JP4369281B2 - 映像音声伝送システム、映像音声送信装置、映像音声受信装置、および映像音声伝送方法 - Google Patents

映像音声伝送システム、映像音声送信装置、映像音声受信装置、および映像音声伝送方法 Download PDF

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本発明は、映像音声伝送システム、映像音声送信装置、映像音声受信装置、および映像音声伝送方法に関する。
映像と音声とが同期したデータを装置間で伝送する場合には、データ量を削減するために、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の圧縮方式に基づいて映像データを圧縮することが行われている。
ところで、MPEG等の圧縮方式では、通常、2チャンネル分の音声データしか映像データに付加することができないため、3チャンネル以上の音声データ(マルチチャンネル音声データ)を送信する場合には、映像データとは別個に送信する必要がある。
その場合、符号化された映像データに付属する音声データ(第1の音声データ)と、これとは別に伝送される音声データ(第2の音声データ)は、独立に伝送されることから、映像データの符号化に要する時間に応じて、映像データと第2の音声データとの間に遅延が発生してしまうという問題がある。
そこで、従来においては、例えば、特許文献1に開示されているように、送信側の遅延情報と受信側の遅延情報を演算し、送信側装置へ受信側から情報を逆に伝送して送信側で音声遅延回路の遅延量を可変する方法が提案されている。
特開平2−82887号公報(特許請求の範囲、要約書)
ところで、特許文献1に開示されている技術では、送信側で遅延処理を施す必要がある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、送信側で遅延処理を施す必要がなく、送信側での映像データと音声データとの同期のための処理を軽減することができる映像音声伝送システム、映像音声送信装置、映像音声受信装置、および映像音声伝送方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の映像音声伝送システムは、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データのうち、映像データを複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データとともに送信し、かつ、映像データおよび第1の音声データとは独立に、再生に供される第1の音声データと同一の音声データを含む第2の音声データを送信する送信手段を有する映像音声送信装置と、映像音声送信装置から伝送されてきた第1の音声データの音声信号と第2の音声データの音声信号とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に応じて、第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、を有している。
また、本発明の映像音声伝送システムは、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データを取得する取得手段と、取得手段によって取得された音声データの一部を復号して得られた複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成する符号化手段と、取得手段によって取得された音声データの少なくとも一部を復号して得られた、複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、符号化映像音声データとを送信する送信手段と、を有する映像音声送信装置と、符号化映像音声データと第2の音声データとを受信する受信手段と、符号化映像音声データを復号する復号手段と、復号手段によって得られた第1の音声データの音声信号と、第2の音声データの対応する音声信号とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、を有している。
また、本発明の映像音声伝送システムは、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から映像データおよび音声データを再生する再生手段と、再生手段によって再生された音声データの一部を復号して得られた複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成する符号化手段と、再生手段によって再生された音声データの少なくとも一部を復号して得られた複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、符号化映像音声データとを送信する送信手段と、を有する映像音声送信装置と、符号化映像音声データと第2の音声データとを受信する受信手段と、符号化映像音声データを復号する復号手段と、復号手段によって得られた第1の音声データの音声信号と、第2の音声データの対応する音声信号とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、を有している。
また、本発明の映像音声伝送システムは、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルのマルチチャンネル音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から映像データおよびマルチチャンネル音声データを再生する再生手段と、再生手段によって再生されたマルチチャンネル音声データの一部を復号して得られた複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、映像データとを圧縮符号化して符号化映像音声データを生成する符号化手段と、再生手段によって再生されたマルチチャンネル音声データの少なくとも一部を復号して得られた複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、符号化映像音声データとを送信する送信手段と、を有する映像音声送信装置と、符号化映像音声データと第2の音声データとを受信する受信手段と、符号化映像音声データを復号する復号手段と、復号手段によって得られた第1の音声データの音声信号と、第2の音声データの対応する音声信号とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、を有している。
また、本発明の映像音声伝送システムは、前述の各発明に加えて、映像音声送信装置の送信手段が、音声データにおけるすべての音声データを第2の音声データとして送信し、音声データにおける一部の音声データを第1の音声データとして送信するようにしている。
また、本発明の映像音声伝送システムは、前述の各発明に加えて、映像音声送信装置の送信手段が、第1の音声データおよび第2の音声データとして、テストデータを送信し、その後、映像音声受信装置での第2の音声データの遅延時間の調整後に、映像音声受信装置から所定の制御信号を受信すると、一連の映像データおよび音声データを最初から再送信するようにしている。
また、本発明の映像音声伝送システムは、前述の各発明に加えて、映像音声受信装置の比較手段が、第1および第2の音声データがそれぞれアナログ信号に変換されて得られた第1および第2の音声信号の相関値を、比較結果として計算するようにしている。
また、本発明の映像音声伝送システムは、前述の各発明に加えて、映像音声受信装置の比較手段が、第1の音声信号を第1のゼロクロス信号に変換する第1のコンパレータと、第2の音声信号を第2のゼロクロス信号に変換する第2のコンパレータと、第1のゼロクロス信号と第2のゼロクロス信号との各時点の排他的論理和を演算する演算手段を有している。
