JP4367717B2 - 近距離無線通信用アンテナおよび携帯機器 - Google Patents

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Description

この発明は、RFID(Radio Frequency Identification;電磁波を用いた被接触の自動認識技術の総称)に用いて好適な近距離無線通信用アンテナおよび当該近距離無線通信用アンテナを用いる近距離無線通信部を備える携帯機器に関する。
近年、携帯電話端末などの携帯機器へのRFID機能搭載が標準的になりつつある。このRFID機能を実現するための近距離無線通信部のアンテナとしては、従来は、ループアンテナが用いられている。
しかし、最近は、携帯機器に対しては小型化、薄型化の要求が強いために、サイズの大きいループアンテナを搭載することができなくなり、必要充分な通信距離を確保することが難しくなってきている。
一方、ループアンテナよりも小さいサイズで、ループアンテナと同等以上の特性を有するフェライトアンテナが開発され、また、近距離無線通信部のRFID制御部を構成するRFID用LSI(Large Scale Integrated Circuit)の受信感度の向上により、前記通信距離の改善が行なわれてきた。
ところが、受信感度が高くなって、遠方でも受信できるということは、通信相手以外のRFID用のリーダライタ(読み書き装置)からの干渉を受け易いという問題を生じる。特に、通信信号にASK(Amplitude Shift Keying)変調を採用しているシステムでは、他のリーダライタからの干渉による妨害を受け易い。
このため、オフィスの入退出用のリーダライタや、自動販売機、電車内のグリーン券読み取り器、ノートパソコンや、携帯電話端末へのリーダライタ機能搭載など、身近に、この種のRFID用のリーダライタが増加するにつれ、干渉による通信妨害への懸念が高まりつつある。
このような干渉対策としては、近距離無線通信用アンテナの指向性を高め、通信しようとしているリーダライタなど通信相手の方向へ感度を集中させることが有益である。この指向性を高める方法としては、以下のような方法が知られている。
図5は、ループアンテナにおいて、指向性を強める手段を説明するためのものである。図5において、1はループアンテナを全体として示し、このループアンテナ1は、図5(A)に示すように、フレキシブル基板2の一面上に、ループ状のコイル3が、例えば印刷などにより形成されたものである。
このループアンテナ1のコイル3に電流(送信信号の電流または誘導電流)が流れると、図5(B)において点線4で示すように、フレキシブル基板2のコイル3が形成されている面側と、その反対側の面側とで、全く等しくなるように磁束が発生する。つまり、ループアンテナ1は、フレキシブル基板2のコイル3が形成されている面側と、その反対側の面側とで等しい指向特性となる。
このループアンテナ1の指向性を一方向に強めるには、図5(C)に示すように、フレキシブル基板2のコイル3が形成されている面側、または、その反対側の面側のいずれか一面側に、透磁率の高い磁性体5を貼り付けるようにする。
このように構成すると、図5(C)において点線6で示すように、磁性体5が貼り付けられた面側の磁束は、主に、磁性体5の中を通過するようになって、磁性体5が貼り付けられた面側には、磁束は広がらなくなる。これに対して、磁性体5が貼り付けられていない面側の磁束は、相対的に遠くまで広がるようになる。したがって、磁性体5が貼り付けられていない面側に、受信感度を集中させることができ、この方向の指向性を強くすることができる。
次に、図6を参照して、フェライトアンテナの場合において、指向性を強める手段を説明する。
図6において、11は、この例のフェライトアンテナを全体として示している。この例のフェライトアンテナ11は、2分割タイプのもので、図6(A)に示すように、2個のフェライトコア12a,12bのそれぞれに、1本の銅線13を巻回して、それぞれコイル14a,14bを形成したものである。
コイル14a,14bは、フレキシブル基板に銅線13を導電パターンとして印刷形成したものをフェライトコア12a,12bの周囲に巻きつけようにすると共に、フェライトコア12a,12bに巻きつけたもの同士の間の銅線で互いに接続した構成とすることもできる。
このフェライトアンテナ11のコイル14a,14bに電流(送信信号の電流または誘導電流)が流れると、図(B)において点線15で示すように、フェライトコア12aおよび12bのそれぞれの中を通り、それぞれのファライトコア12aおよび12bの両側に互いに等しく広がる磁束が発生する。つまり、フェライトアンテナ11は、フェライトコア12aおよび12bの両側において、等しい指向特性となる。
