JP4367644B2 - コンベヤチエンの伸び検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンベヤチエンの移動経路脇に配設されたカメラの撮影画像を利用するコンベヤチエンの伸び検出システムに関するものである。
コンベヤチエン、即ち、交互に配置されたセンターリンクと一対のサイドリンクとを両者の重なり部で連結ピンにより連結したコンベヤチエンでは、連結ピンとセンターリンクとの摺接面や連結ピンとサイドリンクとの摺接面において磨耗が発生する。この磨耗によってコンベヤチエンの全長が伸びることになり、一般的にはチエンの伸びが許容限度(例えば2〜3%)を超えるとチエン全体の交換が必要になる。従って、定期的または常時、コンベヤチエンの磨耗による全長の伸び量を計測し、チエンの伸びが許容限度内か否かをチェックする必要があり、このためのコンベヤチエンの伸び検出システムとして、例えば特許文献1に開示されているように、コンベヤチエンの移動経路脇にカメラを配設し、このカメラにより前記コンベヤチエンの特定領域を含む撮影エリアを一定のタイミングで撮影し、得られた画像から前記コンベヤチエンの特定領域のチエン移動方向の長さを検出するコンベヤチエンの伸び検出システムが知られている。
特開昭62−145105号公報
上記の特許文献1に開示されている従来のカメラの撮影画像を利用するコンベヤチエンの伸び検出システムは、サイドリンクを介して前後に隣り合う2つのセンターリンクの互いに対向する端面間の間隔、即ち、前側センターリンクの後端面と後ろ側センターリンクの前端面との間の距離を撮影画像上で計測するものである。この方法によれば、前後に隣り合う2つのセンターリンクの互いに対向する端面間の基準間隔(磨耗していない新品状態での当該端面間の間隔)と撮影画像上で計測された間隔との比較により、1計測単位でのコンベヤチエン伸び量(伸び率)を判定することができ、コンベヤチエン1周分の伸び量は、前記計測単位ごとの長さ(間隔)計測をコンベヤチエン1周分連続して行い、その合計値に基づいて判定することができると考えられる。
この種のコンベヤチエンが使用されるラインでは、駆動用やターン部のガイド用のスプロケットホイールの歯部との噛み合いが円滑に行われるように当該スプロケットホイールの歯部にグリスなどの油脂類が塗布されているので、この油脂類がコンベヤチエンに付着することは免れない。この油脂類の付着箇所は、主として前記スプロケットホイールの歯部が噛み合う箇所、即ち、サイドリンクを介して前後に隣り合う2つのセンターリンク間の空間を形成する前後上下のリンク面となるが、このスプロケットホイール歯部噛み合い空間を形成するリンク面の内、前側センターリンクの後端面や後ろ側センターリンクの前端面に油脂類などの異物が付着していると、上記特許文献1に記載の方法では、当該付着異物の高さ分、例えば前側センターリンクの後端面と後ろ側センターリンクの前端面との両方に異物が付着している場合は、その両方の付着異物の高さの和分だけセンターリンクの互いに対向する端面間の距離を短く計測することになり、この1計測単位ごとの付着異物による計測誤差はコンベヤチエン1周分累積されるのであるから、コンベヤチエン1周分では相当大きな誤差となる。即ち、リンクに油脂類などの異物が付着しているような環境では、コンベヤチエン1周分の全長計測値が実際の長さより大巾に短くなり、結果的にコンベヤチエンの伸びを的確に判定することができなくなるのである。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るコンベヤチエンの伸び検出システムを提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、交互に配置されたセンターリンク2と一対のサイドリンク3a,3bとを両者のリンク間重なり部4で連結ピン5により連結したコンベヤチエン1の移動経路脇にカメラ16が配設され、このカメラ16により前記コンベヤチエン1の特定領域を含む撮影エリア15を一定のタイミングで撮影し、得られた前記コンベヤチエン特定領域の画像から当該特定領域のチエン移動方向の長さを求めるコンベヤチエンの伸び検出システムにおいて、前記コンベヤチエン1の特定領域として、一対のサイドリンク3a,3bを介して前後に隣り合う2つのセンターリンク2の同一方向に面する前端2a間または後端2b間の領域AX1と、前記リンク間重なり部4が設定され、前記前端間または後端間の領域AX1の撮影画像上の演算長さと当該領域の基準長さとに基づいてコンベヤチエン1の伸びを検出すると共に、前記リンク間重なり部4(追加の特定領域AX2)の撮影画像上の演算長さと当該リンク間重なり部4の基準長さとに基づいて各リンク間重なり部4におけるチエン移動方向の磨耗量を検出する構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、画像上の1画素分の実際の長さを演算設定するためのキャリブレーション原器として、当該カメラ16の撮影エリア15内にあるセンターリンク2またはサイドリンク3a,3bを使用することができる。このセンターリンク2またはサイドリンク3a,3bの画面上の長さから演算設定された画像上の1画素分の実際の長さは、前後2つのセンターリンク2の同一方向に面する前端2a間または後端2b間の特定領域AX1の長さの計測にのみ反映させても良いが、リンク間重なり部4(追加の特定領域AX2)の長さ計測にも反映させることができる。
勿論、前記キャリブレーション原器として専用の原器を設けることもできる。例えば請求項3に記載のように、前記コンベヤチエン1を支持するトロリー7を案内するガイドレール9の前記コンベヤチエン1に対面するレール外側面(下側水平部材7aの下側面)で前記カメラ16の撮影エリア15内に取り付けられた専用の原器23を使用することができる。この場合の原器23としては、撮影時点で、前後に隣り合う2つのセンターリンク2の同一方向に面する各前端2aまたは各後端2bそれぞれとチエン移動方向に関して位置が一致し且つ同一方向に面する前後2つの円弧形端面(円盤状部材25,27の周面)を備えたものとすることができる。このキャリブレーション原器23により演算設定された画像上の1画素分の実際の長さは、請求項2に記載のものと同様に、前後2つのセンターリンク2の同一方向に面する前端2a間または後端2b間の特定領域AX1の長さの計測にのみ反映させても良いが、リンク間重なり部(追加の特定領域AX2)の長さの計測にも反映させることができる。
