JP4365140B2 - 円盤状部材の外周歯成形方法 - Google Patents

円盤状部材の外周歯成形方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は円盤状部材の外周部において転造加工により外周歯を形成する技術の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば自動車用のドライブプレートのような円盤状部材に対して外周歯を転造成形することが提案されている。たとえば特許文献1に記載された転造加工方法がそれである。これによれば、転造歯を備えた転造ダイスおよび仕上ローラを円盤状部材の外周部に対して転動させることにより、外周歯と面取り部とが同時に形成されることができ、加工コストが安価で、工具の損傷が少ない利点がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−248645号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の転造成形方法の一種に、外周部を露出させた状態でマンドレルにより円盤状部材の内周部を厚み方向から把持し、外周歯の転造および仕上げのためにその円盤状部材を回転駆動させる場合がある。これによれば、マンドレルの外周面と仕上ローラとの間に形成された成形空間内において円盤状部材の外周部が成形されるので、外周歯の歯幅などの仕上げ精度が高められる。しかしながら、上記の転造方法では、円盤状部材の材料がマンドレルの外周面と仕上ローラの外周仕上面との間に流出することにより、外周歯の端面にバリが発生する可能性があるという問題があった。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、所定の転造歯を有する転造ダイスを円盤状部材の外周部に対して押しつけて該円盤状部材の外周部に外周歯を転造成形し、仕上ローラをその円盤状部材の外周部に対して押しつけてその外周歯の形状を仕上げるに際して、外周歯の端面にバリを発生させない外周歯成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解説するための手段】
かかる目的を達成するために、本方法発明の要旨とするところは、所定の転造歯を有する転造ダイスを円盤状部材の外周部に対して押しつけて該円盤状部材の外周部に外周歯を転造成形する転造工程と、仕上ローラを該円盤状部材の外周部に対して押しつけて該外周歯の形状を仕上げる仕上工程とを含む円盤状部材の外周歯成形方法であって、前記仕上げ工程は、前記外周歯の先端に当接する溝底面と該外周歯の端面を成形するための内壁面とを備えた環状溝を有する仕上ローラを用い、前記円盤状部材の外周部からの厚み方向の逃げを阻止し、該環状溝の開口部への材料の逃げを収容するための隙間を該円盤状部材の外周部と該内壁面との間に用意して該材料の逃げを該仕上ローラの外周面に至る前に停止させるものである。
【0007】
【発明の効果】
この結果、仕上げ工程では、前記外周歯の先端に当接する溝底面と該外周歯の端面を成形するための内壁面とを備えた環状溝を有する仕上ローラが用いられ、前記円盤状部材の外周部からの厚み方向の逃げが阻止され、その環状溝の開口部への材料の逃げを収容するための隙間を該円盤状部材の外周部と該内壁面との間に用意してその材料の逃げがその仕上ローラの外周面に至る前に停止させられるので、円盤状部材の材料がマンドレルの外周面と仕上ローラの外周面との間に流出して外周歯の端面にバリが発生することが好適に防止される。
【0008】
【発明の他の態様】
ここで、好適には、前記転造工程は、前記円盤状部材の外周部に転造成形される外周歯の歯幅よりも広い歯幅を有する転造歯を有する転造ダイスを用いるものである。このようにすれば、転造ダイスの転造歯の歯幅のうち、転造に用いる部分を変更することによってその耐久性が高められる。
【0009】
