JP4373983B2 - 流通経路管理装置及び流通経路管理プログラム - Google Patents

流通経路管理装置及び流通経路管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、流通経路管理装置及び流通経路管理プログラムに関するものである。特に、帳合制度における効率的な帳票出力方法を用いる装置及びプログラムに関する。
従来から、設定された条件に基づいて異なる様式の帳票を出力するシステムが公知である(例えば、特許文献1〜3参照)。図10に従来の帳合制度における帳票出力システムの構成を示す。ここで、日本旧来の商習慣である「帳合制度」とはメーカ−多階層の卸業者(親問屋−子問屋−孫問屋・・・)−小売店という商いルート(流通経路)をいう。
図10において、従来の帳票出力システムは、メーカ側担当者が帳票を作成する条件の入力処理を行う帳票指示受付処理部51、帳票指示受付処理部51からデータを受け、どの帳票を出力するかを決定する処理を行う帳票出力条件処理部52、帳票出力条件処理部52からそれぞれ起動され、帳票を出力する処理を行う複数の帳票出力処理部53を備える。帳票出力処理部53は帳票ごと(又は階層ごと)に備えられる。
従来の帳票出力システムの動作について説明する。メーカ側担当者は帳票指示受付処理部51を使用し、どの小売店に帳票を出力するか指示する。帳票指示受付処理部51で入力された指示は帳票出力条件処理部52に渡され、帳票出力条件処理部52で帳合マスタ54の小売店が対応する階層2の卸業者・子、階層3の卸業者・親に合わせて、対応する複数の帳票出力処理部53を起動する。複数の帳票出力処理部53は階層1(小売店)、階層2(卸業者・子)、階層3(卸業者・親)にそれぞれ対応した帳票を印字出力する。
特開平4−37953号公報 特開平8−110927号公報 特開2003−132297号公報
図10では、小売店/卸業の階層を3つに設定しているが、システムにより変更は可能である。ただし、一度決定したら、システム構成の変更を行わないと、階層変更はできない。また、特定の1帳票のみを帳合出力することができない。さらに、帳票ごと、卸業の階層ごとに図10の帳票出力処理部53を持つ必要があり、複数の帳票出力処理部53を実装することとなる。帳票の小改訂があった場合、その帳票に対応する複数(例えば、階層の数分)の帳票出力処理部53を改訂する必要がある。このため、階層が増えれば増えるほどシステム構成が複雑になり、逆に、システム構成を簡単にして不具合などの発生率を抑えようとすると階層の数を制限しなければならなくなる。このように、従来の帳票出力システムでは、現実の帳合制度に柔軟に対応するシステム構成を実現することが難しいという課題があった。
本発明は、現実の帳合制度に柔軟に対応できるシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る流通経路管理装置は、
複数の業者の各業者を識別する業者識別情報に対応付けて、前記複数の業者が属する複数の階層から構成される流通経路であって上位層の業者から下位層の業者へと商品が流通する流通経路における各業者の階層を示す自階層情報と前記流通経路における各業者の上位層と下位層とのいずれかを示す他階層情報とを記憶装置に記憶する階層情報記憶部と、
任意の業者識別情報を入力装置により入力する業者識別情報入力部と、
前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する自階層情報と他階層情報とを前記記憶装置から処理装置により抽出する第1の階層情報抽出部と、
前記第1の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出する業者識別情報抽出部と、
前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する他階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出する第2の階層情報抽出部とを備え、
前記業者識別情報抽出部は、さらに、
前記第2の階層情報抽出部により他階層情報が抽出される度に、前記第2の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出することを特徴とする。
前記他階層情報は、前記複数の業者のうち、最上位層以外の業者については各業者の上位層を示し、最上位層の業者については上位層が存在しないことを示し、
前記業者識別情報入力部は、
最上位層以外の業者の業者識別情報を前記任意の業者識別情報として前記入力装置により入力し、
前記業者識別情報抽出部は、さらに、
前記第2の階層情報抽出部により上位層が存在しないことを示す他階層情報が抽出されるまで、前記第2の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出することを特徴とする。
前記流通経路管理装置は、さらに、
前記商品の出荷に関する情報を表示する複数の表示場所を含む複数の文書であって前記複数の業者に提供される複数の文書における表示場所ごとに、前記流通経路における各業者の階層に応じた表示内容を定義する文書定義情報を前記記憶装置に記憶する文書定義情報記憶部と、
前記記憶装置に記憶された文書定義情報に基づいて、前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する業者に提供される文書として、前記第1の階層情報抽出部により抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成するとともに、前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する業者に提供される文書として、前記業者識別情報抽出部により当該業者識別情報が対応する自階層情報として抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成する文書生成部と、
前記文書生成部により生成された文書を出力装置により出力する文書出力部とを備えることを特徴とする。
前記文書定義情報は、前記複数の文書における表示場所ごとに、前記流通経路における各業者の階層に応じた表示内容として、各業者の階層が所定の階層より高い場合と低い場合とのいずれかの場合のみに前記商品の出荷に関する情報を表示することを定義し、
前記文書生成部は、
前記流通経路における各業者の階層と前記所定の階層とを前記処理装置により比較し、比較した結果に基づいて、各文書における各表示場所の表示内容を前記処理装置により設定することを特徴とする。
前記文書定義情報記憶部は、
複数の種類の文書定義情報を、それぞれの種類の文書定義情報を識別する文書識別情報に対応付けて前記記憶装置に記憶し、
前記流通経路管理装置は、さらに、
任意の文書識別情報を前記入力装置により入力する文書識別情報入力部を備え、
前記文書生成部は、
前記文書識別情報入力部により入力された文書識別情報に対応する文書定義情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した文書定義情報に基づいて、各文書における各表示場所の表示内容を前記処理装置により設定することを特徴とする。
