JP4370787B2 - 表示装置および表示処理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ブック等のコンテンツを表示する表示装置および表示処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷された書籍については、書籍を外出時に持ち歩き、電車内等の外出先で閲覧することがしばしば行われている。
このような場合、印刷された書籍が嵩張ることや重量の関係上、単行本等の小型・軽量な書籍で2〜3冊程度、ハードカバーの書籍等、一定の大きさあるいは重量を有する書籍では1冊を持ち歩くことがほとんどである。
【0003】
したがって、書籍の読者は、外出中に読むための書籍を決めた上で外出することとなる。
一方、近年、携帯型の表示装置(ノート型のパーソナルコンピュータや携帯情報端末等)を利用して、電子化された書籍データ(電子ブック)が閲覧されるようになっている。
【0004】
このような表示装置においては、多数の書籍データを記憶しておくことができるため、一度に多数の電子ブックを持ち運ぶことが可能となる。
したがって、興味のある電子ブックを表示装置に記憶しておき、読書をしようとする時に、読者が多数の電子ブックの中から読みたいものを選択するといった利用形態が増加していくものと予想される。
【0005】
ところで、外出時に読書を行う場所としては、通勤中の電車内が典型的であるが、このような場合、読者が多数の電子ブックの中から1つを選ぶための判断基準は、主として、書籍の全てあるいは1つの区切りまでを読み終えることができる時間であると考えられる。
即ち、読者は、電車に乗っている時間内で書籍の全てもしくは1区切りを読み終えることが可能な電子ブックを選択するものと考えられる。
【0006】
したがって、電子ブックを読むために要する時間を予想し、読者に予め知らせることができれば、適切な電子ブックを選択することが容易となり、読者にとって便宜である。
なお、このことは、外出時のみならず、就寝前等、時間を区切って読書を行いたい場合にも共通する。
【0007】
ここで、特開平9−062699号公報および特開平2−178763号公報には、電子ブックの読書時間に関連する技術が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−062699号公報
【特許文献2】
特開平2−178763号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−062699号公報に記載された技術は、読者自らが設定した読書予定時間に基づいて、目視速度を設定する技術であり、電子ブックを読むために要する時間を予想するものではなかった。
また、特開平2−178763号公報に記載された技術は、ある書籍について、読書を開始してから読み終わるまでの時間を正確に計測する技術であり、この技術も、電子ブックを読むために要する時間を予想するものではなかった。
【0010】
したがって、従来の技術においては、多数の電子ブックの中から読書時間に対応する適切なものを選択することが困難であった。
なお、読書時間は、書籍の作者やジャンル等によって大きく異なるものであり、これらに対応させて読書時間が予想されれば、より一層便宜である。
本発明の課題は、電子ブックにおける正確な予想読書時間を提示可能とすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明は、
電子化された書籍データである電子ブックを表示する表示装置であって、表示対象となる電子ブックの所定要素(例えば、図3の読書速度テーブルに示す「作者情報」あるいは「コンテンツ分類」等)に応じた読書速度を含む付帯情報に基づいて、該電子ブックを読むために要すると推定される予想読書時間を表示可能であることを特徴としている。
【0012】
即ち、付帯情報には、特定の読者について、電子ブックの所定要素毎の読書速度が含まれていることで、その読者が任意の電子ブックを読む際に、正確な予想読書時間が提示できる。
