JP4373138B2 - 冊子封入物 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、冊子を封入した冊子封入物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カタログ、情報販促誌、広告媒体誌等の冊子を封筒に封入し、DM(ダイレクトメール)として送付することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のDM等においては、定型郵便サイズ封筒を用いるのが一般的で、十分なアイキャッチ効果が得られなかった。また、開封の手間を省き開封率を上げるために様々な工夫がなされている。一般的なのは、ミシン目により端部を切りとって開封する手法や、仮接着剤により剥離可能に接着された部分を剥離する手法である。従来、封筒内部に封入される冊子は固定されていないため、ミシン目を用いた場合、冊子がミシン目付近に移動してしまい、ミシン目による端部の切り取りが行ないづらいという問題がある。また、仮接着剤を用いた場合も、冊子が仮接着剤部分に当ることにより、郵送途中で剥離してしまうという問題がある。
【0004】
一方、用紙を内部に封入した封書用フォーム等の技術もある(例えば、特許文献1参照)が、複数のページからなる冊子を封入することはできない。
【0005】
【特許文献1】
実開昭61−206484号公報
【0006】
また、従来のDMでは、大きさの限られた封筒内に冊子を納めるために、冊子自体が折り畳んで封入されている。このため、DMを受け取った消費者は、冊子にあまり興味を示さず、また冊子を読んだとしても、1回だけ読んで捨ててしまうことが多いという問題もある。
【0007】
上記のような点に鑑み、本発明は、送付する冊子の一部を見せることでアイキャッチ効果を高めると共に、封入された状態における内部での冊子の移動、冊子の脱落を防ぐことが可能な冊子封入物を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明による冊子封入物は、複数のページからなる冊子を外側用紙に封入して形成される冊子封入物であって、前記外側用紙は、2つの切りかきを有する第1の紙片と、冊子および付属物を貼着するための第2の紙片に折り線を介して区分され、全体として六角形状であり、前記冊子の表紙もしくは裏表紙が前記第2の紙片の内面に、裏表紙もしくは表紙の一部が前記2つの切りかきのうちの一方を通して外部から見える位置に仮留めされ、前記付属物が前記第2の紙片の内面に、前記2つの切りかきのうちの他方を通して外部から見える位置に接着された状態で、前記外側用紙が二つ折りされて前記冊子および付属物を包むと共に、前記第1の紙片と前記第2の紙片の重ね合わされた一部が剥離可能に仮接着された構成とすることを特徴とする。
本発明の冊子封入物によれば、複数のページからなる冊子を、切りかきを有する外側用紙の内部に仮接着して封入して形成されるので、封入された状態で冊子の一部を見せることにより、消費者のアイキャッチ効果を高めることが可能であると共に、冊子を仮留めすることにより、冊子のデザインと切りかきの位置合わせができ、また、切りかきから冊子が脱落することを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る冊子封入物の第1の実施形態を示す外観平面図である。このうち、図1(a)は表面、図1(b)は裏面から見た状態を示している。本実施形態では、外側用紙10内に冊子20および付属物30が封入されたものとなっている。外側用紙10は1枚の用紙であるが、折り線12により表側紙片10aと裏側紙片10bに区分されており、この折り線12により折り畳むことにより、表側紙片10aと裏側紙片10bで冊子20および付属物30を包んでいる。図1(a)に示すように表側紙片10aの表面には、宛名欄13が設けられており、送付先の住所、氏名等が記載されている。この宛名欄13は、表側紙片10aに直接印刷することにより形成されていても良いし、別途作成されたラベルを貼り込むことにより形成されていても良い。本実施形態による冊子封入物では、表側紙片10aに切りかきが設けられているため、裏側紙片10bに比べて、その面積が小さくなっている。このため、図1(a)に示したように、表面側から見ると内部の冊子20および付属物30の一部が見えるようになっている。