また、上記のようにガイドレール9に取り付けられる専用の原器23を使用する場合、当該原器23は、請求項4に記載のように、前記リンク間重なり部4のチエン移動方向両端間の距離を直径dとする円盤状部材(円盤状部材25〜27の少なくとも1つ)を備えたものとし、この原器23を、当該円盤状部材(円盤状部材25〜27の少なくとも1つ)が前記リンク間重なり部4と撮影時点でチエン移動方向に関して位置が一致するように配設することができる。このキャリブレーション原器により演算設定された画像上の1画素分の実際の長さは、リンク間重なり部4(追加の特定領域AX2)の長さ計測にのみ反映させても良いが、前後2つのセンターリンク2の同一方向に面する前端2a間または後端2b間の特定領域AX1の長さの計測にも反映させることができる。
上記請求項4に記載の構成を採用する場合、請求項5に記載のように、チエン移動方向に連続する3つの前記リンク間重なり部4のそれぞれに対応させて3つの円盤状部材25〜27を配設することが望ましい。
前記キャリブレーション原器としては、コンベヤチエン1に着脱自在に取り付けられる原器28を使用することもできる。この場合の原器28としては、請求項6に記載のように、前後に隣り合う2つのセンターリンク2の各前端2aまたは各後端2bに外嵌する前後2つの円弧形部材30,31を備えたものとすることができる。このキャリブレーション原器により演算設定された画像上の1画素分の実際の長さは、請求項2に記載のものと同様に、前後2つのセンターリンク2の同一方向に面する前端2a間または後端2b間の特定領域AX1の長さの計測にのみ反映させても良いが、リンク間重なり部4(追加の特定領域AX2)の長さ計測にも反映させることができる。
コンベヤチエン1に着脱自在に取り付けられるキャリブレーション用の原器28としては、請求項7に記載のように、前記リンク間重なり部4(追加の特定領域AX2)のチエン移動方向両端間の距離を直径とし且つ当該リンク間重なり部4とチエン移動方向の位置が一致する円盤状部材(円盤状部材32,33の少なくとも1つ)を備えたものとすることができる。このキャリブレーション原器により演算設定された画像上の1画素分の実際の長さは、リンク間重なり部4(追加の特定領域AX2)の長さ計測にのみ反映させても良いが、前後2つのセンターリンク2の同一方向に面する前端2a間または後端2b間の特定領域AX1の長さの計測にも反映させることができる。
また、請求項6に記載の構成と請求項7に記載の構成とを併せ持ったキャリブレーション原器を使用することもできる。即ち、請求項8に記載のように、前後に隣り合う2つのセンターリンク2の各前端2aまたは各後端2bに外嵌する前後2つの円弧形部材30,31と、前記リンク間重なり部4のチエン移動方向両端間の距離を直径とし且つ当該リンク間重なり部4とチエン移動方向の位置が一致する円盤状部材(円盤状部材32,33の少なくとも1つ)とを備えた、コンベヤチエン1に着脱自在に取り付けられるキャリブレーション原器28を使用することもできる。この場合、実際の原器28上の前後2つの円弧形部材30,31の外側面間の距離と画像上の前後2つの円弧形部材30,31の外側面相当2点間の画素数とに基づいて演算設定された画像上の1画素分の実際の長さは、前後2つのセンターリンク2の同一方向に面する前端2a間または後端2b間の特定領域AX1の長さの計測に反映させ、実際の原器28上の円盤状部材(円盤状部材32,33の少なくとも1つ)の直径値と画像上の前記円盤状部材(円盤状部材32,33の少なくとも1つ)の直径相当画素数とに基づいて演算設定された画像上の1画素分の実際の長さは、リンク間重なり部4(追加の特定領域AX2)の長さ計測に反映させることができる。
上記構成の本発明に係るコンベヤチエンの伸び検出システムによれば、コンベヤチエンの移動経路脇に配設されたカメラにより長さ計測単位として撮影するコンベヤチエンの特定領域が、一対のサイドリンクを介して前後に隣り合う2つのセンターリンクの同一方向に面する前端間または後端間の領域であるから、この特定領域、即ち、1計測単位ごとの画像利用の長さ計測をコンベヤチエン1周分連続して行い、その合計値を求めるだけで、その値がそのままコンベヤチエンの全長に相当することになる。換言すれば、予めセンターリンクの長さとコンベヤチエン1周分のセンターリンク数との積から定数を求めて記憶させ、この定数を組み入れてコンベヤチエンの全長を演算する必要がなく、コンベヤチエンの現在の全長を極めて簡単容易に知ることができる。
しかも本発明における画像利用の1計測単位である前記特定領域は、前後に隣り合う2つのセンターリンクの同一方向に面する前端間または後端間の領域であるから、先に説明したようなセンターリンク端面に対する異物の付着が発生していても、その異物が付着するセンターリンク端面が前記特定領域の端とならない端面であれば計測結果に全く影響しないばかりでなく、仮に前記特定領域の端となるセンターリンク端面に異物の付着があっても、その状況が連続して発生していない限り、計測結果に影響がでないのである。即ち、或る1つのセンターリンクの前端面(または後端面)に異物の付着があっても次のセンターリンクの前端面(または後端面)に異物の付着がなければ、当該異物付着が発生した特定領域の計測長さは付着異物の高さ分だけ短くなるが、次の特定領域の計測長さが前記付着異物の高さ分だけ長くなるので、結果的に前後に隣り合う両特定領域での付着異物による計測誤差分が互いに相殺され、当該前後2つの特定領域の計測長さの和は、異物付着が発生していないときと同一になる。
上記の理由から、異物付着が発生した特定領域が連続する箇所があったとしても、前後に隣り合う2つのセンターリンクの互いに対向する端面間の間隔を画像上で計測する従来のシステムと比較して、コンベヤチエン全長での異物付着による長さの誤差は大巾に小さくなり、計測精度は格段に向上することになる。従って、各特定領域の計測長さのコンベヤチエン1周分の合計値と磨耗していない新品のコンベヤチエンの全長に相当する基準全長との比較演算により、現在のコンベヤチエン全長の伸び量(伸び率)を正確に判定し、コンベヤチエン交換時期などを的確に判断することができる。
