JP4367975B2 - 撮像装置、編集装置、編集システム、記録信号処理装置及び記録信号処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置、編集装置、編集システム、記録信号処理装置及び記録信号処理方法に関し、例えば現場にて取材した番組を編集するフィールド編集システムに適用することができる。本発明は、取材から編集までの過程を1のディスク状記録媒体により処理できるようにしてこの種のシステムの使い勝手を向上するにつき、ディスク状記録媒体の記録領域を同心円状に分割してビデオ信号の記録領域とオーディオ信号の記録領域を形成することにより、記録再生能力の低下を有効に回避する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送局外のフィールドでなる取材現場等においては、取材した番組を簡易な編集システムで編集することにより、取材結果を迅速に放送できるようになされている。このような編集システムは、磁気テープによる取材内容を、中間の記録媒体でなるハードディスク装置に一旦記録して編集することにより、効率良く編集できるようになされている。
【0003】
すなわちフィールドにおいて、2台のビデオテープレコーダを用いたいわゆるABロール編集により取材結果を編集したのでは、磁気テープを早送り、巻き戻しして所望のカットを頭出しする作業等に時間を要し、その分編集作業に時間を要するようになる。
【0004】
このため中間の記録媒体を用いる編集システムは、例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダにより磁気テープに記録したビデオ信号及びオーディオ信号を、一旦、ハードディスク装置にダビングする。その後、このハードディスク装置上におけるビデオ信号及びオーディオ信号の再生により編集点を設定して編集リストを作成した後、この編集リストに従ってハードディスク装置に記録したビデオ信号及びオーディオ信号を磁気テープに記録する。
【0005】
この編集システムでは、磁気テープを用いたABロール編集の場合に比して、編集点の設定に要する時間を格段的に低減でき、その分例えば報道関係の取材結果を短時間で放送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする問題】
ところがこの編集システムでは、磁気テープに記録されたビデオ信号及びオーディオ信号を中間の記録媒体にダビングするのに時間を要する。ちなみに、30分の取材結果を例えば4倍速によりハードディスク装置に記録する場合でも、ハードディスク装置に記録するために7分30秒もの時間を要することになる。
【0007】
また編集結果についても、磁気テープに記録し直して放送局に持ち帰ることにより、この磁気テープにビデオ信号を記録し直すのにも時間を要することになる。
【0008】
この種の時間を短縮して、従来に比して格段的に効率良く取材結果を処理することができれば、さらに一段とこの種のシステムの使い勝手を向上できると考えられる。
【0009】
この場合に、磁気テープに代えて光ディスクでなる共通の記録媒体により、撮像から編集までの処理を実行すれば、ビデオ信号及びオーディオ信号の中間の記録媒体へのダビングの処理を省略できると考えられる。また光ディスクに編集リストを記録して放送局に持ち帰ることにより、編集結果を記録し直す作業も省略できると考えられる。また光ディスクにおいては、ランダムアクセスできることにより、ハードディスク装置にビデオ信号及びオーディオ信号を記録した場合と同様の、ノンリニア編集の処理も実行でき、これらにより編集作業を効率良く実行できると考えられる。
【0010】
ところが単に光ディスクにより編集装置を構成した場合、効率良く再生信号を処理できない問題がある。
【0011】
すなわち図16にZCAV(Zoned Constant Angular Verocity)による場合を示すように、従来の光ディスクにおいては、例えばGOP(Group Of Pictures )単位でビデオ信号及びオーディオ信号を時分割多重化し、この多重化により生成されたビットストリームを順次記録する。これにより光ディスクでは、らせん状に形成されたトラックに、ビデオ信号を記録したビデオエリアとオーディオ信号を記録したオーディオエリアとが順次循環的に形成される。
【0012】
これに対して編集処理においては、異なる日時、現場で取材したビデオ信号とオーディオ信号を組み合わせて使用する場合もある。このような場合に、このようにビデオ信号とオーディオ信号を時分割多重化して記録した光ディスクにおいては、連続して光ディスクより得られる再生信号からビデオ信号又はオーディオ信号を選択的に再生することになる。
【0013】
この場合に、30〔Mbps〕のディジタルビデオ信号及び3〔Mbps〕のディジタルオーディオ信号を時分割多重化して記録した光ディスクよりディジタルビデオ信号を再生する場合、33〔Mbps〕のデータレートにより再生するとして、実際に有効なビデオデータは、30〔Mbps〕/33〔Mbps〕となり、見かけ上、記録再生能力は約91〔%〕に低下する。またこの場合ディジタルオーディオ信号については、記録再生能力が約9〔%〕に低下する。このようにして記録再生能力が低下して効率良く再生信号を処理できない場合、その分実際に編集結果として出力するビデオ信号及びオーディオ信号の伝送速度に対して、再生系の能力を増大させる必要があり、その分全体構成が複雑かつ煩雑になる。
【0014】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、取材から編集までの過程を1のディスク状記録媒体により処理する場合に、記録再生能力の低下を有効に回避することができる撮像装置、編集装置、編集システム、記録信号処理装置及び記録信号処理方法を提案しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、撮像装置に適用して、着脱可能に保持したディスク状記録媒体にビデオ信号及びオーディオ信号を記録する記録手段において、ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割して、ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に割り当てて記録する。
【0016】
またこれに代えて、ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に複数の領域に分割して、ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に順次循環的に割り当てて記録する。
【0017】
また編集装置に適用して、このようにしてビデオ信号及びオーディオ信号を記録したディスク状記録媒体に編集リストを記録する。
【0018】
また編集システムに適用して、撮像装置においては、着脱可能に保持したディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割して、ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に割り当てて記録し、又は着脱可能に保持したディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に複数の領域に分割して、ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に順次循環的に割り当てて記録し、編集装置においては、これらのディスク状記録媒体に編集リストを記録する。
【0019】
撮像装置に適用して、着脱可能に保持したディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割して、ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に割り当てて記録すれば、また着脱可能に保持したディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に複数の領域に分割して、ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に順次循環的に割り当てて記録すれば、各領域をそれぞれアクセスして、ビデオ信号だけを、又はオーディオ信号だけを処理することができる。これにより記録再生能力の低下が有効に回避される。
【0020】
またこのディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、編集装置において、編集リストを記録すれば、記録から編集までの処理を、1の記録媒体により1元的に管理して、編集作業を効率化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0022】
(1−1)第1の実施の形態の構成
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る編集システムを示す平面図である。この編集システム1では、テレビジョンカメラ2を用いて光ディスク3に取材内容でなるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する。さらに編集システム1では、取材が完了すると、テレビジョンカメラ2より光ディスク3を取り外して、例えば車載のビュアー4にこの光ディスク3を装填し、パーソナルコンピュータ5の制御によりこのビュアー4を操作して光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生し、またこれらディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号の編集リストを光ディスク3に記録する。
【0023】
このためテレビジョンカメラ2は、所望の被写体を撮像して得られるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を所定のフォーマットにより光ディスク3に記録し、ビュアー4は、この光ディスク3をアクセスしてディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録再生し、また編集点の設定を受け付ける。パーソナルコンピュータ5は、表示画面に表示されたメニューの操作により、ビュアー4の動作を制御し、また編集点の設定を受け付ける。さらにパーソナルコンピュータ5は、設定された編集点による編集リストを作成し、この編集リストをビュアー4により光ディスク3に記録する。
【0024】
これによりこの編集システム1では、この光ディスク3を放送局に持ち帰り、この光ディスク3に記録された編集リストに従って、光ディスク3に記録された取材内容の編集結果を即座に放送できるようになされ、また必要に応じて直接SNG回線等を介してこのビュアー4より放送局に編集結果を伝送できるようになされている。
【0025】
図1は、このシステム1に適用される光ディスク3を示す平面図である。この光ディスク3は、所定のカートリッジ3Aに収納して保持され、これにより塵等の進入を有効に回避できるようになされている。さらに光ディスク3は、テレビジョンカメラ2又はビュアー4等の機器に装填されると、このカートリッジ3Aに配置されたシャッターがスライドして情報記録面が露出するように形成され、これによりテレビジョンカメラ2、ビュアー4によりアクセスできるようになされている。
【0026】
この光ディスク3は、両面に情報記録面を形成した、書き換え可能ないわゆる相変化型の光ディスクでなり、レーザービームのガイド溝を担うプリグルーブが蛇行して形成され、レーザービーム照射位置におけるこのプリグルーブの蛇行周期が一定周期になるように回転駆動して、線速度一定の条件により光ディスク3を回転駆動できるようになされている。さらに光ディスク3は、一方の面側においては、この面側より見て、プリグルーブが時計周りで外周側から内周側に順次形成されるのに対し、他方の面側においては、この他方の面側より見て、プリグルーブが反時計周りで外周側から内周側に順次形成されるようになされている。これにより光ディスク3は、両面に対向するように配置した1対の光ピックアップを外周側より内周側に順次移動させて、それぞれ各面においてプリグルーブに沿ってレーザービーム照射位置を順次変位させることができるようになされている。
【0027】
この光ディスク3は、内周側に、システムデータ領域AR1が形成される。ここでこのシステムデータ領域AR1は、同心円状に3つの領域AR1A、AR1B、AR1Cに分割され、最内周の領域AR1Aに、この光ディスクの製造時に記録された管理用データが記録される。ここでこの管理用データは、光ディスク3へのデータ記録時における最適光量、光ディスク3で共通のシリアル番号、各光ディスク3にそれぞれ割り当てられた固有の識別データ等により構成される。
【0028】