また、本発明の映像音声伝送システムは、前述の各発明に加えて、第2の音声データの遅延時間の調整後に、所定の映像音声送信装置により、一連の映像データおよび音声データを最初から再送信させる制御信号を送信する制御信号送信手段をさらに有している。
また、本発明の映像音声伝送方法は、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データのうち、映像データを複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データとともに映像音声送信装置から映像音声受信装置へ転送するステップと、映像データおよび第1の音声データとは独立の、第1の音声データと同一の音声データを含む第2の音声データを映像音声送信装置から映像音声受信装置へ転送するステップと、映像音声送信装置から伝送されてきた第1の音声データの音声信号と第2の音声データの音声信号とを比較するステップと、比較するステップの比較結果に応じて、第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させる遅延ステップと、を有している。
また、本発明の映像音声伝送方法は、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データを取得するステップと、取得された音声データの一部を復号して得られた複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成するステップと、取得された音声データの少なくとも一部を復号して得られた複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、符号化映像音声データとを送信するステップと、符号化映像音声データと第2の音声データとを受信するステップと、符号化映像音声データを復号するステップと、復号するステップによって得られた第1の音声データの音声信号と、第2の音声データの対応する音声信号とを比較するステップと、比較するステップの比較結果に基づいて第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させるステップと、を有している。
また、本発明の映像音声伝送方法は、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から映像データおよび音声データを再生するステップと、再生された音声データの一部を復号して得られた複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成するステップと、再生された音声データの少なくとも一部を復号して得られた複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、符号化映像音声データとを送信するステップと、符号化映像音声データと第2の音声データとを受信するステップと、符号化映像音声データを復号するステップと、復号するステップによって得られた第1の音声データの音声信号と、第2の音声データの対応する音声信号とを比較するステップと、比較するステップの比較結果に基づいて第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させるステップと、を有している。
また、本発明の映像音声伝送方法は、一連の映像データおよび一連の映像データに対応した複数チャンネルのマルチチャンネル音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から映像データおよびマルチチャンネル音声データを再生するステップと、再生されたマルチチャンネル音声データの一部を復号して得られた複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、映像データとを圧縮符号化して符号化映像音声データを生成するステップと、再生されたマルチチャンネル音声データの少なくとも一部を復号して得られた複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、符号化映像音声データとを送信するステップと、符号化映像音声データと第2の音声データとを受信するステップと、符号化映像音声データを復号するステップと、復号するステップによって得られた第1の音声データの音声信号と、第2の音声データの対応する音声信号とを比較するステップと、比較するステップの比較結果に基づいて第2の音声信号を遅延させることにより第1の音声データと同期させるステップと、を有している。
本発明は、送信側で遅延処理を施す必要がなく、送信側での映像データと音声データとの同期のための処理を軽減することができる映像音声伝送システム、映像音声送信装置、映像音声受信装置、および映像音声伝送方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る映像音声伝送システムの構成例を示すブロック図である。この図に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る映像音声伝送システムは、映像音声送信装置10、映像音声受信装置20、および、ネットワーク40を有している。
映像音声送信装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置15、MPEGエンコーダ16、オーディオエンコーダ17、バス18、および、通信部19によって構成されており、映像音声受信装置20からの要求に応じて映像データを送信する。
ここで、CPU11は、HDD14に格納されているプログラムに応じて、各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する中央演算処理装置である。
ROM12は、CPU11が実行するプログラムを格納した半導体記憶装置である。RAM13は、CPU11が実行するプログラムを一時的に記憶する半導体記憶装置である。
HDD14は、CPU11が実行するプログラムを格納するとともに、映像音声受信装置20に送信する画像データおよび音声データ等を格納している。
DVD再生装置15は、光記録媒体であるDVDに記録されている映像データおよび音声データを光学的に読み取って出力する再生装置である。つまり、DVD再生装置15は、一連の映像データおよび音声データを再生して取得する再生手段および取得手段として機能する。なお、DVDに記録されている映像データおよび音声データは、再生時間情報(例えば、再生開始からの時(hour)、分(minute)、秒(second)等の情報)によって関連づけされている。
MPEGエンコーダ16は、HDD14に格納されているあるいはDVD再生装置15により取得された一連の映像データおよび音声データのうちの一部(1チャンネルまたは2チャンネル分)の音声データ(第1の音声データ)と映像データとをMPEG方式に基づいて圧縮する回路である。なお、マルチチャンネルの音声が2チャンネルの音声データにダウンミックスされてMPEGエンコーダ16によって符号化される構成としてもよい。
オーディオエンコーダ17は、HDD14に格納されているあるいはDVD再生装置15により取得された一連の映像データおよび音声データから音声データ(例えば、マルチチャンネル音声データ)を抽出し、例えば、MP3(MPEG-1 Audio Layer 3)形式に基づいて圧縮した後、ネットワーク40を介して映像音声受信装置20に送信する。
バス18は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、DVD再生装置15、MPEGエンコーダ16、および、オーディオエンコーダ17を相互に電気的に接続し、これらの間でデータの授受を可能とするための信号線群である。
送信手段としての通信部19は、映像音声受信装置20との間で各種データまたは制御信号を送受し、MPEGエンコーダ16およびオーディオエンコーダ17と、ネットワーク40との間でデータを授受する際に、データの表現形式を適宜変換する回路である。
