以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(情報表示端末の外観)
まず、図2を用いて、本発明の情報表示装置1の外観について説明する。
図2は、本発明の情報表示装置の外観を表す図である。
図2に示すように、情報表示装置1は、表示画面2を備えている。表示画面2は、タッチパネルである。表示画面2は、画像の表示領域であると共に、表示画面2にタッチ(接触)又は近接されたユーザーの指やペン等の対象物の位置を検出することで、ユーザーからの指示を取得する領域でもある。表示画面2は、表示部21と、入力部23とを備えている。
情報表示装置1は、例えば、インターネットなどの通信網を介して、外部から、動画コンテンツ、静止画コンテンツ、音声コンテンツを取得し、当該取得した各種コンテンツを再生したり、表示画面2に画像を表示したりすることができる情報表示装置である。
情報表示装置1としては、例えば、電話機能付き携帯端末や、電子辞書、タブレット等の各種の情報端末を挙げることができるが、特にこれらに限定されるものではない。
情報表示装置1は、少なくとも、例えば電子書籍等、複数ページからなるコンテンツの画像を表示画面2に表示し、ユーザーが、その表示された画像のページめくり操作(後述する)をすることが可能な情報表示装置であればよい。
表示部21は、画像を表示するための表示パネルである。表示部21の一例は、液晶パネルである。なお、表示部21は、情報表示装置1が処理を実行するコンテンツの画像(コンテンツ画像)の表示が可能であればよく、液晶パネル以外の表示パネルであってもよい。
入力部23は、表示部21の表面に配されている。入力部23は、ユーザーが、表示画面2にタッチさせた指やペンなど検出対象物の表示画面2上の位置を検出するものである。入力部23の一例はタッチセンサである。なお、入力部23は、表示画面2にタッチされた指やペン等の検出対象物の表示画面2上の位置を検出できればよく、静電容量方式や、光学式等、各種方式のタッチセンサを用いることができる。
なお、本実施の形態では、入力部23は、検出対象物として、ユーザーの指を検出するものとして説明する。
(ページめくり操作の概略)
次に、図2を用いて、ページめくり操作及び当該ページめくり操作に伴う情報表示装置1のページめくり処理の概略を説明する。
まず、情報表示装置1は、表示画面2に、複数ページからなるコンテンツ画像の1ページ目のコンテンツ画像である本文Page1を表示しているものとする。
ここで、表示画面2に表示中のコンテンツ画像は、最も、ユーザーが見ることを所望している主情報であるとも表現することができる。
ページめくり操作は、ユーザーが、指で表示画面2にタッチしながら、表示画面2の右側から左側へ指をスライドさせる操作(順送り)、又は、表示画面2の左側から右側へ指をスライドさせる操作(逆送り)のことである。
または、表示画面2の片隅に表示された「ページめくりを指示するためのソフトキー」を介した操作、あるいは、情報表示装置1の表示画面2の近傍のフレームに設けられたボタンのようなハードキーを介した操作を、ページめくり操作として採用してもよい。
そして、ページめくり処理は、ユーザーのこのページめくり操作に伴い、表示画面2が、現在表示しているコンテンツ画像を、次ページのコンテンツ画像に切替えるまでの処理のことである。
すなわち、ページめくり処理は、ページめくり操作のために、表示画面2に接触させたユーザーの指がスライドしたことを情報表示装置1が検出したときから、当該接触された指が離れたことを検出したときまで、又は、ハードキーを用いる場合は、当該ハードキーが押下されたことを検出したときから、その押下が解除されたことを検出したときまでの処理のことである。
情報表示装置1は、ページめくり処理で、表示画面2に現在表示しているコンテンツ画像の一部に重畳させて、当該コンテンツ画像の裏面を表す裏面画像を表示してから、当該コンテンツ画像の次ページのコンテンツ画像を、表示画面2に表示する。
順送りでは、情報表示装置1は、現在、表示画面2に表示しているコンテンツ画像の背面側のコンテンツ画像を表示することで、コンテンツ画像のページを進めるように、ページめくり処理を行う。
一方、逆送りでは、情報表示装置1は、現在、表示画面2に表示しているコンテンツ画像の前面側に配されていたコンテンツ画像を表示することで、コンテンツ画像のページを戻すように、ページめくり処理を行う。
具体的には、順送りにより、情報表示装置1は、現在表示画面2に表示している1ページ目のコンテンツ画像である本文Page1から、本文Page1の一つ背面である2ページ目のコンテンツ画像である本文Page2に表示を切替えるページめくり処理を行い表示画面2に表示させる。
そして、情報表示装置1は、本文Page1を本文Page2に切替える際、本文Page1の裏面を表す裏面画像PB1を表示してから、本文Page2を表示画面2の全面に表示するようにページめくり処理を行う。
裏面画像PB1は、本文Page1の右下の角を内側に折り返すことで本文Page1の裏面が表示されていることを表す画像である。
情報表示装置1は、表示画面2にタッチされているユーザーの指の右側から左側への移動に伴い、本文Page1の裏面画像PB1を、表示画面2の右下から左上に向けて移動
させると共に、次第に面積がある程度の大きさまで大きくなるように、本文Page1に重畳して表示する。
さらに、情報表示装置1は、裏面画像PB1が通過した領域には、本文Page1の背面の本文Page2の一部が、ユーザーの指の移動に伴い、右下から次第に面積が大きくなるように表示画面2に表示する。
そして、情報表示装置1は、ユーザーの指が表示画面2から離れたことを検出すると、表示画面2は、全面に、本文Page2を表示し、情報表示装置1はページめくり処理を終了する。
このように、ページめくり操作に伴い、情報表示装置1は、表示画面2に、本文Page1の裏面PB1を見せつつ、次ページの本文Page2の画像を表示することで、ユーザーは、実際の書籍のページをめくっているような感覚で、表示画面2に表示されているコンテンツ画像を見ることができる。
さらに、情報表示装置1は、ページめくり処理で、各ページの裏面画像に、付加的な情報5を、その裏面画像内に表示する。
例えば、情報表示装置1は、本文Page1を順送りでページめくり処理しているときには、本文Page1の裏面画像PB1の領域内に、付加的な情報5を表示する。
付加的な情報5の一例は広告情報である。ただし、広告情報の、表示画面2に表示中のコンテンツの内容との関連性は問わない。テレビ放送のコマーシャルのように、コンテンツの提供者自身の宣伝、またはその提供者が販売している商品の宣伝などは、コンテンツの内容と無関係な付加的な情報5の一例である。
また、付加的な情報5の他の例は、表示画面2に画像が表示されているコンテンツに関係のある補足的情報そのものであってもよい。
例えば、コンテンツ画像中に登場した人物、品物または場所の拡大画像、あるいは、その人物、品物または場所に関する説明情報、あるいは、コンテンツの作者の紹介、あるいは、より詳しい補足的情報にアクセスするための案内情報などを付加的な情報5として表示画面2に表示してもよい。