また、前記付帯情報は、電子ブック自体の性質に基づく属性情報(例えば、図3の読書速度テーブルにおける「作者情報」あるいは「コンテンツ分類」等)と、読者が電子ブックを読む状況に依存する読書条件情報(例えば、図8に示す「電車内速度」あるいは「自宅速度」、電子ブックの読書における進捗状況を示す「読書位置」、または、読書が行われる時間帯・曜日を示す「読書時間帯」等)との少なくともいずれかを前記所定要素とすることを特徴としている。
【0013】
また、前記属性情報は、電子ブックの作者に関する作者情報と、電子ブックのジャンルに関するコンテンツ分類情報との少なくともいずれかを含むことを特徴としている。
また、前記読書条件情報は、読書が行われる場所に関する場所情報(例えば、「電車内速度」あるいは「自宅速度」等)と、電子ブックにおける読書の進捗状況に関する読書位置情報(例えば、「読書位置」等)と、読書が行われる時間帯もしくは曜日に関する時間帯情報(例えば、「午前中速度」、「夜速度」、「平日速度」あるいは「休日速度」等)との少なくともいずれかを含むことを特徴としている。
【0014】
また、表示対象となる電子ブックから前記属性情報を抽出すると共に、前記読書条件情報の入力を受け付け、抽出された属性情報および入力された読書条件情報に応じた読書速度と、前記電子ブックの文字数とに基づいて、前記予想読書時間を算出することを特徴としている。
また、前記電子ブック全体についての予想読書時間あるいは前記電子ブックに含まれる所定の区分(例えば、「章」等)についての予想読書時間の少なくともいずれかを表示可能であることを特徴としている。
【0015】
また、表示対象となる電子ブックについて、前記属性情報に前記作者情報が含まれる場合には該作者情報に応じた読書速度に基づいて前記予想読書時間を算出し、前記属性情報に前記作者情報が含まれていない場合には前記コンテンツ分類情報に応じた読書速度に基づいて前記予想読書時間を算出することを特徴としている。
【0016】
また、表示対象となる電子ブックについて、前記属性情報に前記作者情報および前記コンテンツ分類情報のいずれも含まれていない場合、他の電子ブックについての前記属性情報すべてを平均化することにより、表示対象となる電子ブックについての属性情報とすることを特徴としている。
また、電子ブックを表示している際に、該電子ブックのページがめくられる入力操作(例えば、図1に示す入力部20の入力操作)に基づいて、該電子ブックの読書速度を検出可能であることを特徴としている。
【0017】
また、検出された電子ブックの読書速度に基づいて、前記付帯情報に含まれる所定の読書速度(付帯情報のうち、読書速度が検出された電子ブックについての所定要素に応じた読書速度)を更新可能であることを特徴としている。
また、検出された電子ブックの読書速度が、前記付帯情報に含まれる、更新対象となる読書速度と所定の隔たり(例えば、更新対象となる読書速度に対し、検出された電子ブックの読書速度が±30%より大きな開き等)を有すると判定した場合、該読書速度に基づく更新を行わないことを特徴としている。
【0018】
また、本発明によれば、
電子化された書籍データである電子ブックを表示装置に表示させる表示処理プログラムであって、表示対象となる電子ブックの所定要素に応じた読書速度を含む付帯情報に基づいて、該電子ブックを読むために要すると推定される予想読書時間を表示する機能を表示装置に実現させることを特徴としている。
本発明によれば、付帯情報に基づいて、任意の電子ブックについての正確な予想読書時間を提示することができる。このとき、電子ブックの全体あるいは「章」等の所定の区分を単位として、予想読書時間を提示することができる。
したがって、読者は、予定される読書時間と、電子ブックの予想読書時間とを比較しつつ、予定される読書時間内に読み終えることが可能な電子ブック(1冊あるいは所定の区分)を選択することが可能となり、区切りの悪い読書位置にもかかわらず、予定された読書時間が終了し、読書を中断しなければならない事態を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明に係る表示装置の実施の形態を説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本発明を適用した表示装置1の外観図である。
