JP4367935B2 - レーザ測量機 - Google Patents

レーザ測量機 Download PDF

Info

Publication number
JP4367935B2
JP4367935B2 JP2004357692A JP2004357692A JP4367935B2 JP 4367935 B2 JP4367935 B2 JP 4367935B2 JP 2004357692 A JP2004357692 A JP 2004357692A JP 2004357692 A JP2004357692 A JP 2004357692A JP 4367935 B2 JP4367935 B2 JP 4367935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
pwm signal
voltage
rotation
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004357692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006162533A (ja
Inventor
富親 馬場
弘之 中部
Original Assignee
株式会社 ソキア・トプコン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ソキア・トプコン filed Critical 株式会社 ソキア・トプコン
Priority to JP2004357692A priority Critical patent/JP4367935B2/ja
Publication of JP2006162533A publication Critical patent/JP2006162533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4367935B2 publication Critical patent/JP4367935B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

本発明は、レーザ光源からのレーザ光を出射し、前記レーザ光を回転ヘッドにより回転させて、レーザ光による基準面を形成するように構成されたレーザ測量機に関する。
土木・建築・内装工事における水平出し(墨出し)を行うに際して、レーザ光源からのレーザ光を出射し、前記レーザ光を回転ヘッドにより回転させて、レーザ光による基準面を形成するように構成されたレーザ測量機として、例えば、レベルプレーナ(レーザプレーナ)が知られている。この種のレベルプレーナにおいては、回転ヘッドを100rpm、200rpm、300rpm、600rpmのうちいずれかの回転数で一定回転させることで、レベルプレーナを中心として、半径数100m以内に360度の水平基準面をレーザ光線によって形成することができ、土木・建築・内装工事における水平出しを効率良く行うことができる。また、レベルプレーナにおいては、回転ヘッドを一定回転で動作させる他に、回転ヘッドを特定の回転角の範囲において反復回転させる、いわゆるスキャニング動作を行うことができるとともに、回転ヘッドを微小範囲(微小角度)移動させる微動動作ができるようになっている。しかし、レベルプレーナを用いてスキャニング動作を連続して行うと、大きな消費電流が流れ、電源が電池で構成されているときには、電池が短時間で消耗することがある。
そこで、レベルプレーナを用いてスキャニング動作を行うに際して、スキャニング動作が設定時間以上行われたときにはスキャニング動作を強制的に停止し、回転ヘッドを一定方向に回転させる一定回転動作に切替えるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、レベルプレーナを用いてスキャニング動作を行っているときに、一定時間経過したことを条件にスキャニング動作を強制的に停止したのでは、作業が中断される恐れがある。
一方、モータを回転駆動するに際して、スキャニング動作を行うときにモータに直流電圧を印加するDCドライブ方式を採用すると、モータの回転方向を切り替えるごとにモータに高電圧を印加する制御を行わなければならず、モータ駆動回路が複雑になるとともに、応答性を高めるには十分ではない。
そこで、モータをスキャニング動作させるに際して、モータにPWM(Pulse Width Modulation)信号を印加するPWM方式が採用されている。PWM信号をモータに印加した場合、PWM信号のデューティ比を高くすれば、モータに高電圧を印加してモータの速度を高めることができ、逆に、デューティ比を小さくすることで、モータに印加される電圧を小さくし、モータの速度を遅くすることができる。すなわち、デューティ比を調整しながらモータを回転動作させることで、スキャニング動作モードにおける消費電流を低減することができる。
特開平8−145675号公報(第4頁〜第6頁、図1〜図3)
