JP4363219B2 - 緊急警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、緊急警報システムに関するものである。
近年、学校等に不審者が侵入して児童等を傷つけたりする事件が起きたり、街路等においても、ストーカー、ひったくり、痴漢等による被害が増加している。このような事件や、被害に遭わないために、緊急通報が行えるシステムが街路等に設置されるようになってきた(例えば特許文献1)。
特開2003−256961号公報(図1)
ところで、特許文献1に示される緊急通報システムは、街路に設置される複数の緊急通報塔と、各緊急通報塔を通信回線を介して接続し、緊急通報塔の監視カメラで撮影され画像のデータを収集したり、緊急通報に対応した処理が為されるセンタ装置とから構成されているもので、画像データ等の大容量データをセンタ装置へ高速に伝送するために専用の通信回線(光ファイバーや無線通信回線)を使用することから、高価なシステムとなっており、設置されるエリアが限られるという問題があった。また緊急通報塔では通報時に警報用発光部を点灯、点滅させることができるものの、通報者(特に児童等)に確実に動作したことを知らせてより安心感を与えるとともに、害を与えようとする者(賊)に威嚇する効果が低かった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、最小単位のシステムの費用が安く、小さなエリアにも設置することができ、また通報者に確実に安心感を与えるとともに、害を与えようとする者(賊)に対する威嚇効果が高い緊急警報システムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、警報用発光手段、音声発生手段、音声記憶手段、押釦スイッチ、信号出力手段を備えるとともに、前記押釦スイッチの押操作が検知されると、前記警報用発光手段を点灯若しくは点滅させ、音声発生手段から音声記憶手段で予め記憶させている内容の音声を発生させ、前記信号出力手段から外部へ信号を出力させる制御手段を備えた警報装置と、該警報装置の前記信号出力手段からの信号によって動作する外部機器とを備え、前記外部機器として、2台の前記警報装置で共用される1台の撮影装置を備え、当該撮影装置は、前記信号出力手段からの信号が入力されていない通常時は、2台の前記警報装置の設置場所近辺のエリアを含む範囲を撮影できるよう撮影方向及び画角を設定するとともに、前記信号出力手段からの信号が入力されると、2台の警報装置のうち信号を出力した警報装置の近辺を拡大撮影できるよう撮影方向及び画角を設定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、データ伝送の通信線が必要ないので、1台の警報装置と外部機器とを組み合わせるような最小単位のシステムを構築してもその費用が安く、小さなエリアにも設置することが可能となり、しかも音声発生手段から発する音声及び警報用発光手段の点灯若しくは点滅により押釦スイッチを操作した押釦操作者には警報装置が動作したことを示して安心感を与え、害を与えようとする者(賊)には恐怖感を与えたり、威嚇することができるものであり、しかも外部機器を動作させることで、多機能化が図れる。
また、警報装置で押釦スイッチの操作があると、当該警報装置の近辺のエリアを拡大撮影した映像を得ることができ、管理人室等において状況をモニタすることが容易となる。
請求項の発明では、請求項の発明において、前記外部機器として、前記撮影装置で撮影される映像を録画する画像記憶装置を備え、この画像記憶装置は警報装置からの信号を受け取ると、その時刻を録画映像に記録する機能を備えていることを特徴とする。
請求項の発明によれば、警報装置で押釦スイッチの操作があると、当該警報装置の近辺のエリアを拡大撮影した映像を録画でき、またその時刻も記録できるので、状況の確認や後日の警察捜査等に役立つとともに、悪戯防止にも有効となり、また通信線を用いて画像データの伝送を行う必要もないため、システムの構築コストも安価となり、小規模施設などにも容易に設置できる。