図1において、表示装置1は、携帯情報端末等、表示機能を備える小型の装置等によって構成され、電子データを表示する表示部10と、表示装置1に所定の指示入力を行うための入力部20とを含んで構成される。
【0020】
また、図2は、表示装置1の機能構成を示すブロック図である。
図2において、表示装置1は、表示部10と、入力部20と、CPU(Central Processing Unit)30と、ROM(Read Only Memory)40と、RAM(Random Access Memory)50と、電源回路60とを含んで構成される。
表示部10は、LCD(Liquid Crystal Display)11と、LCDインターフェース(以下、インターフェースを「IF」と記載する。)12とをさらに含んで構成される。
【0021】
LCD11は、CPU30の指示信号に基づいて、種々の情報を表示する表示装置である。
具体的には、LCD11は、電子ブックのコンテンツやメニュー画面および各電子ブックの予想読書時間等を表示する。
LCDIF12は、CPU30からLCD11に対して送信される指示信号をLCD11に入力するためのインターフェースである。
【0022】
入力部20は、表示装置1の前面に備えられた操作ボタン20a,20b、決定ボタン20cを含み、さらに入力部IF21を含んで構成される。
操作ボタン20a,20bは、例えば、LCD11に表示されているページを送る操作(操作ボタン20aに対する操作)あるいは戻す操作(操作ボタン20bに対する操作)を行ったり、一般的な携帯情報端末と同様に、メニュー画面において、選択項目を変更する操作を行ったりするためのボタンである。
【0023】
また、決定ボタン20cは、上述のメニュー画面等において、選択項目を決定する操作を行うためのボタンである。例えば、決定ボタン20cは、複数の電子ブックの中から閲覧する電子ブックを選択する際に押下される。
入力部IF21は、入力部20の各ボタンへの操作に対応する信号をCPU30に入力するための信号処理を行う。
【0024】
CPU30は、表示装置1全体を制御するものであり、例えば、ROM40等に記憶された電子ブックのデータをLCD11に表示したり、後述する読書速度検出処理プログラムおよび予想読書時間提示処理プログラムをROM40から読み出し、それぞれのプログラムを実行したりする。
また、CPU10は、入力部20の各ボタンへの操作に対応する信号を受け付け、各ボタンに対応する所定処理(例えば、ページを送るあるいは戻す処理や、メニュー画面において、閲覧する電子ブックを選択する処理)を実行する。
【0025】
ROM40は、フラッシュROM等の不揮発性のメモリによって構成され、読書速度検出処理プログラム、予想読書時間提示処理プログラムおよび表示装置1を制御するための種々のプログラムや、表示対象となる複数の電子ブック等の各種データを記憶する。なお、ROM40を着脱可能な記憶媒体としておき、ROM40を交換することにより、表示装置1に表示させる電子データを変更できる構成とすることが可能である。
【0026】
RAM50は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のメモリによって構成され、表示装置1が動作する際に生成される種々のデータを一時的に保持する。
また、RAM50は、読書速度に関するテーブル形式のデータ(以下、「読書速度テーブル」という。)を記憶している。
【0027】
図3は、読書速度テーブルの内容を示す図である。
図3において、読書速度テーブルには、電子ブックの作者に関する情報を示す「作者情報」と、電子ブックのジャンルを示す「コンテンツ分類」と、単位文字数を読むのに要する時間を示す「読書速度」とが対応付けて記憶されている。
一般に、同一の作者の作品は、同様の文体で記載されており、読者の読書速度がほぼ同一になると考えられる。また、読者は、読んで面白いと感じた作者の作品を好んで購入する傾向にある。そこで、読書速度テーブルにおいては「作者情報」が要素とされている。
【0028】
また、作者が異なる場合であっても、電子ブックの属するジャンルによって、読書速度を特徴付けることができると考えられる。例えば、小説について、海外作品と国内作品とでは読書速度が異なると考えられ、また、ビジネス書と推理小説とでは読書速度が異なると考えられる。そこで、読書速度テーブルにおいては、「コンテンツ分類」が要素とされている。