情報表示装置1は、このように、ページめくり処理の際に表示画面2に表示する裏面画像に付加的な情報5を表示する。これにより、付加的な情報5を表示するために、ユーザーが見ることを所望しているコンテンツ画像が隠れてしまったり、レイアウトを再構成したりする等の余計な処理を回避することができる。また、表示画面2に表示される大量の付加的な情報5を、ユーザーが強制的に閲覧させられたり、その大量の付加的な情報5を無視するために、大量の付加的な情報5のページを飛ばす処理をユーザーが強いられたりするという問題を解決することができる。
また、逆送りの場合は、表示画面2は、本文Page2を本文Page1に切替える際、本文Page1の裏面を表す裏面画像PB1を表示してから、本文Page1を表示画面2の全面に表示するようにページめくり処理を行う。
逆送りの場合、表示画面2は、タッチされているユーザーの指の左側から右側への移動に伴い、本文Page1の裏面画像PB1を、表示画面2の左上から右下に向けて次第に面積が小さくなるように、本文Page2に重畳して表示する。
さらに、表示画面2は、裏面画像PB1が通過した領域には、本文Page1の一部が、ユーザーの指の移動に伴い、左上から次第に面積が大きくなるように表示する。そして、ユーザーの指が離れると、表示画面2は、全面に、本文Page1を表示する。
情報表示装置1は、順送り及び逆送りの際に、表示画面2に表示した付加的な情報5を、ユーザーが注視したか否かを判定する。そして、付加的な情報5を注視したと判定すると、同じ属性情報を含み、さらに具体的な情報を、ページめくり処理毎に、順に表示していく。
一例として、以下の説明では主に、情報表示装置1は、表示画面2に表示した付加的な情報5を、ユーザーが注視したか否かを判定する判定方法として、ページめくり処理に要した時間長さに基づいて判定するものとする。しかし、これだけに限定されるものではなく、後述するように、さらに、情報表示装置1は、付加的な情報5として表示画面2に表示した回数や、表示した累積時間長さに基づいて、ページめくり処理毎に表示する属性情報の種類を変更してもよい。
(情報表示装置の構成)
次に、図1を用いて、情報表示装置1の構成について説明する。
図1は、情報表示装置1の構成を表すブロック図である。
図1に示すように、情報表示装置1が付加的な情報5を表示するために必要な情報を外部装置から取得することができるように、情報表示装置1は、ネットワーク30を介して、外部装置としての情報サーバ40と通信を行うようになっている。
情報表示装置1は、制御部10と、表示画面2を構成する表示部21及び入力部23と、通信制御部22、音声入力部24、記憶部25、およびスピーカまたはバイブレーションを含む報知部26、タイマー(時間計測部)27とを備えている。
制御部10は、一又は複数のCPUにより構成されており、アプリケーション制御部(裏面画像表示制御部)14と、ユーザー操作検出部15と、タイマー制御部16とを備えている。また、アプリケーション制御部14は、付加情報制御部14aを備えている。
アプリケーション制御部14は、ユーザー操作検出部15からの指示に基づいて、記憶部25を参照し、アプリケーションを実行したり、制御したりする。アプリケーション制御部14は、ユーザー操作検出部15から指の位置情報を取得すると、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50を参照し、階層情報と、当該階層情報に対応する属性情報とを取得する。
また、アプリケーション制御部14は、ページめくり処理の際、ユーザーの指の位置に合せて、表示画面2に表示しているコンテンツ画像(本文Page1等)の一部に重畳するように裏面画像PB1を表示部21に表示させる。
付加情報制御部14aは裏面画像の面積内に、記憶部25aから取得した属性情報を付加的な情報5として、表示部21に表示させるものである。
付加情報制御部14aは、アプリケーション制御部14がタイマー27の時間情報を取得すると、当該取得した時間情報が示す時間が、予め設定してある一定時間以上であるか否かを判定する。
付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間以上であると判定すると、付加的な情報5として表示した情報をユーザーが注視した、すなわち興味を持ったと判定し、記憶部25aに格納されている検索情報50の各階層の格納部のうち、識別情報が格納されていない最も上層の階層の格納部に、属性情報を識別するための識別情報を格納する。
ユーザー操作検出部15は、入力部23又は音声入力部24からのユーザーの入力を取得し、当該取得したユーザーからの入力をアプリケーション制御部14に出力する。また、ユーザー操作検出部15は、ユーザーがページめくり操作をしたことを検出すると、ページめくり処理の実行を開始させるため、タイマー制御部16に動作開始のための指示信号を出力する。
ユーザー操作検出部15は、ユーザーがページめくり操作を終了したことを検出すると、ページめくり処理の実行を終了させるため、タイマー制御部16に動作終了のための指示信号を出力したり、アプリケーション制御部14に、ユーザーの指が離れた旨の情報を出力したりする。
タイマー制御部16は、ユーザー操作検出部15からの指示信号に基づいて、タイマー27の動作を制御する。タイマー制御部16は、ユーザー操作検出部15からタイマー27の動作を開始させる旨の指示信号を取得すると、タイマー27を動作させる。また、タイマー制御部16は、ユーザー操作検出部15からタイマー27の動作を終了させる旨の指示信号を取得すると、タイマー27を動作させる。
記憶部25は、データを一次的に記憶する記憶部25aと、データを非一時的に記憶する記憶部25bとを備えている。記憶部25aの一例はRAMであり、記憶部25bの一例はROMである。
記憶部25aには、コンテンツ画像を表示するためのコンテンツ情報や、付加的な情報5を表示するためのデータベースDB・検索情報50等が記憶されている。
記憶部25aに記憶されるやコンテンツ情報やデータベースDB・検索情報50の取得経路は、多様であってよい。例えば、通信制御部22をネットワーク30に接続し、情報サーバ40からコンテンツ情報およびデータベースDB・検索情報50を受信してもよいし、情報表示装置1に脱着可能な各種記憶媒体からコンテンツ情報およびデータベースDB・検索情報50を読み込んでもよい。
(データベース及び検索情報)
次に、図3及び図4を用いて、付加的な情報5を表示するために、記憶部25aに記憶されているデータベースDB及び検索情報50について説明する。
図3は、データベースDBの階層構造を表す図である。なお、データベースDBの具体的な構成については後述する。
図3に示すように、データベースDBは、異なる属性情報を有する複数の情報群を有している。そして、各情報群は、階層構造となっており、階層が下がるに従って(すなわち階層番号が増加するに従って)上位の階層の情報をより、具体的に表す情報となっている。
例えば、第1の階層であるLevel1として、互いに属性情報が異なる複数の情報A