続く外周側の領域AR1Bには、光ディスク3に記録したディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号の管理用データが記録される。ここで管理用データは、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号による各ファイルの記録開始位置、記録終了位置でなるアドレス情報、記録開始時点及び記録終了時点のタイムコード、カメラマンにより設定される編集可能ファイルか否かの識別データ、撮像時の条件のデータにより構成される。ここで撮像時の条件のデータは、撮像した日時、場所、カメラマンの名前、テレビジョンカメラのセッティングデータにより構成され、セッティングデータは、テレビジョンカメラ2に設定されたホワイトバランス、利得、オーディオ信号のレベル設定、絞りのデータ等が記録される。これにより光ディスク3では、この領域AR1Bに記録された管理用データにより、光ディスク3に記録された各ファイルの履歴等を確認できるようになされている。
【0029】
続く外周側の領域AR1Cは、編集用のデータが記録される。ここでこの編集用のデータは、ファイル形式により記録され、この光ディスク3に記録された各ファイルを編集する編集リストが記録される。なおこの編集リストは、各ファイルについて設定された編集点のデータが、タイムコード及びアドレスにより、遷移の形態(例えばカット編集、クロスフェード等)と共に、再生順序に記録されて形成される。これにより光ディスク3は、所望の編集リストを選択して、この選択した編集リストに従って記録した取材内容を順次再生できるようになされている。
【0030】
なおこの光ディスク3に記録したディジタルビデオ信号の管理用データの記録領域AR1B、編集用のデータの記録領域AR1Cは、光ディスク3の片面に記録される。
【0031】
これに対して外周側の領域AR2は、ユーザー領域に割り当てられ、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号が記録される。ここでこのユーザー領域AR2は、プリグルーブ間に形成されたプリピットにより同心円状にゾーニングされ、26個のゾーンが形成される。各ゾーンは、最内周のゾーンに1周当たり19個のセクタが割り当てられ、外周側のゾーン程1周当たりのセクタ数が順次増大し、最外周のゾーンでは、1周当たり45個のセクタが割り当てられるようになされている。
【0032】
さらにユーザー領域AR2は、このセクタによるゾーニングとは無関係に、5つの領域に同心円状に分割され、最外周の領域がディジタルビデオ信号V1の記録領域に割り当てられ、内周側の各領域が、それぞれ4チャンネルのディジタルオーディオ信号A1〜A4の記録領域に割り当てられる。これによりこの光ディスク3では、例えば被写体を撮像する際の被写体及び周囲の音声(以下環境音と呼ぶ)、アナウンサーによる解説の音声、種々の言語による解説の音声、バックグラウンドミュージック等を、ディジタルビデオ信号に対応して記録できるようになされている。
【0033】
図3は、テレビジョンカメラ2を示すブロック図である。このテレビジョンカメラ2は、光ディスク3を着脱可能に保持し、この光ディスク3にディジタルビデオ信号を記録し、またこのディジタルビデオ信号に付随する環境音のディジタルオーディオ信号、アナウンサーの音声によるディジタルオーディオ信号等を記録する。
【0034】
すなわちテレビジョンカメラ2において、光ピックアップ7A及び7Bは、光ディスク3の両面に対向するように保持され、スレッド機構8は、サーボ回路9の制御によりこれら光ピックアップ7A及び7Bを連動して光ディスク3の半径方向に可動する。このときユーザー領域AR2をアクセスする場合、光ピックアップ7A及び7Bは、連動して、所定の時間間隔で順次ユーザー領域AR2の各領域をアクセスし、これによりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号をそれぞれ対応する記録領域に記録し、また各領域に記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生する。また光ディスク3のアクセス開始時等においては、システムデータ領域AR1をシークするようになされている。
【0035】
さらに光ピックアップ7A及び7Bは、光ディスク3にレーザービームを照射し、その戻り光を受光することにより、それぞれトラッキングエラー量に応じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号、グルーブの蛇行に応じて信号レベルが変化するウォウブル信号、戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生信号RFを生成して出力する。
【0036】
また光ピックアップ7A及び7Bは、それぞれレーザービームの光量に応じて信号レベルが変化するレーザービーム光量のモニタ信号を出力し、このモニタ信号の信号レベルを基準にしたサーボ回路9の制御により、記録信号処理回路11より出力される駆動信号SR等に応じて、再生時の光量からピット形成の最適光量にレーザービームの光量を間欠的に立ち上げる。これによりテレビジョンカメラ2は、レーザービームの光量を間欠的に立ち上げて、光ディスク3の未記録領域に所望のデータを熱記録する。
【0037】
このデータ記録の際の各領域において、光ピックアップ7A、7Bは、スレッド機構8により、ユーザー領域AR2の各領域を順次循環的にシークして、かつ各領域においては外周側より順次内周側に変位して、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を光ディスク3に熱記録する。これによりテレビジョンカメラ2では、光ディスク3を角速度一定の条件により回転駆動した際に、高転送レートにより記録されたデータを再生することができる外周側領域より、順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を光ディスク3に記録するようになされている。
【0038】
サーボ回路9は、これらトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に基づいてそれぞれ光ピックアップ7A及び7Bをトラッキング制御及びフォーカス制御する。またサーボ回路9は、このウォウブル信号の信号レベルが所定周波数により変位するようにスピンドルモータ10を駆動し、これにより光ディスク3を線速度一定の条件により回転駆動する。
【0039】
さらにサーボ回路9は、光ディスク3がこのテレビジョンカメラ2に装填されると、システム制御回路13の制御により、スレッド機構8を駆動して光ピックアップ7A及び7Bを光ディスク3のシステムデータ領域AR1にシークさせる。これによりテレビジョンカメラ2では、事前に、システムデータ領域AR1に記録された各種管理用データをシステム制御回路13で取得できるようになされている。またこれとは逆に、このテレビジョンカメラ2の電源遮断時、光ディスク3の排出時等において、サーボ回路9は、同様に、スレッド機構8を駆動して光ピックアップ7A及び7Bを光ディスク3のシステムデータ領域AR1にシークさせ、必要に応じてシステムデータ領域AR1に管理用データを追加記録できるようになされている。
【0040】
カメラユニット14は、被写体を撮像する光学系、この光学系を介して得られる被写体の像を撮像するCCD固体撮像素子、このCCD固体撮像素子の出力信号を信号処理してディジタルビデオ信号V1を出力する信号処理系により構成される。これらの信号処理において、カメラユニット14は、カメラユニット14に配置された制御回路の制御により、ホワイトバランス、利得、オーディオ信号のレベル、絞り等が設定されて撮像の条件が設定され、この設定された条件でなるセッティングデータDSをシステム制御回路13に通知する。またカメラユニット14は、ディジタルビデオ信号V1のタイムコードをシステム制御回路13に通知する。
【0041】
記録信号処理回路11は、カメラユニット14より出力されるディジタルビデオ信号V1を、2チャンネルのディジタルオーディオ信号A1、A2と共に記録信号SRに変換して出力する。なおここでこの2チャンネルのディジタルオーディオ信号A1、A2のうち、1チャンネルのディジタルオーディオ信号A1は、いわゆるフロントマイクによるステレオのディジタルオーディオ信号であり、一般に環境音が割り当てられる。また残る1チャンネルのディジタルオーディオ信号A2は、いわゆるリアマイクによるディジタルオーディオ信号であり、例えばアナウンサーによる解説の音声が割り当てられる。これによりテレビジョンカメラ2では、光ディスク3に記録可能な4チャンネルのディジタルオーディオ信号A1〜A4のうち、2チャンネルのディジタルオーディオ信号を記録するようになされている。
【0042】
再生信号処理回路15は、光ピックアップ7A及び7Bより出力される再生信号RFを信号処理して、ディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号A1、A2を再生し、ビューファインダ又は外部機器に出力する。これによりテレビジョンカメラ2では、必要に応じて撮像結果を即座にモニタできるようになされている。これに対して再生信号処理回路15は、光ディスク3が装填された直後の、光ピックアップ7A及び7Bがシステムデータ領域AR1をアクセスする場合には、ディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号A1、A2に代えて、このシステムデータ領域AR1に記録された管理用データを再生してシステム制御回路13に出力する。
【0043】
システム制御回路13は、このテレビジョンカメラ2の記録再生系を制御するマイクロコンピュータにより構成され、光ディスク3が装填されると、サーボ回路9、再生信号処理回路15の動作を制御して、システムデータ領域AR1に記録された管理用データを取得する。
【0044】
さらにシステム制御回路13は、カメラマンにより録画ボタン17が繰り返し押圧操作されると、この操作に応動して記録信号処理回路11、サーボ回路9の動作を切り換え、これにより光ディスク3にディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、A2を記録し、また光ディスク3への記録を中止する。このときシステム制御回路13は、システムデータ領域AR1より取得した管理用データを基準にして、光ピックアップ7A、7Bをシークさせ、これにより光ディスク3の未記録領域にディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、A2を記録する。さらにこの録画ボタン17の押圧操作に対応する録画開始の時点、録画終了の時点におけるタイムコード、光ディスク3のアドレスを内蔵のメモリに一時保持する。
【0045】
またシステム制御回路13は、操作子19の操作により入力される撮像した日時、場所、カメラマンの名前のデータ、マーカーキー19Aの操作により編集可能ファイルか否かの識別データ、カメラユニット14より通知されるセッティングデータDSを内蔵のメモリに一時保持する。システム制御回路13は、このようにして内蔵のメモリに一時保持したデータにより、光ディスク3に記録した各ファイルの管理用データを形成し、光ディスク3の排出時等において、図示しない駆動回路を介してこれら管理用データを光ディスク3のシステムデータ領域に書き加える。
【0046】
またシステム制御回路13は、カメラマンが再生の操作ボタン等を操作すると、再生信号処理回路15の動作を立ち上げ、これにより光ディスク3に記録されたファイルを必要に応じてモニタできるようにする。
【0047】
図4は、記録信号処理回路11を示すブロック図である。この記録信号処理回路11においてビデオプロセス回路20は、カメラユニット14より出力されるディジタルビデオ信号V1を受け、このディジタルビデオ信号V1の信号レベルを補正し、またブランキング期間等の不要なデータを除去して出力する。
【0048】
データ圧縮回路21は、このビデオプロセス回路20より出力されるディジタルビデオ信号V1をMPEG(Moving Picture Experts Group)に規定のフォーマットにより順次データ圧縮して出力する。パッキング回路22は、このデータ圧縮回路21より出力される画像データを所定のデータ単位でブロック化して出力する。
【0049】
オーディオプロセス23は、ディジタルオーディオ信号A1及びA2について、信号レベルを補正して出力する。ECC回路24は、オーディオプロセス23より出力されるオーディオデータ、パッキング回路22より出力される画像データについて、積符号形式の誤り訂正符号を付加して出力する。このとき記録信号処理回路11においては、所定のバッファメモリを介して、ディジタルオーディオ信号A1及びA2、画像データを順次交互にデータ処理し、これにより図5に示すように、記録信号処理回路11においては、連続するディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、A2(図5(A)、(B1)、(B2))を入力して、このECC回路24により時分割多重化して出力する。(図5(C))。