また、好適には、前記仕上工程は、前記円盤状部材の外周部に転造成形される外周歯の歯丈の1.5倍以上、更に好ましくは1.8倍以上の深さを有する環状溝を備えた仕上ローラを用いるものである。このようにすれば、円盤状部材の厚み方向においてその円盤状部材の外周部とその外周部が嵌め入れられるように前記仕上ローラに設けられた環状溝の内壁面との間に、転造によってその厚み方向に逃げる余肉を収容する所定の隙間を設けた状態で、仕上工程が実行されることから、その隙間に収容されることによって円盤状部材の中心側へ向かう材料の流動が少なくなるので、円盤状部材の材料がマンドレルの外周面と仕上ローラの外周仕上面との間に流出して外周歯の端面にバリが発生することが一層防止される。
【0010】
また、好適には、前記円盤状部材の外周部は該円盤状部材の内周部よりも厚肉であり、この円盤状部材は、環状溝を外周面に有するマンドレルによってその外周部が露出し且つその外周部の内周側の一部がその環状溝に嵌め入れられた状態でその円盤状部材の内周部が厚み方向から把持されて、前記外周歯の転造および仕上げに際して回転駆動されるものである。このようにすれば、円盤状部材の外周部の内周側の一部がマンドレルの外周面に設けられた環状溝に嵌め入れられた状態で転動ダイスや仕上ローラからの押圧力が加えられるので、円盤状部材の外周部の内周側の一部やその近傍、すなわち転造される外周歯の基部の変形が好適に防止される。
【0011】
【発明の好適な実施の形態】
以下、本発明の1適用例を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の1例の転造方法を実施するための転造成形装置10の要部構成を説明する図である。転造成形装置10は、たとえば電動機或いは油圧モータを駆動源とする第1回転駆動装置12によって一軸心C1まわりに一方向に回転駆動される主軸14と、その主軸14の軸心C1まわりに回転可能且つ図示しない心押駆動装置によってその軸心C1方向に移動させられる心押軸16と、車両用ドライブプレートなどの金属素材である円盤状部材18を心出しし且つ挟持するために、主軸14および心押軸16の互いに接近する先端部に設けられたマンドレル装置20と、第2回転駆動装置22によって軸心C1と平行な軸心C2まわりに回転駆動され、且つ主軸14に対して同期回転させられるとともに図示しない押圧装置によって円盤状部材18に押し付けられる転造ダイス26と、上記主軸14の軸心C1と平行な軸心C3まわりに回転可能に設けられ且つ図示しない押圧装置によって円盤状部材18に押し付けられる仕上ローラ28とを備えている。
【0012】
上記転造ダイス26は、その軸心C2を軸心C1に対して接近離隔可能とするために、自在継手30および32を介して第2回転駆動装置22により回転駆動されるダイス駆動軸34と連結されており、そのダイス駆動軸34は、主軸14およびダイス駆動軸34にそれぞれ固定され且つ互いに噛み合う一対の歯車36および38から構成される回転同期装置40を介して連結されている。
【0013】
図2に詳しく示すように、円盤状部材18は、その中心に貫通して形成された中央穴42とそれよりも外周側へ離隔した位置に形成された回止め穴43とを備えた円板状の内周部44とその内周部44よりも2乃至4倍程度の肉厚を有する環状の外周部46とを備えている。この円盤状部材18の外周部46は、転造による塑性加工によって外周歯70が成形される場所であり、転造前ではたとえば図1に示すように外周歯70の歯幅および歯丈よりも小さい断面形状とされている。
【0014】
また、上記マンドレル装置20は、主軸14の先端部に設けられた主軸側マンドレル48、および心押軸16の先端部に設けられた心押側マンドレル50を備えている。主軸側マンドレル48および心押側マンドレル50は、同径の外周面48aおよび50aと、円盤状部材18の内周部44に当接してそれを厚み方向から挟持する当接面48bおよび50bと、当接面48bおよび50bの外周縁において外径よりもわずかに小径とされた段付面48cおよび50cとを備えている。それら段付面48cおよび50cは、マンドレル装置20により円盤状部材18が挟持されたとき、その円盤状部材18の外周部46の内周側部分が嵌め入れられる所定深さDの環状溝52を構成するものである。
【0015】
