JP2002537727A - 電子メール用プロキシおよびフィルタ装置および方法 - Google Patents

電子メール用プロキシおよびフィルタ装置および方法

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JP2002537727A
JP2002537727A JP2000600402A JP2000600402A JP2002537727A JP 2002537727 A JP2002537727 A JP 2002537727A JP 2000600402 A JP2000600402 A JP 2000600402A JP 2000600402 A JP2000600402 A JP 2000600402A JP 2002537727 A JP2002537727 A JP 2002537727A
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ジェルバート、リチャード
トリベック、ジェイソン、ポール
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アーゴウ インターラクティブ リミテッド
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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/107Computer-aided management of electronic mailing [e-mailing]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L51/00User-to-user messaging in packet-switching networks, transmitted according to store-and-forward or real-time protocols, e.g. e-mail
    • H04L51/21Monitoring or handling of messages
    • H04L51/212Monitoring or handling of messages using filtering or selective blocking

Abstract

(57)【要約】 eメール・ネットワーク上でメール輸送プロトコルを介してサーバから送信されたEメール・メッセージはプロキシ・ホストを通る。プロキシ・ホストは、一連の“採点”尺度を利用して、あるいはもっと明確なユーザ構成(キルファイル)によって、有用なeメールをジャンクeメールからローカルに選別することができ、その後、選ばれたメール輸送プロトコルを介してクライアント・ユーザへフィルタを通ったメールを送る。プロキシ・サーバは、処理されたジャンクeメールのログおよび要約版を作ることができ、それらをeメールによって送るか、あるいは安全なワールド・ワイド・ウエブ・ドキュメントとしてシステム・アドミニストレータへ検査のために提供できる。更に、確実にジャンクであると採点できないすべてのメッセージについては、それを第2の、ユーザごとのメールボックスに追加して、それの意図された受け手はワールド・ワイド・ウエブ・インタフェースを介して検査することができる。従って、ユーザはプロキシに対して、そのメッセージがジャンクであるかないかをワールド・ワイド・ウエブの記入形式によって断定的に伝えることができる。そしてジャンクであると確認されたeメール・メッセージはプロキシ上に保持されているすべてのメールボックスから自動的に除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はネットワーク上のクライアントとサーバとの間で電子メールをやり取
りするようになった電子メール・システムに関する。
【0002】 当業者にはeメールと呼ばれる一通の電子メールは本体部分とヘッダ部分を含
む。本体部分は送り手が最終的な受け手に対して配信しようとするメッセージを
含み、そのメッセージは一片のASCIIプレーン・テキスト、あるいはeメー
ル・メッセージとして送信するのに適したように符号化されたバイナリ(データ
ベースやスプレッドシート・ファイルのようなマシンが読める一片のデータや、
特別なマシン・アーキテクチャ上で実行可能なように設計されたプログラムであ
ることもある)や、あるいは1つのメッセージ本体全体に適当な尺度を介して埋
め込まれた複数片のテキストおよびバイナリでよい。しばしば“封筒”と呼ばれ
るヘッダ部分は複数のフィールドを含む;各フィールドは文字列を含み、ヘッダ
(コロンで終端するプレーンASCII)、フィールド本体、およびターミネー
タ(CRおよびそれに続くLF)に分解できる。
【0003】 Eメール・メッセージは一般にARPAインターネット・テキスト・メッセー
ジ仕様のフォーマットに関する標準規格に従って構成される;この文書は当業者
にはRFC822として知られており、それのプレーン・テキストのコピーを tp;//ftp.sunsite.doc.ic.uk/rfcs/ rfc8
22.txtで見ることができる。インターネットを介して伝達させようと意図
するすべてのeメール・メッセージはこの仕様に従わなければならない。
【0004】 eメールのヘッダに見出されるフィールドには次のようなものがある: “To:”フィールド:このフィールドはメッセージの送り手によって埋めら
れ、意図する主たる受け手のeメール・アドレスをコンマで区切ったリストを含
む。それはまた、エイリアス・エクスパンダ(後述)のeメール・アドレスや、
“Bcc:”送信法(後述)を採用する場合には送り手を指すこともできる。 “Cc:”フィールド:このフィールドはメッセージの送り手によって埋めら
れ、意図する2次的な受け手のeメール・アドレスをコンマで区切ったリストを
含む。それはまた、エイリアス・エクスパンダ(後述)のeメール・アドレスを
指すこともできる。 “From:”フィールド:このフィールドは送り手のコンピュータ上で走っ
ているeメール・ソフトウエアによって埋められ、送り手のeメール・アドレス
を含む。 “Return−path:”フィールド:これは、もし何らかの理由でeメ
ールを受け手に配信できなかった場合にメール・サーバおよびルータが配信エラ
ー・レポートを送信すべき先のeメール・アドレスである。 “Envelope−to:”フィールド:これは単一の意図する受け手のe
メール・アドレスである。このアドレスが“To:”または“Cc:”フィール
ドに見つからない場合にはそのメッセージは“Bcc:”法(後述)を使用して
送信されたものと推測される。 “Date:”フィールド:このフィールドは送り手のコンピュータ上で走っ
ているeメール・ソフトウエアによって埋められ、そのメッセージが送信された
日付および時刻を含む。 “Message−ID”フィールド:このフィールドは送り手のコンピュー
タによって生成された数字を含む。それは、その数字を用いれば与えられた1通
のeメールを一義的に同定できることが保証される尺度を用いて生成される。 “Subject:”フィールド:このフィールドはメッセージの送り手によ
って埋められ、通常はメッセージ本体部分が関連する主題を示すために使用され
る。もしそのメッセージが以前のメッセージに対する返信であれば、そのフィー
ルド本体は文字列“Re:”またはnを整数とした“Re[n]:”、あるいは
“Re:” または“Re[n]:”を表す何らかの文字列で始まるのが従来の
やり方であり、別の場合には、返信すべきメッセージで送られてきたフィールド
本体が続く。 “Reply−To:”フィールド:このフィールドは、常時ではないが普通
は、送り手のコンピュータ上で走っているeメール・ソフトウエアによって埋め
られる。それは、何らかの理由で“From:”フィールドに与えられているア
ドレスに対してeメールを送って返信することが不可能または不適当な場合に、
メッセージに対する返信を送るべきeメール・アドレスを含んでいる。 “Received:”フィールド:このフィールドはメール転送プログラム
によってヘッダに加えられる。メール転送プログラムは、送り手と受け手のコン
ピュータ間でネットワークをつなぐことによって完成した経路を構成し、それを
介してメッセージが送り手から受け手へ伝達されるようになったコンピュータ上
で走っている必要がある。このフィールドは、通常は、転送プログラムが走って
いるマシンの名前およびインターネット・アドレス、転送プログラムとして働く
一片のソフトウエアの名前およびバージョン番号、転送プログラムがそこからメ
ッセージ受信を行うマシンの名前、メッセージを転送するために使用される転送
プロトコル、メッセージ転送によって割り当てられる中間メッセージID、およ
び転送プログラムがそのメッセージを受信した日付および時刻を含む。
【0005】 その他のヘッダを、送信時に送り手または送り手のeメール・プログラムによ
って挿入することができる。RFC822および関連のRFCによって定義され
るヘッダの範疇以外のヘッダは文字列“X−”で始まるフィールド・ヘッダを与
えられる。
【0006】 “To:”および“Cc:”フィールドに加えて、ほとんどのeメール・クラ
イアントは“Bcc:”と呼ばれる擬似フィールドをサポートする。“Bcc:
”フィールドそれ自身は受け手が見えるようにはeメール・ヘッダに現れないが
、送り手によって用いられて、彼らのeメール・クライアントに対して、“En
velope−to:”フィールドにeメール・アドレスが含まれる各々の受け
手に対してeメールのコピーを送ることによって、付加的な受け手に対して“密
かにカーボン・コピー”を送るように命令する。受け手は、もし彼らのeメール
・アドレスまたは彼らが加入しているエイリアス・エクスパンダのeメール・ア
ドレスがeメール・ヘッダ中の“To:”または“Cc:”フィールドに見つか
らなければ、そのメッセージが“Bcc:”法を用いて彼らに対して送信された
ことを推測できる。
【0007】 eメール・クライアントは、当業者にはメール転送エージェントとして知られ
るコンピュータ・プログラムに対して合成されたメッセージを発送する。メール
転送エージェントは意図する受け手までメッセージを伝達するプログラムである
【0008】 受け手がeメールに対して返信を行うための確立された機構が存在することは
既知であり、上に示したリストからも類推できる。“To:”フィールドの内容
を適切に指定することによって、ユーザは元のeメールの送り手、元のeメール
の送り手と特定の受け手、あるいは元のeメールの送り手と特定の受け手に加え
て、元のメールが送られなかった付加的な人々に対して返信することができる。
このように、返信機構およびタイトル行中の“Re:”表示子を利用することに
よって、現在の議論が進展する。
【0009】 この過程が発展して配信リスト(メーリング・リスト)の概念につながった。
配信リストは、一般には、特定の事項(例えば、Acornコンピュータに関す
るハードウエアおよびソフトウエアの開発者に関連する技術的なニュースを扱う
regdevs@acorn.co.uk)を指向するものであり、従ってその
事項に興味のあるユーザはそのリストに加えられることによって“加入”できる
ことになる。彼らのeメール・アドレスはエイリアス・エクスパンダに加えられ
て、エイリアス・エクスパンダが所有するeメール・アドレスにeメールが送ら
れると、エクスパンダはリスト加入者全員のeメール・アドレスに対して通常の
eメールを使用してそのeメールを再配送する。配信リストはアドミニストレー
タまたは信頼できるユーザによって、コンピュータが実行できるプログラム(例
えばSmartlist)、あるいはそれら両者の組み合わせによって直接管理
できる。
【0010】 配信リストでは、特に極端なものでは、加入したユーザが議論されている事項
に興味を失うことがしばしばある。ユーザが、エイリアス・エクスパンダによっ
て彼ら宛てに送ってくるメッセージを読みたくないような場合は、そのようなメ
ッセージは電子ジャンク・メールになる。この名称は紙のジャンク・メールから
の連想から名づけられた。電子ジャンク・メールは開いたり読んだりするだけ時
間の浪費であると考えられる。ジャンク・メールのもうひとつの発生源はスパム
である。この用語はしばしば本体テキストとして製品やサービスの広告を含むe
メール・メッセージに当てはまる。それらは別のトピックスに関連するエイリア
ス・エクスパンダに宛てて送られたり、スパム・メッセージを発信する組織と以
前にコンタクトしたことのないユーザに対して直接送られたりする。もし1人の
ユーザが複数の配信リストに加入していれば、彼はしばしば同じスパム・メッセ
ージを複数回受信することになる。スパムはジャーナリストによれば、“不快な
ネット上の伝染病”と表現され、裁判沙汰にもなったことがある。ジャンク・メ
ールの更に別の発生源は配信リストに対する加入または非加入要求であり、それ
がしばしばユーザによって誤ってリスト管理者ではなく、リスト受付に送られる
【0011】 ポスト・オフィス・プロトコルのバージョン3(POP3)は当業者には既知
の2つのドキュメント、RFC1939“ポスト・オフィス・プロトコル−バー
ジョン3”およびRFC1957“ポスト・オフィス・プロトコル(POP3)
の実行に関する考察”に定義されている。これらのドキュメントのコピーはft
p://sunsite.doc.ic.ac.uk/rfcs/rfc193
9.txtおよびftp://sunsite.doc.ic.ac.uk/r
fcs/frc1957.txtで見ることができる。POP3は簡単なやり方
でサーバ上に記憶されているeメールに対してクライアントが動的にアクセスす
ることを許可するように考えられている。サーバは、他のインターネットをベー
スとするサーバから与えられた受け手に宛てて着信するメールを受信し、ファイ
ルスペースの定義された場所(“メールボックス”)に収集する。クライアント
(通常はワークステーションまたはシン(thin)・クライアント・デバイス
)は時々サーバに接続し、小規模のコマンド・セットを用いてそれ自身を登録さ
れたユーザとして認証させることができ、サーバと協議して新しいメールが収集
待ちであるかどうかを判断し、メールのローカル・コピーを作成して、サーバ上
のメールボックスからメールを削除する。POP3の拡張版はAPOPとして知
