JP4363300B2 - 映像装置および映像出力制御方法 - Google Patents

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この発明は、ビデオ・オーディオ信号を複数のフォーマットで出力可能な映像装置と、そのような映像装置において画像信号の出力をするための制御方法に関する。
近年、ビデオカメラ装置のような映像装置の普及は目覚ましく、映像装置によってテープやディスク等の記録メディアに記録された動画や静止画を、パーソナルコンピュータ等のコンピュータやテレビジョン装置に出力して視聴する利用態様も一般化しつつある。このような視聴形態は、映像装置とコンピュータ等の間を所定のケーブルで接続し、所定の簡単な操作を行うだけで実現される。
一方、このように普及が進むビデオカメラ装置の機能の向上も顕著である。たとえば、同一の記録メディアに異なるフォーマットのビデオ・オーディオ信号を混在して記録させることができるモデルも登場している。こうしたビデオ・オーディオ信号フォーマットの例として、DV(Digital Video)フォーマットとHDV(High Definition Video)フォーマットの組み合わせが挙げられる。
DVフォーマットは、民生用のビデオカメラ装置で広く用いられる記録フォーマットであり、データを約3.5Mb/秒の固定レートで圧縮する。このような圧縮レートにより放送レベルの品質に限りなく近づけることができる。ビデオ・オーディオデータは、ディジタル化されてテープに記録されるため、アナログコピーのような品質の劣化を伴うことなく、ケーブルを介してコンピュータのディスク装置にコピーしたり、テープにバックアップを取ったりすることもできる。この記録フォーマットを採用するビデオカメラ装置で使用される記録メディアは、DVカセットテープ、またはミニDVカセットテープであり、ミニDVカセットテープの方が、DVカセットテープより物理的に小さく、記録可能な時間は短くなる。
一方、HDVフォーマットには、720p(プログレッシブ)方式と1080i(インターレース)方式があり、高詳細なHD(High Definition)映像の記録・再生が可能である。映像フォーマットはMPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)であり、プログレッシブ方式で約19Mb/秒、インターレース方式で約25Mb/秒のレートで圧縮される。
また、HDV規格では、DV規格と同じカセット、テープスピード、トラックピッチを採用しているため、DV規格の商品に対して親和性が高い。より具体的には、DV規格のビデオカメラ装置に、このHDVフォーマットによる記録再生機能を追加して、両方のフォーマットのビデオ・オーディオ信号を1つのテープ等に記録することができる。
しかしながら、このようなDVフォーマットとHDVフォーマットの両方に対応したビデオカメラ装置を、たとえばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394で規定されたケーブル(IEEE1394ケーブル)経由でコンピュータに接続し、再生途中で、出力画像(再生画像)のフォーマットを切り換えると、コンピュータ側がハングアップするという問題が生じる場合がある。
これは、コンピュータが、IEEE1394ケーブルによってビデオカメラ装置と接続された際に、そのビデオカメラ装置が採用している(その時点で再生している)フォーマットの専用ドライバを読み込み、それ以降、そのIEEE1394ケーブルで接続されている間、そのドライバを介してビデオカメラ装置とのデータのやりとりを行うために発生する。
すなわち、コンピュータは、IEEE1394ケーブルによってビデオカメラ装置と接続されると、IEEE1394の規格に基づいて、そのビデオカメラ装置がDVフォーマットに対応するのかHDVフォーマット(MPEG2)に対応するかを判定する。その判定の結果、ビデオカメラ装置のフォーマットに対応したドライバを読み込んで、それ以降、ビデオカメラ装置との接続が切断されるまで、ビデオカメラ装置とのデータ送受信を、そのドライバを介して行う。その結果、途中でビデオカメラ装置から、異なるフォーマットのビデオ・オーディオ信号を受信した場合に、ドライバが対応できずに、コンピュータ自体がハングアップする等の不具合を引き起こすのである。
したがって、このような問題を回避するためには、出力(再生)するデータのフォーマットが変わるたびに、ビデオカメラ装置とコンピュータとの間の接続を一旦遮断し、再度接続することが必要である。これには、たとえば、ケーブルの物理的な抜き差しが必要となる。
他方、特許文献1では、コンピュータ等の情報機器と、記憶機器のような周辺機器とが接続されている場合、情報機器は、周辺機器からのエラー信号を検出した際に、両機器間のインタフェースを、一部だけを残して切り離し、その後エラーからの復帰信号を検出した場合に、そのインタフェースを再接続する。
特公平8−31063号公報
また、特許文献2には、IEEE1394バスに接続されるノードをネットワークから自動的に切り離すように遠隔制御することができるネットワーク制御装置が開示されている。
特開平11−163912号公報
またさらに、これまでに市販されている、HDVフォーマットとDVフォーマットの記録・再生に対応したビデオカメラ装置の中には、IEEE1394バス接続の遮断および再接続を、ハードスイッチによって行うものがある。
しかしながら、上述した、コンピュータのハングアップ等の不具合を避けるために、ビデオカメラ装置から出力されるビデオ・オーディオ信号のフォーマットが変わるたびに、ビデオカメラ装置とコンピュータとの間の接続を一旦遮断し、その後再接続するようケーブルの抜き差しを行うことは、現実的な解決策ではない。それは、DVカセットテープ等の記録メディアには、こうしたHDVフォーマットとDVフォーマットのデータが混在して記録される場合があり、記録の順序によっては、DVカセットテープの一連の再生処理において、頻繁にデータのフォーマットが変化する可能性があるからである。
また、ユーザがビデオカメラ装置のメニュー等を誤操作して、DVカセットテープに記録されているHDVフォーマットのデータを再生している途中に、DVフォーマットのデータを再生するように指示したり、逆に、DVフォーマットのデータの再生中に、HDVフォーマットのデータを再生するように指示することも考えられる。このような誤操作は、たとえば、ビデオカメラ装置の再生モードと録画モードを勘違いした場合などに少なからず起こりうる。
さらに、上述の特許文献1に開示された技術は、接続されている周辺機器からのエラー信号を検出した際に、両機器間のインタフェースの一部を切り離すものであり、インタフェースのすべてを切り離すものではない。さらに、この技術では、周辺機器からのエラー信号やエラーからの復帰信号を検出してインタフェースの遮断および再接続を行っており、情報機器自体の動作に起因するエラーを防止するものではない。この技術は、あくまでも、記憶機器のような周辺機器に記憶されるデータの保全性を高めることを目的としたものであり、上述した、コンピュータのハングアップ等の不具合の発生を回避するために使用できる技術ではない。
またさらに、上述の特許文献2に開示されたネットワーク制御装置は、IEEE1394バスに、誤って64以上のノードが接続された場合に、データ伝送を行わない不必要な任意のノードをネットワークシステムから切り離すように遠隔制御するものであり、この装置を応用して、上述したハングアップ等の不具合の発生を回避することは、その目的および構成の点から到底できない。
さらに、上記のハードスイッチを備えるビデオカメラ装置では、ビデオカメラ装置とコンピュータとの接続を、ユーザを介さずに自動的に切り離し、再接続することはできない。また、このようなハードスイッチを設けることは、ユーザの操作をより煩雑にするだけでなく、ビデオカメラ装置の部品点数の削減や小型化の妨げとなる。
