JP4371735B2 - 型枠パネル支持鋼材 - Google Patents

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本発明は、コンクリート打設用の型枠に使用される部材であって、特にコンクリートを打設する大型の型枠パネルを鉛直に立てるよう水平方向から支えるのに好適な型枠パネル支持鋼材に関するものである。
従来より、コンクリート壁を形成する場合、そのコンクリート壁の厚さに応じた所定の間隔で型枠パネルを対峙させて配置し、この対峙された型枠パネル間にコンクリートを打設している。このように型枠パネル間にコンクリートを打設すると、打設されたコンクリートの圧力により型枠パネルには大きな側圧が作用する。そのため、型枠パネル間に打ち込まれたコンクリートが固化する前に、型枠パネルが変形したり、位置ずれを起こしてしまうという問題があった。そして、この問題は、形成するコンクリート壁が大きい程側圧も増大するため、特に大型のコンクリート建造物を建築する際に大きな問題となっていた。
このような問題を解決するため、型枠パネルを支持するための支持材が提案されており、例えば、特開平8−158643号公報には、型枠に固定される枠材が開示されている(特許文献1)。この枠材は、パネル状の面材に対して縦方向および横方向に所定の間隔で配置され、ビスで固定されるようになっている。この枠材が固定された型枠によれば、型枠パネル間に打ち込まれたコンクリートが固化するまでの間、型枠パネルの変形や位置ずれを防止することが期待できる。
特開平8−158643号公報
しかしながら、特開平8−158643号公報に記載された発明においては、実際にには枠材がアルミニウムで製造されることが多く、傷が付きやすく、またコンクリートがへばり付いて取れないため再利用には不向きである。また、アルミニウムは軽量であるが強度が弱いため、高強度の製品にするには肉厚を厚くしなけらばならず、結局、製品自体が重たくなる。さらに、アルミニウム枠材は一般に引き抜き加工で製造されており、製造コストが高いという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、平板状の鋼板を溶接と折り曲げ成形するだけで簡単に製造できるので軽量で高強度を確保でき、木材の取り替えにより繰り返し再利用が可能であり、コスト負担を軽減することができる型枠パネル支持鋼材を提供することを目的としている。
本発明に係る型枠パネル支持鋼材の特徴は、型枠を構成する他の部材に固定されるための長尺平板状の固定基板と、この固定基板の長手方向の中心線に沿って直角に設けられた長尺平板状の支持板と、この支持板の端面に前記固定基板と平行に設けられ、木材固定用のねじ部材を貫通させる挿通孔を備えた木材載置部およびこの木材載置部の両側部分を直角に折り曲げた木材把持部から構成される木材保持部とを有する点にある。
また、本発明において、木材保持部には、長尺状であって断面略矩形状に形成されたパネル当接木材が木材載置部に挿通孔を介してねじ部材によって固定される。
また、本発明に係る型枠パネル支持鋼材の特徴は、型枠を構成する他の部材に固定されるための長尺平板状の固定基板と、この固定基板の長手方向の中心線に沿って直角に設けられた長尺平板状の支持板と、この支持板の端面に前記固定基板と平行となるように設けられた木材載置部およびこの木材載置部の両側部分を直角よりも中央側に折り曲げた木材狭持部から構成される木材保持部とを有する点にある。
また、本発明において、木材保持部には、長尺状であって平滑な上辺面を備えた断面略台形状に形成されたパネル当接木材が狭持される。
本発明によれば、平板状の鋼板を溶接と折り曲げ成形するだけで簡単に製造できるので軽量で高強度を確保でき、木材の取り替えにより繰り返し再利用が可能であり、コスト負担を軽減することができる。また、木材を狭持して保持する場合には、木材の乾燥による縮みに対応して締め付けられるため、弛みが生じるのを防止できる。
以下、本発明に係る型枠パネル支持鋼材1の好適な一実施形態について図面を用いて説明する。
図1から図7は、本発明の第1実施形態を示すものであり、主として、長尺平板状の固定基板2と、この固定基板2の長手方向の中心線に沿って直角に延出するように溶接固定された長尺平板状の支持板3と、この支持板3の端面に固定基板2と平行となるように溶接された木材保持部4とから構成され、各構成部材は鋼板が使用される。
前記固定基板2は、図4のパネル当接木材5を配置した状態および図5の型枠6に使用された状態に示すように、型枠6を構成する他の水平梁材61に固定治具7(図6参照)によって固定されるようになっている。もちろんボルトとナットによって固定するようにしてもよいが、この場合にはボルト挿通穴が形成されることになる。ただボルトとナットによる締結では手間と時間がかかるので、図6に示す固定治具7による固定が好ましい。
また、支持板3は、固定基板2と等しい長さに形成されており、その高さは適宜型枠材の設計に合わせて設定される。この支持板3の固定基板2が溶接された側と反対側には木材保持部4が溶接されている。
木材保持部4は、前記支持板3の端面に固定基板2と平行になるように溶接された木材載置部41と、この木材載置部41の両側端部を直角に折り曲げた木材把持部42,42とから構成されている。この木材載置部41の幅は固定基板2の幅とほぼ等しく形成されており、バランスが取られている。また、この木材載置部41には、図4に示すように、断面略矩形状のパネル当接木材5を固定するための固定用ネジ8を挿通するためのねじ挿通孔43が穿設されている。木材把持部42,42は内接面によってパネル当接木材5を左右両側面を把持するようになっている。この木材保持部4に保持されたパネル当接木材5は、図5に示すように、その上端面が平滑に形成されており、これを型枠パネル62に水平方向から当接させることで型枠パネル62を鉛直に支持するようになっている。