映像音声受信装置20は、CPU21、ROM22、MPEGデコーダ23、オーディオデコーダ24、RAM25、HDD26、ビデオDAC(Digital to Analog Converter)27、オーディオDAC28、相関値計算回路29、バス30、および、通信部31によって構成されている。
ここで、制御信号送信手段としてのCPU21は、HDD26に格納されているプログラムに応じて、各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する中央演算処理装置である。
ROM22は、CPU21が実行するプログラムを格納した半導体記憶装置である。RAM25は、CPU21が実行するプログラムを一時的に記憶する半導体記憶装置である。
HDD26は、CPU21が実行するプログラムを格納するとともに、映像音声送信装置10から送信されてきたデータ等を格納する。
復号手段であるMPEGデコーダ23は、映像音声送信装置10から送信されてきたMPEG方式で符号化されたデータに対してデコード処理を施し、画像データと第1の音声データとを取り出す処理を実行する処理装置である。
遅延手段としてのオーディオデコーダ24は、映像音声送信装置10から送信されてきた符号化された音声データに対してデコード処理を施し、第2の音声データを取り出し、設定された遅延時間だけ音声データを遅延させる処理を実行する処理装置である。
ビデオDAC27は、MPEGデコーダ23から出力された映像データ(ディジタル信号)を映像信号(アナログ信号)に変換するための変換器である。
オーディオDAC28は、MPEGデコーダ23から出力される第1の音声データ(ディジタル信号)と、オーディオデコーダ24から出力される第2の音声データ(ディジタル信号)をそれぞれ対応する音声信号(アナログ信号)に変換するD/A変換器である。なお、後述するように、オーディオDAC28は、MPEGデコーダ23から出力される第1の音声データをD/A変換するオーディオDAC28aと、オーディオデコーダ24から出力される第2の音声データをD/A変換するオーディオDAC28bとを有している。
比較手段としての相関値計算回路29は、オーディオDAC28から出力される第1の音声データに対応する音声信号(第1の音声信号)と、第2の音声データに対応する音声信号(第2の音声信号)との相関値を検出し、バス30を介してCPU21に供給する。
バス30は、CPU21、ROM22、MPEGデコーダ23、オーディオデコーダ24、RAM25、HDD26、ビデオDAC27、オーディオDAC28、および、相関値計算回路29を相互に電気的に接続し、これらの間でデータの授受を可能とするための信号線群である。
受信手段としての通信部31は、映像音声送信装置20との間でデータや制御信号を送受し、MPEGデコーダ23およびオーディオデコーダ24と、ネットワーク40との間でデータを授受する際に、データの表現形式を適宜変換する回路である。
図2は、図1に示す相関値計算回路29の詳細な構成例を示す回路図である。この図に示すように、相関値計算回路29は、アンプ80,81、抵抗82,83、コンパレータ84,85、および、排他的論理和素子86によって構成されている。
ここで、アンプ80は、オーディオDAC28aから出力された第1の音声信号を所定のゲインで増幅して出力する。アンプ81は、オーディオDAC28bから出力された第2の音声信号を所定のゲインで増幅して出力する。
抵抗82,83は、正電源電圧+Vccおよび負電源電圧−Vccを分圧して、コンパレータ84,85の反転端子に入力するコンパレート電圧Vcmpを生成する。コンパレータ84は、アンプ80から出力される第1の音声信号と、コンパレート電圧Vcmpとを比較し、第1の音声信号の値がコンパレート電圧Vcmpより大きい場合には、“H”(ハイレベルの信号)を出力し、それ以外の場合には“L”(ローレベルの信号)を出力する。コンパレータ85は、アンプ81から出力される第2の音声信号と、コンパレート電圧Vcmpとを比較し、第2の音声信号の値がコンパレート電圧Vcmpより大きい場合には、“H”を出力し、それ以外の場合には“L”を出力する。
演算手段としての排他的論理和素子86は、コンパレータ84の出力信号と、コンパレータ85の出力信号の排他的論理和を演算し、演算結果をバス30を介してCPU21に供給する。なお、排他的論理和素子86は、2つの入力端子の値がともに同値(“H”と“H”または“L”と“L”)である場合には“L”を出力し、異値(“H”と“L”または“L”と“H”)である場合には“H”を出力する。
つぎに、第1の実施の形態の動作について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る映像音声伝送システムの動作を説明するためのシーケンス図である。映像音声受信装置20において所定の映像信号を再生する操作がなされると、以下の処理が実行される。なお、映像音声受信装置20のCPU21は、ROM22、HDD26などに記憶されたプログラムに従って、以下の処理を実行する。また、同様に、映像音声送信装置10のCPU11は、ROM12、HDD14等に記憶されたプログラムに従って、以下の処理を実行する。
ステップS10:映像音声受信装置20のCPU21は、映像音声送信装置10に対して所定の映像データおよび音声データをダウンロードして再生する処理を開始する。まず、CPU21は、映像音声送信装置10に対して所定の映像データを転送するように要求を行う(P1)。
ステップS11:映像音声送信装置10のCPU11は、映像音声受信装置20からの映像データおよび音声データの転送要求を受信し、対応する映像データおよび音声データをDVD再生装置15またはHDD14から取得し、転送する処理を開始する。具体的には、CPU11は、DVD再生装置15またはHDD14から対応する一連の映像データおよび音声データを取得し、取得した映像データおよび一部の音声データ(第1の音声データ)をMPEGエンコーダ16に供給する。また、CPU11は、一連の映像データおよび音声データのうちのすべての音声データ(第2の音声データを含む音声データ)をオーディオエンコーダ17に供給する。この結果、MPEGエンコーダ16は、映像データと一部の音声データとをMPEG形式に基づいて圧縮処理し、得られたビットストリームをパケット化して、映像音声受信装置20に対して送信する(P2)。オーディオエンコーダ17は、すべての音声データを、例えば、MP3形式に基づいて圧縮処理し、得られたビットストリームをパケット化して、映像音声受信装置20に対して送信する(P2)。
ステップS12:映像音声受信装置20のCPU21は、第2の音声データの遅延量を決定するための再生処理であるテスト再生処理を実行する。すなわち、CPU21は、MPEGデコーダ23およびオーディオデコーダ24に対してデコード処理を開始するように要求する。その結果、MPEGデコーダ23は、映像音声送信装置10から伝送されてきたデータをデコードし、映像データと第1の音声データとを取り出し、映像データはビデオDAC27に供給し、第1の音声データはオーディオDAC28aに供給する。一方、オーディオデコーダ24は、映像音声送信装置10から伝送されてきたデータをデコードし、すべての音声データから、第1の音声データと同系統の第2の音声データを取り出し、オーディオDAC28bに供給する。
ステップS13:映像音声受信装置20のCPU21は、最適な遅延量を検出する処理を実行する。具体的には、CPU21は、オーディオデコーダ24に対して、デコードした音声データを出力するタイミングを徐々に遅延させるように制御を行う。オーディオデコーダ24は、遅延無しの状態から所定の遅延量を有する状態まで徐々に出力のタイミングを変化させる。
このとき、オーディオDAC28aは、MPEGデコーダ23から出力される第1の音声データを第1の音声信号に変換し、アンプ80を介してコンパレータ84に供給する。オーディオDAC28bは、オーディオデコーダ24から供給される第2の音声データを第2の音声信号に変換し、アンプ81を介してコンパレータ85に供給する。