このフェライトアンテナ11の指向性を一方向に強めるためには、図6(C)に示すように、コイル13が巻回されたフェライトコア12a,12bに金属板16を接近させる。
すなわち、図6(B)に示すような磁束が生じている状態で、金属板16をフェライトアンテナ11に接近させると、金属板16内には、磁束を打ち消す方向に渦電流が発生する。すると、図6(C)において、点線17で示すように、金属板16が接近した側(こちら側を非通信方向側とする)の磁束が弱くなる。
そして、非通信方向の磁束が打ち消されることにより、アンテナコイル14a,14bの自己インダクタンスが減少するため、アンテナコイル14a,14bに流れる電流が増加する。そして、電流が増加した分により、通信方向(金属板が接近した方向とは反対側)の磁束は、図6(C)において、点線18で示すように増加する。このため、この通信方向の指向性が強くなる。
参考となる特許文献は、次の通りである。
特開2006−197510号公報 特開2006−031508号公報 特開平9−200117号公報
以上のようにして、近距離無線通信用アンテナの、通信方向(通信相手が存在する方向)の指向性を強くする(指向性を高める)ことができ、これにより、上述した干渉による通信妨害を軽減することができる。
ところで、一方、最近は、例えば携帯電話端末などの携帯機器同士で近距離無線通信を行うことができるように構成されている。この携帯機器同士で近距離無線通信を行う場合においては、近距離無線通信用アンテナの搭載位置が、外部から見えないので、通信可能な位置関係が直感的には分かりにくいという別の問題がある。
この問題を解決するには、一方向の指向性を高くするのではなく、逆に、指向性を弱くして、ある程度、広い範囲での通信を可能にするようにすることが求められる。これは、前記の干渉による通信妨害を軽減するための指向特性とは相反する特性となる。
この相反する両方の指向特性を満足するためには、状況に応じて指向特性を切り替えることができれば便利である。すなわち、必要な通信距離が大きい場面では、通信方向への指向性を強くして、干渉を防ぎながら受信感度を高くするようにし、一方、近距離だが広範囲な通信可能領域が必要な場面では、指向性を弱めることができればよい。
例えば図5に示したループアンテナ1の場合、図5(C)に示した磁性体5の透磁率や厚さ、または、ループアンテナ1と磁性体5との距離を変化させることにより、指向性の制御を行うことができるので、それを利用することが考えられる。
しかし、薄型化が求められる携帯機器では、携帯機器筐体のデザインやメカ構造的な要素が優先されるため、磁性体5の厚さ寸法やループアンテナ1と磁性体5との距離を大きくして、アンテナの指向性を制御するための空間を確保することは難しい。しかも、磁性体5の厚さ寸法やループアンテナ1と磁性体5との距離を、リアルタイムに変更あるいは切り替える機械的構成を実現することは非常に困難である。
また、ループアンテナ1と磁性体5との距離を変化させると、ループアンテナ1の共振周波数も同時に変化してしまうため、共振周波数の補正手段を連動して動作させる必要があるという問題もある。
なお、磁性体5の透磁率は、材料の段階でほぼ決まってしまうため、切り替えることはできない。
次に、図6に示したフェライトアンテナ11の場合には、金属板16の大きさや、金属板16とフェライトアンテナ11との距離を変化させることにより、指向性の制御を行うことができる。金属板16は、磁性体5に比べて、厚さが非常に薄い銅箔のようなものでもよく、また、金属板16の面積を変えることでも指向性を制御することができるので、ループアンテナの場合よりは、機械的構成についての制約は少ない。
しかし、ループアンテナ1の場合と同様に、リアルタイムに金属板の位置、大きさや面積を切り替えることは困難であると共に、金属板の位置、大きさや面積の切り替えにより、アンテナとしての共振周波数が変動するため、その補正が必要であるという問題もある。
この発明は、以上の点にかんがみ、上記の問題を解決して、上記の相反する両方の指向特性を満足するために、状況に応じて指向特性を容易に切り替えることができる近距離無線通信用アンテナを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
フェライトコアを巻回中心部として、当該フェライトコアの周囲に主アンテナコイルが巻回されてなるフェライトアンテナと、
前記フェライトアンテナにより発生する磁束が鎖交する位置に、前記フェライトコアを貫通する磁束路に沿う方向が半径方向となる状態で設けられるループコイルと、
前記ループコイルのループを形成する状態と切断する状態とを切り替えるループコイル挿入切替手段と、