上記のように本発明の構成によれば、コンベヤチエン全長の伸び量を正確且つ容易に計測できるのであるが、更に、センターリンクと一対のサイドリンクとを連結する連結ピンを備えたリンク間重なり部の撮影画像上の演算長さと当該リンク間重なり部の基準長さとに基づいて各リンク間重なり部におけるチエン移動方向の磨耗量を検出するようにしたので、局部的な異常磨耗箇所を容易に特定し、局部的なリンクの交換などにも的確に対応できる。
この種の撮影画像を利用する計測システムでは使用するカメラのキャリブレーションが計測精度を高める上で極めて重要であり、従って、適当な時期にキャリブレーションのための基準長さ原器を撮影し、この原器像の長さ方向の画素数と原器の実際の長さとから撮影画像上の1画素の長さ設定を行う必要がある。このキャリブレーションのための基準長さ原器としては種々考えられるところであるが、請求項2に記載の構成によれば、コンベヤチエンの構成部材であって、本来十分な寸法精度(4インチのリンクの寸法公差は±0.8mm(±0.58%)で、チエンの伸び率の許容限度とされる2〜3%と比較して十分に小さく、国産チエンの場合の同ロット内のノギスによる実測では実質的に誤差ゼロと言われている)を有するセンターリンクまたはサイドリンクをそのままキャリブレーション原器として利用するのであるから、専用のキャリブレーション原器を別途準備して取り付ける場合と比較して安価に実施することができるにもかかわらず、非常に高精度のキャリブレーションが行える。
しかも、センターリンクやサイドリンクは、特定領域、即ち、前後2つのセンターリンクの同一方向に面する前端間または後端間の特定領域AX1と、リンク間重なり部追加の特定領域AX2(リンク間重なり部)の長さを計測する場合でも、その計測対象である特定領域を撮影する際の撮影エリア内に存在するものであるから、当該特定領域を撮影するときに同時にセンターリンクやサイドリンクを撮影してその都度カメラのキャリブレーションを実行することも可能であり、キャリブレーションのための撮影機会を別途準備する必要がない。更に、センターリンクやサイドリンクは、上記2つの特定領域の何れの長さを計測する場合でも、その計測対象である特定領域と上下方向位置が殆ど変わらないので、キャリブレーションそのものも高精度に行える。
カメラのキャリブレーション原器として専用の原器を別途設けることもできる。例えば請求項3に記載のキャリブレーション原器によれば、特に前後2つのセンターリンクの同一方向に面する前端間または後端間の特定領域AX1の長さを計測する場合にキャリブレーション結果を計測精度の向上に十分に寄与させることができる。また、キャリブレーション原器の前後2つの端面が同一方向に面する円弧形であるため、カメラの位置がコンベヤチエン移動方向に関して多少ばらつきがあっても、精度の高いキャリブレーションが可能である。勿論、計測対象の特定領域を撮影するカメラの撮影エリア内に常に上記キャリブレーション原器が存在するので、当該特定領域を撮影するときに同時に前記キャリブレーション原器を撮影してその都度カメラのキャリブレーションを実行することも可能であり、キャリブレーションのための撮影機会を別途準備する必要がない。
また、請求項4に記載の構成によれば、特に追加の特定領域AX2(リンク間重なり部)の長さを計測する場合にキャリブレーション結果を計測精度の向上に十分に寄与させることができる。また、キャリブレーション原器の基準長さを提供する部分が円柱状周面であるから、カメラの位置がコンベヤチエン移動方向に関して多少ばらつきがあっても、精度の高いキャリブレーションが可能である。また、請求項3に記載の構成を採用する場合と同様に、計測対象の特定領域を撮影するカメラの撮影エリア内に常に上記キャリブレーション原器が存在するので、当該特定領域を撮影するときに同時に前記キャリブレーション原器を撮影してその都度カメラのキャリブレーションを実行することも可能であり、キャリブレーションのための撮影機会を別途準備する必要がない。
上記請求項4に記載の構成を採用する場合、請求項5に記載の構成によれば、3つの円柱状周面の内、両端2つの円柱状周面の同一方向に面する側面間の距離を計測して、コンベヤチエンの全長の伸び量を計測することができると同時に、少なくともチエン移動方向側から(または反対側から)2つの円柱状周面それぞれのチエン移動方向両端間の距離(円柱状周面の直径相当距離)を計測して、コンベヤチエンの各重なり部における局部的磨耗量の計測も可能になる。
前記カメラのキャリブレーション原器としては、キャリブレーション作業時にコンベヤチエンに取り付けて使用する原器を使用することもできる。例えば、請求項6に記載のキャリブレーション原器は、特に前後2つのセンターリンクの同一方向に面する前端間または後端間の特定領域AX1の長さ計測に特に威力を発揮するものであって、請求項2に記載のようにセンターリンクそのものをキャリブレーション原器として利用する場合と比較してキャリブレーションを行う時期が限定されるが、仮にセンターリンクの長さに許容限度を超える寸法誤差があっても、或いはセンターリンクの端部の平面形状が円弧形でなく特殊な形状のものであっても、常に高精度のキャリブレーションを実行できる。
また、キャリブレーション作業時にコンベヤチエンに取り付けて使用する原器として請求項7に記載のキャリブレーション原器を採用するときは、特に追加の特定領域AX2(リンク間重なり部)の長さ計測に威力を発揮させることができる。勿論、当該キャリブレーション原器の円柱状周面を有する部材は、カメラの位置がコンベヤチエン移動方向に関して多少ばらつきがあっても、精度の高いキャリブレーションを可能にする。この請求項7に記載のキャリブレーション原器を採用する場合、請求項8に記載のように構成することにより、キャリブレーションを行う時期が限定されるというデメリットはあるが、請求項5に記載の構成を採用する場合と同様に、3つの部材の内、両端2つの部材の同一方向に面する側面間の距離を計測して、コンベヤチエンの全長の伸び量を計測することができると同時に、少なくともチエン移動方向側から(または反対側から)2つの部材それぞれのチエン移動方向両端間の距離(円柱状周面の直径相当距離)を計測して、コンベヤチエンの各重なり部における局部的磨耗量の計測も可能になる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1はコンベヤチエンであって、センターリンク2と上下一対のサイドリンク3a,3bとが、サイドリンク3a,3bの端部が隣接するセンターリンク2の端部を上下から挟むように配列すると共に、センターリンク2とサイドリンク3a,3bとの間のリンク間重なり部4を上下方向に貫通する連結ピン5により連結して無端状に構成したものであって、長さ方向適当間隔おきに位置する下側サイドリンク3bからプッシャー6が下向きに一体に連設され、各プッシャー6の前後に位置する各2つのセンターリンク2にチエン吊下用トロリー7が取り付けられ、各トロリー7が備える左右一対の水平軸ホイール8がコンベヤチエン1の循環系路に沿って架設された倒伏H形のガイドレール9に係合し、コンベヤチエン1がガイドレール9に沿って移動可能に吊り下げられている。