したがって、本発明の目的は、ビデオ・オーディオ信号について複数のフォーマットで出力が可能な映像装置において、コンピュータに出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットが切り換わる際に、映像装置とコンピュータの間の接続を、物理的なケーブルの抜き差しをすることなく自動的に遮断・再接続する映像装置および映像出力制御方法を提供することにある。
本発明の第1の実施態様は、画像信号を複数のフォーマットで出力可能な信号制御手段と、コンピュータと接続するためのインタフェース手段と、画像信号を、インタフェース手段を用いてコンピュータに送信するよう制御するインタフェース制御手段を有し、インタフェース制御手段は、チップで構成されデータリンク層における機能を管理するデータリンク層管理手段と、チップで構成され物理層における機能を管理する物理層管理手段を有し、インタフェース手段を介してコンピュータに接続されている場合に、画像信号のフォーマットが切り替えられる際、インタフェース手段を制御して、コンピュータが、切り替え前の画像信号のフォーマットに対応するドライバを無効にするように、データリンク層管理手段と物理層管理手段に対応するチップのリセットを行ってデータリンク層管理手段と物理層管理手段の機能を停止させることによって、物理的な接続状態を変更することなくコンピュータとの接続を遮断し、さらに、前記コンピュータが前記接続の遮断を検知可能な時間以上の長さに設定された期間が経過した後、コンピュータが、切り替え後の画像信号のフォーマットに対応するドライバを読み込むように、停止されたデータリンク層管理手段と物理層管理手段に対応するチップのリセット解除を行ってデータリンク層管理手段と物理層管理手段の機能を再開させることによって、物理的な接続状態を変更することなくコンピュータと再接続するように構成した映像装置である。
上記第1の実施形態によって、映像装置が画像信号をコンピュータに送信(再生)している途中に、画像信号のフォーマットが変化しても、コンピュータ側のドライバが適切なものに変更され、コンピュータのハングアップ等の不具合を生じる危険性が排除される。
本発明の第2の実施態様は、複数のフォーマットで出力されうる画像信号を、コンピュータと接続するためのインタフェース手段を介してコンピュータに送信するよう制御する送信ステップと、チップで実現され、データリンク層における機能を管理するデータリンク層管理ステップと、チップで実現され、物理層における機能を管理する物理層管理ステップと、送信ステップによりコンピュータに接続されている場合に、画像信号のフォーマットが切り替えられる際、インタフェース手段を制御して、コンピュータが切り替え前の画像信号のフォーマットに対応するドライバを無効にするように、データリンク層管理ステップと物理層管理ステップを実現するチップのリセットを行ってデータリンク層管理ステップと物理層管理ステップの動作を停止させることによって物理的な接続状態を変更することなくコンピュータとの接続を遮断し、さらに、前記コンピュータが前記接続の遮断を検知可能な時間以上の長さに設定された期間が経過した後、コンピュータが切り替え後の画像信号のフォーマットに対応するドライバを読み込むように、停止されたデータリンク層管理ステップと物理層管理ステップを実現するチップのリセット解除を行ってデータリンク層管理ステップと物理層管理ステップの動作を再開させることによって、物理的な接続状態を変更することなくコンピュータと再接続する遮断・再接続ステップを有するように構成される映像出力制御方法である。
上記第2の実施形態によって、映像装置が画像信号をコンピュータに送信(再生)している途中に、画像信号のフォーマットが変化しても、コンピュータ側のドライバが適切なものに変更され、コンピュータのハングアップ等の不具合を生じる危険性が排除される。
本発明に係る映像装置および映像出力制御方法によって、コンピュータに出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットが切り換わる際に、映像装置とコンピュータ間の接続が、物理的なケーブルの抜き差しをすることなく自動的に遮断・再接続される。コンピュータ側はその再接続のタイミングで、映像装置が出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットに対応したドライバを読み込むために、途中で、映像装置が出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットが切り換えられた場合であっても、ハングアップ等の不具合を生じることがない。
本発明に係る映像装置は、ビデオ・オーディオ信号について、複数のフォーマットで出力することができる映像装置である。また、この映像装置には、動画を出力する装置だけでなく、静止画を出力する装置も含まれ、この場合は、ビデオ信号について、複数のフォーマットで出力することができる映像装置となる。
ここで、複数のフォーマットのビデオ・オーディオ信号は、たとえば、DVフォーマットのデータ(信号)とHDVフォーマットのデータ(信号)の組み合わせである。通常、これらの動画フォーマットには、映像データだけでなく音声データも含まれているが、本発明においては、少なくとも動画または静止画からなる画像信号(ビデオ信号)を扱うことができればよいので、本明細書では、これらのフォーマットに基づくデータを出力する装置を、単に「映像装置」と称する。
最初に、図1を参照して、本発明の映像装置とコンピュータとの接続形態について説明する。図1には、本発明に係る映像装置10とコンピュータ11が示されており、両者は、IEEE1394ケーブル14によって互いに接続されている。当該接続により、IEEE1394バスが形成される。IEEE1394ケーブル14を介して、制御信号とビデオ・オーディオ信号(映像・音声信号)が映像装置10とコンピュータ11との間でやりとりされる。また、コンピュータ11は、従来の、一般的な構成のコンピュータである。
ビデオ・オーディオ信号の上記やりとりのうち、代表的な例は、映像装置10で記録メディアに録画されたビデオ・オーディオ信号が、IEEE1394ケーブル14を介してコンピュータ11に出力されるという形態である。コンピュータ11は、映像装置10から受信したビデオ・オーディオ信号について、たとえば所定のデコード処理を施し、その結果得られた映像信号をモニタ12に送出することによって映像を表示し、音声信号をスピーカ13に送出することにより音声を出力する。
本発明に係る映像装置10は、異なる複数のフォーマットのビデオ・オーディオ信号をコンピュータ11が正常に受信できるように、フォーマットが切り換わるタイミングで、映像装置10とコンピュータ11の接続が(ソフト制御により)一旦、遮断され、その後、再接続されるように擬制する。これは、IEEE1394ケーブル14が、物理的に抜き差しされたのと同じ効果を奏するものである。このような擬制処理の間、IEEE1394ケーブル14は、物理的には映像装置10とコンピュータ11の間に接続されたまま維持される。すなわち、映像装置10とコンピュータ11の間の物理的な接続状態は変更されない。
図2には、こうした遮断・再接続の擬制処理の概念が示されている。図2Aは、通常時の状態であり、映像装置10、コンピュータ11、機器21ないし機器23が、ネットワーク24(この例では、IEEE1394バス)に物理的に接続され、論理的にも接続された状態である。ここで、たとえば、コンピュータ11で動作する所定のネットワークツールを用いて、ネットワーク24を介してコンピュータ11に接続された機器のリストを表示させると、映像装置10、および機器21ないし機器23が現れることになる。
図2Bは、映像装置10が、ネットワーク24との接続を、前述したように一旦、論理的に遮断した際の状態を示している。図2Aと同様に、映像装置10、コンピュータ11、機器21ないし機器23が、ネットワーク24に物理的に接続されているが、映像装置10は、論理的にはネットワーク24に接続されていない状態である。ここで、たとえば、コンピュータ11で動作する所定のネットワークツールを用いて、ネットワーク24を介してコンピュータ11に接続された機器のリストを表示させると、機器21ないし機器23は現れるが、論理的には接続されていない映像装置10は現れない。