上記マンドレル装置20において、心押側マンドレル50の内周部には心出のための基準穴54が形成されているとともに、主軸側マンドレル48には、中心部から突設された基準ピン56を一体的に備えてその当接面48bの中央部に面一に嵌め入れられるノックアウトプレート58が、押出シャフト60によって押し出し可能に設けられており、当接面48bおよび50bの間に円盤状部材18の内周部44が挟持されるときには、上記基準ピン56が円盤状部材18の中央穴42に挿し通され且つ心押側マンドレル50の基準穴54に嵌め入れられることにより、心押側マンドレル50および円盤状部材18の軸心が主軸側マンドレル48の軸心C1と一致するように芯出しされるようになっている。上記押出シャフト60は、円盤状部材18の装入および転造後の取り出しのために、ノックアウトプレート58を主軸側マンドレル48の当接面48bから突き出すために駆動される。また、上記主軸側マンドレル48の当接面48bには、円盤状部材18の回止め穴43に嵌め入れられる回止めピン62が突設されている。
【0016】
軸心C2まわりに回転駆動される転造ダイス26は、その厚み寸法と同様の歯幅を有する平歯車状の転造歯66をその外周面68に備えている。この転造歯66は、円盤状部材18の外周部46に押圧されつつ転造ダイス26が転動させられるとき、その外周部46に順次食い込みそれを塑性変形させて外周歯70を形成するためのものであって、外周歯70はその転造歯66と同様の歯形形状に形成される。
【0017】
図3に詳しく示すように、前記仕上ローラ28は、上記外周歯70の先端に当接する溝底面74bとその外周歯70の端面を成形するための一対の内壁面74sとを備えた環状溝74を円筒状の外周面72に備えており、円盤状部材18の外周部46に形成される外周歯70の歯先および歯幅を成形するためにその外周歯70に当接させられる。図3は、仕上ローラ28の外周仕上面72が円盤状部材18の外周部46に最も押し付けられた状態を示している。上記仕上ローラ28は、加工を容易とするために一対の部材28aおよび28bが組み合わせられ且つボルト29によって相互に締着されることによって構成されている。上記環状溝74は、深くなるほど溝幅が小さくなるように形成されるとともに、部材28b側の溝底面74bと内壁面74sとの間には、外周歯70に面取り加工を施すための面取り形状に対応する角面74mが設けられている。
【0018】
上記仕上ローラ28では、円盤状部材18の外周部46すなわち転造成形中の外周歯70からの厚み方向の逃げを阻止し、且つ環状溝74の開口部側への材料の逃げを収容して仕上ローラ28の外周面72に至る前に停止させることを目的として、円盤状部材18の外周部46すなわち外周歯70の端面と上記一対の内壁面74sとの間に所定の隙間S2 が形成されるように一対の側壁面74sの間隔が決定されているとともに、転造完了時においてその隙間S2 が残存するように、外周歯70の歯先から仕上ローラ28の外周面72までの寸法すなわち外周溝74の深さ寸法C等が決定されるとともに、外周歯70の歯底から仕上ローラ28の外周面72までの寸法Bが外周歯70の歯丈Aよりも大きく設定され、更に外周溝74の深さ寸法Cは歯丈Aの1.5倍以上、好ましくは1.8倍以上となるように設定されている。
【0019】
上記のように、環状溝74内に外周仕上面72を有する仕上ローラ28を用いて仕上工程が行われることから、その環状溝74の内壁面74sを用いて円盤状部材18の外周部46からの厚み方向の余肉の逃げが阻止されるので、仕上成形工程において円盤状部材18の外周部46に形成される外周歯70の歯幅方向の両端面が環状溝74の内壁面74sによっても精度よく成形される。また、転造仕上げ時に厚み方向に移動する(逃げる)余肉を収容する隙間S2 が外周溝74の側壁面74sと外周部46との間に形成されると、図5の従来の場合に示すような主軸側マンドレル48および心押側マンドレル50の外周面48aおよび50aと仕上げローラ28の外周面72との間への余肉の入り込みにより発生するバリRの発生が好適に防止される。図5に示す従来の場合では、外周歯70の歯底から仕上ローラ28の外周面72までの寸法Bが外周歯70の歯丈Aよりも小さく設定されているので、円盤状部材18の外周部46からの材料の逃げが隙間S2 を埋めつくして転造完了時においてその隙間S2 が残存せず、バリRが発生させられる。