、B、C、・・・が配されている。第1の階層に配されている情報A・情報B・情報C・・・が第1の属性情報を示す。
そして、第2の階層を表す階層情報であるLevel2として、情報Aの下層には、情報Aの内容をより具体的に表す情報A’が配されており、情報Bの下層には、情報Bの内容をより具体的に表す情報B’が配されており、情報Cの下層には、情報Cの内容をより具体的に表す情報C’が配されており、・・・という構成となっている。第2の階層に配されている情報A’・情報B’・情報C’・・・が第2の属性情報を示す。
図7(a)(b)を用いて後述するように、情報A’は、情報Aの属性情報を有し、互いに異なる情報A’1・A’2・A’3・・・から選択される何れかの情報である。また、情報B’は、情報Bの属性情報を有し、互いに異なる情報B’1・B’2・B’3・・・から選択される何れかの情報である。同様に、情報C’は、情報Cの属性情報を有し、互いに異なる情報C’1・C’2・C’3・・・から選択される何れかの情報である。
さらに、第3の階層を表す階層情報であるLevel3として、情報A’の下層には、情報A’の内容をより具体的に表す情報A’’が配されており、情報B’の下層には、情報B’の内容をより具体的に表す情報B’’が配されており、情報C’の下層には、情報C’の内容をより具体的に表す情報C’’が配されており、・・・という構成となっている。第3の階層に配されている情報A’’・情報B’’・情報C’’・・・が第3の属性情報を示す。
図7(a)(b)を用いて後述するように、情報A’’は、情報A及び情報A’の属性情報を有し、互いに異なる情報A’’1・A’’2・A’’3・・・から選択される何れかの情報である。また、情報B’’は、情報B及び情報B’の属性情報を有し、互いに異なる情報B’’1・B’’2・B’’3・・・から選択される何れかの情報である。同様に、情報C’’は、情報C及び情報C’の属性情報を有し、互いに異なる情報C’’1・C’’2・C’’3・・・から選択される何れかの情報である。
さらに、下層の階層を設けてもよい。
情報A・A’・A’’・・・が、同じ属性情報を有する一まとまりの情報群(情報A群と称する場合がある)であり、情報B・B’・B’’・・・が、同じ属性情報を有する一まとまりの情報群(情報B群と称する場合がある)であり、情報C・C’・C’’・・・が、同じ属性情報を有する一まとまりの情報群(情報C群と称する場合がある)である。
(検索情報の構成)
図4は、検索情報50の構成を表す図である。図4に示すように、検索情報50は、付加的な情報5として表示する情報を検索するための情報であり、記憶部25aに格納される。
検索情報50は、第1の属性情報格納部51と、第2の属性情報格納部52と、第3の属性情報格納部53とを備えている。
第1の属性情報格納部51は、第1の属性情報を特定するためのものである。付加情報制御部14aによって、第1の属性情報格納部51には、情報A・B・C・・・の何れかを識別するための識別情報が格納される。
第2の属性情報格納部52は、第2の属性情報を特定するためのものである。付加情報制御部14aによって、第2の属性情報格納部52には、情報A’・B’・C’・・・の
何れかを識別するための識別情報が格納される。
第3の属性情報格納部53は、第3の属性情報を特定するためのものである。付加情報制御部14aによって、第3の属性情報格納部53には、情報A’’・B’’・C’’・・・の何れかを識別するための識別情報が格納される。
また、情報A群・情報B群、情報C群が、4以上の深い階層を有する場合は、それに対応して、検索情報50に、第4の属性情報格納部、第5の属性情報格納部・・・を設けてもよい。
付加情報制御部14aは、付加的な情報5として表示したLevel1の情報(情報A・B・C・・・)が、ユーザーに注視されたと判定すると、第1の属性情報格納部51に、そのときのユーザーに注視されたと判定された情報の識別情報(例えば情報Aのフォルダ名)を、第1の属性情報格納部51に格納する。
そして、付加情報制御部14aは、次に、付加的な情報5を表示する際には、第1の属性情報格納部51に格納された識別情報から識別される情報群(例えば情報A群)のLevel2の情報(例えば情報A’)を、付加的な情報5として表示画面2に表示させる。
さらに、付加情報制御部14aは、付加的な情報5として表示したLevel2の情報(情報A’・B’・C’・・・)が、ユーザーに注視されたと判定すると、第2の属性情報格納部52に、そのときのユーザーに注視されたと判定された情報の識別情報(例えば情報A’のフォルダ名)を、第2の属性情報格納部52に格納する。
そして、付加情報制御部14aは、次に、付加的な情報5を表示する際には、第2の属性情報格納部52に格納された識別情報から識別される情報群(例えば情報A群)のLevel3の情報(例えば情報A’’)を、付加的な情報5として表示画面2に表示させる。
(遷移画面について)
次に、図5、図6を用いて、情報表示装置1の画面遷移の様子について説明する。まず、図5を用いて、情報表示装置1とは異なる情報表示装置101の画面遷移の様子について説明する。図5は、比較例の情報表示装置101の画面遷移の様子を表す図である。
図5の(a)に示すように、情報表示装置101の表示画面102には、1ページ目のコンテンツ画像である本文Page1が表示されている。
そして、図5の(b)に示すように、表示画面102にユーザーが指を接触させ、順送りのページめくり操作を行うと、情報表示装置101は、ページをめくる途中の画面を表示する。すなわち、情報表示装置101は、ページめくり処理を開始し、ユーザーの指の位置に合せて、本文Page1の右下から左上にかけて移動するように、裏面画像PB1を表示する。さらに、情報表示装置101は、その裏面画像PB1内に、広告情報などの付加的な情報ZAを表示する。
次に図5の(c)に示すように、ユーザーがページめくり操作を終了し表示画面102から指を離すと、情報表示装置101は、次ページの本文を表示する。すなわち、情報表示装置101は、裏面画像PB1及び付加的な情報ZAの表示を終了し、本文Page1の次のページである本文Page2の画像を表示画面102の全面に表示する。
そして、図5の(d)に示すように、表示画面102にユーザーが指を接触させ、再度
、順送りのページめくり操作を行うと、情報表示装置101は、再度、ページをめくる途中の画面を表示する。
すなわち、情報表示装置101は、ページめくり処理を開始し、ユーザーの指の位置に合せて、本文Page2の右下から左上にかけて移動するように、裏面画像PB2を表示する。さらに、情報表示装置101は、その裏面画像PB2内に、広告情報などの付加的な情報ZBを表示する。
ここで、情報表示装置101は、付加的な情報ZBとして、先程表示した付加的な情報ZAと内容が全く関係が無い広告情報を表示したり、予め決められた順番で広告情報を、付加的な情報ZBとして表示したりする。
このように、情報表示装置101は、一度表示した付加的な情報ZAに、ユーザーが注視したか否かに関係なく、次の広告情報を表示するため、広告効果が低い。
次に、図6を用いて、情報表示装置1の画面遷移の様子について説明する。