【0050】
メモリ25は、大容量のバッファメモリでなり、ECC回路24の出力データAV1を一時格納して時間軸圧縮し、所定の配列により出力する。すなわちメモリ25は、所定データ量だけ画像データV1を出力すると、光ピックアップ7A及び7Bがシークに要する時間を間に挟んで、続いて第1チャンネルのディジタルオーディオ信号A1を画像データV1に対応するデータ量だけ出力する。続いてメモリ25は、光ピックアップ7A及び7Bがシークに要する時間を間に挟んで、続いて第2チャンネルのディジタルオーディオ信号A2を画像データV1に対応するデータ量だけ出力し(図5(D))、光ピックアップ7A及び7Bがシークに要する時間を間に挟んで、再び画像データV1の出力を開始する。この実施の形態において、光ディスク3は、このメモリ25の入出力と、このメモリ25の入出力に対応する光ピックアップ7A及び7Bのシークとにより、図1について上述したように、ユーザー領域AR2の各領域に順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録するようになされている。
【0051】
ストライピング回路26は、このメモリ25の出力データAV2を、光ピックアップ7A及び7Bに対応する2系統のデータに分離して出力する。チャンネルコーディング回路27A及び27Bは、このストライピング回路26より出力される2系統のデータをインターリーブ処理した後、光ディスク3の記録に適した変調方式により変調して出力する。セクタライズ回路28A及び28Bは、それぞれチャンネルコーディング回路27A及び27Bの出力データに同期パターン、プリアンブル、ポストアンブル等のデータを付加して出力する。駆動回路29A及び29Bは、それぞれセクタライズ回路28A及び28Bの出力データに応じて光ピックアップ7A及び7Bを駆動して、レーザービームの光量を間欠的に立ち上げる。
【0052】
これによりテレビジョンカメラ2では、パッキング回路22より30〔Mbps〕のデータ転送速度により出力されるディジタルビデオ信号V1、オーディオプロセス23よりそれぞれ3〔Mbps〕のデータ転送速度により出力されるディジタルオーディオ信号A1、A2を光ディスク3に記録する。なお、管理用データについては、システム制御回路13の出力されるデータが所定のデータ処理回路を介して駆動回路29Bに入力され、これにより光ディスク3に記録されるようになされている。
【0053】
図6は、テレビジョンカメラ2の再生信号処理回路15を示すブロック図である。ここでこの再生信号処理回路15においては、図5との対比により図7に示すように、光ピックアップ7A、7Bがユーザー領域AR2の各領域を順次循環的にアクセスすることにより、所定のシーク時間を間に挟んで、ディジタルビデオ信号V1による再生信号、ディジタルオーディオ信号A1、A2による再生信号が順次入力される(図7(A))。
【0054】
再生信号処理回路15において、前処理回路30A及び30Bは、それぞれ内蔵のイコライザ回路により光ピックアップ7A及び7Bより出力される再生信号RFを波形等化した後、2値化回路により2値化する。さらに前処理回路30A及び30Bは、2値化して得られる2値化信号より内蔵のPLL回路によりクロックを再生する。さらに前処理回路30A及び30Bは、このクロックにより再生信号RFを順次アナログディジタル変換処理し、その結果得られるディジタル再生信号を出力する。
【0055】
PRML(Partial Response Maximum Likelihood )回路31A及び31Bは、それぞれ前処理回路30A及び30Bより出力されるディジタル再生信号を波形等化した後、例えばビタビ復号回路でなる最冗復号回路により復号し、これによりPRMLの手法を適用して光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を復号する。
【0056】
チャンネルデコーディング回路32A、32Bは、このPRML回路31A及び31Bの出力データをデインターリーブ処理して出力する。メモリ33A及び33Bは、このチャンネルデコーディング回路32A、32Bの出力データを一時保持して所定順序により出力する。すなわち光ピックアップ7A、7Bのシークに対応した順序で光ディスク3より再生される再生データAV3A、AV3B(図7(A))を一時保持し、記録時における処理に対応して、所定のブロック単位でディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号A1、A2が連続するように出力する(図7(B))。
【0057】
ミクサ(MIX)34は、このメモリ33A及び33Bより出力される2系統のディジタル信号を1系統のディジタル信号に変換して出力する。ECC回路35は、このミクサ34の出力データを受け、このデータに付加された誤り訂正符号により誤り訂正処理して出力する。デパッキング回路36は、ECC回路35よりビデオデータを受け、このビデオデータを元の配列により出力する。
【0058】
データ伸長回路37は、デパッキング回路36の出力データをデータ伸長して出力し、ビデオプロセス回路38は、このデータ伸長回路37の出力データを所定フォーマットのディジタルビデオ信号V1に変換して出力する(図7(C))。オーディオプロセス39は、ECC回路35よりオーディオデータを受け、このオーディオデータを所定フォーマットのディジタルオーディオ信号A1、A2により出力する(図7(D1)、(D2))。これによりテレビジョンカメラ2では、光ディスク3に記録した取材結果をその場で確認できるようになされている。
【0059】
図8は、ビュアー4を示す平面図である。このビュアー4は、パーソナルコンピュータ5と共に取材現場に携帯して、光ディスク3に記録した取材内容を編集する。これによりこの編集システム1では、取材現場にて簡易かつ迅速に取材内容を編集できるようになされている。
【0060】
ここでビュアー4は、正面に液晶表示パネルでなるディスプレー40が配置され、このディスプレー40に編集用の表示画面が形成される。ビュアー4は、この表示画面に形成されたGUI(Graphical User Interface)により編集作業を実行できるようになされ、また取材内容、編集結果を確認できるようになされている。またビュアー4は、このディスプレー40の下方両側に内蔵スピーカー41L、41Rが配置され、これにより光ディスク3に記録されたディジタルオーディオ信号、編集結果でなる音声を確認できるようになされている。
【0061】
さらにビュアー4は、内蔵スピーカー41L、41Rの下方に、光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号の記録再生に必要な、再生、早送り、逆転再生等の基本的な操作ボタン42が配置される。さらにビュアー4は、例えばシャトル再生、JOG再生等の特殊再生に必要なサーチダイヤル43、編集処理に必要な編集操作ボタン(MARK INボタン/MARK OUTボタン等の必要なカットのIN/OUTを決定する操作ボタン等により構成される)44、ポインティングデバイス45が配置される。
【0062】
ここで操作ボタン42、44は、押圧操作ボタンにより構成され、サーチダイヤル43は、ロータリーエンコーダ構成の回転操作ボタンにより構成される。これに対してポインティングデバイス45は、マウスの右クリック及び左クリックの操作ボタンに対応する押圧操作ボタン45R、45L、XY座標入力手段でなる操作子45XYにより構成される。
【0063】
図9は、ビュアー4の構成を示すブロック図である。このビュアー4は、例えばSCSI(Small Computer System Interface )、Ethernet、IEEE (The Institute of Electrical and Electoronics Engineers,Inc.)1394等によりパーソナルコンピュータ5と接続されて、操作ボタン42等の操作に応動して、またパーソナルコンピュータ5の制御により光ディスク3をアクセスし、またパーソナルコンピュータ5で作成された編集リストをシステムデータ領域AR1に記録する。
【0064】
すなわちビュアー4において、ディスクドライブユニット50は、光ディスク3の両面に対向するように、2組の光ピックアップ51A1、51A2、51B1、51B2を保持する。
【0065】
これら光ピックアップ51A1〜51B2は、それぞれスレッド機構52A、52Bにより、各組の光ピックアップ51A1〜51B2が光ディスク3を間に挟んで対向するように保持された状態で、光ディスク3の半径方向に可動できるように保持される。さらに1組の光ピックアップ51A1、51B1は、ディジタルビデオ信号の記録再生に割り当てられて、ディジタルビデオ信号V1の記録領域をアクセスし、残る1組の光ピックアップ51A2、51B2は、ディジタルオーディオ信号の記録再生に割り当られ、ディジタルオーディオ信号A1〜A4の記録領域をアクセスする。これによりビュアー4では、異なる現場、時間において記録したディジタルビデオ信号とディジタルオーディオ信号とを同時並列的に再生できるようになされている。
【0066】
スピンドルモータ53は、図示しないスピンドルサーボ回路の制御により、記録時、光ディスク3を線速度一定の条件により回転駆動し、再生時、光ディスク3を角速度一定の条件で回転駆動する。ここでこの角速度一定の条件による場合の光ディスク3の回転速度は、線速度一定の条件によりシステムデータ領域AR1をアクセスする際の回転速度より高速度の、5000〔rpm 〕に設定され、具体的にユーザー領域の最内周で50〔Mbps〕のデータ転送速度により、最外周で120〔Mbps〕のデータ転送速度によりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生できるように設定される。これによりディスクドライブユニット50は、テレビジョンカメラ2において外周側より順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する光ディスク3について、この優先的に記録された外周側の領域程、データ転送速度を増大してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生できるようにする。
【0067】
サーボ回路54A、54Bは、光ピックアップ51A1〜51B2をトラッキング制御、フォーカス制御し、またスレッド機構52A、52Bを介して光ピックアップ51A1〜51B2をスレッド制御する。
【0068】
信号処理回路55は、光ピックアップ51A1〜51B2より出力される再生信号を処理し、ディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号A1〜A4に対応する再生データをデコードユニット56に出力し、またシステムデータ領域AR1の再生データDAR1をコントローラ57に出力する。また信号処理回路65は、エンコードユニット58より出力される記録データにより光ピックアップ51A1〜51B2を駆動し、これによりディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1〜A4を光ディスク3のユーザー領域に記録する。またコントローラ57より出力される編集リストEDLにより光ピックアップ51B2を駆動し、これにより編集リストEDLを光ディスク3のシステムデータ領域AR1に記録する。
【0069】
コントローラ57は、このディスクドライブユニット50の動作を制御するコンピュータにより構成され、システムコントロールユニット59の制御により、ディスクドライブユニット50全体の動作を制御する。すなわちコントローラ57は、システムコントロールユニット59より出力される書き込み、読み出しの制御コマンドに応動して、光ピックアップ51A1〜51B2をシークさせ、システムコントロールユニット59により指定される領域をアクセスし、必要に応じて光ディスク3の回転速度を可変制御する。
【0070】
この光ディスク3のアクセスにおいて、外周側程データ転送速度が増大するように光ディスク3を回転駆動して光ディスク3に記録されたデータを再生するにつき、コントローラ57は、デコードユニット56に保持した再生データのデータ量に応じて、所定のタイミングで光ピックアップ51A1〜51B2を外周側にトラックジャンプさせ、これにより間欠的に光ディスク3を再生する。また信号処理回路55は、この間欠的な光ディスク3の再生と連動して、光ピックアップ51A1〜51B2より出力される再生信号を間欠的に処理する。
【0071】
これによりビュアー4においては、角速度一定の条件により光ディスク3を回転駆動して、連続してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生し得るようになされている。また間欠的にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生して発生する待ち時間をシークの時間に割り当てることにより、光ディスク3に記録された各ファイルを編集リストに従って離散的にアクセスしても、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を連続して再生し得るようになされている。これによりこの編集システム1では、撮像装置から編集過程まで1の光ディスクによりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を処理できるようになされている。