映像装置10は、一定時間が経過すると、再び論理的にもネットワーク24に接続され、図2Bに示すような状態から図2Aの状態に戻る。
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態に係る映像装置10の構成について説明する。映像装置10は、カメラ部31、カメラ制御部32、機構制御部33、ユーザインタフェース制御部34、信号制御部35、インタフェース制御部36、およびインタフェース部37を含んでいる。
カメラ部31は、たとえばシャッター、レンズ、およびCCD(Charge Coupled Device)のような撮像装置から構成され、撮像した動画や静止画を電気信号として出力する。カメラ制御部32は、シャッター動作の制御や、ズームおよびフォーカスの制御等を行う。機構制御部33は、映像装置10の録画や再生等に関連する各部の動作を制御する。
ユーザインタフェース制御部34は、ユーザが指示するメニュー画面を映像装置10のモニタ部(不図示)にOSD(On-Screen Display)等を利用して表示させ、そこからユーザの指示を受け取る。また、ユーザインタフェース制御部34は、映像装置10が備える各種ボタン(不図示)がユーザによって押下されたことを検知し、それに応じて機構制御部33等に必要な信号を送信する。
信号制御部35は、カメラ部31等から得られた電気信号をエンコードしてビデオ信号を生成したり、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号をデコードしてモニタ部に表示したりする機能を有している。また、信号制御部35は、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号をそのままのフォーマットで(あるいは別の形式にデコードして)インタフェース部37を介して外部に出力する機能も有している。さらに、信号制御部35は、複数のフォーマットでビデオ・オーディオ信号を記録・再生、および処理する機能を有している。
インタフェース制御部36は、記録メディアにおけるビデオ・オーディオ信号のフォーマットの変化や、ユーザによるフォーマットの変更指示を検知すると、ネットワーク38について論理的な遮断を行うよう制御し、その後、一定の時間が経過すると、ネットワーク38の再接続を行うよう制御する。インタフェース部37は、たとえば、IEEE1394バスであるネットワーク38に接続され、インタフェース制御部36の制御にしたがって、ネットワーク38も対する遮断・再接続を実現するよう動作する。
インタフェース制御部36とインタフェース部37の構成については、図4を参照して、さらに詳細に説明する。図4には、CPU41、LINK部42、およびPHY部43がそれぞれ、3チップ構成、2チップ構成、1チップ構成で表されている。これらのうち、どのような構成を採用するかは設計上の事項に過ぎない。また、これらのチップ構成は一例に過ぎず、他にも様々なパターンが考えられる。基本的に、CPU41がインタフェース制御部36の機能を実現し、LINK部42およびPHY部43がインタフェース部37に対応する。なお、CPU41は、構成によっては、映像装置の他の制御にも関連する場合があるが、ここでは便宜上、CPU41は、ここで説明するネットワーク制御のみに関わるものとする。
LINK部42は、データリンク層の機能を管理する部分で、その基本的な機能は、送信するデータのパケットをPHY部43に送出し、PHY部43が受信したデータパケットのトランザクション層、アプリケーション層への送出を管理することである。
PHY部43は、物理層の電気的インタフェースを管理する部分で、その基本的な機能は、LINK部42からのパラレルデータをシリアル変換し、IEEE1394規格の電気信号を発生し、また逆に、IEEE1394規格の電気信号をシリアルデータに戻し、さらにパラレルデータとしてLINK部42に受け渡すことである。さらに、PHY部43単体では、シリアルバスの基本機能として、リピート、ケーブルの状態認識、バスの初期化、アービトレーション等を行う。
なお、IEEE1394の通信レイヤは、PHYレイヤ、LINKレイヤ、TRANSACTIONレイヤの3層とシリアルバスマネージメントから構成され、上記物理層はPHYレイヤに、上記データリンク層はLINKレイヤにそれぞれ対応する。
次に、図5のフローチャートを参照して、コンピュータ11がドライバを選択する手順の一例について説明する。
最初に、コンピュータ11は、ステップS10において、映像装置10がIEEE1394バスを介してコンピュータ11に接続されたかどうかを検出する。こうした接続の判定は、少なくとも一定期間繰り返して行われる(ステップS10のNO)。コンピュータ11は、映像装置10が接続されたことを検出したら(ステップS10のYES)、ステップS12で、映像装置10に対して、たとえば、Output_Plug_Signal_FormatコマンドやOutput_Signal_ModeコマンドといったAV/C(Audio/Video Control)コマンド(AV/C Digital Interface Command Set)を送信する。
次に、ステップS14で、そのAV/Cコマンドに対するレスポンスの種別によって、映像装置10が、HDVフォーマット(MPEG2フォーマット)のビデオ・オーディオ信号を送出するMPEG機器であるか、DVフォーマットのビデオ・オーディオ信号を送出するDV機器であるかが判定される。具体的には、これらのコマンドの少なくとも1つに、自身がDV機器であることを示す信号を返した映像装置10は、DV装置と判定する。
ステップS14で、映像装置10がMPEG機器であると判定されると、コンピュータ11は、ステップS16において、IEEE1394バスを経由して映像装置10からMPEGフォーマットのデータを受信するためのドライバ(MPEGドライバ)を読み込む。
一方、ステップS14で、映像装置10がDV機器であると判定されると、コンピュータ11は、ステップS18において、IEEE1394バスを経由して映像装置10からDVフォーマットのデータを受信するためのドライバ(DVドライバ)を読み込む。
MPEGドライバとDVドライバは、IEEE1394に規定されたAVプロトコルのMPEG伝送規定とDV伝送規定にそれぞれしたがうものである。コンピュータ11は、MPEGドライバやDVドライバを介して取得されたビデオ・オーディオ信号を必要に応じてデコードしてモニタ等に表示する。また、コンピュータ11のハードディスク等にそのビデオ・オーディオ信号を記録するように制御することも可能である。
前述したように、OS(Operating System)によっては、このように選択的に読み込まれたドライバに、対応するフォーマット以外のフォーマットを有する信号が提供されると、コンピュータ11自身がハングアップするなどの不具合を生じる場合がある。
次に、図6を参照して、複数フォーマットのビデオ・オーディオ信号を出力することができる映像装置10において、動作モードやフォーマット等の選択を行うメニューの一例について説明する。このようなメニュー画面は、たとえば、映像装置10のモニタ部やファインダ部に、OSD(On-Screen Display)機能を利用して表示される。また、ユーザが、メニュー画面に表示された各項目を選択するために、たとえば、映像装置10の操作部に配置されたボタン、スイッチ、あるいはダイヤルとボタンを兼ね備えたタイプの入力手段が利用される。また、このようなメニューの構成や選択機能は、従来の映像装置100と同様のものである。
図6の左側に示されたメニュー51は、映像装置10の動作モードを選択するものであり、たとえば、ビデオ録画モードやビデオ再生モード等のなかから、1つの動作モードを選択する。この例では、ビデオ再生モードが選択された例が示されている。
