパレータは、入力信号の大きさによらず一定値を出力するので、変調多値数を増加させることは原理的に不可能である。このため、従来は、このような通信システムにおいての利用はあまり考慮されていなかったが、本実施形態では、この特質を利用してゼロレベル検出器207を設けた点が、特徴の一つとなっている。以下、A/D変換とゼロレベル検出の性能について説明する。
図3は、A/D変換器204の性能を示すグラフである。以下、本図を参照して説明する。
本図に示すグラフの横軸は、A/D変換器204のアナログ入力レベルを表し、縦軸は、出力されるディジタル値を示す。本図に示すように、A/D変換の軌跡260は階段状になり、アナログ入力レベルの原点付近では出力ディジタル値は0になる。
図4は、送信装置100において「+」の送信信号を発したときの、A/D変換器204の入力レベルと相関器206の出力レベルとの対応関係を示すグラフである。以下、本図を参照して説明する。なお、送信装置100において「−」の送信信号を発したときの対応関係は、本図に示す対応関係の正負を反転させたものとなるので、下記と同様の議論が敷衍できる。
本図に示すグラフの横軸は、A/D変換器204の入力レベルであり、縦軸は、相関器206の出力レベルである。対応関係の軌跡261は、本図に示すように歪んだ階段状となる。
すなわち、疑似雑音発生器205による拡散符号とA/D変換器204の出力の相関を相関器206で求めると、A/D変換器204の入力レベルに、拡散利得262が付加されてしまう。
また、A/D変換器204の最小ビット値に相当するレベル以下では、相関器206の出力は生じないはずであるが、実際には、低雑音増幅器202や周波数変換器203で発生する確率的な熱雑音の影響を受け、A/D変換器204の出力が時間変動する。相関器206ではこれが平均化されるので、相関器206の出力レベルは、本図に示す軌跡261のようになだらかになる。
なお、A/D変換器204の入力レベルが最小限界263以下の場合には、相関器206の出力はゼロとなるため、通信はできない。
上記のように、低雑音増幅器202の利得を増加させ、入力レベルが低い場合に対応しようとしても、ダイナミックレンジが減少してしまうので、大きな入力レベルで伝送できる容量が減少してしまう。
図5は、送信装置100において「+」の送信信号を発したときの、ゼロレベル検出器207の入力レベルと相関器208の出力レベルとの対応関係を示すグラフであり、図4に対応するものである。以下、本図を参照して説明する。なお、送信装置100において「−」の送信信号を発したときの対応関係は、本図に示す対応関係の正負を反転させたものとなるので、下記と同様の議論が敷衍できる。
本図に示す軌跡263からわかるように、上記の場合と同様、相関器208の出力では拡散利得262が付加されるとともに、最小限界263に相当する部分はきわめて小さくなっている。
一方、入力レベルが大きくなっても、相関器208の出力は一定値となるので多値化はできず、伝送容量は増大しないと考えられる。
本実施形態では、相関器206の出力信号の絶対値を絶対値検出器209で求め、相関器208の出力信号の絶対値を絶対値検出器210で求め、これらを比較器211が比較して、大きい方の信号処理経路を選択するようにスイッチ212を切り替える。
図6は、周波数変換器203の出力レベル(絶対値)と、スイッチ212の出力レベル(絶対値)との関係を示すグラフである。以下、本図を参照して説明する。
周波数変換器203の出力レベル(絶対値)が、A/D変換器204の最小レベルよりも小さい場合には、スイッチ212は、相関器208の出力を選択する。一方、大きい場合には、相関器206の出力を選択する。したがって、本図は、図4と図5に示されるグラフを適宜分割して連結したようなグラフとなるのである。
このように、周波数変換器203の出力レベルが低い領域では、A/D変換器204−相関器206のレベルよりもゼロレベル検出器207−相関器208のレベルの方が大きな出力が得られる。
周波数変換器203の出力レベルが高い領域では、ゼロレベル検出器207−相関器208のレベルよりもA/D変換器204−相関器206のレベルの方が大きな出力が得られる。
なお、図6において、軌跡263に相当する部分と軌跡261とが相当する部分との交点の座標は、階段状の軌跡261の底から第1段目に上がる斜線と、軌跡263の水平線との交点に配置されるようにすることが望ましい。
すなわち、ゼロレベル検出器207に対する入力がゼロ近傍でないときに相関器208が出力する値の絶対値は、A/D変換器204−相関器206による非ゼロ出力の絶対値よりも小さいように構成するのである。
このようにすれば、図6に示されるようなグラフが得られることになり、スイッチ212の出力復号器213に与えられ、符号器101の逆演算が行なわれて、伝送された信号が復元されるのである。
