JP4367342B2 - クロックドインバータ回路、シフトレジスタ、走査線駆動回路、データ線駆動回路、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

クロックドインバータ回路、シフトレジスタ、走査線駆動回路、データ線駆動回路、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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本発明は、クロックドインバータ回路、シフトレジスタ、走査線駆動回路、データ線駆
動回路、電気光学装置及び電子機器に関する。
液晶や有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)などの電気光学物質の電気光学的な変
化により表示を行う電気光学装置は、情報処理機器やテレビジョンなどの表示装置して広
く用いられている。電気光学装置には、画素スイッチにより画素を駆動するアクティブ・
マトリクス型がある。即ち、アクティブ・マトリクス型の電気光学装置においては、行方
向に延在する走査線と、列方向に延在するデータ線との交差に対応して画素電極が形成さ
れる。また、当該交差部分にあって画素電極とデータ線との間に、走査線に供給される走
査信号にしたがってオンオフする薄膜トランジスタなどの画素スイッチが介挿される。一
方、電気光学物質を介して画素電極と対向するように対向電極が設けられる。
このような構成において、走査線にオン電圧の走査信号が印加されると、当該走査線に
接続された画素スイッチがオン状態となる。このオン状態の際に、データ線に、階調(濃
度)に応じたデータ信号を供給すると、当該データ信号は画素スイッチを介して画素電極
に印加されるので、当該画素電極および対向電極の間に挟持された電気光学物質には、当
該データ信号に応じた電圧が印加されることになる。これによって該電気光学物質は電気
光学的に変化する結果、画素における透過光量、反射光量または発光量(いずれにせよ、
観察者側に視認される光量)が、画素電極に印加されたデータ信号の電圧に応じたものと
なる。したがって、このような制御を画素毎に実行することによって、所定の表示が可能
になる。
ここで、データ線駆動回路は複数のデータ線の各々にデータ信号を供給するため、各デ
ータ線を選択するサンプリング信号を生成する。サンプリング回路は、サンプリング信号
に従って画像信号をサンプリングしてデータ信号を生成する。このようなデータ線駆動回
路は、シフトレジスタを備えるのが一般的である。特許文献1には図26に示すシフトレ
ジスタが開示されている。このシフトレジスタは、複数の単位回路Uj、Uj+1、Uj+2を
備える。各単位回路は、クロックドインバータINV1及びINV2、並びにインバータ
INV3を備える。
クロックドインバータINV1及びINV2は、クロック信号CK及びこれを反転した
反転クロック信号CKBに基づいて動作する。この例において、単位回路Uj及びUj+2の
クロックドインバータINV1、並びに単位回路Uj+1のクロックドインバータINV2
はクロック信号CKがHレベルの場合にインバータとして動作し、クロック信号CKがL
レベルの場合に出力端子をハイインピーダンス状態にする。一方、単位回路Uj及びUj+2
のクロックドインバータINV2、並びに単位回路Uj+1のクロックドインバータINV
1は反転クロック信号CKがHレベルの場合にインバータとして動作し、クロック信号C
KがLレベルの場合に出力端子をハイインピーダンス状態にする。
このように各単位回路は、クロックドインバータINV2とインバータINV3で構成
されるラッチ回路と、このラッチ回路にパルスの論理レベルを書き込むクロックドインバ
ータ1NV1から構成される。そして、クロックドインバータINV1及びINV2のア
クティブ・非アクティブを排他的に制御することによって、ある単位回路では、ラッチ回
路への書き込みを禁止し論理レベルをホールドする状態で動作させ、これに隣接する単位
回路ではラッチ回路への書き込みを許容する状態で動作させ、これらの状態をクロック信
号CK及び反転クロック信号CKBの1/2周期で切り替える。
特開平6−177749号公報(図5参照)
ところで、クロック信号CKと反転クロック信号CKBの論理レベルは反転するが、イ
ンバータを用いて一方の信号から他方の信号を生成すると、インバータの伝播遅延時間だ
け、クロック信号CKと反転クロック信号CKBが同時にHレベルとなる。このような重
複期間があると、データが突き抜ける問題が発生する。
図27に、クロック信号CKと反転クロック信号CKBに重複期間がある場合のシフト
レジスタの等価回路を示し、図28にそのタイミングチャートを示す。まず、図28(A
)示すように反転クロック信号CKBの立ち上がりエッジがクロック信号CKの立ち下が
りエッジよりも先行している場合を想定する。時刻taから時刻tbまでの期間T1にお
いては、クロック信号CKと反転クロック信号CKBが同時にHレベルとなる。このため
、期間T1において単位回路UjのクロックドインバータINV1においてNチャネルの
トランジスタがオン状態となる。このため、単位回路Ujの出力信号Qiは本来の変化点よ
りも早くLレベルからHレベルに変化してしまう。即ち、Hレベルが突き抜けてしまう。
次に、図28(B)示すように反転クロック信号CLKBの立ち上がりエッジがクロッ
ク信号CKの立ち下がりエッジよりも後行している場合を想定する。期間T1においては
、クロック信号CKと反転クロック信号CKBが同時にLレベルとなる。このため、期間
T1において単位回路UjのクロックドインバータINV1においてPチャネルのトラン
ジスタがオン状態となる。このため、単位回路Ujの出力信号Qiは本来の変化点よりも早
くHレベルからLレベルに変化してしまう。即ち、Lレベルが突き抜けてしまう。
特許文献1には、データの突き抜けを防止するために、インバータやNOR回路といっ
た論理回路をクロックドインバータに用いる点が開示されている(特許文献1の図1及び
図2参照)。しかしながら、それらの論理回路を採用すると構成が複雑となり、また、電
源パスの増加に伴って消費電力が増加するといった問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、データの突き抜けを防止する
と共に低消費電力に寄与し回路規模を小さくすることが可能なクロックドインバータ回路
、シフトレジスタ、走査線駆動回路、データ線駆動回路、電気光学装置及び電子機器を提
供することを解決課題とする。
上記した課題を解決するために、本発明に係るクロックドインバータ回路は、第1回路と第2回路とを備え、前記第1回路を介して低電圧側電源が供給され、前記第2回路を介して高位側電源が供給され、入力信号を反転した出力信号を生成する反転回路を有するクロックドインバータ回路において、前記第1回路は、第1クロック信号が供給され、前記第1クロック信号を遅延させる第1遅延手段と、前記第1遅延手段の出力信号によってオン・オフが制御される第1スイッチ手段とを備え、前記第2回路は、前記第1クロック信号を反転した第2クロック信号が供給され、前記第2クロック信号を遅延させる第2遅延手段と、前記第2遅延手段の出力信号によってオン・オフが制御される第2スイッチ手段とを備え、前記第1クロック信号と第2クロック信号は、同時にHレベルまたはLレベルとなる重複期間を備え、前記第1遅延手段は前記重複期間よりも長く前記第1クロック信号を遅延し、前記第2遅延手段は、前記重複期間よりも長く前記第2クロック信号を遅延する、ことを特徴とする。
