JP4372811B2 - プラズマ処理方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明のプラズマ処理方法に好適に用いられるプラズマ処理装置について説明する。本実施形態に用いられるプラズマ処理装置10は、例えば図1に示すように、金属(例えば表面が酸化処理されたアルミニウム)により形成され且つ接地された処理容器11と、この処理容器11内の底面中央に絶縁体12を介して配設された導電体からなるサセプタ13と、このサセプタ13の上方に形成され且つ処理ガスを供給するシャワーヘッド14を備えている。サセプタ13には整合器15を介してプラズマ生成用の高周波電源16が接続され、この高周波電源16からサセプタ13に対して周波数13.56MHzの高周波電力を印加する。サセプタ13上には静電チャック17が配置され、この静電チャック17内に介在する電極17Aには直流電源18が接続されている。また、処理容器11の外周にはダイポールリングマグネット(DRM)19が回転可能に配置されている。また、処理容器11の頂面には処理ガス源(図示せず)が接続されたガス導入部11Aが形成され、このガス導入部11Aから導入された処理ガスをシャワーヘッド14を介して被処理体(例えば、ウエハ)W全面に均一に供給するようにしてある。処理容器11の周壁面の下部には排気ポンプ(図示せず)に接続された排気口11Bが形成され、この排気口11Bから排気ポンプを介して処理容器11内を所定の圧力まで下げるようにしてある。
実施例1
本実施例では図1に示すプラズマ処理装置を用いてバリア層22の種類を変え、下記の諸条件でプラズマ処理、即ち、絶縁膜層23のエッチング、フッ素を含有する副生成物の除去(クリーニング)及びマスク24のアッシングをそれぞれ行った。そして、クリーニング工程の有無による各バリア層22のエッチングレートへの影響を観た。
(1)エッチング工程の処理条件
DRMの回転速度:20rpm
サセプタに印加する高周波電源の周波数:13.56MHz
サセプタに印加する高周波電力:1700W
サセプタ温度:40℃
処理容器内圧力:150mTorr
エッチングガスの流量:C4F8=6sccm、Ar=1000sccm、
N2=150sccm
DRMの回転速度:20rpm
サセプタに印加する高周波電源の周波数:13.56MHz
サセプタに印加する高周波電力:2000W
サセプタ温度:40℃
処理容器内圧力:150mTorr
クリーニングガスの流量:O2=500sccm
DRMの回転速度:20rpm
サセプタに印加する高周波電源の周波数:13.56MHz
サセプタに印加する高周波電力:500W
サセプタ温度:50℃
処理容器内圧力:50mTorr
処理ガスの流量:N2=300sccm、H2=100sccm
本実施例では図1に示すプラズマ処理装置を用いてクリーニング工程を省略し、下記の諸条件でプラズマ処理、即ち、絶縁膜層23のエッチング及びマスク24のアッシングをそれぞれ行った。そして、アッシング工程で用いた窒素ガスと水素ガスの流量と、マスクのエッチングレート及びバリア層22に対するマスク24に対する選択比との関係を観た。
(1)エッチング工程の処理条件
DRMの回転速度:20rpm
サセプタに印加する高周波電源の周波数:13.56MHz
サセプタに印加する高周波電力:1700W
サセプタ温度:40℃
処理容器内圧力:150mTorr
エッチングガスの流量:C4F8=6sccm、Ar=1000sccm、
N2=150sccm
下記条件で処理ガスの流量比(N2/(N2+H2))を変化させてマスク24を除去(アッシング)した。
DRMの回転速度:20rpm
サセプタに印加する高周波電源の周波数:13.56MHz
サセプタに印加する高周波電力:500W
サセプタ温度:40℃
処理容器内圧力:50mTorr
本実施例では図1に示すプラズマ処理装置を用いて実施例2の場合と同様のエッチング工程により絶縁層23をエッチングした後、窒素を含むガス(N2とH2の混合ガス)に代えてアンモニアを用いて下記アッシング工程の諸処理条件によりマスク24のアッシングをそれぞれ行った。
アッシング工程の処理条件
DRMの回転速度:20rpm
サセプタに印加する高周波電源の周波数:13.56MHz
サセプタに印加する高周波電力:300W、700Wの2種類
サセプタ温度:40℃
アッシングガス:NH3=200、500、1000sccmの3種類
処理容器内圧力:60、100、200、400mTorrの4種類
10:プラズマ処理装置
31、41:メタル配線層(導体膜)
33、43:シリコン含有膜
34,44:マスク
Claims (8)