また、送信装置100と受信装置200とでは、電波伝搬路状況によって変調方式を適応的に変化させるのであるが、この際の電波伝搬路状況のパラメータの一つが、受信装置200における受信波の強さである。図6における軌跡263に相当する部分と軌跡261とが相当する部分との交点よりも左側は、必ず2値符号により符号化を行う必要がある領域であり、これよりも右側(受信波の電力が大きい)に進むにしたがって、2値符号からより多値の符号にしだいに変調方式・符号方式を適応的に変化させることが望ましい。
このように、本実施形態では、A/D変換器204の最小レベル以下においても出力が生じるため、広いサービスエリアでの通信が可能となるのである。
図7は、本実施形態において無線基地局を中心として期待される伝送容量のエリア図である。以下、本図を参照して説明する。
無線基地局270の近くでは、電波強度が強いため、高速通信エリア271となり、無線基地局270から遠ざかるにつれ、中速通信エリア272、基本受信装置250による低速通信エリア273がある。
本実施形態では、高速通信エリア271と中速通信エリア272をそのままにして、低速通信エリア273よりも広い低速通信エリア274を利用することができるようになる。
低速通信エリアがどの程度拡大するかについて検討すると、ゼロレベル検出器207を半導体で実現した場合は、少なくともA/D変換器204と比較して10分の1以下の入力レベルでも出力を得ることができると想定される。
市街地では、電波強度は距離の3乗に反比例すると近似できるので、本実施形態による低速通信エリア274の低速通信エリア273に対する拡大の程度は、少なくとも、10の立方根≒2.15倍が達成できるはずである。したがって、低速通信を行う基地局からの距離が従来の約2倍になる、ということは、必要な基地局数が4分の1ですむことになる。
したがって、建物の影など電波の減衰する領域においても、従来よりも安定した通信が可能となり、安価な通信サービスが提供できるようになる。
大容量移動通信システムでは、基地局近傍で大容量の伝送が行えるが、広いダイナミックレンジが要求されるため通信エリアが狭くなってしまうから、本発明を適用することは有効である。
本実施例では、周波数変換器203がベースバンド信号に変換したものをA/D変換器204とゼロレベル検出器207のそれぞれに供給する例を示したが、周波数変換器203では中間周波数に変換するのみとし、A/D変換器204とゼロレベル検出器207のそれぞれの後段に中間周波数からベースバンド周波数への周波数変換器をさらに設けてから相関器206、208に信号を与えることとしても良い。
この場合は、A/D変換器204とゼロレベル検出器207の両方で直流に近い周波数成分が除去されるためひずみが緩和されて、線型性が向上するが、A/D変換器204とゼロレベル検出器207の出力の広範囲なアナログ信号をディジタル化する必要が生じるため、A/D変換器204のダイナミックレンジが縮小する可能性がある。したがって、用途に応じて、適宜いずれかを選択すれば良い。
図8は、スペクトラム拡散を用いた移動通信の伝搬路遅延特性を測定する遅延プロファイル測定装置に本発明を適用した実施例の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
本実施形態に係る遅延プロファイル測定装置801は、チャネルサウンダ300と電波状態記録装置400とから構成され、それぞれが、送信装置100、受信装置200に対応付けられる。
チャネルサウンダ300は、送信装置100から符号器101と相関器103を取り除き、疑似雑音発生器102の出力をそのまま周波数変換器104に供給するものである。したがって、送信装置100において常に「+」の符号を送信するものに相当する。
電波状態記録装置400は、受信装置200から復号器213を除去して、スイッチ212の出力を半導体メモリ401に記録することとしたものである。したがって、伝搬路のエコーが逐次的に半導体メモリ401に記録されることとなる。
本実施形態によれば、受信信号のレベルがA/D変換器204における最小レベル以下の場合には、信号レベル値の誤差は増大するが、従来は検知できなかった信号の存在を検出することができる。
なお、本発明の主な適用例としては、スペクトラム拡散を用いる移動体通信システムがあげられるが、たとえば、OFDMに多重アクセス技術を付加した移動通信システム等、スペクトラム拡散以外の移動通信システムにも適用することができる。
たとえば、システム同期部分でユニークワード(既知系列)を用いるような実装がされており、A/D変換によるディジタル化の後、ユニークワードを検出することで同期捕捉を行う場合がある。したがって、同期捕捉ができなければ、通信ができない。