を備えることを特徴とする近距離無線通信用アンテナを提供する。
上記の構成のこの発明による近距離無線通信用アンテナにおいては、前述の図6の金属板の代わりに、ループコイルが、フェライトアンテナにより発生する磁束の非通信方向側の成分が鎖交する位置に設けられる。
そして、ループコイル挿入切替手段により、ループコイルのループが切断されている状態にされるときには、図6(B)に示した、金属板が存在しないフェライトアンテナの構成となり、指向性が弱く、広い範囲での通信が可能になる状態になる。
また、ループコイル挿入切替手段により、ループコイルのループが形成される状態にされると、当該ループコイルには、フェライトアンテナからの鎖交磁束によって渦電流が発生し、図6(C)を用いて説明したのと同様にして、通信方向の指向性を強くすることができて、受信感度を高くすることができる。
この発明によれば、ループコイルのループの形成と切断とを、ループコイル挿入切替手段により切替制御することにより、指向性が弱く、広い範囲での通信を可能にする状態と、通信方向の指向性を強くして、受信感度を高くすることができる状態とを、簡単に切り換えることができる近距離無線通信用アンテナを提供することができる。
以下、この発明による近距離無線通信用アンテナの実施形態および当該近距離無線通信用アンテナを使用する近距離無線通信部を備える携帯機器の実施形態を、図を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、RFID用の近距離無線通信部の構成例を示す図であり、この発明の実施形態の近距離無線通信用アンテナ20と、RFID制御部30とから構成されている。RFID制御部30は、この例では、RFID用LSIからなる。
そして、近距離無線通信用アンテナ20(以下、RFIDアンテナ20という)は、フェライトアンテナ21と、ループコイル22と、後述する手動の切り替え手段とを組み合わせた構成である。
フェライトアンテナ21は、この例も前述の例と同様に2分割タイプの構成である。すなわち、この例のフェライトアンテナ21は、図1に示すように、2個のフェライトコア211a,211bのそれぞれを巻回中心部として、当該フェライトコア211a、211bの周囲に、1本の銅線212を巻回して、それぞれコイル213a,213bを形成したものである。
そして、ループコイル22は、フェライトアンテナ21のコイル213a,213bから発生する磁束と鎖交する位置であって、図1に示すように、フェライトコア211a、211bを貫通する磁束路に沿う方向が半径方向となる状態で、フェライトアンテナ21に対して非通信方向側に、配置される。図1の例では、コイル213a,213bが巻回されているフェライトコア211a,211bの下方のそれぞれに、ループコイル22の一部が対向するように、ループコイル22はフェライトアンテナ21に対して配置される。
そして、ループコイル22は、フェライトアンテナ21のコイル213a,213bから発生する磁束と鎖交する位置であって、フェライトアンテナ21に対して非通信方向側に、配置される。図1の例では、コイル213a,213bが巻回されているフェライトコア211a,211bの下方のそれぞれに、ループコイル22の一部が対向するように、ループコイル22はフェライトアンテナ21に対して配置される。
そして、ループコイル22の一端と他端との間にはスイッチ24が介挿され、このスイッチ24のオン・オフにより、ループコイル22のループ閉路状態と、ループ切断状態とが切り替えられるように構成されている。
また、この実施形態では、図1に示すように、銅線23がフェライトコア211aおよび211bのそれぞれに対して、コイル213a,213bと同様にフェライトコア211a,211bを巻回中心部として巻回されることにより補正コイル23a,23bが構成される。そして、銅線23の一端と他端との間にはスイッチ25と、補正用コンデンサ26とが直列に接続されて設けられる。スイッチ25は、補正コイル23a,23bの一端と他端との間を接続する状態(補正コイル23a,23bの動作状態)と、補正コイル23a,23bの一端と他端との間を切断する状態(補正コイル23a,23bの非動作状態)とを、ループコイル22の切り替えに連動して、切り替え制御する。
なお、この例では、スイッチ24とスイッチ25とは、2回路スイッチ27のそれぞれのスイッチ回路として構成されている。この2回路スイッチ27は、例えば押下操作あるいはスライド操作に応じて、スイッチ24およびスイッチ25を連動して切り替える構成を備えるものである。
補正コイル23a,23bおよび補正用コンデンサ26は、スイッチ24,25による切り替えに応じて、RFIDアンテナ20の共振周波数が変化するのを補正するためのものである。