モータをスキャニング動作させるときにモータにデューティ比の大きなPWM信号を印加すれば、モータの応答性を高めることができる。しかし、PWM信号をモータに印加してモータを一定回転させると、モータのコイルには常時交流電圧が印加され、コイルにはモータの回転に寄与しない無効電流が流れ、消費電流が多くなる。すなわち、モータをスキャニング動作させるときにDCドライブ方式を採用すると、スキャニング動作時におけるモータの応答性を高めることができず、モータを一定回転動作させるときにPWM方式を採用すると、消費電流が多くなる。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、モータを一定回転させる一定回転動作モードのときには消費電流を少なくし、それ以外の動作モードのときにはそれ以外の動作を円滑に行うことにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係るレーザ測量機においては、レーザ光を発生するレーザ光源と、回転自在に配置されて前記レーザ光源からのレーザ光を導入して本体ケース外に出射する回転ヘッドと、本体ケースに傾動自在に配置されて前記回転ヘッドを回転軸を介して回転自在に軸支する軸筒部と、前記回転軸に連結されて前記回転ヘッドを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検出するエンコーダと、前記エンコーダの検出出力を基に前記モータの動作モードおよび回転数又は回転角度に応じてPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、前記PWM信号生成手段の生成によるPWM信号を平滑して直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、前記モータを一定回転させる一定回転動作モードのときに前記直流電圧生成手段の生成による直流電圧を前記モータに印加し、スキャニング動作モードを含むそれ以外の動作モードのときには前記PWM信号生成手段の生成によるPWM信号を前記モータに印加するモータ駆動手段とを備え、前記回転ヘッドは、前記レーザ光源からのレーザ光を前記回転軸方向と前記回転軸に直交する方向に出射してなる様に構成した。
(作用)モータを一定回転させる一定回転動作モードのときには、PWM信号を平滑して得られた直流電圧をモータに印加するようにしたため、モータの一定回転時に無効電流がモータに流れることはなく、モータにPWM信号を印加するときよりも消費電流を少なくすることができる。一方、モータを一定回転させる動作モード以外の動作モードのときには、PWM信号をモータに印加するようにしたため、動作モードに応じてPWM信号のデューティ比を調整することで、モータの動作、例えば、スキャニング動作や微動動作あるいは90度回転動作を円滑に行うことができる。
請求項2に係るレーザ測量機においては、請求項1に記載のレーザ測量機において、前記モータを一定回転させるためのデジタル信号を生成するデジタル信号生成手段を備えているとともに、前記直流電圧生成手段の代わりに、前記デジタル信号をアナログ信号に変換して直流電圧を生成するデジタル・アナログ変換手段を備え、前記モータ駆動手段は、前記モータを一定回転させる一定回転動作モードのときに前記デジタル・アナログ変換手段の生成による直流電圧を前記モータに印加する様に構成した。
(作用)モータを一定回転させる一定回転動作モードのときには、デジタル信号をアナログ信号に変換して生成された直流電圧をモータに印加するようにしたため、消費電流を少なくすることができる。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係るレーザ測量機によれば、一定回転動作モードのときには消費電流を少なくし、それ以外の動作モードのときにはそれ以外の動作を円滑に行うことができる。
請求項2によれば、一定回転動作モードのときに消費電流を少なくできる。
次に、本発明の実施の形態を実施例にしたがって説明する。図1は、本発明の一実施例を示すレーザ測量機の要部縦断面図、図2は、本発明に係るレーザ測量機の一実施例を示す駆動系のブロック構成図、図3は、図2に示す駆動系の作用を説明するための波形図、図4は、本発明に係るレーザ測量機の他の実施例を示す駆動系のブロック構成図、図5は、図4に示す駆動系の作用を説明するための波形図、図6は、PWM信号の周波数と消費電流との関係を示す特性図、図7は、PWM信号のデューティ比と消費電流との関係を示す特性図である。
これらの図において、レベルプレーナ10は、レーザ測量機として、容器状の本体ケース12と、前記本体ケース12の上方位置において水平回転して水平回転出射光を形成する回転ヘッド14と、可視光によるレーザ光を発生するレーザ光源16と、回転ヘッド14を回転駆動するモータ18などを備えて構成されている。