られており、POP3によって提供されるいくつかのシステム・セキュリティの
問題(非APOP形式では、ユーザIDおよび付随のパスワードが非暗号化AS
CII形式でクライアントからサーバへ送信される)に対して、サーバによって
クライアントへの接続時に要約版として送られる一時的なユニークな一片のプレ
ーンASCIIをユーザのパスワードを使用してMD5暗号化アルゴリズムで暗
号化し、この要約版をサーバへ送ることによって対処する。MD5暗号化アルゴ
リズムの詳細についてはRFC1321に見出すことができ、それのコピーはf
tp://sunsite.doc.ic.ac.uk/rfcs/frc13
21.txtにある。
【0012】 POP3転送はクライアントとサーバとの間の接続が永久的なリンクを構成し
ない場合、あるいはクライアントとサーバとの間のリンクが非常に制限された帯
域幅のものである場合(すなわち、10BaseTイーサネット(登録商標)よ
り大幅に遅い)に使用するように設計されている。従って、POP3は個人ユー
ザや小規模オフィス用として公衆電話回線を使ってインターネット接続を提供す
るインターネット・サービス・プロバイダによって広く利用されている。POP
3ネゴシエーション・プロトコルの単純さはこのプロトコルを、当業者には“シ
ン”クライアントとして知られる、限られたローカル計算パワーを持ち、ローカ
ル記憶容量がわずかであるかあるいは全く持たないような末端ユーザのクライア
ント・マシンで使用するのに非常に適したものとしている。
【0013】 ワールド・ワイド・ウエブはいくつかの態様を有する。第1の態様はハイパー
テキスト・マークアップ・ランゲージ(HTML)として知られる言語であり、
それを用いてワールド・ワイド・ウエブを通して利用可能となるドキュメントを
記述することができる。HTMLドキュメントはテキスト、画像、およびインタ
ラクティブ機能を含むことができ、例えば画像のテキスト要素が別のドキュメン
トへのリンクを形成することができる。ユーザがページのリンク要素を選択する
と、リンクされたページがロードされる。
【0014】 ワールド・ワイド・ウエブの第2の態様はユニフォーム・リソース・ロケータ
(URL)および関連するハイパーテキスト・トランスポート・プロトコル(h
ttp)である。URLのsytaxは当業者にはRFC1630として知られ
たドキュメントに定義されており、ftp://sunsite.doc.ic
.ac.uk/rfcs/frc1630.txtとして見ることができる。ど
のようにURLを記述し、httpフェッチを実行するかを理解している、ネッ
トワーク上のコンピュータ上で走っているアプリケーションに対して1つのUR
Lを入力することによって、ユーザは、コンピュータに対して、そのローカル・
コンピュータまでルートを辿ることのできる、ネットワークにつながれた別のコ
ンピュータ上の公開された場所からHTMLドキュメントのローカル・コピーを
要求(フェッチ)することができる。ドキュメントは、ブラウザを走らせている
コンピュータに対してローカルなURLでも指定することができる。従ってフェ
ッチャは、もしそこにあれば、コンピュータのローカルな記憶装置からそのドキ
ュメントを提供することができる。
【0015】 ワールド・ワイド・ウエブの第3の態様はブラウザである。これは、HTML
で書かれたドキュメントを返すことができ、またローカルのhttpフェッチャ
と交信してフェッチャによってフェッチされたHTMLドキュメントがブラウザ
によって返されるようにする、それらに対してローカルなコンピュータ上でユー
ザによって使用されるアプリケーションである。
【0016】 ここで考えているワールド・ワイド・ウエブの第4で最後の態様はサーバであ
る。これはコンピュータ上で走るプログラムであり、リモート・コンピュータに
よってなされる、そこからページをフェッチせよとの要求を記述でき、そしても
しもサーバ・プログラムを実行するコンピュータ上で、関連するHTMLドキュ
メントが利用可能であって認証条件が満足されていれば、そのドキュメントを適
切なリモート・コンピュータへ送ることができる。サーバは共通ゲートウエイ・
インタフェース(CGI)として成文化されたアプリケーション・インタフェー
スをサポートする。このインタフェースは、ドキュメントを見るブラウザを動作
させているユーザによってそれらの状態を変化させることができる特定のHTM
Lドキュメント要素(チェックボックス、ボタン、テキスト領域等)が、サーバ
として機能しているマシン上で走る2次的アプリケーションへそれらの状態を通
信することを許可し、また適切なスクリプトによって特別仕様のHTMLドキュ
メントを動的に生成することを許可するため、従ってそれらは提供することがで
きる。
【0017】 HTMLおよびhttpに関する公式な仕様はhttp://www.w3c
.org/で見ることができるし、広く採用されているワールド・ワイド・ウエ
ブ・サーバおよびCGIの詳細はhttp://www.apache.org
/で見ることができる。
【0018】 既存のシステムはジャンク・メールの問題に対して、受け手によってeメール
に対して適用されるフィルタを設けることによって部分的に対処している。それ
らはメッセージを調べて、それらの“From:”または“Subject:”
フィールド、またはそれらの本体テキスト内で何らかの条件との一致を探す。こ
の方式における主要な問題点は、ジャンクeメールがフィルタによって容易に一
致を取ることのできるような首尾一貫した1組の特徴をこのスコープ内で持たな
い傾向を有することである。このため、受け手は特別な文字のeメールを捕らえ
るために常にフィルタを定義および改善する必要があり、その一方で、ジャンク
でないeメールを不注意に捕らえてしまう危険を最小にする努力をしなければな
らない。
【0019】 別のやり方は欧州特許出願第EP−A−0,813,162号に述べられてい
る。そこでは、ユーザは与えられたメッセージがジャンクであるかどうかを判断
することができて、もしそうであれば、メール・サーバに対してその事実を伝え
て、そのメッセージを同じマールサーバを利用する他のユーザのメールボックス
から除去させることができる。
【0020】 1つの態様から眺めると、本発明は電子メールを処理するための装置を提供し
、前記装置は: 第1メール・サーバからユーザ宛ての電子メール・メッセージをフェッチする
ためのメール・フェッチ論理であって、前記装置が第1メール・クライアントと
して前記第1メール・サーバと相互作用するようになったメール・フェッチ論理
; 前記メール・メッセージが前記ユーザにとって望まれないものであることを示
す前記電子メール・メッセージ内の少なくとも1つの予め定められた特徴点を同
定し、それによって前記電子メール・メッセージを、望まれる電子メール・メッ
セージかあるいは望まれない電子メール・メッセージかのいずれかに指定するた
めのメール・フィルタリング論理; 前記メール・フィルタリング論理によって指定された少なくとも望まれる電子
メール・メッセージを記憶するためのメール記憶;および 第2メール・クライアントからのメール配信要求に応答して、前記ユーザ宛て
の望まれるメールを前記メール記憶から前記第2メール・クライアントへ配信す
るためのメール配信論理であって、前記装置が第2メール・サーバとして前記第
2メール・クライアントと相互作用するようになったメール配信論理; を含む。
【0021】 クライアントとサーバとの間の電子メールの送信は、従来技術で知られるいく
つかの既知のメール輸送プロトコルのうちの1つを使用することができる。本発
明の好適な実施の形態では、末端クライアントとメイン・サーバとの間ではPO
P3プロトコル(IMAPを使用してもよいが、IMAPのようなプロトコルよ
りもむしろ)が使用される。これは、POP3の使用によって、そのような既存
のシステム中でサーバに対してなんら変更を加えることなく本発明を既存のシス
テムに追加できるためである。以下の取り扱いの中で、既存のサーバおよびフィ
ルタ・システムと、フィルタ・システムおよび末端ユーザ・クライアントとの間
のメール輸送はPOP3であるとして扱われる。しかし、本発明のスコープは、
この目的でPOP3を使用する実施の形態に限られないことに注意されたい。
【0022】 特に、本発明はプロキシ・システム(明確に個別のコンピュータ装置としてで
あっても、あるいはモジュール的なソフトウエア部品であってもよい)を含むこ
とができ、それはPOP3サーバとPOP3クライアントとの間に挿入すること
ができ、それにより本システムは電子メールをPOP3サーバから取り込み、自
動的にフィルタを通して1組の規則に従ってジャンク・メールを除去し、次にフ
ィルタを通ったメールを第2のPOP3ストリームを介してクライアントへ送る
(このように、元のクライアントに対してはPOP3サーバであるように見える
)。この構成において、元のPOP3サーバには何も変更を加える必要がないし
、POP3クライアントに対して唯一施すべき変更は、元のサーバからではなく
てプロキシからPOP3を受信するようにそれを構成することを含む。本システ
ムが従来技術のシステムより優れている点は、プロキシのアドミニストレータが
POP3サーバ上で管理特権を有する必要がなく(これは、本発明の好適な実施
の形態では、それに対して何も修正を施す必要がないためである)、またフィル
タ操作がクライアントではなくてプロキシによって実行されるため、フィルタ処
理によってクライアント側に要求されるローカルな計算は、プロキシがその場に
ない場合に要求されるものよりも多くない(このことはクライアントが当業者に
は既知のタイプの、“シン”デバイスの場合に重要である。それはそのようなデ
バイスはeメールを処理し他のタスクを実行するための計算パワーをほんのわず
かしか有していないからである)。
【0023】 自動的フィルタ処理の後でシステムがジャンクと考える電子メールは、オプシ
ョンとして、またプロキシのアドミニストレータによって設定された構成とは独
立に、POP3によって配信されるよりもむしろ、ユーザ当たりの“据え置き(
deferred)”メールボックスに配置されるか、廃棄されるかのいずれか
である。この“据え置き”メールボックスはプロキシ上の大量記憶の1つの領域
であって、電子メールをそこに記憶し、取り出し、元の意図された受け手に提供
することができる。本発明の好適な実施の形態では、据え置きメールボックスの
内容は、安全なワールド・ワイド・ウエブ・ページを介してユーザによる検査の
ために提供することができる。ユーザは彼らの据え置きメールボックスにワール
ド・ワイド・ウエブ・ブラウザを介してアクセスし、チェックボックス、および
アクション・ボタンを使用して、据え置きボックスから彼らのメインPOP3ボ
ックスへ移されたメッセージを受け取るか、あるいは消去することを選ぶことが
できる。
【0024】 スクリーニング尺度をパスした何らかの特別な電子メール・メッセージがメッ
セージの宛先である受け手による検査でジャンクを含むことが分かった場合、ユ
ーザはワールド・ワイド・ウエブ・インタフェースを使用して、メッセージのジ
ャンク的な性質をサーバに伝えることができる。もし複数の(この数はプロキシ
のアドミニストレータによって決められる)ユーザが1つの特別なメッセージに
対してジャンクであるとマークした場合には、それはシステムから自動的に消去
される。据え置きメールボックスは、据え置きメールボックスが大きくなり過ぎ
ないように、アドミニストレータが決める時間長(適当な時間間隔として1週間
が提案される)そこに置かれたメッセージに対して自動メッセージ消去を施され
る。 本発明の実施の形態について、ここで一例として添付図面を参照しながら説明
しよう。 図面で、コンピュータ・システム中のハードウエア項目は、ハードウエアの項
目の名前である文字列を矩形のボックスで囲むことによってそのコンピュータ・
システム上で走るソフトウエア項目から区別している。
【0025】 (概要) 本システムは、POP3サーバ上に存在するeメール・メッセージに対してプ
ロキシを介してアクセスすることを許容し、それによってプロキシはeメールが
プロキシのユーザによってダウンロードされるときにフィルタ操作を実行する。
オプションとして(プロキシのシステム・アドミニストレータによって設定され
た構成に従って、そしてもしプロキシがメインPOP3サーバから分離したハー
ドウエア上で走っていれば)、プロキシのユーザによって受信されるべきリモー
トPOP3サーバ上に記憶されているすべてのeメールは、アドミニストレータ
によって構成可能な時刻にプロキシによって“回収”され、プロキシ内部にキャ
ッシュされよう。フィルタ操作は末端ユーザのシステムから離れて実行されるた
め、この末端ユーザのシステムはフィルタ操作を実行するためにローカルな計算
パワーを注ぎ込む必要はなく、末端ユーザのシステムにおいて要求される唯一の
構成変更はユーザのeメール・クライアントがどのPOP3サーバを指定すべき
かに関する情報を変更することである。POP3サーバは修正を必要としない。
【0026】 それらがプロキシ装置に関するアカウントを有するお陰で、POPまたはAP
OPと、関連の認証とを用いてPOP3プロキシに接続できる末端ユーザは信頼
できるグループを形成する。各ユーザはプロキシ上に提供される2つのファイル
スペース領域を有し、そこへアクセスできる。それらは、POP3を用いてアク
セスできるメインのメールボックスと据え置きメールボックスとである。もし1
人のユーザへの1つのメールがフィルタによってジャンクeメールの疑いがある
とマークされれば、それはユーザの据え置きメールボックスへ移されて、そこで
それは認証されたワールド・ワイド・ウエブ・インタフェースを介してユーザに
よって見ることができる。ボタンやチェックボックスのようなワールド・ワイド
・ウエブ・インタフェース内のインタラクティブ要素を使用することによって、
ユーザはプロキシに対して据え置きメールボックス内のどのeメールが本当にジ
ャンクであるか、およびどれをユーザのメイン・メールボックスへ移動させてそ
れらがPOP3を介して収集できるようにすべきかを伝えることができる。プロ
キシはそれが保有するすべてのeメール・メッセージのデータベースを保持して
、十分な数のユーザが与えられたメッセージに対してジャンクであるとマークし
た場合には、そのメッセージはすべてのユーザのメールボックスから除去されて
、まだそれを読むべきだったユーザはそれをすることによって彼等の時間を浪費
することがなくなる。据え置きボックス内に保有されているeメール・メッセー
ジは、それらが受信されてから構成可能な時間が経過した後で自動的に消去され
るため、据え置きメールボックスの大きさは、プロキシ上に導入されたファイル
記憶システムをその容量をいっぱいにするまで大きくなることはない。
【0027】 このように、プロキシを利用する人々のグループは、彼等のPOP3eメール
を自動的にフィルタリングされるためジャンク・メッセージをダウンロードする
必要がないことによって恩恵を得る。しかし、彼等のPOP3メールボックスか
らフィルタリングで排除されたメッセージを含む第2の領域を彼等は有しており
、どのメッセージが実際にジャンクであるかを判断するために、彼等は読むこと
を選ぶこともできる。もしも彼等がジャンク・メッセージを発見して彼等のワー
ルド・ワイド・ウエブ・インタフェースを介してそのメッセージの特徴をサーバ
に伝えれば、そのメッセージはすべてのユーザのメールボックスから除去され、
従ってジャンク・メッセージを最初に読んだ人々がグループ全体に恩恵を与える
ことになる。
【0028】 (動作環境) 図1はユーザ・クライアント101がPOP3サーバ102へ、そしてそこか
ら更にインターネット103へ接続するための典型的な構成を示す。ここで、破
線105は、インターネットとイントラネット(ルータ、モデム、モデム・コン
セントレータ、およびその他物理メディア104、106、107をリンクする
ために使用される機器は図示されていない。ここで104は通常は電話またはI
SDNラインであり、106および107はイーサネット(登録商標)またはそ
の他同じ物理的場所に位置するマシン間で一般的に用いられる高速の相互接続で
あり、それに沿ってeメールが伝わる)が接続する地点、およびクライアントが
それにローカルなサーバのサポートを有しない場所を示す(これは個人ユーザに
サービス提供するインターネット・サービス・プロバイダにとって最も普通の構
成である)。また図2は、POP3ホスト102がイントラネット内に位置し、
そのため末端ユーザのクライアント・システム101に対してずっと広い帯域幅
のリンク204(例えば、10BaseTイーサネット(登録商標)・リンク)
を有する、ネットワークの別の構成を示している。この構成は末端ユーザの端末
としてシン・クライアントを走らせている小規模オフィスではより一般的である
。インターネット103に対するより低速のISDNや電話リンク205はPO
P3サーバのクライアントから遠い側に位置している。
【0029】 図3および図4は図1および図2に示されたネットワーク内のプロキシ301
の場所を示す。図5は図4に示すシン・クライアントまたは複数クライアントの
場合のより砕いた詳細を与えており、末端ユーザのシン・クライアント端末、P
OP3プロキシ・ホスト、およびPOP3サーバ中に存在する個別計算要素(C
PU、ネットワーク・インタフェース、メモリ、ファイル記憶ユニット)を示し
ている。ユーザのシン・クライアント101上で中央処理ユニット(CPU)5
01はメモリ502およびI/Oコントローラ503へつながれている;I/O
コントローラはキーボード504、ポインティング・デバイス505、およびモ
ニタやドメスティック・テレビジョンのようなディスプレイ・システム506を
サポートする。シン・クライアントはネットワーク・インタフェース507(こ
れは、イーサネット(登録商標)・アダプタ、公衆電話回線で動作するように設
計されたモデム、ISDNモデムおよびターミナル・アダプタ、ケーブル・モデ
ム、あるいはその他何らかのネットワーク・インタフェースでよい)を含み、そ
れ自身にローカルな適当なネットワーク・スタックであるワールド・ワイド・ウ
エブ・ブラウザ508、およびPOP3プロトコルを介してeメール受信をサポ
ートするeメール・パッケージ509を実行する。シン・クライアントはローカ
ルなファイル記憶容量を持たないが、その代わりにサーバ(これは別の機能を果
たすメインPOP3サーバか、あるいは全く別のサーバでよい)上のファイル記
憶を利用する。それは適当なネットワーク接続106を介してプロキシ装置10
2へリンクする。
【0030】 プロキシ装置のハードウエア301はCPU510、メモリ511、I/Oコ
ントローラ512、および上で述べたタイプの1個または2個のネットワーク・
インタフェース513、514(プロキシを導入するネットワークの正確な構造
に依存する)を含む。I/Oコントローラ512はハードディスク・ドライブ等
のファイル記憶デバイス515をサポートする。またI/Oコントローラはキー
ボード、ポインティング・デバイス、およびモニタ等のディスプレイ・システム
をサポートするが、これらのデバイスは一旦初期構成およびインストールが実行
されてしまえば永久的につないでおく必要はないであろうと考えている(その後
のすべての管理は認証されたワールド・ワイド・ウエブ・インタフェースを介し
て実行されると想定している)。プロキシ装置はそれ自身にローカルに適当なネ
ットワーク・スタック(単数または複数)であるワールド・ワイド・ウエブ・サ
ーバ516、ファイル記憶デバイスにローカルに記憶されているeメール・メッ
セージの性質および状態の詳細を含むデータベース517、ユーザ・マッピング
の詳細を含むデータベース518、POP3クライアント519、POP3サー
バ520、およびフィルタ・システムを具体化するデータベースとワールド・ワ
イド・ウエブ・サーバの操作プログラム521の組を実行する。
【0031】 あるいは、プロキシを純粋に1組のソフトウエア部品としてメインPOP3サ
ーバ102に組み込むこともできる。POP3サーバ(これは、CPU522、
メモリ523、I/Oコントローラ524、1個または複数個のファイル記憶デ
バイス525、および1個または複数個のネットワーク・インタフェース526
を含み、またそれに対してローカルに1または複数のネットワーク・スタックで
あるメール伝達エージェント、およびPOP3サーバ527を既に走らせており
、同時に他の無関係なサービス528を実行するための、コンピュータが実行可
能なコードを走らせていると想定される)はこの場合、内部の呼び出しおよびメ
ッセージ伝達機構を介して既存のPOP3サーバと交信するためのPOP3クラ
イアント519、ワールド・ワイド・ウエブ・サーバ516、2つのデータベー
ス517および518、POP3サーバ520、およびフィルタ・システムを具
体化するデータベースおよびワールド・ワイド・ウエブ・サーバ操作プログラム
521の組をそれに対して加えることができる。
【0032】 図6は、POP3プロトコルを使用してメッセージ交換を実現し、またここに
メッセージ・フィルタリング・サービスを提供するように開示されたシステムを
使用する電子メール・システム要素の概念的な全体図が示されている。メッセー
ジの送り手のeメール・システム601は、受け手リストおよびタイトルの指定
を含むeメール・メッセージを送り手が合成することを許容する合成機構602
を含む。このeメールはメール転送エージェント603へ送られて、そこでそれ
は意図する受け手のアドレスへ送られる。しばしば、メッセージはインターネッ
ト103を利用してリモート・コンピュータへ送られる。もし意図された受け手
が送り手と同じコンピュータにアドレスを持っていれば、インターネットは利用
されず、その代わりメッセージ配信は送り手および受け手のアカウントに対して
ホストとなるコンピュータによって処理される。オプションとして、メッセージ
のコピーが、彼らがそこから送信しているシステム上か、あるいは彼らのサイト
にローカルなサーバ上のその他のファイルシステム上に常駐する送り手のファイ
ルスペースに記憶される。もしそのメッセージがPOP3サーバ102が担当す
るアドレスを持つユーザ宛てのものであれば、そのメッセージはインターネット
を通して、POP3サーバのメール転送エージェント604によって処理され、
そのシステム上に存在するファイル記憶デバイス上に常駐する、ユーザのPOP
3メールボックス605へ送られる。もし使用するフィルタ・システムの実施の
形態がプロキシ等の分離したハードウエア装置301を使用していれば、そのメ
ッセージはメールボックス605に残され、ユーザが彼らのクライアントからプ
ロキシへ接続するときに収集できるように準備しておく(もしプロキシが回収モ
ードで動作していなければ)。もしフィルタ・システムの要素がPOP3サーバ
に対してホストとなる同じハードウエア上にインストールされていれば、メール
はローカルに収集される。メールは以下の“eメールをフィルタリングおよび採
点するための自動機構”セクションで詳細に述べられるように、プロセス606
を用いてフィルタを通され、プロキシ上に常駐するユーザのメインPOP3メー
ルボックス607またはユーザの据え置きメールボックス608へ配信される。
【0033】 (動作概要) (メッセージのフェッチ、自動フィルタリングおよびPOP3配信) ユーザは、ユーザにとって都合のよいときに、新しいメールが到着しているか
どうかを判断するために彼のPOP3メールボックスを調べることを選択する。
もし使用しているフィルタ・システムの実施の形態がプロキシ等の分離したハー
ドウエア装置を含んでいれば、ユーザはそのプロキシ・デバイス上で走っている
POP3サーバへ接続して、公認されたPOPまたはAPOP認証機構を用いて
彼自身を認証する。もしプロキシ・デバイスが“回収”方式ではなく接続ごとに
メールをフィルタに通すように構成されていれば、プロキシ・デバイスは、認証
されたユーザが接続を行い、データベース中でユーザのメインPOP3サーバの
適切なアドレスと、ユーザがそのサーバ上で彼自身を認証させるためのUser
IDおよびパスワードを検索するのを見る。次に、プロキシはユーザのメインP
OP3サーバへコンタクトして、接続されたユーザのUserIDおよびパスワ
ードを用いて、認められたPOPまたはAPOP認証機構を通してそのサーバに
彼自身を認証させる。更に、認められたPOP3機構を使用してPOP3セッシ
ョンを終了する前にユーザのメールボックスで待っているすべてのメッセージを
それ自身へ転送させる。フェッチされた新しいメッセージごとに、プロキシは次
に、次のような動作を次の順序で実行する: ・プロキシはメッセージ・ヘッダをチェックして、プロキシのシステム・アドミ
ニストレータによって維持されるグローバルなキルファイルに収められた基準を
満たしているかどうかを調べ、キルファイル中にメッセージ破棄を明確に指定し
た基準に合致するすべてのメッセージを破棄する。 ・プロキシはメッセージ・ヘッダをチェックして、ユーザによって維持され、彼
が意図された受け手であるメッセージに対して適用すべきグローバルなキルファ
イルに含まれる判断基準を満たしているかどうかを調べ、キルファイル中にメッ
セージ破棄を明確に規定した判断基準に合致するすべてのメッセージを破棄する
。eメール・データベースをチェックして、メッセージの“Message−I
D:”フィールドに合致するレコードの存在を調べる。もしそのようなレコード
が見つからなければ、“Message−ID:”フィールド、プロキシの認証
されたユーザのアドレスに一致するアドレスを有する意図されたメッセージ受け
手の数を示す整数、名指しされたユーザに関するメッセージの状態(フィルタを
通して有効とされた、フィルタを通してジャンクとされた、あるいは手動でジャ
ンクに分類された)、およびeメールの受信時刻が1つのレコードに統合されて
、データベースに追加される。もしメッセージの“Message−ID:”フ
ィールドに一致するデータベース・レコードが見つかれば、そのレコードを調べ
てユーザが既にそのメッセージのコピーを受信しているかどうかが判断される。
もしそうであれば、そのメッセージは破棄される。もしユーザがこのメッセージ
のコピーをまだ受信していなければ、そのレコードに名指しされたユーザに対す
るメッセージの状態を示すフィールドが加えられ拡張されて、そのeメールの受
信時刻を表すフィールドがそのeメールのこのコピーを受信した時刻で更新され
る。 ・プロキシは次に、導入された採点フィルタ(採点フィルタについては、下記の
“eメールをフィルタリングおよび採点するための自動機構”に説明されている
)を列挙して、メッセージ・ヘッダおよび本体テキストを順に各フィルタへ発送
する。各フィルタは正の整数を返す。この整数が大きいほど、発送されたメッセ
ージとフィルタがジャンク・メールと考えたものとの一致はより近い。 ・プロキシはフィルタから返された整数の各々に個々の重み(システム・アドミ
ニストレータによって決定され、各フィルタが有用なeメールからジャンク・メ
ールを信頼性高く分離する能力に対する彼の自信を反映する)を乗じ、その重み
付け整数を加算し、その和をメッセージの意図された受け手およびシステム・ア
ドミニストレータによって彼らの構成ファイルの中に設定されるしきい値と比較
する。ユーザはしきい値を供給する必要はない。もしユーザが値を供給しなけれ
ば、デフォルト値としてプロキシのシステム・アドミニストレータが設定した値
が使用される。もしシステム・アドミニストレータおよびユーザの両者が値を供
給すれば、高いほうの値が比較で用いられる。 ・もしその和がしきい値に等しいかそれより大きければ、そのメッセージはユー
ザの据え置きメールボックスへ移される。もし和がしきい値よりも小さければ、
そのメッセージはユーザのメイン・メールボックスへコピーされ、そこからユー
ザは彼の現在のセッションの一部を構成するPOP3トランザクションを介して
それを取り出すことができる。
【0034】 もしもプロキシ・デバイスが“回収”モードで動作するように構成されていれ
ば、プロキシは、プロキシのシステム・アドミニストレータによって決定できる
時点でプロキシの認証されたユーザごとに、メインPOP3サーバとのPOP3
接続を確立し、メインPOP3サーバとの間でそれ自身を正しいユーザであると
認証させ、各ユーザのメールボックスから待機中のすべてのeメールを順番にフ
ェッチしPOP3セッションを閉じ、そして各メッセージに対して順に、上で示
したプロセスを用いてメッセージに操作を施す。
【0035】 もしも使用されるフィルタ・システムの実施の形態がプロキシ等の分離したハ
ードウエア装置の使用を含まなければ、プロキシは、POP3サーバのメール転
送エージェントによる処理の後で、ユーザのPOP3メールボックスにメッセー
ジが到着するとき、あるいはそれから少し後でメインPOP3サーバからメッセ
ージを収集するであろう。次にメッセージは上で示したプロセスを用いて順番に
操作されよう。
【0036】 (据え置きメールボックスおよび手動でのジャンクeメール分類の説明) ユーザの据え置きメールボックスの内容はワールド・ワイド・ウエブ・インタ
フェースを介してユーザによって操作される。HTMLドキュメントは当業者に
は既知の方法を用いてCGIスクリプトによって記述され、ユーザのワールド・
ワイド・ウエブ・ブラウザが据え置きメールボックスの各メッセージに関する情
報(“From:”フィールド、“Date:”フィールド、“Subject
:”フィールド等)を含むドキュメントを彼に対して提示する。特定のメッセー
ジに関連する情報の各組がリンクを構成するので、メッセージ・ヘッダおよび本
体テキストは、もしもそのリンクをユーザのポインティング・デバイスでクリッ
クすれば別のHTMLドキュメント(HTMLマーク付けは別のCGIスクリプ
トによって実行される)のように全体が提示される。
【0037】 特定のメッセージに関連する情報の各組はそれに付随して2つのチェックボッ
クスを有するであろう。チェックボックスはHTMLの当業者には既知のように
“記入形式”の部分を含むユーザ・インタラクティブ要素である。1つのチェッ
クボックスはメッセージにジャンクとマークする機能を有し、他方はメッセージ
に有効とマークしてそれをPOP3を介して配信するためにユーザのメイン・メ
ールボックスへ移す機能を有する。可能な表示の例が図7に示されている。
【0038】 (データベース情報) 本発明の好適な実施の形態は、eメール・メッセージの一義的な“Messa
ge−ID:”識別子、プロキシの認証されたユーザであり各メッセージの意図
された受け手の数、eメール・メッセージを受信した認証ユーザのUserID
、そして与えられたメッセージの意図された受け手である各ユーザのキルファイ
ルおよび構成ファイルがそのメッセージのユーザのコピーを自動的に破棄させる
か、据え置きメールボックスにジャンクとして記憶させるか、あるいはPOP3
配信のためにメイン・メールボックス中に有用なメールとして記憶させるかに関
する情報、をデータベース中に保持する。このタイプのレコードの構造が図8に
示されており、データベースには“Message−ID”フィールドの内容に
ついてインデックスが作られる。
【0039】 第2のデータベースは認証されたユーザに関連するレコードを保持する。プロ
キシは複数のメインPOP3サーバと一緒に動作できるので、このデータベース
中の各レコードはそのプロキシに登録したユーザのUserIDによってインデ
ックスを付けられ、ユーザのメインPOP3のアドレス、リモートPOP3サー
バ上のユーザのUserID、リモートPOP3サーバ上のユーザのパスワード
、およびリモートPOP3サーバへの接続の認証がPOPかAPOPのどちらを
用いて行うべきかを表すフィールドを含む。このタイプのレコードの構造が図9
に示されている。
【0040】 (データベースおよびメールボックスの保守) eメール・メッセージのデータベースおよびユーザの据え置きメールボックス
は時間とともにサイズが大きくなるため、それらが満杯になり、またプロキシに
よって使用されるファイル記憶デバイスがオーバーフローしようとするのを阻止
するために、定期的に動作する機構を設けておく必要がある。そのような機構は
好適な実施の形態では毎日動作し、プロキシのシステム・アドミニストレータに
よってコンピュータの活動が低下すると予想されるときに実行されるようにスケ
ジュールされよう(保守プロセスの起動を時刻午前03:20に行うことが示唆
される)。
【0041】 eメール・メッセージ・データベースは、最初のレコードから始めて逐次的に
調べられ、このプロセスの中ですべてのレコードが調べられる。そのメール項目
をジャンクと指摘したユーザ数に対するそのメッセージがジャンクであると指摘
しないユーザ数との比と、そのメール項目がジャンクであると指摘したユーザの
絶対数が列挙されて、もしこれらがプロキシのシステム・アドミニストレータに
よってセットされた比および絶対値よりも大きければ、そのメッセージはそれを
受信したとレコードに記載されているすべてのユーザの据え置きメールボックス
から消去される。
【0042】 “最後の更新日付”フィールドが現在のカレンダーの日付と比較されて、もし
更新の日付と現在の日付との間の日付の差がプロキシのシステム・アドミニスト
レータによってセットされた適当なしきい値に等しければ、そのレコードは消去
される。インターネット中に存在する各種機構を通ってeメールが伝搬する典型
的な時間を知っているシステム・アドミニストレータは、同じメッセージの2つ
のコピーがそれらの間にかなり大きな時間差を持って到着するという事実に気づ
くであろう。そしてレコードを消去するしきい値はそのレコードが最後に更新さ
れてから7日後にセットされることが示唆される。
【0043】 据え置きメールボックスは別のアプローチを要求する。ユーザは休暇、病気、
出張等のために数週間も据え置き彼等のeメールを調べることができないことも
ある。従って、非常に極端な状況を除いて、それらのメールボックスの内容を自
動的に取り除くことは不適当であろう。その代わりに、定期的に動作する機構(
ここでも、好適な実施の形態では毎日動作する)が認証されたプロキシのユーザ
を列挙し、各ユーザの据え置きメールボックスの大きさを判定し、ワールド・ワ
イド・ウエブ・ドキュメントの形の要約版を作成してそれをプロキシのシステム
・アドミニストレータによってのみアクセス可能なワールド・ワイド・ウエブ・
ドキュメント領域に配置する。もしシステム・アドミニストレータが特定のユー
ザの据え置きメールボックスが大きくなり過ぎたと知れば、彼は彼の組織の方針
に従って適切な処置を施すであろう。
【0044】 (eメールをフィルタリングおよび採点するための自動機構) (アドミニストレータおよびユーザのキルファイル) キルファイルは通常は、eメール・システムよりもむしろUSENETニュー
スリーダに適用される。それは、ヘッダ行または本体テキストに見出されるeメ
ール・アドレスおよび/またはキーワードのリストと、それらに一致するメール
・メッセージをどのように取り扱うべきかに関する情報とを含む。1つのサイト
へのアクセスを誰が許容されるかを決定するために、Apacheワールド・ワ
イド・ウエブ・サーバの構成ファイルに使用されるモデルに従って、eメール・
プロキシは、特定のユーザからのものあるいはヘッダ行または本体テキストに特
定のワードが含まれるものを除いて、通過してくるすべてのメールを停止するか
、特定のユーザからのものあるいはヘッダ行または本体テキストに特定のワード
が含まれるものを除いて、すべてのメールを許可するか、あるいは特定のユーザ
からのものあるいはヘッダ行または本体テキストに特定のワードが含まれるeメ
ールを、検査のために管理責任者へコピーするかのどれかに構成することができ
る。従って、そのようなエントリは送り手のユーザ名、そのeメールが送られて
きたドメイン、および送り手が使用したeメール・クライアント・ソフトウエア
(いくつかのクライアントは他のものよりもスパムを作るのに向いているという
ことがある)のタイプについてチェックすることができる。
【0045】 アドミニストレータのキルファイルの効果はグローバルなものとして扱うべき
である。すなわち、アドミニストレータのキルファイル中の任意のエントリはサ
ーバからプロキシへ通過するeメールの任意の項目に適用される。ユーザのキル
ファイルは適用範囲を特定ユーザに宛てたeメールに限るべきである。プロキシ
装置の一部として記憶されるキルファイルは、認証されたftpやNFSのよう
なファイル・エクスポート機構によってそれぞれ対応する所有者に対して利用可
能とされよう。あるいはキルファイルはユーザのワークステーション上に構築お
よび保守されて、プロキシへeメールで送られる。キルファイルの一例は表1に
見ることができる。
【0046】
【表1】
【0047】 (メッセージ採点) もしも1通のeメールがシステム・アドミニストレータまたはメールの受け手
によって導入されたキルファイルによって明確に阻止されなくても、それがジャ
ンクやスパムeメールであるかないかを判定するためにそれをコンピュータによ
って選別する方法は数多くある。しばしば独立したフィルタが使用されるが、以
下に概略を説明する方法をモジュール構造の一部として用い、その中で一旦テス
トが実行されればテスト結果を数値として取り扱うことができる。この値を次に
そのメッセージに関する現在の合計に加えることによって、もしテストが実行さ
れた後の合計がユーザまたはシステム・アドミニストレータのいずれかが設定し
たしきい値よりも大きければ、そのメッセージを信頼できるユーザへ転送してそ
れが真にジャンク・メールであるかどうかを判断してもらうか、あるいは構成に
従うコンピュータによって破棄することができる。
【0048】 次のメッセージ採点尺度は、システムによって実行されるテストの集合全体を
含むことは決してない。むしろ、それらはそこにおいてテストのための一揃いの
メッセージ採点を構築するための有用な出発点として働く。これらのテストに加
えて、例えば、フリーウエアUSENETニュースリーダ“slrn”(これの
ソース・コードはftp://sunsite.doc.ic.ac.uk/で
入手できる)によって使用されるような文字列一致および関連文字列一致法を採
点プログラムに変換してもよく、特に、進歩した採点プログラムでは、ジャンク
eメール、特にスパムにおいて発生する傾向のある既知のパターンに対してメッ
セージを同定および重み付けするためにニューラル・ネットワーク技術が採用さ
れている。
【0049】 例示のために、表2および3に再現された2通のスパムのメッセージ・ヘッダ
について見てみよう。
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】 ここで、以下のような採点機構を適用する:
【0053】 (ヘッダの完全性) “Received:”フィールドの順番についてヘッダを調べる。表2から
明らかなように、ヘッダ内の最後に印刷された“Received:”フィール
ドから始まって、最初に印刷された“Received:”フィールドまで調べ
ると、メッセージのたどった経路はIBMからAries Researchか
らNetcom、そして最後はArgonetである。しかし、注意してほしい
のは、“From:”フィールドがヘッダの途中に挿入されているため、“Re
ceived:”フィールドの流れが中断されていることである。通常は、すべ
ての“Received:”フィールドはヘッダの中で1つの連続したブロック
を構成するはずである。“Received:”フィールドを分割するこの操作
はスパムeメールを示唆する。このように、このメッセージ・ヘッダ中の“Fr
om:”フィールドの位置はそのメッセージが1通のスパムである可能性が高い
ことを示唆し、それに従った点数を付けられよう。また、表3では、当業者には
明らかなように、mail.roverdigger3.net(195.75
.899.454)のIPアドレスとして返された数字列が、明らかにIPアド
レスに割り当てられた範囲外にある。ICMPのようなプロトコルを用いて“R
eceived:”チェーン中の各ホストの存在を検証する完全性チェックでは
、このメッセージは大きな整数を返すことによって非常に疑わしいと採点されよ
う。
【0054】 (プロキシはメッセージの送り手に返信できるか?) ジャンクeメール、特にスパムはそのヘッダを送り手が修正しているため、見
かけの送り手が偽のeメール・アドレスを持つ場合がある。これは、スパムにつ
いて文句を言う受け手からのメッセージが、送り手のサーバ資源を浪費しないよ
うにするために一般的に行われる。従って、送り手のeメール・アドレスの有効
性を検証することはメッセージがスパムであるかどうかを判定する別の有効な方
法である。
【0055】 送り手の見かけのeメール・アドレスの有効性は次のようにして検証できる:
・ “Reply−To:”フィールドを、もしそれが存在すれば、メッセージ
・ヘッダから抽出する。もし“Reply−To:”フィールドが存在しなけれ
ば、“From:”フィールドを抽出する。 ・ このフィールドからドメイン成分(“@”の後の文字列)を抽出する。 ・ そのドメインに関するドメイン・ネーム・サーバでMXレコードを探し、そ
のドメインの中で彼等宛てに転送できるeメールを有するものとしてマークされ
たマシンを列挙する。 ・ このリストの第1のホストに対してそのユーザ(そのユーザのIDはeメー
ル・アドレスの“@”より前にある成分)の存在を質問する。 ・ もしそのユーザが見つからなければ、上のユーザの存在を尋ねる上の質問を
リスト上の次のホストへ送る。 ・ この質問を、メールを受信できるそのドメイン上のすべてのマシンに送るこ
とによってもそのユーザが見つからなければ、テスト・メッセージを作成し、リ
スト上の最初にマシンとの間で“送信準備”のネゴシエーションを実行する。 ・ もし“送信準備”ネゴシエーションが拒否されれば、それはそのユーザID
がエクスパンダに関するエイリアスではなく、従って、そのサイトにおいて未知
であることを意味する。従って、そのメッセージは高い確度でスパムであると考
えられ、相応の採点を与えることができる。
【0056】 (複数ユーザによって受信される共通のメッセージ) 各ユーザによって受信される各メッセージのメッセージIDのレコードはプロ
キシ上に記憶されるデータベースに保持される。データベースはメッセージID
によってインデックスが付けられており、各レコードの内容は、同じメッセージ
のコピーを受信したプロキシの認証ユーザを列挙するフィールドを含んでいる。
もし1つのメッセージが多数のユーザによって受信されれば、それは、そのプロ
キシのユーザを含む信頼できるグループのユーザへの正当な回覧であるか、ある
いはジャンクであろう。
【0057】 (送り手のホスト) 従来技術を用いて、送り手のeメール・アドレスの“@”に続く部分をチェッ
クして、スパムおよびその他のジャンクeメールが発信されることが知られてい
る既知のアドレスの、定期的に更新されるリストと照合することができる。この
例では“メール悪用保護システム実時間ブラックホール・リスト(MAPS R
BL)”として知られたそのようなリストはhttp://maps.vix.
com/に維持されている。
【0058】 (タイトル・フィールドおよびメッセージ本体内容) いくつかの場合には、タイトル・フィールドまたはメッセージの本体テキスト
の内容が、与えられたeメールがジャンク・メッセージであるかどうかを信頼性
よく示すことができる。例えば、配布リストの加入および脱退要求は通常、“s
ubscribe”または“unsubscribe”というワードで始まる1
行の本体テキストを含む。同様に、スパム・メッセージは過剰なエクスクラメー
ション記号(2個以上のエクスクラメーション記号の連続ブロックは珍しくない
)、ドル記号、および特殊な言い回しを含む傾向がある。このような選別法は従
来技術のもので、ジャンクeメールが通常はそれらの領域に独特な特徴をもたな
いということが制限になっている。
【0059】 各々の採点尺度は、着信するeメール・メッセージに適用される場合、それが
そのメッセージをジャンクであると信ずる程度を示す正の整数を返すことができ
る。そのメッセージが一旦、導入されている採点用のすべてのフィルタを通過す
れば、各尺度からの個々の点数は、各尺度がジャンクeメールを有用なeメール
から区別できる能力にプロキシのアドミニストレータが寄せる確信の程度に応じ
て重み付けされ、加算される。この和はプロキシのアドミニストレータおよびユ
ーザによって定義されたしきい値と比較される。もし和がしきい値に等しいかそ
れより大きければ、そのメッセージをすべてのユーザのメールボックスから消去
する、あるいはすべてのユーザの据え置きメールボックスへ移すと定めることが
できる。
【0060】 (安全性) 当業者は理解されるであろうが、据え置きメールボックスを提供するために好
適な実施の形態において使用されるワールド・ワイド・ウエブ・サーバは3つの
主要なやり方、すなわち、ユーザが彼の据え置きメールボックスの内容を示すC
GI構成のドキュメントへアクセスすることを許可する前に、彼のアイデンティ
ティを検証するためにユーザに対してUserID−パスワードの質問−回答認
証要求を提供するようにサーバを構成することによって、またはサーバが安全な
httpプロトコル(https)を使用してドキュメントの提供を要求するこ
とによって、あるいはこれらの両方によって、安全なものとすることができる。
このように、メッセージの明確な消去および/またはメッセージをジャンクとす
る手動採点を指定する直接的なユーザ要求を押し通して成功することは非常に困
難である。
【0061】 与えられたユーザがメインPOP3サーバへアクセスするためのUserID
、パスワード、およびアクセス方法はデータベースに保有され、プロキシのシス
テム・アドミニストレータのみがアクセス可能な(ここでも、質問−回答および
/またはhttpによって安全なものとされる)スクリプトによって管理される
ため、システムはこの点に関してはプロキシのシステムの管理責任者と同じよう
に信頼できるものとなる。もしプロキシがインターネットの一部を構成し、メイ
ンPOP3サーバがインターネット全体の一部であれば、プロキシのPOP3ク
ライアントがAPOPを実行する能力は、もし末端ユーザ・クライアントが通常
のPOP認証しか実行できなければ、事実上、安全性の改善になる。
【0062】 (結論) 上で説明したシステムは、ユーザのメールボックスからジャンクとして分類さ
れたメッセージを取り除くことによって、ユーザに提供されるジャンクeメール
の量を減らすための自動的および手動的なフィルタ機構を採用し、またもしもロ
ーカルに位置し構成されていれば、低速のリンクを通ってリモートのメインPO
P3サーバへ彼等のeメールがダウンロードされるのをユーザが待つ時間を減ら
すことができるプロキシ・システムを提供することによって、従来のPOP3電
子メール・システムを大幅に改善することが理解されよう。
【0063】 更に、当業者であれば、ここに開示した好適な実施の形態に対して、本発明の
スコープから外れることなく各種の修正および変更を行いうることを理解されよ
う。従って、本発明のスコープは上に開示した特定の新規な実施の形態に限定す
べきではなく、以下に提示する特許請求の範囲およびそれの等価物によってのみ
公式に定義されるべきである。
【0064】 上で上に述べたプロセスはここに述べた実施の形態ではコンピュータ上で走る
コンピュータ・プログラムによって実行されよう。そのようなコンピュータ・プ
ログラムは記録媒体(例えば、磁気ディスクまたはテープ、光ディスクまたはR
OMのような電子メモリ・デバイス)上に当業者には良く知られた方法で記録さ
せることができる。適当な読み出し装置(磁気または光のディスク・ドライブ)
が記録媒体を読むとき、信号が生成されて、それがコンピュータに記述のプロセ
スを実行させる。
【0065】 少なくとも本発明の好適な実施の形態は次のものを提供する:
【0066】 メール・サーバ上で走っているプログラムに対して必ずしも修正や付加を必要と
せずに、既存のeメールのクライアント−サーバ・システムに付け加えることの
できる、装置、方法、システムおよびフィルタリングを実行するためのコンピュ
ータ・プログラム。1つの態様はメール・プロキシ装置であり、それは付加的な
コンピュータ装置(例えば、1つのCPU、1つのメモリ、1つのファイル記憶
システム、および1つまたは複数のネットワーク・インタフェースを含み、PO
P3クライアント、POP3サーバ、ワールド・ワイド・ウエブ・サーバおよび
データベース、そしてデータベースおよびワールド・ワイド・ウエブ・サーバを
操作する付加的なスクリプトを実現するコンピュータが読み取れるコードを実行
する)でよく、それは既存のクライアントおよび既存のサーバを含むネットワー
クに追加することができ、また既存のサーバに対してクライアントとして見られ
、また既存のクライアントのeメール・システムに対してはメール・サーバおよ
び安全なワールド・ワイド・ウエブ・サーバとして見られる;
【0067】 eメール・メッセージをフィルタに通して、前記メールのメッセージ・ヘッダお
よび本体テキストを解析することによってジャンクおよびスパム内容を選別除去
するためのコンピュータ装置(1つのCPU、1つのメモリ、1つのファイル記
憶システム、および1または複数のネットワーク・インタフェースを含む)を利
用するためのコンピュータが読み取り可能な形式にコード化すべき1組の尺度;
【0068】 上述の尺度を統合して、eメールがジャンクeメールである確からしさに関連す
るように自動的にeメールを“採点”し、システム・アドミニストレータおよび
意図された受け手によってセットされるしきい値およびオプションに依存して、
前記点数に応じて適切に処理するように、コンピュータ装置(1つのCPU、1
つのメモリ、1つのファイル記憶システム、および1または複数のネットワーク
・インタフェースを含む)によって利用できる一揃いとすること;
【0069】 1つのCPU、1つのメモリ、および1つのファイル記憶機構を用いて、安全な
ワールド・ワイド・ウエブに基づく提供機構を提供することによって、意図され
た受け手がeメール・メッセージを調べ分類することを可能とする据え置き電子
メール・システム。この態様はまた、提供阻止機構も含んでおり、それは与えら
れた分類のメッセージがそのプロキシ装置の他のユーザへ提供されることを阻止
する;
【0070】 POP3プロキシが、それの設定されたすべてのユーザに対するすべてのeメー
ルを回収してリモートPOP3サーバに収容し、そのリモート・サーバへの物理
的リンクがサービス提供されるときに、それのユーザに対して提供するためにそ
れ自身にローカルに保持するPOP3プロキシの能力;
【0071】 コンピュータが使用できる記憶媒体に埋め込まれた、コンピュータが読み取り可
能なコードであって、POP3メール・プロキシ・サーバを実現するコードを有
するコンピュータ・プログラム。このコードは、既存のPOP3メール・サーバ
がワールド・ワイド・ウエブ・サーバを実行していればそのPOP3メール・サ
ーバ上で実行されよう。そのため、既に走っているPOP3サーバ・プログラム
に対して、フィルタ・プロセスは見えない状態で実行される。従って、クライア
ントはPOP3プロキシ・プログラムと交信し、そこでスクリーニング・プロセ
スが実行されて、それは次に既存のPOP3メール・サーバとローカルに交信す
る;
【0072】 プロキシのPOP3サーバ部分はユーザ当たり2つのeメール保管場所を維持し
ているということ;1つはPOP3を介してのユーザの要求に応じて配信すべき
eメールを含み、他方は“据え置き”メッセージ(スクリーニング・システムが
ジャンクであると採点したメッセージ)を含み、それはCGIスクリプトによっ
て構築されたHTMLドキュメントへアクセスするためのワールド・ワイド・ウ
エブ・ブラウザを利用してアクセスでき、それによってユーザはeメール・メッ
セージを読むことができ、メッセージが真にジャンクであることを示すチェック
ボックスに印を付け、このメールボックスにあるメッセージをPOP3メールボ
ックスへ転送すべきことを示すチェックボックスに印を付け、このメールボック
スにあるメッセージを破棄すべきことを示すチェックボックスに印を付けること
ができる;そして、
【0073】 コンピュータが利用できる記憶媒体に埋め込まれた、コンピュータが読み取りで
きるコードを有するコンピュータ・プログラム。このコードは、コンピュータ上
で実行されたときに、コンピュータに受け手へのサービス提供を行わせる。もし
ユーザがプロキシのアドミニストレータであれば、そしてプログラム構成に依存
して、そのサービスには、特権をもたないユーザが利用可能なすべてのサービス
に加えて、着信するメッセージからジャンク内容をスクリーニングするために使
用される尺度を追加、修正、および構成するための能力、それに等しいかそれよ
り大きければそのメッセージを自動的にジャンクであると考えるかに関するしき
い値を設定する能力、すべてのユーザにジャンクであると考えられるメッセージ
を自動的にどのように扱うべきか(それらを据え置きメールボックスへ移すべき
か、あるいは破棄すべきか)を指示するための能力、プロキシに着信するすべて
のメッセージに対して、タイトルまたは本体内容についてスクリーニングする前
にスクリーニングすることについてキルファイルを指定または修正する能力、そ
のコードを実行するコンピュータの動作モード(接続ごとのプロキシまたは回収
)モードを指定する能力、メッセージが据え置きメールボックスに入ってからそ
れが破棄されるまでの時間を決める能力、および新しいユーザを承認して彼等が
プロキシを使用できるようにし、またプロキシの既存のユーザから認証を剥奪す
る能力、が含まれる;
【0074】 もしもユーザがフィルタ・サービスを使用する通常のユーザであれば、それら
のサービスにはジャンクな内容を除去するためにPOP3eメールをフィルタに
通すこと、ユーザ宛てに送られたもののうちでジャンクらしいとして分類された
メッセージの要約版をワールド・ワイド・ウエブで見られるようにすること、フ
ィルタによってジャンクらしいとして分類されたそのユーザ宛てのメッセージを
どのように取り扱うかを指示する能力、そのユーザ宛てのメッセージに対して、
タイトルまたは本体内容についてスクリーニングする前にスクリーニングするこ
とについてキルファイルを指定または修正する能力、および受信したeメールに
対してジャンクであるというフラグをセットして、プログラムがアドミニストレ
ータによって指示された尺度に従って他のユーザのメールボックスからそのeメ
ールのインスタンスを除去するようにする能力が含まれる。
【0075】 本発明の少なくとも好適な実施の形態の各種の態様が以下の条項に提示されて
いる。
【0076】 条項1 電子メール(eメール)を処理するためのコンピュータ制御型の方法
であって、次の工程、 (a)eメールを、複数の既知のeメール・サーバから、別になったコンピュー
タ装置(1つの中央処理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、お
よび1または複数のネットワーク・インタフェースを含む)、あるいは前記既知
のeメール・サーバ上に常駐しその上で走っているソフトウエア・システムへ抽
出する工程、 (b)各種のコンピュータ制御型の方法を採用して与えられたeメール・メッセ
ージがジャンクを構成するらしいことを判定する工程、 (c)前記特徴付けられたメールを、意図された受け手の主要なメールボックス
か、あるいはそのメッセージの特徴がそれがジャンクを構成するらしいことを示
す場合には、その受け手用の据え置きメールボックスへ配信する工程、 (d)ユーザが、彼の据え置きメールボックスにある個々のメッセージにアクセ
スして調べるためのインタラクティブな機構を提供する工程、 (e)ユーザが、彼の据え置きメールボックス中のメッセージをジャンクeメー
ルとして手動で分類するためのインタラクティブな機構を提供する工程、 (f)ジャンクeメールとして自動または手動で分類されたメッセージを、その
装置またはシステムの他のユーザへ提供することを阻止する工程、 を含む方法。 条項2 条項1、パート(b)のコンピュータ制御型の方法であって、メッセ
ージが: (a)各メッセージ中のヘッダおよび/または本体テキストを、システム・アド
ミニストレータおよび/またはそのメッセージの意図された受け手によって特別
な構成ファイル(“キルファイル”)に設定された基準とマッチングさせること
であって、その一致に依存して次の工程(b)へそのメッセージを渡すか、ある
いは消去すること; (b)上の工程(a)の処理によって消去されずに残った各メッセージを1組の
採点尺度へ渡して、そのメッセージがジャンクを含む可能性を示す特徴付けを各
メッセージについて得ること; (c)各メッセージ固有の特徴をデータベースに記録して、同じメッセージの複
数コピーの受信のレコードが工程(b)の採点尺度によって使用できるようにす
ること; によって特徴付けられる方法。 条項3 条項2、パート(b)の前記採点尺度の構造であって、メッセージ採
点のためのモジュール式の拡張可能な一揃いを含んでおり、そのため各尺度が、
与えられたメッセージがジャンクを含んでいる確かさを表す結果の数値を返すよ
うになった構造。 条項4 条項3の各採点尺度によって返される結果の数値に対して、システム
・アドミニストレータによって生成および維持されるファイルに従って、また各
尺度がジャンクeメールを有用なeメールから信頼性高く区別することに寄せる
彼の信頼を反映して適用される、コンピュータ実行型の乗算的重み付け、および
各メッセージを特徴付ける単一の尺度を生成するための前記重み付けされた結果
の加算。 条項5 条項2、パート(b)の一揃いの一部を形成するコンピュータ制御型
の採点尺度であって、メッセージ・ヘッダを分解し、次の: (a)ヘッダ中にすべてのIPアドレスの有効性; (b)“Received:”フィールドが連続したフィールド・ブロックを構
成するかどうか、あるいはそれらが不連続であるかどうか; (c)各“Received:”フィールドが隣接する“Received:”
フィールドと適切に関連しているかどうか(すなわち、各フィールドが、その直
下に“Received:”フィールドを加えるサーバからのメッセージの受信
を示しているかどうか); をチェックすることによってメッセージがスパムを構成する確からしさを判定す
る採点尺度。 条項6 条項2、パート(b)の一揃いの一部を形成するコンピュータ制御型
の採点尺度であって、見かけの送り手のeメール・アドレスの有効性をテストす
ることによってメッセージがスパムを構成する確からしさを判定する採点尺度。
条項7 条項6の尺度によって使用されるべきeメール・アドレスの有効性を
テストするコンピュータ制御型の方法であって: (a)前記見かけの送り手のeメール・アドレスのドメイン成分の抽出; (b)そのドメインに関するドメイン・ネーム・サーバ中でのMXレコードの検
索; (c)そのドメイン中で彼等に対して転送可能なeメールを有するとマークされ
たマシンの列挙; (d)列挙リスト中で各ホストに対して順番に見かけの送り手のeメール・アド
レスのユーザ成分に等しいユーザネームを持つユーザの存在を、送り手が見つか
るまで、あるいはリストのすべてのホストに尋ね終るまで質問すること; (e)リスト中のすべてのホストが質問されて、それらのどれもが見かけのメッ
セージ送り手のユーザとしての存在が確認されなかった場合、見かけの送り手宛
てにテスト・メッセージを構成して、リスト中の第1ホストとの間で“送信準備
”のネゴシエーションを実行すること; を含む方法。 条項8 各ユーザに対して2つのメールボックスを割り当てることであって、
条項1、パート(c)に開示されるように、有用であると考えられるメッセージ
を一方のメールボックス(“メイン”メールボックスと呼ばれる)へ配信し、条
項1のパート(b)のコンピュータ制御型のシステムによってコンピュータ実行
型の分類の結果でジャンクを含むことが疑われたメッセージを他方のメールボッ
クス(“据え置き”メールボックスと呼ばれる)へ配信するメールボックスの割
り当て。 条項9 条項1、パート(d)に開示されるように、据え置きメールボックス
の内容をそれの所有ユーザへ提示するコンピュータ制御型の方法であって、それ
によってそこにある各メッセージが調べられ、オプションとしてユーザによって
ジャンクとして分類される方法。 条項10 コンピュータ制御型の通知方法であって、それによって条項9の据
え置きメールボックスに対してホストとなるサーバが、ユーザから彼の据え置き
メールボックス中のメッセージがジャンクを構成することを教えられるようにな
ったコンピュータ制御型の通知方法。
【0077】 条項11 条項9のように、据え置きメールボックス内に含まれるeメール・
メッセージの、コンピュータ制御型のインタラクティブな要約版を提供するため
に、また条項1のパート(a)の装置上で実行されるCGIスクリプトへ渡せる
ようにURL内で通知の詳細を符号化することによって条項10の通知機構を実
現するために、ワールド・ワイド・ウエブ・インタフェースを使用すること。 条項12 条項1、パート(f)のコンピュータ制御型の方法であって、条項
9、10、および11のコンピュータ制御型の方法に従って手動でジャンクとし
て分類されたメッセージを消去する方法。 条項13 コンピュータ制御型の方法であって、装置(1つの中央処理ユニッ
ト、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、および1または複数のネットワー
ク・インタフェースを含む)の登録されたすべてのユーザに関する複数のリモー
ト・メール・サーバへ自動的に接続し、そこからすべての待機中のeメールをダ
ウンロードし、また非インタラクティブなバッチ処理において前記装置上に記憶
されている適当なメールボックス中の意図された受け手に従ってeメールをファ
イリングすることによって前記装置がeメール・プロキシ・サーバとして機能す
るようになった方法。 条項14 コンピュータ制御型の方法であって、条項3、5、6、および7に
開示される尺度採点の一揃いによって使用するために、メッセージが受信される
と各メッセージの顕著な性質をデータベースに記憶することによって、受信した
eメールを、それがジャンクを構成する可能性を判定するためにインデックス付
けするようになった方法。 条項15 電子メール(eメール)およびワールド・ワイド・ウエブ・システ
ムであって、1つの中央処理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構
、および1または複数のネットワーク・インタフェースを有し、前記システムが
: (a)eメール・クライアント機構およびeメール・サーバ機構であって、それ
らの機構が協調してeメール・プロキシ・サーバを提供するeメール・クライア
ント機構およびeメール・サーバ機構; (b)1組の機構であって、それによって、与えられたeメール・メッセージが
ジャンクを構成するらしいと分類すべきかどうかを判定するために自動的に調べ
られるようになった1組の機構; (c)メッセージ・ファイリング機構であって、ジャンクを構成するらしいと分
類された特定ユーザ宛てのメッセージを、有用であると分類されたそのユーザ宛
てのメッセージとは別にファイリングするメッセージ・ファイリング機構; (d)ワールド・ワイド・ウエブ提供機構であって、ジャンクを構成するらしい
と分類されたeメール・メッセージを、それらの意図された受け手によって調べ
るために、インタラクティブ的に提供するように構成されたワールド・ワイド・
ウエブ提供機構; (e)分類機構であって、メッセージの意図された受け手が前記メッセージを分
類することを許容するように構成された分類機構; (f)提供阻止機構であって、ジャンクとして公式に分類されたメッセージをそ
のシステムの登録ユーザに提供することを阻止するように構成された提供阻止機
構; を含むシステム。 条項16 条項15のシステムであって、それによって、パート(e)の分類
機構が更に、URLをCGIスクリプトへ発送することによって、手動のジャン
クeメール分類システムに通知するように構成されているシステム。 条項17 条項15のシステムであって、それによって、条項16の分類機構
がジャンクeメール・メッセージの特徴を同定することを含んでいるシステム。
条項18 条項15のシステムであって、それによって、eメールを調査する
機構が条項2、3、4、5、6、および7に述べられる方法を実現すること、お
よびその後に条項14に従う調査結果を記録することを含んでいるシステム。 条項19 条項15のシステムであって、それによって、提供阻止機構が更に
、条項16の方法によってそれへ渡された同定特徴を有するメッセージのすべて
のインスタンスを、前記システム上に記憶されたすべての据え置きメールボック
スから消去するように構成された消去機構を含んでいるシステム。 条項20 電子メール・メッセージを収集し、処理し、プロキシ・サーバ機能
を提供するように構成された電子メール(eメール)装置であって、1つの中央
処理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、および1または複数の
ネットワーク・インタフェースを有し、また、メッセージ分類、ソート、および
ファイリングするための機構と、前記装置の1または複数の登録ユーザに対する
eメール・メッセージの提供を阻止するように構成された提供阻止機構とを有す
る装置。
【0078】 条項21 電子メール(eメール)装置に対して電子メール・メッセージを処
理させるための信号であって、前記装置が1つの中央処理ユニット、1つのメモ
リ、1つのファイル記憶機構、および1または複数のネットワーク・インタフェ
ースを有しており、前記信号が前記装置に対して、メッセージのソーティングお
よびファイリング機構と、前記装置の1または複数の登録ユーザへのeメール・
メッセージの提供を阻止するように構成された提供機構とを実現させるようにな
った信号。 条項22 記録媒体上にデータを記憶する方法であって、前記方法が、電子メ
ール(eメール)装置に対して電子メール・メッセージを収集し、処理し、プロ
キシ・サーバ機能を提供させる信号を表すデータを記憶する工程を含み、前記装
置が、1つの中央処理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、およ
び1または複数のネットワーク・インタフェースを有しており;前記信号が前記
装置に対してメッセージのソーティングおよびファイリング機構と、前記装置の
1または複数の登録ユーザへeメール・メッセージの提供を阻止するように構成
された提供機構とを実現させるようになった方法。 条項23 条項20のeメール装置、条項21の信号、または条項22の方法
であって、それによって、前記提供阻止機構が更に、URLを受信するように構
成されたワールド・ワイド・ウエブ・サーバとCGIスクリプトの組を含んでい
る装置、信号、または方法。 条項24 条項23のeメール装置、信号、または方法であって、それによっ
て、前記URLが同定する特徴を含んでおり、前記提供阻止機構が更に、前記同
定特徴を有する前記eメール・メッセージを廃棄するように構成されたeメール
消去システムを含んでいる、装置、信号、または方法。 条項25 条項24のeメール装置、信号、または方法であって、それによっ
て、前記eメール消去機構が更に、メールボックスをスキャンして前記eメール
・メッセージを廃棄するように構成されたeメール除去機構を含んでいるeメー
ル装置、信号、または方法。 条項26 コンピュータ・プログラム製品であって: (a)コンピュータが使用できる記憶媒体であって、コンピュータに対して電子
メール・メッセージを収集し、処理し、プロキシ・サーバ機能を提供させるため
の、コンピュータが読み取れるコードをその中に埋め込まれており、前記コンピ
ュータが読み取れるコードが: (b)コンピュータが読み取れるコード・デバイスであって、前記コンピュータ
に対してeメール・メッセージを収集、分類、ソート、ファイル、および提供さ
せ、更に、前記コンピュータの登録ユーザへのeメール・メッセージの提供を阻
止するための提供阻止機構を実現させるためのデバイス; を含んでいるコンピュータ・プログラム製品。 条項27 条項26のコンピュータ・プログラム製品であって、それによって
、前記分類機構が、前記コンピュータに対して条項3、5、6、および7に開示
されたメッセージ採点尺度を実現させ、またその後で条項14に従う分類結果の
記憶を実現させるように構成されたコンピュータが読み取れるコード・デバイス
を含んでいるコンピュータ・プログラム製品。 条項28 条項26のコンピュータ・プログラム製品であって、それによって
、前記提供阻止機構が更に、コンピュータに対して、同定特徴を含むURLを受
信することを許可し、前記同定特徴を有する前記eメール・メッセージを廃棄す
るように構成されたeメール消去機構を実現させるように構成されたコンピュー
タが読み取り可能なコード・デバイスを含んでいるコンピュータ・プログラム製
品。 条項29 条項26のコンピュータ・プログラム製品であって、それによって
、前記eメール消去機構が更に、前記コンピュータに対して、前記eメール・メ
ッセージを廃棄するためにメールボックスをスキャンするように構成されたeメ
ール除去機構を実現させるためのコンピュータが読み取り可能なコード・デバイ
スを含んでいるコンピュータ・プログラム製品。
【図面の簡単な説明】
【図1】 単一の末端ユーザとインターネット・サービス・プロバイダとの間に典型的に
見受けられる、eメール・クライアント、POP3サーバ、およびインターネッ
トの間の接続を示す図。
【図2】 複数のコンピュータを走らせる小規模ビジネスとインターネット・サービス・
プロバイダとの間に典型的に見受けられる、eメール・クライアント、POP3
サーバ、およびインターネットの間の接続を示す図。
【図3】 図1に示す接続チェーン中に、インターネット・サービス・プロバイダによっ
て本発明の好適な実施の形態を導入する場合を示す図。
【図4】 図2に示す接続チェーン中に、小規模ビジネスのコンピュータ・ネットワーク
のシステム・アドミニストレータによって本発明の好適な実施の形態を導入する
場合を示す図。
【図5】 上記の図面に示すコンピュータ・システムの一部分を示しており、本発明の好
適な実施の形態上で走るソフトウエアとそこに存在するハードウエアとを示す図
【図6】 好適な実施の形態においてeメール・メッセージを取り扱う主要なコンピュー
タ・プログラムを示す図。eメール・メッセージは図の上部から発信されて、図
の下部にあるメールボックスに受信される。
【図7】 ユーザの据え置きメールボックスの内容を調べ、手動でフィルタリングするた
めにユーザに提供されるワールド・ワイド・ウエブ・インタフェースの一例がど
のように見えるかを示す図。
【図8】 好適な実施の形態において、プロキシ上に保持されるeメール・メッセージ・
データベース内に含まれるレコード中のフィールド割り当てを示す図。
【図9】 好適な実施の形態において、プロキシのユーザのデータベース内に含まれるレ
コード中のフィールド割り当てを示す図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月16日(2001.3.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
請求項1】 電子メールを処理するための装置(301)であって: 第1メール・サーバからユーザへ宛てた電子メール・メッセージをフェッチす
るためのメール・フェッチ論理であって、前記装置が第1メール・クライアント
として前記第1メール・サーバと相互作用するようになったメール・フェッチ論
理; 前記メール・メッセージが前記ユーザにとって望まれないものであることを示
す少なくとも1つの予め定められた特徴を前記電子メール・メッセージ内で同定
することによって、前記電子メール・メッセージを望まれる電子メール・メッセ
ージか、望まれない電子メール・メッセージかのいずれかに指定するためのメー
ル・フィルタリング論理(521); 前記メール・フィルタリング論理によって指定された少なくとも望まれる電子
メールを記憶するためのメール記憶; 第2メール・クライアントからのメール配信要求に応答して、前記ユーザ・ク
ライアント宛ての望まれるメールを前記メール記憶から前記第2メール・クライ
アントへ配信するためのメール配信論理であって、前記装置が第2メール・サー
バとして前記第2メール・クライアントと相互作用するようになったメール配信
論理;を含み; 望まれない電子メール・メッセージもまた前記メール記憶に記憶されること; および 前記装置が更に、ユーザからの望まれないメール要求に応答して、前記ユーザ 用の前記メール記憶に保持されている望まれない電子メール・メッセージを前記 ユーザに配信するための望まれないメール配信論理を含んでいること; を特徴とする装置(301)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】 別のやり方は欧州特許出願第EP−A−0,813,162号に述べられてい
る。そこでは、ユーザは与えられたメッセージがジャンクであるかどうかを判断
することができて、もしそうであれば、メール・サーバに対してその事実を伝え
て、そのメッセージを同じマールサーバを利用する他のユーザのメールボックス
から除去させることができる。 第WO−A−99/06929号は、メッセージをフィルタ処理し、望まれる メッセージを配信キューに記憶し、望まれないメッセージを停止することのでき るコントローラを有する、電子メッセージを処理するためのシステムを開示して いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】 1つの態様から眺めると、本発明は電子メールを処理するための装置を提供し
、前記装置は: 第1メール・サーバからユーザ宛ての電子メール・メッセージをフェッチする
ためのメール・フェッチ論理であって、前記装置が第1メール・クライアントと
して前記第1メール・サーバと相互作用するようになったメール・フェッチ論理
; 前記メール・メッセージが前記ユーザにとって望まれないものであることを示
す前記電子メール・メッセージ内の少なくとも1つの予め定められた特徴点を同
定し、それによって前記電子メール・メッセージを、望まれる電子メール・メッ
セージかあるいは望まれない電子メール・メッセージかのいずれかに指定するた
めのメール・フィルタリング論理; 前記メール・フィルタリング論理によって指定された少なくとも望まれる電子
メール・メッセージを記憶するためのメール記憶; 第2メール・クライアントからのメール配信要求に応答して、前記ユーザ宛て
の望まれるメールを前記メール記憶から前記第2メール・クライアントへ配信す
るためのメール配信論理であって、前記装置が第2メール・サーバとして前記第
2メール・クライアントと相互作用するようになっており;望まれない電子メー ル・メッセージもまた前記メール記憶に記憶され;また前記装置が更に、ユーザ からの望まれないメール要求に応答して、前記ユーザ用の前記メール記憶に保持 されている望まれない電子メール・メッセージを前記ユーザに配信するための望 まれないメール配信論理を含んでいることを特徴とする メール配信論理; を含む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】1. 電子メール(eメール)を処理するためのコンピュータ制御型の方法で
あって、次の工程、 (a)eメールを、複数の既知のeメール・サーバから、別になったコンピュー
タ装置(1つの中央処理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、お
よび1または複数のネットワーク・インタフェースを含む)、あるいは前記既知
のeメール・サーバ上に常駐しその上で走っているソフトウエア・システムへ抽
出する工程、 (b)各種のコンピュータ制御型の方法を採用して与えられたeメール・メッセ
ージがジャンクを構成するらしいことを判定する工程、 (c)前記特徴付けられたメールを、意図された受け手の主要なメールボックス
か、あるいはそのメッセージの特徴がそれがジャンクを構成するらしいことを示
す場合には、その受け手用の据え置きメールボックスへ配信する工程、 (d)ユーザが、彼の据え置きメールボックスにある個々のメッセージにアクセ
スして調べるためのインタラクティブな機構を提供する工程、 (e)ユーザが、彼の据え置きメールボックス中のメッセージをジャンクeメー
ルとして手動で分類するためのインタラクティブな機構を提供する工程、 (f)ジャンクeメールとして自動または手動で分類されたメッセージを、その
装置またはシステムの他のユーザへ提供することを阻止する工程、 を含む方法。2. 第1項、パート(b)のコンピュータ制御型の方法であって、メッセー
ジが: (a)各メッセージ中のヘッダおよび/または本体テキストを、システム・アド
ミニストレータおよび/またはそのメッセージの意図された受け手によって特別
な構成ファイル(“キルファイル”)に設定された基準とマッチングさせること
であって、その一致に依存して次の工程(b)へそのメッセージを渡すか、ある
いは消去すること; (b)上の工程(a)の処理によって消去されずに残った各メッセージを1組の
採点尺度へ渡して、そのメッセージがジャンクを含む可能性を示す特徴付けを各
メッセージについて得ること; (c)各メッセージ固有の特徴をデータベースに記録して、同じメッセージの複
数コピーの受信のレコードが工程(b)の採点尺度によって使用できるようにす
ること; によって特徴付けられる方法。3. 第2項、パート(b)の前記採点尺度の構造であって、メッセージ採点
のためのモジュール式の拡張可能な一揃いを含んでおり、そのため各尺度が、与
えられたメッセージがジャンクを含んでいる確かさを表す結果の数値を返すよう
になった構造。4. 第3項の各採点尺度によって返される結果の数値に対して、システム・
アドミニストレータによって生成および維持されるファイルに従って、また各尺
度がジャンクeメールを有用なeメールから信頼性高く区別することに寄せる彼
の信頼を反映して適用される、コンピュータ実行型の乗算的重み付け、および各
メッセージを特徴付ける単一の尺度を生成するための前記重み付けされた結果の
加算。5. 第2項、パート(b)の一揃いの一部を形成するコンピュータ制御型の
採点尺度であって、メッセージ・ヘッダを分解し、次の: (a)ヘッダ中にすべてのIPアドレスの有効性; (b)“Received:”フィールドが連続したフィールド・ブロックを構
成するかどうか、あるいはそれらが不連続であるかどうか; (c)各“Received:”フィールドが隣接する“Received:”
フィールドと適切に関連しているかどうか(すなわち、各フィールドが、その直
下に“Received:”フィールドを加えるサーバからのメッセージの受信
を示しているかどうか); をチェックすることによってメッセージがスパムを構成する確からしさを判定す
る採点尺度。6. 第2項、パート(b)の一揃いの一部を形成するコンピュータ制御型の
採点尺度であって、見かけの送り手のeメール・アドレスの有効性をテストする
ことによってメッセージがスパムを構成する確からしさを判定する採点尺度。7. 第6項の尺度によって使用されるべきeメール・アドレスの有効性をテ
ストするコンピュータ制御型の方法であって: (a)前記見かけの送り手のeメール・アドレスのドメイン成分の抽出; (b)そのドメインに関するドメイン・ネーム・サーバ中でのMXレコードの検
索; (c)そのドメイン中で彼等に対して転送可能なeメールを有するとマークされ
たマシンの列挙; (d)列挙リスト中で各ホストに対して順番に見かけの送り手のeメール・アド
レスのユーザ成分に等しいユーザネームを持つユーザの存在を、送り手が見つか
るまで、あるいはリストのすべてのホストに尋ね終るまで質問すること; (e)リスト中のすべてのホストが質問されて、それらのどれもが見かけのメッ
セージ送り手のユーザとしての存在が確認されなかった場合、見かけの送り手宛
てにテスト・メッセージを構成して、リスト中の第1ホストとの間で“送信準備
”のネゴシエーションを実行すること; を含む方法。8. 各ユーザに対して2つのメールボックスを割り当てることであって、 1項 、パート(c)に開示されるように、有用であると考えられるメッセージを
一方のメールボックス(“メイン”メールボックスと呼ばれる)へ配信し、第1 のパート(b)のコンピュータ制御型のシステムによってコンピュータ実行型
の分類の結果でジャンクを含むことが疑われたメッセージを他方のメールボック
ス(“据え置き”メールボックスと呼ばれる)へ配信するメールボックスの割り
当て。9. 第1項、パート(d)に開示されるように、据え置きメールボックスの
内容をそれの所有ユーザへ提示するコンピュータ制御型の方法であって、それに
よってそこにある各メッセージが調べられ、オプションとしてユーザによってジ
ャンクとして分類される方法。10. コンピュータ制御型の通知方法であって、それによって第9項の据え
置きメールボックスに対してホストとなるサーバが、ユーザから彼の据え置きメ
ールボックス中のメッセージがジャンクを構成することを教えられるようになっ
たコンピュータ制御型の通知方法。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】11. 第9項のように、据え置きメールボックス内に含まれるeメール・メ
ッセージの、コンピュータ制御型のインタラクティブな要約版を提供するために
、また第1項のパート(a)の装置上で実行されるCGIスクリプトへ渡せるよ
うにURL内で通知の詳細を符号化することによって条項10の通知機構を実現
するために、ワールド・ワイド・ウエブ・インタフェースを使用すること。12. 第1項、パート(f)のコンピュータ制御型の方法であって、第9項第10項、および第11項のコンピュータ制御型の方法に従って手動でジャン
クとして分類されたメッセージを消去する方法。13. コンピュータ制御型の方法であって、装置(1つの中央処理ユニット
、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、および1または複数のネットワーク
・インタフェースを含む)の登録されたすべてのユーザに関する複数のリモート
・メール・サーバへ自動的に接続し、そこからすべての待機中のeメールをダウ
ンロードし、また非インタラクティブなバッチ処理において前記装置上に記憶さ
れている適当なメールボックス中の意図された受け手に従ってeメールをファイ
リングすることによって前記装置がeメール・プロキシ・サーバとして機能する
ようになった方法。14. コンピュータ制御型の方法であって、第3項、第5項、第6項、およ
第7項に開示される尺度採点の一揃いによって使用するために、メッセージが
受信されると各メッセージの顕著な性質をデータベースに記憶することによって
、受信したeメールを、それがジャンクを構成する可能性を判定するためにイン
デックス付けするようになった方法。15. 電子メール(eメール)およびワールド・ワイド・ウエブ・システム
であって、1つの中央処理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、
および1または複数のネットワーク・インタフェースを有し、前記システムが:
(a)eメール・クライアント機構およびeメール・サーバ機構であって、それ
らの機構が協調してeメール・プロキシ・サーバを提供するeメール・クライア
ント機構およびeメール・サーバ機構; (b)1組の機構であって、それによって、与えられたeメール・メッセージが
ジャンクを構成するらしいと分類すべきかどうかを判定するために自動的に調べ
られるようになった1組の機構; (c)メッセージ・ファイリング機構であって、ジャンクを構成するらしいと分
類された特定ユーザ宛てのメッセージを、有用であると分類されたそのユーザ宛
てのメッセージとは別にファイリングするメッセージ・ファイリング機構; (d)ワールド・ワイド・ウエブ提供機構であって、ジャンクを構成するらしい
と分類されたeメール・メッセージを、それらの意図された受け手によって調べ
るために、インタラクティブ的に提供するように構成されたワールド・ワイド・
ウエブ提供機構; (e)分類機構であって、メッセージの意図された受け手が前記メッセージを分
類することを許容するように構成された分類機構; (f)提供阻止機構であって、ジャンクとして公式に分類されたメッセージをそ
のシステムの登録ユーザに提供することを阻止するように構成された提供阻止機
構; を含むシステム。16. 第15項のシステムであって、それによって、パート(e)の分類機
構が更に、URLをCGIスクリプトへ発送することによって、手動のジャンク
eメール分類システムに通知するように構成されているシステム。17. 第15項のシステムであって、それによって、第16項の分類機構が
ジャンクeメール・メッセージの特徴を同定することを含んでいるシステム。18. 第15項のシステムであって、それによって、eメールを調査する機
構が第2項、第3項、第4項、第5項、第6項および第7項に述べられる方法を
実現すること、およびその後に第14項に従う調査結果を記録することを含んで
いるシステム。19. 第15項のシステムであって、それによって、提供阻止機構が更に、
条項16の方法によってそれへ渡された同定特徴を有するメッセージのすべての
インスタンスを、前記システム上に記憶されたすべての据え置きメールボックス
から消去するように構成された消去機構を含んでいるシステム。20. 電子メール・メッセージを収集し、処理し、プロキシ・サーバ機能を
提供するように構成された電子メール(eメール)装置であって、1つの中央処
理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、および1または複数のネ
ットワーク・インタフェースを有し、また、メッセージ分類、ソート、およびフ
ァイリングするための機構と、前記装置の1または複数の登録ユーザに対するe
メール・メッセージの提供を阻止するように構成された提供阻止機構とを有する
装置。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0078】21. 電子メール(eメール)装置に対して電子メール・メッセージを処理
させるための信号であって、前記装置が1つの中央処理ユニット、1つのメモリ
、1つのファイル記憶機構、および1または複数のネットワーク・インタフェー
スを有しており、前記信号が前記装置に対して、メッセージのソーティングおよ
びファイリング機構と、前記装置の1または複数の登録ユーザへのeメール・メ
ッセージの提供を阻止するように構成された提供機構とを実現させるようになっ
た信号。22. 記録媒体上にデータを記憶する方法であって、前記方法が、電子メー
ル(eメール)装置に対して電子メール・メッセージを収集し、処理し、プロキ
シ・サーバ機能を提供させる信号を表すデータを記憶する工程を含み、前記装置
が、1つの中央処理ユニット、1つのメモリ、1つのファイル記憶機構、および
1または複数のネットワーク・インタフェースを有しており;前記信号が前記装