上記コンベヤチエン1は、図示省略しているが従来周知のように、垂直な駆動軸に取り付けられた駆動用スプロケットホイールによって駆動されるもので、当該スプロケットホイールの歯部は、前後のセンターリンク2間と上下のサイドリンク3a,3b間とで形成されたスプロケットホイール歯部咬合空間10に咬合する。このそしてコンベヤチエン1のプッシャー6は、図1Aに仮想線で示すように、コンベヤチエン1の移動経路に沿って当該コンベヤチエン1の下側に架設されたガイドレール11に案内される従動トロリー12の被動用ドッグ13a,13b間に係合し、当該従動トロリー12を推進させるために利用される。従動トロリー12は、単独でまたは別のフリートロリーと共に吊り下げた荷吊下搬送用ハンガーなどを吊り下げるのに利用される。
上記のようなコンベヤチエン1を利用したコンベヤシステムにおいて、コンベヤチエン1の循環移動経路中の適当箇所に本発明の伸び検出システムが併設される。即ち、図1Bに示すように、コンベヤチエン1の移動経路の横側方に、1つのセンターリンク2の全体とその直後のセンターリンク2の前半部とを含むサイズの撮影エリア15を備えたカメラ16が配設され、当該撮影エリア15内の定位置に1つのセンターリンク2の全体とその直後のセンターリンク2の前半部とが位置したタイミングでセンターリンク2の後端2bの通過を検出するセンサー17が前記撮影エリア15の外側に配設されている。このセンサー17は、各センターリンク2の後端2bの通過を検出したタイミングでカメラ16のシャッターを切るように当該カメラ16のシャッターを制御するもので、接触式、無接触式、電磁式、光学式など、どのようなものでも良いが、例えば図示のように、投光器17aと受光器17bとの組み合わせから成る透過型光電スイッチなどが利用できる。この場合、センサー17がOFFからONに切り換わったときがセンターリンク2の後端2bの通過検出となる。
更に、コンベヤチエン1の1箇所には、当該コンベヤチエン1の1周分の長さを特定するためのマーカー18が取り付けられている。このマーカー18は、コンベヤチエン1の運行上、他に影響を及ぼさない箇所であればコンベヤチエン1の任意の箇所に取り付けることができるし、当該マーカー18を検出する手段に適合するものであれば、構造や形状は問われないものであるが、この実施形態では、前記カメラ16をマーカー検出手段に兼用しているので、上側サイドリンク3aの上面から上向きに突出するマーカーとし、センサー17の検出信号に連動して間欠的にシャッターが切られるときの前記カメラ16の撮影エリア15内に位置するように配設されている。
上記構成において、コンベヤチエン1が駆動されることにより、センサー17が各センターリンク2の後端2bの通過を検出するタイミングでカメラ16のシャッターが自動的に切られ、そのときの撮影エリア15内の定位置に位置する1つのセンターリンク2の全体とその直後のセンターリンク2の前半部とを含む領域が撮影されることになる。即ち、コンベヤチエン1は、1つのセンターリンク2とその直後に連結されている一対のサイドリンク3a,3bとから成る1リンクセットが複数セット組み合わされて構成されているが、このコンベヤチエン1を構成する各リンクセットがセンサー17の検出動作に連動してカメラ16により1セットずつ順番に自動的に撮影されることになる。一方、コンベヤチエン1の駆動によりマーカー18がカメラ16の撮影エリア15内に入って撮影された時点の次のセンサー17の検出動作に伴う撮影を計測開始とし、コンベヤチエン1が1周して再びマーカー18がカメラ16の撮影エリア15内に入ったときの撮影を計測終了とすれば、計測開始から計測終了までの間にコンベヤチエン1の1周分の全てのリンクセットが撮影されたことになる。
以下、図10及び図11に示すフローチャートと図3とに基づいて具体的なコンベヤチエン伸び計測について説明すると、上記のようにコンベヤチエン1が駆動される(S1)と、センサー17が各センターリンク2の後端2bの通過を検出したタイミング(S2)でカメラ16による撮影エリア15の撮影が自動的に行われる(S3)。このカメラ16による撮影エリア15の撮影画像は直ちに従来周知の画像処理システムに入力され、撮影画像中の定座標位置にマーカー18の撮影像、即ち、設定されたマーカー像があるか否かの判定が成され(S4)、マーカー像がある場合は、次にセンサー17がセンターリンク2の後端2bの通過を検出したタイミング(S5)で計測が開始される。
即ち、センサー17がセンターリンク2の後端2bの通過を検出したタイミング(S5)でカメラ16による撮影エリア15の撮影が自動的に行われ(S6)、撮影画像が計測のための画像処理システムに入力され、撮影画像中の特定領域の長さ計測と計測値の積算とが実行される(S7)。この実施形態での長さ計測対象である特定領域は、図1Bに示すコンベヤチエン1のセンターリンク2の前端2aと直後のセンターリンク2の前端2aとの間の領域AX1が設定されており、この特定領域AX1の長さ計測は、図3に示す撮影画像19中のセンターリンク2の全体像2Aの前端2Aaとセンターリンク前半部像2Bの前端2Baとの間の画像上の特定領域AY1の水平距離を計測することになる。この画像上の特定領域AY1の長さ計測は、前以って設定されている撮影画像19中の1画素の長さと前記特定領域AY1の水平方向(x方向)の画素数との積で求められる。
上記の1リンクセットごとの撮影と各リンクセットごとの画像上の特定領域AY1の長さ計測が順番に自動的に行われるが、このとき各撮影画像19ごとに連番が付され、当該連番に対応させて画像上の特定領域AY1の長さ計測値が記録されると共に、この長さ計測値が順次積算される。また、各撮影画像19ごとに、当該撮影画像中の定座標位置にマーカー18の撮影像の有無が判定される(S8)。