コンパレータ84は、アンプ80の出力と、コンパレート電圧Vcmpとを比較し、アンプ80の出力の方が大きい場合には“H”を出力し、それ以外の場合には“L”を出力する。コンパレータ85は、アンプ81の出力と、コンパレート電圧Vcmpとを比較し、アンプ81の出力の方が大きい場合には“H”を出力し、それ以外の場合には“L”を出力する。
図4は、相関値計算回路29の動作を説明するためのタイミングチャートである。図4に示すように、図2に示すA点であるアンプ80の出力と、C点であるアンプ81との出力は図中に示す「遅延時間」に対応する位相差を有している。コンパレータ84の出力(B点の信号)は、A点の信号を、コンパレート電圧Vcmpを基準として、“H”または“L”のレベルに反転するゼロクロス信号に変換したものである。一方、コンパレータ85の出力(D点の信号)は、C点の信号を、コンパレート電圧Vcmpを基準として、“H”または“L”のレベルに反転するゼロクロス信号に変換したものである。また、排他的論理和素子86の出力は、B点の信号と、D点の信号の排他的論理和を計算したものであり、B点とD点の電圧レベルが同じである場合には、“L”の状態となり、異なる場合には“H”の状態となる。
この結果、排他的論理和素子86の出力は、A点とB点の信号が同期している場合には、出力は常に“L”の状態となり、それ以外の場合には信号の状態に応じて“H”が出力される。このため、排他的論理和素子86の出力信号の状態を観察することにより、第1の音声データと第2の音声データとが同期しているか否かを知ることができる。
一般的に、MPEG圧縮処理は、音声のエンコード処理よりも時間を要することから、MPEGエンコーダ16から伝送されてくるデータの方が、オーディオエンコーダ17から伝送されてくるデータより遅延している。このため、映像音声受信装置20のCPU21は、オーディオデコーダ24から出力される第2の音声データの遅延量を徐々に変更し、相関値計算回路29からの出力が最小になるタイミングを検出することにより、第1の音声データと第2の音声データが同期する最適な遅延量を知ることができる。
ステップS14:映像音声受信装置20のCPU21は、修正処理を実行する。すなわち、CPU21は、ステップS13において検出された遅延量になるようにオーディオデコーダ24の出力タイミングを設定する。なお、オーディオデコーダ24としては、出力タイミングを設定可能なものを使用する。
ステップS15:映像音声受信装置20のCPU21は、再転送要求処理を実行する。すなわち、ステップS13の「遅延量検出処理」おいて、映像データの一部を再生(転送)済みであるため、この部分を正常に再生するために、CPU21は、映像音声送信装置10に対して同じ映像データを最初から再転送するように要求する。その結果、映像音声送信装置10に対して映像データの再転送要求が送信される(P3)。
ステップS16:映像音声送信装置10のCPU11は、要求のあった映像データを最初に戻って転送する処理を実行する。その結果、一連の映像データおよび音声データが映像音声受信装置20に前述の場合と同様に再度転送される(P4)。
ステップS17:映像音声受信装置20のCPU21は、映像音声送信装置10から転送されてきたデータを再生する処理を開始する。その結果、MPEGデコーダ23は、映像音声送信装置10から転送されてきたデータから映像データと、第1の音声データを抽出し、映像データについては、ビデオDAC27に供給し、第1の音声データについては、オーディオDAC28に供給する。また、オーディオデコーダ24は、映像音声送信装置10から転送されてきたデータから第2の音声データを抽出する処理を実行し、ステップS13において検出された遅延量に応じた時間だけ遅延した後、オーディオDAC28に出力する。
その結果、第1の音声データと第2の音声データの同期が図られるので、正常なタイミングで再生することが可能になる。なお、映像データと第1の音声データとは同一のストリームに乗ったデータであるため、これらは同期がとられている。第2の音声データは、前述のように所定の遅延量だけ遅延されることから、第2の音声データと、映像データとの同期も併せてとられることになる。
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る映像音声伝送システムでは、第1および第2の音声信号の相関値を計算し、この相関値に基づいて第2の音声信号を再生するタイミングを遅延させるようにしたので、第1および第2の音声ならびに映像の同期をとることが可能になる。このため、送信側である映像音声送信装置10で遅延処理を施すことなくマルチチャンネル音声の同期をとることが可能になる。
また、以上の実施の形態では、相関値計算回路29により相関値によって遅延量を検出するようにしたので、MPEG方式に基づく符号化および復号がなされた場合でも正確に遅延量を計算することができる。すなわち、MPEG方式に基づく圧縮は、不可逆圧縮方式であるので、圧縮前の音声データに完全に戻すことはできないが、圧縮、伸張後でも信号の相関値は十分に高いので、遅延量を正確に求めることができる。
なお、第1の実施の形態では、再生を開始する前に、第2の音声データの遅延量を決定し、再生開始後は、遅延量を固定の状態としたが、例えば、再生中においても遅延量の微調整を行うことが可能である。すなわち、図2に示す相関値計算回路29の出力は、第1および第2の音声データの同期がとれている場合に極小となるので、現在の相関値を記憶しておき、オーディオデコーダ24を調整することで遅延量を増減した場合の新たな相関値と比較し、相関値が小さくなっている場合には遅延量を同一方向に変更し(減少させている場合にはさらに減少させ)、相関値が大きくなっている場合には、遅延量を反対方向に変更する(減少させている場合には増加させる)。このような方法により、再生中であっても、第1および第2の音声データが常に一致するように制御することができる。ひいては、映像データによる映像と、オーディオデコーダ24から出力される音声データによる音声との同期を動的に確保することができる。また、第1の実施の形態では、映像データとともに送信する音声データ(第1の音声データ)を、別に伝送する音声データの一部(第2の音声データ)とまったく同一としているが、まったく同一ではなくても両者の相関が十分に高ければよい。
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る映像音声伝送システムの構成は、図1の場合と同様であるが、HDD14およびHDD26に格納されているプログラムが異なっており、また、それに基づく動作が一部が異なっている。なお、第2の実施の形態に係る映像音声伝送システムの構成例についての説明は省略する。
つぎに、本発明の第2の実施の形態に係る映像音声伝送システムの動作について説明する。
本発明の第1の実施の形態では、第1の音声データと第2の音声データとが同一であるか、または、相関が高い場合を想定しているが、例えば、これらがまったく異なる場合には同期をとることができない。そのような場合には、本発明の第2の実施の形態に係る映像音声伝送システムを用いることにより、同期をとることができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る映像音声伝送システムの動作を説明するためのシーケンス図である。映像音声受信装置20において所定の映像信号を再生する操作がなされると、以下の処理が実行される。
ステップS30:映像音声受信装置20のCPU21は、映像音声送信装置10に格納されている所定の映像データおよび音声データをダウンロードして転送するための処理を開始する。
ステップS31:映像音声受信装置20のCPU21は、所定の映像データおよび音声データの再生に先立って第2の音声データの遅延量を決定するための動作モードであるテストモードを開始する。すなわち、CPU21は、映像音声送信装置10に対してモードをテストモードに変更するように要求する(P10)。