前記複数の文書には、互いに異なるフォーマットの文書が含まれており、
前記文書定義情報記憶部は、
前記複数の文書の全てが共通して含む表示場所ごとに、前記文書定義情報を前記記憶装置に記憶することを特徴とする。
前記流通経路管理装置は、さらに、
前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する業者と前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する業者との少なくともいずれかを他の業者に変更する指示を前記入力装置により入力する業者変更入力部を備え、
前記文書生成部は、
前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する業者を他の第1の業者に変更する指示が前記業者変更入力部により入力された場合には、前記第1の業者に提供される文書として、前記第1の階層情報抽出部により抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成し、前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する業者を他の第2の業者に変更する指示が前記業者変更入力部により入力された場合には、前記第2の業者に提供される文書として、前記業者識別情報抽出部により当該業者識別情報が対応する自階層情報として抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成することを特徴とする。
また、本発明に係る流通経路管理プログラムは、
コンピュータが有する記憶装置が、複数の業者の各業者を識別する業者識別情報に対応付けて、前記複数の業者が属する複数の階層から構成される流通経路であって上位層の業者から下位層の業者へと商品が流通する流通経路における各業者の階層を示す自階層情報と前記流通経路における各業者の上位層と下位層とのいずれかを示す他階層情報とを記憶する階層情報記憶処理と、
コンピュータが有する入力装置が、任意の業者識別情報を入力する業者識別情報入力処理と、
コンピュータが有する処理装置が、前記業者識別情報入力処理により入力された業者識別情報に対応する自階層情報と他階層情報とを前記記憶装置から抽出する第1の階層情報抽出処理と、
前記処理装置が、前記第1の階層情報抽出処理により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から抽出する業者識別情報抽出処理と、
前記処理装置が、前記業者識別情報抽出処理により抽出された業者識別情報に対応する他階層情報を前記記憶装置から抽出する第2の階層情報抽出処理とをコンピュータに実行させ、
前記業者識別情報抽出処理は、さらに、
前記第2の階層情報抽出処理により他階層情報が抽出される度に、前記処理装置が、前記第2の階層情報抽出処理により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から抽出することを特徴とする。
本発明では、流通経路管理装置において、第1の階層情報抽出部が業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する自階層情報と他階層情報とを抽出し、業者識別情報抽出部が第1の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報に対応する業者識別情報を抽出し、第2の階層情報抽出部が業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する他階層情報を抽出し、業者識別情報抽出部が第2の階層情報抽出部により他階層情報が抽出される度に、第2の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報に対応する業者識別情報を抽出することにより、現実の帳合制度に柔軟に対応できるシステムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る流通経路管理装置の構成を示す図である。
本実施の形態において、流通経路管理装置100は、帳票指示受付処理部101、帳票出力条件処理部102、帳票出力処理部103を備えるとともに、データベースとして、チェーン型帳合マスタ104、帳票印字コントロールマスタ105を備える。チェーン型帳合マスタ104、帳票印字コントロールマスタ105は、具体的にはマスタファイル、あるいはデータベース(記憶装置の一例)のマスタテーブルである。流通経路管理装置100は、例えば、前述したような帳合制度における流通経路を管理する。流通経路は複数の業者(小売店や卸業者など)が属する複数の階層から構成され、この流通経路において上位層の業者から下位層の業者へと商品が流通する。また、流通経路管理装置100は、例えば、前述したような帳合制度に対応する複数の文書(帳票など)を出力する。それぞれの文書は、商品の出荷先、納品先、帳合先(出荷元)、金額など、商品の出荷に関する情報を表示する複数の表示(印字)場所(例えば、ある帳票においてある情報を印字する領域)を含み、それぞれが対応する業者に提供される。
チェーン型帳合マスタ104は階層情報記憶部の一例である。階層情報記憶部は、複数の業者をそれぞれ識別する業者識別情報に対応付けて、その業者識別情報で識別される業者の階層を示す自階層情報とその業者の上位層を示す他階層情報とを磁気ディスク装置などの記憶装置に記憶する。ここで、他階層情報は、各業者の上位層に代えて、各業者の下位層を示すものであってもよい。
帳票印字コントロールマスタ105は文書定義情報記憶部の一例である。文書定義情報記憶部は、複数の文書における表示場所ごとに、流通経路における各業者の階層に応じた表示(印字)内容(例えば、ある帳票においてある領域に印字される情報の内容)を定義する文書定義情報を記憶装置に記憶する。文書定義情報記憶部は、1つ又は複数の種類の文書定義情報を、1つ又は複数の流通経路に係る帳票の集まりを識別する文書識別情報であってそれぞれの種類の文書定義情報を識別する文書識別情報に対応付けて記憶装置に記憶する。なお、文書定義情報は、同じフォーマットの帳票のみと対応付けられる場合もあるし、フォーマットの異なる複数の帳票と対応付けられる場合もある。ここで、帳票のフォーマットとは、帳票のタイトル(例えば、後で説明する図8における“出荷案内A”、“納品書A”の表示)のように固定的に印字される文字とその外観(大きさ、位置、フォント、色など)、帳票における各印字場所の文字の外観(大きさ、位置、フォント、色など)、罫線や枠線の外観(長さ、大きさ、太さ、位置、色など)などである。文書定義情報がフォーマットの異なる複数の帳票と対応付けられる場合(同じ文書定義情報によって印字内容が定義される共通の印字場所を含む複数の帳票のうち、一部の帳票のフォーマットと他の一部の帳票のフォーマットとが異なっている場合)にも、文書定義情報記憶部は、それら複数の帳票における印字場所ごとに、文書定義情報を記憶装置に記憶する(例えば、後述する「出荷案内A」、「納品書A」は共通して窓宛名、注文先、帳合先、納品先、金額という5つの印字場所を含んでいる)。