メニュー51において、ビデオ再生モードが選択されると、右側にメニュー52がポップアップされ、ビデオ再生モードにおいて、どのフォーマットにしたがって、ビデオ・オーディオ信号を出力するかを選択する。メニュー52は、メニュー51で選択されたモードに応じて表示される。したがって、メニュー52に表示される項目の内容および数は、メニュー51で選択された項目に応じて変化しうる。
メニュー52の項目で、「オート」が選択されると、映像装置10は、たとえばカセットテープのような記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号を、その記録されたフォーマットで再生する。たとえば、映像装置10がDVフォーマットおよびHDVフォーマットに対応する場合であれば、DV信号またはMPEG信号を出力する。このとき、映像装置10がコンピュータ11と、IEEE1394バスを介して接続されると、DV信号を出力している場合、コンピュータ11はその映像装置10をDV機器とみなしてDV用のドライバを読み込み、MPEG信号を出力している場合、コンピュータ11はその映像装置10をMPEG機器とみなしてMPEG用のドライバを読み込む。
ここで、DVフォーマットとHDVフォーマットのビデオ・オーディオ信号が混在して記録されている記録メディアを従来の映像装置100で再生する場合、コンピュータ11に接続した時点で再生していたフォーマットと異なるフォーマットのビデオ・オーディオ信号が再生されると、前述のようにコンピュータ11のハングアップを誘発する危険性がある。
メニュー52で、「HDV」が選択されている場合、映像装置100は、記録メディア上の記録フォーマットに関わらずMPEG信号しか出力しない。DVフォーマットのビデオ・オーディオ信号が記録されている部分については、MPEGダミー信号が出力される。このため、どの時点でコンピュータ11に接続されてもコンピュータ11はMPEG用のドライバを読み込み、以降、この「HDV」が選択されている限り、上記ハングアップの問題は回避される。
他方、メニュー52で、「DV」が選択されている場合、映像装置100は、記録メディア上の記録フォーマットに関わらずDV信号しか出力しない。MPEGフォーマットのビデオ・オーディオ信号が記録されている部分については、DVダミー信号が出力される。このため、どの時点でコンピュータ11に接続されてもコンピュータ11はDV用のドライバを読み込み、以降、この「DV」が選択されている限り、上記ハングアップの問題は回避される。
逆に、メニュー52で「HDV」を選択してコンピュータ11と接続した後に、メニュー52で「DV」を選択するよう切り換えた場合、または、メニュー52で「DV」を選択してコンピュータ11と接続した後に、メニュー52で「HDV」を選択するよう切り換えた場合は、コンピュータ11がハングアップする可能性がある。
ただし、このように選択を切り換える場合でも、IEEE1394ケーブルをユーザが(映像装置100あるいはコンピュータ11から)一旦抜いて、再度差し込めば、コンピュータ11では、切り換えられたフォーマットに対応するドライバが新たに読み込まれるため、問題は生じない。しかしながら、メニュー52で「オート」が選択されている場合であって、記録メディアにDV信号とMPEG信号が混在して記録されている場合は、ユーザが記録フォーマットが変化する都度、ケーブルを抜き差しするわけにもいかず、ハングアップの問題を避けて通ることはできない。
ここで、従来の映像装置100について生じる上記の状況を、図7ないし図12を参照して具体的に説明する。図7は、ビデオ再生モードで「オート」が選択された(メニュー52で「オート」が選択された)場合であって、混在記録のために、再生の途中で、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号が、MPEG信号からDV信号に変化した場合を示している。
当初、従来の映像装置100からはMPEG信号が出力され、それに応じてコンピュータ11では、MPEG用ドライバが読み込まれる。しかしながら、途中で映像装置100からDV信号が出力されると、コンピュータ11にはMPEG用ドライバが読み込まれたままなので、その時点でハングアップしてしまう。
図8は、図7とはビデオ・オーディオ信号の変化のパターンが逆の場合である。すなわち、ビデオ再生モードで「オート」が選択された(メニュー52で「オート」が選択された)場合であって、混在記録のために、再生の途中で、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号が、DV信号からMPEG信号に変化した場合を示している。
当初、映像装置100からはDV信号が出力され、それに応じてコンピュータ11では、DV用ドライバが読み込まれる。しかしながら、途中で映像装置100からMPEG信号が出力されると、コンピュータ11にはDV用ドライバが読み込まれたままなので、その時点でハングアップしてしまう。
図9は、ビデオ再生モードで「HDV」が選択された(メニュー52で「HDV」が選択された)場合であって、混在記録のために、再生の途中で、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号が、MPEG信号からDV信号に変化した場合を示している。
当初、映像装置100からはMPEG信号が出力され、それに応じてコンピュータ11では、MPEG用ドライバが読み込まれる。その後、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号がDV信号となるが、映像装置100のビデオ再生モードが「HDV」であるため、MPEGフォーマットのダミー信号(MPEGダミー信号)が出力される。コンピュータ11は、この信号を、読み込まれたままのMPEG用ドライバで処理するため、ハングアップの問題は生じない。ただし、この場合、ハングアップを回避することはできるが、DVフォーマットで記録された部分はMPEGダミー信号となるため、当該部分を視聴することはできない。
図10は、ビデオ再生モードで「DV」が選択された(メニュー52で「DV」が選択された)場合であって、混在記録のために、再生の途中で、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号が、DV信号からMPEG信号に変化した場合を示している。
当初、映像装置100からはDV信号が出力され、それに応じてコンピュータ11では、DV用ドライバが読み込まれる。その後、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号がMPEG信号となるが、映像装置100のビデオ再生モードが「DV」であるため、DVフォーマットのダミー信号(DVダミー信号)が出力される。コンピュータ11は、この信号を、読み込まれたままのDV用ドライバで処理するため、ハングアップの問題は生じない。ただし、この場合、ハングアップを回避することはできるが、MPEGフォーマットで記録された部分はDVダミー信号となるため、当該部分を視聴することはできない。
図11は、ビデオ再生モードで「HDV」が選択された(メニュー52で「HDV」が選択された)場合であって、記録メディアにはMPEGフォーマットのビデオ・オーディオ信号のみが記録されており、MPEG信号を再生している途中で、ユーザの誤操作等により、ビデオ再生モードを「DV」に切り換えてしまった場合を示している。
当初、映像装置100からはMPEG信号が出力され、それに応じてコンピュータ11では、MPEG用ドライバが読み込まれる。その後、記録メディアにはMPEGフォーマットのビデオ・オーディオ信号のみが記録されているにも関わらず、映像装置100のビデオ再生モードが強制的に「DV」に切り換えられるため、DVフォーマットのダミー信号(DVダミー信号)が出力される。コンピュータ11は、この信号を、読み込まれたままのMPEG用ドライバで処理するため、ハングアップの問題が生じる。