【0029】
なお、「作者情報」および「コンテンツ分類」は、電子ブックに含まれており、読書速度テーブルに記録する際にはこれを用いるものとする。また、「読書速度」は、読書速度検出処理において取得された実測値であり、単位文字数(例えば100文字等)当たりの読書時間である。
図2に戻り、RAM50には、電子データが閲覧される際に、ROM40から読み込まれたデータのうち、その一部または全部を一時的に記憶しておくことが可能である。
【0030】
電源回路60は、表示装置1の各部分を駆動するための電力をバッテリーから供給するための回路である。
次に、動作を説明する。
まず、読書速度検出処理について説明する。
図4は、表示装置1のCPU30が実行する読書速度検出処理を示すフローチャートである。読書速度検出処理は、読者が電子ブックを読むため、LCD11に電子ブックを表示させることに対応して実行される。
【0031】
図4において、読書速度検出処理が開始されると、CPU30は、ページをめくるために操作ボタン20a,20bが操作された時間間隔を検出して単位文字数当たりの読書時間(読書速度)を算出し(ステップS1)、表示されている電子ブックの作者に対応する作者情報が読書速度テーブルに記憶されているか否かの判定を行う(ステップS2)。
【0032】
なお、ステップS1において、単位文字数当たりの読書時間は、操作ボタン20a,20bが押下された時間間隔を、めくられたページに含まれる全文字数で除算し、単位文字数(100文字等)当たりの時間に換算することによって算出される。
ステップS2において、作者情報が読書速度テーブルに記憶されていると判定した場合、CPU30は、算出された読書速度が、その作者情報に対応して読書速度テーブルに記憶されている読書速度(以下、「作者速度」という。)と所定値以上の開きを有するか否かの判定を行う(ステップS3)。
【0033】
ステップS3において、算出された読書速度が、作者速度と所定値以上の開き(例えば、作者速度に対して±30%より大きな開き等)を有すると判定した場合、CPU30は、算出された読書速度を破棄し(ステップS4)、ステップS1の処理に移行する。
ここで、検出された読書速度が、作者速度と所定値以上の開きを有する場合は、読者が所用等の事情によって読書を中断している場合と考えられることから、読書速度としては参照するべきでなく、読書速度テーブルに反映しないものである。
【0034】
一方、ステップS3において、算出された読書速度が、作者速度と所定値以上の開きを有していないと判定した場合、CPU30は、算出された読書速度と、作者速度との平均値を算出し(ステップS5)、算出した平均値を新たな作者速度として読書速度テーブルに記憶する(ステップS6)。
そして、CPU30は、ステップS1の処理に移行する。
【0035】
なお、ステップS5において、算出された読書速度と、作者速度との平均値を算出する場合、単純な平均値とすることの他、算出された読書速度と、作者速度とのそれぞれに所定の重み付けを行い、加重平均を算出することとしてもよい。また、ステップS2において、作者情報が読書速度テーブルに記憶されていないと判定した場合、CPU30は、表示されている電子ブックに対応するコンテンツ分類が読書速度テーブルに記憶されているか否かの判定を行う(ステップS7)。
【0036】
ステップS7において、表示されている電子ブックに対応するコンテンツ分類が読書速度テーブルに記憶されていないと判定した場合、CPU30は、新たな作者情報の項目を読書速度テーブル内に作成し(ステップS8)、表示されている電子ブックの作者に対応する作者情報とステップS1において算出した読書速度とを対応付けて、作成した項目に記憶する(ステップS9)。
【0037】
さらに、CPU30は、新たなコンテンツ分類の項目を読書速度テーブル内に作成し(ステップS10)、表示されている電子ブックのコンテンツ分類とステップS1において算出した読書速度とを対応付けて、作成した項目に記憶する(ステップS11)。
そして、CPU30は、ステップS1の処理に移行する。
【0038】