計測開始からコンベヤチエン1が1周して撮影画像19中の定座標位置にマーカー18の撮影像の存在が検出されると、その時点で計測処理が終了され(S9)、その時点まで積算された積算計測値、換言すればコンベヤチエン1の1周分の画像上の計測長さと、予め設定された基準長さとの比較演算が行われ、コンベヤチエン1の全長の伸び率(伸び量)が算出される(S10)。この基準長さは、例えば磨耗していない新品のコンベヤチエン1の全長を実測して設定しておくこともできるが、当該新品のコンベヤチエン1における前記特定領域AX1(図1B参照)の実測長さを設定しておき、この特定領域AX1の実測長さと、上記計測処理によって各撮影画像19ごとに付された連番の最終番号、換言すればコンベヤチエン1の1周分におけるリンクセット数(センターリンク数)との積で、コンベヤチエン1の全長の伸び率算出時点に求めることもできる。
上記のようにして計測されたコンベヤチエン1の全長の伸び率が許容限度(例えば3%)以内であるか超えているかの判定が成される(S11)。而して、伸び率が許容限度を超えているときは、画面上での表示や警告ブザーや警告ランプの作動など、適当な異常警告を実行させ(S12)、許容限度以内であれば、異常無しの表示など(S13)を必要に応じて行わせることができる。
上記の計測システムにおいて、仮に或る1つのセンターリンク2の前端2aに油脂類など異物が付着していた場合、当該異物が最初に撮影画像19上のセンターリンク前半部像2Bの前端2Baに現出することになり、このときの画像上の特定領域AY1の長さ計測値が付着異物の高さ分だけ短く計測されることになるが、次のセンターリンク2の前端2aに同じように異物が付着していないときは、次の計測対象である撮影画像19上では異物が付着するセンターリンク2の前端2aは、撮影画像19上のセンターリンク全体像2Aの前端2Aaとなるので、このときの画像上の特定領域AY1の長さ計測値が付着異物の高さ分だけ長く計測されることになり、この前後2つの画像上の特定領域AY1の長さ計測値の積算値では付着異物の高さ分が相殺され、異物の付着がないときの積算値と実質的に同一となる。勿論、センターリンク2の後端2bに付着する異物は計測値に全く影響を及ぼさない。従って、付着異物の高さ分が積算されてコンベヤチエン1の伸び率(伸び量)の計測に大きく影響するようなことがない。
また、センターリンク2とサイドリンク3a,3bとの間のリンク間重なり部4は、撮影画像19において、センターリンク全体像2Aの前端部と後端部、及びセンターリンク前半部像2Bの前端部にそれぞれ重なり部像4A1〜4A3として現れる。センターリンク前半部像2Bの前端部における重なり部像4A3は、次の撮影画像19でのセンターリンク全体像2Aの前端部の重なり部像4A1となるから、各撮影画像19におけるセンターリンク全体像2Aの前後両端の重なり部像4A1,4A2のチエン移動方向の長さを計測することにより、各重なり部4での連結ピン5の周囲の磨耗の程度を検出することができる。
具体的には、図1Bに示すコンベヤチエン1のセンターリンク2とサイドリンク3a,3bとの重なり部4のチエン移動方向両端間を追加の特定領域AX2とし、磨耗していない新品のコンベヤチエン1における追加の特定領域AX2の長さの実測値を設定記録しておき、各撮影画像19上における重なり部像4A1,4A2のチエン移動方向両端間を画像上の追加の特定領域AY21,AY22として、撮影画像19上におけるこれら各追加の特定領域AY21,AY22の水平方向(x方向)の両端間の画素数と1画素の長さとの積でこれら追加の特定領域AY21,AY22の長さを計測し、この計測値と先に述べた設定記録されている実測値とを比較演算することにより、現在の撮影画像19に全体が現れているセンターリンク2の前後各リンク間重なり部4のチエン移動方向の長さの変化量(磨耗が進むにつれて長さが短くなる)を知ることができる。現在の撮影画像19に全体が現れているセンターリンク2は、先に説明したように各撮影画像19に付される連番によって特定されるから、磨耗の程度が異常なリンク間重なり部4が検出されたときに当該リンク間重なり部4を実際のコンベヤチエン1上で特定するには、コンベヤチエン1を駆動すると共にチエン全長の伸び率計測時と同様のタイミングでカメラ16による撮影を開始し、加算される撮影画像番号が磨耗異常を検出した撮影画像番号と一致した時点でコンベヤチエン1を停止させることにより、カメラ16の撮影エリア15内で停止している1つのセンターリンク2の前後両端のリンク間重なり部4の何れかが磨耗異常を来した部位であると判定できる。この場合、画像上の追加の特定領域AY21,AY22の長さ計測値それぞれに、そのときの撮影画像連番と両特定領域AY21,AY22を識別する子番号とを付与することにより、センターリンク2の前後両端のリンク間重なり部4のどちらが磨耗異常を来した部位であるかを特定することも可能である。
尚、マーカー18は、計測開始位置と計測終了位置(コンベヤチエン1の1周分の長さ)の特定に重要であり、撮影画像19上でマーカー像の正確な検出が成されなければならない。従って、当該マーカー18としては、付着異物をマーカーとして誤検出するような恐れのない複雑な形状のものが好ましい。この実施形態では、図4Aに示すような中間の小巾部を挟んで上下に大巾部を有する形状のマーカー18を採用している。このマーカー18は、例えば上側サイドリンク3aを下側から上向きに貫通させた皿頭ボルト20と、当該皿頭ボルト20をサイドリンク3aに固定する締結ナット21と、皿頭ボルト20の上端に螺嵌固定したキャップナット22とから構成することができる。
而して、図4Bに示すように、当該マーカー18を含む1リンクセットがセンサー17のセンターリンク後端2bの検出タイミングで撮影されたときの撮影画像19上の所定位置に存在するマーカー像18Aは、締結ナット21とキャップナット22それぞれの横巾に相当する大巾部18Aa,18Abと当該上下両大巾部18Aa,18Abの中間に位置して皿頭ボルト20の軸部の横巾に相当するの小巾部18Acとを有するので、締結ナット21とキャップナット22それぞれの中央位置に相当する撮影画像19上の定座標位置P1,P3にそれぞれ横巾w1の大巾部18Aa,18Abが存在し且つ上下両大巾部18Aa,18Ab間の上下方向中央位置に相当する撮影画像19上の定座標位置P2に横巾w2の小巾部18Acが存在するか否かの判定を撮影画像19に基づいて実行することにより、正確にマーカー18を検出することができる。この場合のマーカー像18A上の上下両大巾部18Aa,18Ab及び小巾部18Acの横巾(水平方向の長さ)は、当該上下両大巾部18Aa,18Ab及び小巾部18Acの水平方向の画素数と撮影画像19上の1画素の長さとの積で求められ、その計測値が、実際の締結ナット21とキャップナット22それぞれの横巾実測値及び皿頭ボルト20の軸部の横巾実測値に対し許容範囲内であるか否かによってマーカー18であるか否かが判定される。
