JP4367017B2 - 原料供給器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は原料供給器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
使用済み燃料の再処理に伴って発生する廃液は、廃液処理設備においてガラス固化された後、廃棄物保管施設に保管される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図3乃至図5は廃液処理設備のガラス溶融炉の一例を示すもので、このガラス溶融炉は、上下方向中間部分から下方へ向かって水平開口断面が徐々に縮小する形状の溶融空間1を有し且つ耐火材により形成された溶融炉本体2を備えている。
【0004】
溶融炉本体2の上部には、溶融空間1に連通する管台3が設けられている。
【0005】
溶融炉本体2の内部には、溶融空間1の上下方向中間部分で向き合う主電極4と、溶融空間1の底部近傍に位置する底部電極5とが、溶融空間1に貯留される溶融ガラスGに浸漬するように設けられている。
【0006】
溶融炉本体2の下部には、溶融空間1に連通する流下ノズル6,該流下ノズル6を取り囲む誘導加熱コイル7,及び流下ノズル6に対して冷却用の空気を吹き付け得る空気噴射管8が設けられている。
【0007】
更に、前記の管台3には、原料供給器が取り付けられている。
【0008】
従来の原料供給器は、上下方向中間部分及び上端部にフランジ9,10を有し且つ上端側の径が小さい筒状の供給器本体11と、上側のフランジ10にボルト締結したフランジ12と、該フランジ10,12間に介在する透明な窓部材13と、先端部が供給器本体11内に位置するように当該供給器本体11の上下方向中間部分を横向きに貫通する供給管14と、先端部が供給器本体11の上端寄り部分を斜め下方へ向かって貫通する供給管15とにより構成され、前記の下側のフランジ9を、管台3上端部のフランジ16にボルト締結している。
【0009】
供給管14の基端部には、ガラスカートリッジ17(溶融ガラスGの原料)を順次供給管14へ押し込む送出機構(図示せず)が設けられ、また、供給管15の基端部には、廃液貯留槽(図示せず)が接続されている。
【0010】
図3乃至図5に示すガラス溶融炉では、供給管14を経て溶融空間1内へ送給されるカートリッジ17を、溶融炉本体2に付帯しているヒータ(図示せず)により溶融させ、主電極4と底部電極5とに電力を供給して、溶融空間1内の溶融ガラスGをジュール熱で固化しないように保温する。
【0011】
このとき、流下ノズル6内でガラスが固化して、溶融空間1から外部への溶融ガラスGの流出が阻止される。
【0012】
この状態で、供給管14から溶融空間1内へカートリッジ17を送給すると、当該カートリッジ17が溶融ガラスGに溶融し、供給管15から溶融空間1内へ使用済み燃料の湿式再処理によって発生した廃液を送給すると、当該廃液が溶融ガラスGに混ざり合う。
【0013】
廃液のガラス固化処理にあたっては、流下ノズル6の直下に容器(図示せず)を配置する。
【0014】
次いで、誘導加熱コイル7へ電力を供給することによって流下ノズル6を加熱し、当該流下ノズル6内で固化しているガラスを溶融させ、廃液が混入した溶融ガラスGを、流下ノズル6から容器内へ流出させる。
【0015】
容器への溶融ガラスGの充填量が設定値に近付いたならば、誘導加熱コイル7による流下ノズル6の加熱を中断し、また、必要に応じて空気噴射管8から流下ノズルへ空気を吹き付ける。
【0016】
これにより、流下ノズル6内で再びガラスが固化して、溶融ガラスGの流下が停止する。
【0017】
また、前記の容器を自然風冷すると溶融ガラスGが固化し、廃液が含んでいた種々の放射性核種が固化ガラスに封じ込められる。
【0018】
【特許文献1】
特開2001−059887号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の原料供給器では、溶融ガラスGの影響で供給器本体11が高温になるため、送出機構によって供給管14内に移動してきたカートリッジ17が、供給器本体11内壁の供給管14先端部が相対している部分に、図5に二点鎖線で示すように付着し、これにより後続のカートリッジ17を供給管14から溶融空間1へ送出できなくなることが懸念される。
【0020】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、ガラスのカートリッジを確実に送出できる原料供給器を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の原料供給器では、下端部がガラス溶融炉内に連通する略筒状の供給器本体と、先端が供給器本体内に位置するように当該供給器本体の側壁部分を横向きに貫通し且つ基端側から先端側へ向かってカートリッジが順次押し込まれる供給管とを備え、該供給管先端に相対し且つ上端から下端へ向かって徐々に供給器本体中心から供給器本体円周部へと延びる傾斜面を形成した案内部材を、供給器本体内に設けている。
【0022】
本発明の請求項2に記載の原料供給器では、請求項1に記載の原料供給管の構成に加えて、供給器本体上端部に内部観察用の窓部材を設け、案内部材の傾斜面の位置を、窓部材からガラス溶融炉内部が見通し可能に設定している。
【0023】
本発明の請求項1あるいは請求項2に記載の原料供給器のいずれにおいても、供給管から供給器本体内へ送出されるカートリッジの前端が案内部材の傾斜面に当接して付着した場合に、当該カートリッジの後端寄り部分が下方へ傾く状態になって、後続する他のカートリッジの前端で押し下げられ、カートリッジが案内部材の傾斜面から脱落する。
【0024】
本発明の請求項2に記載の原料供給器においては、ガラス溶融炉内部の状態を窓部材を介して観察し、ガラスの溶融状態などを視認する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。
【0026】
図1及び図2は本発明の原料供給器の実施の形態の一例を示すもので、図中、図3乃至図5と同一の符号を付したものは同一物を表している。
【0027】
この原料供給器では、供給器本体11の内壁面において、供給管14の先端に向き合う位置に案内部材18を取り付けている。
【0028】
案内部材18は、供給管14の先端に相対し且つ上端から下端に向かって徐々に供給器本体11中心から供給器本体11円周部へ延びる下向きの傾斜面19を有している。
【0029】
また、案内部材18の傾斜面19の位置は、窓部材13からガラス溶融炉内部を点検する場合の視線Sを遮らないように設定してある。
【0030】
図1及び図2に示す原料供給器では、供給管14から供給器本体11内へ送出されるガラスのカートリッジ17の前端が案内部材18の傾斜面19に付着した場合に、当該カートリッジ17の後端寄り部分が下方へ傾く状態となって、後続する他のカートリッジ17の前端で押し下げられ、案内部材18の傾斜面19に付着したカートリッジ17が脱落する。
【0031】
また、傾斜面19の位置を、窓部材13から溶融炉本体2内部を点検する場合の視線Sを遮らないように設定しているので、窓部材13を介して、ガラスの溶融状態などを視認することができる。
【0032】
このように、図1及び図2に示す原料供給器においては、供給器本体11に設けた案内部材18により、ガラスのカートリッジ17を供給管14から確実に送出させることができる。
【0033】
なお、本発明の原料供給器は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の原料供給器によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0035】
(1)本発明の請求項1あるいは請求項2に記載の原料供給器のいずれにおいても、供給管から供給器本体内へ送出されるカートリッジの前端が、案内部材の傾斜面に当接し付着した場合に、当該カートリッジの後端寄り部分が下方へ傾く状態となって、後続する他のカートリッジの前端で押し下げられ、傾斜面に付着したカートリッジの脱落が図られるので、カートリッジを確実に送出することができる。
【0036】
(2)本発明の請求項2に記載の原料供給器においては、案内部材の位置を、傾斜面が窓部材から溶融炉本体内部を点検する場合の視線を遮らないように設定しているので、窓部材を介してガラスの溶融状態などを視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原料供給器の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1における案内部材の傾斜面に対するカートリッジの付着状態を示す概念図である。
【図3】廃液処理設備のガラス溶融炉の一例を示す断面図である。
【図4】図3に関連する従来の原料供給器の一例を示す断面図である。
【図5】図4における供給器本体壁面に対するカートリッジの付着状態を示す概念図である。
【符号の説明】
11 供給器本体
13 窓部材
14 供給管
17 カートリッジ
18 案内部材
19 傾斜面
Claims (2)
- 下端部がガラス溶融炉内に連通する略筒状の供給器本体と、先端が供給器本体内に位置するように当該供給器本体の側壁部分を横向きに貫通し且つ基端側から先端側へ向かってカートリッジが順次押し込まれる供給管とを備え、該供給管先端に相対し且つ上端から下端へ向かって徐々に供給器本体中心から供給器本体円周部へと延びる傾斜面を形成した案内部材を、供給器本体内に設けたことを特徴とする原料供給器。
- 供給器本体上端部に内部観察用の窓部材を設け、案内部材の傾斜面の位置を、窓部材からガラス溶融炉内部が見通し可能に設定した請求項1に記載の原料供給器。
Priority Applications (1)
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JP2003172037A JP4367017B2 (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 原料供給器 |
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JP2003172037A JP4367017B2 (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 原料供給器 |
Publications (2)
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JP2005008449A JP2005008449A (ja) | 2005-01-13 |
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Family
ID=34096313
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003172037A Expired - Lifetime JP4367017B2 (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 原料供給器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2003
- 2003-06-17 JP JP2003172037A patent/JP4367017B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2005008449A (ja) | 2005-01-13 |
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