第1クロック信号と第2クロック信号の論理レベルは反転しているが、実際の回路では
、同時にHレベルになる期間あるいは同時にLレベルになる期間がある。このため、クロ
ックドインバータ回路を用いたシフトレジスタでは、ある単位回路から次の単位回路にパ
ルスを転送する際にその次の単位回路までパルスが転送されてしまうことがある。この発
明よれば、第1及び第2遅延手段を設けたので、第1クロック信号と第2クロック信号と
を各々遅延してクロックドインバータ回路を制御することができる。この結果、パルスの
転送を意図的に遅延させることが可能となる。
より具体的には、前記第スイッチ手段は、前記電位側電源と前記反転回路との間に直列に接続されたNチャネルの第1トランジスタ及び第2トランジスタを備え、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタの一方に前記第クロック信号が供給され、前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタの他方に前記第遅延手段の出力信号が供給され、前記第2クロック信号の立ち下がりエッジと立ち上がりエッジのうち前記立ち上がりエッジのみを遅延させ、前記第スイッチ手段は、前記電位側電源と前記反転回路との間に直列に接続されたPチャネルの第5トランジスタ及び第6トランジスタを備え、前記第5トランジスタ又は前記第6トランジスタの一方に前記第クロック信号が供給され、前記第5トランジスタ又は前記第6トランジスタの他方に前記第遅延手段の出力信号が供給され、前記第1クロック信号の立ち下がりエッジと立ち上がりエッジのうち前記立ち下がりエッジのみを遅延させる、ことが好ましい。
この発明によれば、第1トランジスタと第2トランジスタには第クロック信号とこれを遅延させた信号が供給されるので、遅延された第クロック信号の立ち上がりから遅延のない第クロック信号の立ち下がりまでの期間に第スイッチング手段がオン状態となる。一方、第5トランジスタと第6トランジスタには第クロック信号とこれを遅延させた信号が供給されるので、遅延された第クロック信号の立ち下がりから遅延のない第クロック信号の立ち上がりまでの期間に第スイッチング手段がオン状態となる。
更に、前記第遅延手段は、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのうち当該第遅延手段の出力信号が供給されるトランジスタと前記電位側電源との間に設けられ、遅延を有効化することを指示する第有効化信号によってオン・オフが制御される第3トランジスタと、前記第1トランジスタのゲートと前記第2トランジスタのゲートとの間に設けられ、前記第1有効化信号を反転した反転第有効化信号によってオン・オフが制御される第4トランジスタとを備え、前記第遅延手段は、前記第5トランジスタ及び前記第6トランジスタのうち当該第遅延手段の出力信号が供給されるトランジスタと前記電位側電源との間に設けられ、遅延を有効化することを指示する第有効化信号によってオン・オフが制御される第7トランジスタと、前記第5トランジスタのゲートと前記第6トランジスタのゲートとの間に設けられ、前記第有効化信号を反転した反転第有効化信号によってオン・オフが制御される第8トランジスタと、を備えることが好ましい。この発明によれば、有効化信号に基づいて第1回路及び第2回路の遅延機能を有効化するか無効化するかを制御することが可能となる。
ここで、第回路は反転回路に低電位側電源を供給するものであり、反転回路をNチャネルのトランジスタとPチャネルのトランジスタとを直列に接続して構成する場合、Nチャネルのトランジスタに接続される。この場合、第回路の第遅延手段を構成する第3トランジスタ及び第4トランジスタはNチャネル型であることが好ましい。また、第回路は反転回路に高電位側電源を供給するものであり、反転回路をNチャネルのトランジスタとPチャネルのトランジスタとを直列に接続して構成する場合、Pチャネルのトランジスタに接続される。この場合、第回路の第遅延手段を構成する第7トランジスタ及び第8トランジスタはPチャネル型であることが好ましい。この構成によれば、チャネル型が同じトランジスタを近傍に配置することができるので、ドーピングの打ち分けが容易になる。
次に、本発明に係るシフトレジスタは、パルスを順次転送する複数の単位回路を備えた
ものであって、前記単位回路は、上述したクロックドインバータ回路と、前記クロックド
インバータ回路の出力信号をラッチするラッチ回路と、を備えることを特徴とする。この
発明によれば、パルス転送の時間基準となる第1クロック信号と第2クロック信号とが同
時にHレベルとなる重複期間があったしてもパルスの突き抜けを防止して、確実にパルス
を転送させることが可能となる。そのような用途に用いる場合、第1遅延手段及び第2遅
延手段の遅延時間は第1クロック信号と第2クロック信号との位相差に相当する重複時間
よりも長いことが好ましい。
本発明に係る走査線駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前
記データ線の交差に対応して設けられた電気光学素子とを備えた電気光学装置に用いられ
るものであって、上述したシフトレジスタと、前記パルスをシフトして前記複数の単位回
路から出力される各出力信号に基づいて、前記複数の走査線を排他的に順次選択する複数
の走査線選択信号を生成する生成手段と、を備えることが好ましい。また、本発明に係る
データ線駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の
交差に対応して設けられた電気光学素子とを備えた電気光学装置に用いられるものであっ
て、上述したシフトレジスタと、前記パルスをシフトして前記複数の単位回路から出力さ
れる各出力信号に基づいて、前記複数のデータ線を排他的に順次選択する複数のデータ線
選択信号を生成する生成手段と、を備えることが好ましい。上述したシフトレジスタを駆
動回路に用いることによって、電気光学装置の誤動作を防止することができる。
また、本発明に係る電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線
と前記データ線の交差に対応して設けられた電気光学素子と、上述した走査線駆動回路又
はデータ線駆動回路と、を備えることを特徴とする。更に、本発明に係る電子機器は、上
述した電気光学装置を備える。このような電子機器としては、例えば、携帯情報端末、携
帯電話機、ノート型コンピュータ、ビデオカメラ、及びプロジェクタなどが該当する。
<1.第1実施形態形態>
まず、本発明に係るシフトレジスタ1について説明する。このシフトレジスタ1は、ス
タートパルスSPを順次転送する単方向のタイプのものである。
図1にシフトレジスタ1のブロック図を示す。この図に示すようにシフトレジスタ1は
、n個の単位回路Ua1、Ua2、…、Uaj(jは、2以上n未満の自然数)…、Uanを
備える。奇数番目の単位回路Ua1、Ua3、…、Uaj-1、Uaj+1、…において、クロッ