尚、上記実施形態では、コンベヤチエン1の1周分の計測で伸び率(伸び量)の計測が完了するように説明したが、マーカー18の検出を利用してコンベヤチエン1の1周分の計測を複数回行って1周分の平均値を演算することによって精度を高めることもできる。また、コンベヤチエン1上の特定領域AX1や追加の特定領域AX2の長さ計測値が許容範囲を超えるような異常箇所が検出されたような場合、複数回の計測において同じ箇所が同様に異常箇所となったときのみ当該異常箇所を特定して必要な処置を実行し、そうでなければ計測ミスとして他の回の異常でない計測値に置換するかまたは、単に平均値の演算に利用するだけとすることができる。
上記実施形態において、コンベヤチエン1上の特定領域AX1や追加の特定領域AX2の水平方向長さの計測、或いはマーカー18の検出に際して、精度を高めるためにはカメラ16のキャリブレーションが重要である。具体的には、被写体の実際の水平方向長さと撮影画像19上の被写体像の水平方向画素数とから当該撮影画像19上での1画素(水平方向の巾)が被写体側の実際の長さの幾らに相当するかを演算し設定しておく必要がある。これによって、撮影画像19上の被写体像の水平方向画素数を計測しさえすれば、この計測画素数と1画素分の被写体側の実際の長さ(設定長さ)との積で実際の被写体の水平方向長さを正確に判定することができるのである。
一般的には、上記のキャリブレーションを行うために大きさが正確に把握されているキャリブレーション原器をカメラ16の撮影エリア15内に配置し、このキャリブレーション原器の撮影画像を利用して撮影画像上の1画素が実際の大きさの幾らに相当するかが演算設定されるが、本発明では、長さの精度が非常に高いセンターリンク2とサイドリンク3a,3b(実際には上下何れかのサイドリンクで良い)がキャリブレーション原器に使用される。
即ち、図3に示すように、撮影画像19上のセンターリンク全体像2Aの長さ2AL(またはサイドリンク像3Aの長さ3AL)の画素数とセンターリンク2(またはサイドリンク3a,3b)の実際の長さとから撮影画像19上の1画素が実際の長さの幾らに相当するかを演算して設定し、この1画素分の設定長さに基づいて撮影画像19上の特定領域AY1や追加の特定領域AY21,AY22の水平方向長さの計測、或いはマーカー18の検出を行うことができる。このキャリブレーション方法によれば、1撮影画像19ごとの計測処理に際しその都度キャリブレーションを先行実施することができるが、例えばマーカー18の検出時など、特定の設定時期にのみキャリブレーションを行うこともできる。
カメラ16は、通常は撮影エリア15の水平方向長さの中央位置に対応して配置されるので、撮影画像19の水平方向長さの中央部分と両端部分とでは、カメラレンズ位置との間の距離の差に起因して1画素分の長さに対する被写体側の実際の長さに偏差が生じる。また、カメラ16の光軸が水平方向何れかに傾いている場合も同様である。このようなカメラレンズ位置と撮影対象部位との間の距離が異なることに起因する1画素分の長さの偏差は、撮影画像19上の被写体の水平方向長さの計測に誤差となって現れるので、この影響をできる限り小さくしなければならない。このため、上記のようにセンターリンク2やサイドリンク3a,3bをキャリブレーション原器に利用する場合、単純に撮影画像19上のセンターリンク全体像2Aの長さ2AL(またはサイドリンク像3Aの長さ3AL)の画素数とセンターリンク2(またはサイドリンク3a,3b)の実際の長さとから撮影画像19上の1画素分の実際の長さを演算設定し、この1つの設定長さを利用してコンベヤチエン1上の特定領域AX1や追加の特定領域AX2の水平方向長さの計測(撮影画像19上の特定領域AY1や追加の特定領域AY21,AY22の水平方向長さの計測)、或いはマーカー18の検出を行うよりも、次のようにキャリブレーション結果を実際の計測に反映させるのが望ましい。
即ち、図3において、
*センターリンク2とサイドリンク3a,3bの長さが同一、
*センターリンク全体像2Aの長さ2ALの画素数を2ALn、
*サイドリンク像3Aの長さ3ALの画素数を3ALn、
*特定領域AY1の長さの画素数をAY1n、
*特定領域AY21の長さの画素数をAY21n、
*特定領域AY22の長さの画素数をAY22n、
*センターリンク2の実際の長さを2L、
*サイドリンク3a,3bの実際の長さを3L、
としたとき、撮影画像19上の特定領域AY1と追加の特定領域AY22の長さを計測するときは、カメラ16がこれら計測領域の水平方向長さのほぼ中心位置に対応しているものとして、
式1……(2ALn+3ALn)÷2=K1
式2……(2L+3L)÷2=K2
式3……K2÷K1=α1
を演算し、この1画素分の設定長さα1に基づいて
式4……α1×AY1n
式5……α1×AY22n
の計測を行う。
撮影画像19上の追加の特定領域AY21の長さを計測するときは、この計測領域がカメラ16に対して左側にずれているものとして、
式6……1.5×2ALn−0.5×3ALn=K3
式7……1.5×2L−0.5×3L=K4
式8……K4÷K3=α2
を演算し、この1画素分の設定長さα2に基づいて
式9……α2×AY21n
の計測を行う。
上記のようにキャリブレーション結果を実際の計測に反映させることによって、撮影エリア15に対するカメラ16の水平方向位置(チエン移動方向の位置)を考慮した、誤差の少ない高精度の計測が可能になる。勿論、上記演算式は一例であって、これに限定されるものではない。
キャリブレーション原器としては、専用のものを使用することもできる。図5及び図7に示すキャリブレーション原器23は、図1A及び図2に示したガイドレール9、即ち、コンベヤチエン1を吊り下げるチエン吊下用トロリー7を支持案内するガイドレール7のコンベヤチエン1の真上に位置する下側水平部材7aの下側面で、カメラ16の撮影エリア15内に取り付けられる。
