JP4364899B2 - 電子メールサーバ、電子メールの受渡しの中継方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

電子メールサーバ、電子メールの受渡しの中継方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザにとって迷惑な電子メールがユーザの端末装置に送信されないように処理する電子メールサーバに関する。
DM(ダイレクトメール)を電子メールによって配信することは、業者にとって次のようなメリットがある。まず、郵便や宅配便などによって配信する場合に比べて、コストを低く抑えることができるし、多くのユーザに配信してもほとんど手間が掛からない。また、電子メールに業者自身が開設するWebサイトのWebページのURLを記載しておけば、興味のあるユーザが自ら業者のWebサイトにアクセスしてくれるので、電子メールのデザインやレイアウトなどに特別な工夫を凝らす必要がなく電子メールの作成が簡単である。このようなメリットから、電子メールによってDMを配信する業者が非常に多い。
しかし、逆に、ユーザにとっては、このような電子メールを受け取ることが迷惑である場合が多い。なぜなら、電子メールを受け取るたびに、その内容に目を通して必要な電子メールであるか否かを判別しなければならず、無駄な時間が掛かってしまうからである。電子メールに記載されているURLに基づいてWebサイトにアクセスしなければ、必要な電子メールであるか否かを判別できない場合もある。また、電子メールの内容そのものがユーザにとって不快な場合がある。さらに、携帯電話のユーザは、電子メールを受け取るたびに通信料を支払わなければならない場合があり、費用が嵩む。
そこで、ユーザが指定した特定の相手からの電子メールの受取りを拒否する方法が提案されている。例えば、ユーザは、頻繁にDMを送信してくる業者の電子メールアドレスまたはドメイン名をISP(Internet Service Provider)の電子メールサーバに登録しておく。電子メールサーバは、そのユーザ宛ての電子メールをフィルタに掛け、業者から送信された電子メールを抽出する。そして、抽出された電子メールを迷惑メールとみなし、ユーザの端末装置に送信せずに削除する。
ところが、最近は、送信元の電子メールアドレスを偽って迷惑メールを配信する業者が増えている。業者にとっては、自己のWebページのURLさえユーザに知らせることができればよいからである。したがって、せっかく電子メールサーバに業者の電子メールアドレスなどを登録しておいても、迷惑メールがフィルタを通過し、ユーザの端末装置に届けられてしまう。
本発明は、このような問題点に鑑み、送信元の電子メールアドレスに関わらずユーザが迷惑メールの受取りを拒否することができるようにすることを目的とする。
本発明に係る電子メールサーバは、電子メールの受渡しの中継を行う電子メールサーバであって、電子メールの受取人にとって不要な情報を発信するWebサイトのURLの一部分または全部を記憶する迷惑URL記憶手段と、差出人の端末装置から送信された電子メールを受信する受信手段と、受信した電子メールの中に前記迷惑URL記憶手段に記憶されている前記URLの一部分または全部が含まれているか否かを判別する判別手段と、前記URLの一部分または全部が含まれていないと判別された場合にのみ、前記受信した電子メールを当該電子メールの受取人の端末装置に送信する送信手段とを有してなる。
好ましくは、URLを決める際のドメインのドメイン名と各ドメインに設けられるWebサイトのサイト名との位置関係を示すURL規則情報を記憶するURL規則記憶手段と、受け取ったユーザにとって迷惑な電子メールである迷惑メールを当該ユーザの端末装置から受信する第一の受信手段と、受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるドメイン名を抽出するドメイン抽出手段と、抽出されたドメイン名から前記URL規則情報を参照して、前記受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるWebページを配信するWebサイトを特定するWebサイト特定手段と、抽出されたドメイン名と特定されたWebサイトのサイト名とを迷惑サイト情報として前記ユーザと対応付けて記憶する迷惑サイト記憶手段と、差出人の端末装置から送信された電子メールを受信する第二の受信手段と、受信した電子メールに含まれるURLの中に当該電子メールの宛先であるユーザの前記迷惑サイト情報に示されるドメイン名およびサイト名が前記URL規則情報に示される位置関係を満たすように含まれているか否かを判別することによって、当該電子メールが迷惑メールであるか否かを判別する迷惑メール判別手段と、前記受信した電子メールが迷惑メールでないと判別された場合にのみ、当該電子メールを宛先であるユーザの端末装置に送信する送信手段とを有してなる。