一方、ステップS7において、表示されている電子ブックに対応するコンテンツ分類が読書速度テーブルに記憶されていると判定した場合、CPU30は、新たな作者情報の項目を読書速度テーブル内に作成し(ステップS12)、表示されている電子ブックの作者に対応する作者情報とステップS1において算出した読書速度とを対応付けて、作成した項目に記憶する(ステップS13)。
【0039】
そして、CPU30は、ステップS1において算出された読書速度と、表示されている電子ブックに対応するコンテンツ分類の読書速度との平均値を算出し(ステップS14)、算出した平均値を、そのコンテンツ分類の新たな読書速度として読書速度テーブルに記憶する(ステップS15)。
次いで、CPU30は、ステップS1の処理に移行する。
【0040】
なお、ステップS14において、算出された読書速度と、表示されている電子ブックに対応するコンテンツ分類の読書速度との平均値を算出する場合、ステップS5において平均値を算出する場合と同様に、加重平均を算出することが可能である。また、ここでも算出された読書速度とコンテンツ分類の読書速度に一定以上の差がある場合には、その読書速度を破棄することが可能である。
【0041】
次に、予想読書時間提示処理について説明する。
図5は、表示装置1のCPU30が実行する予想読書時間提示処理を示すフローチャートである。予想読書時間提示処理は、読者が閲覧する電子ブックを選択するために、表示装置1に記憶されている電子ブックを一覧表示するメニュー画面を表示させることに対応して実行される。ただし、読者が予想読書時間の表示を任意に指示入力することによって実行されることとしてもよい。
【0042】
図5において、予想読書時間提示処理が開始されると、CPU30は、メニュー画面の表示に対応して発信される予想読書時間の表示指示を受け付け(ステップS101)、表示装置1に記憶されている電子ブックについて、作者情報およびコンテンツ分類を抽出する(ステップS102)。
次いで、CPU30は、読書速度テーブルを参照し、抽出された作者情報が読書速度テーブルに記憶されているか否かの判定を行う(ステップS103)。
【0043】
ステップS103において、抽出された作者情報が読書速度テーブルに記憶されていると判定した場合、CPU30は、読書速度テーブル中の読書速度に基づいて、その電子ブックの予想読書時間を算出し(ステップS104)、算出した予想読書時間を表示する(ステップS105)。
図6は、表示装置1が予想読書時間を表示する場合の表示画面例を示す図である。
【0044】
図6においては、電子ブックのタイトルである“コンテンツ名”と、その予想読書時間とが対応付けて表示されており、読者は、予想読書時間を参照して、読書時間内に読み終えることができる電子ブックを選択することが可能である。
なお、予想読書時間は、電子ブックに含まれる文字数と、読書速度テーブルに記憶された読書速度とから算出することが可能である。
また、図6に示す表示画面において、いずれかのコンテンツを選択し、“章項目”と表示された切換えボタンを押下(選択)することにより、そのコンテンツの読まれるべき次の章の予想読書時間が表示される。即ち、表示装置1が、電子ブックの前回表示した位置を記憶しておき、章の終わりまで表示した場合には次の章、章の途中まで表示した場合には、その章の残りの部分の予想読書時間が表示される。
【0045】
この場合、未読の電子ブックについては第1章の予想読書時間が表示されることとなる。
さらに、次の章のみならず、1つの電子ブックにおける各章といった、より短い区切り毎の予想読書時間を知りたい場合もあると考えられる。そこで、このような場合、電子ブックを選択することによって、より短い区切り毎の予想読書時間を表示することも可能である。
【0046】
図7は、章単位で予想読書時間を表示する場合の表示画面例を示す図である。図7においては、図6に示す電子ブックのうち、“○○殺人事件”について、各章を単位とする予想読書時間が表示されており、読者は、1つまたは複数の章について、読書時間内に読み終わる予想読書時間であるか否かを判断して電子ブックを選択することが可能である。
【0047】
また、このように、より短い区切り毎に予想読書時間を表示することにより、例えば技術書等、章の前後関係が比較的重要でなく、読者が興味のある章のみを選択して読む場合等に、予定される読書時間に応じた適切な章を選択することが可能となる。