請求項の発明では、請求項1又は2の何れかの発明において、前記警報装置には前記押釦スイッチに並列的に接続される連動端子部を設けて他の警報装置の連動端子部同士を信号線により並列接続可能とし、前記制御手段は前記押釦スイッチの両端間が閉じられたときに前記押操作を検知する機能を備えていることを特徴とする。
請求項の発明によれば、複数の警報装置を連動させることができ、特に特別なネットワークを用いる必要がないため、大きなエリアでの設置も安価にできる。
請求項の発明では、請求項1乃至の何れかの発明において、前記警報装置は前記発光手段を装置本体の上部に露設し、装置本体の前面に露設される押釦スイッチの押釦の位置と、前記発光手段の中心位置との間の距離を略40cmとするとともに、装置本体の高さ寸法を略50cm〜略60cmとしているので、小学校のように子供を対象とする場所や、或いは大人や子供が混在する場所、更には大人のみが対象となる場所においても、警報装置本体の機能を損なうことなく使用することができる。
本発明は、音声発生手段から発する音声及び警報用発光手段の点灯若しくは点滅により押釦スイッチを操作した押釦操作者には警報装置が動作したことを示して安心感を与え、害を与えようとする者(賊)には恐怖感を与えたり、威嚇することができるものであり、しかも外部機器を動作させることで、多機能化が図れるという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態のシステム構成を、図2は本発明の緊急警報システムの中核をなす警報装置1の構成をそれぞれ示している。
システムの中核となる警報装置1は、マイクロコンピュータからなる制御手段を構成する制御部2と、押釦部3と、発光ダイオード群を光源とする警報用発光手段たる警報用発光部4と、通報者に安心感を、また害を与えようとする者(以下賊という)に対して恐怖感を与えたり、威嚇する内容の音声を発生させる音声発生部5と、信号出力手段を構成し、外部へ無電圧出力としてリレー接点出力を出力するリレー回路部6と、商用電源ACを直流に変換して各部に動作電源電圧+Vを与えるための電源部7を備えたものである。
押釦部3は、押釦スイッチ30と、押釦スイッチ30の釦部を照光するための照光用発光ダイオード31とで構成されており、押釦スイッチ30は一端が抵抗R1を介して電源部のプラス極(+V)に接続されるとともに、制御部2の入力ポートI1に接続され、他端がダイオードD1を介してグランド(電源部のマイナス極)に接続されている。また照光用発光ダイオード31は抵抗R2を介して電源部に接続され、常時点灯するようになっている。また前記押釦スイッチ30とダイオードD1の直列回路は、連動端子T1,T2間に接続されている。この連動端子T1、T2は別の警報装置1に同様に設けられた連動端子部Tの+端子T1、−端子T2に信号線8(図7参照)を介して並列接続されるようになっている。つまり各警報装置1に設けられている押釦部3の押釦スイッチ30とダイオードD1の直列回路が互いに並列接続されるようになっている。
警報用発光部4は発光ダイオード群から構成され、制御部2の出力ポートO1から制御信号が出力されると、内部のドライブ回路(図示せず)が動作して発光ダイオード群を点灯させるようになっている。ここで制御部2は信号出力手段として機能する。
音声発生部5は、音声記憶手段である音声合成回路部50と、音声発生手段を構成するパワーアンプ部51及びスピーカ52とで構成され、音声合成回路部50は動作時にスピーカ52から発生させる音声内容に対応した音声合成信号を生成するもので、制御部2の出力ポートO2、O3からの制御信号があると、音声合成回路部50とパワーアンプ部51の内蔵電源レギュレータが動作を開始し、音声合成回路部50は予め登録設定されている音声内容に対応した音声合成信号をパワーアンプ部51へ出力し、パワーアンプ部51は音声合成信号を増幅してその増幅出力でスピーカ52を駆動し、スピーカ52から所定の内容の音声を繰り返して発生させるようになっている。また制御部2の内蔵タイマの働きにより一定時間経過時に制御信号の入力が無くなるとパワーアンプ部51及び音声合成回路部50は動作を停止するようになっている。