【0020】
上記のように構成された転造成形装置10の作動を以下において説明する。先ず、円盤状部材18がその軸心を主軸14の軸心C1と一致するように心だしされた状態でマンドレル装置20によって挟持されると、その円盤状部材18が一方向に回転駆動されるとともに転造ダイス26がそれと同期して反対方向に回転駆動される。次いで、その転造ダイス26および仕上ローラ28が上記円盤状部材18の外周部46に向かって押圧される。これにより、転造ダイス26の転造歯66が円盤状部材18の外周部46に対して食い込まされる塑性変形によってその外周部46に外周歯70が転造成形される(転造工程)。同時に、仕上ローラ28の外周面72が主軸側マンドレル48および心押側マンドレル50の外周面48aおよび50aと当接するまで押しつけられると、その仕上ローラ28は連れ回りによって転動し、環状溝74の内壁面74sを用いてその円盤状部材18の外周部46からの厚み方向の逃げが阻止されて外周歯70の端面が成形されるとともに、仕上ローラ28の底壁面74bが上記転造された外周歯70の歯先に対して押しつけられることにより外周歯70の歯先形状が所定の寸法形状に仕上げられる(仕上工程)。図3の1点鎖線は加工前の円盤状部材18の外周部46の断面形状を示している。
【0021】
図4は、上記転造ダイス26および仕上ローラ28による転造および仕上げが円盤状部材18の環状溝74の内壁面74sおよび底壁面74bに施されることによって得られた外周歯70を示している。外周歯70の端面には、転造時において円盤状部材18の厚み方向すなわちの外周歯70の歯幅方向へ流動した材料が仕上ローラ28の環状溝74の内壁面74sによって阻止された部分と前記隙間S2 との間の境界を示す波形模様の境界線Fが示されている。この境界線Fが主軸側マンドレル48および心押側マンドレル50の外周面48aおよび50aすなわち転造ダイス26の外周面68に到達しないように転造されるので、前述のバリRの発生が防止されている。
【0022】
上述のように、本実施例によれば、前記仕上工程では、外周歯70の先端に当接する溝底面74bとその外周歯70の端面を成形するための一対の内壁面74sとを備えた環状溝74を有する仕上ローラ28が用いられ、円盤状部材18の外周部46からの厚み方向の逃げが阻止され、その環状溝74の開口部への材料の逃げを収容するための隙間S2 をその円盤状部材18の外周部46とその内壁面74sとの間に用意してその材料の逃げがその仕上ローラ28の外周面72に至る前に停止させられるので、円盤状部材18の材料がマンドレル装置20のの外周面48a、50aと仕上ローラ28の外周面72との間に流出して外周歯70の端面にバリRが発生することが好適に防止される。
【0023】
また、本実施例によれば、前記転造工程では、円盤状部材18の外周部46に転造成形される外周歯70の歯幅よりも広い歯幅を有する転造歯66を有する転造ダイス26が用いられるので、転造ダイス26の転造歯66の歯幅のうち、転造に用いる部分を順次変更することによってその耐久性が高められる。
【0024】
また、本実施例によれば、円盤状部材18の外周部46はその円盤状部材18の内周部44よりも厚肉であり、この円盤状部材18は、段付面48c、50cから成る環状溝52を外周面48a、50aに有するマンドレル装置20によってその外周部46が露出し且つその外周部46の内周側の一部がその環状溝52内に嵌め入れられた状態でその円盤状部18材の内周部44が厚み方向から把持されて、外周歯70の転造および仕上げに際して回転駆動されるものであることから、円盤状部材18の外周部46の内周側の一部がマンドレル装置20の外周面48a、50aに設けられた環状溝52に嵌め入れられた状態で転動ダイス26や仕上ローラ28からの押圧力が加えられるので、円盤状部材18の外周部46の内周側の一部やその近傍、すなわち転造される外周歯70の基部の変形が好適に防止される。