そして、RFIDアンテナ20において、直列に接続されたコイル213aおよび213bの一端212aおよび他端212b(銅線212の一端および他端)は、RFID制御部30の入出力端子に接続されている。
RFID制御部30は、送信時には、ASK変調した搬送波信号を、RFIDアンテナ20のコイル213aおよび213bに供給して、RFIDアンテナ20を励起して、電磁波により送信を行うようにする。また、RFID制御部30は、受信時には、RFIDアンテナ20で受けた電磁波により、コイル213a,213bに励起される電流を、受信信号として取り込むようにする。
以上のような構成のRFIDアンテナ20においては、2回路スイッチ27が使用者により操作されて、スイッチ24および25がオフとされているときには、ループコイル22のループは切断状態、また、補正コイル23a,23bの両端間は切断状態となるので、RFIDアンテナ20は、フェライトアンテナ21のみからなるものとして動作し、図6(B)に示すように、指向性が弱く、広い範囲での通信が可能になる。
また、2回路スイッチ27が使用者により操作されて、スイッチ24および25がオンにされたときには、ループコイル22のループが閉成されると共に、補正コイル23a,23bの両端間は接続されて、RFIDアンテナ20は、フェライトアンテナ21とループコイル22とが結合された構成の状態となる。
この構成の状態においては、RFIDアンテナ20のコイル213a,213bに電流が流れて磁束が発生すると、ループコイル22には、前述の図6(C)の場合の金属板16と同様に、鎖交する磁束を打ち消す方向に渦電流が発生する。ループコイル22は、フェライトアンテナ21に対して非通信方向側に配置されているので、当該非通信方向側の磁束が打ち消されることにより、コイル213a,213bの自己インダクタンスが減少し、このためコイル213a,213bに流れる電流は増加する。この電流が増加した分は、図6(C)に示したように、通信方向側の磁束の増加となり、当該通信方向の指向性が強くなる。
そして、このとき、コイル213a,213bの自己インダクタンスが減少するため、RFIDアンテナ20の共振周波数が上昇してしまうが、この実施形態では、このときには、補正コイル23a,23のループが閉成されているため、補正コイル23a,23の電流ループ内に補正コンデンサ26が入り、この補正コンデンサ26の容量だけ、共振周波数に寄与する容量分が増加し、共振周波数が変化しないように補正される。
以上説明したように、この実施形態のRFIDアンテナ20によれば、2回路スイッチ27を操作して、スイッチ24,25をオン・オフ切り替えすることにより、指向性が弱く、広い範囲での通信が可能になる第1の状態と、通信方向の指向性が強く、通信方向の受信感度が高くなる第2の状態とを、簡単に切り替えることができる。
しかも、この実施形態においては、上記切り替えにより、RFIDアンテナ20の共振周波数が変化してしまうのを、補正コイルにより補正することができる。
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、指向特性の切り替え手段は、手動のスイッチを用いたものとしたが、手動のスイッチを用いる代わりに電子スイッチを用い、上述の指向特性の切り替えを自動制御とすることもできる。その場合の電子スイッチを自動切替制御する手段は、この第2の実施形態の近距離無線通信用アンテナを搭載する携帯機器の制御部が担うようにする。
以下に、指向特性の切り替え手段として電子スイッチを用いる場合の近距離無線通信用アンテナの第2の実施形態を、当該近距離無線通信用アンテナの第2の実施形態が適用された携帯機器の例と共に説明する。
図2は、近距離無線通信用アンテナの第2の実施形態が適用された携帯機器の例としての携帯電話端末40の構成例を示すブロック図である。この例の携帯電話端末40は、電話通信を実行するための通信処理系50と、制御系60とを備えており、システムバス70に対して、それら通信処理系50および制御系60が接続されている。
通信処理系50は、携帯電話用アンテナ51と、送受信部52と、コーデック部53と、D/A変換器54と、出力アンプ55と、受話器を構成するスピーカ56と、送話器を構成するマイクロホン57と、マイクアンプ58と、A/D変換器59とからなる。
そして、アンテナ51で受信した信号は、送受信部52を通じてコーデック部53に供給されて、デコードされる。そして、コーデック部53でデコードされた受話音声信号は、D/A変換器54によりアナログ信号に変換され、出力アンプ55を通じてスピーカ56に供給されて音響再生される。