リレー回路部6は複数のリレー(図示せず)とFETなどのスイッチング素子を用いたドライブ回路(図示せず)とを備え、制御部2の出力ポートO4からの制御信号が入力するとリレーを駆動して対応するリレー接点rをオン又はオフするもので、リレー接点rのオン/オフにより無電圧接点出力が外部へ出力される。
ところで本実施形態における警報装置1は、押釦操作者には警報機が動作したことが光及び音声により確実にわかって安心感を与え、賊には反対に機器動作により恐怖感を与えることができるように次のような条件の下で装置本体の外観形状を定めている。
つまり警報装置1を用いる本発明緊急警報システムが小学校の構内に設置された場合、押釦操作者は子供M1やM6であるため、図3に示すように地面から押釦スイッチ30までの高さは略90cm程度が望ましい。尚図3は説明のために用いるため人物の寸法比率は正確ではない。
一方小学1年生の子供M1の平均身長は略120cm、目線の高さ位置は略110cmであり、他方小学6年生の子供M6の平均身長は略140cm、目線の高さ位置は略130cmで、押釦スイッチ30と立位置までの距離は略37cm、注視安定視野は上下略30度であるので、小学1年生の子供M1では、警報装置1の装置本体に設けられる警報用発光部4の位置は地面からの高さが略90cm〜略130cmにある必要がある。一方小学6年生の子供M6では押釦スイッチ30の高さ位置から略130cm+20cm=略150cmまで範囲で、警報用発光部4が配置される必要がある。従って小学生1年の子供M1から6年生の子供M6が自然に警報用発光部4が目に入るためには、警報用発光部4の高さ位置は略90cm〜略130cmの範囲にある必要がある。
とこで、賊に恐怖感を与えたり、威嚇するためには、警報用発光部4の光が賊の目にも入る必要がある。
つまり図4に示すように例えば小学6年生の子供M6が押釦操作者とすると、賊の目に光が入るためには、当該子供Mの頭H以上の高さに警報用発光部4が配置されている必要があるので、警報用発光部4の高さ位置として略140cm以上必要とする。
従って、全体としてコンパクトな警報装置1を考慮して装置本体上部に露設する警報用発光部4の全高を略20cmとし、押釦スイッチ30の高さ位置を略90cmとした場合、警報用発光部4分の中心位置の高さ位置は略130cmの位置が良い。つまり押釦スイッチ30の位置より略40cm上方に中心位置が存在し、140cmの子供M6の頭部H程度が警報用発光部4の上端部位の位置となる。
上記の場合はシステムの設置場所が小学校の構内を想定したが、大人も子供も押釦操作できるような場所に設置された場合には、押釦スイッチ30の高さ位置が、略100cmと設定されることが想定される。つまり警察仕様の子供緊急通報装置の釦高さ位置が100cmと規定されている関係上、略100cmとされるのである。
一方日本人の大人の平均身長が図5に示すように略160cm、目線高さは略150cmであるため、図4に示すように警報用発光部4を略130cm〜150cmの高さ位置に配置する必要がある。この場合押釦操作した大人M0では略目線位置が150cmであるため、警報用発光部4の光が自然に目に入ることになる。他方押釦操作した者が小学1年生の子供M1の場合には、目線の高さ位置が上述したように110cmであって、注視安定視野が上下略30度であるの、略110cm+20cm=略130cmの高さ位置に警報用発光部4が配置されてた場合には、警報用発光部4の光がぎりぎり目に入ることになる。
次に賊に対しては、押釦操作者が小学1年生の子供M1の場合には、子供M1の頭部H位置より警報用発光部4が上方にはみ出すため十分警報用発光部4の光が目に入ることになる。また押釦操作者が大人M0の場合は、図5の斜線部分から光を見ることができる。