- 処理容器内に導入したフッ素を含むガスをプラズマ化し、被処理体中の導体膜上にシリコンを含有する下地膜を介して積層されたシリコン含有膜を、このシリコン含有膜上にある第1のマスクのパターンを介して途中までエッチングして溝を形成する工程と、上記フッ素を含むガスのプラズマを用いて、上記溝を形成する工程の前または後に上記シリコン含有膜上にある第2のマスクのパターンを介して上記シリコン含有膜をエッチングして上記溝に連なるホールを形成して上記下地膜を露出させる工程と、上記処理容器内で上記第1、第2のマスクそれぞれを、上記処理容器内に導入した窒素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、を有し、上記第1、第2のマスクをそれぞれ除去する直前に上記シリコン含有膜に上記ホールがある時には、上記エッチングにより生成して上記処理容器内の部品に付着したフッ素を含有する副生成物を、上記処理容器内に導入した酸素を含むガスをプラズマ化して除去する工程を有することを特徴とするプラズマ処理方法。
- 処理容器内に導入したフッ素を含むガスをプラズマ化し、被処理体中の導体膜上にシリコンを含有する下地膜を介して積層されたシリコン含有膜をエッチングしてデュアルダマシン配線の金属を埋め込む溝及びホールを形成するプラズマ処理方法であって、上記フッ素を含むガスのプラズマを用いて、上記シリコン含有膜を、このシリコン含有膜上に形成された第1のマスクのパターンを介して途中までエッチングして上記溝を形成する工程と、上記処理容器内で上記第1のマスクを、上記処理容器内に導入した窒素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、上記フッ素ガスを含むガスのプラズマを用いて、上記シリコン含有膜の溝を、このシリコン含有膜上に形成された第2のマスクのパターンを介してエッチングして上記ホールを形成して上記下地膜を露出させる工程と、上記溝及びホールの形成により上記処理容器内の部品に付着したフッ素を含有する副生成物を、上記処理容器内に導入した酸素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、上記副生成物を除去した後、上記処理容器内で上記第2のマスクを、上記処理容器内に導入した上記窒素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、を有することを特徴とするプラズマ処理方法。
- 処理容器内に導入したフッ素を含むガスをプラズマ化し、被処理体中の導体膜上にシリコンを含有する下地膜を介して積層されたシリコン含有膜をエッチングしてデュアルダマシン配線の金属を埋め込む溝及びホールを形成するプラズマ処理方法であって、上記フッ素を含むガスのプラズマを用いて、上記シリコン含有膜を、このシリコン含有膜上に形成された第1のマスクのパターンを介してエッチングして上記ホールを形成して上記下地膜を露出させる工程と、上記ホールの形成により上記処理容器内の部品に付着したフッ素を含有する副生成物を、上記処理容器内に導入した酸素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、上記副生成物を除去した後、上記処理容器内で上記第1のマスクを、上記処理容器内に導入した上記窒素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、上記フッ素ガスを含むガスのプラズマを用いて、上記シリコン含有膜を、このシリコン含有膜上に形成された第2のマスクのパターンを介して上記ホールを含む領域を途中までエッチングして上記溝を形成する工程と、上記溝の形成により上記処理容器内の部品に付着したフッ素を含有する副生成物を、上記処理容器内に導入した酸素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、上記溝の形成により上記部品に付着した副生成物を除去した後、上記処理容器内で上記第2のマスクを、上記処理容器内に導入した上記窒素を含むガスをプラズマ化して除去する工程と、を有することを特徴とするプラズマ処理方法。
- 上記窒素を含むガスは、更に水素を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
- 上記窒素の流量と上記水素の流量との和に対する上記水素の流量は、0%を超え、20%以下であることを特徴とする請求項4に記載のプラズマ処理方法。
- 上記シリコン含有膜は、酸化シリコンを有する膜であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
- 上記フッ素を含むガスは、少なくともCF4、CHF3、CH2F2、CH3F、C2F4、C2F6、C3F6、C3F8、C4F6、C4F8、C5F8、C8F8のいずれか1つ以上を含むガスであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
- 上記マスクは、フォトレジストであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のプラズマ処理方法。
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