または、前記第一の受信手段によって受信された迷惑メールに含まれるURLに示されるWebページを取得する第一のWebページ取得手段を有し、前記第一のWebページ取得手段によって取得されたWebページの中に他のWebページに自動的にジャンプするコードが含まれている場合に、前記ドメイン抽出手段は、当該他のWebページが設けられるドメインのドメイン名を抽出し、前記Webサイト特定手段は、当該他のWebページを配信するWebサイトを特定し、前記迷惑サイト記憶手段は、当該他のWebページを配信するWebサイトが設けられるドメインのドメイン名と当該Webサイトのサイト名とを迷惑サイト情報として記憶する。
または、前記第二の受信手段によって受信された電子メールに含まれるURLに示されるWebページを取得する第二のWebページ取得手段を有し、迷惑メール判別手段は、前記第二のWebページ取得手段によって取得されたWebページの中に他のWebページに自動的にジャンプするコードが含まれている場合に、当該他のWebページのURLに基づいて前記電子メールが迷惑メールであるか否かを判別する。
本発明に係る電子メールの受渡しの中継方法は、電子メールの受取人にとって不要な情報を発信するWebサイトのURLの一部分または全部を記憶しておき、差出人の端末装置から送信された電子メールを受信し、受信した電子メールの中に、記憶しておいた前記URLの一部分または全部が含まれているか否かを判別し、前記URLの一部分または全部が含まれていないと判別された場合にのみ、前記受信した電子メールを当該電子メールの受取人の端末装置に送信する。
図1に示すように、本発明に係る電子メールサーバ1は、通信回線4を介して端末装置2、3およびWWWサーバ5などの装置に接続することができる。通信回線4として、インターネット、LAN、専用線、または公衆回線などが用いられる。
端末装置3には、電子メールの作成および送受信などを行うための電子メールソフトおよびWebページを閲覧するためのWWWブラウザなどがインストールされている。各端末装置3のユーザには、電子メールアドレスが1つずつ与えられている。ユーザは、電子メールサーバ1をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバおよびPOP(Post Office Protocol)サーバとして利用し、他のユーザと電子メールのやりとりをすることができる。端末装置3として、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、PDA(Personal Digital Assistant)、または携帯電話装置などが用いられる。
端末装置2は、電子メールによってDM(ダイレクトメール)を無差別に配信する業者の端末装置である。DMには、この配信業者の商品またはサービスなどの宣伝のほか、この配信業者が開設しているWebサイトのURLなどが記載されている。ここでは、このような電子メールを「迷惑メール」または「スパムメール」と呼ぶことにする。配信業者は、多数のユーザの電子メールアドレスを知得しており、これらの電子メールアドレスを宛先として指定し、迷惑メールを送信する。
ISP(Internet Service Provider)または企業などには、それぞれ、「xxxxx.ne.jp」のようなドメイン名のドメインが与えられている。ドメインには、会員数、アクセス数、または配信する情報量などに応じて1つまたは複数のWWWサーバ5が設けられている。このような構成により、ドメインには、1つまたは複数のWebサイト(WWWサイト)が設けられている。
例えば、ISPのドメインの場合は、個人会員または法人会員ごとのWebサイトが設けられている。各Webサイトにはサブドメインまたはディレクトリが与えられており、他のWebサイトと区別するためのサイト名が付けられている。
URL(Uniform Resource Locator)の決め方すなわちWebサイトのサイト名の付け方はドメインごとにそれぞれ異なり、図2に示すようなパターンに大別される。例えば、「サブドメイン名.xxxxx.ne.jp」のようにドメイン名の前のサブドメイン名をサイト名とするパターンA、「xxxxx.ne.jp/ディレクトリ名」のようにドメイン名の後のディレクトリ名をサイト名とするパターンB、「xxxxx.ne.jp/~ディレクトリ名」のようにディレクトリ名をサイト名とし、サイト名を表す記号として「〜」(チルダ)を用いるパターンC、または「サブドメイン名.xxxxx.ne.jp/ディレクトリ名」のようにサブドメイン名とディレクトリ名とを組み合わせてサイト名とするパターンDなどがある。なお、パターンA、Dにおいて、サブドメイン名の代わりにWWWサーバ名が用いられる場合もある。