更に大人M0だけが押釦操作するような場所に設置された場合では、押釦スイッチ30の高さ位置は子供M1を配慮しなくても良いので、略130cmと設定されること想定される。この高さは壁スイッチの高さの一般的な高さ位置である。
この場合、図6に示すように警報用発光部4は大人M0の平均身長より以上、つまり略160cm〜180cm高さに配置されることいになり、押釦操作した大人M0は略目線位置が150cm高さであるので、警報用発光部4の光が自然に目に入る。
一方賊に対しては、押釦操作者が大人M0の頭Hよりも上方に位置する警報用発光部4から警報用発光部4の光を見ることになる。
以上の条件を満足させるために、警報用発光部4の全高を略20cm、その位置よりも下方略30cmの位置に押釦スイッチ30の押釦を配置できる高さ寸法(50cm)さえあれば、上記の各場所での設置に対応できる警報装置1を提供することができる。従ってコンパクト化と寸法的な余裕とを鑑みて、本実施形態の警報装置1の高さ寸法は略60cmとしてある。
さて本実施形態の緊急警報システムは図1に示すように2台の警報装置1A,1Bを用いたシステムであって、一方の警報装置1Aを設置したエリアに対応した撮影方向が設定できるドーム状の撮影装置9Aと、他方の警報装置1にエリアに対応した撮影方向が設定できるドーム状の撮影装置9Bと、両警報装置1の何れのエリアにも撮影方向を対応させるができるドーム状の撮影装置9Cと、各設置エリアに設けた威嚇用照明装置10A.10Bと、撮影装置9A〜9Cから出力されるコンポジットの映像信号を、カメラ駆動ユニット11を介して取り込んで録画する画像記録装置12と、各警報装置1の押釦スイッチ無電圧接点出力を入力し、それぞれの無電圧接点出力に応じてリレー制御盤14A又は14Bを動作させる個別警報出力を発生させ、リレー制御盤14A又は14Bから撮影装置9A,9C又は9B,9CとHIDランプを使用している威嚇用照明装置10A又は10Bへ制御信号として接点出力を出力させる機能と、同時に代表警報出力を画像記録装置12の制御信号として出力する防犯受信機13と、上記リレー制御盤14A,14Bとで構成される。防犯受信機13は防犯センサからの無電圧接点出力を取り込む既存の防犯受信機からなる。
ここで、撮影装置9A〜9Cは外部からの制御信号を取り込む複数の信号入力端が設けられ、それぞれの信号入力端に対応して制御信号が入力した場合に、内蔵する撮影カメラの撮影方向(パン及びチルト方向)と画角を予めプリセット装置15により設定できる既存の所謂ドームカメラから構成され、動作用直流電源はカメラ駆動ユニット11からケーブル16を介して、また映像信号はケーブル16の直流電源電圧に重畳する形で画像記録装置12へ送るようになっている。
撮影装置9Aは通常時には警報装置1Aの設置エリアを含めた広い範囲が撮影できるように画角を設定し、リレー制御盤14Aからの接点出力がオンとなると、警報装置1Aの設置エリアを大きく撮影できるように望遠方向にズーミングして画角を狭くするとともに、撮影方向を設定するようなっている。また撮影装置9Bは撮影装置9Aと同様に通常時には警報装置1Bの設置エリアを含めた広い範囲が撮影できるように画角を設定し、リレー制御盤14Bからの接点出力がオンとなると、警報装置1Bの設置エリアを大きく撮影できるように望遠方向にズーミングして画角を狭くするとともに、撮影方向を設定するようなっている。
一方共用の撮影装置9Cは通常時には警報装置1A、1Bの設置エリアを含めた広い範囲或いは特定の範囲が撮影できるように画角を設定し、リレー制御盤14Aからの接点出力がオンとなると、警報装置1Aの設置エリアを大きく撮影できるように望遠方向にズーミングして画角を狭くするとともに、撮影方向を設定し、リレー制御盤14Bからの接点出力がオンとなると、警報装置1Bの設置エリアを大きく撮影できるように望遠方向にズーミングして画角を狭くするとともに、撮影方向を設定するようなっている。