ク入力端子Aにはクロック信号CLKが供給され、クロック入力端子Bにはクロック信号
CLKを反転した反転クロック信号CLKBが供給される。一方、偶数番目の単位回路U
a2、Ua4、…、Uaj、…、Uanにおいて、クロック入力端子Bにはクロック信号CL
Kが供給され、クロック入力端子Aには反転クロック信号CLKBが供給される。また、
データ入力端子Dにパルスが供給され、データ出力端子Qからパルスが出力される。
図2に単位回路Uajの構成を示す。なお、他の単位回路も単位回路Uajと同様に構成
されている。単位回路Uajはクロックドインバータ11pn及び13、並びにインバー
タ12を備える。クロックドインバータ13は、クロック入力端子Bの論理レベルがHレ
ベルのときインバータとして機能し、インバータ12と共にラッチ回路を構成する。一方
、クロック入力端子Bの論理レベルがLレベルのときクロックドインバータ13の出力端
子はハイインピーダンス状態となる。以下の説明では、図2に示すインバータ12の記号
を用いる場合、その回路は図3(A)に示すように構成され、図2に示すクロックドイン
バータ13の記号を用いる場合、その回路は図3(B)に示すように構成される。なお、
図3(B)の符号XCは、信号Cの論理レベルを反転させた信号を意味する。
さらに、図2に示すクロックドインバータ11pnの記号を用いる場合、その回路は図4に示すように構成される。このクロックドインバータ11pnは、反転回路20、第1回路22及び第2回路21を備える。反転回路20は図5に示すようにPチャネルのトランジスタp1とNチャネルのトランジスタn1とが直列に接続されて構成される。Nチャネルのトランジスタn1には第1回路22を介して低電位側電源(この例では、接地電位)が供給され、Pチャネルのトランジスタp1には第回路21を介して高電位側電源Vddが供給される。
回路21は、Nチャネルの第1トランジスタTr1及び第2トランジスタTr2、並びに遅延回路tdnを備える。上述したようにj(jは偶数)番目の単位回路Uajには、反転クロック信号CLKBが供給され、クロック入力端子Aは、遅延回路tdn及び第2トランジスタTr2のゲートに接続されている。遅延回路tdnは、反転クロック信号CLKBを遅延して第1トランジスタTr1に供給する。ここで、遅延回路tdnは、図6に示すように高電位側電源Vddと第2トランジスタTr2のゲートとの間に、第3トランジスタTr3及び第4トランジスタTr4を直列に接続して構成される。第3トランジスタTr3と第4トランジスタTr4の接続点には、寄生容量Caが付随する。この寄生容量Caは、主として第1トランジスタTr1のゲート容量によって占められる。なお、容量素子を第1トランジスタTr1のゲートと接地との間に設けてもよいことは勿論である。このような構成において、第4トランジスタTr4がオン状態になると、そのオン抵抗と寄生容量Caによってローパスフィルタが構成される。これよって、反転クロック信号CLKBが遅延される。
また、遅延回路tdnには、Hレベルでアクティブとなる有効化信号Sと有効化信号S
を反転した反転有効化信号XSが供給される。図2示す例では、有効化信号Sの替わりに
高電位側電源Vddが供給され、反転有効化信号XSの替わりに接地電位が供給される。
有効化信号SがHレベルの場合、第3トランジスタTr3はオフ状態となる一方、第4ト
ランジスタTr4はオン状態となる。従って、有効化信号Sがアクティブ(Hレベル)に
なると、遅延回路tdnは入力信号を遅延させる。一方、有効化信号SがLレベルの場合
、第4トランジスタTr4はオフ状態となり、第3トランジスタTr3はオン状態となる
。従って、有効化信号Sが非アクティブ(Lレベル)になると、遅延回路tdnは入力信
号を遅延させない。即ち、有効信号Sによって、入力信号を遅延させるか、遅延させない
かを制御することができる。
図7に遅延回路tdnのタイミングチャートを示す。まず、有効化信号SがHレベルの場合の場合、第2トランジスタTr2のゲートG2には反転クロック信号CLKBが供給されるので、時刻t1から時刻3までの期間に第2トランジスタTr2がオン状態となり、時刻t3から時刻t4までの期間に第2トランジスタTr2がオフ状態となる。一方、第1トランジスタTr1のゲートG1には、遅延された反転クロック信号CLKBが供給されるので、時刻t2から時刻t3までの期間に第1トランジスタTr1がオン状態となり、時刻t3から時刻t4までの期間に第1トランジスタTr1がオフ状態となる。第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2は直列に接続されているので、両者が共にオン状態とならない限り、図4に示す反転回路20に電流は流れない。従って、遅延回路tdnを有する第回路21は、時刻t2から時刻t3までの期間に低電位側電源(接地電位)を反転回路20に供給する。換言すれば遅延回路tdnは、反転クロック信号CLKBの立ち上がりエッジのみを遅延させる遅延手段として機能する。
次に、有効化信号SがLレベルの場合について説明する。この場合、第3トランジスタTr3は常にオン状態となるから、第1トランジスタTr2のゲートG1は常にHレベルとなる。一方、第2トランジスタTr2のゲートG2には反転クロック信号CLKBが供給される。従って、第1トランジスタTr1は常にオン状態となる一方、第2トランジスタTr2は反転クロック信号CLKBがHレベルの期間にオン状態となり、反転クロック信号CLKBがLレベルの期間にオフ状態となる。従って、有効化信号Sが非アクティブの場合、遅延回路tdnは動作を停止し、第回路21は反転クロック信号CLKBに従ってオン・オフする。
図8に、第回路22の構成を示す。第回路22は、PチャネルのトランジスタTr7及びTr8、並びに遅延回路tdpを備える。j(jは偶数)番目の単位回路Uajのクロック入力端子Bにはクロック信号CLKが供給され、クロック入力端子Bは、遅延回路tdp及び第6トランジスタTr6のゲートに接続されている。遅延回路tdpは、クロック信号CLKを遅延して第5トランジスタTr5に供給する。ここで、遅延回路tdpは、図8に示すように低電位側電源と第6トランジスタTr6のゲートとの間に、第7トランジスタTr7及び第8トランジスタTr8を直列に接続して構成される。第7トランジスタTr7と第8トランジスタTr8の接続点には、寄生容量Caが付随する。この寄生容量Caは、主として第5トランジスタTr5のゲート容量によって占められる。なお、容量素子を第5トランジスタTr1のゲートと接地との間に設けてもよいことは勿論である。このような構成において、第7トランジスタTr7がオン状態になると、そのオン抵抗と寄生容量Caによってローパスフィルタが構成される。これよって、クロック信号CLKが遅延される。
また、遅延回路tdpには、Lレベルでアクティブとなる有効化信号S’と反転有効化
信号XS’が供給される。図2に示す例では、有効化信号S’の替わりに低電位側電源(
接地電位)が供給され、反転有効化信号XS’の替わりに高電位側電源Vddが供給され
る。有効化信号SがLレベルの場合、第8トランジスタTr8はオフ状態となる一方、第
7トランジスタTr7はオン状態となる。従って、有効化信号S’がアクティブ(Lレベ
ル)になると、遅延回路tdpは入力信号を遅延させる。一方、有効化信号S’がHレベ