企業のドメインの場合は、本社、支社、または関連会社などのためのWebサイトが複数設けられている場合と自社の紹介のためのWebサイトが1つだけ設けられる場合とがある。前者の場合は、図2のパターンA〜Dのようにサイト名が付けられる。後者の場合は、ドメイン名がサイト名として用いられる(パターンE)。
Webサイトの所有者は、原則として自由に自分のWebサイトの中にWebページを設けることができる。Webページは、HTML(Hypertext Markup Language)またはXML(Extensible Markup Language)などで記述される。DMの配信業者は、ISPの法人会員としてWebサイトを開設し、または独自のドメインを取得してWebサイトを開設している。
電子メールサーバ1は、図3に示すように、CPU1a、RAM1b、ROM1c、磁気記憶装置1d、および種々のインタフェースなどによって構成される。磁気記憶装置1dには、オペレーティングシステム(OS)、SMTPサーバ用プログラム、POPサーバ用プログラム、迷惑メールを検出するためのプログラム、および種々のデータなどが記憶されている。これらのプログラムまたはデータは、必要に応じてRAM1bにロードされ、CPU1aによってプログラムが実行される。
なお、電子メールサーバ1は、図1に示すように1台のサーバ機によって構成してもよいし、複数台のサーバ機に分散して構成してもよい。例えば、SMTPサーバの処理とPOPサーバの処理とをそれぞれ異なるサーバ機を用いて行うように構成してもよい。
このような構成によって、電子メールサーバ1は、図4に示すように、URL規則データベース1D1、迷惑サイトデータベース1D2、メールボックス1D3、メール受信部101、迷惑メール判別部102、メール送信部103、迷惑メール受信部104、ドメイン判別部105、迷惑サイト特定部106、第一のリダイレクト先取得部107、および第二のリダイレクト先取得部108などの機能が実現される。
URL規則データベース1D1は、図5に示すように、インターネット上のドメインごとにURLの付け方の規則性を示すURL規則情報71(71a、71b、…)を記憶している。メールボックス1D3は、端末装置3のユーザごとに設けられており、インターネット上の端末装置から送信されたそのユーザ宛ての電子メール70を一時的に格納しておく。
迷惑サイトデータベース1D2は、図6に示すように、ユーザごとにそのユーザにとって意義のない不必要な情報を配信するWebサイトを示す迷惑サイト情報72(72a、72b、…)を記憶している。以下、このようなWebサイトを「迷惑サイト」と記載することがある。迷惑サイト情報72に登録されているWebサイト(迷惑サイト)は、ユーザが受け取った迷惑メールの文書の中に記載されていたURLに基づいて登録される。迷惑サイトを登録する方法については、後に説明する。
迷惑サイト情報72における迷惑サイトのURLの記述の形式は、上に述べたドメインのパターン(図5参照)によってそれぞれ異なる。例えば、パターンAを採用するドメインに開設されているWebサイトの場合は、「ppp.bbbbb.ne.jp」のように「サイト名(サブドメイン名)+ドメイン名」という形式で記述される。パターンEを採用するドメインの場合は、ドメイン全体で1つのWebサイトを形成するので、「aaaaa.co.jp」のようにドメイン名だけでサイト名を表す。
メール受信部101は、インターネット上の種々の端末装置から送信された電子メールのうち、端末装置3のユーザに宛てた電子メール70を受信する。電子メール70には、DMの配信業者の端末装置2から送信された迷惑メールが含まれている場合がある。
迷惑メール判別部102は、受信した電子メール70が迷惑メールであるか否かを判別する。係る判別は、次のようにして行われる。まず、電子メール70の本文の中に記載されているURLを抽出する。例えば、図7(a)に示す電子メール70aの場合は、「http://www.ppp.bbbbb.ne.jp/top.html」が抽出される。