そして通常時には何れの撮影装置9A〜9Cからの映像信号が画像記録装置12へカメラ駆動ユニット11を介して送られ、画像記録装置12はそれぞれの映像信号に基づいて撮影装置9A〜9C毎に例えば1週間、一ヶ月というような長い期間に亘り連続的に且つエンドレスに録画するようなっている。一方代表警報出力が防犯受信機13から入力すると、画像記録装置12はリレー制御盤14A又は14Bからの接点出力がオンとなった撮影装置9A又は9Bの映像信号の録画画像上に代表警報出力が入力された時刻などを書き込む処理を行うようになっている。
而して警報装置1A又は1Bの押釦スイッチ30が押し操作されると、押釦部3では押釦スイッチ30、ダイオードD1を通じて制御部1の入力ポートI1を”L”レベルとする。制御部2は入力ポートI1が”L”レベルとなると、押釦スイッチ30が押し操作されたと判断し、出力ポートO1を”L”レベルとする。これにより警報用発光部4はドライバ回路(図示せず)がオン動作して発光ダイオード群に発光電流を流れ、点灯(点滅)を開始する。同時に出力ポートO2から音声発生部5の音声合成回路部50へ制御信号を、また出力ポートO3からパワーアンプ部51に制御信号を出力し、それぞれを起動させる。
音声合成回路部50は起動すると予め設定されている音声内容に対応した音声合成信号をパワーアンプ部51へ出力する。パワーアンプ部51は内蔵電源レギュレータが起動すると、音声合成信号を増幅し、その増幅出力でスピーカ42から、押釦操作者には安心感を与え、賊には恐怖感を与えたり威嚇する内容の音声を発生させる。
また制御部1は出力ポートO4よりリレー回路部6に制御信号を出力し、リレー回路部6はスイッチング素子(図示せず)をオンさせてリレー(図示せず)を駆動させ、リレー接点rをオンする。このリレー接点rの一つを接続している防犯受信機13は警報装置1A又は1Bのリレー接点rのオンに応じてリレー制御盤14A又は14Bに個別警報出力を出力するとともに、代表警報出力を画像記憶装置12へ出力する。
リレー制御盤14A又は14Bは内蔵するリレーを駆動してそのリレー接点出力をオンする。このリレー接点出力は撮影装置9A又は9Bと撮影装置9C及び対応する威嚇用照明装置10A又は10Bに送られる。これにより撮影装置9A又は9Bと撮影装置9Cはリレー接点出力に対応して予めプリセットされている撮影方向及び画角となるように撮影カメラ(図示せず)を制御する。つまり撮影方向を押釦操作があった警報装置1A又は1Bに向け、また押釦操作者及び賊の状況を鮮明に捉えることができる画角となるようにズーミングさせる。また威嚇用照明装置10A又は10Bは警報装置1A又は1Bが設置されているエリアに対して光を照射して賊を威嚇する。勿論この光は夜間の撮影用の照明としても機能する。
一方画像記録装置12は、代表警報出力が入力すると、その時刻を録画している映像に書き込む処理を行い、後で録画した映像を再生した際に押釦操作のあった時刻の確認ができるようにする。また録画によって押釦操作の確認に役立つ上に、事後捜査に効果を発揮する。また悪戯防止にも役立つ。
ここで上述のスピーカ42により発する音声の内容は、本実施形態の如く撮影装置連動のシステムに対応して、初めの数回においては、「カメラで撮影しています」と言う内容とし、その後に「非常釦が押されました」と言う内容に切り替えるようになっている。
更に防犯受信機13に接続されている場合には、上記の内容以外に例えば初めの数回においては、「管理事務所に通報しました」という内容とし、その後に、「非常釦が押されました」という内容に切り替えるようにしても良い。つまり動作初期では押釦操作者や賊に対しての警報装置(及びシステム)が動作したことを音声で報知し、更にある程度時間が経過すると、周りの人への出来事を周知することに重きを置く内容としている。
このようにしてスピーカ52から発せられる音声や、警報用発光部4の点灯(点滅)、威嚇用照明装置により押釦操作者には警報装置1(及びシステム)が動作したという安心感を与え、賊には恐怖感を与えたり、威嚇することになる。