ステップS32:映像音声送信装置10のCPU11は、動作モードを変更する処理を実行する。すなわち、CPU11は、MPEGエンコーダ16とオーディオエンコーダ17とに同一の音声データ(テスト用の音声データ)をそれぞれ供給する。なお、このテスト用の音声データとしては、例えば、これから再生しようとする映像データに含まれている複数の音声データをミックスダウンして生成してもよいし、複数の音声データから単一の音声データを抽出して生成してもよい。また、テスト用の音声データとして、あらかじめ所定の音声データを準備しておき、これを用いることも可能である。例えば、周波数の低い正弦波を所定時間含み、その後に周波数の高い正弦波を所定時間含む音声データを使用してもよい。このような音声データを使用すれば、周波数の低い正弦波により大まかに遅延量を調整した後、周波数の高い正弦波により遅延量を細かく調整することが可能となる。
ステップS33:映像音声送信装置10のCPU11は、テストデータを、映像音声受信装置20に対して送信する処理を開始する。その結果、テスト用の音声データがMPEGエンコーダ16とオーディオエンコーダ17にそれぞれ供給され、所定の圧縮処理が施された後、映像音声受信装置20に対して転送される(P11)。
ステップS34:映像音声受信装置20のCPU21は、第2の音声データの遅延量を決定するための再生処理であるテスト再生処理を実行する。すなわち、CPU21は、MPEGデコーダ23およびオーディオデコーダ24に対してデコード処理を開始するように要求する。その結果、MPEGデコーダ23は、映像音声送信装置10から伝送されてきたデータをデコードし、映像データと第1の音声データ(テスト用の音声データ)とを取り出し、映像データはビデオDAC27に供給し、第1の音声データはオーディオDAC28aに供給する。一方、オーディオデコーダ24は、映像音声送信装置10から伝送されてきたデータをデコードし、第2の音声データ(テスト用の音声データ)を取り出し、オーディオDAC28bに供給する。
ステップS35:映像音声受信装置20のCPU21は、最適な遅延量を検出する処理を実行する。具体的には、CPU21は、オーディオデコーダ24に対して、デコードした音声データを出力するタイミングを徐々に遅延させるように制御を行う。オーディオデコーダ24は、遅延無しの状態から所定の遅延量を有する状態まで徐々に出力のタイミングを変化させる。
このとき、オーディオDAC28aは、MPEGデコーダ23から出力される第1の音声データを第1の音声信号に変換し、アンプ80を介してコンパレータ84に供給する。オーディオDAC28bは、オーディオデコーダ24から供給される第2の音声データを第2の音声信号に変換し、アンプ81を介してコンパレータ85に供給する。
相関値計算回路29では、前述の場合と同様の処理が実行され、排他的論理和素子86の出力は、A点とB点の信号が同期している場合には、出力は常に“L”の状態となり、それ以外の場合には図4に示すようにそれぞれの信号の状態に応じて“H”が出力される。
CPU21は、オーディオデコーダ24から出力される第2の音声データの遅延量を徐々に変更し、相関値計算回路29からの出力が最小になるタイミングを検出することにより、第1の音声データと第2の音声データが同期する遅延量を知ることができる。
ステップS36:映像音声受信装置20のCPU21は、修正処理を実行する。すなわち、CPU21は、ステップS35において検出された遅延量になるようにオーディオデコーダ24の出力タイミングを設定する。
ステップS37:映像音声受信装置20のCPU21は、テストモードを終了し、通常の再生動作を実行する再生モードを開始する。
ステップS38:映像音声受信装置20のCPU21は、映像音声送信装置10に対して所定の映像データを転送するように要求する処理を開始する。その結果、CPU21は、映像音声送信装置10に対して所定の映像データを転送するように要求を行う(P12)。
ステップS39:映像音声送信装置10のCPU11は、映像音声受信装置20から要求された映像データおよび音声データを転送する転送処理を開始する。すなわち、映像音声送信装置10のCPU11は、要求のあった映像データおよび音声データをHDD14またはDVD再生装置15から取得し、MPEGエンコーダ16およびオーディオエンコーダ17に供給する。MPEGエンコーダ16は、映像データと、音声データの一部の第1の音声データとをMPEG方式に基づいて圧縮した後、ネットワーク40を介して映像音声受信装置20に転送する(P13)。オーディオエンコーダ17は、残りの第2の音声データを、例えば、MP3形式に基づいて圧縮した後、ネットワーク40を介して映像音声受信装置20に転送する(P13)。
ステップS40:映像音声受信装置20のCPU21は、映像音声送信装置10から転送されてきたデータを再生する処理を開始する。その結果、MPEGデコーダ23は、映像音声送信装置10から転送されてきたデータから映像データと、第1の音声データを抽出し、映像データについては、ビデオDAC27に供給し、第1の音声データについては、オーディオDAC28に供給する。また、オーディオデコーダ24は、映像音声送信装置10から転送されてきたデータから第2の音声データを抽出する処理を実行し、ステップS35において検出された遅延量に応じた時間だけ遅延した後、オーディオDAC28に供給する。
その結果、第1の音声データと第2の音声データの同期がとれるので、正常なタイミングで再生することが可能になる。なお、映像データと第1の音声データとは同一のストリームに乗ったデータであるため、これらは同期がとれている。第2の音声データは、前述のように所定の遅延量だけ遅延されることから、第2の音声データと、映像データとの同期も併せてとれることになる。
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る映像音声伝送システムでは、テストモードを設けて、当該テストモードにおいては第1および第2の音声データとして、同一の音声データを映像音声送信装置10から転送するようにしたので、第1および第2の音声データとして、異なる音声データまたは相関性が低い音声データを含む映像データを再生しようとする場合であっても、第1および第2の音声データの同期をとることが可能になる。
なお、第2の実施の形態では、再生を開始する前に、第2の音声データの遅延量を決定し、再生開始後は、遅延量を固定の状態としたが、前述のように再生中においても遅延量の微調整を行うことが可能である。
つぎに、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る映像音声伝送システムの構成例を示す図である。この図の例では、図1の場合と比較して、映像音声送信装置10が映像音声送信装置10Aに置換され、また、映像音声受信装置20が映像音声受信装置20Aに置換されている。ここで、映像音声送信装置10Aは、図1の場合と比較して、オーディオエンコーダ17がオーディオデコーダ90に置換されている。また、映像音声受信装置20Aは、図1の場合と比較して、オーディオデコーダ24が除外されている。また、HDD14およびHDD26に格納されているプログラムが異なっており、それに基づく動作の一部が異なっている。さらに、第3の実施の形態では、オーディオDAC28が遅延手段としての機能を有している。
ここで、オーディオデコーダ90は、例えば、DVD再生装置15に装着されている、記録媒体としてのDVDに記録されている音声データに施されているAC−3(Audio Compression-3)規格に基づく符号化を復号するための回路である。なお、その他の構成は、図1の場合と同様であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してあるので、その説明は省略する。
つぎに、本発明の第3の実施の形態に係る映像音声伝送システムの動作について説明する。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る映像音声伝送システムの動作を説明するためのシーケンス図である。映像音声受信装置20Aにおいて所定の映像信号を再生する操作がなされると、以下の処理が実行される。