【0010】
ここで、図1に示した冊子封入物を構成する外側用紙10、冊子20、付属物30について説明しておく。図2は、本実施形態で用いる外側用紙10の平面図である。このうち、図2(a)は折り畳んだときに内面、すなわち冊子20および付属物30と接触する側、図2(b)は折り畳んだときに外面となる側から見た状態を示している。図2において、11a〜11fは、外側用紙端部、14a、14bは接着糊塗布部、15a〜15cおよび16a、16bは仮接着糊塗布部であり、10〜13の各符号は図1で示したものと同一である。接着糊塗布部14a、14bは、付属物30固定用の接着糊を塗布するために裏側紙片10bの内面に設けられた部分である。仮接着糊塗布部15a〜15cは、仮接着糊を塗布するために裏側紙片10bの内面に設けられた部分であり、それぞれ裏側紙片10bの折り線12以外の三辺付近に各三辺に平行に設けられている。仮接着糊塗布部15aおよび15bの右端は、折り線12から距離Dを置いたところに設定されており、折り線12まで仮接着糊が塗布されないようにしている。距離Dとしては、適宜設定することができるが、例えば1cm程度とすることができる。また、折り線12は、用紙のほぼ中央に設けられており、折り畳んだときに図1に示した状態となるようになっている。仮接着糊塗布部16a、16bは、冊子20固定用の仮接着糊を塗布するために裏側紙片10bの内面に設けられた部分である。本実施形態では、好ましい例として冊子20固定用の仮接着糊塗布部を16a、16bの2箇所としているが、この数は1箇所であっても良いし、3箇所以上であっても良い。また、図2(a)に示した外側用紙10の内面、図2(b)に示した外側用紙10の外面には、販促情報等の様々な情報の印刷がなされている。
【0011】
図2に示した状態の外側用紙10を得るためには、まず、用紙の内面・外面の両面に印刷を行い、その後、表側紙片10aの右上端と右下端の三角形状の部分をカットして切りかきを形成し、外側用紙10を全体として六角形状にする。接着糊塗布部14a、14bに接着糊を塗布し、仮接着糊塗布部15a〜15c、16a、16bに仮接着糊を塗布する。なお、外側用紙10としては、封入する冊子が輸送中に折り曲がらない程度の剛性を有し、加工適正を満足する、100〜160グラム/m2の用紙を用いる。外側用紙10は、PP(ポリプロピレン)加工したものであっても良い。また、接着糊塗布部14a、14bに塗布する接着糊としては、容易に剥離しないエマルジョン系の強接着性のものを用い、仮接着糊塗布部15a〜15c、16a、16bに塗布する仮接着糊としては、消費者が容易に剥離可能なゴム系の弱接着性のものを用いる。接着糊塗布部14a、14bは容易に剥離可能なゴム系の弱接着性のものを用いても良い。接着糊、仮接着糊ともに、従来周知のものを適用することができる。
【0012】
続いて、冊子および付属物について説明する。冊子20は複数のページからなる従来周知のものである。本実施形態では、図示の簡略化のため、図3(a)に示すように、4枚構成としている。図3(a)において、21は冊子の表表紙、22は冊子の裏表紙である。付属物30としては、仮接着糊塗布部15a〜15c、16a、16bに掛からない大きさで、薄いものであれば、どのようなものであっても良い。本実施形態では、CD−ROMを付属物30としている。図3(b)はCD−ROMを包んだ正方形状のケースを示している。
【0013】
図2に示した外側用紙10と、図3に示した冊子20、付属物30は、冊子封入物の製造工程において、図4(a)に示すような関係に、配置され貼着されることになる。具体的には、まず、裏側紙片10b内面の接着糊塗布部14a、14bに塗布された接着糊により、付属物30が接着される。さらに、裏側紙片10b内面の仮接着糊塗布部16a、16bに塗布された仮接着糊により、冊子20が接着される。このとき、図4(a)に示すように、冊子20の表表紙21を上に向けた状態て貼り合わされることになる。図4(a)は、冊子20側から見た状態であるため、外側用紙10と冊子20を貼り合わせた部分が隠れているが、図4(b)に示すA−A線断面図から明らかなように、外側用紙10と冊子20は、仮接着糊塗布部16a、16bに塗布された仮接着糊により、冊子20の裏表紙22と仮接着される。この際、裏表紙22の下方部分は、図4(c)に示すB−B線断面図から明らかなように、付属物30に重ねられることになる。なお、接着糊および仮接着糊は、上述のように、外側用紙10側に塗布しておいた方が、製造工程上も簡略化できて好ましいが、付属物の裏側および冊子20側の裏表紙22に塗布しておき、外側用紙の裏側紙片10bの内面と仮接着するようにしても良い。