ルの場合、第7トランジスタTr7はオフ状態となり、第8トランジスタTr8はオン状
態となる。従って、有効化信号Sが非アクティブ(Hレベル)になると、遅延回路tdp
は入力信号を遅延させない。即ち、有効信号S’によって、入力信号を遅延させるか、遅
延させないかを制御することができる。
図9に遅延回路tdpのタイミングチャートを示す。まず、有効化信号S’がLレベルの場合の場合、第6トランジスタTr6のゲートG6にはクロック信号CLKが供給されるので、時刻t5から時刻t7までの期間に第6トランジスタTr6がオン状態となり、時刻t7から時刻t8までの期間に第6トランジスタTr6がオフ状態となる。一方、第5トランジスタのゲートG5には、遅延されたクロック信号CLKが供給されるので、時刻t6から時刻t7までの期間に第5トランジスタTr5がオン状態となり、時刻t7から時刻t8までの期間に第5トランジスタTr5がオフ状態となる。第5トランジスタTr5と第6トランジスタTr6は直列に接続されているので、両者が共にオン状態とならない限り、図4に示す反転回路20に電流は流れない。従って、遅延回路tdpを有する第回路22は、時刻t6から時刻t7までの期間に高電位側電源Vddを反転回路20に供給する。換言すれば遅延回路tdpは、クロック信号CLKの立ち下がりエッジのみを遅延させる遅延手段として機能する。
次に、有効化信号S’がHレベルの場合について説明する。この場合、第7トランジスタTr7は常にオン状態となるから、第5トランジスタTr5のゲートG5は常にLレベルとなる。一方、第6トランジスタTr6のゲートG6にはクロック信号CLKが供給される。従って、第5トランジスタTr5は常にオン状態となる一方、第6トランジスタTr5はクロック信号CLKがLレベルの期間にオン状態となり、クロック信号CLKがHレベルの期間にオフ状態となる。従って、有効化信号S’が非アクティブの場合、遅延回路tdpは動作を停止し、第回路22はクロック信号CLKBに従ってオン・オフする。
図10にシフトレジスタ1のタイミングチャートを示す。同図(A)は、転送パルスが
Hレベルでアクティブとなる正パルスの例であり、同図(B)は転送パルスがLレベルで
アクティブとなる負パルスの例である。また、これらの例において、反転クロック信号C
LKBの立ち下がりエッジに対してクロック信号CLKの立ち上がりエッジが先行する場
合を想定する。単位回路Uajと単位回路Uaj+1に着目すると、時刻t1から時刻t2ま
での期間において、出力信号Qj、クロック信号CLK、及び反転クロック信号CLKB
はHレベルとなる。ここで、単位回路Uj+1のクロックドインバータINV1のクロック
入力端子Aにはクロック信号CLKが供給され、クロック入力端子Bには反転クロック信
号CLKBが供給される(図1参照)。
クロック入力端子Aは第回路21と接続され、クロック入力端子Bは第回路22に接続される。クロック信号CLKと反転クロック信号CLKBとの重複時間を「td1」とする。単位回路Uj+1のクロックインバータINV1において、遅延回路tdnの遅延時間を「td2」とすれば、低電位側電源(接地電位)はクロック信号CLKの立ち上がりエッジから遅延時間td2だけ遅れて反転回路20に供給される。遅延時間td2は重複時間td1よりも長くなるように設定されている。このように遅延時間td2を設定することによって、反転クロック信号CLKBがHレベルからLレベルに立ち下がる時刻t2より後にクロックインバータINV1に低電位側電源を供給することが可能となる。この結果、Hレベルの突き抜けを防止して、パルスを確実に転送することが可能となる。なお、反転クロック信号CLKBの立ち下がりエッジに対してクロック信号CLKの立ち上がりエッジが後行する場合は、遅延回路tdpによって高電位側電源の供給タイミングが遅延されるので、上述した場合と同様にパルスを確実に転送することができる。
このようにクロックドインバータ11pnを用いることによって、クロック信号CLK
又は反転クロック信号CLKBを所定時間だけ遅延させてシフトレジスタ1を動作させる
ことができる。これにより、クロックドインバータ11pnの外部に論理回路を設ける必
要がなくなるので、構成を簡易にできる。さらに、本実施形態の遅延回路tdn及びtd
pは、電源パスが増加しないので、消費電力を削減することが可能になる。くわえて、遅
延回路tdn及びtdpに有効化信号S及びS’を供給すれば、入力信号を遅延させるか
否かを制御することが可能となる。
なお、上述したシフトレジスタ1の各単位回路Ua1〜Uanにおいてクロックドインバ
ータ13は、遅延回路tdp及びtdnを備えないものを一例として説明したが、図11
に示すようにクロックドインバータ13pnとして遅延回路tdp及びtdnを備えるも
のを用いてもよい。この場合、有効化信号Sとして接地電位を供給してクロックドインバ
ータ13pnの遅延回路tdnを無効化し、有効化信号S’として高電位側電源Vddを
供給して遅延回路tdpを無効化して、遅延機能を有しない通常のクロックドインバータ
として機能させればよい。
<2.第2実施形態>
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。
図12に、第2実施形態に係るシフトレジスタ2のブロック図を示す。シフトレジスタ
2は、トランスファーゲートTG1及びTG2、並びにn個の単位回路Ub1〜Ubnを備
える。このシフトレジスタ2には、転送方向を指示する転送方向制御信号DIRが供給さ
れる。転送方向制御信号DIRは、その論理レベルがHレベルの場合に右方向の転送を指
示し、その論理レベルがLレベルの場合に左方向の転送を指示する。なお、反転転送方向
制御信号DIRBは転送方向制御信号DIRの論理レベルを反転したものである。
ここで、トランスファーゲートTG1及びTG2は、図13に示すように構成されてい
る。トランスファーゲートTG1には制御信号Cとして転送方向制御信号DIRが供給さ
れ、トランスファーゲートTG2には制御信号Cとして反転方向制御信号DIRBが供給
される。このため、転送方向制御信号DIRがHレベルのとき、トランスファーゲートT
G1がオン状態となり、トランスファーゲートTG2がオフ状態となる。一方、転送方向
制御信号DIRがLレベルのとき、トランスファーゲートTG1がオフ状態となり、トラ
ンスファーゲートTG2がオン状態となる。即ち、転送方向制御信号DIRがHレベルで
右方向のシフトを指示する場合、スタートパルスSPは右端の単位回路Ub1に供給され
、転送方向制御信号DIRがHレベルで左方向のシフトを指示する場合、スタートパルス
SPは左端の単位回路Ubnに供給される。
図14にj番目の単位回路Ubjの回路図を示す。なお、他の単位回路も同様に構成され
ている。同図に示すように単位回路Ubjは、クロックドインバータ11pn及び13p
n、並びに14及び15を備える。転送方向を右方向としたとき、転送方向制御信号DI
RはHレベルとなるので、クロックドインバータ11pnの遅延回路tdn及びtdpが
有効となる一方、クロックドインバータ13pnは遅延回路tdn及びtdpが無効とな
る。さらに、クロックドインバータ15はインバータとして機能する一方、クロックドイ
ンバータ14の出力端子はハイインピーダンス状態となる。この結果、転送方向が右方向