ステップS60:映像音声受信装置20AのCPU21は、映像音声送信装置10Aに格納されている所定の映像データおよび音声データをダウンロードするための処理を開始し、映像音声送信装置10Aに対して所定のデータの転送を要求する(P30)。
ステップS61:映像音声受信装置20AのCPU21は、映像音声受信装置10Aから要求された映像データおよび音声データを、例えば、DVD再生装置15に装着されているDVDから検索する。なお、DVDには、マルチチャンネルの音声データ(例えば、フロント(前方)左右用、センター(中央)用、リア(後方)左右用、低音用の合計6チャンネル分の音声データ)が、例えば、AC−3規格に基づいて符号化され、映像データとともに時間情報によって関連付けされて記録されている。CPU21は、要求された映像データと音声データをDVDから読み出し、映像データについてはMPEGエンコーダ16に供給し、音声データについてはオーディオデコーダ90に供給し、そこで、AC−3規格に基づいて復号させる。オーディオデコーダ90は、フロント左右用の2チャンネル分の音声データ(第1の音声データ)を、MPEGエンコーダ16に供給する。MPEGエンコーダ16は、CPU21から供給された映像データと、オーディオデコーダ90から供給された音声データとをMPEG方式に基づいて圧縮符号化し、映像音声受信装置20Aに送信する(P31)。また、オーディオデコーダ90により復号されたフロント左右用、センター用、リア左右用、低音用の合計6チャンネル分の音声データ(第2の音声データ)は、そのままの状態で、通信部19を介して映像音声受信装置20Aに対して送信する(P31)。
映像音声受信装置20Aでは、CPU21がMPEGデコーダ23に対してデコード処理を開始するように要求する。その結果、MPEGデコーダ23は、映像音声送信装置10Aから伝送されてきたデータをデコードし、映像データと第1の音声データとを取り出し、映像データはビデオDAC27に供給し、第1の音声データはオーディオDAC28aに供給する。一方、映像音声送信装置10Aから送信されてきた第2の音声データは、オーディオDAC28bに供給される。
ステップS62:映像音声受信装置20AのCPU21は、最適な遅延量を検出する処理を実行する。具体的には、CPU21は、オーディオDAC28bに対して、D/A変換した音声データ(第2の音声データ)を出力するタイミングを徐々に遅延させるように制御を行う。オーディオデDAC28bは、遅延無しの状態から所定の遅延量を有する状態まで徐々に出力のタイミングを変化させる。
このとき、オーディオDAC28aは、MPEGデコーダ23から出力される第1の音声データを第1の音声信号に変換し、アンプ80を介してコンパレータ84に供給する。オーディオDAC28bは、通信部31から供給される第2の音声データを第2の音声信号に変換し、アンプ81を介してコンパレータ85に供給する。
相関値計算回路29では、前述の場合と同様の処理が実行され、排他的論理和素子86の出力は、A点とB点の信号が同期している場合には、出力は常に“L”の状態となり、それ以外の場合には図4に示すようにそれぞれの信号の状態に応じて“H”が出力される。
CPU21は、オーディオデコーダ24から出力される第2の音声データの遅延量を徐々に変更し、相関値計算回路29からの出力が最小になるタイミングを検出することにより、第1の音声データと第2の音声データが同期する遅延量を知ることができる。
ステップS63:映像音声受信装置20AのCPU21は、修正処理を実行する。すなわち、CPU21は、ステップS65において検出された遅延量になるようにオーディオDAC28の出力タイミングを設定する。
ステップS64:映像音声受信装置20AのCPU21は、映像の再生が終了したか否かを判定し、終了していない場合にはステップS62に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
なお、1回目の処理において極小値が求められるので、2回目以降の処理においては、CPU21は、相関値計算回路29の出力が減少する方向に遅延量を変化させ、遅延量の変化が無くなった時点を最適値(極小値)とする制御をすればよい。
この結果、再生が開始された後は、第1の音声データと第2の音声データの同期が常にとれた状態になるので、正常なタイミングで再生することが可能になる。なお、映像データと第1の音声データとは同一のストリームに乗ったデータであるため、これらは同期がとれている。第2の音声データは、前述のように所定の遅延量だけ遅延されることから、第2の音声データと、映像データとの同期も併せてとれることになる。
以上に説明したように、本発明の第3の実施の形態に係る映像音声伝送システムでは、第1および第2の音声データとして、マルチチャンネル音声データの一部(フロントの2チャンネル分の音声データ)を送信するようにしたので、これを基準として第1および第2の音声データの同期をとることが可能になる。
なお、以上の実施の形態では、フロントの2チャンネル分の音声データを使用するようにしたが、これ以外の音声データを使用してもよい。また、マルチチャンネル音声データをダウンミックスしてMPEGエンコーダ16によって映像データとともに符号化して送信し、映像音声受信装置20Aにおいて、オーディオDAC28bの出力をダウンミックスしてこれらを比較するようにしてもよい。もっとも、ある程度の相関が得られれば問題ないので、MPEGエンコーダ16からの出力と、マルチチャンネル音声データとを比較するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、DVD等の可変ビットレートで記録されている記録媒体の再生に際して、常に最適な遅延量が得られるようにするため、常に遅延量を検出し、検出された遅延量に応じて第2の音声データの遅延量を変更するようにしたが、前述の第1または第2の実施の形態の場合と同様に、テスト再生処理により遅延量を検出し、この検出結果に基づいて遅延量を決定し、データを再送信するようにしてもよい。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、以上の各実施の形態では、相関値計算回路29としては、図2に示すような構成を有する回路を用いたが、例えば、図8に示すような構成を有する回路を用いることも可能である。図8に示す相関計算回路29Aでは、図2の構成と比較すると、排他的論理和素子86が除外され、マイクロコンピュータ100が新たに付加されている。ここで、マイクロコンピュータ100は、図示せぬCPU、ROM、RAM等を有するとともに、A/D変換器を有している。
この相関値計算回路29Aの動作はつぎのとおりである。すなわち、相関値計算回路29Aのマイクロコンピュータ100は、コンパレータ84,85から出力された信号(ゼロクロス信号)を、図示せぬA/D変換器がディジタル信号に変換して読み込み、図示せぬCPUが読み込んだ2つデータに対して排他的論理和を施すことにより、図2の場合と同様に相関値を得ることができる。なお、相関値に基づく遅延量の決定を行う処理は、前述の場合と同様であるので、その詳細な説明は省略する。なお、マイクロコンピュータ100を省略し、その代わりとしてCPU21を使用するようにしてもよい。
また、図9に示すように、コンパレータ84,85の処理もマイクロコンピュータ100に分担させるようにしてもよい。この図の例では、図2の場合に比較すると、コンパレータ84,85および排他的論理和素子86が除外され、マイクロコンピュータ100が新たに付加されている。この例では、マイクロコンピュータ100は、アンプ80およびアンプ81から出力された音声信号を、図示せぬA/D変換器によってディジタル信号に変換して読み込み、所定の基準値と比較することによりそれぞれゼロクロス信号に変換した後、それぞれのゼロクロス信号の排他的論理和を演算し、相関値を得ることができる。なお、相関値に基づいて遅延量を決定する処理は、前述の場合と同様であるので、その説明は省略する。なお、マイクロコンピュータ100を省略し、その代わりとしてCPU21を使用するようにしてもよい。