図6は、情報表示装置1の画面遷移の様子を表す図である。
図6の(a)に示すように、情報表示装置1の表示画面2には、1ページ目のコンテンツ画像である本文Page1が表示されている。
そして、図6の(b)に示すように、表示画面2にユーザーが指を接触させ、順送りのページめくり操作を行うと、情報表示装置1は、ページをめくる途中の画面を表示する。すなわち、情報表示装置1は、ページめくり処理を開始し、ユーザーの指の位置に合せて、本文Page1の右下から左上にかけて移動するように、本文Page1の裏面を表す裏面画像PB1を表示する。
さらに、情報表示装置1は、その裏面画像PB1内に、広告情報などの付加的な情報5として、情報Aを表示する。そして、情報表示装置1は、タイマー27で、情報Aを表示した時間長さを計測する。
そして、ユーザーは、表示された情報Aの内容を、特に注視はせず、通常通り、予め設定された一定時間(例えば1秒)以内に指のスライドを終了させて、図6の(c)に示すように、ページめくり操作を終了し、表示画面2から指を離したとする。
すると、情報表示装置1は、一度表示した情報Aをユーザーは注視をしなかったと判定し、次ページの本文を表示する。すなわち、情報表示装置1は、裏面画像PB1及び情報Aの表示を終了し、本文Page1の次のページである本文Page2の画像を表示画面2の全面に表示する。
そして、図6の(d)に示すように、表示画面2にユーザーが指を接触させ、再度、順送りのページめくり操作を行うと、情報表示装置1は、再度、ページをめくる途中の画面を表示する。
すなわち、情報表示装置1は、ページめくり処理を開始し、ユーザーの指の位置に合せて、本文Page2の右下から左上にかけて移動するように、裏面画像PB2を表示する。さらに、情報表示装置1は、その裏面画像PB2内に、先程、ユーザーが注視をしなかった情報Aとは異なる属性情報である情報Bを、付加的な情報として裏面画像PB2内に表示する。
このように、ユーザーが興味を示さなかった情報が再度、付加的な情報として表示されることを防止することができるため、付加的な情報の広告効果の低下を抑制することができる。
また、図6の(b)で、情報表示装置1は、裏面画像PB1内に情報Aを表示した際、ユーザーがその情報Aを注視し、スライドさせている指を止めて、又は、スライドさせる速度を遅くすることで、タイマー27で計測した情報Aの表示時間長さが、予め設定された一定時間(例えば1秒)以上となってから指のスライドを終了させて、図6の(c)に示すように、ページめくり操作を終了し、表示画面2から指を離したとする。
すると、情報表示装置1は、一度表示した情報Aをユーザーは注視したと判定し、次ページの本文を表示する。すなわち、情報表示装置1は、裏面画像PB1及び情報Aの表示を終了し、本文Page1の次のページである本文Page2の画像を表示画面2の全面に表示する。
そして、図6の(e)に示すように、表示画面2にユーザーが指を接触させ、再度、順送りのページめくり操作を行うと、情報表示装置1は、再度、ページをめくる途中の画面を表示する。
すなわち、情報表示装置1は、ページめくり処理を開始し、ユーザーの指の位置に合せて、本文Page2の右下から左上にかけて移動するように、裏面画像PB2を表示する。さらに、情報表示装置1は、その裏面画像PB2内に、先程、ユーザーが注視をした情報Aと関連し、情報Aの更に具体的な情報である情報A’を、付加的な情報として裏面画像PB2内に表示する。
このように、情報表示装置1は、一度表示した付加的な情報を、ユーザーが注視したか否かを判定し、その情報をユーザーが注視したと判定すると、予め、例えば、情報Aと関連する情報であるとカテゴライズされた情報A群から、次に表示する広告情報を選択する。
このため、ユーザーが興味を示した情報について、さらに具体的な情報を、付加的な情報として表示させることができるため、確実に、付加的な情報の広告効果を高めることができる。
(付加的な情報のカテゴライズ例)
次に、図7(a)(b)を用いて、付加的な情報5を表示するための情報のデータベース構造を説明する。データベースDBは、記憶部25a又は情報サーバ40の被挿入情報蓄積部41に格納されている。
図7(a)は情報A群の構造を表す図であり、(b)は情報B群の構造を表す図である。
図7(a)に示すように、Level1として、フォルダ名が情報Aというフォルダ(第1の階層のフォルダ)が存在する。Level1のフォルダ名は情報A群の第1の属性情報を示す。この情報Aのフォルダ名は、情報Aの識別情報でもある。一例として、情報Aが「自動車広告」であれば、第1の階層のフォルダのフォルダ名に第1の属性情報としての「自動車広告」が表示される。
そして、第1の階層のフォルダの一つ下層には、さらに、Level2の第2の属性情
報となるフォルダ名を有する第2の階層のフォルダ群(情報A’1・A’2・A’3・・・の広告情報が格納されているフォルダ)が格納されている。このように、第2の属性情報が選択された場合に、付加的な情報5として表示する情報をLevel2へ展開することができるようになっている。
第2の階層のフォルダのそれぞれには、上層のフォルダのフォルダ名「自動車広告」が示す内容を具体的に示す情報と、1から順の番号とが対応付けられたフォルダ名が付されている。
ここでは、一例として、番号と車種名とが対応付けられているものとする。すなわち、情報A’1・A’2・A’3・・・のそれぞれは、各車種の広告情報であるものとする。
すると、例えば、複数の第2の階層のフォルダとして、番号1と車種TPAとが対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’1のフォルダ)と、番号2と車種TPBとが対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’2のフォルダ)と、番号3と車種TPCとが対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’3のフォルダ)と、番号4と車種TPDとが対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’4のフォルダ)と、・・・が配されている。
そして、第2の階層のフォルダ群の直下には、それぞれのフォルダ名に示された情報(情報A’1・A’2・A’3・A’4・・・)と対応する広告情報が格納されている。この第2の階層のフォルダ群の直下に格納されている広告情報が、情報Aとなる広告情報である。
例えば、第2の階層のフォルダ群のうち、車種TPAが記載されたフォルダ(情報A’1のフォルダ)の直下には車種TPAの広告情報(情報A’1)が格納されており、車種TPBが記載されたフォルダ(情報A’2のフォルダ)の直下には車種TPBの広告情報(情報A’2)が格納されており、車種TPCが記載されたフォルダの直下(情報A’3のフォルダ)には車種TPCの広告情報(情報A’3)が格納されており、・・・となっている。
この第2の階層のフォルダ群のそれぞれの直下に格納されている各広告情報(情報A’1・A’2・A’3・A’4・・・)のうち、ランダムに選択された広告情報が情報Aである。そして、この情報Aが、付加的な情報5として表示画面2に表示される。