回転ヘッド14は、ヘッドケーシング14a内にハーフミラー14bが固定されているとともに、ヘッドケーシング14aの上端部と側面のハーフミラー14bに対応する位置に、透明のガラスが装着された光出射窓14cが設けられた構造で、ヘッドケーシング14aに固定された円筒型の回転軸14dが、本体ケース12内上下方向に亘って配置されて本体ケース12に傾動自在に固定された円筒型の軸筒部20内に挿通されているとともに、回転軸14dと軸筒部20との間にはボールベアリング14eが介在された回転ヘッド14が軸筒部20によって回転可能に軸支されている。
回転軸14dには、連結部14fが連結されており、軸筒部20の側面に固定されたモータ18の駆動力が減速機22、ギア24を介して連結部14fに連結されるようになっている。モータ18の駆動力が減速機22、ギア24を介して連結部14fに伝達されて回転軸14dが回転すると、回転ヘッド14が回転軸14dととともに回転し、回転ヘッド14からは、回転軸14dと交差する方向、すなわち、回転軸14dと直交する方向に水平照射光L1が出射されるとともに、回転軸14dと同軸方向に垂直照射光L2が出射される。そして、水平照射光L1によって水平回転照射面(水平面)が形成される。
また、ギア24の駆動軸24aには回転円板26が固定されており、回転円板26の周囲には、モータ18の回転数を検出するためのロータリエンコーダ28が配置されている。ロータリエンコーダ28とモータ18はそれぞれ配線(図示せず)を介して制御基板30に接続されており、制御基板30上にはモータ18の駆動系が搭載されている。
モータ18の駆動系は、図2に示すように、マイクロコンピュータで構成されたCPU32と、回転方向制御回路34と、平滑回路36と、電源回路38と、モータドライブ回路40と、モータ印加電圧調整回路42と、ロータリエンコーダ28を備えて構成されている。
モータ18は、DCモータで構成されており、PWM信号または直流電圧によって回転駆動されるようになっている。モータ18の回転数はロータリエンコーダ28によって検出されるようになっている。ロータリエンコーダ28は、モータ18の回転数に応じたパルスを生成し、このパルスをCPU32に出力するようになっている。
CPU32は、ロータリエンコーダ28の出力パルス(検出出力)を基に、モータ18の動作モード、例えば、モータ18を一定回転させる一定回転動作モード、モータ18を微小範囲(微小角度)だけ回転させる微動動作モード、モータ18を特定の回転角範囲において反復回転させるスキャニング動作モード、回転ヘッド14を90度回転させる90度回転動作モードに応じてPWM信号を生成し、生成したPWM信号を回転方向制御回路34と平滑回路36に出力するPWM信号生成手段として構成されている。
例えば、微動動作モードのときには、CPU32において、微動動作に必要な時間として予め設定された時間に対応づけて、指定のデューティ比を有するPWM信号が生成される。スキャニング動作モードあるいは90度回転動作モードのときには、CPU32において、ロータリエンコード28の出力パルスをカウントし、カウント値を基に、スキャニング動作あるいは90度回転動作を行うに必要な回転角度に対応づけて、指定のデューティ比を有するPWM信号が生成される。
また、CPU32は、各動作モードを実行するときに、PWM/DCドライブ切替信号SWを回転方向制御回路34に出力するとともに、モータ18の回転方向を示す回転方向制御信号DIRを回転方向制御回路34に出力するようになっている。
モータ18を一定回転させる一定回転動作モード以外の動作モード、例えば、モータ18をスキャニング動作モードで回転させるときには、CPU32からは、PWM/DCドライブ切替信号SWとして、PWM駆動を示す信号とPWM信号が回転方向制御回路34とモータ印加電圧調整回路42に出力される。なお、モータ印加電圧調整回路42は、一定回転動作モードでないため、その動作を停止した状態にある。
そして、モータ18を正回転(回転方向CW)させるときには、図3(a)に示すような波形のPWM信号が回転方向制御回路34に出力されるとともに、回転方向制御信号DIRとして、図3(b)に示すように、ローレベルの信号が回転方向制御回路34に出力される。そして、回転方向制御回路34からは、図3(c)に示すように、PWM信号と同一波形のモータドライブ制御信号100が出力され、このモータドライブ制御信号100はモータドライブ回路40を介してモータ18にモータ印加電圧200として印加される。また、回転方向制御回路34からは、図3(d)に示すように、ローレベルのモータドライブ制御信号102が出力され、このモータドライブ制御信号102はモータドライブ回路40を介してモータ印加電圧202としてモータ18に印加される。
次に、モータ18が正方向に回転したあと、モータ18の駆動が一旦停止されると(タイミングt0〜t1)、その後、CPU32からは、図3(a)に示すように(タイミングt1以降)、モータ18を逆方向(回転方向CCW)に回転させるためのPWM信号が出力され、回転方向制御信号DIRとしてハイレベルの信号が回転方向制御回路34に出力される。そして回転方向制御回路34からは、モータドライブ制御信号100としてローレベルの信号が出力され、このモータドライブ制御信号100はモータドライブ回路40を介して、モータ印加電圧200としてモータ18に印加される。さらに回転方向制御回路34からは、図3(d)に示すように、PWM信号と同一波形のモータドライブ制御信号102が出力され、このモータドライブ制御信号102はモータドライブ回路104を介してモータ印加電圧202として、モータ18に印加される。