【0014】
続いて、図4(a)に示す状態から折り線12を谷折りして外側用紙10を二つに折り、外側用紙10の左端11bと右端11eが一致するように折り畳む。これにより、仮接着糊塗布部15a〜15c上の仮接着糊が外側用紙10の表側紙片10aの内面の端部と仮接着し、図1に示したような冊子封入物が完成することになる。なお、接着糊塗布部15a、15bを折り線12まで設けないことにより、折り線12における折加工を行なう際に、折加工機のブレードに接着糊が付着しないという効果が生ずる。なお、仮接着糊塗布部15a〜15cは、表側紙片10aの内面側に設けておき、裏側紙片10bの内面側と仮接着するようにしても良い。
【0015】
以上のようにして、図1に示した状態の冊子封入物が完成したら、冊子封入物は、郵送、宅配便等の手段により、宛名に記載された消費者に届けられる。本発明による冊子封入物では、冊子20が外側用紙10の裏側紙片10bの内面に仮接着糊により固定されているため、送付時の振動により冊子20が内部で動くことがない。そのため、外側から見える冊子20および付属物30の一部は、常に同じものとなっており、全体の外観デザインを損なうことがない。また、切りかきから冊子20や付属物30が脱落することを防止している。さらに、内部で冊子20が動いて仮接着糊塗布部15a〜15cの比較的接着力の弱い仮接着糊による接着部分を剥離させてしまうことがない。
【0016】
冊子封入物が届いたら、消費者側では、表側紙片10aと裏側紙片10bを剥離して開封する。仮接着糊塗布部15a〜15cに塗布された仮接着糊は接着力が弱いため、容易に剥離することができる。剥離した結果、冊子封入物は再び図4(a)に示したような状態となる。さらに、仮接着糊により仮留めされている冊子20を外側用紙10から分離する。付属物30については、ケースが固定されているので、中身のCD−ROMについては、ケースの四辺のいずれかに設けられた取り出し口から取り出すことができる。付属物30が仮接着糊で仮留めされている場合は、ケースも容易に外側用紙10から剥離することができる。
【0017】
冊子20は、折り畳まれていない状態で封入されていたので、そのまま、図3に示したような状態の冊子として保存することができる。そのため、消費者は、従来の折り畳まれた冊子に比べて、保存しておこうという気持ちがより高まることになる。また、冊子20を分離した後の外側用紙10においても、見開き全面が販促情報の印刷物としてより多くの情報を得ることができる。
【0018】
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。図5は、本発明に係る冊子封入物の第2の実施形態を示す外観平面図である。このうち、図5(a)は表面、図5(b)は裏面から見た状態を示している。第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の機能を果たす部分については、同一の符号を付して説明する。第2の実施形態が、第1の実施形態と異なるのは、外側用紙10内に封入されるのが冊子20のみである点と、切りかきの代わりに型抜きが設けられている点である。図5(a)に示すように表側紙片10aの表面には、型抜き17、18が設けられており、内部の冊子20の一部が見えるようになっている。型抜きとは、表側紙片10aを貫通する開口部である。第2の実施形態では、宛名欄13が裏側紙片10bに設けられている。この宛名欄13は、第1の実施形態同様、裏側紙片10bに直接印刷することにより形成されていても良いし、別途作成されたラベルを貼り込むことにより形成されていても良い。
【0019】