また、以上の各実施の形態は、MPEG方式を採用しており、通常、MPEG方式では、映像データとともに2チャンネルの音声データしかエンコードできないため、3チャンネル以上の音声データを転送するのに好適である。
また、以上の各実施の形態では、相関値を計算する方法としては、ゼロクロス信号の排他的論理和を演算するようにしたが、例えば、これ以外の方法によって相関値を計算するようにしてもよい。また、相関値の瞬時値を用いるのではなく、例えば、相関値を積分して用いるようにすることも可能である。そのような構成によれば、ある程度の期間の平均を参照して制御を行うことが可能になるので、誤動作を防止することができる。さらに、図2、図8、図9に示す回路構成は、一例であり、このような場合に本発明が限定されるものではないことはいうまでもない。
また、以上の各実施の形態では、第2の音声データについては、オーディオデコーダ24において遅延処理を施すようにしたが、例えば、オーディオDAC28において遅延処理を施すことも可能である。なお、それ以外にも、例えば、オーディオDAC28までの経路上に遅延回路を別途設けて、この遅延回路によって遅延処理を施すようにしてもよい。
また、以上の各実施の形態では、映像音声送信装置10,10Aと映像音声受信装置20,20Aとは、ネットワーク40を経由して接続するようにしたが、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394等のインタフェースを介してこれらを接続することも可能である。つまり、映像音声送信装置10,10Aは、IEEE1394インタフェースを有するDVD再生装置または家庭内マルチメディアサーバであり、DVD再生装置の場合にはDVD再生装置に対する再生指令によってデータの送信が開始され、家庭内マルチメディアサーバの場合にはクライアント(例えば、子供部屋にある子機)からの要求によってデータの送信が開始される。
本発明は、映像音声送信装置から1または複数の映像音声受信装置に、音声データを有する映像データを伝送する映像音声伝送システムに利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る映像音声伝送システムの構成例を示すブロック図である。 図1に示す第1の実施の形態における相関値計算回路の詳細な構成例を示す図である。 図1に示す第1の実施の形態の動作を説明するためのシーケンス図である。 図2に示す相関値計算回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る映像音声伝送システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態に係る映像音声伝送システムの構成例を示すブロック図である。 図6に示す第3の実施の形態の動作を説明するためのシーケンス図である。 相関値計算回路の他の構成例を示す図である。 相関値計算回路の他の構成例を示す図である。
符号の説明
10,10A 映像音声送信装置
14 HDD(取得手段)
15 DVD再生装置(取得手段、再生手段)
19 通信部(送信手段)
20,20A 映像音声受信装置
21 CPU(制御信号送信手段)
24 オーディオデコーダ(遅延手段)
29 相関値計算回路(比較手段)
31 通信部(受信手段)
84,85 コンパレータ
86 排他的論理和素子(演算手段)
90 オーディオデコーダ

Claims (13)

  1. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データのうち、映像データを上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データとともに送信し、かつ、上記映像データおよび上記第1の音声データとは独立に、再生に供される上記第1の音声データと同一の音声データを含む第2の音声データを送信する送信手段を有する映像音声送信装置と、
    上記映像音声送信装置から伝送されてきた上記第1の音声データの音声信号と上記第2の音声データの音声信号とを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果に応じて、上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、
    を有することを特徴とする映像音声伝送システム。
  2. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データを取得する取得手段と、
    上記取得手段によって取得された上記音声データの一部を復号して得られた上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、上記映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成する符号化手段と、
    上記取得手段によって取得された上記音声データの少なくとも一部を復号して得られた、上記複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、上記符号化映像音声データとを送信する送信手段と、を有する映像音声送信装置と、
    上記符号化映像音声データと上記第2の音声データとを受信する受信手段と、
    上記符号化映像音声データを復号する復号手段と、
    上記復号手段によって得られた上記第1の音声データの音声信号と、上記第2の音声データの対応する音声信号とを比較する比較手段と、
    上記比較手段の比較結果に基づいて上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、
    を有することを特徴とする映像音声伝送システム。
  3. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から上記映像データおよび上記音声データを再生する再生手段と、
    上記再生手段によって再生された上記音声データの一部を復号して得られた上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、上記映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成する符号化手段と、
    上記再生手段によって再生された上記音声データの少なくとも一部を復号して得られた上記複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、上記符号化映像音声データとを送信する送信手段と、を有する映像音声送信装置と、
    上記符号化映像音声データと上記第2の音声データとを受信する受信手段と、
    上記符号化映像音声データを復号する復号手段と、
    上記復号手段によって得られた上記第1の音声データの音声信号と、上記第2の音声データの対応する音声信号とを比較する比較手段と、
    上記比較手段の比較結果に基づいて上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、
    を有することを特徴とする映像音声伝送システム。
  4. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルのマルチチャンネル音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から上記映像データおよび上記マルチチャンネル音声データを再生する再生手段と、
    上記再生手段によって再生された上記マルチチャンネル音声データの一部を復号して得られた上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、上記映像データとを圧縮符号化して符号化映像音声データを生成する符号化手段と、