モータ18を、例えば、スキャニング動作させるに際して、モータ18にPWM信号によるモータ印加電圧200またはモータ印加電圧202を印加すると、PWM信号がハイレベルのときの電圧がモータ18の駆動に寄与し、PWM信号がローレベルにあるときにはモータ18には電圧は印加されない。すなわち、モータ18にPWM信号によるモータ印加電圧200またはモータ印加電圧202を印加すると、PWM信号の立ち上がり時にモータ18に高電圧が印加されて、モータ18が瞬時に起動されるので、スキャニング動作を円滑に行うことができる。
なお、モータ18に印加される電圧は電源回路38の電源電圧に依存しているが、電源電圧の変動に対しても、モータ18に対する印加電圧が一定になるように、モータドライブ回路40において、モータ印加電圧200、202のレベルが調整されるようになっている。
本実施例において、回転方向制御回路34とモータドライブ回路40および電源回路38は、CPU32の生成によるPWM信号をモータ18に印加するモータ駆動手段を構成することになる。
一方、モータ18を一定回転させる一定回転動作モードのときには、CPU32において、ロータリエンコーダ28の出力パルスを基にモータ18の回転数を検出し、この検出値と目標回転数とを比較し、この比較結果を0にするためのデューティ比が設定され、設定されたデューティ比にしたがったPWM信号が生成され、生成されたPWM信号が回転方向制御回路34と平滑回路36に出力される。
例えば、モータ18を正回転させるときには、図3(e)に示すようなPWM信号がCPU32から回転方向制御回路34と平滑回路36に出力される。このとき、CPU32から回転方向制御回路34に対してローレベルの信号が出力されるとともに、CPU32からモータ印加電圧調整回路42に対して、PWM/DCドライブ切替信号SWとしてDCドライブを示す信号が出力される。そして回転方向制御回路34からは、モータドライブ制御信号100としてハイレベルの信号が出力され、モータドライブ制御信号102としてローレベルの信号が出力される。
一方、平滑回路36は、CPU32の出力によるPWM信号を平滑して直流電圧を生成し、生成された平滑信号(DC信号)300をモータ印加電圧調整回路42に出力するようになっている。モータ印加電圧調整回路42は、平滑信号300を増幅し、増幅された平滑信号300をモータドライブ回路40に出力するようになっている。すなわち、モータ印加電圧調整回路42においては、平滑回路36においてPWM信号を平滑して得られた電圧(PWM信号を積分して得られた電圧)に比例した電圧をモータドライブ回路40に出力するようになっている。そしてモータドライブ回路40からは、図3(i)に示すように、直流のモータ印加電圧200が出力され、このモータ印加電圧200がモータ18に印加される。また、モータドライブ回路40からは、図3(j)に示すように、ローレベルのモータ印加電圧202が出力される。これにより、モータ18は、直流のモータ印加電圧200によって正方向に一定回転駆動されることになる。
直流のモータ印加電圧200をモータ18に印加して、モータ18を一定回転させるに際しては、CPU32において、ロータリエンコーダ28の出力パルスと目標回転数(設定回転数)とが比較され、モータ18の回転数が目標回転数(設定回転数)よりも低いとき、すなわち、検出された回転速度が目標速度よりも遅いときには、デューティ比の大きなPWM信号が生成され、デューティ比が大きくなったPWM信号が平滑回路36に出力される。平滑回路36において、デューティ比の大きくなったPWM信号を平滑すると、平滑信号300のレベルが高くなり、モータ印加電圧200のレベルも高くなり、モータ18が加速される。逆に、モータ18の回転数が目標回転数よりも高いとき、すなわち、モータ18の検出回転速度が目標速度よりも速いときには、CPU32において、デューティ比の小さなPWM信号が生成され、デューティ比の小さくなったPWM信号が平滑回路36に出力される。平滑回路36において、デューティ比の小さくなったPWM信号を平滑すると、平滑信号300のレベルが低くなり、モータ印加電圧200のレベルも低くなり、モータ18が減速される。このような制御を繰り返すことで、モータ18を正方向において、一定回転させることができる。