具体的に説明すると、このキャリブレーション原器23は、マグネットテープなどにより前記ガイドレール9の下側水平部材9aの下側面に取り付けられる帯状基板24と、この帯状基板24の下側面に付設された3つの円盤状部材25〜27とから構成されている。各円盤状部材25〜27は、図1Bに示すコンベヤチエン1上の追加の特定領域AX2のチエン移動方向長さと同一の直径dを有するもので、平面視において、センサー17の検出動作時、即ち、カメラ16の撮影動作時に撮影エリア15内にあるコンベヤチエン1上の等間隔に並ぶ3つのリンク間重なり部4とチエン移動方向に関する位置が一致するように配設されている。従って、側面視において(カメラ16側から見て)、第一円盤状部材25と第三円盤状部材27の同一側の円弧形端面25a,27a間の長さDがコンベヤチエン1上に設定された特定領域AX1の長さと一致し、第一円盤状部材25と第二円盤状部材26の直径dがコンベヤチエン1上に設定された追加の特定領域AX2の長さと一致することになる。
上記のキャリブレーション原器23によれば、先に説明したタイミングで自動撮影動作するカメラ16の各撮影画像19中に原器像が取り込まれており、当該原器像における3つの円盤状部材25〜27の像は、等間隔で並ぶ3つのリンク間重なり部4の像の真上で水平方向位置が一致する状態にある。従って、第一円盤状部材25と第三円盤状部材27の同一側の円弧形端面25a,27aに相当する撮影画像上の2点間の画素数と実際の原器23における第一円盤状部材25と第三円盤状部材27の同一側の円弧形端面25a,27a間の長さDとから、コンベヤチエン1上の特定領域AX1の計測時に使用する1画素分の実際の長さを演算し、得られた1画素分の設定長さに基づいて撮影画像上の特定領域AY1の長さを演算することができる。また、第一円盤状部材25の像の直径相当画素数と実際の原器23における第一円盤状部材25の直径dとから、コンベヤチエン1上の追加の特定領域AX2の計測時に使用する1画素分の実際の長さを演算し、得られた1画素分の設定長さに基づいて撮影画像上の追加の特定領域AY21の長さを演算し、更に、第二円盤状部材25の像の直径相当画素数と実際の原器23における第二円盤状部材25の直径dとから、コンベヤチエン1上の追加の特定領域AY22の計測時に使用する1画素分の実際の長さを演算し、得られた1画素分の設定長さに基づいて撮影画像上の追加の特定領域AY22の長さを演算することができる。
上記のキャリブレーション原器23を使用することにより、各撮影画像19に基づいてコンベヤチエン1上の特定領域AX1や追加の特定領域AX2の長さ計測を行うとき、同時にカメラ16のキャリブレーションが行えるばかりでなく、計測対象の特定領域AX1や追加の特定領域AX2のそれぞれに個別に対応した専用のキャリブレーション原器を使用することになり、しかもカメラから見て計測対象に対しキャリブレーション原器の位置が上下方向にずれていることに起因する僅かな誤差が考えられるだけで、チエン移動方向に関しては各計測対象とキャリブレーション原器の相当箇所とが一致しているので、計測箇所のカメラからの距離の差に起因する誤差がなくなり、高精度の計測が可能になる。
尚、上記キャリブレーション原器23から第二円盤状部材26を省くこともできる。この場合、撮影画像上の追加の特定領域AY22の長さ計測には、第一円盤状部材25と第三円盤状部材27の同一側の円弧形端面25a,27aに相当する撮影画像上の2点間の画素数と実際の原器23における第一円盤状部材25と第三円盤状部材27の同一側の円弧形端面25a,27a間の長さDとから演算された1画素分の設定長さを使用すれば良い。また、コンベヤチエン1上の特定領域AX1の計測に特化したキャリブレーション原器で良い場合は、両端が外向きに突出する円弧形に面取りした帯状部材で、その両端円弧形端面間の長さが上記キャリブレーション原器23における長さDと等しい1つの帯状部材を使用して、キャリブレーション原器を構成することもできる。
図7〜図9は、キャリブレーション時にコンベヤチエン1に取り付けて使用するキャリブレーション原器28の一例を示している。このキャリブレーション原器28は、前後に隣り合う2つのセンターリンク2の各前端(または各後端)に外嵌する前後2つの円弧形部材30,31を、コンベヤチエン1の長さ方向と平行で上下一対の棒状部材29a,29bから成る基材29の前後両端部の一側面に取り付けて、当該前後2つの円弧形部材30,31のチエン移動方向の外側面間距離Dとコンベヤチエン1上の特定領域AX1の長さとを一致させると共に、リンク間重なり部4のチエン移動方向両端間の距離を直径dとする2つの円盤状部材32,33を、前記基材29に全体が隣接する1つのセンターリンク2の前後両端におけるリンク間重なり部4の真上位置でこれら両リンク間重なり部4とチエン移動方向の位置が一致するように、前記基材29に支持部材34,35を介して取り付けたものである。
上記のキャリブレーション原器28は、カメラ16のキャリブレーションを行う際に、コンベヤチエン1に対する撮影エリア15より上手の適当位置にある1つのセンターリンク2の前端とその直後に位置するセンターリンク2の前端とに前後2つの円弧形部材30,31を外嵌させた状態でコンベヤチエン1に、例えば基材29に全体が隣接する1つのセンターリンク2と基材29とを直接ボルト止めしたり、締結用バンドを併用するなどして、取り付ける。そしてキャリブレーション原器28の全体が撮影エリア15内に入ったとき、センサー17の検出信号に基づきカメラ16のシャッターを切ってキャリブレーション原器28を撮影する。
このキャリブレーション原器28の撮影画像上の前後2つの円弧形部材30,31の外側面に相当する2点間の画素数と実際の原器28における前後2つの円弧形部材30,31の外側面間の長さDとから、コンベヤチエン1上の特定領域AX1の計測時に使用する1画素分の実際の長さを演算し、得られた1画素分の設定長さに基づいて撮影画像上の特定領域AY1の長さを演算することができる。また、前側円盤状部材32の直径相当画素数と実際の原器28における前側円盤状部材32の直径dとから、コンベヤチエン1上の追加の特定領域AX2の計測時に使用する1画素分の実際の長さを演算し、得られた1画素分の設定長さに基づいて撮影画像上の追加の特定領域AY21の長さを演算し、更に、後側円盤状部材33の像の直径相当画素数と実際の原器28における後側円盤状部材33の直径dとから、コンベヤチエン1上の追加の特定領域AY22の計測時に使用する1画素分の実際の長さを演算し、得られた1画素分の設定長さに基づいて撮影画像上の追加の特定領域AY22の長さを演算することができる。