電子メール70の宛先に記載されたユーザの迷惑サイト情報72に示される迷惑サイトのうちのいずれかが、抽出されたURLの全部または一部分と一致するか否かを判別する。ユーザAに宛てた電子メール70aの場合は、図6の迷惑サイト情報72aに示す5つの迷惑サイトのうちの「ppp.bbbbb.ne.jp」が、抽出されたURLの一部分と一致する。一致した場合は、その電子メール70aを迷惑メールであると判別する。これに対して、図7(b)の電子メール70bのように、迷惑サイト情報72aに示されるいずれの迷惑サイトも本文中のURLの全部または一部分と一致しない場合は、その電子メール70bは、通常の電子メールであると判別される。
図4に戻って、メール送信部103は、通常の電子メールと判別された電子メール70を、宛先のユーザの端末装置3に送信する。端末装置3が携帯電話装置である場合は、電子メール70が通常の電子メールであると判別されたタイミングで送信を行う。端末装置3がパーソナルコンピュータである場合は、一旦、電子メール70をそのユーザのメールボックス1D3に格納しておく。そして、端末装置3から要求があったタイミングで送信を行う。
迷惑メールと判別された電子メール70は、ユーザに届けられることなく削除される。ただし、直ちに削除するのではなく、そのユーザのメールボックス1D3に通常の電子メールと区別して一時的に格納しておいてもよい。これにより、ユーザは、迷惑メールが削除される前に、迷惑メールの内容を念のために確認することができる。この場合、迷惑メールは、ユーザから指令があった場合または所定の期間の経過後にメールボックス1D3から削除される。
迷惑サイト情報72に登録されているWebサイト(迷惑サイト)のURLが1つも記載されていない電子メール70は、たとえそれが迷惑メールであったとしても、端末装置3に届けられてしまう。そこで、ユーザは、今後、係る迷惑サイトを案内する迷惑メールが届けられないように電子メールサーバ1に対して要求することができる。
ユーザは、端末装置3を操作して、配信業者から受け取った電子メール70(迷惑メール)を電子メールサーバ1に転送する。例えば、図7(b)の電子メール70bを転送する。
電子メールサーバ1において、迷惑メール受信部104が端末装置3から迷惑メールを受信すると、ドメイン判別部105は、この迷惑メールに記載されているURLからドメイン名を抽出する。これにより、URLが指すWebページを配信するWebサイト(迷惑サイト)の属するドメインが判別される。一般に、URLは、図8のような規則に基づいて付けられている。したがって、電子メール70bの場合は、「ddddd.com」というドメイン名が抽出(判別)される。
迷惑サイト特定部106は、抽出されたドメインに対応するURL規則情報71に基づいて、迷惑メールに記載されているURLが指すWebサイトを特定する。電子メール70bに記載されているURLの場合は、図5に示すドメイン「ddddd.com」のURL規則情報71dより、ドメイン名の後にサイト名が記載されていることが分かる。したがって、Webサイトは「abcde」であると特定される。
特定されたWebサイトは、迷惑メールの転送元であるユーザにとっての迷惑サイトとみなされ、そのユーザの迷惑サイト情報72に追加(登録)される。Webサイト(迷惑サイト)は、そのWebサイトの属するドメインのURL規則情報71に示される規則に従って、サイト名とドメイン名とを含むように登録される。例えば、上記のWebサイト「abcde」の場合は、図5のURL規則情報71dに従って「ddddd.com/~abcde」のように登録される。ただし、1つのドメインにWebサイトが1つだけ形成されている場合は、ドメイン名がそのWebサイトのサイト名を表していることになる。したがって、「aaaaa.co.jp」のようにドメイン名が迷惑サイト情報72に登録される。
以上の処理によって、ユーザは、今後、自分の迷惑サイト情報72に登録した迷惑サイトのURLを案内する迷惑メールの受取りを拒否することができる。
図9はWebページのリダイレクトの機能の仕組みを説明する図、図10はリダイレクトのコードを有するHTMLファイルの例を示す図である。ところで、HTMLまたはXMLなどのリダイレクトの機能を使用すると、配信業者は、ユーザに配信する電子メール70に自社のWebサイトのURLを直接記載することなく、自社のWebサイトをユーザに閲覧させることができる。これは、図9に説明するような仕組みによる。
例えば、配信業者は、図9(a)に示すような電子メール70cを配信する。端末装置3は、受信された電子メール70cに記載されているURLがクリックされると、WWWブラウザを起動し、図9(b)に示すようにダミーのWebサイト5aからWebページ74(HTMLファイル)をダウンロードする。このHTMLファイルには、図10に示すようにリダイレクト(ジャンプ)のコードであるタグC1が含まれている。したがって、端末装置3は、タグC1に基づいて配信業者の真のWebサイト5bにアクセスし直し(リダイレクトし)、Webページ75をダウンロードする。