【0072】
システムコントロールユニット59は、このビュアー4全体の動作を制御する制御回路を構成し、インターフェース61を介して検出される操作ボタン42、44等の操作に応動して、またインターフェース61を介して入力されるパーソナルコンピュータ5からの制御コマンドに応動して、システムコントローラ60よりディスクドライブユニット50、デコードユニット56、エンコードユニット58に各種制御データを出力し、またこれらディスクドライブユニット50等からステータスデータを受け取ることによりこれらディスクドライブユニット50等の動作を制御し、光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生する。
【0073】
このときシステムコントローラ60は、各ファイルの管理用データに基づいて、オペレータの所望するディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を選択的に再生する。これにより例えばカメラマンにより編集に不適と判断されたファイルについて再生を省略し、編集作業の効率を向上する。
【0074】
さらにこの光ディスク3の再生において、サーチダイヤル43が操作されると、このサーチダイヤル43の操作に応動して再生速度を可変制御し、またコマ送りによりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号の再生結果を表示する。またこのようにしてオペレータがディスプレー40に所定のシーンを選択表示した状態で、編集操作ボタン44を操作すると、この操作に応動してイン点、アウト点等を設定する。さらにこのイン点、アウト点に設定されたフレームの画像データについて、デコードユニット56で再生された画像データの転送をデコードユニット56に指示する。
【0075】
またシステムコントローラ60は、光ディスク3に記録されたオーディオ信号についても、同様にして、イン点、アウト点を設定し、このイン点、アウト点近傍の所定範囲、オペレータの選択したディジタルオーディオ信号について、パーソナルコンピュータ5への転送をデコードユニット56に指示する。
【0076】
さらにシステムコントローラ60は、このようにして設定されたイン点、アウト点等のタイムコードをパーソナルコンピュータ5に通知する。またパーソナルコンピュータ5より出力される制御コマンドに応動して、ディスクドライブユニット50を制御し、これによりパーソナルコンピュータ5により作成された編集リストEDLに従って編集結果をモニタできるようにする。
【0077】
このディスクドライブユニット50の制御において、システムコントローラ60は、光ディスク3の装填等がディスクドライブユニット50等から通知されると、ディスクドライブユニット50にシステムデータ領域AR1の再生を指示し、このシステムデータ領域AR1に記録された管理用データを取得して保持する。さらにこの取得した管理用データより、光ディスク3で共通のシリアル番号、光ディスク3に割り当てられた固有の識別データをパーソナルコンピュータ5に通知し、これによりパーソナルコンピュータ5において、この識別データをいわゆるロール番号として編集作業に利用できるようにする。
【0078】
またシステムコントローラ60は、基本の操作ボタン42、編集操作ボタン44、サーチダイヤル43の操作により、光ディスク3をアクセスする場合に、このようにして取得した各ファイルの管理データに基づいて、オペレータの意図するファイルを選択的にアクセスし、これにより編集効率を向上する。なおこれらは、カメラマンにより設定された識別データにより、編集に使用不可能と判断されたファイルを除いて光ディスク3をアクセスする場合等である。
【0079】
またシステムコントローラ60は、光ディスク3に記録された各ファイルの管理用データ、イン点、アウト点の設定されたファイル名、イン点、アウト点のタイムコードをパーソナルコンピュータ5に通知し、これによりパーソナルコンピュータ5において、これらのデータを用いて編集リストを作成できるようにする。なおシステムデータ領域より再生された最適光量のデータは、ディスクドライブユニット50におけるレーザービームの光量制御に使用される。
【0080】
これに対して編集操作ボタン44のうち、プレビューの操作ボタンが操作されると、この操作をパーソナルコンピュータ5に通知し、この通知に対応してパーソナルコンピュータ5より送出される編集リストEDLに従ってディスクドライブユニット50を制御する。すなわちシステムコントローラ60は、編集リストに従って光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を離散的にアクセスするように、ディスクドライブユニット50の動作を制御する。これによりシステムコントローラ60は、プレビューの結果をディスプレー40、内蔵スピーカー41L、41Rで確認できるようになされ、またパーソナルコンピュータ5側でも確認できるようになされている。
【0081】
またパーソナルコンピュータ5よりプレビューによる再生コマンドが順次入力されると、この制御コマンドに付加されたアドレスデータに従って、同様に、光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を離散的にアクセスする。
【0082】
またシステムコントローラ60は、ポインティングデバイス45が操作されると、この操作データをパーソナルコンピュータ5に通知する。これによりシステムコントローラ60は、このポインティングデバイス45の操作により、パーソナルコンピュータ5側においてGUI(Graphical User Interface)による編集作業を実行できるようになされている。
【0083】
さらにシステムコントローラ60は、編集作業が完了すると、パーソナルコンピュータ5より編集リストEDLを取得し、ディスクドライブユニット50の動作を制御してこの編集リストEDLを光ディスク3のシステムデータ領域に記録する。
【0084】
なお例えばこのビュアー4にビデオテープレコーダ等が接続されて録画の操作ボタンが操作された場合、システムコントローラ60は、管理データよりユーザー領域AR2の空き領域を検出する。さらに光ディスク3の駆動を線速度一定の条件に切り換えた後、この空き領域にエンコードユニット58から出力されるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録するように、ディスクドライブユニット50の動作を制御する。さらに記録を完了すると、システムデータ領域に管理用データを追加記録する。このディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号の記録の際に、システムコントローラ60は、テレビジョンカメラ2における1組の光ピックアップ7A、7Bのシークによるオーディオ信号の記録領域とビデオ信号の記録領域とのアクセスに代えて、2組の光ピックアップ51A1〜51B2を交互に駆動してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を交互に光ディスク3に記録する。
【0085】
図10は、エンコードユニット58及びデコードユニット56の構成を詳細に示すブロック図である。なおこの構成において、エンコードユニット58及びデコードユニット56は、図4及び図6について上述した記録信号処理回路11及び再生信号処理回路15と同様にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を処理する。
【0086】
すなわちビデオシグナルプロセッサ58A及びエンコーダ58Dは、図4について上述したメモリ25を除くビデオプロセス回路20からストライピング回路26までとほぼ同一に構成され、例えばこのビュアー4に接続されたビデオテープレコーダ等よりディジタルビデオ信号V1を受け、このディジタルビデオ信号を光ディスク3の記録に対応するフォーマットによる2系統のデータ列に変換する。
【0087】
オーディオシグナルプロセッサ58Bは、エンコーダ58Dと共に、4チャンネルのディジタルビデオ信号を処理できる点を除いて、図4について上述したメモリ25を除くオーディオプロセス23からECC回路24までとほぼ同一に構成され、例えばこのビュアー4に接続されたビデオテープレコーダ等よりディジタルオーディオ信号A1〜A4を受け、このディジタルオーディオ信号A1〜A4を光ディスク3の記録に対応するフォーマットによる2系統のデータ列に変換する。
【0088】
メモリ58Cは、大容量のバッファメモリにより構成され、ビデオシグナルプロセッサ58A、オーディオシグナルプロセッサ58Bより出力されるデータ列を一時保持して時間軸圧縮した後、メモリ25(図4)とほぼ同一のタイミング、順序により出力する。かくするにつきディスクドライブユニット50(図9)においては、このエンコードユニット58の構成に対応して、信号処理回路55にチャンネルコーディング回路27A、27Bから駆動回路29A、29Bに対応する構成が形成されることになる。
【0089】
これによりビュアー4は、テレビジョンカメラ2と同様に、図2について上述したフォーマットによりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を光ディスク3に記録する。
【0090】
デコードユニット56において、デコーダ56Aは、ビデオシグナルプロセッサ56Bと共に、図6について上述したミクサ34からビデオプロセス38までとほぼ同一に構成され、ディスクドライブユニット50より出力される4系統の再生データを処理してディジタルビデオ信号V1を復号し、このディジタルビデオ信号V1をディスプレー40に表示し、またパーソナルコンピュータ5、外部機器に出力する。
【0091】
またデコーダ56Aは、オーディオシグナルプロセッサ56Cと共に、図6について上述したミクサ34からオーディオプロセス39までとほぼ同一に構成され、ディスクドライブユニット50より出力される4系統の再生データを処理してディジタルオーディオ信号A1〜A4を復号し、このディジタルオーディオ信号A1〜A4を内蔵スピーカ41L、41Rに出力し、またパーソナルコンピュータ5、外部機器に出力する。
【0092】
メモリ56Dは、大容量のバッファメモリで構成され、デコーダ56Aの出力データを間欠的に取り込んで保持すると共に、連続したデータ列によりビデオシグナルプロセッサ56B、オーディオシグナルプロセッサ56Cに出力する。
【0093】
この一連の処理においてデコードユニット56は、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号について、2組の光ピックアップ51A1〜51B2より得られる各2系統の再生データを同時並列的に処理してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生する。またデコードユニット56は、角速度一定の条件により、記録時に比して高速度で得られる再生データをメモリ56Dに間欠的に取り込んで連続したディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号A1〜A4を出力し、ビュアー4では、この間欠的な再生により発生する待ち時間を光ピックアップ51A1〜51B2のシーク時間に割り当て、編集リストに従って離散的に光ディスク3をアクセスしても連続したディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を出力できるようになされている。
【0094】
(1−2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、この編集システム1は(図1)、テレビジョンカメラ2において、取材内容でなるディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号が光ディスク3に記録される。さらにこの光ディスク3がビュアー4に装填されて再生され、取材結果が確認され、さらにこの取材結果より作成した編集リストが光ディスク3に記録される。
【0095】
これにより取材内容と、取材内容を編集した編集リストとを1の記録媒体で一元的に管理することができ、この光ディスク3を取材現場より持ち帰って編集リストに従って順次再生することにより、取材内容を速やかに放送に供することができる。また編集作業においては、光ディスク3を単にビュアー4に装填するだけで所望のカットを選択して編集作業を実行することができ、これにより編集に供する時間が従来に比して格段的に低減される。また編集後においても、いちいち磁気テープ等の記録媒体に記録し直す作業が省略される。