さらに、第2の階層のフォルダのそれぞれの一つ下層には、さらに、Level3の第3の属性情報となるフォルダ名(識別情報)を有する第3の階層のフォルダ群(情報A’’1・A’’2・A’’3・・・の広告情報が格納されているフォルダ)が格納されている。このように、第3の属性情報が選択された場合に、付加的な情報5として表示する情報をLevel3へ展開することができるようになっている。
第3の階層のフォルダのそれぞれには、上層のフォルダのフォルダ名に含まれる情報(情報A’1・A’2・A’3・・・のうち選択された何れか)を具体的に示す情報と、1から順の番号とが対応付けられたフォルダ名(識別情報)が付されている。
ここでは、一例として、番号と車種の部品情報(情報A’’1)、メンテ情報(情報A’’2)、限定車情報(情報A’’3)等が対応付けられているものとする。
例えば、第2の階層の番号1と車種TPAとが対応付けられたフォルダ名(識別情報)
を有するフォルダ(情報A’1のフォルダ)の直下には、第3の階層のフォルダとして、番号1と車種TPAの部品情報とが対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’’1のフォルダ)と、番号2と車種TPAのメンテ情報とが対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’’2のフォルダ)と、番号3と車種TPAの限定車情報とが対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’’3のフォルダ)と、・・・とが格納されている。
また、同様に、第2の階層の番号2・3・4・・・と、車種TPB・TPC・TPD・・・とが順に対応付けられたフォルダ名(識別情報)を有するフォルダ(情報A’2・A’3・A’4・・・のフォルダ)のそれぞれの直下には、第3の階層のフォルダ群として、第2の階層のフォルダ名に含まれる車種名(車種TPB・TPC・TPD・・・)と、1から順に始まる番号とが対応付けられたフォルダ名を有する複数のフォルダが格納されている。
この第3の階層のフォルダ群のそれぞれの直下に格納されている広告情報(情報A’’1・A’’2・A’’3・A’’4・・・)であり、指定された第2の階層のフォルダ(情報A’1・A’2・A’3・A’4・・・のうち選択された何れか)の直下に格納されている広告情報のうち、ランダムに選択された広告情報が情報A’である。そして、この情報A’が、付加的な情報5として表示画面2に表示される。
このように、表示画面2に、第1の階層の情報Aの属性を含むことで情報Aと関連性がある情報A’が、付加的な情報5として表示される。
情報Aとは属性情報が異なる他の情報Bも同様である。
図7(b)に示すように、一例として、情報Bが「出版物広告」であれば、第1の階層のフォルダのフォルダ名に第1の属性情報としての「出版物広告」が表示される。
そして、第2の階層のフォルダのそれぞれには、上層のフォルダのフォルダ名「出版物広告」を具体的に示す情報(「雑誌」・「小説」・「コミック」・・・)と、1から順の番号とが対応付けられたフォルダ名(識別情報)が付されている。
また、第2の階層のフォルダ群の直下には、情報Aとは属性が異なる情報Bとして、第2階層のフォルダ名に含まれる情報(「雑誌」・「小説」・「コミック」・・・)を示す広告情報が格納されている。そして、この情報Bが、付加的な情報5として表示画面2に表示される。
さらに、第3の階層のフォルダのそれぞれには、上層のフォルダのフォルダ名に含まれる情報(出版物の種別)を具体的に示す情報(「月刊誌」・「週刊誌」・「日刊誌」・・・)と、1から順の番号とが対応付けられたフォルダ名(識別情報)が付されている。
この第3の階層のフォルダ群のそれぞれの直下であり、指定された第2の階層のフォルダの直下に格納されている広告情報のうち、ランダムに選択された広告情報が情報B’となる。そして、この情報B’が、付加的な情報5として表示画面2に表示される。
このように各情報A・B・C群毎に、情報が関連付けて記憶部25aに記憶されている。
(情報表示装置1の処理の流れ)
次に、図1及び図8を用いて、情報表示装置1の処理の流れについて説明する。図8は
、情報表示装置1の処理の流れを表すフローチャートである。
ユーザー操作検出部15は、入力部23からコンテンツ画像の表示指示情報を取得すると、当該取得した表示指示情報をアプリケーション制御部14に出力する。そして、アプリケーション制御部14は、ユーザー操作検出部15からの表示指示情報を取得すると、記憶部25を参照し、当該コンテンツのアプリケーションを実行する。これにより、アプリケーション制御部14は、表示部21に、複数ページからなるコンテンツの何れかのページを表すコンテンツ画像を表示させる(ステップS101)。
また、アプリケーション制御部14は、適宜、アプリケーションの実行に必要な情報、例えば、コンテンツ情報、データベースDB、検索情報50等を記憶部25aに格納する。
次に、ユーザー操作検出部15は、入力部23からユーザーが指をタッチさせた旨の情報を取得することで、ユーザーの指のタッチを検出する(ステップS102のYES)。
そして、ユーザー操作検出部15は、入力部23から、ユーザーが表示画面2上の指をスライドさせた旨の情報を取得すると、ユーザーの指がスライドしたことを検出する(ステップS103のYES)。
すると、ユーザー操作検出部15は、ユーザーが、ページめくり操作を行ったと判定し、ページめくり処理の実行を開始する。
すなわち、ユーザー操作検出部15は、ユーザーの指がスライドしたことを検出すると、タイマー制御部16に動作開始指示情報を出力すると共に、表示画面2上の指の位置情報をアプリケーション制御部14に出力する。
そして、タイマー制御部16は、ユーザー操作検出部15から動作開始指示情報を取得すると、タイマー27の動作を開始させる(ステップS104)。
また、アプリケーション制御部14は、ユーザー操作検出部15から指の位置情報を取得すると、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50及びデータベースDBを参照し、階層情報と、当該階層情報に対応する属性情報とを取得する(ステップS105)。
そして、アプリケーション制御部14は、ユーザーの指の位置に合せて、裏面画像を表示部21に表示させると共に、付加情報制御部14aは裏面画像の面積内に、記憶部25aから取得した属性情報を付加的な情報5として、表示部21に表示させる(ステップS106)。
次に、ユーザー操作検出部15は、入力部23から、表示画面2からユーザーの指が離れた旨の情報を取得することで、ユーザーの指が離れたことを検出する(ステップS107のYES)。
すると、ユーザー操作検出部15は、ユーザーが、ページめくり操作を終了したと判定し、ページめくり処理の実行を終了させる。すなわち、ユーザー操作検出部15は、ユーザーの指が離れたことを検出すると、タイマー制御部16に動作終了指示情報を出力すると共に、ユーザーの指が離れた旨の情報をアプリケーション制御部14に出力する。