の場合、単位回路Ubjは図2示す第1実施形態の単位回路Uajと等価となる。この場合
、シフトレジスタ2のタイミングチャートは、図10に示すものと同様となる。
また、転送方向を左方向としたとき、転送方向制御信号DIRはLレベルとなるので、
クロックドインバータ13pnの遅延回路tdn及びtdpが有効となる一方、クロック
ドインバータ11pnは遅延回路tdn及びtdpが無効となる。さらに、クロックドイ
ンバータ14はインバータとして機能する一方、クロックドインバータ15の出力端子は
ハイインピーダンス状態となる。この結果、転送方向が左方向の場合、単位回路Ubjは
図2示す第1実施形態の単位回路Uajの左右を逆転した構成と等価となり、左から右へ
パルスを転送することが可能となる。この場合、シフトレジスタ2のタイミングチャート
は、図15に示すものとなり、出力信号Qj+1→Qj→Qj-1の順にアクティブとなる。
このようにシフトレジスタ2によれば、クロックドインバータ11pn及び13pnの
遅延機能を制御可能であるので、転送方向制御信号DIR又は反転転送方向制御信号DI
RBに基づいて開始パルスSPの転送方向を制御することが可能となる。これにより、構
成を簡易にできる。さらに、クロック信号CLK又は反転クロック信号CLKBを遅延さ
せる遅延回路は、一般に複数のインバータを直列に接続して構成されるため、電源パスが
増加して消費電力が増大する。これに対して、上述したクロックドインバータ11pn及
び13pnの遅延回路tdn及びtdpは、電源パスが増加しないので、消費電力を削減
することが可能になる。
なお、上述したシフトレジスタ2の各単位回路Ub1〜Ubnではクロックドインバータ14及び15を用いたが、これらの替わりに図16に示すようにインバータ17とトランスファーゲート18及び19を用いてもよい。この場合にも、転送方向を切り替えることが可能となる。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態において、第1回路22の遅延回路tdnは、第2トランジスタTr2のゲートに供給される信号を遅延して第1トランジスタTr1に供給したが、遅延回路tdnを第2トランジスタtr2の入力段に設けて、第1トランジスタTr1に供給される信号を遅延して第2トランジスタTr2のゲートに供給してもよい。加えて、第回路22の遅延回路tdpは、第6トランジスタTr6のゲートに供給される信号を遅延して第5トランジスタTr5に供給したが、遅延回路tdpを第5トランジスタtr5の入力段に設けて、第5トランジスタTr5に供給される信号を遅延して第6トランジスタTr6のゲートに供給してもよい。
<3.第3実施形態>
次に、上述したシフトレジスタ2を駆動回路に用いた電気光学装置について説明する。
図17は、本発明に係る電気光学装置500の電気的構成を示すブロック図である。こ
の電気光学装置500は電気光学材料として液晶を用いる。電気光学装置500は、主要
部として液晶パネルAAを備える。液晶パネルAAは、スイッチング素子として薄膜トラ
ンジスタ(Thin Film Transistor:以下、「TFT」と称する)を形成した素子基板と対
向基板とを互いに電極形成面を対向させて、かつ、一定の間隙を保って貼付し、この間隙
に液晶が挟持されている。
また、電気光学装置500は、液晶パネルAA、タイミング発生回路300および画像
処理回路400を備える。液晶パネルAAは、その素子基板上に画像表示領域A、走査線
駆動回路100、データ線駆動回路200、サンプリング回路240および画像信号供給
線Lを備える。この電気光学装置500に供給される入力画像データDは、例えば、3ビ
ットパラレルの形式である。タイミング発生回路300は、入力画像データDに同期して
Yクロック信号YCK、Xクロック信号XCK、Y転送開始パルスDY、X転送開始パル
スDX、及び転送方向制御信号DIRを生成して、走査線駆動回路100およびデータ線
駆動回路200に供給する。また、タイミング発生回路300は、画像処理回路400を
制御する各種のタイミング信号を生成し、これを出力する。なお、Yクロック信号YCK
及びXクロック信号XCKは上述したクロック信号CKに相当し、Y転送開始パルスDY
及びX転送開始パルスDXは上述したスタートパルスSPに相当する。
ここで、Yクロック信号YCKは、走査線52を選択する期間を特定し、Xクロック信
号XCKは、データ線52を選択する期間を特定する。また、Y転送開始パルスDYは走
査線52の選択開始を指示するパルスであり、一方、X転送開始パルスDXはデータ線5
2の選択開始を指示するパルスである。さらに、転送方向制御信号DIRは、走査線52
およびデータ線52の選択順序を指示する信号である。その論理レベルがHレベルのとき
、転送方向制御信号DIRは、各走査線52を上から下に順次選択するとともに各データ
線52を左から右に選択することを指示する。以下の説明では、この場合の表示態様を正
転画像表示と称する。一方、転送方向制御信号DIRの論理レベルがLレベルのとき、転
送方向制御信号DIRは、各走査線52を下から上に順次選択するとともに各データ線5
2を右から左に選択することを指示する。以下の説明では、この場合の表示態様を反転画
像表示と称する。この例では、走査線駆動回路100およびデータ線駆動回路200に対
して、共通の転送方向制御信号DIRを供給しているが、タイミング発生回路300にお
いて、走査線の選択用の信号とデータ線の選択用の信号とを個別に生成して、これらを走
査線駆動回路100およびデータ線駆動回路200に供給してもよいことは勿論である。
次に、画像処理回路400は、入力画像データDに、液晶パネルの光透過特性を考慮し
たガンマ補正等を施した後、RGB各色の画像データをD/A変換して、画像信号VID
を生成して液晶パネルAAに供給する。
次に、画像表示領域Aには、図17に示されるように、m(mは2以上の自然数)本の
走査線52が、X方向に沿って平行に配列して形成される一方、n(nは2以上の自然数
)本のデータ線52が、Y方向に沿って平行に配列して形成されている。そして、走査線
52とデータ線52との交差付近においては、TFT50のゲートが走査線52に接続さ
れる一方、TFT50のソースがデータ線52に接続されるとともに、TFT50のドレ
インが画素電極56に接続される。そして、各画素は、画素電極56と、対向基板に形成
される対向電極(後述する)と、これら両電極間に挟持された液晶とによって構成される
。この結果、走査線52とデータ線52との各交差に対応して、画素はマトリクス状に配
列されることとなる。
また、TFT50のゲートが接続される各走査線52には、走査信号Y1、Y2、…、
Ymが、パルス的に線順次で印加されるようになっている。このため、ある走査線52に
走査信号が供給されると、当該走査線に接続されるTFT50がオンするので、データ線
52から所定のタイミングで供給される画像信号X1、X2、…、Xnは、対応する画素
に順番に書き込まれた後、所定の期間保持されることとなる。
各画素に印加される電圧レベルに応じて液晶分子の配向や秩序が変化するので、光変調
による階調表示が可能となる。例えば、液晶を通過する光量は、ノーマリーホワイトモー
ドであれば、印加電圧が高くなるにつれて制限される一方、ノーマリーブラックモードで