【0096】
さらにこの光ディスク3においては、取材内容が編集に適するか否かの識別データ等が管理用データとして記録されることにより、その分編集作業時、これらの管理用データに基づいて記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を選択的に再生して、編集作業の効率が図られる。
【0097】
すなわちテレビジョンカメラ2においては(図4)、カメラユニット14より出力されるディジタルビデオ信号V1が、ビデオプロセス回路20により前処理された後、データ圧縮回路21によりデータ圧縮され、続くパッキング回路22によりブロック化される。さらに続くECC回路24でディジタルオーディオ信号と共に誤り訂正符号が付加された後、メモリ25を介して、ストライピング回路26で2系統のデータ列に変換される。さらにこの2系統のデータ列がチャンネルコーディング回路27A、27Bで変調された後、セクタライズ回路28A、28B、駆動回路29A、29Bを介して線速度一定の条件により光ディスク3に記録される。
【0098】
このときディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号は(図3)、光ディスク3の両面に配置された1対の光ピックアップ7A及び7Bにより、線速度一定の条件により回転駆動される光ディスク3の両面に、同時に記録される。またディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号は、メモリ25の入出力により、所定の時間間隔で交互に光ディスク3に記録され、これと連動する光ピックアップ7A及び7Bのシークにより、ディジタルビデオ信号は、ユーザー領域AR2の外周側領域に、外周側より記録され、またディジタルオーディオ信号は、ユーザー領域AR2の内周側領域に、外周側より記録される(図2)。これにより光ディスク3では、光ディスク3の両面に、角速度一定の条件により回転駆動して光ディスク3を再生した際に、高転送レートによりデータを再生することができる外周側領域より順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号が同心円状に分割された各領域に記録される。
【0099】
また光ディスク3への記録が完了すると(図3)、録画ボタン17、操作子19、マーカーキー19Aより検出される録画開始の時点、録画終了の時点におけるタイムコード、光ディスク3のアドレス、撮像した日時、場所、カメラマンの名前のデータ、編集可能ファイルか否かの識別データが、カメラユニット14より通知されるセッティングデータDSと共に、光ディスク3に記録された各ファイル毎に、光ディスク3の内周側に割り当てられたシステムデータ領域AR1の第2の領域AR1Bに記録される(図2)。
【0100】
またこのように光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号は、テレビジョンカメラ2において(図3、図6及び図7)、光ピックアップ7A及び7Bより得られる再生信号RFが、それぞれ前処理回路30A、30Bにおいて補正された後、PRML回路31A、31B、チャンネルデコーディング回路32A、32Bを介して復号され、メモリ33A、33Bに入力される。
【0101】
このときディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号は、光ピックアップ7A及び7Bのシークにより、一定の時間間隔で交互に光ディスク3より再生された後、メモリ33A、33Bの入出力により、所定ブロック単位で連続する配列に変更され、続くミクサ34により1系統のデータ列に戻される。
【0102】
さらに続くECC回路35において、誤り訂正処理された後、ディジタルオーディオ信号は、オーディオプロセス39より復調されて出力される。またディジタルビデオ信号は、デパッキング回路36により元の配列に戻された後、データ伸長回路37によりデータ伸長され、ビデオプロセス回路38により復調されて出力される。これにより光ディスク3の各領域にそれぞれ記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号が、交互に再生されて連続した信号として出力され、光ディスク3に記録された取材内容が、必要に応じてこのテレビジョンカメラ2により再生されて取材内容が確認される。
【0103】
このようにして取材現場にて、テレビジョンカメラ2による取材を完了すると、この取材内容を記録した光ディスク3がビュアー4に装填され、ビュアー4及びパーソナルコンピュータ5により編集作業が実行される(図8)。ここでビュアー4において、電源が投入されると、又は光ディスク3が装填されると、光ディスク3は、光ディスク3を間に挟んで対向するように保持された2組の光ピックアップ51A1、51A2、51B1、51B2のうちの1組の光ピックアップ51A1、51A2により、システムデータ領域AR1に記録された各ファイルの管理用データが再生され、この管理用データがシステムコントローラ60に保持され、またパーソナルコンピュータ5に出力される。
【0104】
この状態でオペレータがビュアー4に配置された基本の操作ボタン42のうち記録に関する操作ボタンを操作すると(図9)、又はパーソナルコンピュータ5より記録等のコマンドが入力されると、光ディスク3が線速度一定の条件により回転駆動された状態で、ビデオテープレコーダ等から入力されるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号がテレビジョンカメラ2における処理と同様に、光ディスク3の各領域に記録される。
【0105】
またオペレータがビュアー4に配置された基本の操作ボタン42のうち再生に関する操作ボタンを操作すると(図9)、又はパーソナルコンピュータ5より再生等のコマンドが入力されると、光ディスク3が角速度一定の条件により駆動された状態で、この操作に応動して1対の光ピックアップ51A1、51B1がディジタルビデオ信号に割り当てられた領域をアクセスし、また残る1対の光ピックアップ51A2、51B2がディジタルオーディオ信号に割り当てられた領域をアクセスし、これら光ピックアップ51A1〜51B2より出力される再生信号RFが、信号処理回路55により信号処理された後、その結果得られる再生データがデコードユニット56により処理されてディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号が再生される。さらにこの再生されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号がディスプレー40、内蔵スピーカー41L、41Rより出力される。これによりテレビジョンカメラ2による取材内容をビュアー4で確認することができる。
【0106】
このときビュアー4のシステムコントローラ60、パーソナルコンピュータ5により、光ディスク3のシステムデータ領域に記録された各ファイルの管理データに基づいて、カメラマンが編集可能と判断したファイルが選択的に再生され、これにより無駄な取材内容をモニタすることなく、取材内容を簡易かつ確実に判断することができる。
【0107】
またビュアー4において、2組の光ピックアップ51A1、51A2、51B1、51B2のうちの、1組の光ピックアップ51A1、51A2によりディジタルビデオ信号が再生され、残る1組の光ピックアップ51B1、51B2によりディジタルオーディオ信号が再生され、これにより情報記録面を同心円状に分割してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を順次記録した光ディスク3より、同時並列的に、所望のディジタルビデオ信号と対応するディジタルオーディオ信号とが再生される。
【0108】
このようにして光ディスク3に記録された取材内容を確認してオペレータがビュアー4に配置された編集操作ボタン44を操作すると、この操作に応動してイン点、アウト点が設定され、編集対象のカットが選択される。またパーソナルコンピュータ5側における所定のメニューの選択操作によっても、同様に編集対象のカットが選択される。また同様にしてディジタルオーディオ信号についても、ビュアー4の操作により、又はパーソナルコンピュータ5の操作により、編集対象のカットが選択される。
【0109】
このようにして編集対象のカットが選択された後、パーソナルコンピュータ5において、例えばこれらのカットがオペレータの所望する順序で配列され、この配列により編集リストが作成される。
【0110】
この状態でオペレータがプレビューを選択すると、この編集リストに従った再生順序によりパーソナルコンピュータ5からビュアー4に制御コマンドが発行され、編集順序により光ディスク3が再生され、これによりディスプレー40、内蔵スピーカー41L、41R、パーソナルコンピュータ5を介して、編集結果が確認される。
【0111】
これらビュアー4における光ディスク3の再生において、光ディスク3は、線速度一定の条件によりシステムデータ領域AR1をアクセスする際の回転速度より高速度な、角速度一定の条件で回転駆動されていることにより、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号がそれぞれ記録時より高転送レートにより間欠的に再生され、この間欠的に再生されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号がメモリ56Dを介して連続するディジタル信号として出力される。
【0112】
これによりこの間欠的にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生して発生する待ち時間が光ピックアップ51A1〜51B2のシーク時間に割り当てられて、光ディスク3上で離散的に選択された各カットを連続した映像、音声により再生することができる。また角速度一定の条件により回転駆動されていることにより、回転速度の切り換えに要する時間を省略でき、これによっても光ディスク3上で離散的に選択された各カットを連続した映像、音声により再生することができる。
【0113】
またこのときディジタルビデオ信号用及びディジタルオーディオ信号用にそれぞれ1組の光ピックアップ51A1及び51A2、51B1及び51B2を割り当てたことにより、例えばディジタルビデオ信号用の光ピックアップ51A1及び51B1により外周側のファイルを再生し、またディジタルオーディオ信号用の光ピックアップ51A2及び51B2により内周側のファイルを再生して、異なるファイルによるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を組み合わせる場合でも、所望の編集結果を得ることができる。
【0114】
さらにこれらの場合に、光ディスク3において、ディジタルビデオ信号とディジタルオーディオ信号とで記録領域を分割したことにより、各光ピックアップ51A1〜51B2においては、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を時分割多重化して記録した場合に比して(すなわち図16について上述したように、例えばMPEGに規定によるフォーマットによりデータ圧縮したビデオデータ及びオーディオデータを、そのままの時系列により記録した場合に比して)、それぞれディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を効率良く再生することができる。
【0115】
すなわちディジタルビデオ信号用の光ピックアップ51A1及び51B1から出力される再生信号RFを処理してディジタルビデオ信号だけを再生することができ、またディジタルオーディオ信号用の光ピックアップ51A2及び51B2から出力される再生信号RFを処理してディジタルオーディオ信号だけを再生することができる。これによりビュアー4の再生系においては、時分割多重化した場合における再生信号の選択的な処理を省略でき、その分簡易な処理によりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生することができ、さらには記録再生能力の低下を有効に回避することができる。
【0116】
またテレビジョンカメラ2において、このように角速度一定の条件により回転駆動した際に、高転送レートにより記録されたデータを再生することができる外周側領域より順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号が記録されていることにより、光ピックアップをシークさせても、十分な空き時間を確保して連続するディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生できるようになされている。
【0117】