図6は、第2の実施形態で用いる外側用紙10の平面図である。このうち、図6(a)は折り畳んだときに内面、すなわち冊子20と接触する側、図6(b)は折り畳んだときに外面となる側から見た状態を示している。図6において、10〜13、15、16の各符号は図2で示したものと同一である。特徴的なのは、表側紙片10aに型抜き17、18が設けられている点である。また、第1の実施形態と同様、図6(a)に示した外側用紙10の内面、図6(b)に示した外側用紙10の外面には、販促情報等の様々な情報の印刷がなされている。
【0020】
図6に示した状態の外側用紙10を得るためには、まず、用紙の内面・外面の両面に印刷を行い、その後、表側紙片10aに対して抜き加工を行い、型抜き17、18を形成する。さらに、仮接着糊塗布部15a〜15c、16a、16bに仮接着糊を塗布する。なお、外側用紙10の材質、仮接着糊の組成については、第1の実施形態と同様である。
【0021】
図6に示した外側用紙10と、冊子20は、冊子封入物の製造工程において、図7(a)に示すような関係に配置され貼着されることになる。具体的には、まず、裏側紙片10b内面の仮接着糊塗布部16a、16bに塗布された仮接着糊により、冊子20が仮接着される。第2の実施形態においては、冊子20の表表紙21にクーポン券23が設けられている。また、図7(a)におけるE−E線に沿う断面図を図7(b)に、F−F線に沿う断面図を図7(c)に、それぞれ示しておく。
【0022】
続いて、図7(a)に示す状態から折り線12を谷折りして外側用紙10を二つに折り、外側用紙10の左端11bと右端11eが一致するように折り畳む。これにより、仮接着糊塗布部15a〜15c上の仮接着糊が外側用紙10の表側紙片10aの内面の端部と仮接着し、図5に示したような冊子封入物が完成することになる。第2の実施形態においては、冊子封入時に冊子20の表表紙21に印刷された内容が外側から見えるように、印刷内容と型抜き17、18の位置合わせがあらかじめ行われている。そのため、図5に示したように、表表紙21に印刷された「お得な情報がいっぱい!」という表現と、クーポン券23に印刷された「割引!」という表現のように、消費者にとって、興味を引く内容が外側から見えることになり、消費者の開封意欲をそそることになる。
【0023】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本実施形態は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記第1の実施形態では、表側紙片10aの上端と下端の三角形状部分が切り取られた、外側用紙10が全体として六角形状のものとしたが、例えば、図8に示すように、表側紙片10aの上端の三角形状部分もしくは下端の三角形状部分を切り取られた、外側用紙10が全体として五角形状のものとしても良い。このうち、図8(a)は、表側紙片10aの上端の三角形状部分が切り取られた形状の外側用紙10を用いて作成された冊子封入物の表面側から見た状態を示す図であり、図8(b)は、表側紙片10aの下端の三角形状部分が切り取られた形状の外側用紙10を用いて作成された冊子封入物の表面側から見た状態を示す図である。
【0024】
また、上記第1の実施形態では、付属物としてCD−ROMを貼着するようにしたが、DVD、FD等の他の記録媒体や、化粧品、医薬品等の商品サンプル等を貼着するようにしても良い。付属物は必ずしも外側用紙10の内面に接着しなくても良く、そのままいれておくだけでも良い。特に、返信用ハガキ等の紙状の薄いものを付属品とする場合には、冊子の裏表紙と外側用紙の間に挟むことにより、付属物が裏表紙と外側用紙とが仮接着されることで発生する圧力で固定され、内部で動きづらくなり、仮接着糊塗布部15に当って、仮接着された部分を剥離させてしまうことを防ぐことができる。
【0025】
また、本発明は、上記第1、第2の実施形態に限定されず、外側用紙10の周辺部の切りかき、および外側用紙10の内部の型抜きは任意の位置に任意の形状で形成することが可能である。
【0026】
また、上述のように、外側用紙の内面10bには印刷がなされている。この印刷内容は、どのようなものであっても良いが、冊子20を固定することにより、冊子20の貼り込み位置に合わせた内容とすることができる。例えば、冊子20の表表紙21と連続した絵柄を外側用紙の内面10bに印刷することが可能となる。特に上記第1の実施形態では、付属物30を含めて連続した絵柄を印刷しても良い。