置に対してメッセージのソーティングおよびファイリング機構と、前記装置の1
または複数の登録ユーザへeメール・メッセージの提供を阻止するように構成さ
れた提供機構とを実現させるようになった方法。23. 第20項のeメール装置、第21項の信号、または第22項の方法で
あって、それによって、前記提供阻止機構が更に、URLを受信するように構成
されたワールド・ワイド・ウエブ・サーバとCGIスクリプトの組を含んでいる
装置、信号、または方法。24. 第23項のeメール装置、信号、または方法であって、それによって
、前記URLが同定する特徴を含んでおり、前記提供阻止機構が更に、前記同定
特徴を有する前記eメール・メッセージを廃棄するように構成されたeメール消
去システムを含んでいる、装置、信号、または方法。25. 第24項のeメール装置、信号、または方法であって、それによって
、前記eメール消去機構が更に、メールボックスをスキャンして前記eメール・
メッセージを廃棄するように構成されたeメール除去機構を含んでいるeメール
装置、信号、または方法。26. コンピュータ・プログラム製品であって: (a)コンピュータが使用できる記憶媒体であって、コンピュータに対して電子
メール・メッセージを収集し、処理し、プロキシ・サーバ機能を提供させるため
の、コンピュータが読み取れるコードをその中に埋め込まれており、前記コンピ
ュータが読み取れるコードが: (b)コンピュータが読み取れるコード・デバイスであって、前記コンピュータ
に対してeメール・メッセージを収集、分類、ソート、ファイル、および提供さ
せ、更に、前記コンピュータの登録ユーザへのeメール・メッセージの提供を阻
止するための提供阻止機構を実現させるためのデバイス; を含んでいるコンピュータ・プログラム製品。27. 第26項のコンピュータ・プログラム製品であって、それによって、
前記分類機構が、前記コンピュータに対して第3項、第5項、第6項、および 7項 に開示されたメッセージ採点尺度を実現させ、またその後で第14項に従う
分類結果の記憶を実現させるように構成されたコンピュータが読み取れるコード
・デバイスを含んでいるコンピュータ・プログラム製品。28. 第26項のコンピュータ・プログラム製品であって、それによって、
前記提供阻止機構が更に、コンピュータに対して、同定特徴を含むURLを受信
することを許可し、前記同定特徴を有する前記eメール・メッセージを廃棄する
ように構成されたeメール消去機構を実現させるように構成されたコンピュータ
が読み取り可能なコード・デバイスを含んでいるコンピュータ・プログラム製品
29. 第26項のコンピュータ・プログラム製品であって、それによって、
前記eメール消去機構が更に、前記コンピュータに対して、前記eメール・メッ
セージを廃棄するためにメールボックスをスキャンするように構成されたeメー
ル除去機構を実現させるためのコンピュータが読み取り可能なコード・デバイス
を含んでいるコンピュータ・プログラム製品。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 定的に伝えることができる。そしてジャンクであると確 認されたeメール・メッセージはプロキシ上に保持され ているすべてのメールボックスから自動的に除去でき る。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを処理するための装置であって: 第1メール・サーバからユーザへ宛てた電子メール・メッセージをフェッチす
    るためのメール・フェッチ論理であって、前記装置が第1メール・クライアント
    として前記第1メール・サーバと相互作用するようになったメール・フェッチ論
    理; 前記メール・メッセージが前記ユーザにとって望まれないものであることを示
    す少なくとも1つの予め定められた特徴を前記電子メール・メッセージ内で同定
    することによって、前記電子メール・メッセージを望まれる電子メール・メッセ
    ージか、望まれない電子メール・メッセージかのいずれかに指定するためのメー
    ル・フィルタリング論理; 前記メール・フィルタリング論理によって指定された少なくとも望まれる電子
    メールを記憶するためのメール記憶; 第2メール・クライアントからのメール配信要求に応答して、前記ユーザ・ク
    ライアント宛ての望まれるメールを前記メール記憶から前記第2メール・クライ
    アントへ配信するためのメール配信論理であって、前記装置が第2メール・サー
    バとして前記第2メール・クライアントと相互作用するようになったメール配信
    論理; を含む装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、前記メール・フィルタリン
    グ論理が、電子メール・メッセージ内で複数の予め定められた特徴を同定して前
    記電子メール・メッセージに付随する点数を導出し、前記点数をしきい値の点数
    と比較することによって、前記電子メール・メッセージを望まれない電子メール
    ・メッセージとして分類するようになった装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の装置であって、前記複数の
    予め定められた特徴が次の: (i)前記電子メール・メッセージが、望まれない電子メール・メッセージの
    送り手として知られた1または複数のものと一致する送り手識別子を有している
    ; (ii)前記電子メール・メッセージが、望まれない電子メール・メッセージ
    を示す1または複数の既知のテキストに一致するテキストを含むタイトル識別子
    またはメッセージ・テキストを有している; (iii)前記電子メール・メッセージが、望まれない電子メール・メッセー
    ジを示す1または複数の既知のフォーマット特徴に一致するフォーマット特徴を
    備えたヘッダを有している; (iv)前記電子メール・メッセージが、他のユーザへ送られ前記メール記憶
    内に保持されている電子メール・メッセージのメッセージ識別子であって、同じ
    電子メール・メッセージが複数のユーザへも送られたことを示しているメッセー
    ジ識別子と一致するメッセージ識別子を含んでいる、そして (v)前記電子メール・メッセージが、前記電子メール・メッセージへの返信
    を送るために有効に使用される返信アドレス識別子を有している; のうちの1または複数を含んでいる装置。
  4. 【請求項4】 請求項2および請求項3のいずれかに記載の装置であって、
    前記メール・フィルタリング論理が、前記点数を導出するために、前記予め定め
    られた特徴の各々に対して予め定められた重み付けを適用するようになった装置
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の装置であって、望ま
    れない電子メール・メッセージもまた前記メール記憶に記憶されるようになった
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置であって、ユーザからの望まれないメ
    ール要求に応答して、前記ユーザ用の前記メール記憶内に保持されている望まれ
    ない電子メール・メッセージを前記ユーザに配信するための望まれないメール配
    信論理を含む装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置であって、前記望まれないメール要求
    が前記ユーザからのWWWページ要求であり、前記望まれない電子メール・メッ
    セージがWWWページとして前記ユーザへ返されるようになった装置。
  8. 【請求項8】 請求項6および請求項7のいずれかに記載の装置であって、
    前記メール・フィルタリング論理が、電子メール・メッセージが望まれない電子
    メール・メッセージであることを確認するユーザからの望まれないメール確認信
    号に応答して、他のユーザによって受信された前記電子メール・メッセージの他
    のインスタンスもまた、望まれない電子メール・メッセージであると確認される
    ように前記少なくとも1つの予め定められた特徴を修正するようになった装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の装置であって、前記
    装置が前記第1メール・サーバおよび前記第2メール・クライアントの少なくと
    も1つから物理的に離れている装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の装置であって、メ
    ール・メッセージの交換がPOP3プロトコルを使用している装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の装置であって、前記第2メール・クラ
    イアントがそれのPOP3メール・サーバとして前記装置を指定している装置。
  12. 【請求項12】 請求項10および請求項11のいずれかに記載の装置であ
    って、前記装置が前記ユーザのためのPOP3メール・サーバとして第1メール
    ・サーバを指定している装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項12のいずれかに記載の装置であって、
    前記メール・フェッチ論理が前記メール配信要求によってトリガされて、前記第
    1メール・サーバから前記ユーザ宛てのすべての電子メール・メッセージをフェ
    ッチするようになった装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜請求項12のいずれかに記載の装置であって、
    前記メール・フェッチ論理が定期的にトリガされて、どのメール配信要求とも無
    関係に、前記第1メール・サーバから前記ユーザ宛てのすべての電子メール・メ
    ッセージをフェッチするようになった装置。
  15. 【請求項15】 請求項5に記載の装置であって、望まれないメール記憶論
    理が、予め定められたパラメータに従って前記メール記憶から望まれない電子メ
    ール・メッセージを消去して、前記望まれない電子メール・メッセージによって
    使用されている前記メール記憶内の記憶容量を回復させるように動作するように
    なった装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜請求項15のいずれかに記載の装置であって、
    前記メール・フィルタリング論理が前記ユーザによって定義された少なくとも1
    つの予め定められた特徴を使用するようになった装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置であって、前記ユーザがWWWブ
    ラウザを介して前記少なくとも1つの予め定められた特徴を定義するようになっ
    た装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜請求項17のいずれかに記載の装置であって、
    前記メール・フィルタリング論理がシステム・アドミニストレータによって定義
    された少なくとも1つの予め定められた特徴を使用するようになった装置。
  19. 【請求項19】 電子メールを処理する方法であって: 第1メール・サーバからユーザ宛ての電子メール・メッセージをフェッチする
    工程であって、第1のメール・クライアントが前記第1メール・サーバと相互作
    用するかのごとく前記フェッチが実行されるフェッチ工程; 前記電子メール・メッセージが前記ユーザにとって望まれないものであること
    を示す、前記電子メール・メッセージ中の少なくとも1つの予め定められた特徴
    を同定することによって、前記電子メール・メッセージを、望まれる電子メール
    ・メッセージか望まれない電子メール・メッセージかのいずれかに指定する工程
    ; 前記メール・フィルタリング論理によって指定された少なくとも望まれる電子
    メール・メッセージを記憶する工程;および 第2メール・クライアントからのメール配信要求に応答して、前記ユーザ宛て
    の望まれるメールを前記記憶されたメールから前記第2メール・クライアントへ
    配信する工程であって、第2のメール・サーバが前記第2メール・クライアント
    と相互作用するかのごとく前記配信が実行される配信工程; を含む方法。
  20. 【請求項20】 電子メール・メッセージ・クライアントとして動作するた
    めの装置であって: 請求項1〜請求項19のいずれかに記載の装置の形を有するメール・サーバへ
    のメール配信要求を発生するためのメール配信要求発生器; を含む装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の装置であって、請求項1〜請求項19
    のいずれかに記載の前記装置へ、電子メール・メッセージが望まれない電子メー
    ル・メッセージであることを確認するための望まれないメール確認信号を発生す
    るための手段を含む装置。
  22. 【請求項22】 コンピュータが読み取れるメモリ上にあって、電子を処理
    するようにコンピュータ装置を制御するためのコンピュータ・プログラム製品で
    あって: 第1メール・サーバからユーザ宛ての電子メール・メッセージをフェッチする
    ためのメール・フェッチ論理であって、前記コンピュータ装置が第1メール・ク
    ライアントとして前記第1メール・サーバと相互作用するようになったメール・
    フェッチ論理; 前記電子メール・メッセージが前記ユーザにとって望まれないものであること
    を示す、前記電子メール・メッセージ内の少なくとも1つの予め定められた特徴
    を同定することによって、前記電子メール・メッセージを、望まれる電子メール
    ・メッセージか望まれない電子メール・メッセージかのいずれかに指定するため
    のメール・フィルタリング論理; 前記メール・フィルタリング論理によって指定された少なくとも望まれる電子
    メール・メッセージの記憶を制御するためのメール記憶論理;および 第2メール・クライアントからのメール配信要求に応答して、前記ユーザ宛て
    の望まれるメールを前記記憶されたメールから前記第2メール・クライアントへ
    配信するためのメール配信論理であって、前記コンピュータ装置が第2メール・
    サーバとして前記第2メール・クライアントと相互作用するようになったメール
    配信論理; を含むコンピュータ・プログラム製品。
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