なお、現在、読書中である電子ブックについては、図7に示すように、読書位置が“しおり”として表示される。そして、章の途中にしおりがある場合には、その章については、残りの部分についての予想読書時間が表示される。
【0048】
図5に戻り、ステップS103において、抽出された作者情報が読書速度テーブルに記憶されていないと判定した場合、CPU30は、読書速度テーブルを参照し、抽出されたコンテンツ分類が読書速度テーブルに記憶されているか否かの判定を行う(ステップS106)。
ステップS106において、抽出されたコンテンツ分類が読書速度テーブルに記憶されていないと判定した場合、その電子ブックについては作者情報およびコンテンツ分類が記憶されていないことから、CPU30は、読書速度テーブルに記憶された全ての読書速度を対象とする平均値を取得して予想読書時間を算出し(ステップS107)、算出した予想読書時間を表示する(ステップS108)。なお、ステップS107において平均値を算出する場合、コンテンツ分類に対応する読書速度あるいは作者情報に対応する読書速度のみを対象として平均値を算出してもよい。
【0049】
一方、ステップS106において、抽出されたコンテンツ分類が読書速度テーブルに記憶されていると判定した場合、CPU30は、記憶されている読書速度に基づいて予想読書時間を算出し(ステップS109)、算出した予想読書時間を表示する(ステップS110)。
ここで、表示装置1に電子ブックが複数記憶されている場合、CPU30は、各電子ブックについて、ステップS103以降の処理を繰り返すものである。
【0050】
なお、本実施の形態においては、読書速度として、単位文字数当たりの読書時間を例に挙げて説明したが、1ページ当たりの読書時間を読書速度として定義することも可能である。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置1は、電子ブックの作者情報あるいはコンテンツ分類に対応して、読者の読書速度を記憶しておき、各電子ブックについて、正確な予想読書時間を表示することができる。このとき、電子ブックの1冊あるいはより短い区切りを単位として、予想読書時間を表示することができる。
【0051】
したがって、読者は、予定される読書時間と、電子ブックの予想読書時間とを比較しつつ、予定される読書時間内に読み終えることが可能な電子ブック(1冊あるいはより短い区切り)を選択することが可能となり、区切りの悪い読書位置にもかかわらず、予定された読書時間が終了し、読書を中断しなければならない事態を防止することができる。
【0052】
ここで、予想読書時間に基づいて電子ブックを選択する場合、予定される読書時間内に読み終わる電子ブックを選択することのみならず、予定される読書時間に対し、予想読書時間を1つの目安として、読者が自らの読書速度を調整するといった利用方法も可能である。例えば、予想読書時間が予定される読書時間に対してやや長いものを選択し、予定される読書時間に読み終えるように、読書速度をやや高めること等が可能である。
【0053】
そのため、読書速度の目安として、電子ブックを表示している間、予想読書時間をカウントダウンしていくことも可能である。
なお、本実施の形態においては、図3に示す読書速度テーブルのように、「作者情報」および「コンテンツ分類」に対応付けて「読書速度」を記憶しておく場合を例に挙げて説明したが、より詳細な項目に対応させて読書速度を記憶しておき、より正確な予想読書速度を表示することとしてもよい。
【0054】
図8は、読書速度テーブルの項目を詳細化した場合の例を示す図である。
図8において、読書速度テーブルには、図3と同様に「コンテンツ分類」と、「作者情報」とが対応付けて記憶され、さらに、電車内において単位文字数を読むのに要する時間を示す「電車内速度」と、自宅において単位文字数を読むのに要する時間を示す「自宅速度」と、「電車内速度」と「自宅速度」の平均値を示す「平均速度」とが対応付けて記憶されている。
【0055】
読書をする速度には、作品の作者およびジャンルに加えて読書環境が大きく影響を及ぼすと考えられ、一般に、電車内は雑音が多く、読書に集中し難い環境であり、自宅は雑音が少なく、読書に集中し易い環境であると考えられる。そのため、図8に示す読書速度テーブルにおいては、「電車内速度」と「自宅速度」とが要素とされている。