帳票指示受付処理部101は、メーカ側担当者(ユーザの一例)が帳票(文書の一例)を作成する条件の入力を行う処理部であり、ここで複数の帳票番号(文書識別情報の一例)と小売店(業者の一例)を指定(選択)することを可能とする。帳票指示受付処理部101に含まれる業者識別情報入力部111は、帳票を出力する対象である小売店に対応する業者識別情報をキーボードなどの入力装置を介して、メーカ側担当者から受け付ける(入力装置により入力する)。また、帳票指示受付処理部101に含まれる文書識別情報入力部112は、出力する帳票に対応する文書識別情報をキーボードなどの入力装置を介して、メーカ側担当者から受け付ける(入力装置により入力する)。
帳票出力条件処理部102は、帳票指示受付処理部101からデータを受け、帳票番号と小売店から、小売店以外に帳票を出力する対象である卸業者を抽出する(画面などに表示してもよい)。従来の帳票出力システムと異なり、ここでは抽出する卸業者の最大数の条件を設ける(階層を制限する)必要はない。帳票出力条件処理部102は、帳票出力処理部103に帳票番号と小売店と卸業者の情報を受け渡す(通知する)。
帳票出力条件処理部102には、第1の階層情報抽出部121、業者識別情報抽出部122、第2の階層情報抽出部123が含まれる。第1の階層情報抽出部121は、業者識別情報入力部111により入力された業者識別情報に対応する自階層情報と他階層情報とを記憶装置から、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置により抽出し、抽出した自階層情報と他階層情報とをメモリなどの記録媒体に保存する。業者識別情報抽出部122は、第1の階層情報抽出部121により抽出されて記録媒体に保存された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報に対応する業者識別情報を記憶装置から処理装置により抽出し、抽出した業者識別情報を記録媒体に保存する。第2の階層情報抽出部123は、業者識別情報抽出部122により抽出された業者識別情報に対応する他階層情報を記憶装置から処理装置により抽出し、抽出した他階層情報を記録媒体に保存する。このように第2の階層情報抽出部123により他階層情報が抽出される度に、業者識別情報抽出部122は、第2の階層情報抽出部123により抽出されて記録媒体に保存された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報に対応する業者識別情報を記憶装置から処理装置により抽出し、抽出した業者識別情報を記録媒体に保存する。そして、このように業者識別情報抽出部122により業者識別情報が抽出される度に、第2の階層情報抽出部123は、業者識別情報抽出部122により抽出された業者識別情報に対応する他階層情報を記憶装置から処理装置により抽出し、抽出した他階層情報を記録媒体に保存する。これらの業者識別情報抽出部122と第2の階層情報抽出部123による処理は、第2の階層情報抽出部123により抽出されて記録媒体に保存された他階層情報が所定の条件を満たすものとなるまで繰り返される。所定の条件とは、例えば、他階層情報が、複数の業者のうち、最上位層以外の業者については各業者の上位層を示し、最上位層の業者については上位層が存在しないことを示す場合には、上位層が存在しないことを示しているかどうかである(他階層情報が各業者の下位層を示すものである場合も同様の形態を適用可能である)。
帳票出力処理部103は、帳票出力条件処理部102から受けた情報により、帳票を出力する処理部である。帳票出力条件処理部102に含まれる文書生成部131は、メーカ側担当者により指定された帳票の(文書識別情報入力部112により入力された文書識別情報に対応する)文書定義情報を記憶装置から抽出し、抽出した文書定義情報に基づいて、メーカ側担当者により指定された小売店(業者識別情報入力部111により入力された業者識別情報に対応する業者)に提供される帳票における各表示場所の表示内容を、第1の階層情報抽出部121により抽出された自階層情報が示す階層に応じて処理装置により設定する。また、文書生成部131は、記憶装置から抽出した文書定義情報に基づいて、メーカ側担当者により指定された小売店への流通経路に含まれる卸業者(業者識別情報抽出部122により抽出された業者識別情報に対応する業者)それぞれに提供される帳票における各表示場所の表示内容を、第2の階層情報抽出部123により抽出された自階層情報が示す(各業者の)階層に応じて処理装置により設定する。例えば、文書定義情報が、各帳票のある表示場所に商品の出荷に関する情報を表示するかどうかを、業者の階層が所定の階層より高いかどうか(又は低いかどうか)に応じて定義している場合、文書生成部131は、各帳票が提供される業者の階層と所定の階層とを処理装置により比較し、比較した結果に基づいて、各帳票における当該表示場所の表示内容を設定する。そして、文書生成部131は、表示内容を設定した複数の帳票を処理装置により生成する。帳票出力条件処理部102に含まれる文書出力部132は、文書生成部131により生成された帳票を通信ボードやプリンタ装置などの出力装置により出力する。
図2は、流通経路管理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、流通経路管理装置100は、プログラムを実行するCPU911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、K/B(キーボード)902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、磁気ディスク装置920、CDD(コンパクトディスク装置)905、プリンタ装置906と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)などに接続されている。通信ボード915は、入力装置、出力装置、あるいは業者識別情報入力部111、文書識別情報入力部112、文書出力部132の一例である。
例えば、K/B902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置、あるいは業者識別情報入力部111、文書識別情報入力部112の一例である。また、例えば、CRT表示装置901などは、出力装置、あるいは文書出力部132の一例である。
ここで、通信ボード915は、LANに限らず、直接、インターネット、あるいはISDN(Integrated Services Digital Network)などのWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されていても構わない。直接、インターネット、あるいはISDNなどのWANに接続されている場合、流通経路管理装置100は、インターネット、あるいはISDNなどのWANに接続される。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