【0027】
上記実施形態では、複数のページからなる冊子を外側用紙に封入するようにしたが、大きな紙片を折り畳んだものを外側用紙の内面に仮接着して封入するようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、冊子封入物を、外側用紙と冊子と付属物で形成し、外側用紙は、2つの切りかきを有する第1の紙片と、冊子および付属物を貼着するための第2の紙片に折り線を介して区分され、全体として六角形状であり、冊子の表紙もしくは裏表紙が前記第2の紙片の内面に、裏表紙もしくは表紙の一部が前記2つの切りかきのうちの一方を通して外部から見える位置に仮留めされ、前記付属物が前記第2の紙片の内面に、前記2つの切りかきのうちの他方を通して外部から見える位置に接着された状態で、外側用紙が二つ折りされて前記冊子および付属物を包むと共に、第1の紙片と第2の紙片の重ね合わされた一部が剥離可能に仮接着された構成としたので、封入された状態で冊子の一部を見せることにより、消費者のアイキャッチ効果を高めることが可能であると共に、冊子を仮留めすることにより、冊子のデザインと切りかきの位置合わせができ、また、切りかきから冊子が脱落することを防止することができる。さらに、カタログ等の冊子を折り畳まずに封入することが容易となり、消費者が冊子を保存する意欲が高まることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冊子封入物の第1の実施形態を示す外観平面図である。
【図2】第1の実施形態で用いる外側用紙の平面図である。
【図3】第1の実施形態において、封入される冊子および付属物を示す図である。
【図4】第1の実施形態において、外側用紙と冊子、付属物を貼り合わせた状態を示す図である。
【図5】本発明に係る冊子封入物の第2の実施形態を示す外観平面図である。
【図6】本発明第2の実施形態で用いる外側用紙の平面図である。
【図7】第2の実施形態において、外側用紙と冊子を貼り合わせた状態を示す図である。
【図8】第1の実施形態における変形例を示す外観平面図である。
【符号の説明】
10・・・外側用紙
10a・・・表側紙片(第1の紙片)
10b・・・裏側紙片(第2の紙片)
11a〜11f・・・外側用紙端部
12・・・折り線
13・・・宛名欄
14a、14b・・・接着糊塗布部
15a〜15c・・・外側用紙接着用仮接着糊塗布部
16a、16b・・・冊子仮留め用仮接着糊塗布部
20・・・冊子
21・・・表表紙
22・・・裏表紙
23・・・クーポン券
30・・・付属物

Claims (3)

  1. 複数のページからなる冊子を外側用紙に封入して形成される冊子封入物であって、
    前記外側用紙は、2つの切りかきを有する第1の紙片と、冊子および付属物を貼着するための第2の紙片に折り線を介して区分され、全体として六角形状であり、
    前記冊子の表紙もしくは裏表紙が前記第2の紙片の内面に、裏表紙もしくは表紙の一部が前記2つの切りかきのうちの一方を通して外部から見える位置に仮留めされ、前記付属物が前記第2の紙片の内面に、前記2つの切りかきのうちの他方を通して外部から見える位置に接着された状態で、前記外側用紙が二つ折りされて前記冊子および付属物を包むと共に、前記第1の紙片と前記第2の紙片の重ね合わされた一部が剥離可能に仮接着されてなることを特徴とする冊子封入物。
  2. 前記第1の紙片と前記第2の紙片の重ね合わされた一部は、折り線以外の各三辺付近に各三辺に平行に設けられた仮接着糊塗布部であり、当該仮接着糊塗布部に塗布された仮接着糊により、前記第1の紙片と前記第2の紙片が仮接着されるものであることを特徴とする請求項1に記載の冊子封入物。
  3. 前記外側用紙の内面又は外面の少なくとも一部に消費者への販促情報が印刷されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冊子封入物。
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