このような場合に、ユニークワードの検出に本発明の原理を適用し、A/D変換とゼロレベル検出を併用して同期捕捉を確実に行えば、無線通信システム全体の安定動作が期待できる。
以上説明したように、本発明によれば、スペクトラム拡散通信等において受信感度を向上させるのに好適な受信装置、受信方法、これらをコンピュータを用いて実現するプログラム、ならびに、当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供することができる。

Claims (12)

  1. 伝送信号を多値化する際の多値化の段階数を通信環境によって変化させてから変調することにより送信装置から送信された無線信号を受信する受信部、
    前記受信された無線信号を、アナログ/ディジタル変換により2値以上のディジタル信号にしてから復調する第1復調部、
    前記受信された無線信号を、正負により2値のディジタル信号に変換してから復調する第2復調部、
    前記第1復調部により復調された信号と、前記第2復調部により復調された信号と、から、強度が大きい方を選択する選択部、
    前記選択された信号から、伝送信号を復号する復号部、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記受信された無線信号に基づく通信環境のパラメータを前記送信装置に通知する通知部
    をさらに備え、
    前記第2復調部により出力された信号が前記選択部により選択される場合、前記送信装置は、前記通知部により通知された通信環境のパラメータにより、伝送信号を2値化してから変調して送信する
    ことを特徴とする物。
  3. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記第1復調部および前記第2復調部は、疑似雑音系列との相関をとることにより、スペクトラム拡散復調を行う
    ことを特徴とする物。
  4. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記第1復調部および前記第2復調部は、既知系列との相関をとることにより、OFDMの同期をとって復調する
    ことを特徴とする物。
  5. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記復号部にかえて、前記選択された信号をディジタル系列として記録する記録部
    を備えることを特徴とする物。
  6. 伝送信号を多値化する際の多値化の段階数を通信環境によって変化させてから変調することにより送信装置から送信された無線信号を受信する受信工程、
    前記受信された無線信号を、アナログ/ディジタル変換により2値以上のディジタル信号にしてから復調する第1復調工程、
    前記受信された無線信号を、正負により2値のディジタル信号に変換してから復調する第2復調工程、
    前記第1復調工程にて復調された信号と、前記第2復調工程にて復調された信号と、から、強度が大きい方を選択する選択工程、
    前記選択された信号から、伝送信号を復号する復号工程、
    を備えることを特徴とする受信方法。
  7. 請求項6に記載の受信方法であって、
    前記受信された無線信号に基づく通信環境のパラメータを前記送信装置に通知する通知工程
    をさらに備え、
    前記第2復調工程にて出力された信号が前記選択工程にて選択される場合、前記送信装置は、前記通知工程にて通知された通信環境のパラメータにより、伝送信号を2値化してから変調して送信する
    ことを特徴とする方法。
  8. 請求項6に記載の受信方法であって、
    前記第1復調工程および前記第2復調工程では、疑似雑音系列との相関をとることにより、スペクトラム拡散復調を行う
    ことを特徴とする方法。
  9. 請求項6に記載の受信方法であって、
    前記第1復調工程および前記第2復調工程では、既知系列との相関をとることにより、OFDMの同期をとって復調する
    ことを特徴とする方法。
  10. 請求項6に記載の受信方法であって、
    前記復号工程にかえて、前記選択された信号をディジタル系列として記録する記録工程
    を備えることを特徴とする方法。
  11. コンピュータを、請求項1に記載の受信装置の各部として機能させることを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータを、請求項1に記載の受信装置の各部として機能させることを特徴とするプログラムを記録した情報記録媒体。
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