そして、タイマー制御部16は、ユーザー操作検出部15から動作終了指示情報を取得
すると、タイマー27の動作をストップさせる(ステップS108)。
そして、タイマー制御部16は、タイマー27の時間情報をアプリケーション制御部14に出力する。
アプリケーション制御部14は、ユーザーの指が離れた旨の情報をユーザー操作検出部15から取得すると、裏面画像の表示を停止させ、表示画面2に表示していたコンテンツ画像の次ページのコンテンツ画像を、表示画面2の全面に表示させる指示を表示部21に出力する。これにより、表示部21は、表示画面2の全面に、次ページのコンテンツ画像を表示する(ステップS109)。
また、付加情報制御部14aは、アプリケーション制御部14がタイマー27の時間情報を取得すると、当該取得した時間情報が示す時間が、予め設定してある一定時間以上であるか否かを判定する(ステップS110)。
付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間未満であると判定すると(ステップS110のNO)、ステップS102へ戻る。
一方、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間以上であると判定すると(ステップS110のYES)、付加的な情報5として表示した情報をユーザーが注視したと判定し、記憶部25aに格納されている検索情報50の第1〜第3の属性情報格納部51〜53のうち、識別情報が格納されていない最も上層の階層の格納部に、属性情報を識別するための識別情報を格納することで、属性情報を決定する(ステップS111)。そして、ステップS102へ戻る。
なお、ステップS110のNOの処理の後、付加情報制御部14aは、検索情報50の第1〜第3の属性情報格納部51〜53のうち、先程の処理で属性情報の識別情報を読み取った格納部の上層側の格納部に格納されている識別情報を削除してから、ステップS102に戻るようにしてもよい。
このように、情報表示装置1はページめくり処理を行うため、ユーザーは、通常の書籍を見るように、表示画面2に表示される各本文Page1、2・・・であるコンテンツ画像を見ることができる。
そして、情報表示装置1はページめくり処理の際、本文Page1の裏面画像PB1を、本文Page1の一部に重畳するように表示画面2に表示させるアプリケーション制御部14と、裏面画像PB1内に、付加的な情報5を表示させる付加情報制御部14aとを備えているため、表示画面2の表示領域を有効利用して、付加的な情報5を表示画面2に表示することができる。
さらに、情報表示装置1によると、タイマー27が計測した付加的な情報5の表示時間の長さが、予め定められた一定時間以上であると付加情報制御部14aが判定すると、付加情報制御部14aは記憶部25aを参照し、本文Page2のページめくり処理の際、本文Page2の裏面画像PB2に、裏面画像PB1内に表示した付加的な情報5(例えば情報A)と関連する情報(例えば情報A’)を、付加的な情報5として表示させるため、ユーザーが興味を示した情報を、効率よく、付加的な情報5として、表示画面2に表示することができる。このため、システムが必要以上に複雑化せず、かつ、文字入力が無くても、付加的な情報5として表示される情報の広告効果を高めることができる。
(他の処理の流れ)
次に、図8、図9を用いて、各階層の属性情報を固定したり解除したりする処理の流れについて説明する。
図9は、情報表示装置1の多パターンの処理の流れを説明する図である。
《処理パターン1》
まず、図8及び図9の(a)を用いて、Level1・2の属性情報が順に決定されるパターンの処理の流れについて説明する。
図8、図9の(a)に示すように、情報表示装置1は表示画面2に本文Page1を表示させる(ステップS101)。
そして、ユーザーが指を表示画面2にタッチ及びスライドさせ、ページめくり操作を行うと(ステップS102のYES及びS103のYES)と、タイマー制御部16は、タイマー27の動作を開始させる(ステップS104)。
また、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50を参照し、第1の属性情報格納部51〜第3の属性情報格納部53の何れにも識別情報が格納されていない旨の情報を取得すると(ステップS105)、データベースDBのLevel1の情報A・B・C・・・のうち、ランダムに何れか(一例として情報A)を、付加的な情報5として、裏面画像PB1内に表示させる(ステップS106)。
次に、ユーザーが、情報Aを一定時間注視後、表示画面2から指を離すと、ユーザー操作検出部15がユーザーの指が離れたことを検出し(ステップS107のYES)、タイマー制御部16は、タイマー27の動作をストップさせる(ステップS108)。
そして、アプリケーション制御部14は、裏面画像PB1及び情報Aの表示を消し、次ページの本文Page2を、表示画面2の全面に表示させる(ステップS109)。
また、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間以上であると判定し(ステップS110のYES)、記憶部25aの検索情報50の第1の属性情報格納部51に情報Aの識別情報を格納し、第1の属性情報を情報Aに決定する(ステップS111)。
次に、ユーザーが再びページめくり操作を行うと(ステップS102のYES及びS103のYES)と、タイマー制御部16は、タイマー27の動作を開始させる(ステップS104)。
また、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50を参照し、第1の属性情報格納部51に情報Aの識別情報が格納されている旨の情報の取得(ステップS105)後、データベースDBの格納情報である、情報A群のLevel2の情報A’1・A’2・A’3・・・のうち、ランダムに何れか(一例として情報A’1)を、付加的な情報5として、裏面画像PB2内に表示させる(ステップS106)。
次に、ユーザーが、情報A’1を一定時間注視後、表示画面2から指を離すと、ユーザー操作検出部15がユーザーの指が離れたことを検出し(ステップS107のYES)、タイマー制御部16は、タイマー27の動作をストップさせる(ステップS108)。
そして、アプリケーション制御部14は、裏面画像PB2及び情報A’1の表示を消し、次ページの本文Page3を、表示画面2の全面に表示させる(ステップS109)。
また、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間以上であると判定し(ステップS110のYES)、記憶部25aの検索情報50の第2の属性情報格納部52に情報A’1の識別情報を格納し、第2の属性情報を情報A’1に決定する(ステップS111)。そして、ステップS102へ戻る。
《処理パターン2》
次に、図8及び図9の(b)を用いて、Level1・2の属性情報が決定されないパターンの処理の流れについて説明する。