図12は、ビデオ再生モードで「DV」が選択された(メニュー52で「DV」が選択された)場合であって、記録メディアにはDVフォーマットのビデオ・オーディオ信号のみが記録されており、DV信号を再生している途中で、ユーザの誤操作等により、ビデオ再生モードを「HDV」に切り換えてしてしまった場合を示している。
当初、映像装置100からはDV信号が出力され、それに応じてコンピュータ11では、DV用ドライバが読み込まれる。その後、記録メディアにはDVフォーマットのビデオ・オーディオ信号のみが記録されているにも関わらず、映像装置100のビデオ再生モードが強制的に「HDV」に切り換えられるため、MPEGフォーマットのダミー信号(MPEGダミー信号)が出力される。コンピュータ11は、この信号を、読み込まれたままのDV用ドライバで処理するため、ハングアップの問題が生じる。
次に、図13を参照して、本発明による映像装置10において、上記ハングアップの問題を回避するための方法について説明する。図13に示す映像装置10では、当初、ビデオ再生モードで「HDV」が選択され、コンピュータ11は接続時にMPEG用ドライバを読み込む。ビデオ再生モードで「HDV」であるため、記録メディアに記録されているビデオ・オーディオ信号がMPEGフォーマットでもDVフォーマットでもMPEGフォーマットの信号が出力される。すなわち、記録メディアにMPEGフォーマットのビデオ・オーディオ信号が記録されている場合は、MPEG信号が出力され、DVフォーマットの場合は、MPEGダミー信号が出力される。
ここで、ユーザによってビデオ再生モードが、「HDV」から「DV」に切り換えられ、DV信号がコンピュータ11に出力される場合、映像装置10は、一旦、映像装置10とコンピュータ11の間のIEEE1394バスの接続を遮断し、一定の時間が経過した後、再度この間を接続するよう制御する。
このような制御を行うことによって、コンピュータ11は、再接続の際に、DV用ドライバを読み込み、映像装置10から出力されるDV信号を正常に受信することができる。映像装置10の上記遮断と再接続の制御は、実質的にはIEEE1394ケーブルを抜き差しすることなく行われる一方で、コンピュータ11では、そのIEEE1394ケーブルが抜き差しされたのと同等の効果が生じる。
図13は、ユーザがなんらかの理由で、記録メディアにはHDVフォーマットのビデオ・オーディオ信号が記録されているにもかかわらず、ビデオ再生モードを「HDV」から「DV」に切り換えてしまった例であるが、記録メディアにはDVフォーマットのビデオ・オーディオ信号が記録されているにもかかわらず、ビデオ再生モードを「DV」から「HDV」に切り換えてしまったような逆のケースでも映像装置10の同様の制御によってハングアップの問題を回避することができる。
また、ビデオ再生モードが「オート」にされた場合に、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号がHDVフォーマットからDVフォーマットに変わった場合(また、逆に、DVフォーマットからHDVフォーマットに変わった場合)、映像装置10は、そのフォーマットの変化を検出して、上記遮断と再接続の制御を行うようにすることも可能である。
次に、図13に示す処理を実現するための映像装置10の手順について、図14のフローチャートを参照して説明する。この例では、出力されるビデオ・オーディオ信号のフォーマットが切り換えられたことを検出した映像装置10のインタフェース制御部36は、一旦、インタフェース部37を実質的に構成するIC(Integrated Circuit)をリセット状態にし、一定時間経過後にリセット解除する。その後、インタフェース制御部36は、そのインタフェース部37のリセットによるIEEE1394バスからの切り離し(遮断)を自ら検出して、通常時に、ケーブルが抜かれた場合と同様の処理を行う。
さらにその後、インタフェース制御部36は、そのインタフェース部37のリセット解除によるIEEE1394バスへの接続を自ら検出して、通常時に、ケーブルが差された場合と同様の処理を行う。
このようなIEEE1394バスからの切り離しは、インタフェース制御部36の構成にもよるが、たとえば、以下の方法が考えられる。
(1)インタフェース部37に対応するICを停止させることによって、IEEE1394バスから切り離す。
(2)CPU41を含むインタフェース制御部36を停止させることによって、IEEE1394バスから切り離す。
(3)映像装置10そのものの電源を落とすことによって、IEEE1394バスから切り離す。この場合、映像装置10は、電源の遮断および投入を制御する電源部を備えることが必要である。
図14のフローチャートにおいて、最初に、ステップS30において、ビデオ再生モードの切り換えが行われたかどうかを検出する。この検出は、ユーザがメニューを操作して、「HDV」から「DV」に、または「DV」から「HDV」に切り換えた操作を検知する。また、「オート」の場合は、記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号のフォーマットが切り換わったことを検知する。
ステップS30の処理は、切り換えが行われるまで所定の時間繰り返しチェックされる(ステップS30のNO)。ビデオ再生モードの切り換え、または、出力されるビデオ・オーディオ信号のフォーマットの切り換えが検出された場合(ステップS30のYES)、ステップS32で、ケーブル抜き処理が行われる。これは、物理的に、映像装置10やコンピュータ11からIEEE1394ケーブルを抜くものではなく、論理的なネットワーク遮断を意味するものであり、たとえば、所定のバイアス信号を停止する処理である。この処理の、より具体的な態様は図15および図16を参照して後述する。
映像装置10でケーブル抜き処理が行われると、映像装置10は、ステップS34でケーブルが(論理的に)抜かれたかどうか検出する。
ステップS34で、ケーブルが抜かれたことが検知されると(ステップS34のYES)、ステップS36で、ケーブル抜き対応処理が行われる。この処理は、映像装置10が通常時、ケーブルの抜かれた場合に行う処理と同様のものである。
映像装置10は、ステップS38で、一定期間ループし、次のステップS40の処理を遅延させる。これは、ケーブルの抜き差しをあまりに速く行うと、コンピュータ11側の検知処理が追いつかず、コンピュータ11が結果的に、ケーブルの抜き差しがなかったと判断してしまうことを避けるためである。
ステップS40では、ケーブル差し処理が行われる。これは、物理的に、映像装置10とコンピュータ11との間のIEEE1394ケーブルで接続するものではなく、論理的なIEEE1394バスの再接続を意味するものであり、たとえば、所定のバイアス信号を出力する処理である。この処理の、より具体的な態様は図15および図16を参照して後述する。
ステップS40でケーブル差し処理が行われると、映像装置10は、ステップS42でケーブルが(論理的に)差されたかどうか検出する。
ステップS42で、ケーブルが差されたことが検知されると(ステップS42のYES)、ステップS44で、ケーブル差し対応処理が行われる。この処理は、映像装置10が通常時、ケーブルの差された場合に行う処理と同様のものである。
次に、図15を参照して、図4で示したCPU41、LINK部42、およびPHY部43の間の信号のやりとりについて説明する。LPS信号は、LINK部42のパワーステータスを示すものであり、たとえば信号の内容が「1」であればLINK部42がアクティブであることを示し、「0」であればオフであることを示す。
CLKL信号は、LINK部42に提供されるクロック情報である。「1」は、LINK部42にクロックが提供されていることを示し、「0」は、クロックの提供が停止されていることを示す。XRSTL信号は、「1」で、LINK部42のリセットを解除し、LINK部42へのクロックを提供する。「0」では、LINK部42のリセットおよびLINK部42へのクロック提供の停止を示す。