また、モータ18を一定回転動作モードにおいて、タイミングt1以降、逆方向に一定回転させるときには、CPU32からは、図3(e)に示すようなPWM信号が出力されるとともに、回転方向制御信号DIRとしてハイレベルの信号が回転方向制御回路34に出力される。そして回転方向制御回路34からは、モータドライブ制御信号100としてローレベルの信号が出力され、モータドライブ制御信号102としてハイレベルの信号が出力される。一方、モータドライブ回路40からは、PWM信号を平滑回路36で平滑して得られた平滑信号300がモータ印加電圧調整回路42に入力される。平滑信号300がモータ印加電圧調整回路42で増幅されると、増幅された平滑信号300がモータドライブ回路40に入力され、モータドライブ回路40からは、ローレベルのモータ印加電圧200が出力されるとともに、直流のモータ印加電圧202が出力される。そしてモータ18が直流のモータ印加電圧202にしたがって逆方向に一定回転駆動されることになる。
図2に示す実施例では、モータ18を一定回転動作モードで運転するときに、PWM信号を平滑して直流電圧を生成するものについて述べたが、図4および図5に示すように、モータ18を一定回転動作モードで運転するに際して、CPU32において、PWM/DCドライブ切替信号の代わりに、PWM/デジタル・アナログ変換切替信号を生成するとともに、PWM信号とは別に、モータ18を一定回転させるためのデジタル信号を生成し、生成したPWM/デジタル・アナログ変換切替信号を回転方向制御回路34に出力するとともに、生成したデジタル信号をデジタル・アナログ変換器37でアナログ信号301に変換して直流電圧を生成し、生成したアナログ信号301をモータ印加電圧調整回路42を介してモータドライブ回路40に出力し、モータドライブ回路40からモータ18にモータ印加電圧200、202を印加する構成を採用することもできる。なお、CPU32としては、デジタル・アナログ変換器を内蔵したものを用いることができる。
モータ18を一定回転動作モードで運転するときに、モータ18に直流電圧を印加すると、モータ18にPWM信号を印加して一定回転させるときよりも消費電流を少なくすることができる。
例えば、電源電圧一定の状態でモータ18の回転数が一定になるときのPWM信号の周波数と消費電流との関係を計測したところ、図6に示すような計測結果が得られた。図6から、PWM信号の周波数を高くするにしたがって、消費電流が低下することが分かる。
また、PWM信号の周波数を一定とし、PWM信号のデューティ比を変化させて消費電流を計測したところ、図7に示すような計測結果が得られた。図7から、PWM信号のデューティ比を大きくすると、例えば、デューティ比が100%のとき、すなわち、直流のときには消費電流が最も少なくなることが分かる。
また、電源回路38に用いる電源として、単1の電池を4本用い、モータ18を100rpmで一定回転させるに際して、PWM方式でモータ18を一定回転させたときの全電流と電池持ち時間を計測するとともに、DCドライブ方式によってモータ18を一定回転させたときの全電流と電池持ち時間とを計測したところ、次の表1に示すような結果が得られた。
Figure 0004367935
表1から、モータ18を一定回転動作モードで運転するときに、モータ18をDCドライブ方式によって一定回転駆動すれば、PWM方式によってモータ18を一定回転駆動するときよりも消費電流を少なくすることができるとともに、電池の持ち時間を長くすることができる、ということが分かる。
このように、本実施例においては、モータ18の一定回転時には、DCドライブ方式を採用することで消費電流を少なくすることができ、モータ18を一定回転動作モード以外の動作モード、例えば、微動動作モード、スキャニング動作モード、90度回転動作モードのいずれかの動作モードで運転するときにはPWM方式を採用することで、微動動作、スキャニング動作、90度回転動作を円滑に行うことができる。
本発明の一実施例を示すレーザ測量機の要部縦断面図である。 本発明に係るレーザ測量機の一実施例を示す駆動系のブロック構成図である。 図2に示す駆動系の作用を説明するための波形図である。 本発明に係るレーザ測量機の他の実施例を示す駆動系のブロック構成図である。 図4に示す駆動系の作用を説明するための波形図である。 PWM信号の周波数と消費電流との関係を示す特性図である。 PWM信号のデューティ比と消費電流との関係を示す特性図である。
符号の説明
10 レベルプレーナ
12 本体ケース
14 回転ヘッド
16 レーザ光源
18 モータ
28 ロータリエンコーダ
32 CPU
34 回転方向制御回路
36 平滑回路
37 デジタル・アナログ変換器
38 電源回路
40 モータドライブ回路
42 モータ印加電圧調整回路

Claims (2)