【0056】
なお、「電車内速度」および「自宅速度」は、読書速度検出処理において取得される実測値であり、単位文字数(例えば100文字等)当たりの読書時間である。読書速度検出処理において「電車内速度」あるいは「自宅速度」を取得する場合、読者が電子ブックを読む際に、電車内であることあるいは自宅であることを入力することで、それぞれ分類して取得することが可能である。
【0057】
また、図8においては図示しないが、さらに、電子ブックの「読書位置」に対応させて読書速度を記憶しておくことも可能である。
即ち、電子ブックの前半あるいは後半のいずれを読んでいるか(読書の進捗状況)に対応させて、読書速度を分類して記憶しておくことが可能である。
一般に、小説等の前半部分においては、まだ読み始めであり、ストーリーに引き込まれている度合が少なく、読書速度は低くなりがちであり、クライマックスとなる後半部分においては、ストーリーに引き込まれている度合が大きいため、読書速度も高くなりがちである。
【0058】
そこで、読書位置(“前半”あるいは“後半”等)に対応させて読書速度を記憶しておくことにより、さらに正確に予想読書時間を表示することが可能となる。
同様に、図8においては図示しないが、さらに、電子ブックが読まれる時間帯もしくは曜日を示す「読書時間帯」に合せて、読書速度を分類して記憶しておくことも可能である。
【0059】
一般に、何時該コンテンツを読むかによっても、読書速度は変わってくる。例えば、朝型人間の場合には、午前中は読書速度が高くなり、就寝前には読書速度が低くなる傾向が考えられる。一方で夜型人間の場合には、午前中には読書速度が低くなり、就寝前に読書速度が高くなる可能性が考えられる。また、平日に読書する時には、仕事や学校で疲れている為、読書速度が低くなる可能性があるし、休日ゆっくりと読書が出来る場合には、読書時間が高くなる可能性が考えられる。
【0060】
そこで、読書する時間帯(“午前”、“午後”、“夜”等)や曜日(“平日”、“休日”等)に対応させて読書速度を記憶しておくことにより、さらに正確に予想読書時間を表示することが可能となる。具体的には、午前中に単位文字数を読むのに要する時間を示す「午前中速度」、午後に単位文字数を読むのに要する時間を示す「午後速度」、夜に単位文字数を読むのに要する時間を示す「夜速度」、平日に単位文字数を読むのに要する時間を示す「平日速度」、休日に単位文字数を読むのに要する「休日速度」等を記憶しておくことが可能である。この時、電子ブック端末が有する時計機能を利用することで、予想読書時間の表示指示が出された時間帯もしくは曜日における予想読書時間を算出し、表示することが可能となる。
【0061】
なお、図6および図7に示す表示画面例の他、表示画面は種々の形態とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した表示装置1の外観図である。
【図2】 表示装置1の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 読書速度テーブルの内容を示す図である。
【図4】 表示装置1のCPU30が実行する読書速度検出処理を示すフローチャートである。
【図5】 表示装置1のCPU30が実行する予想読書時間提示処理を示すフローチャートである。
【図6】 表示装置1が予想読書時間を表示する場合の表示画面例を示す図である。
【図7】 章単位で予想読書時間を表示する場合の表示画面例を示す図である。
【図8】 読書速度テーブルの項目を詳細化した場合の例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示装置,10 表示部,11 LCD,12 LCDIF,20 入力部,20a,20b 操作ボタン,20c 決定ボタン,21 入力部IF,30CPU,40 ROM,50 RAM,60 電源回路
Claims (6)
- 電子化された書籍データである電子ブックを表示する表示装置であって、
表示対象となる電子ブックの所定要素に応じた単位文字数あたりの読書時間である読書速度を含む付帯情報を記憶する付帯情報記憶手段と、電子ブックの文字数と、前記付帯情報に含まれる前記読書速度とに基づいて、該電子ブックを読むために要すると推定される予想読書時間を表示する予想読書時間表示手段と、を備え、