また、マイクロホン57で収音された送話音声の音声信号は、マイクアンプ58を通じてA/D変換器59に供給されたデジタル信号にされ、コーデック部53に供給され、コーディングされて、送受信部52を通じてアンテナ51に供給され、送信される。
次に、制御系60においては、この例では、MPU(マイクロプロセッサ)で構成される制御部61と、ディスプレイインターフェース62、メモリ64、操作部インターフェース65、インターフェース67および68とがシステムバス70に接続されている。
ディスプレイインターフェース62には、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などからなるディスプレイが接続されている。操作部インターフェース65には、テンキーやカーソルキーなどのキー操作部66が接続されている。
そして、この例では、近距離無線通信部69が、インターフェース67および68を介してシステムバス70に接続されている。
近距離無線通信部69は、この例では、前述したRFID制御部30と、第2の実施形態のRFIDアンテナ200と、後述する過電圧検出回路80とを備えて構成されており、RFID制御部30は、インターフェース67を通じてシステムバス70に接続され、また、過電圧検出回路80の出力は、インターフェース68を通じてシステムバス70に接続されている。
この実施形態における近距離無線通信部69の構成例を図3に示す。RFIDアンテナ200は、図3に示すように、指向特性の切替手段が電子スイッチに変更されている点を除けば、図1に示した第1の実施形態のRFIDアンテナ20と同一の構成を有する。そこで、図3では、対応する各構成要素には、第1の実施形態のRFIDアンテナ20と同一の参照番号を付してある。
この第2の実施形態のRFIDアンテナ200においては、ループコイル22の一端と、補正コイル23aおよび23bの一端とは互いに接続されて接地される。そして、ループコイル22の他端は、半導体スイッチ素子としてのFET28のドレイン−ソース間を通じて接地される。また、補正コイル23aおよび23bの他端は、半導体スイッチ素子としてのFET29のドレイン−ソース間を通じて接地される。
そして、FET28および29のゲートに、制御系60の制御部61からの切替制御信号SWが供給されて、FET28および29がスイッチング制御される。すなわち、FET28および29が、切替制御信号SWによりオンとされると、ループコイル22のループが閉成されると共に、補正コイル23aおよび23bのループも閉とされて、RFIDアンテナ200は、指向特性が、通信方向に指向性が強く、受信感度が高い状態とされる。
また、FET28および29が、制御部61からの切替制御信号SWによりオフとされると、ループコイル22のループが切断されると共に、補正コイル23aおよび23bのループも切断されて、RFIDアンテナ200は、指向性が弱く、広い範囲で通信を可能とする状態になる。
この実施形態では、携帯電話端末40では、定常時には、RFIDアンテナ200は、FET28および29が、切替制御信号SWによりオンとされ、指向特性が、通信方向に指向性が強く、受信感度が高い状態とされる。
そして、携帯電話端末40と、他の携帯電話端末との間で、近距離無線通信部69を用いた通信を行なうべく、アプリケーションプログラムを起動させたときには、制御部61のMPUは、切替制御信号SWにより、FET28および29をオフに制御して、RFIDアンテナ200を、指向性が弱く、広い範囲で通信を可能とする状態に自動的に切り替える。なお、制御部61のMPUは、近距離無線通信部69を用いた通信を行なうアプリケーションの起動および動作を制御するものでもあることは言うまでもない。
また、この実施の形態では、搬送波の受信強度が強すぎる場合にも、制御部61は、切替制御信号SWにより、FET28および29をオフに制御して、RFIDアンテナ200を、指向性が弱く、広い範囲で通信を可能とする状態に自動的に切り替える。このために、図2および図3に示すように、この例の近距離無線通信部69は、上記の搬送波の受信強度を強すぎる場合を検出するために、過電圧検出回路80を備える。
すなわち、受信強度が強すぎる場合には、受信レベルが飽和してリミッタがかかり、ASK変調された信号を復調することができなくなって、通信不能になってしまうので、指向性を弱めて受信感度を下げて、これを回避するようにする。
この過電圧検出回路80は、コイル213a、213bの両端間に得られる受信信号電圧を受けて、受信強度に応じた電圧を検出する電圧検出回路81と、受信強度が強すぎるかどうかの基準電圧を発生する基準値発生部82と、電圧検出回路81からの電圧と、基準値発生部83からの基準電圧とを比較する比較回路83とからなる。