上記処理パターン1と同様に、ステップS101、ステップS102のYES及びS103のYES、ステップS104〜S106、ステップS107のYES、ステップS108、ステップS109を経て、ステップS110で、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間未満であると判定すると(ステップS110のNO)、ステップS102に戻る。
すなわち、ユーザーが再びページめくり操作を行うと(ステップS102のYES及びS103のYES)と、タイマー制御部16は、タイマー27の動作を開始させる(ステップS104)。
また、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50を参照し、第1の属性情報格納部51〜第3の属性情報格納部53の何れにも識別情報が格納されていない旨の情報を取得(ステップS105)後、付加情報制御部14aは、データベースDBのLevel1の情報A・B・C・・・のうち、ランダムに何れか(一例として情報B)を、付加的な情報5として、裏面画像PB2内に表示させる(ステップS106)。
次に、ユーザーが、情報Bを一定時間注視せず、一定時間未満で表示画面2から指を離すと、ユーザー操作検出部15がユーザーの指が離れたことを検出し(ステップS107のYES)、タイマー制御部16は、タイマー27の動作をストップさせる(ステップS108)。
そして、アプリケーション制御部14は、裏面画像PB2及び情報Bの表示を消し、次ページの本文Page3を、表示画面2の全面に表示させる(ステップS109)。
また、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間未満であると判定し(ステップS110のNO)、ステップS102に戻る。
《処理パターン3》
次に、図8及び図9の(c)、を用いて、Levelの属性情報が決定された後、当該決定が解除されるパターンの処理の流れについて説明する。
図8及び図9の(c)に示すように、情報表示装置1は、上記処理パターン1と同様に、ステップS101、ステップS102のYES及びS103のYES、ステップS104〜S106、ステップS107のYES、ステップS108、ステップS109、ステップS110のYESの処理を経て、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50の第1の属性情報格納部51に情報Aの識別情報を格納し、第1の属性情報を情報Aに決定(ステップS111)した後、再び、ステップS102のYES及びS103のYES、ステップS104、ステップS105の処理を経ると、付加情報制御部14aは、データベースDBに格納されている情報のうち、情報A群であり、Level2の情報A’1・A’2・A’3・・・のうち、ランダムに何れか(一例として情報A’1)を、付
加的な情報5として、裏面画像PB2内に表示させる(ステップS106)。
次に、ユーザーが、情報A’1を一定時間注視せず、表示画面2にタッチさせた指を一定時間未満で表示画面2から離すと、ユーザー操作検出部15がユーザーの指が離れたことを検出し(ステップS107のYES)、タイマー制御部16は、タイマー27の動作をストップさせる(ステップS108)。
そして、アプリケーション制御部14は、裏面画像PB2及び情報A’1の表示を消し、次ページの本文Page3を、表示画面2の全面に表示させる(ステップS109)。
また、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間未満であると判定し(ステップS110のNO)、記憶部25aに格納されている検索情報50の第1の属性情報格納部51に格納されている情報Aの識別情報を削除する。そして、ステップS102に戻る。
すなわち、ユーザーが再びページめくり操作を行うと(ステップS102のYES及びS103のYES)と、タイマー制御部16は、タイマー27の動作を開始させる(ステップS104)。
また、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50を参照し、第1の属性情報格納部51〜第3の属性情報格納部53の何れにも識別情報が格納されていない旨の情報を取得すると(ステップS105)、付加情報制御部14aは、データベースDBのLevel1の情報A・B・C・・・のうち、何れかをランダムに、付加的な情報5として、裏面画像PB3内に表示させる(ステップS106)。ここでは、付加情報制御部14aは、情報Bを付加的な情報5として表示画面2に表示させたものとする。
次に、ユーザーが、情報Bを一定時間注視せず、表示画面2にタッチさせた指を一定時間未満で表示画面2から離すと、ユーザー操作検出部15がユーザーの指が離れたことを検出し(ステップS107のYES)、タイマー制御部16は、タイマー27の動作をストップさせる(ステップS108)。
そして、アプリケーション制御部14は、裏面画像PB3及び情報Bの表示を消し、次ページの本文Page4を、表示画面2の全面に表示させる(ステップS109)。
また、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間未満であると判定し(ステップS110のNO)、ステップS102に戻る。
このように、ユーザーの興味の変化に追従して、新たに、ユーザーが興味を示す情報を付加的な情報として表示させることができるため、付加的な情報の広告効果の低下抑制をすることができる。
《処理パターン4》
次に、図8、及び図9の(d)を用いて、Levelの属性情報が2回目で決定された後、Level2の属性情報も決定されるパターンの処理の流れについて説明する。
上記処理パターン2と同様に、ステップS101、ステップS102のYES及びS103のYES、ステップS104〜S106、ステップS107のYES、ステップS108、ステップS109、ステップS110のNOの処理を経て、再び、ステップS102のYES及びS103のYES、ステップS104、ステップS105の処理を経ると、付加情報制御部14aは、データベースDBのLevel1の情報A・B・C・・・の
うち、何れかをランダムに、付加的な情報5として、裏面画像PB1内に表示させる(ステップS106)。ここでは、付加情報制御部14aは、情報Bを付加的な情報5として表示画面2に表示させたものとする。
そして、ステップS107のYES、ステップS108、ステップS109、ステップS110のYESの処理を経て、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50の第1の属性情報格納部51に情報Bの識別情報を格納し、第1の属性情報を情報Bに決定する(ステップS111)。
さらに、ステップS102のYES及びS103のYES、ステップS104の処理を経て、付加情報制御部14aは、記憶部25aの検索情報50を参照し、第1の属性情報格納部51に格納されている属性情報である情報Bを取得すると(ステップS105)、付加情報制御部14aは、データベースDBに格納されている情報のうち、情報B群であり、Level2の情報B’1・B’2・B’3・・・のうち、ランダムに何れか(一例として情報B’1)を、付加的な情報5として、裏面画像PB3内に表示させる(ステップS106)。