前記付帯情報は、電子ブック自体の性質に基づく属性情報と、読者が電子ブックを読む状況に依存する読書条件情報とを前記所定要素とし、
前記属性情報は、電子ブックの作者に関する作者情報と、電子ブックのジャンルに関するコンテンツ分類情報とを含み、
前記読書条件情報は、読書が行われる場所に関する場所情報と、電子ブックにおける読書の進捗状況に関する読書位置情報と、読書が行われる時間帯もしくは曜日に関する時間帯情報とを含み、
前記予想読書時間表示手段は、電子ブックを表示している際に、該電子ブックのページがめくられる入力操作に基づいて、該電子ブックの前記読書速度を検出し、検出された電子ブックの読書速度に基づいて、前記付帯情報に含まれる所定の読書速度を更新すると共に、検出された電子ブックの読書速度が、前記付帯情報に含まれる、更新対象となる読書速度と所定の隔たりを有すると判定した場合には、該読書速度に基づく更新を行わないことを特徴とする表示装置。 - 前記予想読書時間表示手段は、表示対象となる電子ブックから前記属性情報を抽出すると共に、前記読書条件情報の入力を受け付け、抽出された属性情報および入力された読書条件情報に応じた読書速度と、前記電子ブックの文字数とに基づいて、前記予想読書時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記予想読書時間表示手段は、前記電子ブック全体についての予想読書時間あるいは前記電子ブックに含まれる所定の区分についての予想読書時間の少なくともいずれかを表示することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の表示装置。
- 前記予想読書時間表示手段は、表示対象となる電子ブックについて、前記属性情報に前記作者情報が含まれる場合には該作者情報に応じた読書速度に基づいて前記予想読書時間を算出し、前記属性情報に前記作者情報が含まれていない場合には前記コンテンツ分類情報に応じた読書速度に基づいて前記予想読書時間を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置。
- 前記予想読書時間表示手段は、表示対象となる電子ブックについて、前記属性情報に前記作者情報および前記コンテンツ分類情報のいずれも含まれていない場合、他の電子ブックについての前記属性情報すべてを平均化することにより、表示対象となる電子ブックについての属性情報とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
- 電子化された書籍データである電子ブックを表示装置に表示させる表示処理プログラムであって、
表示対象となる電子ブックの所定要素に応じた単位文字数あたりの読書時間である読書速度を含み、前記表示装置の記憶手段に記憶されている付帯情報を参照し、電子ブックの文字数と、前記付帯情報に含まれる前記読書速度とに基づいて、該電子ブックを読むために要すると推定される予想読書時間を表示する予想読書時間表示機能を表示装置に実現させ、
前記付帯情報は、電子ブック自体の性質に基づく属性情報と、読者が電子ブックを読む状況に依存する読書条件情報とを前記所定要素とし、
前記属性情報は、電子ブックの作者に関する作者情報と、電子ブックのジャンルに関するコンテンツ分類情報とを含み、
前記読書条件情報は、読書が行われる場所に関する場所情報と、電子ブックにおける読書の進捗状況に関する読書位置情報と、読書が行われる時間帯もしくは曜日に関する時間帯情報とを含み、
前記予想読書時間表示機能は、電子ブックを表示している際に、該電子ブックのページがめくられる入力操作に基づいて、該電子ブックの前記読書速度を検出し、検出された電子ブックの読書速度に基づいて、前記付帯情報に含まれる所定の読書速度を更新すると共に、検出された電子ブックの読書速度が、前記付帯情報に含まれる、更新対象となる読書速度と所定の隔たりを有すると判定した場合には、該読書速度に基づく更新を行わないことを特徴とする表示処理プログラム。
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