【0025】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づき種々の形態において種々の変更,改良が加えられた態様で実施され得る。
【0026】
たとえば、前述の実施例のマンドレル装置20では、転造ダイス26および仕上ローラ28が円盤状部材18の外周部46に同時に押圧されて、転造工程と仕上工程が同時に実行されていたが、交互に押圧されるようにしてもよい。
【0027】
また、前述の実施例の円盤状部材18は、外周歯70を形成するために厚肉とされた外周部46を備えた自動車のドライブプレート用素材であったが、外周部に外周歯70を設ける必要がある他の種々の部材の製造にも適用され得る。
【0028】
また、前述の実施例の円盤状部材18の外周部46には、平歯車状の外周歯70が転造されるものであったが、斜歯歯車状などの外周歯70が転造されるものであってもよい。
【0029】
また、前述のマンドレル装置20において、仕上ローラ28を回転駆動する駆動装置が設けられてもよいし、ダイス駆動軸34を回転駆動する第2回転駆動装置22が設けられていなくてもよい。
【0030】
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施形態であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良が加えられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例が適用される転造成形装置の構成の一例を説明する概略図である。
【図2】図1の転造成形装置のマンドレル装置の要部を拡大して説明する要部断面図である。
【図3】図1の転造成形装置における仕上成形作動を説明する要部断面図である。
【図4】図1の転造成形装置により円盤状部材の外周部に転造された外周歯を説明する要部拡大図である。
【図5】従来の転造成形装置における仕上成形作動を説明する要部断面図であって、図3に相当する図であるる。
【符号の説明】
10:転造成形装置
18:円盤状部材
20:マンドレル装置(マンドレル)
26:転造ダイス
28:仕上ローラ
44:内周部
46:外周部
66:転造歯
70:外周歯
74:環状溝
74s:内壁面
74d:底壁面
2 :隙間

Claims (4)

  1. 所定の転造歯を有する転造ダイスを円盤状部材の外周部に対して押しつけて該円盤状部材の外周部に外周歯を転造成形する転造工程と、仕上ローラを該円盤状部材の外周部に対して押しつけて該外周歯の形状を仕上げる仕上工程とを含む円盤状部材の外周歯成形方法であって、
    前記仕上げ工程は、前記外周歯の先端に当接する溝底面と該外周歯の端面を成形するための内壁面とを備えた環状溝を有する仕上ローラを用い、前記円盤状部材の外周部からの厚み方向の逃げを阻止し、該環状溝の開口部への材料の逃げを収容するための隙間を該円盤状部材の外周部と該内壁面との間に用意して該材料の逃げを該仕上ローラの外周面に至る前に停止させるものであることを特徴とする円盤状部材の外周歯成形方法。
  2. 前記転造工程は、前記円盤状部材の外周部に転造成形される外周歯の歯幅よりも広い歯幅を有する転造歯を有する転造ダイスを用いるものである請求項1の円盤状部材の外周歯成形方法。
  3. 前記仕上工程は、前記円盤状部材の外周部に転造成形される外周歯の歯丈の1.5倍以上の深さを有する環状溝を備えた仕上ローラを用いるものである請求項1または2の円盤状部材の外周歯成形方法。
  4. 前記円盤状部材の外周部は該円盤状部材の内周部よりも厚肉であり、該円盤状部材は、環状溝を外周面に有するマンドレルによって該外周部が露出し且つ該外周部の内周側の一部が該環状溝に嵌め入れられた状態でその円盤状部材の内周部が厚み方向から把持されて、前記外周歯の転造および仕上げに際して回転駆動されるものである請求項1乃至3のいずれかの円盤状部材の外周歯成形方法。
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