    上記再生手段によって再生された上記マルチチャンネル音声データの少なくとも一部を復号して得られた上記複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、上記符号化映像音声データとを送信する送信手段と、を有する映像音声送信装置と、
    上記符号化映像音声データと上記第2の音声データとを受信する受信手段と、
    上記符号化映像音声データを復号する復号手段と、
    上記復号手段によって得られた上記第1の音声データの音声信号と、上記第2の音声データの対応する音声信号とを比較する比較手段と、
    上記比較手段の比較結果に基づいて上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させる遅延手段と、を有する映像音声受信装置と、
    を有することを特徴とする映像音声伝送システム。
  5. 前記映像音声送信装置の送信手段は、音声データにおけるすべての音声データを前記第2の音声データとして送信し、音声データにおける一部の音声データを前記第1の音声データとして送信することを特徴とする請求項1に記載の映像音声伝送システム。
  6. 前記映像音声送信装置の送信手段は、前記第1の音声データおよび前記第2の音声データとして、テストデータを送信し、その後、前記映像音声受信装置での前記第2の音声データの遅延時間の調整後に、前記映像音声受信装置から所定の制御信号を受信すると、前記一連の映像データおよび音声データを最初から再送信することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の映像音声伝送システム。
  7. 前記映像音声受信装置の比較手段は、前記第1および第2の音声データがそれぞれアナログ信号に変換されて得られた第1および第2の音声信号の相関値を、比較結果として計算することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の映像音声伝送システム。
  8. 前記映像音声受信装置の比較手段は、前記第1の音声信号を第1のゼロクロス信号に変換する第1のコンパレータと、前記第2の音声信号を第2のゼロクロス信号に変換する第2のコンパレータと、上記第1のゼロクロス信号と上記第2のゼロクロス信号との各時点の排他的論理和を演算する演算手段を有することを特徴とする請求項記載の映像音声伝送システム。
  9. 前記第2の音声データの遅延時間の調整後に、前記所定の映像音声送信装置により、前記一連の映像データおよび音声データを最初から再送信させる制御信号を送信する制御信号送信手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の映像音声伝送システム。
  10. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データのうち、映像データを上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データとともに映像音声送信装置から映像音声受信装置へ転送するステップと、
    上記映像データおよび上記第1の音声データとは独立の、上記第1の音声データと同一の音声データを含む第2の音声データを映像音声送信装置から映像音声受信装置へ転送するステップと、
    上記映像音声送信装置から伝送されてきた上記第1の音声データの音声信号と上記第2の音声データの音声信号とを比較するステップと、
    上記比較するステップの比較結果に応じて、上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させる遅延ステップと、
    を有することを特徴とする映像音声伝送方法。
  11. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データを取得するステップと、
    取得された上記音声データの一部を復号して得られた上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、上記映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成するステップと、
    取得された上記音声データの少なくとも一部を復号して得られた上記複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、上記符号化映像音声データとを送信するステップと、
    上記符号化映像音声データと上記第2の音声データとを受信するステップと、
    上記符号化映像音声データを復号するステップと、
    上記復号するステップによって得られた上記第1の音声データの音声信号と、上記第2の音声データの対応する音声信号とを比較するステップと、
    上記比較するステップの比較結果に基づいて上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させるステップと、
    を有することを特徴とする映像音声伝送方法。
  12. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルの音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から上記映像データおよび上記音声データを再生するステップと、
    再生された上記音声データの一部を復号して得られた上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、上記映像データとを符号化して符号化映像音声データを生成するステップと、
    再生された上記音声データの少なくとも一部を復号して得られた上記複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、上記符号化映像音声データとを送信するステップと、
    上記符号化映像音声データと上記第2の音声データとを受信するステップと、
    上記符号化映像音声データを復号するステップと、
    上記復号するステップによって得られた上記第1の音声データの音声信号と、上記第2の音声データの対応する音声信号とを比較するステップと、
    上記比較するステップの比較結果に基づいて上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させるステップと、
    を有することを特徴とする映像音声伝送方法。
  13. 一連の映像データおよび上記一連の映像データに対応した複数チャンネルのマルチチャンネル音声データが再生時間情報によって関連付けされて記録された記録媒体から上記映像データおよび上記マルチチャンネル音声データを再生するステップと、
    再生された上記マルチチャンネル音声データの一部を復号して得られた上記複数チャンネルの一部のチャンネルにおける音声データである第1の音声データと、上記映像データとを圧縮符号化して符号化映像音声データを生成するステップと、
    再生された上記マルチチャンネル音声データの少なくとも一部を復号して得られた上記複数チャンネルの残りのチャンネルにおける音声データである第2の音声データと、上記符号化映像音声データとを送信するステップと、
    上記符号化映像音声データと上記第2の音声データとを受信するステップと、
    上記符号化映像音声データを復号するステップと、
    上記復号するステップによって得られた上記第1の音声データの音声信号と、上記第2の音声データの対応する音声信号とを比較するステップと、
    上記比較するステップの比較結果に基づいて上記第2の音声信号を遅延させることにより上記第1の音声データと同期させるステップと、
    を有することを特徴とする映像音声伝送方法。
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