すなわち磁気テープを用いたテレビジョンカメラを取材に使用する場合、一般に、記録画時間が20分程度の磁気テープが使用される。特に、ニュース等の取材現場においては、この種の記録媒体において未記録領域が無くなるまで取材内容を記録することは稀で、多くの未記録領域が発生する場合が多い。これにより光ディスク3を用いて取材内容を記録する場合でも、光ディスク3に未記録領域を残したまま、取材を完了する場合が多いと考えられる。
【0118】
このような場合に、高転送レートにより記録されたデータを再生することができる外周側領域より順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録すれば、シークを頻繁に繰り返す場合でも、内周側よりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合に比して、十分な時間的な余裕を確保してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を途切れることなく再生することができる。
【0119】
このようにしてプレビューにより編集結果を確認したオペレータにより再度各カットのイン点、アウト点等を変更する場合、ビュアー4、パーソナルコンピュータ5においては、操作ボタン等の操作に応動してオペレータの所望するファイルを再生し、またイン点、アウト点等の変更を受け付け、さらにプレビューの処理を実行する。これらにより最終的な編集リストが確定すると、パーソナルコンピュータ5に保持された編集リストにファイル名が付加されてビュアー4に転送され、回転駆動の条件が線速度一定の条件に切り換えられてなる光ディスク3のシステムデータ領域に記録される。
【0120】
取材現場では、この光ディスク3をビュアー4より排出して放送局に持ち帰り、この放送局において、ビュアー4におけるプレビューの場合と同様にして、光ディスク3に記録された編集リストに従って光ディスク3に記録された取材内容を再生して放送に使用することができる。またこれに代えてビュアー4より所望の通信回線を介して、編集リストに従って光ディスク3の再生結果を放送局に伝送して取材結果を放送に使用することができる。
【0121】
(1−3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、光ディスク3の情報記録面を同心円状に分割し、内周側及び外周側領域にそれぞれディジタルオーディオ信号及びディジタルビデオ信号を記録したことにより、それぞれディジタルオーディオ信号及びディジタルビデオ信号を再生する際における記録再生能力の低下を有効に回避することができる。
【0122】
従って光ディスク3の最内周に編集リストを記録して、取材から編集までの過程を1の光ディスクにより処理する場合に、記録再生能力の低下を有効に回避することができる。
【0123】
また各領域において、外周側よりディジタルオーディオ信号及びディジタルビデオ信号を記録することにより、シークに十分な時間を確保して、光ディスク3を離散的にアクセスして連続した音声及び映像を出力することができる。
【0124】
またこれらに加えて最内周に各ファイルの管理用データを記録したことにより、この管理用データを有効に利用して編集作業の効率を図ることができる。
【0125】
(2)第2の実施の形態
図11は、第2の実施の形態に係るテレビジョンカメラにおけるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号の処理に説明に供するタイムチャートである。この第2の実施の形態においては、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号の処理のタイミングが相違する点、このタイミングの相違により光ピックアップ7A、7B、51A1〜51B2の制御が異なる点等を除いて、第1の実施の形態と同様でなることにより、第1の実施の形態について上述した図1〜図10を適宜流用して説明し、重複した説明は省略する。
【0126】
この実施の形態において、テレビジョンカメラ2の記録信号処理回路11は、連続するディジタルビデオ信号V1(図11(A))及びディジタルオーディオ信号A1、A2(図11(B1)及び(B2))を、例えば1フレーム以下を単位にして時分割多重化してメモリ25に入力する(図11(C))。メモリ25は、これらディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号A1、A2を時間軸圧縮し、ディジタルビデオ信号V1の10フレームを単位にして、順次循環的にディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、A2が連続するように配列して出力する(図11(D))。
【0127】
テレビジョンカメラ2においては、メモリ25の出力を光ディスク3のユーザー領域AR2に外周側より順次記録し、これにより図12に示すように、光ディスク3の情報記録面を同心円状に複数の領域に分割し、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を各領域に順次循環的に割り当てる。これによりテレビジョンカメラ2では、第1の実施の形態に比して頻繁な光ピックアップ7A、7Bのシークを低減できるようになされている。なおこの光ディスク3は、第1の実施の形態に係る光ディスク3と同様に、相変化型の光ディスクであり、プリコーディングにより26のゾーンにソーニングされるようになされている。
【0128】
さらにテレビジョンカメラ2では、再生時、連続する領域を外周側より順次アクセスし、これにより図13に示すように、10フレーム単位で、順次循環的にディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、A2が連続するように光ピックアップ7A及び7Bを駆動する(図13(A))。テレビジョンカメラ2の再生信号処理回路15は(図6)、メモリ33A、33Bの入出力において、この10フレーム単位で、順次循環的にディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、A2が連続する再生データを、1フレーム以下を単位にしてディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、A2が連続するように配列を変更し(図13(B))、その後連続するデータ列により出力する(図13(C)、(D1)及び(D2))。これによりテレビジョンカメラ2では、再生時においても、第1の実施の形態に比して頻繁な光ピックアップ7A、7Bのシークを低減できるようになされている。
【0129】
ビュアー4は、このテレビジョンカメラと同様にして、例えばビデオテープレコーダ等より入力されるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を光ディスク3に記録する。またビュアー4は、角速度一定の条件により光ディスク3を回転駆動した状態で、オペレータの操作に応動して、またパーソナルコンピュータ5の制御により、光ディスク3をアクセスしてディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生して出力する。
【0130】
この再生時において、ビュアー4においては、2組の光ピックアップにより同時並列的に、かつ間欠的にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生し、メモリ56D(図10)の入出力により、この再生したディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を連続するディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号により出力する。また間欠的に光ディスク3を再生して余る待ち時間を光ピックアップのシークに割り当て、また10フレームを単位にしてディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を順次循環的に光ディスク3に記録したことにより、光ディスク3を離散的にアクセスして連続する音声、映像を出力する。
【0131】
すなわち、この実施の形態のように、情報記録面を26のゾーンに分割してディジタルオーディオ信号及びディジタルビデオ信号を記録した光ディスク3をアクセスする場合、最内周のゾーン0と最外周のゾーン25との間をシークする場合に、シークに最も時間を要する。この場合、図14に示すように、例えば最内周のゾーン0より最外周のゾーン25まで、シーク時間seek(n) を要して光ピックアップをシークさせた後、このゾーン25の所望のセクタを再生した後、再びシーク時間seek(n) を要して光ピックアップを元のゾーン0にシークさせ、このゾーン0で所望のセクタを再生するとして、このシーク時間seek(n) は、シークにより光ピックアップが横切るトラック数nに対して、一般に、比例定数aを用いて、次式の関係式により表される。
【0132】
【数1】
【0133】
ここでシーク時間の短い一般的な光ディスク装置においては、光ディスクの半径rの1/3の距離をシークするのに、約30〔msec〕の時間を要することにより、シーク時間seek(n) は、次式の関係式により表される。ただし、ディジタルビデオ信号は、30〔フレーム/sec 〕とし、1〔Fr〕は、1/30〔sec 〕とする。
【0134】
【数2】
【0135】
またシーク後において、目的のセクタを再生するまでの待ち時間rwは、最大で、光ディスク3が1回転するまでの時間を要し、光ディスク3の回転数を5000〔rpm 〕とすると、次式の関係式により表される。
【0136】
【数3】
【0137】
これに対してゾーンNのセクタ数sn(N) は、片面で、次式により表される。
【0138】
【数4】
【0139】
一般に30〔Mbps〕によるデータ転送速度において、ビデオデータ量は、64〔セクタ/フレーム〕程度でなることにより、この実施の形態のように、5000〔rpm 〕により両面を同時にアクセスする場合、ゾーンNにおける再生速度rs(N) は、次式により表される。
【0140】
【数5】
【0141】
これによりシークを開始する時点t1において、メモリ56Dに保持したmフレームのディジタルビデオ信号がメモリ56Dより完全に出力し終わるまでの間で、一連の処理を完了しなければ、すなわちフレーム数mとの間で、次式の関係式が成り立たなければ、メモリ56Dより出力するディジタルビデオ信号が一時途絶えることになる。
【0142】
【数6】
【0143】
この(6)式に、上述した(1)〜(5)式の条件を代入すれば、次式の関係式を得ることができる。
【0144】
【数7】
【0145】
これにN=26を代入すれば、次式の関係式を得ることができる。
【0146】
【数8】
【0147】
これにより上述した条件では、計算上、光ディスク3の最内周と最外周とで、平均4.5フレームのカットを繰り返すように光ディスク3を再生しても、ディジタルビデオ信号を途絶えることなく出力できることがわかる。また最内周より最外周にシークして1フレームだけディジタルビデオ信号を再生した後、最内周に戻るように光ディスク3を再生しても、この一連の処理が8.85フレーム周期以上であれば、ディジタルビデオ信号を途絶えることなく出力できることがわかる。
【0148】
これに対して実際の編集作業においては、10フレーム以下のカットを繰り返すような場合は極めて稀で、特にニュース等で取材内容を編集する場合には、数秒以上のカットを繰り返す場合が多い。これによりこの実施の形態では、光ディスク3に10フレームを単位にしてディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を順次循環的に記録することにより、短いカットを繋ぎ併せるような編集処理においても、連続するディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を出力できるようになされている。
【0149】
以上の構成によれば、情報記録面を同心円状に複数の領域に分割し、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を順次循環的に各領域に割り当てて記録するようにしても、各領域においてそれぞれディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号だけを再生することができ、これにより記録再生能力の低下を有効に回避することができる。また第1の実施の形態に比して、シークの頻度を格段的に低減してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録し、また再生することができる。
【0150】
これにより光ディスク3の最内周に編集リストを記録して、取材から編集までの過程を1の光ディスクにより処理する場合に、記録再生能力の低下を有効に回避することができる。
【0151】
また外周側の各領域よりディジタルオーディオ信号及びディジタルビデオ信号を記録することにより、シークに十分な時間を確保して、光ディスク3を離散的にアクセスして連続した音声及び映像を出力することができる。