  1. レーザ光を発生するレーザ光源と、回転自在に配置されて前記レーザ光源からのレーザ光を導入して本体ケース外に出射する回転ヘッドと、本体ケースに傾動自在に配置されて前記回転ヘッドを回転軸を介して回転自在に軸支する軸筒部と、前記回転軸に連結されて前記回転ヘッドを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検出するエンコーダと、前記エンコーダの検出出力を基に前記モータの動作モードおよび回転数又は回転角度に応じてPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、前記PWM信号生成手段の生成によるPWM信号を平滑して直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、前記モータを一定回転させる一定回転動作モードのときに前記直流電圧生成手段の生成による直流電圧を前記モータに印加し、スキャニング動作モードを含むそれ以外の動作モードのときには前記PWM信号生成手段の生成によるPWM信号を前記モータに印加するモータ駆動手段とを備え、前記回転ヘッドは、前記レーザ光源からのレーザ光を前記回転軸方向と前記回転軸に直交する方向に出射してなるレーザ測量機。
  2. 請求項1に記載のレーザ測量機において、前記モータを一定回転させるためのデジタル信号を生成するデジタル信号生成手段を備えているとともに、前記直流電圧生成手段の代わりに、前記デジタル信号をアナログ信号に変換して直流電圧を生成するデジタル・アナログ変換手段を備え、前記モータ駆動手段は、前記モータを一定回転させる一定回転動作モードのときに前記デジタル・アナログ変換手段の生成による直流電圧を前記モータに印加してなることを特徴とするレーザ測量機。
JP2004357692A 2004-12-10 2004-12-10 レーザ測量機 Expired - Fee Related JP4367935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004357692A JP4367935B2 (ja) 2004-12-10 2004-12-10 レーザ測量機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004357692A JP4367935B2 (ja) 2004-12-10 2004-12-10 レーザ測量機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006162533A JP2006162533A (ja) 2006-06-22
JP4367935B2 true JP4367935B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=36664710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004357692A Expired - Fee Related JP4367935B2 (ja) 2004-12-10 2004-12-10 レーザ測量機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4367935B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006162533A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5226963B2 (ja) レーザ測定システム
WO2011090177A1 (ja) 傾斜検出装置及びレーザ測量機
JP4515369B2 (ja) 建設機械の駆動制御装置
EP1790940A3 (en) Laser surveying instrument
KR20140043456A (ko) 치과용 핸드피스의 제어 장치
JP4920467B2 (ja) レーザ測定システムに於ける省電力制御方法及びレーザ測定システム
JP4367935B2 (ja) レーザ測量機
KR102170677B1 (ko) 액츄에이터를 이용한 백래쉬 조절장치
JP2007229888A (ja) ハンドドリル装置
JP4597557B2 (ja) 建設機械の旋回装置
US6604293B2 (en) Surveying instrument and a method for drive control thereof
ATE391215T1 (de) Kreiselgesteuerte, handgeführte glättmaschine
JP2001517578A (ja) ワイパー装置
JPS6266840A (ja) X線走査装置
JP6665718B2 (ja) モータ制御装置及び遊技機
JPH1114358A (ja) レーザ測量機
JP2004045159A (ja) レーザ照射装置
JP4223874B2 (ja) レーザ測量機
JPH07110236A (ja) 基準平面設定装置
JP2545737Y2 (ja) ファジー制御による自動整準装置
JP4948203B2 (ja) 画像記録装置
JP3116878B2 (ja) 半導体レーザダイオードの光放射角測定装置
JP2019086362A (ja) レーザ装置、及びレーザ装置のゲイン調整方法
JP6669538B2 (ja) 測量機に設けられた超音波モータの制御方法及びそのための測量機
CN203204453U (zh) 安平装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees