JP4365234B2 - 射出成形用金型装置 - Google Patents

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本発明は少なくとも2色の表皮を有する自動車内装品において、色の境界を安定的に分け、外観品質上安定した自動車内装品を製造する方法に関する。
従来、自動車内装品の2色成形品は、特許文献1に示すように、ブロックを金型内のキャビティに突出するように設置し、該ブロックを堰とし、液状樹脂を堰止めすることで、色分けし2色としていた。しかし、特許文献1に示す方法については、該ブロックの上面が平面となっていることから、液状樹脂が完全に堰き止められない場合が有り、2色とする境界線が製品ごとに安定しているものではなかった。
又、従来は堰を突き出したまま、堰の両側の液状樹脂を硬化させる為、製品としては製品表面側に堰の溝が深く残り、溝の底の芯材が表面から見えてしまっていた。
特開2003−127174号
本発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、色の境界を安定的に分け、芯材も見えることのない外観品質上安定した少なくとも2色の表皮を有する自動車用内装品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、金型に芯材を設置して金型と芯材の隙間に溶融樹脂を注入して芯材表面に表皮を形成する自動車用内装品の製造方法であって、色の異なる溶融樹脂を芯材の相対向する側から注入する自動車用内装品の製造方法において、金型に先端が尖った堰を設け、前記堰を芯材に差し込んだ状態で溶融樹脂を注入し、前記堰により、溶融樹脂を堰止めることによって、芯材上に色の異なる表皮を形成する自動車用内装品の製造方法にある。
請求項に記載の発明は、前記堰を可動である昇降ブロックとした請求項に記載の自動車用内装品の製造方法にある。
請求項に記載の発明は、前記樹脂が熱硬化性の液状樹脂である請求項1又は2に記載の自動車用内装品の製造方法にある。
請求項に記載の発明は、金型に芯材を設置して金型と芯材の隙間に溶融樹脂を注入して芯材表面に表皮を形成する自動車用内装品の製造方法であって、色の異なる溶融樹脂を芯材の相対向する側から注入する自動車用内装品の製造方法において、芯材の一端側から溶融樹脂を注入するに際し、芯材を設置した金型と異なる金型に設けた、先端が尖った昇降ブロックを芯材側に動かし、芯材に昇降ブロックの先端を差し込ませた上で溶融樹脂を注入し、溶融樹脂が硬化した後昇降ブロックを後退させ、芯材の他端側から色の異なる溶融樹脂を注入し、硬化させる自動車用内装品の製造方法にある。
請求項に記載の発明は、前記樹脂が熱硬化性樹脂である請求項に記載の自動車用内装品の製造方法にある。
請求項1に記載の発明は、金型に芯材を設置して金型と芯材の隙間に溶融樹脂を注入して芯材表面に表皮を形成する自動車用内装品の製造方法であって、色の異なる溶融樹脂を芯材の相対向する側から注入する自動車用内装品の製造方法において、金型に先端が尖った堰を設け溶融樹脂を堰止めることによって、芯材上に色の異なる表皮を形成する自動車用内装品の製造方法であることから、先端を鋭角とした堰を使用するので、完全に溶融樹脂を堰止めすることができ、色を任意の場所で分割することが可能になる。
発明は、前記堰を芯材に差し込んだ状態で溶融樹脂を注入する自動車用内装品の製造方法であることから、より確実に溶融樹脂を堰止めすることができる。
請求項に記載の発明は、前記堰を可動である昇降ブロックとした請求項に記載の自動車用内装品の製造方法であることから、最初に溶融樹脂を注入し、硬化させた後昇降ブロックを後退させることができる。
請求項に記載の発明は、前記樹脂が熱硬化性の液状樹脂である請求項1又は2に記載の自動車用内装品の製造方法であることから、RIM表皮成形方法に適用できる。
請求項に記載の発明は、金型に芯材を設置して金型と芯材の隙間に溶融樹脂を注入して芯材表面に表皮を形成する自動車用内装品の製造方法であって、色の異なる溶融樹脂を芯材の相対向する側から注入する自動車用内装品の製造方法において、芯材の一端側から溶融樹脂を注入するに際し、芯材を設置した金型と異なる金型に設けた、先端が尖った昇降ブロックを芯材側に動かし、芯材に昇降ブロックの先端を差し込ませた上で溶融樹脂を注入し、溶融樹脂が硬化した後昇降ブロックを後退させ、芯材の他端側から色の異なる溶融樹脂を注入し、硬化させることを特徴とする自動車用内装品の製造方法であることから、色の境界部において表皮側から芯材が見えることなく、色の境界面が安定しており、色を任意の場所で分割できる。
請求項に記載の発明は、前記樹脂が熱硬化性樹脂である請求項に記載の自動車用内装品の製造方法であることから、RIM表皮成形方法に適用できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係る2色成形品の製造方法に使用する製造装置を示す全体側面図である。図2は本発明に係る2色成形品の製造方法の一実施形態における2色表皮の成形工程を示す説明図である。図1に示すように、製造装置10は、所定ストローク上下動可能な成形上型20と、これと対をなす成形下型30と、成形下型30に接続する二つの注入ヘッド40、41と2色の表皮を別々に成形できる成形下型30に設けられている昇降ブロック50とから大略構成されている。
図2において、昇降ブロック50は成形上型20側の上面は鋭角になっており、最初のRIMウレタンM1を成形する前に成形上型20に設置された芯材5に昇降ブロック50を差し込んでおく。そして、昇降ブロック50を芯材5に差し込んだ状態で第1のRIMウレタンM1を注入ヘッド41から注入する。そして、前記第1のRIMウレタンM1を硬化させた後、昇降ブロック50を成形下型30側へ後退させ、最初に注入したRIMウレタンと色の異なる第2のRIMウレタンM2が入る空間7を空けておく。その後、第2のRIMウレタンM2を注入し硬化させる(図3)。その後、完全に昇降ブロック50を下降させ2色表皮が貼付された自動車内装品を脱型する。製品としては、図4に示すように表皮側から芯材5が露出することがなく、色が混合することが無くきれいに分割した第1の表皮4と第2の表皮12からなる2色表皮を有する自動車内装品が出来上がる。
更に成形上型20は、昇降用シリンダ21により所定ストローク上下動可能である。
一方、成形下型30は、第1の注入ヘッド41からRIMウレタンを供給する樹脂通路としてゲート33、アフターミキサー34が設けられており、これらゲート33、アフターミキサー34を通じて自動車内装品1における第1の表皮4を形成する第1のRIMウレタンが第1のキャビティC1内に供給される。また、第2の注入ヘッド40から第2のRIMウレタンがゲート31、アフターミキサー32を通じて第2の表皮12を形成するキャビティC2に供給される。
さらに、第1の表皮4と第2の表皮12の境界部分に対応して第2のキャビティC2側に昇降ブロック50が設けられている。この昇降ブロック50はシャフト51により支持され、シャフト51に連結する油圧シリンダ52により駆動される。
次いで、上述した構成の製造装置10を使用して、自動車用内装品1を製造する各工程について説明する。図5は、芯材5のセット工程を示すもので、芯材5のセット工程においては、成形上型20は型開き状態にあり、成形下型30における昇降ブロック50も上方に位置している。まず、自動車内装品1における芯材5を成形上型20にセットする。そして、前記昇降ブロック50をさらに上昇させ、尖った先端8を芯材5に差し込ませる。
そして、芯材5のセットが完了すれば、成形上型20は昇降用シリンダ21の動作により、所定ストローク下降して、成形上下型20、30が所定クリアランスに到達したとき、第1の注入ヘッド射出機41からゲート33、アフターミキサー34を通じて芯材5の下面側に自動車内装品の表皮4の素材であるRIMウレタンM1が供給され、図6に示すように、成形上型20が下死点まで下降することにより、第1の表皮4が成形される。
このとき、昇降ブロック50は上昇し、さらに芯材5に差し込まれている為、溶融樹脂M1は第2のキャビティC2側に流出することがない。
次いで、第1の表皮4の成形が完了すれば、それと連続して、図7に示すように、第2の注入ヘッド40からゲート31、アフターミキサー32を通じて第2表皮12成形用のキャビティC2内に第2のRIMウレタンM2が供給され、第2の表皮12が所要形状に成形されるとともに、第1の表皮4及び芯材5と一体化される。
このとき、昇降ブロック50は油圧シリンダ52の働きで、図7に示す位置まで下降しており、表皮側から芯材5が見えることはない。
又、本発明の他の実施の形態として、図8、図9、図10及び図11に示すように、熱可塑性オレフィンや熱可塑性ウレタン等の熱可塑性樹脂を用いて2色の表皮を成形する場合においても本発明を適用できる。RIMウレタンは、型割面を利用して注入するのと異なり、射出機60から溶融樹脂を射出し、マニホールド61、ゲート62を通って直接キャビティ中に射出している。
本発明に係る2色成形品の製造方法に使用する製造装置を示す全体側面図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法の一実施形態における2色表皮の成形工程を示す説明図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法の一実施形態における2色表皮の成形工程を示す説明図であって、第2の溶融樹脂を注入した状態を示した断面図である。 本発明に係る2色成形品であり、表皮と芯材とを積層した完成品を示した断面図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法の一実施形態における表皮のセット工程を示す説明図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法の一実施形態における第1の表皮の成形工程を示す説明図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法の一実施形態における第2の表皮の成形工程を示す説明図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法で表皮に熱可塑性樹脂を適用した場合の図1に相当する図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法で表皮に熱可塑性樹脂を適用した場合の図5に相当する図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法で表皮に熱可塑性樹脂を適用した場合の図6に相当する図である。 本発明に係る2色成形品の製造方法で表皮に熱可塑性樹脂を適用した場合の図7に相当する図である。
1 自動車内装品
4 第1の表皮
5 芯材
8 先端
9 Oリング
10 製造装置
12 第2の表皮
20 成形上型
21 昇降用シリンダ
30 成形下型
31 ゲート
32 アフターミキサー
33 ゲート
34 アフターミキサー
40 注入ヘッド
41 注入ヘッド
50 昇降ブロック
51 シャフト
52 油圧シリンダ
60 、61射出機
C1 第1のキャビティ
C2 第2のキャビティ
M1 第1のRIMウレタン
M2 第2のRIMウレタン

Claims (5)

  1. 金型に芯材を設置して金型と芯材の隙間に溶融樹脂を注入して芯材表面に表皮を形成する自動車用内装品の製造方法であって、色の異なる溶融樹脂を芯材の相対向する側から注入する自動車用内装品の製造方法において、金型に先端が尖った堰を設け、前記堰を芯材に差し込んだ状態で溶融樹脂を注入し、前記堰により、溶融樹脂を堰止めることによって、芯材上に色の異なる表皮を形成することを特徴とする自動車用内装品の製造方法。
  2. 前記堰を可動である昇降ブロックとした請求項に記載の自動車用内装品の製造方法。
  3. 前記樹脂が熱硬化性の液状樹脂である請求項1又は2に記載の自動車用内装品の製造方法。
  4. 金型に芯材を設置して金型と芯材の隙間に溶融樹脂を注入して芯材表面に表皮を形成する自動車用内装品の製造方法であって、色の異なる溶融樹脂を芯材の相対向する側から注入する自動車用内装品の製造方法において、芯材の一端側から溶融樹脂を注入するに際し、芯材を設置した金型と異なる金型に設けた、先端が尖った昇降ブロックを芯材側に動かし、芯材に昇降ブロックの先端を差し込ませた上で溶融樹脂を注入し、溶融樹脂が硬化した後昇降ブロックを後退させ、芯材の他端側から色の異なる溶融樹脂を注入し、硬化させることを特徴とする自動車用内装品の製造方法。
  5. 前記樹脂が熱硬化性樹脂である請求項に記載の自動車用内装品の製造方法。
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