そして、比較回路83は、電圧検出回路81からの受信強度に応じた電圧が、基準電圧よりも大きいときには、受信強度が強すぎることを示す比較出力信号を、制御部61に供給する。制御部61は、この受信強度が強すぎることを示す比較出力信号を受けると、FET28およびFET29をオフとして、ループコイル22のループを切断すると共に、補正コイル23a,23bのループも切断し、RFIDアンテナ200を、フェライトアンテナ21のみによる指向性が弱い状態に切り替え、通信不能になってしまうのを防止するようにする。
図4は、制御部61が実行するRFIDアンテナ200の指向性の切り替え制御動作を説明するためのフローチャートである。
制御部61は、先ず、切替制御信号SWにより、近距離無線通信部69のFET28および29は共にオンとし、RFIDアンテナ200の指向特性は、指向性が強く、通信方向に受信感度が高い状態とする(ステップS101)。
次に、制御部61は、携帯電話端末間でRFID通信を行なうアプリケーションを起動したか否かを判別する(ステップS102)。このステップS102で、RFID通信を行なうアプリケーションを起動したと判別したときには、制御部61は、切替制御信号SWによりFET28,29をオフにして、RFIDアンテナ200の指向性を弱くし、広い範囲での通信を可能にする状態に切り替える(ステップS103)。
そして、制御部61は、当該RFID通信を行なうアプリケーションが終了したか否かを判別し(ステップS104)、アプリケーションが終了してはいないと判別したときには、ステップS103に戻って、RFIDアンテナ200の指向性を弱くし、広い範囲での通信を可能にする状態を維持する。また、ステップS104で、前記アプリケーションが終了したと判別したときには、制御部61は、ステップS101に戻り、切替制御信号SWにより、近距離無線通信部69のFET28および29は共にオンとし、RFIDアンテナ200の指向特性は、指向性が強く、通信方向に受信感度が高い状態に戻す。
また、ステップS102で、RFID通信を行なうアプリケーションが起動されてはいないと判別したときには、RFIDアンテナ200の受信電圧が過電圧状態になっているか否か判別し(ステップS105)、過電圧状態になってはいないと判別したときには、ステップS101に戻り、RFIDアンテナ200の指向特性は、指向性が強く、通信方向に受信感度が高い状態を維持するようにする。
また、ステップS105で、RFIDアンテナ200の受信電圧が過電圧状態になっていると判別したときには、制御部61は、切替制御信号SWによりFET28,29をオフにして、RFIDアンテナ200の指向性を弱くし、広い範囲での通信を可能にする状態に切り替える(ステップS106)。
そして、制御部61は、過電圧状態でなくなったか否か判別し(ステップS107)、過電圧状態の状態を継続していると判別したときには、ステップS106に戻り、RFIDアンテナ200の指向性を弱くし、広い範囲での通信を可能にする状態を維持する。また、ステップS107で、過電圧状態でなくなったと判別したときには、制御部61は、ステップS101に戻り、切替制御信号SWにより、近距離無線通信部69のFET28および29は共にオンとし、RFIDアンテナ200の指向特性は、指向性が強く、通信方向に受信感度が高い状態に戻す。以上で、この処理ルーチンは終了となる。
[他の実施形態および変形例]
なお、図3の例では、過電圧検出回路80を、近距離無線通信部69に設けるようにしたが、コイル213a,213bの両端に得られる電圧をデジタル信号に変換して、システムバス70を通じて制御部61に供給する構成とし、そして、過電圧検出回路80の機能を、制御部61のMPUが実行するソフトウエア処理の構成とすることもできる。
また、上述の実施形態は、携帯機器の例としては携帯電話端末の場合を例に取ったが、この発明は、携帯電話端末以外の携帯機器であって、近距離無線通信部を備えるものであれば、どのような携帯機器であっても適用可能である。
また、指向性を切り替えるための電子スイッチ素子としては、図3の例では、FETを用いたが、その他の電子スイッチ素子を用いることも可能であることは言うまでもない。
この発明による近距離無線通信用アンテナの実施形態を説明するための図である。 この発明による近距離無線通信用アンテナの実施形態を使用する近距離無線通信部を備える携帯機器の実施形態を示すブロック図である。 図2の携帯機器の実施形態における近距離無線通信部の具体構成例を説明するための図である。 図2の携帯機器の実施形態における制御部により、RFIDアンテナの指向性を切替制御する動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 ループアンテナの一例を説明するための図である。 フェライトアンテナの一例を説明するための図である。