尚設置場所が学校内であって、防犯受信機13が接続されている場合には、初めの数回においては、上述「管理事務所に通報しました」に替えて「職員室に通報しました」という内容とし、その後は、「非常釦が押されました」という内容の音声を発するようにしても良い。以上のような音声の内容は設置場所に応じて音声合成回路部50に予め登録することで対処できるようになっている。
さて押釦操作から一定時間経過すると、制御部2の内蔵タイマ機能により制御部2からの制御信号の出力が無くなり、音声合成回路部50及びパワーアンプ部51の動作は自動的に停止する。またリレー回路部6のリレー接点rも上記内蔵タイマ機能により上記の一定時間経過時にオフし、防犯受信機13からの個別警報出力及び代表警報出力を停止させるようなっている。この停止により撮影装置9A又は9Bと撮影装置9Cは元の状態に戻り、画像記録装置12は通常の録画動作に戻ることになる。ここで各撮影装置9A〜9Cの撮影カメラは、通常状態においては全てのエリアをカバーするためにそれぞれが一定の向きに撮影方向が設定されているため、賊が逃走しようとしている姿が録画されることが期待できる。
(実施形態2)
実施形態1の緊急警報システムは、各警報装置1A,1Bの個別動作に対応したものであったが、本実施形態の緊急警報システムは図7に示すように複数の警報装置1A…1Nを設置し、何れかの警報装置で押釦操作があると、他の警報装置も連動動作させるものであり、各警報装置1A…1Nの連動端子部Tを信号線8を介して並列に接続してある。また各警報装置1A…1Nのリレー回路部6の各リレー接点rを、それぞれの設置エリアに対応して設けてある撮影装置9A…9N及び威嚇用照明装置10A…10N及び表示灯17A…17Nのオン/オフ信号としてそれぞれに接続してある。
画像記録装置12は各撮影装置9A…9Nからの映像信号をケーブル16を介して受け取って実施形態1と同様に常時録画動作を行っているもので、押釦操作時の動作のトリガとなる信号は設置場所に最も近い場所にある警報装置、例えば1Aのリレー接点rのオン信号を用いる。つまりこのリレー接点rのオン信号が実施形態1での代表警報出力に相当する。尚各撮影装置9A…9Nはそれぞれに対応して設けた電源装置(図示せず)から電源供給を受けるようになっている。
而して本実施形態では、何れかの警報装置、例えば1Aの押釦スイッチ30が押し操作されると、信号線8を介して残りの警報装置1B…1Nの押釦スイッチ30とダイオードD1の直列回路が短絡された状態となり、そのためそれぞれの制御部2の入力ポートI1は”L”レベルとなる。
従って各警報装置1A…1Nの制御部2はそれぞれの音声発生部5及びリレー回路部6、警報用発光部4を動作させる。本実施形態ではリレー回路部6のリレー接点rに直接撮影装置1A…1N、威嚇用照明装置10A…10N及び表示灯17A…17Nが接続されているので、それぞれはリレー接点rがオンになると動作を開始する。撮影装置1A…1Nは撮影カメラの撮影方向を対応する警報装置1A…1Nを設置エリアに向け、画角を望遠側となるようにズーミングさせ、押釦通報者や賊を拡大撮影する。一方画像記憶装置12は、警報装置1Aのリレー接点rのオン信号を受け、押釦操作があった時刻を実施形態1の場合と同様に録画映像に記録する。また警報装置1A…1Nでの音声発生部5、警報用発光部4の動作は実施形態1と同じように動作する。ここで本実施形態の場合、音声発生部5のスピーカ52から発せられる音声の内容は、初めの数回においては、「他警報装置も動作を開始しました」と言う内容の音声を発し、その後に、「非常釦が押されました」と言う内容の音声を発するようになっている。
従って威嚇用照明装置10A…10Nの点灯や表示灯17A…17Nの点灯とあわさって、押釦操作者には安心感を与え、また賊には恐怖感を与えるとともに威嚇することになる。尚表示灯17A…17Nは、警報装置1A…1Nとは別の位置で且つ高所に設置されているため、遠方への通知を可能としている、
一方警報装置1A…1Nでの音声発生部5、警報用発光部4の動作は実施形態1と同じように動作する。