尚、コンベヤチエン1上の特定領域AX1の計測に特化したキャリブレーション原器で良い場合は、キャリブレーション原器28における前後2つの円盤状部材32,33はなくとも良いし、逆に、コンベヤチエン1上の追加の特定領域AX2の計測に特化したキャリブレーション原器で良い場合は、キャリブレーション原器28における前後2つの円弧形部材30,31はなくとも良い。更に、前後2つの円盤状部材32,33の内、何れか一方を省くこともできる。
A図は一使用形態におけるコンベヤチエンの側面図であり、B図は本発明システムを説明する一部縦断側面図である。 コンベヤチエンとカメラとの位置関係を示す縦断正面図である。 撮影画像の説明図である。 A図はコンベヤチエンに取り付けられたマーカーを示す側面図であり、B図はマーカーの撮影画像を説明する図である。 コンベヤチエンのガイドレールに取り付けられるキャリブレーション原器を使用した本発明システムの説明図である。 図5に示すキャリブレーション原器とコンベヤチエンとの関係を説明する図である。 コンベヤチエンに取り付けられるキャリブレーション原器を使用した本発明システムの説明図である。 図7に示すキャリブレーション原器の平面図である。 図7に示すキャリブレーション原器の右側面図である。 本発明システムの前半の制御手順を説明するフローチャートである。 本発明システムの後半の制御手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 コンベヤチエン
2 センターリンク
2a センターリンクの前端
2b センターリンクの後端
3a,3b サイドリンク
4 リンク間重なり部
5 連結ピン
9 ガイドレール
10 スプロケットホイール歯部咬合空間
15 撮影エリア
16 カメラ
17 センサー
18 マーカー
19 撮影画像
23,28 キャリブレーション原器
24 原器の帯状基板
25〜27,32,33 原器の円盤状部材
29 原器の基材
30,31 原器の円弧形部材
AX1 コンベヤチエン上の特定領域
AX2 コンベヤチエン上の追加の特定領域
AY1 画像上の特定領域像
AY21,AY22 画像上の追加の特定領域像
4A1〜4A3 画像上のリンク間重なり部像
18A 画像上のマーカー像

Claims (8)

  1. 交互に配置されたセンターリンクと一対のサイドリンクとを両者のリンク間重なり部で連結ピンにより連結したコンベヤチエンの移動経路脇にカメラが配設され、このカメラにより前記コンベヤチエンの特定領域を含む撮影エリアを一定のタイミングで撮影し、得られた画像から前記コンベヤチエンの特定領域のチエン移動方向の長さを演算して基準長さと比較処理するコンベヤチエンの伸び検出システムにおいて、前記コンベヤチエンの特定領域として、一対のサイドリンクを介して前後に隣り合う2つのセンターリンクの同一方向に面する前端間または後端間の領域と、前記リンク間重なり部が設定され、前記前端間または後端間の領域の撮影画像上の演算長さと当該領域の基準長さとに基づいてコンベヤチエンの伸びを検出すると共に、前記リンク間重なり部の撮影画像上の演算長さと当該リンク間重なり部の基準長さとに基づいて各リンク間重なり部におけるチエン移動方向の磨耗量を検出する、コンベヤチエンの伸び検出システム。
  2. 画像上の1画素分の実際の長さの演算設定を行うためのキャリブレーション原器として、当該カメラの撮影エリア内にあるセンターリンクまたはサイドリンクを使用する、請求項1に記載のコンベヤチエンの伸び検出システム。
  3. 画像上の1画素分の実際の長さの演算設定を行うためのキャリブレーション原器として、前記コンベヤチエンを支持するトロリーを案内するガイドレールの前記コンベヤチエンに対面するレール外側面で前記カメラの撮影エリア内に取り付けられた原器が使用され、この原器は、撮影時点で、前後に隣り合う2つのセンターリンクの同一方向に面する各前端または各後端それぞれとチエン移動方向に関して位置が一致し且つ同一方向に面する前後2つの円弧形端面を備えている、請求項1に記載のコンベヤチエンの伸び検出システム。
  4. 画像上の1画素分の実際の長さの演算設定を行うためのキャリブレーション原器として、前記コンベヤチエンを支持するトロリーを案内するガイドレールの前記コンベヤチエンに対面するレール外側面で前記カメラの撮影エリア内に取り付けられた原器が使用され、この原器は、コンベヤチエンにおける前記リンク間重なり部のチエン移動方向両端間の距離を直径とする円盤状部材を備え、当該円盤状部材がコンベヤチエンにおける前記リンク間重なり部と撮影時点でチエン移動方向に関して位置が一致するように配設され、原器の前記円盤状部材の実際の直径値と画像上の原器像における前記円盤状部材の直径相当画素数とに基づいて画像上の1画素分の実際の長さの演算設定を行う、請求項1に記載のコンベヤチエンの伸び検出システム。
  5. 前記原器の円盤状部材は、チエン移動方向に連続する3つの前記リンク間重なり部のそれぞれに対応して配設されている、請求項4に記載のコンベヤチエンの伸び検出システム。
  6. 画像上の1画素分の実際の長さの演算設定を行うためのキャリブレーション原器として、前記コンベヤチエンに着脱自在に取り付けられる原器が使用され、この原器は、前後に隣り合う2つのセンターリンクの各前端または各後端に外嵌する前後2つの円弧形部材を備えている、請求項1に記載のコンベヤチエンの伸び検出システム。
  7. 画像上の1画素分の実際の長さの演算設定を行うためのキャリブレーション原器として、前記コンベヤチエンに着脱自在に取り付けられる原器が使用され、この原器は、前記リンク間重なり部のチエン移動方向両端間の距離を直径とし且つ当該リンク間重なり部とチエン移動方向の位置が一致する円盤状部材を備えている、請求項1に記載のコンベヤチエンの伸び検出システム。
  8. 画像上の1画素分の実際の長さの演算設定を行うためのキャリブレーション原器として、前記コンベヤチエンに着脱自在に取り付けられる原器が使用され、この原器は、前後に隣り合う2つのセンターリンクの各前端または各後端に外嵌する前後2つの円弧形部材と、前記リンク間重なり部のチエン移動方向両端間の距離を直径とし且つ当該リンク間重なり部とチエン移動方向の位置が一致する円盤状部材とを備えている、請求項1に記載のコンベヤチエンの伸び検出システム。
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