【0152】
またこれらに加えて最内周に各ファイルの管理用データを記録したことにより、この管理用データを有効に利用して編集作業の効率を図ることができる。
【0153】
さらに各領域において、10フレームを単位にしてディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号を順次循環的に記録することにより、実際の編集作業において短いカットを繋ぎ併せるような場合でも、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を途切れることなく出力することができる。
【0154】
(3)第3の実施の形態
この実施の形態においては、第2の実施の形態と同様に、10フレームを単位にしてディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を順次循環的に光ディスク3に記録する。このとき図15に示すように、情報記録面を同心円状に分割した各領域AR2−1、AR2−2、……において、各領域AR2−1、AR2−2、……の中央部分にディジタルオーディオ信号A1〜A4を記録するように、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を配列して光ディスク3に記録する。すなわち第2の実施の形態においては、光ピックアップ7A及び7Bのシーク頻度を格段的に低減できるものの、光ディスク3の再生を開始して10フレーム分のディジタルビデオ信号をメモリに保持して初めてディジタルオーディオ信号の再生が開始される。これにより再生を開始して実際に音声及び映像が出力されるまでの間、時間を要する問題がある。
【0155】
ところがこのように各領域AR2−1、AR2−2、……の中央部分にディジタルオーディオ信号A1〜A4を記録するように、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を配列して光ディスク3に記録すれば、この待ち時間を低減することができる。
【0156】
図15に示す構成によれば、テレビジョンカメラにおいて取材結果を速やかに確認することができ、その分使い勝手を向上することができる。
【0157】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、テレビジョンカメラにおいて、1対の光ピックアップでディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば角速度一定の条件により光ディスクを駆動してそれぞれディジタルビデオ信号用の光ピックアップ、ディジタルオーディオ信号用の光ピックアップにより光ディスクをアクセスするようにしてもよい。
【0158】
また上述の第1の実施の形態においては、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を交互に出力すると共に、光ピックアップをシークさせて各領域にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば録画ボタンが操作されて録画を終了するまでの間、ディジタルビデオ信号を対応する領域に記録し、その後メモリに保持したディジタルオーディオ信号を対応する領域に記録するようにしてもよい。このようにすれば光ピックアップのシークの頻度を低減することができる。
【0159】
さらに上述の実施の形態においては、1チャンネルのディジタルビデオ信号と4チャンネルのディジタルオーディオ信号とを光ディスクに記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号のチャンネル数は必要に応じて種々に設定することができる。
【0160】
また上述の実施の形態においては、光ディスクの両面で同じようにディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光ディスクに1の面にはディジタルビデオ信号だけを記録し、他の面にはディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合等にも広く適用することができ、また光ディスクの片面だけに記録する場合にも広く適用することができる。
【0161】
また上述の第2及び第3の実施の形態においては、10フレームを単位にしてディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばシーク速度、光ディスクの回転速度に依存するデータ転送速度等に応じて、(1)式から(8)式について上述した数値が異なることにより、実際上、少なくとも5フレーム以上連続するようにディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を順次光ディスクに記録して、第2及び第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0162】
なおこの連続するフレーム数の上限値としては、この種の編集システムに求められる要求、バッファメモリに割り当て可能な容量によって変化するものの、例えば数百フレームに設定すれば、光ピックアップのトラックジャンプ(スレッド機構による光ピックアップ全体の変位によらずに、対物レンズの変位によるシークでなる)によりシークすることができることにより、例えば小容量のメモリを用いて頻繁なシークにより各領域にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合に、シーク時間による無駄な待ち時間を低減することができる。
【0163】
また上述の実施の形態においては、外周側よりビデオ信号及びオーディオ信号を順次循環的に記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、十分なデータ転送速度を確保できる場合には、面ぶれ等が少なく安定してデータを再生することができる内周側より記録してもよく、またアドレス管理との関係で、一定領域を間に挟んで離散的に記録してもよい。
【0164】
さらに上述の実施の形態においては、最内周にシステムデータ領域を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて種々の領域に記録することができる。またビデオ信号及びオーディオ信号の記録領域に続いて、これらシステムデータ領域を形成してもよい。この場合に例えば、中央領域に記録すれば、システムデータ領域の書き換えの為の光ピックアップのシーク時間を均一化することができる。
【0165】
また上述の実施の形態においては、1チャンネルのビデオ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数チャンネルのビデオ信号を記録してもよい。この場合に、例えば解像度の高いビデオ信号と、解像度の低いビデオ信号とを記録し、この解像度の低いビデオ信号により編集点の設定等の作業を実行して、ビュアーの負担を軽減することができる。
【0166】
また上述の実施の形態においては、1チャンネルのビデオ信号と、時間的に対応するオーディオ信号とを順次記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば複数の領域に記録したビデオ信号に対応するオーディオ信号を纏めて記録するようにしてもよい。
【0167】
さらに上述の実施の形態においては、線速度一定の条件により光ディスクを駆動してディジタルビデオ信号等を記録し、角速度一定の条件により再生する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばディスク状記録媒体として光磁気ディスクを適用する場合であって、かつ十分な記録容量を確保できる場合には、記録再生の双方において角速度一定の条件により光ディスクを駆動してもよい。また相変化型の光ディスクを用いる場合でも、レーザー光量の制御により内周側と外周側とで相違する線速度によっても確実に所望のデータを記録できる場合、記録再生の双方において角速度一定の条件により光ディスクを駆動してもよい。
【0168】
また上述の実施の形態においては、テレビジョンカメラにおいては1組の光ピックアップにより、ビュアーにおいては2組の光ピックアップにより光ディスクをアクセスする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分な転送速度を確保できる場合、テレビジョンカメラにおいては片面に配置した1の光ピックアップにより、ビュアーにおいては、片面に配置した2の光ピックアップにより光ディスクをアクセスしてもよい。
【0169】
さらに上述の実施の形態においては、ビュアーにより光ディスクを再生する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば同様の光ディスクドライブを有するパーソナルコンピュータにより光ディスクを再生し、また編集するようにしてもよい。なおこの場合パーソナルコンピュータが編集装置に該当することになる。
【0170】
また上述の実施の形態においては、ディジタルビデオ信号をMPEGによりデータ圧縮して光ディスクに記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の手法によりデータ圧縮して記録する場合にも広く適用することができる。
【0171】
さらに上述の実施の形態においては、両面に記録可能な相変化型の光ディスクにディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、両面に記録可能な光磁気ディスク、ライトワンス型の光ディスクを使用してもよく、十分な記録容量を確保できる場合、片面だけを使用するようにしてもよい。
【0172】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、取材から編集までの過程を1のディスク状記録媒体により処理できるようにしてこの種のシステムの使い勝手を向上するにつき、ディスク状記録媒体の記録領域を同心円状に分割してビデオ信号の記録領域とオーディオ信号の記録領域を形成することにより、記録再生能力の低下を有効に回避して、ディスク状記録媒体をアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る編集システムに適用される光ディスクを示す平面図である。
【図2】図1の編集システムを示す平面図である。
【図3】図1の編集システムのテレビジョンカメラを示すブロック図である。
【図4】図3のテレビジョンカメラの記録信号処理回路を示すブロック図である。
【図5】図4の記録信号処理回路の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図6】図3のテレビジョンカメラの再生信号処理回路を示すブロック図である。
【図7】図6の再生信号処理回路の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図8】図1の編集システムのビュアーを示す正面図である。
【図9】図8のビュアーの構成を示すブロック図である。
【図10】図9のビュアーにおけるエンコードユニット及びデコードユニットの構成を詳細に示すブロック図である。
【図11】図5との対比により本発明の第2の実施の形態に係るテレビジョンカメラの記録信号処理回路の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図12】図1との対比により本発明の第2の実施の形態に係る光ディスクを示す平面図である。
【図13】図7との対比により本発明の第2の実施の形態に係るテレビジョンカメラの再生信号処理回路の動作の説明に供するタイムチャートである。
【図14】図12の光ディスクのシークの説明に供する略線図である。
【図15】図12との対比により本発明の第3の実施の形態に係る光ディスクを示す平面図である。
【図16】時分割多重化したディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を単に記録した場合を示す光ディスクの平面図である。
【符号の説明】
1……編集システム、2……テレビジョンカメラ、3……光ディスク、4……ビュアー、5……パーソナルコンピュータ、7A、7B、60A1〜60B2……光ピックアップ、AR1……システムデータ領域、AR2……ユーザー領域
Claims (23)
- 所望の被写体を撮像してビデオ信号を生成する撮像手段と、
前記ビデオ信号に対応するオーディオ信号を入力するオーディオ信号入力手段と、
ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、前記ディスク状記録媒体に、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を記録する記録手段とを有し、
前記記録手段は、