配信業者は、いわゆる無料プロバイダなどを利用してWebサイト5aのようなダミーのWebサイトを次々に新規作成し、図9(a)のURLを頻繁に変更しながらユーザに迷惑メールを配信する。したがって、ユーザは、図6に示す迷惑サイト情報72にWebサイト5aを登録しても、配信業者の真のWebサイト5bを間接的に案内する迷惑メールの受取りを拒否することができない。そこで、電子メールサーバ1は、このような手段に対処するために、次のような処理を行う。
図4の第一のリダイレクト先取得部107は、ユーザの端末装置3から転送されてきた電子メール70に記載されているURLに基づいてWebページを取得する。取得されたWebページの中からリダイレクトのコードを検索する。そして、リダイレクトのコードがあった場合は、そのコードに示されるリダイレクト先のURLを抽出する。例えば、図10に示すHTMLファイルがWebページとして取得された場合は、タグC1に示されるURL「http://www.ppp.bbbbb.ne.jp/top.html」を抽出する。
ドメイン判別部105は、抽出されたURLが指すWebページを配信するWebサイトの属するドメインを判別する。迷惑サイト特定部106は、このWebサイトのサイト名を特定する。これらの処理によって、このWebサイトは迷惑サイトとみなされ、迷惑メールの転送元であるユーザの迷惑サイト情報72に登録される。
一方、第二のリダイレクト先取得部108は、配信業者から送信された電子メール70の本文中に記載されているURLが指すWebページを取得する。迷惑メール判別部102は、取得されたWebページに記載されているリダイレクトのコード(例えば図10に示すタグC1)からリダイレクト先のURLを抽出する。そして、抽出されたURLおよび宛先のユーザの迷惑サイト情報72に基づいて、電子メール70が迷惑メールであるか否かを判別する。迷惑メールでないと判別された電子メール70は、宛先のユーザの端末装置3に送信される。迷惑メールであると判別された電子メール70は、削除され、または通常の電子メールと区別して所定の期間だけメールボックス1D3に保存される。
次に、電子メールサーバ1の処理の流れを、フローチャートを参照して説明する。図11は電子メールの受渡しの中継を行う際の処理の流れの例を説明するフローチャート、図12は迷惑サイトの登録を行う際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図11において、例えば、配信業者が送信したユーザA宛ての電子メール70を受信すると(#11)、この電子メール70に記載されているURLを抽出し(#12)、抽出されたURLおよびユーザAの迷惑サイト情報72aに基づいてこの電子メール70が迷惑メールであるか否かを判別する(#13)。迷惑メールであると判別された場合は(#13でYes)、電子メール70を削除する(#19)。または、ユーザAのメールボックス1D3に通常の電子メールと区別して保存しておき、所定の期間が経過した後に削除する。
迷惑メールでないと判別された場合は(#13でNo)、電子メール70をユーザAの端末装置3に送信する(#18)。ただし、電子メール70は、図9(b)に示すような手段によって配信業者のWebサイト(Webサイト5b)を間接的に案内する迷惑メールである可能性がある。そこで、ステップ#18を行う前に、次のような処理を行ってもよい。
ステップ#12で抽出されたURLが指すWebページを取得し(#14)、このWebページの中に他のWebページへリダイレクト(ジャンプ)するコードが含まれているか否かを判別する(#15)。
係るコードが含まれていない場合は、電子メール70をユーザAの端末装置3に送信する(#18)。含まれている場合は、係るコードからリダイレクト先(ジャンプ先)のURLを抽出し(#16)、ステップ#13と同様に電子メール70が迷惑メールであるか否かを判別し(#17)、判別結果に応じて電子メール70を削除し(#19)またはユーザAの端末装置3に送信する(#18)。
ユーザが受け取った電子メール70に案内されているWebページ(Webサイト)を迷惑サイトとして登録する場合は、図12のような手順で処理が行われる。電子メールサーバ1は、例えば、図7(b)に示すような電子メール70bをユーザAから受け取ると(#21)、その電子メール70bに記載されているURL「http://ddddd.com/~abcde/index.html」を抽出し(#22)、そのURLが示すWebページを配信しているWebサイト(迷惑サイト)およびその迷惑サイトの属するドメインを特定する(#23)。そして、特定されたドメインのドメイン名および迷惑サイトのサイト名に基づいて迷惑サイト「ddddd.com/~abcde」をユーザAの迷惑サイト情報72aに登録する(#24)。
ステップ#23、#24の処理と前後してまたは並行して、ステップ#22で抽出されたURLが指すWebページ(HTMLファイルなど)を取得する(#25)。取得したWebページの中に、他のWebページへリダイレクト(ジャンプ)するコードが含まれているか否かを判別する(#26)。係るコードが含まれている場合は(#26でYes)、ステップ#22〜#24と同様に、リダイレクト先を示すURLに基づいて迷惑サイトをユーザAの迷惑サイト情報72aに登録する(#27〜#29)。
なお、迷惑メールに示されるURLから最終的な迷惑サイト(例えば、図9(b)のWebサイト5b)に辿り着くまでの間にリダイレクトのコードを有するダミーのWebページ(例えば、図9(b)のWebサイト5a)が複数設けられている場合がある。このような場合に対処するために、リダイレクト先がないWebページ(すなわち最終的な迷惑サイト)に辿り着くまで、図11のステップ#15〜#17の処理または図12のステップ#27〜#29の処理を繰り返し行ってもよい。
本実施形態によると、ユーザは、ユーザ自身が迷惑だと感じる電子メールの受取りを、送信元の電子メールアドレスに関わらず拒否することができる。
本実施形態では、図6に示すようにユーザごとに迷惑サイト情報72を記憶しておいたが、全てのユーザに共通の迷惑サイト情報72を記憶しておいてもよい。例えば、多くのユーザによって迷惑サイトとみなされたWebサイトを共通の迷惑サイト情報72に登録しておく。または、公序良俗に反する情報を配信するWebサイトを、電子メールサーバ1の管理者が予め共通の迷惑サイト情報72に登録しておく。この共通の迷惑サイト情報72およびユーザ自身の迷惑サイト情報72の両方に基づいて迷惑メールであるか否かを判別することによって、より効率的に迷惑メールの受信を拒否することができる。特に、電子メールサーバ1の利用を開始して間もないユーザの場合は、自分の迷惑サイト情報72に登録されている迷惑サイトが少ないが、共通の迷惑サイト情報72を用いることによって、すぐに本サービスの効果を得ることができる。
その他、電子メールサーバ1、端末装置2、3の全体または各部の構成、URL規則データベース1D1、迷惑サイトデータベース1D2などのデータベースの構成、処理内容、処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
以上のように、本発明による電子メールサーバは、迷惑サイトデータベースに登録されているWebページのURLが記載されている電子メールをユーザの端末装置に送信せずに削除するので、迷惑な電子メールをチェックする無駄な時間をなくして効率的に仕事を行うことができる環境をユーザに提供できる点で有用なものである。また、送信者の電子メールアドレスに関わらず電子メールが迷惑メールであるか否かを判別するので、送信者の電子メールアドレスを偽った電子メールであっても、迷惑な電子メールを削除することができるという点で有用なものである。
本発明に係る電子メールサーバが設けられた電子メールシステムの構成の例を示す図である。
URLの規則のパターンの例を説明する図である。
電子メールサーバのハードウェア構成の例を示す図である。
電子メールサーバの機能的構成の例を示す図である。
URL規則データベースの構成の例を示す図である。
迷惑サイトデータベースの構成の例を示す図である。
配信業者からユーザに宛てて送信された電子メールの例を示す図である。
一般的なURLの規則の例を説明する図である。
Webページのリダイレクトの機能の仕組みを説明する図である。
リダイレクトのコードを有するHTMLファイルの例を示す図である。
電子メールの受渡しの中継を行う際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
迷惑サイトの登録を行う際の処理の流れの例を説明するフローチャートである。

Claims (3)

  1. 電子メールの受渡しの中継を行う電子メールサーバであって、
    URLを決める際のドメインのドメイン名と各ドメインに設けられるWebサイトのサイト名との位置関係を示すURL規則情報を記憶するURL規則記憶手段と、
    受け取ったユーザにとって迷惑な電子メールである迷惑メールを当該ユーザの端末装置から受信する第一の受信手段と、
    前記第一の受信手段が受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるドメイン名を抽出するドメイン抽出手段と、
    抽出されたドメイン名から前記URL規則情報を参照して、前記受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるWebページを配信するWebサイトを特定するWebサイト特定手段と、
    抽出されたドメイン名と特定されたWebサイトのサイト名とを迷惑サイト情報として前記ユーザと対応付けて記憶する迷惑サイト記憶手段と、
    差出人の端末装置から送信された電子メールを受信する第二の受信手段と、
    前記第二の受信手段が受信した電子メールに含まれるURLの中に当該電子メールの宛先であるユーザの前記迷惑サイト情報に示されるドメイン名およびサイト名が前記URL規則情報に示される位置関係を満たすように含まれているか否かを判別することによって、当該電子メールが迷惑メールであるか否かを判別する迷惑メール判別手段と、
    前記受信した電子メールが迷惑メールでないと判別された場合にのみ、当該電子メールを宛先であるユーザの端末装置に送信する送信手段と、
    を有してなることを特徴とする電子メールサーバ。
  2. 電子メールサーバにおける電子メールの受渡しの中継方法であって、
    URLを決める際のドメインのドメイン名と各ドメインに設けられるWebサイトのサイト名との位置関係を示すURL規則情報をURL規則記憶手段に記憶させておき、
    受け取ったユーザにとって迷惑な電子メールである迷惑メールを当該ユーザの端末装置から受信し、
    受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるドメイン名を抽出し、
    抽出されたドメイン名から前記URL規則情報を参照して、前記受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるWebページを配信するWebサイトを特定し、
    抽出されたドメイン名と特定されたWebサイトのサイト名とを迷惑サイト情報として前記ユーザと対応付けて迷惑サイト記憶手段に記憶させておき、
    差出人の端末装置から送信された電子メールを受信し、
    受信した電子メールに含まれるURLの中に当該電子メールの宛先であるユーザの前記迷惑サイト情報に示されるドメイン名およびサイト名が前記URL規則情報に示される位置関係を満たすように含まれているか否かを判別することによって、当該電子メールが迷惑メールであるか否かを判別し、
    前記受信した電子メールが迷惑メールでないと判別された場合にのみ、当該電子メールを宛先であるユーザの端末装置に送信する、
    ことを特徴とする電子メールの受渡しの中継方法。
  3. 電子メールの受渡しの中継を行うコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    受け取ったユーザにとって迷惑な電子メールである迷惑メールを当該ユーザの端末装置から受信する処理を実行させ、
    受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるドメイン名を抽出する処理を実行させ、
    URLを決める際のドメインのドメイン名と各ドメインに設けられるWebサイトのサイト名との位置関係を示すURL規則情報を、URL規則情報手段から呼び出す処理を実行させ、
    抽出されたドメイン名から前記URL規則情報を参照して、前記受信した迷惑メールに含まれるURLに示されるWebページを配信するWebサイトを特定する処理を実行させ、
    抽出されたドメイン名と特定されたWebサイトのサイト名とを迷惑サイト情報として前記ユーザと対応付けて迷惑サイト記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    差出人の端末装置から送信された電子メールを受信する処理を実行させ、
    受信した電子メールに含まれるURLの中に当該電子メールの宛先であるユーザの前記迷惑サイト情報に示されるドメイン名およびサイト名が前記URL規則情報に示される位置関係を満たすように含まれているか否かを判別することによって、当該電子メールが迷惑メールであるか否かを判別する処理を実行させ、
    前記受信した電子メールが迷惑メールでないと判別された場合にのみ、当該電子メールを宛先であるユーザの端末装置に送信する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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