図5に示すように、本第1実施形態の型枠パネル支持鋼材1を型枠構成材として実用する場合、多数の型枠パネル支持鋼材1を用意し、それぞれパネル当接木材5を固定用ネジ8により固定した後に、鉛直方向に立てられて整列配置される。そして、上下数段に渡って支持されている水平梁材61に固定基板2が固定される。型枠パネル62は木材合板により構成されており、図7に示すように、型枠パネル支持鋼材1に保持されてた各パネル当接木材5に固定用ネジ8によって固定される。このようにして型枠パネル62を対向位置に配置することによりコンクリートを打設するための隙間を形成する。
以上のような本第1実施形態によれば、平板状の鋼板を溶接と折り曲げ成形するだけで簡単に製造できるので軽量で高強度を確保することができる。また、鋼材はアルミニウム材と異なりコンクリートが付着しても除去し易いため繰り返し再利用が可能である。また溶融亜鉛メッキを施すこともできるし、軽量鋼材を使用するため組み合わせの自由度が高い。さらに長さ方向を自由に切断できて建築現場に応じた加工が容易にできる。なお、パネル当接木材5の取り換えも容易に行える。
つぎに、本発明の第2の実施形態としての型枠パネル支持鋼材11について図8から図10を参照しつつ説明する。なお、本第2実施形態の構成のうち前述した第1実施形態と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明する。
本第2実施形態の特徴は、パネル当接木材5を固定用ネジ8によって固定せずに狭持する構成にした点にある。つまり、図8から図10に示すように、水平梁材61に固定されるための長尺平板状の固定基板2と、この固定基板2の長手方向の中心線に沿って直角に設けられ溶接された長尺平板状の支持板3と、この支持板3の端面に溶接された木材保持部4とから構成されている。
本第2実施形態における木材保持部4は、固定基板2と平行となるように設けられた木材載置部41と、この木材載置部41の両端部を直角よりも中央側に折り曲げた木材狭持部44,44とから構成される。この木材狭持部44,44によってパネル当接木材5の側面を狭持するため、木材載置部41にはねじ挿通孔43が形成される必要はない。また、パネル当接木材5の形状も木材狭持部44,44に狭持されやすいように、断面略台形状に形成されており、上辺端面が平滑に形成されて型枠パネル62に全面で当接されるようになっている。このパネル当接木材5を木材保持部4に保持させる場合、本第2実施形態では、当初は木材狭持部44,44を中央側にまで傾斜させず、ほぼ直角に形成しておく。そして、パネル当接木材5を木材載置部41に載置した後に木材狭持部44,44を中央側に圧縮して折り曲げ、パネル当接木材5の斜面を強く狭持させる。この圧縮は鉛直軸回りに回転する1対の圧縮ローラによって施される。なお、木材狭持部44,44を予め傾斜させておき、パネル当接木材5を端部側から圧縮挿入してもよい。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、パネル当接木材5の乾燥縮みによる弛みやガタの発生を防止することができる。つまり、木材狭持部44,44は外側から内側方向にプレスされてパネル当接木材5を狭持しているため、仮にパネル当接木材5が乾燥して縮んだとしても、この縮みに追従して木材狭持部44,44が中央側に傾斜し、結局、パネル当接木材5を締め付けることにより弛みやガタが生じることはない。
なお、本発明に係る型枠パネル支持鋼材1は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
本発明に係る型枠パネル支持鋼材の第1実施形態を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 第1実施形態の型枠パネル支持鋼材にパネル当接木材を固定した状態を示す斜視図である。 本第1実施形態の具体的な型枠使用例を示す斜視図である。 本第1実施形態を水平梁材に固定する固定治具の一例を示す斜視図である。 本第1実施形態におけるパネル当接木材に型枠パネルを固定した状態を示す断面図である。 本発明に係る型枠パネル支持鋼材の第2実施形態を示す斜視図である。 図8の正面図である。 第2実施形態の型枠パネル支持鋼材にパネル当接木材を固定した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 型枠パネル支持鋼材
2 固定基板
3 支持板
4 木材保持部
5 パネル当接木材
6 型枠
7 固定治具
8 固定用ネジ
11 型枠パネル支持鋼材
41 木材載置部
42 木材把持部
43 ねじ挿通孔
44 木材狭持部
61 水平梁材
62 型枠パネル

Claims (3)

  1. 型枠を構成する他の部材に固定されるための長尺平板状の固定基板と、この固定基板の長手方向の中心線に沿って直角に設けられた長尺平板状の支持板と、この支持板の端面に前記固定基板と平行に設けられ、木材固定用のねじ部材を貫通させる挿通孔を備えた木材載置部およびこの木材載置部の両側部分を直角に折り曲げた木材把持部から構成される木材保持部とを有し、
    前記木材保持部には、長尺状であって断面略矩形状に形成されたパネル当接木材が木材載置部に挿通孔を介してねじ部材によって固定されていることを特徴とする型枠パネル支持鋼材。
  2. 型枠を構成する他の部材に固定されるための長尺平板状の固定基板と、この固定基板の長手方向の中心線に沿って直角に設けられた長尺平板状の支持板と、この支持板の端面に前記固定基板と平行となるように設けられた木材載置部およびこの木材載置部の両側部分を直角よりも中央側に折り曲げた木材狭持部から構成される木材保持部とを有することを特徴とする型枠パネル支持鋼材。
  3. 請求項において、木材保持部には、長尺状であって平滑な上辺面を備えた断面略台形状に形成されたパネル当接木材が狭持されていることを特徴とする型枠パネル支持鋼材。
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