符号の説明
20,200…RFIDアンテナ、21…フェライトアンテナ、22…ループコイル、23a,23b…補正コイル、24,25…スイッチ、28,29…電子スイッチの例としてのFET

Claims (10)

  1. フェライトコアを巻回中心部として、当該フェライトコアの周囲に主アンテナコイルが巻回されてなるフェライトアンテナと、
    前記フェライトアンテナにより発生する磁束が鎖交する位置に、前記フェライトコアを貫通する磁束路に沿う方向が半径方向となる状態で設けられるループコイルと、
    前記ループコイルのループを形成する状態と切断する状態とを切り替えるループコイル挿入切替手段と、
    を備えることを特徴とする近距離無線通信用アンテナ。
  2. 請求項1に記載の近距離無線通信用アンテナにおいて、
    前記フェライトコアには、前記ループコイル挿入切替手段により前記ループコイルのループを形成した状態と切断した状態とで変化する共振周波数を補正するための補正用コイルが、前記主アンテナコイルと同様に前記フェライトコアを巻回中心部として巻回されると共に、
    前記ループコイル挿入切替手段による前記ループコイルのループを形成する状態と切断する状態との切り替えに連動して、前記補正用コイルを閉路するか否かを切り替える補正コイル切替手段を備える
    ことを特徴とする近距離無線通信用アンテナ。
  3. 請求項1に記載の近距離無線通信用アンテナにおいて、
    前記ループコイル挿入切替手段は、手動の切替スイッチである
    ことを特徴とする近距離無線通信用アンテナ。
  4. 請求項2に記載の近距離無線通信用アンテナにおいて、
    前記ループコイル挿入切替手段および前記補正コイル切替手段は、手動の2回路切替スイッチからなる
    ことを特徴とする近距離無線通信用アンテナ。
  5. 請求項1に記載の近距離無線通信用アンテナにおいて、
    前記ループコイル挿入切替手段は、電子スイッチである
    ことを特徴とする近距離無線通信用アンテナ。
  6. 請求項2に記載の近距離無線通信用アンテナにおいて、
    前記ループコイル挿入切替手段および前記補正コイル切替手段は、それぞれ電子スイッチからなる
    ことを特徴とする近距離無線通信用アンテナ。
  7. 近距離無線通信部を備える携帯機器において、
    前記近距離無線通信部の近距離無線通信用アンテナが、
    フェライトコアを巻回中心部として、当該フェライトコアの周囲に主アンテナコイルが巻回されてなるフェライトアンテナと、
    前記フェライトアンテナにより発生する磁束が鎖交する位置に、前記フェライトコアを貫通する磁束路に沿う方向が半径方向となる状態で設けられるループコイルと、
    前記ループコイルのループを形成する状態と切断する状態とを切り替えるループコイル挿入切替手段と、
    を備えることを特徴とする携帯機器。
  8. 請求項7に記載の携帯機器において、
    前記近距離無線通信用アンテナにおいては、
    前記フェライトコアには、前記ループコイル挿入切替手段により前記ループコイルのループを形成した状態と切断した状態とで変化する共振周波数を補正するための補正用コイルが、前記主アンテナコイルと同様に前記フェライトコアを巻回中心部として巻回されると共に、
    前記ループコイル切替手段による前記ループコイルのループを形成する状態と切断する状態との切り替えに連動して、前記補正用コイルを閉路するか否かを切り替える補正コイル切替手段を備える
    ことを特徴とする携帯機器。
  9. 請求項7に記載の携帯機器において、
    前記ループコイル挿入切替手段は、電子スイッチであって、
    前記近距離無線通信部を用いる機能を起動したときには、前記ループコイル挿入切替手段を前記ループコイルのループを遮断する状態とするように制御する制御手段を備える
    ことを特徴とする携帯機器。
  10. 請求項7に記載の携帯機器において、
    前記ループコイル挿入切替手段は、電子スイッチであって、
    前記近距離無線通信用アンテナの受信レベルが所定レベルよりも高いことを検出する検出手段と、
    前記検出手段で前記受信レベルが所定レベルよりも高いことを検出したときに、前記ループコイル挿入切替手段を前記ループコイルのループを遮断する状態に切り替える
    ことを特徴とする携帯機器。
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