例えば、CPU911などは、処理装置、あるいは第1の階層情報抽出部121、業者識別情報抽出部122、第2の階層情報抽出部123、文書生成部131の一例である。
ファイル群924には、本実施の形態の説明において、帳票、あるいは「〜データ」、「〜情報」、「〜結果」として説明するものが、ファイル又はその一部として記憶されている。
また、本実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)などのその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、本実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、ハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、本実施の形態を実施するプログラムは、磁気ディスク装置920、FD、光ディスク、CD、MD、DVDなどのその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
図3は、予めデータベースの設定を行う際の流通経路管理装置100の動作(流通経路管理プログラムの処理)を示すフロー図である。
チェーン型帳合マスタ104は、店番号(業者識別情報の一例)に対応付けて、階層番号(自階層情報の一例)と上位階層番号(他階層情報の一例)とを記憶する(ステップS101:階層情報記憶処理)。帳票印字コントロールマスタ105は、帳票番号に対応付けて、複数の種類の帳票出力条件(文書定義情報の一例)を記憶する(ステップS102:文書定義情報記憶処理)。
図3に示したステップS101の処理により、チェーン型帳合マスタ104は例えば図4のように構成される。以下では、図4に示したチェーン型帳合マスタ104の構成の一例を用いて流通経路管理装置100の動作を説明する。ただし、チェーン型帳合マスタ104の構成及びデータ値はこの例に限るものではない。
帳票指示受付処理部101が、帳票番号“1”と、小売店名「小売A」を表す店番号“G1”とを受け付けると、帳票指示受付処理部101は帳票番号“1”と店番号“G1”を帳票出力条件処理部102に渡し、帳票出力条件処理部102はチェーン型帳合マスタ104を帳票番号“1”、店番号“G1”で読み、階層番号“K1”と上位階層番号“K2”を得る。さらに帳票番号“1”、上位階層番号“K2”に基づき、階層番号“K2”と店番号“G2”と卸業者名「孫卸A」を得る。帳票出力条件処理部102は、これを上位階層番号が“e”となるまで繰り返し、そのときに得た卸業者名を出力する。このように、帳票出力条件処理部102は、出荷案内/納品書を印字出力するための前段階として流通経路に関する情報をチェーン型帳合マスタ104から抽出する。帳票出力条件処理部102は、このような処理で得た帳票番号“1”と、全ての店番号“G1”、“G2”、“G3”、“G4”と、それぞれに対応する小売店名/卸業者名「小売A」、「孫卸A」、「子卸A」、「親卸A」と、それぞれに対応する階層番号“K1”、“K2”、“K3”、“K4”と、それぞれに対応する帳票名「出荷案内A」又は「納品書A」(「出荷案内A」と「納品書A」はフォーマットの異なる複数の帳票の一例であって、後述するように、それぞれが同じ印字場所を含み、同じ帳票出力条件に対応付けられる)を帳票出力処理部103へ渡す。なお、この例では、階層番号“K1”は階層1を、階層番号“K2”は階層2を、階層番号“K3”は階層3を、階層番号“K4”は階層4を表す。
図4に示したように、帳票番号は、それぞれの流通経路に係る帳票の集まりを識別するものである。例えば、帳票を出力する対象となる流通経路が、下位層から順に“G1”、“G2”、“G3”、“G4”の業者を含むものであるとき、帳票番号が“1”の場合には、小売A、孫卸A、子卸Aに対して出荷案内Aを、親卸Aに対して納品書Aを提出(出力)すべきことがわかる。また、帳票番号が“2”の場合には、小売A、孫卸A、子卸Aに対して出荷案内Bを、親卸Aに対して納品書Bを提出すべきことがわかる。一方、帳票を出力する対象となる流通経路が、下位層から順に“G11”、“G12”、“G13”の業者を含むものであるとき、帳票番号が“2”の場合には、小売B、子卸Aに対して出荷案内Bを、親卸Bに対して納品書Bを提出すべきことがわかる。
図5は、流通経路に関する情報をチェーン型帳合マスタ104から抽出する際の流通経路管理装置100の詳細な動作を示すフロー図である。
まず、業者識別情報入力部111は、小売店名「小売A」を表す店番号“G1”を、メーカ側担当者から受け付ける(ステップS111:業者識別情報入力処理)。また、文書識別情報入力部112は、帳票番号“1”を、メーカ側担当者から受け付ける(ステップS112:文書識別情報入力処理)。次に、第1の階層情報抽出部121は、業者識別情報入力部111が受け付けた店番号“G1”と文書識別情報入力部112が受け付けた帳票番号“1”とに対応する階層番号“K1”と上位階層番号“K2”とをチェーン型帳合マスタ104から抽出する(ステップS113:第1の階層情報抽出処理)。業者識別情報抽出部122は、第1の階層情報抽出部121により抽出された上位階層番号と同じ階層を示す階層番号“K2”と文書識別情報入力部112が受け付けた帳票番号“1”とに対応する店番号“G2”(を含むデータ)をチェーン型帳合マスタ104から抽出する(ステップS114:業者識別情報抽出処理)。第2の階層情報抽出部123は、業者識別情報抽出部122により抽出された店番号“G2”に対応する(業者識別情報抽出部122により抽出されたデータに含まれる)上位階層番号“K3”をチェーン型帳合マスタ104から抽出する(ステップS115:第2の階層情報抽出処理)。第2の階層情報抽出部123により抽出された上位階層番号は、いずれかの階層(ここでは、“K3”)を示している、即ち、上位層が存在しないことを示していないので(ステップS116)、業者識別情報抽出部122は、その上位階層番号と同じ階層を示す階層番号“K3”と文書識別情報入力部112が受け付けた帳票番号“1”とに対応する店番号“G3”をチェーン型帳合マスタ104から抽出する(ステップS117)(ステップS116〜S117:業者識別情報抽出処理)。そして、ステップS115からステップS117までの処理が、第2の階層情報抽出部123により抽出された上位階層番号が、上位層が存在しないこと(例えば、“e”)を示すものとなるまで繰り返された後(ステップS116)、流通経路管理装置100における処理は後述する文書生成処理へ移行する。文書生成処理への移行時には、第2の階層情報抽出部123が、メーカ側担当者に対して、抽出された帳票番号、店番号、階層番号、帳票名、小売店名、卸業者名などの任意の組み合わせを出力装置により出力し、組み合わせが正しいか(問題がないか)に関する確認を求めてもよい。そして、確認結果を入力装置を介して、メーカ側担当者から受け付け(入力装置により入力し)、受け付けた確認結果に基づいて文書生成処理へ移行するかどうかを処理装置により判断してもよい。
図5に示す処理において、上記ステップS112の後に、例えば、業者識別情報入力部111が店番号“G1”に対応する小売店名「小売A」や帳票名「出荷案内A」をチェーン型帳合マスタ104から抽出してもよい。上記ステップS114では、例えば、業者識別情報抽出部122が階層番号“K2”に対応する店番号“G2”に加え、卸業者名「孫卸A」や帳票名「出荷案内A」をチェーン型帳合マスタ104から抽出してもよい。同様に、上記ステップS117では、例えば、業者識別情報抽出部122が階層番号“K3”、“K4”のそれぞれに対応する店番号“G3”、“G4”に加え、卸業者名「子卸A」、「親卸A」や帳票名「出荷案内A」、「納品書A」をチェーン型帳合マスタ104から抽出してもよい。また、これらの小売店名/卸業者名や帳票名は、後述する文書生成部131によりチェーン型帳合マスタ104から抽出されてもよい(以下では、図5に示す処理において抽出されるものとして説明する)。
上記のように、帳票出力条件処理部102は、帳票指示受付処理部101から帳票番号“1”と店番号“G1”を受け取り、帳票番号“1”と店番号“G1”でチェーン型帳合マスタ104を読む。読み込まれた上位階層番号(ここでは、“K2”)が“e”でなければ、帳票番号“1”と階層番号“K2”でチェーン型帳合マスタ104を読む。これを上位階層番号が“e”になるまで繰り返す。このようにチェーン型帳合マスタ104を使用することにより、現実の流通経路において帳合先が増加した場合などに、レコード追加と階層番号及び上位階層番号のメンテナンス(更新)にて容易に対応することが可能となる。
図3に示したステップS102の処理により、帳票印字コントロールマスタ105は例えば図6のように構成される。以下では、図6に示した帳票印字コントロールマスタ105の構成の一例を用いて流通経路管理装置100の動作を説明するが、帳票印字コントロールマスタ105の構成及びデータ値はこの例に限るものではない。
帳票出力条件処理部102は、前述した処理で得た帳票番号“1”と、店番号“G1”、“G2”、“G3”、“G4”と、小売店名/卸業者名「小売A」、「孫卸A」、「子卸A」、「親卸A」と、階層番号“K1”、“K2”、“K3”、“K4”と、帳票名「出荷案内A」又は「納品書A」を帳票出力処理部103へ渡す。帳票出力処理部103は、得られた帳票番号と全ての店番号と階層番号で帳票印字コントロールマスタ105を読み、印字条件(階層番号により定義される)で決定される内容で帳票を印字する。
図7は、帳票を出力する際の流通経路管理装置100の詳細な動作を示すフロー図である。
ステップS121からS125までのループ処理において、まず、文書生成部131は、文書識別情報入力部112が受け付けた帳票番号“1”に対応する帳票出力条件を帳票印字コントロールマスタ105から抽出する(ステップS121)。ステップS121において、文書生成部131が、文書生成部131が、帳票出力条件として、例えば、印字場所“窓宛名”、印字店“自階層の印字店”、印字条件“−”を帳票印字コントロールマスタ105から抽出した場合、印字条件は定義されていないので(ステップS122)、文書生成部131は、抽出した帳票出力条件に基づいて、例えば、小売A向けの帳票(出荷案内A)の窓宛名欄に「小売A」を印字するように設定する(ステップS125)。同様に、ステップS121、S122、S125の処理により、孫卸A、子卸A、親卸A向けの帳票の窓宛名欄も設定する。また、ステップS121において、文書生成部131が、帳票出力条件として、例えば、印字場所“注文先”、印字店“自階層+1階層の印字店”、印字条件“階層<=3”を帳票印字コントロールマスタ105から抽出した場合、印字条件が定義されているので(ステップS122)、文書生成部131は、抽出した帳票出力条件に基づいて、例えば、小売A向けの帳票について、第1の階層情報抽出部121により抽出された階層番号“K1”が示す階層と所定の階層“3”を比較し(ステップS123)、比較した結果に従って印字条件“階層<=3”が満たされているかを処理装置により判定する(ステップS124)。この場合、印字条件は満たされているので、小売A向けの帳票(出荷案内A)の注文先欄に「孫卸A」を印字するように設定する(ステップS125)。また、文書生成部131は、同様に、ステップS123において、例えば、孫卸A向けの帳票について、第2の階層情報抽出部123により抽出された階層番号“K2”が示す階層と所定の階層“3”とを比較し、ステップS124において、印字条件“階層<=3”が満たされているかを処理装置により判定する。この場合も、印字条件は満たされているので、文書生成部131は、ステップS125において、孫卸A向けの帳票(出荷案内A)の注文先欄に「子卸A」を印字するように設定する。同様に、ステップS121、S123〜S125の処理により、子卸A向けの帳票の注文先欄も設定する。一方、親卸A向けの帳票については、ステップS124において、印字条件が満たされていないことになるので、文書生成部131は、ステップS125において、親卸A向けの帳票(納品書A)の注文先欄は設定しない(空欄として設定してもよい)。ステップS121において、文書生成部131が他の帳票出力条件(印字場所“帳合先”、“納品先”、“金額”の帳票出力条件)を帳票印字コントロールマスタ105から抽出した場合も上記と同様の処理が行われる。
このように、ステップS121からS125までのループ処理において、文書生成部131は、帳票の印字場所ごとに繰り返して帳票出力条件を抽出し、抽出した帳票出力条件に基づいて、店(業者)ごとに繰り返して帳票の印字内容を設定する。具体的には、文書生成部131は、窓宛名、注文先、帳合先、納品先、金額の5つの印字場所の帳票出力条件を帳票印字コントロールマスタ105から順番に抽出する(窓宛名の帳票出力条件はレコード番号“1”、注文先の帳票出力条件はレコード番号“2”、帳合先の帳票出力条件はレコード番号“3”、納品先の帳票出力条件はレコード番号“4”、金額の帳票出力条件はレコード番号“5”)。文書生成部131は、それぞれの印字場所の帳票出力条件を抽出する度に、小売A、孫卸A、子卸A、親卸Aの4つの店(業者)向けの帳票の該当する印字場所への印字内容を順番に設定する。このように、ステップS121からS125までのループ処理は、5(印字場所の数)×4(店(業者)の数)=20回繰り返される。この例では、文書生成部131は、1つの印字場所の帳票出力条件を抽出する度に、全て(5つ)の店(業者)の帳票について印字内容を設定しているが、文書生成部131は、1つの店(業者)の帳票の印字内容を設定する度に、全て(4つ)の印字場所の帳票出力条件を抽出してもよい(即ち、1つの店(業者)の帳票について全ての印字場所の印字内容を設定した後に、次の店(業者)の帳票について設定するようにしてもよい)。
その後、文書生成部131は、印字内容を設定した帳票を、小売A(業者識別情報入力部111が受け付けた店番号“G1”に対応する店)、孫卸A(業者識別情報抽出部122により抽出された店番号“G2”に対応する店)、子卸A(業者識別情報抽出部122により抽出された店番号“G3”に対応する店)、親卸A(業者識別情報抽出部122により抽出された店番号“G4”に対応する店)にそれぞれ提供される(4つの)帳票(例えば、ファイル)として生成する(ステップS126)(ステップS121〜S126:文書生成処理)。文書出力部132は、文書生成部131により生成された帳票を出力する(ステップS127:文書出力処理)。
上記のように、帳票出力処理部103は、帳票出力条件処理部102から受け取った帳票番号“1”と、店番号“G1”、“G2”、“G3”、“G4”と、小売店名/卸業者名「小売A」、「孫卸A」、「子卸A」、「親卸A」と、階層番号“K1”、“K2”、“K3”、“K4”と、帳票名「出荷案内A」又は「納品書A」にて、店番号と階層番号を対応付け、帳票番号“1”から、帳票印字コントロールマスタ105を読む。そして、図8に示すように、受け取った店番号分の帳票出力を行う。
小売A(G1)へ提出する帳票(出荷案内A)は、
・窓宛名には自階層(1)の印字店(小売A)を出力する。
・注文先には自階層+1階層(2)の印字店(孫卸A)を出力する(この例では、注文先とは流通経路において1つ上の階層の業者を意味するものとし、親卸A向けの帳票では省略している)。
・帳合先には印字条件が階層>=3(印字条件を満たさない)のため、出力しない(この例では、帳合先とは流通経路において小売店を除く1つ下の階層の業者を意味するものとし、小売A、孫卸A向けの帳票では省略している)。
・納品先には印字条件が階層>=2(印字条件を満たさない)のため、出力しない(この例では、納品先とは流通経路の末端、即ち最下位層の業者を意味するものとし、小売A向けの帳票では省略している)。
・金額印字は印字条件が階層=4(印字条件を満たさない)のため、行わない(この例では、金額印字は流通経路管理装置100のユーザであるメーカの直接の取引先である親卸A向けの帳票のみで行っている)。
孫卸A(G2)へ提出する帳票(出荷案内A)は、
・窓宛名には自階層(2)の印字店(孫卸A)を出力する。
・注文先には自階層+1階層(3)の印字店(子卸A)を出力する。
・帳合先には印字条件が階層>=3(印字条件を満たさない)のため、出力しない。
・納品先には1階層目の印字店(小売A)を出力する。
・金額印字は印字条件が階層=4(印字条件を満たさない)のため、行わない。
子卸A(G3)へ提出する帳票(出荷案内A)は、
・窓宛名には自階層(3)の印字店(子卸A)を出力する。
・注文先には自階層+1階層(4)の印字店(親卸A)を出力する。
・帳合先には自階層−1階層(2)の印字店(孫卸A)を出力する。
・納品先には1階層目の印字店(小売A)を出力する。
・金額印字は印字条件が階層=4(印字条件を満たさない)のため、行わない。
親卸A(G4)へ提出する帳票(納品書A)は、
・窓宛名には自階層(4)の印字店(親卸A)を出力する。
・注文先には印字条件が階層<=3(印字条件を満たさない)のため、出力しない。
・帳合先には自階層−1階層(3)の印字店(子卸A)を出力する。
・納品先には1階層目の印字店(小売A)を出力する。
・金額印字は行う。
このように帳票印字コントロールマスタ105を使用することにより、帳票の種類や帳合における階層の数(深さ)に関わらず、1つの帳票出力処理部103にて処理を行うことができ、帳票出力処理部103の実装が容易となる(1種類の処理のみを実装すればよい)とともに、カスタマイズも容易になる。また、帳合における階層の数が増えても、システム全体の変更ではなく、チェーン型帳合マスタ104と帳票印字コントロールマスタ105のデータベースの変更のみで対応することができる(新たな開発工程は不要である)。
図7を用いて説明したように、本実施の形態では、図6に示した「印字条件」のみで印字するか否かの判断を行っているが、図6に示した「印字区分」と「印字条件」の両方を用いて判断を行っていてもよい。判断のロジックは以下の通りである。
・「印字区分」が“○”の場合、常に印字する。
・「印字区分」が“△”の場合、「印字条件」に合致すれば印字する。
・「印字区分」が“×”の場合、常に印字しない。
本実施の形態では、メーカ側担当者は、帳票指示受付処理部101で帳票番号と小売店を1つずつ指定しているが、複数の帳票番号、あるいは複数の小売店を指定してもよい。この場合も流通経路管理装置100により、指定された複数の帳票番号(又は複数の小売店及び卸業者向けの帳票)を出力することが可能である。また、本実施の形態の説明では、帳票指示受付処理部101で小売店が指定されると、指定された小売店から固定的に流通経路(他階層の卸業者の組み合わせ)が決まるような例を用いたが、複数の流通経路のうち1つを選択可能とする形態も可能である。この場合、例えば、帳票指示受付処理部101に、商品番号や商品名など、商品を識別する商品識別情報(流通経路を特定できる情報であれば、これに限らない)を入力装置により入力する商品識別情報入力部を設けるとともに、チェーン型帳合マスタ104に、商品識別情報を他の情報(文書識別情報、業者識別情報、自階層情報、他階層情報など)と対応付けて記憶させ、帳票出力条件処理部102はチェーン型帳合マスタ104から情報を抽出する際に、他の情報に加えて、商品識別情報入力部により入力された商品識別情報を用いてもよい。具体的には、例えば、図5に示した処理において、ステップS112の後に、商品識別情報入力部が、商品名「商品A」を表す商品番号“P1”を、メーカ側担当者から受け付ける(商品識別情報入力ステップ)。ステップS113では、第1の階層情報抽出部121が、業者識別情報入力部111が受け付けた店番号“G1”と文書識別情報入力部112が受け付けた帳票番号“1”と商品識別情報入力部が受け付けた商品番号とに対応する階層番号“K1”と上位階層番号“K2”とをチェーン型帳合マスタ104から抽出する。ステップS114では、業者識別情報抽出部122が、第1の階層情報抽出部121により抽出された上位階層番号と同じ階層を示す階層番号“K2”と文書識別情報入力部112が受け付けた帳票番号“1”と商品識別情報入力部が受け付けた商品番号とに対応する階層番号“K1”とに対応する店番号“G2”をチェーン型帳合マスタ104から抽出する。ステップS115からステップS117も同様に処理を行って、帳票番号、店番号、商品番号に対応する階層番号、帳票名、小売店名、卸業者名などがチェーン型帳合マスタ104から抽出される。これにより、商品ごとに適切な流通経路や帳票を設定することが可能となる。
以上のように、一取引において、メーカが多段階の卸業者、小売店にそれぞれ異なった帳票(出荷伝票)を出力するとき、メーカ側の担当者は取引における商いルートを選択する。本実施の形態における流通経路管理装置100は、チェーン型帳合マスタ104及び帳票印字コントロールマスタ105を用いて、選択された商いルートより、どこへどのような帳票(印字内容)を出力(提出)するかを決定し、複数の異なった提出先別の帳票出力を行う。これにより、本実施の形態では、卸業者(問屋)の階層制限を意識する必要がなくなる。また、帳票印字コントロールマスタ105により、帳票アプリケーションの作成や帳票出力内容のカスタマイズが容易になる。
実施の形態2.
以下では、本実施の形態において実施の形態1と異なる点について説明する。
図9は、本実施の形態に係る流通経路管理装置の構成を示す図である。
帳票出力条件処理部102は、実施の形態1と同様に、帳票指示受付処理部101から入力される帳票番号と小売店の店番号に基づいて、小売店以外に帳票を出力する対象である卸業者をチェーン型帳合マスタ104から抽出する。実施の形態1では、ここで、帳票出力条件処理部102は、帳票出力処理部103に帳票番号と小売店と抽出した卸業者を通知していた。一方、本実施の形態では、まず、帳票出力条件処理部102は、小売店と抽出した卸業者(具体的には、その小売店の小売店名や店番号、抽出した卸業者の卸業者名や店番号など)を出力装置により画面に表示する。そして、メーカ側担当者が、画面に表示された小売店、卸業者を任意に変更することができるようにする。そのために、本実施の形態では、帳票指示受付処理部101に含まれる業者変更入力部133が、画面に表示された小売店(業者識別情報入力部111により入力された業者識別情報に対応する業者)を他の小売店に変更する指示をキーボードなどの入力装置を介して、メーカ側担当者から受け付ける(入力装置により入力する)。また、業者変更入力部133は、画面に表示された卸業者(業者識別情報抽出部122により抽出された業者識別情報に対応する業者)を他の卸業者に変更する指示をキーボードなどの入力装置を介して、メーカ側担当者から受け付ける(入力装置により入力する)。画面に表示された小売店や卸業者は、全てが他の業者に変更されてもよいし、一部だけが変更されてもよい。帳票出力条件処理部102は、帳票番号とともに、業者変更入力部133が受け付けた指示によって示された変更後の小売店と卸業者を帳票出力処理部103に通知する。
帳票出力処理部103は、帳票出力条件処理部102から受けた情報(帳票番号と上記変更後の小売店と卸業者)により、帳票を出力する。帳票出力条件処理部102に含まれる文書生成部131は、メーカ側担当者により指定された帳票の(文書識別情報入力部112により入力された文書識別情報に対応する)文書定義情報を記憶装置から抽出し、抽出した文書定義情報に基づいて、メーカ側担当者により指定された小売店(業者識別情報入力部111により入力された業者識別情報に対応する業者)又はメーカ側担当者により変更された小売店(業者識別情報入力部111により入力された業者識別情報に対応する業者を他の第1の業者に変更する指示が業者変更入力部133により入力された場合、第1の業者)に提供される帳票における各表示場所の表示内容を、第1の階層情報抽出部121により抽出された自階層情報が示す階層に応じて処理装置により設定する。また、文書生成部131は、記憶装置から抽出した文書定義情報に基づいて、メーカ側担当者により指定された小売店への流通経路に含まれる卸業者(業者識別情報抽出部122により抽出された業者識別情報に対応する業者)又はメーカ側担当者により変更された卸業者(業者識別情報抽出部122により抽出された業者識別情報に対応する業者を他の第2の業者に変更する指示が業者変更入力部133により入力された場合、第2の業者)それぞれに提供される帳票における各表示場所の表示内容を、第2の階層情報抽出部123により抽出された自階層情報が示す(各業者の)階層に応じて処理装置により設定する。業者が変更された場合には、業者の階層は変更前の業者と同じものとして処理される。
実施の形態1では、図5に示した処理の後、流通経路管理装置100における処理は文書生成処理へそのまま移行していた。一方、本実施の形態では、文書生成処理への移行前に、第2の階層情報抽出部123が、メーカ側担当者に対して、抽出された店番号、小売店名、卸業者名を出力装置により出力する(帳票番号、階層番号、帳票名などを同時に出力してもよい)。そして、帳票指示受付処理部101の業者変更入力部133は、店番号、小売店名、卸業者名の変更を、入力装置を介して、メーカ側担当者から受け付ける(業者変更入力処理)。図7に示した処理では、この変更に基づいて処理が行われる。例えば、実施の形態1における小売A、孫卸A、子卸A、親卸Aが、それぞれ小売C、孫卸C、子卸C、親卸Cに変更されたとする。この場合、まず、実施の形態1と同様に、ステップS121からS125までのループ処理において、文書生成部131は、帳票の印字場所ごとに繰り返して帳票出力条件を抽出し、抽出した帳票出力条件に基づいて、店(業者)ごとに繰り返して帳票の印字内容を設定する。その後、文書生成部131は、印字内容を設定した帳票を、小売C、孫卸C、子卸C、親卸Cにそれぞれ提供される(4つの)帳票として生成する(ステップS126)。実施の形態1と同様に、文書出力部132は、文書生成部131により生成された帳票を出力する(ステップS127:文書出力処理)。文書出力部132により出力される帳票は、例えば、図8に示したような「納品書A」、「出荷案内A」のそれぞれの印字場所に小売A、孫卸A、子卸A、親卸Aに代えて小売C、孫卸C、子卸C、親卸Cを印字したものとなる。
以上のように、本実施の形態では、通常は取引が少なくチェーン型帳合マスタ104に登録されていない店についても、既存の情報を変更することにより、容易に帳票を出力することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、流通経路管理装置100は、文書の一例として帳票を生成し、出力しているが、帳票の代わりに電子メールを生成し、出力してもよい。つまり、流通経路管理装置100は、実施の形態1及び2で説明したものと同様の構成及び動作により、多段階の卸業者、小売店にそれぞれ異なった文章の電子メール(異なった帳票を電子メールの添付ファイルとしてもよい)を送信することができる。本実施の形態では、流通経路管理装置100が、帳票印字コントロールマスタ105と同様に構成されたメール内容コントロールマスタを備えていてもよい。メール内容コントロールマスタを使用することにより、多段階の卸業者、小売店にそれぞれ異なった文章の電子メールを送信したり、異なった帳票を添付ファイルとする電子メールを送信したりすることが容易となる。
実施の形態1に係る流通経路管理装置の構成を示すブロック図である。 各実施の形態における流通経路管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る流通経路管理装置の動作を示すフロー図である。 実施の形態1におけるチェーン型帳合マスタの構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る流通経路管理装置の動作を示すフロー図である。 実施の形態1における帳票印字コントロールマスタの構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る流通経路管理装置の動作を示すフロー図である。 実施の形態1における帳票の一例を示す図である。 実施の形態2に係る流通経路管理装置の構成を示すブロック図である。 従来の帳票出力システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
51 帳票指示受付処理部、52 帳票出力条件処理部、53 帳票出力処理部、54 帳合マスタ、100 流通経路管理装置、101 帳票指示受付処理部、102 帳票出力条件処理部、103 帳票出力処理部、104 チェーン型帳合マスタ、105 帳票印字コントロールマスタ、111 業者識別情報入力部、112 文書識別情報入力部、121 第1の階層情報抽出部、122 業者識別情報抽出部、123 第2の階層情報抽出部、131 文書生成部、132 文書出力部、133 業者変更入力部、901 CRT表示装置、902 K/B、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (7)

  1. 複数の業者の各業者を識別する業者識別情報に対応付けて、前記複数の業者が属する複数の階層から構成される流通経路であって上位層の業者から下位層の業者へと商品が流通する流通経路における各業者の階層を示す自階層情報と前記流通経路における各業者の上位層と下位層とのいずれかを示す他階層情報とを記憶装置に記憶する階層情報記憶部と、
    任意の業者識別情報を入力装置により入力する業者識別情報入力部と、
    前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する自階層情報と他階層情報とを前記記憶装置から処理装置により抽出する第1の階層情報抽出部と、
    前記第1の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出する業者識別情報抽出部と、
    前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する他階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出する第2の階層情報抽出部とを備える流通経路管理装置であって
    前記業者識別情報抽出部は、さらに、
    前記第2の階層情報抽出部により他階層情報が抽出される度に、前記第2の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、
    前記流通経路管理装置は、さらに、
    前記商品の出荷に関する情報を表示する複数の表示場所を含む複数の文書であって前記複数の業者に提供される複数の文書における表示場所ごとに、前記流通経路における各業者の階層に応じた表示内容を定義する文書定義情報を前記記憶装置に記憶する文書定義情報記憶部と、
    前記記憶装置に記憶された文書定義情報に基づいて、前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する業者に提供される文書として、前記第1の階層情報抽出部により抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成するとともに、前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する業者に提供される文書として、前記業者識別情報抽出部により当該業者識別情報が対応する自階層情報として抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成する文書生成部と、
    前記文書生成部により生成された文書を出力装置により出力する文書出力部とを備えることを特徴とする流通経路管理装置。
  2. 前記他階層情報は、前記複数の業者のうち、最上位層以外の業者については各業者の上位層を示し、最上位層の業者については上位層が存在しないことを示し、
    前記業者識別情報入力部は、
    最上位層以外の業者の業者識別情報を前記任意の業者識別情報として前記入力装置により入力し、
    前記業者識別情報抽出部は、さらに、
    前記第2の階層情報抽出部により上位層が存在しないことを示す他階層情報が抽出されるまで、前記第2の階層情報抽出部により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出することを特徴とする請求項1に記載の流通経路管理装置。
  3. 前記文書定義情報は、前記複数の文書における表示場所ごとに、前記流通経路における各業者の階層に応じた表示内容として、各業者の階層が所定の階層より高い場合と低い場合とのいずれかの場合のみに前記商品の出荷に関する情報を表示することを定義し、
    前記文書生成部は、
    前記流通経路における各業者の階層と前記所定の階層とを前記処理装置により比較し、比較した結果に基づいて、各文書における各表示場所の表示内容を前記処理装置により設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の流通経路管理装置。
  4. 前記文書定義情報記憶部は、
    複数の種類の文書定義情報を、それぞれの種類の文書定義情報を識別する文書識別情報に対応付けて前記記憶装置に記憶し、
    前記流通経路管理装置は、さらに、
    任意の文書識別情報を前記入力装置により入力する文書識別情報入力部を備え、
    前記文書生成部は、
    前記文書識別情報入力部により入力された文書識別情報に対応する文書定義情報を前記記憶装置から前記処理装置により抽出し、抽出した文書定義情報に基づいて、各文書における各表示場所の表示内容を前記処理装置により設定することを特徴とする請求項1からまでのいずれかに記載の流通経路管理装置。
  5. 前記複数の文書には、互いに異なるフォーマットの文書が含まれており、
    前記文書定義情報記憶部は、
    前記複数の文書の全てが共通して含む表示場所ごとに、前記文書定義情報を前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の流通経路管理装置。
  6. 前記流通経路管理装置は、さらに、
    前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する業者と前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する業者との少なくともいずれかを他の業者に変更する指示を前記入力装置により入力する業者変更入力部を備え、
    前記文書生成部は、
    前記業者識別情報入力部により入力された業者識別情報に対応する業者を他の第1の業者に変更する指示が前記業者変更入力部により入力された場合には、前記第1の業者に提供される文書として、前記第1の階層情報抽出部により抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成し、前記業者識別情報抽出部により抽出された業者識別情報に対応する業者を他の第2の業者に変更する指示が前記業者変更入力部により入力された場合には、前記第2の業者に提供される文書として、前記業者識別情報抽出部により当該業者識別情報が対応する自階層情報として抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を前記処理装置により生成することを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の流通経路管理装置。
  7. コンピュータが有する記憶装置が、複数の業者の各業者を識別する業者識別情報に対応付けて、前記複数の業者が属する複数の階層から構成される流通経路であって上位層の業者から下位層の業者へと商品が流通する流通経路における各業者の階層を示す自階層情報と前記流通経路における各業者の上位層と下位層とのいずれかを示す他階層情報とを記憶する階層情報記憶処理と、
    コンピュータが有する入力装置が、任意の業者識別情報を入力する業者識別情報入力処理と、
    コンピュータが有する処理装置が、前記業者識別情報入力処理により入力された業者識別情報に対応する自階層情報と他階層情報とを前記記憶装置から抽出する第1の階層情報抽出処理と、
    前記処理装置が、前記第1の階層情報抽出処理により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から抽出する業者識別情報抽出処理と、
    前記処理装置が、前記業者識別情報抽出処理により抽出された業者識別情報に対応する
    他階層情報を前記記憶装置から抽出する第2の階層情報抽出処理とをコンピュータに実行させる流通経路管理プログラムであって
    前記業者識別情報抽出処理は、さらに、
    前記第2の階層情報抽出処理により他階層情報が抽出される度に、前記処理装置が、前記第2の階層情報抽出処理により抽出された他階層情報と同じ階層を示す自階層情報を前記記憶装置から抽出し、抽出した自階層情報に対応する業者識別情報を前記記憶装置から抽出し、
    前記流通経路管理プログラムは、さらに、
    前記記憶装置が、前記商品の出荷に関する情報を表示する複数の表示場所を含む複数の文書であって前記複数の業者に提供される複数の文書における表示場所ごとに、前記流通経路における各業者の階層に応じた表示内容を定義する文書定義情報を記憶する文書定義情報記憶処理と、
    前記処理装置が、前記記憶装置に記憶された文書定義情報に基づいて、前記業者識別情報入力処理により入力された業者識別情報に対応する業者に提供される文書として、前記第1の階層情報抽出処理により抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を生成するとともに、前記業者識別情報抽出処理により抽出された業者識別情報に対応する業者に提供される文書として、前記業者識別情報抽出処理により当該業者識別情報が対応する自階層情報として抽出された自階層情報が示す階層に応じた表示内容を設定した文書を生成する文書生成処理と、
    コンピュータが有する出力装置が、前記文書生成処理により生成された文書を出力する文書出力処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする流通経路管理プログラム。
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