あれば、印加電圧が高くなるにつれて緩和されるので、電気光学装置500全体では、画
像信号に応じたコントラストを持つ光が各画素毎に出射される。このため、所定の表示が
可能となる。また、保持された画像信号がリークするのを防ぐために、蓄積容量51が、
画素電極56と対向電極との間に形成される液晶容量と並列に付加される。例えば、画素
電極56の電圧は、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ蓄積容量51
により保持されるので、保持特性が改善される結果、高コントラスト比が実現されること
となる。
次に、データ線駆動回路200は、Xクロック信号XCKに同期して順次アクティブと
なるサンプリング信号SR1〜SRnを生成する。また、データ線駆動回路200は、転
送方向制御信号DIRによってサンプリング信号SR1〜SRnをアクティブにする順番
を制御することが可能である。具体的には、転送方向制御信号DIRがHレベルである場
合、サンプリング信号はSR1→SR2→…SRnの順にアクティブとなり、転送方向制
御信号DIRがLレベルである場合、サンプリング信号はSRn→SRn−1→…SR1
の順にアクティブとなる。
サンプリング回路240は、n個のスイッチSW1〜SWnを備える。各スイッチSW
1〜SWnは、TFTによって構成されている。そして、ゲートに供給される各サンプリ
ング信号SR1〜SRnが順次アクティブになると、各スイッチSW1〜SWnが順次オ
ン状態となる。すると、画像信号供給線Lを介して供給される画像信号VIDがサンプリ
ングされ、各データ線52に順次供給される。したがって、SR1→SR2→…SRnの
順にサンプリング信号がアクティブとなれば、データ線52は左から右に順次選択される
一方、SRn→SRn−1→…SR1の順にサンプリング信号がアクティブとなれば、デ
ータ線52は右から左に順次選択されることになる。なお、サンプリング回路240をデ
ータ線駆動回路200に含めてもよいことは勿論である。
次に、図18はデータ線駆動回路200の詳細な構成を示すブロック図である。図に示
すようにデータ線駆動回路200は、シフトレジスタ2とn個のNAND回路210及び
インバータ220を備える。但し、シフトレジスタ2はn+1段で構成される。NAND
回路210は、隣接するシフト信号の論理積の否定を演算し、インバータ220は再否定
を演算してサンプリング信号SR1、SR2、…、SRnを出力する。
図19に転送方向を右方向とした場合のデータ線駆動回路200のタイミングチャート
を示す。サンプリング信号SRj-1は出力信号Qj-2(図示せず)と出力信号Qj-1との論
理積として与えられ、サンプリング信号SRjは出力信号Qjと出力信号Qj+1との論理積
として与えられ、サンプリング信号SRj+1は出力信号Qj+1と出力信号Qj+2との論理積
として与えられる。上述したように各単位回路Ub1〜Ubn+1において、Xクロック信号
XCKと反転Xクロック信号XCKBとが同時にHレベルになる期間があっても、上述し
たように各単位回路Ub1〜Ubn+1はパルスを順次転送することができるので、サンプリ
ング信号SR1〜SRnが誤動作することが無くなる。しかも、遅延回路tdp及びtd
nは、電源パスを増加させないので消費電力を削減することができる。
図20に走査線駆動回路100の回路図を示す。図に示すように走査線駆動回路100
は、シフトレジスタ2とm個のNAND回路110及びインバータ120を備える。但し
、シフトレジスタ2はm+1段で構成される。NAND回路110は、隣接するシフト信
号の論理積の否定を演算し、インバータ120は再否定を演算して走査信号Y1、Y2、
…、Ymを出力する。
次に、上述した電気光学装置500の表示動作について、図21を参照して説明する。
まず、垂直走査方向が下方向であって、水平走査方向が右方向である場合の正転画像表示
動作について説明する。この場合、転送方向制御信号DIRがHレベルとなるので、図1
2に示すトランスファーゲートTG1がオン状態となり、トランスファーゲートTG2が
オフ状態となる。この結果、垂直走査期間の最初を規定するY転送開始パルスDYが上か
ら数えて1段の単位回路の上端に供給される。このため、図21に示されるように、走査
信号Y1、Y2、…、Ymが、順番で出力される。
具体的には、図20において上から数えて1段、2段、3段、…、m段のシフトレジス
タ2から出力されるシフト信号Q1、Q2、…、Qm+1は、Y転送開始パルスDYをY
クロック信号YCKの立ち下がりで取り込んだものを、半周期ずつ順次シフトしたものと
なり、さらに、各行に対応するNAND回路110及びインバータ120によって、互い
に隣接する段から出力されるシフト信号同士の重複部分が取り出されて、走査信号Y1、
Y2、Y3、…、Ymとして出力される。
ここで、走査信号Y1がHレベルとなると、1行目の走査線52にゲートが接続された
TFT50がすべてオンになる。一方、走査信号Y1がHレベルになる期間では、各画素
に対応する画像信号VIDが、サンプリング信号SR1、SR2、…、SRnの供給にそ
れぞれ同期して、画像信号供給線L1を介して順番に供給される。ここで、サンプリング
信号SR1がHレベルになると、1列目のサンプリングスイッチSW1がオンするので、
画像信号VIDが、1列目のデータ線52にサンプリングされる。そして、1列目のデー
タ線52にサンプリングされた画像信号VIDは、オンとなっているTFT50を介して
、1行1列の画素電極56に印加されて、その液晶容量に書き込まれる。
次に、サンプリング信号SR2がHレベルになると、2列目のサンプリングスイッチS
W2がオンするので、画像信号VIDが、2列目のデータ線52にサンプリングされて、
オンとなっているTFT50を介し、1行2列の液晶容量に書き込まれる。以下同様にし
て、画像信号VIDがサンプリングされて、1行n列の液晶容量まで書き込まれることに
なる。こうして、1行目における1列からn列までに至る液晶容量の書き込みが完了する
。以降、走査信号Y2、Y3、…、Ymが順番にHレベルになると、2行目、3行目、…
、m行目において、それぞれ1列からn列までに至る液晶容量の書き込みが、1行目と同
様にして実行される。こうして、垂直走査方向が下方向であって、水平走査方向が右方向
である正転画像が形成されることになる。
次に、垂直走査方向が上方向であって、水平走査方向が左方向である場合の反転画像表
示動作について図22を参照して説明する。この場合、転送方向制御信号DIRがLレベ
ルとなるので、図6に示すトランスファーゲートTG1がオフ状態となり、トランスファ
ーゲートTG2がオン状態となる。この結果、Y転送開始パルスDYが上からm+1段の
単位回路の下端に供給される。このため、図28に示されるように、走査信号Ym、Ym
−1、Ym−2、……、Y1が、順番で出力される。ここで、走査信号YmがHレベルと
なると、m行目の走査線52にゲートが接続されたTFT50がすべてオンになる。一方
、走査信号YmがHレベルになる期間では、画像信号VIDが、サンプリング信号SRn
、SRn−1、…、SR1の供給にそれぞれ同期して、画像信号供給線Lを介して順番に
供給される。ここで、サンプリング信号SRnがHレベルになると、n列目のサンプリン
グスイッチSWnがオンするので、m行n列の画素に対応する画像信号VIDが、n列目