XRSTP信号は、「1」でPHY部43のリセットを解除し、PHY部43へのクロックを提供する。「0」では、PHY部43のリセットおよびPHY部43へのクロック提供の停止を示す。
次に、図16を参照して、本発明の映像装置10がどのような手順でIEEE1394バスの遮断と再接続を制御するか、図15で示した各信号の送信タイミングを示しながら説明する。なお、図16Aは従来の映像装置における各信号のタイミングを示したものであり、図16Bは、本発明の映像装置10におけるタイミングを示したものである。ここで、図16Aおよび図16Bの場合、ともに、CPU41、LINK部42、およびPHY部43は個別のチップにより構成されている(すなわち、図4に示した3チップ構成である)との前提を設ける。
図16Aでは、最初に、IEEE1394ケーブルが物理的に抜かれる。PHYACTの信号の、ハイレベルからローレベルへの変化は、そのことを示している。その後、このIEEE1394ケーブルが抜かれたことに応答して、LPS信号を「1」から「0」に変化させる。これは、同一のIEEE1394バス上の他の機器からLINK状態を参照されることが考えられるため、ケーブルを抜いたことによりLINK部が停止することを示しておくためである。
その後、XRSTL信号を「1」から「0」に変化させ、LINK部を実際に停止させる(リセットをかけ、クロックの受信を停止する)。さらにそれから所定の期間が経過した後、CLKL信号を「1」から「0」にして、LINK部へのクロックの提供を停止させる。
さらにその後、XRSTP信号を「1」から「0」にして、PHY部を停止させる(リセットをかけ、クロックの受信を停止する)。
この時点で、この映像装置は、それまで接続していたIEEE1394バスから物理的に遮断される。たとえば、そのネットワーク上の他の機器により、接続された機器の一覧を表示させても、表示されない状態となる。
この後、IEEE1394ケーブルが物理的に差し込まれると(PHYACTの信号が、ローレベルからハイレベルに変化する)、これを検知して、上記とは逆の順序で、すなわち、XRSTP信号、CLKL信号、XRSTL信号、およびLPS信号の順で、それぞれ「0」から「1」に戻される。この制御により、物理層およびデータリンク層の機能が所定の順に活動化され、映像装置100がIEEE1394バスに接続され、その時点での映像装置100のビデオ再生モードに応じたフォーマットのドライバがコンピュータ11に読み込まれる。
図16Aでは、IEEE1394ケーブルを物理的に抜き差しすれば、映像装置がIEEE1394バスから一旦遮断され、コンピュータ11側で、再接続の際に適切なドライバが読み込まれる。しかしながら、本発明では、IEEE1394ケーブルの物理的な抜き差しをすることなく、このような効果が得られる。
そのことを、図16Bを参照して説明する。図16Aで説明したとおり、IEEE1394ケーブルが物理的に抜き差しされると、PHYACTの信号は、ハイレベルからローレベルに、あるいはローレベルからハイレベルに変化するが、ここでは、IEEE1394ケーブルの抜き差しはないため、PHYACTの信号は変化しない。
映像装置10は、インタフェース制御部36において、ユーザがメニュー操作によりビデオ再生モードをたとえば「HDV」から「DV」に、あるいは「DV」から「HDV」に切り換えたことを検出し、または、ビデオ再生モードが「オート」であり、かつ記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号のフォーマットが変化したことを検出した場合に、一旦、インタフェース部37(LINK部42およびPHY部43)をリセット状態とし、一定時間経過後に再度リセット解除する。
この処理を、より詳細に説明する。映像装置10は、ユーザがメニュー操作によりビデオ再生モードをたとえば「HDV」から「DV」に、あるいは「DV」から「HDV」に切り換えたことを検出した場合、または、ビデオ再生モードが「オート」であり、かつ記録メディアに記録されたビデオ・オーディオ信号のフォーマットが変化したことを検出した場合に、まず、LPS信号を「1」から「0」に変化させる。
これは、同一のIEEE1394バス上の他の機器からLINK状態を参照されることが考えられるため、IEEE1394バスから離脱する前に、LINK部42が動作停止することを示しておくためである。LINK部42が非動作状態であれば、外からの応答は無効になるため、LINK部42より上位層への問い合わせも行われなくなり、状態遷移時に不正な応答をしてしまうのを防ぐことができる。
LPS信号をこのように変化させた後、XRSTL信号を「1」から「0」に変化させ、LINK部を停止させる(すなわち、リセットをかけ、クロックの受信を停止する)。さらにその後、CLKL信号を「1」から「0」にして、LINK部へのクロックの提供を停止させる。
さらにその後、XRSTP信号を「1」から「0」にして、PHY部を停止させる(すなわち、リセットをかけ、クロックの受信を停止する)。
この処理により、映像装置10は、それまで接続していたIEEE1394バスから論理的に遮断された状態となる。たとえば、そのネットワーク上の他の機器により、接続された機器の一覧を表示させても、映像装置10は表示されない。
ここで、XRSTP信号は、所定の時間「0」のまま維持される。この所定の時間は、コンピュータ11側が、映像装置10のIEEE1394バスの離脱を検知し、それまでこの映像装置10に対応するために読み込んでいたドライバを無効とする(たとえば、所定の記憶域から消去する)のに十分な時間である。
上記所定の時間が経過すると、上記とは逆の順序で、すなわち、XRSTP信号、CLKL信号、XRSTL信号、およびLPS信号の順で、それぞれ「0」から「1」に戻される。この制御により、物理層およびデータリンク層の機能が所定の順序で活動化され、映像装置10が再びIEEE1394バスに接続され、その時点での映像装置10のビデオ再生モードに応じたフォーマットのドライバがコンピュータに読み込まれる。
本発明では、このように、映像装置10から出力するフォーマットが変更される際に、IEEE1394バスに対する遮断・再接続が擬制されるので、コンピュータ11では、それに応答して対応する適切なドライバを読み込むことができ、結果的にハングアップ等の不具合が回避される。
なお、この例では、CPU41、LINK部42、およびPHY部43は個別のチップにより構成される3チップ構成であるとの前提で上記遮断・再接続処理を説明したが、他の構成においても同様の処理を実現することができる。たとえば、チップ構成が変わればリセットやリセット解除の単位が変わる可能性がある。
また、ここでは、映像装置10とコンピュータ11がIEEE1394バスに接続される例について本発明の実施形態を説明してきたが、他のネットワーク接続についても本発明の技術的思想を適用することが可能である。またさらに、本発明は、有線接続だけでなく、無線接続においても適用可能である。
次に、図17を参照して、コンピュータ11の基本的な構成について説明する。コンピュータ11は、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72、RAM(Random Access Memory)73、外部記憶装置74、入力手段75、表示手段76、音声出力手段77、インタフェース部78、およびこれらの各構成要素を互いに接続するバス79を含んでいる。
CPU71は、各構成要素の動作、および各構成要素間のデータの送受信を制御し、プログラムによる指令を実行する。たとえば、映像装置10から提供されるビデオ・オーディオ信号のデコード処理などの画像・音声処理も、CPU71の制御のもとで、必要に応じて行われる。
ROM72は、電源を切ってもデータは消えない不揮発性の記憶デバイスであり、CPU71がコンピュータ11の電源立ち上げ時に最初に実行するコードなどが記憶されている。