前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割し、この分割された各領域の少なくとも外周側または内周側の何れか一方側に前記ビデオ信号の記録領域を形成し、他方側に、それぞれ前記一方側のビデオ信号の記録領域に記録したビデオ信号に対応する第1のオーディオ信号の記録領域、第2のオーディオ信号の記録領域、第3のオーディオ信号の記録領域および第4のオーディオ信号の記録領域を同心円状に形成するとともに、前記ビデオ信号の記録領域及び前記第1乃至第4のオーディオ信号の記録領域が前記ディスク状記録媒体の径方向に順次循環的に繰り返すように、順次前記ビデオ信号、前記オーディオ信号を記録し、
前記記録手段は、
更に、前記ビデオ信号の解像度を低減した編集処理用の低解像度のビデオ信号を、前記ビデオ信号の記録領域に記録する
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記ディスク状記録媒体を装着する所定の編集装置において、該ディスク状記録媒体に記録されたビデオ信号及びオーディオ信号を編集する編集リストのデータが記録される
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
所定領域にシステムデータ領域が形成され、
前記記録手段は、
前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号の管理用データを記録する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形成された
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記記録手段は、
少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とがそれぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大きさを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号を記録する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 着脱可能に保持されたディスク状記録媒体にビデオ信号及びオーディオ信号を記録するビデオ信号及びオーディオ信号の記録手段と、
前記ディスク状記録媒体よりビデオ信号及びオーディオ信号を再生する再生手段と、
前記再生手段により再生された前記ビデオ信号及びオーディオ信号に基づくオペレータの操作を受け付けて、前記ディスク状記録媒体に記録された前記ビデオ信号及びオーディオ信号を編集する編集リストを作成する編集リスト作成手段と、
前記編集リストを前記ディスク状記録媒体に記録する編集リストの記録手段とを有し、
前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記録手段は、
前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割し、この分割された各領域の少なくとも外周側または内周側の何れか一方側に前記ビデオ信号の記録領域を形成し、他方側に、それぞれ前記一方側のビデオ信号の記録領域に記録したビデオ信号に対応する第1のオーディオ信号の記録領域、第2のオーディオ信号の記録領域、第3のオーディオ信号の記録領域および第4のオーディオ信号の記録領域を同心円状に形成するとともに、前記ビデオ信号の記録領域及び前記第1乃至第4のオーディオ信号の記録領域が前記ディスク状記録媒体の径方向に順次循環的に繰り返すように、順次前記ビデオ信号、前記オーディオ信号を記録し、
前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記録手段は、
更に、前記ビデオ信号の解像度を低減した編集処理用の低解像度のビデオ信号を、前記ビデオ信号の記録領域に記録する
ことを特徴とする編集装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
所定領域にシステムデータ領域が形成され、
前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記録手段は、
前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号の管理用データを記録する
ことを特徴とする請求項6に記載の編集装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形成された
ことを特徴とする請求項7に記載の編集装置。 - 前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記録手段は、
少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とがそれぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大きさを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号を記録する
ことを特徴とする請求項6に記載の編集装置。 - ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、所望の被写体を撮像して得られるビデオ信号及びオーディオ信号を前記ディスク状記録媒体に記録する撮像装置と、
前記ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、前記撮像装置により前記ディスク状記録媒体に記録された前記ビデオ信号及びオーディオ信号を再生し、該再生された前記ビデオ信号及びオーディオ信号に基づくオペレータの操作により、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を編集する編集リストを作成し、前記編集リストを前記ディスク状記録媒体に記録する編集装置とを備え、
前記撮像装置は、
前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割し、この分割された各領域の少なくとも外周側または内周側の何れか一方側に前記ビデオ信号の記録領域を形成し、他方側に、それぞれ前記一方側のビデオ信号の記録領域に記録したビデオ信号に対応する第1のオーディオ信号の記録領域、第2のオーディオ信号の記録領域、第3のオーディオ信号の記録領域および第4のオーディオ信号の記録領域を同心円状に形成するとともに、前記ビデオ信号の記録領域及び前記第1乃至第4のオーディオ信号の記録領域が前記ディスク状記録媒体の径方向に順次循環的に繰り返すように、順次前記ビデオ信号、前記オーディオ信号を記録し、
前記撮像装置は、
更に、前記ビデオ信号の解像度を低減した編集処理用の低解像度のビデオ信号を、前記ビデオ信号の記録領域に記録する
ことを特徴とする編集システム。 - 前記ディスク状記録媒体は、
所定領域にシステムデータ領域が形成され、
前記撮像装置は、
前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号の管理用データを記録し、
前記編集装置は、
前記システムデータ領域に前記編集リストを記録する
ことを特徴とする請求項10に記載の編集システム。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形成された
ことを特徴とする請求項11に記載の編集システム。 - 前記撮像装置は、
少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とがそれぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大きさを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号を記録する
ことを特徴とする請求項10に記載の編集システム。 - ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、
前記ディスク状記録媒体に、ビデオ信号及びオーディオ信号を記録する記録手段を有し、
前記記録手段は、
前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割し、この分割された各領域の少なくとも外周側または内周側の何れか一方側に前記ビデオ信号の記録領域を形成し、他方側に、それぞれ前記一方側のビデオ信号の記録領域に記録したビデオ信号に対応する第1のオーディオ信号の記録領域、第2のオーディオ信号の記録領域、第3のオーディオ信号の記録領域および第4のオーディオ信号の記録領域を同心円状に形成するとともに、前記ビデオ信号の記録領域及び前記第1乃至第4のオーディオ信号の記録領域が前記ディスク状記録媒体の径方向に順次循環的に繰り返すように、順次前記ビデオ信号、前記オーディオ信号を記録し、
前記記録手段は、
更に、前記ビデオ信号の解像度を低減した編集処理用の低解像度のビデオ信号を、前記ビデオ信号の記録領域に記録する
ことを特徴とする記録信号処理装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記ディスク状記録媒体を装着する所定の編集装置において、該ディスク状記録媒体に記録されたビデオ信号及びオーディオ信号を編集する編集リストのデータが記録される
ことを特徴とする請求項14に記載の記録信号処理装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
所定領域にシステムデータ領域が形成され、
前記記録手段は、
前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号の管理用データを記録する
ことを特徴とする請求項14に記載の記録信号処理装置。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形成された
ことを特徴とする請求項16に記載の記録信号処理装置。 - 前記記録手段は、
少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とがそれぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大きさを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号を記録する
ことを特徴とする請求項14に記載の記録信号処理装置。 - ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、前記ディスク状記録媒体に、ビデオ信号及びオーディオ信号を記録する記録信号処理装置における記録信号処理方法において、
前記ディスク状記録媒体の情報記録面が同心円状に分割され、この分割された各領域の少なくとも外周側または内周側の何れか一方側に前記ビデオ信号の記録領域を形成し、他方側に、それぞれ前記一方側のビデオ信号の記録領域に記録したビデオ信号に対応する第1のオーディオ信号の記録領域、第2のオーディオ信号の記録領域、第3のオーディオ信号の記録領域および第4のオーディオ信号の記録領域を同心円状に形成し、
前記ビデオ信号の記録領域及び前記第1乃至第4のオーディオ信号の記録領域が前記ディスク状記録媒体の径方向に順次循環的に繰り返すように、順次前記ビデオ信号、前記オーディオ信号を記録するとともに、更に、前記ビデオ信号の解像度を低減した編集処理用の低解像度のビデオ信号を、前記ビデオ信号の記録領域に記録する
ことを特徴とする記録信号処理方法。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記ディスク状記録媒体を装着する所定の編集装置において、該ディスク状記録媒体に記録されたビデオ信号及びオーディオ信号を編集する編集リストのデータが記録される
ことを特徴とする請求項19に記載の記録信号処理方法。 - 前記ディスク状記録媒体は、
所定領域にシステムデータ領域が形成され、
前記記録信号処理方法は、
前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号の管理用データを記録する
ことを特徴とする請求項19に記載の記録信号処理方法。 - 前記ディスク状記録媒体は、
前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形成された
ことを特徴とする請求項21に記載の記録信号処理方法。 - 少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とがそれぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大きさを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及び前記オーディオ信号を記録する
ことを特徴とする請求項19に記載の記録信号処理方法。
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