のデータ線52にサンプリングされる。そして、n列目のデータ線52にサンプリングさ
れた画像信号VIDは、オンとなっているTFT50を介して、m行n列の画素電極56
に印加されて、その液晶容量に書き込まれる。
次に、サンプリング信号SRn−1がHレベルになると、n−1列目のサンプリングス
イッチSWn−1がオンするので、画像信号VIDが、(n−1)列目のデータ線52に
サンプリングされて、オンとなっているTFT50を介し、m行(n−1)列の液晶容量
に書き込まれる。以下同様にして、画像信号VIDがサンプリングされて、m行1列の液
晶容量まで書き込まれる。こうして、m行目におけるn列から1列までに至る液晶容量の
書き込みが完了することになる。以降、走査信号Ym−1、Ym−2、…、Y1が順番に
Hレベルになると、(m−1)行目、(m−1)行目、…、1行目において、それそれn
列から1列までに至る液晶容量の書き込みが、m行目と同様にして実行されて、1フレー
ムの反転画像が形成されることになる。このように上述した電気光学装置500によれば
、正転画像表示と反転画像表示とが可能となる。
なお、電気光学装置500が正転画像表示のみに対応すればよいのであれば、走査線駆
動回路100及びデータ線駆動回路200に第1実施形態のシフトレジスタ1を用いれば
よい。くわえて、上述した電気光学装置500は、電気光学物質に液晶を用いた液晶表示
装置であり、この液晶表示装置は、透過型、反射型または半透過半反射型のいずれにも適
用可能である。また、アクティブ・マトリクス方式のみならす、パッシブ・マトリクス方
式にても適用可能である。さらには、電気光学装置としては、有機EL装置や、蛍光表示
管、プラズマ・ディスプレイ・パネル、ディジタルミラーデバイスなど種々のものに適用
可能である。
<4.電子機器>
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置を用いた電子機器のいくつかについて説明
する。
図23に、電気光学装置500を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成
を示す。パーソナルコンピュータ1000は、表示ユニットとしての電気光学装置500
と本体部1010を備える。本体部1010には、電源スイッチ1001及びキーボード
1002が設けられている。この場合、電気光学装置500の液晶パネルAAは、特に、
反転画像表示を行う必要がない。しかしながら、反転画像表示が必要な他の種類の機器と
電気光学装置500兼用することができる。即ち、正転画像表示と反転画像表示が可能な
電気光学装置500は、汎用性が向上し、これを組み込む機器のコストを削減することが
可能となる。
図24に電子光学装置500を用いたプロジェクタの構成を示す。この図に示されるよ
うに、プロジェクタ2000内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニ
ット2002が設けられている。このランプユニット2002から射出された投射光は、
内部に配置された3枚のミラー2006および2枚のダイクロイックミラー2008によ
ってR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に分離されて、各原色に対応するライトバル
ブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。ここで、ライトバルブ100
R、100G及び100Bは、上述した実施形態に係る電気光学装置500、即ち、透過
型の液晶表示装置と基本的には同様である。ライトバルブ100R、100G、100B
は、それぞれRGBの各原色画像を生成する光変調器として機能するものである。また、
Bの光は、他のRやGの光と比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐために、入射
レンズ2022、リレーレンズ2023および出射レンズ2024からなるリレーレンズ
系2021を介して導かれる。ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれ
ぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2012に3方向から入射する。そして、
このダイクロイックプリズム2012において、R及びBの光は90度に屈折する一方、
Gの光は直進する。これにより、各原色画像の合成したカラー画像が、投射レンズ201
4を介して、スクリーン2020に投射されることになる。ここで、机上に載置したプロ
ジェクタ2000を、その底面を天井面に向けて吊り下げて使用する場合、ライトバルブ
による変調像の上下左右を、机上に使用するときと比較して反転させる必要があるが、本
実施形態では、上述したように走査線駆動回路100による垂直走査方向を上方向とし、
データ線駆動回路200による水平走査方向を左方向とすれば、反転画像が形成される。
図25に電気光学装置500を用いたビデオカメラの構成を示す。この図に示されるよ
うに、ビデオカメラ3000の本体2210には、モニタ510として用いられる電気光
学装置500のほか、光学系3012などが設けられる。ここで、電気光学装置500は
、軸3024を中心にして、ヒンジ3016に対し回動自在に取り付けられ、さらに、ヒ
ンジ3016は、軸3022を中心にして、本体3010に対し開閉する構造となってい
る。
このため、電気光学装置500は、図に示される態様と、撮影者が図の奥側に位置して
ファインダで用いる態様とでは、表示画像の上下左右が反転した関係にさせる必要がある
。ここで、本実施形態では、上述したように走査線駆動回路100による垂直走査方向、
及び、データ線駆動回路200による水平走査方向をそれぞれ互いに逆向きとすれば、表
示画像の上下左右を反転させることができる。なお、電子機器としては、図23〜図25
を参照して説明した例に限られず、他にも、各種状況に応じて画像の上下、左右を反転さ
せる必要のある機器のすべてに適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るシフトレジスタ1の構成を示すブロック図である。 シフトレジスタ1に用いる単位回路Uajの構成を示す回路図である。 (A)はインバータの回路図であり、(B)は通常のクロックドインバータの回路図である。 クロックドインバータ11pnの構成を示す回路図である。 反転回路20の構成を示す回路図である。 遅延回路tdnの構成を示す回路図である。 遅延回路tdnの動作を示すタイミングチャートである。 遅延回路tdpの構成を示す回路図である。 遅延回路tdpの動作を示すタイミングチャートである。 シフトレジスタ1の動作を示すタイミングチャートである。 単位回路Uajの他の構成例を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係るシフトレジスタ2の構成を示すブロック図である。 シフトレジスタ2に用いるトランスファーゲートの構成を示す回路図である。 シフトレジスタ2に用いる単位回路Ubjの構成を示す回路図である。 シフトレジスタ2の動作を示すタイミングチャートである。 単位回路Ubjの他の構成例を示す回路図である。 