RAM73には、実行中のプログラムやそのプログラムで使用するデータ等がロードされる。映像装置10がIEEE1394バスを介して接続された場合に、その映像装置10が提供するビデオ・オーディオ信号のフォーマットに応じて選択されるドライバもRAM73にロードされ(読み込まれ)、映像装置10からのビデオ・オーディオ信号が、そのドライバプログラムの処理を経由してコンピュータ11に取り込まれる。
外部記憶装置74は、ハードディスク等の記憶装置であり、各種プログラム、データが記憶されており、RAM73にロードされるドライバのモジュールも外部記憶装置74に記憶されうる。入力手段75は、たとえば、キーボードやマウス等の入力手段であり、ユーザは、この手段を使用して、CPU71に所定の処理を行うよう指示する。
また、表示手段76は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等のモニタであり、ユーザは、ここに示された内容を見ることにより情報を受け取り、ここに表示されたメニュー画面等に基づいて所定の指示を行う。映像装置10から送信されるビデオ信号はこの表示手段76に表示され、映像装置10で録画した映像が再生される。
音声出力手段77は、たとえば、スピーカであり、映像装置10から送信されるオーディオ信号は、この音声出力手段77に出力され、映像装置10によって録音された音が再生される。
インタフェース部78は、IEEE1394バスとの接続を実現する。映像装置10から提供されるビデオ・オーディオ信号は、インタフェース部78を介してドライバに提供され、必要なデコード処理等の後、表示手段76および音声出力手段77に出力される。
コンピュータ11は、たとえばパーソナルコンピュータのようなコンピュータであるが、上述した構成要素を備え、映像装置10からのビデオ・オーディオ信号を所定の専用ソフト(ドライバ)で受信する限り、どのような装置でもよい。
本発明の一実施形態に係る映像装置10が、コンピュータ11にIEEE1394ケーブルを介して接続されている状態を示す略線図である。 本発明の一実施形態に係る映像装置10が、IEEE1394バスに接続された場合と、遮断された場合で、コンピュータ11がどのように映像装置10を認識するかを概念的に示す略線図である。 本発明の一実施形態に係る映像装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る映像装置10のインタフェース制御部とインタフェース部に対応する構成要素のチップ構成のバリエーションを示した略線図である。 コンピュータ11において、映像装置10からのビデオ・オーディオ信号をIEEE1394ケーブル経由で受信する際の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る映像装置10において、ビデオ再生モードを設定するためのメニュー画面の例を表した略線図である。 従来の映像装置において、出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットが途中で変化した場合のコンピュータの動作を概念的に示す略線図である。 従来の映像装置において、出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットが途中で変化した場合のコンピュータの動作を概念的に示す略線図である。 従来の映像装置において、出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットが途中で変化した場合のコンピュータの動作を概念的に示す略線図である。 従来の映像装置において、出力するビデオ・オーディオ信号のフォーマットが途中で変化した場合のコンピュータの動作を概念的に示す略線図である。 従来の映像装置において、ビデオ・オーディオ信号の出力中に再生モードが切り換えられた場合のコンピュータの動作を概念的に示す略線図である。 従来の映像装置において、ビデオ・オーディオ信号の出力中に再生モードが切り換えられた場合のコンピュータの動作を概念的に示す略線図である。 本発明の一実施形態に係る映像装置10において、ビデオ・オーディオ信号の出力中に再生モードが切り換えられた場合のコンピュータ11の動作を概念的に示す略線図である。 本発明の一実施形態に係る映像装置10において、IEEE1394ケーブルの抜き差しを擬制する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る映像装置10において、IEEE1394ケーブルの抜き差しを擬制する処理の詳細を示す略線図である。 本発明の一実施形態に係る映像装置10の、IEEE1394ケーブルの抜き差しを擬制する処理において、各種信号の変化のタイミングを従来の方法と比較して示したタイミングチャートである。 コンピュータ11の構成の例を示すブロック図である。
10・・・映像装置、11・・・コンピュータ、12・・・モニタ、13・・・スピーカ、14・・・IEEE1394ケーブル、21,22,23・・・機器、24・・・ネットワーク、31・・・カメラ部、32・・・カメラ制御部、33・・・機構制御部、34・・・ユーザインタフェース制御部、35・・・信号制御部、36・・・インタフェース制御部、37・・・インタフェース部、38・・・ネットワーク、41・・・CPU、42・・・LINK部、43・・・PHY部

Claims (18)

  1. 画像信号を複数のフォーマットで出力可能な信号制御手段と、
    コンピュータと接続するためのインタフェース手段と、
    前記画像信号を、前記インタフェース手段を用いて前記コンピュータに送信するよう制御するインタフェース制御手段を有し、
    前記インタフェース制御手段は、チップで構成されデータリンク層における機能を管理するデータリンク層管理手段と、チップで構成され物理層における機能を管理する物理層管理手段を有し、前記インタフェース手段を介して前記コンピュータに接続されている場合に、前記画像信号のフォーマットが切り替えられる際、前記インタフェース手段を制御して、前記コンピュータが、切り替え前の前記画像信号のフォーマットに対応するドライバを無効にするように、前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段に対応するチップのリセットを行って前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段の機能を停止させることによって、物理的な接続状態を変更することなく前記コンピュータとの接続を遮断し、さらに、前記コンピュータが前記接続の遮断を検知可能な時間以上の長さに設定された期間が経過した後、前記コンピュータが、切り替え後の前記画像信号のフォーマットに対応するドライバを読み込むように、前記停止された前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段に対応するチップのリセット解除を行って前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段の機能を再開させることによって、物理的な接続状態を変更することなく前記コンピュータと再接続することを特徴とする映像装置。
  2. 請求項1に記載の映像装置において、
    前記インタフェース手段はIEEE1394インタフェースであことを特徴とする映像装置。
  3. 請求項に記載の映像装置において、
    前記インタフェース制御手段は、
    前記画像信号のフォーマットが切り替えられたことを検出するフォーマット切り替え検出手段と、
    リンクパワーステータス信号を変更するリンクパワーステータス信号変更手段をさらに有し、