さて押釦操作後、一定時間経過すると、制御部2の内蔵タイマ機能の働きによりリレー回路部6のリレー接点rがオフし、音声発生部5、警報用発光部4、威嚇用照明装置10A…10N、表示灯17A…17Nは動作を停止し、撮影装置1A…1Nは通常状態に撮影カメラの撮影方向及び画角を戻し、画像記録装置12は通常の録画状態に戻ることになる。
ここで各撮影装置1A…1Nの撮影カメラの撮影方向及び画角は、通常状態では例えば、エリア全体を俯瞰できるように設定されるため、賊の逃走状態を画像記録装置12で録画することが期待できることになる。
尚上記実施形態1,2では他の機器と警報装置1とを組み合わせてシステム化しているが、警報装置1を単体で使用することもでき、この場合音声発生部5から発する音声の内容は、初めの数回において「動作開始しました」という内容とし、その後に「非常釦が押されました」という内容に切り替えるようにして良い。
上記警報装置1の音声発生部5からは上述のような内容を持った音声に加えて警報音を発するようにしても勿論良い。
実施形態1のシステム構成図である。 同上に用いる警報装置の構成図である。 同上に用いる警報装置の装置本体に寸法決定の説明図である。 同上に用いる警報装置の装置本体に寸法決定の説明図である。 同上に用いる警報装置の装置本体に寸法決定の説明図である。 同上に用いる警報装置の装置本体に寸法決定の説明図である。 実施形態2のシステム構成図である。
符号の説明
1A,1B 警報装置
4 警報用発光部
9A〜9C 撮影装置
10A,10B 威嚇用照明装置
11 カメラ駆動ユニット
12 画像記録装置
13 防犯受信機
14A,14B リレー制御盤
15 プリセット
16 ケーブル
30 押釦スイッチ
52 スピーカ

Claims (4)

  1. 警報用発光手段、音声発生手段、音声記憶手段、押釦スイッチ、信号出力手段を備えるとともに、前記押釦スイッチの押操作が検知されると、前記警報用発光手段を点灯若しくは点滅させ、音声発生手段から音声記憶手段で予め記憶させている内容の音声を発生させ、前記信号出力手段から外部へ信号を出力させる制御手段を備えた警報装置と、
    該警報装置の前記信号出力手段からの信号によって動作する外部機器とを備え、
    前記外部機器として、2台の前記警報装置で共用される1台の撮影装置を備え、
    当該撮影装置は、前記信号出力手段からの信号が入力されていない通常時は、2台の前記警報装置の設置場所近辺のエリアを含む範囲を撮影できるよう撮影方向及び画角を設定するとともに、前記信号出力手段からの信号が入力されると、2台の警報装置のうち信号を出力した警報装置の近辺を拡大撮影できるよう撮影方向及び画角を設定することを特徴とする緊急警報システム。
  2. 前記外部機器として、前記撮影装置で撮影される映像を録画する画像記憶装置を備え、この画像記憶装置は警報装置からの信号を受け取ると、その時刻を録画映像に記録する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の緊急警報システム
  3. 前記警報装置には前記押釦スイッチに並列的に接続される連動端子部を設けて他の警報装置の連動端子部同士を信号線により並列接続可能とし、前記制御手段は前記押釦スイッチの両端間が閉じられたときに前記押操作を検知する機能を備えていることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の緊急警報システム。
  4. 前記警報装置は前記発光手段を装置本体の上部に露設し、装置本体の前面に露設される押釦スイッチの押釦の位置と、前記発光手段の中心位置との間の距離を略40cmとするとともに、装置本体の高さ寸法を略50cm〜略60cmとしていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の緊急警報システム。
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