本発明に係わる電気光学装置500の構成を示すブロック図である。 同装置に用いるデータ線駆動回路200の回路図である。 同データ線駆動回路200の動作を説明するためのタイミングチャートである。 同装置に用いる走査線駆動回路100の回路図である。 正転画像表示における同装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 反転画像表示における同装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 同装置を適用した電子機器の一例たるパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 同装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクタのブロック図である。 同装置を適用した電子機器の一例たるビデオカメラのブロック図である。 従来のシフトレジスタの一例を示す回路図である。 図26に示すシフトレジスタが誤動作する場合の等価回路を示す回路図である。 図26に示すシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1,2…シフトレジスタ、CLK…クロック信号(第1クロック信号)、CLKB…反転クロック信号(第2クロック信号)、11pn,13pn…クロックドインバータ、tdn,tdp…遅延回路、Ua1〜Uan,Ub1〜Ubn…単位回路、DIR…転送方向制御信号、21…第回路、22…第回路、Tr1〜Tr8…第1〜第8トランジスタ、2…走査線、3…データ線、100…走査線駆動回路、200…データ線駆動回路、500…電気光学装置。

Claims (8)

  1. 第1回路と第2回路とを備え、前記第1回路を介して低電圧側電源が供給され、前記第2回路を介して高位側電源が供給され、入力信号を反転した出力信号を生成する反転回路を有するクロックドインバータ回路において、
    前記第1回路は、
    第1クロック信号が供給され、前記第1クロック信号を遅延させる第1遅延手段と、
    前記第1遅延手段の出力信号によってオン・オフが制御される第1スイッチ手段とを備え、
    前記第2回路は、
    前記第1クロック信号を反転した第2クロック信号が供給され、前記第2クロック信号を遅延させる第2遅延手段と、
    前記第2遅延手段の出力信号によってオン・オフが制御される第2スイッチ手段とを備え、
    前記第1クロック信号と第2クロック信号は、同時にHレベルまたはLレベルとなる重複期間を備え、前記第1遅延手段は前記重複期間よりも長く前記第1クロック信号を遅延し、前記第2遅延手段は前記重複期間よりも長く前記第2クロック信号を遅延する、
    ことを特徴とするクロックドインバータ回路。
  2. 前記第スイッチ手段は、前記電位側電源と前記反転回路との間に直列に接続されたNチャネルの第1トランジスタ及び第2トランジスタを備え、
    前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタの一方に前記第クロック信号が供給され、
    前記第1トランジスタ又は前記第2トランジスタの他方に前記第遅延手段の出力信号が供給され、
    前記第2クロック信号の立ち下がりエッジと立ち上がりエッジのうち前記立ち上がりエッジのみを遅延させ、
    前記第スイッチ手段は、前記電位側電源と前記反転回路との間に直列に接続されたPチャネルの第5トランジスタ及び第6トランジスタを備え、
    前記第5トランジスタ又は前記第6トランジスタの一方に前記第クロック信号が供給され、
    前記第5トランジスタ又は前記第6トランジスタの他方に前記第遅延手段の出力信号が供給され、
    前記第1クロック信号の立ち下がりエッジと立ち上がりエッジのうち前記立ち下がりエッジのみを遅延させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロックドインバータ回路。
  3. 前記第遅延手段は、
    前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのうち当該第遅延手段の出力信号が供給されるトランジスタと前記電位側電源との間に設けられ、遅延を有効化することを指示する第有効化信号によってオン・オフが制御される第3トランジスタと、
    前記第1トランジスタのゲートと前記第2トランジスタのゲートとの間に設けられ、前記第1有効化信号を反転した反転第有効化信号によってオン・オフが制御される第4トランジスタとを備え、
    前記第遅延手段は、
    前記第5トランジスタ及び前記第6トランジスタのうち当該第遅延手段の出力信号が供給されるトランジスタと前記電位側電源との間に設けられ、遅延を有効化することを指示する第有効化信号によってオン・オフが制御される第7トランジスタと、
    前記第5トランジスタのゲートと前記第6トランジスタのゲートとの間に設けられ、前記第有効化信号を反転した反転第有効化信号によってオン・オフが制御される第8トランジスタと、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のクロックドインバータ回路。
  4. パルスを順次転送する複数の単位回路を備えたシフトレジスタであって、
    前記単位回路は、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のクロックドインバータ回路と、
    前記クロックドインバータ回路の出力信号をラッチするラッチ回路と、
    を備えることを特徴とするシフトレジスタ。
  5. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して設けられた電気光学素子とを備えた電気光学装置に用いられる走査線駆動回路であって、
    請求項4に記載のシフトレジスタと、
    前記パルスをシフトして前記複数の単位回路から出力される各出力信号に基づいて、前記複数の走査線を排他的に順次選択する複数の走査線選択信号を生成する生成手段と、
    を備える走査線駆動回路。
  6. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して設けられた電気光学素子とを備えた電気光学装置に用いられるデータ線駆動回路であって、
    請求項4に記載のシフトレジスタと、
    前記パルスをシフトして前記複数の単位回路から出力される各出力信号に基づいて、前記複数のデータ線を排他的に順次選択する複数のデータ線選択信号を生成する生成手段と、
    を備えるデータ線駆動回路。
  7. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記走査線と前記データ線の交差に対応して設けられた電気光学素子と、
    請求項5に記載の走査線駆動回路又は請求項6に記載のデータ線駆動回路と、
    を備えることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置を備えた電子機器。
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