次に、ユーザーが、情報B’1を一定時間注視後、表示画面2から指を離すと、ユーザー操作検出部15がユーザーの指が離れたことを検出し(ステップS107のYES)、タイマー制御部16は、タイマー27の動作をストップさせる(ステップS108)。
そして、アプリケーション制御部14は、裏面画像PB3及び情報B’1の表示を消し、次ページの本文Page4を、表示画面2の全面に表示させる(ステップS109)。
また、付加情報制御部14aは、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間以上であると判定し(ステップS110のYES)、記憶部25aの検索情報50の第2の属性情報格納部52に情報B’1の識別情報を格納し、第2の属性情報を情報B’1に決定する(ステップS111)。そして、ステップS102へ戻る。
(ユーザーの注視判定方法の他の例)
上述した説明では、付加情報制御部14aは、ステップS110で、タイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間以上であるか否かを判定することのみで、付加的な情報5として表示した情報をユーザーが注視したか否かを判定していた。しかし、ユーザーが注視したか否かの判定方法は、これに限定されるものではなく、例えば、以下のようなバリエーションを加えても良い。
(1)付加情報制御部14aは、同じ属性情報を連続して付加的な情報5として表示した表示回数が一定回数以上となってから、別の属性の属性情報を連続して表示するようにしてもよい。
例えば、ステップS105で、属性情報をデータベースDBから取得する際、付加情報制御部14aは、付加的な情報5として、一定回数、同じ属性情報(例えば情報A群)を連続表示し、その表示回数が一定回数以上となったか否かを判定する。
そして、付加情報制御部14aは、連続表示回数が一定回数以上となったと判定した場合であって、当該連続表示を通してタイマー27の時間情報が示す時間が、一定時間未満であった場合は、異なる属性情報(情報B群)をデータベースDBから取得し、ステップS106で付加的な情報5として表示画面2に表示するようにしてもよい。
例えば、本文Page1〜本文Page10のそれぞれの裏面画像に、付加情報制御部14aは、情報A群として自動車に関する情報を、付加的な情報5として順に表示する。
しかし、いずれの注視時間も短くユーザーの注意を惹かなかった。すなわち、ステップS110のNOの処理が一定回数として10回続いたとする。
これにより、付加情報制御部14aは、11回目のステップS105の処理の際、ユーザーは自動車に関する情報は興味が無いと判断し、データベースDBから、情報A群では無く、情報B群として例えば、出版に関する情報を取得する。
そして、付加情報制御部14aは、情報B群として出版に関する情報を、本文Page11の裏面画像に付加的な情報5として表示する。
このように、一定回数、同じ属性情報を表示し続けることにより、ユーザーが、一旦情報を見逃した場合でも、再確認することができるので、広告効果を高めることができる。(2)または、表示回数ではなく、付加情報制御部14aは、同じ属性情報を連続して付加的な情報5として表示した累積表示時間が一定値以上となってから、別の属性の属性情報を連続して表示するようにしてもよい。
例えば、ステップS110で、アプリケーション制御部14がタイマー27の時間情報を取得すると、付加情報制御部14aは、当該取得した時間情報を、データベースDBに、現在付加的な情報5として表示している情報と対応付けて記憶する。予め、データベースDBに、現在付加的な情報5として表示している情報と対応付けて時間情報が記録されている場合は、その時間情報に加算して記憶する。
そして、ステップS105で、属性情報をデータベースDBから取得する際、付加情報制御部14aは、付加的な情報5として、同じ属性情報(例えば情報A群)を連続して表示した時間の累積値が一定値以上となったか否かを判定する。
そして、付加情報制御部14aは、連続して表示した時間の累積値が一定値以上となったと判定した場合であって、タイマー27の時間情報が示す時間が、連続して表示した同じ属性情報を通して全て一定時間未満であった場合は、異なる属性情報(情報B群)をデータベースDBから取得し、ステップS106で付加的な情報5として表示画面2に表示するようにしてもよい。
例えば、本文Page1〜本文Page10のそれぞれの裏面画像に、付加情報制御部14aは、情報A群として自動車に関する情報を、付加的な情報5として順に表示する。そして、いずれの注視時間も短くユーザーの注意を惹かなかった。次に、11回目のステップS105で、情報A群をデータベースDBから取得する際、付加情報制御部14aは、付加的な情報5として、情報A群を連続して表示した時間の累積値が一定値以上となったと判定する。
これにより、付加情報制御部14aは、11回目のステップS105の処理の際、個別の表示時間は短くても表示時間の累積値からユーザーが一定時間、情報A群を注視したと判断し、データベースDBから、情報A群では無く、情報B群として例えば、出版に関する情報を取得する。
そして、付加情報制御部14aは、情報B群として出版に関する情報を、本文Page11の裏面画像に付加的な情報5として表示する。
このように、一定時間ユーザーが注視するまで同じ属性情報を付加的な情報5として表示し続けることにより、広告効果を高めることができる。
また、上述したように、同じ属性情報の表示回数による判定方法と、表示時間の累積値による判定方法とを組み合わせることで、上記(1)(2)と同様の効果を期待することができる。
(プログラムおよび記録媒体)
また、情報表示装置1の各ブロック、特に、制御部10の各ブロックである、アプリケーション制御部14、ユーザー操作検出部15、及びタイマー制御部16は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにコンピュータを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、アプリケーション制御部14、ユーザー操作検出部15、及びタイマー制御部16は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。
そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるアプリケーション制御部14、ユーザー操作検出部15、及びタイマー制御部16の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、アプリケーション制御部14、ユーザー操作検出部15、及びタイマー制御部16に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、アプリケーション制御部14、ユーザー操作検出部15、及びタイマー制御部16を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。