    前記フォーマット切り替え検出手段で画像信号フォーマットの切り替えを検出し、前記リンクパワーステータス信号変更手段で前記リンクパワーステータス信号の変更を行った後、前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段の機能を停止させることによって前記遮断を行い、前記停止された前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段の機能を再開させることによって前記再接続を行なった後、前記リンクパワーステータス信号変更手段で前記リンクパワーステータス信号の変更を行うよう制御することを特徴とする映像装置。
  4. 請求項に記載の映像装置において、
    前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段は、それぞれ1つのチップで構成され、
    前記インタフェース制御手段は、
    前記それぞれのチップをリセットすることによって前記遮断を行い、
    前記それぞれのチップのリセット解除をすることによって前記再接続を行うことを特徴とする映像装置。
  5. 請求項に記載の映像装置において、
    前記インタフェース制御手段は、
    前記遮断の際には、前記データリンク層管理手段に対応するチップのリセットを行った後、前記物理層管理手段に対応するチップのリセットを行い、
    前記再接続の際には、前記物理層管理手段に対応するチップのリセット解除を行った後、前記データリンク層管理手段に対応するチップのリセット解除を行うことを特徴とする映像装置。
  6. 請求項に記載の映像装置において、
    前記データリンク層管理手段と前記物理層管理手段は、1つのチップで構成され、
    前記インタフェース制御手段は、
    前記1つのチップをリセットすることにより前記遮断を行い、
    前記1つのチップのリセット解除をすることによって前記再接続を行うことを特徴とする映像装置。
  7. 請求項1に記載の映像装置において、
    前記画像信号のフォーマットの切り替えが、DVフォーマットからHDVフォーマットへの切り換え、またはHDVフォーマットからDVフォーマットへの切り換えであることを特徴とする映像装置。
  8. 請求項1に記載の映像装置において、
    前記画像信号のフォーマットの切り替えが、ユーザの指示によるものであることを特徴とする映像装置。
  9. 請求項1に記載の映像装置において、
    前記画像信号は、前記フォーマットの異同にかかわらず、同一の記録メディアに記録され、
    前記画像信号のフォーマットの切り替えが、前記記録メディアに記録された、異なるフォーマットの前記画像信号が順次再生されたことによるものであることを特徴とする映像装置。
  10. 複数のフォーマットで出力されうる画像信号を、コンピュータと接続するためのインタフェース手段を介して前記コンピュータに送信するよう制御する送信ステップと、
    チップで実現され、データリンク層における機能を管理するデータリンク層管理ステップと、
    チップで実現され、物理層における機能を管理する物理層管理ステップと、
    前記送信ステップにより前記コンピュータに接続されている場合に、前記画像信号のフォーマットが切り替えられる際、前記インタフェース手段を制御して、前記コンピュータが切り替え前の前記画像信号のフォーマットに対応するドライバを無効にするように、前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップを実現するチップのリセットを行って前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップの動作を停止させることによって物理的な接続状態を変更することなく前記コンピュータとの接続を遮断し、さらに、前記コンピュータが前記接続の遮断を検知可能な時間以上の長さに設定された期間が経過した後、前記コンピュータが切り替え後の前記画像信号のフォーマットに対応するドライバを読み込むように、前記停止された前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップを実現するチップのリセット解除を行って前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップの動作を再開させることによって、物理的な接続状態を変更することなく前記コンピュータと再接続する遮断・再接続ステップを有することを特徴とする映像出力制御方法。
  11. 請求項10に記載の映像出力制御方法において、
    前記インタフェース手段はIEEE1394インタフェースであことを特徴とする映像出力制御方法。
  12. 請求項10に記載の映像出力制御方法において、
    前記遮断・再接続ステップは、
    前記画像信号のフォーマットが切り替えられたことを検出するフォーマット切り替え検出ステップと、
    リンクパワーステータス信号を変更するリンクパワーステータス信号変更ステップをさらに有し、
    前記フォーマット切り替え検出ステップで画像信号フォーマットの切り替えを検出し、前記リンクパワーステータス信号変更ステップで前記リンクパワーステータス信号の変更を行った後、前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップの動作を停止させることによって前記遮断を行い、前記停止された前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップの動作を再開させることによって前記再接続を行った後、前記リンクパワーステータス信号変更ステップで前記リンクパワーステータス信号の変更を行うよう制御することを特徴とする映像出力制御方法。
  13. 請求項10に記載の映像出力制御方法において、
    前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップは、それぞれ1つのチップで実現され、
    前記遮断・再接続ステップは、前記それぞれのチップをリセットすることによって前記遮断を行い、前記それぞれのチップのリセット解除をすることによって前記再接続を行うことを特徴とする映像出力制御方法。
  14. 請求項13に記載の映像出力制御方法において、
    前記遮断・再接続ステップは、
    前記遮断の際には、前記データリンク層管理ステップを実現するチップのリセットを行った後、前記物理層管理ステップを実現するチップのリセットを行い、
    前記再接続の際には、前記物理層管理ステップを実現するチップのリセット解除を行った後、前記データリンク層管理ステップを実現するチップのリセット解除を行うことを特徴とする映像出力制御方法。
  15. 請求項10に記載の映像出力制御方法において、
    前記データリンク層管理ステップと前記物理層管理ステップは、1つのチップで実現され、
    前記遮断・再接続ステップは、前記1つのチップをリセットすることにより前記遮断を行い、前記1つのチップのリセット解除をすることによって前記再接続を行うことを特徴とする映像出力制御方法。
  16. 請求項10に記載の映像出力制御方法において、
    前記画像信号のフォーマットの切り替えが、DVフォーマットからHDVフォーマットへの切り換え、またはHDVフォーマットからDVフォーマットへの切り換えであることを特徴とする映像出力制御方法。
  17. 請求項10に記載の映像出力制御方法において、
    前記画像信号のフォーマットの切り替えが、ユーザの指示によるものであることを特徴とする映像出力制御方法。
  18. 請求項10に記載の映像出力制御方法において、
    前記画像信号は、前記フォーマットの異同にかかわらず、同一の記録メディアに記録され、
    前記画像信号のフォーマットの切り替えが、前記記録メディアに記録された、異なるフォーマットの前記画像信号が順次再生されたことによるものであることを特徴とする映像出力制御方法。
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